JP2016120716A - 画像形成プログラム、画像形成システム及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成プログラム、画像形成システム及び画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体に画像を形成する画像形成部が予め設けられた画像形成装置に対し、他の画像形成部を容易に組み込むことを可能にする画像形成プログラム、画像形成システム及び画像形成方法を提供することを目的とする。【解決手段】画像形成指示に応じて記録媒体を搬送して画像を形成する第1画像形成装置に対し、画像の形成を要しない画像形成指示を送信することにより、第1画像形成装置に記録媒体を搬送させる搬送ステップと、画像形成指示に応じて第1画像形成装置が搬送した記録媒体に画像を形成する第2画像形成装置に対し、画像形成指示を送信する画像形成ステップと、をコンピュータに実行させる。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成プログラム、画像形成システム及び画像形成方法に関する。
従来、LD(レーザダイオード)やLEDアレイなどを用いてトナー印字する第1書込部と、サーマルヘッドを用いて熱発色及び消色を行う第2書込部を有する画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、第1記録媒体として普通紙、第2記録媒体として可逆性感熱媒体を用い、モード切り替えによって第1書込部又は第2書込部のいずれが記録媒体に書き込むかを切替える。
例えば、特許文献1には、電子写真法を用いて記録シート上に画像記録を行う電子写真プリンタと、加熱により発色と消色とを繰り返す可逆性感熱記録シート上に画像記録と消去を行うリライタブルプリンタとが一体となった多目的プリント装置が開示されている。
しかしながら、記録媒体に画像を形成する画像形成部が予め設けられた画像形成装置に対し、他の画像形成部を容易に組み込むことができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、記録媒体に画像を形成する画像形成部が予め設けられた画像形成装置に対し、他の画像形成部を容易に組み込むことを可能にする画像形成プログラム、画像形成システム及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像形成指示に応じて記録媒体を搬送して画像を形成する第1画像形成装置に対し、画像の形成を要しない画像形成指示を送信することにより、前記第1画像形成装置に記録媒体を搬送させる搬送ステップと、画像形成指示に応じて前記第1画像形成装置が搬送した記録媒体に画像を形成する第2画像形成装置に対し、画像形成指示を送信する画像形成ステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、記録媒体に画像を形成する画像形成部が予め設けられた画像形成装置に対し、他の画像形成部を容易に組み込むことを可能にすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成システムの構成例を示す図である。 図2は、サーマル印字ユニットの構成例を示す図である。 図3は、画像形成システムの構成の概要を示すブロック図である。 図4は、UI画面例を示す図である。 図5は、サーマル印刷を行う動作概要を示すシーケンス図である。 図6は、画像形成システムの動作例を示すシーケンス図である。 図7は、画像形成装置内でジャムが発生した場合の画像形成システムの動作を示すシーケンス図である。 図8は、サーマル印字ユニット内でジャムが発生した場合の画像形成システムの動作を示すシーケンス図である。 図9は、連結部でジャムが発生した場合の画像形成システムの動作を示すシーケンス図である。 図10は、連結部にジャムが発生した場合にアプリケーションが表示させる画面例を示す図である。 図11は、画像形成システムにおけるジャム処理時の処理を示すフローチャートである。 図12は、画像形成システムがTWAIN方式のスキャナ機能を用いてコピーを行う場合の構成の概要を示すブロック図である。 図13は、画像形成システムがTWAIN方式のスキャナ機能を用いる場合の動作概要を示すシーケンス図である。 図14は、画像形成システムがスキャナのフォルダー送信機能を用いてコピーを行う場合の構成の概要を示すブロック図である。 図15は、画像形成システムがスキャナのフォルダー送信機能を用いてコピーを行う場合の動作概要を示すシーケンス図である。 図16は、画像形成システムの第1変形例の構成例を示す図である。 図17は、画像形成システムの第1変形例の構成例の概要を示すブロック図である。 図18は、画像形成システムの第2変形例の構成の概要を示すブロック図である。 図19は、画像形成装置の画像形成状況を表示するステータス画面例を示す図である。 図20は、画像形成システムの第2変形例がサーマル印刷を行う動作概要を例示するシーケンス図である。
以下に添付図面を参照して、画像形成システムの実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる画像形成システム10の構成例を示す図である。図1に示すように画像形成システム10は、画像形成装置20、サーマル印字ユニット(画像形成部)30、及びPC(Personal Computer:情報処理装置)100を有する。
PC100は、通信系統112を介して画像形成装置20に接続され、通信系統110を介してサーマル印字ユニット30に接続されており、画像形成装置20及びサーマル印字ユニット30を個別に制御する。また、サーマル印字ユニット30は、画像形成装置20とは直接通信を行わない。
図1に示すように、画像形成装置20は、例えば電子写真式のMFP(Multifunction Peripheral)であり、上部に読み取りユニット21が設けれ、下部に給紙ユニット200が配置されている。給紙ユニット200は、複数種類の用紙(記録媒体)を収容可能にされており、例えば複数の普通紙(第1記録媒体)と、複数の可逆性感熱記録媒体(第2記録媒体)とをそれぞれ収容する。
搬送部202は、給紙ユニット200が収容している記録媒体をそれぞれ感光体ドラム204へ向けて搬送する。また、搬送部202は、後述する排紙ローラ212まで記録媒体を搬送する搬送路を形成する。
感光体ドラム204は、書込ユニット205によって書き込まれる静電潜像を担持する。現像ユニット206は、感光体ドラム204が担持する静電潜像をトナーによって顕像化する。転写ユニット208は、現像ユニット206が顕像化したトナー像を搬送部202が搬送する普通紙に転写する。定着ユニット210は、転写ユニット208が普通紙に転写したトナー像を定着させる。排紙ローラ212は、定着ユニット210がトナー像を定着させた普通紙を排紙部250へ排出する。
排紙部250は、例えば下部、背面部、及び上部の三方向が塞がれて画像形成装置20内に形成される空間を含み、排紙ローラ212が排出した普通紙が下部に積載されるようになっている。
また、搬送部202は、可逆性感熱記録媒体を排紙ローラ212に向けて搬送することも可能にされている。
サーマル印字ユニット30は、可逆性感熱記録媒体に対して消色、及び発色が可能な感熱式の画像形成装置である。サーマル印字ユニット30は、図1に示すように排紙部250の空間内に収容可能にされており、排紙部250に収容された状態でPC100によって制御される。そして、サーマル印字ユニット30は、排紙ローラ212から排出された可逆性感熱記録媒体に画像を形成して、排紙部250の下部に積載する。
図2は、サーマル印字ユニット30の構成例を示す図である。サーマル印字ユニット30は、給紙口300から給紙される可逆性感熱記録媒体に画像を形成する。給紙口300から給紙された可逆性感熱記録媒体は、給紙ローラ302,304によって内部に取り込まれ、プラテンローラ308によって搬送されつつサーマルヘッド306によって消色される。消色された可逆性感熱記録媒体は、プラテンローラ312によって搬送されつつサーマルヘッド310によって印字(発色)され、排紙ローラ314,316によって排紙口317から排紙される。
また、給紙口300の近傍には、可逆性感熱記録媒体が給紙されたことを検出する給紙センサ318が設けられている。また、排紙口317の近傍には、可逆性感熱記録媒体が排紙されることを検出する排紙センサ320が設けられている。また、サーマル印字ユニット30の下部には、サーマル印字ユニット30を構成する各部を制御する電装制御部322が配置されている。
給紙ローラ302,304の搬送方向下流側には、切替爪324が設けられている。切替爪324は、例えば給紙ローラ302,304が内部に取り込んだ記録媒体が可逆性感熱記録媒体である場合には、可逆性感熱記録媒体をサーマルヘッド306とプラテンローラ308との間へ案内し、記録媒体が普通紙である場合には、普通紙を排紙ローラ対326に向けて案内する。排紙ローラ対326は、切替爪324によって案内された普通紙を機外搬送路328に向けて搬送する。つまり、排紙ローラ対326が普通紙を機外搬送路328に向けて搬送することにより、サーマル印字ユニット30が画像形成装置20の排紙部250に収容された状態でも、画像形成装置20は、普通紙を排紙部250に排紙することができる。
よって、サーマル印字ユニット30は、可逆性感熱記録媒体が給紙されたことを給紙センサ318が検出した場合、可逆性感熱記録媒体はサーマルヘッド306によって消色される。その後、電装制御部322が有するメモリ334(後述)によって印字データがサーマルヘッド310へ展開され、印字が行われて、可逆性感熱記録媒体が排出される。電装制御部322は、排紙センサ320がオフとなった信号を受けると、PC100に対してサーマル印字完了を示す信号を送信する。
なお、サーマル印字ユニット30は、消色にサーマルヘッド306を用いており、設定に応じて部分消去ができる構成になっている。この場合、印字データと同様に電装制御部322が有するメモリによって消去データがサーマルヘッド306へ展開される。また、サーマル印字ユニット30は、全面消去しか行わないように構成される場合には、サーマルヘッド306に替えて、ヒートローラなどが設けられてもよい。
次に、画像形成システム10が可逆性感熱記録媒体に画像を形成する場合の動作について説明する。図3は、画像形成システム10の構成の概要を示すブロック図である。以下、図1、2に示した構成と実質的に同一の部分には同一の符号が付してある。
サーマル印字ユニット30の電装制御部322は、印刷データ受信部330、印刷処理部332、メモリ334、ヘッド駆動回路336、モータ制御部338、及びモータ駆動部340を有し、インターフェイス(I/F)309を介して受入れたドキュメント情報に応じて画像を形成する。
具体的には、サーマル印字ユニット30は、印刷データ受信部330がドキュメント情報を受信し、印刷処理部332がメモリ334を用いてドキュメント情報を展開し、ヘッド駆動回路336がサーマルヘッド306及びサーマルヘッド310を駆動して可逆性感熱記録媒体に画像を形成する。ここで、モータ制御部338は、モータ駆動部340を駆動して可逆性感熱記録媒体の搬送などを行う。
PC100は、CPU120、メモリーコントローラ122、DIMM124、インターフェイス(I/F)130,132、及びHDD150を有し、HDD150が記憶している各プログラムを実行する。
HDD150は、印字処理(印刷処理)を開始させる汎用アプリケーション160と、画像形成システム10を制御するアプリケーション170とが、OS180上で動作するようにされている。OS180には、仮想ドライバ182、プリンタドライバ(A)184、及びプリンタドライバ(B)186が組み込まれている。
アプリケーション170は、PC100のシステム上に常駐し、プリンタとして登録されている専用の仮想ドライバ182とやり取りを行う。そのためサーマル印字時に、ユーザが意識してアプリケーション170を立ち上げる必要はない。
ユーザは、例えばワープロ、表計算などの汎用アプリケーション160から印字処理を選択し、OS180によってドキュメント情報を仮想ドライバ182に渡す。ユーザは、サーマル印字を行う場合、図4に示したUI(ユーザインターフェイス)画面において、プリンタ1として仮想ドライバ182を選択し、OKを押下する。
仮想ドライバ182は、汎用アプリケーション160から印字の指示を受入れると、アプリケーション170にドキュメント情報を渡す。アプリケーション170は、ドキュメント情報から用紙サイズを読取り、白画像となる新たなドキュメント情報(白画像データ)を作成し、プリンタドライバ184、アプリケーション170、メモリーコントローラ122、及びI/F130等を介して白画像のドキュメント情報を画像形成装置20へ送信する。
また、汎用アプリケーション160からの印字の指示となる元のドキュメント情報(サーマル印字データ)は、プリンタドライバ186、アプリケーション170、メモリーコントローラ122、及びI/F132等を介してサーマル印字ユニット30へ送信される。
このように、画像形成システム10は、ユーザが意識しなくても、PC100上で動作する汎用アプリケーション160からのサーマル画像出力指示が可能になる。
また、画像形成システム10が実行する各プログラムは、ROM等のメモリに予め組み込まれて提供されてもよい。また、画像形成システム10が実行する画像形成プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルにされ、CD−ROM、又はDVD等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に書き込まれたコンピュータ・プログラム・プロダクトとして提供されてもよい。また、画像形成システム10が実行する画像形成プログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータから通信部13を介して提供されてもよい。
次に、プリンタドライバ184から印字データを受けた画像形成装置20の動作について説明する。給紙ユニット200に収容された普通紙及び可逆性感熱記録媒体のいずれかの記録媒体は、フィードローラ及び分離コロのローラ対によってピックアップされ、搬送部202に導かれる。搬送部202は、記録媒体を画像形成装置20の画像形成位置に搬送する。
また、書込制御部203は、エンジン制御部209又は画像処理部213から送られる画像データに応じて書込ユニット205からレーザ光を出射させ、このレーザ光によって感光体ドラム204に静電潜像を形成させる。感光体ドラム204上の静電潜像は現像ユニット206により顕像化され、感光体ドラム204上にトナー像が形成される。画像形成位置まで搬送された記録媒体は、転写ユニット208により感光体ドラム204上のトナー像が転写される。
トナー像が転写された記録媒体は、感光体ドラム204から分離され、定着ユニット210へ搬送されて、トナー像の定着処理が行われる。トナー像が定着された記録媒体は、排紙ローラ212によってサーマル印字ユニット30に搬送される。
次に、画像形成システム10の動作をシーケンス図を用いて説明する。図5は、アプリケーション170が単位ページ毎に処理を行う場合の画像形成システム10がサーマル印刷を行う動作概要を示すシーケンス図である。
アプリケーション170は、ユーザがサーマル印字の実行を選択すると、プリンタドライバ186を介して、電装制御部322が印字可能状態であるか否かを確認する(S100)。電装制御部322は、印字可能状態である場合には、プリンタドライバ186を介してその旨をアプリケーション170に返信する(S102)。
アプリケーション170は、記録媒体を特定する情報を含む印字情報及び白画像データ(白データ)を、プリンタドライバ184を介して画像形成装置20に転送する(S104,S106)。画像形成装置20は、転送された白データをメモリへ蓄積し、転送が完了した場合には、プリンタドライバ184を介してその旨をアプリケーション170へ返信する(S108,S110)。
アプリケーション170は、プリンタドライバ186を介して、サーマル印字データ(ドキュメント情報)を電装制御部322へ送信する(S112)。アプリケーション170は、画像形成装置20が可逆性感熱記録媒体を搬送中に、電装制御部322へサーマル印字データを転送する。電装制御部322は、転送されたサーマル印字データをメモリ334へ蓄積し、転送が完了した場合には、プリンタドライバ186を介してその旨をアプリケーション170へ返信する(S114)。
画像形成装置20は、給紙ユニット200が収容する可逆性感熱記録媒体を白紙のままとする印字処理を行って、排紙ローラ212まで搬送する。画像形成装置20は、可逆性感熱記録媒体を白紙のままとする印字処理が完了すると、プリンタドライバ184を介してその旨(印字完了通知)をアプリケーション170へ通知する(S116)。また、画像形成装置20から排出された白紙は、連結されているサーマル印字ユニット30の給紙センサ318をオンにする(S118)。
電装制御部322は、給紙センサ318がオンとなったことをトリガとして、サーマルヘッド306に対して消色指示を出す(S120)。電装制御部322は、サーマルヘッド306の消色動作が開始された後、消色出口センサ309の動作をトリガにして(S122)、サーマルヘッド310に対して、メモリ転送によってサーマル印字データを送信するとともに、発色指示を送信する(S124)。
サーマルヘッド306は、消色動作が完了すると、次の可逆性感熱記録媒体に対する消色動作の準備が完了した旨を電装制御部322に対して送信する(S126)。電装制御部322は、サーマルヘッド310の印字動作が終了した後、排紙センサ320のオフによって印字完了を検知する(S128)。また、サーマルヘッド310は、発色動作が完了すると、次の可逆性感熱記録媒体に対する発色動作の準備が完了した旨を電装制御部322に対して送信する(S130)。
電装制御部322は、サーマル印字が完了した旨を、プリンタドライバ186を介してアプリケーション170へ通知する(S132)。アプリケーション170は、単位ページのサーマル印字が完了したことをトリガとして、次のサーマル印字を開始する。
このように、画像形成システム10は、画像形成指示に応じて記録媒体を搬送して画像を形成する画像形成装置20に対し、画像の形成を要しない画像形成指示(白画像データ)を送信することにより、画像形成装置20に記録媒体を搬送させ、画像形成指示に応じて画像形成装置20が搬送した記録媒体に画像を形成するサーマル印字ユニット30に対し、画像形成指示を送信するので、画像形成装置20に対し、サーマル印字ユニット30を容易に組み込むことができる。
図6は、複数ページサーマル印字を効率的に行う場合の画像形成システム10の動作例を示すシーケンス図である。以下、図5に示した処理と実質的に同一の処理には、同一の符号が付してある。
アプリケーション170は、画像形成装置20からの印字完了通知をトリガとして、次ページの印字データを画像形成装置20に対して転送する。アプリケーション170は、プリンタドライバ184を介して画像形成装置20への白データの転送が完了すると、プリンタドライバ186を介してサーマル印字データを電装制御部322へ転送する。
このとき、サーマル印字ユニット30は、まだ1ページ目を印字中である。よって、印字データが競合しないように、内部メモリには複数ページ分の容量を必要とする。また、サーマル印字ユニット30は、画像形成装置20からの2ページ目の排紙を受けて2ページ目のデータを展開し、消色、印字の処理を行う。3ページ以降も同様に、サーマル印字ユニット30は、サーマル印字処理中に次ページの記録媒体を画像形成装置20が搬送する処理を行うことにより、生産性がアップする。
また、画像形成装置20とサーマル印字ユニット30とは、互いに直接通信は行わず、非同期に動作する。画像形成装置20とサーマル印字ユニット30の生産性の違いについては、PC100がデータの転送タイミングを変えることによって調整される。
次に、記録媒体のジャムが発生した場合の画像形成システム10の動作について説明する。図7は、画像形成装置20内でジャムが発生した場合の画像形成システム10の動作を示すシーケンス図である。画像形成装置20は、内部で記録媒体のジャムを検出(S200)すると、ユーザによるジャム解除を検出(S202)した後に、印字を再開する(S204)。
より詳細には、アプリケーション170上でユーザがサーマル印字を選択すると、プリンタドライバ184を介して画像形成装置20に記録媒体の選択を示す情報、印字情報及び白画像データが転送される。画像形成装置20は、可逆性感熱記録媒体を収容している給紙ユニット200の給紙トレイから排紙ローラ212へ向けて可逆性感熱記録媒体を搬送する。
可逆性感熱記録媒体を搬送する過程で画像形成装置20内にジャムが発生(S200)した場合、プリンタドライバ184を介してアプリケーション170にジャムの発生が通知される(ジャム発生通知:S201)。このとき、画像形成装置20は、操作パネルなどの表示部にジャムであることを表示させてもよい。
アプリケーション170は、ジャム発生通知を受け取っている間はプリンタドライバ184及びプリンタドライバ186への印字ジョブを発行することはできない。ユーザは、規定の手順に従って、ジャム処理を行う。ユーザによるジャム解除後、画像形成装置20は、プリンタドライバ184を介してジャムが解除されたことをアプリケーション170に通知する(ジャム解除通知:S203)。画像形成装置20は、リカバリ印字を開始する。なお、画像形成装置20のジャム処理の間、サーマル印字ユニット30は印字データを保持し続けるため、アプリケーション170からサーマル印字ユニット30への再送は不要である。
図8は、サーマル印字ユニット30内でジャムが発生した場合の画像形成システム10の動作を示すシーケンス図である。アプリケーション170上でユーザがサーマル印字を選択すると、プリンタドライバ184を介して画像形成装置20に記録媒体の選択を示す情報、印字情報及び白画像データが転送される。画像形成装置20は、可逆性感熱記録媒体を収容している給紙ユニット200の給紙トレイから排紙ローラ212へ向けて可逆性感熱記録媒体を搬送する。
電装制御部322は、給紙センサ318がオンするタイミングで、サーマルヘッド306に記録媒体の消色指示を出す。電装制御部322は、ほぼ同タイミングでサーマルヘッド310に対してメモリ転送を行い、発色動作を行う。その過程で、サーマル印字ユニット30内にジャムの発生を検出(S300)した場合、サーマルヘッド310に対して中断指示を出し(S302)、プリンタドライバ186を介してアプリケーション170にジャムの発生が通知される(ジャム発生通知:S304)。
ユーザは規定の手順に従って、ジャム処理を行う。サーマル印字ユニット30は、ユーザによるジャム解除を検出(S306)した後、プリンタドライバ186を介してジャムが解除されたことをアプリケーション170に通知する(ジャム解除通知:S308)。
アプリケーション170は、リカバリ処理として、プリンタドライバ184を介して画像形成装置20に印字情報及び白画像データを再送する。サーマル印字ユニット30は、給紙センサ318の動作をトリガにして、サーマルヘッド306に消色指示を行い、ジャム前に蓄積されていたデータをサーマルヘッド310に送り、印字を行う。
なお、サーマル印字ユニット30内でジャムが発生した場合、アプリケーション170を経由したプリンタドライバ184及びプリンタドライバ186からの印字ジョブの発行はできないが、アプリケーション170を経由しないプリンタドライバ184を用いての画像形成装置20へのジョブ送信は可能である。
また、電装制御部322は、切替爪324によって、搬送路が機外搬送路328へ切り替えられていれば、記録媒体を機外搬送路328を介して排紙することが可能である。切替爪324の切り替えが不能な場合は、別の排紙口を使用するようにアプリケーション170が表示させてもよい。
図9は、画像形成装置20とサーマル印字ユニット30の連結部でジャムが発生した場合の画像形成システム10の動作を示すシーケンス図である。図10は、連結部にジャムが発生した場合にアプリケーション170が表示させる画面例を示す図である。アプリケーション170上でユーザがサーマル印字を選択すると、プリンタドライバ184を介して画像形成装置20に記録媒体の選択を示す情報、印字情報及び白画像データが転送される。画像形成装置20は、可逆性感熱記録媒体を収容している給紙ユニット200の給紙トレイから排紙ローラ212へ向けて可逆性感熱記録媒体を搬送する。
その間、サーマル印字のデータの転送は、プリンタドライバ186を介して行われる。サーマル印字ユニット30は、排紙センサ320がオンからオフになった後に印字完了と判断し、アプリケーション170に印字完了を通知する。アプリケーション170は、プリンタドライバ186を介して、サーマル印字ユニット30に画像形成装置20での印字が完了したことを通知する(S400)。
サーマル印字ユニット30は、画像形成装置20の印字完了から一定時間経過後に、給紙センサ318がオンしない場合には、タイムアウトと判断(S402)し、ジャム発生が発生したことを、プリンタドライバ186を介してアプリケーション170に送信する(S404)。
アプリケーション170は、図10に示したようなジャム発生メッセージを表示させる(S406)。アプリケーション170は、ユーザが連結部のジャムを解除後に、図10に示された表示画面の“OK”ボタンを押下したことを検知すると、印字を再開させる(S408)。
アプリケーション170は、白画像データを再度転送する。給紙センサ318がオンすると、サーマル印字ユニット30はサーマルヘッド306に消色指示を出し、メモリに蓄積されていたデータを再度サーマルヘッド310に送り、印字を行う。なお、連結ジャムが解除され、OKボタンが押されるまで、アプリケーション170はプリンタドライバ184及びプリンタドライバ186に対して、ジョブを発行することはできない。
図11は、画像形成システム10におけるジャム処理時の処理を示すフローチャートである。ユーザがサーマル印字を選択すると、アプリケーション170は、プリンタドライバ184を介して、画像形成装置20に白画像データを転送する(S401)。また、アプリケーション170は、プリンタドライバ186を介してサーマル印字ユニット30に画像データを転送する(S402)。
画像形成装置20は、可逆性感熱記録媒体の搬送を行い(S403)、白画像データを画像形成装置20が印字する(S404)。この間、アプリケーション170は、画像形成装置20にジャムが発生したことを受信したか否かを判断する(S405)。アプリケーション170は、ジャムが発生したことを受信していなければ(S405:No)、画像形成装置20がサーマル印字ユニット30への可逆性感熱記録媒体の搬送を行う(S406)。
画像形成装置20内でジャムが発生したことを画像形成装置20が受信した場合(S405:Yes)、画像形成システム10は、画像形成装置20内のジャム解除をユーザが実施したか否かを判断する(S413)。画像形成システム10は、ジャム解除が実施されたと判断した場合には(S413:Yes)、S403の処理に進む。また、画像形成システム10は、ジャム解除が実施されていないと判断した場合には(S413:No)、処理を継続する。
サーマル印字ユニット30は、タイムアウトで判断する連結ジャムが発生していなければ(S407:No)、サーマル印字出力を行う(S408)。その後、画像形成システム10は、サーマル印字ユニット30内でジャムがなければ(S409:No)、排紙完了(S410)としてジョブを終了する。
アプリケーション170は、サーマル印字ユニット30内でタイムアウトが発生したことを受信した場合(S407:Yes)、連結部のジャムとして、図10に示したようなメッセージを表示させる(S412)。
アプリケーション170は、ユーザがジャム処理を完了させたとして、図10に示された表示画面のOKボタンをユーザが押下したか否かを判断する(S414)。アプリケーション170は、ユーザが押下したと判断した場合(S414:Yes)、S415の処理に進む。また、アプリケーション170は、ユーザが押下していないと判断した場合(S414:No)処理を終了する。
アプリケーション170は、ジャム解除をユーザが実施したか否かを判断する(S415)。アプリケーション170は、ジャム解除が実施されたと判断した場合には(S415:Yes)、S416の処理に進む。また、アプリケーション170は、ジャム解除が実施されていないと判断した場合には(S415:No)、S412の処理に進む。アプリケーション170は、画像形成装置20に対して白画像データを転送させ(S416)、印字を行う。
図12は、画像形成システム10がTWAIN方式のスキャナ機能を用いてコピーを行う場合の構成の概要を示すブロック図である。ユーザが画像形成装置20の操作部によりスキャン機能の実施を選択すると、アプリケーション170は、スキャナとして登録されているスキャナドライバ181、プリンタとして登録されているプリンタドライバ184、及びプリンタドライバ186との間でデータの送受信を行う。
ユーザは、PC100上でアプリケーション170を立ち上げた後、アプリケーション170の画面上でサーマル印字の条件を設定し、画像形成装置20の読取ユニット21に原稿をセットして、アプリケーション170の動作開始ボタンを押す。
アプリケーション170から画像形成装置20の読取制御部211に読み取り開始の指示が送られると、読取ユニット21は原稿の読み取りを開始する。読み取られたデータは、スキャナドライバ181を介して、アプリケーション170に転送され、後のサーマル印字データとして蓄積される。
画像読み取りが完了すると、読み取り終了信号をトリガとしてサーマル出力が開始される。このスキャナ機能によるコピー開始のタイミングは、ユーザが読み取りされた画像を確認した後、アプリケーション170上の実行ボタンを押したときとされてもよい。
次に、プリンタドライバ184を介して画像形成装置20に給紙段等の印刷情報及び白画像データが転送される。画像形成装置20は、白紙のまま排紙部まで用紙を搬送する。アプリケーション170は、画像形成装置20が用紙を搬送している間に、プリンタドライバ186を介して、サーマル印字データを転送する。
画像形成装置20から排出された用紙を、サーマル印字ユニット30の給紙センサ318が検知すると、サーマル印字ユニット30は、消色、印字処理を行う。
図13は、画像形成システム10がTWAIN方式のスキャナ機能を用いる場合の動作概要を示すシーケンス図である。図13に示すように、アプリケーション170は、TWAIN方式のスキャナ機能を用いたコピー動作を開始すると(S500)、スキャナドライバ181を介して画像形成装置20に原稿のスキャナ読み取りを要求する(S502)。
画像形成装置20は、読取データ転送開始(S504)から読取データ転送完了(S506)までの読取処理において、スキャナドライバ181及びアプリケーション170を介してPC100に読取データを蓄積させる。その後、画像形成システム10は、図5に示した動作と同様に印字を行う。
図14は、画像形成システム10がスキャナのフォルダー送信機能を用いてコピーを行う場合の構成の概要を示すブロック図である。この場合、アプリケーション170は、プリンタとして登録されているプリンタドライバ184及びプリンタドライバ186との間でデータの送受信を行う。
また、PC100は、HDD150内に画像形成装置20からの画像データを保存する共有フォルダー172を有する。共有フォルダー172は、アプリケーション170の監視下に置かれている。アプリケーション170の監視下に置かれない共有フォルダー174は、通常の読み取り画像データの蓄積フォルダーとして構成される。
そして、図14に示した画像形成システム10は、画像形成装置20側の宛先指定により、サーマル印字出力する機能(サーマルコピー)とスキャナ機能とを切り替える。
サーマルコピーを行う場合は、画像形成装置20上で、ユーザが読み取りデータの保存先として共有フォルダー172を選択し、画像読み取りを実行する。まず、画像形成装置20は、画像読み取りを開始して、PC100上の共有フォルダー172に画像データを転送する。このとき、アプリケーション170は、共有フォルダー172を監視しており、画像データが追加されると、サーマル印字データとして印字処理を開始する。
次に、プリンタドライバ184を介して、画像形成装置20に給紙段等の印刷情報及び白画像データが転送される。画像形成装置20は、白紙のまま排紙部まで用紙を搬送する。アプリケーション170は、画像形成装置20が用紙を搬送している間に、プリンタドライバ186を介してサーマル印字データをサーマル印字ユニット30へ転送する。
画像形成装置20から排出された用紙を、サーマル印字ユニット30の給紙センサ318が検知すると、サーマル印字ユニット30は、消色、印字処理を行う。
図15は、画像形成システム10がスキャナのフォルダー送信機能を用いてコピーを行う場合の動作概要を示すシーケンス図である。アプリケーション170は、フォルダー送信機能を用いてコピーを行う動作を開始すると、共有フォルダー172の監視を開始する(S540)。画像形成装置20は、スキャナ読み取りを実行すると(S541)、読取データ転送開始(S504)から読取データ転送完了(S506)までの読取処理において、共有フォルダー172に読取データを蓄積させる。
アプリケーション170は、共有フォルダー172に読取データを要求して(S542)、読取データを取得する(S544)。その後、画像形成システム10は、図5に示した動作と同様に印字を行う。
次に、画像形成システム10の第1変形例について説明する。図16は、画像形成システム10の第1変形例(画像形成システム10a)の構成例を示す図である。画像形成システム10aは、画像形成装置20、サーマル印字ユニット30a、及びPC100を有する。
PC100は、通信系統110を介してサーマル印字ユニット30aに接続されている。サーマル印字ユニット30aは、通信系統112aを介して画像形成装置20に接続されている。サーマル印字ユニット30aは、画像形成装置20に対して接続はされているが、画像形成装置20への動作の制御は行わない。サーマル印字ユニット30a及び画像形成装置20に対する動作の制御は、PC100が行う。つまり、画像形成装置20への動作指示は、サーマル印字ユニット30を経由させて、PC100が行う。
なお、通信系統110及び通信系統112aは、I/Fケーブルなどを用いた有線通信系統であってもよいし、無線通信系統であってもよい。また、サーマル印字ユニット30aと画像形成装置20とは、コネクタなどによって直接接続されてもよい。
図17は、画像形成システム10aの構成例の概要を示すブロック図である。サーマル印字ユニット30aは、内部に選択部331を有する。この場合、アプリケーション170は、プリンタとして登録されているプリンタドライバ184及びプリンタドライバ186との間でデータの送受信を行う。
また、PC100は、HDD150内に画像形成装置20からの画像データを保存する共有フォルダー172を有する。共有フォルダー172は、アプリケーション170の監視下に置かれている。アプリケーション170の監視下に置かれない共有フォルダー174は、通常の読み取り画像データの蓄積フォルダーとして構成される。
選択部331は、アプリケーション170から送られたデータをインターフェイス(I/F)309を介して受入れる。選択部331は、受入れたデータがサーマル印字ユニット30aに対するデータであるか、画像形成装置20に対するデータであるかを、データの前につけられた識別子によって選別し、データの送信先をサーマル印字ユニット30a又は画像形成装置20に切り替える。データの送信先が画像形成装置20である場合、選択部331は、インターフェイス(I/F)350を介してデータを画像形成装置20へ送信する。
画像形成装置20上で、ユーザが読み取りデータの保存先として共有フォルダー172を選択し、画像読み取りを実行する。まず、画像形成装置20は、画像読み取りを開始して、PC100上の共有フォルダー172に画像データを転送する。このとき、アプリケーション170は、共有フォルダー172を監視しており、画像データが追加されると、サーマル印字データとして印字処理を開始する。
次に、プリンタドライバ184を介して、画像形成装置20に給紙段等の印刷情報及び白画像データが転送される。画像形成装置20は、白紙のまま排紙部まで用紙を搬送する。アプリケーション170は、画像形成装置20が用紙を搬送している間に、プリンタドライバ186を介してサーマル印字データをサーマル印字ユニット30へ転送する。
画像形成装置20から排出された用紙を、サーマル印字ユニット30の給紙センサ318が検知すると、サーマル印字ユニット30は、消色、印字処理を行う。
図18は、画像形成システム10の第2変形例の構成の概要を示すブロック図である。画像形成システム10の第2変形例は、PC100、画像形成装置20及びサーマル印字ユニット30bがローカルエリアネットワーク(LAN)400を介して相互に接続されている。つまり、画像形成システム10の第2変形例は、複数のユーザが画像形成装置20及びサーマル印字ユニット30bを使用することも可能にされている。
サーマル印字ユニット30bは、ソレノイド制御部360及びソレノイド駆動部362が設けられ電装制御部322bを有する。ソレノイド駆動部362は、ソレノイド制御部360の制御に応じてソレノイド364を駆動する。
アプリケーション170上で、ユーザがサーマル印字を選択すると、プリンタドライバ184を介して画像形成装置20に給紙段等の印刷情報及び白画像データが転送される。ここで、画像形成装置20は、LAN400に接続されているため、他のユーザからの印刷ジョブを受け取っている可能性がある。
一般に、画像形成装置20に転送される印刷ジョブは、スプール中→待機→印刷中とステータスが変化し、他の印刷ジョブを待っている間は待機中となる。ユーザは、自身が転送したドキュメントについて、図19に例示したステータス画面が表示部に表示されることにより、プリンタドライバ184又はOS180のアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を介して、直接画像形成装置20から画像形成状況を知ることができる。
アプリケーション170は、自身の転送したドキュメントのステータスを監視し、状態が印刷中になったと同時に、プリンタドライバ186を介してサーマル印字ユニット30bに切替爪324を動作させるように指示を出す。サーマル印字ユニット30bは、ソレノイド制御部360の制御によりソレノイド364を駆動させ、切替爪324を切り換える。これにより、パスが切り換わってサーマルヘッド310での印字が可能になる。
なお、アプリケーション170からサーマル印字ユニット30bへの印字データの転送タイミングは任意である。複数ユーザからサーマル印字の指示がある場合などに、電装制御部322b内に十分なメモリ容量が設けられていれば、印字データの転送は、白画像データの転送と同時でもよい。また、ステータスが印刷中になった後に、画像形成装置20から排紙されるまでの時間よりも印字データの転送時間が早い場合には、印字データの転送は、切替爪324の動作と同時でもよい。
図20は、画像形成システム10の第2変形例がサーマル印刷を行う動作概要を例示するシーケンス図である。アプリケーション170は、ユーザがサーマル印字の実行を選択すると、プリンタドライバ186を介して、電装制御部322bが印字可能状態であるか否かを確認する(S100)。電装制御部322bは、印字可能状態である場合には、プリンタドライバ186を介してその旨をアプリケーション170に返信する(S102)。
アプリケーション170は、記録媒体を特定する情報を含む印字情報及び白画像データ(白データ)を、プリンタドライバ184を介して画像形成装置20に転送する(S104,S106)。画像形成装置20は、転送された白データをメモリへ蓄積し、転送が完了した場合には、プリンタドライバ184を介してその旨をアプリケーション170へ返信する(S108,S110)。
アプリケーション170は、プリンタドライバ184を介して、画像形成装置20が白データ印刷中であるか否かを確認する(S600)。画像形成装置20は、プリンタドライバ184を介して、印刷中である旨を応答する(S602)。アプリケーション170は、切替爪324を動作させる指示をプリンタドライバ186を介して電装制御部322bへ送信する(S604)。電装制御部322bは、切替爪324を動作させる(S606)。その後、画像形成システム10の第2変形例は、図5に示した動作と実質的に同様に印字を行う。
10,10a 画像形成システム
20 画像形成装置
30,30a,30b サーマル印字ユニット
100 PC
110,112,112a 通信系統
120 CPU
160 汎用アプリケーション
170 アプリケーション
172,174 共有フォルダー
180 OS
181 スキャナドライバ
182 仮想ドライバ
184 プリンタドライバ
186 プリンタドライバ
200 給紙ユニット
202 搬送部
204 感光体ドラム
206 現像ユニット
208 転写ユニット
210 定着ユニット
212 排紙ローラ
250 排紙部
300 給紙口
306,310 サーマルヘッド
318 給紙センサ
320 排紙センサ
324 切替爪
328 機外搬送路
331 選択部
364 ソレノイド
400 LAN
特開2002−225391号公報

Claims (12)

  1. 画像形成指示に応じて記録媒体を搬送して画像を形成する第1画像形成装置に対し、画像の形成を要しない画像形成指示を送信することにより、前記第1画像形成装置に記録媒体を搬送させる搬送ステップと、
    画像形成指示に応じて前記第1画像形成装置が搬送した記録媒体に画像を形成する第2画像形成装置に対し、画像形成指示を送信する画像形成ステップと、
    をコンピュータに実行させるための画像形成プログラム。
  2. 前記画像形成ステップは、
    可逆性感熱記録媒体に対して画像の消去及び形成を行う前記第2画像形成装置に対し、画像の消去及び形成を行う画像形成指示を送信すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成プログラム。
  3. 前記搬送ステップは、
    前記第1画像形成装置が記録媒体に画像を形成することが完了したときに、次の記録媒体の搬送を開始すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成プログラム。
  4. 前記第2画像形成装置が記録媒体に画像を形成することが完了する前に、前記第2画像形成装置から記録媒体が取り除かれた場合、前記搬送ステップを再度コンピュータに実行させること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成プログラム。
  5. 前記搬送ステップの実行後に、前記第2画像形成装置に記録媒体が所定時間内に搬送されたか否かを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて記録媒体が所定時間内に搬送されていないと検出された場合に、当該検出された旨を表示部に表示させる表示ステップと
    をコンピュータに実行させること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成プログラム。
  6. 前記第2画像形成装置に対する画像形成指示に応じて、記録媒体の搬送路を切替えさせる切替ステップをコンピュータに実行させること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成プログラム。
  7. 画像を読取る読取ステップをコンピュータに実行させ、
    画像を読取ったことを画像形成指示として、前記搬送ステップを実行させること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成プログラム。
  8. 画像を読取る読取ステップと、
    読取った画像をコンピュータに記憶させるステップと、
    をコンピュータに実行させ、
    コンピュータに記憶させた画像を形成する画像形成指示を前記画像形成ステップで前記第2画像形成装置に対して送信すること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成プログラム。
  9. 前記切替ステップは、
    前記第2画像形成装置の画像形成状況に応じてコンピュータに実行させること
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成プログラム。
  10. 受信した画像形成指示に応じて、記録媒体を搬送して画像を形成する第1画像形成装置と、
    受信した画像形成指示に応じて、前記第1画像形成装置が搬送した記録媒体に画像を形成する第2画像形成装置と、
    前記第1画像形成装置及び前記第2画像形成装置それぞれに画像形成指示を送信することにより、前記第1画像形成装置及び前記第2画像形成装置それぞれに画像を形成させる情報処理装置と、
    を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記第2画像形成装置に画像を形成させる場合、画像の形成を要しない画像形成指示を前記第1画像形成装置に送信することにより、前記第1画像形成装置に記録媒体を搬送させ、前記第2画像形成装置に画像形成指示を送信すること
    を特徴とする画像形成システム。
  11. 前記第1画像形成装置は、
    受信した画像形成指示に応じて、トナー像を形成する電子写真式画像形成装置であり、
    前記第2画像形成装置は、
    受信した画像形成指示に応じて、可逆性感熱記録媒体に対して画像の消去及び形成を行う感熱式画像形成装置であること
    を特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 画像形成指示に応じて記録媒体を搬送して画像を形成する第1画像形成装置に対し、画像の形成を要しない画像形成指示を送信することにより、前記第1画像形成装置に記録媒体を搬送させる搬送工程と、
    画像形成指示に応じて前記第1画像形成装置が搬送した記録媒体に画像を形成する第2画像形成装置に対し、画像形成指示を送信する画像形成工程と、
    を含む画像形成方法。
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