JP2016119745A - 電力管理システム - Google Patents

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【課題】太陽電池装置の発電電力をより有効に利用することができる電力管理システムを提供する。【解決手段】電力管理システム1は、太陽電池装置2と、蓄電装置3と、制御装置7とを備える。太陽電池装置2は、太陽電池20により発電される直流電力を交流電力に変換して電力系統8に逆潮流させるとともに、電力系統に逆潮流される交流電力の電圧が上限値を超えることを回避すべく出力電力を制限する電力制限制御を実行する。蓄電装置は、太陽電池装置2、及び電力系統8から供給される電力を充電する。制御装置7は、電力制限制御の実行期間内に太陽電池装置2により発電される電力量のうち、廃棄される電力量である廃棄電力量の推定値を演算する。蓄電装置3は、充電完了時の充電可能電力量が廃棄電力量の推定値以上になるように電力系統8からの充電を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、需要家の電力を管理する電力管理システムに関する。
従来、この種の電力管理システムとしては、特許文献1に記載のシステムがある。特許文献1に記載の電力管理システムは、太陽電池装置と、パワーコンディショナとを備えている。パワーコンディショナは、太陽電池装置により生成される直流電力を昇圧するとともに、昇圧された直流電力を交流電力に変換する。パワーコンディショナは、生成された交流電力を需要家の電気機器に供給するとともに、電力系統に逆潮流させる。パワーコンディショナは、電力系統への電力の逆潮流により需要家受電端における交流電力の電圧が上限値(107[V])に近づいた際、パワーコンディショナの出力電圧が所定値以上である場合には、出力電力を抑制する電力抑制運転を行う。
特開2004−88949号公報
ところで、特許文献1に記載の電力管理システムでは、パワーコンディショナが電力抑制運転を行っている期間に太陽電池装置により生成される電力は廃棄されてしまう。そのため、電力の有効利用の観点からすると、改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽電池装置の発電電力をより有効に利用することができる電力管理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、需要家(H1)の電力を管理する電力管理システム(1)は、太陽電池装置(2)と、蓄電装置(3)と、推定部(7)とを備える。太陽電池装置は、太陽電池(20)により発電される直流電力を交流電力に変換して電力系統に逆潮流させるとともに、電力系統に逆潮流される交流電力の電圧が上限値を超えることを回避すべく出力電力を制限する電力制限制御を実行する。蓄電装置は、太陽電池装置、及び電力系統から供給される電力を充電する。推定部は、電力制限制御の実行期間内に太陽電池装置により発電される電力量のうち、廃棄される電力量である廃棄電力量の推定値を演算する。蓄電装置は、充電完了時の充電可能電力量が廃棄電力量の推定値以上になるように電力系統からの充電を行う。
この構成によれば、蓄電装置の充電が完了した際に、蓄電装置の充電可能電力量が廃棄電力量の推定値以上の値に設定されている。すなわち、蓄電装置は、廃棄電力量の推定値以上の電力量を充電可能な状態となっている。これにより、その後に太陽電池装置で発生する廃棄電力量を蓄電装置に充電することができるため、太陽電池装置の発電電力をより有効に利用することができる。
本発明によれば、太陽電池装置の発電電力をより有効に利用することができる。
電力管理システムの第1実施形態についてその概略構成を示すブロック図。 第1実施形態の電力管理システムについて制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャート。 第1実施形態の電力管理システムについて制御装置のメモリに記憶されている情報を示すテーブル。 電力管理システムの第2実施形態について制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャート。 第2実施形態の電力管理システムについて制御装置のメモリに記憶されている情報を示すテーブル。
<第1実施形態>
以下、電力管理システムの第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の電力管理システム1は需要家H1に設置され、需要家H1の電力を統括的に管理するシステムである。電力管理システム1は、太陽電池装置2と、蓄電装置3と、分電盤4と、負荷5と、計測ユニット6と、制御装置7とを備えている。負荷5は、需要家H1の各種電子機器である。
太陽電池装置2は、太陽電池20と、パワーコンディショナ(PCS)21とを有している。
太陽電池20は、単体の太陽電池がモジュール化された構造からなり、日射量に応じた直流電力を生成する。太陽電池20は、生成した直流電力をパワーコンディショナ21に出力する。
パワーコンディショナ21は、図示しない昇圧回路やインバータ回路等を有しており、太陽電池20により生成される直流電力を昇圧するとともに、昇圧された直流電力を交流電力に変換する。パワーコンディショナ21は、変換した交流電力を蓄電装置3や負荷5に分電盤4を介して供給する。また、パワーコンディショナ21は、供給可能な電力のうち、蓄電装置3や負荷5への供給電力を超える余剰分の電力を電力系統8の柱上変圧器80に逆潮流させる、いわゆる売電を行う。その際、パワーコンディショナ21は、柱上変圧器80に逆潮流される交流電力の電圧(系統電圧)が上限値(例えば107[V])を超える場合には、電力系統8への交流電力の逆潮流を遮断する電力抑制制御を実行する。本実施形態では、この電力抑制制御が電力制限制御に該当する。
パワーコンディショナ21は、太陽電池20の発電量Pgを監視しており、当該発電量Pgの情報を図示しないメモリに記憶している。また、パワーコンディショナ21は、電力抑制制御の実行の際、その実行時間Teと、廃棄電力量Pdとを監視している。廃棄電力量Pdは、電力抑制制御の実行期間内に太陽電池20により発電される電力量、換言すれば電力抑制制御の実行により電力系統8に逆潮流されずに廃棄される電力量を示す。パワーコンディショナ21は、電力抑制制御の実行の都度、その実行時間Teと廃棄電力量Pdとをメモリに逐次記憶している。
なお、柱上変圧器80には、需要家H1だけでなく、他の需要家H2も接続されている場合がある。この場合、パワーコンディショナ21は、各需要家H1,H2から柱上変圧器80に逆潮流される総電力の電圧が上限値を超える場合に電力抑制制御を実行することになる。すなわち、柱上変圧器80に接続される需要家の数が増えるほど、電力抑制制御が作動し易くなる。
蓄電装置3は、太陽電池装置2あるいは電力系統8から分電盤4を介して供給される電力を充電する。具体的には、蓄電装置3は、夜間に電力系統8から分電盤4を介して電力を充電する。電力系統8からの充電開始時刻Tsは、予め定められた時刻(例えば23時)に設定されている。また、蓄電装置3は、日中に太陽電池装置2から供給される余剰分の電力を充電する。蓄電装置3は、これらの充電制御に加え、例えば日中に充電された電力を放電することにより、負荷5に電力を供給する放電制御も実行する。
蓄電装置3は、分電盤4内の主継電器の上流側に配置される電流センサ30を有している。電流センサ30は、分電盤4から電力系統8側に流れる電流を検出する。蓄電装置3は、電流センサ30を通じて分電盤4から電力系統8側に流れる電流を検出した場合、すなわち蓄電装置3から電力系統8への電力の逆潮流を検出した場合には、放電を停止する。
また、蓄電装置3は、充電された電力量、及び放電された電力量を計測しており、それらの充放電電力量Pcdの情報を図示しないメモリに記憶している。
計測ユニット6は負荷5の総消費電力量Ptcを計測する。計測ユニット6は、計測された負荷5の消費電力量Ptcの情報を制御装置7に送信する。
制御装置7は、マイクロコンピュータを中心に構成されており、メモリ70等を有している。制御装置7は、パワーコンディショナ21、蓄電装置3、及び計測ユニット6と通信可能に接続されている。制御装置7は、パワーコンディショナ21、蓄電装置3、及び計測ユニット6との通信により、太陽電池装置2の発電量Pgや蓄電装置3の充放電電力量Pcd、負荷5の消費電力量Ptc等の情報を取得する。制御装置7は、需要家H1の電力効率を高めるべく、それらの取得情報に基づいて太陽電池装置2や蓄電装置3の駆動を統括的に制御する。
制御装置7は、いわゆるクラウドコンピューティングにより、ネットワークNWを介して天候予測センタ9に接続されている。天候予測センタ9は、天候情報予測部として、翌日の天気や日中の照度量、気温等を予測し、それらをまとめた天候情報を毎日更新する。制御装置7は、ネットワークNWを介して天候予測センタ9から天候情報を取得することにより、翌日の天気や日中の照度量、気温等の予測値を得ることができる。
次に、図2を参照して、制御装置7により実行される具体的な処理の手順を説明する。制御装置7は、蓄電装置3の充電開始時刻Tsの直前に図2に示される処理を毎日実行する。
図2に示されるように、制御装置7は、まず、ネットワークNWを介して天候予測センタ9から天候情報を取得する(ステップS1)。次に、制御装置7は、取得された天候情報に基づいて翌日の太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeを演算する(ステップS2)。具体的には、制御装置7は、太陽電池装置2の発電量Pgと、照度量Lと、気温Tempとの関係を示す三次元マップを有しており、当該マップに基づいて翌日の照度量及び気温のそれぞれの予測値から太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeを演算する。なお、三次元マップは、予め実験等を通じて作成されている。
次に、制御装置7は、太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeに基づいて翌日の廃棄電力量の推定値Pdeを演算する(ステップS3)。具体的には、制御装置7は、太陽電池装置2の発電量Pg及び廃棄電力量Pdの情報をパワーコンディショナ21から毎日取得するとともに、それらの一日当たりの総量の関係を図3に示されるようにメモリ70に毎日記憶して学習している。制御装置7は、太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeに対して発電量Pgが「Pge−(Pge×α)≦Pg≦Pge+(Pge×α)」を示す日付を本日から近い順に所定日数(例えば10日)だけ選択する。「α」は、例えば5%や10%に設定される。制御装置7は、選択された所定日数の発電量Pgにそれぞれ対応した廃棄電力量Pdの平均値を演算し、当該平均値を廃棄電力量の推定値Pdeとして用いる。このように、本実施形態では、制御装置7が推定部に相当する。
次に、図2に示されるように、制御装置7は、廃棄電力量の推定値Pdeに基づいて蓄電装置3の目標充電量Ctを設定する(ステップS4)。具体的には、制御装置7は、蓄電装置3の満充電量から廃棄電力量の推定値Pdeを減算した値を目標充電量Ctとして設定する。そして、制御装置7は、設定された目標充電量Ctを蓄電装置3に送信する(ステップS5)。
蓄電装置3は、予め設定された充電開始時刻Tsになると、実際の充電量が目標充電量Ctに達するまで電力系統8からの供給電力を充電する。これにより、蓄電装置3の充電が完了した際、蓄電装置3の充電可能電力量、すなわち満充電に達するまでに充電可能な電力は、廃棄電力量の推定値Pdeに設定されることになる。
以上説明した本実施形態の電力管理システム1によれば、以下の(1)〜(5)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)翌日の朝の時点で、蓄電装置3は廃棄電力量の推定値Pdeの分だけ充電可能な状態となっている。そのため、制御装置7は、パワーコンディショナ21から柱上変圧器80に逆潮流される交流電力の電圧が上限値を超える際、太陽電池装置2の発電電力を蓄電装置3に充電させることができる。すなわち、制御装置7は、廃棄電力量Pdを蓄電装置3に充電することができる。これにより、太陽電池装置の発電電力をより有効に利用することができるため、買電容量を減少させることができる。
(2)制御装置7は、天候情報に基づいて翌日の太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeを演算し、当該推定値Pgeに基づいて翌日の廃棄電力量の推定値Pdeを演算することとした。これにより、廃棄電力量の推定値Pdeを容易且つ精度良く演算することができる。
(3)制御装置7は、蓄電装置3の満充電量から廃棄電力量の推定値Pdeを減算した値を目標充電量Ctとして設定することとした。そして、蓄電装置3は、目標充電量Ctに基づいて電力系統からの充電を行うこととした。これにより、充電完了時における蓄電装置3の充電可能電力量を廃棄電力量の推定値Pdeに容易に設定することができる。よって、廃棄電力量を充電可能な環境を蓄電装置3において容易に作ることができる。
(4)制御装置7は、天候予測センタ9から取得した天候情報に基づいて太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeを演算することとした。より詳しくは、制御装置7は、天候情報に含まれる日射量及び気温に基づいて太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeを演算することとした。太陽電池20の発電電力は、日射量ばかりでなく、気温の影響も受けるため、日射量及び気温に基づいて太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeを演算することにより、発電量の推定値Pgeの演算精度を向上させることができる。
(5)柱上変圧器80に新たな需要家H2が接続された場合、需要家H1で電力抑制制御が実行され易くなる。すなわち、需要家H1の廃棄電力量Pdが増加する。この点、本実施形態の制御装置7は、太陽電池装置2の発電量Pg及び廃棄電力量Pdのそれぞれの一日当たりの総量の関係を毎日学習しているため、実際の廃棄電力量Pdが増加した場合には、それに応じて廃棄電力量の推定値Pdeも増加する。これにより、蓄電装置3の充電完了時の充電可能電力量も増加するため、廃棄電力量Pdの増加に柔軟に対応することができる。
<第2実施形態>
次に、電力管理システム1の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態の制御装置7は、図2に示される処理に代えて、図4に示される処理を実行する。なお、図4に示される処理において、図2に示される処理と同一の処理には同一の符号を付すことにより重複する説明を割愛する。
図4に示されるように、制御装置7は、ステップS2の処理で太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeを演算した後、当該推定値Pgeに基づいて電力抑制制御の推定実行時間Teeを演算する(ステップS10)。具体的には、制御装置7は、太陽電池装置2の発電量Pg、電力抑制制御の実行時間Te、廃棄電力量Pdの情報をパワーコンディショナ21から毎日取得するとともに、それらの一日当たりの総量の関係を図5に示されるようにメモリ70に毎日記憶して学習している。制御装置7は、太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeに対して発電量Pgが「Pge−(Pge×β)≦Pg≦Pge+(Pge×β)」を示す日付を本日から近い順に所定日数(例えば10日)だけ選択する。「β」は、例えば5%や10%に設定される。制御装置7は、選択された所定日数の発電量Pgにそれぞれ対応した電力抑制制御の実行時間Teの平均値を演算し、当該平均値を電力抑制制御の推定実行時間Teeとして用いる。
次に、図4に示されるように、制御装置7は、電力抑制制御の推定実行時間Teeに基づいて翌日の廃棄電力量の推定値Pdeを演算する(ステップS11)。具体的には、制御装置7は、図5に示される学習結果に基づいて、電力抑制制御の推定実行時間Teeに対して電力抑制制御の実行時間Teが「Tee−(Tee×γ)≦Te≦Tee+(Tee×γ)」を示す日付を本日から近い順に所定日数(例えば10日)だけ選択する。「γ」は、例えば5%や10%に設定される。制御装置7は、選択された所定日数の電力抑制制御の実行時間Teにそれぞれ対応した廃棄電力量Pdの平均値を演算し、当該平均値を廃棄電力量の推定値Pdeとして用いる。
次に、図4に示されるように、制御装置7は、廃棄電力量の推定値Pdeに基づいて蓄電装置3の充電時間Tcを設定する(ステップS12)。具体的には、制御装置7は、蓄電装置3の満充電量から廃棄電力量の推定値Pdeを減算した値を目標充電量Ctとして設定する。制御装置7は、現在の蓄電装置3の充電量から目標充電量Ctに達するまでに要する時間を充電時間Tcとして演算する。そして、制御装置7は、設定した充電時間Tcを蓄電装置3に送信する(ステップS13)。
蓄電装置3は、制御装置7から送信される充電時間Tcの情報を受信すると、充電開始時刻Tsに充電時間Tcを加算することで充電終了時刻Tfを設定する。蓄電装置3は、予め設定された充電開始時刻Tsになると、充電終了時刻Tfになるまで電力系統8からの供給電力を充電する。これにより、蓄電装置3の充電が完了した際、蓄電装置3の充電可能電力量は、廃棄電力量の推定値Pdeに設定される。
以上説明した本実施形態の電力管理システム1によれば、上記(1)及び(4)に示される作用及び効果に加え、以下の(6)〜(8)に示される作用及び効果を得ることができる。
(6)制御装置7は、天候情報に基づいて翌日の太陽電池装置2の電力抑制制御の推定実行時間Teeを演算し、当該推定実行時間Teeに基づいて翌日の廃棄電力量の推定値Pdeを演算することとした。これにより、廃棄電力量の推定値Pdeを容易且つ精度良く演算することができる。
(7)制御装置7は、廃棄電力量の推定値Pdeに基づいて充電時間Tcを設定することとした。そして、蓄電装置3は、充電時間Tcに基づいて充電を行うこととした。これにより、充電完了時における蓄電装置3の充電可能電力量を廃棄電力量の推定値Pdeに容易に設定することができる。よって、廃棄電力量を充電可能な環境を蓄電装置3において容易に作ることができる。
(8)制御装置7は、太陽電池装置2の発電量Pg、電力抑制制御の実行時間Te、及び廃棄電力量Pdのそれぞれの一日当たりの総量の関係を学習することとした。これにより、柱上変圧器80に新たな需要家が接続されることに起因して実際の廃棄電力量Pdが増加した際に、蓄電装置3の充電完了時の充電可能電力量を増加させることができる。よって、廃棄電力量Pdの増加に柔軟に対応することができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・各実施形態のパワーコンディショナ21は、電力抑制制御に代えて、力率可変制御を実行するものであってもよい。力率可変制御は、柱上変圧器80に逆潮流される交流電力の電圧を上限値以下に抑制すべく、太陽電池装置2の発電量の力率を標準値よりも低下させる制御である。パワーコンディショナ21が力率可変制御を行う場合でも、電力管理システム1が上記各実施形態の構成を採用することにより、上記各実施形態に準じた作用及び効果を得ることができる。なお、パワーコンディショナ21により力率抑制制御が実行される場合、廃棄電力量は、力率の低下に伴う太陽電池装置2の発電量の低下分に相当する電力となる。すなわち、廃棄電力量は、力率可変制御の実行期間内に太陽電池装置2により発電される電力量のうち、廃棄される電力量を示す。要は、パワーコンディショナ21は、柱上変圧器80に逆潮流される交流電力の電圧が上限値を超えることを回避すべく太陽電池装置2の出力電力を制限する電力制限制御を実行するものであればよい。
・各実施形態の制御装置7は、日射量や気温等の天候情報に加え、あるいはそれとは別に、太陽電池装置2の実際の発電量、売電電力量、需要家H1内の消費電力量等に基づいて太陽電池装置2の発電量の推定値Pgeを演算してもよい。これにより、発電量の推定値Pgeの演算精度が向上するため、ひいては廃棄電力量の推定値Pdeの演算精度を向上させることができる。
・各実施形態の制御装置7は、充電完了時における蓄電装置3の充電可能電力量が廃棄電力量の推定値Pdeよりも大きくなるように目標充電量Ctや充電時間Tcを設定してもよい。
・本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置や条件等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
H1:需要家
1:電力管理システム
2:太陽電池装置
3:蓄電装置
7:制御装置(推定部)
8:電力系統
9:天候予測センタ(天候情報予測部)
20:太陽電池

Claims (9)

  1. 需要家(H1)の電力を管理する電力管理システム(1)であって、
    太陽電池(20)により発電される直流電力を交流電力に変換して電力系統(8)に逆潮流させるとともに、前記電力系統に逆潮流される交流電力の電圧が上限値を超えることを回避すべく出力電力を制限する電力制限制御を実行する太陽電池装置(2)と、
    前記太陽電池装置、及び前記電力系統から供給される電力を充電する蓄電装置(3)と、
    前記電力制限制御の実行期間内に前記太陽電池装置により発電される電力量のうち、廃棄される電力量である廃棄電力量の推定値を演算する推定部(7)と、を備え、
    前記蓄電装置は、充電完了時の充電可能電力量が前記廃棄電力量の推定値以上になるように前記電力系統からの充電を行うことを特徴とする電力管理システム。
  2. 前記推定部は、前記太陽電池装置の発電量の推定値を演算し、当該発電量の推定値に基づいて前記廃棄電力量の推定値を演算することを特徴とする請求項1に記載の電力管理システム。
  3. 前記推定部は、前記太陽電池装置の発電量の推定値を演算し、当該発電量の推定値に基づいて前記電力制限制御の推定実行時間を演算するとともに、当該電力制限制御の推定実行時間に基づいて前記廃棄電力量の推定値を演算することを特徴とする請求項1に記載の電力管理システム。
  4. 天候情報を予測する天候情報予測部(9)を更に備え、
    前記推定部は、前記天候情報に基づいて前記太陽電池装置の発電量の推定値を演算することを特徴とする請求項2又は3のいずれか一項に記載の電力管理システム。
  5. 前記天候情報には、日射量及び気温が含まれることを特徴とする請求項4に記載の電力管理システム。
  6. 前記推定部は、前記蓄電装置の満充電量から前記廃棄電力量の推定値を減算した値を目標充電量として設定し、
    前記蓄電装置は、前記目標充電量に基づいて前記電力系統からの充電を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力管理システム。
  7. 前記推定部は、前記廃棄電力量の推定値に基づいて前記蓄電装置の充電時間を設定し、
    前記蓄電装置は、前記充電時間に基づいて前記電力系統からの充電を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力管理システム。
  8. 前記太陽電池装置は、前記電力制限制御として、前記電力系統に逆潮流される交流電力の電圧が前記上限値を超える際に前記電力系統への交流電力の逆潮流を遮断する制御を実行することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電力管理システム。
  9. 前記太陽電池装置は、前記電力制限制御として、前記電力系統に逆潮流される交流電力の電圧が前記上限値を超えることを回避すべく前記太陽電池装置の力率を標準値よりも低下させる制御を実行することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電力管理システム。
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