JP2016117660A - 皮膚彩色用化粧料 - Google Patents

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雅文 濱田
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雅文 濱田
赤石 哲明
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哲明 赤石
佐藤 浩
Hiroshi Sato
浩 佐藤
敬之 早川
Takayuki Hayakawa
敬之 早川
精一 丸山
Seiichi Maruyama
精一 丸山
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【課題】皮膚に任意の絵柄や模様などを簡単に描くことができ、描いた模様等は、描いた直後から発色よく、さらに数日間色が残る皮膚彩色用化粧料を提供する。【解決手段】少なくとも皮膚成分と反応して着色する化合物を0.001〜60質量%と、着色剤を0.01〜10質量%含有し、塗布直後から発色が良く、またその後も塗布した部分が皮膚成分と反応して着色することによって染色されることを特徴とする皮膚彩色用化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚に絵柄や模様などを簡単に描くことができる皮膚彩色用化粧料に関し、より詳しくは、皮膚に描いた絵柄や模様などが数日間消えずに残るボディータトゥーなどに好適な皮膚彩色用化粧料に関する。
従来より、皮膚彩色用化粧料としては、例えば、酸化チタンを配合することで肌や爪に鮮やかな描線や模様を描くことができる化粧料が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、これらの皮膚彩色用化粧料は、その日のうちに落とすことが前提となっており、数日間残るものではない。
皮膚などに数日間模様を残すアート手段等としては、例えば、ヘナを用いたアートがある。このヘナは、インド、ネパ−ルなど西南アジアを中心に原生しているミソハギ科の植物であり、ヘナの葉には、ローソン、フラボノイド、ポリフェノールが含まれている。ヘナの葉の成分は、たんぱく質と結合し発色(黄色〜赤色)することから、かつら用の毛染め、手や足の爪の装飾など天然染料として一部利用されているものである。これを利用した染毛料(例えば、特許文献3参照)なども知られているが、天然染料であり皮膚への刺激などの懸念もある。
一方、ジヒドロキシアセトンを用いることで肌全体を褐色にする日焼け化粧料(例えば、特許文献4参照)や、更にこのジヒドロキシアセトンを用いて眉毛を描くアイブロウ用の化粧料(例えば、特許文献5参照)が知られている。
しかしながら、これらの化粧料は、塗布して数時間後に発色するものであり、塗布直後から発色するものではない。また、肌全体、あるいは眉毛を褐色に染めるだけであり、任意の絵柄や模様を描くものではないのが現状である。
特開平8−157329号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2011−140462号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2003−26552号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2001−316216号公報(特許請求の範囲、実施例等) 特開2006−63020号公報(特許請求の範囲、実施例等)
本発明は、上記従来の技術の現状等に鑑み、皮膚に任意の絵柄や模様を簡単に描くことができ、描いた模様等は、描いた直後から発色よく、さらに数日間色が残る皮膚彩色用化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討等を行った結果、少なくとも皮膚成分と反応して着色する化合物と着色剤とを含有することで、塗布した後も塗布した部分が皮膚成分と反応して着色することによって染色される上記目的の皮膚彩色用化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(4)に存する。
(1) 少なくとも皮膚成分と反応して着色する化合物を0.001〜60質量%と、着色剤を0.01〜10質量%含有し、塗布直後から発色が良く、またその後も塗布した部分が皮膚成分と反応して着色することによって染色されることを特徴とする皮膚彩色用化粧料。
(2) 前記皮膚成分と反応して着色する化合物が、ジヒドロキシアセトン及び/又はエリトルロースであることを特徴とする上記(1)記載の皮膚彩色用化粧料。
(3) さらに被膜形成剤を含むことを特徴とする上記(1)又は(2)記載の皮膚彩色用化粧料。
(4) 少なくとも、液体貯蔵部と塗布体とを備え、毛細管力によって前記液体貯蔵部から前記塗布体へ液体が輸送される塗布具の前記液体貯蔵部に収容されることを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか一つに記載の皮膚彩色用化粧料。
本発明によれば、使用者が皮膚に簡単に模様、絵柄、文字などを描くことができ、描いた模様等は、描いた直後から発色よく、さらに数日間色が残る皮膚彩色用化粧料が提供される。
本発明の皮膚彩色用化粧料を収容してなる塗布具の一例を示す縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
本発明の皮膚彩色用化粧料は、少なくとも皮膚成分と反応して着色する化合物を0.001〜60質量%と、着色剤を0.01〜10質量%含有し、塗布直後から発色が良く、またその後も塗布した部分が皮膚成分と反応して着色することによって染色されることを特徴とするものである。
本発明の皮膚彩色用化粧料に用いる皮膚成分と反応して着色する化合物としては、皮膚成分と反応して着色できる化合物であれば、特に限定されず、皮膚成分、例えば、角質層中の皮膚ケラチンのアミノ酸類とメイラード反応に類似した機構により黄褐色から暗褐色等に着色するジヒドロキシアセトン(1,3−ジヒドロキシ−2−プロパン)、エリトルロース(1,3,4−トリヒドロキシ−2−ブタノン)や、また、メチルグリオキサル、2,3−ジヒドロキシスクシンジアルデヒドおよびそれらの混合物などが挙げられ、これらは、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
好ましくは、入手性、溶解性、安全性、皮膚上での着色性、着色継続性、水洗いしても色落ちしない点、角質層が皮膚のターンオーバーで剥離するまでの期間(1週間程度)で退色する点などから、ジヒドロキシアセトン及び/又はエリトルロースの使用が望ましい。
これらの皮膚成分と反応して着色する化合物の含有量は、化粧料全量に対して、好ましくは、0.001〜60質量%(以下、単に「%」という)、より好ましくは、0.01〜50%、特に好ましくは、0.1〜40%である。
この皮膚成分と反応して着色する化合物の含有量が0.001%未満では、皮膚にほとんど色が残らず、一方、60%を超えると、皮膚への染着色が濃くなりすぎてしまうため、好ましくない。
本発明の皮膚彩色用化粧料に用いる着色剤は、通常化粧料で用いられる色材を含有することができる。
用いることができる色材としては、化粧料に通常用いられる色材であれば特に制限なく、例えば、褐色201号、黒色401号、紫色 201号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、青色403号、青色404号、緑 色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色3号、緑色401号、緑色402号、赤色102号、赤色104−1号、赤色105−1号、赤 色106号、赤色2号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、 赤色228号、赤色230−1号、赤色230−2号、赤色231号、赤色232号、赤色3号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、 赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、黄色201号、黄色202−1号、黄色202−2号、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色4号、黄色401号、黄色402号、黄色403−1号、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、黄色5号等の法定色素、カーボンブラック、コンジョウ、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チタンなどの無機顔料、マイカ、雲母チタン、カルミン被膜雲母チタン、カルミン・紺青被膜雲母チタン、黒酸化鉄被膜雲母チタン、黒酸化鉄・カルミン被膜雲母チタン、黒酸化鉄・紺青被膜雲母チタン、青被膜雲母チタン、ベンガラ被膜雲母、ベンガラ被膜雲母チタン、ベンガラ・カルミン被膜雲母チタン、ベンガラ・黒酸化鉄被膜雲母チタン、ベンガラ・紺青被膜雲母チタン、ベンガラ・黒酸化鉄・紺青被膜雲母チタンなどのパール顔料を挙げることができる。
これらの着色剤は、単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
好ましくは、初期着色性の向上、肌との色馴染みの点から、法定色素が好ましい。
これらの着色剤の含有量は、好適な色模様や色形状、絵柄などを得るために、化粧料全量に対して、好ましくは、0.01〜10%、より好ましくは、0.1〜5%とすることが望ましい。
この着色剤の含有量が、0.01%未満であると、初期着色性に劣り、一方、10%を超えると、余分な着色剤が肌に残ってしまい、好ましくない。
本発明の皮膚彩色用化粧料には、上記成分の他に、塗布後の化粧もち、肌への染着性の点から、被膜形成剤を含有することが好ましい。
用いることができる被膜形成剤としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸あるいはそれらのアルキルエステル又は誘導体、スチレン、酢酸ビニルの中の1種又は2種以上のモノマーから選択されてなる共重合体のエマルジョン樹脂が挙げられる。
具体的には、アクリル酸アルキル共重合体エマルション、アクリル酸エステル−メタクリル酸エステル共重合体エマルション(アクリレーツコポリマー)、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション、酢酸ビニル・アクリル酸アルキル共重合体エマルションなどが挙げられ、市販品では、ヨドゾールGH34F(アクゾノーベル社製)、ビニゾール1076DM(大同化成工業社製)、ダイトゾール5000AD(大東化成工業社製)などが挙げられる。
これらの被膜形成剤の含有量は、塗布後の化粧もちや肌への染着性の点から、化粧料全量に対して、固形分濃度で0.1〜20%が好ましく、より好ましくは、0.5〜10%程度である。
また、本発明の皮膚彩色用化粧料には、残部として水(精製水、蒸留水、イオン交換水、純水など)を含有することができ、更に、乾燥性の調整の目的で水溶性の有機溶剤、その他の任意成分、例えば、pH調整剤、粘性調整剤、浸潤浸透剤、中和剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、保湿剤、香料、酸化防止剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、各種エキス等、その他種々の各成分を含有することができる。
用いることができる有機溶剤としては、例えば、エタノール、フェノキシエタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、1,3−ブチレングリコール、ペンチレングリコールなどのグリコール類、グリセリン、エチルヘキシルグリセリンなどのグリセリン類などが挙げられる。
これらの有機溶剤の含有量は、好適な乾燥性を得るために、化粧料全量に対して、0〜20%、好ましくは、0.1〜20%とすることが望ましい。
本発明の皮膚彩色用化粧料は、好ましくは、塗布体からの塗布性の点から、温度25℃で、ずり速度76.6 1/sにおける粘度は1〜10mPa・sとすることが望ましい。
本発明の皮膚彩色用化粧料は、遊星式攪拌装置、プラネタリーミキサー、ホモミキサーあるいはディスパーなどの混練機を用いて常法により調製することができ、皮膚彩色用の塗布具に充填等して、皮膚に塗布して、任意の絵柄や模様を簡単に描くことができるものとなる。
本発明の皮膚彩色用化粧料に用いることができる塗布具としては、例えば、塗布手段として筆穂(筆ペン)や、ペン芯や、並びに、ゴム、エラストマー、または復元性を有する独立気泡体から構成される塗布手段となる塗布体を具備し、皮膚彩色用化粧料を充填する容器を有する塗布具が挙げられる。
好ましい塗布具としては、少なくとも、液体貯蔵部と塗布体とを備え、毛細管力によって前記液体貯蔵部(容器)から前記塗布体へ液体が輸送される塗布具の前記液体貯蔵部(容器)に本発明の皮膚彩色用化粧料が収容される構成となるものが望ましい。具体的には、例えば、図1に示す、化粧料内蔵型塗布具Aが挙げられる。
この化粧料内蔵型塗布具Aは、図1に示すように、本発明の皮膚彩色用化粧料を収容する軸筒となる液体貯蔵部(容器)10と塗布体20とを備え、本発明の皮膚彩色用化粧料は毛細管力によって前記液体貯蔵部10から前記塗布体20へ液体である本発明の皮膚彩色用化粧料が輸送されて、身体部分の塗布すべき箇所に塗布体により塗布に供されるものである。
この化粧料内蔵型塗布具Aは、液体貯蔵部10内に、本発明の皮膚彩色用化粧料を中綿などの吸蔵体11に含浸されており、液体貯蔵部先端部10aには本発明の皮膚彩色用化粧料を対象物に塗布するための塗布体20を備え、本発明の皮膚彩色用化粧料は化粧料誘導芯21を介して毛細管力によって前記液体貯蔵部10から前記塗布体20へ輸送(供給)される。また、この塗布体20の先端部20aを残して塗布体20の液体貯蔵部10側(基部側)外周を覆うクチプラ(保持部材)12を有し、塗布体20に液体貯蔵部10内の本発明の皮膚彩色用化粧料を供給する構造となっており、その塗布体20およびクチプラ12を覆うために液体貯蔵部先端部10aに着脱自在に構成した天キャップ13aを有するキャップ13を有しているものである。
塗布体20は、その先端部20aが先鋭化されている。また、塗布体20は、繊維を束ねた筆状である。具体的には、塗布体20は複数本の樹脂製繊維束、例えば、繊維の材質がポリブチレンテレフタレート(PBT)製、繊維太さが0.1〜0.14mmを先端部20aが先細になるように揃えて先鋭化して筆ペンとし、後端部を加熱溶着によって一体化しかつフランジ状に拡径したものである。なお、塗布体20は、その他、繊維を固めたものでもよく、ペン芯形状のものであってもよい。なお、液体貯蔵部10内の中央部から先端部10aにかけて化粧料吸蔵体11を収容しており、吸蔵体11は液体貯蔵部10の後端から嵌入された尾栓22によって封止かつ支持されている。
この化粧料内蔵型塗布具Aを用いれば、毛細管力によって前記液体貯蔵部10から化粧料誘導芯21を介して前記塗布体20へ本発明の皮膚彩色用化粧料が輸送される構成となっているので、使用者が眉以外の顔、首、腕、手、胸、背中、腹、足などの身体の描いたい箇所の皮膚に塗布体20で任意の絵柄や模様、文字などを簡単に描くことができものとなる。
このように構成される本発明の皮膚彩色用化粧料では、少なくとも皮膚成分と反応して着色する化合物を0.001〜60質量%と、着色剤を0.01〜10質量%含有し、塗布直後から発色が良く、またその後も塗布した部分が皮膚成分と反応して着色することによって染色されるものであるので、使用者が眉以外の顔、首、腕、手、胸、背中、腹、足などの身体の描いたい箇所の皮膚に任意の絵柄や模様、文字などを簡単に描くことができ、描いた模様等は、描いた直後から発色よく、さらに皮膚に描いた絵柄や模様などが数日間消えずに残るものとなるので、ボディータトゥーなどに好適な皮膚彩色用化粧料が得られるものとなる。
次に、実施例により、本発明を更に詳述するが、本発明は下記実施例等により限定されるものではない。
〔実施例1〜5及び比較例1〜2〕
下記表1に示す配合処方(全量100%)で、遊星式攪拌装置、プラネタリーミキサー、ホモミキサーあるいはディスパーで混合分散して、各皮膚彩色用化粧料を調製した。
上記で得られた実施例1〜5及び比較例1〜2各皮膚彩色用化粧料について、温度25℃で、コーンプレート型粘度計(TV−30型粘度計のうち、EHD型粘度計、標準コーンプレート、トキメック社製)を用いて温度25℃、ずり速度76.6 1/sにおける粘度は、1〜10mPa・sの範囲内であった。
また、上記で得られた実施例1〜5及び比較例1〜2各皮膚彩色用化粧料について、下記各評価方法で初期着色性、皮膚への色残り性、皮膚への退色性について評価した。
これらの結果を下記表1に示す。
(初期着色性の評価方法)
得られた各皮膚彩色用化粧料を、図1に示す化粧料内蔵型塗布具に収容し、塗布体(ペン芯)により、腕部分の皮膚に、塗布して下記各評価基準で初期着色性について評価した。
初期着色性の評価基準:
○:きれいに着色している。
△:僅かに色がついている。
×:色が無い。
(皮膚への色残り性の評価方法)
得られた各皮膚彩色用化粧料を、図1に示す化粧料内蔵型塗布具に収容し、塗布体(ペン芯)により、腕部分の皮膚に、塗布した後、3時間経過後、クレンジング等で洗い流して、下記各評価基準で皮膚への色残り性について評価した。
皮膚への色残り性の評価基準:
○:皮膚彩色用化粧料を洗い流したとき、皮膚に模様が残る。
△:皮膚彩色用化粧料を洗い流したとき、僅かに皮膚に色が残る。
×:皮膚彩色用化粧料を洗い流したとき、皮膚に色が残らない。
(皮膚への退色性の評価方法)
得られた各皮膚彩色用化粧料を、図1に示す化粧料内蔵型塗布具に収容し、塗布体(ペン芯)により、腕部分の皮膚に、塗布した後、3時間経過後、クレンジング等で洗い流して、下記各評価基準で皮膚からの退色性について評価した。
皮膚からの退色性の評価基準:
○:皮膚へ着色後、1週間程度で完全に色が消える。
△:皮膚へ着色後、数日で色が消える。又は1週間以上色が残り続ける。
×:皮膚へ着色後、色が1日以内に消える。
−:皮膚に色が残っていないため、退色についての評価ができない。
Figure 2016117660
上記表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜5は、本発明の範囲外となる比較例1〜2に較べ、初期着色性、皮膚への色残り性、皮膚への退色性に優れることが判明した。
使用者が眉以外の顔、首、腕、手、胸、背中、腹、足などの身体の描いたい箇所の皮膚に任意の絵柄や模様、文字などを簡単に描くことができるボディータトゥーなどに好適な皮膚彩色用化粧料が得られる。
A 皮膚彩色化粧料内蔵型塗布具
10 液体貯蔵部
20 塗布体

Claims (4)

  1. 少なくとも皮膚成分と反応して着色する化合物を0.001〜60質量%と、着色剤を0.01〜10質量%含有し、塗布直後から発色が良く、またその後も塗布した部分が皮膚成分と反応して着色することによって染色されることを特徴とする皮膚彩色用化粧料。
  2. 前記皮膚成分と反応して着色する化合物が、ジヒドロキシアセトン及び/又はエリトルロースであることを特徴とする請求項1記載の皮膚彩色用化粧料。
  3. さらに被膜形成剤を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚彩色用化粧料。
  4. 少なくとも、液体貯蔵部と塗布体とを備え、毛細管力によって前記液体貯蔵部から前記塗布体へ液体が輸送される塗布具の前記液体貯蔵部に収容されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の皮膚彩色用化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018016564A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 ピアス株式会社 擬似眉形成化粧料

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