JP2016117080A - 曲面成形機用プレス金型及び該プレス金型を使用した曲面成形方法 - Google Patents

曲面成形機用プレス金型及び該プレス金型を使用した曲面成形方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトな設計が可能で製作コストを低く抑えることができる高精度で効率の良い曲面成形が可能なプレス金型を提供する。【解決手段】本発明の曲面成形機用プレス金型1は、平面二次元方向X、Yに整列配置された複数本のポンチ7と、ポンチ7の雌ネジ部9と螺合するネジ軸11と回転従動軸13を一体に備える送りネジ15と、回転従動軸13に対して設けられるクラッチ17と、回転従動軸13を駆動する駆動力を生起する単一の駆動モータ19と、駆動モータ19の出力軸の回転を第1回転従動軸13Aに伝達する第1回転伝達機構21と、第1回転従動軸13Aに伝達された回転を後続の複数本の回転従動軸13Bに伝達する第2回転伝達機構23と、ポンチ7の軸回りの回転を規制する回り止め機構25と、を具備することによって構成されている。【選択図】 図6

Description

本発明は、三次元曲面を有するコンクリート型枠用の表面材や金属製建材等を製作する場合に適用でき、成形面の形状を自由に変化させることが可能な曲面成形機用プレス金型及び該プレス金型を使用することによって実行される曲面成形方法に関する。
デザインの多様化、複雑化に伴って三次元曲面を有するコンクリート型枠用の表面材や金属製建材等の需要が高まっている。これらを正確に製作するためには、成形するコンクリート型枠用の表面材や金属製建材等の三次元曲面に合わせて、三次元曲面を有するプレス金型を製作し、当該プレス金型を曲面成形機に取り付けることによって上記コンクリート型枠用の表面材や金属製建材等が製作されている。
しかし、三次元曲面を有する金型の製作は難しく、金型の製作コストが高額になる。また、このような特殊な形状の金型は成形するコンクリート型枠用の表面材や金属製建材等が違えば最初から作り直さなければならず、繰り返しての使用は原則として不可能であった。
このような背景の下、特許文献1に開示されているようなプレス金型が提案されている。このプレス金型は、ワークの上下両面側に対向するように多数のポンチ群を配置し、上下両面側のポンチ群に高さを調整する手段を設け、更に各ポンチに加工力を与えるアクチュエータを各別に多数設けた構成が開示されている。
また、各ポンチの間隔がポンチの位置によって異なっており、各ポンチの断面形状は円形で、アクチュエータとして油圧シリンダを使用した構成が開示されている。
また、特許文献2に開示されているようなプレス金型も提案されている。このプレス金型は、三次元曲面を有する羽根の成形に使用されるプレス金型であって、上記特許文献1と同様、ワークの上下両面側に対向するように多数のポンチ群を配置し、各ポンチごとに角ネジスクリューによる高さ調整手段を設けた構成が開示されている。
また、各ポンチの間隔は、各ポンチを支持しているフレームによって設定されており、各ポンチの形状は先端に球形状の頭部を備えた円柱形状のものが採用されている。また、上記高さ調整手段としては、手動式のものが採用されており、ワークのプレス成形手段として油圧プレスによるものが開示されている。
特開平8−90100号公報 特開平1−95829号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているプレス金型は、各ポンチの高さを調整する手段を各ポンチごと各別に設けており、各ポンチの高さ調整を手動やアクチュエータによる送りネジ機構によって行っており、ポンチの数が多数に及べば、ポンチの高さ調整に要する労力が大きくなり、ポンチの高さ調整に要する時間も長くなってしまう。また、各ポンチに加工力を与えるワークのプレス成形手段としては油圧シリンダや送りネジ機構を使用しており、該油圧シリンダや送りネジ機構は駆動するポンチの数だけ必要になり、ポンチの数が多数に及べば、油圧シリンダや送りネジ機構の設置コストが増えてプレス金型全体の製作コストも増大してしまう。
また、特許文献2では、各ポンチの高さ調整を手動によって行っており、ポンチの数が多数に及べば、ポンチの高さ調整に要する労力が大きくなり、ポンチの高さ調整に要する時間も長くなってしまう。
また、特許文献1、2は、共に円形断面のポンチを使用しており、特許文献1において間隔を広くして配置されるポンチについては、別途ポンチの支持手段が必要になる。また、特許文献2のポンチについては、すべてのポンチにポンチの支持手段が必要になる。そして、ポンチの支持手段を多く設けるとプレス金型の大型化を招き、コンパクトなプレス金型の設計が困難になる。
本発明はこのような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、コンパクトなプレス金型の設計が可能で、プレス金型の製作コストを低く抑えることができ、ポンチの高さ調整を効率良く高い精度で実行して種々の形状の三次元曲面に対応し得る繰り返し使用が可能な曲面成形機用プレス金型と、該プレス金型を使用することによって実行される曲面成形方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するべく本発明の請求項1による曲面成形機用プレス金型は、成形面の形状を自在に変化させ、種々の形状の三次元曲面を有する被成形品を繰り返し成形することが可能な曲面成形機用プレス金型において、ヘッドを成形面の形状に配置することによりワークを所定形状の三次元曲面を有する被成形品に成形する、平面二次元方向に整列配置された複数本のポンチと、上記各ポンチの基端部に設けられる雌ネジ部に螺合するネジ軸と該ネジ軸の軸方向に延びる、上記ネジ軸と一体の回転従動軸とを備える送りネジと、上記各回転従動軸に対して設けられ、該回転従動軸への動力の伝達と解除を切り替えるクラッチと、上記すべての送りネジの回転従動軸を駆動するための駆動力を生起する単一の駆動モータと、上記駆動モータの出力軸の回転を最初に動力が伝達される第1回転従動軸に伝達する第1回転伝達機構と、上記第1回転従動軸に伝達された回転を後続の複数本の回転従動軸に伝達する第2回転伝達機構と、上記各回転従動軸の回転を上記ポンチの軸方向の移動に変換するためにポンチの軸回りの回転を規制する回り止め機構と、を具備していることを特徴とするものである。
また、請求項2による曲面成形機用プレス金型は、請求項1記載の曲面成形機用プレス金型において、上記複数本のポンチは、軸方向がすべて平行で幅方向と奥行き方向に等間隔のマトリックス状に整列配置されていることを特徴とするものである。
また、請求項3による曲面成形機用プレス金型は、請求項1または2記載の曲面成形機用プレス金型において、上記クラッチは、電磁クラッチであり、各々のクラッチの断接タイミングを制御することによって各ポンチの突出量を設定する制御装置を具備していることを特徴とするものである。
また、請求項4による曲面成形機用プレス金型、請求項1〜3記載のいずれかに記載の曲面成形機用プレス金型において、上記第1回転伝達機構は、上記駆動モータの出力軸に取り付けられる駆動ギアと、上記駆動ギアに噛合する第1中間ギアと、上記第1中間ギアと噛合し、上記第1回転従動軸に対して上記クラッチを介して接続される第1従動ギアと、を備えることによって構成されており、各ポンチに作用した荷重が駆動モータの出力軸に影響を与えない配置で設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項5による曲面成形機用プレス金型は、請求項4記載の曲面成形機用プレス金型において、上記第2回転伝達機構は、上記後続の回転従動軸に対して上記クラッチを介して接続される複数の第2従動ギアと、隣接する上記第1従動ギアと第2従動ギアとの間、または隣接する第2従動ギア間に配置されて、これらのギアと噛合する複数の第2中間ギアと、を備えることによって構成されており、各ポンチに作用した荷重が隣接する他の回転従動軸に影響を与えない配置で設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項6による曲面成形機用プレス金型は、請求項1〜5のいずれかに記載の曲面成形機用プレス金型において、上記回り止め機構は、上記整列配置された複数本のポンチを隣接するもの同士、互いに接触した状態で配置すると共に、これらのポンチを囲むように最外周に位置するポンチと接触する支持フレームを配置し、更にポンチの断面形状を、接触する他のポンチまたは支持フレームと接触ないし係合させることでポンチの回転が規制される回転規制形状に形成することによって構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7による曲面成形方法は、成形面の形状を自在に変化させ、種々の形状の三次元曲面を有する被成形品を繰り返し成形することが可能な曲面成形機用プレス金型を使用することによって実行される曲面成形方法において、被成形品の三次元曲面形状データを入力するデータ入力工程と、入力した三次元曲面形状データに基づいて各位置のポンチの目標突出量を求め、各位置のポンチの目標突出量に基づいて各クラッチの断接のタイミングを設定するデータ処理工程と、上記設定した断接のタイミングで各クラッチの断接を実際に実行して各ポンチの移動と停止を切り替えることによって各ポンチの実際の突出量を上記目標突出量に一致させて成形面を形成する金型設定工程と、上記成形面が完成した曲面成形機用プレス金型をワークに押し当てることによって、当該成形面に対応した三次元曲面形状を有する被成形品を成形する曲面成形工程と、を備えていることを特徴とするものである。
上記手段によって以下のような効果が得られる。即ち、本発明の曲面成形機用プレス金型によると、送りネジを駆動する駆動モータを1基のみ設け、各送りネジへの動力の伝達と解除を切り替えるクラッチを各ポンチごと各別に設ける構成を採用しているから、各ポンチごとに駆動モータを設ける構成に比べてプレス金型の製作コストを大幅に削減することができ、プレス金型の小型、軽量化にも寄与し得る。
また、駆動モータの出力軸の回転を第1回転従動軸に伝達する第1回転伝達機構と、該第1回転従動軸に伝達された回転を後続の複数本の回転従動軸に一挙に伝達する第2回転伝達機構と、を備えているから、単一の駆動モータの出力軸の回転は、上記第1回転伝達機構と第2回転伝達機構を介してすべての回転従動軸に同時に伝達されて各ポンチを同時に突出させたり退避させることが可能になる。そして、各回転従動軸に対して設けられるクラッチの断接を個別に切り替えることによって各ポンチの突出量を個別に制御することが可能になる。
また、上記複数本のポンチを、軸方向がすべて平行で幅方向と奥行き方向に等間隔のマトリックス状に整列配置した場合には、各ポンチが位置する平面二次元方向の座標と各ポンチの突出量とによって、被成形品の三次元曲面形状に対応した成形面が各ポンチとワークの接点を通る曲面として生成される。そして上記構成によって各ポンチの突出量の調整が容易かつ正確に実行されるようになる。
また、上記クラッチを電磁クラッチとし、各々のクラッチの断接タイミングを制御する制御装置を具備している場合には、複数のクラッチの断接タイミングの調整を自動的に一度に行うことが可能になる。これにより、複数本設けられるポンチの突出量の設定に要する労力の低減と設定時間の大幅な短縮とを図ることが可能になる。
また、第1回転伝達機構を、駆動モータの出力軸に取り付けられた駆動ギアと、該駆動ギアに噛合する第1中間ギアと、該第1中間ギアと噛合し、第1回転従動軸に対してクラッチを介して接続される第1従動ギアと、を備えることによって構成した場合には、駆動モータの出力軸と同方向、同速度の回転を比較的簡単な構成によってロスなく正確に第1回転従動軸に伝達することが可能になる。
また、上記第1回転伝達機構が、各ポンチに作用した荷重が駆動モータの出力軸に影響を与えない配置で設けられている場合には、プレス成形時にポンチに作用した荷重が駆動モータの出力軸に伝達されることによって生ずる駆動モータとその支持部材における破損や変形等の不具合を防止することが可能になる。
また、第2回転伝達機構を、後続の回転従動軸に対してクラッチを介して接続される複数の第2従動ギアと、隣接する第1従動ギアと第2従動ギアとの間、または隣接する第2従動ギア間に配置されて、これらのギアと噛合する複数の第2中間ギアと、を備えることによって構成した場合には、駆動モータの出力軸の回転が最初に伝達される第1回転従動軸と同方向、同速度の回転をロスなく正確にすべての回転従動軸に一挙に伝達することが可能になる。
また、上記第2回転伝達機構が、各ポンチに作用した荷重が隣接する他の回転従動軸に影響を与えない配置で設けられている場合には、プレス成形時にポンチに作用した荷重が、他の回転従動軸に伝達されることによって生ずる回転従動軸とその支持部材における破損と変形等の不具合を未然に防止することが可能になる。
また、回り止め機構を、整列配置された複数本のポンチを隣接したもの同士、互いに接触させた状態で配置すると共に、これらのポンチを囲むように最外周に位置するポンチと接触する支持フレームを配置し、更にポンチの断面形状を回転規制形状に形成することによって構成した場合には、隣接するポンチ間と、最外周のポンチと支持フレームとの間に隙間が存在しないからコンパクトなプレス金型が設計でき、接触するポンチと支持フレームが支持部材として機能するから、プレス成形時にポンチに荷重がかかった場合のポンチの曲がりや座屈変形が防止される。
更に、上記ポンチ間とポンチと支持フレームとの接触及びポンチの断面形状を回転規制形状に形成したことに伴い、別途の回り止め機構を設ける必要がなく、ポンチの形状とポンチ及び支持フレームの配置構成のみによって実質的に回り止め機構を構成することができプレス金型の構造が簡単になる。
また、本発明の曲面成形方法によると、作業者が被成形品の三次元曲面形状データを入力するだけで、各ポンチの目標突出量が求まり、クラッチの断接のタイミングが決まって、それぞれのポンチを所定の突出位置まで移動させることが可能になる。
従って、駆動源をポンチごと設けなくてもクラッチの操作のみによってプレス金型の成形面を所定の三次元曲面形状に形成することが可能になる。
本発明の実施の形態を示す図で、曲面成形機用プレス金型を示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、曲面成形機用プレス金型を示す平面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、曲面成形機用プレス金型を示す第1回転伝達機構と第2回転伝達機構の伝達経路に沿った縦断正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、曲面成形機用プレス金型を示す縦断正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、第1回転伝達機構と第2回転伝達機構の伝達経路を拡大して示す平断面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、第1回転伝達機構と第2回転伝達機構の伝達経路を拡大して制御装置の関係を併せ示す縦断正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、曲面成形機用プレス金型の使用時の状態の一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態を示す図で、曲面成形機用プレス金型を使用したプレス成形の様子の一例を示す正面図である。 本発明の実施の形態を示す図で、クラッチの断接タイミングとポンチの突出量の関係を段階的に示す説明図である。 本発明の実施の形態を示す図で、曲面成形方法の各工程を示すブロック図である。
以下、図1〜図9に示す実施の形態を例にとって、本発明の曲面成形機用プレス金型の構成とその作動態様について最初に説明し、続いて図10に示すブロック図に基づいて上記曲面成形機用プレス金型を使用することによって実行される本発明の曲面成形方法の構成を被成形品の成形の過程と併せて具体的に説明する。
(1)曲面成形機用プレス金型の構成(図1〜図7参照)
本発明の曲面成形機用プレス金型(以下、プレス金型ともいう)1は、成形面3の形状を自由に変化させて種々の形状の三次元曲面を有する被成形品Wを繰り返して成形することが可能な曲面成形機用プレス金型であって、三次元曲面を有するコンクリート型枠用の表面材や屋根材、壁材を含む金属製建材等を製作する場合に曲面成形機に取り付けて使用することが可能なプレス金型である。
具体的には、ヘッド5を成形面3の形状に配置することによりワークW0を所定形状の三次元曲面を有する被成形品Wに成形する、平面二次元方向X、Yに整列配置された複数本のポンチ7と、上記各ポンチ7の基端部に設けられる雌ネジ部9に螺合するネジ軸11と該ネジ軸11の軸方向Zに延びる、上記ネジ軸11と一体の回転従動軸13とを備える送りネジ15と、上記各回転従動軸13に対して設けられ、該回転従動軸13への動力の伝達と解除を切り替えるクラッチ17と、上記すべての送りネジ15の回転従動軸13を駆動するための駆動力を生起する単一の駆動モータ19と、上記駆動モータ19の出力軸の回転を最初に動力が伝達される第1回転従動軸13Aに伝達する第1回転伝達機構21と、上記第1回転従動軸13Aに伝達された回転を後続の複数本の回転従動軸13Bに伝達する第2回転伝達機構23と、上記各回転従動軸13の回転を上記ポンチ7の軸方向Zの移動に変換するためにポンチ7の軸回りの回転を規制する回り止め機構25と、を具備することによって本発明の曲面成形機用プレス金型1は基本的に構成されている。
そして、本実施の形態では上記クラッチ17として電磁クラッチが採用されており、各々のクラッチ17の断接タイミングを制御することによって各ポンチの突出量Sを設定する制御装置27が具備されている。
また、本発明のプレス金型1は、曲面成形機の取付けベース29にボルト、ナットを使用して取り付けるベース板31と支持台33を介して上記ベース板31の上方に設けられる支持板35と、支持壁36を介して上記支持板35の上方に設けられる支持フレーム37とを備える支持架台39を備えており、該支持架台39に対して上述したプレス金型1の基本的な構成部材が取り付けられ、支持されている。
尚、本実施の形態では上記ベース板31と支持板35は、幅が850mm、奥行きが770mm、厚さが30mmの金属製の矩形平板部材を一例として適用しており、上記支持フレーム37は、外形幅が770mm、外形の奥行きが770mm、窓部の幅が640mm、窓部の奥行きが640mm、厚さが12mmの金属製の矩形平板枠状部材を一例として適用している。しかし、上記寸法は一例であり、該寸法に限らず成形する被成形品Wの大きさ等に対応して種々の寸法の支持架台39が製作可能である。
ポンチ7は、角筒状の胴部41の先端部に先端が球面状に加工された角柱状のヘッド5を取り付け、上記胴部41の基端部に角ナット状の雌ネジ部9を取り付けた構造の押圧部材である。
そして、本実施の形態ではポンチ7は、胴部41の外形が一例として一辺40mmの略正方形状で、長さが約300mmの角筒状の部材によって構成されており、幅方向Xと奥行き方向Yにそれぞれ一例として16本ずつ計256本のポンチ7を、軸方向Zがすべて平行で幅方向Xと奥行き方向Yに等間隔の図2に示すようなマトリックス状に整列配置された構成が一例として採用されている。尚、これらの寸法についても被成形品Wの大きさや曲面の起伏の大小等に応じて種々の寸法に調整することが可能である。
送りネジ15は、上記ポンチ7を軸方向Zに移動させてポンチ7の突出量Sを調整する部材で、上述したように先端側にネジ軸11、基端側に回転従動軸13を軸心を一致させた状態で一体に配置した多段軸状の部材である。
ネジ軸11は、上述したポンチ7の雌ネジ部9と螺合する雄ネジが外周部に形成された長さが一例として200mm程度の軸部材であり、該ネジ軸11の基端面には、太径部13a、中径部13b、細径部13cを備える回転従動軸13が延長形成されている。尚、上記ネジ軸11の径と長さは、上記ポンチ7の径と長さに対応して適宜調整することが可能である。
また、上記回転従動軸13の太径部13aには、軸受ケース43によって保持された一例としてニードルベアリングによって構成されるベアリング45が外嵌され、カラー47を介して上記太径部13aの下部に形成されている雄ネジ部と螺合するナット49によってベアリング45は取り付けられている。
また、回転従動軸13の中径部13bには、一例としてボールベアリングによって構成されるギアベアリング51が外嵌されており、該ギアベアリング51を介して後述する第1従動ギア53Aまたは第2従動ギア53Bが自由回転可能な状態で取り付けられている。
また、回転従動軸13の細径部13cには、クラッチ17のロータ17bがキー55を使用して取り付けられている。
クラッチ17としては、クラッチ17の断接タイミングを電気信号によって高精度に制御できる電磁クラッチが適用でき、本実施の形態では常時OFFで給電時にONになるように設定した三木プーリ株式会社製造販売のマイクロ励磁作動形クラッチを一例として使用した。
クラッチ17は、ステータ17aとロータ17bとアーマチュア17cとを備えており、ステータ17aは、上記ベース板31の上面側のポンチ7の設置部位に取り付けられる基準ピン57によって位置決めされた状態で取付けネジ59によってベース板31に取り付けられている。また、ロータ17bは、上述したようにキー55によって送りネジ15の回転従動軸13における細径部13cに固定されている。更に、アーマチュア17cは、上述した従動ギア53の下面に皿ネジ等を使用して取り付けられている。
駆動モータ19としては、上述した複数本の送りネジ15を同時に駆動できるトルクを有し、出力軸の回転角度を高精度に制御できる分解能を有するサーボモータ等が適用でき、本実施の形態では、一例として回転数が5600rpm、減速比が1/160、最大トルクが229N・m、許容連続トルクが81N・m、出力軸分解能が20971520パルス/回転のサーボモータを使用した。
尚、駆動する送りネジ15の径や送りネジ15の数等に対応してトルクや分解能が違う他のタイプのモータを駆動モータ19として使用することも勿論可能である。
第1回転伝達機構21は、上記駆動モータ19の出力軸に取り付けられる駆動ギア61と、上記駆動ギア61に噛合する第1中間ギア63Aと、上記第1中間ギア63Aと噛合し、上記第1回転従動軸13Aに対して上記クラッチ17を介して接続される第1従動ギア53Aと、を備えることによって基本的に構成されている。
そして、上記第1回転伝達機構21は、各ポンチ7に作用した荷重が駆動モータ19の出力軸に影響を与えない配置、具体的には、図6に示すように駆動モータ19の出力軸とポンチ7ないし送りネジ15の軸方向Zとが平行であり、ポンチ7に作用した荷重が駆動モータ19の出力軸に伝達されない配置で設けられている。
第2回転伝達機構23は、上記第1回転従動軸13Aの後続の回転従動軸13Bに対して上記クラッチ17を介して接続される複数の第2従動ギア53Bと、隣接する第1従動ギア53Aと第2従動ギア53Bとの間、または隣接する第2従動ギア53B間に配置されて、これらのギア53A、53Bと噛合する複数の第2中間ギア63Bと、を備えることによって基本的に構成されている。
そして、上記第2回転伝達機構23は、各ポンチ7に作用した荷重が隣接する他の回転従動軸13に影響を与えない配置、具体的には、図6に示すようにすべてのポンチ7ないし送りネジ15の軸方向Zが平行であり、各ポンチ7に作用した荷重が当該部位の送りネジ15を除く他の送りネジ15に伝達されない配置で設けられている。
回り止め機構25は、整列配置された複数本のポンチ7を隣接するもの同士、互いに接触した状態で配置すると共に、これらのポンチ7を囲むように最外周に位置するポンチ7と接触する上述した支持フレーム37を配置し、更に、ポンチ7の断面形状を、接触する他のポンチ7または支持フレーム37と接触ないし係合させることでポンチ7の回転が規制される回転規制形状に形成することによって構成されている。
尚、本実施の形態では、上述したようにポンチ7の外形の断面形状を正方形状にした回転規制形状を採用したが、回転規制形状としてはこの他、長方形状、四角形以外の多角形状、円の一部をカットしてD形断面や俵形断面にしたもの、外周面の一部に係合突起や係合溝を形成したもの等、種々の回転規制形状が採用可能である。
また、図6に併せて図示されているように、本実施の形態に係るプレス金型1には制御装置27が具備されている。そして、該制御装置27には、被成形品Wの三次元曲面形状データを入力するデータ入力部67と、入力した三次元曲面形状データに基づいて各位置のポンチ7の目標突出量S0を求め、各位置のポンチ7の目標突出量S0に基づいて各クラッチ17の断接のタイミングを設定するデータ処理部69と、該データ処理部69で設定したクラッチ17の断接タイミング情報に基づいて各クラッチ17の断接を行うための実行指令を出す実行指令部71と、が一例として備えられている。
そして、上記実行指令部71からの実行指令を受けて各クラッチ17が各々の断接タイミングで断接を切り替えることによって、各位置のポンチ7はそれぞれ所定の突出量Sになるまで移動して成形面3を形成する。
(2)曲面成形機用プレス金型の成形面形成態様(図5〜図9参照)
次に、本発明の曲面成形機用プレス金型1の成形面3の形成態様をポンチ7の(a)突出時と(b)退避時に分けて具体的に説明する。
尚、プレス成形の態様としては、本発明のプレス金型1を図8に示すように下型として使用し、該下型の上方においてチャック73によってワークW0を水平に支持しておき、上方のワークW0を下降させて本発明のプレス金型1に押し当てたり、上方のワークW0に向けて下方のプレス金型1を上昇させて押し当てることによって被成形品Wを所定の三次元曲面形状に成形する態様が一例として適用可能である。
(a)突出時
曲面成形機の電源スイッチをON状態にし駆動モータ19を駆動させると、駆動モータ19の出力軸が回転を始めクラッチ17はOFF状態からON状態になって駆動モータ19の出力軸の回転は、第1回転伝達機構21の駆動ギア61、第1中間ギア63A、第1従動ギア53A、クラッチ17、第1回転従動軸13Aと伝達されて1本目の送りネジ15Aを駆動モータ19の出力軸の回転と同じ所定の方向に回転させる。
また、第1回転伝達機構21の第1従動ギア53Aが回転すると、該第1従動ギア53Aの回転は、第2回転伝達機構23を構成する第2中間ギア63B、第2従動ギア53B、クラッチ17、第2回転従動軸13Bと伝達されて後続の送りネジ15Bを1本目の送りネジ15Aの回転と同じ所定の方向に回転させる。
従って、上記1本目の送りネジ15Aと螺合する1本目のポンチ7Aと、上記後続の送りネジ15Bと螺合する後続のポンチ7Bは、図9(a)に示す退避位置Qから同時に上昇する。図9(b)に示すように目標突出量S0が最も低い突出位置P1にポンチ7が到達すると、当該目標突出量S0のポンチ7と螺合している送りネジ15に取り付けられているクラッチ17がOFF状態となり、図9(c)に示すように当該位置のポンチ7の上昇は停止され、その突出量がS1となるが、他のポンチ7の上昇は継続される。
また、図9(c)に示すように目標突出量S0が2番目に低い突出位置P2に上昇中のポンチ7が到達すると、当該目標突出量S0のポンチ7と螺合している送りネジ15に取り付けられているクラッチ17がOFF状態となり、図9(d)に示すように当該位置のポンチ7の上昇は停止され、その突出量がS2となるが、上昇中の残りのポンチ7の上昇は継続される。
更に、図9(d)に示すように目標突出量S0が3番目に低い突出位置P3に上昇中のポンチ7が到達すると、当該目標突出量S0のポンチ7と螺合している送りネジ15に取り付けられているクラッチ17がOFF状態となり、当該位置のポンチ7の上昇は停止され、その突出量がS3となるが、上昇中の残りのポンチ7の上昇は継続される。
以下、同様の作動態様が繰り返され、目標突出量S0が最も高い突出位置Pnに最後に残ったポンチ7が到達すると、すべてのポンチ7がそれぞれの突出位置Pに到達し、ワークW0とのそれぞれの接点O1、O2、O3、…Onを通る曲面が成形面3となって、所定の三次元曲面形状の被成形品Wに成形し得る形状になり、駆動モータ19の回転を停止させる。
尚、上記接点Oの位置は、必ずしもポンチ7の軸中心に常時、位置する訳ではなく、成形面3の曲率の変化等によって図9(d)に示すように幾分、前後左右のずれた位置に移動する。
(b)退避時
駆動モータ19を駆動して、駆動モータ19の出力軸を上記突出時と反対の方向に回転させると、クラッチ17はOFF状態からON状態になって、駆動モータ19の出力軸の回転は、第1回転伝達機構21、第2回転伝達機構23及びクラッチ17を介してすべての送りネジ15に伝達され、すべてのポンチ7を同時に下降させる。
突出位置Pが最も低いポンチ7が退避位置Qに到達すると、当該ポンチ7と螺合している送りネジ15に取り付けられているクラッチ17がOFF状態になり、当該ポンチ7の下降は停止されるが、他のポンチ7の下降は継続される。
以下、同様の作動態様が繰り返され、すべてのポンチ7が退避位置Qに到達したところで駆動モータ19の回転を停止させる。
(3)曲面成形方法の構成(図10参照)
本発明の曲面成形方法は、上述した本発明の曲面成形機用プレス金型1を使用することによって実行される三次元曲面Wを有する被成形品Wの成形方法である。
具体的には、(a)データ入力工程と、(b)データ処理工程と、(c)金型設定工程と、‘d)曲面成形工程と、を備えることによって本発明の曲面成形方法は基本的に構成されている。以下、これらの工程を、被成形品Wの成形の過程と併せて具体的に説明する。
(a)データ入力工程
データ入力工程は、被成形品Wの三次元曲面形状データを入力する工程である。三次元曲面形状データはCADデータ等を利用することが可能であり、現物や木型、サンプル等がある場合には、これらから計測して三次元曲面形状データを抽出することも可能である。
(b)データ処理工程
データ処理工程は、入力した三次元曲面形状データに基づいて各位置のポンチ7の目標突出量S0を求め、各位置のポンチ7の目標突出量S0に基づいて各クラッチ17の断接のタイミングを設定する工程である。
具体的には、駆動モータ19のパルス信号から各クラッチ17の断接タイミングを割り出し、各ポンチ7の実際の突出量Sがそれぞれの目標突出量S0になるようにクラッチ17の断接のタイミングを設定する。
(c)金型設定工程
金型設定工程は、上記設定した断接のタイミングで各クラッチの断接を実際に実行して各ポンチ7の移動と停止を切り替えることによって各ポンチ7の実際の突出量Sを上記目標突出量S0に一致させて成形面3を形成する工程である。
具体的には、上記(2)の曲面成形機用プレス金型の作動態様における(a)突出時の作動態様を実行して、すべてのポンチ7を所定の突出位置Pに移動させてワークW0との接点Oを通る曲面を形成して成形面3を完成させる。
(d)曲面成形工程
曲面成形工程は、上記成形面3が完成した曲面成形機用プレス金型1とワークW0とを相対的に押し当てることによって、当該成形面3に対応した三次元曲面形状を有する被成形品Wを成形する工程である。
具体的には、図8に示すチャック73によって水平に支持されたワークW0を下降させて下方のプレス金型1に対して押し当てたり、下方のプレス金型1を上昇させて上方のワークW0に対して押し当てることによってプレス成形を実行して所定の三次元曲面形状を有する被成形品Wを成形する。
そして、このようにして構成される本発明の曲面成形機用プレス金型1と該プレス金型1を使用した曲面成形方法によれば、コンパクトなプレス金型1の設計が可能になり、プレス金型1の製作コストを低く抑えることができるようになる。
また、ポンチ7の高さ調整を効率良く高い精度で実行して作業者の労力の軽減と作業時間の短縮を図ることが可能になる。そして、種々の形状の三次元曲面に対応し得る繰り返し使用が可能な利用価値の高い曲面成形機用プレス金型1と曲面成形方法を提供することが可能になる。
尚、本発明の曲面成形機用プレス金型1と該プレス金型1を使用した曲面成形方法は、上述した実施の形態のものに限定されず、その発明の要旨内での変更が可能である。
例えば、本発明の曲面成形機用プレス金型1をワークW0の上下に対向するように二組配置し、上下からポンチ7を突出させて三次元曲面形状に被成形品Wを成形するようにすることが可能である。また、上記実施の形態とは逆に本発明の曲面成形機用プレス金型1を上型として使用して、下方に水平に配置したワークW0に向けてプレス金型1を下降させて押し当てたり、下方のワークW0を上昇させて上方のプレス金型1に押し当てることによって三次元曲面形状に被成形品Wを成形することも可能である。
また、本発明のプレス金型1は単独で使用する他、被成形品Wが大きい場合に複数組のプレス金型1を組み合わせて使用することが可能である。
[産業上の利用可能性]
本発明の曲面成形機用プレス金型及び該プレス金型を使用した曲面成形方法は、三次元曲面を有するコンクリート型枠用の表面材や金属製建材等を製作する現場で利用でき、特にコンパクトなプレス金型の設計が可能でプレス金型の製作コストを低く抑え、効率良く、高い精度で三次元曲面形状を有する被成形品を成形したい場合に利用可能性を有する。
1 プレス金型(曲面成形機用プレス金型)
3 成形面
5 ヘッド
7 ポンチ
7A 1本目のポンチ
7B 後続のポンチ
9 雌ネジ部
11 ネジ軸
13 回転従動軸
13A 第1回転従動軸
13B 複数本の回転従動軸
13a 太径部
13b 中径部
13c 細径部
15 送りネジ
17 クラッチ
17a ステータ
17b ロータ
17c アーマチュア
19 駆動モータ
21 第1回転伝達機構
23 第2回転伝達機構
25 回り止め機構
27 制御装置
29 取付けベース
31 ベース板
33 支持台
35 支持板
36 支持壁
37 支持フレーム
39 支持架台
41 胴部
43 軸受ケース
45 ベアリング
47 カラー
49 ナット
51 ギアベアリング
53 従動ギア
53A 第1従動ギア
53B 第2従動ギア
55 キー
57 基準ピン
59 取付けネジ
61 駆動ギア
63 中間ギア
67 データ入力部
69 データ処理部
71 実行指令部
73 チャック
W0 ワーク
W 被成形品
X 幅方向
Y 奥行き方向
X、Y 平面二次元方向
Z 軸方向
S 突出量
S0 目標突出量
Q 退避位置
P 突出位置
O 接点

Claims (7)

  1. 成形面の形状を自在に変化させ、種々の形状の三次元曲面を有する被成形品を繰り返し成形することが可能な曲面成形機用プレス金型において、
    ヘッドを成形面の形状に配置することによりワークを所定形状の三次元曲面を有する被成形品に成形する、平面二次元方向に整列配置された複数本のポンチと、
    上記各ポンチの基端部に設けられる雌ネジ部に螺合するネジ軸と該ネジ軸の軸方向に延びる、上記ネジ軸と一体の回転従動軸とを備える送りネジと、
    上記各回転従動軸に対して設けられ、該回転従動軸への動力の伝達と解除を切り替えるクラッチと、
    上記すべての送りネジの回転従動軸を駆動するための駆動力を生起する単一の駆動モータと、
    上記駆動モータの出力軸の回転を最初に動力が伝達される第1回転従動軸に伝達する第1回転伝達機構と、
    上記第1回転従動軸に伝達された回転を後続の複数本の回転従動軸に伝達する第2回転伝達機構と、
    上記各回転従動軸の回転を上記ポンチの軸方向の移動に変換するためにポンチの軸回りの回転を規制する回り止め機構と、を具備していることを特徴とする曲面成形機用プレス金型。
  2. 上記複数本のポンチは、軸方向がすべて平行で幅方向と奥行き方向に等間隔のマトリックス状に整列配置されていることを特徴とする請求項1記載の曲面成形機用プレス金型。
  3. 上記クラッチは、電磁クラッチであり、各々のクラッチの断接タイミングを制御することによって各ポンチの突出量を設定する制御装置を具備していることを特徴とする請求項1または2記載の曲面成形機用プレス金型。
  4. 上記第1回転伝達機構は、上記駆動モータの出力軸に取り付けられる駆動ギアと、
    上記駆動ギアに噛合する第1中間ギアと、
    上記第1中間ギアと噛合し、上記第1回転従動軸に対して上記クラッチを介して接続される第1従動ギアと、を備えることによって構成されており、
    各ポンチに作用した荷重が駆動モータの出力軸に影響を与えない配置で設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の曲面成形機用プレス金型。
  5. 上記第2回転伝達機構は、上記後続の回転従動軸に対して上記クラッチを介して接続される複数の第2従動ギアと、
    隣接する上記第1従動ギアと第2従動ギアとの間、または隣接する第2従動ギア間に配置されて、これらのギアと噛合する複数の第2中間ギアと、を備えることによって構成されており、
    各ポンチに作用した荷重が隣接する他の回転従動軸に影響を与えない配置で設けられていることを特徴とする請求項4記載の曲面成形機用プレス金型。
  6. 上記回り止め機構は、上記整列配置された複数本のポンチを隣接するもの同士、互いに接触した状態で配置すると共に、これらのポンチを囲むように最外周に位置するポンチと接触する支持フレームを配置し、更にポンチの断面形状を、接触する他のポンチまたは支持フレームと接触ないし係合させることでポンチの回転が規制される回転規制形状に形成することによって構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の曲面成形機用プレス金型。
  7. 成形面の形状を自在に変化させ、種々の形状の三次元曲面を有する被成形品を繰り返し成形することが可能な曲面成形機用プレス金型を使用することによって実行される曲面成形方法において、
    被成形品の三次元曲面形状データを入力するデータ入力工程と、
    入力した三次元曲面形状データに基づいて各位置のポンチの目標突出量を求め、各位置のポンチの目標突出量に基づいて各クラッチの断接のタイミングを設定するデータ処理工程と、
    上記設定した断接のタイミングで各クラッチの断接を実際に実行して各ポンチの移動と停止を切り替えることによって各ポンチの実際の突出量を上記目標突出量に一致させて成形面を形成する金型設定工程と、
    上記成形面が完成した曲面成形機用プレス金型をワークに押し当てることによって、当該成形面に対応した三次元曲面形状を有する被成形品を成形する曲面成形工程と、を備えていることを特徴とする曲面成形方法。
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