本発明は、制御負担を軽減させた遊技機を提供することを目的とする。
(手段1)本発明による遊技機は、遊技を実行可能な遊技機であって、計時を行う計時手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS702,S703A,S703B,S707を実行する部分)と、計時手段の計時結果にもとづく所定条件が成立したとき(例えば、ステップS752でYと判定したとき)に特定演出(例えば、図40に示すような特定演出の動画)を実行する特定演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100において、ステップS5005の処理を実行する部分)と、可変表示中に複数種類の演出態様のうちのいずれの演出態様で演出を実行するかを決定する演出態様決定手段と、可変表示中に演出態様決定手段が決定した演出態様で演出を実行する演出実行手段とを備え、演出態様決定手段は、特定演出実行手段によって特定演出が実行されているときには、特定演出が実行されていないときには決定されない特別演出態様を決定可能であり、演出実行手段は、可変表示中に所定条件が成立する場合において、演出態様決定手段によって演出態様が決定された後に所定条件が成立する場合には、当該可変表示中に特別演出態様で演出を実行せず、演出態様決定手段は、特定演出の開始前と開始後とにおいて、互いに異なる演出態様となるように可変表示に関する演出態様を決定可能であることを特徴とする。そのような構成によれば制御負担を軽減させることができる。
(手段2)手段1において、特定演出は、第1特定演出と該第1特定演出とは演出態様の異なる第2特定演出とを含み、特定演出実行手段は、第1期間では、所定条件の成立にもとづいて第1特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに第2特定演出を実行し、第1期間とは異なる第2期間では、所定条件の成立にもとづいて第2特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに第1特定演出を実行するとともに、第1期間において、第1特定演出の実行後に第2特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに再び第1特定演出を実行し、演出態様決定手段は、特定演出実行手段によって第1特定演出が実行されているときには、第1特定演出が実行されていないときには決定されない特別演出態様(例えば、第1特別演出態様、リーチ態様C)を決定可能であり(例えば、図36(B)に示すように、第1特定演出の実行中にのみリーチ態様Cが決定される場合がある)、演出実行手段は、可変表示中に所定条件を満たす場合において、演出態様決定手段によって演出態様が決定された後に所定条件を満たした場合には、当該可変表示中に特別演出態様で演出を実行しない(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS8003,S6001〜S6004を実行することによって、変動表示の開始時に特定演出の実行中でなければ図36(A)の通常用のリーチ態様決定テーブルを用いてリーチ態様Aまたはリーチ態様Bを決定し、その変動表示の途中で第1特定演出が開始されてもリーチ態様Cでリーチ演出を実行することはない)こととしてもよい。そのような構成によれば、可変表示中に所定条件を満たした場合にも特別演出態様で演出を実行可能に構成した場合と比較して制御負担を軽減することができる。従って、可変表示の途中で特定演出が開始される場合の制御負担を軽減することができる。
(手段3)手段1または手段2において、特定演出は、第1特定演出と該第1特定演出とは演出態様の異なる第2特定演出とを含み、特定演出実行手段は、第1期間では、所定条件の成立にもとづいて第1特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに第2特定演出を実行し、第1期間とは異なる第2期間では、所定条件の成立にもとづいて第2特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに第1特定演出を実行するとともに、第1期間において、第1特定演出の実行後に第2特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに再び第1特定演出を実行し、特定演出実行手段は、所定期間(例えば、5分間)にわたって第1特定演出を実行し、演出態様決定手段は、特定演出実行手段によって第1特定演出が実行されているときには、第1特定演出が実行されていないときには決定されない特別演出態様(例えば、第1特別演出態様、リーチ態様C)を決定可能であり(例えば、図36(B)に示すように、特定演出の実行中にのみリーチ態様Cが決定される場合がある)、特定演出実行手段によって第1特定演出が実行されていないときには、第1特定演出が実行されているときには決定されない通常演出態様(例えば、リーチ態様A)を決定可能であり(例えば、図36(A)に示すように、特定演出を実行していないときにのみリーチ態様Aが決定される場合がある)、演出実行手段は、可変表示中に所定期間が経過するときには、当該可変表示中に通常演出態様で演出を実行しない(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS8003,S6001〜S6004を実行することによって、変動表示の開始時に第1特定演出の実行中であれば図36(B)の特定演出用のリーチ態様決定テーブルを用いてリーチ態様Bまたはリーチ態様Cを決定し、その変動表示の途中で所定期間が経過してもリーチ態様Aでリーチ演出を実行することはない)こととしてもよい。そのような構成によれば、可変表示中に所定期間が経過した場合にも通常演出態様で演出を実行可能に構成した場合と比較して制御負担を軽減することができる。従って、可変表示の途中で所定期間が経過した場合の制御負担を軽減することができる。
(手段4)手段1において、特定演出は、第1特定演出と該第1特定演出とは演出態様の異なる第2特定演出とを含み、特定演出実行手段は、第1期間では、所定条件の成立にもとづいて第1特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに第2特定演出を実行し、第1期間とは異なる第2期間では、所定条件の成立にもとづいて第2特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに第1特定演出を実行するとともに、第1期間において、第1特定演出の実行後に第2特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに再び第1特定演出を実行し、演出態様決定手段は、特定演出実行手段によって第1特定演出が実行されているときには、第1特定演出が実行されていないときには決定されない特別演出態様(例えば、第1特別演出態様、リーチ態様C)を決定可能であり(例えば、図36(B)に示すように、特定演出の実行中にのみリーチ態様Cが決定される場合がある)、第1特定演出が実行されていないときに可変表示が開始される場合には、当該可変表示中に所定条件を満たすか否かにもとづいて、当該可変表示中に特別演出態様で演出を実行するか否かを決定する(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS6001でNと判定してもステップS6001AおよびステップS6001BでYであれば、ステップS6003に移行して特定演出用のリーチ態様決定テーブルを選択してリーチ態様を決定することにより、変動表示の途中で特定演出が開始される場合であってもリーチ態様Cでリーチ演出が実行される場合がある)こととしてもよい。そのような構成によれば、可変表示中に所定条件を満たした場合でも、当該可変表示において特別演出態様で演出が実行されるので、遊技に対する興趣が低下することを防止することができる。
(手段5)手段1から手段4のいずれかにおいて、特定演出は、第1特定演出と該第1特定演出とは演出態様の異なる第2特定演出とを含み、特定演出実行手段は、第1期間では、所定条件の成立にもとづいて第1特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに第2特定演出を実行し、第1期間とは異なる第2期間では、所定条件の成立にもとづいて第2特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに第1特定演出を実行するとともに、第1期間において、第1特定演出の実行後に第2特定演出を実行した後、さらに所定条件が成立したときに再び第1特定演出を実行し、演出態様決定手段は、特定演出実行手段によって第1特定演出が実行されているときには、第1特定演出が実行されていないときには決定されない第1特別演出態様(例えば、リーチC)を決定可能であり、特定演出実行手段によって第2特定演出が実行されているときには、第2特定演出が実行されていないときには決定されない第2特別演出態様(例えば、リーチD)を決定可能であることとしてもよい。そのような構成によれば、第1特定演出と第2特定演出を実行しているときの遊技の興趣を向上させることができる。