JP2016116778A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の演出モード中において、より高揚感及び意外性のある演出を表現可能な遊技機を提供する。【解決手段】演出制御手段が、遊技機の稼働時間中の所定時間ごとに、事前判定情報記憶手段に記憶されている事前判定情報に基づいて図柄の変動開始時期を算定し、当該算定の結果、変動開始時期が所定時間以降となる図柄が含まれている場合、所定時間経過後から当該図柄の変動中において、所定時間経過以前の図柄の変動において表示される先読み演出の内容とは異なる先読み演出に決定する先読み演出決定部を備えた構成とした。【選択図】図45
Description
本発明は、遊技機に関し、特に複数の演出モードが設けられた遊技機に関する。
従来、遊技機の一形態であるパチンコ機においては、遊技盤に配設された始動口への遊技球の入球を契機として取得される乱数に基づいて、いわゆる大当り遊技実行の可否に関する抽選を実行し、当該抽選の結果を液晶表示装置等に表示される図柄の停止態様によって報知する。特許文献1には、現在時刻(実時間)を計時するRTC(Real Time Clock)を搭載したパチンコ機が開示され、当該パチンコ機は、RTCにより計時された現在時刻が予め設定された時刻に達したことを契機として、以後所定の期間だけ演出モードを切り替える構成を備えている。
上記特許文献1に係るパチンコ機では、切替後の演出モード中において大当り遊技実行の可否に関する内部抽選が当りとなったことに基づいて、当該当りとなったことを示す図柄の変動中に所定の位置に配置されたランプを所定のパターンにより点灯させることにより、当りと対応する変動であることを印象付ける工夫がなされているものの、そのパターンに乏しく、より高揚感及び意外性のある演出を表現することができないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、特定の演出モード中において、より高揚感及び意外性のある演出を表現可能な遊技機を提供する。
上記課題を解決するための本発明の構成として、遊技盤の遊技領域に配設された始動部品への入球を契機として取得される始動情報を逐次記憶する保留記憶手段と、保留記憶手段により記憶された始動情報に基づいて、遊技領域に配設された大入賞部品を開放動作させる特別遊技の実行可否に関する抽選を実行する当否抽選手段と、保留記憶手段により記憶された始動情報に基づいて、停止態様により抽選の結果を報知する図柄の変動時間を含む変動情報を決定する図柄変動情報決定手段と、前記抽選、及び変動情報の決定前に、始動情報に基づいて特別遊技の実行可否に関する抽選、及び図柄の変動時間を含む変動情報の決定を事前に逐次実行する事前判定手段と、事前判定手段による抽選の結果及び決定された変動情報を事前判定情報として記憶する事前判定情報記憶手段と、図柄変動情報決定手段により決定された変動情報に基づいて、遊技盤に配設された演出表示部に図柄の変動中に表示される変動演出の内容を決定するとともに、事前判定情報記憶手段に記憶された事前判定情報に基づいて、演出表示部に表示される先読み演出の有無及び内容を決定し、決定された各演出の内容を演出表示部に表示させる演出制御手段とを備えた遊技機であって、演出制御手段は、遊技機の稼働時間中の所定時間ごとに、事前判定情報記憶手段に記憶されている事前判定情報に基づいて図柄の変動開始時期を算定し、当該算定の結果、変動開始時期が所定時間以降となる図柄が含まれている場合、所定時間経過後から当該図柄の変動中において、所定時間経過以前の図柄の変動において表示される先読み演出の内容とは異なる先読み演出に決定する先読み演出決定部を備えた構成とした。
また、遊技機の稼働時間中の前記所定時間ごとに、遊技機に配設された発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかが禁止される特別区間を設定する演出モード切替手段を更に備え、先読み演出決定部は、特別区間における所定時間経過以前の図柄の変動において表示される先読み演出の内容とは異なる先読み演出として、発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかを伴う演出に決定する構成とした。
また、特別区間は、発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかが禁止されることを事前に示唆する第1区間と、当該第1区間後であって、発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかが禁止される第2区間とに区分され、先読み演出決定部は、算定の結果、変動開始時期が第2区間以降となる図柄が含まれている場合、第1区間経過後から当該図柄の変動中において、所定時間経過以前の図柄の変動において表示される先読み演出の内容とは異なる先読み演出に決定する構成とした。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
また、遊技機の稼働時間中の前記所定時間ごとに、遊技機に配設された発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかが禁止される特別区間を設定する演出モード切替手段を更に備え、先読み演出決定部は、特別区間における所定時間経過以前の図柄の変動において表示される先読み演出の内容とは異なる先読み演出として、発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかを伴う演出に決定する構成とした。
また、特別区間は、発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかが禁止されることを事前に示唆する第1区間と、当該第1区間後であって、発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかが禁止される第2区間とに区分され、先読み演出決定部は、算定の結果、変動開始時期が第2区間以降となる図柄が含まれている場合、第1区間経過後から当該図柄の変動中において、所定時間経過以前の図柄の変動において表示される先読み演出の内容とは異なる先読み演出に決定する構成とした。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
上記各構成に係る遊技機によれば、特定の演出モード中において、より高揚感及び意外性のある演出を表現可能となる。
以下、実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[遊技機の全体構成について]
遊技機の一例としてのパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の一側部においてヒンジ機構により開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3内に収容された遊技盤30と、本体枠3の前方において開閉可能に軸着され、中央部に配設されたガラス窓4A、及びガラス窓4Aの下方に設けられた受皿6を有するパネル枠4と、パネル枠4の下部一側部より前方に突設されたハンドルユニット7、及びパネル枠4の上部両側部に配設されたスピーカユニット8を主たる構成として備える。
パネル枠4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル枠4に配設されたガラス窓4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域30Aを視認することが可能である。パネル枠4、及び後述する遊技盤30の各部には、複数のLED等からなる照明部40が複数配設されている。スピーカユニット8から出力される音声、及び照明部40の点灯パターンは、後述する演出制御回路200によって遊技の進行に応じて制御される。また、本実施形態においては、全ての照明部40が消灯し、スピーカユニット8からの音声が無音化される特定の演出モード(サイレントモード)を有している。
遊技機の一例としてのパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の一側部においてヒンジ機構により開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3内に収容された遊技盤30と、本体枠3の前方において開閉可能に軸着され、中央部に配設されたガラス窓4A、及びガラス窓4Aの下方に設けられた受皿6を有するパネル枠4と、パネル枠4の下部一側部より前方に突設されたハンドルユニット7、及びパネル枠4の上部両側部に配設されたスピーカユニット8を主たる構成として備える。
パネル枠4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル枠4に配設されたガラス窓4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域30Aを視認することが可能である。パネル枠4、及び後述する遊技盤30の各部には、複数のLED等からなる照明部40が複数配設されている。スピーカユニット8から出力される音声、及び照明部40の点灯パターンは、後述する演出制御回路200によって遊技の進行に応じて制御される。また、本実施形態においては、全ての照明部40が消灯し、スピーカユニット8からの音声が無音化される特定の演出モード(サイレントモード)を有している。
受皿6の中央部には、遊技者の任意によって操作可能な操作手段としての操作機構9が配設される。操作機構9は、遊技者による押下操作が可能な円形のプッシュボタン9Aと、当該プッシュボタン9Aの周囲において遊技者による回動操作が可能なダイアル9Bとにより構成される。操作機構9は、後述する演出制御回路200と接続されており、プッシュボタン9A、及びダイアル9Bから出力される信号は、演出制御回路200側に入力する。受皿6には、この他、球貸ボタンや返却ボタン等が配設されており、これらのボタン操作によって図外のCRユニットに投入されたICカード等の記録媒体に記録された貸し球可能数に対応する遊技球の貸し出し動作、或いは記録媒体の返却動作が実行される。
[遊技盤の構成について]
図2に示すように、本体枠3内に収容された遊技盤30には、外ガイドレール27及び内ガイドレール28によって略円形状に区画された遊技領域30Aが形成される。遊技領域30Aは、遊技盤30の前面とガラス窓4Aの後面との間に形成される空間である。遊技盤30には、図外の多数の釘や風車が配設されており、遊技者のハンドルユニット7の操作によって図外の発射機構により発射された遊技球は、多数の釘や風車によって不規則に誘導されつつ遊技領域30A内を流下する。
図2に示すように、本体枠3内に収容された遊技盤30には、外ガイドレール27及び内ガイドレール28によって略円形状に区画された遊技領域30Aが形成される。遊技領域30Aは、遊技盤30の前面とガラス窓4Aの後面との間に形成される空間である。遊技盤30には、図外の多数の釘や風車が配設されており、遊技者のハンドルユニット7の操作によって図外の発射機構により発射された遊技球は、多数の釘や風車によって不規則に誘導されつつ遊技領域30A内を流下する。
また、遊技領域30A内には、第1始動部品60、第2始動部品62、大入賞部品64、及び複数の一般入賞部品66が配設されており、これらの入賞部品に遊技球が入球すると、各入賞部品に対応した所定数の賞球が受皿6に払出される。また、詳細については後述するが、遊技球が第1始動部品60、又は第2始動部品62に入球すると、上記賞球の払出しの他、大入賞部品64を開放動作させ、遊技者にとって有利な状態を醸成する特別遊技の可否に関する抽選や、当該特別遊技の態様、或いは特別遊技後の遊技状態を決定するための抽選を始めとする各種の抽選が主制御回路100により実行される。即ち、第1始動部品60、又は第2始動部品62への遊技球の入球は、上記各種の抽選を受けるための契機となるものである。
また、第2始動部品62は、図2中において破線で示す閉鎖状態と、実線で示す開放状態を取り得る開閉体63を備えており、当該開閉体63の状態に応じて、第2始動部品62への入球の難易が変化するようになっている。具体的には、開閉体63が上下方向に直立した閉鎖状態にあっては、第2始動部品62の直上に位置する障害部品との関係により、第2始動部品62への入球が極めて困難、又は不可能とされる。一方、開閉体63が左右方向に倒伏した開放状態にあっては、第2始動部品62の直上に位置する障害部品との関係により、第2始動部品62への入球が容易とされる。
開閉体63の開放動作は、遊技領域30A内に配設された通過ゲート68への遊技球の通過を契機として主制御回路100により実行される開閉体63の開放動作の可否に関する抽選の結果が当りとなった場合に実行される。
第1始動部品60、及び第2始動部品62よりも下方に配設された大入賞部品64は、遊技球が入球可能な大入賞口64Aと、当該大入賞口64Aの全域を閉鎖又は開放する開閉体64Bとを備えており、通常時においては大入賞口64Aが開閉体64Bにより閉鎖され、遊技球の入球が不可能となっている。一方で、前述の特別遊技が実行されると開閉体64Bが開放動作し、遊技球の入球が容易とされる。また、遊技領域30Aの最下部には、上記複数の入賞部品のいずれにも入球しなかった遊技球を回収するアウト口69が開設されており、当該アウト口69まで流下した遊技球は、遊技盤30の背部側を経由して外部に排出される。
また、遊技盤30の略中央部には例えば液晶表示装置からなる演出表示装置50が設けられている。演出表示装置50は、後述する演出図柄に関する画像や、当該演出図柄の変動表示に伴って表示される変動演出に係る画像、或いは特別遊技中において表示される画像等の種々の画像を表示可能な演出表示部50Aを有し、一般に遊技者は、当該演出表示部50Aに表示される多様な画像表示による演出を視認しながら遊技を進行する。
遊技盤30の遊技領域30Aの外方には、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38が設けられている。各表示装置は、遊技の進行状況に応じて主制御回路100によって制御され、その表示の変化によって遊技状況を遊技者に報知する。
[パチンコ機の内部構成について]
図3は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御回路100と、主として払出動作を制御する払出制御回路150と、主として遊技球の発射動作を制御する発射制御回路160及び、主として前述の演出表示装置50を制御する演出制御回路200とを備える。
図3は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御回路100と、主として払出動作を制御する払出制御回路150と、主として遊技球の発射動作を制御する発射制御回路160及び、主として前述の演出表示装置50を制御する演出制御回路200とを備える。
主制御回路100は、(メイン)CPU100a、(メイン)ROM100b、及び(メイン)RAM100cを備えてなり、CPU100aが後述する各検出スイッチやタイマからの入力に対応してROM100bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、主制御回路100に接続された上述の各装置を直接的に制御したり、他の制御回路に多様なコマンドを送信する。また、このときRAM100cは、CPU100aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンドを一時的に保持する。
図3に示すように、主制御回路100には、第1始動部品60への遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチSW1、第2始動部品62への遊技球の入球を検出する第2始動口検出スイッチSW2、大入賞部品64への遊技球の入球を検出する大入賞口検出スイッチSW3、一般入賞部品66への遊技球の入球を検出する一般入賞口検出スイッチSW4、及び通過ゲート68への遊技球の通過を検出するゲート検出スイッチSW5が接続されており、各検出スイッチから出力される検出信号が主制御回路100側に入力する。
また、主制御回路100には、前述の第2始動部品62に設けられた開閉体63を開閉動作させるためのソレノイドSOL1、及び大入賞部品64に設けられた開閉体64Bを開閉動作させるためのソレノイドSOL2が接続され、これらのソレノイドが主制御回路100によって直接的に制御される。また、主制御回路100には、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38が接続されており、これらの表示装置が主制御回路100によって直接的に制御される。
また、主制御回路100には、払出制御回路150、及び演出制御回路200が接続されている。払出制御回路150は、主制御回路100と同様に不図示のCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであって、主制御回路100と通信可能に接続されている。また、主制御回路100と払出制御回路150は、外部情報出力端子板151が接続されている。外部情報出力端子板151は、主制御回路100(CPU100a)及び払出制御回路150(払出CPU)から出力された遊技の進行に関する種々の情報をパチンコ機1の設置店等に設けられたホストコンピュータ側に送信する。
また、払出制御回路150には、遊技者に対して賞球を払い出すための払出モータ152、及び賞球数計数スイッチ153が接続されている。払出制御回路150は、主制御回路100から送信される払出コマンドに含まれる賞球数情報に基づいて所定の賞球数が払い出されるように払出モータ152を制御する。当該払出モータ152の駆動により払い出された賞球は、賞球数計数スイッチ153により検出され、払出制御回路150側において、適正な賞球数が払い出されたかが把握される。なお、払出制御回路150には、この他、受皿6に許容数以上の遊技球が貯留されていることを検知する皿満タン検出スイッチや、パネル枠4や本体枠3の扉が開放していることを検知する扉開放検出スイッチ等の各種のスイッチが接続される。
また、発射制御回路160には、ハンドルユニット7内に搭載されたタッチセンサ161、発射ボリューム162、図外の発射機構内に受皿6に貯留された遊技球を送り込む球送りモータ163、及び発射機構内に格納された球発射モータ164が接続されており、発射制御回路160は、払出制御回路150からの発射許可およびタッチセンサ161からの入力を条件として、遊技者によるハンドルユニット7の操作量に応じて変化する発射ボリューム162からの入力信号に基づいて球発射モータ164を制御し、受皿6に貯留された遊技球を所定の発射力により遊技領域30A内に打ち出す。
演出制御回路200は、遊技進行中や待機中における各種の演出表示を制御する。演出制御回路200は、(サブ)CPU200a、(サブ)ROM200b、(サブ)RAM200cを備えてなり、主制御回路100に対して主制御回路100から演出制御回路200に対してのみ通信(一方向通信)が可能なように接続されている。当該演出制御回路200は、主制御回路100から送信される演出に関する各種のコマンドや内部タイマからの入力信号に基づいて、ROM200bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、演出制御回路200に接続された演出表示装置50の演出表示部50Aの画像制御、遊技進行中における楽曲や効果音などの音声をスピーカユニット8から出力させる音声出力制御や、演出表示部50Aの左右方向に離間して配設された可動体55A,55B、或いは演出表示部50Aの上方に配設された回転可動体55Cを動作させるソレノイドやモータ等の駆動手段を動作させる可動体駆動制御、或いは遊技盤30及びパネル枠4等の各所に配設された照明部40を多様なパターンにより発光させる点灯制御等を実行する。なお、このときRAM200cは、CPU200aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンド等を一時的に保持する。
また、演出制御回路200は、CPU200aと接続され、当該CPU200aより送信される画像表示に係る各種のコマンドを受信して演出表示部50Aに多様な画像を表示するためのVDP、及び上記画像表示処理中に必要な各種のデータ等を一時的に保存するVRAM、スピーカユニット8から出力される音声制御のための音声合成LSIやサウンドプロセッサー、照明部40の点灯制御のための点灯制御基板等、各種制御に必要なハードウェアを備えている。
また、演出制御回路200には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構9が接続されており、例えば当該操作機構9の操作タイミングに合せて前述の各制御を実行し、操作機構9の操作タイミングに従った所定の演出を表現することが可能である。
また、演出制御回路200には、RTCが接続されている。RTCは、断電時においても図外のバックアップ電源により、計時動作が継続可能とされており、現在時刻(実時間)を演出制御回路200側に出力する。演出制御回路200は、現在時刻が例えば遊技機管理者側により予め設定された演出モード切替時刻となったことを契機として、演出モードを切り替える。本例において演出モード切替時刻は、例えば9:30〜23:30までの間で、1時間おきに設定されているものとする。なお、演出モード切替時刻を判定するための計時手段としては、RTCに限られず、例えば電源投入と同時に計時動作を開始する図外のタイマ等を採用してもよい。また、RTCを主制御回路100側に接続してもよく、この場合、主制御回路100は、演出モード切替時刻となったことに基づいて、演出制御回路200側に演出モードの切り替えを実行させる所定のコマンド(演出モード切替コマンド)を送信する。
また、演出制御回路200は、CPU200aと接続され、当該CPU200aより送信される画像表示に係る各種のコマンドを受信して演出表示部50Aに多様な画像を表示するためのVDP、及び上記画像表示処理中に必要な各種のデータ等を一時的に保存するVRAM、スピーカユニット8から出力される音声制御のための音声合成LSIやサウンドプロセッサー、照明部40の点灯制御のための点灯制御基板等、各種制御に必要なハードウェアを備えている。
また、演出制御回路200には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構9が接続されており、例えば当該操作機構9の操作タイミングに合せて前述の各制御を実行し、操作機構9の操作タイミングに従った所定の演出を表現することが可能である。
また、演出制御回路200には、RTCが接続されている。RTCは、断電時においても図外のバックアップ電源により、計時動作が継続可能とされており、現在時刻(実時間)を演出制御回路200側に出力する。演出制御回路200は、現在時刻が例えば遊技機管理者側により予め設定された演出モード切替時刻となったことを契機として、演出モードを切り替える。本例において演出モード切替時刻は、例えば9:30〜23:30までの間で、1時間おきに設定されているものとする。なお、演出モード切替時刻を判定するための計時手段としては、RTCに限られず、例えば電源投入と同時に計時動作を開始する図外のタイマ等を採用してもよい。また、RTCを主制御回路100側に接続してもよく、この場合、主制御回路100は、演出モード切替時刻となったことに基づいて、演出制御回路200側に演出モードの切り替えを実行させる所定のコマンド(演出モード切替コマンド)を送信する。
図示は省略するが、上述の各制御回路には電源供給回路が接続されており、当該電源供給回路に設けられた電源スイッチの操作により、遊技機管理者側の外部電源から電源が供給され、該外部電源を各制御回路の動作に必要な電源として生成し、各制御回路に生成した電源を供給することで各制御回路が起動する。また、電源供給回路には、コンデンサ等のバックアップ用電源が搭載されており、断電時においては当該バックアップ用電源から主制御回路100及び払出制御回路150に対して電力が供給され、これら2つの制御回路のRAMに格納された各種のデータやコマンドが保持される。また、電源供給回路には、演出制御回路200に対する専用のバックアップ用電源も搭載されており、断電時においては当該専用のバックアップ用電源からの電力供給によりRAMに格納された各種のデータやコマンドの一部が別途搭載されたバックアップ用RAMに格納される。
以下、上記構成からなるパチンコ機1の遊技の流れについて概説する。
遊技者のハンドルユニット7の操作により遊技領域30A内を流下する遊技球が前述の第1始動部品60又は第2始動部品62に入球すると、主制御回路100では特別遊技(所謂大当り遊技)の実行可否に関する抽選(以下、特図当否抽選ともいう)、特別図柄の種類を決定する抽選(以下、特図種別決定抽選ともいう)、特別図柄の変動パターンを決定する抽選(以下、特図変動パターン決定抽選ともいう)等の種々の抽選を実行する。
そして、上記抽選のうち、特図当否抽選の結果が「当り」である場合には、前述の大入賞部品64の大入賞口64Aを開放し、遊技球の入球を容易とする特別遊技が実行される。以下、各抽選の概要について説明する。
遊技者のハンドルユニット7の操作により遊技領域30A内を流下する遊技球が前述の第1始動部品60又は第2始動部品62に入球すると、主制御回路100では特別遊技(所謂大当り遊技)の実行可否に関する抽選(以下、特図当否抽選ともいう)、特別図柄の種類を決定する抽選(以下、特図種別決定抽選ともいう)、特別図柄の変動パターンを決定する抽選(以下、特図変動パターン決定抽選ともいう)等の種々の抽選を実行する。
そして、上記抽選のうち、特図当否抽選の結果が「当り」である場合には、前述の大入賞部品64の大入賞口64Aを開放し、遊技球の入球を容易とする特別遊技が実行される。以下、各抽選の概要について説明する。
まず、遊技球が第1始動部品60又は第2始動部品62に入球すると、上記特図当否抽選において参照される特図当否判定乱数や、特図種別決定乱数、変動パターン決定乱数等、種々の乱数が同時に取得され、当該取得された乱数がRAM100cの保留記憶領域に格納される。なお、以下の説明においては、第1始動部品60への入球を契機として取得される上記種々の乱数を総称して特1保留といい、第2始動部品62への入球を契機として取得される上記種々の乱数を総称して特2保留という場合がある。さらに、特1保留及び特2保留を総称して始動情報という。
上記保留記憶領域は、特1保留、及び特2保留をそれぞれ独立して記憶可能な第1特図保留記憶領域と第2特図保留記憶領域とを備えている。第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域は、それぞれ4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。
そして、第1始動部品60に遊技球が入球すると、特1保留を第1特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動部品62に遊技球が入球すると、特2保留を第2特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。ただし、第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(X1)および特2保留数(X2)は、それぞれ4つに設定されており、各保留記憶領域の上限を超えて保留数(X1,X2)が増加することはない。また、上述のとおり特1保留数(X1)及び特2保留数(X2)は、演出表示部50A上に表示される保留表示画像の表示数によって表現される。
そして、第1始動部品60に遊技球が入球すると、特1保留を第1特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動部品62に遊技球が入球すると、特2保留を第2特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。ただし、第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(X1)および特2保留数(X2)は、それぞれ4つに設定されており、各保留記憶領域の上限を超えて保留数(X1,X2)が増加することはない。また、上述のとおり特1保留数(X1)及び特2保留数(X2)は、演出表示部50A上に表示される保留表示画像の表示数によって表現される。
[各種抽選処理について]
図4は、特図当否抽選において参照される特図当否判定テーブルTBの概要を示す図である。遊技球が、第1始動部品60又は第2始動部品62に入球すると、0〜65535の範囲から1つの特図当否判定乱数が取得される。同図に示すように特図当否判定テーブルTBは、遊技状態が特図低確率である場合に参照される低確率用特図当否判定テーブルTB1と、遊技状態が特図高確率である場合に参照される高確率用特図当否判定テーブルTB2とに細分化されている。特図当否判定テーブルTB1,TB2には、0〜65535までの特図当否判定乱数に対応する判定結果(「当り」又は「ハズレ」)が規定されている。例えば、低確率用特図当否判定テーブルTB1が参照された場合に判定結果が「当り」となる確率は、約399分の1であり、高確率用特図当否判定テーブルTB2が参照された場合に判定結果が当りとなる確率は、10倍の約39.9分の1である。そして、上記取得された特図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレと判定される。
なお、上記特図当否判定テーブルTB1,TB2においては、判定結果を「当り」,「ハズレ」の2通りとしたがこの他、「小当り」を付加したテーブルとしてもよい。
ここで、「小当り」とは、大入賞部品64の大入賞口64Aを開放し、遊技球の入球を容易とする遊技の開放時間が特別遊技よりも少ない遊技であり、小当りによる遊技終了後に、小当り遊技開始前と遊技状態が変わることがない遊技である。
図4は、特図当否抽選において参照される特図当否判定テーブルTBの概要を示す図である。遊技球が、第1始動部品60又は第2始動部品62に入球すると、0〜65535の範囲から1つの特図当否判定乱数が取得される。同図に示すように特図当否判定テーブルTBは、遊技状態が特図低確率である場合に参照される低確率用特図当否判定テーブルTB1と、遊技状態が特図高確率である場合に参照される高確率用特図当否判定テーブルTB2とに細分化されている。特図当否判定テーブルTB1,TB2には、0〜65535までの特図当否判定乱数に対応する判定結果(「当り」又は「ハズレ」)が規定されている。例えば、低確率用特図当否判定テーブルTB1が参照された場合に判定結果が「当り」となる確率は、約399分の1であり、高確率用特図当否判定テーブルTB2が参照された場合に判定結果が当りとなる確率は、10倍の約39.9分の1である。そして、上記取得された特図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレと判定される。
なお、上記特図当否判定テーブルTB1,TB2においては、判定結果を「当り」,「ハズレ」の2通りとしたがこの他、「小当り」を付加したテーブルとしてもよい。
ここで、「小当り」とは、大入賞部品64の大入賞口64Aを開放し、遊技球の入球を容易とする遊技の開放時間が特別遊技よりも少ない遊技であり、小当りによる遊技終了後に、小当り遊技開始前と遊技状態が変わることがない遊技である。
また、詳細については後述するが、特図低確率状態とは、上記特図当否抽選において低確率用特図当否判定テーブルTB1を参照して抽選結果を判定する遊技状態である。一方、特図高確率状態とは、特図当否抽選において高確率用特図当否判定テーブルTB2を参照して抽選結果を判定する遊技状態であり、特図低確率状態と比べて判定結果が「当り」となり易く、前述の特別遊技を獲得し易い状態である。
図5は、上記特図種別決定抽選において参照される特図種別決定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、特図種別決定テーブルTBは、特図種別決定乱数が第1始動部品60への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が当りである場合に参照される特図種別決定テーブルTB1と、特図種別決定乱数が第2始動部品62への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が当りである場合に参照される特図種別決定テーブルTB2と、特図当否抽選の結果がハズレである場合に参照される特図種別決定テーブルTB3とに細分化される。
第1始動部品60又は第2始動部品62に入球すると、例えば0〜99の範囲から1つの特図種別決定乱数が取得される。同図に示すように、特図種別決定テーブルTB1,TB2には、0〜99までの特図種別決定乱数に対応する特別図柄種別が所定の割合(選択率)で規定されている。例えば、特図種別決定テーブルTB1が参照され、取得された特図種別決定乱数が0〜59の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Aとして決定され、60〜79の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Bとして決定され、80〜99の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Dとして決定される。
つまり、第1始動部品60への入球を契機とする特図当否抽選の結果が「当り」となり、特図種別決定テーブルTB1が参照された場合の特別図柄A、特別図柄B、特別図柄Dの選択率は、それぞれ60%、20%、20%となる。
つまり、第1始動部品60への入球を契機とする特図当否抽選の結果が「当り」となり、特図種別決定テーブルTB1が参照された場合の特別図柄A、特別図柄B、特別図柄Dの選択率は、それぞれ60%、20%、20%となる。
また、特図種別決定テーブルTB2が参照され、取得された特図種別決定乱数が0〜59の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Cとして決定され、60〜99の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Dとして決定される。つまり、第2始動部品62への入球を契機とする特図当否抽選の結果が当りとなり、特図種別決定テーブルTB2が参照された場合の特別図柄C及び特別図柄Dの選択率は、それぞれ60%、40%となる。
また、特図種別決定テーブルTB3は、上記特図当否抽選の結果が「ハズレ」である場合に参照され、取得された特図種別決定乱数の範囲、及び特図種別決定乱数の取得契機に関わらず特図種別が無条件に特別図柄X(ハズレ図柄X)に決定される。
図6(a)は、上記特図変動パターン決定抽選において参照される変動パターン決定テーブルTBの一例を示す図である。本実施形態において変動パターン決定テーブルは、遊技状態が普図低確率である場合に参照される変動パターン決定テーブルTB1、遊技状態が普図高確率である場合に参照される変動パターン決定テーブルTB2に細分化されている。第1始動部品60又は第2始動部品62に入球すると、例えば0〜99の範囲から1つの変動パターン決定乱数が取得され、上記いずれかの変動パターン決定テーブルTBから変動パターン決定乱数に対応する1の変動パターン番号が決定される。
同図に示すように、変動パターン決定テーブルTB1,TB2には、前述の抽選により決定された特図当否抽選の結果(特図判定結果)、及び保留記憶数に応じて、変動パターン決定乱数に対応した変動パターン番号が規定されている。なお、本実施形態では特図判定結果が「当り」である場合には、保留記憶数に関わらず変動パターン決定乱数に応じて変動パターン番号が決定される構成としている。なお、変動パターン決定テーブルTB1〜TB2は、例示であり、特図当否抽選の結果及び保留記憶数に加えて前述の特図種別ごとに異なる変動パターン番号が決定される構成としてもよい。また、変動パターン決定テーブルTB1,TB2を遊技状態に応じて更に細分化して設けてもよい。
図6(b)に示すように、各変動パターン番号には、変動時間(秒)が対応付けられている。変動時間は、第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35B上で表示される特別図柄の変動表示時間、及び演出表示部50A上で特別図柄の変動表示と略同期して変動表示される演出図柄Sの変動時間、及び当該演出図柄Sの変動に伴って表示される変動演出の時間となる。本例における変動時間の最短は、例えば0.4秒であり最長は120秒である。また、特図判定結果が「ハズレ」である場合に変動パターン決定テーブルTB2から抽出される変動パターン番号(図示の例では「10H」〜「13H」)と対応する変動時間の平均は、特図判定結果が「ハズレ」である場合に変動パターン決定テーブルTB1から抽出される変動パターン番号(図示の例では「00H」〜「05H」)と対応する変動時間の平均よりも大幅に短く設定されており、遊技状態が普図高確率である場合に特別図柄及び演出図柄Sの1回の変動に要する時間が、普図低確率の場合と比べて大幅に短縮されることとなる。
いずれかの変動パターン決定テーブルTBから、変動パターン番号が決定されると、変動パターン番号、及び変動時間に関する情報(変動時間情報)を含む変動パターンコマンドが演出制御回路200側に送信され、演出表示部50A上において、演出図柄Sの変動表示が開始されるとともに、当該変動表示と併せて各変動パターン番号に従った種々の演出を表現する変動演出が表示されることとなる。
また、主制御回路100は、変動パターンコマンドの送信と同時に第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bを制御し、いずれかの表示装置上において特別図柄の変動表示を開始させる。その後、主制御回路100は、上記変動表示時間が経過したことに基づいて、第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bを制御して特別図柄の変動を停止させるとともに、演出制御回路200側に後述する特図停止指定コマンドを送信し、演出表示部50A上において変動表示される演出図柄Sの変動を停止させる。なお、これらの変動表示に係る処理の詳細については後述する。
以上説明したとおり、主制御回路100は、特別図柄の変動開始時に上述の特図当否抽選,特図種別決定抽選、及び特図変動パターン決定抽選を実行し、特別図柄及び演出図柄Sの最終的な停止態様によって、特別遊技実行の可否と関連する特図当否抽選の結果を報知する。また、以下、これら特別遊技の実行に関わる各種の抽選処理を総称して特図遊技抽選という場合がある。なお、一般的に遊技者は、特別図柄の変動表示と同期して変動表示される演出図柄Sの停止態様によって特図当否抽選の結果を認識することとなる。また、上記一連の抽選に関する具体的な処理については、図22以下を参照しつつ後述する。
以上説明したとおり、主制御回路100は、特別図柄の変動開始時に上述の特図当否抽選,特図種別決定抽選、及び特図変動パターン決定抽選を実行し、特別図柄及び演出図柄Sの最終的な停止態様によって、特別遊技実行の可否と関連する特図当否抽選の結果を報知する。また、以下、これら特別遊技の実行に関わる各種の抽選処理を総称して特図遊技抽選という場合がある。なお、一般的に遊技者は、特別図柄の変動表示と同期して変動表示される演出図柄Sの停止態様によって特図当否抽選の結果を認識することとなる。また、上記一連の抽選に関する具体的な処理については、図22以下を参照しつつ後述する。
[特別遊技について]
図7は、前述の特図当否抽選の結果が「当り」となり、遊技者にとって有利な特別遊技(大当り遊技)が実行される場合に参照される特別遊技制御テーブルTBの概要を示す図である。この特別遊技制御テーブルTBには、特別遊技を制御するための各種データが記憶されており、特別遊技中は、当該テーブルを参照して開閉体64Bと対応するソレノイドSOL2が通電制御される。なお、特別遊技制御テーブルTBは、特図種別ごとに複数設けられており、決定された特図種別に応じて、対応するテーブルが特別遊技の開始時にセットされるが、ここでは1つのテーブルに全ての特図種別に対応する制御データを示す。
図7は、前述の特図当否抽選の結果が「当り」となり、遊技者にとって有利な特別遊技(大当り遊技)が実行される場合に参照される特別遊技制御テーブルTBの概要を示す図である。この特別遊技制御テーブルTBには、特別遊技を制御するための各種データが記憶されており、特別遊技中は、当該テーブルを参照して開閉体64Bと対応するソレノイドSOL2が通電制御される。なお、特別遊技制御テーブルTBは、特図種別ごとに複数設けられており、決定された特図種別に応じて、対応するテーブルが特別遊技の開始時にセットされるが、ここでは1つのテーブルに全ての特図種別に対応する制御データを示す。
特別遊技は、大入賞口64Aが所定回数開閉される複数回のラウンド遊技で構成されている。また、特別遊技制御テーブルTBによれば、オープニング時間(最初のラウンド遊技が開始されるまでの待機時間)、特別電動役物最大作動回数(1回の特別遊技中に実行されるラウンド遊技の回数)、特別電動役物開閉切替回数(1ラウンド(R)中の大入賞口64Aの開放回数)、ソレノイド通電時間(大入賞口64Aの開放回数ごとのソレノイドSOL2の通電時間、すなわち、1回の大入賞口64Aの開放時間)、規定数(1回のラウンド遊技における大入賞口64Aへの最大入賞可能数)、大入賞口閉鎖有効時間(ラウンド遊技間の大入賞口64Aの閉鎖時間、すなわち、インターバル時間)、エンディング時間(最後のラウンド遊技が終了してから、通常の特別遊技(特別図柄の変動表示)が再開されるまでの待機時間)が、特別遊技の制御データとして、特図種別ごとに図示のように予め記憶されている。
例えば、特図種別が特別図柄Aである場合に特別遊技が実行されると、特別遊技の態様としては、ソレノイドSOL2への通電による開閉体64Bの開放動作によって大入賞口64Aが29秒間開放すること、又は、大入賞口64A内に遊技球が9個(カウントC=9)入球することのいずれかの条件が成立するまでラウンドが継続し、当該ラウンドが5回繰り返される。また、特図種別が特別図柄Bである場合に特別遊技が実行されると、特別遊技の態様として開閉体64Bの開放動作によって大入賞口64Aが29秒間開放すること、又は、大入賞口64A内に遊技球が9個(カウントC=9)入球することのいずれかの条件が成立するまでラウンドが継続し、当該ラウンドが8回繰り返される。また、特図種別が特別図柄Cである場合に特別遊技が実行されると、特別遊技の態様として、開閉体64Bの開放動作によって大入賞口64Aが29秒間開放すること、又は、大入賞口64A内に遊技球が9個(カウントC=9)入球することのいずれかの条件が成立するまでラウンドが継続し、当該ラウンドが15回繰り返される。また、特図種別が特別図柄Dである場合に特別遊技が実行されると、特別遊技の態様として、開閉体64Bの開放動作によって大入賞口64Aが29秒間開放すること、又は、大入賞口64A内に遊技球が9個(カウントC=9)入球することのいずれかの条件が成立するまでラウンドが継続し、当該ラウンドが10回繰り返される。
[遊技状態について]
図8は、上述の特別遊技が実行された場合に、当該特別遊技後の遊技状態を設定するために参照される遊技状態設定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、遊技状態設定テーブルTBには、特図種別に対応して、特図低確率又は特図高確率、及び普図低確率又は普図高確率のいずれかの組み合わせに係る遊技状態が規定されている。
図8は、上述の特別遊技が実行された場合に、当該特別遊技後の遊技状態を設定するために参照される遊技状態設定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、遊技状態設定テーブルTBには、特図種別に対応して、特図低確率又は特図高確率、及び普図低確率又は普図高確率のいずれかの組み合わせに係る遊技状態が規定されている。
ここで、特図低確率とは、前述の特図当否抽選において、図4に示す低確率用特図当否判定テーブルTB1が参照される状態(当り確率=399分の1)である。また、特図高確率とは、図4に示す高確率用特図当否判定テーブルTB2が参照される状態(当り確率=39.9分の1)である。
また、普図低確率とは、前述の特図変動パターン決定抽選において、図6に示す変動パターン決定テーブルTB1が参照され、後述の普図当否抽選において、図9に示す低確率用普図当否判定テーブルTB1が参照され、判定結果が「当り」の場合に図10に示す低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1が参照される状態である。また、普図高確率とは、前述の特図変動パターン決定抽選において、変動パターン決定テーブルTB2が参照され、後述の普図当否抽選において、図9に示す高確率用普図当否判定テーブルTB2が参照され、判定結果が「当り」の場合に図10に示す高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2が参照される状態である。
また、普図低確率とは、前述の特図変動パターン決定抽選において、図6に示す変動パターン決定テーブルTB1が参照され、後述の普図当否抽選において、図9に示す低確率用普図当否判定テーブルTB1が参照され、判定結果が「当り」の場合に図10に示す低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1が参照される状態である。また、普図高確率とは、前述の特図変動パターン決定抽選において、変動パターン決定テーブルTB2が参照され、後述の普図当否抽選において、図9に示す高確率用普図当否判定テーブルTB2が参照され、判定結果が「当り」の場合に図10に示す高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2が参照される状態である。
図8に示す遊技状態設定テーブルTBによれば、特図種別が特別図柄Aである場合、特別遊技後の遊技状態は、特図高確率、かつ、普図低確率の遊技状態となる。また、特図種別が特別図柄Bである場合、特別遊技後の遊技状態は、特図低確率、かつ、普図高確率の遊技状態となる。また、特図種別が特別図柄Cである場合、特別遊技後の遊技状態は、特図高確率、かつ、普図高確率の遊技状態となる。また、特図種別が特別図柄Dである場合、特別遊技後の遊技状態は、特図低確率、かつ、普図高確率の遊技状態となる。
遊技状態設定テーブルTBには、特図高確率、普図高確率が継続する遊技回数(特図高確回数,普図高確回数)についても規定されており、特図高確率又は普図高確率の状態は上記規定された遊技回数まで継続する。なお、遊技状態設定テーブルTBに規定された特図高確回数及び普図高確回数は、それぞれ後述の特図高確回数切りカウンタ及び普図高確回数切りカウンタによりカウントされる。また、特図種別の数、及び遊技状態の組み合わせは上述のものに限られることなく、特図種別をさらに細分化して設定する(例えば、図7、図8の各数値を細分化する、又は、図7に示す特別遊技が同一で、図8に示す特別遊技後の遊技状態を異ならせる設定など)ことにより、特別遊技の態様や、特別遊技後の遊技状態をさらに細分化して設定することも可能である。
遊技状態設定テーブルTBには、特図高確率、普図高確率が継続する遊技回数(特図高確回数,普図高確回数)についても規定されており、特図高確率又は普図高確率の状態は上記規定された遊技回数まで継続する。なお、遊技状態設定テーブルTBに規定された特図高確回数及び普図高確回数は、それぞれ後述の特図高確回数切りカウンタ及び普図高確回数切りカウンタによりカウントされる。また、特図種別の数、及び遊技状態の組み合わせは上述のものに限られることなく、特図種別をさらに細分化して設定する(例えば、図7、図8の各数値を細分化する、又は、図7に示す特別遊技が同一で、図8に示す特別遊技後の遊技状態を異ならせる設定など)ことにより、特別遊技の態様や、特別遊技後の遊技状態をさらに細分化して設定することも可能である。
以上説明したとおり、パチンコ機1においては、第1始動部品60又は第2始動部品62への入球を契機とする各種の抽選が実行され、上記各種抽選の結果が所定の結果である場合に、遊技者にとって有利な特別遊技が実行され、さらに当該特別遊技後の遊技状態が切り替わる構成である。一方、パチンコ機1においては、上記特別遊技の実行等に関する種々の抽選とは独立して、第2始動部品62に設けられた開閉体63の開放動作させる普通遊技実行の可否等に関する抽選(普図当否抽選,普図変動時間パターン決定抽選)も実行される。以下、普通遊技実行の可否等に関する種々の抽選処理(普図遊技)の概要について説明する。
遊技球が通過ゲート68を通過すると、後述の普図当否抽選において参照される普図当否判定乱数が取得され、当該取得された乱数がRAM100cの保留記憶領域に格納される。ここで、保留記憶領域は、上記普図当否判定乱数を記憶可能な普図記憶領域を有しており、当該普図記憶領域は4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。
そして、通過ゲート68を遊技球が通過すると、普図当否判定乱数を第1記憶部から順に記憶する。但し、普図保留記憶領域に記憶可能な普図保留数(X3)は4つに設定されており、当該上限を超えて普図保留数X3が増加することはない。
そして、通過ゲート68を遊技球が通過すると、普図当否判定乱数を第1記憶部から順に記憶する。但し、普図保留記憶領域に記憶可能な普図保留数(X3)は4つに設定されており、当該上限を超えて普図保留数X3が増加することはない。
図9は、普図当否抽選において参照される普図当否判定テーブルTBの概要を示す図である。遊技球が、通過ゲート68を通過すると、例えば0〜99の範囲から1つの普図当否判定乱数が取得される。同図に示すように普図当否判定テーブルTBは、遊技状態が前述の普図低確率である場合に参照される低確率用普図当否判定テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用普図当否判定テーブルTB2とに細分化されている。上記普図当否判定テーブルTB1,TB2には、0〜99までの普図当否判定乱数に対応する判定結果(「当り」又は「ハズレ」)が規定されている。例えば、低確率用普図当否判定テーブルTB1が参照された場合に判定結果が「当り」となる確率は、50分の1である。これに対して高確率用普図当否判定テーブルTB2が参照された場合に判定結果が当りとなる確率は、1.2分の1である。
そして、上記取得された普図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレとなる。
そして、上記取得された普図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレとなる。
図10は、普図変動パターン決定抽選において参照される普図変動パターン決定テーブルTBを説明する図である。上述の普図当否抽選が行われると、普図変動パターン決定テーブルTBに基づいて普通図柄の変動時間が決定される。同図に示すように、普図変動パターン決定テーブルTBは、遊技状態が普図低確率である場合に参照される低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2とに細分化されており、それぞれのテーブルに単一の変動時間が規定されている。そして、低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1によれば、普通図柄の変動時間が「30秒」に決定され、高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2によれば、普通図柄の変動時間が「1秒」に決定される。このようにして普通図柄の変動時間が決定されると、当該決定された変動時間に渡って、普通図柄表示装置37上で表示される普通図柄の変動表示が開始され、変動時間経過後に上記普図当否抽選の結果を示す態様で停止表示される。
ここで、普通図柄表示装置37は、例えば複数のLEDランプを配列した形態として構成されており、変動表示中においては複数のランプが点滅し、上記普図当否抽選の結果が当りである場合には、複数のランプのうち、いずれかLEDのランプが点灯して停止した状態となり、ハズレである場合には、例えば全てのLEDランプ又は一部のランプが消灯した状態となる。なお、上記説明においては遊技状態に応じて単一の変動時間が規定された例を示したが、各遊技状態において複数の変動時間を規定し、所定の乱数による抽選によって遊技状態ごとに異なる普通図柄の変動時間が決定される構成としてもよい。
[普通遊技について]
図11は、前述の普図当否抽選の結果が当りとなり、普通図柄が当りであることを示す態様で停止した場合に実行される普通遊技において参照される開閉体作動テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、開閉体作動テーブルTBには、開閉体63の開放回数、1回の開放動作当りの開放時間が規定されており、遊技状態が普図低確率である場合に参照される低確率用開閉体作動テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用開閉体作動テーブルTB2とに細分化されている。
そして、遊技状態が普図低確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、開閉体作動テーブルTB1が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動部品62の開閉体63が0.3秒間1回開放動作される。一方、遊技状態が普図高確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、上記開閉体作動テーブルTB2が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動部品62の開閉体63が1.8秒間開放する動作が3回繰り返されることとなる。つまり、遊技状態が普図高確率である場合、普図低確率と比較して普図当否抽選の結果が「当り」となり易く、普通図柄の変動時間が大幅に短縮され、かつ開閉体63の開放時間の合計が長くなることから、遊技球が第2始動部品62に入球し易くなり、遊技球の消費を抑えながら第2始動部品62への入球を契機とする上述の特図遊技を行うことが可能となる。なお、本実施形態においては、普図当否抽選の結果が「当り」となる確率、普通図柄の変動時間、及び開閉体63の開放時間の3つの要素を普図低確率の場合と比べて有利とすることにより、普図高確率の状態を醸成するようにしたが、これに限られるものではなく、上記3つの要素のうちの少なくとも1つを変更することにより普図高確率の状態を醸成することも可能である。以下、上述したパチンコ機1における主制御回路100による主要な処理について複数のフローチャートを用いて説明する。
図11は、前述の普図当否抽選の結果が当りとなり、普通図柄が当りであることを示す態様で停止した場合に実行される普通遊技において参照される開閉体作動テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、開閉体作動テーブルTBには、開閉体63の開放回数、1回の開放動作当りの開放時間が規定されており、遊技状態が普図低確率である場合に参照される低確率用開閉体作動テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用開閉体作動テーブルTB2とに細分化されている。
そして、遊技状態が普図低確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、開閉体作動テーブルTB1が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動部品62の開閉体63が0.3秒間1回開放動作される。一方、遊技状態が普図高確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、上記開閉体作動テーブルTB2が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動部品62の開閉体63が1.8秒間開放する動作が3回繰り返されることとなる。つまり、遊技状態が普図高確率である場合、普図低確率と比較して普図当否抽選の結果が「当り」となり易く、普通図柄の変動時間が大幅に短縮され、かつ開閉体63の開放時間の合計が長くなることから、遊技球が第2始動部品62に入球し易くなり、遊技球の消費を抑えながら第2始動部品62への入球を契機とする上述の特図遊技を行うことが可能となる。なお、本実施形態においては、普図当否抽選の結果が「当り」となる確率、普通図柄の変動時間、及び開閉体63の開放時間の3つの要素を普図低確率の場合と比べて有利とすることにより、普図高確率の状態を醸成するようにしたが、これに限られるものではなく、上記3つの要素のうちの少なくとも1つを変更することにより普図高確率の状態を醸成することも可能である。以下、上述したパチンコ機1における主制御回路100による主要な処理について複数のフローチャートを用いて説明する。
[主制御回路100のCPU初期化処理]
図12は、主制御回路100のCPU100aによって実行されるCPU初期化処理の概要を示す図である。電源供給回路に外部電源が供給されると、CPU100aに電源が供給されるとともにシステムリセットが入力され、CPU100aは、以下のCPU初期化処理(S100)を行う。
図12は、主制御回路100のCPU100aによって実行されるCPU初期化処理の概要を示す図である。電源供給回路に外部電源が供給されると、CPU100aに電源が供給されるとともにシステムリセットが入力され、CPU100aは、以下のCPU初期化処理(S100)を行う。
(ステップS100−1)
CPU100aは、電源投入に応じて、初期設定処理として、ROM100bから起動プログラムを読み込むとともに、各種処理を実行するために必要な設定処理を行う。
CPU100aは、電源投入に応じて、初期設定処理として、ROM100bから起動プログラムを読み込むとともに、各種処理を実行するために必要な設定処理を行う。
(ステップS100−3)
CPU100aは、タイマカウンタにウェイト処理時間を設定する。当該ウェイト処理時間は、払出制御回路150及び演出制御回路200の起動待ち時間であり、ウェイト処理時間の経過により、払出制御回路150、演出制御回路200は、主制御回路100より送信される各種のコマンドを受信可能となる。
CPU100aは、タイマカウンタにウェイト処理時間を設定する。当該ウェイト処理時間は、払出制御回路150及び演出制御回路200の起動待ち時間であり、ウェイト処理時間の経過により、払出制御回路150、演出制御回路200は、主制御回路100より送信される各種のコマンドを受信可能となる。
(ステップS100−5)
CPU100aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。なお、主制御回路100には、電源断検知回路が接続されており、電源電圧が所定値以下になると、電源検知回路から電源断予告信号が出力される。電源断予告信号を検出している場合には、上記ステップS100−3に処理を移し、電源断予告信号を検出していない場合には、ステップS100−7に処理を移す。
CPU100aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。なお、主制御回路100には、電源断検知回路が接続されており、電源電圧が所定値以下になると、電源検知回路から電源断予告信号が出力される。電源断予告信号を検出している場合には、上記ステップS100−3に処理を移し、電源断予告信号を検出していない場合には、ステップS100−7に処理を移す。
(ステップS100−7)
CPU100aは、上記ステップS100−3で設定したウェイト時間が経過したか否かを判定する。その結果、ウェイト時間が経過したと判定した場合にはステップS100−9に処理を移し、ウェイト時間は経過していないと判定した場合には上記ステップS100−5に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS100−3で設定したウェイト時間が経過したか否かを判定する。その結果、ウェイト時間が経過したと判定した場合にはステップS100−9に処理を移し、ウェイト時間は経過していないと判定した場合には上記ステップS100−5に処理を移す。
(ステップS100−9)
CPU100aは、メインRAM100cへのアクセスを許可するために必要な処理を実行する。
CPU100aは、メインRAM100cへのアクセスを許可するために必要な処理を実行する。
(ステップS100−11)
CPU100aは、RAMクリア信号がオンしているか否かを判定する。なお、パチンコ機1の背面には不図示のRAMクリアボタンが設けられており、このRAMクリアボタンが押下操作されると、RAMクリア検出スイッチがRAMクリアボタンの押下操作を検出して、主制御回路100にRAMクリア信号が出力される。ここでは、RAMクリアボタンが押下操作された状態で電源が投入された場合に、RAMクリア信号がオンしていると判定される。そして、RAMクリア信号がオンしていると判定した場合にはステップS100−13に処理を移し、RAMクリア信号はオンしていないと判定した場合にはステップS100−19に処理を移す。
CPU100aは、RAMクリア信号がオンしているか否かを判定する。なお、パチンコ機1の背面には不図示のRAMクリアボタンが設けられており、このRAMクリアボタンが押下操作されると、RAMクリア検出スイッチがRAMクリアボタンの押下操作を検出して、主制御回路100にRAMクリア信号が出力される。ここでは、RAMクリアボタンが押下操作された状態で電源が投入された場合に、RAMクリア信号がオンしていると判定される。そして、RAMクリア信号がオンしていると判定した場合にはステップS100−13に処理を移し、RAMクリア信号はオンしていないと判定した場合にはステップS100−19に処理を移す。
(ステップS100−13)
CPU100aは、RAM100cのうち、電源投入時(RAM100cをクリアするリセット時)にクリアすべきクリア対象のデータをクリアする初期化処理を行う。
CPU100aは、RAM100cのうち、電源投入時(RAM100cをクリアするリセット時)にクリアすべきクリア対象のデータをクリアする初期化処理を行う。
(ステップS100−15)
CPU100aは、RAM100cがクリアされたことを演出制御回路200に伝達するためのサブコマンド(RAMクリア指定コマンド)の送信処理(送信バッファに格納する処理)を行う。
CPU100aは、RAM100cがクリアされたことを演出制御回路200に伝達するためのサブコマンド(RAMクリア指定コマンド)の送信処理(送信バッファに格納する処理)を行う。
(ステップS100−17)
CPU100aは、RAM100cがクリアされたことを払出制御回路150に伝達するための払出コマンド(RAMクリア指定コマンド)の送信処理(送信バッファに格納する処理)を行う。
CPU100aは、RAM100cがクリアされたことを払出制御回路150に伝達するための払出コマンド(RAMクリア指定コマンド)の送信処理(送信バッファに格納する処理)を行う。
(ステップS100−19)
CPU100aは、チェックサムを算出するために必要な処理を実行する。
CPU100aは、チェックサムを算出するために必要な処理を実行する。
(ステップS100−21)
CPU100aは、上記ステップS100−19で算出したチェックサムが、電源断時に保存されたチェックサムと不一致であるかを判定する。その結果、両者が不一致であると判定した場合にはステップS100−13に処理を移し、両者が不一致ではない(一致する)と判定した場合にはステップS100−23に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS100−19で算出したチェックサムが、電源断時に保存されたチェックサムと不一致であるかを判定する。その結果、両者が不一致であると判定した場合にはステップS100−13に処理を移し、両者が不一致ではない(一致する)と判定した場合にはステップS100−23に処理を移す。
(ステップS100−23)
CPU100aは、RAM100cのうち、電源復帰時(RAM100cをクリアせずに、電源断前のデータを維持するとき)にクリアすべきクリア対象のデータをクリアする初期化処理を行う。
CPU100aは、RAM100cのうち、電源復帰時(RAM100cをクリアせずに、電源断前のデータを維持するとき)にクリアすべきクリア対象のデータをクリアする初期化処理を行う。
(ステップS100−25)
CPU100aは、電源断から復帰したことを演出制御回路200に伝達するためのサブコマンド(電源復帰指定コマンド)の送信処理(送信バッファに格納する処理)を行う。
CPU100aは、電源断から復帰したことを演出制御回路200に伝達するためのサブコマンド(電源復帰指定コマンド)の送信処理(送信バッファに格納する処理)を行う。
(ステップS100−27)
CPU100aは、電源断から復帰したことを払出制御回路150に伝達するための払出コマンド(電源復帰指定コマンド)の送信処理(送信バッファに格納する処理)を行う。
CPU100aは、電源断から復帰したことを払出制御回路150に伝達するための払出コマンド(電源復帰指定コマンド)の送信処理(送信バッファに格納する処理)を行う。
(ステップS100−29)
CPU100aは、特図種別を示す電源投入時特図種別指定コマンド、特1保留数(X1)を示す特1保留指定コマンド、特2保留数(X2)を示す特2保留指定コマンドを送信するための電源投入時サブコマンドセット処理(送信バッファに格納する処理)を実行する。
CPU100aは、特図種別を示す電源投入時特図種別指定コマンド、特1保留数(X1)を示す特1保留指定コマンド、特2保留数(X2)を示す特2保留指定コマンドを送信するための電源投入時サブコマンドセット処理(送信バッファに格納する処理)を実行する。
(ステップS100−31)
CPU100aは、タイマ割込みの周期を設定する。
CPU100aは、タイマ割込みの周期を設定する。
(ステップS100−33)
CPU100aは、割込みを禁止するための処理を行う。当該処理により、タイマ割込み中に詳述(図示)しない払出制御回路150から受信データ(主コマンド)を受信する割込み処理と、図14に示すタイマ割込み処理の実行が禁止される。
CPU100aは、割込みを禁止するための処理を行う。当該処理により、タイマ割込み中に詳述(図示)しない払出制御回路150から受信データ(主コマンド)を受信する割込み処理と、図14に示すタイマ割込み処理の実行が禁止される。
(ステップS100−35)
CPU100aは、特図種別決定乱数用初期値更新乱数を更新する。なお、特図種別決定乱数用初期値更新乱数は、特図種別決定乱数の初期値および終了値を決定するためのものである。つまり、後述する特図種別決定乱数の更新処理によって特図種別決定乱数が、特図種別決定乱数用初期値更新乱数から、当該特図種別決定乱数用初期値更新乱数−1まで1周すると、特図種別決定乱数は、そのときの特図種別決定乱数用初期値更新乱数に更新されることとなる。
CPU100aは、特図種別決定乱数用初期値更新乱数を更新する。なお、特図種別決定乱数用初期値更新乱数は、特図種別決定乱数の初期値および終了値を決定するためのものである。つまり、後述する特図種別決定乱数の更新処理によって特図種別決定乱数が、特図種別決定乱数用初期値更新乱数から、当該特図種別決定乱数用初期値更新乱数−1まで1周すると、特図種別決定乱数は、そのときの特図種別決定乱数用初期値更新乱数に更新されることとなる。
(ステップS100−37)
CPU100aは、払出制御回路150から受信した受信データ(主コマンド)を解析し、受信データに応じた種々の処理を実行する。
CPU100aは、払出制御回路150から受信した受信データ(主コマンド)を解析し、受信データに応じた種々の処理を実行する。
(ステップS100−39)
CPU100aは、送信バッファに格納されているサブコマンドを演出制御回路200に送信するための処理を行う。
CPU100aは、送信バッファに格納されているサブコマンドを演出制御回路200に送信するための処理を行う。
(ステップS100−41)
CPU100aは、割込みを許可するための処理を行う。
CPU100aは、割込みを許可するための処理を行う。
(ステップS100−43)
CPU100aは、変動パターン決定乱数を更新し、以後、上記ステップS100−33から処理を繰り返す(以下、便宜上S100−33からS100−43を繰り返す処理をメインループ処理と呼ぶ)。
CPU100aは、変動パターン決定乱数を更新し、以後、上記ステップS100−33から処理を繰り返す(以下、便宜上S100−33からS100−43を繰り返す処理をメインループ処理と呼ぶ)。
次に、主制御回路100における割込み処理について説明する。ここでは、電源断時退避処理(XINT割込み処理)およびタイマ割込み処理について説明する。
[主制御回路100の電源断時退避処理(XINT割込み処理)]
図13は、主制御回路100における電源断時退避処理(XINT割込み処理)を説明するフローチャートである。CPU100aは、電源断検知回路を監視しており、電源電圧が所定値以下になる(電源断予告信号が入力される)と、前述のCPU初期化処理のメインループ処理実行中に割り込んで電源断時退避処理を実行する。なお、本実施形態においては、後述のタイマ割込み処理中には当該電源断時退避処理が割込まないようにしている。
図13は、主制御回路100における電源断時退避処理(XINT割込み処理)を説明するフローチャートである。CPU100aは、電源断検知回路を監視しており、電源電圧が所定値以下になる(電源断予告信号が入力される)と、前述のCPU初期化処理のメインループ処理実行中に割り込んで電源断時退避処理を実行する。なお、本実施形態においては、後述のタイマ割込み処理中には当該電源断時退避処理が割込まないようにしている。
(ステップS300−1)
電源断予告信号が入力されると、CPU100aは、レジスタを退避する。
電源断予告信号が入力されると、CPU100aは、レジスタを退避する。
(ステップS300−3)
CPU100aは、電源断予告信号をチェックする。
CPU100aは、電源断予告信号をチェックする。
(ステップS300−5)
CPU100aは、S300−3の結果、電源断予告信号を検出していると判定した場合にはステップS300−11に処理を移し、電源断予告信号を検出していないと判定した場合にはステップS300−7に処理を移す。
CPU100aは、S300−3の結果、電源断予告信号を検出していると判定した場合にはステップS300−11に処理を移し、電源断予告信号を検出していないと判定した場合にはステップS300−7に処理を移す。
(ステップS300−7)
CPU100aは、レジスタを復帰させる。
CPU100aは、レジスタを復帰させる。
(ステップS300−9)
CPU100aは、割込みを許可するための処理を行い、退避処理(S300−11以降の電源断時退避処理)を行うことなく当該電源断時退避処理を終了する。
CPU100aは、割込みを許可するための処理を行い、退避処理(S300−11以降の電源断時退避処理)を行うことなく当該電源断時退避処理を終了する。
(ステップS300−11)
CPU100aは、出力ポートの出力を停止する出力ポートクリア処理を実行する。
CPU100aは、出力ポートの出力を停止する出力ポートクリア処理を実行する。
(ステップS300−13)
CPU100aは、チェックサムを算出して保存するチェックサム設定処理を実行する。
CPU100aは、チェックサムを算出して保存するチェックサム設定処理を実行する。
(ステップS300−15)
CPU100aは、RAM100cへのアクセスを禁止するために必要なRAMプロテクト設定処理を実行する。
CPU100aは、RAM100cへのアクセスを禁止するために必要なRAMプロテクト設定処理を実行する。
(ステップS300−17)
CPU100aは、電源断発生監視時間を設定すべく、ループカウンタのカウンタ値に所定の電源断検出信号検出回数をセットする。
CPU100aは、電源断発生監視時間を設定すべく、ループカウンタのカウンタ値に所定の電源断検出信号検出回数をセットする。
(ステップS300−19)
CPU100aは、電源断予告信号をチェックする。
CPU100aは、電源断予告信号をチェックする。
(ステップS300−21)
CPU100aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。その結果、電源断予告信号を検出していると判定した場合にはステップS300−17に処理を移し、電源断予告信号を検出していないと判定した場合にはステップS300−23に処理を移す。
CPU100aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。その結果、電源断予告信号を検出していると判定した場合にはステップS300−17に処理を移し、電源断予告信号を検出していないと判定した場合にはステップS300−23に処理を移す。
(ステップS300−23)
CPU100aは、上記ステップS300−17でセットしたループカウンタの値を1減算する。
CPU100aは、上記ステップS300−17でセットしたループカウンタの値を1減算する。
(ステップS300−25)
CPU100aは、ループカウンタのカウンタ値が0でないかを判定する。その結果、カウンタ値が0ではないと判定した場合にはステップS300−19に処理を移し、カウンタ値が0であると判定した場合には上記したCPU初期化処理(ステップS100)に移行する。
CPU100aは、ループカウンタのカウンタ値が0でないかを判定する。その結果、カウンタ値が0ではないと判定した場合にはステップS300−19に処理を移し、カウンタ値が0であると判定した場合には上記したCPU初期化処理(ステップS100)に移行する。
なお、実際に電源断が生じた場合には、ステップS300−17〜ステップS300−25をループしている間にパチンコ機1の稼働が停止することとなる。
[主制御回路100のタイマ割込み処理]
図14は、主制御回路100におけるタイマ割込み処理を説明するフローチャートである。主制御回路100には、所定の周期(本実施形態では4msとする。2msでも良い。)毎にクロックパルスを発生させるリセット用クロックパルス発生回路が設けられている。そして、リセット用クロックパルス発生回路によって、クロックパルスが発生すると、CPU初期化処理(ステップS100)のメインループ処理実行中に割り込んで、以下のタイマ割込み処理が実行される。
図14は、主制御回路100におけるタイマ割込み処理を説明するフローチャートである。主制御回路100には、所定の周期(本実施形態では4msとする。2msでも良い。)毎にクロックパルスを発生させるリセット用クロックパルス発生回路が設けられている。そして、リセット用クロックパルス発生回路によって、クロックパルスが発生すると、CPU初期化処理(ステップS100)のメインループ処理実行中に割り込んで、以下のタイマ割込み処理が実行される。
(ステップS400−1)
CPU100aは、レジスタを退避する。
CPU100aは、レジスタを退避する。
(ステップS400−3)
CPU100aは、割込みを許可するための処理を行う。当該処理によりタイマ割込み中に詳述(図示)しない払出制御回路150から受信データ(主コマンド)を受信する割込み処理が許可される。
CPU100aは、割込みを許可するための処理を行う。当該処理によりタイマ割込み中に詳述(図示)しない払出制御回路150から受信データ(主コマンド)を受信する割込み処理が許可される。
(ステップS400−5)
CPU100aは、コモン出力バッファにセットされたコモンデータを出力ポートに出力し、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38を点灯制御するダイナミックポート出力処理を実行する。
CPU100aは、コモン出力バッファにセットされたコモンデータを出力ポートに出力し、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38を点灯制御するダイナミックポート出力処理を実行する。
(ステップS400−7)
CPU100aは、各種の入力ポート情報を読み込み、主制御回路100に接続された各種の機器における最新のスイッチ状態を正確に取得するためのポート入力処理を実行する。
CPU100aは、各種の入力ポート情報を読み込み、主制御回路100に接続された各種の機器における最新のスイッチ状態を正確に取得するためのポート入力処理を実行する。
(ステップS400−9)
CPU100aは、各種タイマカウンタを更新するタイマ更新処理を行う。ここで、各種タイマカウンタは、特に断る場合を除き、当該主制御回路100のタイマ割込み処理の度に減算され、0になると減算を停止する。
CPU100aは、各種タイマカウンタを更新するタイマ更新処理を行う。ここで、各種タイマカウンタは、特に断る場合を除き、当該主制御回路100のタイマ割込み処理の度に減算され、0になると減算を停止する。
(ステップS400−11)
CPU100aは、上記ステップS100−35と同様、特図種別決定乱数用初期値更新乱数の更新処理を実行する。
CPU100aは、上記ステップS100−35と同様、特図種別決定乱数用初期値更新乱数の更新処理を実行する。
(ステップS400−13)
CPU100aは、特図種別決定乱数を更新する処理を行う。具体的には、乱数カウンタを1加算して更新し、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の特図種別図柄乱数用初期値更新乱数の値に基づいて乱数を更新する。
CPU100aは、特図種別決定乱数を更新する処理を行う。具体的には、乱数カウンタを1加算して更新し、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の特図種別図柄乱数用初期値更新乱数の値に基づいて乱数を更新する。
なお、本実施形態では、特図当否判定乱数、及び普図当否判定乱数は、主制御回路100に内蔵されたハードウェア乱数生成部によって更新されるハードウェア乱数を用いている。ハードウェア乱数生成部は、上記各乱数を、いずれも一定の規則にしたがって更新し、乱数列が一巡するごとに自動的に乱数列を変更するとともに、システムリセット毎にスタート値を変更している。
また、本実施形態では、特図当否判定乱数、及び普図当否判定乱数は、ハードウェア乱数生成部によって更新されるハードウェア乱数を判定用の乱数として用いているが、ソフトウェア乱数を判定用の乱数として用いる場合は、特図種別決定乱数と同様に初期値更新乱数を設けることにより、その初期値を変更することができる。
また、本実施形態では、特図当否判定乱数、及び普図当否判定乱数は、ハードウェア乱数生成部によって更新されるハードウェア乱数を判定用の乱数として用いているが、ソフトウェア乱数を判定用の乱数として用いる場合は、特図種別決定乱数と同様に初期値更新乱数を設けることにより、その初期値を変更することができる。
(ステップS500)
CPU100aは、S400−7の処理に基づき第1始動口検出スイッチSW1、第2始動口検出スイッチSW2、ゲート検出スイッチSW5から信号の入力があったか否か判定するスイッチ管理処理を実行する。なお、当該処理の詳細については、図15を参照して後述する。
CPU100aは、S400−7の処理に基づき第1始動口検出スイッチSW1、第2始動口検出スイッチSW2、ゲート検出スイッチSW5から信号の入力があったか否か判定するスイッチ管理処理を実行する。なお、当該処理の詳細については、図15を参照して後述する。
(ステップS600)
CPU100aは、特図遊技管理処理を実行する。なお、この当該処理の詳細については、図22を参照して後述する。
CPU100aは、特図遊技管理処理を実行する。なお、この当該処理の詳細については、図22を参照して後述する。
(ステップS700)
CPU100aは、上記の普図遊技を進行制御するための普図遊技管理処理を実行する。なお、詳細な説明については省略するが、普図遊技管理処理とは、後述の普図遊技管理フェーズ(図示せず)をロードし、当該ロードした普図遊技管理フェーズに対応する普図遊技制御モジュールを選択する処理であり、後述する複数の普図遊技管理フェーズに対応する普図遊技制御モジュールがコールされることにより、普図遊技に係る各種の処理が実行される。
CPU100aは、上記の普図遊技を進行制御するための普図遊技管理処理を実行する。なお、詳細な説明については省略するが、普図遊技管理処理とは、後述の普図遊技管理フェーズ(図示せず)をロードし、当該ロードした普図遊技管理フェーズに対応する普図遊技制御モジュールを選択する処理であり、後述する複数の普図遊技管理フェーズに対応する普図遊技制御モジュールがコールされることにより、普図遊技に係る各種の処理が実行される。
(ステップS400−15)
CPU100aは、各種エラーの判定およびエラー判定結果に応じた設定を行うためのエラー管理処理を実行する。
CPU100aは、各種エラーの判定およびエラー判定結果に応じた設定を行うためのエラー管理処理を実行する。
(ステップS400−17)
CPU100aは、第1始動口検出スイッチSW1、第2始動口検出スイッチSW2、大入賞口検出スイッチSW3、一般入賞口検出スイッチSW4の入力チェックを行い、該当する賞球制御用のカウンタ等を加算するための入賞口スイッチ処理を実行する。
CPU100aは、第1始動口検出スイッチSW1、第2始動口検出スイッチSW2、大入賞口検出スイッチSW3、一般入賞口検出スイッチSW4の入力チェックを行い、該当する賞球制御用のカウンタ等を加算するための入賞口スイッチ処理を実行する。
(ステップS400−19)
CPU100aは、上記ステップS400−17でセットされた賞球制御用のカウンタのカウンタ値等に基づく払出コマンドの作成および該コマンドを払出制御回路150に対して送信を行うための払出制御管理処理を実行する。
CPU100aは、上記ステップS400−17でセットされた賞球制御用のカウンタのカウンタ値等に基づく払出コマンドの作成および該コマンドを払出制御回路150に対して送信を行うための払出制御管理処理を実行する。
(ステップS400−21)
CPU100aは、外部情報出力端子板151から外部へ出力する外部情報用の出力データをセット(出力ポートバッファに格納)するための外部情報管理処理を実行する。
CPU100aは、外部情報出力端子板151から外部へ出力する外部情報用の出力データをセット(出力ポートバッファに格納)するための外部情報管理処理を実行する。
(ステップS400−23)
CPU100aは、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38等の各種表示器(LED)を点灯制御するためのコモンデータをコモン出力バッファにセット(出力ポートバッファに格納)するLED表示設定処理を実行する。
CPU100aは、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38等の各種表示器(LED)を点灯制御するためのコモンデータをコモン出力バッファにセット(出力ポートバッファに格納)するLED表示設定処理を実行する。
(ステップS400−25)
CPU100aは、開閉体63を開閉動作させるためのソレノイドSOL1、及び開閉体64Bを開閉動作させるためのソレノイドSOL2のソレノイド出力イメージを合成し、出力ポートバッファにセット(出力ポートバッファに格納)するためのソレノイド出力イメージ合成処理を実行する。
CPU100aは、開閉体63を開閉動作させるためのソレノイドSOL1、及び開閉体64Bを開閉動作させるためのソレノイドSOL2のソレノイド出力イメージを合成し、出力ポートバッファにセット(出力ポートバッファに格納)するためのソレノイド出力イメージ合成処理を実行する。
(ステップS400−27)
CPU100aは、各出力ポートバッファに格納されたコモン出力バッファの値を出力ポートに出力するためのポート出力処理を実行する(ステップS400−5のダイナミックポート出力処理で出力されるものを除く)。
CPU100aは、各出力ポートバッファに格納されたコモン出力バッファの値を出力ポートに出力するためのポート出力処理を実行する(ステップS400−5のダイナミックポート出力処理で出力されるものを除く)。
(ステップS400−29)
CPU100aは、レジスタを復帰してタイマ割込み処理を終了する。
以下、上記したタイマ割込み処理のうち、ステップS500のスイッチ管理処理、ステップS600の特図遊技管理処理について詳細に説明する。
CPU100aは、レジスタを復帰してタイマ割込み処理を終了する。
以下、上記したタイマ割込み処理のうち、ステップS500のスイッチ管理処理、ステップS600の特図遊技管理処理について詳細に説明する。
[スイッチ管理処理]
図15は、主制御回路100におけるスイッチ管理処理(ステップS500)を説明するフローチャートである。
図15は、主制御回路100におけるスイッチ管理処理(ステップS500)を説明するフローチャートである。
(ステップS500−1)
CPU100aは、ゲート検出スイッチSW5がオンしたか、即ち、通過ゲート68への遊技球の通過に基づいてゲート検出スイッチSW5からの検出信号が入力したかを判定する。判定の結果、検出信号の入力があった場合にはステップS510に処理を移し、入力が無い場合にはステップS500−3に処理を移す。
CPU100aは、ゲート検出スイッチSW5がオンしたか、即ち、通過ゲート68への遊技球の通過に基づいてゲート検出スイッチSW5からの検出信号が入力したかを判定する。判定の結果、検出信号の入力があった場合にはステップS510に処理を移し、入力が無い場合にはステップS500−3に処理を移す。
(ステップS510)
CPU100aは、通過ゲート68への遊技球の通過に基づいてゲート通過処理を実行する。ここで、ゲート通過処理とは、前述の普図当否判定乱数を取得するとともに、現在の普図保留数X3が普図保留記憶領域に記憶可能な保留数の上限未満であることを条件として、取得した普図当否判定乱数を第1記憶部〜第4記憶部のいずれかに記憶する処理である。なお、該記憶した旨を演出表示部50Aにより表示する等、演出表示部により制御する場合は、普図保留記憶領域に記憶されている普図保留数X3を示す普図保留指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。また、当該処理の実行によりS400−5の処理によって普図保留数X3の上限数と対応して複数設けられた普通図柄保留表示装置38の保留表示部の対応箇所が点灯する。
CPU100aは、通過ゲート68への遊技球の通過に基づいてゲート通過処理を実行する。ここで、ゲート通過処理とは、前述の普図当否判定乱数を取得するとともに、現在の普図保留数X3が普図保留記憶領域に記憶可能な保留数の上限未満であることを条件として、取得した普図当否判定乱数を第1記憶部〜第4記憶部のいずれかに記憶する処理である。なお、該記憶した旨を演出表示部50Aにより表示する等、演出表示部により制御する場合は、普図保留記憶領域に記憶されている普図保留数X3を示す普図保留指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。また、当該処理の実行によりS400−5の処理によって普図保留数X3の上限数と対応して複数設けられた普通図柄保留表示装置38の保留表示部の対応箇所が点灯する。
(ステップS500−3)
CPU100aは、第1始動口検出スイッチSW1がオンしたか、即ち、第1始動部品60への遊技球の入球に基づいて第1始動口検出スイッチSW1からの検出信号が入力したかを判定する。判定の結果、検出信号の入力があった場合にはステップS520に処理を移し、入力が無い場合にはステップS500−5に処理を移す。
CPU100aは、第1始動口検出スイッチSW1がオンしたか、即ち、第1始動部品60への遊技球の入球に基づいて第1始動口検出スイッチSW1からの検出信号が入力したかを判定する。判定の結果、検出信号の入力があった場合にはステップS520に処理を移し、入力が無い場合にはステップS500−5に処理を移す。
(ステップS520)
CPU100aは、第1始動部品60への遊技球の入球に基づいて第1始動口通過処理を実行する。なお、この第1始動口通過処理の詳細については、図16を参照して後述する。
CPU100aは、第1始動部品60への遊技球の入球に基づいて第1始動口通過処理を実行する。なお、この第1始動口通過処理の詳細については、図16を参照して後述する。
(ステップS500−5)
CPU100aは、第2始動口検出スイッチSW2がオンしたか、即ち、第2始動部品62への遊技球の入球に基づいて第2始動口検出スイッチSW2からの検出信号が入力したかを判定する。判定の結果、検出信号の入力があった場合にはステップS530に処理を移し、入力が無い場合にはステップS500−7に処理を移す。
CPU100aは、第2始動口検出スイッチSW2がオンしたか、即ち、第2始動部品62への遊技球の入球に基づいて第2始動口検出スイッチSW2からの検出信号が入力したかを判定する。判定の結果、検出信号の入力があった場合にはステップS530に処理を移し、入力が無い場合にはステップS500−7に処理を移す。
(ステップS530)
CPU100aは、第2始動部品62への遊技球の入球に基づいて第2始動口通過処理を実行する。なお、この第2始動口通過処理の詳細については、図17を参照して後述する。
CPU100aは、第2始動部品62への遊技球の入球に基づいて第2始動口通過処理を実行する。なお、この第2始動口通過処理の詳細については、図17を参照して後述する。
(ステップS500−7)
CPU100aは、大入賞口検出スイッチSW3がオンしたか、即ち、大入賞部品64への遊技球の入球に基づいて大入賞口検出スイッチSW3からの検出信号が入力したかを判定する。判定の結果、大入賞口検出スイッチSW3からの検出信号が入力した場合にはステップS500−9に処理を移し、入力が無い場合には当該スイッチ管理処理を終了する。
CPU100aは、大入賞口検出スイッチSW3がオンしたか、即ち、大入賞部品64への遊技球の入球に基づいて大入賞口検出スイッチSW3からの検出信号が入力したかを判定する。判定の結果、大入賞口検出スイッチSW3からの検出信号が入力した場合にはステップS500−9に処理を移し、入力が無い場合には当該スイッチ管理処理を終了する。
(ステップS500−9)
CPU100aは、現在、特別遊技中であるか否かを判定し、大入賞部品64への遊技球の入球が適正になされたものであるかを判定する。ここでは、特別遊技中ではないと判定した場合には、所定の不正検出処理(例えば、不正検出であることを演出表示部50A、スピーカユニット8、LED57等により報知する)を実行し、特別遊技中であり、大入賞部品64への遊技球の入球が適正になされたと判定した場合には、大入賞口入賞球数カウンタを1加算して、当該スイッチ管理処理を終了する。
CPU100aは、現在、特別遊技中であるか否かを判定し、大入賞部品64への遊技球の入球が適正になされたものであるかを判定する。ここでは、特別遊技中ではないと判定した場合には、所定の不正検出処理(例えば、不正検出であることを演出表示部50A、スピーカユニット8、LED57等により報知する)を実行し、特別遊技中であり、大入賞部品64への遊技球の入球が適正になされたと判定した場合には、大入賞口入賞球数カウンタを1加算して、当該スイッチ管理処理を終了する。
[第1始動口通過処理]
図16は、主制御回路100における第1始動口通過処理(ステップS520)を説明するフローチャートである。
図16は、主制御回路100における第1始動口通過処理(ステップS520)を説明するフローチャートである。
(ステップS520−1)
CPU100aは、特別図柄識別値として「00H」をセットする。ここで、特別図柄識別値とは、保留種別が特1保留および特2保留のいずれであるかを識別するためのものであり、例えば特別図柄識別値(00H)は特1保留を示し、特別図柄識別値(01H)は特2保留を示す。
CPU100aは、特別図柄識別値として「00H」をセットする。ここで、特別図柄識別値とは、保留種別が特1保留および特2保留のいずれであるかを識別するためのものであり、例えば特別図柄識別値(00H)は特1保留を示し、特別図柄識別値(01H)は特2保留を示す。
(ステップS520−3)
CPU100aは、特別図柄1保留球数カウンタのアドレスをセットする。
CPU100aは、特別図柄1保留球数カウンタのアドレスをセットする。
(ステップS535)
CPU100aは、特別図柄乱数取得処理を実行して、当該第1始動口通過処理を終了する。なお、この特別図柄乱数取得処理は、第2始動口通過処理(ステップS530)と共通のモジュールを利用して実行される。したがって、特別図柄乱数取得処理の詳細は、第2始動口通過処理の説明後に説明する。
CPU100aは、特別図柄乱数取得処理を実行して、当該第1始動口通過処理を終了する。なお、この特別図柄乱数取得処理は、第2始動口通過処理(ステップS530)と共通のモジュールを利用して実行される。したがって、特別図柄乱数取得処理の詳細は、第2始動口通過処理の説明後に説明する。
[第2始動口通過処理]
図17は、主制御回路100における第2始動口通過処理(ステップS530)を説明するフローチャートである。
図17は、主制御回路100における第2始動口通過処理(ステップS530)を説明するフローチャートである。
(ステップS530−1)
CPU100aは、特別図柄識別値として「01H」をセットする。
CPU100aは、特別図柄識別値として「01H」をセットする。
(ステップS530−3)
CPU100aは、特別図柄2保留球数カウンタのアドレスをセットする。
CPU100aは、特別図柄2保留球数カウンタのアドレスをセットする。
(ステップS535)
CPU100aは、後述する特別図柄乱数取得処理を実行する。
CPU100aは、後述する特別図柄乱数取得処理を実行する。
(ステップS530−5)
CPU100aは、普図遊技管理フェーズをロードする。ここで、普図遊技管理フェーズは、普通図柄変動待ち処理の実行を示す「00H」、普通図柄変動中処理の実行を示す「01H」、普通図柄停止後処理の実行を示す「02H」、普通電動役物入賞口開放前処理の実行を示す「03H」、普通電動役物入賞口開放制御処理の実行を示す「04H」、普通電動役物入賞口閉鎖有効処理の実行を示す「05H」、及び普通電動役物入賞口終了ウェイト処理の実行を示す「06H」からなる普図遊技の実行処理の段階、すなわち、普図遊技の進行状況を示すものであり、普図遊技の実行処理の段階に応じて前述のS700における普図遊技管理処理によって更新される。
CPU100aは、普図遊技管理フェーズをロードする。ここで、普図遊技管理フェーズは、普通図柄変動待ち処理の実行を示す「00H」、普通図柄変動中処理の実行を示す「01H」、普通図柄停止後処理の実行を示す「02H」、普通電動役物入賞口開放前処理の実行を示す「03H」、普通電動役物入賞口開放制御処理の実行を示す「04H」、普通電動役物入賞口閉鎖有効処理の実行を示す「05H」、及び普通電動役物入賞口終了ウェイト処理の実行を示す「06H」からなる普図遊技の実行処理の段階、すなわち、普図遊技の進行状況を示すものであり、普図遊技の実行処理の段階に応じて前述のS700における普図遊技管理処理によって更新される。
例えば普図遊技管理フェーズが普通図柄変動待ち処理の実行を示す「00H」である場合には、前述の普図記憶領域の普図保留数(X3)が1以上であることを条件として、前述の普図当否判定テーブルTBを用いた普図当否抽選、及び前述の普図変動パターン決定テーブルTBを用いた普図変動パターン決定抽選を実行して、決定された普通図柄の変動時間をタイマにセットする。また、普図遊技管理フェーズが普通図柄変動中処理の実行を示す「01H」である場合には、上記タイマにセットされた普通図柄の変動時間が経過したことに応じて、普通図柄の停止態様を決定するとともに停止時間を設定し、普通図柄の変動を停止させる。また、普図遊技管理フェーズが普通図柄停止後処理の実行を示す「02H」である場合には、上記停止時間経過後に普図当否抽選の結果を確認し、「当り」であることを条件として、開閉体63が開放するまでの時間である開放前時間をタイマにセットする。なお、「ハズレ」である場合には、上記普通図柄変動待ち処理(00H)に復帰する。また、普図遊技管理フェーズが普通電動役物入賞口開放前処理の実行を示す「03H」である場合には、上記開放前時間の経過を条件として普電役物入賞口開閉切替処理を実行する。ここで、普電役物入賞口開閉切替処理とは、前述の開放体作動テーブルTBに従ってソレノイドSOL1の制御データ等を抽出する処理である。また、普図遊技管理フェーズが普通電動役物入賞口開放制御処理の実行を示す「04H」である場合には、上記制御データに従ってソレノイドSOL1を通電し、開放体作動テーブルTBに規定された開閉体の開閉回数(上限回数)に達するまで開閉体63を開放するとともに、上限回数に達したことに基づいて開閉体63を閉鎖する。また、普図遊技管理フェーズが普通電動役物入賞口閉鎖有効処理の実行を示す「05H」である場合には、上記開閉体63が閉鎖してから再び普通図柄変動待ち処理(00H)が実行されるまでのウェイト時間をタイマにセットする。また、また、普図遊技管理フェーズが普通電動役物入賞口終了ウェイト処理の実行を示す「06H」である場合には、上記ウェイト時間が経過したことに基づいて普図遊技管理フェーズを普通図柄変動待ち処理(00H)に移行させる。
以上のとおり、各普図遊技管理フェーズは、普図遊技の実行処理の段階に応じて切り替わり、主制御回路100は各普図遊技管理フェーズに応じた処理を実行することにより普図遊技が進行する。
以上のとおり、各普図遊技管理フェーズは、普図遊技の実行処理の段階に応じて切り替わり、主制御回路100は各普図遊技管理フェーズに応じた処理を実行することにより普図遊技が進行する。
(ステップS530−7)
CPU100aは、上記ステップS530−5でロードした普図遊技管理フェーズが普通電動役物開放制御状態未満(普図遊技管理フェーズ<04H)であるかを判定する。上述のとおり、普図遊技管理フェーズの「04H」は、普通電動役物開放制御処理中であることを示すものである。この普通電動役物開放制御処理においては、ソレノイドSOL1が通電されて第2始動部品62に設けられた開閉体63が開放状態に制御されることから、ここでは、開閉体63が適正に開放され得る状態にあるかを判定することとなる。
その結果、普通電動役物開放制御状態未満であると判定した場合にはステップS530−9に処理を移し、普通電動役物開放制御状態未満ではないと判定した場合にはステップS530−11に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS530−5でロードした普図遊技管理フェーズが普通電動役物開放制御状態未満(普図遊技管理フェーズ<04H)であるかを判定する。上述のとおり、普図遊技管理フェーズの「04H」は、普通電動役物開放制御処理中であることを示すものである。この普通電動役物開放制御処理においては、ソレノイドSOL1が通電されて第2始動部品62に設けられた開閉体63が開放状態に制御されることから、ここでは、開閉体63が適正に開放され得る状態にあるかを判定することとなる。
その結果、普通電動役物開放制御状態未満であると判定した場合にはステップS530−9に処理を移し、普通電動役物開放制御状態未満ではないと判定した場合にはステップS530−11に処理を移す。
(ステップS530−9)
CPU100aは、異常入賞があったか否かを判定するとともに、異常入賞があったと判定した場合には、始動口異常入賞エラー処理(例えば、不正検出であることを演出表示部50A、スピーカユニット8、LED57等により報知する)を実行し、当該第2始動口通過処理を終了する。
CPU100aは、異常入賞があったか否かを判定するとともに、異常入賞があったと判定した場合には、始動口異常入賞エラー処理(例えば、不正検出であることを演出表示部50A、スピーカユニット8、LED57等により報知する)を実行し、当該第2始動口通過処理を終了する。
(ステップS530−11)
CPU100aは、普図遊技管理フェーズが普通電動役物開放制御処理中であることを示す「04H」ではないかを判定する。判定の結果、普図遊技管理フェーズが「04H」である場合にステップS530−13に処理を移し、「04H」ではない場合に第2始動口通過処理を終了する。
CPU100aは、普図遊技管理フェーズが普通電動役物開放制御処理中であることを示す「04H」ではないかを判定する。判定の結果、普図遊技管理フェーズが「04H」である場合にステップS530−13に処理を移し、「04H」ではない場合に第2始動口通過処理を終了する。
(ステップS530−13)
CPU100aは、普通電動役物入賞球数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該第2始動口通過処理を終了する。
CPU100aは、普通電動役物入賞球数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該第2始動口通過処理を終了する。
[特別図柄乱数取得処理]
図18は、主制御回路100における特別図柄乱数取得処理(ステップS535)を説明するフローチャートである。この特別図柄乱数取得処理は、上記した第1始動口通過処理(ステップS520)および第2始動口通過処理(ステップS530)において、共通のモジュールを用いて実行される。
図18は、主制御回路100における特別図柄乱数取得処理(ステップS535)を説明するフローチャートである。この特別図柄乱数取得処理は、上記した第1始動口通過処理(ステップS520)および第2始動口通過処理(ステップS530)において、共通のモジュールを用いて実行される。
(ステップS535−1)
CPU100aは、上記ステップS520−1またはステップS530−1でセットした特別図柄識別値をロードする。
CPU100aは、上記ステップS520−1またはステップS530−1でセットした特別図柄識別値をロードする。
(ステップS535−3)
CPU100aは、対象特別図柄保留球数をロードする。ここでは、上記ステップS535−1でロードした特別図柄識別値が「00H」であれば、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特1保留数(X1)をロードする。また、上記ステップS535−1でロードした特別図柄識別値が「01H」であれば、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特2保留数(X2)をロードする。
CPU100aは、対象特別図柄保留球数をロードする。ここでは、上記ステップS535−1でロードした特別図柄識別値が「00H」であれば、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特1保留数(X1)をロードする。また、上記ステップS535−1でロードした特別図柄識別値が「01H」であれば、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特2保留数(X2)をロードする。
(ステップS535−5)
CPU100aは、ハードウェア乱数生成部によって更新された特図当否判定乱数をロードする。
CPU100aは、ハードウェア乱数生成部によって更新された特図当否判定乱数をロードする。
(ステップS535−7)
CPU100aは、上記ステップS535−3でロードした対象特別図柄保留球数(特1保留数(X1)又は特2保留数(X2)が上限値の4以上であるかを判定する。その結果、上限値以上であると判定した場合には、特別図柄乱数取得処理を終了し、上限値以上ではないと判定した場合には、ステップS535−9に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS535−3でロードした対象特別図柄保留球数(特1保留数(X1)又は特2保留数(X2)が上限値の4以上であるかを判定する。その結果、上限値以上であると判定した場合には、特別図柄乱数取得処理を終了し、上限値以上ではないと判定した場合には、ステップS535−9に処理を移す。
(ステップS535−9)
CPU100aは、対象となる特別図柄保留球数カウンタ(特別図柄1保留球数カウンタ又は特別図柄2保留球数カウンタ)のカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
CPU100aは、対象となる特別図柄保留球数カウンタ(特別図柄1保留球数カウンタ又は特別図柄2保留球数カウンタ)のカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
(ステップS535−11)
CPU100aは、特図保留記憶領域の記憶部のうち、取得した特図当否判定乱数をセーブする対象となる対象記憶部(第1記憶部〜第4記憶部)を算定する。
CPU100aは、特図保留記憶領域の記憶部のうち、取得した特図当否判定乱数をセーブする対象となる対象記憶部(第1記憶部〜第4記憶部)を算定する。
(ステップS535−13)
CPU100aは、上記ステップS535−5でロードした特図当否判定乱数、上記ステップS400−13で更新された特図種別決定乱数、上記ステップS100−43で更新された変動パターン決定乱数を取得し、上記ステップS535−11で算定した対象記憶部に格納する。
CPU100aは、上記ステップS535−5でロードした特図当否判定乱数、上記ステップS400−13で更新された特図種別決定乱数、上記ステップS100−43で更新された変動パターン決定乱数を取得し、上記ステップS535−11で算定した対象記憶部に格納する。
(ステップS540)
CPU100aは、上記ステップS535−13で対象記憶部に格納した各種の乱数に基づいて、取得時事前判定処理を実行する。当該取得時事前判定処理については後述する。
CPU100aは、上記ステップS535−13で対象記憶部に格納した各種の乱数に基づいて、取得時事前判定処理を実行する。当該取得時事前判定処理については後述する。
(ステップS535−15)
CPU100aは、特別図柄1保留球数カウンタおよび特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値をロードする。
CPU100aは、特別図柄1保留球数カウンタおよび特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値をロードする。
(ステップS535−17)
CPU100aは、上記ステップS535−15でロードしたカウンタ値に基づいて、特図保留指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)し、当該特別図柄乱数取得処理(ステップS535)を終了する。ここでは、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値(特1保留数)に基づいて特図1保留指定コマンドをセットし、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値(特2保留数)に基づいて特図2保留指定コマンドをセットする。
CPU100aは、上記ステップS535−15でロードしたカウンタ値に基づいて、特図保留指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)し、当該特別図柄乱数取得処理(ステップS535)を終了する。ここでは、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値(特1保留数)に基づいて特図1保留指定コマンドをセットし、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値(特2保留数)に基づいて特図2保留指定コマンドをセットする。
当該特図1保留指定コマンド又は特図2保留指定コマンドが演出制御回路200側に送信されると、演出制御回路200は、演出表示部50Aの一部領域に表示される前述の保留表示画像の数を増大させる制御を実行する。よって、遊技者は現在の特1保留数及び特2保留数を視認,認識することが可能となる。また、当該処理の実行によりS400−5の処理によって特図保留数(X1)、及び特図保留数(X2)の上限数と対応して複数設けられた第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36Bの保留表示部の対応箇所が点灯する。
[取得時事前判定処理]
図19は、上述の取得時事前判定処理(ステップS540)を説明するフローチャートである。
(ステップS540−1)
CPU100aは、遊技状態が特図低確率であるか特図高確率であるかを識別する後述の特別図柄確率状態フラグをロードし、遊技状態に応じて低確率用特図当否判定テーブルTB1、又は高確率用特図当否判定テーブルTB2をセットするとともに、当該テーブルと上記ステップS535−13で取得した特図当否判定乱数とに基づいて、上記新たに記憶された特1保留又は特2保留について事前特図当否抽選処理を実行して処理を移す。
図19は、上述の取得時事前判定処理(ステップS540)を説明するフローチャートである。
(ステップS540−1)
CPU100aは、遊技状態が特図低確率であるか特図高確率であるかを識別する後述の特別図柄確率状態フラグをロードし、遊技状態に応じて低確率用特図当否判定テーブルTB1、又は高確率用特図当否判定テーブルTB2をセットするとともに、当該テーブルと上記ステップS535−13で取得した特図当否判定乱数とに基づいて、上記新たに記憶された特1保留又は特2保留について事前特図当否抽選処理を実行して処理を移す。
(ステップS540−3)
CPU100aは、事前特図当否抽選の結果が「当り」であるかを判定する。判定の結果「当り」である場合、ステップS540−5に処理を移し、「当り」でない場合(「ハズレ」である場合)、ステップS540−7に処理を移す。
CPU100aは、事前特図当否抽選の結果が「当り」であるかを判定する。判定の結果「当り」である場合、ステップS540−5に処理を移し、「当り」でない場合(「ハズレ」である場合)、ステップS540−7に処理を移す。
(ステップS540−5)
CPU100aは、特別図柄識別値をロードして、保留種別が特1保留および特2保留のいずれであるかを識別するとともに、保留種別に応じて特図種別決定テーブルTB1又は特図種別決定テーブルTB2をセットするとともに、当該テーブルと上記ステップS535−13で取得した特図種別決定乱数とに基づいて、新たに記憶された特1保留又は特2保留について事前特図種別決定処理を実行して処理を移す。
CPU100aは、特別図柄識別値をロードして、保留種別が特1保留および特2保留のいずれであるかを識別するとともに、保留種別に応じて特図種別決定テーブルTB1又は特図種別決定テーブルTB2をセットするとともに、当該テーブルと上記ステップS535−13で取得した特図種別決定乱数とに基づいて、新たに記憶された特1保留又は特2保留について事前特図種別決定処理を実行して処理を移す。
(ステップS540−7)
CPU100aは、遊技状態が特図低確率であるか特図高確率であるかを識別する後述の特別図柄確率状態フラグ、及び遊技状態が普図低確率であるか普図高確率であるかを識別する後述の特別図柄確率状態フラグをロードし、遊技状態に応じて変動パターン決定テーブルTB1,TB2のいずれかをセットするとともに、当該テーブルと、上記ステップS540−1で決定した事前特図当否抽選の結果、上記ステップS535−13で取得した変動パターン決定乱数とに基づいて、新たに記憶された特1保留又は特2保留について事前特図変動パターン決定抽選処理を実行して処理を移す。
CPU100aは、遊技状態が特図低確率であるか特図高確率であるかを識別する後述の特別図柄確率状態フラグ、及び遊技状態が普図低確率であるか普図高確率であるかを識別する後述の特別図柄確率状態フラグをロードし、遊技状態に応じて変動パターン決定テーブルTB1,TB2のいずれかをセットするとともに、当該テーブルと、上記ステップS540−1で決定した事前特図当否抽選の結果、上記ステップS535−13で取得した変動パターン決定乱数とに基づいて、新たに記憶された特1保留又は特2保留について事前特図変動パターン決定抽選処理を実行して処理を移す。
(ステップS540−9)
CPU100aは、上記ステップS540−1の事前特図当否抽選処理における抽選結果(「当り」又は「ハズレ」)に係る情報、上記ステップS540−7の事前特図変動パターン決定処理で決定した変動パターン番号及び変動時間に係る情報を含む事前判定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)し、当該取得時事前判定処理を終了する。
CPU100aは、上記ステップS540−1の事前特図当否抽選処理における抽選結果(「当り」又は「ハズレ」)に係る情報、上記ステップS540−7の事前特図変動パターン決定処理で決定した変動パターン番号及び変動時間に係る情報を含む事前判定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)し、当該取得時事前判定処理を終了する。
なお、事前判定コマンドには、変動パターン番号及び変動時間に関する情報について2通りの内容が含まれる場合がある。図6(a),(b)に示すように、変動パターン番号は、現在の保留記憶数(変動開始直前の保留記憶数)によって変化する可能性があるため、上記事前特図変動パターン決定抽選においては、いかなる変動パターン番号となるかを確定することができない。例えば、図6(a)の変動パターン決定テーブルTB1では、事前特図当否抽選の結果が「ハズレ」であり、変動パターン決定乱数が例えば「19」である場合、前述の特図変動パターン決定抽選において、保留記憶数に応じて変動パターン番号「00H」及び「03H」のいずれかに決定されることとなる。このような場合には、事前判定コマンドを変動パターン番号「00H」と当該番号に対応する変動時間情報、及び変動パターン番号「03H」と当該番号に対応する変動時間情報の2通りの情報を含むように送信する。
このように、取得時事前判定処理は、後述の特別図柄変動待ち処理が実行される以前に、換言すれば始動情報の取得と同時に特図当否抽選の結果や、変動パターン番号を判定し、これらの情報を演出制御回路200側に事前に伝達する処理である。また、演出制御回路200のRAM200cには、第1特図保留記憶領域の第1記憶部乃至第4記憶部、及び第2特図保留記憶領域の第1記憶部乃至第4記憶部とそれぞれ対応する記憶部を備えた事前判定情報記憶領域が設けられており、事前判定コマンドに含まれる情報(事前判定情報)は、第1特図保留記憶領域に記憶された特1保留、及び第2特図保留記憶領域に記憶された特2保留と対応付けて(紐付けて)順に記憶される。
また、取得時事前判定処理によって、演出制御回路200側に事前判定コマンドが送信されることにより、演出制御回路200側では、事前判定コマンドに含まれる情報に基づいて、当該事前判定コマンドが生成される対象となった特1保留又は特2保留に基づく後述の特別図柄変動待ち処理が実行されるよりも前に、特図当否抽選の結果や、変動演出パターンを示唆する所定の演出(先読み演出)を演出表示部50A上に事前に表示することが可能となる。
また、取得時事前判定処理によって、演出制御回路200側に事前判定コマンドが送信されることにより、演出制御回路200側では、事前判定コマンドに含まれる情報に基づいて、当該事前判定コマンドが生成される対象となった特1保留又は特2保留に基づく後述の特別図柄変動待ち処理が実行されるよりも前に、特図当否抽選の結果や、変動演出パターンを示唆する所定の演出(先読み演出)を演出表示部50A上に事前に表示することが可能となる。
図20は、特図遊技管理フェーズを説明する図である。上述のとおり、本実施形態では、第1始動部品60又は第2始動部品62への遊技球の入球を契機とする特別遊技の可否に関する種々の抽選処理(特図遊技)と、通過ゲート68への遊技球の通過を契機とする普通遊技の可否に関する種々の抽選処理(普図遊技)とが、同時並行して進行する。
そして、特図遊技は、遊技球が第1始動部品60又は第2始動部品62へ入球する度に段階的に、かつ、繰り返し実行されるが、主制御回路100では、特図遊技に係る各処理を特図遊技管理フェーズによって管理している。
そして、特図遊技は、遊技球が第1始動部品60又は第2始動部品62へ入球する度に段階的に、かつ、繰り返し実行されるが、主制御回路100では、特図遊技に係る各処理を特図遊技管理フェーズによって管理している。
図20に示すように、ROM100bには、特図遊技を実行制御するための複数の特図遊技制御モジュールが格納されており、これら特図遊技制御モジュールごとに、特図遊技管理フェーズが対応付けられている。具体的には、特図遊技管理フェーズが「00H」である場合には、「特別図柄変動待ち処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特図遊技管理フェーズが「01H」である場合には、「特別図柄変動中処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特図遊技管理フェーズが「02H」である場合には、「特別図柄停止後処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特図遊技管理フェーズが「03H」である場合には、「大入賞口開放前処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特図遊技管理フェーズが「04H」である場合には、「大入賞口開放制御処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特図遊技管理フェーズが「05H」である場合には、「大入賞口閉鎖有効処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特図遊技管理フェーズが「06H」である場合には、「大入賞口終了ウェイト処理」を実行するためのモジュールがコールされる。
[特図遊技管理処理]
図21は、主制御回路100における特図遊技管理処理(ステップS600)を説明するフローチャートである。
図21は、主制御回路100における特図遊技管理処理(ステップS600)を説明するフローチャートである。
(ステップS600−1)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズをロードする。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズをロードする。
(ステップS600−3)
CPU100aは、上記ステップS600−1でロードした特図遊技管理フェーズに対応する特図遊技制御モジュールを選択する。
CPU100aは、上記ステップS600−1でロードした特図遊技管理フェーズに対応する特図遊技制御モジュールを選択する。
(ステップS600−5)
CPU100aは、上記ステップS600−3で選択した特図遊技制御モジュールをコールして処理を開始する。
CPU100aは、上記ステップS600−3で選択した特図遊技制御モジュールをコールして処理を開始する。
(ステップS600−7)
CPU100aは、特図遊技に係る制御時間を管理する特図遊技タイマをロードし、当該特図遊技管理処理を終了する。
CPU100aは、特図遊技に係る制御時間を管理する特図遊技タイマをロードし、当該特図遊技管理処理を終了する。
[特別図柄変動待ち処理]
図22は、主制御回路100における特別図柄変動待ち処理を説明するフローチャートである。この特別図柄変動待ち処理は、特図遊技管理フェーズが「00H」であった場合に実行される。
図22は、主制御回路100における特別図柄変動待ち処理を説明するフローチャートである。この特別図柄変動待ち処理は、特図遊技管理フェーズが「00H」であった場合に実行される。
(ステップS610−1)
CPU100aは、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特2保留数(X2)が「1」以上であるかを判定する。その結果、特2保留数(X2)が「1」以上であると判定した場合にはステップS610−7に処理を移し、特2保留数(X2)が「1」以上ではないと判定した場合にはステップS610−3に処理を移す。
CPU100aは、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特2保留数(X2)が「1」以上であるかを判定する。その結果、特2保留数(X2)が「1」以上であると判定した場合にはステップS610−7に処理を移し、特2保留数(X2)が「1」以上ではないと判定した場合にはステップS610−3に処理を移す。
(ステップS610−3)
CPU100aは、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特1保留数(X1)が「1」以上であるかを判定する。その結果、特1保留数(X1)が「1」以上であると判定した場合にはステップS610−7に処理を移し、特1保留数(X1)が「1」以上ではないと判定した場合にはステップS610−5に処理を移す。
CPU100aは、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特1保留数(X1)が「1」以上であるかを判定する。その結果、特1保留数(X1)が「1」以上であると判定した場合にはステップS610−7に処理を移し、特1保留数(X1)が「1」以上ではないと判定した場合にはステップS610−5に処理を移す。
(ステップS610−5)
CPU100aは、客待ちコマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する客待ち設定処理を実行し、当該特別図柄変動待ち処理を終了する。当該客待ちコマンドが演出制御回路200側に送信されると、演出制御回路200は、当該客待ちコマンドの受信から所定の時間が経過したことに基づいて、VDPに所定のコマンドを送信し、演出表示部50A上において、客待ち状態であることを示すデモ演出表示を表示させる。
CPU100aは、客待ちコマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する客待ち設定処理を実行し、当該特別図柄変動待ち処理を終了する。当該客待ちコマンドが演出制御回路200側に送信されると、演出制御回路200は、当該客待ちコマンドの受信から所定の時間が経過したことに基づいて、VDPに所定のコマンドを送信し、演出表示部50A上において、客待ち状態であることを示すデモ演出表示を表示させる。
(ステップS610−7)
CPU100aは、特1保留または特2保留に対応する対象特別図柄保留球数カウンタのカウンタ値を「1」減算し、特1保留または特2保留が「1」減算したことを示す保留減指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)するとともに、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特2保留、または、第1特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特1保留を、1つ序数の小さい記憶部にブロック転送する。
具体的には、RAM100cには、処理対象となる第0記憶部が設けられており、上記ステップS610−1において、特2保留球数が「1」以上であると判定した場合には、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特2保留を、第0記憶部〜第3記憶部に転送するとともに、第4記憶部をクリア処理する。
また、上記ステップS610−3において、特1保留球数が「1」以上であると判定した場合には、第1特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特1保留を、第0記憶部〜第3記憶部に転送するとともに、第4記憶部をクリア処理する。
また、特別図柄確率状態フラグ及び普通図柄確率状態フラグの情報に基づいて遊技状態確認指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
CPU100aは、特1保留または特2保留に対応する対象特別図柄保留球数カウンタのカウンタ値を「1」減算し、特1保留または特2保留が「1」減算したことを示す保留減指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)するとともに、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特2保留、または、第1特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特1保留を、1つ序数の小さい記憶部にブロック転送する。
具体的には、RAM100cには、処理対象となる第0記憶部が設けられており、上記ステップS610−1において、特2保留球数が「1」以上であると判定した場合には、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特2保留を、第0記憶部〜第3記憶部に転送するとともに、第4記憶部をクリア処理する。
また、上記ステップS610−3において、特1保留球数が「1」以上であると判定した場合には、第1特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特1保留を、第0記憶部〜第3記憶部に転送するとともに、第4記憶部をクリア処理する。
また、特別図柄確率状態フラグ及び普通図柄確率状態フラグの情報に基づいて遊技状態確認指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
保留減指定コマンドが演出制御回路200側に送信されると、演出制御回路200は、前述の特図1保留指定コマンド又は特図2保留指定コマンドに基づいて増大した前述の保留表示画像の数を減少させるコマンドをVDPに送信し、演出表示部50A上において、減少後の特1保留数及び特2保留数を遊技者に視認,認識可能とする。
また、演出制御回路200は、保留減指定コマンドに基づいて、第1特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部、又は第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部とそれぞれ対応付けられた事前判定情報を1つ序数の小さい記憶部にブロック転送する。
また、当該処理の実行によりS400−5の処理によって第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36Bいずれかの保留表示部の対応箇所が消灯する。
また、遊技状態確認指定コマンドが演出制御回路200側に送信されると、特別図柄が変動を開始するたびに現在の遊技状態に係る情報が演出制御回路200側に伝達される。
また、演出制御回路200は、保留減指定コマンドに基づいて、第1特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部、又は第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部とそれぞれ対応付けられた事前判定情報を1つ序数の小さい記憶部にブロック転送する。
また、当該処理の実行によりS400−5の処理によって第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36Bいずれかの保留表示部の対応箇所が消灯する。
また、遊技状態確認指定コマンドが演出制御回路200側に送信されると、特別図柄が変動を開始するたびに現在の遊技状態に係る情報が演出制御回路200側に伝達される。
(ステップS610−9)
CPU100aは、保留種別、特図低確率であるか特図低確率であるかを識別する特別図柄確率状態フラグ、及び第0記憶部に転送された特図当否判定乱数をロードし、これに対応する低確率用特図当否判定テーブルTB1又は高確率用特図当否判定テーブルTB2を選択して特図当否抽選処理を行い、その抽選結果(「当り」,「ハズレ」)に係るデータ(特図当否判定データ)を記憶する。
CPU100aは、保留種別、特図低確率であるか特図低確率であるかを識別する特別図柄確率状態フラグ、及び第0記憶部に転送された特図当否判定乱数をロードし、これに対応する低確率用特図当否判定テーブルTB1又は高確率用特図当否判定テーブルTB2を選択して特図当否抽選処理を行い、その抽選結果(「当り」,「ハズレ」)に係るデータ(特図当否判定データ)を記憶する。
(ステップS610−11)
CPU100aは、特図種別を決定するための特図種別決定処理を実行する。ここでは、上記ステップS610−9の特図当否抽選の結果が「当り」であった場合には、保留種別、第0記憶部に転送された特図種別決定乱数をロードし、これに対応する特図種別決定テーブルTB1,TB2のいずれかを選択して特図種別を抽出し、抽出した特図種別に係るデータ(特図種別データ)を記憶する。一方、ステップS610−9の特図当否抽選の結果が「ハズレ」であった場合には、特図種別決定テーブルTB3から特別図柄X(ハズレ図柄X)に係る特図種別が抽出され、特別図柄Xに係る特図種別データが記憶される。
特図種別データを記憶した後、当該特図種別データに対応する特図種別指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。即ち、当該特図種別指定コマンドが送信されることによって、演出制御回路200側には、特図種別決定処理の度に、抽出された特図種別に関する情報が伝達される。
CPU100aは、特図種別を決定するための特図種別決定処理を実行する。ここでは、上記ステップS610−9の特図当否抽選の結果が「当り」であった場合には、保留種別、第0記憶部に転送された特図種別決定乱数をロードし、これに対応する特図種別決定テーブルTB1,TB2のいずれかを選択して特図種別を抽出し、抽出した特図種別に係るデータ(特図種別データ)を記憶する。一方、ステップS610−9の特図当否抽選の結果が「ハズレ」であった場合には、特図種別決定テーブルTB3から特別図柄X(ハズレ図柄X)に係る特図種別が抽出され、特別図柄Xに係る特図種別データが記憶される。
特図種別データを記憶した後、当該特図種別データに対応する特図種別指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。即ち、当該特図種別指定コマンドが送信されることによって、演出制御回路200側には、特図種別決定処理の度に、抽出された特図種別に関する情報が伝達される。
(ステップS610−13)
CPU100aは、上記ステップS610−11で抽出した特図種別に対応する特別図柄停止図柄番号をセーブする。なお、第1特別図柄表示装置35Aおよび第2特別図柄表示装置35Bは、それぞれ7セグで構成されており、7セグを構成する各セグメントには番号(カウンタ値)が対応付けられている。ここで決定する特別図柄停止図柄番号は、最終的に点灯するセグメントの番号(カウンタ値)を示すものである。
CPU100aは、上記ステップS610−11で抽出した特図種別に対応する特別図柄停止図柄番号をセーブする。なお、第1特別図柄表示装置35Aおよび第2特別図柄表示装置35Bは、それぞれ7セグで構成されており、7セグを構成する各セグメントには番号(カウンタ値)が対応付けられている。ここで決定する特別図柄停止図柄番号は、最終的に点灯するセグメントの番号(カウンタ値)を示すものである。
(ステップS610−14)
CPU100aは、特別図柄の変動パターンを決定するための特図変動パターン決定抽選を実行する。具体的には、普図低確率であるか普図高確率であるかを識別する普通図柄確率状態フラグをロードし、図6に例示した変動パターン決定テーブルTB1,TB2のいずれかを参照して、変動パターン番号を抽出,決定する。具体的には、特図当否抽選の結果、保留記憶数及び変動パターン決定乱数に基づいて、変動パターン番号を抽出,決定する。CPU100aは、いずれかの変動パターン決定テーブルTBから抽出,決定した変動パターン番号を含む変動パターンコマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。変動パターンコマンドが演出制御回路200側に送信されることによって、演出制御回路200側では、各変動パターンコマンドの内容に従って、より具体的な変動演出の内容を決定し、当該決定された変動演出の内容に関する情報を含むコマンドをVDPに送信することにより、演出図柄Sの変動表示と併せて多様な変動演出を演出表示部50A上に表示させる。
CPU100aは、特別図柄の変動パターンを決定するための特図変動パターン決定抽選を実行する。具体的には、普図低確率であるか普図高確率であるかを識別する普通図柄確率状態フラグをロードし、図6に例示した変動パターン決定テーブルTB1,TB2のいずれかを参照して、変動パターン番号を抽出,決定する。具体的には、特図当否抽選の結果、保留記憶数及び変動パターン決定乱数に基づいて、変動パターン番号を抽出,決定する。CPU100aは、いずれかの変動パターン決定テーブルTBから抽出,決定した変動パターン番号を含む変動パターンコマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。変動パターンコマンドが演出制御回路200側に送信されることによって、演出制御回路200側では、各変動パターンコマンドの内容に従って、より具体的な変動演出の内容を決定し、当該決定された変動演出の内容に関する情報を含むコマンドをVDPに送信することにより、演出図柄Sの変動表示と併せて多様な変動演出を演出表示部50A上に表示させる。
(ステップS610−15)
CPU100aは、ステップS610−14で抽出された変動パターン番号に対応する変動時間をロードし、特別図柄変動タイマにセットする。
CPU100aは、ステップS610−14で抽出された変動パターン番号に対応する変動時間をロードし、特別図柄変動タイマにセットする。
(ステップS610−17)
CPU100aは、上記ステップS610−9における特図当否抽選の結果が「当り」であるか否かを判定し、「当り」であった場合には、上記ステップS610−11で記憶した特図種別データをロードして、特別図柄の種別を確認する。そして、図8に示す遊技状態設定テーブルTBを参照して、特別遊技終了後に設定される遊技状態、及びその特図高確回数,普図高確回数を判定し、その判定結果を遊技状態予備フラグ(特別図柄確率状態予備フラグ,普通図柄確率状態予備フラグ)、及び特図高確回数切り予備カウンタ、普図高確回数切り予備カウンタそれぞれセーブする。
CPU100aは、上記ステップS610−9における特図当否抽選の結果が「当り」であるか否かを判定し、「当り」であった場合には、上記ステップS610−11で記憶した特図種別データをロードして、特別図柄の種別を確認する。そして、図8に示す遊技状態設定テーブルTBを参照して、特別遊技終了後に設定される遊技状態、及びその特図高確回数,普図高確回数を判定し、その判定結果を遊技状態予備フラグ(特別図柄確率状態予備フラグ,普通図柄確率状態予備フラグ)、及び特図高確回数切り予備カウンタ、普図高確回数切り予備カウンタそれぞれセーブする。
(ステップS610−19)
CPU100aは、第1特別図柄表示装置35Aまたは第2特別図柄表示装置35Bにおいて、特別図柄の変動表示を開始するために、特別図柄表示図柄カウンタを設定する処理を実行する。第1特別図柄表示装置35Aおよび第2特別図柄表示装置35Bを構成する7セグの各セグメントにはカウンタ値が対応付けられており、特別図柄表示図柄カウンタに設定されたカウンタ値に対応するセグメントが点灯制御される。ここでは、特別図柄の変動表示の開始時に点灯させるセグメントに対応するカウンタ値が特別図柄表示図柄カウンタに設定されることとなる。なお、特別図柄表示図柄カウンタは、第1特別図柄表示装置35Aに対応する特別図柄1表示図柄カウンタと、第2特別図柄表示装置35Bに対応する特別図柄2表示図柄カウンタとが別個に設けられており、ここでは、保留種別に対応するカウンタにカウンタ値が設定される。
CPU100aは、第1特別図柄表示装置35Aまたは第2特別図柄表示装置35Bにおいて、特別図柄の変動表示を開始するために、特別図柄表示図柄カウンタを設定する処理を実行する。第1特別図柄表示装置35Aおよび第2特別図柄表示装置35Bを構成する7セグの各セグメントにはカウンタ値が対応付けられており、特別図柄表示図柄カウンタに設定されたカウンタ値に対応するセグメントが点灯制御される。ここでは、特別図柄の変動表示の開始時に点灯させるセグメントに対応するカウンタ値が特別図柄表示図柄カウンタに設定されることとなる。なお、特別図柄表示図柄カウンタは、第1特別図柄表示装置35Aに対応する特別図柄1表示図柄カウンタと、第2特別図柄表示装置35Bに対応する特別図柄2表示図柄カウンタとが別個に設けられており、ここでは、保留種別に対応するカウンタにカウンタ値が設定される。
(ステップS610−21)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「01H」に更新し、当該特別図柄変動待ち処理を終了する。そして、当該一連の特別図柄変動待ち処理が実行されることにより、第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35B上において特別図柄の変動表示が開始されるとともに、当該特別図柄の変動表示と略同期して演出表示部50A上において演出図柄Sの変動表示が開始されることとなる。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「01H」に更新し、当該特別図柄変動待ち処理を終了する。そして、当該一連の特別図柄変動待ち処理が実行されることにより、第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35B上において特別図柄の変動表示が開始されるとともに、当該特別図柄の変動表示と略同期して演出表示部50A上において演出図柄Sの変動表示が開始されることとなる。
[特別図柄変動中処理]
図23は、主制御回路100における特別図柄変動中処理を説明するフローチャートである。当該特別図柄変動中処理は、特図遊技管理フェーズが「01H」であった場合に実行される。
図23は、主制御回路100における特別図柄変動中処理を説明するフローチャートである。当該特別図柄変動中処理は、特図遊技管理フェーズが「01H」であった場合に実行される。
(ステップS620−1)
CPU100aは、特別図柄変動ベースカウンタを更新する処理を実行する。なお、特別図柄変動ベースカウンタは、所定周期(例えば100ms)で1周するようにカウンタ値が設定される。具体的には、特別図柄変動ベースカウンタのカウンタ値が「0」であった場合には、所定のカウンタ値(例えば25)がセットされ、カウンタ値が「1」以上であった場合には、現在のカウンタ値から「1」減算した値にカウンタ値を更新する。
CPU100aは、特別図柄変動ベースカウンタを更新する処理を実行する。なお、特別図柄変動ベースカウンタは、所定周期(例えば100ms)で1周するようにカウンタ値が設定される。具体的には、特別図柄変動ベースカウンタのカウンタ値が「0」であった場合には、所定のカウンタ値(例えば25)がセットされ、カウンタ値が「1」以上であった場合には、現在のカウンタ値から「1」減算した値にカウンタ値を更新する。
(ステップS620−3)
CPU100aは、上記ステップS620−1で更新した特別図柄変動ベースカウンタのカウンタ値が「0」であるかを判定する。その結果、カウンタ値が「0」であった場合にはステップS620−5に処理を移し、カウンタ値が「0」ではなかった場合にはステップS620−9に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS620−1で更新した特別図柄変動ベースカウンタのカウンタ値が「0」であるかを判定する。その結果、カウンタ値が「0」であった場合にはステップS620−5に処理を移し、カウンタ値が「0」ではなかった場合にはステップS620−9に処理を移す。
(ステップS620−5)
CPU100aは、上記ステップS610−15で設定された特別図柄変動タイマのタイマ値を所定値減算する特別図柄変動タイマ更新処理を行う。
CPU100aは、上記ステップS610−15で設定された特別図柄変動タイマのタイマ値を所定値減算する特別図柄変動タイマ更新処理を行う。
(ステップS620−7)
CPU100aは、上記ステップS620−5で更新した特別図柄変動タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、タイマ値が「0」であった場合にはステップS620−15に処理を移し、タイマ値が「0」ではなかった場合にはステップS620−9に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS620−5で更新した特別図柄変動タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、タイマ値が「0」であった場合にはステップS620−15に処理を移し、タイマ値が「0」ではなかった場合にはステップS620−9に処理を移す。
(ステップS620−9)
CPU100aは、第1特別図柄表示装置35A、及び第2特別図柄表示装置35Bを構成する7セグの各セグメントの点灯時間を計時する特別図柄表示タイマを更新する。具体的には、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であった場合には、所定のタイマ値がセットされ、タイマ値が「1」以上であった場合には、現在のタイマ値から「1」減算した値にタイマ値を更新する。
CPU100aは、第1特別図柄表示装置35A、及び第2特別図柄表示装置35Bを構成する7セグの各セグメントの点灯時間を計時する特別図柄表示タイマを更新する。具体的には、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であった場合には、所定のタイマ値がセットされ、タイマ値が「1」以上であった場合には、現在のタイマ値から「1」減算した値にタイマ値を更新する。
(ステップS620−11)
CPU100aは、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS620−13に処理を移し、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合には当該特別図柄変動中処理を終了する。
CPU100aは、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS620−13に処理を移し、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合には当該特別図柄変動中処理を終了する。
(ステップS620−13)
CPU100aは、更新対象の特別図柄表示図柄カウンタのカウンタ値を更新する。これにより、7セグを構成する各セグメントが、所定時間おきに順次点灯することとなる。
CPU100aは、更新対象の特別図柄表示図柄カウンタのカウンタ値を更新する。これにより、7セグを構成する各セグメントが、所定時間おきに順次点灯することとなる。
(ステップS620−15)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「02H」に更新する。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「02H」に更新する。
(ステップS620−17)
CPU100aは、対象の特別図柄表示図柄カウンタに、上記ステップS610−13で決定した特別図柄停止図柄番号(カウンタ値)をセーブする。これにより、第1特別図柄表示装置35Aまたは第2特別図柄表示装置35Bに、決定された特別図柄が停止表示されることとなる。
CPU100aは、対象の特別図柄表示図柄カウンタに、上記ステップS610−13で決定した特別図柄停止図柄番号(カウンタ値)をセーブする。これにより、第1特別図柄表示装置35Aまたは第2特別図柄表示装置35Bに、決定された特別図柄が停止表示されることとなる。
(ステップS620−19)
CPU100aは、第1特別図柄表示装置35Aまたは第2特別図柄表示装置35Bに特別図柄が停止表示されたことを示す特図停止指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。当該特図停止指定コマンドが演出制御回路200側に送信されることにより、演出制御回路200は、VDPに所定のコマンドを送信し、演出表示部50A上において変動中の演出図柄Sを特別図柄の停止表示と略同期して停止表示させる。
CPU100aは、第1特別図柄表示装置35Aまたは第2特別図柄表示装置35Bに特別図柄が停止表示されたことを示す特図停止指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。当該特図停止指定コマンドが演出制御回路200側に送信されることにより、演出制御回路200は、VDPに所定のコマンドを送信し、演出表示部50A上において変動中の演出図柄Sを特別図柄の停止表示と略同期して停止表示させる。
(ステップS620−21)
CPU100aは、特別図柄を停止表示する時間である特別図柄変動停止時間(確定時間)を特別遊技タイマにセットし、当該特別図柄変動中処理を終了する。
CPU100aは、特別図柄を停止表示する時間である特別図柄変動停止時間(確定時間)を特別遊技タイマにセットし、当該特別図柄変動中処理を終了する。
[特別図柄停止後処理]
図24は、主制御回路100における特別図柄停止後処理を説明するフローチャートである。この特別図柄停止後処理は、特図遊技管理フェーズが「02H」であった場合に実行される。
図24は、主制御回路100における特別図柄停止後処理を説明するフローチャートである。この特別図柄停止後処理は、特図遊技管理フェーズが「02H」であった場合に実行される。
(ステップS630−1)
CPU100aは、上記ステップS620−21でセットした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該特別図柄停止後処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS630−3に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS620−21でセットした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該特別図柄停止後処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS630−3に処理を移す。
(ステップS630−3)
CPU100aは、特図当否抽選の結果を確認する。
CPU100aは、特図当否抽選の結果を確認する。
(ステップS630−5)
CPU100aは、特図当否抽選の結果が「当り」であるかを判定する。その結果、「当り」であると判定した場合にはステップS630−17に処理を移し、「当り」ではないと判定した場合にはステップS630−7に処理を移す。
CPU100aは、特図当否抽選の結果が「当り」であるかを判定する。その結果、「当り」であると判定した場合にはステップS630−17に処理を移し、「当り」ではないと判定した場合にはステップS630−7に処理を移す。
(ステップS630−7)
CPU100aは、回数切り管理処理を実行する。ここでは、特別図柄確率状態フラグをロードして、現在の遊技状態が特図低確率であるか特図高確率であるかを確認する。そして、遊技状態が特図高確率であった場合には、特図高確回数切りカウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値から「1」減算した値に更新する。なお、特図高確回数切りカウンタを更新した結果、カウンタ値が「0」になった場合には、特図低確率に対応する特別図柄確率状態フラグをセットする。これにより、特図高確率の遊技状態において、「当り」に当選することなく、特別図柄が所定回数確定したところで、遊技状態が特図高確率から特図低確率に移行することとなる。
CPU100aは、回数切り管理処理を実行する。ここでは、特別図柄確率状態フラグをロードして、現在の遊技状態が特図低確率であるか特図高確率であるかを確認する。そして、遊技状態が特図高確率であった場合には、特図高確回数切りカウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値から「1」減算した値に更新する。なお、特図高確回数切りカウンタを更新した結果、カウンタ値が「0」になった場合には、特図低確率に対応する特別図柄確率状態フラグをセットする。これにより、特図高確率の遊技状態において、「当り」に当選することなく、特別図柄が所定回数確定したところで、遊技状態が特図高確率から特図低確率に移行することとなる。
また、ここでは、遊技状態が普図低確率であるか普図高確率であるかを識別するための普通図柄確率状態フラグをロードして、現在の遊技状態が普図低確率であるか普図高確率であるかを確認する。そして、遊技状態が普図高確率であった場合には、普図高確回数切りカウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値から「1」減算した値に更新する。なお、普図高確回数切りカウンタを更新した結果、カウンタ値が「0」になった場合には、普図低確率に対応する普通図柄確率状態フラグをセットする。これにより、普図高確率の遊技状態において、「当り」に当選することなく、特別図柄が所定回数確定したところで、遊技状態が普図高確率から普図低確率に移行することとなる。なお、当該ステップS630−7において、遊技状態の移行が行われた場合には、CPU100aは、移行後の遊技状態を演出制御回路200に伝達するための遊技状態変化指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
(ステップS630−9)
CPU100aは、特別図柄が確定したときの遊技状態を示す特図確定時遊技状態確認指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
CPU100aは、特別図柄が確定したときの遊技状態を示す特図確定時遊技状態確認指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
(ステップS630−11)
CPU100aは、上記ステップS630−7で更新した特図高確回数および普図高確回数を演出制御回路200に伝達するための回数コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。即ち、上記ステップS630−11,ステップS630−13の処理によって、特別図柄が確定する度に、その時点の遊技状態、及び特図高確回数および普図高確回数が演出制御回路200側に伝達される。
CPU100aは、上記ステップS630−7で更新した特図高確回数および普図高確回数を演出制御回路200に伝達するための回数コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。即ち、上記ステップS630−11,ステップS630−13の処理によって、特別図柄が確定する度に、その時点の遊技状態、及び特図高確回数および普図高確回数が演出制御回路200側に伝達される。
(ステップS630−13)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該特別図柄停止後処理を終了する。これにより、1の特1保留又は特2保留(始動情報)に基づく特図遊技管理処理が終了し、特1保留または特2保留が記憶されている場合には、次の保留に基づく特別図柄の変動表示を開始するための処理が行われることとなる。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該特別図柄停止後処理を終了する。これにより、1の特1保留又は特2保留(始動情報)に基づく特図遊技管理処理が終了し、特1保留または特2保留が記憶されている場合には、次の保留に基づく特別図柄の変動表示を開始するための処理が行われることとなる。
(ステップS630−15)
CPU100aは、確定した特図種別に応じて、図7に示す特別遊技制御テーブルTBに規定されたデータをセットする。
CPU100aは、確定した特図種別に応じて、図7に示す特別遊技制御テーブルTBに規定されたデータをセットする。
(ステップS630−17)
CPU100aは、特別電動役物最大作動回数設定処理を行う。具体的には、上記ステップS630−17でセットしたデータを参照し、特別電動役物最大作動回数カウンタに、カウンタ値として所定数(特図種別に対応するカウンタ値=ラウンド数)をセットする。
CPU100aは、特別電動役物最大作動回数設定処理を行う。具体的には、上記ステップS630−17でセットしたデータを参照し、特別電動役物最大作動回数カウンタに、カウンタ値として所定数(特図種別に対応するカウンタ値=ラウンド数)をセットする。
なお、この特別電動役物最大作動回数カウンタは、これから開始する特別遊技において実行可能なラウンド数を示すものである。一方、RAM100cには、特別電動役物連続作動回数カウンタが設けられており、各ラウンド遊技の開始時に、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値を「1」加算する(後述するステップS640−3の処理)ことで、現在のラウンド遊技数が管理される。ここでは、特別遊技の開始に伴って、この特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値をリセット(「0」に更新)する処理が併せて実行される。
(ステップS630−19)
CPU100aは、上記ステップS630−15でセットしたデータを参照し、特別遊技タイマに、タイマ値として所定のオープニング時間をセーブする。
CPU100aは、上記ステップS630−15でセットしたデータを参照し、特別遊技タイマに、タイマ値として所定のオープニング時間をセーブする。
(ステップS630−21)
CPU100aは、特別遊技の開始を演出制御回路200に伝達するためのオープニング指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。当該オープニング指定コマンドが送信されることにより演出制御回路200側では、VDPに所定のコマンドを送信し、例えば特別遊技の開始に先立って、遊技者にこれから特別遊技が開始されることを報知する所定のオープニング演出および特別遊技中の演出が演出表示部50A上に表示される。
CPU100aは、特別遊技の開始を演出制御回路200に伝達するためのオープニング指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。当該オープニング指定コマンドが送信されることにより演出制御回路200側では、VDPに所定のコマンドを送信し、例えば特別遊技の開始に先立って、遊技者にこれから特別遊技が開始されることを報知する所定のオープニング演出および特別遊技中の演出が演出表示部50A上に表示される。
(ステップS630−23)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「03H」に更新し、当該特別図柄停止後処理を終了する。これにより、特別遊技が開始されることとなる。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「03H」に更新し、当該特別図柄停止後処理を終了する。これにより、特別遊技が開始されることとなる。
[大入賞口開放前処理]
図25は、主制御回路100における大入賞口開放前処理を説明するフローチャートである。この大入賞口開放前処理は、特図遊技管理フェーズが「03H」であった場合に実行される。
図25は、主制御回路100における大入賞口開放前処理を説明するフローチャートである。この大入賞口開放前処理は、特図遊技管理フェーズが「03H」であった場合に実行される。
(ステップS640−1)
CPU100aは、上記ステップS630−21でセットしたタイマ値(オープニング時間)が「0」でないかを判定する。その結果、タイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該大入賞口開放前処理を終了し、タイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS640−3に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS630−21でセットしたタイマ値(オープニング時間)が「0」でないかを判定する。その結果、タイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該大入賞口開放前処理を終了し、タイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS640−3に処理を移す。
(ステップS640−3)
CPU100aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
CPU100aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
(ステップS640−5)
CPU100aは、大入賞口64Aの開放開始(ラウンド遊技の開始)を演出制御回路200に伝達するための大入賞口開放指定コマンド(具体的には、実行するラウンド(1R、2R・・・)を示すコマンド)を送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。当該大入賞開放指定コマンドが演出制御回路200側に送信されることにより、演出制御回路200は、VDPに所定のコマンドを送信し、例えば現在のラウンド数に関する表示等を演出表示部50Aに表示する。また、特別遊技中に大入賞口検出スイッチSW3を通過した数や特別遊技中に払出制御回路150に賞球を指示した数に関する情報(コマンド)を演出制御回路200に送信することで遊技球の入球数や賞球数に関する表示等を演出表示部50Aに表示することもできる。
CPU100aは、大入賞口64Aの開放開始(ラウンド遊技の開始)を演出制御回路200に伝達するための大入賞口開放指定コマンド(具体的には、実行するラウンド(1R、2R・・・)を示すコマンド)を送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。当該大入賞開放指定コマンドが演出制御回路200側に送信されることにより、演出制御回路200は、VDPに所定のコマンドを送信し、例えば現在のラウンド数に関する表示等を演出表示部50Aに表示する。また、特別遊技中に大入賞口検出スイッチSW3を通過した数や特別遊技中に払出制御回路150に賞球を指示した数に関する情報(コマンド)を演出制御回路200に送信することで遊技球の入球数や賞球数に関する表示等を演出表示部50Aに表示することもできる。
(ステップS641)
CPU100aは、大入賞口開閉切替処理を実行する。この大入賞口開閉切替処理については後述する。
CPU100aは、大入賞口開閉切替処理を実行する。この大入賞口開閉切替処理については後述する。
(ステップS640−7)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「04H」に更新し、当該大入賞口開放前処理を終了する。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「04H」に更新し、当該大入賞口開放前処理を終了する。
[大入賞口開閉切替処理]
図26は、主制御回路100における大入賞口開閉切替処理を説明するフローチャートである。
図26は、主制御回路100における大入賞口開閉切替処理を説明するフローチャートである。
(ステップS641−1)
CPU100aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数(1回のラウンド遊技中における大入賞口64Aの開閉回数)の上限値であるかを判定する(本実施形態では、「1」であるかを判定。図7の特別電動役物開閉切替回数が5回/Rであれば「5」、7回/Rであれば「7」であるかを判定)。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合には当該大入賞口開閉切替処理を終了し、カウンタ値が上限値ではないと判定した場合にはステップS641−3に処理を移す。
CPU100aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数(1回のラウンド遊技中における大入賞口64Aの開閉回数)の上限値であるかを判定する(本実施形態では、「1」であるかを判定。図7の特別電動役物開閉切替回数が5回/Rであれば「5」、7回/Rであれば「7」であるかを判定)。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合には当該大入賞口開閉切替処理を終了し、カウンタ値が上限値ではないと判定した場合にはステップS641−3に処理を移す。
(ステップS641−3)
CPU100aは、特別遊技制御テーブルTBのデータを参照し、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値に基づいて、ソレノイドSOL2を通電制御するためのソレノイド制御データ、および、ソレノイドSOL2の通電時間もしくは通電停止時間であるタイマデータを抽出する。
CPU100aは、特別遊技制御テーブルTBのデータを参照し、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値に基づいて、ソレノイドSOL2を通電制御するためのソレノイド制御データ、および、ソレノイドSOL2の通電時間もしくは通電停止時間であるタイマデータを抽出する。
(ステップS641−5)
CPU100aは、上記ステップS641−3で抽出したソレノイド制御データに基づいて、ソレノイドSOL2の通電を開始するか、もしくは、ソレノイドSOL2の通電を停止するための大入賞口ソレノイド通電制御処理を実行する。この大入賞口ソレノイド通電制御処理の実行により、上記ステップS400−25およびステップS400−27において、ソレノイドSOL2の通電開始もしくは通電停止の制御がなされることとなる。
CPU100aは、上記ステップS641−3で抽出したソレノイド制御データに基づいて、ソレノイドSOL2の通電を開始するか、もしくは、ソレノイドSOL2の通電を停止するための大入賞口ソレノイド通電制御処理を実行する。この大入賞口ソレノイド通電制御処理の実行により、上記ステップS400−25およびステップS400−27において、ソレノイドSOL2の通電開始もしくは通電停止の制御がなされることとなる。
(ステップS641−7)
CPU100aは、上記ステップS641−3で抽出したタイマデータに基づくタイマ値を、特別遊技タイマにセーブする。なお、ここで特別遊技タイマにセーブされるタイマ値は、大入賞口64Aの1回の最大開放時間となる。
CPU100aは、上記ステップS641−3で抽出したタイマデータに基づくタイマ値を、特別遊技タイマにセーブする。なお、ここで特別遊技タイマにセーブされるタイマ値は、大入賞口64Aの1回の最大開放時間となる。
(ステップS641−9)
CPU100aは、ソレノイドSOL2の通電開始状態か、すなわち、上記ステップS641−5において、ソレノイドSOL2の通電を開始する制御処理がなされたかを判定する。その結果、通電開始状態であると判定した場合にはステップS641−11に処理を移し、通電開始状態ではないと判定した場合には当該大入賞口開閉切替処理を終了する。
CPU100aは、ソレノイドSOL2の通電開始状態か、すなわち、上記ステップS641−5において、ソレノイドSOL2の通電を開始する制御処理がなされたかを判定する。その結果、通電開始状態であると判定した場合にはステップS641−11に処理を移し、通電開始状態ではないと判定した場合には当該大入賞口開閉切替処理を終了する。
(ステップS641−11)
CPU100aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該大入賞口開閉切替処理を終了する。
CPU100aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該大入賞口開閉切替処理を終了する。
[大入賞口開放制御処理]
図27は、主制御回路100における大入賞口開放制御処理を説明するフローチャートである。この大入賞口開放制御処理は、特図遊技管理フェーズが「04H」であった場合に実行される。
図27は、主制御回路100における大入賞口開放制御処理を説明するフローチャートである。この大入賞口開放制御処理は、特図遊技管理フェーズが「04H」であった場合に実行される。
(ステップS650−1)
CPU100aは、上記ステップS641−7でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合にはステップS650−5に処理を移し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS650−3に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS641−7でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合にはステップS650−5に処理を移し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS650−3に処理を移す。
(ステップS650−3)
CPU100aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合にはステップS650−7に処理を移し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS641に処理を移す。
CPU100aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合にはステップS650−7に処理を移し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS641に処理を移す。
(ステップS641)
上記ステップS650−3において、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数の上限値ではないと判定した場合には、CPU100aは、上記ステップS641の処理を実行する。
上記ステップS650−3において、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数の上限値ではないと判定した場合には、CPU100aは、上記ステップS641の処理を実行する。
(ステップS650−5)
CPU100aは、上記ステップS500−9で更新された大入賞口入賞球数カウンタのカウンタ値が規定数に到達していないか、すなわち、大入賞口64Aに、1ラウンド中の最大入賞可能数と同数の遊技球が入球していないかを判定する。その結果、規定数に到達していないと判定した場合には当該大入賞口開放制御処理を終了し、規定数に到達したと判定した場合にはステップS650−7に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS500−9で更新された大入賞口入賞球数カウンタのカウンタ値が規定数に到達していないか、すなわち、大入賞口64Aに、1ラウンド中の最大入賞可能数と同数の遊技球が入球していないかを判定する。その結果、規定数に到達していないと判定した場合には当該大入賞口開放制御処理を終了し、規定数に到達したと判定した場合にはステップS650−7に処理を移す。
(ステップS650−7)
CPU100aは、ソレノイドSOL2の通電を停止して大入賞口64Aを閉鎖するために必要な大入賞口閉鎖処理を実行する。これにより、大入賞口64Aが閉鎖状態となる。
CPU100aは、ソレノイドSOL2の通電を停止して大入賞口64Aを閉鎖するために必要な大入賞口閉鎖処理を実行する。これにより、大入賞口64Aが閉鎖状態となる。
(ステップS650−9)
CPU100aは、大入賞口閉鎖有効時間(インターバル時間)を特別遊技タイマにセーブする。
CPU100aは、大入賞口閉鎖有効時間(インターバル時間)を特別遊技タイマにセーブする。
(ステップS650−11)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「05H」に更新する。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「05H」に更新する。
(ステップS650−13)
CPU100aは、大入賞口64Aが閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)し、当該大入賞口開放制御処理を終了する。
CPU100aは、大入賞口64Aが閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)し、当該大入賞口開放制御処理を終了する。
[大入賞口閉鎖有効処理]
図28は、主制御回路100における大入賞口閉鎖有効処理を説明するフローチャートである。この大入賞口閉鎖有効処理は、特図遊技管理フェーズが「05H」であった場合に実行される。
図28は、主制御回路100における大入賞口閉鎖有効処理を説明するフローチャートである。この大入賞口閉鎖有効処理は、特図遊技管理フェーズが「05H」であった場合に実行される。
(ステップS660−1)
CPU100aは、上記ステップS650−9でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合には当該大入賞口閉鎖有効処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS660−3に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS650−9でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合には当該大入賞口閉鎖有効処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS660−3に処理を移す。
(ステップS660−3)
CPU100aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物最大作動回数カウンタのカウンタ値と一致するか、すなわち、予め設定された回数のラウンド遊技が終了したかを判定する。その結果、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物最大作動回数カウンタのカウンタ値と一致すると判定した場合にはステップS660−9に処理を移し、一致しないと判定した場合にはステップS660−5に処理を移す。
CPU100aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物最大作動回数カウンタのカウンタ値と一致するか、すなわち、予め設定された回数のラウンド遊技が終了したかを判定する。その結果、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物最大作動回数カウンタのカウンタ値と一致すると判定した場合にはステップS660−9に処理を移し、一致しないと判定した場合にはステップS660−5に処理を移す。
(ステップS660−5)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「03H」に更新する。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「03H」に更新する。
(ステップS660−7)
CPU100aは、所定の大入賞口閉鎖時間を特別遊技タイマにセーブし、当該大入賞口閉鎖有効処理を終了する。これにより、次のラウンド遊技が開始されることとなる。
CPU100aは、所定の大入賞口閉鎖時間を特別遊技タイマにセーブし、当該大入賞口閉鎖有効処理を終了する。これにより、次のラウンド遊技が開始されることとなる。
(ステップS660−9)
CPU100aは、エンディング時間を特別遊技タイマにセーブするエンディング時間設定処理を実行する。
CPU100aは、エンディング時間を特別遊技タイマにセーブするエンディング時間設定処理を実行する。
(ステップS660−11)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「06H」に更新する。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「06H」に更新する。
(ステップS660−13)
CPU100aは、エンディングの開始を示すエンディング指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)し、当該大入賞口閉鎖有効処理を終了する。当該エンディング指定コマンドが送信されることにより、演出制御回路200側では、VDPに所定のコマンドを送信し、遊技者に対して特別遊技が終了したことを報知する所定のエンディング演出を演出表示部50Aに表示させる。
CPU100aは、エンディングの開始を示すエンディング指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)し、当該大入賞口閉鎖有効処理を終了する。当該エンディング指定コマンドが送信されることにより、演出制御回路200側では、VDPに所定のコマンドを送信し、遊技者に対して特別遊技が終了したことを報知する所定のエンディング演出を演出表示部50Aに表示させる。
[大入賞口終了ウェイト処理]
図29は、主制御回路100における大入賞口終了ウェイト処理を説明するフローチャートである。この大入賞口終了ウェイト処理は、特図遊技管理フェーズが「06H」であった場合に実行される。
図29は、主制御回路100における大入賞口終了ウェイト処理を説明するフローチャートである。この大入賞口終了ウェイト処理は、特図遊技管理フェーズが「06H」であった場合に実行される。
(ステップS670−1)
CPU100aは、上記ステップS660−9でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該大入賞口終了ウェイト処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS670−3に処理を移す。
CPU100aは、上記ステップS660−9でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該大入賞口終了ウェイト処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS670−3に処理を移す。
(ステップS670−3)
CPU100aは、特別遊技終了後の遊技状態を設定するための遊技状態設定処理を実行する。具体的には、上記ステップS610−17でセーブした特別図柄確率状態予備フラグ及び普通図柄確率状態予備フラグをロードして遊技状態に係るデータをセーブする。
また、CPU100aは、ステップS610−17でセーブした特図高確回数切り予備カウンタ、普図高確回数切り予備カウンタをロードして、特図種別に対応する特図高確回数、普図高確回数をそれぞれ特図高確回数切りカウンタ及び普図高確回数切りカウンタにセーブする。
CPU100aは、特別遊技終了後の遊技状態を設定するための遊技状態設定処理を実行する。具体的には、上記ステップS610−17でセーブした特別図柄確率状態予備フラグ及び普通図柄確率状態予備フラグをロードして遊技状態に係るデータをセーブする。
また、CPU100aは、ステップS610−17でセーブした特図高確回数切り予備カウンタ、普図高確回数切り予備カウンタをロードして、特図種別に対応する特図高確回数、普図高確回数をそれぞれ特図高確回数切りカウンタ及び普図高確回数切りカウンタにセーブする。
(ステップS670−5)
CPU100aは、特別遊技の終了後に設定される遊技状態を伝達するための遊技状態変化指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
CPU100aは、特別遊技の終了後に設定される遊技状態を伝達するための遊技状態変化指定コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
(ステップS670−7)
CPU100aは、上記ステップS670−3でセーブした特図高確回数、及び普図高確回数に対応する回数コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
CPU100aは、上記ステップS670−3でセーブした特図高確回数、及び普図高確回数に対応する回数コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
(ステップS670−9)
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該大入賞口終了ウェイト処理を終了する。これにより、特1保留または特2保留が記憶されている場合には、特別遊技の終了後に特別図柄の変動表示が再開されることとなる。
CPU100aは、特図遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該大入賞口終了ウェイト処理を終了する。これにより、特1保留または特2保留が記憶されている場合には、特別遊技の終了後に特別図柄の変動表示が再開されることとなる。
以上、主制御回路100よる主要な制御処理について説明したが、演出制御回路200側では、特に主制御回路100から送信される変動パターンコマンドの受信に基づき、変動演出決定処理を実行して演出図柄Sの変動表示を開始し、当該演出図柄Sの変動表示とともに、変動パターンコマンドに含まれる変動パターン番号に応じて各種の変動演出を表示する。また、特に本実施形態においては、変動演出に付加して先読み演出と呼ばれる演出を表現する。以下、演出表示部50A上に表示される画像の内容を説明しつつ、演出制御回路200の処理によって決定され、演出表示部50A上に表示される変動演出や先読み演出の内容、及びこれらの演出を実現する演出制御回路200の主要な処理について説明する。
[演出図柄について]
図30(a)は、演出表示部50A上に表示される画像の一例を示す図である。同図に示すように、演出表示部50Aには、複数の演出図柄Sが、例えば上下方向に変動表示(スクロール表示)される領域である図柄変動領域AL;AC;ARが設けられている。図30(b)に示すように、演出図柄Sは、例えば1〜8までの連続した数字表記と、各数字に対応した所定の異なるキャラクターCHA1〜CHA8が組み合わされた演出図柄「1」〜演出図柄「8」により構成される。なお、演出図柄「8」と演出図柄「1」とは連続した図柄として設定されている。
図30(a)は、演出表示部50A上に表示される画像の一例を示す図である。同図に示すように、演出表示部50Aには、複数の演出図柄Sが、例えば上下方向に変動表示(スクロール表示)される領域である図柄変動領域AL;AC;ARが設けられている。図30(b)に示すように、演出図柄Sは、例えば1〜8までの連続した数字表記と、各数字に対応した所定の異なるキャラクターCHA1〜CHA8が組み合わされた演出図柄「1」〜演出図柄「8」により構成される。なお、演出図柄「8」と演出図柄「1」とは連続した図柄として設定されている。
図柄変動領域AL;AC;ARにおいてそれぞれ変動表示される演出図柄Sは、最終的に図23のステップS620−19でセットされる特図停止指定コマンドを演出制御回路200が受信したことに応じて、前述の特図当否抽選の結果を示す配列で停止表示される。例えば、前述の特図当否抽選の結果が「当り」である場合には、図30(a)に示すように全ての表示領域AL:AC:ARにおいて同一数字及びキャラクターからなる演出図柄S(図示の例では「演出図柄7」)の配列で停止表示されることにより、遊技者に対して特図当否抽選の結果が「当り」であることが報知される。一方、特図当否抽選の結果が「ハズレ」である場合、最終的に上記組み合わせ以外の演出図柄Sの配列で停止表示されることにより、遊技者に対して特図当否抽選が「ハズレ」であることが報知される。
また、図30(a)に示すように、演出表示部50Aには、現在記憶されている特1保留及び特2保留の数を遊技者に報知する保留数表示アイコンPが表示される。保留数表示アイコンは、主制御回路100から送信される特図1保留指定コマンド又は特図2保留指定コマンドを受信したことに基づいて増加表示され、保留減指定コマンドを受信したことに基づいて減少表示される。即ち、保留数表示アイコンPは、第1始動部品60又は第2始動部品62への遊技球の入球に基づいて特1保留又は特2保留が取得されたことに応じて増加表示され、当該特1保留又は特2保留に基づいて特図遊技が実行(消化)されたことに応じて減少表示される。よって、遊技者は、保留数表示アイコンPの増減によって、その数や現在変動中(消化中)の保留が特1保留又は特2保留に基づくものであるかを判別することができる。なお、図示の例は、特1保留数が4つであり、特2保留数が3つであることを表している。
[演出モードについて]
上記演出図柄Sの変動中には、変動に伴って後述する多様な変動演出が表示されるとともに、演出制御回路200による制御処理によって照明部40及びスピーカユニット8からそれぞれ変動演出の種別に応じた点灯パターンや音声パターンによる点灯演出、音声演出が実行される。即ち、演出制御回路200は、変動パターンコマンドに含まれる変動パターン番号に応じて変動演出を決定して、当該決定された変動演出が表示されるように演出表示装置50を制御するとともに、当該変動演出に対応する点灯演出及び音声演出がなされるように照明部40及びスピーカユニット8を制御し、遊技者の大当りに対する期待感,高揚感を煽る構成である。
上記演出図柄Sの変動中には、変動に伴って後述する多様な変動演出が表示されるとともに、演出制御回路200による制御処理によって照明部40及びスピーカユニット8からそれぞれ変動演出の種別に応じた点灯パターンや音声パターンによる点灯演出、音声演出が実行される。即ち、演出制御回路200は、変動パターンコマンドに含まれる変動パターン番号に応じて変動演出を決定して、当該決定された変動演出が表示されるように演出表示装置50を制御するとともに、当該変動演出に対応する点灯演出及び音声演出がなされるように照明部40及びスピーカユニット8を制御し、遊技者の大当りに対する期待感,高揚感を煽る構成である。
一方、演出制御回路200は、遊技モードが通常モードから特定のモード(以下、サイレントモードという。)に切り替わったことを契機として、上記点灯演出及び音声演出を中断する処理を実行する。当該通常モードからサイレントモードへの切り替えは、前述の
RTCの現在時刻が、予め設定された演出モード切替時刻となったことを契機として実行される。当該サイレントモードは、例えば1分間継続し、当該期間中においては、点灯演出及び音声演出が中断される。具体的には、演出制御回路200は、照明部40を直接的に制御する点灯制御基板に対して、照明部40を構成するLEDからの発光を禁止する制御処理を実行して、照明部40を消灯状態とする。また、演出制御回路200は、スピーカユニット8を直接制御するサウンドプロセッサーに対して、スピーカユニット8からの音声の出力を禁止する制御処理を実行してスピーカユニット8を無音状態とする。
なお、サイレントモード中であっても、演出図柄Sの変動表示及び変動演出は継続されるため、遊技者は、演出図柄Sの最終的な停止態様によって特図当否抽選の結果を認識可能である。
RTCの現在時刻が、予め設定された演出モード切替時刻となったことを契機として実行される。当該サイレントモードは、例えば1分間継続し、当該期間中においては、点灯演出及び音声演出が中断される。具体的には、演出制御回路200は、照明部40を直接的に制御する点灯制御基板に対して、照明部40を構成するLEDからの発光を禁止する制御処理を実行して、照明部40を消灯状態とする。また、演出制御回路200は、スピーカユニット8を直接制御するサウンドプロセッサーに対して、スピーカユニット8からの音声の出力を禁止する制御処理を実行してスピーカユニット8を無音状態とする。
なお、サイレントモード中であっても、演出図柄Sの変動表示及び変動演出は継続されるため、遊技者は、演出図柄Sの最終的な停止態様によって特図当否抽選の結果を認識可能である。
つまり、図31に示すように、本実施形態に係るパチンコ機1においては、RTCにより計時される現在時刻が演出モード切替時刻となったことを契機として、それまで点灯していた照明部40、及び音声を出力していたスピーカユニット8が突如として消灯,無音状態となる。そして、例えば遊技機管理者側において複数台のパチンコ機1が設置されている場合においては、全てのパチンコ機1が同期してサイレントモードに切り替わることにより、複数のパチンコ機1が設置された遊技機管理者側の空間内を他の空間とは異質な空間として認識させることができる。また、詳細については後述するが、サイレントモード中においては、一定条件の下に通常モードでは発生しない特定の演出及びこれに付随する点灯演出及び音声演出が突如として実行されるため、当該演出が実行されたパチンコ機1の遊技者は、他のパチンコ機1の遊技者からの注目を浴びることとなる。
以下、上記演出モード切替処理や、通常モード中、又はサイレントモード中において演出図柄Sの変動表示中に表現される演出を実行する演出制御回路200の主要な処理について説明する。
[演出制御回路200のCPU初期化処理]
図32は、演出制御回路200のサブCPU初期化処理(S1000)を説明するフローチャートである。
図32は、演出制御回路200のサブCPU初期化処理(S1000)を説明するフローチャートである。
(ステップS1000−1)
CPU200aは、電源投入に応じて、ROM200bからCPU初期化処理プログラムを読み込むとともに、RAM200cに記憶されるフラグ等の初期化、設定処理を行う。
CPU200aは、電源投入に応じて、ROM200bからCPU初期化処理プログラムを読み込むとともに、RAM200cに記憶されるフラグ等の初期化、設定処理を行う。
(ステップS1000−3)
次に、CPU200aは、演出の決定に関わる演出決定乱数(本例では、変動演出パターン決定乱数,先読み演出決定乱数,先読み演出時期決定乱数等)を更新する処理を行うとともに、以後は、割込み処理が行われるまで当該ステップS1000−3の処理を繰り返し行う。
次に、CPU200aは、演出の決定に関わる演出決定乱数(本例では、変動演出パターン決定乱数,先読み演出決定乱数,先読み演出時期決定乱数等)を更新する処理を行うとともに、以後は、割込み処理が行われるまで当該ステップS1000−3の処理を繰り返し行う。
[演出制御回路200のサブタイマ割込み処理]
図33は、演出制御回路200のサブタイマ割込み処理(S1100)を説明するフローチャートである。演出制御回路200には、所定の周期でクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路(不図示)が設けられている。そして、このリセット用クロックパルス発生回路によるクロックパルスの発生により、CPU200aはタイマ割込み処理プログラムを読み込んで当該サブタイマ割込み処理を開始する。
図33は、演出制御回路200のサブタイマ割込み処理(S1100)を説明するフローチャートである。演出制御回路200には、所定の周期でクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路(不図示)が設けられている。そして、このリセット用クロックパルス発生回路によるクロックパルスの発生により、CPU200aはタイマ割込み処理プログラムを読み込んで当該サブタイマ割込み処理を開始する。
(ステップS1100−1)
CPU200aは、レジスタを退避する。
CPU200aは、レジスタを退避する。
(ステップS1100−3)
CPU200aは、割込みを許可するための処理を行う。
CPU200aは、割込みを許可するための処理を行う。
(ステップS1100−5)
CPU200aは、演出制御回路200で用いられる各種タイマカウンタの更新処理を行う。ここで、各種タイマカウンタは、特に断る場合を除き、当該演出制御回路200のサブタイマ割込み処理の度に1ずつ減算され、0になると減算を停止する。
CPU200aは、演出制御回路200で用いられる各種タイマカウンタの更新処理を行う。ここで、各種タイマカウンタは、特に断る場合を除き、当該演出制御回路200のサブタイマ割込み処理の度に1ずつ減算され、0になると減算を停止する。
(ステップS1150)
CPU200aは、RTCにより計時された現在時刻に基づいて、演出モードを切り替える演出モード切替処理を行う。当該演出モード切替処理については後述する。
CPU200aは、RTCにより計時された現在時刻に基づいて、演出モードを切り替える演出モード切替処理を行う。当該演出モード切替処理については後述する。
(ステップS1200)
CPU200aは、RAM200cの受信バッファに格納されているコマンドを解析するとともに、受信したコマンドに応じた種々の処理を行う。演出制御回路200においては、主制御回路100から前述した種々のコマンドが送信されると、コマンド受信割込み処理(図示せず)が行われ、主制御回路100から送信されたコマンドが受信バッファに格納される。ここでは、コマンド受信割込み処理によって受信バッファに格納されたコマンドを解析することとなる。
CPU200aは、RAM200cの受信バッファに格納されているコマンドを解析するとともに、受信したコマンドに応じた種々の処理を行う。演出制御回路200においては、主制御回路100から前述した種々のコマンドが送信されると、コマンド受信割込み処理(図示せず)が行われ、主制御回路100から送信されたコマンドが受信バッファに格納される。ここでは、コマンド受信割込み処理によって受信バッファに格納されたコマンドを解析することとなる。
(ステップS1300)
CPU200aは、変動演出の経過時間を計時するとともに、変動演出ごとにセットされるタイムテーブルを参照して、変動演出演出中に、当該タイムテーブルに記憶された該当時間に対応する処理を実行するタイムスケジュール管理処理を行う。このタイムスケジュール管理処理の詳細は後述する。
CPU200aは、変動演出の経過時間を計時するとともに、変動演出ごとにセットされるタイムテーブルを参照して、変動演出演出中に、当該タイムテーブルに記憶された該当時間に対応する処理を実行するタイムスケジュール管理処理を行う。このタイムスケジュール管理処理の詳細は後述する。
(ステップS1100−7)
CPU200aは、RAM200cの送信バッファにセットされているコマンド(内部コマンド)や各種のデータを演出表示部50Aの上記画像制御のためのVDP、スピーカユニット8の音声制御のための音声合成LSIやサウンドプロセッサー、或いは、照明部40の点灯制御のための点灯制御基板等へ送信,出力する。
CPU200aは、RAM200cの送信バッファにセットされているコマンド(内部コマンド)や各種のデータを演出表示部50Aの上記画像制御のためのVDP、スピーカユニット8の音声制御のための音声合成LSIやサウンドプロセッサー、或いは、照明部40の点灯制御のための点灯制御基板等へ送信,出力する。
(ステップS1100−9)
CPU200aは、レジスタを復帰して当該サブタイマ割込み処理を終了する。
CPU200aは、レジスタを復帰して当該サブタイマ割込み処理を終了する。
[演出モード切替処理]
図34は、図33のステップS1150で行われる演出モード切替処理(S1150)を説明するフローチャートである。
図34は、図33のステップS1150で行われる演出モード切替処理(S1150)を説明するフローチャートである。
(ステップS1150−1)
CPU200aは、現在の演出モードが通常モードであるかを判定し、通常モードである場合にステップS1150−3に処理を移し、通常モードでない場合(サイレントモードである場合)にステップS1150−7に処理を移す。なお、演出モードは、例えばRAM200cの所定領域に設けられた演出モードフラグ(「0」又は「1」)により管理されており、当該演出モードフラグの状態に応じて現在の演出モードが判定される。
CPU200aは、現在の演出モードが通常モードであるかを判定し、通常モードである場合にステップS1150−3に処理を移し、通常モードでない場合(サイレントモードである場合)にステップS1150−7に処理を移す。なお、演出モードは、例えばRAM200cの所定領域に設けられた演出モードフラグ(「0」又は「1」)により管理されており、当該演出モードフラグの状態に応じて現在の演出モードが判定される。
(ステップS1150−3)
CPU200aは、RTCにより計時される現在時刻が、予め設定された演出モード切替時刻(サイレントモード開始時刻)であるかを判定し、演出モード切替時刻である場合にステップS1150−5に処理を移し、演出モード切替時刻でない場合に当該演出モード切替処理を終了する。なお、前述のとおり、演出モード切替時刻は、9:30,10:30,11:30・・・のように例えば一時間おきに設定されており、現在時刻が上記いずれかの時刻となった場合に判定がYESとなる。
CPU200aは、RTCにより計時される現在時刻が、予め設定された演出モード切替時刻(サイレントモード開始時刻)であるかを判定し、演出モード切替時刻である場合にステップS1150−5に処理を移し、演出モード切替時刻でない場合に当該演出モード切替処理を終了する。なお、前述のとおり、演出モード切替時刻は、9:30,10:30,11:30・・・のように例えば一時間おきに設定されており、現在時刻が上記いずれかの時刻となった場合に判定がYESとなる。
(ステップS1150−5)
CPU200aは、ステップS1150−3において、現在時刻が上記いずれかの演出モード切替時刻であると判定されたことに基づいて、演出モードを通常モードからサイレントモードに変更するモード切替実行処理(通常モード→サイレントモード)を実行して処理を移す。前述のとおり、当該処理においては、照明部40を直接的に制御する点灯制御基板に対して、照明部40を構成するLEDからの発光を禁止させて照明部40を消灯状態とするとともに、スピーカユニット8を直接制御するサウンドプロセッサーに対して、スピーカユニット8からの音声の出力を禁止させてスピーカユニット8を無音状態とする。なお、詳細については後述するが、サイレントモードへの切替時には、遊技者に対して演出モードが切り替わることをそれとなく示唆するモード移行演出が実行され、実際には当該演出後に上記点灯演出、音声演出が中断されることとなる。
CPU200aは、ステップS1150−3において、現在時刻が上記いずれかの演出モード切替時刻であると判定されたことに基づいて、演出モードを通常モードからサイレントモードに変更するモード切替実行処理(通常モード→サイレントモード)を実行して処理を移す。前述のとおり、当該処理においては、照明部40を直接的に制御する点灯制御基板に対して、照明部40を構成するLEDからの発光を禁止させて照明部40を消灯状態とするとともに、スピーカユニット8を直接制御するサウンドプロセッサーに対して、スピーカユニット8からの音声の出力を禁止させてスピーカユニット8を無音状態とする。なお、詳細については後述するが、サイレントモードへの切替時には、遊技者に対して演出モードが切り替わることをそれとなく示唆するモード移行演出が実行され、実際には当該演出後に上記点灯演出、音声演出が中断されることとなる。
(ステップS1240)
CPU200aは、上記ステップS1150−5において演出モードが通常モードからサイレントモードに切り替わったこと、換言すれば、現在時刻が演出モード切替時刻となったことを契機として、演出モード切替時先読み演出決定処理を実行して、当該演出モード切替処理を終了する。なお、当該演出モード切替時先読み演出決定処理については後述する。
CPU200aは、上記ステップS1150−5において演出モードが通常モードからサイレントモードに切り替わったこと、換言すれば、現在時刻が演出モード切替時刻となったことを契機として、演出モード切替時先読み演出決定処理を実行して、当該演出モード切替処理を終了する。なお、当該演出モード切替時先読み演出決定処理については後述する。
(ステップS1150−7)
CPU200aは、ステップS1150−1において、通常モードでない(サイレントモードである)と判定されたことに基づいて、RTCにより計時される現在時刻が、予め設定された演出モード切替時刻(サイレントモード終了時刻)であるかを判定し、演出モード切替時刻である場合にステップS1150−9に処理を移し、演出モード切替時刻でない場合に当該演出モード切替処理を終了する。前述のとおり、サイレントモードの継続時間は、例えば1分に設定されていることから、RTCにより計時される現在時刻が9:31,10:31,11:31・・・となった場合に判定がYESとなる。
CPU200aは、ステップS1150−1において、通常モードでない(サイレントモードである)と判定されたことに基づいて、RTCにより計時される現在時刻が、予め設定された演出モード切替時刻(サイレントモード終了時刻)であるかを判定し、演出モード切替時刻である場合にステップS1150−9に処理を移し、演出モード切替時刻でない場合に当該演出モード切替処理を終了する。前述のとおり、サイレントモードの継続時間は、例えば1分に設定されていることから、RTCにより計時される現在時刻が9:31,10:31,11:31・・・となった場合に判定がYESとなる。
(ステップS1150−9)
CPU200aは、ステップS1150−7において、現在時刻が上記いずれかの演出モード切替時刻であると判定されたことに基づいて、演出モードをサイレントモードから通常モードに変更するモード切替実行処理(サイレントモード→通常モード)を行い、当該演出モード切替処理を終了する。当該処理においては、サイレントモードへの切替時において発光が禁止された照明部40の発光を再開させるべく点灯制御基板に対して発光を許可する処理を行い、照明部40による点灯演出を再開させるとともに、同じくサイレントモードへの切替時において音声の出力が禁止されたスピーカユニット8からの出力を再開させるべくサウンドプロセッサーに対して音声の出力を許可する処理を行い、スピーカユニット8による音声演出を再開させる。なお、サイレントモード中であっても、演出制御回路200側から、点灯パターンデータ及び音声パターンデータの送信は継続して実行されているため、上記各演出の再開と同時に点灯パターン及び音声パターンの途中から発光及び音声の出力がなされることとなる。
CPU200aは、ステップS1150−7において、現在時刻が上記いずれかの演出モード切替時刻であると判定されたことに基づいて、演出モードをサイレントモードから通常モードに変更するモード切替実行処理(サイレントモード→通常モード)を行い、当該演出モード切替処理を終了する。当該処理においては、サイレントモードへの切替時において発光が禁止された照明部40の発光を再開させるべく点灯制御基板に対して発光を許可する処理を行い、照明部40による点灯演出を再開させるとともに、同じくサイレントモードへの切替時において音声の出力が禁止されたスピーカユニット8からの出力を再開させるべくサウンドプロセッサーに対して音声の出力を許可する処理を行い、スピーカユニット8による音声演出を再開させる。なお、サイレントモード中であっても、演出制御回路200側から、点灯パターンデータ及び音声パターンデータの送信は継続して実行されているため、上記各演出の再開と同時に点灯パターン及び音声パターンの途中から発光及び音声の出力がなされることとなる。
以上の通り、演出モード切替処理は、パチンコ機1の稼働中において、所定時間ごとに演出モードを通常モードからサイレントモードに切り替えるとともに、切り替え後、所定時間が経過したことに応じて演出モードをサイレントモードから通常モードに切り替える(復帰させる)処理である。そして、本実施形態において当該演出モード切替処理を実行するCPU200aが演出モード切替手段に相当する。
図35は、演出モード切替処理によって、演出モードが通常モードからサイレントモードに移行し、再び通常モードに復帰するまでのタイムチャートを表す図である。
同図に示すように、演出モード切替時刻が到来し、演出モードが通常モードからサイレントモードに移行した場合、モード移行示唆演出が実行される。当該モード移行示唆演出は、演出図柄Sの変動時等における楽曲とは異なる特定の効果音が例えば5秒間継続することによって表現される。当該モード移行示唆演出の後には、照明部40を構成するLEDからの発光、及びスピーカユニット8からの音声の出力が禁止された状態となる。さらに、演出モードが通常モードからサイレントモードに移行してから1分経過後の演出モード切替時刻が到来すると、演出モードがサイレントモードから通常モードに移行(復帰)し、照明部40を構成するLEDからの発光、及びスピーカユニット8からの音声の出力が再開される。なお、以下の説明において、サイレントモード中において、上記モード移行演出が実行される区間をイベント1とし、発光及び音声の出力が禁止される区間をイベント2として区別する場合がある。
同図に示すように、演出モード切替時刻が到来し、演出モードが通常モードからサイレントモードに移行した場合、モード移行示唆演出が実行される。当該モード移行示唆演出は、演出図柄Sの変動時等における楽曲とは異なる特定の効果音が例えば5秒間継続することによって表現される。当該モード移行示唆演出の後には、照明部40を構成するLEDからの発光、及びスピーカユニット8からの音声の出力が禁止された状態となる。さらに、演出モードが通常モードからサイレントモードに移行してから1分経過後の演出モード切替時刻が到来すると、演出モードがサイレントモードから通常モードに移行(復帰)し、照明部40を構成するLEDからの発光、及びスピーカユニット8からの音声の出力が再開される。なお、以下の説明において、サイレントモード中において、上記モード移行演出が実行される区間をイベント1とし、発光及び音声の出力が禁止される区間をイベント2として区別する場合がある。
[演出の種類について]
次に、図36を参照して、演出図柄Sの変動表示に伴って表現される演出の種類について説明する。本実施形態において、演出図柄Sの変動表示伴って表現される演出としては、変動演出と先読み演出とに区分される。また、先読み演出は通常モード時先読み演出と、サイレントモード時先読み演出とに細分化される。図36(a)に示すように、変動演出とは、特別図柄、及び当該特別図柄と同期する演出図柄Sの変動開始から変動停止に至る1回の変動に対応して表現される演出であり、当該変動演出のパターンは、主制御回路100から送信される変動パターンコマンドの受信時、換言すれば特別図柄及び演出図柄Sの変動直前に決定される。
同図の例は、第1特図保留記憶領域に特1保留が3つ記憶されている例を示し、第1記憶部に記憶された特1保留に対応する変動1、第2記憶部に記憶された特1保留に対応する変動2、第3記憶部に記憶された特1保留に対応する変動3の直前に変動演出パターンが決定され、それぞれの変動に対応するように変動演出A又は変動演出Bが実行される。
次に、図36を参照して、演出図柄Sの変動表示に伴って表現される演出の種類について説明する。本実施形態において、演出図柄Sの変動表示伴って表現される演出としては、変動演出と先読み演出とに区分される。また、先読み演出は通常モード時先読み演出と、サイレントモード時先読み演出とに細分化される。図36(a)に示すように、変動演出とは、特別図柄、及び当該特別図柄と同期する演出図柄Sの変動開始から変動停止に至る1回の変動に対応して表現される演出であり、当該変動演出のパターンは、主制御回路100から送信される変動パターンコマンドの受信時、換言すれば特別図柄及び演出図柄Sの変動直前に決定される。
同図の例は、第1特図保留記憶領域に特1保留が3つ記憶されている例を示し、第1記憶部に記憶された特1保留に対応する変動1、第2記憶部に記憶された特1保留に対応する変動2、第3記憶部に記憶された特1保留に対応する変動3の直前に変動演出パターンが決定され、それぞれの変動に対応するように変動演出A又は変動演出Bが実行される。
一方、先読み演出とは、特定の変動中(図示の例では変動3)、或いは特定の変動が実行されるよりも前の変動中や、特1保留又は特2保留の取得時に直ちに実行される演出であって、特定の変動(変動3)における特図当否抽選の結果(期待度)や、変動演出のパターンを事前に示唆する演出である。このような先読み演出が実行された場合、遊技者は、変動3の変動中、或いは変動3が開始される以前に、変動3における大当りや変動演出のパターンへの期待感を推測することが可能となり、変動3が停止するまでの間、期待感を維持しながら遊技を進行することが可能となる。
図36(b)の例は、特別図柄及び演出図柄Sの変動1中に第1特図保留記憶領域の第2記憶部に新たな破線で示す特1保留が記憶され、当該新たな特1保留が記憶されたタイミングで、通常モード時先読み演出が実行された例を示す。当該通常モード時先読み演出の具体例としては、第2記憶部に対応する特1保留を示す保留数表示アイコンPの色が、デフォルトの色彩(例えば「青」)とは異なる色彩(例えば「赤」)を有して表示されるような演出(保留アイコン変化演出)が挙げられる。このような演出が実行された場合、赤の色彩を有する保留数表示アイコンPと対応する特1保留に基づく変動(図示の例では変動3)が開始されるまでの間、大当りや変動演出のパターンへの期待感を事前に得つつ変動1及び変動2が終わるのを待ちつつ、変動3が停止することを楽しみに待つことができる。なお、同図においては、先読み演出の一例としての保留アイコン変化演出を特1保留の取得と同時に実行する例を挙げたが、先読み演出の例としてはこれに限られるものではない。例えば、特1保留の取得後、最初の変動(図示の例では変動2)開始、或いは停止時に変動演出Bに付加して、所定の効果音や発光を伴うチャンス演出等を行う構成であってもよい。
また、上述のとおり、上記先読み演出には、通常モード時先読み演出とサイレントモード時先読み演出とが存在する。通常モード時先読み演出は、演出モードが通常モードである場合に実行される演出であって、当該通常モード時先読み演出のパターンは、主制御回路100から送信される事前判定コマンドの受信時、換言すれば、特1保留又は特2保留の取得時(第1始動部品60又は第2始動部品62への入球時)に決定される。
一方、サイレントモード時先読み演出は、演出モードがサイレントモードである場合、より詳細には、サイレントモードの上記イベント2の区間中に実行される演出であって、当該サイレントモード時先読み演出のパターンは、主制御回路100から送信される事前判定コマンドの受信時の他、上記演出切替時刻(通常モード→サイレントモード)の到来時においても決定される。以下、先読み演出及び変動演出の決定に関する処理について詳説する。
一方、サイレントモード時先読み演出は、演出モードがサイレントモードである場合、より詳細には、サイレントモードの上記イベント2の区間中に実行される演出であって、当該サイレントモード時先読み演出のパターンは、主制御回路100から送信される事前判定コマンドの受信時の他、上記演出切替時刻(通常モード→サイレントモード)の到来時においても決定される。以下、先読み演出及び変動演出の決定に関する処理について詳説する。
[事前判定コマンド受信処理]
図37は、図33のステップS1200のコマンド解析処理のうち、事前判定コマンドを受信した際に実行される事前判定コマンド受信処理(S1210)を説明するフローチャートである。上記したとおり、事前判定コマンドは、主制御回路100において、図19のステップS540−9でセットされた後、図12のステップS100−39のサブコマンド送信処理によって演出制御回路200に送信される。
図37は、図33のステップS1200のコマンド解析処理のうち、事前判定コマンドを受信した際に実行される事前判定コマンド受信処理(S1210)を説明するフローチャートである。上記したとおり、事前判定コマンドは、主制御回路100において、図19のステップS540−9でセットされた後、図12のステップS100−39のサブコマンド送信処理によって演出制御回路200に送信される。
(ステップS1210−1)
事前判定コマンドを受信すると、CPU200aは、受信した事前判定コマンドを解析するとともに、事前判定情報を事前判定情報記憶領域に記憶する。前述のとおり、事前判定コマンドに含まれる事前判定情報としては、事前特図当否抽選処理における抽選結果(「当り」又は「ハズレ」)、事前特図変動パターン決定処理で決定した変動パターン番号及び変動時間情報である。なお、前述のとおり変動パターン番号及び変動時間情報は2通り含まれる場合がある。また、以下の説明において、事前判定情報に2通りの変動パターン番号及び変動時間情報が存在する場合を事前判定情報が不定値である表現する。
事前判定コマンドを受信すると、CPU200aは、受信した事前判定コマンドを解析するとともに、事前判定情報を事前判定情報記憶領域に記憶する。前述のとおり、事前判定コマンドに含まれる事前判定情報としては、事前特図当否抽選処理における抽選結果(「当り」又は「ハズレ」)、事前特図変動パターン決定処理で決定した変動パターン番号及び変動時間情報である。なお、前述のとおり変動パターン番号及び変動時間情報は2通り含まれる場合がある。また、以下の説明において、事前判定情報に2通りの変動パターン番号及び変動時間情報が存在する場合を事前判定情報が不定値である表現する。
図38に示すように、事前判定情報記憶領域は、前述の第1特図保留記憶領域、及び第2特図保留記憶領域と対応するように、第1事前判定情報記憶領域、及び第2事前判定情報記憶領域を有しており、各記憶領域は、さらに第1記憶部〜第4記憶部に細分化されている。そして、当該各事前判定情報記憶領域に事前判定情報が記憶されることにより、事前判定情報が前述の特1保留又は特2保留と紐付けられる。なお、事前判定情報記憶領域に記憶された事前判定情報は、主制御回路100から送信される保留減指定コマンドに基づいて、1つ序数の小さい記憶部にブロック転送され、第1記憶部に記憶された事前判定情報は消去される。また、図示の例では、第1特図保留記憶領域に3つの特1保留が記憶されており、第1事前判定情報記憶領域に上記3つの特1保留と対応する3つの事前判定情報が記憶されている例である。また、以下の説明においては、破線で示された特1保留が特別図柄及び演出図柄S(以下、単に演出図柄Sという。)の変動中に新たに取得されたと仮定して説明するが、新たに特2保留が取得された場合についても同様である。
(ステップS1210−3)
CPU200aは、演出図柄Sが変動中であるかを判定し、変動中である場合にステップS1210−5に処理を移し、変動中でない場合に当該事前判定コマンド受信処理を終了する。
CPU200aは、演出図柄Sが変動中であるかを判定し、変動中である場合にステップS1210−5に処理を移し、変動中でない場合に当該事前判定コマンド受信処理を終了する。
(ステップS1210−5)
CPU200aは、新たに取得された特1保留に対応する演出図柄Sの変動開始時期を算定して処理を移す。具体的には、CPU200aは、新たな特1保留の取得時において変動中の演出図柄Sの残り変動時間又は、当該残り変動時間と既に事前判定情報として記憶されている特1保留に対応する演出図柄Sの変動時間との合算から、特1保留が新たに取得されてから、当該特1保留に基づく演出図柄Sの変動が開始されるまでの時間を算定する。ここで、前述のとおり、事前判定情報が不定値である場合、2通りの変動時間情報が含まれるため、この場合には2通りの変動時間ごとに変動開始時期を算定する。
よって、例えば事前判定情報が第1事前判定情報記憶領域に既に3つ記憶されており、全ての事前判定情報が不定値である場合、合計8通りの変動開始時期が算定されることとなる。
CPU200aは、新たに取得された特1保留に対応する演出図柄Sの変動開始時期を算定して処理を移す。具体的には、CPU200aは、新たな特1保留の取得時において変動中の演出図柄Sの残り変動時間又は、当該残り変動時間と既に事前判定情報として記憶されている特1保留に対応する演出図柄Sの変動時間との合算から、特1保留が新たに取得されてから、当該特1保留に基づく演出図柄Sの変動が開始されるまでの時間を算定する。ここで、前述のとおり、事前判定情報が不定値である場合、2通りの変動時間情報が含まれるため、この場合には2通りの変動時間ごとに変動開始時期を算定する。
よって、例えば事前判定情報が第1事前判定情報記憶領域に既に3つ記憶されており、全ての事前判定情報が不定値である場合、合計8通りの変動開始時期が算定されることとなる。
(ステップS1210−7)
CPU200aは、上記ステップS1210−5において算定された変動開始時期が複数であるかを判定する。判定の結果、変動開始時期が複数である場合にステップS1210−9に処理を移し、複数でない場合(単一である場合)にステップS1210−11に処理を移す。
CPU200aは、上記ステップS1210−5において算定された変動開始時期が複数であるかを判定する。判定の結果、変動開始時期が複数である場合にステップS1210−9に処理を移し、複数でない場合(単一である場合)にステップS1210−11に処理を移す。
(ステップS1210−9)
CPU200aは、複数算定された変動開始時期のうち、いずれかの変動開始時期がイベント1又はイベント2の区間中であるかを判定する。判定の結果、いずれかの変動開始時期がイベント1又はイベント2の区間中である場合には、当該事前判定コマンド受信処理を終了し、いずれかの変動開始時期もイベント1又はイベント2の区間中でない場合(通常モード中である場合)にステップS1230に処理を移す。なお、当該判定は、RTCにより計時された現在時刻に基づいて実行され、以下の判定についても同様である。
CPU200aは、複数算定された変動開始時期のうち、いずれかの変動開始時期がイベント1又はイベント2の区間中であるかを判定する。判定の結果、いずれかの変動開始時期がイベント1又はイベント2の区間中である場合には、当該事前判定コマンド受信処理を終了し、いずれかの変動開始時期もイベント1又はイベント2の区間中でない場合(通常モード中である場合)にステップS1230に処理を移す。なお、当該判定は、RTCにより計時された現在時刻に基づいて実行され、以下の判定についても同様である。
(ステップS1210−11)
CPU200aは、ステップS1210−5で算定された単一の変動開始時期が、イベント2の区間中であるかを判定し、イベント2の区間中である場合にステップS1220に処理を移し、イベント2の区間中でない場合(イベント1の区間中又は通常モード中である場合)にステップS1210−13に処理を移す。
CPU200aは、ステップS1210−5で算定された単一の変動開始時期が、イベント2の区間中であるかを判定し、イベント2の区間中である場合にステップS1220に処理を移し、イベント2の区間中でない場合(イベント1の区間中又は通常モード中である場合)にステップS1210−13に処理を移す。
(ステップS1210−13)
CPU200aは、変動開始時期が通常モード中であるかを判定し、通常モード中である場合にステップS1230に処理を移し、通常モード中でない場合(イベント1の区間中である場合)に当該事前判定コマンド受信処理を終了する。
CPU200aは、変動開始時期が通常モード中であるかを判定し、通常モード中である場合にステップS1230に処理を移し、通常モード中でない場合(イベント1の区間中である場合)に当該事前判定コマンド受信処理を終了する。
図39は、複数回に渡る演出図柄Sの変動開始時期と、演出モードとの関係を場合分けして示す概要図である。なお、同図の変動1及び変動2はそれぞれ、図38の第1特図保留記憶領域の第1記憶部及び第2記憶部に記憶された特1保留に対応するものであるとし、変動3は、変動1の変動開始前の特別図柄及び演出図柄Sの変動中に新たに取得され、第3記憶部に記憶された特1保留に対応するものであるとする。
図39(a),(b)に示す例は、新たに取得された特1保留に対応する変動3の変動開始時期が、イベント2の区間中であるケースを示す。同図に示すように、変動3の変動開始時期がイベント2の区間中となるか否かは、新たな特1保留取得時における残り変動時間と、事前判定情報に基づいて算定される変動1及び変動2の変動時間とに基づいて算定可能であり、当該算定の結果、新たに取得された特1保留に対応する変動3の変動開始時期がイベント2の区間中となる場合に上記ステップS1210−11の判定がYESとなる。
図39(c)に示す例は、変動2に対応する変動時間が長短2通り含まれており、変動3の変動開始時期が複数(図示の例では2パターン)存在するケースを示す。同図に示すように本ケースでは、変動3の一方の変動開始時期がイベント1の区間中となり、変動3の他方の変動開始時期がイベント2の区間中となり得る。このような場合には、上記ステップS1210−9の判定がYESとなる。なお、このようなケースは、新たな特1保留の取得時おいて、当該特1保留に対応する変動の変動開始時期を確定できないケースであるが、本例においてはこのようなケースに対応すべく、演出切替時刻となったことを契機として実行される後述の演出モード切替時先読み演出決定処理により、再度先読み演出に関する抽選を実行する構成としている。
図39(d)に示す例は、新たに取得された特1保留に対応する変動3の変動開始時期が、通常モード中であるケースを示す。このような場合には、上記ステップS1210−13の判定がYESとなる。
[サイレントモード時先読み演出決定処理]
図40は、図37のサイレントモード時先読み演出決定処理(S1220)を説明するフローチャートである。当該サイレントモード時先読み演出決定処理では、新たに取得された特1保留に対応する演出図柄Sの変動開始時期がイベント2の区間中であることに基づいて、当該特1保留に対応する変動中や、当該変動よりも前の変動中に実行されるサイレントモード時先読み演出の具体的内容を決定する。
図40は、図37のサイレントモード時先読み演出決定処理(S1220)を説明するフローチャートである。当該サイレントモード時先読み演出決定処理では、新たに取得された特1保留に対応する演出図柄Sの変動開始時期がイベント2の区間中であることに基づいて、当該特1保留に対応する変動中や、当該変動よりも前の変動中に実行されるサイレントモード時先読み演出の具体的内容を決定する。
(ステップS1220−1)
CPU200aは、上記ステップS1000−3で更新された先読み演出決定乱数をロードして処理を移す。
CPU200aは、上記ステップS1000−3で更新された先読み演出決定乱数をロードして処理を移す。
(ステップS1220−3)
CPU200aは、サイレントモード用先読み演出決定テーブルTBをロードして処理を移す。図41は、複数のサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBの一例を示す図である。同図に示すように、サイレントモード用先読み演出決定テーブルTBは、事前判定情報に含まれる変動パターン番号ごとに細分化されている。
CPU200aは、サイレントモード用先読み演出決定テーブルTBをロードして処理を移す。図41は、複数のサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBの一例を示す図である。同図に示すように、サイレントモード用先読み演出決定テーブルTBは、事前判定情報に含まれる変動パターン番号ごとに細分化されている。
各サイレントモード用先読み演出決定テーブルTBには、0〜99までの先読み演出決定乱数の範囲に対応して、それぞれ異なる先読み演出番号が規定されている。演出内容の欄に示すように、各先読み演出番号には、「演出なし」,「役物動作演出」,「タイマ発生演出1」,「群予告演出」,「タイマ発生演出2」,「ランプ予告演出」,「タイマ発生演出3」等のサイレントモード時の先読み演出の具体的内容が対応している。なお、演出内容の欄は説明の便宜上付したものである。ここで、図42(a)に示すように、「役物動作演出」とは、例えば演出表示部50Aの左右に配設された可動体55A;55Bが突如として、効果音及び発光を伴って演出表示部50Aの前方を遮るように動作し、中央部において合体する演出である。また、可動体55A;55Bには、液晶表部56が設けられており、合体と同時に例えば「闘魂」等のメッセージが表示される。また、図42(b)に示すように、「タイマ発生演出1」とは、上記役物動作演出の実行前に演出表示部50A上に、突如として効果音と発光を伴ってタイマ表示部Q1が表示されるとともに、当該タイマ表示部Q1に含まれるカウンタがカウントダウンを開始し、カウンタが「0」となった瞬間に上記役物動作演出が実行される演出である。また、図42(c)に示すように、「群予告演出」とは、突如として演出表示部50A上に効果音と発光を伴って所定のキャラクター群が横切るように表示される演出である。また、図42(d)に示すように、「タイマ発生演出2」とは、上記群予告演出の実行前に演出表示部50A上に、突如として効果音と発光を伴ってタイマ表示部Q1が表示されるとともに、当該タイマ表示部Q1に含まれるタイマ部がカウントダウンを開始し、カウンタが「0」となった瞬間に上記「群予告演出」が実行される演出である。また、図42(e)に示すように、「ランプ予告演出」とは、例えば演出表示部50Aの上方に配設された前述の回転可動体55Cが突如として激しい効果音を伴って回転,発光する演出である。また、図42(f)に示すように、「タイマ発生演出3」とは、上記ランプ予告演出の実行前に上記同様のタイマ表示部Q1が表示され、当該タイマ表示部Q1に含まれるカウンタがカウントダウンを開始し、カウンタが「0」となった瞬間に上記「ランプ予告演出」が実行される演出である。
なお、以下の説明においては、タイマ発生演出1〜タイマ発生演出3を「タイマ系演出」と言い、その他の演出を「即予告系演出」と言う場合がある。
なお、以下の説明においては、タイマ発生演出1〜タイマ発生演出3を「タイマ系演出」と言い、その他の演出を「即予告系演出」と言う場合がある。
このように、各サイレントモード用先読み演出決定テーブルTBは、新たに取得された特1保留(特2保留)の変動開始時期がサイレントモードのイベント2の区間中である場合にのみ参照されるテーブルであって、後述の通常モード用先読み演出決定テーブルTBが参照された場合には実行されることのないサイレントモードにおいて特有の先読み演出の具体的内容(先読み演出番号)が規定されている。
また、各サイレントモード用先読み演出決定テーブルTBに割り当てられた先読み演出決定乱数の範囲からも明らかなように、特図当否抽選の結果が「当り」である場合に選択され易い変動パターン番号に対応するサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBには、「ハズレ」である場合に選択され易い変動パターン番号に対応するサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBよりも「演出なし」となる割合が低く設定され、なんらかのサイレントモード用先読み演出が実行される可能性が高くなっている。このような設定とすることにより、遊技者がサイレントモード中(イベント2区間中)にサイレントモード時先読み演出が実行されたことに基づいて、新たに取得された特1保留に対応する変動について後述する変動演出の内容や、特図当否抽選の結果を推測しながら遊技を進行でき、遊技の興趣が増大する。また、各サイレントモード用先読み演出は、演出モードがサイレントモードであって、イベント2の区間中、換言すれば、照明部40の発光、及びスピーカユニット8からの音声出力が禁止された区間において突如として実行されるため、よりインパクトと意外性を有する態様で演出表現を行うことができる。
(ステップS1220−5)
CPU200aは、上記ステップS1220−3でロードした変動パターン番号に対応するサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBの中から上記ステップS1220−1でロードした先読み演出決定乱数と対応する先読み演出番号を決定するサイレントモード時先読み演出抽選処理を実行して処理を移す。当該処理によって決定された先読み演出番号は、RAM200cの所定の記憶領域内に記憶される。
また、「演出なし」以外のサイレントモード時先読み演出に対応する先読み変動番号に決定された場合、当該先読み演出が実行されることを示すサイレントモード時先読み演出実行フラグをセット(「0」→「1」)する。また、当該サイレントモード時先読み演出実行フラグは、演出の実行に伴って消去(「1」→「0」)される。
CPU200aは、上記ステップS1220−3でロードした変動パターン番号に対応するサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBの中から上記ステップS1220−1でロードした先読み演出決定乱数と対応する先読み演出番号を決定するサイレントモード時先読み演出抽選処理を実行して処理を移す。当該処理によって決定された先読み演出番号は、RAM200cの所定の記憶領域内に記憶される。
また、「演出なし」以外のサイレントモード時先読み演出に対応する先読み変動番号に決定された場合、当該先読み演出が実行されることを示すサイレントモード時先読み演出実行フラグをセット(「0」→「1」)する。また、当該サイレントモード時先読み演出実行フラグは、演出の実行に伴って消去(「1」→「0」)される。
(ステップS1250)
CPU200aは、先読み演出実行時期決定処理を実行して当該サイレントモード時先読み演出決定処理を終了する。先読み演出実行時期決定処理については後述する。
CPU200aは、先読み演出実行時期決定処理を実行して当該サイレントモード時先読み演出決定処理を終了する。先読み演出実行時期決定処理については後述する。
[通常モード時先読み演出決定処理]
図43は、図37の通常モード時先読み演出決定処理(S1230)を説明するフローチャートである。当該通常モード時先読み演出決定処理では、新たに取得された特1保留に対応する演出図柄Sの変動開始時期が通常モードの区間中であることに基づいて、当該特1保留の変動中や、当該変動よりも前の変動中に実行される通常モード時先読み演出の具体的内容を決定する。
図43は、図37の通常モード時先読み演出決定処理(S1230)を説明するフローチャートである。当該通常モード時先読み演出決定処理では、新たに取得された特1保留に対応する演出図柄Sの変動開始時期が通常モードの区間中であることに基づいて、当該特1保留の変動中や、当該変動よりも前の変動中に実行される通常モード時先読み演出の具体的内容を決定する。
(ステップS1230−1)
CPU200aは、上記ステップS1000−3で更新された先読み演出決定乱数をロードして処理を移す。
CPU200aは、上記ステップS1000−3で更新された先読み演出決定乱数をロードして処理を移す。
(ステップS1230−3)
CPU200aは、通常モード用先読み演出決定テーブルTBをロードして処理を移す。図44は、通常モード用先読み演出決定テーブルTBの一例を示す図である。同図に示すように、通常モード用先読み演出決定テーブルTBは、サイレントモード用先読み演出決定テーブルTBと同様に、事前判定情報に含まれる変動パターン番号ごとに細分化されている。
CPU200aは、通常モード用先読み演出決定テーブルTBをロードして処理を移す。図44は、通常モード用先読み演出決定テーブルTBの一例を示す図である。同図に示すように、通常モード用先読み演出決定テーブルTBは、サイレントモード用先読み演出決定テーブルTBと同様に、事前判定情報に含まれる変動パターン番号ごとに細分化されている。
各通常モード用先読み演出決定テーブルTBには、0〜99までの先読み演出決定乱数の範囲に対応して、それぞれ異なる先読み演出番号が規定されている。演出内容の欄に示すように、各先読み演出番号には、「演出なし」,「保留アイコン変化演出」,「背景変化演出」,「チャンスキャラ出現演出」等の通常モード時に特有の先読み演出の具体的内容が対応している。具体的な図示は省略するが、「保留アイコン変化演出」とは前述のとおり、保留数表示アイコンPの色が、デフォルトの色彩異なる色彩で表示される演出である。また、「背景変化演出」とは、演出図柄Sが変動表示される演出表示部50Aの背景が、デフォルトの背景(昼間)から、これと異なる背景(夕方,夜)に変化する演出である。また、「チャンスキャラ出現演出」とは、例えば保留数表示アイコンPが表示される領域の近傍に特定のキャラクターが表示されるような演出である。
このように、各通常モード用先読み演出決定テーブルTBは、新たに取得された特1保留(特2保留)の変動開始時期が通常モードの区間中である場合に参照されるテーブルであって、前述のサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBが参照された場合には実行されることのない通常モードにおいて特有の先読み演出の具体的内容が規定されている。
また、当該通常モード用先読み演出決定テーブルTBについても特図当否抽選の結果が「当り」である場合に選択され易い変動パターン番号に対応して「演出なし」となる割合が低く設定され、なんらかの通常モード用先読み演出が実行される可能性が高くなっている。
(ステップS1230−5)
CPU200aは、上記ステップS1230−3でロードした変動パターン番号に対応する通常モード用先読み演出決定テーブルTBの中から上記ステップS1230−1でロードした先読み演出決定乱数と対応する先読み演出番号を決定する通常モード時先読み演出抽選処理を実行して処理を移す。当該処理によって決定された先読み演出番号は、RAM200cの所定の記憶領域内に記憶される。
CPU200aは、上記ステップS1230−3でロードした変動パターン番号に対応する通常モード用先読み演出決定テーブルTBの中から上記ステップS1230−1でロードした先読み演出決定乱数と対応する先読み演出番号を決定する通常モード時先読み演出抽選処理を実行して処理を移す。当該処理によって決定された先読み演出番号は、RAM200cの所定の記憶領域内に記憶される。
(ステップS1250)
CPU200aは、先読み演出実行時期決定処理を実行して当該通常モード時先読み演出決定処理を終了する。
CPU200aは、先読み演出実行時期決定処理を実行して当該通常モード時先読み演出決定処理を終了する。
[演出モード切替時先読み演出決定処理]
図45は、図34の演出モード切替時先読み演出決定処理(S1240)を説明するフローチャートである。当該演出モード切替時先読み演出決定処理は、RTCにより計時される現在時刻が演出切替時刻(通常モード→サイレントモード)となったことを契機として実行される。
図45は、図34の演出モード切替時先読み演出決定処理(S1240)を説明するフローチャートである。当該演出モード切替時先読み演出決定処理は、RTCにより計時される現在時刻が演出切替時刻(通常モード→サイレントモード)となったことを契機として実行される。
(ステップS1240−1)
CPU200aは、演出図柄Sが変動中であるかを判定し、変動中である場合にステップS1240−3に処理を移し、変動中でない場合に当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了する。
CPU200aは、演出図柄Sが変動中であるかを判定し、変動中である場合にステップS1240−3に処理を移し、変動中でない場合に当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了する。
(ステップS1240−3)
CPU200aは、事前判定情報記憶領域に事前判定情報が記憶されているか、換言すれば、特1保留又は特2保留が記憶されているかを判定する。判定の結果、事前判定情報が記憶されている場合にステップS1240−5に処理を移し、記憶されていない場合に当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了する。
CPU200aは、事前判定情報記憶領域に事前判定情報が記憶されているか、換言すれば、特1保留又は特2保留が記憶されているかを判定する。判定の結果、事前判定情報が記憶されている場合にステップS1240−5に処理を移し、記憶されていない場合に当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了する。
(ステップS1240−5)
CPU200aは、上記ステップS1240−3において事前判定情報が事前判定情報記憶領域に記憶されていると判定されたことに基づいて、事前判定情報記憶領域に記憶されている全ての事前判定情報をロードする。
CPU200aは、上記ステップS1240−3において事前判定情報が事前判定情報記憶領域に記憶されていると判定されたことに基づいて、事前判定情報記憶領域に記憶されている全ての事前判定情報をロードする。
(ステップS1240−7)
CPU200aは、上記ステップS1240−7でロードした全ての事前判定情報のいずれかが不定値であるかを判定する。判定の結果、不定値である事前判定情報が含まれている場合に当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了し、含まれていない場合にステップS1240−9に処理を移す。
CPU200aは、上記ステップS1240−7でロードした全ての事前判定情報のいずれかが不定値であるかを判定する。判定の結果、不定値である事前判定情報が含まれている場合に当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了し、含まれていない場合にステップS1240−9に処理を移す。
(ステップS1240−9)
CPU200aは、現在変動中の演出図柄Sの残り変動時間、及びステップS1240−7でロードした全ての事前判定情報(変動時間情報)に基づいて、事前判定情報と紐付けられた特1保留又は特2保留に対応する各変動の変動開始時期を算定して処理を移す。
なお、当該処理においては、上記ステップS1240−7の判定によって不定値である事前変動情報を含む場合が除外されていることから、演出モードの切替時点以降の変動開始時期が正確に特定される。逆に言えば、演出モードの切替時において、不定値の事前判定情報を含み、変動開始時期が未確定である場合、当該演出モード切替時先読み演出決定処理の対象とならない。
CPU200aは、現在変動中の演出図柄Sの残り変動時間、及びステップS1240−7でロードした全ての事前判定情報(変動時間情報)に基づいて、事前判定情報と紐付けられた特1保留又は特2保留に対応する各変動の変動開始時期を算定して処理を移す。
なお、当該処理においては、上記ステップS1240−7の判定によって不定値である事前変動情報を含む場合が除外されていることから、演出モードの切替時点以降の変動開始時期が正確に特定される。逆に言えば、演出モードの切替時において、不定値の事前判定情報を含み、変動開始時期が未確定である場合、当該演出モード切替時先読み演出決定処理の対象とならない。
(ステップS1240−11)
CPU200aは、上記ステップS1240−9で算定された変動開始時期のいずれかがサイレントモードのイベント2の区間中となるかを判定する。判定の結果、変動開始時期のいずれかがサイレントモードのイベント2の区間中となる場合にステップS1240−13に処理を移し、いずれの変動開始時期もイベント2の区間中とならない場合に当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了する。
CPU200aは、上記ステップS1240−9で算定された変動開始時期のいずれかがサイレントモードのイベント2の区間中となるかを判定する。判定の結果、変動開始時期のいずれかがサイレントモードのイベント2の区間中となる場合にステップS1240−13に処理を移し、いずれの変動開始時期もイベント2の区間中とならない場合に当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了する。
(ステップS1240−13)
CPU200aは、上記ステップS1240−11の処理において変動開始時期のいずれかがサイレントモードのイベント2の区間中となると判定されたことに基づいて、サイレントモード時先読み演出実行フラグがセットされているかを判定する。判定の結果、サイレントモード時先読み演出実行フラグがセットされている場合に、当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了し、セットされていない場合にステップS1240−15に処理を移す。
なお、当該判定においてサイレントモード時先読み演出実行フラグがセットされている場合とは、図39に示すように、演出モード切替時よりも前に取得された特1保留又は特2保留に対応する変動の変動開始時期が、イベント2の区間中であることに基づいて実行されるサイレントモード時先読み演出決定処理(図40参照)において、「演出なし」以外のサイレントモード時先読み演出の実行が既に決定されている場合である。
CPU200aは、上記ステップS1240−11の処理において変動開始時期のいずれかがサイレントモードのイベント2の区間中となると判定されたことに基づいて、サイレントモード時先読み演出実行フラグがセットされているかを判定する。判定の結果、サイレントモード時先読み演出実行フラグがセットされている場合に、当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了し、セットされていない場合にステップS1240−15に処理を移す。
なお、当該判定においてサイレントモード時先読み演出実行フラグがセットされている場合とは、図39に示すように、演出モード切替時よりも前に取得された特1保留又は特2保留に対応する変動の変動開始時期が、イベント2の区間中であることに基づいて実行されるサイレントモード時先読み演出決定処理(図40参照)において、「演出なし」以外のサイレントモード時先読み演出の実行が既に決定されている場合である。
(ステップS1240−15)
CPU200aは、上記ステップS1240−13においてサイレントモード時先読み演出実行フラグがセットされていないと判定されたことに基づいて、上記ステップS1000−3で更新された先読み演出決定乱数をロードして処理を移す。
CPU200aは、上記ステップS1240−13においてサイレントモード時先読み演出実行フラグがセットされていないと判定されたことに基づいて、上記ステップS1000−3で更新された先読み演出決定乱数をロードして処理を移す。
(ステップS1240−17)
CPU200aは、上述したサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBをロードして処理を移す。
CPU200aは、上述したサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBをロードして処理を移す。
(ステップS1240−19)
CPU200aは、上記ステップS1240−17でロードした変動パターン番号に対応するサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBの中から上記ステップS1240−15でロードした先読み演出決定乱数と対応する先読み演出番号を決定するサイレントモード時先読み演出抽選処理を実行して処理を移す。当該処理によって決定された先読み演出番号は、RAM200cの所定の記憶領域内に記憶される。なお、上記ステップS1240−15〜S1240−19までの処理は、前述のステップS1220−1〜S1220−5までの処理と同様であるのでその説明を省略する。
CPU200aは、上記ステップS1240−17でロードした変動パターン番号に対応するサイレントモード用先読み演出決定テーブルTBの中から上記ステップS1240−15でロードした先読み演出決定乱数と対応する先読み演出番号を決定するサイレントモード時先読み演出抽選処理を実行して処理を移す。当該処理によって決定された先読み演出番号は、RAM200cの所定の記憶領域内に記憶される。なお、上記ステップS1240−15〜S1240−19までの処理は、前述のステップS1220−1〜S1220−5までの処理と同様であるのでその説明を省略する。
CPU200aは、先読み演出実行時期決定処理を実行して当該演出モード切替時先読み演出決定処理を終了する。
以上のとおり、演出モード切替時先読み演出決定処理は、演出モードが通常モードからサイレントモードに切り替わるタイミングで実行される処理であり、当該タイミングにおける1又は複数の事前判定情報に基づいて変動開始時期を算定し、算定の結果、変動開始時期がサイレントモードのイベント2の区間中となることを条件として、サイレントモード時先読み演出の内容を決定する処理である。
そして、当該処理が実行されることにより、図39(c)に示すように新たな特1保留又は特2保留の取得時において、その変動時間が未確定であるために、図37のステップS1210−7の判定がYESとなり、サイレントモード時先読み演出決定処理(図40参照)の対象とならなかった場合、或いは、サイレントモード時先読み演出決定処理が実行され、サイレントモード時先読み演出抽選処理(1220−5)の結果が「演出なし」となった場合であっても、演出モードが通常モードからサイレントモードに切り替わるタイミングで、サイレントモード時先読み演出に関する抽選が再び実行されることとなるため、サイレントモードのイベント2の区間中に突如としてサイレントモード時先読み演出が実行される可能性を増大させることができる。
また、当該演出モード切替時先読み演出決定処理は、事前判定コマンドの受信を契機として実行されるサイレントモード時先読み演出決定処理とは異なり、現在時間が演出モード切替時刻となったことに基づいて実行される処理であるため、サイレントモード時先読み演出決定処理の存在を前提とすることなく、独立して実行し得る処理である。
そして、当該処理が実行されることにより、図39(c)に示すように新たな特1保留又は特2保留の取得時において、その変動時間が未確定であるために、図37のステップS1210−7の判定がYESとなり、サイレントモード時先読み演出決定処理(図40参照)の対象とならなかった場合、或いは、サイレントモード時先読み演出決定処理が実行され、サイレントモード時先読み演出抽選処理(1220−5)の結果が「演出なし」となった場合であっても、演出モードが通常モードからサイレントモードに切り替わるタイミングで、サイレントモード時先読み演出に関する抽選が再び実行されることとなるため、サイレントモードのイベント2の区間中に突如としてサイレントモード時先読み演出が実行される可能性を増大させることができる。
また、当該演出モード切替時先読み演出決定処理は、事前判定コマンドの受信を契機として実行されるサイレントモード時先読み演出決定処理とは異なり、現在時間が演出モード切替時刻となったことに基づいて実行される処理であるため、サイレントモード時先読み演出決定処理の存在を前提とすることなく、独立して実行し得る処理である。
[先読み演出実行時期決定処理]
図46は、先読み演出実行時期決定処理(S1250)を説明するフローチャートである。当該先読み演出実行時期決定処理は、「演出なし」以外の先読み演出(通常モード時先読み演出,サイレントモード時先読み演出)が実行される場合になされる処理であり、具体的な先読み演出の開始時期を決定する。
図46は、先読み演出実行時期決定処理(S1250)を説明するフローチャートである。当該先読み演出実行時期決定処理は、「演出なし」以外の先読み演出(通常モード時先読み演出,サイレントモード時先読み演出)が実行される場合になされる処理であり、具体的な先読み演出の開始時期を決定する。
(ステップS1250−1)
CPU200aは、先読み演出が通常モード時先読み演出であるかを判定する。判定の結果、通常モード時先読み演出である場合にステップS1250−3に処理を移し、通常モード時先読み演出でない場合(サイレントモード時先読み演出である場合)にステップS1250−13に処理を移す。
CPU200aは、先読み演出が通常モード時先読み演出であるかを判定する。判定の結果、通常モード時先読み演出である場合にステップS1250−3に処理を移し、通常モード時先読み演出でない場合(サイレントモード時先読み演出である場合)にステップS1250−13に処理を移す。
(ステップS1250−3)
CPU200aは、通常モード時先読み演出の内容が「保留アイコン変化演出」であるかを判定する。判定の結果、「保留アイコン変化演出」である場合にステップS1250−5に処理を移し、「保留アイコン変化演出」でない場合(背景変化演出,チャンスキャラ出現演出である場合)にステップS1250−7に処理を移す。
CPU200aは、通常モード時先読み演出の内容が「保留アイコン変化演出」であるかを判定する。判定の結果、「保留アイコン変化演出」である場合にステップS1250−5に処理を移し、「保留アイコン変化演出」でない場合(背景変化演出,チャンスキャラ出現演出である場合)にステップS1250−7に処理を移す。
(ステップS1250−5)
CPU200aは、通常モード時先読み演出の内容が「保留アイコン変化演出」であることに基づいて、演出即時実行処理を実行して当該先読み演出実行時期決定処理を終了する。具体的には、CPU200aは、演出表示部50Aを制御するVDPに対する内部コマンドとして保留アイコン変化演出実行コマンドをセット,送信し、前述の保留数表示アイコンPの色彩をデフォルトの色彩とは異なる色彩で表示させる。
演出図柄Sの変動中に、このような「保留アイコン変化演出」が直ちに実行されることにより、遊技者は当該変動中の演出図柄S以降の演出図柄Sの変動において、大当り遊技を獲得できるかも知れないという期待感を有することができる。
CPU200aは、通常モード時先読み演出の内容が「保留アイコン変化演出」であることに基づいて、演出即時実行処理を実行して当該先読み演出実行時期決定処理を終了する。具体的には、CPU200aは、演出表示部50Aを制御するVDPに対する内部コマンドとして保留アイコン変化演出実行コマンドをセット,送信し、前述の保留数表示アイコンPの色彩をデフォルトの色彩とは異なる色彩で表示させる。
演出図柄Sの変動中に、このような「保留アイコン変化演出」が直ちに実行されることにより、遊技者は当該変動中の演出図柄S以降の演出図柄Sの変動において、大当り遊技を獲得できるかも知れないという期待感を有することができる。
(ステップS1250−7)
CPU200aは、通常モード時先読み演出の内容が「保留アイコン変化演出」でないことに基づいて、上記ステップS1000−3で更新された先読み演出時期決定乱数を取得して処理を移す。
CPU200aは、通常モード時先読み演出の内容が「保留アイコン変化演出」でないことに基づいて、上記ステップS1000−3で更新された先読み演出時期決定乱数を取得して処理を移す。
(ステップS1250−9)
CPU200aは、通常モード時先読み演出時期決定テーブルTBをロードして処理を移す。図47は、事前判定情報(特1保留又は特2保留)の記憶時期(取得時期)と変動数との関係を示す概要図であり、図48は、変動数及び先読み演出時期決定乱数に応じた先読み演出時期が規定された通常モード時先読み演出時期決定テーブルTBの概要を示す図である。
CPU200aは、通常モード時先読み演出時期決定テーブルTBをロードして処理を移す。図47は、事前判定情報(特1保留又は特2保留)の記憶時期(取得時期)と変動数との関係を示す概要図であり、図48は、変動数及び先読み演出時期決定乱数に応じた先読み演出時期が規定された通常モード時先読み演出時期決定テーブルTBの概要を示す図である。
同図に示すように、通常モード時先読み演出決定処理は、演出図柄Sの変動中に実行されるものであるため、当該通常モード時先読み演出決定処理によっていずれかの通常モード時先読み演出が実行される対象となった事前判定情報に対応する特1保留又は特2保留についての変動(対象変動)が開始される時期は、当該対象変動と現在の変動との間の変動数によって異なる。
例えば、図47(a)の例は、現在の変動と対象変動との間の変動数が「0」の場合であり、この場合現在の変動の次に、対象変動の変動が開始される。また、以下、図47(b)〜(d)は、それぞれ現在の変動と対象変動との間の変動数が「1」〜「3」である例を示す。
図48に示す通常モード時先読み演出時期決定テーブルTBには、現在の変動と対象変動との間の変動数(「0回」〜「3」回)ごとに、0〜99までの先読み演出時期決定乱数の範囲に対応する具体的な演出開始時期が規定されている。例えば、現在の変動数と対象変動との間の変動数が「0」である場合、先読み演出時期決定乱数の範囲に対応して「即時」又は「変動1開始直後」の演出開始時期が規定されている。また、例えば現在の変動数と対象変動との間の変動数が「3」である場合、先読み演出時期決定乱数の範囲に対応して「即時」、「変動1開始直後」、「変動2開始直後」、「変動3開始直後」、「対象変動開始直後」の演出開始時期が規定されている。このように、先読み演出開始時期は、現在の変動と対象変動との間の変動数によってその時期に幅が存在する。また、説明の便宜上、演出開始時期を「即時」や「変動開始直後」としたが、これに限られるものではなく、「変動中」や「変動停止直前」等の時期があってもよい。また、演出開始時期を1の変動にのみ対応付けるのではなく、複数の変動に対応付けてもよい。そしてこの場合、複数の変動において先読み演出が実行されることとなる。
(ステップS1250−11)
CPU200aは、上記ステップS1250−7でロードした先読み演出開始時期決定乱数と、上記ステップS1250−9でロードした通常モード時先読み演出開始時期決定テーブルTBとに基づいて、1の演出開始時期を決定して当該先読み演出実行時期決定処理を終了する。ここで、先読み演出開始時期が「即時」に決定された場合、「保留アイコン変化演出」と同様に演出表示部50Aを制御するVDPに対する内部コマンドとして背景変化演出実行コマンド又はチャンスキャラ出現演出実行コマンドをセット,送信し、各先読み演出を表示させる。一方、「変動1開始直後」等に決定された場合、当該先読み演出開始時期に関する情報をRAM200cの記憶領域に記憶する。
CPU200aは、上記ステップS1250−7でロードした先読み演出開始時期決定乱数と、上記ステップS1250−9でロードした通常モード時先読み演出開始時期決定テーブルTBとに基づいて、1の演出開始時期を決定して当該先読み演出実行時期決定処理を終了する。ここで、先読み演出開始時期が「即時」に決定された場合、「保留アイコン変化演出」と同様に演出表示部50Aを制御するVDPに対する内部コマンドとして背景変化演出実行コマンド又はチャンスキャラ出現演出実行コマンドをセット,送信し、各先読み演出を表示させる。一方、「変動1開始直後」等に決定された場合、当該先読み演出開始時期に関する情報をRAM200cの記憶領域に記憶する。
(ステップS1250―13)
CPU200aは、先読み演出時期決定乱数をロードして処理を終了する。
CPU200aは、先読み演出時期決定乱数をロードして処理を終了する。
(ステップS1250−15)
CPU200aは、サイレントモード時先読み演出時期決定テーブルTBをロードして処理を移す。図49は、事前判定情報(特1保留又は特2保留)の記憶時期(取得時期)と、イベント2区間の開始前後の変動数との関係を示す概要図であり、図50は、変動数及び先読み演出時期決定乱数に応じた先読み演出時期が規定されたサイレントモード時先読み演出時期決定テーブルTBの概要を示す図である。
CPU200aは、サイレントモード時先読み演出時期決定テーブルTBをロードして処理を移す。図49は、事前判定情報(特1保留又は特2保留)の記憶時期(取得時期)と、イベント2区間の開始前後の変動数との関係を示す概要図であり、図50は、変動数及び先読み演出時期決定乱数に応じた先読み演出時期が規定されたサイレントモード時先読み演出時期決定テーブルTBの概要を示す図である。
同図に示すように、サイレントモード(イベント1区間)の開始直前に事前判定情報が取得された場合、当該事前判定情報に対応する特1保留又は特2保留についての変動(対象変動)よりも前の変動が開始される時期が、場合によってイベント区間1中やイベント2区間中となる。そして、本実施形態においては、イベント区間1中においてモード移行演出を実行し、続くイベント2区間の開始によって発光及び音声の出力を禁止するという段階を踏む構成であるため、モード移行演出が実行されるイベント1区間中にサイレントモード時先読み演出が重複してなされた場合、遊技者が困惑することとなる。そこで、イベント1区間中にサイレントモード時先読み演出が実行されることを排除すべく、サイレントモード移行後の変動数をイベント2区間の始期を基準としてカウントする構成としている。
例えば、図49(a)〜(d)に示す例は、サイレントモード中のイベント2区間の開始後における対象変動開始前の変動数がそれぞれ「0」〜「3」である例を示す。一方、図49(e)に示す例は、サイレントモード開始後、対象変動開始前の実際の変動数が「1」(変動A)である場合を示すが、当該変動Aは、イベント2区間の開始前に変動を開始するものであるため、変動数は「0」としてカウントされる。
また、図49(f)に示す例は、サイレントモード開始後、対象変動開始前の実際の変動数が「3」(変動A,B,変動1)である場合を示すが、当該変動A,Bは、イベント2区間の開始前に変動を開始するものであるため、変動数は「1」としてカウントされる。
つまり、本実施形態においては、イベント2区間中に対象変動が存在する場合であっても、当該対象変動よりも前に変動を開始し、当該変動開始の時期がイベント2区間の開始前である場合については、サイレントモード時先読み演出の実行対象から除外し、イベント2区間開始後から対象変動までをサイレントモード時先読み演出の実行対象としている。
なお、必ずしも除外する必要はないが、このような設定とすることにより、モード移行演出の実行から、発光及び音声の出力禁止までの流れを際立たせて遊技者に見せることが可能となるとともに、発光及び音声の出力が禁止されるイベント2区間中に突如としてサイレントモード時先読み演出を実行させることができ、遊技の興趣が向上する。
また、図49(f)に示す例は、サイレントモード開始後、対象変動開始前の実際の変動数が「3」(変動A,B,変動1)である場合を示すが、当該変動A,Bは、イベント2区間の開始前に変動を開始するものであるため、変動数は「1」としてカウントされる。
つまり、本実施形態においては、イベント2区間中に対象変動が存在する場合であっても、当該対象変動よりも前に変動を開始し、当該変動開始の時期がイベント2区間の開始前である場合については、サイレントモード時先読み演出の実行対象から除外し、イベント2区間開始後から対象変動までをサイレントモード時先読み演出の実行対象としている。
なお、必ずしも除外する必要はないが、このような設定とすることにより、モード移行演出の実行から、発光及び音声の出力禁止までの流れを際立たせて遊技者に見せることが可能となるとともに、発光及び音声の出力が禁止されるイベント2区間中に突如としてサイレントモード時先読み演出を実行させることができ、遊技の興趣が向上する。
図50に示すサイレントモード時先読み演出時期決定テーブルTBには、イベント2区間開始後から対象変動との間の変動数(「0回」〜「3」回)ごとに、0〜99までの先読み演出時期決定乱数の範囲に対応する具体的な演出開始時期が規定されている。例えば、イベント2開始後から対象変動との間の変動数が「0」である場合、先読み演出時期決定乱数の範囲に対応して「対象変動開始直後」の演出開始時期が規定されている。
ここで、サイレントモード時先読み演出の内容として、前述の「タイマ系演出」が決定されている場合、対象変動開始直後に図42に示すタイマ表示部Q1に含まれるカウンタがカウントダウンを開始する。また、カウンタの初期値は、当該対象変動に係る演出図柄Sが変動を開始してから、演出図柄Sが最終的に停止表示される直前の時期までの時間や、変動中の所定時期までの時間等、対象変動に係る演出図柄Sの変動が開始してから停止するまでの間であれば如何なる時間であってもよい。
図50に戻り、例えば、イベント2開始後から対象変動との間の変動数が「1」である場合、先読み演出時期決定乱数の範囲に対応して「変動1開始直後」、「対象変動開始直後」の演出開始時期が規定されている。また、イベント2開始後から対象変動との間の変動数が「2」である場合、先読み演出時期決定乱数の範囲に対応して「変動1開始直後」、「変動2開始直後」、「対象変動開始直後」の演出開始時期が規定されている。また、イベント2開始後から対象変動との間の変動数が「3」である場合、先読み演出時期決定乱数の範囲に対応して「変動1開始直後」、「変動2開始直後」、「変動3開始直後」、「対象変動開始直後」の演出開始時期が規定されている。なお、サイレントモード時先読み演出の内容として、前述の「タイマ系演出」が決定されており、例えばイベント2開始後から対象変動との間の変動数が「3」であり、演出開始時期が「変動1開始直後」に決定された場合、変動1開始直後に図42に示すタイマ表示部Q1に含まれるカウンタがカウントダウンを開始する。また、カウンタの初期値は、対象変動に係る演出図柄Sの変動開始から変動停止までの間の所定時間に設定される。このような設定がなされることにより、カウンタの初期値は、変動1〜変動3及び対象変動に渡って継続的にカウントダウンされ、これを視認した遊技者は、カウントダウン終了後に何かが起こるかも知れないという期待感対象変動の変動開始前から継続的に得ることができる。
(ステップS1250−17)
CPU200aは、上記ステップS1250−13でロードした先読み演出開始時期決定乱数と、上記ステップS1250−15でロードしたサイレントモード時先読み演出開始時期決定テーブルTBとに基づいて、1の演出開始時期を決定して当該先読み演出実行時期決定処理を終了する。なお、演出開始時期に係る情報はRAM200cの記憶領域に記憶される。
(ステップS1250−17)
CPU200aは、上記ステップS1250−13でロードした先読み演出開始時期決定乱数と、上記ステップS1250−15でロードしたサイレントモード時先読み演出開始時期決定テーブルTBとに基づいて、1の演出開始時期を決定して当該先読み演出実行時期決定処理を終了する。なお、演出開始時期に係る情報はRAM200cの記憶領域に記憶される。
[変動パターンコマンド受信処理]
図51は、図33のステップS1100のコマンド解析処理のうち、変動パターンコマンドを受信した際に実行される変動パターンコマンド受信処理(S1260)を説明するフローチャートである。上記したとおり、変動パターンコマンドは、主制御回路100において、図22のステップS610−15でセットされた後、図12に示すステップS100−39のサブコマンド送信処理によって演出制御回路200に送信される。
図51は、図33のステップS1100のコマンド解析処理のうち、変動パターンコマンドを受信した際に実行される変動パターンコマンド受信処理(S1260)を説明するフローチャートである。上記したとおり、変動パターンコマンドは、主制御回路100において、図22のステップS610−15でセットされた後、図12に示すステップS100−39のサブコマンド送信処理によって演出制御回路200に送信される。
(ステップS1260−1)
変動パターンコマンドを受信すると、CPU200aは、受信した変動パターンコマンドを解析する。
変動パターンコマンドを受信すると、CPU200aは、受信した変動パターンコマンドを解析する。
(ステップS1260−3)
CPU200aは、上記ステップS1000−3で更新された変動演出パターン決定乱数(0〜249)を取得するとともに、変動パターン番号に応じた変動演出パターン決定テーブルTBを参照し、変動演出パターンテーブルの中から具体的な変動演出を決定する。
CPU200aは、上記ステップS1000−3で更新された変動演出パターン決定乱数(0〜249)を取得するとともに、変動パターン番号に応じた変動演出パターン決定テーブルTBを参照し、変動演出パターンテーブルの中から具体的な変動演出を決定する。
図52は、変動演出パターン決定テーブルTBの一例を示す概要図である。同図に示すように、変動演出パターン決定テーブルTBは、主制御回路100側で決定される変動パターン番号ごとに細分化されている。変動演出パターン決定テーブルTBの例として、図52(a)〜(d)には、変動パターン番号「01H」,「02H」,「10H」,「11H」とそれぞれ対応する変動演出パターン決定テーブルTBが示されている。各変動演出パターン決定テーブルTBには、0〜249までの変動パターン決定乱数の範囲に対して、複数の変動演出番号が対応付けられている。各変動演出番号には、例えばリーチの有無や、リーチ前の予告有無,種類、リーチ後のリーチ演出の種類等が細かく対応付けされている。
つまり、主制御回路100側から送信された変動パターン番号が同一であっても、多様なパターンの変動演出が展開されることとなる。以上のとおり、演出制御回路200は、変動パターン番号に対応するいずれかの変動演出パターン決定テーブルTBを参照するとともに、参照した変動演出パターン決定テーブルTBの中から、取得した変動演出パターン決定乱数に対応する1の変動演出番号(変動演出パターン)を決定する。
つまり、主制御回路100側から送信された変動パターン番号が同一であっても、多様なパターンの変動演出が展開されることとなる。以上のとおり、演出制御回路200は、変動パターン番号に対応するいずれかの変動演出パターン決定テーブルTBを参照するとともに、参照した変動演出パターン決定テーブルTBの中から、取得した変動演出パターン決定乱数に対応する1の変動演出番号(変動演出パターン)を決定する。
(ステップS1260−5)
CPU200aは、上記ステップS1260−3で決定された具体的な変動演出を実行するための変動演出実行コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
ここでセットされる変動演出実行コマンドには、変動演出番号が含まれ、変動演出実行コマンドがVDPに対する内部コマンドとして送信されることにより、VDPによって、変動演出番号に対応する変動演出を表示するための画像表示制御が開始される。
CPU200aは、上記ステップS1260−3で決定された具体的な変動演出を実行するための変動演出実行コマンドを送信バッファにセット(送信バッファに格納)する。
ここでセットされる変動演出実行コマンドには、変動演出番号が含まれ、変動演出実行コマンドがVDPに対する内部コマンドとして送信されることにより、VDPによって、変動演出番号に対応する変動演出を表示するための画像表示制御が開始される。
(ステップS1260−7)
CPU200aは、上記ステップS1260−3で決定された変動演出番号に対応するタイムテーブルのデータをセットする。当該タイムテーブルには、変動演出ごとに設定された動画や画像の表示時間や、演出図柄Sの停止表示の時期等が規定される。また、前述の先読み演出(通常モード時先読み演出,サイレントモード時先読み演出)が実行される対象となる変動である場合には、上記ステップS1250の先読み演出時期決定処理によって決定された演出実行時期や表示時間等が規定される。
CPU200aは、上記ステップS1260−3で決定された変動演出番号に対応するタイムテーブルのデータをセットする。当該タイムテーブルには、変動演出ごとに設定された動画や画像の表示時間や、演出図柄Sの停止表示の時期等が規定される。また、前述の先読み演出(通常モード時先読み演出,サイレントモード時先読み演出)が実行される対象となる変動である場合には、上記ステップS1250の先読み演出時期決定処理によって決定された演出実行時期や表示時間等が規定される。
(ステップS1230−9)
CPU200aは、変動演出の実行時間(演出図柄Sの変動時間)を計時すべく、変動時間計時タイマをリセットし、処理を移す。なお、ここでリセットされた変動時間計時タイマは、上記ステップS1300のタイムスケジュール管理処理において、タイマ割込み処理のたびにカウンタ値が加算され、これによって変動演出の実行時間が計時され、タイムテーブルに規定された時期に所定の制御処理が実行される。
CPU200aは、変動演出の実行時間(演出図柄Sの変動時間)を計時すべく、変動時間計時タイマをリセットし、処理を移す。なお、ここでリセットされた変動時間計時タイマは、上記ステップS1300のタイムスケジュール管理処理において、タイマ割込み処理のたびにカウンタ値が加算され、これによって変動演出の実行時間が計時され、タイムテーブルに規定された時期に所定の制御処理が実行される。
[タイムスケジュール管理処理]
図53は、タイムスケジュール管理処理(ステップS1300)を説明するフローチャートである。上述のとおり、CPU200aによって変動演出実行コマンドが送信バッファにセットされ、当該コマンドがステップS1100−7において演出表示部50Aを制御するVDPに対する内部コマンドとして送信されることにより、演出表示部50A上では、演出図柄Sの変動表示が開始されるとともに、当該変動表示に伴って変動演出が多様な態様で開始される。当該タイムスケジュール管理処理は、変動演出の実行中に表現される多様な演出を時間管理する。
図53は、タイムスケジュール管理処理(ステップS1300)を説明するフローチャートである。上述のとおり、CPU200aによって変動演出実行コマンドが送信バッファにセットされ、当該コマンドがステップS1100−7において演出表示部50Aを制御するVDPに対する内部コマンドとして送信されることにより、演出表示部50A上では、演出図柄Sの変動表示が開始されるとともに、当該変動表示に伴って変動演出が多様な態様で開始される。当該タイムスケジュール管理処理は、変動演出の実行中に表現される多様な演出を時間管理する。
(ステップS1300−1)
CPU200aは、まず、変動時間計時タイマのカウンタ値を加算し、変動演出の実行時間を更新する。なお、前述のとおり、変動時間計時タイマのカウンタ値は、ステップS1230−9において毎回リセットされる。
CPU200aは、まず、変動時間計時タイマのカウンタ値を加算し、変動演出の実行時間を更新する。なお、前述のとおり、変動時間計時タイマのカウンタ値は、ステップS1230−9において毎回リセットされる。
(ステップS1300−3)
CPU200aは、タイムテーブルを参照し、現在の変動演出の実行時間に応じて、各種の内部コマンドを送信バッファにセットし、演出表示部50A上において、所定の時期に所定の演出がなされるように演出表示装置50を制御し、演出図柄Sの変動表示中に多様な変動演出を展開させる。また、上記先読み演出が実行される対象である場合には、事前に決定された先読み演出の内容に応じた内部コマンドを送信バッファにセットし、上記変動演出に併せて多様な先読み演出を展開させる。
CPU200aは、タイムテーブルを参照し、現在の変動演出の実行時間に応じて、各種の内部コマンドを送信バッファにセットし、演出表示部50A上において、所定の時期に所定の演出がなされるように演出表示装置50を制御し、演出図柄Sの変動表示中に多様な変動演出を展開させる。また、上記先読み演出が実行される対象である場合には、事前に決定された先読み演出の内容に応じた内部コマンドを送信バッファにセットし、上記変動演出に併せて多様な先読み演出を展開させる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
上記実施形態において、図18のステップS535−13の処理を実行するCPU100aが保留記憶手段を構成する。また、図19の取得時事前判定処理を実行するCPU100aが事前判定手段を構成する。また、図22の特図当否抽選処理(ステップS610−9)を実行するCPU100aが当否抽選手段を構成する。また、図22の特図種別決定抽選処理(ステップS610−11)を実行するCPU100aが特図種別決定手段を構成する。また、図22の特図変動パターン決定抽選処理(ステップS610−14)を実行するCPU100aが図柄変動情報決定手段を構成する。また、図25〜図28の処理を実行するCPU100aが特別遊技実行手段を構成する。また、図24の回数切り管理処理(ステップS630−7)、及び図29の遊技状態設定処理(ステップS670−3)を実行するCPU100aが遊技状態設定手段を構成する。演出制御回路200が演出制御手段を構成する。また、演出制御回路200において、図40のサイレントモード時先読み演出決定処理(ステップS1220)、図43の通常モード時先読み演出決定処理(ステップS1230)、図45の演出モード切替時先読み演出決定処理(ステップS1240)を実行するCPU200aが先読み演出決定部を構成する。また、図46の先読み演出時期決定処理(ステップS1250)を実行するCPU200aが先読み演出時期決定部を構成する。
1 パチンコ機,9 操作機構,9A プッシュボタン,30 遊技盤,
35A 第1特別図柄表示装置,35B 第2特別図柄表示装置,
50A 演出表示部,60 第1始動部品,62 第2始動部品,
64 大入賞部品,68 通過ゲート,100 主制御回路,100a メインCPU,100b メインROM,100c メインRAM,150 払出制御回路,
200 演出制御回路,200a サブCPU,200b サブROM,
200c サブRAM 。
35A 第1特別図柄表示装置,35B 第2特別図柄表示装置,
50A 演出表示部,60 第1始動部品,62 第2始動部品,
64 大入賞部品,68 通過ゲート,100 主制御回路,100a メインCPU,100b メインROM,100c メインRAM,150 払出制御回路,
200 演出制御回路,200a サブCPU,200b サブROM,
200c サブRAM 。
Claims (3)
- 遊技盤の遊技領域に配設された始動部品への入球を契機として取得される始動情報を逐次記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段により記憶された始動情報に基づいて、前記遊技領域に配設された大入賞部品を開放動作させる特別遊技の実行可否に関する抽選を実行する当否抽選手段と、
前記保留記憶手段により記憶された始動情報に基づいて、停止態様により前記抽選の結果を報知する図柄の変動時間を含む変動情報を決定する図柄変動情報決定手段と、
前記抽選、及び前記変動情報の決定前に、前記始動情報に基づいて前記特別遊技の実行可否に関する抽選、及び前記図柄の変動時間を含む変動情報の決定を事前に逐次実行する事前判定手段と、
前記事前判定手段による前記抽選の結果及び決定された変動情報を事前判定情報として記憶する事前判定情報記憶手段と、
前記図柄変動情報決定手段により決定された変動情報に基づいて、前記遊技盤に配設された演出表示部に前記図柄の変動中に表示される変動演出の内容を決定するとともに、前記事前判定情報記憶手段に記憶された事前判定情報に基づいて、前記演出表示部に表示される先読み演出の有無及び内容を決定し、決定された各演出の内容を前記演出表示部に表示させる演出制御手段と、
を備えた遊技機であって、
前記演出制御手段は、前記遊技機の稼働時間中の所定時間ごとに、前記事前判定情報記憶手段に記憶されている事前判定情報に基づいて前記図柄の変動開始時期を算定し、当該算定の結果、変動開始時期が前記所定時間以降となる図柄が含まれている場合、前記所定時間経過後から当該図柄の変動中において、前記所定時間経過以前の図柄の変動において表示される先読み演出の内容とは異なる先読み演出に決定する先読み演出決定部を備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機の稼働時間中の前記所定時間ごとに、前記遊技機に配設された発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかが禁止される特別区間を設定する演出モード切替手段を更に備え、
前記先読み演出決定部は、前記特別区間における前記所定時間経過以前の図柄の変動において表示される先読み演出の内容とは異なる先読み演出として、前記発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかを伴う演出に決定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記特別区間は、前記発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかが禁止されることを事前に示唆する第1区間と、当該第1区間後であって、前記発光部からの発光及び音声出力部からの音声の出力、又はこれらのうちのいずれかが禁止される第2区間とに区分され、
前記先読み演出決定部は、前記算定の結果、変動開始時期が前記第2区間以降となる図柄が含まれている場合、前記第1区間経過後から当該図柄の変動中において、前記所定時間経過以前の図柄の変動において表示される先読み演出の内容とは異なる先読み演出に決定することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014259310A JP2016116778A (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014259310A JP2016116778A (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 遊技機 |
Publications (1)
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JP2016116778A true JP2016116778A (ja) | 2016-06-30 |
Family
ID=56242598
Family Applications (1)
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JP2014259310A Pending JP2016116778A (ja) | 2014-12-22 | 2014-12-22 | 遊技機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016116778A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019063155A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP2020028415A (ja) * | 2018-08-22 | 2020-02-27 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
-
2014
- 2014-12-22 JP JP2014259310A patent/JP2016116778A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019063155A (ja) * | 2017-09-29 | 2019-04-25 | 株式会社平和 | 遊技機 |
JP7058964B2 (ja) | 2017-09-29 | 2022-04-25 | 株式会社平和 | 遊技機 |
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