JP2016116717A - 超音波画像表示装置及びその制御プログラム - Google Patents

超音波画像表示装置及びその制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】骨径と軟部組織の両方を観察することができる程度に良好な画質の超音波画像を得ることができる超音波画像表示装置を提供する。【解決手段】超音波画像表示装置は、第一の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られた超音波のエコー信号に基づく第一超音波画像BI1のデータと、第二の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られたエコー信号に基づく第二超音波画像BI2のデータとを合成して、前記第一超音波画像BI1と前記第二超音波画像BI2が、前記被検体の深さ方向に並ぶように結合された結合画像BIのデータを作成する結合部と、前記結合画像BIが表示される表示部と、を備える。前記結合部は、前記結合画像BIにおける前記被検体の深さ方向の長さが、前記第一の超音波プローブと前記第二の超音波プローブの間の距離と対応する長さDになるように、前記結合画像BIのデータを作成する。【選択図】図6

Description

本発明は、第一の超音波プローブによって得られたエコー信号に基づく第一超音波画像と、第二の超音波プローブによって得られたエコー信号に基づく第二超音波画像とを結合して一枚の超音波画像を作成する超音波画像表示装置及びその制御プログラムに関する。
被検体に対して送信された超音波のエコー信号に基づく超音波画像を表示する超音波診断装置は、整形外科の分野でも利用されている(例えば、特許文献1参照)。整形外科の分野における超音波診断装置の利用目的は、例えば、上腕や下肢の軟部組織、筋肉、健の異常を超音波画像によって視覚的に見つけたり、異常の重症度を評価したりすることである。また、超音波は骨を透過しづらいものの、骨の表面における骨びらん等の診断を行なう場合にも、超音波診断装置が利用されている。
特開2012−50551号公報
ところで、例えば操作者が腕などに超音波プローブを当接して超音波画像の観察を行なう場合、前記超音波プローブが当接された体表面とは反対側の体表面側に近い部分からのエコー信号は、超音波画像を作成するために十分な強度を有していない。このため、骨径と軟部組織の両方を観察することができる程度に良好な画質の超音波画像を得ることが困難である。従って、一方の体表面側から、一方の体表面とは反対側の他方の体表面側まで、良好な画質の超音波画像を得ることができる超音波画像表示装置が望まれている。
上述の課題を解決するためになされた一の観点の発明は、被検体に対して超音波の送受信を行なう送受信面が互いに対向するように配置される第一の超音波プローブ及び第二の超音波プローブと、前記第一の超音波プローブ及び前記第二の超音波プローブの間の距離を計測する距離計測部と、前記第一の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られたエコー信号に基づいて作成された第一超音波画像のデータと、前記第二の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られた超音波のエコー信号に基づいて作成された第二超音波画像のデータとを合成して、前記第一超音波画像と前記第二超音波画像が、これら第一超音波画像及び第二超音波画像における前記被検体の深さ方向に並ぶように結合された結合画像のデータを作成する結合部と、前記結合画像が表示される表示部と、を備え、前記結合部は、前記結合画像における前記被検体の深さ方向の長さが、前記距離計測部によって計測された距離と対応する長さになるように、前記結合画像のデータを作成することを特徴とする超音波画像表示装置である。
上記観点の発明によれば、前記送受信面が互いに対向するように配置される第一の超音波プローブと第二の超音波プローブの間に、例えば被検体における腕などの対象部位を挟んだ状態で超音波の送受信が行なわれる。これにより、被検体における一方の体表面側において前記第一の超音波プローブによって超音波の送受信が行われ、前記一方の体表面とは反対側の他方の体表面側において前記第二の超音波プローブによって超音波の送受信が行われる。従って、前記第一の超音波プローブ及び前記第二の超音波プローブによって、一方の体表面側から他方の体表面側まで、従来よりも強いエコー信号を取得することができる。そして、このエコー信号に基づいて、被検体の深さ方向における長さが、前記距離計測部によって計測された距離と対応する長さになるように前記結合画像が作成されるので、より良好な画質の前記結合画像を得ることができる。
本発明の実施形態における超音波診断装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 プローブ付きノギスを示す図である。 エコーデータ処理部の構成を示すブロック図である。 実施形態の作用を示すフローチャートである。 第一の超音波プローブ及び第二の超音波プローブによって、腕における検査部位を挟んだ状態を示す図である。 結合画像を説明する図である。 結合画像が表示された表示部を示す図である。 結合画像と医用画像とが重畳された重畳画像が表示された表示部を示す図である。 第二変形例におけるエコーデータ処理部の構成を示すブロック図である。 第二変形例における音速測定の作用を示すフローチャートである。 第二変形例において音速画像を含む合成画像が表示された表示部を示す図である。 結合画像の他例を説明する図である。 表示処理部の構成の他例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ここでは、本発明に係る超音波画像表示装置の一例として超音波診断装置について説明する。図1に示す超音波診断装置1は、プローブ付きノギス2、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4、表示処理部5、表示部6、操作部7、制御部8及び記憶部9を備える。前記送受信ビームフォーマ3、前記エコーデータ処理部4、前記表示処理部5、前記表示部6、前記操作部7、前記制御部8及び前記記憶部9は、超音波診断装置本体1a内に設けられている。前記超音波診断装置1は、コンピュータ(computer)としての構成を備えている。
前記プローブ付きノギス2は、図2に示すように、基体20と、この基体20に設けられた一対のジョウ21,22を有している。前記ジョウ22は、前記基体20に対してスライド可能に設けられている。前記ジョウ21の先端側には第一の超音波プローブ23が設けられており、前記ジョウ22の先端側には第二の超音波プローブ24が設けられている。また、基体20には、前記ジョウ22とともにスライドする距離計測部25が設けられている。
前記プローブ付きノギス2は、例えば静電容量式、光学式又は磁気式のデジタルノギスである。前記ジョウ22がスライドすることによって変化する前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24の間の距離dが、前記距離計測部25によって算出されるようになっている。前記距離計測部25は、プロセッサー(processor)で構成されていてもよい。前記距離計測部25は、本発明における距離計測部の実施の形態の一例である。
前記基体20には、プローブケーブル26が設けられている。前記プローブ付きノギス2は、前記プローブケーブル26を介して超音波診断装置本体1aと接続されている。前記距離計測部25で算出された距離dの情報は、前記プローブケーブル26を介して前記表示処理部5へ入力される。
前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24の各々は、被検体に対して超音波を送信し、そのエコー信号を受信する複数の超音波振動子(図示省略)を有して構成される。複数の前記超音波振動子は、例えば一方向に配列されている。前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24は、超音波の送受信を行なう送受信面23a,24aが互いに対向するようにして、前記ジョウ21,22に設けられている。また、前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24の位置関係は、互いに同一断面上において超音波の送受信を行なう位置関係である。前記第一の超音波プローブ23は、本発明における第一の超音波プローブの実施の形態の一例である。また、前記第二の超音波プローブ24は、本発明における第二の超音波プローブの実施の形態の一例である。
前記送受信ビームフォーマ3は、前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24から所定の走査条件で超音波を送信するための電気信号を、前記制御部8からの制御信号に基づいて前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24に供給する。前記送受信ビームフォーマ3からの電気信号は、前記プローブケーブル26を介して前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24へ供給される。
また、前記送受信ビームフォーマ3は、前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24の各々で受信されたエコー信号について、整相加算処理等の信号処理を所定の受信パラメータで行ない、信号処理後のエコーデータを前記エコーデータ処理部4へ出力する。前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24で受信されたエコー信号は、前記プローブケーブル26を介して前記送受信ビームフォーマ3へ入力される。
前記送受信ビームフォーマ3及び前記制御部8は、前記第一の超音波プローブ23による超音波の送受信と、前記第二の超音波プローブ24による超音波の送受信とを時分割で行なう。前記送受信ビームフォーマ3及び前記制御部8は、本発明における送受信制御部の実施の形態の一例である。
前記エコーデータ処理部4は、図3に示すように、Bモードデータ作成部41及び結合部42を有している。前記Bモードデータ作成部41は、前記送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに対し、Bモード処理を行なってBモードデータを作成する。Bモード処理は、対数圧縮処理、包絡線検波処理等を含む。
前記Bモードデータ作成部41は、第一Bモードデータ作成部411及び第二Bモードデータ作成部412を有している。前記第一Bモードデータ作成部411は、前記第一の超音波プローブ23によって受信されたエコー信号に基づく第一のBモードデータを作成する。前記第一Bモードデータ作成部411は、本発明における第一データ作成部の実施の形態の一例である。また、前記第一のBモードデータは、本発明における第一超音波画像のデータ及び第一Bモード画像のデータの実施の形態の一例である。
また、前記第二Bモードデータ作成部412は、前記第二の超音波プローブ24によって受信されたエコー信号に基づく第二のBモードデータを作成する。前記第二Bモードデータ作成部412は、本発明における第二データ作成部の実施の形態の一例である。また、前記第二のBモードデータは、本発明における第二超音波画像のデータ及び第二Bモード画像のデータの実施の形態の一例である。
前記結合部42は、前記第一のBモードデータ及び前記第二のBモードデータを合成して結合画像のデータを作成する。前記結合画像は、前記第一のBモードデータに基づく第一Bモード画像と前記第二のBモードデータに基づく第二Bモード画像とが結合された画像である。詳細は後述する。前記結合部42は、本発明における結合部の実施の形態の一例である。また、前記結合部42による機能は、本発明における結合機能の実施の形態の一例である。
前記表示処理部5は、前記結合画像のデータ(ローデータ(raw data))を、スキャンコンバータ(Scan Converter)によって走査変換して結合画像データを作成する。そして、前記表示処理部5は、前記結合画像データに基づく結合画像を、前記表示部6に表示させる。結合画像データは、Bモード画像データであり、前記結合画像はBモード画像である。前記表示処理部5による機能は、本発明における表示処理機能の実施の形態の一例である。
前記表示部6は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどである。前記表示部6は、本発明における表示部の実施の形態の一例である。
前記操作部7は、特に図示しないが、操作者が指示や情報を入力するためのキーボード(keyboard)、ダイヤル(dial)及びポインティングデバイス(pointing device)などを含んで構成されている。
前記制御部8は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーである。この制御部8は、前記記憶部9に記憶されたプログラムを読み出し、前記超音波診断装置1の各部を制御する。例えば、前記制御部8は、前記記憶部9に記憶されたプログラムを読み出し、読み出されたプログラムにより、前記送受信ビームフォーマ3、前記エコーデータ処理部4及び前記表示処理部5の機能を実行させる。前記制御部8は、本発明におけるプロセッサーの実施の形態の一例である。
前記制御部8は、前記送受信ビームフォーマ3の機能のうちの全て、前記エコーデータ処理部4の機能のうちの全て及び前記表示処理部5の機能のうちの全ての機能をプログラムによって実行してもよいし、一部の機能のみをプログラムによって実行してもよい。前記制御部8が一部の機能のみを実行する場合、残りの機能は回路等のハードウェアによって実行されてもよい。
なお、前記送受信ビームフォーマ3、前記エコーデータ処理部4及び前記表示処理部5の機能は、回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
前記記憶部9は、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)や、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等の半導体メモリ(Memory)などである。前記超音波診断装置1は、前記記憶部9として、前記HDD、前記RAM及び前記ROMの全てを有していてもよい。また、前記記憶部9は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの可搬性の記憶媒体であってもよい。
前記制御部8によって実行されるプログラムは、HDDやROMなどの非一過性の記憶媒体に記憶されている。また、前記プログラムは、CDやDVDなどの可搬性を有し非一過性の記憶媒体に記憶されていてもよい。
さて、本例の超音波診断装置1の作用について、図4のフローチャートに基づいて説明する。先ず、ステップS1では、操作者は、図5に示すように、前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24の間に、検査対象である被検体の腕Arを挟むようにして、前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24を検査部位に配置する。前記第一の超音波プローブ23は、被検体の腕Arにおける一方の体表面に当接している。また、前記第二の超音波プローブ24は、被検体の腕Arにおける前記一方の体表面とは反対側の他方の体表面に当接している。操作者は、前記ジョウ22をスライドさせて前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24の間隔を調整し、前記第一の超音波プローブ23の送受信面23a及び前記第二の超音波プローブ24の送受信面24aを腕Arの表面に密着させる。
次に、ステップS2では、前記距離計測部25によって、前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24の間の距離dが算出される。前記距離dは、前記送受信面23a及び前記送受信面24aの間の距離である。前記距離計測部25によって算出された距離dは、前記プローブケーブル26を介して、前記エコーデータ処理部4に入力される。
前記距離dの算出は、例えば操作者が前記操作部7において距離計測の指示を入力することによって行なわれてもよい。また、前記距離dの算出は、前記距離計測の指示が入力された後に、ステップS2以降においても、所要の時間毎に行われ、距離dの情報が更新されてもよい。
次に、ステップS3では、前記第一の超音波プローブ23によって超音波の送受信が行われる。このステップS3では、前記送受信ビームフォーマ3は、前記第一の超音波プローブ23のみにおいて超音波が送受信されるよう制御を行なう。前記第一の超音波プローブ23において超音波のエコー信号が受信されると、このエコー信号に基づいて、前記第一Bモードデータ作成部411が第一のBモードデータを作成する。
次に、ステップS4では、送受信ビームフォーマ3は、前記第一の超音波プローブ23による超音波の送受信から、前記第二の超音波プローブ24による超音波の送受信に切り替える。従って、このステップS4では、前記第二の超音波プローブ24のみにおいて超音波が送受信される。前記第二の超音波プローブ24は、前記第一の超音波プローブ23と同一断面上において、超音波の送受信を行なう。前記第二の超音波プローブ24において超音波のエコー信号が受信されると、このエコー信号に基づいて、前記第二Bモードデータ作成部412が第二のBモードデータを作成する。
次に、ステップS5では、前記結合部42が結合画像のデータを作成する。前記結合画像は、後述のステップS6において前記表示部6に表示される画像である。図6に示すように、前記結合画像BIは、前記第一のBモードデータに基づく第一Bモード画像BI1と前記第二のBモードデータに基づく第二Bモード画像BI2とが結合された画像である。前記結合部42は、前記第一のBモードデータと前記第二のBモードデータとを合成して、前記第一Bモード画像BI1と前記第二Bモード画像BI2が、これら前記第一Bモード画像BI1及び前記第二Bモード画像BI2における被検体の深さ方向に並ぶように結合された結合画像のデータを作成する。
前記結合画像BIにおいて、前記第一Bモード画像BI1及び前記第二Bモード画像BI2は、被検体の体表側とは反対側において結合されている。前記結合部42は、前記結合画像BIにおける被検体の深さ方向の長さが、前記距離計測部25によって得られた距離dと対応する長さDになるように、前記第一のBモードデータ及び前記第二のBモードデータを合成する。前記距離dの情報が更新される場合、前記結合部42は、前記距離dとして最新の情報を用いる。
前記結合部42は、前記距離dに基づいて、前記結合画像のデータの作成に用いる前記第一のBモードデータ及び前記第二のBモードデータの被検体の深さ方向における範囲を設定する。例えば、第一Bモード画像BI1の被検体の深さ方向における長さD1と、第二Bモード画像BI2の被検体の深さ方向における長さD2とが同じ長さである場合(D1=D2、D=D1+D2)、前記結合部42は、d/2の長さに対応する範囲の前記第一のBモードデータ及び前記第二のBモードデータを用いて、前記結合画像のデータを作成する。
次に、ステップS6では、前記表示処理部5は、前記結合画像のデータに基づいて、図7に示すように、被検体における所要の断面についての結合画像BIを前記表示部6に表示させる。
なお、前記結合画像BIのフレームが更新される場合、前記ステップS3〜S6の処理が繰り返される。
本例によれば、被検体の腕Arにおける一方の体表面側において、前記第一の超音波プローブ23によって超音波の送受信が行われてエコー信号が取得される。また、前記一方の体表面とは反対側の他方の体表面側において、前記第二の超音波プローブ24によって超音波の送受信が行われてエコー信号が取得される。従って、被検体の腕Arにおける一方の体表面側から他方の体表面側まで、従来よりも強いエコー信号を取得することができる。そして、このエコー信号に基づいて作成された前記第一Bモード画像BI1及び前記第二Bモード画像BI2からなる結合画像BIが表示されるので、操作者は、骨径と軟部組織の両方を、従来よりも良好な画質の結合画像BIにおいて観察することができる。
次に、実施形態の変形例について説明する。先ず、第一変形例について説明する。図8に示すように、前記表示処理部5は、超音波診断装置とは異なるモダリティにおいて取得された医用画像MIが、前記結合画像BIに対して重畳された重畳画像Iを前記表示部6に表示させる。前記医用画像MIは、例えばX線装置において取得されたX線画像である。また、前記医用画像MIは、X線CT装置において取得されたX線CT画像やMRI装置において取得されたMRI画像などであってもよい。前記医用画像MIのデータは、前記記憶部9に記憶される。前記表示処理部5は、前記記憶部9から読み出した前記医用画像MIのデータと、前記結合画像BIの画像データとを加算して、前記重畳画像Iの画像データを作成する。
前記医用画像MIは、前記結合画像BIと被検体において同一の部分の画像である。前記医用画像MIのデータと前記重畳画像Iの画像データは、互いに位置合わせ処理が行われて加算されてもよい。この場合、前記超音波診断装置1は、前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24の位置を検出するための位置センサ(図示省略)を有していてもよい。この位置センサで検出された位置情報を用いて、前記位置合わせ処理が行われてもよい。
次に、第二変形例について説明する。この第二変形例では、被検体の生体組織の音速が測定される。図9に示すように、前記エコーデータ処理部4は、前記Bモードデータ作成部41及び前記結合部42の他に、音速算出部43を有している。前記音速算出部43は、本発明における音速算出部の実施の形態の一例である。
第二変形例における音速の測定について、図10のフローチャートに基づいて説明する。先ず、ステップS11では、前記送信ビームフォーマ3は、前記第一の超音波プローブ23によって超音波の送信を行わせる。次に、ステップS12では、前記ステップS11において前記第一の超音波プローブ23によって送信された超音波が、前記第二の超音波プローブ24によって受信される。ちなみに、前記ステップS11,S12における超音波の送受信時においては、上述したように前記第一の超音波プローブ23及び前記第二の超音波プローブ24は、被検体の腕を挟むようにして配置されている(図5参照)。
前記ステップS12において、前記第二の超音波プローブ24によってエコー信号が受信されると、ステップS13では、前記音速算出部43が被検体の腕Arの生体組織における音速vを算出する。前記音速算出部43は、前記第一の超音波プローブ23によって超音波が送信されてから、この超音波が前記第二の超音波プローブ24によって受信されるまでの時間tと、前記距離計測部25によって計測された前記距離dとに基づいて、前記音速vを算出する。前記距離dとしては、前記ステップS2において算出されたものが用いられる。前記音速算出部43は、超音波の音線毎(超音波ビーム毎)に、前記音速vを算出する。
次に、ステップS4では、前記表示処理部5は、前記ステップS3において算出された音線毎の音速vのデータに基づいて音速画像データを作成する。前記表示処理部5は、本発明における音速画像データ作成部の実施の形態の一例である。そして、前記表示処理部5は、図11に示すように、前記音速画像データに基づく音速画像SIを前記表示部6に表示させる。前記音速画像SIは、例えば音線毎に算出された前記音速vに応じた色を有するカラー画像である。
前記音速画像SIは、前記結合画像BIと合成されている。前記表示処理部5は、前記結合画像BIの画像データと前記音速画像SIの画像データとを加算して合成画像データを作成する。そして、前記表示処理部5は、前記合成画像データに基づく合成画像CIを前記表示部6に表示させる。合成画像CIは、音速画像SIの背景に結合画像BIが透過した画像である。
以上、本発明を前記実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、上記実施形態においては、前記結合画像BIにおいて、前記第一Bモード画像BI1及び前記第二Bモード画像BI2が重ならないように結合されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、図12に示すように、前記結合画像BIにおいて、前記第一Bモード画像BI1及び前記第二BモードBI2の一部分が、体表とは反対側(被検体における深部側)において、重複していてもよい。図12では、前記結合画像BIは、長さD12の重複部分を有する。前記結合部42は、前記重複部分において前記第一のBモードデータと前記第二のBモードデータを加算する。
また、上述の実施形態では、前記結合画像のデータはローデータであるが、前記結合画像のデータは、画像データであってもよい。すなわち、画像データを用いて結合画像のデータが作成されてもよい。この場合、図13に示すように、前記表示処理部5が結合部52を有している。前記エコーデータ処理部4は前記結合部42を有していなくてもよい。
前記表示処理部5は、前記結合部52のほか、Bモード画像データ作成部51及び画像表示制御部53を有している。前記Bモード画像データ作成部51は、第一Bモード画像データ作成部511及び第二Bモード画像データ作成部512を有している。前記第一Bモード画像データ作成部511は、前記第一のBモードデータを走査変換して第一のBモード画像データを作成する。また、前記第二Bモード画像データ作成部512は、前記第二のBモードデータを走査変換して第二のBモード画像データを作成する。
前記結合部52は、前記第一のBモード画像データと前記第二のBモード画像データとから、前記結合部42と同様にして結合画像のデータ(画像データ)を作成する。そして、前記画像表示制御部53が、前記結合画像のデータに基づいて結合画像BIを前記表示部6に表示させる。
1 超音波診断装置
2 プローブ付きノギス
3 送受信ビームフォーマ
5 表示処理部
6 表示部
8 制御部
20 基体
21,22 ジョウ
23 第一の超音波プローブ
23a 送受信面
24 第二の超音波プローブ
24a 送受信面
25 距離計測部
42 結合部
43 音速算出部
52 結合部
411 第一Bモードデータ作成部
412 第二Bモードデータ作成部
511 第一Bモード画像データ作成部
512 第二Bモード画像データ作成部

Claims (12)

  1. 被検体に対して超音波の送受信を行なう送受信面が互いに対向するように配置される第一の超音波プローブ及び第二の超音波プローブと、
    前記第一の超音波プローブ及び前記第二の超音波プローブの間の距離を計測する距離計測部と、
    前記第一の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られた超音波のエコー信号に基づいて作成された第一超音波画像のデータと、前記第二の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られた超音波のエコー信号に基づいて作成された第二超音波画像のデータとを合成して、前記第一超音波画像と前記第二超音波画像が、これら第一超音波画像及び第二超音波画像における前記被検体の深さ方向に並ぶように結合された結合画像のデータを作成する結合部と、
    前記結合画像が表示される表示部と、
    を備え、
    前記結合部は、前記結合画像における前記被検体の深さ方向の長さが、前記距離計測部によって計測された距離と対応する長さになるように、前記結合画像のデータを作成する
    ことを特徴とする超音波画像表示装置。
  2. 前記第一の超音波プローブによる超音波の送受信と、前記第二の超音波プローブによる超音波の送受信とを時分割で行なう送受信制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の超音波画像表示装置。
  3. 前記結合部は、前記距離計測部によって計測された距離に基づいて、前記結合画像のデータの作成に用いる前記第一超音波画像のデータ及び前記第二超音波画像のデータの前記被検体の深さ方向における範囲を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波画像表示装置。
  4. 前記第一の超音波プローブ及び前記第二の超音波プローブの位置関係は、互いに同一断面上において超音波の送受信を行なう位置関係であり、
    前記結合画像は、前記被検体における所要の断面についての画像である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  5. 前記第一の超音波プローブ及び前記第二の超音波プローブは基体に設けられており、少なくとも一方の超音波プローブが前記基体に対してスライド可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の超音波画像表示装置。
  6. 前記距離計測部は、前記一方の超音波プローブとともにスライド可能に前記基体に設けられ、スライドによって変化する距離を計測することを特徴とする請求項5に記載の超音波画像表示装置。
  7. 前記第一の超音波プローブ及び前記第二の超音波プローブは、前記基体に設けられた一対のジョウを有するノギスにおいて、前記一対のジョウにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載の超音波画像表示装置。
  8. 前記第一の超音波プローブと前記第二の超音波プローブのうち、一方の超音波プローブから超音波を送信させる送信制御部と、
    前記一方の超音波プローブによって超音波が送信されてから、該超音波が他方の超音波プローブによって受信されるまでの時間と、前記距離計測部によって計測された距離とに基づいて、前記超音波の音速を算出する音速算出部と、
    該音速算出部によって算出された音速に応じた音速画像のデータを作成する音速画像データ作成部と、
    を備え、
    前記表示部には、前記音速画像が表示される
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の超音波画像表示装置。
  9. 前記第一の超音波プローブによって受信されたエコー信号に基づいて、前記第一超音波画像のデータとして、第一Bモード画像のデータを作成する第一データ作成部と、
    前記第二の超音波プローブによって受信されたエコー信号に基づいて、前記第二超音波画像のデータとして、第二Bモード画像のデータを作成する第二データ作成部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の超音波画像表示装置。
  10. 前記表示部には、前記結合画像と前記被検体における同一の部分について取得された医用画像と、前記結合画像とを重畳した画像が表示されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の超音波画像表示装置。
  11. 被検体に対して超音波の送受信を行なう送受信面が互いに対向するように配置される第一の超音波プローブ及び第二の超音波プローブと、
    プロセッサーと、
    を備えることを特徴とする超音波画像表示装置であって、
    前記プロセッサーは、
    前記第一の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られた超音波のエコー信号に基づいて作成された第一超音波画像のデータと、前記第二の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られたエコー信号に基づいて作成された第二超音波画像のデータとを合成して、前記第一超音波画像と前記第二超音波画像が、これら第一超音波画像及び第二超音波画像における前記被検体の深さ方向に並ぶように結合された結合画像のデータを作成する結合機能であって、前記結合画像における前記被検体の深さ方向の長さが、前記第一の超音波プローブ及び前記第二の超音波プローブの間の距離と対応する長さになるように、前記結合画像のデータを作成する結合機能と、
    前記結合画像を表示部に表示させる表示処理機能と、
    をプログラムによって実行する
    ことを特徴とする超音波画像表示装置。
  12. 被検体に対して超音波の送受信を行なう送受信面が互いに対向するように配置される第一の超音波プローブ及び第二の超音波プローブと、
    プロセッサーと、
    を備える超音波画像表示装置の制御プログラムであって、
    前記プロセッサーにより、
    前記第一の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られた超音波のエコー信号に基づいて作成された第一超音波画像のデータと、前記第二の超音波プローブによる超音波の送受信によって得られた超音波のエコー信号に基づいて作成された第二超音波画像のデータとを合成して、前記第一超音波画像と前記第二超音波画像が、これら第一超音波画像及び第二超音波画像における前記被検体の深さ方向に並ぶように結合された結合画像のデータを作成する結合機能であって、前記結合画像における前記被検体の深さ方向の長さが、前記第一の超音波プローブ及び前記第二の超音波プローブの間の距離と対応する長さになるように、前記結合画像のデータを作成する結合機能と、
    前記結合画像を表示部に表示させる表示処理機能と、
    を実行させることを特徴とする超音波画像表示装置の制御プログラム。
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