JP2016116468A - 緑化壁ユニット、及びその設置方法 - Google Patents

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【課題】施工性に優れ、植物の存在感のある景観を即席で創出でき、且つ植物のレイアウト変更性にも優れた緑化壁ユニットを提供する。【解決手段】緑化壁ユニット1は、レール部材2bを有した構築物2と、植物が植え込まれ、レール部材2bに係止可能な構造を有してレール部材2bの長手方向に沿ってスライド可能に係止される鉢状体3とを備える。この構成により、施工性に優れ、植物の存在感のある景観を即席で創出でき、且つ植物のレイアウト変更性にも優れた緑化壁ユニット1となる。【選択図】図1

Description

本発明は、壁面などに沿って又は自立した緑化壁を造るための緑化壁ユニット、及びその設置方法に関する。
近年、建物や構築物の壁面に沿って緑を設置する壁面緑化が盛んになってきている。壁面緑化による効果は様々であり、緑に囲まれた空間にすることにより癒しやリラックス効果が生じる。また、これ以外にも、都市部の気温の上昇を防ぐヒートアイランド対策、夏期には室温の上昇を抑えて冬期には外に温度が逃げるのを防ぐという省エネ対策などの効果を有する。
従来の壁面緑化は、つる性の植物による緑化が主体で、短期で緑のボリュームを得ることや地面から離れた高い壁面の緑化が困難であった。そこで、2005年開催の愛知万博の「バイオ・ラング」では19社の共催業者の壁面緑化技術が展示された(例えば、非特許文献1参照)。この「バイオ・ラング」とは、長さ150m、高さ12m以上にも及ぶ巨大な緑化壁であり、植物の生育基盤となる軽量土壌や灌水装置を埋め込んだ着脱自由なパネルユニットを用いて造られた緑化壁である。そして、「バイオ・ラング」では、表面気温、表面温度ともに周囲のコンクリート非緑化壁面や広場よりも気温の上昇が抑制され、ヒートアイランド現象の抑制に資する効果が示された。
また、緑化壁としては、例えば、袋状のものに培養土を詰め込んで、表面に穴を開けて植物を植えこんで養生し、それを鉄骨構築物などに積層載置した緑化壁構造体が開示されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、平鉢容器に培養土を入れ表面に複数の植込穴を作って植物を植えて、それを構築物に固定、金具で貼り付けるようにした植物栽培ユニットも開示されている(例えば、特許文献2参照)。
またさらに、観葉植物を植生させたプランタ下部に回動自在なキャスタを設けたプランタ付移動載置台車を地面上に設けたレール体上に固定又は可動させるようにした造園システムも開示されている(例えば、特許文献3参照)。
"バイオ・ラング"[平成26月12月1日検索]、インターネット<URL:http://www.expo2005.or.jp/jp/N0/N2/N2.2/N2.2.34/> 特開2010−268739号公報 特開2001−86851号公報 特開平6−105621号公報
しかしながら、上述した緑化壁「バイオ・ラング」の展示から約10年経過した現在では関連した業者はその大半が撤退しており、広く一般に定着し普及している緑化壁の技術は少ない。そして、依然として従来の緑化壁では、植物が存在感ある景観を創出するまでに相当期間を要し、また、デザイン性に乏しいという問題がある。
また、従来の緑化壁の多くは、パネルユニットなどを使用しているために風通しが悪く、その結果、植物の生育環境が悪くなり、風圧に対する安定性も低い。さらに、緑化壁が壁面に密着設置される場合は植物の根が建物の壁面を傷める虞もある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、施工性に優れ、植物の存在感のある景観を即席で創出でき、且つ植物のレイアウト変更性にも非常に優れた緑化壁ユニットを提供することを目的とする。また、この緑化壁ユニットを用いた緑化壁の設置方法を提供することをも目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、水平方向に伸長する一対のレール部材を、上下方向に複数段有した構築物と、植物が植え込まれ、前記レール部材に係止可能な構造を有して前記レール部材の長手方向に沿ってスライド可能に係止される鉢状体と、を備えたことを特徴とする緑化壁ユニットである。
また、この緑化壁ユニットにおいて、前記鉢状体は、植物を収容するために上面と側面の一部とが開口された箱状体であり、その底面の一部、及びその側面の一部には、前記レール部材に係止可能な構造としての凹条溝が形成されることが好ましい。
また、この緑化壁ユニットにおいて、前記凹条溝は、前記鉢状体の底面の一端側、及び前記鉢状体の当該底面の他端側に接する側面の上端側に形成されることが好ましい。
また、この緑化壁ユニットにおいて、前記鉢状体は、植物を収容するために上面と側面の一部とが開口された箱状体であり、前記レール部材に係止可能な構造として、前記一対のレール部材の一方に係止可能な形状を有する第一係止具、及び前記一対のレール部材の他方に係止可能な形状を有する第二係止具を備えることが好ましい。
また、この緑化壁ユニットにおいて、前記第一係止具は、前記鉢状体の底面の一端側に設けられ、前記第二係止具は、前記鉢状体の当該底面の他端側に接する側面の上端側に設けられることが好ましい。
また、この緑化壁ユニットにおいて、前記レール部材は、垂直断面略L字形状を有し、対向する方向で前記構築物に支持されることが好ましい。
また、この緑化壁ユニットにおいて、前記構築物は、さらに前記レール部材を支持するように立設された複数の支持部材を備え、前記構築物の下側の前記支持部材は前方へ突出した位置に配置されることが好ましい。
また、上記目的を達成するために本発明は、上記緑化壁ユニットを構成する鉢状体を用いて、植物を前記鉢状体に収容する工程と、前記鉢状体を、前記緑化壁ユニットの設置場所に搬送する工程と、前記緑化壁ユニットを構成する構築物を構築する工程と、前記構築物が有するレール部材上に、前記鉢状体を、前記レール部材の長手方向に沿ってスライド可能に係止する工程と、を含むことを特徴とする緑化壁の設置方法である。
本発明に係る緑化壁ユニットは、水平方向に伸長する一対のレール部材を、上下方向に複数段有した構築物と、植物が植え込まれ、前記レール部材に係止可能な構造を有して前記レール部材の長手方向に沿ってスライド可能に係止される鉢状体とを備える。この構成により、本発明に係る緑化壁ユニットは、施工性に優れ、植物の存在感のある景観を即席で創出でき、且つ植物のレイアウト変更性にも非常に優れたものとなる。
(a)本発明の実施の形態に係る緑化壁ユニットの正面図、(b)同上緑化壁ユニットの側面図である。 同上緑化壁ユニットを構成する構築物の斜視図である。 (a)及び(b)同上緑化壁ユニットを構成する鉢状体の斜視図である。 (a)乃至(c)同上緑化壁ユニットに用いる鉢状体への鉢花の収容方法を説明するための図である。 (a)同上実施の形態の第1の変形例に係る緑化壁ユニットに用いる係止具の斜視図、(b)同上係止具を取り付けた鉢状体の斜視図である。 同上鉢状体を構築物に取り付けたときの斜視図である。 (a)同上緑化壁ユニットの正面図、(b)同上緑化壁ユニットの側面図である。 (a)同上実施の形態の第2の変形例に係る緑化壁ユニットの斜視図、(b)同上緑化壁ユニットに用いる鉢状体の側面図である。 (a)及び(b)同上実施の形態の第3の変形例に係り、壁面に沿って設置された緑化壁ユニットの側面図、(c)自立型の緑化壁ユニットの側面図である。
本発明の実施の形態に係る緑化壁ユニットについて図面を参照して説明する。本実施の形態に係る緑化壁ユニットは、草花や樹木を設置するために用いられ、コンクリート建物、高速道路の立体交差など建築物やマンションベランダの壁面に沿って設置され、又は自立型の緑化壁となる。緑化壁は近年普及が進んでおり、植物による癒し、リラックス効果以外にも、省エネ効果や、ヒートアイランド現象の緩和、紫外線による建築物の劣化を防止する効果が期待されている。
最初に、本実施の形態に係る緑化壁ユニットの構造に関して説明する。図1に示すように、緑化壁ユニット1は、構築物2と、鉢状体3とを備えている。
構築物2は、図2に示すように、垂直状に立設された支持部材2a、及び水平方向に伸長する一対のレール部材2bを、上下方向に複数段有した鉄骨構築物である。構築物2は、使用態様に応じてレール部材2bの段数や高さが自在に調節される。支持部材2aは、支柱形状に限定されるものではなく、レール部材2bを支持できれば板状など他の形状でも良い。また、レール部材2bには、鉄製(ステンレス製)の丸棒(パイプ)や角棒(パイプ)などを用いている。構築物2は鉄骨に限定されるものではなく他の金属材や強化樹脂を用いても良い。
鉢状体3は、植物が植え込まれ、構築物2のレール部材2bと係止可能な構造を有する。本実施の形態において、鉢状体3は、図3(a)及び(b)に示すように、植物を植え込むために上面3aと側面3bの一部とが開口された箱状体であり、例えば、容量5リットル、高さ15cm×横幅15cm×奥行き20cm程度の大きさを有する。また、鉢状体3の底面の一部、及びその側面の一部には、レール部材2bに係止可能な構造としての凹条溝3c,3dが形成される。より具体的には、凹条溝3cは鉢状体3の底面の一端側、凹条溝3dは鉢状体3の当該底面の他端側に接する側面の上端側に形成されている。
これら凹条溝3c,3dにより、鉢状体3はレール部材2bの長手方向Lに沿ってスライド可能に係止される。このため、鉢状体3に植え込まれた植物の位置を自由に変更できる。この結果、植物のレイアウト変更性に非常に優れ、当初より完成度の高い草花のデザインを実現できる。また、同じ大きさの鉢状体4を用いても植物品種によってその成長スピードが異なるが、植物が大きく育ってきた場合には、鉢状体4の間隔を変更したり、一部の鉢状体4を取り外すことで、植物品種の成長スピードの応じた充分なスページングが可能となる。さらに、鉢状体3に植え込む植物の生育状態やボリュームに応じて隣接する鉢状体3との間隔を狭めたり広めたりすることで装飾効果を高めることができる。なお、鉢状体3に設けられる溝は凹条溝3c,3dに限定されるものではなく、その他、略半円形状や半楕円形上など、レール部材2bと着脱可能であり且つレール部材2bの長手方向Lに沿ってスライド移動できる形状であれば良い。
鉢状体3は可搬体であり、樹脂材で形成された場合には特に軽量となる。なお、鉢状体3の底面には通水のための複数の通水孔が形成されても良い。
なお、鉢状体3に植え込まれる植物は主として草花であるが、鉢状体3を30リットルなど大きな容量とする場合には、アベリア、寒ツバキ、黄金マサキ、ユキヤナギ、コデマリ等の背丈の低い樹木を植えることができる。
次に、鉢状体3への植物収容の方法に関して図4を参照して説明する。最初に、ホームセンターなどで市販されている開花中の鉢花4(完成株)などのポットを外して、図4(a)に示すように、鉢状体3の側面3bの開口部から植物の頭部が出るように鉢状体3に収容する。次に、図4(b)に示すように、鉢状体3の内部を土で満たして、その後、図4(c)に示すように土漏れ防止蓋5を土の上から装着する。そして、その後、鉢状体3に形成された凹条溝3c,3dを構築物2の一対のレール部材2bに係止する。
次に、本実施の形態に係る緑化壁ユニット1の設置方法に関して説明する。最初の工程では(1)ホームセンターなどで市販されている鉢花4(完成株)などのポットを用いて鉢状体3に収容する。また、農家等で既に植物を充分に養生した鉢状体3を用いても良い。(2)次に、鉢状体3を緑化壁ユニット1の設置場所に搬送し、(3)鉄骨の構築物2を構築し、(4)構築物2のレール部材2b上に鉢状体3を係止して、各鉢状体3の位置を植物の大きさやデザインによりスライド調整する。
以上のように、本実施の形態に係る緑化壁ユニット1は、レール部材2bを有した構築物2と、植物が植え込まれ、レール部材2bに係止可能な構造を有してレール部材2bの長手方向Lに沿ってスライド可能に係止される鉢状体3とを備える。この構成により、施工性に優れ、且つホームセンターなどで市販されている鉢花(完成株)などのポットを用いて、図5(a)及び(b)に示すように、ビルの壁面やマンションのベランダなどで、一般の人でも植物の存在感のある景観を即席で創出できる。
また、鉢状体3の間隔をスライド変更することで、各設置場所のデザインニーズに合わせた装飾ができ、レイアウト変更性に極めて優れた緑化壁ユニット1となる。また、枯死した植物の入れ替えも、鉢状体3を交換するのみで対応でき、極めて機能的となる。
そして、緑化壁ユニット1のサイズを大きくすることで、樹木を用いた都会での緑化壁を10年以上の長期間に亘って実現できる。また、農家で鉢状体3を用いて樹木を予め養生しておくことで、生育速度の穏やかな植物(樹木)の育つ期間を待つ必要がないために植物の存在感のある景観を即席で創出できる。
また、緑化壁ユニット1において、鉢状体3は互いに離間して配置されるため、隙間が多く、風通しが良くなり、その結果、強風をまともに受けることがなくなり、風圧に対する安定性が高くなる。また、風通しが良いために植物の生育環境が非常に良くなり、むれが少なく病害虫の発生が少なくなり、その結果、植物の生長を促すという効果も奏する。
またさらに、鉢状体3ごとに独立しているために、水やりに際して、乾燥気味に管理したい植物には点滴潅水などの水量をしぼる等の調整ができ、また肥料においても多少の調整が可能となる。
また、緑化壁ユニット1は、構築物2に複数の鉢状体3を配置することにより全体で壁面状の景観を呈しているが、植物は鉢状体3単位で構成されているため複数の植物の根がお互いに入り組んで絡み合うことはなく、傷んだ植物の入れ替えが極めて容易である。
さらに、鉢状体3を用いるため、緑化壁ユニット1をマンションベランダなどの壁面に沿って設置しても、植物の根がコンクリート構造物や建物に直接触れることはなく、建物壁面を傷めることがない。
(第1の変形例)
本実施の形態の第1の変形例について、図6及び図7を参照して説明する。本変形例1において、鉢状体3は、レール部材2bに係止可能な構造として、一対のレール部材2bの一方に係止可能な鉤形状を有する第一係止具6a、及び一対のレール部材2bの他方に係止可能な鉤形状を有する第二係止具6bを一体又は別体に備える。より具体的には、第一係止具6aは、図6(b)に示すように、鉢状体3の底面の一端側に設けられ、第二係止具6bは、鉢状体3の当該底面の他端側に接する側面の上端側に設けられる。また、図示していないが、鉢状体3の側面と底面には、係止具6a,6bの端部が挿入される挿通孔が形成されている。そして、図7に示すように、係止具6a,6bが構築物2のレール部材2bに係止される。
この構成により、本変形例1では、上記実施の形態と同様に、施工性に優れ、且つホームセンターなどで市販されている鉢花(完成株)などのポットを用いて、ビルの壁面やマンションのベランダなどで、一般の人でも植物の存在感のある景観を即席で創出できる。また、鉢状体3の位置を容易に左右方向にスライドできるためにレイアウト変更性にも極めて優れ、多彩な植物のデザインを楽しむことができる。
なお、本変形例1において、係止具6a,6bは鉢状体3の底面と側面にそれぞれ設けられるものとして説明しているが、鉢状体3をレール部材2bに係止できる限りこれに限定されるものではない。例えば、2つの係止具が共に鉢状体3の対向する側面にそれぞれ設けられても良いし、共に底面に設けられても良い。
(第2の変形例)
本実施の形態の第2の変形例について、図8を参照して説明する。本変形例2は、図8に示すように、垂直断面略L字形状を有した一対のレール部材2bが対向するように構築物2に支持される。そして、このレール部材2b上に、専用加工されていない鉢状体3が載置係合されて長手方向Lに沿ってスライドされる。この構成により、本変形例2では、上記実施の形態と同様の効果を奏すると共に、専用加工されていない市販の鉢状体3を用いることができる。
(第3の変形例)
本実施の形態の第3の変形例について、図9を参照して説明する。図9(a),(b)は、壁面に沿って設置された緑化壁ユニット1、図9(c)は、2つの緑化壁ユニット1の裏面を対向させて設置した自立型の緑化壁ユニット1を示している。そして、緑化壁ユニット1の構築物2は、複数の支持部材2aを備えており、図9(b),(c)においては、構築物2の下側の一部の支持部材2a´は前方へ突出する位置に配置されている。また図9(c)においては、支持部材2a´の下端部はボルト2cを用いて地面に支持固定されている。
この構成により、本変形例3では、上記実施の形態の効果に加えて、緑化壁ユニット1の下側で底辺を形成している部分を拡げることができる。従って、構築物2の自立性、安定性が増し、重量物となる緑化壁ユニット1を安全確実に長期間に亘って維持することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施の形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、緑化壁ユニット1の構築物2を水平方向4個の鉢状体を上下方向4列に16鉢まで載置できる1つのブロック体とし、構築物2の上下端部に山型形状などの嵌合部を形成する。この構成により、構築物2をブロックのように上下左右方向に自在に拡張できるようにし、施工性を更に向上できる。
1 緑化壁ユニット
2 構築物
2a,2a´ 支持部材
2b レール部材
3 鉢状体
3c,3d 凹条溝
4 鉢花
5 土漏れ防止蓋
6a 第一係止具
6b 第二係止具
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、施工性に優れ、植物の存在感のある景観を即席で創出でき、且つ植物のレイアウト変更性にも非常に優れた緑化壁ユニットを提供することを目的とする。また、この緑化壁ユニットの設置方法を提供することをも目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、水平方向に伸長する一対のレール部材を、上下方向に複数段有した構築物と、植物が植え込まれ、前記レール部材に係止可能な構造を有して前記レール部材の長手方向に沿ってスライド可能に係止される鉢状体と、を備え、前記鉢状体は、植物を収容するために上面と側面の一部とが開口された箱状体であり、その底面の一部、及びその側面の一部には、前記レール部材に係止可能な構造としての凹条溝が形成される、ことを特徴とする緑化壁ユニットである。
また、上記目的を達成するために本発明は、水平方向に伸長する一対のレール部材を、上下方向に複数段有した構築物と、植物が植え込まれ、前記レール部材に係止可能な構造を有して前記レール部材の長手方向に沿ってスライド可能に係止される鉢状体と、を備え、前記鉢状体は、植物を収容するために上面と側面の一部とが開口された箱状体であり、前記レール部材に係止可能な構造として、前記一対のレール部材の一方に係止可能な形状を有する第一係止具、及び前記一対のレール部材の他方に係止可能な形状を有する第二係止具を備える、ことを特徴とする緑化壁ユニットである。
また、上記目的を達成するために本発明は、上記緑化壁ユニットの設置方法であって、前記緑化壁ユニットを構成する鉢状体を用いて、植物を前記鉢状体に収容する工程と、前記鉢状体を、前記緑化壁ユニットの設置場所に搬送する工程と、前記緑化壁ユニットを構成する構築物を構築する工程と、前記構築物が有するレール部材上に、前記鉢状体を、前記レール部材の長手方向に沿ってスライド可能に係止する工程と、を含むことを特徴とする緑化壁ユニットの設置方法である。

Claims (8)

  1. 水平方向に伸長する一対のレール部材を、上下方向に複数段有した構築物と、
    植物が植え込まれ、前記レール部材に係止可能な構造を有して前記レール部材の長手方向に沿ってスライド可能に係止される鉢状体と、を備えたことを特徴とする緑化壁ユニット。
  2. 前記鉢状体は、植物を収容するために上面と側面の一部とが開口された箱状体であり、その底面の一部、及びその側面の一部には、前記レール部材に係止可能な構造としての凹条溝が形成される、ことを特徴とする請求項1記載の緑化壁ユニット。
  3. 前記凹条溝は、前記鉢状体の底面の一端側、及び前記鉢状体の当該底面の他端側に接する側面の上端側に形成される、ことを特徴とする請求項2記載の緑化壁ユニット。
  4. 前記鉢状体は、植物を収容するために上面と側面の一部とが開口された箱状体であり、前記レール部材に係止可能な構造として、前記一対のレール部材の一方に係止可能な形状を有する第一係止具、及び前記一対のレール部材の他方に係止可能な形状を有する第二係止具を備える、ことを特徴とする請求項1記載の緑化壁ユニット。
  5. 前記第一係止具は、前記鉢状体の底面の一端側に設けられ、
    前記第二係止具は、前記鉢状体の当該底面の他端側に接する側面の上端側に設けられる、ことを特徴とする請求項4記載の緑化壁ユニット。
  6. 前記レール部材は、垂直断面略L字形状を有し、対向する方向で前記構築物に支持される、ことを特徴とする請求項1記載の緑化壁ユニット。
  7. 前記構築物は、さらに前記レール部材を支持するように立設された複数の支持部材を備え、前記構築物の下側の前記支持部材は前方へ突出した位置に配置される、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の緑化壁ユニット。
  8. 前記請求項1乃至7のいずれか一項に記載の緑化壁ユニットを構成する鉢状体を用いて、植物を前記鉢状体に収容する工程と、
    前記鉢状体を、前記緑化壁ユニットの設置場所に搬送する工程と、
    前記緑化壁ユニットを構成する構築物を構築する工程と、
    前記構築物が有するレール部材上に、前記鉢状体を、前記レール部材の長手方向に沿ってスライド可能に係止する工程と、を含むことを特徴とする緑化壁の設置方法。
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