JP2016114394A - 放射能汚染物質隔離容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】鋼材からなる二重容器とし、その間に高比重流体HBを充填することにより高い放射線遮蔽効果と遮水性を確保しつつ、漏水により放射能汚染物質が外部に漏れ出すおそれがなく、且つ、軽量・低コストで簡単に製造可能な放射能汚染物質隔離容器を提供する。【解決手段】鋼製の内容器2と外容器3とを備え、内容器2内に放射能汚染物質を収容し、内容器2と外容器3との間に放射線を遮蔽する高比重流体HBを充填して使用する放射能汚染物質隔離容器1において、内容器2と外容器3との間に、浮き上がり防止機構を設け、高比重流体HBが内容器2と外容器3との間に充填された場合、前記浮き上がり防止機構により内容器2の上昇が停止すると、内容器2の上方に高比重流体HBが回り込み、内容器2の上方を高比重流体HBで被覆可能とする。【選択図】図1
Description
本発明は、放射能汚染物質を一時的に保管する鋼製の放射能汚染物質隔離容器に関する。
放射能で汚染された土壌等の放射能汚染物質を、除染により中間貯蔵施設や最終処分施設に移送するまでの間や、その施設において処理が始まるまでの間、一時的に保管・仮置することが行われている。このような放射能汚染物質を一時的に保管する容器としては、従来、放射線の遮蔽効果の高さからコンクリート製や石材からなる容器が採用されていた。
例えば、特許文献1には、放射性物質を含む土壌などの廃棄物を格納して保管する容器であって、上面に開口を有するコンクリート製の容器本体1と、容器本体1の開口を閉鎖する大きさに形成されたコンクリート製の蓋体7と、容器本体1の上面と底面を含む内壁面、および蓋体7の裏面に、それぞれ密着して貼付されたベントナイト系シートを用いた防水シート3と、を備えた容器が開示されている(特許文献1の実用新案登録請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0013]〜[0026]、図面の図2等参照)。
また、特許文献2には、囲壁に形成された開口3a、3bと、開口を塞ぐフィルター4a,4bとを備える放射能汚染物質保管用コンクリート容器1が開示されている(特許文献2の実用新案登録請求の範囲の請求項1、明細書の段落[0008]、[0009]、図面の図1等参照)。
このような特許文献1に記載の容器や特許文献2に記載の放射能汚染物質保管用コンクリート容器1は、放射線自体の遮蔽効果は高いものの、ひび割れやクラック等が発生した場合に遮水効果が無く、漏水して放射能汚染物質が外部に漏れ出してしまい、放射能汚染物質が外部環境に漏洩する危険性があるという問題があった。また、コンクリート製であると、密閉するため多くのネジ止めや吊り挙げ用の金具を埋め込んでコンクリートを打設する必要があり、容器の製造・施工に手間と費用が掛かるという問題もあった。
石材からなる容器としては、特許文献3に、御影石を用いて組立てられた石棺容器本体の中に汚染物質保管密閉内容器を設け、石棺容器本体内と汚染物質保管密閉内容器との間に放射線遮断物質充填室を設け、さらに、汚染物質保管密閉内容器の上部面を密閉する外漏れ防止内枠を備えた密閉内容器用上蓋を設け、石棺容器本体内に汚染物質保管密閉内容器との間に介在した放射線遮断物質充填室に放射線減少剤を充填し、石棺容器本体の上部面を密閉する凸部を備えた石棺蓋石部に、上部面石部の接触面に石材固定接着剤を塗布し楔着固定ボルトによって固定するように設け、高濃度に汚染された汚泥などを遮蔽し保管できるように放射線遮断物質充填室と汚染物質保管密閉内容器の上部面を密閉する外漏れ防止内枠を備えた密閉内容器用上蓋を装着した放射能汚染物質収納遮蔽容器が開示されている。
しかし、石材だと非常に高価となるうえ、前述のように、ひび割れが発生した場合に遮水効果が無く、漏水して放射能汚染物質が外部に漏れ出してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、鋼材からなる二重容器とし、その間に高比重流体を充填することにより高い放射線遮蔽効果と遮水性を確保しつつ、漏水により放射能汚染物質が外部に漏れ出すおそれがなく、且つ、軽量・低コストで簡単に製造可能な放射能汚染物質隔離容器を提供することにある。
第1発明に係る放射能汚染物質隔離容器は、鋼製の内容器と外容器とを備え、前記内容器内に放射能汚染物質を収容し、前記内容器と前記外容器との間に放射線を遮蔽する高比重流体を充填して使用する放射能汚染物質隔離容器であって、前記内容器と前記外容器との間には、前記高比重流体が充填された際に前記内容器が浮き上がらないように防止する浮き上がり防止機構が設けられ、前記高比重流体が前記内容器と前記外容器との間に充填された場合、前記浮き上がり防止機構により前記内容器の上昇が停止すると、前記内容器の上方に前記高比重流体が回り込み、前記内容器の上方を前記高比重流体で被覆可能なことを特徴とする。
第2発明に係る放射能汚染物質隔離容器は、第1発明において、前記浮き上がり防止機構は、前記内容器の外側又は前記外容器の内側のいずれか一方に突設された掛止片と、他方に突設された受け片と、を備え、前記掛止片と前記受け片とが掛け止められることで前記内容器の浮き上がりを防止することを特徴とする。
第3発明に係る放射能汚染物質隔離容器は、第2発明において、前記浮き上がり防止機構は、前記内容器の外側又は前記外容器の内側のいずれか一方に突設された掛止片と、他方に突設された受け片と、を備え、前記掛止片と前記受け片とが相対的に回転して一方が他方に掛け止められることで前記内容器の浮き上がりを防止することを特徴とする。
第4発明に係る放射能汚染物質隔離容器は、第2発明又は3発明において、前記内容器は、蓋体と、容器本体とを備え、この蓋体と容器本体との間には、ゴム弾性体又は弾塑性体が挿置され、前記蓋体の上部に前記掛止片が突設され、前記外容器の内側に、前記受け片が突設されていることを特徴とする。
第5発明に係る放射能汚染物質隔離容器は、第4発明において、前記外容器は、蓋体と、容器本体とを備え、この蓋体と容器本体との間には、前記内容器と前記外容器との間に前記高比重流体を充填した際に、当該高比重流体が前記外容器の外部へ漏れ出すことを防ぐ漏水防止機構が設けられていることを特徴とする。
第6発明に係る放射能汚染物質隔離容器は、第1発明ないし第5発明のいずれかの発明において、前記内容器の外側又は前記外容器の内側のいずれか一方、又は前記内容器の外側と前記外容器の内側の両方に、前記高比重流体を充填した際に所定幅の前記高比重流体により前記内容器が被覆されるように間隔を保持する間隔保持材が取り付けられていることを特徴とする。
第7発明に係る放射能汚染物質隔離容器は、第6発明において、前記間隔保持材には、前記内容器を吊り上げるための吊り孔が穿設されており、前記間隔保持材が吊り上げ構造を兼用していることを特徴とする。
第1発明〜第7発明によれば、前記内容器と前記外容器との間には、前記高比重流体を充填した際に前記内容器が浮き上がらないように防止する浮き上がり防止機構が設けられているので、放射能汚染物質を収容する内容器の上部にも下部にも高比重流体を充填することができ、且つ、前記間隔保持材により円周方向にも所定幅で高比重流体が充填でき、高い放射線遮蔽効果を確保することができる。また、鋼製の容器であるため、金属の延性や展性により容器にひびなどの亀裂が入りにくく、漏水により放射能汚染物質が外部に漏れ出すおそれがない。また、鋼製であるため、コンクリート製や石材製と比べて軽量であり、且つ、プレス成形や溶接など成形・加工も簡単・容易で短時間で大量製造できるため低コストで製造可能である。
特に、第2発明及び第3発明によれば、前記掛止片と前記受け片とを掛け止めるだけで、高比重流体を充填しても内容器が浮き上がらない構成とすることができ、放射能汚染物質を収容する内容器を外容器内に設置する作業がボルト止め等の作業をすることなく、掛止するだけの簡単かつ短時間で行うことができる。このため、作業員が、放射線により被曝することを低減することができる。また、内容器を外容器内に設置する作業を機械等により無人で自動で行うことも可能となる。
特に、第4発明によれば、前記内容器の蓋体と容器本体との間に、ゴム弾性体が挿置され、前記蓋体の上部に前記掛止片が突設され、前記外容器の内側に、前記受け片が突設されているので、掛止片と受け片とで前記作用効果を奏するだけでなく、内容器が高比重流体との比重差で浮き上がろうとする浮力を利用してゴム弾性体により内容器内に収容されている放射能汚染物質を密封することができる。
特に、第5発明によれば、前記外容器の蓋体と容器本体との間には、前記内容器と前記外容器との間に前記高比重流体を充填した際に、当該高比重流体が前記外容器の外部へ漏れ出すことを防ぐ漏水防止機構が設けられているので、万が一、内容器や外容器に亀裂が入った場合でも、漏水防止機構で外容器の蓋体と容器本体との間から漏水を防止することにより、高比重流体が容器外部へ全て漏れ出すまで、放射能汚染物質が外容器の外部へ漏れ出すことがない。このため、想定外の地震があっても、その後の点検等で放射能汚染物質の外部への漏えいを食い止めることができる。
特に、第6発明によれば、前記高比重流体により前記内容器が被覆されるように間隔を保持する間隔保持材が取り付けられているので、内容器を覆っている高比重流体を均等厚(幅)とすることができ、放射能汚染物質からの放射線の影響を確実に所定値以下とすることができる。
特に、第7発明によれば、前記間隔保持材が吊り上げ構造を兼用しているので、新たに容器本体の外側にプレートを溶接するなどの別途の取付作業の作業手間を発生させることなく、前記作用効果を奏することができる。このため、放射能汚染物質隔離容器の製造コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施形態に係る放射能汚染物質隔離容器について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図10を用いて、本発明の実施形態に係る放射能汚染物質隔離容器について説明する。本発明の実施形態に係る放射能汚染物質隔離容器1は、図1に示すように、主に、鋼製の内容器2と外容器3とから構成されている。
[内容器]
この内容器2は、図2等に示すように、一般構造用圧延鋼材(SS400)から加工・成形され、溶融亜鉛めっきが施された容器本体20と、同様に、一般構造用圧延鋼材(SS400)から成形され、溶融亜鉛めっきが施された蓋体21などから構成されており、放射能汚染物質を収容して隔離するために用いられる。
この内容器2は、図2等に示すように、一般構造用圧延鋼材(SS400)から加工・成形され、溶融亜鉛めっきが施された容器本体20と、同様に、一般構造用圧延鋼材(SS400)から成形され、溶融亜鉛めっきが施された蓋体21などから構成されており、放射能汚染物質を収容して隔離するために用いられる。
(容器本体)
この容器本体20は、図2、図4等に示すように、厚さ6mmの鋼板から外径1016mmの円筒状に加工された円筒管22と、図6に示すように、厚さ9mmの鋼板から円盤状に加工された底板23など、からなる円筒管22の下端が底板23で閉塞されて上端が解放された有底の寸胴鍋型の容器である。また、図4、図5等に示すように、円筒管22の外周面の上部には、複数の吊り上げプレート24がプレート面が鉛直面となるように円筒管22の外周面に互いに均等間隔で垂設されており、図5、図6に示すように、底板23の下には、複数の脚部25が互いに均等間隔で取り付けられている。
この容器本体20は、図2、図4等に示すように、厚さ6mmの鋼板から外径1016mmの円筒状に加工された円筒管22と、図6に示すように、厚さ9mmの鋼板から円盤状に加工された底板23など、からなる円筒管22の下端が底板23で閉塞されて上端が解放された有底の寸胴鍋型の容器である。また、図4、図5等に示すように、円筒管22の外周面の上部には、複数の吊り上げプレート24がプレート面が鉛直面となるように円筒管22の外周面に互いに均等間隔で垂設されており、図5、図6に示すように、底板23の下には、複数の脚部25が互いに均等間隔で取り付けられている。
この吊り上げプレート24は、図2等に示すように、厚さ12mmの鋼板からなる高さ100mm×奥行40mmのプレートであり、図2、図5に示すように、吊り上げプレート24は、中央に内容器2を吊り上げる際に、吊り上げワイヤーを緊結するシャックルなどを挿通するための吊り孔h1が穿設されており、吊り上げ構造としても機能する。また、円筒管22の上部外周面に4つのプレートが軸芯から放射状にシンメトリックに溶接され、プレートの先端が外容器3の円筒管32の内周面と当接して所定厚の高比重流体HBで内容器2の周面が被覆されるように間隔を保持する間隔保持材として機能する。
脚部25は、図2、図5、図6に示すように、溶融亜鉛めっきを施した100mm×50mm×5mm×7.5mmの溝形鋼であり、4つのチャンネルが底板23の中心から放射状に延びるように溶接され、外容器3の底板上面と当接して高比重流体HBで内容器2の底面が被覆されるように間隔を保持する間隔保持材として機能する。
なお、内容器2に脚部25を設けずに、外容器3の内側の底板33に脚部25として設けるようにしてもよく、その場合も同様の効果を奏する。
なお、内容器2に脚部25を設けずに、外容器3の内側の底板33に脚部25として設けるようにしてもよく、その場合も同様の効果を奏する。
(蓋体)
蓋体21は、図2、図7に示すように、厚さ6mmの鋼板から直径1016mmの円盤状に加工された板材を基体として、中央付近に複数の把手26が取り付けられており、放射能汚染物質を収容する容器本体20に蓋をして密閉する機能を有している。また、この蓋体21には、掛止片として複数の掛止アングル27が蓋体21の外周縁に沿って取り付けられている。
蓋体21は、図2、図7に示すように、厚さ6mmの鋼板から直径1016mmの円盤状に加工された板材を基体として、中央付近に複数の把手26が取り付けられており、放射能汚染物質を収容する容器本体20に蓋をして密閉する機能を有している。また、この蓋体21には、掛止片として複数の掛止アングル27が蓋体21の外周縁に沿って取り付けられている。
この把手26は、直径9mmの丸鋼からコの字状に曲げ加工されて亜鉛溶融めっきが施された把手であり、角パイプ等の棒材を通して持ち上げられるよう2つの把手26が蓋体21の中央付近に所定の間隔をおいて溶接されている。
掛止アングル27は、長さ100mm程度に切断された40mm×40mm×3mmのL型アングルであり、3つの掛止アングル27が蓋体21の中心から等間隔で放射状に延びるように蓋体21の縁から突出して溶接されている。
また、蓋体21の裏面(下面)には、図2、図7に示すように、円筒管22の内周面に当接して蓋体21の中心が円筒管22の中心と一致するように位置決めする複数の位置決めプレート28が下方へ向け突設されている。この位置決めプレート28は、本実施形態では、左右対称に2つ設けられている。
そして、円筒管22の上端には、蓋体21の裏面と当接する部分に、ゴム弾性体からなるゴムパッキン29が貼着されている。本実施形態に係るゴムパッキン29には、クロロブレンゴム(CR)、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴムなどが好適である。
ここで、ゴム弾性体とは、常温での HYPERLINK "http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E7%8E%87" \o "ヤング率" ヤング率が、 HYPERLINK "http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B1%9E" \o "金属" 金属や HYPERLINK "http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%82%B9" \o "ガラス" ガラスなどの一般的な個体の1〜1万分の1程度と非常に低く、わずかな応力で元の長さの数倍も伸びて破断することがなく、しかも外力を除くとほとんど瞬間的にもとに戻るゴム弾性を示す物体を指している。但し、内容器2の用途としては頻繁に開け閉めするわけではないので、ゴムパッキン29は、ゴム弾性体の代わりに合成樹脂などの一定域において弾性を示す弾塑性体でも代替可能である。
[外容器]
次に、図1、図3、図8〜図10を用いて、外容器3について説明する。外容器3は、一般構造用圧延鋼材(SS400)から加工・成形され、溶融亜鉛めっきが施された容器本体30と、同様に、一般構造用圧延鋼材(SS400)から成形され、溶融亜鉛めっきが施された蓋体31などから構成されており、高比重流体HBで浸漬された前述の内容器2を収容して、放射能汚染物質を二重に防護して隔離するために用いられる。
次に、図1、図3、図8〜図10を用いて、外容器3について説明する。外容器3は、一般構造用圧延鋼材(SS400)から加工・成形され、溶融亜鉛めっきが施された容器本体30と、同様に、一般構造用圧延鋼材(SS400)から成形され、溶融亜鉛めっきが施された蓋体31などから構成されており、高比重流体HBで浸漬された前述の内容器2を収容して、放射能汚染物質を二重に防護して隔離するために用いられる。
(容器本体)
この容器本体30は、図3、図8等に示すように、厚さ6mmの鋼板から外径1117.6mmの円筒状に加工された円筒管32と、図6に示すように、厚さ9mmの鋼板から円盤状に加工された底板33など、からなる円筒管32の下端が底板33で閉塞されて上端が解放された有底の寸胴鍋型の容器である。また、図8、図9に示すように、円筒管32の外周面の上部には、複数の吊り上げプレート34がプレート面が鉛直面となるように外周面に対して垂設されているとともに、漏水防止機構として、蓋体31と強固にボルト止めするための複数の締付プレート35が外周面に対して垂設されている。
この容器本体30は、図3、図8等に示すように、厚さ6mmの鋼板から外径1117.6mmの円筒状に加工された円筒管32と、図6に示すように、厚さ9mmの鋼板から円盤状に加工された底板33など、からなる円筒管32の下端が底板33で閉塞されて上端が解放された有底の寸胴鍋型の容器である。また、図8、図9に示すように、円筒管32の外周面の上部には、複数の吊り上げプレート34がプレート面が鉛直面となるように外周面に対して垂設されているとともに、漏水防止機構として、蓋体31と強固にボルト止めするための複数の締付プレート35が外周面に対して垂設されている。
吊り上げプレート34は、図8、図9に示すように、厚さ12mmの鋼板からなる高さ120mm×奥行100mmのプレートであり、円筒管32の上部外周面に2つのプレートが左右一対溶接されている。この吊り上げプレート34は、中央に吊り上げワイヤーを緊結するシャックルなどを挿通するための吊り孔h2が穿設されており、高比重流体HBに浸漬された内容器2ごと外容器3を吊り上げる強度を有した吊り上げ構造でもある。
締付プレート35は、図1、図8に示すように、円筒管32の上部外周面に4つのプレートが、プレート面が水平面となるように軸芯からが放射状にシンメトリックに溶接されおり、中央には、ボルトを挿通するためのボルト孔h3が穿設されている。
また、円筒管32の内周面の上部には、掛止片である前述の掛止アングル27を掛け止める受け片として、複数の受けアングル36が円筒管32の軸芯に向け突設されている。この受けアングル36は、長さ30mm程度に切断された40mm×40mm×3mmのL型アングルであり、3つの受けアングル36が、掛止アングル27と対応する位置に等間隔で溶接されている。
なお、掛止アングル27と受けアングル36との間にクリアランスを設けることで、高比重流体HBを充填した際に、浮力によりクリアランスの分だけ内容器2が浮き上がり、内容器2に取り付けられた脚部25のさらの下側に高比重流体HBが回りこんで被覆することもできる。
なお、掛止アングル27と受けアングル36との間にクリアランスを設けることで、高比重流体HBを充填した際に、浮力によりクリアランスの分だけ内容器2が浮き上がり、内容器2に取り付けられた脚部25のさらの下側に高比重流体HBが回りこんで被覆することもできる。
(蓋体)
蓋体31は、図1、図10に示すように、厚さ6mmの鋼板から直径1137.6mmの鍋蓋状に加工された蓋体であり、中央付近に複数の把手37が取り付けられており、容器本体30に蓋をして密閉する機能を有している。また、この蓋体31には、前述の締付プレート35と対応する位置に締付プレート38が蓋体31の外周縁に沿って取り付けられている。
蓋体31は、図1、図10に示すように、厚さ6mmの鋼板から直径1137.6mmの鍋蓋状に加工された蓋体であり、中央付近に複数の把手37が取り付けられており、容器本体30に蓋をして密閉する機能を有している。また、この蓋体31には、前述の締付プレート35と対応する位置に締付プレート38が蓋体31の外周縁に沿って取り付けられている。
この把手37は、長さ40mmに切断された100mm×50mm×5mm×7.5mmの溝形鋼であり、角パイプ等の棒材を通して持ち上げられるよう2つの把手37が蓋体31の中央付近に所定の間隔をおいて溶接されている。
締付プレート38は、蓋体31の下端の外周面に4つのプレートが、プレート面が水平面となるように軸芯からが放射状にシンメトリックに突設するように溶接されおり、中央には、ボルトを挿通するためのボルト孔h4が穿設されている。
また、円筒管32の上端には、蓋体31の裏面が当接する部分に、漏水防止機構として、ゴム弾性体からなるゴムパッキン39が貼着されている。本実施形態に係るゴムパッキン39も、前述のゴムパッキン29と同様に、クロロブレンゴム(CR)、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)、シリコーンゴムなどが好適である。勿論、このゴムパッキン39も、ゴム弾性体の代わりに合成樹脂などの一定域において弾性を示す弾塑性体でも代替可能である。
また、容器本体30に締付プレート35と、蓋体31に締付プレート38とを備え、容器3の蓋体31をセットするとともに、計4箇所ボルトで締め付けてボルト接合することにより密閉し、さらに漏水防止効果が得られる。
[浮き上がり防止機構]
次に、図7、図11のA部拡大図等を用いて、本発明の特徴部分である浮き上がり防止機構について更に詳述する。本実施形態に係る浮き上がり防止機構Uは、内容器2の蓋体21に設けられた掛止片である前述の3つの掛止アングル27と、外容器3の円筒管32の内周面に設けられた3つの受けアングル36から主に構成されている。
次に、図7、図11のA部拡大図等を用いて、本発明の特徴部分である浮き上がり防止機構について更に詳述する。本実施形態に係る浮き上がり防止機構Uは、内容器2の蓋体21に設けられた掛止片である前述の3つの掛止アングル27と、外容器3の円筒管32の内周面に設けられた3つの受けアングル36から主に構成されている。
この受けアングル36に掛止アングル27を掛け止めるのは、外容器3の容器本体30内に、内容器2をセットし、図7に示すように、内容器2の蓋体21を時計回りに回転させて、アン8ル同士を図11のA部拡大図に示すように掛け止めることで行う。
このように、本実施形態に係る浮き上がり防止機構Uによれば、放射能汚染物質を収容する内容器2を外容器3内に設置して放射線の遮蔽材である高比重流体HBを充填する作業を、ボルト止め等の時間の掛かる作業をすることなく、内容器2の蓋体21を回転掛止するだけで簡単に行うことができる。このため、厚い防護服等を着用していても、簡単で短時間で行うことができ、作業員が、放射線により被曝することを低減することができる。また、回転させるだけの簡単作業であるため、内容器2を外容器3内に設置する作業を機械等により無人で自動で行うことも可能となる。
[漏水防止機構]
次に、図1、図11のB部拡大図を用いて、本実施形態に係る漏水防止機構Vについて説明する。本実施形態に係る漏水防止機構Vは、外容器3の容器本体30の締付プレート35と、外容器3の蓋体31の締付プレート38と、これらのプレートに穿設されたボルト孔h3、h4に挿通されたボルトと、ゴムパッキン39などから構成されている。
次に、図1、図11のB部拡大図を用いて、本実施形態に係る漏水防止機構Vについて説明する。本実施形態に係る漏水防止機構Vは、外容器3の容器本体30の締付プレート35と、外容器3の蓋体31の締付プレート38と、これらのプレートに穿設されたボルト孔h3、h4に挿通されたボルトと、ゴムパッキン39などから構成されている。
この漏水防止機構Vは、締付プレート35と締付プレート38とをボルトで締め付けることにより、円筒管32の上端に貼着されたゴムパッキン39が円筒管32の上端と蓋体31との間に挟まれて弾性変形することで止水する仕組みとなっている。
この漏水防止機構Vによれば、外容器3の蓋体31と容器本体30との間から高比重流体HBが漏水を防止することにより、万が一、内容器2や外容器3に亀裂が入った場合でも、高比重流体HBが容器外部へ全て漏れ出すまで、放射能汚染物質が外容器3の外部へ漏れ出すことがない。このため、想定外の地震があっても、その後の点検等で放射能汚染物質の外部への漏えいを食い止めることができる。
以上説明した実施形態に係る放射能汚染物質隔離容器1によれば、放射能汚染物質を収容する内容器2の上部にも下部にも高比重流体を充填することができ、高い放射線遮蔽効果を確保することができる。また、鋼製の容器であるため、金属の延性や展性により容器にひびなどの亀裂が入りにくく、漏水により放射能汚染物質が外部に漏れ出すおそれがない。また、鋼製であるため、コンクリート製や石材製と比べて軽量であり、且つ、プレス成形や溶接など成形・加工も簡単・容易で短時間で大量製造できるため低コストで製造可能である。
また、円筒管22の上端には、蓋体21の裏面と当接する部分に、ゴム弾性体からなるゴムパッキン29が貼着されているので、内容器2が高比重流体HBとの比重差で浮き上がろうとする浮力を利用してゴム弾性体により内容器2内に収容されている放射能汚染物質を密封することができる。
さらに、吊り上げプレート24、脚部25などの間隔保持材が取り付けられているので、内容器2を高比重流体HBで均等厚(幅)に被覆することが可能となり、放射能汚染物質からの放射線の影響を確実に所定値以下とすることができる。
その上、吊り上げプレート24は、吊り上げ構造を兼用しているので、新たに容器本体20の外側にプレートを溶接するなどの別途の取付作業の作業手間を発生させることなく、前記作用効果を奏することができる。このため、放射能汚染物質隔離容器1の製造コストのコストダウンを図ることができる。
[放射能汚染物質隔離容器の使用方法]
次に、図11を用いて、本実施形態に係る放射能汚染物質隔離容器1の使用方法について説明する。図に示すように、先ず、(1)外容器3の容器本体30を運搬用のパレットの上に設置する。パレットの上に設置するのは、フォークリフトやクレーンなどの揚重装置での運搬を行い易くするためである。
次に、図11を用いて、本実施形態に係る放射能汚染物質隔離容器1の使用方法について説明する。図に示すように、先ず、(1)外容器3の容器本体30を運搬用のパレットの上に設置する。パレットの上に設置するのは、フォークリフトやクレーンなどの揚重装置での運搬を行い易くするためである。
次に、(2)外容器3の容器本体30の中に内容器2の容器本体20を挿置し、(3)その容器本体20の中に放射能汚染物質を収納する。その後、(4)内容器2の蓋体21を容器本体20の上に載置する。このとき、内容器2の容器本体20の外側には、間隔部材であるC形チャンネル脚部25と吊り上げプレート24が取り付けられているので、内容器2を外容器3の中に挿置するだけで、放射線を遮蔽する遮蔽材として次工程で投入する高比重流体HBで被覆する厚さが均等となるように所定の間隔を保持することができる。
そして、(5)内容器2と外容器3との間に、高比重流体HBを流し込んで充填する。この高比重流体HBは、ベントナイトを含有し、ベントナイトの膨潤性を利用してヘマタイトなどの比重の重い鉱物を含有するコロイドを形成して2.3以上の高比重に調整した粘土鉱物の混濁液からなる高比重泥水である。勿論、放射線の遮蔽効果を上げるには、質量の重い物質で厚く覆うことが必要であるため、高比重流体は、流動性を保ちつつ高比重となれば、成分は特に限定する必要はなく、まだ固まらないフレッシュコンクリート等も含む概念である。
また、高比重流体HBを流し込む際に、内容器2が比重差により高い浮力が発生することとなるが、本実施形態に係る放射能汚染物質隔離容器1には、A部拡大図に示す浮き上がり防止機構Uが設けられているので、簡単に内容器2が浮き上がるのを阻止して、内容器2を高比重流体HB内に完全に浸漬することができる。このため、内容器2の上方にも、万遍なく高比重流体HBを充填することができ、放射能汚染物質隔離容器1の運搬等に携わる作業員の安全を確保することができる。
次に、(6)外容器3の蓋体31をセットするとともに、(7)漏水防止機構を構成するB部拡大図に示す容器本体30の締付プレート35と、蓋体31の締付プレート38とを計4箇所ボルトで締め付けてボルト接合する。
以上、本発明の実施形態に係る放射能汚染物質隔離容器について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。特に、内容器2、外容器3及びこれらの付属物として、亜鉛溶融めっきが施された鋼材を例示して説明したが、放射能汚染物質隔離容器の保管予定年数に応じて、重防食塗装、耐食性鋼板やステンレス鋼板等などから必要な耐食性を有する鋼材を適宜選択すればよい。
1 :放射能汚染物質隔離容器
2 :内容器
20 :容器本体
21 :蓋体
22 :円筒管
23 :底板
24 :吊り上げプレート(間隔保持材)
h1 :吊り孔
25 :脚部(間隔保持材)
26 :把手
27 :掛止アングル(掛止片:浮き上がり防止機構)
28 :位置決めプレート
29 :ゴムパッキン(ゴム弾性体)
3 :外容器
30 :容器本体
31 :蓋体
32 :円筒管
33 :底板
34 :吊り上げプレート
h2 :吊り孔
35 :締付プレート(漏水防止機構)
h3 :ボルト孔
36 :受けアングル(受け片:浮き上がり防止機構)
37 :把手
38 :締付プレート(漏水防止機構)
h4 :ボルト孔
39 :ゴムパッキン(ゴム弾性体:漏水防止機構)
HB :高比重流体
U :浮き上がり防止機構
V :漏水防止機構
2 :内容器
20 :容器本体
21 :蓋体
22 :円筒管
23 :底板
24 :吊り上げプレート(間隔保持材)
h1 :吊り孔
25 :脚部(間隔保持材)
26 :把手
27 :掛止アングル(掛止片:浮き上がり防止機構)
28 :位置決めプレート
29 :ゴムパッキン(ゴム弾性体)
3 :外容器
30 :容器本体
31 :蓋体
32 :円筒管
33 :底板
34 :吊り上げプレート
h2 :吊り孔
35 :締付プレート(漏水防止機構)
h3 :ボルト孔
36 :受けアングル(受け片:浮き上がり防止機構)
37 :把手
38 :締付プレート(漏水防止機構)
h4 :ボルト孔
39 :ゴムパッキン(ゴム弾性体:漏水防止機構)
HB :高比重流体
U :浮き上がり防止機構
V :漏水防止機構
ここで、ゴム弾性体とは、常温でのヤング率が、金属やガラスなどの一般的な個体の1〜1万分の1程度と非常に低く、わずかな応力で元の長さの数倍も伸びて破断することがなく、しかも外力を除くとほとんど瞬間的にもとに戻るゴム弾性を示す物体を指している。但し、内容器2の用途としては頻繁に開け閉めするわけではないので、ゴムパッキン29は、ゴム弾性体の代わりに合成樹脂などの一定域において弾性を示す弾塑性体でも代替可能である。
Claims (7)
- 鋼製の内容器と外容器とを備え、前記内容器内に放射能汚染物質を収容し、前記内容器と前記外容器との間に放射線を遮蔽する高比重流体を充填して使用する放射能汚染物質隔離容器であって、
前記内容器と前記外容器との間には、前記高比重流体が充填された際に前記内容器が浮き上がらないように防止する浮き上がり防止機構が設けられ、
前記高比重流体が前記内容器と前記外容器との間に充填された場合、前記浮き上がり防止機構により前記内容器の上昇が停止すると、前記内容器の上方に前記高比重流体が回り込み、前記内容器の上方を前記高比重流体で被覆可能なこと
を特徴とする放射能汚染物質隔離容器。 - 前記浮き上がり防止機構は、前記内容器の外側又は前記外容器の内側のいずれか一方に突設された掛止片と、他方に突設された受け片と、を備え、前記掛止片と前記受け片とが掛け止められることで前記内容器の浮き上がりを防止すること
を特徴とする請求項1に記載の放射能汚染物質隔離容器。 - 前記浮き上がり防止機構は、前記内容器の外側又は前記外容器の内側のいずれか一方に突設された掛止片と、他方に突設された受け片と、を備え、前記掛止片と前記受け片とが相対的に回転して一方が他方に掛け止められることで前記内容器の浮き上がりを防止すること
を特徴とする請求項2に記載の放射能汚染物質隔離容器。 - 前記内容器は、蓋体と、容器本体とを備え、この蓋体と容器本体との間には、ゴム弾性体又は弾塑性体が挿置され、前記蓋体の上部に前記掛止片が突設され、前記外容器の内側に、前記受け片が突設されていること
を特徴とする請求項2又は3に記載の放射能汚染物質隔離容器。 - 前記外容器は、蓋体と、容器本体とを備え、この蓋体と容器本体との間には、前記内容器と前記外容器との間に前記高比重流体を充填した際に、当該高比重流体が前記外容器の外部へ漏れ出すことを防ぐ漏水防止機構が設けられていること
を特徴とする請求項4に記載の放射能汚染物質隔離容器。 - 前記内容器の外側又は前記外容器の内側のいずれか一方、又は前記内容器の外側と前記外容器の内側の両方に、前記高比重流体を充填した際に所定幅の前記高比重流体により前記内容器が被覆されるように間隔を保持する間隔保持材が取り付けられていること
を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の放射能汚染物質隔離容器。 - 前記間隔保持材には、前記内容器を吊り上げるための吊り孔が穿設されており、前記間隔保持材が吊り上げ構造を兼用していること
を特徴とする請求項6に記載の放射能汚染物質隔離容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014251437A JP2016114394A (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | 放射能汚染物質隔離容器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014251437A JP2016114394A (ja) | 2014-12-12 | 2014-12-12 | 放射能汚染物質隔離容器 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=56139963
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109903872A (zh) * | 2019-01-29 | 2019-06-18 | 中广核工程有限公司 | 低水平放射性废液运输装置 |
WO2022013934A1 (ja) * | 2020-07-14 | 2022-01-20 | 株式会社島津製作所 | 蛍光x線分析装置 |
-
2014
- 2014-12-12 JP JP2014251437A patent/JP2016114394A/ja active Pending
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CN109903872A (zh) * | 2019-01-29 | 2019-06-18 | 中广核工程有限公司 | 低水平放射性废液运输装置 |
WO2022013934A1 (ja) * | 2020-07-14 | 2022-01-20 | 株式会社島津製作所 | 蛍光x線分析装置 |
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