JP2016113425A

JP2016113425A - 抗腫瘍剤

Info

Publication number: JP2016113425A
Application number: JP2014254668A
Authority: JP
Inventors: 中山　敏正; Toshimasa Nakayama; 敏正中山
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2014-12-17
Filing date: 2014-12-17
Publication date: 2016-06-23

Abstract

【課題】最近、悪性腫瘍（癌）の治療には、抗癌剤の服用が行われている。抗癌剤としては、種々のものが開発されているが、どれも副作用が強くいろいろな問題があった。また、その抗癌効果もまだ完全ではない。このような副作用をなくするものとして、抗腫瘍効果を有するきのこやその他の食物も知られている。これらは食物であり副作用はないが、効果の点では医薬品と異なり明確ではない。そこで、本発明では、副作用がなく効果の優れた抗腫瘍剤を提供する。【解決手段】アガリスクを水素水によって抽出した抽出液を主成分とするもの、さらにそれをアルカリ性にしたもの。【選択図】なし

Description

本発明は、抗腫瘍剤に関するものである。

最近の我が国の人の死亡原因の第１は、悪性腫瘍（癌）である。悪性腫瘍は、それを含める周囲組織を手術で切除することによって、治療されることが多い。しかし、腫瘍が広がり切除できない場合、またできるだけ手術をしたくない場合（糖尿その他、他の疾患がある場合や宗教的な理由等）は、抗癌剤の服用が行われている。

抗癌剤としては、特許文献１のようなもの等種々のものが開発されているが、どれも副作用が強くいろいろな問題があった。また、その抗癌効果もまだ完全ではない。

このような副作用をなくするものとして、抗癌効果を有するきのこやその他の食物も知られている（特許文献２参照）。これらは、食物であり、副作用はないが効果の点では上記した医薬品と異なり明確ではない。

特開平１１−３４９４７８号公報特開２００４−５９５５８号公報

このような現状から、本発明では、副作用がなく効果の優れた抗癌剤を提供する。

以上のような状況に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果本発明抗癌剤を完成したものであり、その特徴とするところは、アガリスクを水素水によって抽出した抽出液を主成分とする点にあり、さらに他の態様ではアルカリ性にする点にある。

ここで、アガリスクとは、霊之とも呼ばれるもので、ハラタケ属のキノコであり、中でもニセモリノカサがよい。これの子実体でも菌糸体のどちらでもよい。子実体の方が、効果の点では優れていた。子実体には、各種グルカン、ステロイド、食物繊維が含まれているためである。
乾燥品が好適である。

水素水とは、分子状水素（水素ガス）が多量に溶解した水である。通常は、水素ガスはほとんど解けていないため、水素ガスを溶解させたものである。水素ガスの溶解量は、特に限定はしないが、少なくとも０．５ｐｐｍ（常圧下で）以上は溶解していた方がよい。
また、好ましくは、後述する抽出操作の直前（１時間以内）に水素ガスを溶解したものがよい。

さらに、上記水素水は、アルカリ性が好ましい。特に、ｐＨ８〜１０が好適である。この理由は明らかではないが、アルカリの方が抽出効率がいいためとも考えられる。アルカリにするには、アルカリ剤（水酸化ナトリウム、炭酸カルシウム等）を加えても、直流電流でアルカリイオン水にしてもよい。

このようなアルカリ水素水は、専用の製造装置（すでに市販されているものがある）によって製造してもよい。勿論、ボトルで販売されているものでもよい。

抽出の方法は、上記したアガリスクを上記水素水に浸漬するだけでよい。量としては、水素水１Ｌに乾燥アガリスクを４〜２０ｇ（好ましくは５〜１５ｇ）を浸漬するのがよい。温度は常温でよい。
浸漬時間は、６時間から２４時間以上が好ましい。

この抽出液（固形分は除く）を、抗癌剤としては、１回２００ｍＬ程度を日に３回程度飲むのがよい。

本発明には次のような大きな利点がある。
（１）癌患者が飲むと、癌が消滅することが多い。
（２）癌が消滅しなくとも、大きくならないこともある。

以下実施例に従って本発明をより詳細に説明する。
ｐＨ９の水素水１Ｌに、乾燥アガリスクの子実体部分を１０ｇ浸漬して２４時間後、固形分を除去した。これは、市販の水素水製造装置によって製造したｐＨ９の水素水を使用したもので、水素ガス濃度は、約１ｐｐｍである。

この抽出液を、肺癌患者（ステージ３）に、１回２００ｍＬ、１日３回飲ませた。その結果、約１ケ月後の検査で、ほぼ腫瘍が消滅していた。

また、別の胃癌患者（手術可能な程度）に、１回２００ｍＬ、１日３回飲ませた。その結果、この患者も約３週間後の検査で、ほぼ腫瘍が消滅していた。

さらに、別の肺癌患者（ステージ２）に、１回２００ｍＬ、１日３回飲ませた。その結果、約５週間後の検査で、これもほぼ腫瘍が消滅していた。

勿論、飲んだ全員に効果があったわけではないが、効果の顕著な人も多く、一定の効果を発揮することは明らかだった。

Claims

アガリスクを水素水によって抽出した抽出液を主成分とすることを特徴とする抗腫瘍剤。
該水素水は、アルカリ性である請求項１記載の抗腫瘍剤。
該水素水のｐＨは、８〜１０である請求項２記載の抗腫瘍剤。
水素水１Ｌに対して、乾燥アガリスクを４〜２０ｇを浸漬して抽出したものである請求項１乃至３のうち１項に記載の抗腫瘍剤。