JP2016112622A - タイヤ用ゴムカッティング用ナイフ - Google Patents
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Abstract
【課題】材料の使用を減らしてコストダウンを達成することができ、加工の難しさを解消して不良率を減らし且つ納期を守ることが可能なタイヤ用ゴムカッティング用ナイフを提供する。【解決手段】鋭い刃部から厚さが線形的に変わる第1厚さ変動部110、および該第1厚さ変動部とタンジェンシャルに連結されて曲面をなす第2厚さ変動部120からなり、正面からみたときは水平長さより垂直長さが長い長方形の形状をなし、側面からみたときは下部から上部に行くほど厚さが増加する厚さ変動部100と、前記第2厚さ変動部の端部から垂直方向に一定の厚さをもって延設されるボディ部200と、前記ボディ部の上面の中心から突出し、前記ボディ部の幅より小さい直径を有し、上面の中心にタップ310が形成されるコネクタ300と、前記タップに螺合される締結ボルト400とを含んでなる。【選択図】図2
Description
本発明は、タイヤ用ゴムを所望の長さに切断するのに用いられるカッティング用ナイフに関する。
自動車用タイヤは、衝撃吸収も可能でなければならないうえ、地面との摩擦力を高めて制動特性を高めなければならないので、ゴムでタイヤを製造する。
自動車用タイヤを製造するとき、適切な長さにタイヤ用ゴムを切断して使用するが、タイヤゴムを自動切断装置で連続的に必要長さだけ切断して使用する。
このようなタイヤ用ゴム切断装置にはタイヤ用ゴムカッティング用ナイフが採用され、特に、このようなカッティング用ナイフは超音波振動を用いてタイヤ用ゴムを切断する。
超音波を用いた切断用ナイフはタングステン合金を主に用いる場合が多いが、これはタングステンが機械加工性および成形性に優れるためである。ところが、タングステン合金は熱膨張および熱伝導率が高くてタイヤ用ゴムの切断に適さない。
カッティング用ナイフとして、チタニウムを用いたものがあるが、これに関連した技術として、特許文献1の「超音波カッティング機用ナイフ」がある。
図1は従来の技術に係る超音波カッティング用ナイフの斜視図である。
図示の如く、従来の技術の超音波カッティング機用ナイフは、全体として略正方形の形状をし、横の長さと縦の長さがほぼ同一であり、ルート11、伝熱部12およびカッティング部13から構成される。
特に、伝熱部12には、カッティングの際に発生する熱を排出するための熱排出孔12aが穿設される。
熱排出孔12aの存在によりカッティングの際に発生する熱をやや冷やすことができるが、熱排出孔12aによる問題点もあった。
第一に、伝熱部12に別途の特殊な加工によって熱排出孔12aを設けなければならないので加工の難しさがあり、加工コストを上昇させる要因となった。勿論、このような加工により不良率の発生が多くなるという問題点もあった。
第二に、超音波振動が持続的に作用するため、熱排出孔12aに沿って疲労が蓄積されて早期破損の原因となるという問題点もあった。特に、カッティング部13に隣接した箇所でカッティング部の壊れ現象がよく発生し、熱排出孔12aに微細な加工不良がある場合、この部分に破損が発生し易いという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、材料の使用を減らしてコストダウンを達成することができ、加工の難しさを解消して不良率を減らし且つ納期を守ることが可能なカッティング用ナイフを提供することにある。
本発明の他の目的は、超音波振動によって破損し易い部分を除去することにより、ナイフの早期破損を減らして生産性を向上させることが可能なカッティング用ナイフを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のタイヤ用ゴムカッティング用ナイフは、鋭い刃部から厚さが線形的に変わる第1厚さ変動部、および該第1厚さ変動部とタンジェンシャルに連結されて曲面をなす第2厚さ変動部からなり、正面からみたときは水平長さより垂直長さが長い長方形の形状をなし、側面からみたときは下部から上部に行くほど厚さが増加する厚さ変動部と、前記第2厚さ変動部の端部から垂直方向に一定の厚さをもって延設されるボディ部と、前記ボディ部の上面の中心から突出し、前記ボディ部の幅より小さい直径を有し、上面の中心にタップが形成されるコネクタと、前記タップに螺合される締結ボルトとを含んでなることを特徴とする。
好ましくは、前記第1厚さ変動部と前記第2厚さ変動部は、前後方向に貫通するホールがない平面および曲面からなり、前記第1厚さ変動部、前記第2厚さ変動部および前記ボディ部の左右側面はラウンド部からなることを特徴とする、タイヤ用ゴムカッティング用ナイフを提供する。
また、好ましくは、前記ボディ部または前記第2厚さ変動部には左右に貫通する冷却水通路が少なくとも一つ設けられ、強制的な冷却水供給が行われるようにすることを特徴とする、タイヤ用ゴムカッティング用ナイフを提供する。
本発明に係るタイヤ用カッティング用ナイフは、コスト節減を達成することができ、早期破損を防止することにより生産性を高めることができるという効果がある。
以下に添付図面を参照しながら、本発明に係るタイヤ用ゴムカッティング用ナイフについて詳細に説明する。
但し、提示される図面は本発明の技術的思想を具体化した一つの実施例に該当するところ、本発明の技術的範囲が実施図面に限定されない。
図2は本発明の好適な実施例に係るタイヤ用ゴムカッティング用ナイフの斜視図、図3は図2の正面図、図4は同側面図をそれぞれ示す。
一方、図5は本発明の他の実施例に係るタイヤ用ゴムカッティング用ナイフの斜視図である。
図2〜図4に示すように、本発明に係るタイヤ用ゴムカッティング用ナイフは、正面からみたときは水平長さより垂直長さが長い長方形の形状をなし、側面からみたときは下部から上部に行くほど厚さが増加する形状をなす。
具体的に、下部から上部に行くほど厚さが増加する領域を厚さ変動部100と呼ぶことにする。厚さ変動部100は、第1厚さ変動部110と第2厚さ変動部120とから構成される。
第1厚さ変動部110は、鋭い刃部10を含むが、下部から上部に行くほど厚さが線形的に増加する形状をし、第2厚さ変動部120は、第1厚さ変動部110とタンジェンシャルに連結されて曲面をなす。
第2厚さ変動部120の端部から垂直方向に一定の厚さをもって上方に延びるボディ部200が設けられ、該ボディ部200の上面の中心にはコネクタ300が突設される。
コネクタ300は、短い円柱状をするが、ボディ部200の幅より小さい直径をなし、コネクタ300の上端面の中心にはタップ310が設けられる。
一方、第1厚さ変動部110、第2厚さ変動部120およびボディ部200の左右側面は滑らかなラウンド部Rからなる。従来の技術の超音波カッティング機用ナイフの場合、左右側面が平面からなって角部に沿った衝撃に脆弱であるという問題点があったが、本発明の場合は、左右側面をラウンド状の曲面に加工することにより、衝撃による部分的な破損を減らすことができるようにする。
コネクタ300のタップ310には締結ボルト400が螺合される。上述したような要素から本発明のタイヤ用ゴムカッティング用ナイフが構成される。
タップ310に螺合される締結ボルト400をカッティング装置に連結して超音波振動が伝達できるようにすることにより、カッティングが円滑に行われるようにする。
図示の如く、本発明に係るタイヤ用ゴムカッティング用ナイフは、第1厚さ変動部110および第2厚さ変動部120が前後方向に貫通するホールのない平面および曲面から滑らかに連結されて形成されることにより、カッティングの際に最も脆弱な領域における早期破損の発生を防止することができるようにする。
上述したような構造の本発明のタイヤ用ゴムカッティング用ナイフは、従来の技術に比べて高い素材の使用量を減らして材料費を節減することができ、超音波振動の下で行われるカッティング作業の際にナイフの破損を減らすことができる。
ところが、ゴムカッティングの際にはナイフに高熱が発生するので、より積極的な熱排出が行われるようにする必要性がある。
このため、本発明は、従来の技術とは異なる方式で、カッティングの際に発生する熱を迅速に排出させることができるようにしようとする。
図5は本発明の他の実施例を示す。図5に示すように、タイヤ用ゴムカッティング用ナイフの放熱特性を向上させるための方案として、ボディ部200または第2厚さ変動部120に少なくとも一つの冷却水通路Cが設けられるようにする。
ボディ部200または第2厚さ変動部120の左右方向に貫通する冷却水通路Cが設けられるようにし、冷却水通路Cにチューブ(図示せず)を連結して強制的に冷却水が供給されるようにして、空冷時よりさらに迅速に熱を排出することができるようにする。
前述したような本発明に係るタイヤ用ゴムカッティング用ナイフは、従来の技術に比べて多くの利点があるとともに、熱を排出することが可能な新しい構造を提示することにより、ナイフの耐久性を高め且つ生産性を向上させることができるという利点がある。
本発明は、タイヤ製造の際にゴムを切断する用途に使用できる。
100 厚さ変動部
110 第1厚さ変動部
120 第2厚さ変動部
200 ボディ部
300 コネクタ
310 タップ
400 締結ボルト
R ラウンド部
C 冷却水通路
110 第1厚さ変動部
120 第2厚さ変動部
200 ボディ部
300 コネクタ
310 タップ
400 締結ボルト
R ラウンド部
C 冷却水通路
Claims (3)
- 自動車タイヤ用ゴムを切断するカッティング用ナイフにおいて、
鋭い刃部から厚さが線形的に変わる第1厚さ変動部、および該第1厚さ変動部とタンジェンシャルに連結されて曲面をなす第2厚さ変動部からなり、正面からみたときは水平長さより垂直長さが長い長方形の形状をなし、側面からみたときは下部から上部に行くほど厚さが増加する厚さ変動部と、
前記第2厚さ変動部の端部から垂直方向に一定の厚さをもって延設されるボディ部と、
前記ボディ部の上面の中心から突出し、前記ボディ部の幅より小さい直径を有し、上面の中心にタップが形成されるコネクタと、
前記タップに螺合される締結ボルトとを含んでなることを特徴とする、タイヤ用ゴムカッティング用ナイフ。 - 前記第1厚さ変動部と前記第2厚さ変動部は、前後方向に貫通するホールがない平面および曲面からなり、前記第1厚さ変動部、前記第2厚さ変動部および前記ボディ部の左右側面はラウンド部からなることを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ用ゴムカッティング用ナイフ。
- 前記ボディ部または前記第2厚さ変動部には左右に貫通する冷却水通路が少なくとも一つ設けられ、強制的な冷却水供給が行われるようにすることを特徴とする、請求項2に記載のタイヤ用ゴムカッティング用ナイフ。
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JP2014250937A JP2016112622A (ja) | 2014-12-11 | 2014-12-11 | タイヤ用ゴムカッティング用ナイフ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020531303A (ja) * | 2017-08-23 | 2020-11-05 | ヘルマン ウルトラシャルテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | ゴム織布を切断する方法 |
DE102022102942A1 (de) | 2022-02-08 | 2023-08-10 | Herrmann Ultraschalltechnik Gmbh & Co. Kg | Schneidsonotrode für das Schneiden von Kautschukbahnen |
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-
2014
- 2014-12-11 JP JP2014250937A patent/JP2016112622A/ja active Pending
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