JP2016112016A - 海中生物駆除装置及び海中生物駆除方法 - Google Patents

海中生物駆除装置及び海中生物駆除方法 Download PDF

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Abstract

【課題】生態に及ぼす影響を小さく抑えるとともに、効率よく有害な海中生物を駆除することができる駆除装置及び駆除方法を提供する。【解決手段】海中生物の体内に突き刺すことができ、圧縮空気を海中生物の体内に注入する注入管1と、注入管に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁2と、制御弁の開閉操作を行うための操作部材3と、制御弁を介して注入管に接続された空気供給管4と、空気供給管に圧縮空気が供給されるように、空気供給管を潜水時の呼吸用空気タンクに接続するコネクター5と、を備えるものとする。専用の空気タンクを有するものであってもよい。このような駆除装置を用い、海中生物の体内に注入管1を突き刺し、圧縮空気を注入することによって海中生物の組織を破壊する。海中生物の体内に注入した空気によって海中生物を海面上に浮上させ、収容するものであってもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、オニヒトデ、ウニ、ガンガゼ等の海中における有害生物を駆除する装置及び方法に関するものである。
ウニ、ガンガゼ等が海底で過度に繁殖すると海藻が消滅して生態系が激変するいわゆる磯焼けという現象を引き起こす。また、オニヒトデの大量発生によってサンゴが食べつくされるという被害等も発生している。
生態系を維持するために、このような有害生物を駆除することが行われている。ウニやガンガゼの駆除は、海中においてハンマー等を用いて叩き潰したり、先端がかぎ状となった捕獲道具を用いて採取し、陸上に運搬した後に廃棄処分を行ったりしている。また、オニヒトデ等は海中で袋に収容し、陸上に引き上げて処分する。
この他、特許文献1には海底生物駆除装置が開示されており、この装置は、海底から有害生物を海水とともに吸引し、沈降タンクに収容して海水と有害生物とを分離するものとなっている。
また、特許文献2には、ヒトデの体内に薬剤を注入することによって駆除する方法が提案されている。
特開2011−250767号公報 特開2007−161691号公報
しかしながら、従来の方法では次のような解決が望まれる課題がある。
海中で有害な生物を袋等に収容し、陸上に引き上げて処分する方法や、ハンマー等で叩き潰す方法では、多くの労力を要するとともに、海中の有害生物には毒棘を有するものがあり、作業者に危険が及ぶ虞がある。また、ハンマー等で叩き潰す方法では、作業者は海中で浮遊した状態において水の抵抗を受けながらハンマーを振り降ろす作業を行うことになり、負担が大きく熟練も必要となる。さらに除去対象となる生物が岩礁等の隙間の狭いところに生息していることも多く、作業の効率は良好ではない。
また、駆除の成果を確認することが必要な場合があり、駆除した個体を計数することに多くの手間を要することになる。
一方、特許文献1に記載されているような吸引装置を用いるときには、駆除対象以外の生物も大量に吸引してしまい、生態に悪影響を及ぼす虞がある。また、特許文献2に記載されているような薬剤を注射する方法でも、薬剤が生物の生息環境に影響を及ぼすことが考えられる。さらに、生物によって薬剤の駆除効果が異なり、薬剤の選択が難しくなる。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、生態に及ぼす影響を小さく抑えるとともに、効率よく有害な海中生物を駆除することができる駆除装置及び駆除方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、 海中生物の体内に突き刺すことができ、圧縮空気を前記海中生物の体内に注入する注入管と、 前記注入管に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁と、 前記制御弁の開閉操作を行うための操作部材と、 前記制御弁を介して前記注入管に接続された空気供給管と、 前記空気供給管に圧縮空気が供給されるように、該空気供給管を潜水時の呼吸用空気タンクに接続するコネクターと、を有する海中生物駆除装置を提供する。
この海中生物駆除装置では、コネクターによって空気供給管を呼吸用の空気タンクに接続し、制御弁を介して圧縮空気が供給される注入管を海中に潜水する作業者が把持して、海中で有害生物に注入管を突き入れることができる。そして、操作部材の操作によって有害な海中生物の体内に圧縮空気を注入することによって海中生物の体内組織を破壊し、駆除することができる。また、注入する圧縮空気は、呼吸用の空気タンクから供給されるので有害生物を駆除するための装置は、小さく操作が容易なものとなる。これにより、狭い岩の隙間等に生息する有害生物も効率よく駆除することができる。さらに、海中生物の種類やその他の条件によっては、体内に空気を注入することによって浮力を付与し、駆除した海中生物を海面上に浮き上がらせることができる。浮上した海中生物は海上の船等によって収容することができ、駆除量を簡単に計測することが可能となる。
請求項2に係る発明は、 海中生物の体内に突き刺すことができ、圧縮空気を前記海中生物の体内に注入する注入管と、 前記注入管に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁と、 前記制御弁の開閉操作を行うための操作部材と、 前記制御弁を介して前記注入管に接続された空気供給管と、 前記空気供給管に圧縮空気を供給する空気タンクと、を有する海中生物駆除装置を提供する。
この海中生物駆除装置では、請求項1に記載の駆除装置と同様に、海中の有害生物に注入管を突き入れ、海中生物の体内に圧縮空気を注入することによって有害な海中生物を駆除することができる。また、条件によっては体内に空気を注入した有害生物を海面上に浮き上がらせることも可能となる。
また、この装置では、圧縮空気を供給する空気タンクを備えているので潜水して使用するときにも、呼吸用の空気タンクから圧縮空気を消費することがなく、長い時間の作業が可能となる。また、水深が小さいところでは、海上の船等から注入管を操作し、海中の有害生物に突き刺して駆除することもでき、圧縮空気の使用量の制限は著しく緩和される。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の海中生物駆除装置において、 前記制御弁が支持され、操作者が把持した手によって前記操作部材の操作が可能となった把持部を有するものとする。
この海中生物駆除装置では、片手で把持部を支持するとともに操作部材の操作を行うことができ、海中の有害生物に注入管を突き刺して圧縮空気を注入する作業を片手で効率よく行うことができる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の海中生物駆除装置において、 前記注入管に、該注入管の軸線方向に進退が可能に取り付けられ、 前記注入管の先端側に付勢された状態で該注入管の先端より突き出し、前記海中生物を拘束した状態で前記注入管の軸線方向に後退が可能となった拘束部材を有するものとする。
この海中生物駆除装置では、注入管の先端より突き出した拘束部材で有害な海中生物の位置を拘束し、そのまま注入管をさらに押し出すことができる。つまり、拘束部材が海中生物を拘束したまま注入管の軸線方向に相対的に後退し、注入管が前方に押し出される。これにより、ウニ、ガンガゼ等が側方に動きやすい状態であっても容易に注入管を突き刺すことができる。特に、船上から長い竿状部材を用いて先端に取り付けた注入管を有害生物に突き刺すときに効率の良い作業が可能となる。
請求項5に係る発明は、 海中生物の体内に管体を突き刺し、該管体から圧縮空気を注入することによって海中生物の組織を破壊する海中生物駆除方法を提供する。
この海中生物駆除方法では、管体を介して有害な海中生物の体内に圧縮空気を注入することによって海中生物の体内組織を破壊し、簡単に駆除することができる。また、薬剤等を用いることがなく、環境へ影響を小さく抑えることができる。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の海中生物駆除方法において、 海中生物の体内に注入した空気によって海中生物を海面上に浮上させ、収容するものとする。
この海中生物駆除方法では、浮上した有害生物を海上の船等によって簡単に収容することができ、駆除量を簡単に計測することも可能となる。
請求項7に係る発明は、 圧縮空気が供給されることによって動作し、海中生物を打撃、切断又は挟みつけて圧縮することによって駆除する駆除動作部材と、 圧縮空気を前記駆除動作部材に供給する送気管と、 前記送気管に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁と、 前記制御弁の開閉操作を行うための操作部材と、 前記制御弁を介して前記送気管に接続され、空気タンクから圧縮空気が供給される空気供給管と、を有する海中生物駆除装置を提供するものである。
この海中生物駆除装置では、空気供給管から制御弁及び送気管を介して圧縮空気が駆除動作部材に供給され、これによって駆除動作部材が作動する。したがって潜水する作業者が把持し、海中で有害生物に対して打撃、切断又は圧縮等を与えて外殻や体内組織を破壊して駆除することができる。そして、操作部材の操作によって圧縮空気が供給され、駆除動作部材が作動するので、操作者は自らの力で打撃、切断等の動作を行う必要がなく、海中での動作を少なくして作業性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の海中生物駆除装置又は海中生物駆除方法では、海中の有害生物を簡単に効率よく駆除することができるとともに、海洋の環境に与える影響を小さく抑えることができる。
本発明の一実施形態である海中生物駆除装置を示す概略構成図である。 図1に示す海中生物駆除装置を潜水時における呼吸用の空気タンクに接続した状態を示す概略図である。 図1に示す海中生物駆除装置を用いてウニ又はガンガゼを駆除する状態を示す概略図である。 本発明の他の実施形態である海中生物駆除装置を示す概略構成図である。 図4に示す海中生物駆除装置を用いて海中生物の駆除を行う状態を示す概略図である。 図4に示す海中生物駆除装置の注入管に装着することができる拘束部材を示す概略構成図である。 図6に示す拘束部材の機能を示す概略図である。 本発明の他の実施形態である海中生物駆除装置の一部を示す概略構成図である。 本発明の海中生物駆除装置で使用することができる注入管の他の例を示す概略図である。 本発明の海中生物駆除装置で使用することができる注入管の他の例を示す概略図である。 本発明の海中生物駆除装置で使用することができる注入管の他の例を示す概略図である。 本発明の海中生物駆除装置で使用することができる注入管の他の例を示す概略図である。 本発明の海中生物駆除装置で使用することができる注入管の他の例を示す概略図である。 本発明の他の実施形態である海中生物駆除装置を示す概略構成図及びこの海中生物駆除装置で用いられる駆除動作部材の概略断面図である。 本発明の海中生物駆除装置で用いることができる駆除動作部材の他の例を示す概略図である。 本発明の海中生物駆除装置で用いることができる駆除動作部材の他の例を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態である海中生物駆除装置を示す概略構成図である。
この海中生物駆除装置は、圧縮空気を前記海中生物の体内に注入する注入管1と、
注入管1に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁2と、制御弁2の開閉操作を行うための操作部材3と、制御弁2を介して注入管1に接続された空気供給管4と、空気供給管4に圧縮空気が供給されるように、該空気供給管4を潜水時の呼吸用空気タンクに接続するコネクター5と、注入管1と制御弁2とが固定されて操作者が片手で把持することができる把持部6と、を備えている。
上記注入管1は、金属の管部材で主要部が構成されており、中空部が先端で解放されるとともに先端は尖った形状になっている。これにより、海中生物の体内に容易に突き刺すことができるものである。この注入管1の後端は、制御弁2に接続されている。
この注入管1の外形は3mm〜8mm程度とすることができ、中空部の内径は1mm〜5mm程度とするのが望ましい。
上記制御弁2は、管路を開閉するものであり、管路の一方側に注入管が接続され、他方側には空気供給管4が接続されている。つまり、開放した状態では、空気供給管4から供給される圧縮空気が注入管1へ送り込まれ、閉鎖した状態では空気供給管4と注入管1との間を遮蔽するものである。そして制御弁2の動作は、上記操作部材3を操作者が操作することによって行われる。
制御弁2及び注入管1は、図1に示すように、上記把持部6に固定されており、操作者は把持部6を片手で把持し、操作部材3によって制御弁2の開閉を行うことができる。
上記操作部材3は、図1に示すように把持部6に併設されており、把持部6と離れた位置と把持部6に接近した位置との間で移動が可能となっている。そして、バネ等の弾性部材(図示しない)によって把持部6から離れた位置に付勢されている。操作者は、把持部6を把持したときに同じ手で操作部材3を握ることができ、上記弾性部材の反発力に抗して操作部材3を把持部6に接近した位置に引き寄せることができるものとなっている。
この操作部材3は、把持部6から離れた位置では制御弁2を閉鎖し、把持部6に接近した位置では制御弁2を開放するように連動するものとなっている。したがって、操作者は制御弁2が閉鎖された状態から把持部6と操作部材3とを握り、操作部材3を把持部側に引き寄せることによって制御弁2を任意の時間だけ開放することができる。
上記空気供給管4は、柔軟に変形が可能なものであって、圧縮空気による内圧に耐え得るものが用いられている。この空気供給管4の一端は上記のように制御弁2に接続され、他端には潜水時の呼吸用空気タンクに接続するコネクター5が取り付けられている。これにより、図2に示すように一般にスクーバダイビングに用いられる空気タンク7に接続して圧縮空気を空気供給管4から制御弁2を介して注入管1に供給することができるものとなっている。
上記空気タンク7は、充填された高圧の空気を呼吸に適した圧力まで減圧する減圧装置(レギュレータ)を備えており、この減圧装置は第1段階減圧部11(ファーストステージ)と第2段階減圧部12(セカンドステージ)とを有する。第1段階減圧部11には、第2段階減圧部12を備える呼吸用のホース13、予備の呼吸用ホース14、浮力調整装置に接続されるホース(図示しない)、ドライスーツ内に空気を供給するホース15、残圧計等に接続するホース16等を接続することができるものとなっており、上記コネクターはこれらのホースの一つとして減圧装置の第1段階減圧部11に接続することができる。第1段階減圧部11は、150〜200気圧である空気タンク7内の圧力を8〜11気圧程度に減圧するものであり、上記コネクター5によって接続される空気供給管4には第1段階減圧部11で減圧された8〜11気圧程度の圧縮空気が供給されるものとなっている。
このような海中生物駆除装置を用いて、次のように有害な海中生物を駆除することができる。
上記コネクター5によって潜水用の空気タンク7に上記海中生物駆除装置を接続し、作業者はこの空気タンク7を背負って海中に潜水する。作業者は、注入管1及び制御弁2が固定された把持部6を把持し、図3に示すように有害な海中生物に注入管1の先端を突き刺す。そして、把持部6を把持する手で操作部材3を握り、把持部側に引き寄せることによって注入管1の先端から圧縮空気が射出される。作業者は操作部材3を引き寄せる時間を適宜に調整することによって適切量の圧縮空気を海中生物の体内に注入することができる。有害な海中生物は圧縮空気の注入によって体内の組織が破壊され、駆除される。また、海中生物の種類、圧縮空気の注入量によっては、注入した空気によって海中生物に浮力を付与することができ、海中生物が海面上に浮上する。浮上した海中生物は、船上等からすくい取って収容することができる。有害な海中生物の駆除においては、駆除量を記録することが求められる場合があり、上記のように収容することによって駆除量の記録を簡単に行うことが可能となる。
なお、上記実施形態では、空気タンク7を潜水する作業者の呼吸のための空気供給と共用するものであるが、作業者が呼吸用とは別途に潜水用の空気タンク又は別途に専用に製作された空気タンクを持って潜水するものであってもよい。また、作業者を援助する船上に空気タンクを設置し、長い空気供給管を用いて潜水する作業者が注入管1と制御弁2とを操作するものであってもよい。空気タンクを船上に設置することにより、空気タンクの容量を大きくすることができ、作業効率を向上させることができる。また、船上に空気タンクを設置するときには、空気圧縮機を備えるものとし、空気タンクに適宜に圧縮空気を補給することもできる。
図4は、本発明の他の実施形態である海中生物駆除装置を示す概略構成図である。
この海中生物駆除装置は、圧縮空気を海中生物の体内に注入する注入管21と、注入管21に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁22と、制御弁の開閉操作を行うための操作部材23と、圧縮空気を収容する空気タンク25と、空気タンクから制御弁を介して注入管21に圧縮空気を供給する空気供給管24と、を備えている。
この装置で用いられる注入管21は、図1に示す装置で用いられているものと同様のものを用いることができるが、この注入管21は竿状部材27の先端部に固定されている。そして、竿状部材27の後方部に制御弁22、操作部材23及び把持部26が設けられており、制御弁22から延長管28を介して注入管21に圧縮空気が供給されるものとなっている。
上記竿状部材27は、船上から海底に届く程度の長さのものを用いる。この竿状部材27の後方部に取り付けられる制御弁22、この制御弁22と一体に固定された把持部26及び把持部26に併設された操作部材23は、竿状部材27への取り付け位置を該竿状部材27の軸線方向に移動することができるものとなっている。また、制御弁22から注入管21に圧縮空気を供給する延長管28は、柔軟に変形が可能なものであって、把持部26、制御弁22等の移動に対応できるように十分な長さを有するものが使用される。
上記空気タンク25は、船上に設置して用いられるものであり、必要に応じて大型のものを使用することができ、空気圧縮機29から随時に圧縮空気が補給されるものを使用することもできる。
図5は、図4に示す海中生物駆除装置の使用態様を示す概略図である。
この海中生物駆除装置は、船上から操作するものであり、作業者31は船上から竿状部材の後方部に取り付けられた把持部26を把持し、先端部に固定された注入管21を海中に突き入れて駆除作業を行う。把持部26は、先端の注入管21が海底に届くまで突き入れた時に船上で作業者31が操作しやすい位置に固定しておく。作業者31は、箱状体の底部が透明となったいわゆる箱メガネ32等を用いて船上から海底を観察し、海底の有害生物に注入管21を突き刺す。そして、把持部26を把持する手で操作部材23を握り、把持部側に引き寄せることによって制御弁22を開放し、延長管28から注入管21を経て圧縮空気が有害な海中生物の体内に注入される。
この海中生物駆除装置では、水深が大きく竿状部材27が長くなるときには操作が難しくなり、注入管21を正確に有害生物に突き刺すのが難しくなることがある。このような場合には、図6に示すように海中生物を拘束して注入管21を突き刺すのを補助する拘束部材40を用いることができる。
この拘束部材40は、注入管21に取り付けられて軸線方向に進退が可能となった支持部41と、この支持部41に支持され、注入管21の周囲で先端側に突き出した籠状部42とを備えている。
上記支持部41は環状の部材であって、注入管21の外側に装着されている。上記籠状部42は、後方端が上記支持部41に固定され、前方が拡大されたほぼ円錐状となっており、内側が見えるように籠状となっている。
注入管21には、前方ストッパー43と後方ストッパー44とが固定されており、上記支持部41は前方ストッパー43と後方ストッパー44との間で注入管21の軸線方向に移動が可能となっている。そして、後方ストッパー44との間に介挿されたバネ45によって注入管21の先端側に付勢されている。このとき、籠状部42の径が拡大された先端部は注入管21の先端より突き出している。
このような拘束部材40を用いたときには、図7(a)に示すように、海底にいる有害生物に籠状部42を被せるようにして拘束する。そして、図7(b)に示すように注入管21を前方に押し出すことによって、バネ45で付勢されている籠状部42は注入管21に対して後退し、注入管21の先端を容易に有害生物に突き刺すことができる。
なお、上記拘束部材40は、図1に示すような潜水して用いる装置についても必要に応じて適用することができる。
図8は、本発明の他の実施形態のである海中生物駆除装置の一部を示す概略構成図である。
この海中生物駆除装置は、図1に示す装置と同様に注入管51と、制御弁52と、操作部材53と、コネクター(図示しない)と、空気供給管55と、把持部56と、を備えるものであるが、この他に、一端57aが注入51管に接続され、他端57bが開放された海水取り入れ管57と、海水取り入れ管57を流れる海水の量を調整する流量調整弁58と、を備えている。
この海中生物駆除装置を海中で使用するときには、上記海水取り入れ管57の開放された端部が海水中にあり、この開放された端部から海水を取り入れることができるものとなっている。そして、開放された端部にはごみ等の異物が海水取り入れ管57に取り込まれないようにフィルター60が設けられている。また、この海水取り入れ管57は注入管51又は注入管51に通じる管路に接続されて開放された端部から取り入れた海水を注入管51に送り込み、注入管51の先端に向かって流れる圧縮空気に合流させるものとなっている。つまり、海水中の水圧及び注入管51を流れる空気流によって海水取り入れ管57中の海水が注入管51に引き込まれ、圧縮空気と混合された状態で注入管51の先端部から射出される。
上記流量調整弁58は、操作者が操作把持部59を手動で操作することによって海水取り入れ管57を流れる海水量を調整するものとなっており、これによって注入管51を流れる圧縮空気に混合される海水量を調整することができる。
この海中生物駆除装置では、図1に示す装置と同様に、操作者が把持部56を把持し、注入管51の先端部を有害な海中生物に突き刺して、操作部材53を把持部側に引き寄せる。これにより、注入管51の先端からは圧縮空気に海水が混合された状態で射出され、圧縮空気のみが射出されるときより、大きな質量が有害な海中生物の体内に注入される。したがって海中生物の駆除をより効率よく行うことが可能となる。
なお、上記海水取り入れ管57及び流量調整弁58は、図4に示すような船上から操作する装置に設けることもできる。このときには、海水取り入れ管の一端は制御弁から注入管の先端までの間で圧縮空気が流れる管路に接続することができるが、操作性を良好とするためには、制御弁に近い位置で合流させるものとして、流量調整弁58は把持部に支持されるものが望ましい。そして、開放された他端は柔軟に変形するホース等を接続して駆除作業中には開放端が常に海水中にあるようにする。
以上に説明したいずれの実施形態でも、注入管1,21,51は尖った形状となった先端から軸線方向に圧縮空気を射出するものであったが、図9に示すように、注入管71の尖った先端は閉鎖し、先端近くの側面から側方に圧縮空気を射出する開口72を設けてもよい。この開口72は注入管71の周囲に複数を設けるのが望ましい。
この注入管71では、有害な海中生物の体内に突き刺した状態で、圧縮空気又は海水が混合された圧縮空気が側方に射出される。海中生物がウニやガンガゼのように側部に固い外殻を有するものであるときに、側方へ射出することによって外殻を破壊することができる。これによって駆除を確実に行うとともに、突き刺した注入管71を海中生物から簡単に離脱させることが可能となる。
また、注入管81は、図10に示すように太くて剛性の高い第1の管部材82と、その先端に接続した細い第2の管部材83とで構成することもできる。太い第1の管部材82と細い第2の管部材83との接続は、着脱が可能とするのが望ましく、例えば太い第1の管部材82の先端部の外周面に雄ネジを切削しておき、細い第2の管部材83が固着された接続部材84をねじり合わせるもの等を採用することができる。このような構成とすることにより、駆除しようとする海中生物がガンガゼのように長い棘を有するものであるとき等に、注入管81を十分に長いが大きな剛性を有するものとすることができ、先端に細い第2の管部材83を有することによって効率よく海中生物の体内に付き刺すことができる。また、先端部の細い第2の管部材83は容易に交換することもできる。
注入管の先端部の構造は以上に説明したものの他、図11、図12及び図13に示すような構造とすることもできる。
図11(a)に示す注入管91の先端は、断面が円形となる管の先端を該注入管の軸線に対して傾斜する2つの面で切断した形状となっており、図9に示す注入管71の先端よりも鋭利なものとなっている。この注入管91でも傾斜した切断面は注入管を閉鎖するものとなっており、先端付近の側面に圧縮空気を射出する複数の開口92が設けられている。また、この注入管91では先端から後方側に所定の長さの位置に鍔状部93が形成されている。この鍔状部93は注入管91の先端を海中生物の体内に突き入れたときに海中生物の体表面に当接され、注入管91が突き入れられる長さを制限するものとなっている。そして、先端から鍔状部93までの長さは、該注入管91を海中生物の体内に突き入れて上記開口92から圧縮空気を射出したときに、開92口の位置が海中生物の体を破壊し易くなるように定められている。
図11(b)は、他の注入管の先端部を示す正面図及び側面図である。
この注入管101は、先端部を切削して周方向に配列された複数の突出部102が形成されたものである。これらの突出部102は、側面視がほぼ三角形となって先端が鋭利に尖ったものとなっており、これにより海中生物の体内に容易に突き刺すことが可能となる。また、この注入管101でも、上記突出部の後方側で管の内側は閉鎖板103によって閉鎖されており、これより後方側に圧縮空気を射出する複数の開口104が設けられている。
図12(a)に示す注入管111は、先端部に複数の突先部材113が付加されたものであり、この突先部材113は、注入管111の本体となる管部材112の先端112aより突き出している。そして、この突先部材113は、断面がほぼL字状となった鋼部材で形成され、先端は鋭利に尖ったものとなっている。これらの突先部材113には管部材112の先端からの突き出し長が異なるものを含んでおり、海中生物に突き刺すときに突先部材113の一部が先に突き刺され、突き刺すときの力が小さくても容易に突き刺すことができるものとなっている。
この注入管111の本体となる管部材112は先端部が閉鎖板114で閉鎖され、圧縮空気を射出する開口115はこの閉鎖板114より後方に複数が設けられている。
図12(b)に示す注入管121は、図12(a)に示す注入管111と同様に本体となる管部材122の先端部に複数の突先部材123を取り付けられたものである。この注入管121では突先部材123が鋼板で形成されており、板面が管部材122の外周面から法線方向に張り出し、管部材122の軸線方向に沿って取り付けられている。この突先部材123の先端は尖った形状になって管部材の先端122aから突き出しており、先端から後方に向かって管部材122の外周面からの張り出し長が拡大するものとなっている。また、複数の突先部材123は、注入管121の本体となる管部材122の先端から突き出す長さが異なるものを含んでいる。このような注入管121では、突先部材123によって海中生物の体内に容易に突き刺すことができるとともに、管部材122の外周面からの張り出し長が拡大していることによって海中生物の外郭等を大きく切り開くことができ、圧縮空気の注入による駆除が容易となる。
なお、この注入管121でも本体となる管部材122の先端は閉鎖板124で閉鎖され、これより後方に圧縮空気を射出する複数の開口125が設けられている。
図13に示す海中生物駆除装置は、注入管131の先端から所定の長さの位置に屈曲部132を設けたものである。屈曲させる角度は40°〜90°程度とするのが望ましい。このような注入管131の先端部の構造は、図13に示すように先端を尖らせたものに限定されるものではなく、図9から図12までに示されるもののいずれであってもよく、その他の構造を有するものであってもよい。また、制御弁、把持部133、操作部材134、空気供給管135等についは、図1や図8に示すものと同様のものを用いることができる。
このように屈曲した注入管を用いることにより、海中生物に先端部を突き刺すときに、把持部133を把持して操作部材134を操作する作業者が屈曲部132の後方を注入管131の先端部の軸線方向に押すことによって先端部を海中生物に容易に突き入れることができる。
次に、請求項7に係る発明の一実施形態である海中生物駆除装置について説明する。
図14は、この海中生物駆除装置の側面図及びこの海中生物駆除装置が備える駆除動作部材の概略断面図である。
この海中生物駆除装置は、圧縮空気が供給されることによって海中生物を打撃するように動作する駆除動作部材141と、圧縮空気を駆除動作部材141に供給する送気管142と、送気管142に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁143と、制御弁の開閉操作を行うための操作部材144と、制御弁143を介して送気管142に接続され、空気タンクから圧縮空気が供給される空気供給管145と、注入管141と制御弁143とが固定されて操作者が片手で把持することができる把持部146と、を備えている。
上記送気管142は、図1に示す装置で注入管に用いられるものと同様の金属の管部材を用いることができる。また、制御弁143、操作部材144、空気供給管145及び把持部146も図1に示す装置と同様のものを用いることができる。ただし、この海中生物駆除装置では、空気タンクから駆除動作部材141に圧縮空気が供給される経路に、圧縮空気の流量を調整する流量調整弁を設けるのが望ましい。
上記駆除動作部材142は、図14(b)に示すように、両端を閉鎖するように端板151aが設けられたほぼ円筒状の外郭部材151を有し、この外郭部材151の内側から端板151aに設けられた開口151bを貫通して軸線方向に先端部が突き出すように設けられた打撃部材152を備えている。そして、外郭部材151の内側には、送気管から圧縮空気が供給される空気室153と、打撃部材152を駆動するための駆動室154とが設けられ、これらの2室が隔壁155によって仕切られている。この隔壁155には開口155aが設けられ、この開口155aを閉鎖又は開放するように空気弁156が設けられている。この空気弁156は開口155aを貫通するように設けられ、空気室側に開口155aを塞ぐ弁体156aを備えている。そして、開口155aを貫通する軸部156bの駆動室側の端部には、打撃部材152の後端に当接される当接部156cが設けられている。この空気弁156は軸部156bの周囲に設けられたコイルばね157によって駆動室側に力が加えられており、弁体156aが隔壁155の空気室側の面に押し付けられて、開口155aを閉鎖するものとなっている。
上記打撃部材152は、外郭部材151から突き出した先端部分に頭部152aが設けられ、先端が尖った形状となっている。この打撃部材152の後部は外郭部材の駆動室154内にあって、周縁が外郭部材151の内周面と接触又は近接する円盤状の受圧板152bを備えている。そして、受圧板152bの後面つまり空気室側の面には空気弁の当接部156cに突き当てられる突起152cが設けられている。また、受圧板152bには、外郭部材151の軸線方向に貫通する小孔(図示しない)が設けられており、少量ずつの水の移動が許容されるものとなっている。上記頭部152aと受圧板152bとをつなぐ軸部152dは、外郭部材の端板151aに設けられた開口151bを貫通しており、打撃部材152は外郭部材151の軸線方向に往復移動が可能となっている。
一方、外郭部材151の駆動室154の外周面となる部分には、複数の貫通孔151cが設けられている。これらの貫通孔151cは、駆動室から水を急速に排出することができる大きさを有するものであり、駆動室154内の水を斜め後方に向かって排出するように形成されている。
このような海中生物駆除装置では、作業者が操作部材144を操作することによって制御弁143が解放され、圧縮空気が送気管142から空気室153に供給される。このとき空気弁156は隔壁の開口155aを閉鎖した状態となっており、空気室内の圧力が上昇する。この状態で操作者が打撃部材の頭部152aを駆除しようとする海中生物に押しつけると、打撃部材152が外郭部材151に対して後退し、後端部の突起152cが空気弁の当接部156cを後方に押すことになる。これによって弁体156aが隔壁155から離れ、隔壁の開口155aが開放されて空気室153内の圧縮空気が一気に駆動室154に流れ込み、図14(b)中に破線で示すように打撃部材152を前方に押し出す。これによって海中生物に打撃を与えて駆除することができる。一方、空気室153の空気が駆動室154に排出されることによって空気室153の圧力が低下するとともに、打撃部材152が前方に押し出されてコイルばね157により空気弁156が閉鎖される。その後、次の打撃を与えるときには、打撃部材の頭部152aを海中生物に押しつける。これにより、受圧板152bの後方側にある水は受圧板152bに設けられた小孔を介して受圧板152bの前方側に移動し、打撃部材152はゆっくりと空気弁の当接部156cに当接されるまで後退する。
駆除動作部材は、図14に示されるものの他、図15及び図16に示されるもの等を用いることができる。
図15(a)に示される駆除動作部材161は、二つの回転体164を有する動作部162と、これらの回転体164を供給される圧縮空気によって駆動する駆動部163とを有するものとである。上記回転体164は所定の間隔で設けられた2つの回転軸165に支持されて回転駆動されるものであり、互いに逆方向に回転するものであって、図中に矢印で示すように先端側から2つの回転体間に海中生物166を引き入れるように回転するものとなっている。また、回転体164の周面には先端が尖った複数の突起164aが設けられ、2つの回転体164は互いに対向する位置で駆除しようとする海中生物166の大きさより間隔が小さくなるように設けられている。これにより2つの回転体164の回転によってこれらの間にひき込まれた海中生物166は2つの回転体間で圧縮され、押しつぶされて駆除される。
駆動部163は、例えば送気管167から供給される圧縮空気の噴出流によって風車を回転駆動し、この回転力を回転体に伝達するものであってもよいし、空気圧によって水流を形成し、水車又は螺旋状の翼体を有するスクリュー等を回転駆動するものであってもよい。また、往復動するピストンを圧縮空気によって駆動し、回転力に変換するものであってもよい。
図15(b)に示す駆除動作部材171は、作業者が把持する把持部(図示しない)に対して位置を固定して設けられた支持軸177と、この支持軸177により支持される受け部材172と、この受け部材に対して間隔を変動するように往復動をする圧縮部材173とを有する動作部174を備えている。そして、この動作部の後方には上記圧縮部材173を供給される圧縮空気によって駆動する駆動部175が設けられている。
受け部材172は鋼からなる板状の部材であり、駆動部175の外郭部材176に固定された支持軸177によって支持されている。この受け部材172は、鋼からなる板状の部材であり、海中生物を該受け部材172と圧縮部材173との間に取り込みやすいように先端部が曲折されたものとなっている。圧縮部材173は、支持軸177に沿って往復動が可能に支持されたものであり、駆動軸179を介して駆動部175から力が伝達され、駆動されるものである。そして、受け部材172との間で海中生物を押しつぶすことができる位置まで該受け部材に向かって移動することが可能となっている。この圧縮部材173の受け部材172と対向する部分は尖った形状となっており、容易に海中生物を押しつぶすことができるものである。
駆動部175は、例えば外郭部材内で往復動をするピストンを備えるものであって、該ピストンが送気管178から供給される圧縮空気によって駆動されるものを用いることができる。
図16に示す駆除動作部材181は、2つのアーム182a,182bを備えた動作部183と、2つのアーム182a,182bが回動するように駆動する駆動部184を備えている。動作部183が備える2つのアーム182a,182bは、所定の間隔をおいて設けられた2つの回動軸185a,185bによって支持され、2つのアーム182a,182bの先端部の間隔を拡大又は縮小するように回動するものとなっている。そして、2つのアーム182a,182bの先端部が最も接近したときには、これらのアーム182a,182bの間隔が駆除しようとする海中生物186の大きさより小さくなるように設定されている。
駆動部184は、図14又は図15に示す駆除動作部材と同様に、例えば送気管186から供給される圧縮空気によって風車、水車又はスクリュー等を駆動し、この力を二つのアーム182a,182bに伝達するものを採用することができる。
なお、以上に説明した海中生物駆除装置及び海中生物駆除方法は、本発明の実施の形態であって、これらに限定されるものではない。したがって、本発明の範囲内で適宜に変更を加えて実施することができるものであり、各構成の形状や寸法等を適切に設計することができる。また、駆除の対象となる海中生物は、上記ウニ、ガンガゼ、オニヒトデに限定されるものではなく、本発明に係る装置を用いて又は本発明に係る方法を用いて駆除が可能な他の海中生物について適用することができる。そして、実施の態様も本発明の範囲内で使用場所、駆除の対象となる生物等に応じて適切に設定することができる。
1:注入管, 2:制御弁, 3:操作部材, 4:空気供給管, 5:コネクター, 6:把持部, 7:空気タンク,
11:第1段階減圧部, 12:第2段階減圧部, 13:呼吸用ホース, 14:予備の呼吸用ホース, 15:ドライスーツ内に空気を供給するホース, 16:残圧計等に接続するホース,
21:注入管, 22:制御弁, 23:操作部材, 24:空気供給管, 25:空気タンク, 26:把持部, 27:竿状部材, 28:延長管, 29:空気圧縮機、
31:作業者, 32:箱メガネ,
40:拘束部材, 41:支持部, 42:籠状部, 43:前方ストッパー, 44:後方ストッパー, 45:バネ
51:注入管, 52:制御弁, 53:操作部材, 55:空気供給管, 56:把持部, 57:海水取り入れ管, 58:流量調整弁, 59:操作把持部, 60:フィルター,
71:注入管, 72:開口,
81:注入管, 82:第1の管部材, 83:第2の管部材, 84:接続部材
91:注入管, 92:開口, 93:鍔状部,
101:注入管, 102:突出部, 103:閉鎖板, 104:開口,
111:注入管, 112:管部材, 113:突先部材, 114:閉鎖板, 115:開口,
121:注入管, 122:管部材, 123:突先部材, 124:閉鎖板, 125:開口,
131:注入管, 132:注入管の屈曲部, 133:把持部, 134:操作部材, 135:空気供給管,
141:駆除動作部材, 142:送気管, 143:制御弁, 144:操作部材, 145:空気供給管, 146:把持部,
151:外郭部材, 151a:外郭部材の端板, 151b:端板に設けられた開口, 151c:貫通孔, 152:打撃部材, 152a:打撃部材の頭部, 152b:打撃部材の受圧板, 152c:打撃部材の後端の突起, 152d:打撃部材の軸部, 153:空気室, 154:駆動室, 155:隔壁, 155a:隔壁に設けられた開口, 156:空気弁, 156a:空気弁の弁体, 156b:空気弁の軸部, 156c:空気弁の当接部, 157:コイルばね,
161:駆除動作部材, 162:動作部, 163:駆動部, 164:回転体, 165:回転軸, 166:海中生物, 167:送気管,
171:駆除動作部材, 172:受け部材, 173:圧縮部材, 174:動作部, 175:駆動部, 176:外郭部材, 177:支持軸, 178:送気管, 179駆動軸,
181:駆除動作部材, 182:アーム, 183:動作部, 184:駆動部, 185:回動軸, 186:海中生物

Claims (7)

  1. 海中生物の体内に突き刺すことができ、圧縮空気を前記海中生物の体内に注入する注入管と、
    前記注入管に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁と、
    前記制御弁の開閉操作を行うための操作部材と、
    前記制御弁を介して前記注入管に接続された空気供給管と、
    前記空気供給管に圧縮空気が供給されるように、該空気供給管を潜水時の呼吸用空気タンクに接続するコネクターと、を有することを特徴とする海中生物駆除装置
  2. 海中生物の体内に突き刺すことができ、圧縮空気を前記海中生物の体内に注入する注入管と、
    前記注入管に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁と、
    前記制御弁の開閉操作を行うための操作部材と、
    前記制御弁を介して前記注入管に接続された空気供給管と、
    前記空気供給管に圧縮空気を供給する空気タンクと、を有することを特徴とする海中生物駆除装置
  3. 前記制御弁が支持され、操作者が把持した手によって前記操作部材の操作が可能となった把持部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の海中生物駆除装置。
  4. 前記注入管に、該注入管の軸線方向に進退が可能に取り付けられ、
    前記注入管の先端側に付勢された状態で該注入管の先端より突き出し、前記海中生物を拘束した状態で前記注入管の軸線方向に後退が可能となった拘束部材を有することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の海中生物駆除装置。
  5. 海中生物の体内に管体を突き刺し、該管体から圧縮空気を注入することによって海中生物の組織を破壊することを特徴とする海中生物駆除方法。
  6. 海中生物の体内に注入した空気によって海中生物を海面上に浮上させ、収容することを特徴とする請求項5に記載の海中生物駆除方法。
  7. 圧縮空気が供給されることによって動作し、海中生物を打撃、切断又は挟みつけて圧縮することによって駆除する駆除動作部材と、
    圧縮空気を前記駆除動作部材に供給する送気管と、
    前記送気管に送り込む圧縮空気の供給と遮断とを制御する制御弁と、
    前記制御弁の開閉操作を行うための操作部材と、
    前記制御弁を介して前記送気管に接続され、空気タンクから圧縮空気が供給される空気供給管と、を有することを特徴とする海中生物駆除装置
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