JP2016111400A - 高周波電力増幅装置及び無線通信装置 - Google Patents

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典久 小谷
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Abstract

【課題】増幅器の利得の仕様を満たしつつ、高周波電力増幅器の全体としての安定性を高めることが可能な高周波電力増幅装置を提供する。【解決手段】トランジスタを用いた増幅器を複数個直列に接続した高周波電力増幅装置100であって、高周波電力増幅装置で増幅される送信信号の入力端子101に最も近い第1所定位置A、初段の増幅器に用いられるトランジスタTr1のエミッタ端子側の第2所定位置B、初段の増幅器と2段目の増幅器との間に設けられる整合回路における第3所定位置C、および2段目の増幅器に用いられるトランジスタTr2のエミッタ端子側の第4所定位置Dのシリコン貫通電極TSVのトップ面を集積回路のメタル110で接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、高周波電力増幅装置及び無線通信装置に関する。
携帯電話やスマートフォン(Smartphone)、タブレット(Tablet)端末等に代表される携帯型の通信装置は、通信装置間で無線通信を実行する際に、中継装置となる基地局との間で定常的に通信を実行する。通常、通信装置は、基地局との距離に応じて高周波信号の送信電力及び受信感度を調整しながら通信を行う。
そして、携帯型の通信装置の飛躍的な普及に伴って、マイクロ波(microwave)帯の高周波電力増幅器への需要が高まっている。このような高周波電力増幅器への需要の高まりに伴って、高周波電力増幅器に対する低電圧動作化、高効率化、小型・軽量化の要望が一段と強くなっている。低電圧動作化、高効率化、小型・軽量化の実現を目的とした技術としては、例えば特許文献1〜3がある。
特開平08−037433号公報 特開2007−306543号公報 特開2000−209038号公報
高周波電力増幅器には、一般的に複数の増幅器を直列に接続したものが用いられ、増幅器のバイポーラトランジスタには、例えばSiGe(シリコンゲルマニウム)ベースのプロセスで製造されたSiGe HBT(Heterojunction Bipolar Transistor;ヘテロ接合バイポーラトランジスタ)などが用いられる。
しかし、増幅器の利得の仕様を満たすために増幅器の利得を大きくすると、高周波電力増幅器の全体としての安定性が低下するという問題があり、増幅器の利得の仕様を満たしつつ、高周波電力増幅器の全体としての安定性を高めることが求められる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、増幅器の利得の仕様を満たしつつ、高周波電力増幅器の全体としての安定性を高めることが可能な、新規かつ改良された高周波電力増幅装置及び無線通信装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、トランジスタを用いた増幅器を複数個直列に接続した高周波電力増幅装置であって、前記高周波電力増幅装置で増幅される送信信号の入力端子に最も近い第1所定位置、初段の前記増幅器に用いられるトランジスタのエミッタ端子側の第2所定位置、初段の前記増幅器と2段目の前記増幅器との間に設けられる整合回路における第3所定位置、および2段目の前記増幅器に用いられるトランジスタのエミッタ端子側の第4所定位置のシリコン貫通電極のトップ面を集積回路のメタルで接続したことを特徴とする、高周波電力増幅装置が提供される。
トランジスタを用いた増幅器を複数個直列に接続した高周波電力増幅装置は、上記第1所定位置から第4所定位置の間の、シリコン貫通電極のトップ面を集積回路のメタルで接続することで、増幅器の利得の仕様を満たしつつ、高周波電力増幅器の全体としての安定性を高めることができる。
前記トランジスタは、シリコンゲルマニウムベースのプロセスで製造されたヘテロ接合バイポーラトランジスタであってもよい。
前記送信信号の周波数は4.9GHz〜5.9GHzの範囲にあってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記高周波電力増幅装置を備えることを特徴とする、無線通信装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、増幅器の利得の仕様を満たしつつ、高周波電力増幅器の全体としての安定性を高めることが可能な、新規かつ改良された高周波電力増幅装置及び無線通信装置を提供することができる。
高周波電力増幅器100の回路構成例を示す説明図である。 高周波電力増幅器100の特性例をグラフで示す説明図である。 高周波電力増幅器100の特性例をグラフで示す説明図である。 高周波電力増幅器100の特性例をグラフで示す説明図である。 高周波電力増幅器100の特性例をグラフで示す説明図である。 高周波電力増幅器100の特性例をグラフで示す説明図である。 高周波電力増幅器100の特性例をグラフで示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100を備える無線通信装置1000の構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.背景>
本発明の実施の形態について詳細に説明する前に、まず本発明の実施の形態の背景について説明する。
上述したように、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末等に代表される携帯型の通信装置は、通信装置間で無線通信を実行する際に、中継装置となる基地局との間で定常的に通信を実行する。通常、通信装置は、基地局との距離に応じて高周波信号の送信電力及び受信感度を調整しながら通信を行う。
そして、携帯型の通信装置の飛躍的な普及に伴って、マイクロ波帯の高周波電力増幅器への需要が高まっている。このような高周波電力増幅器への需要の高まりに伴って、高周波電力増幅器に対する低電圧動作化、高効率化、小型・軽量化の要望が一段と強くなっている。
高周波電力増幅器には、一般的に複数の増幅器を直列に接続したものが用いられ、増幅器のバイポーラトランジスタには、例えばSiGeベースのプロセスで製造されたSiGe HBTなどが用いられる。高周波電力増幅器には、所定の仕様が要求されるが、その高周波電力増幅器の利得の仕様を満たすために増幅器の利得を大きくすると、高周波電力増幅器の全体としての安定性が低下するという問題がある。
高周波電力増幅器の全体としての安定性が低下するという問題を解消するために、例えば、直列に接続される増幅器の間に抵抗を挿入するという方法がある。直列に接続される増幅器の間に抵抗を挿入することで安定性は向上するが、一方で高周波電力増幅器の全体としての利得が低下してしまう。
そのため、高周波電力増幅器に要求される利得の仕様を満たしつつ、高周波電力増幅器の全体としての安定性を高めることが求められる。
そこで本件発明者は、高周波電力増幅器に要求される利得の仕様を満たしつつ、高周波電力増幅器の全体としての安定性を高めることが可能な技術について鋭意検討を行った。その結果、本件発明者は、利得の仕様を満たしつつ、全体としての安定性を高めることが可能な高周波電力増幅器を考案するに至った。
以上、本発明の実施の形態の背景について説明した。続いて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<2.本発明の実施の形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100の回路構成例を示す説明図である。
また図1に示した高周波電力増幅器100は、例えば5GHz帯の信号を増幅するための増幅器である。図1に示した高周波電力増幅器100は、直列に接続された3つのトランジスタTr1、Tr2、Tr3を用いて、送信信号入力端子101から入力された高周波信号、例えば5GHz帯の信号を増幅して、送信信号出力端子102から出力する。
図1に示した高周波電力増幅器100は、TSV(Through Silicon Via,シリコン貫通電極)プロセス技術を用いて形成した貫通電極を有する集積回路として形成されている。
トランジスタTr1、Tr2、Tr3には、例えば、いずれもバイポーラトランジスタが用いられる。トランジスタTr1、Tr2、Tr3に用いられるバイポーラトランジスタには、例えばSiGeベースのプロセスで製造されたSiGe HBTなどがある。
トランジスタTr1にはベース電圧Vb1が、トランジスタTr2にはベース電圧Vb2が、トランジスタTr3にはベース電圧Vb3が、それぞれ印加されるよう構成されている、またVcc1はトランジスタTr1のプラス電源、Vcc2はトランジスタTr2のプラス電源、Vcc3はトランジスタTr3のプラス電源である。
本実施形態では、図1におけるA点とD点との間で、シリコン貫通電極(TSV)のトップ面を集積回路(Integrated circuit,IC)のメタル110で接続する。すなわち、送信信号入力端子101に最も近いA点、トランジスタTr1のエミッタ端子側のB点、トランジスタTr1、Tr2の間に設けられる整合回路に含まれるインダクタの低電位側のC点、およびトランジスタTr2のエミッタ端子側のD点を、集積回路のメタル110で接続する。
なお、トランジスタTr1、Tr2の間に設けられる整合回路は、図1では2つのキャパシタおよび1つのインダクタで構成されているが、各素子の特性については高周波電力増幅器100の仕様によって定められるものであり、特定の特性に限定されるものではなく、また整合回路の構成も図1に示したものに限定されるものではない。
A点は、本発明の第1所定位置の一例であり、B点は、本発明の第2所定位置の一例であり、C点は、本発明の第3所定位置の一例であり、D点は、本発明の第4所定位置の一例である。
本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100は、このように、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面を集積回路のメタル110で接続することで、高周波電力増幅器に要求される利得の仕様を満たしつつ、高周波電力増幅器の全体としての安定性を高めることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100が、図1のように、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面を集積回路のメタル110で接続されていることによる効果について説明する。
図2〜図4は、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面が集積回路のメタル110で接続されていない場合の高周波電力増幅器100の特性例をグラフで示す説明図である。
図2に示したグラフは、送信信号入力端子101から送信信号出力端子102へのゲイン特性および送信信号出力端子102から送信信号入力端子101へのゲイン特性を示したものである。図2に示したグラフの横軸は周波数、縦軸はゲインを示している。図2に示したグラフの実線は、送信信号入力端子101から送信信号出力端子102へのゲイン特性である。図2に示したグラフの破線は、送信信号出力端子102から送信信号入力端子101へのゲイン特性である。
図2に示したグラフによれば、送信信号入力端子101から送信信号出力端子102へのゲインは、周波数が4.9GHzでは約22.5dB、周波数が5.4GHzでは約28.5dB、周波数が5.9GHzでは約29.6dBである。
しかし図2に示したグラフによれば、周波数が約3.5GHzの付近で、送信信号入力端子101から送信信号出力端子102へのゲイン特性及び送信信号出力端子102から送信信号入力端子101へのゲイン特性で山になっている部分が存在している。
図2に示したグラフの特性は、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面が集積回路のメタル110で接続されていない場合に、周波数が約3.5GHzの付近で高周波電力増幅器100の動作が安定していないことを意味している。
図3に示したグラフは、送信信号入力端子101から見た入力のリターンロス特性および送信信号出力端子102から見た出力のリターンロス特性を示したものである。図3に示したグラフの横軸は周波数、縦軸はゲインを示している。
図3に示したグラフの実線は、送信信号入力端子101から見た入力のリターンロス特性である。図3に示したグラフの破線は、送信信号出力端子102から見た出力のリターンロス特性である。
図3に示した入力のリターンロス特性では、周波数が約3.5GHzの付近で0dBより大きくなっていることが分かる。一般的にリターンロスは0dB以下となっていることが望ましい。すなわち入力したもの以上の出力が返ってこないことが理想である。
しかし、図3に示した入力のリターンロス特性では、周波数が約3.5GHzの付近で0dBより大きくなっており、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面が集積回路のメタル110で接続されていないと、高周波電力増幅器100は理想的な動作をしているとは言えない。
図4に示したグラフは、安定係数(k−factorまたはStability factor)の周波数ごとの変化を示したものである。図4に示したグラフの横軸は周波数、縦軸は安定係数を示している。なお、安定係数kは以下の数式1の様に求めることが出来る。
Figure 2016111400
上記数式1において、S11は入力のリターンロス特性、S22は出力のリターンロス特性、S12は送信信号出力端子102から送信信号入力端子101へのゲイン、S21は送信信号入力端子101から送信信号出力端子102へのゲインを、それぞれ示している。
安定係数は1以上であれば、その回路が安定していることを示している。しかし図4で示したグラフでは、周波数によっては安定係数が1より小さくなっていることが分かる。すなわち、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面が集積回路のメタル110で接続されていないと、高周波電力増幅器100は安定せず、ある周波数において発振の可能性がある。
図5〜図7は、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面が集積回路のメタル110で接続されている場合の高周波電力増幅器100の特性例をグラフで示す説明図である。
図5に示したグラフは、送信信号入力端子101から送信信号出力端子102へのゲイン特性および送信信号出力端子102から送信信号入力端子101へのゲイン特性を示したものである。
図5に示したグラフの横軸は周波数、縦軸はゲインを示している。図5に示したグラフの実線は、送信信号入力端子101から送信信号出力端子102へのゲイン特性である。図5に示したグラフの破線は、送信信号出力端子102から送信信号入力端子101へのゲイン特性である。
図5に示したグラフによれば、送信信号入力端子101から送信信号出力端子102へのゲインは、周波数が4.9GHzでは約28.3dB、周波数が5.4GHzでは約29.8dB、周波数が5.9GHzでは約28.3dBである。
図5に示したグラフには、図2に示したグラフのような、周波数が約3.5GHzの付近で、送信信号入力端子101から送信信号出力端子102へのゲイン特性及び送信信号出力端子102から送信信号入力端子101へのゲイン特性で山になっている部分は認められない。
図5に示したグラフの特性は、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面が集積回路のメタル110で接続されている場合に、周波数が約3.5GHzの付近で高周波電力増幅器100の動作が安定していることを意味している。
図6に示したグラフは、送信信号入力端子101から見た入力のリターンロス特性および送信信号出力端子102から見た出力のリターンロス特性を示したものである。図6に示したグラフの横軸は周波数、縦軸はゲインを示している。図6に示したグラフの実線は、送信信号入力端子101から見た入力のリターンロス特性である。図6に示したグラフの破線は、送信信号出力端子102から見た出力のリターンロス特性である。
図6に示した入力のリターンロス特性では、図3に示したグラフで見られたような、周波数が約3.5GHzの付近で0dBより大きくなっている部分は認められない。すなわち、図6に示した入力のリターンロス特性では、いずれの周波数においても0dBより小さくなっており、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面が集積回路のメタル110で接続されていると、高周波電力増幅器100は理想的な動作をしているとは言える。
図7に示したグラフは、安定係数(k−factorまたはStability factor)の周波数ごとの変化を示したものである。図7に示したグラフの横軸は周波数、縦軸は安定係数を示している。
安定係数は1以上であれば、その回路が安定していることを示している。図7で示したグラフでは、全ての周波数において安定係数が1より大きくなっていることが分かる。すなわち、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面が集積回路のメタル110で接続されていると、高周波電力増幅器100は安定して動作する。
以上から、図1におけるA点とD点との間で、TSVのトップ面が集積回路のメタル110で接続されている高周波電力増幅器100は、利得を落とさずに、かつ安定係数がすべての周波数で1を上回って安定して動作する。
続いて、本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100を備える無線通信装置の構成例について説明する。図8は、本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100を備える無線通信装置1000の構成例を示す説明図である。
図8に示した無線通信装置1000は、シンセサイザ1010と、変調回路1020と、高周波増幅器1030、1070と、フィルタ1040、1080と、アイソレータ1050と、送信受信切り替えスイッチ1060と、復調回路1090と、アンテナ1100と、を含んで構成される。
シンセサイザ1010は、変調回路1020での送信信号の変調や、復調回路1090での受信信号の復調に用いられる信号を出力する。変調回路は、供給される送信信号を所定の送信周波数の送信信号に変換する。高周波増幅器1030は、変調回路1020の出力信号を増幅する。フィルタ1040は、例えばバンドパスフィルタで構成され、高周波増幅器1030で増幅された高周波信号から、送信波帯域の信号を抽出する。アイソレータ1050は、フィルタ1040の出力信号を送信受信切り替えスイッチ1060へ一方向で供給する。
送信受信切り替えスイッチ1060は、アイソレータ1050の出力端子に接続される端子、高周波増幅器1070の入力端子に接続される端子、アンテナ1100に接続される端子の3端子を有する。
高周波増幅器1070は、アンテナ1100で受信され、送信受信切り替えスイッチ1060から出力される信号を増幅する。フィルタ1080は、例えばバンドパスフィルタで構成され、高周波増幅器1070の出力信号から送信波帯域の信号を抽出する。復調回路1090は、フィルタ1080で抽出された信号と、シンセサイザ1010から供給される局部発振信号と、を混合することで信号を復調する。
本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100を備える無線通信装置は係る例に限定されるものではない。マイクロ波帯の信号を増幅する高周波電力増幅器が用いられるものであれば図8に示したもの以外にも適用が可能である。本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100を備える無線通信装置は、低電圧動作化、高効率化、小型・軽量化を図ることが可能となる。
<3.まとめ>
以上説明したように本発明の一実施形態によれば、所定の位置のTSVのトップ面を、集積回路のメタルで接続した高周波電力増幅器100が提供される。上記実施形態では、所定の位置は、送信信号入力端子101に最も近い点、初段のトランジスタのエミッタ端子側の点、初段のトランジスタと2段目のトランジスタとの間に設けられる整合回路におけるインダクタの低電位側の点、および2段目のトランジスタのエミッタ端子側の点である。
本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100は、このように所定の位置のTSVのトップ面を、集積回路のメタルで接続することで、利得を落とさずに、かつ安定係数が、送信信号のターゲットとなるすべての周波数帯で1を上回って安定して動作することを可能とする。
本発明の一実施形態に係る高周波電力増幅器100は、WLAN(Wireless LAN)用のパワーアンプ(Power Amplifier)や、携帯電話用のパワーアンプに用いることが可能である。すなわち、対象となる送信信号の周波数帯によらず、所定の位置のTSVのトップ面を、集積回路のメタルで接続することで、利得を落とさずに、かつ安定係数が、送信信号のターゲット(Target)となるすべての周波数帯で1を上回って安定して動作することを可能にする。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 :高周波電力増幅器
101 :送信信号入力端子
102 :送信信号出力端子
110 :メタル
1000 :無線通信装置
1010 :シンセサイザ
1020 :変調回路
1030 :高周波増幅器
1040 :フィルタ
1050 :アイソレータ
1060 :送信受信切り替えスイッチ
1070 :高周波増幅器
1080 :フィルタ
1090 :復調回路
1100 :アンテナ

Claims (4)

  1. トランジスタを用いた増幅器を複数個直列に接続した高周波電力増幅装置であって、
    前記高周波電力増幅装置で増幅される送信信号の入力端子に最も近い第1所定位置、初段の前記増幅器に用いられるトランジスタのエミッタ端子側の第2所定位置、初段の前記増幅器と2段目の前記増幅器との間に設けられる整合回路における第3所定位置、および2段目の前記増幅器に用いられるトランジスタのエミッタ端子側の第4所定位置のシリコン貫通電極のトップ面を集積回路の金属で接続したことを特徴とする、高周波電力増幅装置。
  2. 前記トランジスタは、シリコンゲルマニウムベースのプロセスで製造されたヘテロ接合バイポーラトランジスタであることを特徴とする、請求項1に記載の高周波電力増幅装置。
  3. 前記送信信号の周波数は4.9GHz〜5.9GHzの範囲にあることを特徴とする、請求項1に記載の高周波電力増幅装置。
  4. 請求項1に記載の高周波電力増幅装置を備えることを特徴とする、無線通信装置。
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