JP2016110378A - 道路監視システム - Google Patents

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誠 河崎
Makoto Kawasaki
誠 河崎
村上 薫
Kaoru Murakami
薫 村上
昭彦 廣石
Akihiko Hiroishi
昭彦 廣石
賢二 中北
Kenji Nakakita
賢二 中北
賑華 杜
Zhenhua Du
賑華 杜
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Abstract

【課題】システムの導入にかかる手間や費用を低減した道路監視システムを提供する。【解決手段】検知装置100は、道路における障害物の有無を検知する検知部13と、個別の識別情報を記憶する記憶部12とを備える。検知装置201,202の各々は、道路において障害物の有無を検知する検知部23と、個別の識別情報を記憶する記憶部22とを備える。複数の検知装置100,201,202の各々は、道路の車線に沿って間隔をあけて並ぶように配置された道路の照明装置に設けられている。検知装置100の通信部14は、複数の検知装置100,201,202のうちの何れかで障害物が検知されると、障害物を検知した検知装置の識別情報と障害物の検知情報とを監視装置3へ送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、道路監視システムに関し、より詳細には、道路において通行の妨げとなる障害物を検知する道路監視システムに関する。
近年、高速道路や自動車専用道路などの道路において落下物による事故や渋滞が多発している。道路を管理する道路管理会社は道路の定期的なパトロールを実施しており、巡回員が巡回中に落下物を発見すると、落下物の回収を行っている。また、道路を通行する一般の利用者から道路管理会社に落下物の通報があると、道路管理会社は作業員を派遣して、落下物の回収作業を行わせている。このように、巡回員の巡回や一般の利用者からの通報によって落下物が発見されると、落下物の回収を行っているが、落下物の発見までに時間を要すると、交通に障害を及ぼす可能性が高まるため、落下物を早期に発見して回収したいという要望がある。
そこで、道路の障害を発見するシステムとして、見通し不良区間に設置された路上監視装置の映像から障害を検知すると、見通し不良区間に進入する車両に障害状況メッセージを通知する路上障害回避方法提示システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−41758号公報
特許文献1の路上障害回避方法提示システムでは、見通し不良区間の道路脇に立てられた専用の支柱に路上監視装置を設置して、見通し不良区間のみを監視していた。このシステムで、道路を全長に亘って監視するためには、道路に沿って専用の支柱を複数本立て、各々の支柱に路上監視装置を設置する必要があり、システムの導入に手間や費用がかかるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされ、システムの導入にかかる手間や費用を低減した道路監視システムを提供することを目的とする。
本発明の道路監視システムは、複数の検知装置を備え、前記複数の検知装置の各々は、個別に割り当てられた識別情報を記憶する記憶部と、道路における障害物の有無を検知する検知部と、通信部とを備える。前記複数の検知装置の各々は、前記道路の車線に沿って間隔をあけて並ぶように配置された前記道路の照明装置に設けられ、前記複数の検知装置のうちの何れかで前記検知部が障害物を検知すると、前記通信部が、前記障害物を検知した検知装置の前記識別情報、及び前記障害物の検知情報を監視装置に送信するように構成されたことを特徴とする。
本発明によれば、システムの導入にかかる手間や費用を低減した道路監視システムを提供することができる。
実施形態の道路監視システムの概略的なブロック図である。 実施形態の道路監視システムの概略的なシステム構成図である。 実施形態の道路監視システムの動作を説明するシーケンス図である。 実施形態の道路監視システムの別の動作を説明するシーケンス図である。
以下、本実施形態に係る道路監視システムについて図面を参照して説明する。ただし、以下に説明する構成は本発明の一例に過ぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の道路監視システムの概略的なブロック図を図1に、概略的なシステム構成図を図2にそれぞれ示す。
本実施形態の道路監視システムは、複数台(図示例では3台)の検知装置100,201,202と、監視装置3とを備える。
複数台の検知装置100,201,202は、例えば高速道路や自動車専用道路などの道路4における障害物6の有無を検知する機能を有している。検知対象の障害物6は、車両52の走行の妨げとなるような物体であり、例えば道路4を走行中の車両51から落下した落下物である。検知対象の障害物6は、風などで移動しない程度の重量を有していて、後続の車両52が乗り上げたり衝突したりすると、車両52に衝撃が加わったり損傷したりするため、車両52が回避行動をとらねばならないような物体である。
複数台の検知装置100,201,202のうちの一部、本実施形態では検知装置100が親機1となり、検知装置100以外の検知装置201,202が子機2となる。
複数台の検知装置100,201,202の各々は、道路4の外側に車線41,42,43に沿って間隔をあけて並ぶように設置された照明装置8に設けられている。図2の例では、図2中の右側から検知装置100,201,202の順番で配置されている。
照明装置8は道路4を照明する道路灯であり、車線41,42,43に沿ってほぼ等間隔(例えば100〜200mの間隔)に設置されている。照明装置8は、地面に立てられた支柱82と、支柱82の上部に取り付けられた灯具本体81とを備える。灯具本体81には、例えば発光ダイオードのような光源と、光源を点灯させる点灯装置が収納されている。なお、光源は発光ダイオードに限定されず、高輝度放電ランプなどでもよい。
複数台の検知装置100,201,202の各々は照明装置8の支柱82に設けられているので、検知装置100,201,202を設置するために専用の支柱を設置する必要がなく、検知装置100,201,202の設置にかかる手間や費用を低減できる。また、複数台の検知装置100,201,202の各々は、照明装置8が備える点灯装置と共通の電源10から電力が供給されているので、検知装置100,201,202に電力を供給するために別途配線する必要がなく、配線にかかる手間や費用を低減できる。
なお、図2の例では、検知装置100,201,202は、照明装置8の灯具本体81とは別のケースに構成要素を収納しているので、既設の照明装置8に後付けが可能であるが、灯具本体81に検知装置100,201,202の機能を付加してもよい。また、照明装置8の設置間隔が広がっている場所では、照明装置8とは別の場所に検知装置のみを設置してもよい。
親機1となる検知装置100は、制御部11と、記憶部12と、検知部13と、通信部14とを備えている。
制御部11は、例えばマイクロコンピュータからなり、記憶部12に格納されたプログラムをマイクロコンピュータが実行することによって、検知装置100の全体的な制御を行う。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶部12は、例えばEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)のように電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備えてもよい。記憶部12は、制御部11が実行するプログラムや、検知装置100に割り当てられた識別情報などを記憶する。
検知部13は、道路4の画像を定期的(例えば1分間隔)に撮影するCCD(Charge Coupled Device)カメラなどの撮像部を備えている。検知装置100は支柱82の上部に取り付けられているので、検知部13の撮像部は上方から道路4の路面を見下ろすような画像を撮影する。記憶部12には、道路4に障害物6が存在しない状態で撮像部によって撮影された画像を二値化処理した画像が背景画像として記憶されている。検知部13は、撮像部によって撮影された道路4の画像を二値化処理した後、背景画像との差分画像を求め、背景画像には存在しない連続した画素領域を抽出する。検知部13は、抽出した画素領域の大きさが所定のしきい値よりも大きければ、道路4に障害物6が存在すると判断し、障害物6の検知信号を発生する。検知部13の撮像部は、道路4の延伸方向において、検知装置100,201,202の設置間隔よりも広い範囲を撮像可能であり、検知装置100,201,202によって道路4の全体を監視できる。
なお検知部13は、撮像部で撮影した道路4の画像から障害物6の有無を検知しているが、他の方法で障害物6の有無を検知してもよい。例えば検知部13が、道路4の距離画像を出力する距離画像センサを備え、画像を構成する各画素の距離値と前回の検出値との変化分に基づいて、障害物6の有無を検知してもよい。また検知部13は、電波や超音波などの送信波を測定対象に向けて送信し、その反射波を受信することで測定対象までの距離を求める測距センサを備えてもよい。検知部13が、測距センサからの送信波の送信方向を道路4の延伸方向および幅方向において走査させることで、送信方向における測定対象までの距離を測定することができ、前回の測定値からの変化分に基づいて道路4上で障害物6の有無を検知することができる。
また検知部13は、道路4において障害物6を検知した場合に障害物6が存在する車線を特定する車線特定機能を備えてもよい。図2に示す道路4は片側3車線の道路であり、3つの車線41,42,43を区分する白線44(図2では点線で図示)が路面には施工されている。したがって、検知部13は、撮像部の画像を二値化処理した画像から白線44を抽出し、白線44によって区分された車線41,42,43を識別することができ、障害物6を検知した場合は障害物6がどの車線に存在するかを検知できる。
通信部14は、道路4を管理する道路管理者(例えば高速道路会社)が運営する監視装置3と通信する第1通信機能と、子機2と通信する第2通信機能とを備えている。通信部14の第1通信機能は、例えば携帯電話網のような公衆無線網7を介して監視装置3と通信するための通信機能である。通信部14の第2通信機能は、無線免許が不要な通信方式(例えば特定小電力無線の通信方式)で無線通信を行う無線通信モジュールであり、子機2(検知装置201,202)との間で無線通信を行う通信機能である。
子機2となる検知装置201,202は同じ構成を有しているので、以下では検知装置201を例に説明を行い、検知装置202については説明を省略する。
検知装置201は、制御部21と、記憶部22と、検知部23と、通信部24とを備えている。
制御部21は、例えばマイクロコンピュータからなり、記憶部22に格納されたプログラムをマイクロコンピュータが実行することによって、検知装置201の全体的な制御を行う。
記憶部22はROM及びRAMを備える。記憶部22は、例えばEEPROMのように電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備えてもよい。記憶部22は、制御部21が実行するプログラムや、検知装置201に割り当てられた識別情報などを記憶する。
検知部23は道路4において障害物6の有無を検知する。検知部23は、検知部13と同様の検知方法で障害物6の有無を検知しており、その検知方法については説明を省略する。検知部23は、道路4において障害物6を検知した場合に、障害物6が存在する車線を特定する車線特定機能を備えてもよい。
通信部24は、通信部14と同じ通信方式(例えば特定小電力無線の通信方式)で無線通信を行う無線通信モジュールであり、他の子機2(検知装置202)又は親機1(検知装置100)との間で無線通信を行う通信機能を有している。
なお本実施形態の道路管理システムでは、複数台の検知装置100,201,202の間で検知装置100を親機1としたマルチホップ通信を行っている。親機1が備える通信部14の通信可能距離と、子機2が備える通信部24の通信可能距離とは、検知装置100,201,202の設置間隔よりも長い距離に設定されている。したがって、子機2の通信部14から送信された無線信号は、隣り合う別の子機2又は親機1に受信される。例えば図2の例で左端に位置する検知装置202が障害物6を検知した場合、検知装置202から送信された検知信号は、隣り合う検知装置201を介して検知装置100に送信され、検知装置100から公衆無線網7を介して監視装置3に送信される。このように、監視装置3との通信は親機1が行い、子機2は親機1に検知信号を送信しているだけなので、監視装置3と通信する通信機能を複数の子機2の各々が備える場合に比べて、子機2の製造コストや通信コストを削減できる。
本実施形態の道路管理システムでは、複数台の検知装置100,201,202は、道路4の延伸方向において間隔をあけて設置されている。そして、障害物を検知できないエリアが発生しないように、隣り合う2つの検知装置(検知装置100と検知装置201、検知装置201と検知装置202)で検知エリアが部分的に重なるように構成されている。
監視装置3は、公衆無線網7に接続されたコンピュータ装置であり、道路4を管理する道路管理者によって運営される。監視装置3は、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを備えている。
制御部31は、例えばマイクロコンピュータからなり、記憶部32に格納されたプログラムをマイクロコンピュータが実行することによって、監視装置3の全体的な制御を行う。
記憶部32はROM及びRAMを備える。記憶部32は例えばEEPROMのように電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを備えてもよい。記憶部32は、制御部31が実行するプログラムや、検知装置100,201,202の設置位置を示す位置情報を記憶する。表1は、記憶部32に記憶された位置情報の一例を示している。記憶部32には、検知装置100,201,202の各々に割り当てられた個別の識別情報と、位置情報(緯度及び経度)とが対応付けて記憶されている。
Figure 2016110378
通信部33は、公衆無線網7を介して検知装置100の通信部14と通信する通信機能を有している。
次に、本実施形態の道路監視システムの動作を図3のシーケンス図に基づいて説明する。なお、図3のシーケンス図では、子機2として4台の検知装置201,202,203,204を備えた道路監視システムを例に説明する。複数台の検知装置201,202,203,204のうち、検知装置203,204の構成は上述した検知装置201と同様であるので、その説明は省略する。なお、4台の検知装置201,202,203,204は、親機1である検知装置100に近い方から、検知装置201,202,203,204の順番に配置されているものとする。
検知装置201,202,203,204の検知部23は定期的に障害物6の有無を検知する。検知装置203の検知部23が障害物6を検知すると(ステップS1)、検知装置203の制御部21は、障害物6の検知信号を無線送信する処理を行う。検知装置203の制御部21は、宛先アドレスを親機1の識別情報、データ元アドレスを記憶部22に記憶された自機(検知装置203)の識別情報とし、障害物6の検知情報をデータ領域に格納した送信信号を作成する。そして、検知装置203の制御部21は、作成した送信信号を通信部24から無線送信させる(ステップS2)。
検知装置203の通信部24から無線送信された信号は、検知装置203の隣に設置された検知装置202,204の通信部24によって受信される。検知装置202の通信部24が、検知装置203から無線送信された送信信号を受信すると、検知装置202の制御部21は送信信号に含まれる宛先アドレスをもとに自機宛ての送信信号か否かを判断する。送信信号に含まれる宛先アドレスは検知装置100の識別情報となっているので、検知装置202の制御部21は、通信部24が受信した信号を通信部24から中継送信させる処理を行う。検知装置202の制御部21は、宛先アドレスを親機1の識別情報、送信元アドレスを検知装置202の識別情報、データ元アドレスを検知装置203の識別情報とし、障害物6の検知情報をデータ領域に格納した送信信号を作成する。そして、検知装置202の制御部21は、作成した送信信号を通信部24から無線送信させる(ステップS3)。
検知装置202の通信部24から無線送信された信号は、検知装置202の隣に設置された検知装置201,203の通信部24によって受信される。検知装置203の通信部24が、検知装置202から無線送信された送信信号を受信した場合、検知装置203の制御部21は、受信した送信信号のデータ元アドレスから自機が以前に送信した信号と判断し、受信した無線信号の中継処理は行わない。検知装置201の通信部24が、検知装置202から無線送信された送信信号を受信すると、検知装置201の制御部21は、送信信号の宛先アドレスが自機の識別情報と異なっているから、検知装置202と同様、受信した信号を中継送信する処理を行う。検知装置201の制御部21は、宛先アドレスを親機1の識別情報、送信元アドレスを検知装置201の識別情報、データ元アドレスを検知装置203の識別情報とし、障害物6の検知情報をデータ領域に格納した送信信号を作成する。そして、検知装置201の制御部21は、作成した送信信号を通信部24から無線送信させる(ステップS4)。
検知装置201の通信部24から無線送信された信号は、検知装置201の隣に設置された検知装置100の通信部14と検知装置202の通信部24とに受信される。検知装置202の通信部24が検知装置201から無線送信された送信信号を受信した場合、検知装置202の制御部21は、受信した送信信号のデータ元アドレスから自機が以前に送信した信号と判断し、受信した無線信号の中継処理は行わない。検知装置100の通信部14が、検知装置201から無線送信された送信信号を受信すると、検知装置100の制御部11は、送信信号の宛先アドレスが自機の識別情報となっているから、受信した信号を監視装置3に送信する処理を行う。検知装置100の制御部11は、通信部14が受信した信号のデータ元アドレスから、障害物6を検知した検知装置203の識別情報を取得する。検知装置100の制御部11は、障害物6を検知した検知装置203の識別情報と障害物6の検知情報とを含めた送信信号を作成し、この送信信号を通信部14から公衆無線網7を介して監視装置3に送信させる(ステップS5)。
監視装置3の通信部33が検知装置100から送信された送信信号を受信すると、監視装置3の制御部31は、送信信号から識別情報と検知情報とを取り出す。監視装置3の制御部31は、送信信号から取り出した識別情報と、記憶部32に記憶された位置情報をもとに、障害物6を検知した検知装置203の位置情報を取得し、表示端末に障害物6の発見情報を位置情報とともに表示させる(ステップS6)。ここで、監視装置3の制御部31は、障害物6の位置情報を緯度、経度などの数値で表示してもよいし、障害物6の位置を地図上に重ねて表示してもよい。表示端末は、監視装置3の設置場所に設けられたモニタ装置でもよいし、道路4を巡回するう作業員が携帯する携帯端末でもよい。
道路4を管理する道路管理会社の作業員は、表示端末に表示された障害物6の表示を確認すると、障害物6の存在する場所まで作業車で移動して、障害物6の回収作業を行っており、交通の障害となる障害物6を取り除くことができる。
なお、親機1である検知装置100の検知部13が障害物6を検知した場合、検知装置100の制御部11は、記憶部12に記憶された自機の識別情報と、障害物6の検知情報とを通信部14から監視装置3に直接送信させている。
このように、本実施形態の道路監視システムでは、複数の検知装置100,201〜204で障害物6の有無を定期的に検知している。検知装置100,201〜204の何れかで障害物6が検知されると、監視装置3に障害物6の検知信号が送信され、監視装置3が表示端末に障害物6の情報を表示するので、障害物6を早期に発見して対処することができる。なお、検知装置100の検知部13及び検知装置201〜204の検知部23は車線特定機能を備えているので、検知装置100,200〜204から障害物6の検知情報と共に車線特定機能によって特定された車線の情報を監視装置3に送信してもよい。監視装置3は、障害物6の検知情報と共に、障害物6が存在する車線の情報を受信した場合、表示端末に障害物6を発見した検知装置の位置情報と車線の情報を表示する。障害物6の回収に赴く作業者は、障害物6が存在する車線の情報を事前に知ることができるので、障害物6を回収するために必要な機材や人手を事前に準備することができる。
ところで、本実施形態の道路監視システムにおいて、検知装置100,201〜204の各々が表示ランプ9を備え、検知装置100,201〜204の何れかが障害物6を検知した場合に表示ランプ9の点灯状態で障害物の存在を報知してもよい。表示ランプ9は、例えば調色、調光が可能なLED(Light Emitting Diode)を光源とし、制御部11,21によって点灯状態が制御される。この場合の動作を図4のシーケンス図に基づいて説明する。
検知装置201,202,203,204の検知部23は定期的に障害物6の有無を検知する。検知装置203の検知部23が障害物6を検知すると(ステップS11)、検知装置203の通信部24から、識別情報と障害物6の検知情報とが無線送信される(ステップS12)。検知装置203から無線送信された信号(検知装置203の識別情報と障害物6の検知情報)は、検知装置202,201を経由して、親機1(検知装置100)に無線送信される(ステップS13,S14)。親機1(検知装置100)が、検知装置201から無線送信された信号(検知装置203の識別情報と障害物6の検知情報)を受信すると、親機1は受信した信号を公衆無線網7を介して監視装置3に送信する(ステップS15)。なお、ステップS12からステップS15までの処理は、図3のシーケンス図で説明したステップS2からステップS5までの処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
監視装置3の通信部33が検知装置100から送信された送信信号を受信すると、監視装置3の制御部31は、送信信号から識別情報と検知情報とを取り出す。監視装置3の制御部31は、送信信号から取り出した識別情報と、記憶部32に記憶された位置情報をもとに、障害物6を検知した検知装置203の位置情報を取得する。制御部31は、障害物6の存在を報知するために、障害物6を検知した検知装置203とその周辺にある検知装置(例えば検知装置202の隣にある検知装置202,204)の表示ランプ9を点滅させる処理を行う。制御部31は、検知装置202,203,204の表示ランプ9を点滅させる制御命令を作成し、この制御命令を検知装置202,203,204の親機1(検知装置100)へ通信部33から送信させる(ステップS16)。また監視装置3の制御部31は、表示端末に障害物6の発見情報を位置情報とともに表示させる(ステップS17)。道路4を管理する道路管理会社の作業員は、表示端末に表示された障害物6の表示を確認すると、障害物6の存在する場所まで作業車で移動して、障害物6の回収作業を行う。
検知装置100の通信部14が、監視装置3から送信された制御命令を受信すると、検知装置100の制御部11は、制御対象の検知装置202,203,204に表示ランプ9を点滅させる制御命令を送信する処理を行う。制御部11は、検知装置202,203,204の識別情報をそれぞれ宛先アドレスとして、表示ランプ9を点滅させる制御命令をデータ領域に格納した送信信号を作成し、これらの送信信号を通信部14から順次無線送信させる(ステップS18)。
検知装置100の通信部14から検知装置202に送信された信号は、検知装置201を経由して、検知装置202の通信部24に受信される(ステップS19,S20)。
検知装置100の通信部14から検知装置203に送信された信号は、検知装置201,202を経由して、検知装置203の通信部24に受信される(ステップS19,S20,S21)。
検知装置100の通信部14から検知装置204に送信された信号は、検知装置201,202,203を経由して、検知装置204の通信部24に受信される(ステップS19,S20,S21)。
検知装置202,203,204の通信部24が検知装置100から送信された信号を受信すると、検知装置202,203,204の制御部21は制御命令にしたがって表示ランプ9を点滅させる。障害物6を検知した検知装置203とその前後にある検知装置202,204の表示ランプ9が点滅することによって、道路4を走行する車両52の乗員が、障害物6の存在に気付きやすくなり、危険を回避しやすくなる。また、検知装置201,202,203の表示ランプ9が点滅することによって、障害物6の回収に赴いた作業員に障害物6の位置を知らしめることができる。
本実施形態では、表示ランプ9の点滅によって障害物6の存在を報知しているが、障害物6の存在を報知する報知部は表示ランプ9に限定されず、サイレンやスピーカのように警報音を出力するものでもよい。また監視装置3は、障害物6が存在する場所の手前にある電光掲示板に、障害物6の情報を表示させる命令を出力し、電光掲示板に障害物6の情報を表示させることで、車両の乗員に対して障害物6の存在を報知してもよい。また監視装置3は、車両が搭載するカーナビゲーション装置のような車載端末に、障害物6の情報を配信することで、車両の乗員に障害物6の存在を報知してもよい。
本実施形態の道路監視システムは、複数の検知装置(検知装置100,201,202)を備える。複数の検知装置の各々は、個別に割り当てられた識別情報を記憶する記憶部(記憶部12,22)と、道路4における障害物6の有無を検知する検知部(検知部13,23)と、通信部(通信部14,24)とを備える。複数の検知装置の各々は、道路4の車線41,42,43に沿って間隔をあけて並ぶように配置された道路4の照明装置に設けられている。複数の検知装置のうちの何れかで検知部が障害物6を検知すると、通信部が、障害物6を検知した検知装置の識別情報、及び障害物6の検知情報を監視装置3に送信するように構成される。
複数の検知装置の各々は、道路4を照明するために必ず設置される照明装置に設けられているので、検知装置を取り付けるために専用の支柱を道路脇に設置する必要がなく、システムの導入にかかる手間や費用を低減できる。
本実施形態の道路監視システムにおいて、複数の検知装置(検知装置100,201,202)の各々は、照明装置8と共通の電源10から電力を得るように構成されてもよい。検知装置に電力を供給するために、専用の電線を配線する必要がなく、配線にかかる手間や費用を低減できる。
本実施形態の道路監視システムにおいて、複数の検知装置(検知装置100,201,202)の各々が備える通信部(通信部14,24)は、他の検知装置が備える通信部と無線通信を行う無線通信機能を有してもよい。複数の検知装置のうちの一部が親機1、親機1以外が子機2となる。子機2の検知部23が障害物6を検知すると、子機2の通信部24は識別情報及び検知情報を親機1に無線送信する。親機1の通信部14は、子機2から無線送信された識別情報及び検知情報を受信すると、子機2から受信した識別情報及び検知情報を外部に送信するように構成されてもよい。
子機2は、監視装置3と通信する通信機能を備えなくてよいから、子機2の製造コストや通信コストを低減できる。
なお、本実施形態では複数の検知装置100,201,202のうちの一部を親機1としているが、複数の検知装置100,201,202とは別に親機1を設けてもよい。この場合、複数の検知装置のうちの何れかが障害物6を検知すると、検知装置から親機1に、障害物6を検知した検知装置の識別情報と障害物6の検知信号とが送信され、親機1から監視装置へ転送される。また、複数の検知装置100,200,201の各々に監視装置3と通信する機能を設け、障害物6を検知した検知装置が、この検知装置の識別情報と障害物6の検知信号とを監視装置3に直接送信してもよい。
本実施形態の道路監視システムにおいて、検知部(検知部13,23)は、道路4において障害物6を検知した場合に障害物6が存在する車線を特定する車線特定機能を有してもよい。複数の検知装置(検知装置100,201,202)のうちの何れかで検知部(検知部13,23)が障害物6を検知すると、通信部(通信部14)は、識別情報及び検知情報に加え、車線特定機能によって特定された車線の情報を監視装置3へ送信してもよい。
これにより、監視装置3を運営する道路管理者は、障害物6が存在する車線の情報を取得することができる。
本実施形態の道路監視システムにおいて、複数の検知装置(検知装置100,201,202)のうちの何れかで検知部(検知部13,23)が障害物6を検知すると、障害物6の存在を報知する報知部(本実施形態では例えば表示ランプ9)をさらに備えてもよい。
報知部が報知動作を行うことによって、道路を走行する車両の乗員や、障害物6の回収に赴く作業者に、障害物6の存在を知らしめることができる。
1 親機
2 子機
3 監視装置
4 道路
6 障害物
8 照明装置
9 表示ランプ(報知部)
10 電源
12,22 記憶部
13,23 検知部
14 通信部
24 通信部
41,42,43 車線
51,52 車両
100,201〜204 検知装置

Claims (5)

  1. 複数の検知装置を備え、
    前記複数の検知装置の各々は、個別に割り当てられた識別情報を記憶する記憶部と、道路における障害物の有無を検知する検知部と、通信部とを備え、
    前記複数の検知装置の各々は、前記道路の車線に沿って間隔をあけて並ぶように配置された前記道路の照明装置に設けられ、
    前記複数の検知装置のうちの何れかで前記検知部が障害物を検知すると、前記通信部が、前記障害物を検知した検知装置の前記識別情報、及び前記障害物の検知情報を監視装置に送信するように構成されたことを特徴とする道路監視システム。
  2. 前記複数の検知装置の各々は、前記照明装置と共通の電源から電力を得るように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の道路監視システム。
  3. 前記複数の検知装置の各々が備える前記通信部は、他の検知装置が備える前記通信部と無線通信を行う無線通信機能を有し、
    前記複数の検知装置のうちの一部が親機、前記親機以外が子機となり、
    前記子機の前記検知部が前記障害物を検知すると、前記子機の前記通信部は前記識別情報及び前記検知情報を前記親機に無線送信し、
    前記親機の前記通信部は、前記子機から無線送信された前記識別情報及び前記検知情報を受信すると、前記子機から受信した前記識別情報及び前記検知情報を前記監視装置に送信するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の道路監視システム。
  4. 前記検知部は、障害物を検知した場合に前記障害物が存在する車線を特定する車線特定機能を有し、
    前記複数の検知装置のうちの何れかで前記検知部が障害物を検知すると、前記通信部が、前記識別情報及び前記検知情報に加え、前記車線特定機能によって特定された前記車線の情報を前記監視装置へ送信するように構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の道路監視システム。
  5. 前記複数の検知装置のうちの何れかで前記検知部が前記障害物を検知すると、前記障害物の存在を報知する報知部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の道路監視システム。
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