JP2016110248A - 仮想化実行装置、仮想化システム、および、リソース最適化方法 - Google Patents

仮想化実行装置、仮想化システム、および、リソース最適化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サーバ装置の仮想化環境の利便性を向上させる。【解決手段】クライアント装置5に所定のサービスを提供する複数のサーバ装置2の仮想化を実行する仮想化実行装置1は、クライアント装置5を操作するユーザの特性情報を格納し、1または複数のVM3から構成されるシステムのシステム構成情報を格納し、格納された特性情報、および、格納されたシステム構成情報を用いて、VM3の複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量を推測し、推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、VM3を複数のサーバ装置2のいずれに配置するかという配置最適化、および、VM3の動作に必要となるディスク領域を複数のストレージ装置4のいずれに割り当てるかという割当最適化を実行する。また、仮想化実行装置1は、特性情報に含まれるユーザタイプや過去のサービス利用履歴を参照して、システム構成情報をユーザに推奨することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ装置を仮想化する技術に関する。
特許文献1には、物理サーバ(サーバ装置)の使用リソース量が上限閾値を超えると予想される場合、物理サーバの使用リソース量が上限閾値を下回るように、使用リソース量の大きい仮想マシン(VM:Virtual Machine)から順に、移動対象の仮想マシン候補を抽出することによって、リソース使用効率を向上する技術について開示されている。
また、特許文献2には、クライアント装置が、複数のサーバ装置の中から、使用されているリソースの最も小さいサーバ装置を選択し、選択されたサーバ装置に対して、クライアント装置用の仮想マシンの作成を要求することで、サーバ管理者の負担を軽減すると共に、サーバの負荷を低減する技術について開示されている。
特開2013−239095号公報 特開2013−149076号公報
サーバ装置が仮想化され仮想マシンがサーバ装置に配置される仮想化環境に対して、クライアント装置のユーザからは、サーバ装置のリソース競合によって仮想マシンの性能が劣化するという懸念を無くして欲しいという要望がある。「リソース競合」とは、1つのサーバ装置に配置された複数の仮想マシンがそのサーバ装置のリソースを取り合うことをいう。
一方、サーバ装置の仮想化環境の保守者からは、特許文献1,2のようにサーバ装置のリソースの利用効率を向上するのみならず、サービスの提供に必要な所定のデータを格納するディスク領域が割り当てられるストレージ装置のリソースの利用効率も向上したいという要望がある。しかし、特許文献1,2には、これらの要望を満たすのに十分な技術内容は開示されておらず、仮想化環境の利便性を向上させる余地が残されている。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みて、サーバ装置の仮想化環境の利便性を向上させることを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、クライアント装置に所定のサービスを提供する複数のサーバ装置の仮想化を実行する仮想化実行装置であって、前記クライアント装置を操作するユーザの特性情報を格納する特性情報格納部と、1または複数の仮想マシンから構成されるシステムのシステム構成情報を格納する構成情報格納部と、前記格納された特性情報、および、前記格納されたシステム構成情報を用いて、前記仮想マシンの複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量を推測する推測部と、前記推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、前記仮想マシンを複数の前記サーバ装置のいずれに配置するかという配置最適化、および、前記仮想マシンの動作に必要となるディスク領域を複数のストレージ装置のいずれに割り当てるかという割当最適化を実行する最適化部と、を備える、ことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、クライアント装置に所定のサービスを提供する複数のサーバ装置、前記サーバ装置を仮想化する仮想化実行装置、および、複数のストレージ装置、が通信可能に接続される仮想化システムであって、前記仮想化実行装置が、前記クライアント装置を操作するユーザの特性情報を格納する特性情報格納部と、1または複数の仮想マシンから構成されるシステムのシステム構成情報を格納する構成情報格納部と、前記格納された特性情報、および、前記格納されたシステム構成情報を用いて、前記仮想マシンの複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量を推測する推測部と、前記推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、前記仮想マシンを複数の前記サーバ装置のいずれに配置するかという配置最適化、および、前記仮想マシンの動作に必要となるディスク領域を複数の前記ストレージ装置のいずれに割り当てるかという割当最適化を実行する最適化部と、を備える、ことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、クライアント装置に所定のサービスを提供する複数のサーバ装置の仮想化を実行する仮想化実行装置におけるリソース最適化方法であって、前記仮想化実行装置は、前記クライアント装置を操作するユーザの特性情報を格納する特性情報格納ステップと、1または複数の仮想マシンから構成されるシステムのシステム構成情報を格納する構成情報格納ステップと、前記格納された特性情報、および、前記格納されたシステム構成情報を用いて、前記仮想マシンの複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量を推測する推測ステップと、前記推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、前記仮想マシンを複数の前記サーバ装置のいずれに配置するかという配置最適化を実行する配置最適化ステップと、前記推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、前記仮想マシンの動作に必要となるディスク領域を複数のストレージ装置のいずれに割り当てるかという割当最適化を実行する割当最適化ステップと、を実行する、ことを特徴とする。
請求項1,6,7の発明によれば、仮想化実行装置は、サービスを利用するユーザの特性情報を用いることで、そのユーザによるサービスの大まかな利用傾向を分析することができる。また、仮想化実行装置は、1または複数の仮想マシンから構成されるシステムのシステム構成情報を用いることで、ユーザがサービスを好適に利用できるようにするのに必要な性能を備えたシステムの構成を把握することができる。ここで、ユーザが懸念するリソース競合は、サーバ装置の性能そのものにもよるが、例えば、多くのユーザが同じサービスを利用するというユーザ側の利用態様にもよる。また、例えば、仮想マシンへのリソースの割り当てが不適切なこと、異なるサービスを構成する仮想マシンが特定のサーバに配置されてそのサーバの負荷が増大することにもよる。このため、これらの特性情報およびシステム構成情報を用いて推測された、仮想マシンの複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量は、仮想マシンの配置最適化によりリソース競合を解消し、システムの性能を担保することに大いに寄与する。また、これらの使用予定量は、ディスク領域の割当最適化にも用いることで、仮想マシンの各々のディスクI/Oの競合の発生頻度を下げつつ、ストレージ装置のリソースの利用効率を向上させることにも大いに寄与する。したがって、サーバ装置の仮想化環境の利便性を向上させることができる。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の仮想化実行装置において、前記特性情報は、前記ユーザを識別するユーザID、所定の基準で前記ユーザを分類するユーザタイプ、および、前記ユーザが過去に前記サービスを利用したときのサービス利用履歴、を含んでおり、前記仮想化実行装置は、前記特性情報を参照して、前記ユーザに対して前記システム構成情報を推奨する推奨部、を備える、ことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、推奨部によって推奨されるシステム構成情報をユーザに提示することで、サービスを利用するためにシステム構成情報を決定しなければならないユーザのサービス構築時の負担を低減させることができる。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の仮想化実行装置において、前記最適化部は、前記ディスク領域の前記割当最適化において、前記ディスク領域を割当可能な複数の前記ストレージ装置のうち、ストレージ装置側ディスクI(Input)/O(Output)の実使用量の所定の期間内における平均値が最も小さくなる前記ストレージ装置を、前記ディスク領域の割当先として選定する、ことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、ストレージ装置のディスクI/Oの実使用量を用いてディスク領域の割当最適化を行うことができるので、仮想マシンの各々のディスクI/Oの競合の発生頻度を下げつつ、ストレージ装置のリソースの利用効率をさらに向上させることができる。
また、請求項4の発明は、請求項1または請求項2に記載の仮想化実行装置において、前記最適化部は、前記ディスク領域の前記割当最適化において、前記ディスク領域を割当可能であり、前記仮想マシンの前記リソースの1つである仮想マシン側ディスクI/Oの使用予定量に応じて、ストレージ装置側ディスクI/Oの使用量が所定の時間帯ごとに帯域上限値を超えない複数の前記ストレージ装置のうち、前記ストレージ装置側ディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における最小値が最大となる前記ストレージ装置を、前記ディスク領域の割当先として選定する、ことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、仮想マシンのディスクI/Oの使用予定量だけでなく、ストレージ装置のディスクI/Oの空き予定容量も用いてディスク領域の割当最適化を行うことができるので、仮想マシンの各々のディスクI/Oの競合の発生頻度を下げつつ、ストレージ装置のリソースの利用効率をさらに向上させることができる。
また、請求項5の発明は、請求項1または請求項2に記載の仮想化実行装置において、前記最適化部は、前記ディスク領域の前記割当最適化において、前記ディスク領域を割当可能であり、前記仮想マシンの前記リソースの1つである仮想マシン側ディスクI/Oの使用予定量に応じて、ストレージ装置側ディスクI/Oの使用量が所定の時間帯ごとに帯域上限値を超えない複数の前記ストレージ装置のうち、前記ストレージ装置側ディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における標準偏差が最小となる前記ストレージ装置を、前記ディスク領域の割当先として選定する、ことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、仮想マシンのディスクI/Oの使用予定量だけでなく、ストレージ装置のディスクI/Oの空き予定容量も用いてディスク領域の割当最適化を行うことができるので、仮想マシンの各々のディスクI/Oの競合の発生頻度を下げつつ、ストレージ装置のリソースの利用効率をさらに向上させることができる。
本発明によれば、サーバ装置の仮想化環境の利便性を向上させることができる。
本実施形態の仮想化システムの全体構成図である。 本実施形態の仮想化実行装置の機能構成図である。 システム構成情報を決定するための処理を示すフローチャートである。 VMのリソースの使用予定量を導出するためのフローチャートである。 本実施形態の仮想化実行装置の全体処理を示すフローチャートである。 実施例1のディスク領域の割当先となるストレージ装置を選定するための説明図である。 実施例1のVMの配置先となるサーバ装置を選定するための説明図である。 実施例2のディスク領域の割当先となるストレージ装置を選定するための説明図である。 実施例2のVMの配置先となるサーバ装置を選定するための説明図。
本発明を実施するための形態(実施形態)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の仮想化システムは、仮想化実行装置1と、複数のサーバ装置2と、複数のストレージ装置4とを備える。仮想化実行装置1、サーバ装置2、ストレージ装置4は、NW(ネットワーク)を介して通信可能に接続されている。また、このネットワークには、複数のクライアント装置5が接続されている。
仮想化実行装置1は、サーバ装置2を仮想化して、サーバ装置2の各々に1または複数のVM3(仮想マシン)を配置する装置である。仮想化実行装置1の機能構成の詳細については後記する。
サーバ装置2は、クライアント装置5に所定のサービスを提供する装置であり、そのサービスを実現するAP(アプリケーション。図示せず。)を備える。サーバ装置2の各々は、共通のクラウドプラットフォーム上でAPを動作させることができる。サーバ装置2の各々が備えるプラットフォーム(図示せず)の仕様は、様々なものにすることができる。また、サーバ装置2の各々は、共通のクラウドプラットフォーム上でAPを動作させるために、自身で備えるプラットフォーム間の差異を吸収するMW(ミドルウェア。図示せず。)を備える。
VM3は、サーバ装置2に配置されると、仮想化実行装置1から各種リソースの所定量が割り当てられる。VM3は、サーバ装置2の仮想化によって、サーバ装置2が備えるAPと同じAPを備える。VM3は、クライアント装置5によるサービスの利用状況などに応じて、複数のサーバ装置2間を移動することができ、仮想化システム全体の負荷分散を実現できる。
ストレージ装置4は、サービスの提供に必要な所定のデータをディスク領域に格納している。上記クラウドプラットフォームでは、ストレージ装置4の処理も負荷分散させる必要があるため、本実施形態の仮想化システムは、ストレージ装置4を複数備える。サーバ装置2は、必要に応じてストレージ装置4のディスク領域を直接参照することができる。VM3は、VM3自身の動作に必要となる程度の大きさのディスク領域を特定のストレージ装置4上に割り当てることができる。VM3は、クライアント装置5からのアクセスを受けると、予め対応付けられたストレージ装置4のディスク領域にアクセスしてデータを読み出し、サービスの実現に必要なAPの処理を実行する。
クライアント装置5は、サーバ装置2が提供するサービスを利用するユーザが操作する装置である。クライアント装置5は、サービス構築後に、予め定められた特定のVM3にアクセスすることができる。
なお、サービス構築とは、具体的には、ユーザごとに定められたサービスカタログ(周知であるため説明は省略)に基づいた、利用サービスに対応するVM3の作成、作成されたVM3の配置先となるサーバ装置2の決定、NW設定などを含む。
本実施形態で説明した仮想化実行装置1、サーバ装置2、ストレージ装置4、および、クライアント装置5は、入力部、出力部、制御部および記憶部といったハードウェアを含むコンピュータである。例えば、制御部がCPU(Central Processing Unit)から構成される場合、その制御部を含むコンピュータによる情報処理は、CPUによるプログラム実行処理で実現する。また、そのコンピュータが含む記憶部は、CPUが指令し、そのコンピュータの機能部を実現するためのプログラムを記憶する。これによりソフトウェアとハードウェアの協働が実現される。前記プログラムは、記録媒体に記録したり、ネットワークを経由したりすることで提供される。
仮想化実行装置1の機能構成について説明する。
図2に示すように、仮想化実行装置1の制御部は、特性情報格納部11と、構成情報格納部12と、推奨部13と、推測部14と、割当先決定部15(最適化部)と、配置先決定部16(最適化部)と、割当実行部17と、配置実行部18とを機能部として備える。これらの機能部は、仮想化実行装置1の記憶部にあるプログラム(図示せず)を適宜読み出し、実行することで実現される。
(特性情報格納部11)
特性情報格納部11は、クライアント装置5を操作するユーザごとに定められた特性情報(図示せず)を、仮想化実行装置1の記憶部に格納する。特性情報は、ユーザID(Identifier)と、所定の基準でユーザを分類するユーザタイプと、ユーザが過去に何らかのサービスを利用したことがある場合には、そのサービスを利用したときのサービス利用履歴とを関連付けた情報である。
[特性情報]
ユーザIDは、例えば、当該ユーザに割り振られた登録番号である。
ユーザタイプは、例えば、職業によるユーザの分類を可能にし、ユーザを学生、一般会社員、主婦、トレーダー、などに分類することができる。また、ユーザタイプは、例えば、サービスの利用度によるユーザの分類を可能にし、ユーザを、プレミアム、ゴールド、プラチナ、ブロンズ、お試し、などに分類することができる。
サービス利用履歴は、(1)ユーザが過去にサービスを利用したときに決定されたシステム構成情報の内容、(2)ユーザタイプ別に予め作成された初期のシステム構成情報の内容、(3)ユーザが過去にサービスを利用したときに使用されたVM3のリソースの使用量の履歴(時間推移)、(4)ユーザタイプ別に予め作成されたVM3のリソースの使用量の一般的な時間推移を含む。なお、システム構成情報についての説明は後記する。
なお、特性情報格納部11は、特性情報として、(3)によるVM3のリソースの使用量の履歴に伴う、ストレージ装置4のディスクI(Input)/O(Output)の使用量の履歴(時間推移)を含んでもよい。また、特性情報格納部11は、特性情報として、(4)によるVM3のリソースの使用量の時間推移に伴う、ストレージ装置4のディスクI(Input)/O(Output)の使用量の時間推移を含んでもよい。
(構成情報格納部12)
構成情報格納部12は、1または複数のVM3から構成されるシステムのシステム構成情報(図示せず)を、仮想化実行装置1の記憶部に格納する。システム構成情報は、システムの識別子と、システムのアーキテクチャの詳細と、システムの仕様の詳細と、システムの設定内容の詳細とを関連付けた情報である。
[システム構成情報]
システムのアーキテクチャの詳細には、例えば、このシステムが備えるLB(ロードバランサ)の数、このシステムが備えるDB(データベース)の数、LBごとに配備されるAPの数の範囲が含まれる。
システムの仕様の詳細には、例えば、このシステムに使用されるOS(オペレーティングシステム)、MW、DB、APなどのソフトウェア名およびバージョンが含まれる。
システムの設定内容の詳細には、例えば、DBのコネクションの数、このシステムを構成する1または複数のVM3への割当リソース量が含まれる。VM3のリソースとしては、例えば、CPU、メモリ、ディスクI/O、システム自身が動作するためにストレージ装置4に割り当てられるディスク領域、ネットワークI/O(「NWI/O」と称する場合もある)がある。
(推奨部13)
推奨部13は、特性情報を参照して、サービス構築時にてユーザに所定のシステム構成情報を推奨する。推奨の形態としては、例えば、クライアント装置5の表示部にシステム構成情報の内容を表示させるものがあげられる。推奨部13は、ユーザが過去と同じサービスを利用し、かつ、過去と同じユーザタイプである場合には、過去にユーザが同じサービスを利用したときに決定されたシステム構成情報と同じシステム構成情報を推奨する。もし、上記以外の場合には、推奨部13は、ユーザタイプ別に予め決められた初期のシステム構成情報を推奨する。
クライアント装置5は、入力部からの入力により、推奨されたシステム構成情報の内容を変更指定することができる。仮想化実行装置1は、クライアント装置5からのシステム構成情報の変更指定の有無を踏まえて、クライアント装置5がアクセスするシステムの最終的なシステム構成情報を決定する。決定されたシステム構成情報は、構成情報格納部12によって、仮想化実行装置1の記憶部に格納される。
(システム構成情報の決定)
ここで、図3を参照して、最終的なシステム構成情報を決定するための処理について説明する。この処理は、クライアント装置5からの要求に応じて仮想化実行装置1がサービスを構築する時に開始し、ステップS01に進む。なお、仮想化実行装置1は、ユーザが利用しようとするサービスの種類は当然認識しているとする。
ステップS01において、仮想化実行装置1の制御部は、サービスを利用しようとするユーザのユーザIDおよびユーザタイプをクライアント装置5から取得する。ステップS01の後、ステップS02に進む。
ステップS02において、仮想化実行装置1の制御部は、特性情報格納部11の機能により、取得したユーザIDをキーとして記憶部を参照し、当該ユーザのサービス利用履歴があるか否かを判定する。ある場合には(ステップS02/Yes)、ステップS03に進み、ない場合には(ステップS02/No)、当該ユーザは新規のユーザであることを意味しており、ステップS06に進む。
ステップS03において、仮想化実行装置1の制御部は、特性情報格納部11の機能により、当該ユーザの、記憶部に格納済みの特性情報を読み出す。ステップS03の後、ステップS04に進む。
ステップS04において、仮想化実行装置1の制御部は、読み出した特性情報と、クライアント装置5から取得したユーザタイプを用いて、ユーザが過去と同じサービスを利用し、かつ、過去と同じユーザタイプであるか否かを判定する。つまり、仮想化実行装置1の制御部は、読み出した特性情報に含まれる、過去に利用したサービスと、今回、ユーザが利用しようとしているサービスが一致し、かつ、読み出した特性情報に含まれる、過去のユーザタイプと、今回、サービスを利用しようとしているユーザのユーザタイプが一致するか否かを判定する。サービスおよびユーザタイプ双方とも一致している場合には(ステップS04/Yes)、ステップS05に進み、サービスおよびユーザタイプの少なくともいずれかが不一致である場合には(ステップS04/No)、ステップS06に進む。
ステップS05において、仮想化実行装置1の制御部は、推奨部13の機能により、過去に同じサービスを利用しており、ユーザタイプに変更が無いユーザに対して、過去にユーザが同じサービスを利用したときに決定されたシステム構成情報と同じシステム構成情報を推奨する。推奨の具体的な手段の一例として、クライアント装置5の表示部に当該システム構成情報の内容を表示させる。ステップS05の後、ステップS07に進む。
ステップS06において、仮想化実行装置1の制御部は、推奨部13の機能により、新規のユーザ、ユーザタイプに変更はないが、過去と異なるサービスを利用しようとするユーザ、過去と同じサービスを利用しようとするが、ユーザタイプが変更されたユーザ、または、過去と異なるサービスを利用しようとし、かつ、ユーザタイプが変更されたユーザに対して、ステップS01で取得したユーザタイプ別に予め決められた初期のシステム構成情報を推奨する。推奨の具体的な手段の一例として、クライアント装置5の表示部に当該システム構成情報の内容を表示させる。ステップS06の後、ステップS07に進む。
ステップS07において、仮想化実行装置1の制御部は、推奨したシステム構成情報の変更指定がクライアント装置5からあった場合には、その変更指定を受け付ける。仮想化実行装置1は、内容が変更されたシステム構成情報をクライアント装置5から取得する。ステップS07の後、ステップS08に進む。
ステップS08において、仮想化実行装置1の制御部は、ユーザが利用するために構築されたサービスに対して、システムの最終的なシステム構成情報を決定する。つまり、推奨したシステム構成情報の変更指定がクライアント装置5から無かった場合には、推奨したシステム構成情報を最終的なシステム構成情報とし、クライアント装置5から推奨したシステム構成情報の変更指定があった場合には、変更後のシステム構成情報を最終的なシステム構成情報とする。ステップS08の後、図3の処理を終了し、サービスの構築を完了する。
図3の処理によれば、サービスを利用するためにシステム構成情報を決定しなければならないユーザのサービス構築時の負担を低減させることができる。
(推測部14)
図2に戻って、推測部14は、特性情報格納部11によって格納された特性情報、および、構成情報格納部12によって格納されたシステム構成情報、つまり、決定された最終的なシステム構成情報を用いて、対象のシステムを構成するVM3の各種リソースの、所定の期間ごとの使用予定量を推測する。
(VMのリソースの使用予定量の推測)
ここで、図4を参照して、システム構成情報が決定されたシステムを構成するVM3のリソースの使用予定量を推測するための処理について説明する。この処理は、最終的なシステム構成情報が決定されたときに開始し、ステップS11に進む。
ステップS11において、仮想化実行装置1の制御部は、決定されたシステム構成情報が、推奨部13が推奨したシステム構成情報と同じであるか否かを判定する。同じであれば(ステップS11/Yes)、ステップS12に進み、異なれば(ステップS11/No)、推奨したシステム構成情報にユーザから変更指定があったことを意味しており、ステップS15に進む。
ステップS12において、仮想化実行装置1の制御部は、決定されたシステム構成情報が、ユーザによって過去に決定されたシステム構成情報、つまり、図3のステップS05にて推奨されたシステム構成情報と同じであるか否かを判定する。同じであれば(ステップS12/Yes)、ステップS13に進み、異なれば(ステップS12/No)、ステップS14に進む。
ステップS13において、仮想化実行装置1の制御部は、推測部14の機能により、下記ルール1に従って、各種リソースの使用予定量を推測する。この推測は、ユーザが過去にサービスを利用したときに得られた各種リソースの使用量の推移に基づいた推測である。具体的には、推測値は以下の式を用いて算出される。
<ルール1>
ある仮想マシンSmにおけるユーザUnの過去のシステム構成情報をAR(Sm,Un)、AR(Sm,Un)のリソースRi(iは、仮想マシンのリソースの種類の数)の過去の最大使用量をM(AR(Sm,Un),Ri)、所定の時間単位ごとのユーザUnのリソースの使用量の基本推移率をTx(AR(Sm,Un),Ri)(0≦Tx(AR(Sm,Un),Ri) ≦1。xは、時間幅。例:1日、1時間、30分。)、リソースRiの所定の時間単位ごとの使用予定量をCx(AR(Sm,Un),Ri)とするとき、

Cx(AR(Sm,Un),Ri) = M(AR(Sm,Un),Ri) × Tx(AR(Sm,Un),Ri)

ステップS13の後、図4の処理を終了する。
ステップS14において、仮想化実行装置1の制御部は、推測部14の機能により、下記ルール2に従って、各種リソースの使用予定量を推測する。この推測は、ユーザが属するユーザパターンに対して予め作成された、各種リソースの使用量の基本的な推移に基づいた推測である。具体的には、推測値は以下の式を用いて算出される。
<ルール2>
ある仮想マシンSmにおけるユーザタイプPnの初期のシステム構成情報をAR(Sm,Pn)、AR(Sm,Pn)のリソースRi(iは、仮想マシンのリソースの種類の数)の過去の最大使用量をM(AR(Sm,Pn),Ri)、所定の時間単位ごとのユーザタイプPnのリソースの使用量の基本推移率をTx(AR(Sm,Pn),Ri)(0≦Tx(AR(Sm,Pn),Ri) ≦1。xは、時間幅。例:1日、1時間、30分。)、リソースRiの所定の時間単位ごとの使用予定量をCx(AR(Sm,Pn),Ri)とするとき、

Cx(AR(Sm,Pn),Ri) = M(AR(Sm,Pn),Ri) × Tx(AR(Sm,Pn),Ri)

ステップS14の後、図4の処理を終了する。
ステップS15において、仮想化実行装置1の制御部は、推測部14の機能により、下記ルール3に従って、各種リソースの使用予定量を推測する。この推測は、推奨したシステム構成情報の独立要素のうち、ユーザからの変更指定によってリソースの使用量に影響を与える独立要素の影響量を、推奨したシステム構成情報からルール1,2に基づいて算出したリソースの使用予定量に反映させる推測である。具体的には、推測値は以下の式を用いて算出される。
<ルール3>
推奨したシステム構成情報の独立要素のうち、各種リソースRiの使用予定量に影響を与えるおそれがある1または複数の独立要素をEx(xは自然数)とした場合、Exの値の変更によりリソースRiの使用予定量がKEx倍になる、または、所定量KExだけ増加すると判明するとする。なお、このような判明は、例えば、チューニング試験の結果に基づく。そして、ユーザからの変更指定前の推奨したシステム構成情報によるリソースRiの使用予定量をValue-Ri-before、変更指定後のシステム構成情報によるリソースRiの使用予定量をValue-Ri-afterとするとき、

Value-Ri-after = Value-Ri-before×KE1×KE2×・・・×KEn + KEo + KEp + ・・・

ステップS15の後、図4の処理を終了する。
図4の処理によれば、推奨部13が推奨したシステム構成情報に即して、VM3の各種リソースの使用予定量を推測するので、推測値を求める負担を低減することができる。
(割当先決定部15)
図2に戻って、割当先決定部15は、推測部14が推測したリソースの使用予定量を用いて、対象のサービスを提供するために動作するVM3に対して、当該VM3の動作に必要となるディスク領域を複数のストレージ装置4のいずれに割り当てるかという割当最適化を実行する。ディスク領域の割当先となるストレージ装置4を選定するためのポリシには、例えば、以下の2つの割当先ストレージ装置選定ポリシ1,2がある。割当先決定部15は、割当先ストレージ装置選定ポリシ1,2に従って、対象となるシステムを構成するVM3のためにディスク領域を割り当てることになるストレージ装置4を、ディスク領域の割当先として選定する。
<割当先ストレージ装置選定ポリシ1>
(1a):システム構成情報を参照して、対象となるシステムを構成するVM3の動作に必要となるディスク領域を割当可能なストレージ装置4の候補を選定。
(1b):(1a)で選定されたストレージ装置4の候補のなかから、ストレージ装置4のディスクI/O(ストレージ装置側ディスクI/O)の実使用量の所定の期間内における平均値が最も小さくなるストレージ装置4を選定。なお、所定の期間とは、例えば、24時間という期間全体としてもよいし、特定の数時間という一部期間としてもよい。
<割当先ストレージ装置選択ポリシ2>
(2a):システム構成情報を参照して、対象となるシステムを構成するVM3の動作に必要となるディスク領域を割当可能なストレージ装置4の候補を選定。
(2b):対象となるシステムを構成するVM3のディスクI/Oの使用予定量を加算しても、ストレージ装置4のディスクI/O(ストレージ装置側ディスクI/O)の使用量が所定の時間帯ごとに帯域上限値を超えないストレージ装置4の候補を選定。ストレージ装置4のディスクI/Oは、そのストレージ装置4に割り当てられたディスク領域にアクセスするVM3のディスクI/Oの使用予定量に依存する。ストレージ装置4のディスクI/Oの使用量は、例えば、VM3のディスクI/Oの使用予定量を適宜重みづけし、四則演算などの所定の演算によって算出することができる。
(2c):(2a)および(2b)から選定されたストレージ装置4のうち、VM3のディスク領域の割当時に、ストレージ装置4のディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における偏りが最小となるストレージ装置4を選定。なお、所定の期間とは、例えば24時間という期間全体としてもよいし、特定の数時間という一部期間としてもよい。
(2c‐1):(2c)において、ストレージ装置4のディスクI/Oの空き予定容量の時間推移については、周知のパフォーマンス監視機能により把握することができる。
(2c‐2):(2c)において、「ストレージ装置4のディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における偏りが最小となる」とは、例えば、当該ディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における最小値が最大となることとすることができる。
(2c‐3):また、(2c)において、「ストレージ装置4のディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における偏りが最小となる」とは、例えば、当該ディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における標準偏差が最小となることとすることができる。
(2c‐4):(2c)において、もし、ディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における偏りが同じとなるストレージ装置4が複数存在した場合には、ディスクI/Oの空き予定容量の時間的な平均値がより大きなストレージ装置4を選定する。また、ディスク領域の空き予定容量のより大きなストレージ装置4を選定することもできる。
(配置先決定部16)
配置先決定部16は、推測部14が推測したリソースの使用予定量のうちCPU、メモリ、NWI/Oの使用予定量を用いて、対象となるVM3を複数のサーバ装置2のいずれに配置するかという配置最適化を実行する。VM3の配置先となるサーバ装置2を選定するためのポリシには、例えば、以下の2つの配置先VM選定ポリシ1,2がある。配置先決定部16は、配置先VM選定ポリシ1,2に従って、特定のサーバ装置2を、VM3の配置先として選定する。なお、配置先VM選定ポリシの内容はこれらに限定されない。
<配置先VM選定ポリシ1>
配置予定のVM3のリソースの使用量とサーバ装置2の各々のリソースの空き容量の時間的な推移から、いずれの時間帯においてもサーバ装置2のリソースの使用量が所定の上限値を超えなければ、そのサーバ装置2を配置先として選定。
<配置先VM選定ポリシ2>
複数のVM3を対象にし、これらのVM3のリソースの使用量の最大値と、VM3同士の間のリソースの使用量の推移の相関関係を特定し、あるサーバ装置2のリソースの使用量の最大値に収まるVM3の組み合わせが見つかれば、そのサーバ装置2を配置先として選定。
(割当実行部17、配置実行部18)
割当実行部17は、割当先決定部15の割当最適化によって決定されたストレージ装置4にディスク領域を割り当てる。
配置実行部18は、配置先決定部16の配置最適化によって決定されたサーバ装置2にVM3を配置する。
VM3がサーバ装置2に配置され、ディスク領域がストレージ装置4に割り当てられると、クライアント装置5は、サービスを利用することができる。
≪全体処理≫
図5に示すように、これまでに説明した仮想化実行装置1による全体処理は、以下の手順で進む。この全体処理は、ステップS21から開始する。
ステップS21において、仮想化実行装置1の制御部は、特性情報格納部11の機能により、クライアント装置5を操作するユーザの特性情報を記憶部に格納する(特性情報格納ステップ)。ステップS21の後、ステップS22に進む。
ステップS22において、仮想化実行装置1の制御部は、構成情報格納部12の機能により、仮想化によってサーバ装置2に配置されるVM3から構成されるシステムのシステム構成情報を格納する(構成情報格納ステップ)。すでに説明したように、格納されるシステム構成情報は、推奨部13が特性情報に基づいて推奨したもの、または、クライアント装置5を操作するユーザが変更指定したものである。ステップS22の後、ステップS23に進む。
ステップS23において、仮想化実行装置1の制御部は、推測部14の機能により、格納された特性情報、および、格納されたシステム構成情報を用いて、VM3の複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量を推測する(推測ステップ)。ステップS23の後、ステップS24に進む。
ステップS24において、仮想化実行装置1の制御部は、配置先決定部16の機能により、推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、VM3を複数のサーバ装置2のいずれに配置するかという配置最適化を実行する(配置最適化ステップ)。ステップS24の後、ステップS25に進む。
ステップS25において、仮想化実行装置1の制御部は、割当先決定部15の機能により、推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、VM3の動作に必要となるディスク領域を複数のストレージ装置4のいずれに割り当てるかという割当最適化を実行する(割当最適化ステップ)。ステップS25の後、ステップS26に進む。
ステップS26において、仮想化実行装置1の制御部は、配置実行部18の機能により、配置最適化で選定されたサーバ装置2にVM3を配置する。ステップS26の後、ステップS27に進む。
ステップS27において、仮想化実行装置1の制御部は、割当実行部17の機能により、配置最適化で選定されたストレージ装置4にディスク領域を割り当てる。ステップS26の後、ステップS27に進む。ステップS27の後、図5の処理を終了する。
≪実施例1≫
本実施形態を具体的に説明するために実施例1,2について説明する。まず、実施例1について説明する。実施例1の前提は下記の通りである。
(実施例1の前提)
(1)ユーザのID:Aさん。ユーザタイプ:主婦。
(2)利用するサービス:画像処理解析サービス。過去の学生時代に利用歴あり。
(3)主婦ユーザタイプの画像処理解析サービスに対する初期のシステム構成情報:APサーバ・DBサーバの2台構成。
APサーバ:
リソースの割当量(CPU:12コア、メモリ:8GB、ディスクI/O:1.0Gbps、NWI/O:1.0Gbps)
ディスク領域の割当量:50GB

DBサーバ:
リソースの割当量(CPU:6コア、メモリ:6GB、ディスクI/O:2.0Gbps、NWI/O:2.0Gbps)
ディスク領域の割当量:100GB

*1:説明の便宜上、CPU周波数は3.0GHzとし、CPUの使用量=コア数×CPU周波数×全体使用率とする。
*2:VM3は、APサーバ・DBサーバのそれぞれに対して作成される。
(4)主婦ユーザタイプにおける各VM3のリソースの使用量の推移:各VM3の各時間帯(0:00〜7:59、8:00〜15:59、16:00〜23:59)のリソース(CPU、メモリ、ディスクI/O、NWI/O)の平均使用率の推移
0:00〜 7:59・・・10%
8:00〜15:59・・・60%
16:00〜23:59・・・40%
ユーザAに対する新たな画像処理解析サービスの構築時にて、推奨部13は、上記(3)の初期のシステム構成情報を推奨値として、ユーザAが操作するクライアント装置5の表示部に表示する。ユーザAは推奨値としてのシステム構成情報をそのまま利用することにした(図3のステップS07にてシステム構成情報の変更指定はなし)。その結果、推奨値としてのシステム構成情報が最終的なシステム構成情報として決定される。
その後、推測部14は、上記(3)(4)の情報に基づいて、各VM3の各種リソースの時間帯ごとの使用予定量を、
各種リソースの使用予定量=各種リソースの割当量×平均利用率
として推測する。DBサーバとして実装されるVM3に関しては、使用予定量は、以下の表1の通りになる。
Figure 2016110248
その後、割当先決定部15および配置先決定部16は、推測された各VM3のリソースの使用予定量に基づいて、ディスク領域の割当先となるストレージ装置4、および、VM3の配置先となるサーバ装置2を決定する。
以上の説明を踏まえ、割当先となるストレージ装置4を選定する様子を図6に示す。
図6に示すストレージA〜Dの4つのストレージ装置4において、ストレージDは、ディスク領域の空き容量が不足することになるため(90GB<100GB)、割当先の候補から除外される(割当先ストレージ装置選択ポリシ2の(2a)参照)。また、ストレージCは、16:00〜23:59におけるディスクI/Oの空き容量が不足することになるため(0.6Gbps<800Mbps)、割当先の候補から除外される(割当先ストレージ装置選択ポリシ2の(2b)参照)。
ディスク領域の空き容量およびディスクI/Oの空き容量に関する両方の条件を満たすストレージA,Bのうち、ディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における最小値が最大となるのは、ストレージAであることが分かる(割当先ストレージ装置選択ポリシ2の(2c)、(2c‐2)参照)。よって、割当先決定部15は、ストレージAを、DBサーバのディスク領域の割当先として選定する。
APサーバについても上記と同様の方法で割当先となるストレージ装置4を選定する(説明は省略)。その結果、割当先決定部15による割当最適化が実現される。
VM3(DBサーバ)の配置先となるサーバ装置2を選定する様子を図7に示す。
図7のサーバA〜Dの4つのサーバ装置2において、サーバA〜Dの3種のリソースであるCPU、メモリ、NWI/Oの、各時間帯における空き予定容量が、DBサーバのCPU、メモリ、NWI/Oの使用予定量を下回る場合には、その空き予定容量の値が強調表示されている(斜字かつ楕円で囲む)。
図7によれば、配置先決定部16は、いずれの時間帯においても、CPU、メモリ、NWI/Oの空き予定容量の値が、DBサーバのCPU、メモリ、NWI/Oの使用予定量を上回るサーバCをDBサーバの配置先として選定する。
APサーバについても上記と同様の方法で配置先となるサーバ装置2を選定する(説明は省略)。その結果、配置先決定部16による配置最適化が実現される。
≪実施例2≫
次に、実施例2について説明する。その際、実施例1ですでにした説明と重複する説明は省略する。実施例2の前提は下記の通りである。
(実施例2の前提)
(1)ユーザのID:Bさん。ユーザタイプ:学生。
(2)利用するサービス:Webサービス。過去利用歴あり。
(3)過去(Bさんが学生)利用時のWebサービスに対するシステム構成情報:Webサーバ・APサーバ・DBサーバの3層構成。
Webサーバ層(1LB−3Webサーバ):
リソースの割当量(CPU:8コア、メモリ:8GB、ディスクI/O:500Mbps、NWI/O:1.0Gbps)
ディスク領域の割当量:10GB
利用ソフト・ミドルウェア:Apache(登録商標) HTTP Server

APサーバ層(1LB−3APサーバ):
リソースの割当量(CPU:12コア、メモリ:16GB、ディスクI/O:1.0Gbps、NWI/O:500Mbps)
ディスク領域の割当量:10GB
利用ソフト・ミドルウェア:Apache Tomcat

DBサーバ層(1DBサーバ):
リソースの割当量(CPU:6コア、メモリ:8GB、ディスクI/O:1.0Gbps、NWI/O:500Mbps)
ディスク領域の割当量:100GB
利用ソフト・ミドルウェア:Oracle(登録商標) Database(DBコネクション数:500)

*3:VM3は、Webサーバ・APサーバ・DBサーバのそれぞれに対して作成される。
(4)過去利用時のWebサービスにおける各VM3のリソースの使用量の推移:各VM3の各時間帯(0:00〜7:59、8:00〜15:59、16:00〜23:59)のリソース(CPU、メモリ、ディスクI/O、NWI/O)の平均使用率の推移
0:00〜 7:59・・・30%
8:00〜15:59・・・40%
16:00〜23:59・・・80%
ユーザBに対する新たなWebサービスの構築時にて、推奨部13は、上記(3)の初期のシステム構成情報を推奨値として、ユーザBが操作するクライアント装置5の表示部に表示する。ユーザBは、過去に同じサービスを利用したときに、ディスクI/O処理待ちによってDBサーバのCPU使用率が高すぎたと判断したため、推奨値としてのシステム構成情報を変更指定した。具体的には、推奨されたシステム構成情報において、DBコネクション数を500→1000にし、ディスクI/Oの割当量を1.0Gbps→2.0Gbpsにするように変更指定した(図3のステップS07にてシステム構成情報の変更指定はあり)。その結果、変更指定を反映した最終的なシステム構成情報が決定される。
チューニング試験などによって、上記のようにDBコネクション数を2倍にすると、CPU使用率が20%改善する(各時間帯におけるCPUの平均使用率は−20%分修正される)とともにディスクI/Oの使用量が1.5倍になるという測定結果が判明している。
推測部14は、この測定結果を踏まえ、上記(3)(4)の情報に基づいて、各VM3の各種リソースの時間帯ごとの使用予定量を、
各種リソースの使用予定量=各種リソースの割当量×平均利用率
として推測する。DBサーバとして実装されるVM3に関しては、使用予定量は、以下の表2の通りになる。
Figure 2016110248
その後、割当先決定部15および配置先決定部16は、推測された各VM3のリソースの使用予定量に基づいて、ディスク領域の割当先となるストレージ装置4、および、VM3の配置先となるサーバ装置2を決定する。
以上の説明を踏まえ、割当先となるストレージ装置4を選定する様子を図8に示す。
図8に示すストレージA〜Dの4つのストレージ装置4において、ストレージDは、ディスク領域の空き容量が不足することになるため(70GB<100GB)、割当先の候補から除外される(割当先ストレージ装置選択ポリシ2の(2a)参照)。また、ストレージCは、16:00〜23:59におけるディスクI/Oの空き容量が不足することになるため(0.4Gbps<1200Mbps)、割当先の候補から除外される(割当先ストレージ装置選択ポリシ2の(2b)参照)。
ディスク領域の空き容量およびディスクI/Oの空き容量に関する両方の条件を満たすストレージA,Bのうち、ディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における標準偏差が最小となるのは、ストレージBであることが分かる(割当先ストレージ装置選択ポリシ2の(2c)、(2c‐3)参照)。よって、割当先決定部15は、ストレージBを、DBサーバのディスク領域の割当先として選定する。
Webサーバ、APサーバについても上記と同様の方法で割当先となるストレージ装置4を選定する(説明は省略)。その結果、割当先決定部15による割当最適化が実現される。
VM3(DBサーバ)の配置先となるサーバ装置2を選定する様子を図9に示す。
図9によれば、配置先決定部16は、いずれの時間帯においても、CPU、メモリ、NWI/Oの空き予定容量の値が、DBサーバのCPU、メモリ、NWI/Oの使用予定量を上回るサーバCをDBサーバの配置先として選定する。
APサーバについても上記と同様の方法で配置先となるサーバ装置2を選定する(説明は省略)。その結果、配置先決定部16による配置最適化が実現される。
≪まとめ≫
本実施形態によれば、仮想化実行装置1は、サービスを利用するユーザの特性情報を用いることで、そのユーザによるサービスの大まかな利用傾向を分析することができる。また、仮想化実行装置1は、1または複数のVM3から構成されるシステムのシステム構成情報を用いることで、ユーザがサービスを好適に利用できるようにするのに必要な性能を備えたシステムの構成を把握することができる。ここで、ユーザが懸念するリソース競合は、サーバ装置2の性能そのものにもよるが、例えば、多くのユーザが同じサービスを利用するというユーザ側の利用態様にもよる。また、例えば、VM3へのリソースの割り当てが不適切なこと、異なるサービスを構成するVM3が特定のサーバ装置2に配置されてそのサーバ装置2の負荷が増大することにもよる。このため、これらの特性情報およびシステム構成情報を用いて推測された、VM3の複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量は、VM3の配置最適化によりリソース競合を解消し、システムの性能を担保することに大いに寄与する。また、これらの使用予定量は、ディスク領域の割当最適化にも用いることで、仮想マシンの各々のディスクI/Oの競合の発生頻度を下げつつ、ストレージ装置4のリソースの利用効率を向上させることにも大いに寄与する。したがって、サーバ装置2の仮想化環境の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、推奨部13によって推奨されるシステム構成情報をユーザに提示することで、サービスを利用するためにシステム構成情報を決定しなければならないユーザのサービス構築時の負担を低減させることができる。
また、本実施形態によれば、ストレージ装置4のディスクI/Oの実使用量を用いてディスク領域の割当最適化を行うことができるので、仮想マシンの各々のディスクI/Oの競合の発生頻度を下げつつ、ストレージ装置4のリソースの利用効率をさらに向上させることができる。
また、本実施形態によれば、VM3のディスクI/Oの使用予定量だけでなく、ストレージ装置4のディスクI/Oの空き予定容量も用いてディスク領域の割当最適化を行うことができるので、仮想マシンの各々のディスクI/Oの競合の発生頻度を下げつつ、ストレージ装置4のリソースの利用効率をさらに向上させることができる。
≪その他≫
割当先決定部15は、割当先ストレージ装置選定ポリシ1,2や他の割当先ストレージ装置選定ポリシに従って、ディスク領域の割当先となるストレージ装置4を選定したが、該当するストレージ装置4が存在しなかった場合には、ユーザが利用しようとするサービスと同じ種類のサービスであってもより低品質のサービスをユーザに勧めて、その低品質のサービスの利用に対する割当最適化を実現することができる。つまり、低品質のサービスを提供するために動作するVM3から構成されるシステムのシステム構成情報を推奨部13が推奨し、ユーザからの変更指定の有無を経て、最終的なシステム構成情報を決定し、決定したシステム構成情報に対する割当最適化を実現することができる。サービスが低品質であるため、VM3の各種リソースの使用予定量は比較的小さく済ませることができ、その使用予定量を許容する空き予定容量を有するストレージ装置4が存在する可能性を高めることができる。
配置先決定部16は、配置先VM選定ポリシ1,2や他の配置先VM選定ポリシに従って、VM3の配置先となるサーバ装置2を選定したが、該当するサーバ装置2が存在しなかった場合には、ユーザが利用しようとするサービスと同じ種類のサービスであってもより低品質のサービスをユーザに勧めて、その低品質のサービスの利用に対する配置最適化を実現することができる。つまり、低品質のサービスを提供するために動作するVM3から構成されるシステムのシステム構成情報を推奨部13が推奨し、ユーザからの変更指定の有無を経て、最終的なシステム構成情報を決定し、決定したシステム構成情報に対する配置最適化を実現することができる。サービスが低品質であるため、VM3の各種リソースの使用予定量は比較的小さく済ませることができ、その使用予定量を許容する空き予定容量を有するサーバ装置2が存在する可能性を高めることができる。
本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、フローチャートなどについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
1 仮想化実行装置
2 サーバ装置
3 VM(仮想マシン)
4 ストレージ装置
5 クライアント装置
11 特性情報格納部
12 構成情報格納部
13 推奨部
14 推測部
15 割当先決定部(最適化部)
16 配置先決定部(最適化部)
17 割当実行部
18 配置実行部

Claims (7)

  1. クライアント装置に所定のサービスを提供する複数のサーバ装置の仮想化を実行する仮想化実行装置であって、
    前記クライアント装置を操作するユーザの特性情報を格納する特性情報格納部と、
    1または複数の仮想マシンから構成されるシステムのシステム構成情報を格納する構成情報格納部と、
    前記格納された特性情報、および、前記格納されたシステム構成情報を用いて、前記仮想マシンの複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量を推測する推測部と、
    前記推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、前記仮想マシンを複数の前記サーバ装置のいずれに配置するかという配置最適化、および、前記仮想マシンの動作に必要となるディスク領域を複数のストレージ装置のいずれに割り当てるかという割当最適化を実行する最適化部と、を備える、
    ことを特徴とする仮想化実行装置。
  2. 前記特性情報は、
    前記ユーザを識別するユーザID、所定の基準で前記ユーザを分類するユーザタイプ、および、前記ユーザが過去に前記サービスを利用したときのサービス利用履歴、を含んでおり、
    前記仮想化実行装置は、
    前記特性情報を参照して、前記ユーザに対して前記システム構成情報を推奨する推奨部、を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想化実行装置。
  3. 前記最適化部は、前記ディスク領域の前記割当最適化において、
    前記ディスク領域を割当可能な複数の前記ストレージ装置のうち、ストレージ装置側ディスクI(Input)/O(Output)の実使用量の所定の期間内における平均値が最も小さくなる前記ストレージ装置を、前記ディスク領域の割当先として選定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仮想化実行装置。
  4. 前記最適化部は、前記ディスク領域の前記割当最適化において、
    前記ディスク領域を割当可能であり、前記仮想マシンの前記リソースの1つである仮想マシン側ディスクI/Oの使用予定量に応じて、ストレージ装置側ディスクI/Oの使用量が所定の時間帯ごとに帯域上限値を超えない複数の前記ストレージ装置のうち、
    前記ストレージ装置側ディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における最小値が最大となる前記ストレージ装置を、前記ディスク領域の割当先として選定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仮想化実行装置。
  5. 前記最適化部は、前記ディスク領域の前記割当最適化において、
    前記ディスク領域を割当可能であり、前記仮想マシンの前記リソースの1つである仮想マシン側ディスクI/Oの使用予定量に応じて、ストレージ装置側ディスクI/Oの使用量が所定の時間帯ごとに帯域上限値を超えない複数の前記ストレージ装置のうち、
    前記ストレージ装置側ディスクI/Oの空き予定容量の、所定の期間内における標準偏差が最小となる前記ストレージ装置を、前記ディスク領域の割当先として選定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仮想化実行装置。
  6. クライアント装置に所定のサービスを提供する複数のサーバ装置、前記サーバ装置を仮想化する仮想化実行装置、および、複数のストレージ装置、が通信可能に接続される仮想化システムであって、
    前記仮想化実行装置が、
    前記クライアント装置を操作するユーザの特性情報を格納する特性情報格納部と、
    1または複数の仮想マシンから構成されるシステムのシステム構成情報を格納する構成情報格納部と、
    前記格納された特性情報、および、前記格納されたシステム構成情報を用いて、前記仮想マシンの複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量を推測する推測部と、
    前記推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、前記仮想マシンを複数の前記サーバ装置のいずれに配置するかという配置最適化、および、前記仮想マシンの動作に必要となるディスク領域を複数の前記ストレージ装置のいずれに割り当てるかという割当最適化を実行する最適化部と、を備える、
    ことを特徴とする仮想化システム。
  7. クライアント装置に所定のサービスを提供する複数のサーバ装置の仮想化を実行する仮想化実行装置におけるリソース最適化方法であって、
    前記仮想化実行装置は、
    前記クライアント装置を操作するユーザの特性情報を格納する特性情報格納ステップと、
    1または複数の仮想マシンから構成されるシステムのシステム構成情報を格納する構成情報格納ステップと、
    前記格納された特性情報、および、前記格納されたシステム構成情報を用いて、前記仮想マシンの複数種類のリソースの、所定の期間ごとの使用予定量を推測する推測ステップと、
    前記推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、前記仮想マシンを複数の前記サーバ装置のいずれに配置するかという配置最適化を実行する配置最適化ステップと、
    前記推測した複数種類のリソースの使用予定量を用いて、前記仮想マシンの動作に必要となるディスク領域を複数のストレージ装置のいずれに割り当てるかという割当最適化を実行する割当最適化ステップと、を実行する、
    ことを特徴とするリソース最適化方法。
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