JP2016103664A - スピーカおよびこのスピーカを用いた電子機器 - Google Patents

スピーカおよびこのスピーカを用いた電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2016103664A
JP2016103664A JP2013046313A JP2013046313A JP2016103664A JP 2016103664 A JP2016103664 A JP 2016103664A JP 2013046313 A JP2013046313 A JP 2013046313A JP 2013046313 A JP2013046313 A JP 2013046313A JP 2016103664 A JP2016103664 A JP 2016103664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
speaker
upper plate
lower plate
speaker according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013046313A
Other languages
English (en)
Inventor
亮 麻埜
Akira Asano
亮 麻埜
榎本 光高
Mitsutaka Enomoto
光高 榎本
智敬 松永
Tomotaka Matsunaga
智敬 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2013046313A priority Critical patent/JP2016103664A/ja
Priority to CN201490000476.9U priority patent/CN205051862U/zh
Priority to PCT/JP2014/001162 priority patent/WO2014136430A1/ja
Priority to US14/841,786 priority patent/US9769571B2/en
Publication of JP2016103664A publication Critical patent/JP2016103664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/02Details
    • H04R9/025Magnetic circuit
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2499/00Aspects covered by H04R or H04S not otherwise provided for in their subgroups
    • H04R2499/10General applications
    • H04R2499/11Transducers incorporated or for use in hand-held devices, e.g. mobile phones, PDA's, camera's
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/06Loudspeakers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

【課題】携帯電話等の小型電子機器に使用される小型スピーカにおいて、スピーカをさらに小型化、軽量化、コンパクト化しても、音圧レベルの向上と低価格化を実現することが課題であった。【解決手段】前記下部プレート上に、並列配置された2つの第1磁気部と前記2つの第1磁気部の間に配置された第2磁気部とを結合し、前記2つの第1磁気部上に設けられ、前記第2磁気部との間で磁気ギャップを構成するように配置された環状上部プレートとからなる磁気回路において、前記2つの第1磁気部と前記第2磁気部とは、前記下部プレートの垂直方向において互いに逆方向に磁化され、前記環状上部プレートは、前記2つの第1磁気部間を繋ぐ部分で、前記下部プレート側に折曲げられた折曲部を有することで、スピーカの小型化、軽量化、コンパクト化と、音圧レベルの向上および低価格化を実現することができるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話や各種電子機器に用いられるスピーカに関するものである。
携帯電話に代表される移動体通信機器である各種電子機器は、性能および機能の向上に加え、持ち運びの利便性の向上を目的として小型化、軽量化、コンパクト化の市場要求がますます厳しくなりつつある。
これらの背景により、携帯電話や移動体通信機器である各種電子機器に搭載されるスピーカやレシーバにおいても、高性能かつ低価格でありながら、スペースファクターの向上に加え、小型化、軽量化、コンパクト化が必要不可欠となりつつある。
従来のスピーカについて、図12を用いて説明する。
図12は、従来のスピーカの磁気回路の斜視図を示したものである。
図12に示すように、下部プレート23と、この下部プレート23に結合された複数のマグネット22A、マグネット22B、マグネット22Cと、この複数のマグネット22A、マグネット22B、マグネット22Cの下部プレート23との反対側にそれぞれ結合された複数の上部プレート21A、上部プレート21B、上部プレート21Cとで磁気回路24を構成している。
ここで、磁気ギャップは、直線状に磁気ギャップ25Aと磁気ギャップ25Bとから構成され、磁気ギャップ25Aと磁気ギャップ25Bとにトラック型形状や長方形形状等からなるボイスコイルが挿入された時のボイスコイルの外側のマグネットであるマグネット22A、マグネット22Bの着磁方向と、ボイスコイルの内側のマグネットであるマグネット22Cの着磁方向を異ならせて構成している。
このように構成することで、複数のマグネットの磁気エネルギーを合成させ、磁気ギャップの磁束密度を向上させることができ、スピーカの音圧レベルを向上させることができる。
そして、この磁気回路24にフレームを結合し、このフレームにてボイスコイルが固定された振動板を支持させ、磁気回路24の磁気ギャップ25Aと磁気ギャップ25Bとにボイスコイルを挿入させてスピーカを構成している。
ここで、このスピーカの外径形状は、スペースファクターを向上させるため楕円形形状やトラック型形状や長方形形状等の非円形形状としており、この非円形形状の外径形状を有するスピーカに、磁気回路24を効率良く搭載するために、磁気回路24の外径形状も、スピーカの外径形状に対応した楕円形形状やトラック型形状や長方形形状等の非円形形状の磁気回路24としていた。
ここで、磁気ギャップは、マグネットが外側と内側の両方に存在している部分の間に構成されているが、マグネットが内側にしか存在しない部分には、スピーカの音圧レベルを向上させる目的から、下部プレートを折曲げて、磁気ギャップを構成しているものもあった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2008−148218号公報
従来では、磁気回路の外径形状やスピーカの外径形状を非円形形状としてスペースファクターを向上させながら、複数のマグネットと複数の上部プレートを使用して磁気エネルギーを合成させてスピーカの音圧レベルを向上させながら携帯電話等の電子機器に搭載している。
しかしながら、市場からのさらなるスピーカの小型化、軽量化、コンパクト化および低価格化の要求を満足させようとすると、スピーカの音圧レベルが低下してしまうという課題を有するものであった。
すなわち、スピーカの小型化、軽量化、コンパクト化および低価格化の要求を満足させようとすると、スピーカ自体を小型化、軽量化したり、また磁気回路を小型化、軽量化する必要があり、いずれもスピーカの音圧レベル低下に繋がるものであった。
さらに、必要とされるスピーカの音圧レベルを確保するために、複数のマグネットと複数の上部プレートを使用する構成としていることから、多くの構成部品の位置決めや結合等における生産工数が多くかかり、生産コストを削減できず、低価格化を実現できないという課題を有するものであった。
本発明は、このような課題を解決し、スピーカを小型化、軽量化、コンパクト化しても、音圧レベルを向上させることができ、合わせて低価格化を実現できるスピーカを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、下部プレートと、前記下部プレート上に結合され、並列配置された2つの第1磁気部と、前記下部プレート上に結合され、前記2つの第1磁気部の間に配置された第2磁気部と、前記2つの第1磁気部において前記下部プレートとの反対側に設けられ、前記第2磁気部との間で磁気ギャップを構成するように配置された環状上部プレートとからなる磁気回路と、前記磁気回路と結合されたフレームと、前記フレームに支持された振動板と、前記振動板に固定され、前記磁気回路の磁気ギャップ内に挿入されたボイスコイルとを有するスピーカであって、前記2つの第1磁気部と前記第2磁気部とは、前記下部プレートの垂直方向において互いに逆方向に磁化され、前記環状上部プレートは、前記2つの第1磁気部間を繋ぐ部分で、前記下部プレート側に折曲げられた折曲部を有するように構成したものである。
これらの構成とすることで、非円形形状となる磁気回路により、スピーカの小型化、軽量化、コンパクト化を図ることができる。
そして、第1磁気部と第2磁気部間の磁気ギャップにおいては、第1磁気部と第2磁気部との磁気エネルギーが加算されて磁気ギャップ内の磁束密度を向上させることに加えて、第2磁気部と環状上部プレートの折曲部間の磁気ギャップにおいても、第1磁気部と第2磁気部との磁気エネルギーが加算されて磁気ギャップ内の磁束が形成されるため磁束密度が向上し、さらに磁気回路の磁気利用率を良好化させてスピーカの音圧レベルを向上させることができる。
また、第2磁気部の長手方向の端部の磁気ギャップの形成は、一体成形された環状上部プレートとによって形成していることから、上部プレートの部品点数の削減による生産性の向上と、外径寸法の拡大を抑制することができる。
よって、非円形形状の磁気回路により、スピーカのスペースファクターを向上させて小型化、軽量化、コンパクト化しても、音圧レベルの向上と低価格化を実現することができ、携帯電話等の電子機器への搭載性を著しく向上させることができるという極めて大きな効果を奏するものである。
本発明の一実施の形態における磁気回路の斜視図 本発明の一実施の形態におけるフレームの斜視図 本発明の一実施の形態における磁気回路とフレームの組立品の斜視図 本発明の一実施の形態におけるスピーカの斜視図 本発明の一実施の形態におけるスピーカの背面側の斜視図 本発明の一実施の形態におけるスピーカの短径方向の断面図 本発明の一実施の形態におけるスピーカの長径方向の断面図 本発明の別の実施の形態におけるスピーカの短径方向の断面図 本発明の別の実施の形態におけるスピーカの短径方向の断面図 本発明の別の実施の形態におけるスピーカの短径方向の断面図 本発明の一実施の形態における携帯電話の要部断面図 従来のスピーカの磁気回路の斜視図
以下、本発明におけるスピーカについて図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態における磁気回路の斜視図を示したものであり、図2は同様にフレームの斜視図を示したものであり、図3は同様に磁気回路とフレームの組立品の斜視図を示したものであり、図4は同様にスピーカの斜視図を示したものであり、図5は同様にスピーカの背面側の斜視図を示したものである。
また、図6は本発明の一実施の形態におけるスピーカの短径方向の断面図を示したものであり、図7は同様にスピーカの長径方向の断面図を示したものであり、図8から図10は同様に本発明の別の実施の形態によるスピーカの短径方向の断面図を示したものである。
そして、図11は本発明の一実施の形態における電子機器である携帯電話の要部断面図を示したものである。
図1から図7に示すように、下部プレート3と、この下部プレート3に結合されたボイスコイルの外側に配置される第1マグネット2Aおよび第1マグネット2Bと、ボイスコイルの内側に配置される第2マグネット2Cと、これらのマグネットの下部プレート3との反対側に結合されたボイスコイルの外側に配置される環状の第1上部プレート1Aと、ボイスコイルの内側に配置される第2上部プレート1Cとで磁気回路4を構成している。
ここで、この磁気回路4は、3個のマグネットの形状を長手方向と短手方向とを有する直方体形状としている。
このように、マグネットの形状を長手方向と短手方向とを有する直方体形状として各々をマグネットの長手方向に沿わせて隙間を空けて並列配置することにより、細長いスリムな形状の磁気回路4を形成させることができるため、磁気回路4のスペースファクターを向上させるとともに、小型化、コンパクト化を図ることができる。
また、直方体形状とすることで、ネオジムマグネット等の形状の形成が難しいマグネットについても、マグネットが容易に生産可能となるため、マグネットの低価格化を実現することができる。
第2上部プレート1Cの形状は、マグネット2Cの形状に近い長方形形状としているが、第1上部プレート1Aの形状は、この第1上部プレート1Aが結合されているそれぞれのマグネット2Aおよびマグネット2Bの形状に近い長方形形状の部分と、これらを繋ぐ部分とから構成された環状形状に形成されている。
すなわち、第1上部プレート1Aの形状は環状の長方形形状をなすもので、さらに第1マグネット2Aおよび第1マグネット2Bの間を繋ぐ部分では、第1上部プレート1Aを下部プレート3側に直角に折曲げた折曲部1Aa、1Abが設けられている。
ここで、各マグネットは下部プレート3の垂直方向に着磁され、第1マグネット2Aと第1マグネット2Bは着磁方向を同じにし、第2マグネット2Cは第1マグネット2A、2Bとは着磁方向を逆にしている。
そして、第1マグネット2Aと第2マグネット2Cの間および第1マグネット2Bと第2マグネット2Cの間においては、マグネットの長手方向に沿わせて2つの直線部を有する第1上部プレート1Aと第2上部プレート1Cとの間で磁気ギャップ5Aおよび磁気ギャップ5Bが形成され、それ以外においては、第2上部プレート1Cの一部と第1上部プレート1Aの折曲部1Aa、1Abとの間で磁気ギャップ5C、5Dが形成され、これら磁気ギャップ内にボイスコイルが挿入される。
また、この磁気ギャップ5C、5Dの磁極幅は、第1上部プレート1Aの折曲部1Aa、1Abの折曲げ幅に依存して、それ以外の磁気ギャップ5A、5Bの磁極幅よりも大きくしている。
さらに、この第1上部プレート1Aの折曲部1Aa、1Abには、ボイスコイルのリード線を挿通させるための切欠き1Acを設けている。
このようにして構成された磁気回路4に、ターミナル9が結合されたフレーム6を結合し、このフレーム6に支持された振動板7と、この振動板7に固定され、磁気回路4の磁気ギャップ5A〜5Dに挿入されたボイスコイル8とでスピーカを構成している。
以上の構成とすることで、長手方向と短手方向とを有し、長手方向に沿わせて配列させた複数のマグネットによる非円形形状の磁気回路4により、スピーカのスペースファクターを向上させるとともに、スピーカの小型化、軽量化、コンパクト化を図ることができる。
そして、着磁方向の異なるマグネットを並設することにより磁気エネルギーが加算されて磁気ギャップに作用して磁束密度を向上させることに加えて、マグネットの長手方向の端部の磁気ギャップ5C、5Dにも、着磁方向の異なるマグネットからの磁気エネルギーを加算させることができるため、さらに磁気回路の磁気利用率を良好化させてスピーカの音圧レベルを向上させることができる。
また、マグネットの長手方向の端部の磁気ギャップ5Cおよび磁気ギャップ5Dの形成は、外側の2つの第1マグネット2Aと第1マグネット2Bに結合された環状の第1上部プレート1Aで形成していることから、従来2個に分かれていた外側の上部プレートを1個に一体化することができるため、部品点数の削減による生産性の向上を図ることができる。
さらに、マグネットの長手方向の端部の磁気ギャップ5Cおよび磁気ギャップ5Dの形成において、第1上部プレート1Aの一部を直角に折曲げて折曲部1Aa、1Abを形成していることから、平面方向から見た磁気回路4の外径寸法の拡大を抑制することができる。
よって、スピーカを小型化、軽量化、コンパクト化しても、音圧レベルの向上と部品点数の削減や生産性向上による低価格化を実現することができ、携帯電話等の電子機器への搭載性を著しく向上させることができるという極めて大きな効果を奏することができる。
また、さらなる効果として、第1上部プレート1Aの折曲部1Aa、1Abで形成した磁気ギャップ5C、5Dの磁極幅を、それ以外の磁気ギャップ5A、5Bの磁極幅よりも大きくして形成することで、この部分のボイスコイル8に与える磁束密度分布を拡大させることができ、スピーカのパワーリニアリティを良好化させることができる。
さらに、この折曲部1Aa、1Abに設けられたボイスコイル8のリード線を挿通させるための切欠き1Acの形成により、ボイスコイル8のリード線を生産性良好に挿通させることができ、また品質面においても断線等の懸念なく確実に挿通させて、ターミナル9に結線することができるため、生産性の向上と品質の安定化を実現することができる。
さらに、このボイスコイル8のリード線を挿通させるための切欠き1Acの形成により、スピーカの全高寸法の薄型化を実現することができる。
尚、この切欠き1Acは、ボイスコイル8のプラス側とマイナス側の2本のリード線を挿通させることができるように2箇所設けることが望ましい。
さらに、この切欠き1Acは、組立て時の第1上部プレート1Aとボイスコイル8のリード線の引出し方向に対する方向性をなくして生産性を向上させるため、図1に示すように折曲部1Aa、1Abに各2箇所ずつ、計4箇所に設けても良い。
この場合、切欠きを多く設定することで、使用材料の削減を図り、軽量化に寄与することも可能となる。
また、本発明による磁気回路4の場合、ボイスコイル8の内側の第2マグネット2Cの長手方向の寸法を、ボイスコイル8の外側の第1マグネット2A、2Bの長手方向の寸法よりも僅かに小さく設定している。
このように設定することで、使用される複数のマグネットの体積を最大限大きくしながら、磁気回路4の外径寸法を最小にして効率の良い磁気回路とすることができる。
また、第1上部プレート1Aに、第1マグネット2A、2Bの位置決めガイドを設けても良い。
例えば、第2マグネット2Cの長手方向の寸法が第1マグネット2A、2Bよりも小さい場合、第1上部プレート1Aの折曲部1Aa、1Abを第1マグネット2A、2Bの長手方向の端部に当接できるように寸法設定するだけで、折曲部1Aa、1Abは位置決めガイドとして容易に長手方向の寸法を規制することができる。
その他、短手方向の位置決めガイドとしても、第1上部プレート1Aに突起やダボ等を設けることで、容易に短手方向の寸法を規制することができる。
このような構成とすることで、磁気回路4の組立て時において、位置決め治具を不要とすることができ、生産性の向上を図ることができる。
さらに、下部プレート3に、第1マグネット2A、2Bや第2マグネット2Cの位置決めガイドを設けても良い。
この位置決めガイドとしては、下部プレート3に突起やダボ等を設けることで、容易に第1マグネット2A、2Bや第2マグネット2Cの寸法を規制することができる。
このような構成とすることで、磁気回路4の組立て時において、位置決め治具を不要とすることができ、生産性の向上を図ることができる。
次に、磁気回路4のさらなる軽量化と、効率向上のため、磁気回路4の短手方向の第1上部プレート1Aの外径寸法を、短手方向の第1マグネット2A、2B間の外径寸法よりも小さくして構成しても良い。
このような構成とすることで、第1上部プレート1Aの外径寸法が小さく構成できた割合に応じて、第1上部プレート1Aの体積を減少させることができるため、磁気回路4の軽量化を図ることができる。
さらに、第1上部プレート1Aの外径寸法を小さく構成することで、外部方向への漏洩磁束を低減させることができるため、第1上部プレート1Aの体積を減少させたにもかかわらず、磁気ギャップ内部の磁束密度を低下させることなく、スピーカの音圧レベルを確保することができる。
次に、磁気回路4のさらなる軽量化と、効率向上のための別の手段として、磁気回路4の短手方向の下部プレート3の外径寸法を、短手方向の第1マグネット2A、2B間の外径寸法よりも小さくして構成しても良い。
このような構成とすることで、下部プレート3の外径寸法が小さく構成できた割合に応じて、下部プレート3の体積を減少させることができるため、磁気回路4の軽量化を図ることができる。
そして、下部プレート3の外径寸法を小さく構成することで、外部方向への漏洩磁束を低減させることができるため、下部プレート3の体積を減少させたにもかかわらず、磁気ギャップ内部の磁束密度を低下させることなく、スピーカの音圧レベルを確保することができる。
また、別の実施の形態として、図8に示すように、ボイスコイル8の内側のマグネットを、第2マグネット2Dと第2マグネット2Eの2つに分けて構成し、第2マグネット2Dと第2マグネット2Eの間に隙間を設け、第1マグネット2A、2Bと並列して配置しても良い。
このような構成とすることで、設けられた隙間の割合に応じて、マグネットの体積を減少させることができるため、磁気回路4の軽量化を図ることができる。
そして、第2マグネット2Dと第2マグネット2Eの2つのマグネットを磁気ギャップ5Aおよび磁気ギャップ5Bにそれぞれ近付けて配置させることで、磁気回路4の効率を向上させることができるため、マグネットの体積を減少させたにもかかわらず、磁気ギャップ内部の磁束密度を低下させることなく、スピーカの音圧レベルを確保することができる。
また、別の実施の形態として、図9に示すように、ボイスコイル8の内側の上部プレートを、第2上部プレート1Dと第2上部プレート1Eの2つに分けて構成し、第2上部プレート1Dと第2上部プレート1Eの間に隙間を設けて配置しても良い。
このような構成とすることで、設けられた隙間の割合に応じて、上部プレートの体積を減少させることができるため、磁気回路4の軽量化を図ることができる。
そして、第2上部プレート1Dと第2上部プレート1Eの2つの上部プレートを磁気ギャップ5Aおよび磁気ギャップ5Bにそれぞれ近付けて配置させることで、磁気回路4の効率を向上させることができるため、上部プレートの体積を減少させたにもかかわらず、磁気ギャップ内部の磁束密度を低下させることなく、スピーカの音圧レベルを確保することができる。
さらに、別の実施の形態として、図10に示すように、ボイスコイル8の内側のマグネットと上部プレートの両方を、第2マグネット2Dと第2マグネット2Eおよび第2上部プレート1Dと第2上部プレート1Eの2つにそれぞれ分けて構成し、第2マグネット2Dと第2マグネット2Eおよび第2上部プレート1Dと第2上部プレート1Eの両方に、それぞれの間に隙間を設けて配置しても良い。
このような構成とすることで、設けられた隙間の割合に応じて、マグネットおよび上部プレートの体積を減少させることができるため、磁気回路4のさらなる軽量化を図ることができる。
そして、第2マグネット2Dと第2マグネット2Eおよび第2上部プレート1Dと第2上部プレート1Eの2つのマグネットおよび上部プレートを磁気ギャップ5Aおよび磁気ギャップ5Bにそれぞれ近付けて配置させることで、磁気回路4の効率を向上させることができるため、マグネットおよび上部プレートの体積を減少させたにもかかわらず、磁気ギャップ内部の磁束密度を低下させることなく、スピーカの音圧レベルを確保することができる。
次に、スピーカのさらなる軽量化と、生産効率向上のため、フレーム6を樹脂により、磁気回路4をインサートして一体に形成して構成しても良い。
このような構成とすることで、金属に比べて比重の小さい樹脂を使用することで、スピーカの軽量化を図ることができ、磁気回路4をインサートしてフレーム6と一体に形成することで、接着剤を使用する必要もなくなることから、生産効率の向上を図ることができる。
さらに、フレーム6を樹脂により、磁気回路4をインサートして一体に形成するときには、第1上部プレート1Aの外周部をインサートして一体に形成することで、磁気回路4の上部に存在する第1上部プレート1Aの一部をインサートするのみで一体に形成できることから、使用する樹脂の量を最小限に抑制することができ、スピーカのさらなる軽量化を図ることができる。
もちろん、フレーム6を樹脂により、磁気回路4をインサートして一体に形成するときには、前述の第1上部プレート1Aの一部をインサートしての形成に限定されることなく、マグネットまでインサートして形成しても良いし、さらには下部プレートまでインサートして形成しても良い。
このように、マグネットや下部プレートまでインサートして形成することで、使用する樹脂の量が増加する傾向となり軽量化は実現しにくくはなるが、その反面フレーム6と磁気回路4との結合強度や結合信頼性をより一層向上させることができる。
これらは、要求されるスピーカの軽量化と、フレーム6と磁気回路4との結合強度や結合信頼性を勘案しながら適宜、自由に選択することが可能である。
以上、スピーカを小型化、軽量化、コンパクト化しても、音圧レベルの向上と部品点数の削減や生産性向上による低価格化を実現することができるスピーカについて説明したが、次に、このスピーカを搭載した携帯電話や電子機器について説明する。
図11は本発明の一実施の形態における電子機器である携帯電話の要部断面図を示したものであり、前述の本発明のいずれか1つのスピーカ10を搭載して携帯電話80を構成したものである。
ここで、この携帯電話80の構成としては、スピーカ10と、このスピーカ10に電気信号を供給する増幅手段を備えた電子回路40と液晶表示60等の各部品を外装ケース70の内部に搭載して携帯電話80の要部を構成している。
そして、スピーカ10のターミナル9と電子回路40とを接触給電させてスピーカ10に増幅手段から出力させた電気信号を供給させることにより動作させている。
この構成とすることにより、スピーカ10は小型化、軽量化、コンパクト化しても、音圧レベルの向上と低価格化を実現し、磁気回路から外部への漏洩磁束を低減させる効果があるため、このスピーカ10を搭載した携帯電話80においても、小型化、軽量化に加え、音圧レベルの向上と低価格化、低漏洩磁束化を実現させることができる。
尚、当実施の形態は、電子機器として移動体通信機器である携帯電話に搭載した例について説明したが、これに限定されることなく、スマートフォンや携帯用のゲーム機、さらにはポータブルナビゲーションやテレビ等の映像機器、さらにはパーソナルコンピュータであっても良い。
すなわち、スピーカを搭載する電子機器であれば、全てに適用可能である。
以上説明したように本発明は、スピーカを小型化、軽量化、コンパクト化しても、音圧レベルの向上と部品点数の削減や生産性向上による低価格化を実現することができ、携帯電話やスマートフォン等の電子機器への搭載性を著しく向上させることができるという極めて大きな効果を奏することができる。
本発明は、音圧レベルの向上に加えて、スペースファクターの向上、小型化、軽量化、コンパクト化が必要なスピーカさらにはこれらを搭載した携帯電話および各種電子機器に適用できる。
1A 第1上部プレート
1C、1D、1E 第2上部プレート
1Aa、1Ab 折曲部
1Ac 切欠き
2A、2B 第1マグネット
2C、2D、2E 第2マグネット
3 下部プレート
4 磁気回路
5A、5B、5C、5D 磁気ギャップ
6 フレーム
7 振動板
8 ボイスコイル
9 ターミナル
10 スピーカ
21A、21B、21C 上部プレート
22A、22B、22C マグネット
23 下部プレート
24 磁気回路
25A、25B 磁気ギャップ
40 電子回路
60 液晶表示
70 外装ケース
80 携帯電話

Claims (15)

  1. 下部プレートと、前記下部プレート上に結合され、並列配置された2つの第1磁気部と、前記下部プレート上に結合され、前記2つの第1磁気部の間に配置された第2磁気部と、前記2つの第1磁気部において前記下部プレートとの反対側に設けられ、前記第2磁気部との間で磁気ギャップを構成するように配置された環状上部プレートとからなる磁気回路と、
    前記磁気回路と結合されたフレームと、
    前記フレームに支持された振動板と、
    前記振動板に固定され、前記磁気回路の磁気ギャップ内に挿入されたボイスコイルとを有するスピーカであって、
    前記2つの第1磁気部と前記第2磁気部とは、前記下部プレートの垂直方向において互いに逆方向に磁化され、
    前記環状上部プレートは、前記2つの第1磁気部間を繋ぐ部分で、前記下部プレート側に折曲げられた折曲部を有するスピーカ。
  2. 前記第1磁気部および前記第2磁気部はそれぞれ直方体形状のマグネットを含む請求項1記載のスピーカ。
  3. 前記第2磁気部は、前記2つの第1磁気部の並列方向に並列配置した2本のマグネットを含む請求項2記載のスピーカ。
  4. 前記下部プレートは平板形状とした請求項1記載のスピーカ。
  5. 前記折曲部は直角に折曲げられている請求項1記載のスピーカ。
  6. 前記折曲部における磁気ギャップの磁極幅は、それ以外の磁気ギャップの磁極幅よりも大きくしてなる請求項1記載のスピーカ。
  7. 前記折曲部に、ボイスコイルのリード線を挿通させるための切欠きを設けた請求項1記載のスピーカ。
  8. 前記第2磁気部の長手方向の寸法を、前記第1磁気部の長手方向の寸法よりも小さくしてなる請求項2記載のスピーカ。
  9. 前記環状上部プレートに、前記第1磁気部のマグネットを位置決めするガイドを設けた請求項2記載のスピーカ。
  10. 前記下部プレートに、前記第1磁気部のマグネットおよび/または前記第2磁気部のマグネットを位置決めするガイドを設けた請求項2記載のスピーカ。
  11. 前記磁気回路の短手方向における前記環状上部プレートの外径寸法を、短手方向における前記2つの第1磁気部間の外径寸法よりも小さくした請求項1記載のスピーカ。
  12. 前記磁気回路の短手方向における下部プレートの外径寸法を、短手方向における前記2つの第1磁気部間の外径寸法よりも小さくした請求項1記載のスピーカ。
  13. 前記フレームは、前記磁気回路を樹脂でインサートして一体に形成してなる請求項1記載のスピーカ。
  14. 前記フレームは、前記環状上部プレートの外周部を樹脂でインサートして一体に形成してなる請求項1記載のスピーカ。
  15. 請求項1記載のスピーカと、少なくともこのスピーカに電気信号を供給する増幅手段とを備えた電子機器。
JP2013046313A 2013-03-08 2013-03-08 スピーカおよびこのスピーカを用いた電子機器 Pending JP2016103664A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013046313A JP2016103664A (ja) 2013-03-08 2013-03-08 スピーカおよびこのスピーカを用いた電子機器
CN201490000476.9U CN205051862U (zh) 2013-03-08 2014-03-04 扬声器及使用了该扬声器的电子设备
PCT/JP2014/001162 WO2014136430A1 (ja) 2013-03-08 2014-03-04 スピーカおよびこのスピーカを用いた電子機器
US14/841,786 US9769571B2 (en) 2013-03-08 2015-09-01 Loudspeaker and electronic apparatus using the loudspeaker

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013046313A JP2016103664A (ja) 2013-03-08 2013-03-08 スピーカおよびこのスピーカを用いた電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016103664A true JP2016103664A (ja) 2016-06-02

Family

ID=51490966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013046313A Pending JP2016103664A (ja) 2013-03-08 2013-03-08 スピーカおよびこのスピーカを用いた電子機器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9769571B2 (ja)
JP (1) JP2016103664A (ja)
CN (1) CN205051862U (ja)
WO (1) WO2014136430A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10785560B2 (en) 2016-05-09 2020-09-22 Samsung Electronics Co., Ltd. Waveguide for a height channel in a speaker
USD826215S1 (en) * 2016-10-25 2018-08-21 Amina Technologies Limited Flat panel loudspeaker
CN109218958A (zh) * 2017-06-30 2019-01-15 鹏鼎控股(深圳)股份有限公司 柔性电路板及其制造方法和包含所述柔性电路板的扬声器
WO2019134162A1 (zh) 2018-01-08 2019-07-11 深圳市韶音科技有限公司 一种骨传导扬声器
CN108495241B (zh) * 2018-02-12 2019-11-15 维沃移动通信有限公司 一种扬声器的振动主体、扬声器及电子设备
CN110248296B (zh) * 2019-06-27 2020-12-08 歌尔股份有限公司 发声装置
CN115334416A (zh) * 2022-08-03 2022-11-11 东莞泉声电子有限公司 扬声器及应用其的电子装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4471172A (en) * 1982-03-01 1984-09-11 Magnepan, Inc. Planar diaphragm transducer with improved magnetic circuit
JP4000793B2 (ja) * 2001-07-13 2007-10-31 オリエントサウンド株式会社 角形スピーカ
JP3896970B2 (ja) * 2003-01-31 2007-03-22 松下電器産業株式会社 スピーカ
JP2004343602A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカおよびこれを用いたモジュールおよびこのスピーカを用いた電子機器
EP1843630B1 (en) 2005-01-28 2012-02-22 Panasonic Corporation Electrodynamic electroacoustic transducer and electronic device
JP4913573B2 (ja) 2006-12-13 2012-04-11 パイオニア株式会社 スピーカ用磁気回路及びスピーカ
JP2008312056A (ja) 2007-06-15 2008-12-25 Citizen Electronics Co Ltd 電気音響変換器
US8270661B2 (en) * 2007-06-20 2012-09-18 Gettop Europe R&D ApS High efficient miniature electro-acoustic transducer with reduced dimensions
JP5494494B2 (ja) * 2008-12-25 2014-05-14 三洋電機株式会社 スピーカユニットおよび携帯情報端末
US8649550B2 (en) * 2011-01-06 2014-02-11 Aac Acoustic Technologies (Shenzhen) Co., Ltd. Multi-magnet system and speaker using same
CN102572657B (zh) * 2011-12-30 2016-02-17 歌尔声学股份有限公司 微型动圈式发声器
CN202799106U (zh) * 2012-03-27 2013-03-13 瑞声光电科技(常州)有限公司 发声器

Also Published As

Publication number Publication date
CN205051862U (zh) 2016-02-24
US20150373457A1 (en) 2015-12-24
US9769571B2 (en) 2017-09-19
WO2014136430A1 (ja) 2014-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016103664A (ja) スピーカおよびこのスピーカを用いた電子機器
US9344804B2 (en) Miniature moving-coil speaker
US9838798B2 (en) Long stroke speaker
CN102246540B (zh) 扬声器单元及便携式信息终端
CN109862477B (zh) 发声器件
CN102474686B (zh) 扬声器、助听器、内耳式耳机、便携型信息处理装置以及av设备
US20130051604A1 (en) Speaker
CN204131720U (zh) 扬声器以及电子设备
WO2004068899A1 (ja) スピーカおよびこれを用いたモジュールと電子機器
US20120002837A1 (en) Speaker and method of assembling same
KR20050080062A (ko) 초슬림 사각형 마이크로 스피커 및 그 제조방법
US20200314576A1 (en) Speaker
CN109275075B (zh) 发声器件
EP1420609A1 (en) Flat speaker of full-face driving
US10244329B2 (en) Receiver
JP5359212B2 (ja) スピーカ
JP2011097326A (ja) スピーカおよびこれを用いた電子機器ならびに携帯電話
KR101673295B1 (ko) 양 방향 인터페이스가 가능한 스피커용 터미널
WO2013047792A1 (ja) スピーカー、その製造方法及びその駆動ユニット
CN112449288B (zh) 柔性电路板、扬声器及电子设备
CN110149575B (zh) 一种发声装置
CN109327775B (zh) 异形音圈及使用其的扬声器、电子设备
JP4591017B2 (ja) スピーカ
JP6186583B2 (ja) スピーカ
KR100711298B1 (ko) 초박형 마이크로스피커