JP2004343602A - スピーカおよびこれを用いたモジュールおよびこのスピーカを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は各種音響機器および情報通信機器に使用されるスピーカに関するものであり、漏洩磁束の低減化が課題であった。
【解決手段】本発明のスピーカは、外磁型磁気回路24の上部プレート22の外周部を延長して磁気回路24を覆うように形成することで、マグネット21からの漏洩磁束を、上部プレートの延長された外周部22aにより遮蔽して、外部への漏洩磁束を低減させる構成としたものであり、外磁型の磁気回路構成とすることで、ボイスコイルのサイズにより、マグネットのサイズが制限されることなく、大きなマグネットを使用することができ、高音圧化を図ることができる。さらに前記理由より、磁気回路の体積を大きくすることができ、磁気回路の熱容量を拡大することができるため、高耐入力化を図ることもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスピーカおよびこれを用いたモジュールおよびこのスピーカを用いた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスピーカは、携帯電話等の情報通信機器によく使用されるスピーカであるが、通常はマグネットの漏洩磁束の低減化のため、これらの磁気回路は内磁型構造を使用しているのが一般的な構成方法である。
【0003】
しかし、最近では、高音圧化や高耐入力化に対する市場要求が厳しく、内磁型構造では実現が困難になりつつある。
【0004】
その理由としては、内磁型構造はボイスコイルの内側にマグネットが配置されているため、ボイスコイルのサイズにより、マグネットのサイズが制限され、大きなマグネットを使用することができず、高音圧化を図ることができなくなる。
【0005】
さらに前記理由より、磁気回路の体積が大きくできないため、磁気回路の熱容量を拡大することができず、高耐入力化を図ることもできなくなる。
【0006】
前述のような背景から、外磁型スピーカの使用が見直されつつある。
【0007】
また、別の要求事項として、携帯電話の小型化に対する市場要求も厳しく、従来は丸型スピーカが主流であったが、角型やトラック型というスリムタイプが最近では注目されつつある。そのため、昔は丸型形状に構成されていた磁気回路を、最近では角型形状に構成して磁気回路についてもスペースファクターを向上させようとしているものが多い。
【0008】
上記背景を踏まえ、従来の外磁型スピーカについて説明する。図9は従来の外磁型スピーカの断面図を示したものである。図9に示すように、マグネット1を上部プレート2と下部プレート3とで挟持して磁気回路4を構成している。この磁気回路4にフレーム6を結合し、このフレーム6の外周部に振動板7を結合している。そして、この振動板7にボイスコイル8を結合し、このボイスコイル8の一部が前記磁気回路4の磁気ギャップ5に配置されて構成している。そして、このフレーム6の外周部に、振動板7を覆うようにプロテクタ9を結合して構成している。
【0009】
ここで、このスピーカは、外磁型の磁気回路構成により、大きなマグネットを使用することができ、高音圧化を図ることができる。さらに、磁気回路の熱容量の向上と、ボイスコイルの放熱性の向上により、高耐入力化を図ることができる。
【0010】
尚、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0011】
【特許文献1】
特開昭63−146691号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述のスピーカは、マグネットの大きさを自由に設定できるように外磁型の磁気回路構成となっている。そのため、マグネットが外部に露出した構成となっているため、マグネットからの漏洩磁束が大きく、この漏洩磁束により、外部に悪影響を及ぼす可能性があるという課題を抱えるものであった。
【0013】
本発明は、上記課題を解決するもので、外磁型の磁気回路構成を維持しつつ、漏洩磁束の低減化を実現できる優れたスピーカを提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
【0015】
本発明の請求項1に記載の発明は、マグネットを上部プレートと下部プレートとで挟持されてなる外磁型磁気回路に結合されたフレームと、このフレームの外周部に結合された振動板と、この振動板に結合されるとともに、その一部が前記磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルとからなるスピーカであって、前記上部プレートは、その外周部を延長して前記磁気回路を覆うように形成してスピーカを構成したものである。この構成により、マグネットからの漏洩磁束は、上部プレートの延長された外周部により遮蔽され、外部への漏洩磁束を低減させることができる。
【0016】
本発明の請求項2に記載の発明は、磁気回路の外形を角型形状から構成したものである。この構成により、磁気回路のスペースファクター向上を図ることができる。
【0017】
本発明の請求項3に記載の発明は、磁気ギャップ形状を2本の直線形状から構成したものである。この構成により、磁気回路の材料利用率向上と生産性向上を図ることができる。
【0018】
本発明の請求項4に記載の発明は、磁気ギャップ形状をトラック型形状から構成したものである。この構成により、ボイスコイルの生産性向上を図ることができる。
【0019】
本発明の請求項5に記載の発明は、マグネットを少なくとも2つ以上に分割して構成したものである。この構成により、磁気回路のさらなるスリム化を図ることができる。
【0020】
本発明の請求項6に記載の発明は、上部プレートを2分割して磁気回路を構成したものである。この構成により、磁気回路の材料利用率向上と生産性向上を図ることができる。
【0021】
本発明の請求項7に記載の発明は、磁気回路を覆うように形成した上部プレートの延長部とマグネットとの間に隙間を設けて構成したものである。この構成により、上部プレートの延長部とマグネット間の隙間により、マグネットの磁極を磁気的にショートすることがないため、磁気ギャップは高い磁束密度を維持することができ、スピーカの高音圧化を維持することができる。
【0022】
本発明の請求項8に記載の発明は、上部プレートの延長部の材厚は、上部プレートの材厚よりも薄く形成して磁気回路を構成したものである。この構成により、磁気回路の材料利用率向上とさらなるスリム化を図ることができる。
【0023】
本発明の請求項9に記載の発明は、磁気回路を覆うように形成した上部プレートの延長部をさらに延長して、磁気回路全体を覆い、さらにそれ以上に延長して形成したものである。この構成により、さらなる低漏洩磁束化を図ることができる。
【0024】
本発明の請求項10に記載の発明は、上部プレートを少なくともシート状の金属体を折り曲げ成形して磁気回路を構成したものである。この構成により、磁気回路の材料利用率向上と生産性向上を図ることができる。
【0025】
本発明の請求項11に記載の発明は、上部プレートの一部をインサートして樹脂によりフレームと同時成形して結合構成したものである。この構成により、スピーカの生産性向上を図ることができる。
【0026】
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11記載のいずれか1つのスピーカと電子回路とを結合してモジュールを構成したものである。この構成により、スピーカと電子回路とを結合したモジュールを安価に提供することができる。
【0027】
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項1から請求項11記載のいずれか1つのスピーカを搭載して電子機器を構成したものである。この構成により、漏洩磁束の低い電子機器を提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、各実施の形態の説明については、実施の形態1と同様のものはその説明を省略しながら説明する。
【0029】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1、請求項7および請求項8に記載の発明について説明する。図1は、本発明の一実施の形態のスピーカの断面図を示したものである。図1に示すように、マグネット21を上部プレート22と下部プレート23とで挟持して磁気回路24を構成している。ここで、この上部プレート22は、その外周部を延長して上部プレート延長部22aを設け、マグネット21を覆うように曲げ加工して形成している。
【0030】
そして、この上部プレート延長部22aの曲げ加工している部分は、マグネット21との間に隙間を設けて、マグネット21の磁極が上部プレート延長部22aの影響で磁気的にショートしないように構成することで、磁気ギャップの高い磁束密度を維持している。さらに、上部プレート延長部22aの材厚は、上部プレート22の材厚よりも薄く形成して、材料利用率向上とさらなるスリム化を図っている。
【0031】
この磁気回路24にフレーム26を結合し、このフレーム26の外周部に振動板27を結合している。そして、この振動板27にボイスコイル28を結合し、このボイスコイル28の一部が前記磁気回路24の磁気ギャップ25に配置されて構成している。そして、このフレーム26の外周部に、振動板27を覆うようにプロテクタ29を結合して構成している。
【0032】
この構成により、マグネット21からの漏洩磁束は、上部プレート延長部22aにより遮蔽され、外部への漏洩磁束を低減させることができる。
【0033】
このように、外磁型の磁気回路構成とすることで、ボイスコイル28のサイズにより、マグネット21のサイズが制限されることなく、大きなマグネット21を使用することができ、高音圧化を図ることができる。
【0034】
さらに前記理由より、磁気回路24の体積を大きくすることができ、磁気回路24の熱容量を拡大することができるため、高耐入力化を図ることもできる。よって、本実施の形態では外磁型の磁気回路構成でありながら、スピーカの構成部品点数を増加させることなく漏洩磁束の低減化を実現できる優れたスピーカを実現することができる。
【0035】
また、当実施の形態については、上部プレート延長部22aの材厚は、上部プレート22の材厚よりも薄く形成して、材料利用率向上とさらなるスリム化を図っている。
【0036】
この上部プレート22は磁気回路24を構成する部品の一部である。従って、その材厚を過度に薄く形成してしまうと、磁気回路24の磁気飽和を招き、磁気ギャップ25の磁束密度が低下してしまい、結果としてスピーカの音圧レベルを低下させてしまうことになる。ところが、この上部プレート延長部22aについては、磁気回路を構成する部品の一部となっていないため、前記のような磁気飽和発生の心配がなく、その材厚を極端に薄く設定することも可能である。すなわち、マグネット21の漏洩磁束を遮蔽するだけの必要最低限の材厚が確保されればその目的は達成される。
【0037】
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項2に記載の発明について説明する。
【0038】
図2は、本発明の一実施の形態のスピーカの構成部品の外観斜視図を示したものである。実施の形態1と異なる点についてのみ説明すると、図2に示すように磁気回路24の外形を角型形状から構成したものである。そして、スピーカの形状についても、磁気回路24同様に角型形状に構成している。すなわち、ボイスコイル28や振動板27、フレーム26に至るまで全て角型形状に構成している。
【0039】
この構成により、磁気回路24のスペースファクター向上を図ることができる。よって、このスピーカを使用したときのセットやモジュールの小型化を実現することができる。
【0040】
実施の形態1については、スピーカの断面図を示し、主として丸型の磁気回路を想定して説明しているが、これに限定されることなく角型にも適用できる。
【0041】
当実施の形態2については、磁気回路の外形を角型形状に限定して説明したものである。さらに、磁気回路の外形が角型形状で、ボイスコイルや振動板、フレームの形状が丸型形状の組合せについても自由に設定することができる。詳細説明については、実施の形態1同様であるため省略する。
【0042】
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項3と請求項5、請求項6および請求項10に記載の発明について説明する。
【0043】
図3は、本発明の一実施の形態の磁気回路の外観斜視図を示したものである。実施の形態1および実施の形態2と異なる点について説明すると、図3に示すように、2個の棒状マグネット21Aを、2個の上部プレート22Aと、下部プレート23とで挟持して磁気回路24Aを構成している。ここで、この上部プレート22Aはシート状の金属体を折り曲げ成形して構成したものである。この構成とすることで、磁気ギャップ形状は2本の直線形状から構成することができる。
【0044】
この構成により、磁気回路24Aの材料利用率向上と生産性向上を図ることができる。さらに、磁気回路のさらなるスリム化を図ることができる。
【0045】
また、この構成については、マグネット21Aと上部プレート22Aは、その両方共が2分割された構成としているが、前記実施の形態2に示したように、どちらかを分割せずに構成する方法もある。
【0046】
そして、上部プレート延長部22Aaについても、当実施の形態では効果の大きい角型磁気回路の長径方向のみに形成して漏洩磁束対策を実施しているが、短径方向に対して実施しても良い。このように、上部プレート延長部の形成位置については、スピーカの漏洩磁束対策が必要な位置に形成させることが重要である。詳細説明については、実施の形態1と同様であるため省略する。
【0047】
(実施の形態4)
以下、実施の形態4を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
【0048】
図4は、本発明の一実施の形態の磁気回路の外観斜視図を示したものである。前記と異なる点についてのみ説明すると、図4に示すように、磁気ギャップ形状をトラック型形状から構成したものである。
【0049】
すなわち、上部プレート22Bの内径をトラック型形状にし、さらに下部プレート23Bのセンターポールもトラック型形状にすることで、磁気ギャップ形状をトラック型形状として構成したものである。
【0050】
この構成により、角型ボイスコイルに比べて生産効率の高いトラック型ボイスコイルを使用することができ、さらにボイスコイルの短径方向にも磁気ギャップを形成することができ、音圧レベルも維持することができる。よって、スピーカの生産性向上を図ることができる。
【0051】
また、当実施の形態については、その上部プレート延長部22Baの形成位置については、磁気回路24Bの長径方向と短径方向の両方向に対して形成しており、よって長径方向と短径方向の両方向に対して漏洩磁束対策を実施している。この上部プレート延長部22Baの形成位置については、前述の通り長径方向と短径方向のどちらか一方にのみすることもできる。また、長径方向の一辺と短径方向の一辺というように、必要な位置にのみ自由に設定することもできる。
【0052】
(実施の形態5)
以下、実施の形態5を用いて、本発明の特に請求項9に記載の発明について説明する。
【0053】
図5は、本発明の一実施の形態のスピーカの断面図を示したものである。前記と異なる点についてのみ説明すると、図5に示すように、磁気回路24Cを覆うように形成した上部プレート22Cの延長部22Caをさらに延長して、磁気回路24C全体を覆い、さらにそれ以上に延長して形成したものである。この構成により、上部プレート22Cの延長部22Caのさらなる延長により、さらに低漏洩磁束化を図ることができる。
【0054】
(実施の形態6)
以下、実施の形態6を用いて、本発明の特に請求項11に記載の発明について説明する。
【0055】
図6は、本発明の一実施の形態のスピーカの断面図を示したものである。前記と異なる点についてのみ説明すると、図6に示すように、上部プレート22Dの一部をインサートして樹脂によりフレーム26と同時形成して結合構成したものである。この構成により、フレーム26と上部プレート22Dの結合については、フレーム26の成形時に同時にインサート成形により実施できるため、スピーカの生産性向上を図ることができる。
【0056】
(実施の形態7)
以下、実施の形態7を用いて、本発明の特に請求項12に記載の発明について説明する。
【0057】
図7は、本発明の一実施の形態のモジュールの断面図を示したものである。図7に示すように、請求項1から請求項11記載のいずれか1つのスピーカ30と電子回路40とを一体化してモジュール50を構成している。ここで、このモジュール50の構成としては、回路基板41に電子部品42を固定して配線し、電子回路40を構成している。そして、この電子回路40と、前記請求項1から請求項11記載のいずれか1つのスピーカ30とを一体化結合してモジュール50を構成している。
【0058】
図7は、実施の形態6に記載したスピーカを一体化結合した例を示している。この電子回路40には、少なくともスピーカへ供給する音声信号の増幅回路が含まれている。すなわち、信号処理された音声信号をスピーカから出力させるために必要なレベルにまで増幅する回路を既にスピーカと一体化され、内部配線もされた状態で有しているため、このモジュールを結合するだけで容易に音声出力を得ることができる。
【0059】
さらに、この電子回路40には、前記の増幅回路以外に、携帯電話等の通信機器であれば、検波回路や変調回路、復調回路等の通信に必要な回路や、液晶等の表示手段のための駆動回路、さらには電源回路や充電回路等の各種回路を含めることもできる。
【0060】
この構成とすることにより、従来別々で生産され、それぞれの検査工程や物流工程を経て、携帯電話等の電子機器の生産拠点に供給されていたスピーカと電子回路が一体化してモジュール化を実施することにより、生産工程、検査工程、物流工程の統合化を図ることができ、多大なコストダウンを実施することができる。
【0061】
よって、スピーカ30と電子回路40とを結合したモジュール50を安価に提供することができる。
【0062】
(実施の形態8)
以下、実施の形態8を用いて、本発明の特に請求項13に記載の発明について説明する。
【0063】
図8は、本発明の一実施の形態の電子機器の要部断面図を示したものである。図8に示すように、請求項1から請求項11記載のいずれか1つのスピーカ30を搭載して電子機器80を構成している。
【0064】
図8は、実施の形態6に記載したスピーカを搭載した例を示している。ここで、この電子機器80の構成としては、スピーカ30と電子回路40と液晶等の表示モジュール60等の各部品やモジュール等を外装ケース70の内部に搭載して携帯電話を構成している。この構成とすることにより、漏洩磁束の低い電子機器を提供することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように本発明は、上部プレートの外周部を延長して磁気回路を覆うように形成してスピーカを構成したものである。この構成により、マグネットからの漏洩磁束は、上部プレートの延長された外周部により遮蔽され、外部への漏洩磁束を低減させることができる。
【0066】
このように、外磁型の磁気回路構成とすることで、ボイスコイルのサイズにより、マグネットのサイズが制限されることなく、大きなマグネットを使用することができ、高音圧化を図ることができる。さらに前記理由より、磁気回路の体積を大きくすることができ、磁気回路の熱容量を拡大することができるため、高耐入力化を図ることもできる。
【0067】
よって、本発明は外磁型の磁気回路構成でありながら、スピーカの構成部品点数を増加させることなく漏洩磁束の低減化を実現できる優れたスピーカを提供することができ、その工業的価値は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるスピーカの断面図
【図2】本発明の一実施の形態のスピーカの構成部品を示す外観斜視図
【図3】本発明の一実施の形態における磁気回路の外観斜視図
【図4】本発明の一実施の形態における磁気回路の外観斜視図
【図5】本発明の一実施の形態におけるスピーカの断面図
【図6】本発明の一実施の形態におけるスピーカの断面図
【図7】本発明の一実施の形態におけるモジュールの断面図
【図8】本発明の一実施の形態における電子機器の断面図
【図9】従来のスピーカの断面図
【符号の説明】
21 マグネット
21A マグネット
22 上部プレート
22a 上部プレート延長部
22A 上部プレート
22Aa 上部プレート延長部
22B 上部プレート
22Ba 上部プレート延長部
22C 上部プレート
22Ca 上部プレート延長部
22D 上部プレート
22Da 上部プレート延長部
23 下部プレート
23B 下部プレート
24 磁気回路
24A 磁気回路
24B 磁気回路
24C 磁気回路
24D 磁気回路
25 磁気ギャップ
26 フレーム
27 振動板
28 ボイスコイル
29 プロテクタ
30 スピーカ
40 電子回路
41 回路基板
42 電子部品
50 モジュール
60 表示モジュール
70 外装ケース
80 電子機器

Claims (13)

  1. マグネットを上部プレートと下部プレートとで挟持されてなる外磁型磁気回路に結合されたフレームと、このフレームの外周部に結合された振動板と、この振動板に結合されるとともに、その一部が前記磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルとからなるスピーカであって、前記上部プレートは、その外周部を延長して前記磁気回路を覆うように形成したスピーカ。
  2. 磁気回路の外形を角型形状から構成した請求項1記載のスピーカ。
  3. 磁気ギャップ形状を2本の直線形状から構成した請求項1または請求項2記載のスピーカ。
  4. 磁気ギャップ形状をトラック型形状から構成した請求項1または請求項2記載のスピーカ。
  5. マグネットを少なくとも2つ以上に分割して構成した請求項1から請求項4記載のいずれか1つのスピーカ。
  6. 上部プレートを少なくとも2つ以上に分割して構成した請求項1から請求項5記載のいずれか1つのスピーカ。
  7. 磁気回路を覆うように形成した上部プレートの延長部とマグネットとの間に隙間を設けて構成した請求項1から請求項6記載のいずれか1つのスピーカ。
  8. 上部プレートの延長部の材厚は、上部プレートの材厚よりも薄く形成した請求項1から請求項7記載のいずれか1つのスピーカ。
  9. 磁気回路を覆うように形成した上部プレートの延長部を下部プレートを覆うようにさらに延長して構成した請求項1から請求項8記載のいずれか1つのスピーカ。
  10. 上部プレートを少なくともシート状の金属体を折り曲げ成形して構成した請求項1から請求項9記載のいずれか1つのスピーカ。
  11. 上部プレートの一部をインサートして樹脂によりフレームと同時成形して結合した請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカ。
  12. 請求項1から請求項11記載のいずれか1つのスピーカと電子回路とを結合したモジュール。
  13. 請求項1から請求項11記載のいずれか1つのスピーカを搭載した電子機器。
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