JP2016103078A - 座標検出システム、情報処理装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】発光型指示装置および非発光型指示物体をそれぞれ検出し、これらの位置を算出することができる座標検出システム、情報処理装置、方法およびプログラムを提供すること。【解決手段】本発明の座標検出システムは、複数の領域に分割される表示装置と、表示装置の周辺部に設置される複数の検出装置と、表示装置上における発光型指示装置および非発光型指示物体の位置座標を算出する情報処理装置とを備える。情報処理装置は、発光型指示装置が表示装置の或る領域に存在する場合に、当該或る領域に光を照射する発光装置を点灯させず、表示装置の他の領域に光を照射する発光装置を点灯させる。情報処理装置は、発光型指示装置が放射した光または発光装置の光を受光して生成された撮影画像を用いて、発光型指示装置および非発光型指示物体の位置座標を算出する。【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザが発光型指示装置および非発光型指示物体を用いて指示した位置を検出する座標検出システムに関し、より詳細には、発光型指示装置および非発光型指示物体をそれぞれ検出して、これらの位置を算出する座標検出システム、情報処理装置、方法およびプログラムに関する。
従来、企業や教育機関、行政機関等における会議等において、PC等の情報処理装置が提供する画像を表示すると共に、ユーザが指示した表示画面上の位置を算出可能な座標検出システムが利用されている。
このような座標検出システムの一例として、特許文献1は、ユーザが指示部材を用いて指示した位置に描画画像を表示装置に表示する光学式座標入力装置を開示する。この光学式座標入力装置では、光学式座標入力装置の周辺部に設置された入射光検出部が、発光型指示部材が発する光や反射型指示部材の反射光を検知し、これらの光の入射角に基づいて指示部材の位置座標を算出する。
しかしながら、特許文献1が開示する光学式座標入力装置では、ユーザが発光型指示部材または反射型指示部材の一方を選択的に使用して描画を指示できるものの、ユーザが発光型指示装置および非発光型指示物体を同時に使用する場合、発光型指示装置および非発光型指示物体をそれぞれ検出できず、これらの位置を算出することができないという問題があった。
本発明は上述した課題を解決するものであり、発光型指示装置および非発光型指示物体をそれぞれ検出し、これらの位置を算出することができる座標検出システム、情報処理装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の座標検出システムは、複数の領域に分割される表示装置と、表示装置の周辺部に設置される複数の検出装置と、表示装置上における発光型指示装置および非発光型指示物体の位置座標を算出する情報処理装置とを備える。情報処理装置は、発光型指示装置が表示装置の或る領域に存在する場合に、当該或る領域に光を照射する発光装置を点灯させず、表示装置の他の領域に光を照射する発光装置を点灯させる。情報処理装置は、発光型指示装置が放射した光または発光装置の光を受光して生成された撮影画像を用いて、発光型指示装置および非発光型指示物体の位置座標を算出する。
本発明の座標検出システムは、発光型指示装置および非発光型指示物体をそれぞれ検出し、これらの位置を算出することができる。
図1は、本発明の座標検出システム100を示す。座標検出システム100は、発光型指示装置130および非発光型指示物体140を検出して、これらの位置を算出するシステムであり、情報処理装置110と、画像提供装置120と、発光型指示装置130と、非発光型指示物体140とを含む。
情報処理装置110は、画像提供装置120が提供する画像を表示させると共に、発光型指示装置130または非発光型指示物体140の位置を算出し、ユーザが描画を指示した画像の表示や表示装置111に表示される画像オブジェクトの選択等を可能にする装置である。情報処理装置110は、表示装置111と、検出装置112a〜112dと、反射材113とを備える。
表示装置111は、種々の画像を表示する手段である。表示装置111には、例えば、ユーザが発光型指示装置130または非発光型指示物体140を用いて描画を指示した画像や画像提供装置120が提供する画像、種々の画像オブジェクトを含むGUI等が表示される。図1に示す実施形態では、表示装置111は、情報処理装置110と一体的に構成されるが、他の実施形態では、表示装置111を情報処理装置110とは別個の装置として構成してもよい。
検出装置112a〜112dは、情報処理装置110の制御下で表示装置111に光を照射すると共に、表示装置111の表面を撮影して撮影画像を生成する装置である。検出装置112a〜112dは、赤外線等の光を放射するLED等の発光装置と、イメージセンサ等の個体撮影素子を備える撮影装置とを備える。検出装置112a〜112dは、表示装置111の周辺部に設置され、一定時間毎(例えば、50〜200回/秒)にイメージセンサを一定時間露光させて、定期的に撮影画像を生成する。
図9に示すように、検出装置112a,112bは、表示装置111の垂直方向の中心線から左側の領域を含む範囲を照射および撮影可能である。一方、検出装置112c,112dは、表示装置111の右側領域を含む範囲を照射および撮影可能である。このため、例えば、ユーザが発光型指示装置130を左側領域から中心線を超えて右側領域に急速に移動させた場合でも、検出装置112a,112bは、中心線を超えた直後の発光型指示装置130を撮影して検知することができる。
本実施形態では、4つの検出装置112a〜112dが表示装置111の上部に設置されるが、他の実施形態では、検出装置112a〜112dを表示装置111の下部に設置してもよい。また、本実施形態では、表示装置111の表面を左側領域と右側領域に2分割し、4つの撮影装置で表示装置111の表面を撮影するが、他の実施形態では、表示装置111の表面を任意の数の領域に分割し、領域の数に対応する数の撮影装置で各領域を撮影するようにしてもよい。1つの領域について1組の撮影装置、すなわち、2つの撮影装置を用意することが好適である。
なお、本実施形態では、発光装置および撮影装置が検出装置112a〜112dと一体的に構成されるが、他の実施形態では、発光装置および撮影装置を別個の独立した装置として構成してもよい。
反射材113は、入射光を再帰的に反射可能な部材である。反射材113は、発光装置が照射した光を再帰的に反射する。このため、検出装置112a〜112dは、それぞれ発光装置が照射した光を受光することができる。例えば、検出装置112aの発光装置が光を照射した場合、その光は反射材113によって再帰的に反射して検出装置112aに戻る。
図1に示す実施形態では、発光装置が表示装置111の上部に設置されるため、当該部以外の周辺部(すなわち、下部および側部)に反射材113が設置される。発光装置が表示装置111の下部に設置される実施形態では、当該部以外の周辺部(すなわち、上部および側部)に反射材113が設置される。
発光型指示装置130は、表示装置111上の位置を指示する装置であり、発光型指示装置130は、発光部と、接触検知部と、通信部とを備えている。発光部は、発光型指示装置130の先端部に位置し、任意の波長の光を照射する手段である。
接触検知部は、発光型指示装置130の先端部と他の物体との接触および非接触を検知する手段である。接触検知部は、発光型指示装置130の先端部が物体に接触すると、接触した旨を示す信号(以下、「タッチ信号」とする。)を生成し、通信部に送信する。一方、接触検知部は、発光型指示装置130の先端部が接触していた物体から離れると、接触が終了した旨を示す信号(以下、「デタッチ信号」とする。)を生成し、通信部に送信する。
通信部は、情報処理装置110とデータ通信を行う手段である。通信部は、接触検知部からタッチ信号およびデタッチ信号を受信すると、これらの信号を無線通信によって情報処理装置110に送信する。
非発光型指示物体140は、表示装置111上の位置を指示する非発光型の物体である。非発光型指示物体140として、図1に示すような器具や人間の手等の任意の物体を採用することができる。
画像提供装置120は、表示装置111に表示すべき画像を提供する情報処理装置である。画像提供装置120は、画像提供装置120の表示部に表示される画像を情報処理装置110に提供する。図1に示す実施形態では、画像提供装置120は、有線によって画像を提供するが、他の実施形態では、無線通信に画像を情報処理装置110に提供してもよい。
図2は、情報処理装置110のハードウェア構成を示す図である。以下、図2を参照して、情報処理装置110のハードウェア機能について説明する。
情報処理装置110は、CPU200と、ROM201と、RAM202と、ソリッドステートドライブ(SSD)203と、画像受信部204と、通信部205と、検出装置コントローラ206と、GPU207と、ディスプレイコントローラ208とを備える。
CPU200は、本発明のプログラムを実行するプロセッサである。ROM201は、ブートプログラム等のデータが保存される不揮発性メモリである。RAM202は、プログラムの実行空間を提供する不揮発性メモリである。SSD203は、本発明のプログラム等のデータが保存される不揮発性メモリである。CPU200は、種々のOSの下で本発明のプログラムをSSD203から取得し、RAM202に展開して実行することにより、後述する機能を情報処理装置110上で実現する。
画像受信部204は、画像提供装置120が送信した画像を受信する装置である。通信部205は、発光型指示装置130とデータ通信を行う装置である。通信部205は、発光型指示装置130からタッチ信号やデタッチ信号を受信すると、その旨をCPU200に通知する。
検出装置コントローラ206は、検出装置112a〜112dを制御する手段である。本実施形態では、検出装置コントローラ206は、CPU200の制御下で検出装置112a〜112dの発光装置の点灯および消灯を制御する。
GPU207は、CPU200の制御下でディスプレイコントローラ208を制御するプロセッサである。ディスプレイコントローラ208は、表示装置111を制御する手段である。ディスプレイコントローラ208は、ユーザが描画を指示した画像や画像提供装置120が提供する画像、種々の画像オブジェクトを含むGUI等を表示装置111に表示させる。
図3は、情報処理装置110の機能構成を示す図である。以下、図3を参照して、情報処理装置110の機能について説明する。
情報処理装置110は、制御部300と、撮影画像取得部301と、信号受信部302と、位置座標算出部303と、発光制御部304と、描画部305とを有する。本実施形態では、これらの手段はRAM202に展開されるプログラムとして実装されるが、他の実施形態では、これらの手段をASIC等の半導体集積回路によって実現してもよい。
制御部300は、情報処理装置110の全体制御を行う手段である。制御部300は、撮影画像取得部301、位置座標算出部303、発光制御部304、描画部305、検出装置112a〜112dおよび表示装置111を制御して、後述する機能を実現する。
撮影画像取得部301は、検出装置112a〜112dが生成した撮影画像を取得する手段である。信号受信部302は、発光型指示装置130が送信したタッチ信号およびデタッチ信号を受信する手段である。信号受信部302は、タッチ信号およびデタッチ信号を受信すると、その旨を制御部300に通知する。
位置座標算出部303は、検出装置112a〜112dが生成した撮影画像を用いて発光型指示装置130および非発光型指示物体140の位置座標を算出する手段である。非発光型指示物体140の位置座標を算出する場合、位置座標算出部303は、検出装置112a〜112dの発光装置が照射した光の反射光が写し出されている撮影画像を用いて、非発光型指示物体140の非発光型指示物体140の位置座標を算出する。
より詳細には、例えば、非発光型指示物体140によって検出装置112aの発光装置が照射した光の反射光が遮られた場合、検出装置112aの撮影画像には、非発光型指示物体140によって遮られた反射光が写らず、その他の反射光が写ることになる。同様に、検出装置112bの撮影画像には、非発光型指示物体140によって遮られた反射光が写らず、その他の反射光が写ることになる。
位置座標算出部303は、検出装置112aの撮影画像に含まれる暗部(すなわち、非発光型指示物体140によって生じる暗部)の位置から、検出装置112aと検出装置112bとが成す直線と、検出装置112aと非発光型指示物体140とを結ぶ直線との角度を算出することができる。同様に、検出装置112bの撮影画像に含まれる暗部の位置から、検出装置112aと検出装置112bとが成す直線と、検出装置112bと非発光型指示物体140とを結ぶ直線との角度を算出することができる。
ここで、検出装置112aと検出装置112bとの位置座標は既知であるため、位置座標算出部303は、三角測量の原理に基づき、これらの角度と検出装置112aおよび検出装置112bの位置座標から、表示装置111上の非発光型指示物体140の位置座標を算出することができる。
一方、発光型指示装置130の位置座標を算出する場合、位置座標算出部303は、発光型指示装置130が照射した光が写し出されている撮影画像を用いて、非発光型指示物体140の非発光型指示物体140の位置座標を算出する。
より詳細には、発光型指示装置130が表示装置111に接触する場合、検出装置112a〜112dの撮影画像には、発光型指示装置130が照射した光が写し出される。位置座標算出部303は、例えば、検出装置112aの撮影画像に含まれる明部(すなわち、発光型指示装置130の発光部によって生じる明部)の位置から、検出装置112aと検出装置112bとが成す直線と、検出装置112aと発光型指示装置130とを結ぶ直線との角度を算出することができる。同様に、検出装置112bの撮影画像に含まれる明部の位置から、検出装置112aと検出装置112bとが成す直線と、検出装置112bと発光型指示装置130とを結ぶ直線との角度を算出することができる。
ここで、検出装置112aと検出装置112bとの位置座標は既知であるため、位置座標算出部303は、三角測量の原理に基づき、これらの角度と検出装置112aおよび検出装置112bの位置座標から、表示装置111上の発光型指示装置130の位置座標を算出することができる。
発光制御部304は、検出装置112a〜112dの発光装置を制御する手段である。発光制御部304は、制御部300の制御下で検出装置コントローラ206に対し、検出装置112a〜112dの発光装置の点灯または消灯させる。
描画部305は、発光型指示装置130や非発光型指示物体140の位置座標に基づいて、描画画像を生成する手段である。描画部305は、これらの位置座標が示す2点を結ぶ画素の値を所定の値に変更して描画画像を生成する。
図4は、情報処理装置110の動作モードの変化の様子を示す状態遷移図である。以下、図4を参照して、発光型指示装置130の接触や非接触、位置によって変化する情報処理装置110の動作モードの遷移について説明する。
表示装置111の領域を2分割する実施形態では、非発光型指示物体140を検知するシングル検知モード、表示装置111の左側領域に位置する非発光型指示物体140と、右側領域に位置する発光型指示装置130とを同時に検知可能なデュアル検知モード(以下、「第1のデュアル検知モード」とする。)、表示装置111の左側領域の発光型指示装置130と右側領域の非発光型指示物体140とを同時に検知可能なデュアル検知モード(以下、「第2のデュアル検知モード」とする。)の3つの動作モードを採用する。
非発光型指示物体140を検知するシングル検知モードでは、全ての検出装置112a〜112dの発光装置が点灯される。表示装置111に発光型指示装置130が接触すると、発光型指示装置130は、タッチ信号を情報処理装置110に送信する。
情報処理装置110は、発光型指示装置130からタッチ信号を受信すると、全ての検出装置112a〜112dの発光装置を一旦消灯させる。そして、情報処理装置110は、検出装置112a〜112dの撮影画像から発光型指示装置130の位置座標を算出して発光型指示装置130の位置を特定する。発光型指示装置130が表示装置111の右側領域に位置すれば、情報処理装置110は、第1のデュアル検知モードに移行し、発光型指示装置130が表示装置111の左側領域に位置すれば、第2のデュアル検知モードに移行する。
第1のデュアル検知モードでは、情報処理装置110は、表示装置111の左側領域に光を照射する発光装置を点灯させ、左側領域における非発光型指示物体140を検知可能な状態にする。一方、情報処理装置110は、表示装置111の右側領域に光を照射する発光装置を消灯させたままにし、右側領域における発光型指示装置130を検知可能な状態にする。すなわち、情報処理装置110は、右側領域における発光型指示装置130と、左側領域における非発光型指示物体140とを同時に検知可能な状態になる。
第2のデュアル検知モードでは、情報処理装置110は、表示装置111の右側領域に光を照射する発光装置を点灯させ、右側領域における非発光型指示物体140を検知可能な状態にする。一方、情報処理装置110は、表示装置111の左側領域に光を照射する発光装置を消灯させたままにし、左側領域における発光型指示装置130を検知可能な状態にする。すなわち、情報処理装置110は、左側領域における発光型指示装置130と、右側領域における非発光型指示物体140とを同時に検知可能な状態になる。
動作モードが第1のデュアル検知モードの場合に、発光型指示装置130が右側領域から左側領域に移動すると、情報処理装置110は、第2のデュアル検知モードに移行し、表示装置111の右側領域に光を照射する発光装置を点灯させると共に、左側領域に光を照射する発光装置を消灯させる。これにより、情報処理装置110は、左側領域における発光型指示装置130と、右側領域における非発光型指示物体140とを同時に検知可能な状態になる。
動作モードが第2のデュアル検知モードの場合に、発光型指示装置130が左側領域から右側領域に移動すると、情報処理装置110は、第1のデュアル検知モードに移行し、表示装置111の左側領域に光を照射する発光装置を点灯させると共に、右側領域に光を照射する発光装置を消灯させる。これにより、情報処理装置110は、右側領域における発光型指示装置130と、左側領域における非発光型指示物体140とを同時に検知可能な状態になる。
動作モードが第1のデュアル検知モードまたは第2のデュアル検知モードの場合に発光型指示装置130からデタッチ信号を受信すると、情報処理装置110は、全ての検出装置112a〜112dの発光装置を点灯させ、シングル検知モードに移行する。
表示装置111の領域を3以上の領域に分割する実施形態では、当該領域の数に対応する検知モードを採用することができる。例えば、表示装置111の領域を3つに分割する実施形態では、シングル検知モードと、3つのデュアル検知モードとを採用する。
図5は、本発明の情報処理装置が実行する処理の一実施形態を示すフローチャートである。以下、図5を参照して、発光型指示装置130からタッチ信号またはデタッチ信号を受信したときに情報処理装置110が実行する処理について説明する。
図5に示すステップS500〜ステップS503の処理は、発光型指示装置130からタッチ信号を受信したときに情報処理装置110が実行する処理である。当該処理はステップS500から開始し、ステップS501で制御部300が、発光制御部304に対し、全ての検出装置112a〜112dの発光装置を消灯させる。ステップS502では、発光型指示装置130が接触した旨を示すタッチフラグをONに設定し、ステップS503で処理が終了する。
図5に示すステップS504〜ステップS507の処理は、発光型指示装置130からデタッチ信号を受信したときに情報処理装置110が実行する処理である。当該処理はステップS504から開始し、ステップS505で制御部300が、発光制御部304に対し、全ての検出装置112a〜112dの発光装置を点灯させる。ステップS506では、発光型指示装置130の接触が終了した旨を示すデタッチフラグをONに設定し、ステップS507で処理が終了する。
図6は、本発明の情報処理装置が実行する処理の別の実施形態を示すフローチャートである。以下、図6を参照して、非発光型指示物体を検知するシングル検知モードの情報処理装置110が実行する処理について説明する。
図6に示す処理は、情報処理装置110の動作モードがシングル検知モードである場合に定期的に実行される。図6に示す処理は、ステップS600から開始し、ステップS601で撮影画像取得部301が、検出装置112a〜112dから撮影画像を取得する。ステップS602では、制御部300が、情報処理装置110の記憶装置に保持されているタッチフラグを参照し、タッチフラグがONであるか否か判断する。
タッチフラグがOFFである場合(no)、すなわち、発光型指示装置130が情報処理装置110に接触していない場合、ステップS603に処理が分岐する。ステップS603では、位置座標算出部303が、ステップS601で取得した撮影画像から非発光型指示物体の位置座標を算出し、ステップS611で処理が終了する。
一方、タッチフラグがONである場合(yes)、すなわち、発光型指示装置130が情報処理装置110に接触した場合、ステップS604に処理が分岐する。ステップS604では、制御部300は、タッチフラグをOFFに設定する。ステップS605では、位置座標算出部303は、ステップS601で取得した撮影画像から発光型指示装置の位置座標を算出する。ステップS606では、制御部300は、発光型指示装置の位置座標が示す発光型指示装置130の位置を判断する。
発光型指示装置130の位置が表示装置111の右側領域に属する場合、ステップS607に処理が分岐する。ステップS607では、情報処理装置110は、第1のデュアル検知モードに移行する。ステップS608では、制御部300は、発光制御部304に対し、左側領域を照射する撮影装置の発光装置を点灯させ、ステップS611で処理が終了する。
一方、発光型指示装置130の位置が表示装置111の左側領域に属する場合、ステップS609に処理が分岐する。ステップS609では、情報処理装置110は、第2のデュアル検知モードに移行する。ステップS610では、制御部300は、発光制御部304に対し、右側領域を照射する撮影装置の発光装置を点灯させ、ステップS611で処理が終了する。
図7は、本発明の情報処理装置が実行する処理の他の実施形態を示すフローチャートである。図7に示す処理は、情報処理装置110の動作モードが第1のデュアル検知モードである場合に定期的に実行される。図7に示す処理は、検出装置112a〜112dから撮影画像を生成する頻度(例えば、50〜200回/秒)に応じた頻度で実行することが好適である。以下、図7を参照して、第1のデュアル検知モードの情報処理装置110が実行する処理について説明する。
図7に示す処理は、ステップS700から開始し、ステップS701で撮影画像取得部301が、検出装置112a〜112dから撮影画像を取得する。ステップS702では、制御部300が、情報処理装置110の記憶装置に保持されているデタッチフラグを参照し、デタッチフラグがONであるか否か判断する。
デタッチフラグがONである場合(yes)、すなわち、発光型指示装置130の接触が終了した場合、ステップS703に処理が分岐する。ステップS703では、制御部300は、デタッチフラグをOFFに設定する。ステップS704では、情報処理装置110は、シングル検知モードに移行し、ステップS710で処理が終了する。
デタッチフラグがOFFである場合(no)、すなわち、発光型指示装置130の接触が継続している場合、ステップS705に処理が分岐する。ステップS705では、位置座標算出部303が、ステップS701で取得した検出装置112c,112dの撮影画像、すなわち、表示装置111の右側領域が含まれる撮影画像から発光型指示装置の位置座標を算出する。ステップS706では、制御部300は、発光型指示装置の位置座標が示す発光型指示装置130の位置を判断する。
本実施形態では、発光型指示装置130が中心線を超えて移動した場合に、発光型指示装置130の位置座標に基づいて当該発光型指示装置の位置を判断するが、他の実施形態では、中心線を超える直前の発光型指示装置130の位置座標から当該発光型指示装置の移動速度(ベクトル量)を算出し、その当該発光型指示装置の位置を予測し、動作モードを第1の検知モードから第2の検知モードに移行させてもよい。
発光型指示装置130の位置が表示装置111の左側領域に属する場合、ステップS707に処理が分岐する。ステップS707では、制御部300は、動作モードを第2のデュアル検知モードに移行させる。ステップS708では、制御部300は、発光制御部304に対し、左側領域を照射する撮影装置の発光装置を消灯させると共に、右側領域を照射する撮影装置の発光装置を点灯させ、ステップS710で処理が終了する。
一方、発光型指示装置130の位置が表示装置111の右側領域に属する場合、ステップS709に処理が分岐する。ステップS709では、制御部300は、ステップS701で取得した検出装置112a,112bの撮影画像、すなわち、表示装置111の左側領域が含まれる撮影画像から非発光型指示物体の位置座標を算出し、ステップS710で処理が終了する。
図8は、本発明の情報処理装置が実行する処理の他の実施形態を示すフローチャートである。図8に示す処理は、情報処理装置110の動作モードが第2のデュアル検知モードである場合に定期的に実行される。図8に示す処理は、検出装置112a〜112dから撮影画像を生成する頻度(例えば、50〜200回/秒)に応じた頻度で実行することが好適である。以下、図8を参照して、第2のデュアル検知モードの情報処理装置110が実行する処理について説明する。
図8に示す処理は、ステップS800から開始し、ステップS801で撮影画像取得部301が、検出装置112a〜112dから撮影画像を取得する。ステップS802では、制御部300が、情報処理装置110の記憶装置に保持されているデタッチフラグを参照し、デタッチフラグがONであるか否か判断する。
デタッチフラグがONである場合(yes)、すなわち、発光型指示装置130の接触が終了した場合、ステップS803に処理が分岐する。ステップS803では、制御部300は、デタッチフラグをOFFに設定する。ステップS804では、情報処理装置110は、シングル検知モードに移行させ、ステップS811で処理が終了する。
デタッチフラグがOFFである場合(no)、すなわち、発光型指示装置130の接触が継続している場合、ステップS805に処理が分岐する。ステップS805では、位置座標算出部303が、ステップS801で取得した検出装置112a,112bの撮影画像、すなわち、表示装置111の左側領域が含まれる撮影画像から発光型指示装置の位置座標を算出する。ステップS806では、制御部300は、発光型指示装置の位置座標が示す発光型指示装置130の位置を判断する。
発光型指示装置130の位置が表示装置111の右側領域に属する場合、ステップS807に処理が分岐する。ステップS807では、情報処理装置110は、第1のデュアル検知モードに移行する。ステップS808では、制御部300は、発光制御部304に対し、右側領域を照射する撮影装置の発光装置を消灯させると共に、左側領域を照射する撮影装置の発光装置を点灯させ、ステップS810で処理が終了する。
一方、発光型指示装置130の位置が表示装置111の左側領域に属する場合、ステップS809に処理が分岐する。ステップS809では、制御部300は、ステップS801で取得した検出装置112c,112dの撮影画像、すなわち、表示装置111の右側領域が含まれる撮影画像から非発光型指示物体の位置座標を算出し、ステップS810で処理が終了する。
これまで本発明の特定の実施形態について説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した実施形態の構成要素を変更若しくは削除し、または上述した実施形態の構成要素に他の構成要素を追加するなど、当業者が想到することができる範囲内で変更することができる。いずれの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…座標検出システム、110…情報処理装置、111…表示装置、111a,112b,112c,112d…検出装置、113…反射材、120…画像提供装置、130…発光型指示装置、140…非発光型指示物体
Claims (10)
- 表示装置の周辺に存在する発光型指示装置および非発光型指示物体を検出して、前記発光型指示装置および非発光型指示物体の前記表示装置に対する位置を算出する座標検出システムであって、
前記表示装置の周辺部に設置され、前記表示装置に光を照射する複数の発光装置と、
前記表示装置の周辺部に設置され、前記発光型指示装置の発する光または前記発光装置の発する光を受光して撮影画像を生成する複数の撮影装置と、
前記複数の撮影装置それぞれによって生成された複数の撮影画像を用いて、前記発光型指示装置および前記非発光型指示物体の位置座標を算出する位置算出手段と、
前記表示装置への前記発光型指示装置の接触を示す通知を受信する受信手段と、
前記受信手段によって前記通知を受信した際に、前記位置算出手段によって算出された前記発光型指示装置の位置座標に基づいて、前記発光装置それぞれの発光を制御する発光制御手段と
を備える座標検出システム。 - 前記複数の発光装置は、前記表示装置の複数の領域に対応するように設置され、
前記発光制御手段は、前記発光型指示装置が接触する表示装置の領域に応じて前記発光装置の発光を制御すること特徴とする、請求項1に記載の座標検出システム。 - 前記発光制御手段は、前記発光型指示装置が接触する表示装置の領域に対応する発光装置を消灯し、それ以外の領域に対応する発光装置を点灯させることを特徴とする、請求項1または2に記載の座標検出システム。
- 表示装置の周辺に存在する発光型指示装置および非発光型指示物体を検出して、前記発光型指示装置および非発光型指示物体の前記表示装置に対する位置を算出する座標検出システムが実行する方法であって、
前記座標検出システムは、
前記表示装置の周辺部に設置され、前記表示装置に光を照射する複数の発光装置と、
前記表示装置の周辺部に設置され、前記発光型指示装置の発する光または前記発光装置の発する光を受光して撮影画像を生成する複数の撮影装置とを備え、
前記座標検出システムが、
前記複数の撮影装置それぞれによって生成された複数の撮影画像を用いて、前記発光型指示装置および前記非発光型指示物体の位置座標を算出するステップと、
前記表示装置への前記発光型指示装置の接触を示す通知を受信するステップと、
前記通知を受信した際に、前記算出された前記発光型指示装置の位置座標に基づいて、前記発光装置それぞれの発光を制御するステップと
を含む、方法。 - 前記複数の発光装置は、前記表示装置の複数の領域に対応するように設置され、
前記発光装置の発光を制御するステップは、前記発光型指示装置が接触する表示装置の領域に応じて前記発光装置の発光を制御するステップを含む、請求項4に記載の方法。 - 前記発光装置の発光を制御するステップは、前記発光型指示装置が接触する表示装置の領域に対応する発光装置を消灯し、それ以外の領域に対応する発光装置を点灯させるステップを含む、請求項4または5に記載の方法。
- 表示装置の周辺に存在する発光型指示装置および非発光型指示物体の前記表示装置に対する位置座標を算出する情報処理装置であって、
前記表示装置の周辺部に設置され前記表示装置に光を照射する複数の発光装置の光、または前記発光型指示装置の発する光を受光して生成された撮影画像を用いて、前記発光型指示装置および前記非発光型指示物体の位置座標を算出する位置算出手段と、
前記表示装置への前記発光型指示装置の接触を示す通知を受信する受信手段と、
前記受信手段によって前記通知を受信した際に、前記位置算出手段によって算出された前記発光型指示装置の位置座標に基づいて、前記発光装置それぞれの発光を制御する発光制御手段と
を備える、情報処理装置。 - 前記複数の発光装置は、前記表示装置の複数の領域に対応するように設置され、
前記発光制御手段は、前記発光型指示装置が接触する表示装置の領域に応じて前記発光装置の発光を制御すること特徴とする、請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記発光制御手段は、前記発光型指示装置が接触する表示装置の領域に対応する発光装置を消灯し、それ以外の領域に対応する発光装置を点灯させることを特徴とする、請求項7または8に記載の情報処理装置。
- 表示装置の周辺に存在する発光型指示装置および非発光型指示物体の前記表示装置に対する位置座標を算出する情報処理装置に対し、
前記表示装置の周辺部に設置され前記表示装置に光を照射する複数の発光装置の光、または前記発光型指示装置の発する光を受光して生成された撮影画像を用いて、前記発光型指示装置および前記非発光型指示物体の位置座標を算出するステップと、
前記表示装置への前記発光型指示装置の接触を示す通知を受信するステップと、
前記通知を受信した際に、前記算出された前記発光型指示装置の位置座標に基づいて、前記発光装置それぞれの発光を制御するステップと
を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014239900A JP2016103078A (ja) | 2014-11-27 | 2014-11-27 | 座標検出システム、情報処理装置、方法およびプログラム |
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Publications (1)
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JP2016103078A true JP2016103078A (ja) | 2016-06-02 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014239900A Pending JP2016103078A (ja) | 2014-11-27 | 2014-11-27 | 座標検出システム、情報処理装置、方法およびプログラム |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2016103078A (ja) |
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2014
- 2014-11-27 JP JP2014239900A patent/JP2016103078A/ja active Pending
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