JP2016101450A - 郵便若しくは宅配便受領確認システム - Google Patents

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Abstract

【課題】在宅人と郵便配達人若しくは宅配便配達人との直接的な接触を回避することにより犯罪事件の発生を確実に防止する事が出来、然も、在宅人による操作が簡便で、且つ移動動作を最小限にできる郵便若しくは宅配便受領確認システムを提供する。【解決手段】宅配便物6を収納する閉鎖状匡体部2と携帯式制御手段3とから構成され、閉鎖状匡体部2は、郵便物5や宅配便物6を匡体部2内に投函するための開閉蓋30付き開口部4と、印鑑機能収納部10と第1の施錠機構12を有する第1の開閉蓋部13とを含み、携帯式制御手段3は、ブルートゥースで構成された、施錠機構を個別に開閉制御する無線制御信号15を発信する施錠機構制御手段14を有している郵便若しくは宅配便受領確認システム1。【選択図】図1

Description

本発明は、郵便若しくは宅配便受領確認システムに関するものであり、特に詳しくは、在宅時に於ける郵便配達人若しくは宅配便配達人との直接的な接触により、特に近年になって、発生件数が増加している殺人、窃盗等の犯罪事件を確実に防止する事が出来、然も、在宅人による操作が簡便で、且つ在宅人の移動動作を簡略化し、安全で且つ効率的な郵便若しくは宅配便受領確認システムに関するものである。
従来から、一般の郵便の受け取りを除き、書留便、速達便、配達証明便、内容証明便、若しくは宅配便は、それが配達されてきた場合には、当該家屋に在宅している住人が直接それらを受領すると同時に、当該郵便若しくは宅配便を配達してきた配達員の要求にしたがって、当該配達員の提示する受領書に、本人の印鑑を押すか署名をすることにより、或いは、当該配達員に所定の印鑑を手渡して、当該配達員が所定の受領書に当該印鑑を押印することにより、当該郵便若しくは宅配便の受領確認が行われ、当該配達作業が完了する事になっている。
然しながら、近年、配達される便数が増大する一方で、個人個人の行動行為の多様化と頻発化によって、配達されてきた当該郵便若しくは宅配便を受け取る本人或いは同居の住人が家屋に在宅していない場合が増大しており、当該郵便若しくは宅配便の当該配達作業がスムースに実行されず、配達作業の長時間化とそれに伴う配達人の労働時間も長期化され、当該配達事業に係る経費は、人件費も含めて増加の一途となっており、社会的問題にも成っている。
その他、近年における治安の不安定化が一因となって、見知らぬ配達人と当該郵便若しくは宅配便を受け取る本人との間に殺人事件を含む盗難・傷害事件が多発化している事も見逃せない現実となってきており、特に家屋で一人暮らしの住人(老人や女性)にとって、当該配達人と、直接顔を合わせて、当該郵便若しくは宅配便の受け取り操作を行う事は、相当の危険を予め覚悟する必要性を感じてきており、係る危険な状況を生み出す、郵便若しくは宅配便の受け取り操作環境を改善し、安全なシステムを構築する必要性が高まって来ている。
更には、従来に於いて、住宅用の郵便受けにおいては、防犯に役立づ機能として装備されているのは鍵だけである。
その鍵は、一般的にシリンダー式とダイヤル式に分かれる。
シリンダー式は、鍵の所持、紛失、合鍵の作製などの面で、ダイヤル式は、暗証番号を忘れる、夜間の解錠では、目が悪い人には不向きなどの面で欠点があり、合鍵の作製や鍵を交換する際には費用と日数が掛かる。
一方、従来にあっては、受領印が必要な宅配物や郵便物を受け取る際に、玄関ドアを開けずに受け取れるよぅにする目的で印鑑をセットしておける郵便受けやドアなどに装着できる製品があれば防犯対策として有効だが、現時点でそのような製品はない。
又、エントランス周りに印鑑をセットしておけるものとして、留守中に宅配の荷物を受け取れる宅配ボックスやポスト、表札、インターホン、宅配ボックスなどのエントランス機能を一纏めにできる門柱があるが、スマートホンを含む携帯式通信手段と連携するものはない。
更に、カメラを傭えた郵便受けもない。
カメラが装備されていれば、他人のポストを勝手に開けて物色したり、盗んだりする行為に対しての拘止力が高まり、その被害を未然に防ぐことができる。
さらに、被害の証拠を残せるものであれば防犯対策として有効である。
一方、以前より、宅配業者を装い家に押し入る強盗・暴行・殺人事件が起きている。
現在有効な防犯対策に適したものがない為、個々の知恵と工夫で身を守るしかないのが現実である。
然しながら、「宅配便です」とか「お荷物です」と誰かが来ると、つい信用してドアを開けてしまう人が多いことと、荷物の受け取りで受領印が必要な為にドアを開けなくてはならず、身の安全を確保出来ない事が多い。
また、特に、大きなマンションでは、複数個の郵便受け、ポストが固まって配置されているコーナーに於いて、当該郵便受けのポストが勝手に第3者によって勝手に開けられ、個人情報を見られたり、郵便物を抜き取られたりする事件も相次いでいる。
鍵付きのポストであれば、ある程度防げることだが、鍵を掛けるのを忘れたり、鍵を掛けておくと開ける時が面倒だったりすることから,鍵付きのポストであっても鍵を掛けないか、簡単に開けられる様にしておくた為、被害を受げても気付かない場合がある。
現状では、上記の課題解決に有効な手段がなく、解決に適した製品も見当たらない。
特に宅配強盗の被害においては、ネット通販利用者増加に伴い、拡大する可能性が高い。
係る環境では、国民の安心安全で快適な暮らしを脅かす脅威であり、生命に関わる重要課題である。
この被害を未然に防ぐには、書留郵便とか宅配の荷物を安全に受け取れるシステムが必要である。
その他にも、身体が不自由、直ぐに応対できない時などで、荷物を受け取る際に不便があることと、いちいちポストまで見に行かないと郵便物が届いているかどうか分からないという不便さがある。
従来から、上記した様な問題を改善しようとして、種々の方法や装置が提案されてきている。
例えば、実開平5−44896号公報(特許文献1)に係る「収納ボックス」は、宅配便等を留守でも安全確実に受け取ることができる様に構成されたものであって、帰宅後の住人が当該ボックスの特定の部位に設けられた下側に貯留室から配達物を取り出せる様に構成された収納ボックスが開示されている。
又、実開平6−76587号公報(特許文献2)に係る「玄関ドア」は、当該玄関ドアの袖付枠の袖部内側に外扉と内扉とをもち、中に荷物の有無を検出する荷物センサをもった受渡しボックスを設け、外扉を開き荷物を入れて外扉を閉めると外扉の電気錠が自動的に施錠され赤ランプがついて中に荷物が入っていることを表示し、内扉を開き中の荷物を取り出して内扉を閉めると外扉の電気錠が自動的に解錠され緑ランプがついて中に荷物が入っていないことを表示するよう電気的に制御されるように構成したシステムが開示されている。
一方、特開平9−262172号公報(特許文献3)に係る「宅配物受領箱と捺印装置」は、宅配物を収納する箱体の上端部に投入部を開設すると共に、下端部に施錠開閉自在に取出部を設けた小室内に、下端を開放した可撓性材料製の筒体を収納し、筒体を内方に収縮自在とした構成で、箱体近傍に受領印鑑を配している構造が示されている。
その他、特開平5-219162号公報(特許文献4)には、在宅中の住人が、直接的に郵便若しくは宅配便の配達員とは顔合わせすることなく、全てインターホンシステム或いはホームテホンシステムを介して、会話し、配達された当該郵便若しくは宅配便は、玄関の開閉扉の近傍に於いてもらうように指示すると共に、当該配達人が受領書に押印する事を要求している場合には、外付けの当該インターホンシステム或いはホームテホンシステムに敷設されている小部屋に所定の印鑑を内蔵させておき、当該住人が室内側に設置されている当該インターホンシステム或いはホームテホンシステムに配置されている適宜のスイッチ手段を押すことにより、当該小部屋の閉鎖蓋部を開放させ、当該配達人に、当該小部屋に収納されている印鑑を使用して、受領印を押印する様に指示する様にしたシステムが開示されている。
又、特開2011−41717号公報(特許文献5)には、当該家屋の住人が留守の間に当該郵便若しくは宅配便の配達人が訪問した場合の問題を解決する為に、予め当該住人と当該配達員との間で予め所定の暗証番号を決めておき、当該住人が留守にする場合には、当該住人が配達された郵便若しくは宅配便が収納される集荷ボックスの開閉鍵に当該暗証番号を記憶させておき、当該住人の留守中に、当該配達員が当該家屋に配達に訪れた際には、予め通知を受けた当該暗証番号使用して、所定の郵便若しくは宅配便を当該集荷ボックスに投函した後に当該開閉鍵を閉鎖して帰る様にしたものであり、更には、当該集荷ボックスに近接して、当該住人の印鑑を接続線条体で所定の部位に接続保持した印鑑収納部を設けた構造が開示されている。
然しながら、上記した何れの公知技術にあっても、固定されたインターホンシステム等を使用するもので有ったり、配達人に予め暗証番号等を教えておくと言う極めて危険な状況を作り出すものであったり、コストの増大や作業効率の低下を来す欠陥を有していたり、住人に余計な行動をリアルタイムで実行させる必要が有るなど、不便なシステムで有る事に変わりはない。
その他には、特開平9-173203号公報(特許文献6)が見られ、当該公報には、郵便ポスト内の有効内容量を大きく確保して、郵便ポストの全幅を小さく抑える構造とすると共に、当該郵便ポストのコーナ部に、宅配物の受領書を挿入する受領書挿入口2と、受領書挿入口2より挿入された受領書に押印を行う押印装置31とを配設した郵便ポストが開示されているが、従来に於ける問題点である安全性に対する改善技術は開示されてはいない。
即ち上記した特許文献6に関しては、郵便ポストに宅配物の受領書挿入口と押印装置を設けた構造でありながら、郵便ポスト内の有効内容量を大きく確保して、郵便ポストの全幅を小さく抑えることと、印鑑の盗難を防止するのが目的である。
そして、当該特許文献6に於いては、郵便ポストのコーナ部に、宅配物の受領書を挿入する受領書挿入口と、受領書挿入口より挿入された受領書に押印を行う押印装置とを配設して成ることを特徴とする郵便ポストであり、郵便ポストの上側のコーナ部に受領書挿入口を配置し、受領書挿入口の下方に郵便ポストの扉を施錠する鍵部を配置し、鍵部の側方に投函口を配置して、留守中に宅配の荷物を受け入れることを目的とする宅配ボックスが開示されている。
処で、当該特許文献6においては、留守中に荷物を受け取り保管する用途で捺印機能を備えたものである為、在宅中は玄関ドアを開けて対面にて受け取らなくてはならないし、また、箱入り宅配物が入る大きさが必要となり、設置場所が限られるという問題点があった。
実開平5−44896号公報 実開平6−76587号公報 特開平9−262172号公報 特開平5-219162号公報 特開2011−41717号公報 特開平9−173203号公報
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し、従来技術で頻繁に発生している、家屋の住人が在宅時に於ける郵便配達人若しくは宅配便配達人との直接的な接触により発生件数が増加している犯罪事件を確実に防止する事が出来、然も、在宅人による操作が簡便で、且つ在宅人の移動動作を簡略化でき然も安全な郵便若しくは宅配便受領確認システムを提供しようとするものである。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解消し、上記した本発明の目的を達成する為、基本的には、以下に示す様な技術構成を採用するものである。
即ち、本発明に於ける第1の態様は、少なくとも郵便若しくは宅配便を収納する閉鎖状匡体部と当該閉鎖状匡体部とは独立した携帯式制御手段とから構成された郵便若しくは宅配便受領確認システムであって、当該閉鎖状匡体部は、通常郵便若しくは宅配便を当該閉鎖状匡体部内に投函するための閉鎖扉を有する開口部と、当該閉鎖状匡体部の前面部の少なくとも一部に設けられている印鑑機能収納部及び当該印鑑機能収納部内の当該印鑑機能を使用する為に設けられている第1の施錠機構を有する第1の開閉蓋部とで構成されており、当該携帯式制御手段は、少なくともブルートゥース(登録商標)及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている、当該第1の施錠機構を個別に開閉制御する無線制御信号を任意に発信できるように構成された施錠機構制御手段を有しており、且つ当該第1の施錠機構は、当該無線制御信号に応答して、施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている郵便若しくは宅配便受領確認システムである。
本発明に係る当該郵便若しくは宅配便受領確認システムは上記した様な技術構成を採用している事から、上記した従来技術の欠点或いは問題点を改良し、従来技術で頻繁に発生している、在宅時に於ける在宅住人と当該郵便配達人若しくは宅配便配達人との直接的な接触が完全に回避出来る様になっているので、係る構成により、従来から発生件数が増加している殺人、窃盗、傷害等の犯罪事件を確実に防止する事が出来、然も、在宅人による操作が簡便で、且つ在宅人の移動動作を簡略化できる郵便若しくは宅配便受領確認システムを提供する事が可能となったものである
図1は、本発明に係る郵便若しくは宅配便受領確認システムに於ける一具体例の構成の一例を示すブロック断面図である。 図2(A)及び図2(B)は、本発明に係る、郵便若しくは宅配便受領確認システムに於いて使用される、当該施錠機構の構成の一例を示す図である。 図3は、本発明に係る郵便若しくは宅配便受領確認システムに於いて使用される、当該携帯式制御手段に於ける回路構成の一例を説明するブロック図である。 図4は、本発明に係る郵便若しくは宅配便受領確認システムに於いて使用される、当該閉鎖状匡体部に配備される当該センサー手段及び当該カメラ手段の駆動配線状態を説明するブロック図である。 図5は、本発明に係る郵便若しくは宅配便受領確認システムに於いて使用される、当該閉鎖状匡体部内で使用される当該印鑑機能収納部内の構成の一例を示す側面図である。 図6は、本発明に係る郵便若しくは宅配便受領確認システムに於いて使用される、当該閉鎖状匡体部内で使用される当該印鑑機能収納部内の他の構成例を示す側面図である。 図7は、本発明に係る郵便若しくは宅配便受領確認システムに於いて使用される、当該閉鎖状匡体部於ける各回路構成部に対する駆動配線状態を説明するブロック図である。 図8は、本発明に係る郵便若しくは宅配便受領確認システムに於いて使用される第2の具体例の構成の、一例を示すブロック図である。 図9は、本発明に係る郵便若しくは宅配便受領確認システムに於いて使用されるインターホンの構成の、一例を示すブロック図である。 図10は、本発明に係る郵便若しくは宅配便受領確認システムの更に別の具体例の構成を示すブロック図である。
以下に本発明に係る当該郵便若しくは宅配便受領確認システムの一具体例の構成を、図面を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図1は、本発明に係る当該郵便若しくは宅配便受領確認システム1の1具体例の構成の概要を示した図であって、図中、少なくとも郵便5若しくは、当該郵便物の大きさよりも若干大きな寸法を有する宅配便6を収納する閉鎖状匡体部2と当該閉鎖状匡体部2とは独立した携帯式制御手段3とから構成された郵便若しくは宅配便受領確認システム1であって、当該閉鎖状匡体部2は、通常郵便5若しくは宅配便6を当該閉鎖状匡体部2内に投函するための閉鎖扉30を有する開口部4と、当該閉鎖状匡体部2の前面部FRの少なくとも一部に設けられている印鑑機能収納部10及び当該印鑑機能収納部10内の当該印鑑機能11を使用する為に設けられている第1の施錠機構12を有する第1の開閉蓋部13とで構成されており、当該携帯式制御手段3は、少なくともブルートゥース(登録商標)及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている、当該第1の施錠機構12を個別に開閉制御する無線制御信号15を任意に発信できるように構成された施錠機構制御手段14を有しており、且つ当該第1の施錠機構12は、当該無線制御信号に応答して、施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている郵便若しくは宅配便受領確認システム1が示されている。
即ち、本発明に係る当該郵便若しくは宅配便受領確認システム1の基本的な技術思想は、
一般的に、玄関或いは適宜の出入り口の扉或いはその近傍部、若しくは、門や門柱若しくはそれらの近傍部に直接的に取り付けられているか載置されている郵便受けを使用して、配達されてきた、速達、書留、配達証明付き等の郵便物或いは、現金封筒、更には各種の宅配便等の受領操作或いは、受け渡し操作の際に、当該郵便物或いは宅配便の配達人に当該郵便物或いは宅配便の受取人である当該家屋の住人が直接顔を合わせて、必要な受領書に捺印されるべき印鑑を当該配達人に手渡すか、当該受領書を当該配達人から受け取って、その必要な場所に捺印を行った後に、それを直接当該配達人に手渡すと言う作業を実質的には行わずに、当該配達人に対して、必要な印鑑を当該配達人自らが使用して当該受領書の所要部位に当該印鑑を捺印する様に指示を出し、当該配達員がその指示に従って、押印操作を実行した後は、帰って貰う事にし、その後、当該住人が、自ら、当該閉鎖状匡体部2にアクセスし、当該閉鎖状匡体部2の一部に設けられている、当該郵便物或いは宅配便の取り出口を閉鎖施錠している施錠機構を、当該携帯式制御手段から発信される解除信号送信する事により、当該閉鎖状匡体部を解錠し、当該配達されてきた、郵便若しくは宅配便を取りだす様に構成することによって、上記した従来技術に於ける問題点を解決する様にしたものである。
より具体的に本発明に係る当該システムの手順を説明するならば、先ず、受取人の受領印を必要とする郵便或いは宅配便が当該住人に配達された場合には、先ず当該配達人が、当該住人の家屋の玄関もしくは当該郵便受に予め取り付けられている外付け型のインターホン56のチャイムボタン560を押し、当該屋内に据え付けられている屋内インターホン(図示せず)を発呼させ、当該屋内にいる住人に印鑑を必要とする郵便或いは宅配便が配達されてきている事を認識させる。
その後、当該住人は、当該屋内ンターホンの親機又は子機が配置されている位置まで移動して、当該屋内ンターホンの電話機能を利用して、当該配達人に対し、到着した当該郵便或いは宅配便を当該開口部4から、当該閉鎖状匡体部2内に挿入する様に指示する。
その後、当該住人は、当該開口部4に設けられている当該開閉蓋30の動きを検知する所定のセンサー手段41の検知結果が当該携帯式制御手段3の所定の報知手段39に報知され、当該郵便或いは宅配便が、当該閉鎖状匡体部2内に挿入されたことを確認した後、当該屋内ンターホンの電話機能を利用して、当該配達人に対し、当該印鑑機能収納部10の閉鎖蓋部13(第1の開閉蓋部)を開放する事を伝え、閉鎖蓋部13が解錠され、開放された後に、当該印鑑機能収納部10内に保管されている当該印鑑11を使用して、所定の受領書に押印してもらい、その後、当該印鑑11を当該印鑑機能収納部10内に戻した後、当該閉鎖蓋部13を閉める様に指示を行う。
その後、当該住人は、当該第1のカメラ44から送信される配達人の映像を当該携帯式制御手段3に設けられている画像表示手段37で見ながら、当該配達人が帰った事を確認した後、当該携帯式制御手段3を操作して、後述する当該閉鎖状匡体部2から当該郵便物若しくは宅配便物を取り出す為の開口部17を閉鎖している第2の開閉蓋部18を施錠している第2の施錠機構19の施錠状態を開放しておき、当該住人が同時に又はその後に当該閉鎖状匡体部2の配置場所まで移動して、当該郵便物若しくは宅配便物を受け取る様に構成されるか、或いは、当該住人が当該携帯式制御手段3を手に持って、当該閉鎖状匡体部2の配置場所まで移動したのち、当該携帯式制御手段3を当該閉鎖状匡体部2にかざす事によって、当該第2の施錠機構19の施錠状態を開放し、その後、当該住人は、当該閉鎖状匡体部2より当該郵便物若しくは宅配便物を受け取る様に構成されたシステムであっても良い。
そして、本発明に於ける当該閉鎖状匡体部2は、基本的には、通常の大型封筒程度の大きさ迄の郵便物5或いは、当該郵便物5よりも少し厚めで、縦横寸法が当該郵便物5より少し大きくなるような宅配便迄を対象とし、当該閉鎖状匡体部2の内部容量は、少なくとも上記した郵便物若しくは宅配便を収納出来る程度の寸法とする事が望ましく、更には、当該閉鎖状匡体部2に設けられている当該開口部4も、上記した当該郵便物若しくは宅配便を容易に通過させる様な大きさに設定されている事が好ましい。
更に、本発明に於いては、上記した様な、通常の大型封筒程度の大きさ迄の郵便物5或いは、当該郵便物5よりも少し厚めで、縦横寸法が当該郵便物5より少し大きくなるような程度の寸法を持った宅配便を超える様な寸法を持った当該郵便物5或いは宅配便物を扱う事は可能であるが、基本的には、例えば、大型のダンボール箱、大型の発泡スチロール箱、ゴルフ、サーフボード若しくはスキー用の宅配便を対象とする場合には、当該閉鎖状匡体部2は、当該大型のダンボール箱、大型の発泡スチロール箱、ゴルフ、サーフボード若しくはスキー用の宅配便が内蔵しうる様な大きさには作成せずに、当該従来の閉鎖状匡体部2の近傍にそのまま載置置きして貰い、当該住人は、上記した手順に沿って、配達員に対して、受領書に対する捺印操作を実行させた後、直ぐに当該のダンボール箱、大型の発泡スチロール箱、ゴルフ、サーフボード若しくはスキー用の宅配便を取りに行く様に構成する事によって、当該配達人が配達操作を完了して退去してから当該宅配便物を取りに行く移動行為を開始するまでの時間を極めても短くすることにより、それらの郵便若しくは宅配便が盗難にあうと言う危険は殆ど無い。
つまり、上記した通り、本発明は、郵便物5若しくは宅配便物6を受け取る特定家屋の住人の安全性を確保する事を第1の目的とするとともに、当該家屋の住人が、当該家屋内で如何なる環境にあったとしても、家屋の外に出る事が無い様に構成しているので、住人が例えば、化粧をしていない場合、風呂に入っている場合、或いは着替えが必要な着衣状態である場合等で、直ぐに外に出る事が出来ないでも、化粧を完了させたり、着衣を整えたりする様な、時間の掛る対処行動を行う必要がなく、何時でも、簡便に、大きな移動動作を伴わず、替わりに、少なくとも屋内に設けられたインターホンの親機又はその子機のある場所迄移動すると言う程度に抑える事が出来、それによって、当該郵便若しくは宅配便の受領手続きを迅速に且つ確実に実行できると同時に、当該郵便若しくは宅配便の配達作業も簡易化、確実化を図り、配達時間の短縮と配達作業の効率化を実現する事で、事業コストを大幅に削減する事の可能な経済的かつ安全性の高い郵便若しくは宅配便受領確認システム1を提供する事が可能となる。
更に、具体的に言うならば、当該インターホン56のチャイム発生信号570と当該通話機能561を直接当該携帯式制御手段3と無線通信技術を活用して、連携させることによって、当該住人の移動範囲は更に大幅に縮小される事になる。
つまり、当該配達人による当該インターホン56のチャイム手段560を押すことにより、当該チャイム手段560からチャイム音声が発生し、それによって、当該住人が、印鑑を必要とする郵便若しくは宅配便が到着した事を認識出来、当該住人が当該インターホン56の親機若しくは子機が存在する位置まで、移動して、当該インターホン56の通話機能を使用して、当該配達員に印鑑11の場所及び使用方法を伝達、当該配達員が所定の受領書上に、当該住人の印鑑11を押印した後に、当該印鑑11を当該印鑑機能収納部10に返却すると、当該第1の閉鎖扉13は、自動的に閉鎖され、当該第1の施錠機構12の作動下に入る。
本発明に於ける当該郵便若しくは宅配便受領確認システム1を効率的に実行する為には、本発明に於ける当該インターホン56のチャイム報知機能と当該通話機能を直接当該携帯式制御手段3の制御機能と通話機能に接続できる通信システムとする事が好ましく、更には、当該携帯式制御手段3として、スマートホンを使用する事が望ましい具体例である。
更に、本発明に於ける、係る技術思想をより効率的に実現する為に、本発明に於いては、郵便物若しくは宅配便物5,6を収納する当該閉鎖状匡体部2を、当該郵便物5若しくは宅配便物6の受取人の家屋の玄関口近傍に固定配置するか、玄関の扉部に直接取り付けるか、或いは、戸建住宅では、門柱、門扉等に直接固定配置しておき、当該郵便物若しくは宅配便物の受取人は、家屋内で、電話機能と近距離内での無線通信機能を内蔵する、例えば、携帯電話やスマ−トホン等を含む携帯式制御手段3を身近に配置しておくか、携帯しておくことにより、当該郵便物若しくは宅配便物の配送人から当該インターホン手段56を介して、当該郵便物若しくは宅配便物5又は6の配達があったとの連絡があった場合には、手元にある当該携帯式制御手段3を使用して、当該配達人に対し、当該インターホン手段56のスピーカ手段563を介して、当該配達されてきた当該郵便物若しくは宅配便物を当該閉鎖状匡体部2内に投函させる様に指示したのち、更に、手元にある当該携帯式制御手段3を使用して、当該配達人に対し、当該印鑑機能収納部10の閉鎖蓋部13の鍵12を解錠するから、当該印鑑機能収納部10内に収納されている当該印鑑機能部11を使用して、当該配達人自らが、自分で、必要とする受領書に当該印鑑を使用して受領印を押印するように指示した後、当該携帯式制御手段3を操作して、当該印鑑機能収納部10の閉鎖蓋部13を施錠している第1の施錠機構12を解錠指示する為の制御信号を無線にて当該第1の施錠機構12に送信して、当該第1の施錠機構12を解錠する。
当該配達員が当該家屋から離れた後に、当該住人が、当該携帯式制御手段3を使用して、当該閉鎖状匡体部2の第2の開閉蓋部18に付随する当該第2の施錠機構19を、自ら解錠して、当該扉18を開け、当該開口部17を介して内部の郵便物若しくは宅配便物5,6を受け取る事になる。
従って、本発明に於いては、当該配達人と当該家屋の住人とは、直接顔を合わせる事は無く、その為、上記した従来問題とされている危険な状態は完全に回避される事が可能であり、又、当該住人にとっては、如何なる環境にあっても、即座に、手元にある当該携帯式制御手段3を使用して、当該配達人の配達作業に協力する事が出来るので、当該住人にとっては、従来の様に、電話又はインターホンの有る位置まで移動する必要がなくなるため、効率的で簡便であり、又配達人にとっても、待ち時間が短縮されるので、効率的な配達作業を達成する事が出来る。
即ち、本発明の構成並びにその効果を端的に言及するとすれば、本発明は、スマートホンとリンクする鍵とカメラと印鑑収納部を有する郵便受け及び郵便受けや、ドア等の玄関周りに装着するそれらを有する製品に関するシステムであって、特には、現在では、スピーカーやへツドセット等の技術に既に使用されている、ブルートゥース(Bluetooth)とNFCとを組み合わせた無線通信技術を活用して、タブレットを上記した鍵部材にかざすだげで利用できる郵便若しくは宅配便受領確認システムを構築したものである。
即ち、本発明に於ける好ましい具体例としては、例えば、スマートホンと連携し、蓋部を開けずに荷物を安全に受け取る事が出来るシステムを備えた郵便受け、又は、そのシステムに関するものである。
上記の説明に加えて、本発明に於いては、スマートホンを必要な鍵部材にかざすだけで、郵便受けの扉を解錠することができ、その施錠解錠の状態をスマートホンで確認できる機能と、その扉を勝手に開けようとした人の顔を自動で撮影してスマートホンに自動送信する機能と、又、その逆に、郵便ポストに郵便物等が投函された際にスマートホンにその情報を通知する機能を有するものである。
勿論、本発明に於いて使用される当該ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、NFC等の近距離無線通信規格で構成された無線通信信号は、通常、10m乃至50mの距離の範囲内では、直接に通信する事が可能であるので、当該それぞれの施錠機構に接近しなくとも、当該屋内であれば、何処にいても、当該施錠機構に所定の制御信号を送信する事が可能であるので、その場で、当該携帯式制御手段3から当該解錠信号の送信操作を行う事も可能である。
そこで、先ず、本発明に於いて使用される当該閉鎖状匡体部2の大きさ或いは材料は特に限定されるものではないが、金属製材料、木質材料或いは合成樹脂材料等の単独或いはそれらの組み合わせからなる材料が適宜選択されて使用されるものであり、特には、防水性、耐候性、耐熱性等の特性を有するものであれば、より好ましいものとなるほか、その大きさは、通常の郵便物若しくは宅配便物が収納できる内部空間を有するものであれば如何なる形状のものであっても良く、一般的には、1m×1m×1m以内の大きさのものが望ましい。
更に、望ましくは、当該閉鎖状匡体部2の大きさは、現在一般的に使用されている郵便受けの大きさと同一或いはそれに近似した寸法を有するものである
尚、場合によっては、ゴルフ宅配便、スキー宅配便、サーフボード宅配便等の特殊な商品を取り扱う場合には、それなりの大きさを有する閉鎖状匡体部が準備される必要はあるが、一般家庭に於ける日常の郵便物若しくは宅配便物をターゲットとする範囲内では、小型のもので十分である。
又、本発明に於いて使用される当該閉鎖状匡体部2は、玄関の扉部分に直接的に取り付けるものであっても良く、或いは、玄関先近傍部に設置するか又は、門柱或いは門扉に直接的に取り付けるものあっても良く、その為の取り付け機構は予め具備させておくことも望ましい。
或いは、玄関の扉部分と一体的に製造されたものであっても良い。
本発明に於ける当該閉鎖状匡体部2に設けられている、通常の大きさを持つ手紙類からなる郵便物5を投函する為の自由に開閉する当該閉鎖扉30が設けられている当該開口部4は、必ずしも必須の構成でなくともよく、つまり、当該閉鎖扉30は設けなくともよく、或いは、当該通常の大きさを持つ手紙類からなる郵便物5も、別途に形成された当該第3の開閉蓋部の蓋8を開けて、その開口部80から当該郵便物5を当該閉鎖状匡体部2内部に投函するようにしても良い事は言うまでもない。
更に、当該開口部4に設けられている当該閉鎖扉30には、施錠のための施錠機構を設ける必要はない事は言うまでもない。
一方、本発明に係る当該閉鎖状匡体部2には、配達人が自ら使用して、必要な受領書に捺印する事が出来る様に、その一部、好ましくは、当該閉鎖状匡体部2の前面部で、当該配達人が容易にその存在を容易に認識出来る部位に、当該印鑑機能収納部10が設けられているものである。
当該印鑑機能収納部10の大きさも特に特定されるものではないが、少なくとも当該印鑑機能部11に相当する3文判とそれに使用される朱肉部材52とが収納される大きさである事が望ましい。
尚、当該印鑑機能収納部10には、その開口部を被覆する為の、当該第1の施錠機構である施錠鍵12により、その開閉が制御される第1の開閉蓋部13が設けられている事が望ましい。
又、当該印鑑機能部11は、当該印鑑機能収納部10と独立している場合には、当該印鑑機能部11つまり所定の印鑑が盗難に合わない様に、適宜の線条体、紐条体、鎖部53等を使用して、当該印鑑機能収納部10の内壁部の一部に固定される様に構成する事が望ましい。
係る構成を採った場合でも、当該線条体、紐条体、鎖部53等を故意に切断して当該印鑑機能部11を盗む場合も無きにしも非ずであるから、万一当該線条体53が切断された場合には、当該線条体53の切断の有無を感知出来る適宜のセンサー(図示せず)を配置して、当該センサーにより当該線条体53が切断された事を報知する適宜の警告信号に応答して、後述する第1のカメラ機構44を作動させ、当該閉鎖状匡体部2近傍に、その時点で存在していた人物を撮影して記憶させておき、後日、警察当局に捜査を依頼する事が可能である。
又、本発明に於いて使用される当該開閉蓋部13、18の開閉動作を制御する何れもの施錠機構(第1及び第2の施錠機構12、19)の構成も特に限定されるものではないが、好ましくは、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成された無線制御信号15を受信する受信手段21と、当該無線制御信号15の受信に応答して、当該施錠機構12或いは19の開閉動作を実行させる、例えば、電磁コイル22とコア部材300とで構成される駆動部220と、当該駆動部220に供給される電流の供給を制御する電源制御手段(スイッチ手段)23とを有するものである事も好ましい具体例である。
本発明に係る当該施錠機構12、19の一具体例を図2を参照して説明するならば、図2に示す通り、該施錠機構12、19の蓋部13、18又は当該閉鎖状匡体部2の壁部20の何れか一方に、例えば、半円状に湾曲して突出した環状係合部25と、当該閉鎖状匡体部2の壁部20又は当該蓋部13、19の何れか一方に設けられた、L字型のブラケット部26と当該ブラケット部26の一部に設けられている穴部28に向けて、突出、退出を繰り返すロッド部27とで構成されており、当該両者を施錠状態にする場合には、当該ロッド部27を突出させて、当該環状係合部25の空間部25’を貫通させ、当該ブラケット部26の先端部に設けられている穴部28内に、当該ロッド部27の先端部を嵌合させることにより、施錠状態が完成し、逆に、当該施錠状態を解錠する場合には、当該ロッド部27を当該環状係合部25の空間部25’から離脱させることにより実行される様に構成されている。
そして、当該ロッド部27は、その一方の端部が適宜の電磁コイル22からなる駆動手段220内に配置されているコア部材300と接続されており、当該コア部材300は、常時、適宜のスプリング29の作用により、当該ブラケット部26の方向に変位している様にバイアスが掛けられているため、当該ロッド部27の先端部は、常時当該ブラケット部26の一部に設けられている穴部28内に嵌合した状態になっている。
然しながら、施錠動作を行う場合には、当該環状係合部25が、当該ブラケット部26と当該ロッド部27の係合部近傍に所定の押圧力を印加させながら、当該ロッド部27を当該スプリング29のばねの反発力に抗して当該ブラケット部26とは反対の方向に移動させることにより、容易に施錠動作を実現出来る。
一方、解錠操作を実行する場合には、当該駆動部220の当該電磁コイル22に適宜の電源24から供給される電流を適宜のスイッチ手段23を介して供給すると、当該コア部材300が、当該スプリング29の反発力に抗して、当該ブラケット部26とは反対の方向に移動するので、解錠動作が行われる。
尚、本発明に於ける当該スイッチ手段23は、適宜に設けられた受信手段21が、後述する当該携帯式制御手段3から送信されてくる当該無線制御信号15を受信し、当該受信手段21が当該無線制御信号15の中に、特定の施錠機構に対するIDデータとON/OFF制御信号とを含んでいるか否かの判断を行い、YESであれば、当該無線制御信号15に基づいて、適宜のスイッチ手段23をON/OFFさせる制御信号を発生させて、実際の施錠及び解錠操作が実行されるのである。
尚、上記した図2に示す構成からなる本発明に於ける具体例では、主として解錠操作が実行される事になる。
勿論、本発明に於ける当該施錠及び解錠機構としては、上記した構成例に限定されるものではなく、従来公知の如何なる施錠・解錠機構手段を使用する事は可能である。
一方、本発明に於ける当該閉鎖状匡体部2の対として使用される当該携帯式制御手段3は、基本的には、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成された無線信号を発生させたり、受信可能に構成されたものであり、その為の制御プログラムが内蔵されているものである。
そして、本発明に係る当該携帯式制御手段3における当該施錠機構制御手段14は、図3に例示されている通り、上記した少なくとも一つ、好ましくは複数個の当該施錠機構(例えば、第1の施錠機構12、第2の施錠機構19等)の無線制御信号15を、適宜のプログラム記憶手段33等に記憶されている当該少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に従って、国際的に認可されている当該規格プログラムに従って、発生させる機能及びそれに関連する制御回路手段31、当該無線制御信号15を、当該施錠機構のそれぞれに対応させて、作成し記憶しておく記憶手段33、所定の施錠機構の施錠・解錠させるために、当該施錠機構に対応する当該無線制御信号15を当該記憶手段33から選択する選択手段34及び、当該選択された当該無線制御信号15を発信させる発信手段35を含んでいる事が望ましい。
更に、図3に示す様に、本発明に於ける当該携帯式制御手段3に於いては、後述するように、当該閉鎖状匡体部2に設けられた当該センサー手段41、41’や、カメラ手段44、43等から送信されてくる、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている画像情報を含む無線制御信号15’或いは、当該センサー手段41により検出された、当該郵便物若しくは宅配便物の投函検出信号を含む無線制御信号15’を受信する受信手段36と、当該受信された当該画像情報を含む無線制御信号15’をそのまま或いは適宜のデータシステムに変換する変換回路を経由して適宜の画像表示手段37に画像表示する機能と当該センサー手段41に基づく当該郵便物若しくは宅配便物の検出信号を含む無線制御信号15’を適宜の変換手段38を介して、適宜のデータフォーマットに変換して、当該投函事実の確認を報知する為の、音声、或いは光による報知手段39を駆動させるようにする機能を有するものであっても良い。
更には、本発明に於ける当該携帯式制御手段3に於いては、外部からの電話情報或いは、インターホンからの通話情報を受信し、また外部に対して電話を送信するか当該インターホンに対して音声を送信する為の、マイク及びスピーカーを有する電話機能40を有していることも望ましい具体例である。
より具体的には、本発明に於ける当該携帯式制御手段3では、当該施錠機構制御手段14は、当該携帯式制御手段3の操作者により、例えば、当該第1及び当該第2の施錠機構7、12の一方若しくは双方を制御する為の当該無線制御信号15を任意に選択して発信出来る無線制御信号発信選択手段34を有している事が望ましい具体例であり、更には、後述するように、住人みずからが、安全を確認した後に、別途構成されている第3の施錠機構19を有する第3の開閉蓋部18を施錠及び/又は解錠を行う目的で、別の無線制御信号15形成し、選択するように構成されていても良い。
一方、当該閉鎖状匡体部2に設けられている当該第1及び当該第2の施錠機構12、19及び当該第3の施錠機構7は、当該閉鎖状匡体部2に設けられている適宜のバッテリ手段16若しくは適宜の外部電源161と接続されている事が望ましい具体例である。
更に、本発明に於いては、当該携帯式制御手段3は、上記した通り、更に、電話機能40を内蔵しており、外部からの電話連絡情報を音声表示するスピーカー手段401と操作者が外部に電話連絡状を発信する為のマイク手段402とを有する事も好ましい具体例である。
又、本発明に於いては、 当該開口部4に配置されている当該閉鎖扉30、当該第1の開閉蓋部13並びに当該第2の開閉蓋部18、及び後述する第3の開閉蓋部8は、何れも、一旦開放された場合には、その後、自動的に閉鎖状態に戻る様に構成されている事が好ましく、その為、例えば、当該各開閉蓋部の開閉旋回中心軸に適宜のスプリング手段54をとりつけ、当該配達員や住人が当該各開閉蓋部13、19、8を持ち上げたり、横開き状に開放した場合に、当該配達員や住人が当該蓋部から手を離すと、当該各開閉蓋部が自動的にもとの位置にもどり、施錠状態に復帰するように構成する事が望ましい。
又、別の具体例では、当該いずれもの開閉蓋部8、13、18は、当該各施錠機構が解錠を指示した場合には、当該いずれの開閉蓋部8、13、18は、自動的に開放位置に移動する様に適宜のスプリング手段を使用して構成したもので有っても良く、最後は、人手により閉鎖する様に構成したものであっても良い。
一方、本発明に於ける当該各施錠機構12,19或いは後述する施錠機構7のそれぞれには、当該各施錠機構が施錠状態であるか解錠状態であるかを検出する別のセンサー手段(図示せず)を設けることも可能であり、係る構成を採用する事により、当該携帯式制御手段3の操作人は、当該携帯式制御手段3の当該表示回路37或いは信号報知手段39の表示情報から、当該それぞれの施錠機構に於ける施錠状態にあるか解錠状態に有るかを認識する事が可能である。
又、本発明に於ける当該印鑑機能収納部10の正面部には、第1の開閉蓋部13が設けられており、当該第1の開閉蓋部13は、当該第1の施錠機構12により、施錠状態と解錠状態が選択的に設定される様に構成されている。
そして、本発明に於ける当該第1の開閉蓋部13は、図示の通り、下端部が旋回自在の中心部を構成し、従って、当該第1の開閉蓋部13は、施錠時の垂直の状態から、解錠時には、水平な状態に配置される様に構成されているので、当該第1の開閉蓋部13が、受領書に押印する際の押印台として使用する事が可能になる。
そして、図1に示す具体例では、当該印鑑機能11として一般的な3文判を使用する例を示したものであって、当該印鑑11は、適宜のスタンプ部52の上に載置されており、且つ当該印鑑11は、鎖或いは強度のある線条体53によって、当該印鑑機能収納部10の内壁部の一部に固定されている。
尚、当該印鑑11を所定の部位に必ず配置される様に構成しておけば、当該印鑑11が盗難にあった場合には、適宜の位置センサーを使用して、不在の検出が可能となる。
又、上記した鎖或いは線条体53にも切断感知センサーを取り付けておく事により、当該鎖或いは線条体53が何らかの原因で切断された場合には、当該切断感知センサーの切断感知信号を利用して当該印鑑の盗難の有無を判断出来る様に構成する事も可能である。
更に、本発明に於ける当該印鑑機能収納部10内に収納される当該印鑑機構11は、例えば、上記した様に3文判を含む通常の印鑑11であっても良く、或いは、図6に示す様に、当該印鑑機能収納部10内に、適宜のスリット部50を有し、当該スリット50内に、受領印を必要とする書類51を挿入すると、スタンプ式に、印鑑が自動的に押印される機構を有する当該印鑑機能部11”を使用する事も可能である。
一方、本発明に於ける他の具体例では、図5に示す様に、当該第1の開閉蓋部13の裏側面に適宜の印鑑機構から選択された一つの印鑑機構11’を固定配置すると同時に、当該印鑑機能収納部10内の内壁面部で、当該第1の開閉蓋部13が、閉鎖されて施錠状態になった際に、当該第1の開閉蓋部13の裏側面に配置固定されている当該印鑑機構11’と当接する部位に適宜のスタンプ台52が配置固定されている構造を取るものであっても良い。
係る具体例に於いては、当該配達員は、単に、平坦状に形成された当該第2の開閉蓋部13の外表面部に配置されている当該印鑑機構11’の上に、必要な受領書の印鑑押印部分を当接させるだけで、受領印を確保する事が可能となる。
次に、本発明の当該郵便若しくは宅配便受領確認システム1に於いては、上記した様に、
当該郵便物5若しくは宅配便物6が投函されたか否かを検出する第1のセンサー部41が当該鎖状匡体部2の当該開口部4に取り付けられている開閉蓋部30の適当な部位に配置されており、当該第1のセンサー部41は、当該郵便物5若しくは宅配便物6が当該鎖状匡体部2の内部に確実に投函されたか否かを検出する機能を有しており、例えば、当該郵便物5若しくは宅配便物6の投函事実を、当該開閉蓋部30の変位情報に基づいて判断し、投函事実を確認した場合に、当該投函確認信号410を発生する様に構成されているものである。
尚、本発明に於いては、当該第1のセンサー部41は、当該開口部4に取り付けられている開閉蓋部30に設けられる場合に限定されるものではなく、例えば、当該閉鎖状匡体部2の内部空間部の一部、例えば、当該閉鎖状匡体部2の底面部或いは内壁面部に設けることも可能である。
その場合、当該第1のセンサー部41’による当該郵便物5若しくは宅配便物6の投函事実の確認は、印加される重量、或いは光、赤外線等の遮断の有無、又はそれらとの接触等の状態の検出等からの情報に基づいて判断し、投函事実を確認した場合に、当該投函確認信号55を発生する様に構成されているものである。
そして、当該検出信号410は、図4に示されている様に、適宜の受信信号変換回路手段61を介して、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている当該投函物検出無線信号15’に変換され、当該投函物検出無線信号15’は、適宜の発信手段62を介して、当該携帯式制御手段3に無線送信する様に構成されている事が好ましい具体例である。
係る構成とする事によって、当該携帯式制御手段3に於ける適宜変換回路手段38を介して適宜の報知手段39、例えば、適宜の光発生手段或いは音声発生手段等で駆動される報知手段39を駆動させることによって、当該携帯式制御手段3を所有する住人が、当該閉鎖状匡体部2内に何らかの郵便物或いは宅配便が到着した事を確認出来る事になる
更に、別の具体例に於いては、当該閉鎖状匡体部2内部の適当な壁部にLED発光照明手段42とカメラ手段(第2のカメラ手段)43とを設け、当該LED発光照明手段42は、当該センサ―手段41による当該投函確認信号410の発生に応答して、発光し、当該閉鎖状匡体部2の内部を明るく照明し、次いで、当該第2のカメラ手段43も当該センサ―手段41による当該投函確認信号410の発生に応答してカメラ機能を駆動させ、当該照明下の当該郵便物5若しくは宅配便物6を撮影し、その画像情報430を、適宜の信号変換回路手段61を介して、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている当該投函物検出無線信号15’に変換され、当該投函物検出無線信号15’は、適宜の発信手段62を介して、当該携帯式制御手段3に無線送信する様に構成されている事が好ましい具体例である。
係る構成とする事によって、当該携帯式制御手段3に於ける適宜の画像表示手段37を駆動させることによって、当該携帯式制御手段3を所有する住人が、当該閉鎖状匡体部2内に到着した郵便物或いは宅配便の外観を画像で確認する事が出来る事になる。
つまり、本発明に於ける別の具体例に於いては、当該閉鎖状匡体部2の内部には、当該閉鎖状匡体部内部2に投函された当該郵便物5若しくは宅配便物6を撮影する為の第2のカメラ手段43と当該匡体部2内部に投函された当該郵便物5若しくは宅配便物5を照射する照明手段42とが設けられており、当該照明手段42は、当該第1のセンサー部41から発信される当該閉鎖状投函物検出信号410に応答して、少なくとも所定の期間、発光するように構成されており、当該第2のカメラ手段43は、当該第1のセンサー部41から発信される当該閉鎖状投函物検出信号410に応答して、駆動され、当該閉鎖状匡体部2内部に投函された当該郵便物5若しくは宅配便物6を撮影し、当該撮影画像信号430を、適宜の変換回路手段61を介して、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成された、当該閉鎖状投函物画像無線信号15’に変換し、当該投函物画像無線信号15’を当該携帯式制御手段3に送信する様に構成されている郵便若しくは宅配便受領確認システム1である。
更に、本発明に於ける当該具体例に於いては、当該携帯式制御手段3は、画像表示部37を有しており、当該閉鎖状匡体部2の当該第2のカメラ手段43から送信されてきた当該閉鎖状投函物画像無線信号15’を再生して当該画像表示部37に当該画像を表示するように構成されている事も望ましい具体例である。
同様に、本発明に係る当該具体例に於いては、当該携帯式制御手段3は、当該閉鎖状匡体部2から送信されてきた当該投函物検出無線信号410の受信に応答して、操作者に当該投函物検出無線信号410の受信の事実を報知する為の報知手段(音声表示部、光或いは画像表示部)39が設けられている事も好ましい具体例である。
一方、以下に、本発明に係る更に別の具体例を説明する。
即ち、図7に示す様に、当該別の具体例に於いては、上記した基本的技術構成からなるシステムに於いて、更に、当該閉鎖状匡体部2の正面部FRの少なくとも一部には、当該閉鎖状匡体部2に接近する人物を撮影する為の第1のカメラ手段44が設けられており、当該第1のカメラ手段44は、常時若しくは、適宜の近接接近センサー45が、当該人物の近接接近状態を検出した時点で駆動され、当該接近する人物の画像を撮影し、当該撮影された当該人物画像データ440を、適宜のデータ変換回路手段61を介して、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている当該人物画像無線信号441に変換し、当該人物画像無線信号441を当該携帯式制御手段3に無線で送信する様に構成されている郵便若しくは宅配便受領確認システム1である。
そして、当該携帯式制御手段3に於いては、前記した通り適宜の画像表示部37を有しており、当該閉鎖状匡体部2の当該第1のカメラ手段44から送信されてきた当該人物画像無線信号441を再生して、当該画像表示部37に当該人物画像を表示するように構成されている事も望ましい具体例である。
次に、本発明に於ける当該郵便若しくは宅配便受領確認システム1に於ける更に別の具体例の於構成に付いて以下に説明するならば、当該更に別の具体例に於いては、当該閉鎖状匡体部2に於ける当該正面部FRを除く適宜の側面部分に、好ましくは、当該閉鎖状匡体部2の裏側側面部に、当該携帯式制御手段3の操作者が自ら、当該閉鎖状匡体部2内に投函された当該郵便5若しくは宅配便6を、任意の時点で取り出すために、第2の施錠機構19を有する第2の開閉蓋部18が設けられており、当該第2の施錠機構19は、当該携帯式制御手段3から出力される、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成された、当該第2の施錠機構19を個別に開閉制御する無線制御信号15に応答して、当該第2の施錠機構19に於ける施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている郵便若しくは宅配便受領確認システム1である。
即ち、当該更に別の具体例に於いては、前記した、傷害、窃盗、殺人等の事件を完全に防止する為に、当該家屋の住人は、当該配達員が当該家屋から離れた後に、自ら、当該閉鎖状匡体部2に於ける当該第3の施錠機構19を手元の当該携帯式制御手段3の解錠操作キーを操作して、解錠しておき、その後、当該閉鎖状匡体部2にアクセスして、当該第2の開閉蓋部18を開放し、当該開口部17から当該閉鎖状匡体部2内に投函されている当該郵便5若しくは宅配便6を手動にて取りだすことになる。
係る具体例を採用することにより、別の社会問題となっている、大型マンション等の郵便受けセクションに於いて、当該郵便物が盗難に合うと言う問題も解消する事が出来る。
一方、上記した本発明に係る全ての具体例に共通する各構成機器間の電気配線に関する一具体例に関するブロック配線図は、図7に記載されている通りであり、基本的には、当該閉鎖状匡体部2と当該携帯式制御手段3においても、それぞれに適宜のバッテリ手段16、16’が設けられているか、若しくは適宜の外部電源(図示せず)に接続可能に設定されたコネクター部161、161’が設けられている事が好ましく、従って、当該閉鎖状匡体部2と当該携帯式制御手段3のそれぞれに個別に配置されている当該複数個の施錠機構や、センサー手段41或は、当該照明手段42、当該複数個のカメラ手段43,44等を含む各種制御回路、変換回路、送受信回路、画像表示手段、報知手段等も当該バッテリ手段16、16’或は当該コネクター部161、161’に適宜配線部を介して接続されているものである。
尚、図7に於ける点線部分は、当該各施錠機構7、12、19等が施錠状態にあるか或いは解錠状態にあるかを検出する場合に、使用される配線構成の一例を示したものである。
本発明に於ける当該郵便若しくは宅配便受領確認システム1の使用方法としては、当該配達される郵便5が、普通郵便である場合には、配達人は受領書に印鑑をもらう必要が無いので、単に当該閉鎖状匡体部2の通常郵便受け開口部4から当該郵便を当該閉鎖状匡体部2内に投函して配達業務はそこで終了することになるが、当該家屋の住人は、当該閉鎖状匡体部2内の投函有無検知センサー手段41による投函検知信号410が、当該変換回路手段61により例えばブルートゥース規格に基づく無線信号に変換されて、当該閉鎖状匡体部2の適宜の発信手段62から当該携帯式制御手段3に向けて送信されるので、それを受信した当該携帯式制御手段3に於ける適宜の報知手段39が、投函ありとの情報を表示することになるので、当該郵便が到着したという事実を手元で確認でき、その後適当な時間に当該住人は、当該閉鎖状匡体部2まで、移動して、当該携帯式制御手段3から当該第2の施錠機構部19の施錠状態を解錠させる制御信号を、当該携帯式制御手段3の施錠機構部制御信号選択手段34を操作して、その制御信号を発信させるとともに、遠隔の場所から、或いは、当該携帯式制御手段3を当該第2の施錠機構部19の近傍にかざすことにより、該第2の施錠機構部19を解錠させ、当該第2の開閉蓋部18を開き、当該開口部17から、所定の郵便5を取り出し、その後当該第2の開閉蓋部18を施錠処理することになる。
一方、配達されるものが書留郵便であるか、宅配便である場合には、先ず、当該配達人が所定の家屋に接近した際に、当該家屋の住人に、当該インターホンの電話機能を使用して、配達訪問の事実を連絡すると、当該家屋の住人は、当該インターホンが設置されている場所迄移動するか、手元にある当該携帯式制御手段3の電話機能40の作用により、当該配達人からの連絡を受信できるので、当該配達人に、当該開口部4から当該閉鎖状匡体部2内に、当該書留等の郵便物或いは当該宅配便物を投函する様に指示すると同時に、当該携帯式制御手段3から当該第1の施錠機構部12の施錠状態を解錠させる制御信号15を、当該携帯式制御手段3の施錠機構部制御信号選択手段34を操作して、その制御信号15を発信させることにより、当該第1の施錠機構部12の施錠状態を解錠させる。
その後、当該住人は、当該第1の蓋部30に設置された第1のセンサー41による、当該書留等の郵便物或いは当該宅配便物の投函完了信号に基き、当該携帯式制御手段3に設けられている当該報知手段39に、当該書留等の郵便物或いは当該宅配便物の投函完了の事実が表示されるので、それを確認するか、当該第2のカメラ手段43から当該携帯式制御手段3に送信されてくるブルートゥースをベースとする画像情報無線信号431は、当該携帯式制御手段3に設けられている画像表示手段37に表示されているので、当該画像情報を監視しながら、当該配達物が確実に当該閉鎖状匡体部2内に投函された事を確認した後、当該配達人から電話にて、印鑑を要求された時点で、当該携帯式制御手段3から当該第1の施錠機構部12の施錠状態を解錠させる制御信号15を、当該携帯式制御手段3の施錠機構部制御信号選択手段34を操作して発信させることにより、当該第1の施錠機構部12の施錠状態を解錠させ、当該印鑑機能収納部10の第1の開閉蓋部13を開閉自在な状態にし、その事実を当該配達人に当該インターホンを介して通知することにより、当該配達人が自ら、当該印鑑機能収納部10内においてある当該印鑑を使用して、所定の受領書に印鑑を捺印出来る様にするものである。
その後、当該住人は、当該第2のカメラ手段44から送信されてくる当該配達人の動静を記録した画像情報を当該携帯式制御手段3の当該画像表示手段37でモニターし、当該配達人が当該家屋から離れたことを確認した後、当該住人は、手元の当該携帯式制御手段3の施錠機構部制御信号選択手段34を操作して、当該第2の施錠機構部19の施錠状態を解錠させるブルートゥースをベースとする無線制御信号15を発信させるとともに、当該携帯式制御手段3を当該第2の施錠機構部19の近傍にかざすことにより、該第2の施錠機構部19を解錠させ、当該第2の開閉蓋部18を開き、当該開口部17から、所定の書留郵便5或は宅配便6を取り出し、その後当該第2の開閉蓋部18を施錠処理することになる。
上記した本発明に於ける第1の態様に於ける各具体例の構成を個々に詳細に説明するならば、先ず、本発明の当該第1の態様に於いて使用される当該第1の施錠機構12は、当該携帯式制御手段3から送信されてくる、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線制御信号15を受信する受信手段21と、当該無線制御信号15の受信に応答して、当該第1の施錠機構12の開閉動作を実行させる駆動部220と、当該無線制御信号15の受信に応答して、当該駆動部220に供給される電源の供給を制御する電源制御手段と、即ちスイッチ手段23とを有するものである事が望ましい。
更に本発明に於ける当該態様に於いては、当該閉鎖状匡体部2に設けられている当該第1の施錠機構12は、当該閉鎖状匡体部2に設けられている適宜のバッテリ手段16若しくは適宜の外部電源161と接続されている事が望ましい。
一方、本発明における当該第1の態様に於いては、当該閉鎖状匡体部2の正面部FRの少なくとも一部には、当該閉鎖状匡体部2に接近する人物を撮影する為の第1のカメラ手段44が設けられており、当該第1のカメラ手段44は、常時、若しくは、当該第1のカメラ手段44の近傍に配置されている近接接近センサー45が、当該人物の近接接近状態を検出した当該検出信号451に応答して駆動されると共に、当該第1のカメラ手段44には、当該接近する人物の画像を撮影し、当該撮影された当該人物画像情報440を、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成された人物画像無線信号441に変換する画像信号変換手段61と、当該画像信号変換手段61により形成された当該人物画像無線信号441を当該携帯式制御手段3に送信する送信手段62とが付帯されている構成を有する事が望ましい。
一方、本発明に於ける当該第1の態様に於ける具体例では、当該携帯式制御手段3は、画像表示部37を有しており、当該閉鎖状匡体部2の当該第1のカメラ手段44から送信されてきた当該人物画像無線信号441を再生して、当該画像表示部37に当該人物画像を表示するように構成されている事が好ましい具体例である。
又、本発明に於ける当該態様に於いては、当該第1のカメラ手段44の近傍部に、常時、若しくは当該第1のカメラ手段44の近傍部の明るさに関する環境に応答して、或いは当該近接接近センサー45の検出信号451に応答して特定の期間内で駆動され、照明機能を発揮する、適宜の第1の照明手段60が配置されている事も好ましい具体例である。
更には、本発明に係る当該第1の態様に於いては、当該閉鎖状匡体部2の正面部FRの少なくとも一部には、当該郵便5若しくは宅配便6を配達する配達員が操作する外部インターホン56が設けられており、当該外部インターホン56は、当該家屋内部に配備されている内部インターホン(図示せず)と電気的に接続されており、且つ、当該外部インターホン56には、当該家屋内部の住人に郵便若しくは宅配便の到着を報知する為のチャイム手段560と、当該内部インターホンとの間で通話を可能にするマイク手段562とスピーカー手段563とを含む通話手段561が設けられている事も好ましい具体例である。
一方、図9に示す様に、当該外部インターホン56に於ける当該チャイム手段560におけるは、その出力信号を、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線出力信号570に変換するチャイム信号変換手段566を有し、当該変換された無線チャイム信号出力信号570を当該携帯式制御手段3に送信15’する送信手段567とが設けられている事が望ましい具体例である。
一方、当該外部インターホン56の当該通話手段561に於ける、当該マイク手段562の音声出力571を、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号572に変換する音声信号変換手段573と、当該音声信号変換手段573から出力される当該無線音声出力信号572を当該携帯式制御手段3に送信する送信手段574を有すると共に、当該携帯式制御手段3から送信されて来る、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号572’を受信する受信手段568と、当該受信された無線音声出力信号572’を、当該スピーカー手段563を駆動させるのに適した音声信号572”に変換する為のスピーカー用音声信号変換手段569とを有している事が望ましい。
更に、本発明に於ける当該第1の態様に於いては、当該携帯式制御手段3は、更に、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号を介して駆動する電話機能40を内蔵しており、当該電話機能40は、外部からの、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号を受信して当該電話連絡情報を音声表示するスピーカー手段401と、操作者が、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号からなる電話連絡情報を外部に発信する為のマイク手段402とを有する事も望ましい具体例である。
係る構成を採用することによって、当該携帯式制御手段3は、当該インターホンの通話機能561と直接通話する事が可能となる他、当該配達人が所有する携帯電話やスマートホンとも直接通話する事も可能となる。
又、本発明に於ける当該第1の態様に於いては、当該閉鎖状匡体部2に設けられている当該開口部4は、当該通常郵便物5或いは平板状の小包状宅配便6が当該閉鎖状匡体部2内に投函されるに十分な大きさを有すると共に、その上方側の一端部には、平板状の閉鎖扉部30がその一方の端部が自重による自由旋回可能な状態で、当該開口部4を閉鎖する様に取り付けられており、且つ、当該閉鎖扉30には、当該郵便物5或いは平板状の小包状宅配便物6が当該開口部4を通過して、当該閉鎖状匡体部2内部に挿入される際の、当該閉鎖扉部30の変位、例えば、位置変化、旋回状態、角度変化、加速度等の何れかを、光、赤外線、電磁波、通電変化等のデータの変化を検出する事で、検知するセンサー手段41が設けられており、当該センサー手段41による当該検出結果データ410が、適宜のデータ変換手段61を介して、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている投函物検出無線信号411に変換された後、適宜の送信手段62を介して、当該投函物検出無線信号411は、当該携帯式制御手段3に送信される様に構成されているものであっても良い。
更に、本発明に係る当該第1の態様に於いては、当該携帯式制御手段3には、当該閉鎖状匡体部2から送信されてきた当該投函物検出無線信号411、若しくは当該無線チャイム信号出力信号570の受信に応答して、操作者に対し、当該受信の事実を報知する為の報知手段(音声表示部、光或いは画像表示部)39が設けられている事も好ましい具体例である。
又、本発明に係る当該第1の態様に於いては、当該閉鎖状匡体部2に設けられている当該外部インターホン56の各個別機能が、当該携帯式制御手段3に設けられた対応する各個別機能と直接通信可能となる様に構成されている事も好ましい具体例である。
一方、本発明に係る当該第1の態様に於いては、当該閉鎖状匡体部2に於ける当該正面部FRを除く適宜の側面部分に、当該携帯式制御手段3の操作者が自ら、当該閉鎖状匡体部2内に投函された当該郵便物5若しくは宅配便物6を、任意の時点で取り出すために、第2の施錠機構19を有する第2の開閉蓋部18が設けられており、当該第2の施錠機構19は、当該携帯式制御手段3から出力される、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている当該第2の施錠機構19を個別に開閉制御する無線制御信号15に応答して、当該第2の施錠機構19に於ける施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている事が望ましい。
次に、本発明に於ける当該第1の態様に於ける、当該閉鎖状匡体部2の内部には、匡体部内部2に投函された当該郵便物5若しくは宅配便物6を撮影する為の第2のカメラ手段43と当該匡体部内部2に投函された当該郵便物5若しくは宅配便物6を照射する第2の照明手段42とが設けられており、当該第2の照明手段42は、当該センサー部41或いは41’から発信される当該投函物検出無線信号410に応答して、少なくとも所定の期間、発光するように構成されており、当該第2のカメラ手段43は、当該センサー部41或いは41’から発信される当該投函物検出無線信号410に応答して駆動され、当該匡体部内部2に投函された当該郵便物5若しくは宅配便物6を撮影し、当該撮影画像信号430を、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成された当該投函物画像無線信号431に変換し、適宜の送信手段62を介して、当該投函物画像無線信号431を当該携帯式制御手段3に送信15’する様に構成されており、且つ当該携帯式制御手段3においては、当該送信されてきた当該投函物画像無線信号431(15’)から、当該配達物の画像情報に変換して、当該携帯式制御手段3の画像表示手段37で確認できる様に構成されている事も望ましい具体例である。
又、本発明に於ける当該第1の態様に於いては、当該操作者による当該閉鎖状匡体部2内に投函された当該郵便物5若しくは宅配便物6の取り出す操作は、当該第1のカメラ手段44から送信されてきている、当該配達人の映像が、当該携帯式制御手段3における当該画像表示手段37から消えた後に実行される様に構成されている事も好ましい具体例である。
尚、本発明に於ける上記各具体例に於いては、当該センサー部41は、当該開閉蓋部30に設けられている事には特定されるものではなく、当該開閉蓋部30以外の部位、例えば、当該閉鎖状匡体部2内部の側壁面や底面等に設けられている事も好ましい具体例である。
又、当該第2のカメラ手段43で撮影された画像は、適宜の手段(第1のカメラと同じ操作)により、当該携帯式制御手段3の当該画像表示部37に表示される様に構成されている事が好ましい具体例である。
更に、本発明に於ける上記各具体例に於いては、当該携帯式制御手段3に於ける、当該施錠機構制御手段14は、当該携帯式制御手段3の操作者により、当該第1と第2の施錠機構12,19の何れか若しくはその双方を任意に個別的に制御する為の当該無線制御信号15を任意に選択して発信出来る無線制御信号発信選択手段34を有している事も好ましい具体例である。
更に、本発明に於ける上記各具体例に於いては、当該携帯式制御手段3は、更に、電話機能40を内蔵しており、外部からの電話連絡情報を音声表示するスピーカー手段401と操作者が外部に電話連絡状を発信する為のマイク手段402とを有する事が望ましい。
更に、本発明に於ける上記各具体例に於いては、当該携帯式制御手段3は、適宜のバッテリ手段16’を有するか、若しくは適宜の外部電源と接続される接続手段161’が設けられている事も好ましい具体例である。
一方、本発明に於ける上記各具体例に於いては、当該印鑑機能収納部10を閉鎖している第1の閉鎖扉13は、一旦開放された場合には、その後、自動的に閉鎖状態に戻る様に構成されているものであっても良く、この場合には、当該配達人が手動により、当該第1の閉鎖扉13を開ける様に構成されている事が望ましい。
次に、本発明に於ける第2の態様について図8を参照しながら、詳細に説明する。
つまり、本発明に於ける第2の態様は、基本的な技術構成は、上記した第1の態様の技術構成と同一であるが、特に、配達されて来る郵便小包、ゆうパック、或いは大型の宅配便、クール宅配便の様な温度コントロールが要求される荷物である場合、上記した様に、基本的には、当該大型の配達物は、当該閉鎖状匡体部2内に投函せずに、当該閉鎖状匡体部2の近傍の地面或いは適宜の支持台の上に置いて於いて貰う様にしているが、それを嫌う住人或いはクール宅配便の様な特別の環境が必要とされる場合があり、係る要求に応答する為に、敢えて、大型に構成された閉鎖状匡体部2を用意して、上記と同様の制御をおこなう様に構成したものである。
具体的には、大型の閉鎖状匡体部2に、更に大型の開口部80とそれを覆う大型の第3の開閉蓋部8とを設け、当該第3の開閉蓋部8を第3の施錠機構7により、当該第3の開閉蓋部8の施錠状態と解錠状態を制御する様にしたものである。
即ち、本発明に於ける当該第2の態様である郵便若しくは宅配便受領確認システム1は、少なくとも郵便物5若しくは宅配便物6を収納する閉鎖状匡体部2と当該閉鎖状匡体部2とは独立した携帯式制御手段3とから構成された郵便若しくは宅配便受領確認システム1であって、当該閉鎖状匡体部2は、通常郵便物5或いは一般的大きさである宅配便6を当該閉鎖状匡体部2内に投函するための閉鎖扉30を有する開口部4と、大型郵便物及び当該大型宅配便物を当該匡体部2内に投函するための大型の開口部80とそれを被覆する第3の施錠機構7により開閉制御が実行される第3の開閉蓋部8と、当該閉鎖状匡体部2の前面部FRの少なくとも一部に設けられている印鑑機能収納部10及び当該印鑑機能収納部10内の当該印鑑機能11を使用する為に設けられている第1の施錠機構12を有する第1の開閉蓋部13とで構成されており、当該携帯式制御手段3は、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成された、当該各施錠機構12、7のそれぞれを個別に開閉制御する無線制御信号15を任意に発信できるように構成された施錠機構制御手段14を有しており、且つ当該第1及び当該第3の施錠機構12、7は、当該無線制御信号15に応答して、施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている郵便若しくは宅配便受領確認システム1である。
一方、配達されるものが書留郵便であるか、宅配便である場合には、先ず、当該配達人が所定の家屋に接近した際に、当該家屋の住人に、当該インターホンの電話機能を使用して、配達訪問の事実を連絡すると、当該家屋の住人は、手元にある当該携帯式制御手段3の電話機能40の作用により、当該配達人からの連絡を受信できるので、当該配達人に閉鎖状匡体部2の第3の開閉蓋部8の施錠している第3の施錠機構部7の施錠状態を解錠の状態にしておくから、当該第3の開閉蓋部8を開けて、当該閉鎖状匡体部2の内部に配達物を投函するように指示連絡をすると同時に、当該携帯式制御手段3から当該第3の施錠機構部7の施錠状態を解錠させる制御信号15を、当該携帯式制御手段3の施錠機構部制御信号選択手段34を操作して、その制御信号15を発信させることにより、当該第3の施錠機構部7の施錠状態を解錠させ、当該配達人が当該配達物を当該開口部80から当該閉鎖状匡体部2ないに投函する。
その後、当該住人は、当該第2のカメラ手段43から当該携帯式制御手段3に送信されてくるブルートゥースをベースとする画像情報無線信号を、当該携帯式制御手段3に設けられている画像表示手段37を見ながら監視し、当該配達物が確実に当該閉鎖状匡体部2内に投函された事を確認した後、当該配達人から電話にて、印鑑を要求された時点で、当該携帯式制御手段3から当該第1の施錠機構部12の施錠状態を解錠させる制御信号15を、当該携帯式制御手段3の施錠機構部制御信号選択手段34を操作して、その制御信号15を発信させることにより、当該第1の施錠機構部12の施錠状態を解錠させ、当該印鑑機能収納部10の第1の開閉蓋部13を開閉自在な状態になし、当該配達人が自ら、当該印鑑機能収納部10内においてある当該印鑑を使用して、所定の受領書に印鑑を捺印出来る様にする。
その後、当該住人は、当該第1のカメラ手段44から送信されてくる当該配達人の動静を記録した画像情報を当該携帯式制御手段3の当該画像表示手段37でモニターし、当該配達人が当該家屋から離れたことを確認した後、当該住人は、手元の当該携帯式制御手段3の施錠機構部制御信号選択手段34を操作して、当該第2の施錠機構部19の施錠状態を解錠させるブルートゥースをベースとする無線制御信号15を発信させるとともに、当該携帯式制御手段3を当該第2の施錠機構部19の近傍にかざすことにより、該第2の施錠機構部19を解錠させ、当該第2の開閉蓋部18を開き、当該開口部17から、所定の書留郵便5或は宅配便6を取り出し、その後当該第2の開閉蓋部18を施錠処理することになる。
つまり、本発明に係る当該第2の態様では、上記した通り、大型の第3開口部80を設け、当該第3の開口部80を被覆する第3の開閉蓋部8を第3の施錠機構7によって施錠及び解錠を制御する様に構成した以外は、上記した第1の態様に於ける全ての構成は、そのまま利用するものである。
上記した本発明に於ける当該郵便若しくは宅配便受領確認システム1で使用される当該第1のカメラ手段44は、従来使用されているインターホン56に予め搭載されている監視カメラを利用する事も可能である。
更に、本発明に於ける少なくとも当該第1のカメラ手段44は、当該配達人が確実に、当該郵便ポストである当該閉鎖状匡体部2から退去したか否かを確認する為に、ズーム機能を有する事も好ましく、更には、当該第1のカメラ手段44の撮影範囲を変更する為に、上下、左右の全方向に、自在に旋回・移動する様に構成されているものであっても良い。
更に、本発明に於ける当該第1のカメラ手段44の上記した駆動制御は、当該住人が手元で操作出来る、当該携帯式制御手段3から、必要な制御信号を送信する事によって実行する様に構成しておく事も好ましい具体例である。
更に、本発明に於いては、上記した当該閉鎖状匡体部2に付帯する全ての制御機能を有する機器或いは手段を適宜に制御出来る制御回路手段及びそれらを制御する操作手段等を例えば、複数個のスマートホン等の当該携帯式制御手段3に搭載しておく事により、複数の住人が、自己が個別に所有する当該携帯式制御手段3を使用して、誰でも、瞬時に、当該各機器或いは手段を操作する事が可能となるので、一層、当該配達物の受け渡し操作が簡単に且つ短時間で実行する事が可能となる。
一方、当該第1のカメラ手段44は、外部で使用することから、防水性機能を有している事が好ましく、更に、当該第1のカメラ手段44は、赤外線を使用して夜間でも人の動きが確認できる、暗視型カメラであっても良い。
以下に、本発明に於ける当該郵便若しくは宅配便受領確認システム1の好ましい具体例の一つを図10を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図10に於ける本発明の1具体例では、従来の有線接続されているインターホンシステムを使用せずに、原則的に無線通信回線を使用して駆動されるシステムではあるが、例えば、当該住人が、当該携帯式制御手段3の一例として、既に説明してある通り、スマートホン3或いは携帯電話機3の電源をオンとしていない状態であると、如何に、配達人が当該外部インターホンのチャイム手段560を操作しても、当該住人には、当該配達人の訪問を認識する事が不可能となるので、当該従来のインターホンシステムに於ける当該外部インターホンのチャイム手段560及び/又は通話機能手段と有線で接続されている内部インターホンの機能の一部、例えば、当該通話機能手段及び/又は当該チャイム手段に応答する音声発生手段203、204を併用する様に構成する事も好ましい具体例である。
図10に戻って、当該具体例を説明するならば、先ず、当該具体例では、住宅の玄関の扉205に郵便受け2が固定されており、当該郵便受け2には、郵便物5の投函用開口部4と当該開口部4を開閉自在に閉鎖する、投函有無検知センサー41が取り付けられている開閉蓋部30とが設けられていると共に、その下端部には、印鑑11を収納した、印鑑機能収納部10と当該印鑑機能収納部10の開口部を第1の施錠機構12を介して、開閉制御される第1の開閉蓋部13と、当該郵便物5或いは宅配物6を取り出すための、第2の施錠機構19により開閉制御される開口部17とが設けられており、更に、その正面外側には、従来のインターホンシステム56に相当するカメラ手段44、チャイム手段560、及びマイク手段562とスピーカー手段563とからなる通話手段561とからなるインターホン手段56が取り付けられている。
一方、屋内には、要すれば、従来の屋内配置用インターホンシステム200が配置されると共に、上記した図1及び図3に示す様な機能を有する1乃至複数個の当該携帯式制御手段3、3’、3”、例えば、携帯電話機或いはスマートホン等が使用できるように構成されており、且つ、当該郵便箱である当該閉鎖状匡体部2に設けられたそれぞれの手段と当該屋内で使用される当該携帯式制御手段3との間に、ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線通信信号により、片道若しくは双方向に相互に情報通信が可能となる様に設定されている。
特に、画像を含まない情報の無線通信には、ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づく無線通信回線209(仮想配線回路)が主として使用されるが、画像を含む情報の通信手段には、データ量の大きさを考慮して、有線LANや無線LANなどの通信回線209、210が主として使用される事になる。
後者の場合には、例えば、適宜のメモリー手段211を含む無線LANルーター210を設置しておく事が望ましい。
更に、詳述するならば、当該センサー手段41には、適宜の送信手段61/62が設けられており、当該開閉蓋部30の開閉状態を示す信号は、当該送信手段61/62から当該無線通信回線209或いは無線通信回線210を介して、当該携帯式制御手段3に送信される。
又、当該チャイム手段560からの操作信号は、直接有線にて、内部インターホン200の音声発生手段203と接続されていても良く、或いは、当該チャイム手段560に設けられている適宜の送信手段61/62から当該無線通信回線209或いは無線通信回線210を介して、当該携帯式制御手段3に送信される。
一方、当該第1のカメラ手段44からの画像情報は、直接有線にて、内部インターホン200の画像表示手段37と接続されていても良く、当該第1のカメラ手段44に設けられている適宜の送信手段61/62から当該無線通信回線209或いは無線通信回線210を介して、当該携帯式制御手段3に送信されるものであっても良い。
尚、本具体例に於いては、当該第1のカメラ手段44には、適宜の記憶手段208、例えば、microSD等のメモリーカードを内蔵させておく事も可能であり、係る構成を採用する事により、屋内の設けた記憶手段が機能していなかった場合でも、後日、当該カメラ情報を確認する事が可能となる。
同様に、当該通話機能手段561から受信並びに発信される当該送話情報信号及び受話情報信号は、当該通話機能手段561に設けられている適宜の送信手段61/62から当該無線通信回線209或いは無線通信回線210を介して、当該携帯式制御手段3に送信されると同時に、当該携帯式制御手段3からの送話情報信号を受信する事が可能である様に構成されている。
尚、上記した適宜の送信手段61/62から当該無線通信回線209或いは無線通信回線210を介して、当該携帯式制御手段3に送信される各情報は、メール形式で送信する事も可能である。
一方、当該第1及び第2の施錠機構12、19には、それぞれ個別に適宜の受信手段21及び送信手段61/62が設けられており、基本的には、当該携帯式制御手段3からの当該施錠機構12、19の施錠・解錠制御信号が、当該無線通信回線209或いは無線通信回線210を介して、当該受信手段21で受信され、当該制御信号に応答して、それぞれの施錠機構の状態が制御される。
一方、当該それぞれの施錠機構12、19の施錠・解錠状態を示す信号が、当該送信手段61/62を介して、当該携帯式制御手段3に送信される。
更に、上記した本発明に係る具体例に於いて、当該監視カメラ44が撮影した映像(動画)を、WiFiを利用して無線送信しようとすると、場合によっては、画像データの処理速度が不足して、完全かつ十分な映像を当該携帯式制御手段3に無線送信する事が困難となる場合が発生する恐れがある。
その為、本発明に於ける当該具体例に於いては、図10に示す様に、当該監視カメラ44の出力端子部と当該WiFi用無線LANルーターとの間を有線で接続する(図10中で、実線で示す)様に構成する事も好ましい具体例である。
1…郵便若しくは宅配便受領確認システム
2…閉鎖状匡体部
3…携帯式制御手段
4…開口部
5…郵便物
6…宅配便物
7…第3の施錠機構
8…第3の開閉蓋部
10…印鑑機能収納部
11…印鑑機能
12…第1の施錠機構
13…第1の開閉蓋部
14…施錠機構制御手段
15,15’…無線制御信号
16…バッテリー
17…開口部
18…第2の開閉蓋部
19…第2の施錠機構
21…受信回路
31…制御回路手段
32…プログラム記憶手段
33…記憶手段
34…選択手段
36…受信手段
37…画像表示手段
38…変換手段
39…報知手段
40…電話機能
41…センサー手段
42…LED発光照明手段
43…第2のカメラ手段
44…第1のカメラ手段
45…近接接近センサー
50…スリット部
51…書類
52…スタンプ部
53…鎖或いは線条体
54…弾発手段
56…インターホン
60…照明手段
61…信号変換回路手段
62…発信手段
161、161’ …外部電源、コネクター部
200…屋内インターホン手段
203…音声発生手段
208…記憶手段
210…無線LAN用ルーター
211…記憶手段
220…駆動部
401…スピーカー手段
402…マイク手段
410…投函物検出信号
411…変換された投函物検出信号
430…撮影画像信号
431…変換された投函物画像信号
440…人物画像データ
441…変換された画像信号
560…チャイム手段
561…通話機能
562…マイク手段
563…スピーカー手段
566…チャイム信号変換手段
567…送信手段
568…受信手段
569…スピーカー用音声信号変換手段
570…無線チャイム信号出力信号
571…音声出力
572…無線音声出力信号
572’ …無線音声出力信号
572” …変換後の音声信号
573…音声信号変換手段
574 …送信手段

Claims (27)

  1. 少なくとも郵便若しくは宅配便を収納する閉鎖状匡体部と当該閉鎖状匡体部とは独立した携帯式制御手段とから構成された郵便若しくは宅配便受領確認システムであって、当該閉鎖状匡体部は、通常郵便若しくは宅配便を当該閉鎖状匡体部内に投函するための閉鎖扉を有する開口部と、当該閉鎖状匡体部の前面部の少なくとも一部に設けられている印鑑機能収納部及び当該印鑑機能収納部内の当該印鑑機能を使用する為に設けられている第1の施錠機構を有する第1の開閉蓋部とで構成されており、当該携帯式制御手段は、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている、当該第1の施錠機構を個別に開閉制御する無線制御信号を任意に発信できるように構成された施錠機構制御手段を有しており、且つ当該第1の施錠機構は、当該無線制御信号に応答して、施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  2. 当該第1の施錠機構は、当該携帯式制御手段から送信されてくる、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている当該無線制御信号を受信する受信手段と、当該無線制御信号の受信に応答して、当該施錠機構の開閉動作を実行させる駆動部と、当該無線制御信号の受信に応答して、当該駆動部に供給される電源の供給を制御する電源制御手段(スイッチ手段)と、を有するものである事を特徴とする請求項1に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  3. 当該閉鎖状匡体部に設けられている当該第1の施錠機構は、当該閉鎖状匡体部に設けられている適宜のバッテリ手段若しくは適宜の外部電源と接続されている事を特徴とする請求項1又は2に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  4. 当該閉鎖状匡体部の正面部の少なくとも一部には、当該閉鎖状匡体部に接近する人物を撮影する為の第1のカメラ手段が設けられており、当該第1のカメラ手段は、常時、若しくは、当該第1のカメラ手段の近傍に配置されている近接接近センサーが、当該人物の近接接近状態を検出した当該検出信号に応答して駆動され、当該接近する人物の画像を撮影し、当該撮影された当該人物画像を、少なくともブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成された人物画像無線信号に変換する画像信号変換手段と、当該画像信号変換手段により形成された当該人物画像無線信号を当該携帯式制御手段に送信する送信手段とで構成されている事を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  5. 当該携帯式制御手段は、画像表示部を有しており、当該閉鎖状匡体部の当該第1のカメラ手段から送信されてきた当該人物画像無線信号を再生して、当該画像表示部に当該人物画像を表示するように構成されている事を特徴とする請求項4に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  6. 当該第1のカメラ手段の近傍部に、常時、若しくは当該第1のカメラ手段の近傍部の明るさに関する環境に応答して、或いは当該近接接近センサーの検出信号に応答して特定の期間内で駆動され、照明機能を発揮する、適宜の第1の照明手段が配置されている事を特徴とする請求項4又は5に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  7. 当該閉鎖状匡体部の正面部の少なくとも一部には、当該郵便若しくは宅配便を配達する配達員が操作する外部インターホンが設けられており、当該外部インターホンは、当該家屋内部に配備されている内部インターホンと電気的に接続されており、且つ、当該外部インターホンには、当該家屋内部の住人に郵便若しくは宅配便の到着を報知する為のチャイム手段と、当該内部インターホンとの間で通話を可能にするマイク手段とスピーカー手段とを含む通話手段が設けられている特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  8. 当該外部インターホンに於ける当該チャイム手段は、その出力信号を、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線出力信号に変換するチャイム信号変換手段を有し、当該変換された無線チャイム信号出力信号を当該携帯式制御手段に送信する送信手段とが設けられている事を特徴とする請求項7に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  9. 当該外部インターホンに於ける当該通話手段は、当該マイク手段の音声出力を、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号に変換する音声信号変換手段と、当該音声信号変換手段から出力される当該無線音声出力信号を当該携帯式制御手段に送信する送信手段を有すると共に、当該携帯式制御手段から送信されて来る、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号を受信する手段と、当該受信された無線音声出力信号を、当該スピーカー手段を駆動させるのに適した音声信号に変換する為のスピーカー用音声信号変換手段とを有している事を特徴とする請求項7又は8に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  10. 当該携帯式制御手段は、更に、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号を介して駆動する電話機能を内蔵しており、当該電話機能は、外部からの、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号を受信して当該電話連絡情報を音声表示するスピーカー手段と、操作者が、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線音声出力信号からなる電話連絡情報を外部に発信する為のマイク手段とを有する事を特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  11. 当該閉鎖状匡体部に設けられている当該開口部は、当該通常郵便物或いは平板状の小包状宅配便が当該閉鎖状匡体部2内に投函されるに十分な大きさを有すると共に、その上方側の一端部には、平板状の閉鎖扉がその一方の端部が自重による自由旋回可能な状態で、当該開口部を閉鎖する様に取り付けられており、且つ、当該閉鎖扉には、当該郵便物或いは平板状の小包状宅配便物が当該開口部を通過して、当該閉鎖状匡体部内部に挿入される際の、当該閉鎖扉の変位を検出するセンサー手段が設けられており、当該センサー手段による当該検出結果が、適宜のデータ変換手段を介して、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている投函物検出無線信号に変換された後、適宜の送信手段を介して、当該投函物検出無線信号は、当該携帯式制御手段に送信される様に構成されている事を特徴とする請求項1に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  12. 当該携帯式制御手段には、当該閉鎖状匡体部から送信されてきた当該投函物検出無線信号、若しくは当該無線チャイム信号出力信号の受信に応答して、操作者に対し、当該受信の事実を報知する為の報知手段(音声表示部、光或いは画像表示部)が設けられている事を特徴とする請求項8又は11に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  13. 当該閉鎖状匡体部に設けられている当該外部インターホンの各個別機能が、当該携帯式制御手段に設けられた対応する各個別機能と直接通信可能となる様に構成されている事を特徴とする請求項7乃至12の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  14. 当該閉鎖状匡体部に於ける当該正面部を除く適宜の側面部分に、当該携帯式制御手段の操作者が自ら、当該閉鎖状匡体部内に投函された当該郵便若しくは宅配便を、任意の時点で取り出すために、第2の施錠機構を有する第2の開閉蓋部が設けられており、当該第2の施錠機構は、当該携帯式制御手段から出力される、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている当該第2の施錠機構を個別に開閉制御する無線制御信号に応答して、当該第2の施錠機構に於ける施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  15. 当該閉鎖状匡体部の内部には、匡体部内部に投函された当該郵便物若しくは宅配便物を撮影する為の第2のカメラ手段と当該匡体部内部に投函された当該郵便物若しくは宅配便物を照射する第2の照明手段とが設けられており、当該第2の照明手段は、当該センサー部から発信される当該投函物検出無線信号に応答して、少なくとも所定の期間、発光するように構成されており、当該第2のカメラ手段は、当該センサー部から発信される当該投函物検出無線信号に応答して、駆動され、当該匡体部内部に投函された当該郵便物若しくは宅配便物を撮影し、当該撮影画像を、少なくとも当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている当該投函物画像無線信号に変換し、適宜の送信手段を介して、当該投函物画像無線信号を当該携帯式制御手段に送信する様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至14の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  16. 当該請求項14における当該操作者による当該閉鎖状匡体部内に投函された当該郵便若しくは宅配便の取り出す操作は、当該第1のカメラ手段から、当該配達人の映像が消えた後に実行される事を特徴とする郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  17. 当該センサー部は、当該開閉蓋部以外に設けられている事を特徴とする請求項15に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  18. 当該第2のカメラ手段で撮影された画像は、適宜の手段(第1のカメラと同じ操作)により、当該携帯式制御手段の当該画像表示部に表示される様に構成されている事を特徴とする請求項15に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  19. 当該携帯式制御手段に於ける、当該施錠機構制御手段は、当該携帯式制御手段の操作者により、当該第2の施錠機構を制御する為の当該無線制御信号を任意に選択して発信出来る無線制御信号発信選択手段を有している事を特徴とする請求項14に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  20. 当該携帯式制御手段に於ける、当該施錠機構制御手段は、当該携帯式制御手段の操作者により、第1及び当該第2の施錠機構の一方若しくは双方を制御する為の当該無線制御信号を任意に選択して発信出来る無線制御信号発信選択手段を有している事を特徴とする請求項1又は14に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  21. 当該携帯式制御手段は、更に、電話機能を内蔵しており、外部からの電話連絡情報を音声表示するスピーカー手段と操作者が外部に電話連絡状を発信する為のマイク手段とを有する事を特徴とする請求項1乃至20の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  22. 当該携帯式制御手段は、適宜のバッテリ手段を有するか、若しくは適宜の外部電源と接続される接続手段が設けられている事を特徴とする請求項1乃至21の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  23. 当該印鑑機能収納部を閉鎖している第1の閉鎖扉は、一旦開放された場合には、その後、自動的に閉鎖状態に戻る様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至22の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  24. 少なくとも郵便物若しくは宅配便物を収納する閉鎖状匡体部と当該閉鎖状匡体部とは独立した携帯式制御手段とから構成された郵便若しくは宅配便受領確認システムであって、当該匡体部は、通常郵便物を当該匡体部内に投函するための閉鎖扉を有する開口部と、大型郵便物及び当該宅配便物を当該匡体部内に投函するための第3の施錠機構を有する第3の開閉蓋部と、当該匡体部の前面部の少なくとも一部に設けられている印鑑機能収納部及び当該印鑑機能収納部内の当該印鑑機能を使用する為に設けられている第1の施錠機構を有する第1の開閉蓋部とで構成されており、当該携帯式制御手段は、少なくとも当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている、当該各施錠機構のそれぞれを個別に開閉制御する無線制御信号を任意に発信できるように構成された施錠機構制御手段を有しており、且つ当該第1及び当該第3の施錠機構のそれぞれは、当該無線制御信号に応答して、施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  25. 当該閉鎖状匡体部に於ける当該正面部を除く適宜の側面部分に、当該携帯式制御手段の操作者が自ら、当該閉鎖状匡体部内に投函された当該郵便若しくは宅配便を、任意の時点で取り出すために、第2の施錠機構を有する第2の開閉蓋部が設けられており、当該第2の施錠機構は、当該携帯式制御手段から出力される、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている当該第2の施錠機構を個別に開閉制御する無線制御信号に応答して、当該第2の施錠機構に於ける施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている事を特徴とする請求項24に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  26. 当該第1乃至当該第3の施錠機構のそれぞれは、少なくとも、当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線信号に変換し、適宜の送信手段を介して、当該少なくとも、ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている無線信号を受信する受信手段と、当該無線制御信号を受信に応答して、当該施錠機構の開閉動作を実行させる駆動部に供給される電源の供給を制御する電源制御手段(スイッチ手段)とを有するものである事を特徴とする請求項25に記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
  27. 少なくとも郵便物若しくは宅配便物を収納する閉鎖状匡体部と当該閉鎖状匡体部とは独立した携帯式制御手段とから構成された郵便若しくは宅配便受領確認システムであって、当該匡体部は、通常郵便物を当該匡体部内に投函するための閉鎖扉を有する開口部と、大型郵便物及び当該宅配便物を当該匡体部内に投函するための第3の施錠機構を有する第3の開閉蓋部と、当該匡体部の前面部の少なくとも一部に設けられている印鑑機能収納部及び当該印鑑機能収納部内の当該印鑑機能を使用する為に設けられている第1の施錠機構を有する第1の開閉蓋部とで構成されており、当該携帯式制御手段は、少なくとも当該ブルートゥース及び/又はNFC等の近距離無線通信規格に基づいて構成されているか、或いはWiFi等の無線LAN規格に基づいて構成されている、当該各施錠機構のそれぞれを個別に開閉制御する無線制御信号を任意に発信できるように構成された施錠機構制御手段を有しており、且つ当該第1及び当該第3の施錠機構のそれぞれは、当該無線制御信号に応答して、施錠状態若しくは解錠状態のいずれかの状態に選択的に設定される様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至23の何れかに記載の郵便若しくは宅配便受領確認システム。
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