JP2016099896A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】物体の接触に伴うセンサの反応が無いことを示す基準値の較正の失敗を抑制する。
【解決手段】表示部(2)が閉じた状態において、センサ(6)の出力値を取得するセンサ値取得部(10)と、センサ値取得部(10)が取得したセンサ(6)の出力値を用いて、操作部(3)に対する物体の接触に伴うセンサ(6)の反応が無いことを示す基準値を較正する較正部(11)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、センサを有する操作部に対する物体の接触に伴うセンサの反応が無いことを示す基準値を較正する電子機器に関する。
さまざまな電子機器に搭載されている、静電容量方式のタッチセンサ等のセンサは、指等の物体が接触していないときのセンサの出力値を基準値として、センサの出力値とこの基準値に追従する閾値との比較結果に基づいて物体の接触を検知するのが一般的である。
電子機器の状態が変化しても上記検知を適切に行うことができるように、上記基準値の較正(以下、単に較正と称する)を実施する必要がある。なお、電子機器および/またはその周辺の環境変化(温度または湿度等)によって、センサの出力値は変化する。このため、較正は定期的に行う必要がある。
ところで、較正時に、電子機器を操作または把持する指にセンサが反応すると、較正が失敗する虞がある。
特に、近年では、折りたたみ式の携帯端末であって、操作部に物理キーとセンサとの両方を設け、物理キーを用いた操作とセンサを用いたタッチ操作とを両立した電子機器が実現されている。この携帯端末では従来、消費電力の低減のため、電源OFF時および携帯端末を閉じたときにはセンサもOFF状態とし、電源ON時または携帯端末を開くときに、センサをON状態として較正を行うのが一般的である。こうした較正のタイミングにて例えば物理キーを用いて操作していると、較正時に指にセンサが反応するケースがしばしば発生し、この結果、較正の失敗が発生する。
上記の較正(基準値の較正)とは異なるが、特許文献1には、操作側筐体に、携帯端末を閉じたときにタッチパネルに当接する突起を設け、この突起が当接したタッチパネルの位置に応じた入力信号に基づいて、タッチパネルの座標に応じた信号を補正する技術が開示されている。
特開2012−203887号公報(2012年10月22日公開)
特許文献1では、タッチパネルの座標に応じた信号の補正を行っているに過ぎず、本発明において前提とする、物体の接触に伴うセンサの反応が無いことを示す基準値を較正する技術については提案されていない。
また、特許文献1では、補正すべきデータを記憶部に保存し、後の補正に用いている。しかしながら、例えば携帯端末が長時間連続して閉じている場合、携帯端末および/またはその周辺の環境変化に起因して、信号のレベルが変化する虞がある。この信号のレベルの変化によって、記憶部に保存したデータが、タッチパネルの座標に応じた信号の補正内容として不適切なものとなる虞がある。
本発明は、上記の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、物体の接触に伴うセンサの反応が無いことを示す基準値の較正の失敗を抑制することを可能とする電子機器を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電子機器は、物体の接触を検知するセンサを有する操作部に対して開閉可能に設けられた表示部が閉じた状態において、該センサの出力値を取得するセンサ値取得部と、上記センサ値取得部が取得した上記センサの出力値を用いて、上記接触に伴う上記センサの反応が無いことを示す基準値を較正する較正部とを備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、物体の接触に伴うセンサの反応が無いことを示す基準値の較正の失敗を抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。 図1に示す携帯端末の外観を示す斜視図である。 開閉判定部による判定を説明する図であり、(a)は表示部が閉じた状態を示しており、(b)は表示部が開いた状態を示している。 開閉判定部による判定を説明する別の図であり、(a)は表示部が開いた状態において操作部が操作された状態を示しており、(b)は表示部が閉じた状態を示している。 表示部の開閉に伴う、センサの出力値のタイミングチャートである。 図1に示す携帯端末での処理の流れを示すフローチャートである。
〔実施の形態1〕
図1は、本実施の形態に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。
図2は、図1に示す携帯端末の外観を示す斜視図である。
なお、本実施の形態では、電子機器が携帯端末であるものとして説明を行うが、電子機器は携帯端末に限定されない。すなわち、センサを有する操作部に対する物体の接触に伴うセンサの反応が無いことを示す基準値を較正する電子機器であれば、本発明を適用することが可能である。
図1および図2に示す携帯端末(電子機器)1は、表示部2および操作部3を備えている。
表示部2は、図2に示すとおり、表示パネル4を有しており、操作部3に対して開閉可能に設けられている。
操作部3は、図2に示すとおり、物理キー5とセンサ6とが、表示部2を閉じたときに表示部2と対向する面(すなわち、操作面3a)に配置されている。センサ6は、例えば静電容量方式のタッチセンサである。
また、操作部3は、図1に示すとおり、物理キー5およびセンサ6に加え、制御部7を有している。制御部7は、例えばCPU(Central Processing Unit:コンピューターの中央演算処理装置)によって構成されており、接触検知部8、開閉判定部9、センサ値取得部10、および較正部11を有している。
ユーザによって物理キー5が操作されると、この操作に応じた指示が制御部7に送られる。この指示に応じて、制御部7は、携帯端末1に対して各種の制御を行う。
ユーザの指等の物体が操作部3に接触すると、センサ6の出力値が大きくなる。接触検知部8は、センサ6の出力値を取得し、操作部3に対する物体の接触を検知するための閾値(上記基準値に追従する)と比較することによって、この接触を検知する。接触検知部8による接触の検知に応じて、制御部7は、携帯端末1に対して各種の制御を行う。
つまり、携帯端末1は、物理キー5を用いたキー操作と、センサ6を用いたタッチ操作とが両立されたものであると言える。なお、該タッチ操作によって、トラックパッドと同等の機能を実現することができる。このような携帯端末1の一例として、いわゆるフィーチャーフォンが挙げられる。
開閉判定部9は、物体の接触を検知するためのセンサ6の出力値から、表示部2が閉じた状態であるか、表示部2が開いた状態であるかを判定する。
図3は、開閉判定部9による判定を説明する図であり、(a)は表示部2が閉じた状態を示しており、(b)は表示部2が開いた状態を示している。
図3の(a)に示すとおり、表示部2が閉じている場合、表示パネル4とセンサ6とが近づき対向する。表示パネル4は例えばアクリル製であるため、表示パネル4とセンサ6との間で静電結合が生じ、この静電結合によって容量が形成され、この容量に起因してセンサ6の出力値が大きくなる。
一方、図3の(b)に示すとおり、表示部2が開いている場合、上記容量の値がほぼ0である。このため、センサ6の出力値は表示部2が閉じている場合に比べて非常に小さい。
図4は、開閉判定部9による判定を説明する別の図であり、(a)は表示部2が開いた状態において操作部3が操作された状態を示しており、(b)は表示部2が閉じた状態を示している。
図4の(a)に示すとおり、表示部2が開いた状態において操作部3が操作された場合、操作面3a上のセンサ6の反応領域12は、操作面3aのごく一部となる。また、操作面3aを意図的に押圧することになるため、反応領域12に対応するセンサ6の出力値は大きくなる。
一方、図4の(b)に示すとおり、表示部2が閉じた場合、操作面3a上のセンサ6の反応領域13は、操作面3aの略全部となる。また、表示部2と操作面3aとが近接する、または軽く当接するだけであるため、反応領域13に対応するセンサ6の出力値は、反応領域12に対応するセンサ6の出力値より小さくなる。
さらに、表示部2が開いた状態において操作部3が操作されていない場合、操作面3aの全体に亘って対応するセンサ6の出力値が非常に小さいため、反応領域12および13のいずれも生じない。
従って、センサ6の出力値から、操作面3aにおいて、反応領域12が存在するか、反応領域13が存在するか、いずれも存在しないかを検知することで、開閉判定部9は、表示部2が閉じた状態であるか、表示部2が開いた状態であるかを容易に判定することができる。換言すれば、開閉判定部9は、反応領域の面積が所定以上であること、および該反応領域に対応するセンサ6の出力値が一定の範囲内であることを検知することで、表示部2が閉じた状態であることを容易に検知することができる。これにより、表示部2の開閉を検知するために携帯端末1に磁石を設ける必要が無くなり、部品点数を減らすことができる。
なお、開閉判定部9を設けるかわりに、磁石を用いた公知の方法によって、表示部2が閉じた状態であるか、表示部2が開いた状態であるかを判定してもよい。
センサ値取得部10は、開閉判定部9が、表示部2が閉じた状態であると判定したときに(表示部が閉じた状態において)、センサ6の出力値を取得する。
較正部11は、開閉判定部9が、表示部2が開いた状態であると判定したときに(表示部が閉じていない状態において)、センサ値取得部10が取得した出力値を用いて、上記基準値を較正する。
図5は、表示部2の開閉に伴う、センサ6の出力値のタイミングチャートである。なお、本願では、センサ6の出力値を示すグラフの下方向が、該出力値の正方向であるものとする。また、図5に示すタイミングチャートにおいて、実線のグラフはセンサ6の出力値(実測値)を示しており、破線のグラフは上記基準値を示している。
表示部2が閉じられると、表示部2が開いた状態を示す期間OPから、表示部2が閉じた状態を示す期間CLへと移行する。期間OPから期間CLへの移行によって、センサ6の出力値は急峻に大きくなる。これは上述したとおり、表示部2と操作面3aとが近接する、または軽く当接することによって、反応領域13が生じることによる。このセンサ6の出力値の変化は、携帯端末1および/またはその周辺の環境変化(温度または湿度等)に起因したものではないので、センサ6の感度自体には変化が無く、上記基準値に影響を及ぼさない。
表示部2が閉じられている間、すなわち、期間CLの間、センサ6の出力値は、携帯端末1および/またはその周辺の環境変化によって変化する。図5の例ではセンサ6の出力値が徐々に大きくなっているが、変化はこれに限定されない。また、該環境変化に起因してセンサ6の感度は変化し、上記基準値も併せて変化している。
表示部2が開かれると、期間CLから再び期間OPへと移行する。期間CLから期間OPへの移行によって、センサ6の出力値は急峻に小さくなる。このセンサ6の出力値の変化は、携帯端末1および/またはその周辺の環境変化に起因したものではないので、センサ6の感度自体には変化が無く、上記基準値に影響を及ぼさない。
従来の携帯端末では、消費電力の低減のため、期間CLの間、該携帯端末およびセンサをOFF状態とする。そして、期間CLから期間OPへと移行するタイミングCOにて、該携帯端末およびセンサをON状態として較正を行うのが一般的であった。この手法では、例えば期間OPへの移行直後のセンサの出力値を用いて較正を行う。しかしながら、期間OPへの移行直後に指にセンサが反応した場合、較正が失敗してしまう。
一方、携帯端末1では、期間CLの間もセンサ6をON状態とする。そして、期間CLの間のセンサ6の出力値をセンサ値取得部10が取得し、この出力値を用いて較正部11が較正を行う。
期間CLの間は、表示部2が閉じているため、携帯端末1外の物体にセンサ6が反応する可能性は非常に低い。また、センサ6の感度は、携帯端末1および/またはその周辺の環境変化にそれほど依存しないので、期間CLが長時間続いても、センサ6の出力値の変化はそれほど大きくない。従って、期間CLの間のセンサ6の出力値を用いて較正を行うことで、較正の失敗を抑制することができる。
ここで、表示部2が開いた状態では、一般的に10〜100Hz程度の周波数でセンサ6の出力値を取得するが、表示部2が閉じた状態では、0.1〜1Hz程度の周波数でセンサ6の出力値を取得しても問題ない。つまり、表示部2が閉じた状態においてセンサ値取得部10がセンサ6の出力値を取得する周期は、表示部2が開いた状態において物体の接触を検知するために携帯端末1で(本実施の形態では接触検知部8が)センサ6の出力値を取得する周期より長いのが好ましい。これにより、表示部2が閉じた状態におけるセンサ6に係る消費電力を、表示部2が開いた状態における同消費電力より小さくすることができるため、携帯端末1の低消費電力化が可能である。
なお、センサ6のオフセット値が変化する周期は、一般的に数秒程度またはそれ以上である。このため、表示部2が閉じた状態においてセンサ値取得部10がセンサ6の出力値を取得する周期を極端に短くすることはあまり意味が無く、消費電力増大のデメリットが顕著になるため好ましくない。
図6は、携帯端末1での処理の流れを示すフローチャートである。
まず、表示部2が開いた状態で携帯端末1が起動されると、上記基準値Xrefを計算し、較正を行う(ステップS1)。続いて、センサ6の出力値X0を取得する(ステップS2)。続いて、操作部3に対する物体の接触に伴うセンサ6の反応の有無を判定する(ステップS3)。センサ6の反応が無い場合(ステップS3の結果がYES)、上記基準値を更新する(Xref=X0)(ステップS41)。一方、センサ6の反応が有る場合(ステップS3の結果がNO)、上記基準値を更新しない(Xref=Xref)(ステップS42)。
ステップS1からステップS41またはS42までの一連の処理は、接触検知部8で行うことができる。また、ステップS41では、必要に応じて較正を行ってもよい。
続いて、開閉判定部9は、表示部2が閉じた状態であるか、表示部2が開いた状態であるかを判定する(ステップS5)。表示部2が開いた状態である場合(ステップS5の結果がNO)、ステップS2に戻る。
表示部2が閉じた状態である場合(ステップS5の結果がYES)、まず、センサ6の出力値がある程度安定するまで待つ(ステップS6)。続いて、センサ値取得部10は、センサ6の出力値X1を取得し、較正部11に送る(ステップS7)。
続いて、較正部11は、X=X1−Xrefによって求められるXを計算する(ステップS8)。これは、表示パネル4とセンサ6との間での静電結合による、センサ6の出力値の変化(図3参照)を求めることに相当する。
続いて、センサ値取得部10は、センサ6の出力値を再び取得することで、センサ6の出力値X2を取得し、較正部11に送る(ステップS9)。なお、ステップS7からステップS9までの周期は、連続するステップS2の周期より長い。
続いて、開閉判定部9は、表示部2が閉じた状態であるか、表示部2が開いた状態であるかを判定する(ステップS10)。表示部2が閉じた状態である場合(ステップS10の結果がNO)、ステップS9に戻る。
表示部2が開いた状態である場合(ステップS10の結果がYES)、較正部11は、上記基準値を更新する(Xref=X2−X)(ステップS11)。こうして、較正部11は較正を行う。ステップS11の後、ステップS2に戻る。
なお、従来、携帯端末では、ステップS6からステップS10までに相当する期間、センサ6はOFF状態であったが、携帯端末1では、該期間においてもセンサ6はON状態である。
また、従来、携帯端末では、ステップS11に相当するタイミングでセンサ6の出力値を取得し、較正を行っていたが、携帯端末1では、該タイミングでセンサ6の出力値を取得しない。
ここで、ステップS5からステップS10までの間に、携帯端末1および/またはその周辺の環境変化に起因して、センサ6の出力値が変化しても、較正を適切に行うことができる。
例えば、冬に室内で表示部2を閉じて屋外で開くと、表示部2が開いた状態と閉じた状態とで大きな上記環境変化が生じる。
従来では、較正すべきデータを記憶部に保存し、後の較正に用いるのが一般的であった。しかしながら、上記環境変化に起因した基準値の変化によって、記憶部に保存したデータが、較正内容として不適切なものとなる虞があった。
さらに、ステップS8からステップS11の一連の処理によれば、較正部11は、表示部2が閉じた状態においてセンサ値取得部10が取得したセンサ6の出力値(X1)から上記基準値(Xref)を減算して得られた値(X)を、表示部2を開く直前(ステップS10の結果がYESになる前、最後のステップS9)においてセンサ値取得部10が取得したセンサ6の出力値(X2)から減算して、較正を行う。これにより、表示パネル4とセンサ6との間での静電結合による、センサ6の出力値の変化をキャンセルすることができる。
〔実施の形態2〕
携帯端末1において、較正部11は、表示部2が閉じた状態において(例えば図6のステップS10の直前に)較正を行うことも考えられる。
但し、表示部2が閉じた状態では、上述した静電結合によって、較正が安定しない虞があるので、注意が必要である。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電子機器(携帯端末1)は、物体の接触を検知するセンサを有する操作部に対して開閉可能に設けられた表示部が閉じた状態において、該センサの出力値を取得するセンサ値取得部と、上記センサ値取得部が取得した上記センサの出力値を用いて、上記接触に伴う上記センサの反応が無いことを示す基準値を較正する較正部とを備えている。
表示部が閉じている間、電子機器外の物体にセンサが反応する可能性は非常に低い。また、センサの感度は、電子機器および/またはその周辺の環境変化にそれほど依存しないので、表示部が長時間閉じられていても、センサの出力値の変化はそれほど大きくない。従って、表示部が閉じている間のセンサの出力値を用いて較正を行うことで、較正の失敗を抑制することができる。
また、本発明の態様2に係る電子機器は、上記態様1において、上記較正部は、上記表示部が閉じた状態において上記センサ値取得部が取得した上記センサの出力値から上記基準値を減算して得られた値を、上記表示部を開く直前において上記センサ値取得部が取得した上記センサの出力値から減算することによって、上記基準値の較正を行う。
上記の構成によれば、表示部(具体的には、表示パネル)とセンサとの間での静電結合による、センサの出力値の変化をキャンセルすることができる。
また、本発明の態様3に係る電子機器は、上記態様1または2において、上記表示部が閉じた状態において上記センサ値取得部が上記センサの出力値を取得する周期は、上記表示部が開いた状態において上記物体の接触を検知するために上記電子機器で上記センサの出力値を取得する周期より長い。
上記の構成によれば、表示部が閉じた状態におけるセンサに係る消費電力を、表示部が開いた状態における同消費電力より小さくすることができるため、電子機器の低消費電力化が可能である。
また、本発明の態様4に係る電子機器は、上記態様1から3のいずれかにおいて、上記物体の接触を検知するために上記電子機器で取得された上記センサの出力値から、上記表示部が閉じた状態であるか、上記表示部が開いた状態であるかを判定する開閉判定部を備えている。
上記の構成によれば、上記出力値から、上記表示部が閉じた状態であるか、上記表示部が開いた状態であるかを判定することができるので、表示部の開閉を検知するために電子機器に磁石を設ける必要が無くなり、部品点数を減らすことができる。
また、本発明の態様5に係る電子機器は、上記態様1から4のいずれかにおいて、携帯端末であるのが好ましい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、センサを有する操作部に対する物体の接触に伴うセンサの反応が無いことを示す基準値を較正する電子機器に利用することができる。
1 携帯端末(電子機器)
2 表示部
3 操作部
6 センサ
9 開閉判定部
10 センサ値取得部
11 較正部

Claims (5)

  1. 物体の接触を検知するセンサを有する操作部に対して開閉可能に設けられた表示部が閉じた状態において、該センサの出力値を取得するセンサ値取得部と、
    上記センサ値取得部が取得した上記センサの出力値を用いて、上記接触に伴う上記センサの反応が無いことを示す基準値を較正する較正部とを備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 上記較正部は、上記表示部が閉じた状態において上記センサ値取得部が取得した上記センサの出力値から上記基準値を減算して得られた値を、上記表示部を開く直前において上記センサ値取得部が取得した上記センサの出力値から減算することによって、上記基準値の較正を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 上記表示部が閉じた状態において上記センサ値取得部が上記センサの出力値を取得する周期は、上記表示部が開いた状態において上記物体の接触を検知するために上記電子機器で上記センサの出力値を取得する周期より長いことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 上記物体の接触を検知するために上記電子機器で取得された上記センサの出力値から、上記表示部が閉じた状態であるか、上記表示部が開いた状態であるかを判定する開閉判定部を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 携帯端末であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
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