JP2016099838A - メモリシステム - Google Patents

メモリシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2016099838A
JP2016099838A JP2014237012A JP2014237012A JP2016099838A JP 2016099838 A JP2016099838 A JP 2016099838A JP 2014237012 A JP2014237012 A JP 2014237012A JP 2014237012 A JP2014237012 A JP 2014237012A JP 2016099838 A JP2016099838 A JP 2016099838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error detection
memory
data
correction
correction circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2014237012A
Other languages
English (en)
Inventor
鈴木 康介
Kosuke Suzuki
康介 鈴木
風間 哲
Satoru Kazama
哲 風間
吉田 英司
Eiji Yoshida
英司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014237012A priority Critical patent/JP2016099838A/ja
Publication of JP2016099838A publication Critical patent/JP2016099838A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】エラー検出訂正能力が高いメモリシステムを提供することを課題とする。【解決手段】メモリシステムは、複数ビットのデータと前記データに対応する第1のエラー検出訂正コードと前記データに対応する第2のエラー検出訂正コードとを記憶するメモリ(311)と、前記メモリに記憶されている前記データ及び前記第1のエラー検出訂正コードを基に、前記データに対してエラー検出訂正を行い、前記データのエラーを訂正できない場合には第1のエラー検出フラグを有効にする第1のエラー検出訂正回路(312)と、前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、前記メモリに記憶されている前記データ及び前記第2のエラー検出訂正コードを基に、前記データに対してエラー検出訂正を行う第2のエラー検出訂正回路(102)とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、メモリシステムに関する。
データを記憶する不揮発性メモリと、不揮発性メモリに対するデータの書き込み、読み出しの制御を行うコントローラとを備える不揮発性記憶装置が知られている(特許文献1参照)。不揮発性メモリは、不揮発性メモリに対するデータの書き込み、読み出しの制御方法を指定する制御情報を格納する。コントローラは、不揮発性メモリの種類を判別し、不揮発性メモリの種類に応じた取得手順で不揮発性メモリから制御情報を取得して格納する。
また、ユーザデータ及びユーザデータをファイルシステム上で管理するための管理情報を記憶する不揮発性メモリ手段を備える不揮発性記憶装置が知られている(特許文献2参照)。メディアコントローラは、ホスト装置から入力されるユーザデータ及び管理情報に対する処理内容を記述したコマンドがいずれに対するものであるかを判別し、判別結果に応じて不揮発性メモリ手段に対する制御方式を切り換える。
国際公開第2006/101123号 特開2010−152703号公報
メモリは、種類により、書き込み可能回数が異なる。書き込み回数が増えると、メモリの記憶能力が低下し、メモリが記憶するデータのエラーが発生し易くなる。メモリが記憶するデータのエラーを検出訂正するために、エラー検出訂正回路が用いられる。
本発明の目的は、エラー検出訂正能力が高いメモリシステムを提供することである。
メモリシステムは、複数ビットのデータと前記データに対する第1のエラー検出訂正コードと前記データに対する第2のエラー検出訂正コードとを記憶するメモリと、前記メモリに記憶されている前記データ及び前記第1のエラー検出訂正コードを基に、前記データに対してエラー検出訂正を行い、前記データのエラーを訂正できない場合には第1のエラー検出フラグを有効にする第1のエラー検出訂正回路と、前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、前記メモリに記憶されている前記データ及び前記第2のエラー検出訂正コードを基に、前記データに対してエラー検出訂正を行う第2のエラー検出訂正回路とを有する。
第1及び第2のエラー検出訂正回路を用いることにより、高いエラー検出訂正能力を得ることができる。
図1は、メモリシステムの構成例を示す図である。 図2は、データ、第1のエラー検出訂正コード及び第2のエラー検出訂正コードを示す図である。 図3は、第1の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。 図4は、図3のメモリシステムの処理方法を示すフローチャートである。 図5は、第2の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。 図6は、第3の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。 図7は、第4の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。 図8は、図7のメモリシステムの処理方法を示すフローチャートである。 図9は、第5の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。 図10は、図9のメモリシステムの処理方法を示すフローチャートである。 図11は、第6の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。 図12は、図11のメモリシステムの処理方法を示すフローチャートである。 図13は、第7の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。 図14は、第8の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。 図15は、第9の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、メモリシステムの構成例を示す図である。メモリシステムは、不揮発性メモリ101と、エラー検出訂正(ECC:Error Check and Correct)回路102と、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)103とを有する。
不揮発性メモリ101は、例えばストレージクラスメモリ(SCM:Storage Class Memory)である。ストレージクラスメモリは、動作速度が高速である次世代不揮発メモリであり、近年、実用レベルにまで達してきている。ストレージクラスメモリは、動作速度が揮発性メモリであるDRAM(Dynamic Random Access Memory)に近く、記憶容量当たりのコストが低いことから、DRAMの代替品としてメインメモリに使用することで、コンピュータの性能向上やコスト削減が期待されている。しかし、ストレージクラスメモリは、NAND型フラッシュメモリと同様に、データの書き込みを多く行うと、記憶素子が劣化し、データを正しく保存できなくなるという性質がある。そのため、ストレージクラスメモリは、DRAMとは異なり、エラー検出訂正能力が高いエラー検出訂正回路102を使用する必要がある。
エラー検出訂正回路102は、例えば、BCH(Bose Chaudhum Hocquenghem)符号方式エラー検出訂正回路であり、エラー検出訂正コード(ECCコード)を基に、データに対してエラー検出訂正を行う。不揮発性メモリ101は、図2に示すように、複数ビットのデータ201と、エラー検出訂正コード202とを記憶する。エラー検出訂正コード202は、エラー検出訂正回路により、データ201に対してエラー検出訂正するためのコードである。BCH符号方式の場合、1Kバイトのデータ201毎に、64バイトのエラー検出訂正コード202が設けられる。エラー検出訂正回路102は、1Kバイトのデータ201と、それに対応する64バイトのエラー検出訂正コード202とを入力し、1Kバイトのデータ201に対してエラー検出訂正を行う。
不揮発性メモリ101のデータの読み出し単位は、64ビットである。エラー検出訂正単位の1Kバイトのデータ201は、64ビットの読み出し単位に対して非常に大きな単位である。エラー検出訂正回路102は、1Kバイトのデータ201及び64バイトのエラー検出訂正コード202の単位をひとまとまりとして、エラー検出訂正を行う。
中央処理ユニット103は、例えば64ビットのデータ7の読み出し要求を出力する。すると、不揮発性メモリ101は、読み出し要求の64ビットのデータ7を含む1Kバイトのデータ201と、それに対応する64バイトのエラー検出訂正コード202とをエラー検出訂正回路102に出力する。
エラー検出訂正回路102は、シンドローム演算部111と、エラー判定部112と、バッファ113と、エラー訂正部114とを有する。シンドローム演算部111は、1Kバイトのデータ201及び64バイトのエラー検出訂正コード202に対して排他的論理和演算を行うことにより、シンドローム値をエラー判定部112に出力する。エラー判定部112は、シンドローム値を基にエラー判定を行い、エラー判定値をエラー訂正部114に出力する。例えば、シンドローム値が0である場合には、1Kバイトのデータ201にエラーがないことを表し、シンドローム値が0でない場合には、1Kバイトのデータ201にエラーがあることを表す。バッファ113は、1Kバイトのデータ201をバッファリングし、そのバッファリングした1Kバイトのデータ201をエラー訂正部114に出力する。エラー訂正部114は、エラー判定部112が出力するエラー判定値に応じて、バッファ113が出力する1Kバイトのデータ201に対してエラー訂正を行う。
エラー判定値がエラーなしを表す場合には、エラー検出訂正回路102は、バッファ113が出力する1Kバイトのデータ201のうちの上記の読み出し要求があった64ビットのデータ7を選択し、その選択した64ビットのデータ7を中央処理ユニット103に出力する。
エラー判定値がエラーありを表す場合には、エラー訂正部114は、エラー判定値に応じて、バッファ113が出力する1Kバイトのデータ201をエラー訂正する。そして、エラー検出訂正回路102は、エラー訂正部114によりエラー訂正された1Kバイトのデータ201のうちの上記の読み出し要求があった64ビットのデータ7を選択し、その選択した64ビットのデータ7を中央処理ユニット103に出力する。
以上のように、中央処理ユニット103が64ビットのデータ7の読み出し要求を出力した場合であっても、エラー検出訂正回路102は、その64ビットのデータ7を含む1Kバイトのデータ201及びそれに対応する64バイトのエラー検出訂正コード202を不揮発性メモリ101から入力する必要がある。
メモリシステムのクロック周波数が1GHzの場合、シンドローム演算部111、エラー判定部112及びエラー訂正部114の処理には600ns程度の時間がかかる。不揮発性メモリ(ストレージクラスメモリ)101からエラー検出訂正回路102に1Kバイトのデータ201及び64バイトのエラー検出訂正コード202が読み出されるまでに50〜100ns程度かかる。その結果、中央処理ユニット103が読み出し要求を出力してから64ビットのデータ7を入力するまでの時間(レイテンシ)は約700nsとなる。
DRAMの場合、読み出し要求のレイテンシは、数10ns程度である。したがって、不揮発性メモリ(ストレージクラスメモリ)101の読み出し要求のレイテンシ(約700ns)は、DRAMの読み出し要求のレイテンシ(数10ns)に比べ、一桁以上も時間がかかることになる。不揮発性メモリ(ストレージクラスメモリ)101は、DRAMと同程度の速度を有しておきながら、エラー検出訂正回路102によって、メモリシステムの読み出し要求のレイテンシが大幅に劣化してしまう。以下、エラー検出訂正能力が高く、かつエラー検出訂正速度が速いメモリシステムの実施形態を説明する。
図3は、第1の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。メモリシステムは、メモリモジュール301及び中央処理ユニット302を有する。メモリモジュール301は、不揮発性メモリ311、第1のエラー検出訂正回路312、第1のスイッチ313、第2のスイッチ314、コントローラ315、及び第2のエラー検出訂正回路102を有する。第2のエラー検出訂正回路102は、シンドローム演算部111、エラー判定部112、バッファ113及びエラー訂正部114を有する。中央処理ユニット302は、メモリコントローラ321及び中央処理ユニットコア322を有する。メモリシステムは、例えば、サーバ、パソコン、データベース、携帯端末、又は携帯電話等に使用することができる。
不揮発性メモリ311は、例えばストレージクラスメモリである。なお、不揮発性メモリ311の代わりに、揮発性メモリを設けてもよく、メモリ311であればよい。以下、不揮発性メモリ311の例を示す。第1のエラー検出訂正回路312は、エラー検出訂正能力が低くかつエラー検出訂正速度が速いエラー検出訂正回路である。第2のエラー検出訂正回路102は、エラー検出訂正能力が高くかつエラー検出訂正速度が遅いエラー検出訂正回路である。
第1のエラー検出訂正回路312は、例えば、拡大ハミング符号方式エラー検出訂正回路であり、図2に示すように、64ビットのデータ203及びそれに対応する8ビットの第1のエラー検出訂正コード212を入力し、エラー検出訂正を行う。第1のエラー検出訂正回路312は、入力する64ビットのデータ203に対して、最大エラー検出可能ビット数が2ビットであり、最大エラー訂正可能ビット数が1ビットである。
第2のエラー検出訂正回路102は、例えば、BCH符号方式エラー検出訂正回路であり、図2に示すように、1Kバイトのデータ201及びそれに対応する64バイトの第2のエラー検出訂正コード202を入力し、エラー検出訂正を行う。第2のエラー検出訂正回路102は、入力する1Kバイトのデータ201に対して、最大エラー訂正可能ビット数が例えば40ビットである。
不揮発性メモリ311は、図2に示すように、データ201と、第1のエラー検出訂正コード群211と、第2のエラー検出訂正コード202との組みを複数記憶する。1Kバイトのデータ201は、複数の64ビットのデータ203に分割される。第1のエラー検出訂正コード群211は、複数の8ビットの第1のエラー検出訂正コード212に分割される。
64ビットのデータ203毎に、8ビットの第1のエラー検出訂正コード212が設けられる。第1のエラー検出訂正コード212は、第1のエラー検出訂正回路312が、64ビットのデータ203に対してエラー検出訂正を行うためのコードである。第1のエラー検出訂正回路312は、64ビットのデータ203及びそれに対応する8ビットの第1のエラー検出訂正コード212を不揮発性メモリ311から入力し、エラー検出訂正を行う。
また、1Kバイトのデータ201毎に、64バイトの第2のエラー検出訂正コード202が設けられる。第2のエラー検出訂正コード202は、第2のエラー検出訂正回路102が、1Kバイトのデータ201に対してエラー検出訂正を行うためのコードである。第2のエラー検出訂正回路102は、1Kバイトのデータ201及びそれに対応する64バイトの第2のエラー検出訂正コード202を不揮発性メモリ311から入力し、エラー検出訂正を行う。
第1のエラー検出訂正回路312は、64ビットのデータ203及び8ビットの第1のエラー検出訂正コード212を処理するので、第2のエラー検出訂正回路102に対して、処理データ量が少ないので、エラー検出訂正速度が速い。逆に、第2のエラー検出訂正回路102は、1Kバイトのデータ201及び64バイトの第2のエラー検出訂正コード202を処理するので、第1のエラー検出訂正回路312に対して、処理データ量が多いので、エラー検出訂正速度が遅い。
図4は、図3のメモリシステムの処理方法を示すフローチャートである。ステップS401では、中央処理ユニットコア322は、メモリコントローラ321に読み出し要求を出力する。次に、ステップS402では、メモリコントローラ321は、中央処理ユニットコア322の制御により、64ビットデータの読み出し要求RQ及びアドレスADをメモリモジュール301に出力する。
次に、ステップS403では、コントローラ315は、不揮発性メモリ311のアドレスADに記憶されている64ビットのデータ203と、それに対応する8ビットの第1のエラー検出訂正コード212の読み出しを指示する。すると、不揮発性メモリ311は、アドレスADに記憶されている64ビットのデータ203と、それに対応する8ビットの第1のエラー検出訂正コード212とを、第1のエラー検出訂正回路312に出力する。
次に、ステップS404では、第1のエラー検出訂正回路312は、64ビットのデータ203及びそれに対応する8ビットの第1のエラー検出訂正コード212を基にエラー判定を行う。第1のエラー検出訂正回路312は、64ビットのデータ203に対して、最大エラー訂正可能ビット数が1ビットである。第1のエラー検出訂正回路312は、64ビットのデータ203のうちのエラービット数が0ビットである場合には、不揮発性メモリ311から入力した64ビットのデータ203をそのまま64ビットのデータDTとして第1のスイッチ313に出力する。また、第1のエラー検出訂正回路312は、64ビットのデータ203のうちのエラービット数が1ビットである場合には、不揮発性メモリ311から入力した64ビットのデータ203に対してエラー訂正を行い、そのエラー訂正したデータを64ビットのデータDTとして第1のスイッチ313に出力する。
また、第1のエラー検出訂正回路312は、64ビットのデータ203のうちのエラービット数が2ビット以上である場合には、第1のエラー検出フラグEFを有効にし、64ビットのデータ203のうちのエラービット数が1ビット以下である場合には、第1のエラー検出フラグEFを無効にする。
次に、ステップS405では、メモリシステムは、第1のエラー検出フラグEFが無効である(有効でない)場合には、エラーなし又はエラービット数が最大エラー訂正可能ビット数以下であるので、ステップS408に進む。その場合、ステップS408では、第1のスイッチ313は、第1のエラー検出フラグEFが無効であるので、64ビットのデータDTを第2のスイッチ314に出力する。第2のスイッチ314は、第1のエラー検出フラグEFが無効であるので、第1のスイッチ313から入力した64ビットのデータDTを、メモリコントローラ321を介して中央処理ユニットコア322に出力する。この場合、第2のエラー検出訂正回路102を使用せず、第1のエラー検出訂正回路312のみを用いてエラー検出訂正を行う。第1のエラー検出訂正回路312は、第2のエラー検出訂正回路102に比べて、エラー検出訂正速度が速い。その結果、中央処理ユニット302は、図1の場合に比べ、読み出し要求RQを出力してから短時間でデータを受け取ることができ、読み出し速度を速くすることができる。
また、ステップS405では、メモリシステムは、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、エラービット数が最大エラー訂正可能ビット数より多いので、ステップS406に進む。ステップS406では、コントローラ315は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、不揮発性メモリ311に対して、アドレスADの64ビットデータ203を含む1Kバイトのデータ201と、それに対応する64バイトの第2のエラー検出訂正コード202の読み出しを指示する。すると、不揮発性メモリ311は、1Kバイトのデータ201と、それに対応する64バイトの第2のエラー検出訂正コード202とを、データDTとして、第1のスイッチ313に出力する。第1のスイッチ313は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、1Kバイトのデータ201と64バイトの第2のエラー検出訂正コード202とをシンドローム演算部111に出力し、1Kバイトのデータ201をバッファ113に出力する。
次に、ステップS407では、第2のエラー検出訂正回路102は、下記のエラー検出訂正を行う。シンドローム演算部111は、1Kバイトのデータ201及び64バイトの第2のエラー検出訂正コード202に対して排他的論理和演算を行うことにより、シンドローム値をエラー判定部112に出力する。エラー判定部112は、シンドローム値を基にエラー判定を行い、エラー判定値をエラー訂正部114に出力する。例えば、シンドローム値が0である場合には、1Kバイトのデータ201にエラーがないことを表し、シンドローム値が0でない場合には、1Kバイトのデータ201にエラーがあることを表す。バッファ113は、1Kバイトのデータ201をバッファリングし、そのバッファリングした1Kバイトのデータ201をエラー訂正部114に出力する。エラー訂正部114は、エラー判定部112が出力するエラー判定値に応じて、バッファ113が出力する1Kバイトのデータ201に対してエラー訂正を行う。
次に、ステップS408では、エラー判定値がエラーなしを表す場合には、第2のエラー検出訂正回路102は、バッファ113が出力する1Kバイトのデータ201のうちの上記の読み出し要求RQがあったアドレスADの64ビットのデータを選択し、その選択した64ビットのデータをメモリコントローラ321を介して中央処理ユニットコア322に出力する。
エラー判定値がエラーありを表す場合には、エラー訂正部114は、エラー判定値に応じて、バッファ113が出力する1Kバイトのデータ201をエラー訂正する。そして、第2のエラー検出訂正回路102は、エラー訂正部114によりエラー訂正された1Kバイトのデータ201のうちの上記の読み出し要求RQがあったアドレスADの64ビットのデータを選択し、その選択した64ビットのデータをメモリコントローラ321を介して中央処理ユニットコア322に出力する。
上記のように、第1のエラー検出訂正回路312がエラー訂正できない場合、第1のエラー検出フラグEFが有効になり、第2のエラー検出訂正回路102がエラー訂正を行う。これにより、エラー検出訂正能力を高くすることができる。
以上のように、第1のエラー検出訂正回路312は、不揮発性メモリ311に記憶されているデータ203及び第1のエラー検出訂正コード212を基に、データ203に対してエラー検出訂正を行い、データ203のエラーを訂正できない場合には第1のエラー検出フラグEFを有効にする。第2のエラー検出訂正回路102は、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、不揮発性メモリ311に記憶されているデータ201及び第2のエラー検出訂正コード202を基に、データ201に対してエラー検出訂正を行う。
第1のエラー検出訂正コード212は、第1のビット数(64ビット)のデータ203毎のエラー検出訂正コードである。第2のエラー検出訂正コード202は、第2のビット数(1Kバイト)のデータ201毎のエラー検出訂正コードである。第1のビット数(64ビット)は、第2のビット数(1Kバイト)より少ない。
第1のエラー検出訂正回路312は、不揮発性メモリ311に記憶されている第1のビット数(64ビット)のデータ203及び第1のエラー検出訂正コード212を基に、第1のビット数(64ビット)のデータ203に対してエラー検出訂正を行う。第2のエラー検出訂正回路102は、不揮発性メモリ311に記憶されている第2のビット数(1Kバイト)のデータ201及び第2のエラー検出訂正コード202を基に、第2のビット数(1Kバイト)のデータ201に対してエラー検出訂正を行う。
スイッチ313及び314は、第1のエラー検出フラグEFが有効でない場合には、第1のエラー検出訂正回路312が出力するデータを選択して中央処理ユニット302に出力し、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、第2のエラー検出訂正回路102が出力するデータを選択して中央処理ユニット302に出力する。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。以下、本実施形態(図5)が第1の実施形態(図3)と異なる点を説明する。メモリシステムは、メモリモジュール301及び中央処理ユニット302を有する。メモリモジュール301は、不揮発性メモリ311と、第1のエラー検出訂正回路312と、コントローラ315とを有する。中央処理ユニット302は、メモリコントローラ321及び中央処理ユニットコア322を有する。メモリコントローラ321は、第1のスイッチ313と、第2のエラー検出訂正回路102と、第2のスイッチ314とを有する。メモリコントローラ321は、メモリモジュール301に対して、読み出し要求RQ及びアドレスADを出力し、データDT及び第1のエラー検出フラグEFを入力する。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。以下、本実施形態(図6)が第1の実施形態(図3)と異なる点を説明する。メモリシステムは、メモリモジュール301及び中央処理ユニット302を有する。メモリモジュール301は、不揮発性メモリ311を有する。中央処理ユニット302は、メモリコントローラ321及び中央処理ユニットコア322を有する。メモリコントローラ321は、第1のエラー検出訂正回路312と、第1のスイッチ313と、第2のエラー検出訂正回路102と、第2のスイッチ314と、コントローラ315とを有する。メモリコントローラ321は、メモリモジュール301に対して、読み出し要求RQ及びアドレスADを出力する。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。以下、本実施形態(図7)が第1の実施形態(図3)と異なる点を説明する。第1のエラー検出訂正回路312は、第1のエラー検出フラグEFをメモリコントローラ321にも出力する。メモリコントローラ321は、不揮発性メモリ311に対する読み出し要求RQ及びアドレスADを出力する。
メモリコントローラ321がJEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)規格に準拠している場合、メモリモジュール301は、読み出し要求RQ及びアドレスADを入力後の一定時間内に、メモリコントローラ321にデータを出力することが規定されている。第1のエラー検出フラグEFが無効である場合には、エラー検出訂正速度が速い第1のエラー検出訂正回路312の出力データがメモリコントローラ321に出力されるので、メモリモジュール301は、上記の一定時間内にデータをメモリコントローラ321に出力することができる。しかし、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、エラー検出訂正速度が遅い第2のエラー検出訂正回路102の出力データがメモリコントローラ321に出力されるので、メモリモジュール301は、上記の一定時間内にデータをメモリコントローラ321に出力することができない。そこで、メモリコントローラ321は、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、第2のエラー検出訂正回路102がエラー検出訂正を終了するまで待機状態にし、第2のエラー検出訂正回路102がエラー検出訂正を終了した後に待機状態を終了し、通常動作状態に戻す。
図8は、図7のメモリシステムの処理方法を示すフローチャートである。以下、図8が図4と異なる点を説明する。まず、第1のエラー検出フラグEFが無効である場合を説明する。その場合、ステップS405からステップS408に進む。ステップS408では、メモリコントローラ321は、第1のエラー検出フラグEFが無効であるので、読み出し要求RQ及びアドレスADの出力から第1の待機期間後に、第1のエラー検出訂正回路312が出力するデータを取得する。
次に、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合を説明する。その場合、ステップS405からステップS406に進む。ステップS406では、メモリコントローラ321は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、待機状態になる。次に、ステップS407では、図4と同様に、第2のエラー検出訂正回路102がエラー検出訂正を行う。次に、ステップS408では、メモリコントローラ321は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、読み出し要求RQ及びアドレスADの出力から第2の待機期間後に、第2のエラー検出訂正回路102が出力するデータを取得する。第2の待機期間は、第1の待機期間より長い。第1のエラー検出フラグEFが有効である場合、メモリコントローラ321が第2の待機期間後に第2のエラー検出訂正回路102が出力するデータを取得することにより、第2のエラー検出訂正回路102がエラー検出訂正処理を終了した後の正しいデータを取得することができる。
(第5の実施形態)
図9は、第5の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。以下、本実施形態(図9)が第1の実施形態(図3)と異なる点を説明する。メモリモジュール301は、不揮発性メモリ311と、第1のスイッチ901と、第2のスイッチ902と、第3のスイッチ903と、第1のエラー検出訂正回路312と、第2のエラー検出訂正回路102と、コントローラ904とを有する。
図10は、図9のメモリシステムの処理方法を示すフローチャートである。ステップS1001では、中央処理ユニットコア322は、メモリコントローラ321に読み出し要求を出力する。次に、ステップS1002では、メモリコントローラ321は、中央処理ユニットコア322の制御により、64ビットデータの読み出し要求RQ及びアドレスADをメモリモジュール301に出力する。
次に、ステップS1003では、コントローラ904は、アドレスADを保持する。次に、ステップS1004では、第3のスイッチ903は、初期時の第1のエラー検出フラグEFが無効であるので、メモリコントローラ321が出力する読み出し要求RQ及びアドレスADを不揮発性メモリ311に出力する。すると、不揮発性メモリ311は、アドレスADに記憶されている64ビットのデータ203と、それに対応する8ビットの第1のエラー検出訂正コード212とを、第1のスイッチ901に出力する。
次に、ステップS1005では、第1のスイッチ901は、初期時の第1のエラー検出フラグEFが無効であるので、不揮発性メモリ311が出力する64ビットのデータ203と8ビットの第1のエラー検出訂正コード212とを第2のスイッチ902に出力する。第2のスイッチ902は、初期時の第1のエラー検出フラグEFが無効であるので、第1のスイッチ901が出力する64ビットのデータ203と8ビットの第1のエラー検出訂正コード212とを第1のエラー検出訂正回路312に出力する。
第1のエラー検出訂正回路312は、第1の実施形態と同様に、64ビットのデータ203及びそれに対応する8ビットの第1のエラー検出訂正コード212を基にエラー検出訂正を行う。また、第1のエラー検出訂正回路312は、64ビットのデータ203のうちのエラービット数が2ビット以上である場合には、第1のエラー検出フラグEFを有効にし、64ビットのデータ203のうちのエラービット数が1ビット以下である場合には、第1のエラー検出フラグEFを無効にする。
次に、ステップS1006では、メモリシステムは、第1のエラー検出フラグEFが無効である場合には、エラーなし又はエラービット数が最大エラー訂正可能ビット数以下であるので、ステップS1010に進む。その場合、ステップS1010では、第1のエラー検出訂正回路312は、エラー訂正後の64ビットのデータをデータDTとしてメモリコントローラ321を介して中央処理ユニットコア322に出力する。この場合、第2のエラー検出訂正回路102を使用せず、第1のエラー検出訂正回路312のみを用いてエラー検出訂正を行う。第1のエラー検出訂正回路312は、第2のエラー検出訂正回路102に比べて、エラー検出訂正速度が速いので、中央処理ユニット302は、図1の場合に比べ、読み出し要求RQを出力してから短時間でデータを受け取ることができ、読み出し速度を速くすることができる。
また、ステップS1006では、メモリシステムは、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、エラービット数が最大エラー訂正可能ビット数より多いので、ステップS1007に進む。ステップS1007では、コントローラ904は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、保持しているアドレスADの64ビットデータ203を含む1Kバイトのデータ201と、それに対応する64バイトの第2のエラー検出訂正コード202の読み出し要求RQ1及びアドレスAD1を第3のスイッチ903に出力する。第3のスイッチ903は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、コントローラ904が出力する読み出し要求RQ1及びアドレスAD1を不揮発性メモリ311に出力する。
次に、ステップS1008では、不揮発性メモリ311は、1Kバイトのデータ201と、それに対応する64バイトの第2のエラー検出訂正コード202とを第1のスイッチ901に出力する。
次に、ステップS1009では、第1のスイッチ901は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、不揮発性メモリ311が出力する1Kバイトのデータ201と64バイトの第2のエラー検出訂正コード202とを第2のエラー検出訂正回路102に出力する。
第2のエラー検出訂正回路102は、第1の実施形態と同様に、1Kバイトのデータ201と64バイトの第2のエラー検出訂正コード202に対してエラー検出訂正を行い、エラー訂正後の1Kバイトのデータのうちの読み出し要求RQがあったアドレスADの64ビットのデータを第2のスイッチ902に出力する。
次に、ステップS1010では、第2のスイッチ902は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、第2のエラー検出訂正回路102が出力する64ビットのデータを、データDTとして、メモリコントローラ321を介して中央処理ユニットコア322に出力する。
第1のエラー検出訂正回路312がエラー訂正できない場合、第1のエラー検出フラグEFが有効になり、第2のエラー検出訂正回路102がエラー訂正を行うので、エラー検出訂正能力を高くすることができる。
以上のように、メモリコントローラ321は、不揮発性メモリ311に対する読み出し要求RQ及びアドレスADを出力する。コントローラ904は、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、読み出し要求RQ1及びアドレスAD1により、読み出し要求RQに対応する64ビットデータを含む1Kバイトデータ201及び第2のエラー検出訂正コード202を不揮発性メモリ311から第2のエラー検出訂正回路102に出力させる。
(第6の実施形態)
図11は、第6の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。以下、本実施形態(図11)が第5の実施形態(図9)と異なる点を説明する。メモリシステムは、メモリモジュール301及び中央処理ユニット302を有する。メモリモジュール301は、不揮発性メモリ311と、第1のスイッチ901と、第2のスイッチ902と、第2のエラー検出訂正回路102と、センサ1101とを有する。中央処理ユニット302は、メモリコントローラ321及び中央処理ユニットコア322を有する。メモリコントローラ321は、第1のエラー検出訂正回路312及びコントローラ315を有する。
図12は、図11のメモリシステムの処理方法を示すフローチャートである。ステップS1201では、中央処理ユニットコア322は、メモリコントローラ321に読み出し要求を出力する。次に、ステップS1202では、メモリコントローラ321は、中央処理ユニットコア322の制御により、64ビットデータの読み出し要求RQ及びアドレスADを不揮発性メモリ311に出力する。
次に、ステップS1203では、不揮発性メモリ311は、アドレスADに記憶されている64ビットのデータ203と、それに対応する8ビットの第1のエラー検出訂正コード212とを、第1のスイッチ901に出力する。第1のスイッチ901は、初期時の第2のエラー検出フラグEF1が無効であるので、不揮発性メモリ311が出力する64ビットのデータ203と8ビットの第1のエラー検出訂正コード212とを第2のスイッチ902に出力する。第2のスイッチ902は、初期時の第2のエラー検出フラグEF1が無効であるので、第1のスイッチ901が出力する64ビットのデータ203と8ビットの第1のエラー検出訂正コード212とを第1のエラー検出訂正回路312に出力する。
次に、ステップS1204では、第1のエラー検出訂正回路312は、第1の実施形態と同様に、64ビットのデータ203及びそれに対応する8ビットの第1のエラー検出訂正コード212を基にエラー検出訂正を行う。また、第1のエラー検出訂正回路312は、64ビットのデータ203のうちのエラービット数が2ビット以上である場合には、第1のエラー検出フラグEFを有効にし、64ビットのデータ203のうちのエラービット数が1ビット以下である場合には、第1のエラー検出フラグEFを無効にする。
次に、ステップS1205では、メモリシステムは、第1のエラー検出フラグEFが無効である場合には、エラーなし又はエラービット数が最大エラー訂正可能ビット数以下であるので、ステップS1210に進む。その場合、ステップS1210では、第1のエラー検出訂正回路312は、エラー訂正後の64ビットのデータをデータDTとして中央処理ユニットコア322に出力する。この場合、第2のエラー検出訂正回路102を使用せず、第1のエラー検出訂正回路312のみを用いてエラー検出訂正を行う。第1のエラー検出訂正回路312は、第2のエラー検出訂正回路102に比べて、エラー検出訂正速度が速いので、中央処理ユニット302は、図1の場合に比べ、読み出し要求RQを出力してから短時間でデータを受け取ることができ、読み出し速度を速くすることができる。
また、ステップS1205では、メモリシステムは、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、エラービット数が最大エラー訂正可能ビット数より多いので、ステップS1206に進む。ステップS1206では、コントローラ315は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、上記のアドレスADの64ビットデータ203を含む1Kバイトのデータ201と、それに対応する64バイトの第2のエラー検出訂正コード202の読み出し要求RQ及びアドレスADを不揮発性メモリ311及びセンサ1101に再出力する。
次に、ステップS1207では、センサ1101は、上記の読み出し要求RQ及びアドレスADの再出力を検知すると、第2のエラー検出フラグEF1を有効にする。
次に、ステップS1208では、不揮発性メモリ311は、1Kバイトのデータ201と、それに対応する64バイトの第2のエラー検出訂正コード202とを第1のスイッチ901に出力する。
次に、ステップS1209では、第1のスイッチ901は、第2のエラー検出フラグEF1が有効であるので、不揮発性メモリ311が出力する1Kバイトのデータ201と64バイトの第2のエラー検出訂正コード202とを第2のエラー検出訂正回路102に出力する。第2のエラー検出訂正回路102は、第1の実施形態と同様に、1Kバイトのデータ201と64バイトの第2のエラー検出訂正コード202に対してエラー検出訂正を行い、エラー訂正後の1Kバイトのデータのうちの初回の読み出し要求RQがあったアドレスADの64ビットのデータを第2のスイッチ902に出力する。
次に、ステップS1210では、第2のスイッチ902は、第2のエラー検出フラグEF1が有効であるので、第2のエラー検出訂正回路102が出力する64ビットのデータを、メモリコントローラ321を介して中央処理ユニットコア322に出力する。
上記のように、第1のエラー検出訂正回路312がエラー訂正できない場合、第1のエラー検出フラグEF及び第2のエラー検出フラグEF1が有効になり、第2のエラー検出訂正回路102がエラー訂正を行うので、エラー検出訂正能力を高くすることができる。
以上のように、コントローラ315及びセンサ1101は、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、1Kバイトのデータ201及び第2のエラー検出訂正コード202を不揮発性メモリ311から第2のエラー検出訂正回路102に出力させる。
(第7の実施形態)
図13は、第7の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。以下、本実施形態(図13)が第6の実施形態(図11)と異なる点を説明する。メモリシステムは、メモリモジュール301及び中央処理ユニット302の他に、オペレーティングシステム(OS)1301を有する。
本実施形態のメモリシステムは、図12のフローチャートと同様の処理を行う。以下、本実施形態が第6の実施形態と異なる点を説明する。ステップS1201では、オペレーティングシステム1301は、所望のアドレスの64ビットデータの読み出し要求A1を中央処理ユニットコア322に出力する。すると、中央処理ユニットコア322は、第6の実施形態と同様に、メモリコントローラ321に読み出し要求を出力する。
ステップS1206では、コントローラ315は、第1のエラー検出フラグEFが有効であるので、第3のエラー検出フラグEF2を有効にする。オペレーティングシステム1301は、第3のエラー検出フラグEF2が有効になると、上記と同じアドレスの64ビットデータの読み出し要求A1を中央処理ユニットコア322に再出力する。すると、中央処理ユニットコア322の制御の下、コントローラ315は、前回のアドレスADの64ビットデータ203を含む1Kバイトのデータ201と、それに対応する64バイトの第2のエラー検出訂正コード202の読み出し要求RQ及びアドレスADを不揮発性メモリ311及びセンサ1101に再出力する。
以上のように、オペレーティングシステム1301は、第1のエラー検出フラグEF及び第3のエラー検出フラグEF2が有効である場合には、コントローラ315の読み出し要求RQ及びアドレスADの再出力を指示する。
(第8の実施形態)
図14は、第8の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。以下、本実施形態(図14)が第6の実施形態(図11)と異なる点を説明する。図14のメモリシステムは、図11のメモリシステムに対して、センサ1101の代わりにコントローラ1401を設けたものである。メモリモジュール301は、不揮発性メモリ311と、第1のスイッチ901と、第2のスイッチ902と、第2のエラー検出訂正回路102と、コントローラ1401とを有する。コントローラ1401は、アドレスレジスタ及びタイマを有する。
本実施形態のメモリシステムは、図12のフローチャートと同様の処理を行う。以下、本実施形態が第6の実施形態と異なる点を説明する。ステップS1202では、コントローラ1401は、メモリコントローラ321から読み出し要求RQ及びアドレスADを入力し、アドレスADをアドレスレジスタに格納し、タイマのカウント値のカウントを開始する。その後、ステップS1206では、コントローラ1401は、コントローラ315から読み出し要求RQ及びアドレスADを入力する。コントローラ1401は、タイマのカウント開始から一定時間以内の同じデータに対する読み出し要求RQを入力するので、第2のエラー検出フラグEF1を有効にする。具体的には、コントローラ1401は、タイマのカウント値が一定時間以内であり、入力したアドレスADとアドレスレジスタに格納されているアドレスが同じデータに対する読み出し要求のためのものであるので、第2のエラー検出フラグEF1を有効にする。その後、第6の実施形態と同様に、第1のスイッチ901は、不揮発性メモリ311が出力する1Kバイトのデータ201及び64バイトの第2のエラー検出訂正コード202を第2のエラー検出訂正回路102に出力する。第2のスイッチ902は、第2のエラー検出訂正回路102が出力する64ビットのデータを、メモリコントローラ321を介して中央処理ユニットコア322に出力する。
以上のように、第1のエラー検出訂正回路312及びコントローラ315を含むメモリコントローラ321は、ステップS1202で不揮発性メモリ311に対する読み出し要求RQ及びアドレスADを出力し、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、ステップS1206で、再び、上記の読み出し要求と同じデータの読み出し要求を出力する。コントローラ1401は、一定時間内に同じデータの読み出し要求をメモリコントローラ321から2回入力した場合には、データ201及び第2のエラー検出訂正コード202を不揮発性メモリ311から第2のエラー検出訂正回路102に出力させる。
(第9の実施形態)
図15は、第9の実施形態によるメモリシステムの構成例を示す図である。以下、本実施形態(図15)が第6の実施形態(図11)と異なる点を説明する。メモリシステムは、メモリモジュール301及び中央処理ユニット302を有する。メモリモジュール301は、不揮発性メモリ311を有する。中央処理ユニット302は、メモリコントローラ321及び中央処理ユニットコア322を有する。メモリコントローラ321は、第1のスイッチ901と、第2のスイッチ902と、第1のエラー検出訂正回路312と、第2のエラー検出訂正回路102と、コントローラ315とを有する。
まず、メモリコントローラ321は、第1のエラー検出訂正回路312のための読み出し要求RQ及びアドレスADを不揮発性メモリ311に出力する。不揮発性メモリ311は、64ビットのデータ203及び第1のエラー検出訂正コード212を、第1のスイッチ901及び第2のスイッチ902を介して、第1のエラー検出訂正回路312に出力する。
第1のエラー検出訂正回路312が出力する第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、メモリコントローラ321は、第2のエラー検出訂正回路102のための読み出し要求RQ及びアドレスADを不揮発性メモリ311に出力する。不揮発性メモリ311は、1Kバイトのデータ201及び第2のエラー検出訂正コード202を、第1のスイッチ901を介して、第2のエラー検出訂正回路102に出力する。具体的には、コントローラ315は、第1のエラー検出フラグEFが有効である場合には、データ201及び第2のエラー検出訂正コード202を不揮発性メモリ311から第2のエラー検出訂正回路102に出力させる。第2のエラー検出訂正回路102によりエラー訂正された64ビットのデータは、中央処理ユニットコア322に出力される。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
102 第2のエラー検出訂正回路
111 シンドローム演算部
112 エラー判定部
113 バッファ
114 エラー訂正部
301 メモリモジュール
302 中央処理ユニット
311 不揮発性メモリ
312 第1のエラー検出訂正回路
313 第1のスイッチ
314 第2のスイッチ
315 コントローラ
321 メモリコントローラ
322 中央処理ユニットコア

Claims (12)

  1. 複数ビットのデータと前記データに対応する第1のエラー検出訂正コードと前記データに対応する第2のエラー検出訂正コードとを記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶されている前記データ及び前記第1のエラー検出訂正コードを基に、前記データに対してエラー検出訂正を行い、前記データのエラーを訂正できない場合には第1のエラー検出フラグを有効にする第1のエラー検出訂正回路と、
    前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、前記メモリに記憶されている前記データ及び前記第2のエラー検出訂正コードを基に、前記データに対してエラー検出訂正を行う第2のエラー検出訂正回路と
    を有することを特徴とするメモリシステム。
  2. 前記第1のエラー検出訂正コードは、前記複数ビットのデータのうちの第1のビット数のデータ毎のエラー検出訂正コードであり、
    前記第2のエラー検出訂正コードは、前記複数ビットのデータのうちの第2のビット数のデータ毎のエラー検出訂正コードであり、
    前記第1のエラー検出訂正回路は、前記メモリに記憶されている前記第1のビット数のデータ及び前記第1のエラー検出訂正コードを基に、前記第1のビット数のデータに対してエラー検出訂正を行い、
    前記第2のエラー検出訂正回路は、前記メモリに記憶されている前記第2のビット数のデータ及び前記第2のエラー検出訂正コードを基に、前記第2のビット数のデータに対してエラー検出訂正を行い、
    前記第1のビット数は、前記第2のビット数より少ないことを特徴とする請求項1記載のメモリシステム。
  3. さらに、前記第1のエラー検出フラグが有効でない場合には、前記第1のエラー検出訂正回路が出力するデータを選択して出力し、前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、前記第2のエラー検出訂正回路が出力するデータを選択して出力するスイッチを有することを特徴とする請求項1又は2記載のメモリシステム。
  4. メモリモジュール及び中央処理ユニットを有し、
    前記メモリモジュールは、前記メモリ及び前記第1のエラー検出訂正回路を有し、
    前記中央処理ユニットは、前記第2のエラー検出訂正回路及び中央処理ユニットコアを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のメモリシステム。
  5. メモリモジュール及び中央処理ユニットを有し、
    前記メモリモジュールは、前記メモリを有し、
    前記中央処理ユニットは、前記第1のエラー検出訂正回路、前記第2のエラー検出訂正回路及び中央処理ユニットコアを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のメモリシステム。
  6. さらに、前記メモリに対する読み出し要求を出力し、前記第1のエラー検出訂正回路が出力するデータ又は前記第2のエラー検出訂正回路が出力するデータを入力するメモリコントローラを有し、
    前記メモリコントローラは、
    前記第1のエラー検出フラグが有効でない場合には、前記読み出し要求の出力から第1の待機期間後に、前記第1のエラー検出訂正回路が出力するデータを取得し、
    前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、前記読み出し要求の出力から第2の待機期間後に、前記第2のエラー検出訂正回路が出力するデータを取得し、
    前記第2の待機期間は、前記第1の待機期間より長いことを特徴とする請求項2記載のメモリシステム。
  7. さらに、前記メモリに対する読み出し要求を出力し、前記第1のエラー検出訂正回路が出力するデータ又は前記第2のエラー検出訂正回路が出力するデータを入力するメモリコントローラと、
    前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、前記読み出し要求に対応する前記データ及び前記第2のエラー検出訂正コードを前記メモリから前記第2のエラー検出訂正回路に出力させるコントローラと
    を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のメモリシステム。
  8. メモリモジュール及び中央処理ユニットを有し、
    前記メモリモジュールは、前記メモリ及び前記第2のエラー検出訂正回路を有し、
    前記中央処理ユニットは、前記第1のエラー検出訂正回路、コントローラ及び中央処理ユニットコアを有し、
    前記コントローラは、前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、前記データ及び前記第2のエラー検出訂正コードを前記メモリから前記第2のエラー検出訂正回路に出力させることを特徴とする請求項1又は2記載のメモリシステム。
  9. さらに、前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、前記コントローラの前記出力を指示するオペレーティングシステムを有することを特徴とする請求項8記載のメモリシステム。
  10. メモリモジュール及び中央処理ユニットを有し、
    前記メモリモジュールは、前記メモリ、前記第2のエラー検出訂正回路及びコントローラを有し、
    前記中央処理ユニットは、前記第1のエラー検出訂正回路、メモリコントローラ及び中央処理ユニットコアを有し、
    前記メモリコントローラは、前記メモリに対する読み出し要求を出力し、前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、再び、前記読み出し要求と同じデータの読み出し要求を出力し、
    前記コントローラは、一定時間内に同じデータの読み出し要求を前記メモリコントローラから2回入力した場合には、前記データ及び前記第2のエラー検出訂正コードを前記メモリから前記第2のエラー検出訂正回路に出力させることを特徴とする請求項1又は2記載のメモリシステム。
  11. メモリモジュール及び中央処理ユニットを有し、
    前記メモリモジュールは、前記メモリを有し、
    前記中央処理ユニットは、前記第1のエラー検出訂正回路、第2のエラー検出訂正回路、コントローラ及び中央処理ユニットコアを有し、
    前記コントローラは、前記第1のエラー検出フラグが有効である場合には、前記データ及び前記第2のエラー検出訂正コードを前記メモリから前記第2のエラー検出訂正回路に出力させることを特徴とする請求項1又は2記載のメモリシステム。
  12. 前記メモリは、ストレージクラスメモリであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のメモリシステム。
JP2014237012A 2014-11-21 2014-11-21 メモリシステム Withdrawn JP2016099838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014237012A JP2016099838A (ja) 2014-11-21 2014-11-21 メモリシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014237012A JP2016099838A (ja) 2014-11-21 2014-11-21 メモリシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016099838A true JP2016099838A (ja) 2016-05-30

Family

ID=56075837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014237012A Withdrawn JP2016099838A (ja) 2014-11-21 2014-11-21 メモリシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016099838A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11152954B2 (en) Decoding method and storage controller
US9189325B2 (en) Memory system and operation method thereof
KR101343262B1 (ko) 동시 판독 및 기록 메모리 동작을 수행하는 방법 및 장치
US10977116B2 (en) Data access method, memory control circuit unit and memory storage device
CN110858128B (zh) 数据存储装置及其共享控制器中存储器的方法
KR20170068681A (ko) 데이터 저장 장치 및 그것의 동작 방법
US11294814B2 (en) Memory system having a memory controller and a memory device having a page buffer
US10733094B2 (en) Memory system, controller, method of operating a controller, and method of operating a memory system for processing big data by using compression and decompression
US10782920B2 (en) Data access method, memory storage apparatus and memory control circuit unit
US11355213B2 (en) Apparatus and method for verifying reliability of data read from memory device through clock modulation, and memory system including the same
US9552163B1 (en) Systems and methods for providing non-power-of-two flash cell mapping
US10055284B2 (en) Systems and methods for providing error code detection using non-power-of-two flash cell mapping
CN104299637A (zh) 快闪存储器装置及其运作方法
US20080072119A1 (en) Allowable bit errors per sector in memory devices
KR20160114337A (ko) 메모리 시스템 및 이의 동작 방법
US10223022B2 (en) System and method for implementing super word line zones in a memory device
JP2013214212A (ja) メモリコントローラ、半導体記憶装置および復号方法
US9594629B2 (en) Data error correction from cached error correction information
US20210382787A1 (en) Memory system for accessing data in stripe form and operating method thereof
KR20180087494A (ko) 메모리 장치, 메모리 시스템 및 메모리 시스템의 동작 방법
US20170300379A1 (en) Data correcting method, memory control circuit unit, and memory storage device
JP2021520555A (ja) 階層デコーダを使用したエラー訂正
US11281381B2 (en) Storage node of distributed storage system and method of operating the same
JP2016099838A (ja) メモリシステム
US20140245101A1 (en) Semiconductor memory

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170804

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20171225