JP2016099261A - 管検査用撮影装置 - Google Patents

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正光 安部
Masamitsu Abe
正光 安部
光良 中谷
Mitsuyoshi Nakatani
光良 中谷
一久 林
Kazuhisa Hayashi
一久 林
吉晴 中山
Yoshiharu Nakayama
吉晴 中山
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Abstract

【課題】管の溶接による欠陥が発生しやすい部分を一度に撮影し得るとともに、欠陥を発見しやすくし得る管検査用撮影装置を提供する。
【解決手段】管端79から所定距離lの位置で溶接された管7における欠陥の有無を撮影により検査するための管検査用撮影装置1である。この管検査用撮影装置1は、管端79に向けて撮影するカメラ2と、管7の外側面74をカメラ2に反射させる外側面ミラー4と、管7の内側面75をカメラ2に反射させる内側面ミラー5とを備える。上記管検査用撮影装置1は、外側面ミラー4および内側面ミラー5をカメラ2に接続する接続体3を備え、内側面ミラー5が、管7の内側面75をカメラ2に反射させる反射面57を有し、反射面57が、カメラ2に向けて凸状に湾曲したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として管の溶接された端部を検査するための管検査用撮影装置に関するものである。
化学プラントにおける尿素タンクなどには、図10に示すように、平行に配置された多数の管7と、これら管7の軸心に垂直な管板8とが溶接されている。上記多数の管7では、上記管板8の溶接された部分(溶接ビード9が盛られた部分)が、管端79から所定距離lの位置となる。このため、この位置における管7の内側面75は、溶接による熱影響で、最も減肉欠陥が発生しやすい部分(以下では要注意部75cという)となる。そして、この要注意部75cから管端79までが、次いで減肉欠陥が発生しやすい部分(以下では次注意部75nという)となる。また、溶接ビード9から管7の外側面における管端79までも注意部となる。
また、上記管7は小径であるから、上記減肉欠陥が発生しやすい部分の検査には、目視ではなく、カメラなどを備えた撮影装置が使用される。特に、上記検査が必要な部分は管7の数ほどに多くあるので、より速やかに上記検査を行い得る撮影装置が望まれている。
そこで、近年では、管などの円筒状物体(被写体)における表面欠陥を検査する撮影装置として、円筒状物体の外側面と内側面とを一度に撮影するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の撮影装置は、図11に示すように、円筒状物体(管7)の外側面74および内側面75をそれぞれ撮像装置(カメラ102)に反射する外側面用円錐ミラー104および内側面用円錐ミラー105が備えられている。
特開2003−207458号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の撮影装置だと、図11に示すように、内側面用円錐ミラー105が円錐台状なので、縦断面視において、反射面157が直線状であって大きな傾斜角(底角)α1を有する。このため、上記内側面用円錐ミラー105で反射される円筒状物体(管7)の内側面75は、非常に限られた範囲となる。したがって、この撮影装置を上記化学プラントにおける管7の検査で使用しても、要注意部75cから次注意部75nまでを一度に撮影することができない。
上記範囲を広げるために、図12に示すように、内側面用円錐ミラー105の反射面157における傾斜角α2を小さくすることが考えられる。しかしながら、傾斜角α2が小さくされた内側面用円錐ミラー105は、円筒状物体(管7)の内側面75における広い範囲を反射するものの、当該内側面75を非常に縮小して反射することになる。したがって、この撮影装置を上記化学プラントにおける管7の検査に使用しても、要注意部75cおよび次注意部75nが同じ縮尺で撮影されることになる。この結果、最も欠陥が発生しやすい部分である要注意部75cも小さく撮影されてしまうので、撮影により得られる画像から欠陥を見落としやすくなる。
そこで、本発明は、管の溶接による欠陥が発生しやすい部分を一度に撮影し得るとともに、欠陥を発見しやすくし得る管検査用撮影装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る管検査用撮影装置は、管端から所定距離の位置で溶接された管における欠陥の有無を撮影により検査するための管検査用撮影装置において、上記管端に向けて撮影するカメラと、上記管の外側面を上記カメラに反射させる外側面ミラーと、上記管の内側面を上記カメラに反射させる内側面ミラーとを備えるものであって、
上記外側面ミラーおよび内側面ミラーを上記カメラに接続する接続体を備え、
上記内側面ミラーが、上記管の内側面を上記カメラに反射させる反射面を有し、
上記反射面が、上記カメラに向けて凸状に湾曲したものである。
また、本発明の請求項2に係る管検査用撮影装置は、請求項1に記載の管検査用撮影装置における内側面ミラーが、管の内側面をカメラに反射させない非反射面を有し、
接続体が、上記非反射面に接続される接続具と、この接続具を上記カメラに対して出退させて固定する出退調整機構とを有するものである。
さらに、本発明の請求項3に係る管検査用撮影装置は、請求項1または2に記載の管検査用撮影装置における内側面ミラーの反射面が、その外縁部に記された外縁目印と、この外縁目印に記されて反射させた管の内側面における位置を特定する特定目印とを具備するものである。
加えて、本発明の請求項4に係る管検査用撮影装置は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管検査用撮影装置における内側面ミラーの反射面が、縦断面で双曲線状にされているものである。
また、本発明の請求項5に係る管検査用撮影装置は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管検査用撮影装置における内側面ミラーの反射面が、縦断面で円弧状にされているものである。
上記管検査用撮影装置によると、管の溶接による欠陥が発生しやすい部分を一度に撮影することができるとともに、欠陥を発見しやすくすることができる。
本発明の実施の形態に係る管検査用撮影装置と管および管板とを模式的に示す縦断面図である。 同管検査用撮影装置の一部切欠き斜視図である。 同管検査用撮影装置により撮影される部分と撮影により得られる画像との関係を示す図である。 同管検査用撮影装置における内側面ミラーの変形例を示す図である。 同内側面ミラーの他の変形例を示す図である。 同内側面ミラーのさらに他の変形例を示す図である。 同内側面ミラーの他の変形例を模式的に示す縦断面図である。 同内側面ミラーのさらに他の変形例を模式的に示す縦断面図である。 同内側面ミラーの他の変形例とさらに他の変形例との比較を説明するためのグラフである。 同管検査用撮影装置による検査の対象である管および管板を示す一部切欠き斜視図である。 従来の撮影装置と管および管板とを模式的に示す縦断面図である。 従来の撮影装置における変形例と管および管板とを模式的に示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る管検査用撮影装置について図面に基づき説明する。
この管検査用撮影装置は、概略的に説明すると、図1に示すように、管端79から管奥方向に所定距離lの位置で管板8に溶接された管7を、撮影により検査するための装置である。上記管板8は、上記管7の軸心に対して垂直にされ、当該管7が挿通される管用孔87を有する。この管用孔87には、管端79に近い方の縁に開先89が形成される。上記管用孔87に管7が挿通されるとともに、上記開先89に溶接ビード9が盛られることで、管7と管板8とが溶接される。当然ながら、この溶接ビード9は、上記管端79から見ると(つまり平面視が)円環状となる。この溶接による熱影響で、上記管7の内側面75における溶接ビード9に近い部分が、最も欠陥(例えば減肉欠陥)が発生しやすい部分となる。以下では、上記管7の内側面75において、最も欠陥(例えば減肉欠陥)が発生しやすい部分を要注意部75cといい、この要注意部75cから管端79までとなる次いで欠陥(例えば減肉欠陥)が発生しやすい部分を次注意部75nという。
まず、上記管検査用撮影装置1の原理について図1に基づき説明する。
この管検査用撮影装置1は、図1に示すように、上記管端79に向けて配置されるカメラ2と、上記管7の外側面74を上記カメラ2に反射させる外側面ミラー4と、上記管7の内側面75を上記カメラ2に反射させる内側面ミラー5とを備える。また、上記管検査用撮影装置1は、上記外側面ミラー4および内側面ミラー5を上記カメラ2に接続する接続体3を備える。上記内側面ミラー5は、その反射面57により、要注意部75cをカメラ2に大きく撮影させるようにし、次注意部75nをカメラ2に小さく撮影させるようにして、要注意部75cおよび次注意部75nを一度に撮影させるものである。このための構成として、上記内側面ミラー5の反射面57は、図1および図2に示すように、上記カメラ2に向けて凸状に湾曲した形状にされる。
以下、上記管検査用撮影装置1を構成する部材の詳細について図面に基づき説明する。
[カメラ2]
上記カメラ2は、公知のものであり、当然ながら、ファインダーおよび撮影ボタンを有する。また、上記カメラ2は、デジタル式およびアナログ式のいずれであってもよいが、上記接続体3に容易に接続されるためにも、図2に示すように、被写体に向けて突出した筒状のズーム部21を有することが好ましい。
[接続体3]
上記接続体3は、図1および図2に示すように、一端側が上記カメラ2のズーム部21に接続される筒体31と、この筒体31の内部に配置されてその位置調整が可能な透明調整板36と、上記透明調整板36と上記内側面ミラー5とを接続する接続棒(接続具の一例である)39とを有する。
上記筒体31は、その軸心Yがカメラ2の撮影方向と平行になるように配置される。上記筒体31には、その他端側の内部に上記外側面ミラー4が配置される。上記筒体31の外周部には、図2に示すように、上記一端側(ズーム部21側)と透明調整板36との間に、上記管7および管板8を照明する照明器6が設けられる。上記筒体31の側面には、上記カメラ2に近い方から順に、上記ズーム部21を蝶ねじ32bにより接続するねじ穴32と、上記透明調整板36の上記軸心Y方向における位置調整を可能にするE形切欠き33と、上記外側面ミラー4を小ねじ34bにより固定する小ねじ穴34とが形成される。上記E形切欠き33は、上記軸心Y方向に平行な調整用縦溝33aと、この調整用縦溝33aに垂直でそれぞれ平行な3つの保持用横溝33hとから構成される。上記調整用縦溝33aは、上記透明調整板36が具備する透明突起38(詳しくは後述する)を通過させることにより、上記透明調整板36の上記軸心Y方向における位置調整を行うものである。一方、上記3つの保持用横溝33hは、それらのいずれかで上記透明突起38を保持するものである。
上記透明調整板36は、上記筒体31の内径よりも僅かに小さい径の透明円板37と、この透明円板37の外縁から放射方向に突出して上記E形切欠き33に係合する透明突起38と具備する。上記透明円板37は、その中心が上記軸心Yに一致するように配置される。上記透明突起38は、E形切欠き33の3つの保持用横溝33hのいずれかに保持されるとともに、保持される保持用横溝33hを変更するのに調整用縦溝33aを通過するものである。このため、上記透明調整板36およびE形切欠き33により、上記接続棒39に接続された内側面ミラー5の上記軸心Y方向における位置調整(出退および固定)が可能となる。すなわち、上記E形切欠き33および透明調整板36により、出退調整機構33,36が構成される。
[外側面ミラー4]
上記外側面ミラー4は、図1および図2に示すように、厚みを有する略環帯状である。また、上記外側面ミラー4は、外周面が上記筒体31に当接する当接面43であり、内周面が上記管7の外側面74を反射させる傾斜反射面47である。上記当接面43は、上記筒体31の他端部における内部に当接するだけでなく、上記小ねじ34bにより部分的に押圧されて保持される面でもある。上記傾斜反射面47は、上記筒体31の他端に向けて縮径するように傾斜している。また、上記傾斜反射面47は、図1に示すように、上記管7の外側面74における溶接ビード9近傍から管端79までを上記カメラ2に反射させる角度θにされる。上記外側面ミラー4は、上記カメラ2で溶接ビード9を直接撮影できる程度の内径にされ、言い換えれば、内径が溶接ビード9の外径よりも大きくされる。
以下、本発明の要旨である上記管検査用撮影装置1の内側面ミラー5についてさらに詳細に説明する。
[内側面ミラー5]
上記内側面ミラー5は、図1および図2に示すように、その接続体3側の面(以下では単に表面53,57という)がカメラ2に向けて凸状に湾曲した形状、すなわち、断面視および側面視が椀状であって椀底をカメラ2に向けた形状である。また、上記内側面ミラー5の表面53,57は、より具体的に説明すると、外縁に近いほど傾斜が大きく(上記軸心Yと平行に近く)、上記軸心Yに近いほど傾斜が小さく(上記軸心Yと垂直に近く)なる。このため、上記内側面ミラー5の表面53,57は、要注意部75cに近いほど管7の内側面75をあまり縮小せずにカメラ2に向けて反射させ、管端79に近いほど管7の内側面75を十分に縮小してカメラ2に向けて反射させる形状である。また、上記内側面ミラー5は、管7の内側面75をできる限り広範囲に反射させるために、外縁が管7の内側面75に接しない程度のできる限り大きな径にされる。したがって、上記内側面ミラー5は、要注意部75cをカメラ2に大きく撮影させるようにし、次注意部75nをカメラ2に小さく撮影させるようにし、且つ要注意部75cおよび次注意部75nを一度に撮影させるものである。
上記内側面ミラー5は、その軸心と、上記筒体31の軸心Yとが一致するように配置される。上記内側面ミラー5の表面53,57は、上記軸心Y周りに回転することにより得られる形状(つまり回転体)である。このため、上記内側面ミラー5は、管端79から管奥方向に一定距離の位置であれば、上記カメラ2に同じ縮尺で反射させるものである。
上記内側面ミラー5の表面53,57は、上記軸心Yに近いほど傾斜が小さい形状なので、上記軸心Yに近い部分において、管7の内側面75を反射させられない非反射面53が生ずる。この非反射面53を上記接続棒39に接続される部分とすることで、上記接続棒39は要注意部75cおよび次注意部75nの撮影を妨げないものとなる。当然ながら、上記内側面ミラー5の表面53,57において、上記非反射面53以外が反射面57である。なお、上記内側面ミラー5は、上記出退調整機構33,36により位置調整を容易にするためにも、軽量であることが好ましく、例えば図1に示すように、中空58にされている。
以下、上記管検査用撮影装置1の使用方法および作用について説明する。
まず、図1に示すように、内側面ミラー5を管端79から管7の内部に入れることにより、管検査用撮影装置1を管7に設置する。次に、照明器6により管7および管板8を照明する。そして、外側面ミラー4が溶接ビード9近傍から管7の外側面74における管端79までをカメラ2に反射させるまで、管検査用撮影装置1を管7に接近または離間させる。管検査用撮影装置1の位置が決まると、出退調整機構33,36により、要注意部75cの最も管奥側が内側面ミラー5の外縁で反射されるまで、内側面ミラー5の位置調整を行う。その後、カメラ2の撮影ボタンを押す。
こうすることで、溶接ビード9は外側面ミラー4の内側と内側面ミラー5の外側との間から直接撮影され、溶接ビード9近傍から管7の外側面74における管端79までは、外側面ミラー4により反射された上で撮影され、要注意部75cおよび次注意部75nは内側面ミラー5により反射された上で撮影される。ここで、図3に、撮影される部分(図3の上部を参照)と、撮影により得られる画像(図3の下部を参照)との関係を示す。図3の下部に示す各領域A〜Fは、具体的に説明すると、次の通りである。
(A)最も外周側の第1領域Aは、溶接ビード9近傍から管7の外側面74における管端79までを示す。
(B)第2領域Bは、溶接ビード9およびその外周部を示す。
(C)第3領域Cは、管端79を示す。
(D)第4領域Dは、管7の内側面75と内側面ミラー5の外縁との間を示し、検査に無関係なので、できる限り小さい方が好ましい。
(E)第5領域Eは、外円部分に要注意部75cを大きく示し、内円部分に次注意部75nを小さく示す。
(F)第6領域Fは、非反射面53および接続棒39を示し、検査に無関係なので、できる限り小さい方が好ましい。
こうして1つの管7に対して撮影し終えると、他の管7に対しても同様に撮影していく。
このように、上記管検査用撮影装置1によると、要注意部75cがカメラ2に大きく撮影され、次注意部75nがカメラ2に小さく撮影され、且つ要注意部75cおよび次注意部75nが一度に撮影されるので、撮影により得られる画像から欠陥を発見しやすくすることができる。
また、外側面ミラー4および内側面ミラー5が接続体3によりカメラ2に接続されるので、外側面ミラー4および内側面ミラー5を別々に管7に設置する必要が無く、より速やかに検査を行うことができる。
さらに、要注意部75cおよび次注意部75nの撮影が接続棒39で妨げられないので、撮影により得られる画像に無駄が少なくなり、欠陥を発見しやすくすることができる。
加えて、内側面ミラー5の適切な位置調整が出退調整機構33,36により容易になるので、より速やかに検査を行うことができる。
ところで、上記実施の形態では、内側面ミラー5における反射面57の更なる工夫について説明しなかったが、図4に示すように、外縁近傍に円環マーキング55(外縁目印の一例である)を施すとともに、その一部に指向マーキング56(特定目印の一例である)を施してもよい。円環マーキング55により、画像処理において、内側面ミラー5の外縁近傍の検出が容易かつ高精度になる。これにより、撮影された画像をパノラマに展開する場合において、展開の中心を自動的に設定することができる。また、カメラ2から見ると(つまり平面視が)真円状である内側面ミラー5の外縁が楕円状に撮影された場合、内側面ミラー5の軸心とカメラ2の光軸とがずれることで、撮影された画像に歪が生ずるが、この歪を画像の幾何学的変換処理(楕円状の上記外縁を真円状に変換)により容易に補正することもできる。一方、指向マーキング56により、管7の軸心から見た方向と、撮影により得られた画像に示される方向との関係がより明確になる。これにより、発見された欠陥の位置が特定されやすくなるので、より速やかに検査を行うことができる。
また、上記実施の形態では、内側面ミラー5における反射面57の形状について詳細に説明しなかったが、図5〜図8に示すように、円弧状または双曲線状であってもよい。内側面ミラー5の反射面57が円弧状であることにより、内側面ミラー5を容易に製作することができる。一方、内側面ミラー5の反射面57が双曲線状である(図8参照)ことにより、反射面57が円弧状である場合(図7参照)に比べて、管7の内側面75をカメラ2に向けて反射させる部分が広くなる。これにより、撮影により得られる画像に無駄が少なくなり、欠陥を発見しやすくすることができる。具体的には、内側面ミラー5を、その底面が管端79から20.0mmの深さになるように配置した場合について説明する。この場合、図9のグラフに、管端79からの深さ(横軸)と管7の内側面75の1.0mmの範囲を映す内側面ミラー5の水平方向(軸心Yに直交する方向)範囲(縦軸)との関係を示す。このグラフにおいて、反射面57が円弧状の内側面ミラー5(以下では単に円弧状という)を破線で示し、反射面57が双曲線状の内側面ミラー5(以下では単に双曲線状という)を実線で示す。このグラフから明らかなように、管端79からの深さが3.0mm〜20.0mmの深い部分では、円弧状に比べて双曲線状の方が、管7の内側面75をそれほど縮小せずに撮影するので、撮影により得られる画像に無駄が少なくなるといえる。
さらに、上記実施の形態では、出退調整機構33,36が上記E形切欠き33および透明調整板36により構成されるとして説明したが、これに限定されるものではなく、接続棒39を上記カメラ2に対して出退させて固定するものであればよい。
1 管検査用撮影装置
2 カメラ
3 接続体
4 外側面ミラー
5 内側面ミラー
7 管
8 管板
9 溶接ビード
31 透明筒体
36 透明調整板
39 接続棒
47 傾斜反射面
57 反射面
74 外側面
75c 要注意部
75n 次注意部
79 管端

Claims (5)

  1. 管端から所定距離の位置で溶接された管における欠陥の有無を撮影により検査するための管検査用撮影装置において、上記管端に向けて撮影するカメラと、上記管の外側面を上記カメラに反射させる外側面ミラーと、上記管の内側面を上記カメラに反射させる内側面ミラーとを備えるものであって、
    上記外側面ミラーおよび内側面ミラーを上記カメラに接続する接続体を備え、
    上記内側面ミラーが、上記管の内側面を上記カメラに反射させる反射面を有し、
    上記反射面が、上記カメラに向けて凸状に湾曲したものであることを特徴とする管検査用撮影装置。
  2. 内側面ミラーが、管の内側面をカメラに反射させない非反射面を有し、
    接続体が、上記非反射面に接続される接続具と、この接続具を上記カメラに対して出退させて固定する出退調整機構とを有することを特徴とする請求項1に記載の管検査用撮影装置。
  3. 内側面ミラーの反射面が、その外縁部に記された外縁目印と、この外縁目印に記されて反射させた管の内側面における位置を特定する特定目印とを具備することを特徴とする請求項1または2に記載の管検査用撮影装置。
  4. 内側面ミラーの反射面が、縦断面で双曲線状にされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管検査用撮影装置。
  5. 内側面ミラーの反射面が、縦断面で円弧状にされていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の管検査用撮影装置。
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