JP2016096990A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】大当り遊技後における変動短縮状態での遊技状態時に、大当たりの種類に差があっても、同様に、長短に差のある少なくとも2種類の変動短縮状態の遊技状態で遊技できる遊技機の提供。
【解決手段】可変入賞装置と、可変入賞装置への入賞により、大当たり遊技を実行可能かを判定する大当たり判定手段と、判定毎に所定変動時間を経て所定図柄を表示部に停止表示し、入球口への入球に基づいて可変入賞装置の開閉動作を制御する遊技制御手段と、を備える。遊技制御手段は、大当たり遊技後、可変入賞装置の開状態を長くし、変動時間を短くする開放延長変動短縮実行手段を備える。開放延長変動短縮実行手段は、第1変動短縮状態と第1変動短縮状態より変動時間の短い第2変動短縮状態とを実行できる。遊技制御手段は、第1から第2への変動短縮状態の移行時の変動回数を、大当たりの種類に応じて決定する移行回数決定手段を備える。
【選択図】図20
【解決手段】可変入賞装置と、可変入賞装置への入賞により、大当たり遊技を実行可能かを判定する大当たり判定手段と、判定毎に所定変動時間を経て所定図柄を表示部に停止表示し、入球口への入球に基づいて可変入賞装置の開閉動作を制御する遊技制御手段と、を備える。遊技制御手段は、大当たり遊技後、可変入賞装置の開状態を長くし、変動時間を短くする開放延長変動短縮実行手段を備える。開放延長変動短縮実行手段は、第1変動短縮状態と第1変動短縮状態より変動時間の短い第2変動短縮状態とを実行できる。遊技制御手段は、第1から第2への変動短縮状態の移行時の変動回数を、大当たりの種類に応じて決定する移行回数決定手段を備える。
【選択図】図20
Description
本発明は、特別遊技を実行するか否かの判定結果を停止表示する際の変動時間に長短のある遊技機に関する。
従来の遊技機では、大当り遊技後に、可変入賞装置への入賞を容易にさせる時短遊技(すなわち電チューサポート)を実行するものがあった(例えば、特許文献1参照)。この遊技機では、確変大当たり後の遊技状態であれば、所定の変動回数を契機に、次回の大当たりを得やすいように、通常遊技時の変動時間より短い短変動状態から、さらに変動時間の短い超短変動状態に移行し、通常大当たり後の遊技状態であれば、所定の変動回数を契機に、短変動状態が終了して、超短変動状態に移行すること無く、通常遊技状態に戻っていた。また、他の遊技機では、確変大当たり後の遊技状態であれば、所定の変動回数を契機に、短変動状態から変動時間の短い超短変動状態に移行し、通常大当たり後の遊技状態であれば、所定の変動回数を契機に、短変動状態が終了して、超短変動状態に移行すること無く、短変動状態より長く、かつ、通常遊技状態より短い変動時間とした中間変動時間の遊技状態を経て、通常遊技状態に戻っていた(例えば、特許文献2参照)。
しかし、従来の遊技機では、大当たり後の遊技において、面白みにかけていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、大当り遊技後の遊技の興趣が向上した遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機は、遊技球を入賞可能に開閉する可変入賞装置と、
通過する遊技球を検知する入球口と、
前記可変入賞装置への遊技球の入賞により取得した情報に基づいて、大当たり遊技を実行可能な大当たりか否かを判定する大当たり判定手段と、
該大当たり判定手段の判定毎に、所定の変動時間を経て、所定の図柄を表示部に停止表示するとともに、前記入球口による遊技球の検知信号に基づいて前記可変入賞装置の開閉動作を制御し、かつ、大当たり遊技時の特別可変入賞装置の作動を制御する遊技制御手段と、
を備え、
前記遊技制御手段が、
前記大当たり判定手段の大当たりの判定結果に基づき、前記大当たり遊技後において、前記入球口による遊技球の検知信号に基づく前記可変入賞装置の開状態を通常遊技状態に比べて長くする開放延長状態と、前記変動時間を通常遊技状態に比べて短くする変動時間短縮状態と、を実行可能な開放延長変動短縮実行手段を備え、
該開放延長変動短縮実行手段の実行時における前記変動時間短縮状態が、第1の変動短縮状態と、前記第1の変動短縮状態より変動時間を短くする第2の変動短縮状態とを備え、
前記遊技制御手段が、前記第1の変動短縮状態から前記第2の変動短縮状態への移行時、若しくは、前記第2の変動短縮状態から前記第1の変動短縮状態への移行時における移行前の変動短縮状態の変動回数を決定する移行回数決定手段、を備え、
該移行回数決定手段が、前記大当たり判定手段の判定結果における前記大当たりの種類に応じて、前記変動回数を決定することを特徴とする。
通過する遊技球を検知する入球口と、
前記可変入賞装置への遊技球の入賞により取得した情報に基づいて、大当たり遊技を実行可能な大当たりか否かを判定する大当たり判定手段と、
該大当たり判定手段の判定毎に、所定の変動時間を経て、所定の図柄を表示部に停止表示するとともに、前記入球口による遊技球の検知信号に基づいて前記可変入賞装置の開閉動作を制御し、かつ、大当たり遊技時の特別可変入賞装置の作動を制御する遊技制御手段と、
を備え、
前記遊技制御手段が、
前記大当たり判定手段の大当たりの判定結果に基づき、前記大当たり遊技後において、前記入球口による遊技球の検知信号に基づく前記可変入賞装置の開状態を通常遊技状態に比べて長くする開放延長状態と、前記変動時間を通常遊技状態に比べて短くする変動時間短縮状態と、を実行可能な開放延長変動短縮実行手段を備え、
該開放延長変動短縮実行手段の実行時における前記変動時間短縮状態が、第1の変動短縮状態と、前記第1の変動短縮状態より変動時間を短くする第2の変動短縮状態とを備え、
前記遊技制御手段が、前記第1の変動短縮状態から前記第2の変動短縮状態への移行時、若しくは、前記第2の変動短縮状態から前記第1の変動短縮状態への移行時における移行前の変動短縮状態の変動回数を決定する移行回数決定手段、を備え、
該移行回数決定手段が、前記大当たり判定手段の判定結果における前記大当たりの種類に応じて、前記変動回数を決定することを特徴とする。
本発明の遊技機では、大当り遊技後の遊技の興趣を向上できる。
(1)パチンコ遊技機の構造
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の遊技機としてのパチンコ遊技機10は、図1に示すように、遊技機枠11の内部に遊技盤15を取り付けて構成される。遊技機枠11は、外枠12、内枠13、及び、前面側のガラス扉部14、を備える。外枠12は、パチンコ遊技機10の外郭部となる枠体であり、内枠13は、遊技盤15が取り付けられる枠体であり、ガラス扉部14は、遊技盤15を保護するとともに発射ハンドル43等が配設される前枠である。ガラス扉部14は、遊技盤15の前面側における遊技球の転動する遊技領域16や遊技球の転動を予定していない非遊技領域17を目視できるように、それらの前側を覆う透明なガラス部14aと、そのガラス部14aの下方の皿ユニット部14bとを備える。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態の遊技機としてのパチンコ遊技機10は、図1に示すように、遊技機枠11の内部に遊技盤15を取り付けて構成される。遊技機枠11は、外枠12、内枠13、及び、前面側のガラス扉部14、を備える。外枠12は、パチンコ遊技機10の外郭部となる枠体であり、内枠13は、遊技盤15が取り付けられる枠体であり、ガラス扉部14は、遊技盤15を保護するとともに発射ハンドル43等が配設される前枠である。ガラス扉部14は、遊技盤15の前面側における遊技球の転動する遊技領域16や遊技球の転動を予定していない非遊技領域17を目視できるように、それらの前側を覆う透明なガラス部14aと、そのガラス部14aの下方の皿ユニット部14bとを備える。
ガラス扉部14は、外枠12や内枠13に対してヒンジ11aによりそれぞれ回動自在とされ、内枠13は、外枠12とガラス扉部14とに対してヒンジ11aによりそれぞれ回動自在としている。
ガラス扉部14の前面側には、ガラス部14aの下方の皿ユニット部14bに、上皿42aと下皿42bとを有した球受け皿42、発射ハンドル43、下皿42bの球を抜く皿球抜きボタン44、上皿42aの球を下皿42bに移す通路球抜きボタン45、演出ボタン46、及び、演出キー47が、配設されている。また、ガラス扉部14の前面側には、上部側に、スピーカ48や枠ランプ49が配設されている。
遊技盤15には、発射ハンドル43の操作により発射された遊技球が転動する遊技領域16が、レール部材35で囲まれて形成されている。遊技領域16には、遊技球を誘導する多数の図示しない障害釘や風車が突設され、さらに、盤ランプ50が埋設されている。
遊技領域16の中央には、略円環状に囲む枠体部18aを備えたセンター役物装置18が、配設されている。センター役物装置18には、中央の後部側に、画像表示部20の表示画面20aが配置されている。実施形態の画像表示部20は、液晶表示装置であり、表示画面20aは液晶画面としている。画像表示部20は、客待ち用のデモ表示、装飾図柄変動演出、大当たり遊技に並行して行われる大当たり演出等を表示画面20aに表示する。装飾図柄変動演出は、数字等の装飾図柄と装飾図柄以外の演出画像とにより構成されて、変動表示を経て停止表示された装飾図柄により、大当たり判定(即ち、大当たり乱数の取得とその大当たり乱数を用いた判定、すなわち、大当り遊技を実行可能な否かの判定であり、大当たり抽選や特別図柄抽選ともいう)の結果を報知する演出である。この装飾図柄変動演出は、特別図柄変動に並行して行われる。また、大当たり判定は、遊技球の後述する第1始動口22または第2始動口23への入賞に対して行われる。
さらに、画像表示部20は、後述する特別図柄変動における第1の変動短縮状態である短縮状態から第2の変動短縮状態である超短縮状態に移行したり、あるいは、超短縮状態から短縮状態へ移行するタイミングを報知する報知演出も表示する。
センター役物装置18の枠体部18aの左部には、入口から遊技球を流入させ、出口からステージ部18cへ遊技球を流出させるワープ部18bが配設されている。枠体部18aの下部のステージ部18cは、ワープ部18bから流入した遊技球を、上面で転動させて、第1始動口22へと案内したり、あるいは、そのまま、第1始動口22の上方より左右にずれた位置から、落下させる。
センター役物装置18の上部側の画像表示部20の表示画面20aの前側には、可動役物装置110が設けられている。
遊技領域16の左右方向における中央下部や右側には、始動入賞装置21が設けられている。始動入賞装置21は、遊技領域16の左右方向の中央下部に配置されて、遊技球の入球し易さが常時変わらない第1始動口22と、遊技領域16の右側に配置されて、電動チューリップ(以下「電チュー」という。「可変入賞装置」に相当する。)24により開閉される第2始動口23とを備えている。電チュー24は、電チューソレノイド24a(図2参照)により駆動される。第2始動口23は、図1の二点鎖線に示すように、揺動する羽根タイプの電チュー24が開いているときのみ遊技球が入賞可能となる。なお、電チュー(可変入賞装置に相当する)24は、実施形態のように羽根タイプのものに限らず、前後に移動する開閉扉を利用する扉タイプや、前進時に遊技球を受け止めて入球させ、後退時に遊技球を入球させないベロタイプ等の種々のタイプがあり、実施形態の構成に限定されるものではない。
また、遊技領域16には、大入賞装置(「特別可変入賞装置」に相当する)26が設けられている。大入賞装置26は、始動入賞装置21の右方に配置されており、大入賞口27と、大入賞口ソレノイド26a(図2参照)により動作する開閉部材26bとを備えている。大入賞口27は、開閉部材26bにより開閉される。
また、遊技領域16には、複数の普通入賞装置29、遊技球が通過可能な入球口としてのゲート28が設けられている。各普通入賞装置29は、始動入賞装置21における第1始動口22の左方に配置されている。各普通入賞装置29に入った遊技球は、その普通入賞装置29内の普通入賞口30に入賞する。ゲート28は、センター役物装置18の右方に配置されている。ゲート28は、いわゆる右打ちをした際に、遊技球が通過する可能性がある通過口である。
また、遊技領域16の外側の非遊技領域17であって遊技盤15の右下部には、表示器類が配置されている。パチンコ遊技機10には、表示器類として、普通図柄表示器37、第1特別図柄表示器39a、及び、第2特別図柄表示器39bが設けられるとともに、普通図柄保留ランプ38、第1特別図柄保留ランプ40a、及び、第2特別図柄保留ランプ40bが設けられている。
第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39bは、それぞれ、遊技球の第1始動口22、第2始動口23への入賞を契機として行われる大当たり判定の結果を、変動表示を経て停止表示される特別図柄により報知する(これを「特別図柄変動」という)ものである。第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39bに停止表示された特別図柄が大当たり図柄又は小当たり図柄であれば、大入賞口27を所定回数開閉する当たり遊技が行われる。簡単に述べれば、始動口22,23への入賞による判定条件の成立により、大当たり判定(抽選)が行われ、その判定結果が大当りであれば、遊技者に有利な特別遊技としての大当たり遊技が実行されることとなる。
特別図柄の変動表示中または当たり遊技中に、遊技球が第1始動口22または第2始動口23に入賞すると、メイン制御部60(図2参照)は、その入賞に対して取得した情報としての大当たり乱数等の乱数を、第1始動口22への入賞であれば第1特図保留記憶部63aに、第2始動口23への入賞であれば第2特図保留記憶部63bに、特図保留記憶として記憶する。そして、特別図柄変動を実行可能になったときに、記憶しておいた特図保留記憶に基づいて大当たりか否かの判定を行い、特別図柄変動を実行する。
第1特別図柄保留ランプ40a、第2特別図柄保留ランプ40bは、それぞれ、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63bに記憶されている特図保留記憶の個数を表示するものである。なお、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63bに記憶される特図保留記憶の個数は、それぞれ4個が上限とされているため、第1特図保留記憶部63aに4個の特図保留記憶がある状態で遊技球が第1始動口22に入賞したときや、第2特図保留記憶部63bに4個の特図保留記憶がある状態で遊技球が第2始動口23に入賞したときは、その入賞に対して情報としての大当たり乱数等の乱数は取得されない。
普通図柄表示器37は、遊技球のゲート28への通過を契機として行われる普通図柄抽選の結果を、変動表示を経て停止表示される普通図柄により報知する(これを「普通図柄変動」という)ものである。普通図柄表示器37に停止表示された普通図柄が当たり図柄であれば、所定時間及び所定回数、電チュー24を開く補助遊技が行われる。
普通図柄の変動表示中または補助遊技中に、遊技球がゲート28を通過すると、メイン制御部60は、その通過に対して取得した当たり乱数等の乱数を、普図保留記憶部63cに普図保留記憶として記憶する。そして、普通図柄変動を開始可能な状態になったときに、記憶しておいた普図保留記憶に基づいて当たりか否かの判定を行い、普通図柄変動を実行する。
普通図柄保留ランプ38は、普図保留記憶部63cに記憶されている普図保留記憶の個数を表示するものである。なお、普図保留記憶部63cに記憶される普図保留記憶の個数は、4個が上限とされているため、普図保留記憶部63cに4個の普図保留記憶がある状態で遊技球がゲート28を通過したときは、その通過に対して当たり乱数は取得されない。
なお、遊技領域16の下端には、入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口33が配設されている。
また、パチンコ遊技機10の上方には、呼出ランプユニット150が配設されている。呼出ランプユニット150は、後述する盤用外部情報端子基板105とホールに設置された図示しないホールコンピュータとに接続され、パチンコ遊技機10からの大当たり情報、始動口22,23への入賞に伴なうスタート情報、アウト球情報、入賞球情報、確変情報等を入力して、それらの遊技情報に基づき、対応する表示態様に変換して、データ表示部151に表示するとともに、それらの遊技情報をホールコンピュータに送信する。データ表示部151での表示は、スタート情報に対応する変動回数の回数表示とその累計表示、大当たり情報に対応する通常大当たりや確変大当たりの回数の表示、それらの前日、前々日等の履歴表示等である。そして、変動回数の回数表示に関しては、大当り遊技後にリセットされ、0からスタートして、特図変動の停止表示毎にカウントされる状態として、回転数表示エリア152に、その回数分の数字がデジタル表示され、遊技者は、大当り遊技後の遊技状態時、何回の変動回数を経たかを、回転数表示エリア152に表示される数字から認識することができる。
さらに、呼出ランプユニット150は、店員を呼び出すための図示しない呼出ボタンと呼出ランプ、大当り遊技時に点灯する図示しない大当たりランプ等も具備して構成されている。
(2)パチンコ遊技機の電気系統
次に、実施形態のパチンコ遊技機10の電気系統について説明する。図2に示すように、パチンコ遊技機10は、メイン制御部60、払出制御部70、演出制御手段としてのサブ制御部85を備え、サブ制御部85は、演出制御部90、画像音響制御部95、及び、ランプ制御部100を備えている。そして、払出制御部70及び演出制御部90はメイン制御部60に接続され、画像音響制御部95及びランプ制御部100は演出制御部90に接続されている。各制御部は、CPU61,71,91,96,101、ROM62,72,92,97,102、RAM63,73,93,98,103等を備えている。また、メイン制御部60は、RAM63内に、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63b、及び、普図保留記憶部63cを備えている。さらに、演出制御部90は、RTC(リアルタイムクロック)94を備えている。RTC94は、日時を計測しており、パチンコ遊技機10の電源が遮断されても図示しないバックアップ電源により計測動作を継続する。
次に、実施形態のパチンコ遊技機10の電気系統について説明する。図2に示すように、パチンコ遊技機10は、メイン制御部60、払出制御部70、演出制御手段としてのサブ制御部85を備え、サブ制御部85は、演出制御部90、画像音響制御部95、及び、ランプ制御部100を備えている。そして、払出制御部70及び演出制御部90はメイン制御部60に接続され、画像音響制御部95及びランプ制御部100は演出制御部90に接続されている。各制御部は、CPU61,71,91,96,101、ROM62,72,92,97,102、RAM63,73,93,98,103等を備えている。また、メイン制御部60は、RAM63内に、第1特図保留記憶部63a、第2特図保留記憶部63b、及び、普図保留記憶部63cを備えている。さらに、演出制御部90は、RTC(リアルタイムクロック)94を備えている。RTC94は、日時を計測しており、パチンコ遊技機10の電源が遮断されても図示しないバックアップ電源により計測動作を継続する。
メイン制御部60は、大当たりの抽選や遊技状態の移行など主に利益に関わる制御を行うものである。メイン制御部60には、第1始動口22内に設けられて第1始動口22に入賞した遊技球を検出する第1始動口SW(スイッチ)22a、第2始動口23内に設けられて第2始動口23に入賞した遊技球を検出する第2始動口SW23a、電チュー24を駆動する電チューソレノイド24a、ゲート28内に設けられてゲート28を通過した遊技球を検出するゲートSW28a、大入賞口27内に設けられて大入賞口27に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW27a、開閉部材26bを駆動する大入賞口ソレノイド26a、各普通入賞口30内にそれぞれ設けられてその普通入賞口30に入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW30a、第1特別図柄保留ランプ40a、第2特別図柄保留ランプ40b、普通図柄保留ランプ38、第1特別図柄表示器39a、第2特別図柄表示器39b、普通図柄表示器37がそれぞれ接続され、矢印で示すように、各スイッチからはメイン制御部60に信号が入力され、各ソレノイドやランプ等にはメイン制御部60から信号が出力される。
また、メイン制御部60は、払出制御部70に各種コマンドを送信するとともに、払い出し監視のために払出制御部70から信号を受信する。払出制御部70には、払出部75が接続され、払出制御部70は、メイン制御部60から受信したコマンドに従って払出部75を動作させ、賞球の払出を行わせる。
さらに、メイン制御部60には、ホールに設置された図示しないホストコンピュータに対して各種の遊技情報を送信する盤用外部情報端子基板105が接続されている。メイン制御部60は、既述したように、大当り遊技を実行する大当たり判定を行なった大当たり情報、始動口22,23への入賞に伴なうスタート情報、アウト口33に排出されたアウト球情報、各種入賞口に入賞した入賞球情報、確変情報等の遊技情報を、盤用外部情報端子基板105と呼出ランプユニット150とを介して、ホストコンピュータに送信する。
払出制御部70は、払出部(払出駆動モータ)75、払出球検出SW76、球有り検出SW77、満タン検出SW78、及び、発射部79と接続される。
払出制御部70は、払出部(払出駆動モータ)75に対して入賞時の賞球数を払い出す制御を行なう。払出部75は、遊技球の貯留部から所定数を払い出すための払出駆動モータからなる。そして、払出制御部70は、払出部75に対して各入賞口(第1始動口22、第2始動口23、大入賞口27、普通入賞口30)に入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出す制御を行なう。
また、払出制御部70は、発射部79に対する遊技球の発射の操作を検出して遊技球の発射を制御する。発射部79は、遊技のための遊技球を発射するものであり、発射ハンドル43からの遊技者による遊技操作を検出するセンサや遊技球を発射させるソレノイド等を備える。払出制御部70は、発射部79のセンサにより遊技操作を検出すると、検出された遊技操作に対応してソレノイド等を駆動させて遊技球を間欠的に発射させ、遊技盤15の遊技領域16に遊技球を送り出す。
また、払出制御部70は、払い出す遊技球の状態を検出する各所の検出部が接続され、賞球のための払い出し状態を検出する。これらの検出部としては、既述の払出球検出SW76、球有り検出SW77、満タン検出SW78等がある。
さらに、払出制御部70には、ホールに設置された図示しないホストコンピュータに対して所定の情報を送信する枠用外部情報端子基板106が接続されている。払出制御部70は、払出部(払出駆動モータ)75を駆動させて払い出した賞球数の払出情報等を枠用外部情報端子基板106を介してホストコンピュータに送信し、また、同様の情報をメイン制御部60にも送信する。
また、メイン制御部60は、演出制御部90に対し各種コマンドを送信し、演出制御部90は、画像音響制御部95との間でコマンドや信号の送受信を行う。画像音響制御部95には画像表示部20及びスピーカ48が接続され、画像音響制御部95は、演出制御部90から受信したコマンドに従って、画像表示部20の表示画面20aに装飾図柄その他の画像を表示し、スピーカ48から音声を出力する。
具体的には、画像音響制御部95のROM97には、画像表示部20において表示する装飾図柄、背景、キャラクタ、アイテム等の既述の報知演出を含む画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて又は画像データとは独立にスピーカ48から出力する音声、楽曲、効果音等の音響データが記憶されている。画像音響制御部95のCPU96は、ROM97に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部90から受信したコマンドに対応したものを選択して読み出し、読み出した画像データを用いて装飾図柄等の画像を表示するための画像処理を行い、また、読み出した音響データを用いて音声等の音響を出力するための音声処理を行う。そして、画像音響制御部95は、画像処理された画像データに基づいて画像表示部20に画像を表示し、音声処理された音響データに基づいてスピーカ48から音響を出力する。
また、演出制御部90は、ランプ制御部100との間でコマンドや信号の送受信を行う。ランプ制御部100には、枠ランプ49、盤ランプ50、可動役物装置110の駆動モータやセンサ等が接続され、ランプ制御部100は、演出制御部90から受信したコマンドに従って、ランプ49,50を点灯・消灯し、可動役物装置110を動作させる。
具体的には、ランプ制御部100のROM102には、演出制御部90にて決定される演出内容に応じたランプ49,50の発光パターンデータ(点灯/点滅や発光色に関するデータ)が記憶されている。ランプ制御部100のCPU101は、ROM102に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部90から受信したコマンドに対応したものを選択して読み出し、読み出した発光パターンデータに従ってランプ49,50の発光を制御する。また、ランプ制御部100のROM102には、演出制御部90にて決定される演出内容に応じた可動役物装置110の動作パターンデータが記憶されている。ランプ制御部100のCPU101は、読み出した動作パターンデータに従って、可動役物装置110の動作を制御する。
なお、演出制御部90には、遊技者が操作する演出ボタン46(図1参照)が押下操作されたことを検出する演出ボタン検出SW46aが接続されており、演出ボタン46が押下されると、演出ボタン検出SW46aから演出制御部90に対して信号が出力される。さらに、演出キー47のキー検出SW47aも演出制御部90に接続されている。演出キー47は、遊技者によってキー操作されると、キー操作に対応したキー検出SW47aの信号が演出制御部90へ入力される。
(3)遊技状態等の説明
実施形態のパチンコ遊技機10の遊技状態について説明すると、設定される遊技状態として、通常遊技状態、時短遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態の4つの遊技状態がある。また、実施形態のパチンコ遊技機10では、特別図柄の判定結果に応じて実行される遊技として、大当たり遊技(16R(ラウンド),8Rの大当たり遊技と2Rの大当たり遊技)と小当たり遊技とがあり、普通図柄抽選の結果実行される遊技として、補助遊技がある。実施形態では、大当たり遊技が、遊技者に有利な特別遊技となる。
実施形態のパチンコ遊技機10の遊技状態について説明すると、設定される遊技状態として、通常遊技状態、時短遊技状態、確変遊技状態、潜確遊技状態の4つの遊技状態がある。また、実施形態のパチンコ遊技機10では、特別図柄の判定結果に応じて実行される遊技として、大当たり遊技(16R(ラウンド),8Rの大当たり遊技と2Rの大当たり遊技)と小当たり遊技とがあり、普通図柄抽選の結果実行される遊技として、補助遊技がある。実施形態では、大当たり遊技が、遊技者に有利な特別遊技となる。
時短遊技状態とは、通常遊技状態よりも第2始動口23へ遊技球が入賞し易い状態をいい、実施形態の場合、通常遊技状態では、普通図柄の当たりの判定結果を得られる割合(普通図柄抽選の当選確率)を1/20とし、普通図柄変動時間を12秒として(図15参照)、電チュー24の開放時間を0.3秒とした開放を1回行なう通常作動状態に対し、時短遊技状態では、普通図柄の当たりの判定結果を得られる割合を19/20とし、普通図柄変動時間を0.5秒として、電チュー24の開放時間を5.0秒とした開放を1回行なう開放延長状態としている。
確変遊技状態とは、通常遊技状態での通常判定基準よりも、大当たりの判定結果を得易い(大当たりに当選し易い)有利判定基準で判定される状態をいう。実施形態の場合、通常遊技状態では、大当たりの判定結果を得られる割合(大当たり抽選の大当たりの当選確率)が1/200であるのに対して、確変遊技状態では、大当たり当選確率が4/200としている。また、確変遊技状態では、普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、電チュー24の開放状態は、時短遊技状態と同様としている。
すなわち、時短遊技状態と確変遊技状態とは、共に、電チュー24の開放時間が長く、遊技球が第2始動口23に入賞し易いことから、電チューサポート(電サポ)の付く遊技状態といえる。
また、時短遊技状態と確変遊技状態とは、特別図柄が変動を開始して停止表示するまでの変動時間が、平均的に、通常遊技状態より短くした変動時間短縮状態としている。さらに、この変動時間短縮状態においても、実施形態では、第1変動短縮状態(適宜、第1変動状態、あるいは、第1短縮状態、あるいは、単に、短縮状態ともいう)と、第1変動短縮状態より変動時間を短くした第2変動短縮状態(適宜、第2変動状態、あるいは、第2短縮状態、あるいは、超短縮状態ともいう)との2種類を備えている。すなわち、図15に示すように、通常遊技状態(通常状態)では、最短の変動時間を約4.0秒、最長の変動時間を約70秒として、平均変動時間を約10秒としているのに対し、時短遊技状態と確変遊技状態とにおける電サポ時の第1変動短縮状態では、最短の変動時間を約3.0秒、最長の変動時間を約60秒として、平均変動時間を約5.0秒とし、さらに、第2変動短縮状態では、最短の変動時間を約1.0秒、最長の変動時間を約40秒として、平均変動時間を約3.0秒としている。
潜確遊技状態とは、大当たりの判定結果を得易い(大当たりに当選し易い)有利判定基準で判定される状態をいい、確変遊技状態と同様となっている。但し、潜確遊技状態では、普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、電チュー24の開放状態は、通常遊技状態と同様となっている。すなわち、潜確遊技状態では、通常遊技状態と共に、電サポが付かない状態であって、可変入賞装置としての電チュー24が通常作動状態となっている。
そして、初期状態では(即ち、電源が投入されて最初の遊技が開始されるときは)通常遊技状態であり、大当たりに当選すると、大入賞口27を所定回数開閉する大当たり遊技を経て、その大当たりの種類に応じた遊技状態に移行する。大当たりの種類には、図3に示すように、殆ど賞球の獲得が望めない短当たりとして、2R(ラウンド)潜確大当たり(確変短当たりD)、2R突確(突然確変)大当たり(確変短当たりC)とがあり、多くの賞球を獲得可能な長当たりとして、16R(ラウンド)確変大当たり(確変長当たりA)、8R(ラウンド)確変大当たり(確変長当たりB)、8R通常大当たり(通常長当たりE1,E2,E3)がある。また、これら大当たりの他に小当たりがある。なお、ラウンドとは大入賞口27の開放期間を言う。
また、2R潜確大当たりでは、大入賞口27を極短時間2回開放する大当たり遊技を行った後、潜確遊技状態に移行し、2R突確大当たりでは、大入賞口27を極短時間2回開放する大当たり遊技を行った後、確変遊技状態に移行する。16R確変大当たりでは、大入賞口27を16回開放する大当たり遊技を行った後、確変遊技状態に移行し、8R確変大当たりでは、大入賞口27を8回開放する大当たり遊技を行った後、確変遊技状態に移行し、8R通常大当たりでは、大入賞口27を8回開放する大当たり遊技を行った後、時短遊技状態に移行する。また、小当たりは、見かけ上2R潜確大当たりDと変わらない動作をするもので、大入賞口27を極短時間2回開放する小当たり遊技を行うが、遊技状態は移行せず、大当たり確率を通常判定基準の低確率としたままの通常遊技状態を維持する。
さらに、実施形態の場合、8R通常大当たりの種類として、大当り遊技を行った後の時短遊技状態で電サポの付く回数(特別図柄変動の回数であり、時短回数ともいう)が異なった三種がある。すなわち、通常長当たりE1では、時短回数を100回とし、通常長当たりE2では、時短回数を80回とし、通常長当たりE3では、時短回数を60回としている。そして、時短遊技状態では、遊技途中で大当たりが発生することなく、それぞれの設定された回数分の特別図柄変動が行われた後には、通常遊技状態に移行する。
また、大当たり及び小当たりの判定(抽選)は大当たり乱数を用いて行われ、大当たりと判定された場合の大当たりがいずれの種類の大当たりとなるかの判定は、大当たり図柄乱数を用いて行われる。
大当たり乱数は、例えば、0〜199までの範囲で値をとることとされ、通常遊技状態時又は時短遊技状態時では、大当たりと判定される割合が1/200となるよう大当たりと判定される乱数値が定められるとともに、小当たりと判定される割合が2/200となるよう、小当たりと判定される乱数値が定められている。また、大当たり乱数は、確変遊技状態時又は潜確遊技状態時では、大当たりと判定される割合が4/200となるよう、大当たりと判定される乱数値が定められている。
大当たり図柄乱数は、例えば、0〜249までの範囲で値をとることとされ、図3に示すように、第1始動口22への入賞に対しては、確変長当たりAと判定される割合が10%、確変長当たりBと判定される割合が25%、確変短当たりCと判定される割合が25%、確変短当たりDと判定される割合が10%、通常長当たりE1と判定される割合が15%、通常長当たりE2と判定される割合が11%、通常長当たりE3と判定される割合が4%としている。第2始動口23への入賞に対しては、確変長当たりAと判定される割合が35%、確変長当たりBと判定される割合が35%、通常長当たりE1と判定される割合が15%、通常長当たりE2と判定される割合が11%、通常長当たりE3と判定される割合が4%としている。
また、大当たり判定の判定結果がハズレであった場合に、特別図柄変動に並行して行われる装飾図柄変動演出において装飾図柄をリーチ状態とするか否かは、リーチ乱数を用いて行われる。リーチ乱数は、例えば、0〜249までの範囲で値をとることとされ、リーチ有り、すなわち、リーチ状態とするに当選する割合が40/250となり、リーチ無し、すなわち、リーチ状態としないに当選する割合が210/250となるようリーチに当選する乱数値が定められている。
また、補助遊技を行うか否かの判定、すなわち、既述した普通図柄抽選は、当たり乱数を用いて行われる。当たり乱数は、例えば、0〜19までの範囲で値をとることとされ、通常遊技状態、潜確遊技状態、及び、大当たり遊技の実行中では、当たりに当選する割合が1/20となるよう当たりに当選する乱数値が定められ、時短遊技状態及び確変遊技状態では、当たりに当選する割合が19/20となるよう当たりに当選する乱数値が定められている。
なお、大当たり遊技の実行中においては、上記のように、普通図柄抽選の他、普通図柄変動時間や電チュー24の開放状態も、通常遊技状態と同様となっている。また、小当たり遊技の実行中における普通図柄抽選の当選確率、普通図柄変動時間、電チュー24の開放状態は、小当たりの判定時の遊技状態と同様となっている。
また、実施形態の場合、大当たりの種類に応じて、大当たり遊技後の時短遊技状態と確変遊技状態とにおいて、所定回数の第1変動短縮状態での特別図柄変動が行なわれた後、第2変動短縮状態に移行する。すなわち、図20に示すように、確変大当たりA,B,Cの場合には、大当たりが無ければ、19回分の特別図柄変動を第1変動短縮状態で行なった後、20回目以降の特別図柄変動を第2変動短縮状態で行なう。通常長当たりE1では、大当たりが無ければ、29回分の特別図柄変動を第1変動短縮状態で行なった後、30回目以降の特別図柄変動を第2変動短縮状態で行なう。通常長当たりE2では、大当たりがなければ、39回分の特別図柄変動を第1変動短縮状態で行なった後、40回目以降の特別図柄変動を第2変動短縮状態で行なう。通常長当たりE3では、第2変動短縮状態に移行せずに、第1変動短縮状態として、特別図柄変動が行なわれる。
そして、実施形態の場合、特別図柄変動を第2変動短縮状態で行なう場合、6回前の特別図柄変動の開始時に、換言すれば、図20に示すように、確変大当たりA,B,Cの場合には、大当たりが無ければ、14回目の第1変動短縮状態での特別図柄変動の開始時、通常長当たりE1では、大当たりが無ければ、24回目の第1変動短縮状態での特別図柄変動の開始時、通常長当たりE2では、大当たりがなければ、34回目の第1変動短縮状態での特別図柄変動の開始時に、移行を報知する演出(開始案内報知演出)が開始される。
さらに、実施形態では、その遊技状態が、遊技者に有利な時短回数が多い、あるいは、大当りの判定確率が高い遊技状態であると遊技者に思わせるように、開始案内報知演出のフェイクもあり、通常長当たりE3の当たりが、通常長当たりE2、通常長当たりE1、あるいは、確変大当たりA,B,Cと惑わすように、あるいは、通常長当たりE2の当たりが通常長当たりE1、あるいは、確変大当たりA,B,Cと惑わせるように、あるいは、通常長当たりE1が、確変大当たりA,B,Cと惑わせるように、それらの開始案内報知演出の開始案内を途中まで行なうフェイク演出を行なうように、構成されている。
なお、実施形態では、フェイク演出を実行する割合は、100%でなく、40%としている。
(4)パチンコ遊技機の動作
≪メイン制御部での処理≫
つぎに、図4〜14に基づいてメイン制御部60の動作について説明する。なお、後述する各カウンタは、RAM63に設けられ、パチンコ遊技機10の電源投入時にゼロクリアされる。
≪メイン制御部での処理≫
つぎに、図4〜14に基づいてメイン制御部60の動作について説明する。なお、後述する各カウンタは、RAM63に設けられ、パチンコ遊技機10の電源投入時にゼロクリアされる。
メイン制御部60は、電源の供給が開始されると、図示しない起動処理や電源遮断監視処理等を含んだメイン制御処理の実行を開始し、メイン制御部60への電源の供給中、このメイン制御処理を継続的に実行する。そして、メイン制御部60は、このメイン制御処理に対して、所定周期毎(例えば4ms毎)、図4に示すタイマ割込処理を割り込ませて実行する。
[メイン側タイマ割込処理]
メイン制御部60は、図4に示すメイン側タイマ割込処理を例えば4msecといった短時間毎に繰り返す。すなわち、乱数更新処理(S201)、始動口SW処理(S202)、ゲートSW処理(S203)、大入賞口SW処理(S204)、普通入賞口SW処理(S205)、特別図柄処理(S206)、普通図柄処理(S207)、大入賞口処理(S208)、電チュー処理(S209)、賞球処理(S210)、及び、出力処理(S211)を繰り返して行う。
メイン制御部60は、図4に示すメイン側タイマ割込処理を例えば4msecといった短時間毎に繰り返す。すなわち、乱数更新処理(S201)、始動口SW処理(S202)、ゲートSW処理(S203)、大入賞口SW処理(S204)、普通入賞口SW処理(S205)、特別図柄処理(S206)、普通図柄処理(S207)、大入賞口処理(S208)、電チュー処理(S209)、賞球処理(S210)、及び、出力処理(S211)を繰り返して行う。
[乱数更新処理]乱数更新処理(S201)では、図示しないが、メイン制御部60は、大当たり抽選に用いる大当たり乱数、大当たり図柄の種類(16R確変図柄、8R確変図柄、2R突確図柄、2R潜確図柄、及び、8R通常大当たりの時短100回、80回、60回の各大当たり図柄)を決めるための大当たり図柄乱数、装飾図柄変動演出においてリーチ状態とするか否か決めるためのリーチ乱数、装飾図柄変動演出の変動パターン(例えばSPリーチ演出、SPSPリーチ演出等を行うか等)を決めるための変動パターン乱数、普通図柄抽選に用いる当たり乱数等を更新する乱数更新処理を行う。
[始動口SW処理]
始動口SW処理(S202)では、図5に示すように、メイン制御部60は、第1始動口SW22aがONしたか否かを判定し(S301)、ONしていなければステップS308に進み、ONしていれば(S301でYES)、第1特図保留記憶部63aに記憶されている大当たり乱数の個数を数える第1始動口保留カウンタの値U1が、上限値の4未満か否かを判定し(S302)、4未満でない場合は処理を終え、4未満の場合は、U1に1を加算し(S303)、ステップS304に移行する。
始動口SW処理(S202)では、図5に示すように、メイン制御部60は、第1始動口SW22aがONしたか否かを判定し(S301)、ONしていなければステップS308に進み、ONしていれば(S301でYES)、第1特図保留記憶部63aに記憶されている大当たり乱数の個数を数える第1始動口保留カウンタの値U1が、上限値の4未満か否かを判定し(S302)、4未満でない場合は処理を終え、4未満の場合は、U1に1を加算し(S303)、ステップS304に移行する。
一方、ステップS308では、第2始動口SW23aがONしたか否かを判定し、ONしていなければ(S308でNO)、処理を終え、ONしていれば(S308でYES)、第2特図保留記憶部63bに記憶されている大当たり乱数の個数を数える第2始動口保留カウンタの値U2が、上限値の4未満か否かを判定し(S309)、4未満でない場合は処理を終え、4未満の場合は、U2に1を加算し(S310)、ステップS304に移行する。
ステップS304では、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数)を取得して、入賞した第1始動口22と第2始動口23とに対応させて、各種乱数を、第1特図保留記憶部63a若しくは第2特図保留記憶部63bに格納し、そして、ステップS305に進んで、格納した各種乱数に関して、先読みし(事前判定し)、大当たり判定、大当たり図柄判定、リーチ判定、変動パターン判定を行ない、それらの判定結果を先読み判定結果コマンドとしてセットするとともに(S306)、第1始動口22や第2始動口23への入賞種別を含んだ保留増加コマンドをセットして(S307)、始動口SW処理を終える。
[ゲート処理]
ゲート処理(S203)では、図6に示すように、メイン制御部60は、ゲートSW28aがONしたか否かを判定し(S401)、ONしていなければゲートSW処理を終え、ONしていれば、ゲート保留カウンタの値Gが上限値の4未満か否かを判定する(S402)。そして、4未満でない場合はゲートSW処理を終え、4未満であればGに1を加算して(S403)、普通図柄抽選に用いる当たり乱数を取得して所定記憶域に格納し(S404)、ゲートSW処理を終える。
ゲート処理(S203)では、図6に示すように、メイン制御部60は、ゲートSW28aがONしたか否かを判定し(S401)、ONしていなければゲートSW処理を終え、ONしていれば、ゲート保留カウンタの値Gが上限値の4未満か否かを判定する(S402)。そして、4未満でない場合はゲートSW処理を終え、4未満であればGに1を加算して(S403)、普通図柄抽選に用いる当たり乱数を取得して所定記憶域に格納し(S404)、ゲートSW処理を終える。
[大入賞口SW処理]大入賞口SW処理(S204)では、図示しないが、大入賞口SW27aがONしていれば、大当たり遊技中又は小当たり遊技中(後述する当たり遊技フラグがON)か否かを判定して、大当たり遊技中又は小当たり遊技中であれば、入賞個数カウンタの値に1を加算するとともに、大入賞口カウンタの値に1を加算する処理である。
[普通入賞口SW処理]普通入賞口SW処理(S205)は、図示しないが、普通入賞口SW30aがONしていれば普通入賞口カウンタの値に1を加算する処理である。
[特別図柄処理]
特別図柄処理(S206)では、メイン制御部60は、図7に示すように、当たり遊技中か否かを示す当たり遊技フラグ(即ち、小当たり遊技フラグ、長当たり遊技フラグ、又は、短当たり遊技フラグ)がONか否かを判定し(S501)、ONであれば特別図柄処理を終え、ONでなければ特別図柄の変動中か否かを判定する(S502)。そして、変動中であればステップS511に進み、変動中でなければ、第2始動口保留カウンタの値U2又は第1始動口保留カウンタの値U1が1以上か否かを判定する(S503,S505)。そして、U2及びU1が1以上でなければ特別図柄処理を終え、U2又はU1が1以上であればU2又はU1から1を減算して(S504,S506)、ステップS304で格納しておいた大当たり乱数を用いて後述する大当たり判定処理(S507)を行い、次いで、後述する変動パターン選択処理を行う(S508)。
特別図柄処理(S206)では、メイン制御部60は、図7に示すように、当たり遊技中か否かを示す当たり遊技フラグ(即ち、小当たり遊技フラグ、長当たり遊技フラグ、又は、短当たり遊技フラグ)がONか否かを判定し(S501)、ONであれば特別図柄処理を終え、ONでなければ特別図柄の変動中か否かを判定する(S502)。そして、変動中であればステップS511に進み、変動中でなければ、第2始動口保留カウンタの値U2又は第1始動口保留カウンタの値U1が1以上か否かを判定する(S503,S505)。そして、U2及びU1が1以上でなければ特別図柄処理を終え、U2又はU1が1以上であればU2又はU1から1を減算して(S504,S506)、ステップS304で格納しておいた大当たり乱数を用いて後述する大当たり判定処理(S507)を行い、次いで、後述する変動パターン選択処理を行う(S508)。
その後、メイン制御部60は、第1特別図柄表示器39aまたは第2特別図柄表示器39bにおいて特別図柄の変動を開始し(S509)、変動開始コマンドをセットして(S510)、ステップS511に進む。ステップS511では、特別図柄の変動時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ特別図柄処理を終えるが、経過していれば特別図柄の変動を停止して、大当たり判定処理でセットされた図柄で特別図柄を確定表示し(S512)、変動停止コマンドをセットする(S513)。そして、後述する停止中処理(S514)を行って、特別図柄処理を終える。
(大当たり判定処理)
大当たり判定処理(S507)では、メイン制御部60は、図8に示すように、遊技状態に応じた大当たり判定用テーブルを用いて、大当たり乱数が大当たりか否かの判定を行う(S601)。そして、大当たりであれば(S602でYES)、ステップS304で格納しておいた大当たり図柄乱数がどの大当たり図柄を示すものかを判定し(S603)、その大当たり図柄をセットする(S604)。なお、大当たり図柄によって、既述したように、大当たりの種類が決まる。一方、大当たり乱数が大当たりでないが(S602でNO)、小当たりであれば(S605でYES)、小当たり図柄をセットする(S606)。小当たりでもなければ(S605でNO)、ハズレ図柄をセットする(S607)。
大当たり判定処理(S507)では、メイン制御部60は、図8に示すように、遊技状態に応じた大当たり判定用テーブルを用いて、大当たり乱数が大当たりか否かの判定を行う(S601)。そして、大当たりであれば(S602でYES)、ステップS304で格納しておいた大当たり図柄乱数がどの大当たり図柄を示すものかを判定し(S603)、その大当たり図柄をセットする(S604)。なお、大当たり図柄によって、既述したように、大当たりの種類が決まる。一方、大当たり乱数が大当たりでないが(S602でNO)、小当たりであれば(S605でYES)、小当たり図柄をセットする(S606)。小当たりでもなければ(S605でNO)、ハズレ図柄をセットする(S607)。
(変動パターン選択処理)
変動パターン選択処理(S508)では、メイン制御部60は、図9に示すように、まず、超短縮フラグがONか否かを判定し(S701)、ONであれば、ステップS703に移行して、変動パターンテーブルとして超短縮パターンテーブルをセットし、超短縮フラグがONでなければ、時短遊技フラグ若しくは確変遊技フラグがONか否かを判定し(S702)、時短遊技フラグ若しくは確変遊技フラグがONであれば、ステップS704に移行して、変動パターンテーブルとして短縮パターンテーブルをセットし、時短遊技フラグがONでなければ、ステップS705に移行して、変動パターンテーブルとして通常パターンテーブルをセットする。
変動パターン選択処理(S508)では、メイン制御部60は、図9に示すように、まず、超短縮フラグがONか否かを判定し(S701)、ONであれば、ステップS703に移行して、変動パターンテーブルとして超短縮パターンテーブルをセットし、超短縮フラグがONでなければ、時短遊技フラグ若しくは確変遊技フラグがONか否かを判定し(S702)、時短遊技フラグ若しくは確変遊技フラグがONであれば、ステップS704に移行して、変動パターンテーブルとして短縮パターンテーブルをセットし、時短遊技フラグがONでなければ、ステップS705に移行して、変動パターンテーブルとして通常パターンテーブルをセットする。
なお、超短縮パターンテーブル、短縮パターンテーブル、及び、通常パターンテーブルは、それぞれ、大当たり判定処理の判定結果に対応した大当たり用、小当たり用、リーチ有り用、バラハズレ用の各変動パターンテーブルを備えている。バラハズレとは、装飾図柄をリーチ状態としないで停止表示させる変動パターンのことをいう。装飾図柄のリーチ状態とは、左装飾図柄、中装飾図柄、右装飾図柄と3つある装飾図柄のうちの2つを同じ装飾図柄で停止表示させた状態をいう。各装飾図柄は、例えば「1」〜「9」までの数字を装飾した図柄などから構成される。
そして、超短縮パターンテーブル、短縮パターンテーブル、及び、通常パターンテーブルでの大当たり用、小当たり用、リーチ有り用、バラハズレ用の各変動パターンテーブルにおいて、ステップS304で格納しておいた変動パターン乱数がいずれの変動パターンを示すかの判定を行い(S706)、その変動パターン乱数が示す変動パターンをセットする(S707)。なお、変動パターンには変動時間を示す情報が含まれている。また、変動パターン乱数は、例えば、0〜10363までの値をとり、大当たり抽選の結果が大当たりであるか小当たりであるかハズレであるか、大当たりである場合は大当たり図柄の種類が何であるか、ハズレである場合はリーチハズレであるかバラハズレであるか、によって異なる変動パターンテーブルを参照して判定されて、およそ180種類ある変動パターンの中から1つの変動パターンを決めるための乱数である。
(停止中処理)
停止中処理(S514)では、メイン制御部60は、図10に示すように、時短遊技状態か否かを示す時短遊技フラグがONか否かを判定し(S801)、ONでない場合は、ステップS808に進むが、ONの場合は、時短遊技状態中の特別図柄の変動回数を数える時短変動カウンタの値Jnを1減算して(S802)、ステップS803に移行し、Jnが0か否かを判定し、0であれば、時短遊技状態と超短縮状態とを終えるために、時短遊技フラグと超短縮フラグをOFFして(S804)、ステップS808に進む。なお、Jnとしては、通常長当たりE1の時短回数(100回)に対応するJ1、通常長当たりE2の時短回数(80回)に対応するJ2、通常長当たりE3の時短回数(60回)に対応するJ3があり、後述する遊技状態設定処理(S1018、図13参照)のステップS1105,S1107,S1108において、当初、J1に100、J2に80、J3に60がセットされる。
停止中処理(S514)では、メイン制御部60は、図10に示すように、時短遊技状態か否かを示す時短遊技フラグがONか否かを判定し(S801)、ONでない場合は、ステップS808に進むが、ONの場合は、時短遊技状態中の特別図柄の変動回数を数える時短変動カウンタの値Jnを1減算して(S802)、ステップS803に移行し、Jnが0か否かを判定し、0であれば、時短遊技状態と超短縮状態とを終えるために、時短遊技フラグと超短縮フラグをOFFして(S804)、ステップS808に進む。なお、Jnとしては、通常長当たりE1の時短回数(100回)に対応するJ1、通常長当たりE2の時短回数(80回)に対応するJ2、通常長当たりE3の時短回数(60回)に対応するJ3があり、後述する遊技状態設定処理(S1018、図13参照)のステップS1105,S1107,S1108において、当初、J1に100、J2に80、J3に60がセットされる。
そして、ステップS803においてJnが0でなければ、通常長当たりE1の時短遊技状態において第1変動短縮状態から第2変動短縮状態に移行する変動回数に対応して、J1が71か否かを判定して(S805)、J1が71であれば、超短縮フラグをONし(S807)、J1が71でなければ、ステップS806に移行し、通常長当たりE2の時短遊技状態において第1変動短縮状態から第2変動短縮状態に移行する変動回数に対応して、J2が41か否かを判定し、J2が41であれば、超短縮フラグをONし(S807)、ステップS808に進む。
ステップS808では、メイン制御部60は、確変遊技状態か否かを示す確変遊技フラグ又は潜確遊技状態か否かを示す潜確遊技フラグがONか否かを判定し、ONでない場合はステップS815に進むが、ONの場合は、確変遊技状態中又は潜確遊技状態中の特別図柄の変動回数を数える確変潜確変動カウンタの値X(当初、10000がセットされている(図13のS1112参照))を1減算し(S809)、Xが0であれば確変遊技状態又は潜確遊技状態を終えるために確変潜確遊技フラグをOFFして(S810,S811)、ステップS815に進む。また、ステップS810において、Xが0で無い場合、ステップS812に移行して、第1変動短縮状態から第2変動短縮状態に移行する変動回数に対応して、Xが9981か否かを判定し、Xが9981でなければ、ステップS815に進み、Xが9981であれば、ステップS813に移行して、潜確遊技フラグがONで無く、確変遊技フラグがONか否かを判定して、確変遊技フラグがONであれば(S813でYES)、超短縮フラグをONし(S814)、潜確遊技フラグがONであれば(S813でNO)、超短縮フラグをONせずに、ステップS815に進む。
ステップS815では、メイン制御部60は、大当たりか否か(即ち、停止した特別図柄が大当たり図柄か否か)を判定し、大当たりである場合は(S814でYES)、その大当たりが長当たりであるか否か判定する(S816)。長当たりである場合は、長当たり遊技フラグをセットし(S817)、一方、長当たりでない場合は、短当たりであるので、短当たりフラグをセットする(S818)。そして、時短変動カウンタの値Jn及び確変潜確変動カウンタの値Xをゼロクリアするとともに(S819)、時短遊技フラグ、確変遊技フラグ、潜確遊技フラグ、超短縮フラグをOFFして(S820)、ステップS823に進む。
一方、大当たりでない場合は(S815でNO)、メイン制御部60は、小当たりか否か(即ち、停止した特別図柄が小当たり図柄か否か)を判定し(S821)、小当たりでない場合には停止中処理を終え、小当たりである場合には、小当たり遊技フラグをONして(S822)、ステップS823に進む。
ステップS823では、メイン制御部60は、当たり遊技(大当たり遊技又は小当たり遊技)のオープニングを開始するとともに、オープニングコマンドをセットして(S824)、停止中処理を終える。
[普通図柄処理]
普通図柄処理(S207)では、メイン制御部60は、図11に示すように、補助遊技中か否かを示す補助遊技フラグがONか否かを判定し(S901)、ONであれば普通図柄処理を終え、ONでなければ普通図柄の変動中か否かを判定する(S902)。そして、変動中の場合にはステップS911に進み、変動中でない場合には、ゲート保留カウンタの値Gが1以上か否かを判定し(S903)、Gが1以上でなければ普通図柄処理を終え、Gが1以上であればGから1を減算して(S904)、ステップS304で格納しておいた当たり乱数が当たりか否かを判定して(S905)、停止図柄を選択し(S906)、ステップS907に進む。ステップS907では、遊技状態が時短遊技状態または確変遊技状態であるか否かを判定して、時短遊技状態または確変遊技状態であれば、変動時間を0.5秒とした短縮パターンをセットし(S908)、時短遊技状態または確変遊技状態でなければ、変動時間を12秒とした通常パターンをセットして(S909)、普通図柄変動を開始し(S910)、ステップS911に進む。ステップS911では、メイン制御部60は、変動時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ普通図柄処理を終え、経過していれば、普通図柄の変動を停止して停止図柄を表示する(S912)。そして、停止図柄が当たりを示す図柄であれば(S913でYES)、補助遊技フラグをONし(S914)、ハズレを示す図柄であれば(S913でNO)、普通図柄処理を終える。
普通図柄処理(S207)では、メイン制御部60は、図11に示すように、補助遊技中か否かを示す補助遊技フラグがONか否かを判定し(S901)、ONであれば普通図柄処理を終え、ONでなければ普通図柄の変動中か否かを判定する(S902)。そして、変動中の場合にはステップS911に進み、変動中でない場合には、ゲート保留カウンタの値Gが1以上か否かを判定し(S903)、Gが1以上でなければ普通図柄処理を終え、Gが1以上であればGから1を減算して(S904)、ステップS304で格納しておいた当たり乱数が当たりか否かを判定して(S905)、停止図柄を選択し(S906)、ステップS907に進む。ステップS907では、遊技状態が時短遊技状態または確変遊技状態であるか否かを判定して、時短遊技状態または確変遊技状態であれば、変動時間を0.5秒とした短縮パターンをセットし(S908)、時短遊技状態または確変遊技状態でなければ、変動時間を12秒とした通常パターンをセットして(S909)、普通図柄変動を開始し(S910)、ステップS911に進む。ステップS911では、メイン制御部60は、変動時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ普通図柄処理を終え、経過していれば、普通図柄の変動を停止して停止図柄を表示する(S912)。そして、停止図柄が当たりを示す図柄であれば(S913でYES)、補助遊技フラグをONし(S914)、ハズレを示す図柄であれば(S913でNO)、普通図柄処理を終える。
[大入賞口処理]
大入賞口処理(S206)では、メイン制御部60は、図12に示すように、まず、当たり遊技フラグがONか否かを判定し(S1001)、ONでなければ大入賞口処理を終えるが、ONであれば、オープニング中であるか否かを判定する(S1002)。オープニングとは、当たり遊技の開始から第1ラウンドの開始までの期間をいう。メイン制御部60は、オープニング中と判定した場合には、オープニング時間が経過したか否かを判定し(S1003)、経過していなければ大入賞口処理を終え、経過していれば、当たりの種類に応じた最大R数(ラウンド数)と作動パターンとを設定する(S1004)。そして、入賞個数カウンタの値Cをゼロクリアし(S1005)、ラウンドカウンタの値Rに1を加算し(S1006)、大入賞口27の作動(開放)を開始する(S1007)。
大入賞口処理(S206)では、メイン制御部60は、図12に示すように、まず、当たり遊技フラグがONか否かを判定し(S1001)、ONでなければ大入賞口処理を終えるが、ONであれば、オープニング中であるか否かを判定する(S1002)。オープニングとは、当たり遊技の開始から第1ラウンドの開始までの期間をいう。メイン制御部60は、オープニング中と判定した場合には、オープニング時間が経過したか否かを判定し(S1003)、経過していなければ大入賞口処理を終え、経過していれば、当たりの種類に応じた最大R数(ラウンド数)と作動パターンとを設定する(S1004)。そして、入賞個数カウンタの値Cをゼロクリアし(S1005)、ラウンドカウンタの値Rに1を加算し(S1006)、大入賞口27の作動(開放)を開始する(S1007)。
次に、メイン制御部60は、大入賞口27の作動時間(開放時間。実施形態では、長当たりであれば29.5秒、短当たりまたは小当たりであれば0.1秒)が経過したか否かを判定し(S1008)、経過していれば大入賞口27を閉口し(S1010)、経過していなければ、入賞個数カウンタの値Cが規定個数(実施形態では、9個)であるか否かを判定して(S1009)、規定個数でなければ大入賞口処理を終え、規定個数であれば大入賞口27を閉口する(S1010)。
そして、メイン制御部60は、ラウンドカウンタの値Rが最大R数であるか否かを判定し(S1011)、最大R数でなければ大入賞口処理を終え、最大R数であれば、エンディングを開始して(S1012)、エンディングコマンドをセットし(S1013)、ラウンドカウンタの値Rをゼロクリアする(S1014)。なお、エンディングとは、最終ラウンドの終了から当たり遊技の終了までの期間をいう。次に、メイン制御部60は、エンディング時間が経過したか否かを判定し(S1017)、経過していなければ大入賞口処理を終え、経過していれば後述する遊技状態設定処理を行って(S1018)、当たり遊技フラグをOFFして(S1019)、大入賞口処理を終える。
一方、メイン制御部60は、ステップS1002においてオープニング中でないと判定したときは、大入賞口27がエンディング中であるか否かを判定し(S1015)、エンディング中であればステップS1017に移行し、エンディング中でなければ大入賞口27の作動中か否かを判定する(S1016)。そして、作動中でなければステップS1005に移行し、作動中であればステップS1008に移行する。
(遊技状態設定処理)
遊技状態設定処理(S1018)では、メイン制御部60は、図13に示すように、終了する当たり遊技が、小当たりであれば(S1101でYES)、遊技状態を移行させないので遊技状態設定処理を終え、小当たりでなく(S1101でNO)、通常大当たりであれば(S1102でYES)、時短遊技フラグをONし(S1103)、さらに、その通常大当たりが長当たりE1であれば(S1104でYES)、時短変動カウンタの値J1を100とし(S1105)、その通常大当たりが長当たりE2であれば(S1104でNO→S1106でYES)、時短変動カウンタの値J2を80とし(S1107)、その通常大当たりが長当たりE2でもなければ(S1106でNO)、その通常大当たりは長当たりE3なので、時短変動カウンタの値J3を60として(S1108)、遊技状態設定処理を終える。
遊技状態設定処理(S1018)では、メイン制御部60は、図13に示すように、終了する当たり遊技が、小当たりであれば(S1101でYES)、遊技状態を移行させないので遊技状態設定処理を終え、小当たりでなく(S1101でNO)、通常大当たりであれば(S1102でYES)、時短遊技フラグをONし(S1103)、さらに、その通常大当たりが長当たりE1であれば(S1104でYES)、時短変動カウンタの値J1を100とし(S1105)、その通常大当たりが長当たりE2であれば(S1104でNO→S1106でYES)、時短変動カウンタの値J2を80とし(S1107)、その通常大当たりが長当たりE2でもなければ(S1106でNO)、その通常大当たりは長当たりE3なので、時短変動カウンタの値J3を60として(S1108)、遊技状態設定処理を終える。
一方、通常大当たりでなく(S1102でNO)、確変大当たりであれば(S1109でYES)、確変遊技状態に移行させるため確変遊技フラグをONして(S1110)、ステップS1112に移行し、潜確大当たりであれば(S1109でNO)、潜確遊技フラグをONして(S1111)、ステップS1112に移行し、ステップS1112において、確変潜確変動カウンタの値Xを10000として、遊技状態設定処理を終える。
[電チュー処理]
電チュー処理(S209)では、メイン制御部60は、図14に示すように、補助遊技フラグがONか否かを判定し(S1201)、ONでないと判定すれば電チュー処理を終える。一方、ONと判定すれば、電チュー24が開放状態か、すなわち電チューソレノイド24aが作動中か否かを判定し(S1202)、作動中でなければ、ステップS1203に移行して、現在の遊技状態が時短遊技状態または確変遊技状態であるか否かを判定して、時短遊技状態または確変遊技状態であれば(S1203でYES)、開放時間を5.0秒とした開放延長状態の延長パターンをセットし(S1204)、時短遊技状態または確変遊技状態でなければ(S1203でNO)、開放時間を0.3秒とした通常作動状態の通常パターンをセットして(S1205)、それらに対応させた作動を開始し(S1206)、ステップS1207に進む。ステップS1207では、所定の作動時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ電チュー処理を終え、経過していれば補助遊技フラグをOFFして(S1208)、電チュー処理を終える。
電チュー処理(S209)では、メイン制御部60は、図14に示すように、補助遊技フラグがONか否かを判定し(S1201)、ONでないと判定すれば電チュー処理を終える。一方、ONと判定すれば、電チュー24が開放状態か、すなわち電チューソレノイド24aが作動中か否かを判定し(S1202)、作動中でなければ、ステップS1203に移行して、現在の遊技状態が時短遊技状態または確変遊技状態であるか否かを判定して、時短遊技状態または確変遊技状態であれば(S1203でYES)、開放時間を5.0秒とした開放延長状態の延長パターンをセットし(S1204)、時短遊技状態または確変遊技状態でなければ(S1203でNO)、開放時間を0.3秒とした通常作動状態の通常パターンをセットして(S1205)、それらに対応させた作動を開始し(S1206)、ステップS1207に進む。ステップS1207では、所定の作動時間が経過したか否かを判定し、経過していなければ電チュー処理を終え、経過していれば補助遊技フラグをOFFして(S1208)、電チュー処理を終える。
[賞球処理]賞球処理(S210)においては、図示しないが、遊技球の入球に応じた大入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり15球)、普通入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり10球)、及び、始動入賞口カウンタの値に応じた数の賞球(実施形態では1カウントあたり3球)を払い出すためのコマンドをセットして、それらのカウンタをゼロクリアする。
[出力処理]出力処理(S211)においては、図示しないが、各種コマンドを払出制御部70及び演出制御部90に出力する。さらに、実施形態の場合には、盤用外部情報端子基板105を経て、呼出ランプユニット150に、大当たり判定結果に基づく通常大当たり遊技と確変大当り遊技との情報、及び、変動回数の情報等も、出力される。そして、通常大当たり若しくは確変大当たりの大当り遊技後の時短遊技状態若しくは確変遊技状態の遊戯が開始されると、変動回数がリセットされて、新たに、0からスタート回数が開始されて、その開始される変動回数が呼出ランプユニット150の回転数表示エリア152に表示されることとなる。
≪演出制御部での処理≫
以上のメイン制御部60における処理と並行して、サブ制御部85の演出制御部90では図16〜19に示すようなサブ側メイン処理とサブ側タイマ割込処理を行う。
以上のメイン制御部60における処理と並行して、サブ制御部85の演出制御部90では図16〜19に示すようなサブ側メイン処理とサブ側タイマ割込処理を行う。
[サブ側メイン処理]
演出制御部90は、図16に示すように、まず、起動時に初期設定を行い(S2001)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(S2002)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しつつ(S2003)、タイマ割り込み処理を受け付ける。
演出制御部90は、図16に示すように、まず、起動時に初期設定を行い(S2001)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(S2002)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しつつ(S2003)、タイマ割り込み処理を受け付ける。
[サブ側タイマ割込処理]
演出制御部90は、図17に示すようなサブ側タイマ割込処理を例えば1msecといった短時間毎に繰り返す。サブ側タイマ割込処理では、コマンド受信処理(S2101)と、演出ボタン46が押下されたコマンドを受信した際に、その押下コマンド信号を画像音響制御部95やランプ制御部100に送信できるようにセットする演出ボタン処理(S2102)と、コマンド受信処理及び演出ボタン処理でセットしたコマンドを画像音響制御部95やランプ制御部100に送信するコマンド送信処理(S2103)とを行う。コマンド送信処理が実行されると、各種コマンドを受信した画像音響制御部95やランプ制御部100は、各種演出装置(画像表示部20、スピーカ48、枠ランプ49、盤ランプ50、及び、可動役物装置110)を用いて各種演出(装飾図柄変動演出、大当たり演出、報知演出など)を実行する。
演出制御部90は、図17に示すようなサブ側タイマ割込処理を例えば1msecといった短時間毎に繰り返す。サブ側タイマ割込処理では、コマンド受信処理(S2101)と、演出ボタン46が押下されたコマンドを受信した際に、その押下コマンド信号を画像音響制御部95やランプ制御部100に送信できるようにセットする演出ボタン処理(S2102)と、コマンド受信処理及び演出ボタン処理でセットしたコマンドを画像音響制御部95やランプ制御部100に送信するコマンド送信処理(S2103)とを行う。コマンド送信処理が実行されると、各種コマンドを受信した画像音響制御部95やランプ制御部100は、各種演出装置(画像表示部20、スピーカ48、枠ランプ49、盤ランプ50、及び、可動役物装置110)を用いて各種演出(装飾図柄変動演出、大当たり演出、報知演出など)を実行する。
[コマンド受信処理]
コマンド受信処理(S2101)では、演出制御部90は、図18に示すように、メイン制御部60から保留増加コマンド(S307参照)を受信したか否かを判定し(S2201)、受信していなければ(S2201でNO)、ステップS2203に移行し、受信していれば(S2201でYES)、その増加する保留(保留記憶)の保留情報を画像音響制御部95に送信する保留情報コマンドをセットする(S2202)。なお、この保留情報コマンドは、第1始動口22若しくは第2始動口23のどちらの入賞に基づく保留(保留記憶)であるか等の情報である。
コマンド受信処理(S2101)では、演出制御部90は、図18に示すように、メイン制御部60から保留増加コマンド(S307参照)を受信したか否かを判定し(S2201)、受信していなければ(S2201でNO)、ステップS2203に移行し、受信していれば(S2201でYES)、その増加する保留(保留記憶)の保留情報を画像音響制御部95に送信する保留情報コマンドをセットする(S2202)。なお、この保留情報コマンドは、第1始動口22若しくは第2始動口23のどちらの入賞に基づく保留(保留記憶)であるか等の情報である。
ついで、演出制御部90は、ステップS2203において、メイン制御部60から先読み判定結果コマンド(S306参照)を受信したか否かを判定し、受信していなければ(S2203でNO)、ステップS2205に移行し、受信していれば(S2203でYES)、後述するように、その先読み判定結果を解析処理し(S2204)、ステップS2205に移行する。
ステップS2205では、演出制御部90は、メイン制御部60から変動開始コマンド(S510参照)を受信しているか否か判定し、受信していなければ(S2205でNO)、ステップS2207に移行し、受信していれば(S2205でYES)、後述する演出選択処理に移行し(S2206)、その後、ステップS2207に移行して、メイン制御部60から変動停止コマンド(S513参照)を受信しているか否かを判定し、受信していなければ(S2207でNO)、ステップS2209に移行し、受信していれば(S2207でYES)、画像音響制御部95に送信するための保留減少コマンドをセットし(S2208)、後述する変動演出終了中処理に移行し(S2209)、さらに、ステップS2210に移行する。
ステップS2210では、メイン制御部60からオープニングコマンド(S823参照)を受信したか否かを判定し、受信していなければ(S2210でNO)、ステップS2212に移行し、受信していれば(S2210でYES)、当たり演出選択処理を行なって(S2211)、ステップS2212に移行する。なお、当たり演出選択処理(S2211)は、演出制御部90が、オープニングコマンドを解析し、当たり演出パターンを選択して、画像音響制御部95に送信するためのオープニング演出開始コマンドをセットする処理である。
ステップS2212では、メイン制御部60からエンディングコマンド(S1013参照)を受信したか否かを判定して、受信していなければ(S2212でNO)、処理を終え、受信していれば(S2212でYES)、エンディング演出選択処理を行って(S2213)、処理を終える。なお、エンディング演出選択処理(S2213)は、演出制御部90が、エンディングコマンドを解析し、エンディング演出パターンを選択して、画像音響制御部95に送信するためのエンディング演出開始コマンドをセットする処理である。
[演出選択処理]
演出選択処理(S2206)では、演出制御部90は、図19に示すように、まず、メイン制御部60から受信した変動開始コマンドを解析するとともに(S2301)、演出モードを示すモードフラグを参照する(S2302)。変動開始コマンドには、現在の遊技状態を示す情報、大当たり判定において選択された特別図柄及び変動パターンを示す情報が含まれている。また、演出モードとは、画像表示部20における演出の態様であり、演出モードが異なると、登場するキャラクタや背景画像が異なる等、画像表示部20に表示される画像が異なり、装飾図柄変動演出も演出モードに応じたものが実行される。実施形態の場合、演出モードには、図27に示すように、通常遊技状態であることを示す通常モード、確変大当たりA,B,Cと通常長当たりE1,E2,E3との場合の時短モード(第1変動短縮状態のモード)及び超時短モード(第2変動短縮状態のモード)、確変短当たりDと小当たりとの場合の特殊モードがある。そして、各モード中に実行される背景画像等の演出を、それぞれ、通常モード演出、時短モード演出、超時短モード演出、特殊モード演出という。
演出選択処理(S2206)では、演出制御部90は、図19に示すように、まず、メイン制御部60から受信した変動開始コマンドを解析するとともに(S2301)、演出モードを示すモードフラグを参照する(S2302)。変動開始コマンドには、現在の遊技状態を示す情報、大当たり判定において選択された特別図柄及び変動パターンを示す情報が含まれている。また、演出モードとは、画像表示部20における演出の態様であり、演出モードが異なると、登場するキャラクタや背景画像が異なる等、画像表示部20に表示される画像が異なり、装飾図柄変動演出も演出モードに応じたものが実行される。実施形態の場合、演出モードには、図27に示すように、通常遊技状態であることを示す通常モード、確変大当たりA,B,Cと通常長当たりE1,E2,E3との場合の時短モード(第1変動短縮状態のモード)及び超時短モード(第2変動短縮状態のモード)、確変短当たりDと小当たりとの場合の特殊モードがある。そして、各モード中に実行される背景画像等の演出を、それぞれ、通常モード演出、時短モード演出、超時短モード演出、特殊モード演出という。
続いて、演出制御部90は、所定の変動演出パターンテーブルをセットし、セットした変動演出パターンテーブルを参照するとともに、解析した変動開始コマンド及び参照した演出モードに基づいて、変動演出パターンを選択する(S2303)。これにより、いわゆるステップアップ予告演出やチャンスアップ予告演出などの予告演出などを含めて装飾図柄変動演出としてどのような演出を行うかが決定される。そして、選択した変動演出パターンにて装飾図柄変動演出を開始するための変動演出開始コマンドをセットし(S2304)、ついで、開始タイミング報知処理を実行して(S2305)、演出選択処理を終了する。
[開始タイミング報知処理]
開始タイミング報知処理(S2305)は、第1変動短縮状態が開始され、所定回数の第1変動短縮状態での特別図柄変動が行なわれた後における第2変動短縮状態に移行する際のタイミングを遊技者に報知(示唆)するための処理であり、図20に示すように予め設定された移行するまでの特別図柄変動の回数をカウントして、大当たりの種類に応じて、画像音響制御部95に所定のコマンドを送信する処理である。
開始タイミング報知処理(S2305)は、第1変動短縮状態が開始され、所定回数の第1変動短縮状態での特別図柄変動が行なわれた後における第2変動短縮状態に移行する際のタイミングを遊技者に報知(示唆)するための処理であり、図20に示すように予め設定された移行するまでの特別図柄変動の回数をカウントして、大当たりの種類に応じて、画像音響制御部95に所定のコマンドを送信する処理である。
そして、開始タイミング報知処理(S2305)では、演出制御部90は、図21に示すように、まず、順次、HXフラグがONか否か(S2401)、HE1フラグがONか否か(S2402)、HE2フラグがONか否か(S2403)、HE3フラグがONか否か(S2404)、を判定し、HXフラグがONであれば(S2401でYES)、ステップS2409に移行し、HE1フラグがONであれば(S2402でYES)、ステップS2414に移行し、HE2フラグがONであれば(S2403でYES)、ステップS2415に移行し、HE3フラグがONであれば(S2404でYES)、ステップS2416に移行する。そして、いずれのフラグもONされていなければ(S2401,S2402,S2403,S2404でNO)、ステップS2405に移行して、変動開始コマンドの解析結果を参照しつつ、開始される特別図柄変動が第1短縮状態の開始か否かを判定し(S2406)、開始でなければ(S2406でNO)、処理を終え、開始であれば(S2406でYES)、ステップS2407に移行して、確変遊技状態の開始か否かを判定し、確変遊技状態の開始であれば(S2407でYES)、HXフラグをONして(S2408)、HXの値に1を加算し(S2410)、ステップS2411に移行する。
HXフラグがONされている状態(S2401でYES)で移行したステップS2409では、変動開始コマンドを受信すれば(S2409でYES)、ステップS2410に移行し、HXの値に1を加算して、ステップS2411に移行し、変動開始コマンドを受信していなければ(S2409でNO)、処理を終える。
そして、ステップS2411において、HXが14であれば、開始案内報知コマンドをセットし(S2412)、Hn(HX,HE1,HE2,HE3)の値を0にしつつ、Hnフラグ(HXフラグ、HE1フラグ、HE2フラグ、HE3フラグ)をOFFして(S2413)、開始タイミング報知処理を終える。
一方、ステップS2407において、確変遊技状態の開始でなければ(S2407でNO)、ステップS2417に移行し、通常長当たりE1に基づく時短遊技状態の開始であれば(S2417でYES)、HE1フラグをONして(S2419)、図22に示すステップS2422に移行する。ステップS2417において、通常長当たりE1に基づく時短遊技状態の開始でなければ(S2417でNO)、ステップS2418に移行して、通常長当たりE2に基づく時短遊技状態の開始か否かを判定し、通常長当たりE2に基づく時短遊技状態の開始であれば(S2418でYES)、HE2フラグをONして(S2420)、図23に示すステップS2426に移行する。ステップS2418において、通常長当たりE2に基づく時短遊技状態の開始でなければ(S2418でNO)、通常長当たりE3に基づく時短遊技状態の開始であるので、ステップS2421に移行して、HE3フラグをONして、図24に示すステップS2430に移行する。
また、ステップS2402において、HE1フラグがONされていれば(S2401でYES)、ステップS2414に移行し、変動開始コマンドを受信していなければ(S2414でNO)、処理を終え、変動開始コマンドを受信すれば(S2414でYES)、図22に示すステップS2422に移行する。また、ステップS2403において、HE2フラグがONされていれば(S2403でYES)、ステップS2415に移行し、変動開始コマンドを受信していなければ(S2415でNO)、処理を終え、変動開始コマンドを受信すれば(S2415でYES)、図23に示すステップS2426に移行する。また、ステップS2404において、HE3フラグがONされていれば(S2404でYES)、ステップS2416に移行し、変動開始コマンドを受信していなければ(S2416でNO)、処理を終え、変動開始コマンドを受信すれば(S2416でYES)、図24に示すステップS2426に移行する。
そして、演出制御部90は、図22に示すように、ステップS2414やステップS2419を経て移行してきたステップS2422において、HE1の値に1を加算して、ステップS2423に移行し、HE1の値が14か否かを判定し、14であれば(S2423でYES)、開始フェイク判定処理を実行して(S2425)、処理を終え、HE1の値が14でなければ(S2423でNO)、ステップS2424に移行して、HE1の値が24か否か判定し、24で無ければ(S2424でNO)、処理を終え、24であれば、図21のステップS2412に移行する。そして、開始案内報知コマンドをセットし(S2412)、Hn(HX,HE1,HE2,HE3)の値を0にしつつ、Hnフラグ(HXフラグ、HE1フラグ、HE2フラグ、HE3フラグ)をOFFして(S2413)、開始タイミング報知処理を終える。
また、演出制御部90は、図23に示すように、ステップS2415やステップS2420を経て移行してきたステップS2426において、HE2の値に1を加算して、ステップS2427に移行し、HE2の値が14あるいは24か否かを判定し、14あるいは24であれば(S2427でYES)、開始フェイク判定処理を実行して(S2429)、処理を終え、HE2の値が14や24でなければ(S2427でNO)、ステップS2428に移行して、HE2の値が34か否か判定し、34で無ければ(S2428でNO)、処理を終え、34であれば、図21のステップS2412に移行する。ステップS2412に移行すれば、既述したように、開始案内報知コマンドをセットし、Hn(HX,HE1,HE2,HE3)の値を0にしつつ、Hnフラグ(HXフラグ、HE1フラグ、HE2フラグ、HE3フラグ)をOFFして(S2413)、開始タイミング報知処理を終える。
さらに、演出制御部90は、図24に示すように、ステップS2416やステップS2421を経て移行してきたステップS2430において、HE3の値に1を加算して、ステップS2431に移行し、HE3の値が14,24,34のいずれか否かを判定し、14,24,34のいずれかであれば(S2431でYES)、開始フェイク判定処理を実行して(S2433)、処理を終え、HE3の値が14,24,34のいずれでもなければ(S2431でNO)、ステップS2432に移行して、HE3の値が60か否か判定し、60で無ければ(S2432でNO)、処理を終え、60であれば、図21のステップS2413に移行する。ステップS2413に移行すれば、開始案内報知コマンドをセットすることなく、既述したように、Hn(HX,HE1,HE2,HE3)の値を0にしつつ、Hnフラグ(HXフラグ、HE1フラグ、HE2フラグ、HE3フラグ)をOFFして(S2413)、開始タイミング報知処理を終える。
[開始フェイク判定処理]
開始フェイク判定処理(S2425,S2429,S2433)では、演出制御部90は、図25に示すように、まず、乱数を取得し(S2501)、取得した乱数を開始フェイク判定テーブルにより判定し(S2502)、開始フェイク有りと判定されれば(S2503でYES)、開始フェイクコマンドをセットして(S2504)、処理を終え、フェイク無しと判定されれば(S2503でNO)、開始フェイクコマンドをセットすること無く、処理を終える。
開始フェイク判定処理(S2425,S2429,S2433)では、演出制御部90は、図25に示すように、まず、乱数を取得し(S2501)、取得した乱数を開始フェイク判定テーブルにより判定し(S2502)、開始フェイク有りと判定されれば(S2503でYES)、開始フェイクコマンドをセットして(S2504)、処理を終え、フェイク無しと判定されれば(S2503でNO)、開始フェイクコマンドをセットすること無く、処理を終える。
なお、実施形態の場合、40%の割合で開始フェイク有りと判定されるように設定されるとともに、開始フェイク有りの場合には、フェイク演出として報知のカウントダウンを3回行なうように設定されている。
[変動演出終了中処理]
変動演出終了中処理(S2209)では、演出制御部90は、図26に示すように、まず、変動停止コマンドを解析し(S2601)、モードフラグを参照しつつ(S2602)、変動停止しようとする特別図柄変動が当たり(大当たり又は小当たり)か否かを判定して(S2603)、当たりを報知するものであればモードフラグ変更処理を行う(S2609)。モードフラグ変更処理では、その当たりの種類に応じた演出モードを示すものにモードフラグを変更するとともに、変更後の演出モードが通常モードでない場合には、その演出モードに対応するカウンタの値Mnに上限回数をセットする。
変動演出終了中処理(S2209)では、演出制御部90は、図26に示すように、まず、変動停止コマンドを解析し(S2601)、モードフラグを参照しつつ(S2602)、変動停止しようとする特別図柄変動が当たり(大当たり又は小当たり)か否かを判定して(S2603)、当たりを報知するものであればモードフラグ変更処理を行う(S2609)。モードフラグ変更処理では、その当たりの種類に応じた演出モードを示すものにモードフラグを変更するとともに、変更後の演出モードが通常モードでない場合には、その演出モードに対応するカウンタの値Mnに上限回数をセットする。
なお、演出モードとしては、図27に示すように、通常遊技状態であることを示す通常モード、確変大当たりA,B,Cと通常長当たりE1,E2,E3との場合の時短モード(第1変動短縮状態のモード)及び超時短モード(第2変動短縮状態のモード)、確変短当たりDと小当たりとの場合の特殊モードがある。そして、通常モードではモードフラグは0、時短モードではモードフラグは1、超時短モードではモードフラグは2、特殊モードではモードフラグは3としている。さらに、その演出モードに対応するカウンタの値としては、確変大当たりA,B,Cに基づく場合には、時短モード1のカウンタ値M5は19、超時短モード2のカウンタ値M50は9981、であり、確変大当たりDに基づく場合の特殊モード3のカウンタ値M6は10000、小当たりに基づく場合の特殊モード3のカウンタ値M4は20、としている。さらに、通常長当たりE1に基づく場合の時短モード1のカウンタ値M1は29、超時短モード2のカウンタ値M10は71、とし、通常長当たりE2に基づく場合の時短モード1のカウンタ値M2は39、超時短モード2のカウンタ値M20は41、とし、通常長当たりE3に基づく場合の時短モード1のカウンタ値M3は60、としている。
そして、演出制御部90が、ステップS2603において、変動停止しようとする特別図柄変動が当たりの場合には、実施形態の場合、通常モードから時短モード若しくは特殊モードへ移行する場合であり、モードフラグは、0→1、あるいは、0→3の変更となり、カウンタ値Mnとしては、図27の値M1,M2,M3,M4,M5,M6として、当たりの種類に対応した所定回数の値がセットされる。
一方、演出制御部90が、ステップS2603において、変動停止しようとする特別図柄変動が当たりでなければ(S2603でNO)、モードフラグが0か否かを判定し(S2604)、0であればステップS2610に移行する。
なお、モードフラグが0とは、既述したように、通常モードであることを示し、初期状態では(即ち、電源が投入されて最初の遊技が開始されるときは)モードフラグは0である。一方、モードフラグが0でなければ、現在の演出モード用のカウンタの値Mnを1減算して(S2605)、その値Mnの内、M50,M6,M10,M20,M3,M4の何れかが0か否かを判定し(S2606)、何れかが0であれば(S2606でYES)、モードフラグを0にして(S2607)、ステップS2610に移行する。
一方、ステップS2606において、カウンタ値Mnの内、M50,M6,M10,M20,M3,M4の何れも0でなければ(S2606でNO)、ステップS2608に移行して、カウンタ値M5,M1,M2の何れかが0でなければ(S2608でNO)、ステップS2610に移行して、カウンタ値M5,M1,M2の何れかが0であれば(S2608でNO)、ステップS2609に移行して、モードフラグを変更するとともに、変更後の演出モードが通常モードでない場合には、その演出モードに対応するカウンタの値Mnに上限回数をセットする。すなわち、カウンタ値M5が0の場合には、モードフラグを1から2に変更して、カウンタ値をM50として、その上限回数の9981をセットし、カウンタ値M1が0の場合には、モードフラグを1から2に変更して、カウンタ値をM10として、その上限回数に71をセットし、カウンタ値M2が0の場合には、モードフラグを1から2に変更して、カウンタ値をM20として、その上限回数に41をセットする。
その後、ステップS2610に移行すれば、演出制御部90は、装飾図柄変動演出を終了させるための変動演出終了コマンドをセットし、処理を終える。
≪画像音響制御部での処理≫
つぎに、画像音響制御部95での処理を説明すると、画像音響制御部95では、選択された所定の変動演出パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、図28,29に示すように、開始案内報知処理と開始フェイク処理とが実行される。
つぎに、画像音響制御部95での処理を説明すると、画像音響制御部95では、選択された所定の変動演出パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、図28,29に示すように、開始案内報知処理と開始フェイク処理とが実行される。
[開始案内報知処理]
開始案内報知処理では、画像音響制御部95は、図28に示すように、まず、開始カウントダウンフラグがONされているか否かを判定し(S4001)、ONされていれば、ステップS4006に移行し、ONされていなければ、開始案内報知コマンド(S2412参照)を受信したか否か判定し(S4002)、受信していなければ、処理を終え、受信すれば(S4002でYES)、案内報知演出(開始報知演出)としての開始カウントダウンの画像(OC:案内画像AG(案内開始画像AGO)とカウントダウン画像AC(AC5)、図30のB〜D参照)を画像表示部20の表示画面20aに表示し(S4003)、開始カウントダウンフラグをONして(S4004)、Lに6を入れ(S4005)、ステップS4006に移行する。
開始案内報知処理では、画像音響制御部95は、図28に示すように、まず、開始カウントダウンフラグがONされているか否かを判定し(S4001)、ONされていれば、ステップS4006に移行し、ONされていなければ、開始案内報知コマンド(S2412参照)を受信したか否か判定し(S4002)、受信していなければ、処理を終え、受信すれば(S4002でYES)、案内報知演出(開始報知演出)としての開始カウントダウンの画像(OC:案内画像AG(案内開始画像AGO)とカウントダウン画像AC(AC5)、図30のB〜D参照)を画像表示部20の表示画面20aに表示し(S4003)、開始カウントダウンフラグをONして(S4004)、Lに6を入れ(S4005)、ステップS4006に移行する。
なお、開始カウントダウン画像(開始報知演出・案内報知演出)OCは、実施形態の場合、案内画像(演出)AGの案内開始画像AGOとして「スピードアップカウントダウンだ!」の文字と、カウントダウン画像ACを構成するカウント画像AC5としての数字「5」と、の演出表示としている。
ステップS4006においては、変動演出終了コマンド(S2610参照)を受信したか否かを判定し、受信していなければ(S4006でNO)、処理を終え、受信していれば(S4006でYES)、L値から1を減算し(S4007)、ついで、Lが0か否かを判定し(S4008)、0でなければ(S4008でNO)、ステップS4009に移行して、開始カウントダウンの減算画像(カウントダウン画像AC(カウント画像AC4,AC3,AC2,AC1,AC0)と、案内画像AGとしての案内終了画像AGE、図31のA〜F、図32のA〜D参照)を表示画面20aに表示して、処理を終える。
なお、開始カウントダウンの減算画像は、カウントダウン画像ACを構成するカウント画像AC4,AC3,AC2,AC1,AC0であり、順次、「4」、「3」、「2」、「1」、「0」とした数字表示と、案内終了画像AGEとしての「スピードアップスタート!」の文字表示としている。
一方、ステップS4008において、Lが0であれば(S4008でYES)、ステップS4010に移行して、第2短縮状態開始の報知演出としての画像SU(図32のE,F参照)を表示画面20aに表示し、開始カウントダウンフラグをOFFして(S4011)、開始案内報知処理を終える。第2短縮状態開始の画像SUは、実施形態の場合、「高速だ!」の文字表示としている。
[開始フェイク処理]
開始フェイク処理では、画像音響制御部95は、図29に示すように、開始フェイクフラグがONされているか否かを判定し(S4101)、ONされていれば、ステップS4106に移行し、ONされていなければ、開始フェイクコマンド(S2504参照)を受信したか否かを判定し(S4102)、受信していなければ、処理を終え、受信していれば(S4102でYES)、開始カウントダウンの画像(OC:案内開始画像AGOとカウントダウン画像AC(AC5)、図30のB〜D参照)を画像表示部20の表示画面20aに表示し(S4103)、開始フェイクフラグをONして(S4104)、Fに3を入れ(S4105)、ステップS4106に移行する。
開始フェイク処理では、画像音響制御部95は、図29に示すように、開始フェイクフラグがONされているか否かを判定し(S4101)、ONされていれば、ステップS4106に移行し、ONされていなければ、開始フェイクコマンド(S2504参照)を受信したか否かを判定し(S4102)、受信していなければ、処理を終え、受信していれば(S4102でYES)、開始カウントダウンの画像(OC:案内開始画像AGOとカウントダウン画像AC(AC5)、図30のB〜D参照)を画像表示部20の表示画面20aに表示し(S4103)、開始フェイクフラグをONして(S4104)、Fに3を入れ(S4105)、ステップS4106に移行する。
ステップS4106においては、変動演出終了コマンド(S2610参照)を受信したか否かを判定し、受信していなければ(S4106でNO)、処理を終え、受信していれば(S4106でYES)、F値から1を減算し(S4107)、ついで、Fが0か否かを判定し(S4108)、0でなければ(S4108でNO)、ステップS4109に移行して、開始カウントダウンの減算画像(カウント画像AC4,AC3、図31のA〜D参照)を表示画面20aに表示して、処理を終える。
一方、ステップS4108において、Fが0であれば(S4108でYES)、ステップS4110に移行して、フェイク演出としての開始カウントダウン消失画像FG(図33のA〜C参照)を表示画面20aに表示し、開始フェイクフラグをOFFして(S4111)、開始フェイク処理を終える。
なお、実施形態の場合、開始カウントダウン消失画像FGは、「2」の数字表示が、徐々に表示画面20aから消える演出としている。
[先読み判定結果解析処理]
また、先読み判定結果解析処理(S2204)では、例えば、演出制御部90は、図34に示すように、まず、先読み判定結果コマンドを解析しつつ(S3301)、代替処理フラグがONか否か判定し(S3302)、ONであれば、ステップS3307に移行し、ONでなければ、ステップS3303に移行して、先読み判定結果が、確変大当たりA,B若しくは通常長当たりE1,E2,E3の何れかの長当たりであれば(S3303でYES)、ステップS3304に移行して、カウントダウンの表示範囲か否かを判定し、表示範囲内に該当しなければ(S3304でNO)、後述するステップS3309に移行し、表示範囲内に該当すれば(S3304でYES)、代替処理フラグをONし(S3305)、代替カウントダウン処理を実行して(S3306)、後述するステップS3309に移行する。
また、先読み判定結果解析処理(S2204)では、例えば、演出制御部90は、図34に示すように、まず、先読み判定結果コマンドを解析しつつ(S3301)、代替処理フラグがONか否か判定し(S3302)、ONであれば、ステップS3307に移行し、ONでなければ、ステップS3303に移行して、先読み判定結果が、確変大当たりA,B若しくは通常長当たりE1,E2,E3の何れかの長当たりであれば(S3303でYES)、ステップS3304に移行して、カウントダウンの表示範囲か否かを判定し、表示範囲内に該当しなければ(S3304でNO)、後述するステップS3309に移行し、表示範囲内に該当すれば(S3304でYES)、代替処理フラグをONし(S3305)、代替カウントダウン処理を実行して(S3306)、後述するステップS3309に移行する。
なお、実施形態の場合、「カウントダウンの表示範囲」としては、案内報知演出としての開始カウントダウン画像OCとして表示する数字の「5」、「4」、「3」、「2」、「1」、「0」として表示する範囲であり、さらに、実施形態では、第2短縮状態に移行されたと報知する報知演出としての第2短縮状態開始画像SUと、を表示する範囲を含めている。
そして、ステップS3302でNOとして移行したステップS3307では、乱数を取得して、ハズレのパターンテーブルを使用した保留表示判定処理を行い(S3308)、また、ステップS3304やステップS3306を経て移行したステップS3309では、乱数を取得して、当たりのパターンテーブルを使用した保留表示判定処理を行い(S3310)、それぞれ、保留表示コマンドをセットして(S3311)、処理を終える。
なお、ステップS3308,S3310におけるハズレのパターンテーブルを使用した保留表示判定処理と当たりのパターンテーブルを使用した保留表示判定処理は、それぞれ、当該変動前の保留アイコンの表示に関し、先読み判定結果に基づく大当たりの期待度に応じた保留アイコンを画像音響制御部95に表示させるように、表示する保留アイコンを決定する処理である。そして、実施形態の場合、保留アイコンの表示としては、図35に示すように、大当たりの期待度の低い通常の保留アイコン(白色アイコン)、期待度小の保留アイコン(青色アイコン)、期待度中の保留アイコン(橙色アイコン)、期待度大の保留アイコン(赤色アイコン)の4種類がある。そして、ハズレのパターンテーブルの処理(S3308)では、85%の割合で白色アイコンでの表示が決定され、10%の割合で青色アイコンでの表示が決定され、3%の割合で橙色アイコンでの表示が決定され、2%の割合で赤色アイコンでの表示が決定される。一方、当たりのパターンテーブルの処理(S3310)では、2%の割合で白色アイコンでの表示が決定され、3%の割合で青色アイコンでの表示が決定され、10%の割合で橙色アイコンでの表示が決定され、85%の割合で赤色アイコンでの表示が決定される。
[代替カウントダウン処理]
代替カウントダウン処理(S3306)では、演出制御部90は、図36に示すように、まず、報知処理(開始タイミング報知処理)をクリアする処理(HnフラグをOFFしたり、Hn値を0にする等)を行い、画像音響制御部95に送信する代替報知コマンドをセットして(S3402)、処理を終える。
代替カウントダウン処理(S3306)では、演出制御部90は、図36に示すように、まず、報知処理(開始タイミング報知処理)をクリアする処理(HnフラグをOFFしたり、Hn値を0にする等)を行い、画像音響制御部95に送信する代替報知コマンドをセットして(S3402)、処理を終える。
[代替報知処理]
画像音響制御部95は、選択された所定の変動演出パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、図37に示すように、代替報知処理が実行される。
画像音響制御部95は、選択された所定の変動演出パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、図37に示すように、代替報知処理が実行される。
この代替報知処理では、まず、ステップS5001において、当たりカウントダウンフラグがONか否か判定し、ONされていれば、ステップS5007に移行し、ONされていなければ、代替報知コマンドを受信したか否かを判定し(S5002)、受信していなければ(S5002でNO)、処理を終え、受信していれば(S5002でYES)、代替報知コマンドを解析し(S5003)、当たりカウントダウン画像POCに差し替える処理を行い(S5004)、当たりカウントダウンフラグをONして(S5005)、代替報知コマンドの解析結果に基づき、大当たりに対応する装飾図柄変動が何回(x回)の変動演出を終了して開始されるかを特定して、Y値にxを入れ(S5006)、ステップS5007に移行する。なお、当たりカウントダウン画像POCは、実施形態の場合、差替えカウントダウン画像PACとして、カウントダウンの数字が明るく輝く表示(図38のD〜G、図39のA〜D参照)と、当たり示唆画像PAGとして、明るく輝く「やったね!」の文字の表示(図39のE参照)と、から構成されている。
なお、上記のxの値は、この代替報知処理時の遊技状態を、電サポ付きの時短状態としており、通常、保留数の上限の保4とした状態のその保4の入賞球が、先読み判定として長当たりの判定となる。そのため、xは、通常、「3」となる。また、差替えカウントダウン画像PACは、変動中であっても、差替え表示することから、例えば、開始カウントダウン画像OCのカウント画像として、「4」を表示していれば、その「4」の数字を明るく輝く表示に差し替えることととなる(図38のC,D参照)。
そして、移行したステップS5007では、変動演出終了コマンドを受信したか否かを判定し、受信していなければ(S5007でNO)、処理を終え、受信していれば(S5007でYES)、Yを1減算し(S5008)、Yが0か否か判定して(S5009)、0でなければ、当たりカウントダウン減算画像を表示して(S5010)、処理を終える。当たりカウントダウン減算画像は、「4」、「3」、「2」、「1」、「0」と数字が一つずつ少なくなるカウント画像の表示である。
そして、ステップS5009において、Yが0となれば(S5009でYES)、ステップS5011に移行して、当たり示唆画像PAG(図39のE参照)を表示し(S5011)、ステップS5012に移行して、当たりカウントダウンフラグをOFFするとともに、代替処理フラグをOFFするように、演出制御部90へ送信する代替処理フラグをOFFするコマンドをセットして、処理を終える。
なお、ステップS5011の処理時には、実施形態の場合、当たり示唆画像PAGの表示前に、カウントダウンのカウント画像として、「0」を表示できるように、長当たりの変動開始前の直前の変動時に「0」より大きな「1」〜「5」等のカウント画像を表示している場合には、それらのカウント画像の「1」〜「5」を表示した後、変動停止する前に「0」までの数字のカウント画像を順次表示し(図39のC,D参照)、そして、図39のEに示す当たり示唆画像PAGを表示する。
(5)実施形態のパチンコ遊技機の演出例
1.確変大当たりA,B,Cの大当り遊技後
実施形態のパチンコ遊技機10の演出例について説明すると、例えば、確変大当たりA,B,Cの大当り遊技終了後では、メイン制御部60は、遊技状態設定処理(S1018、図13)のステップS1110において、確変遊技フラグをONして、遊技状態が確変遊技状態となる。そのため、普通図柄処理(S207、図11)のS907でYES→S908に移行して、普通図柄の変動時間が短くなり、かつ、電チュー処理(S209、図14)のS1203でYES→S1204と移行することにより、電チュー24の開放時間が長くなって、電サポ付きとなり、また、大当たり判定処理(S507、図8参照)のステップS601において、大当たりの判定結果を得易い有利判定基準とし、さらに、特別図柄の変動時間を、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS702でYES→S704→S706→S707を経ることにより、通常遊技状態より平均的に短い時短状態(第1変動短縮状態)として、大当たり判定する。
1.確変大当たりA,B,Cの大当り遊技後
実施形態のパチンコ遊技機10の演出例について説明すると、例えば、確変大当たりA,B,Cの大当り遊技終了後では、メイン制御部60は、遊技状態設定処理(S1018、図13)のステップS1110において、確変遊技フラグをONして、遊技状態が確変遊技状態となる。そのため、普通図柄処理(S207、図11)のS907でYES→S908に移行して、普通図柄の変動時間が短くなり、かつ、電チュー処理(S209、図14)のS1203でYES→S1204と移行することにより、電チュー24の開放時間が長くなって、電サポ付きとなり、また、大当たり判定処理(S507、図8参照)のステップS601において、大当たりの判定結果を得易い有利判定基準とし、さらに、特別図柄の変動時間を、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS702でYES→S704→S706→S707を経ることにより、通常遊技状態より平均的に短い時短状態(第1変動短縮状態)として、大当たり判定する。
そしてこの時、演出制御部90では、開始タイミング報知処理(S2305、図21〜24参照)において、確変遊技状態の当初には、S2401〜S2404のいずれもNO→S2405→S2406でYES→S2407でYESとなり、ついで、ステップS2408,S2410を経て、HXフラグがONされるとともに、HXに1が加算され、その後には、変動開始コマンドの受信毎に、ステップS2401でYES→S2409でYES→S2410に移行して、さらに、HXに1が加算され、14回目の特別図柄変動時、S2411でYESとなって、開始案内報知コマンドがセットされる(S2412)。
そのため、画像音響制御部95では、開始案内報知コマンドが受信され、開始案内報知処理(図28参照)において、ステップS4001でNO→S4002でYES→S4003〜S4005を経ることとなり、そのステップS4003の開始カウントダウン画像表示が実行される状態となるため、図30のAに示すように、13回目の装飾図柄変動が変動停止された後の14回目の装飾図柄の変動時に(この時、回転数表示エリア152では、「12」から「13」に数字が更新され、遊技者は、次変動が14回目の変動開始と認識できる)、画像表示部20の表示画面20aの一部(実施形態では下縁側)に、図30のBに示すように、開始カウントダウンの画像OCが表示され、「スピードアップカウントダウンだ!」の文字からなる案内開始画像AGOが演出表示され、さらに、図30のCに示すように、「5」の数字からなるカウント画像AC5が演出表示され、そして、図30のDに示すように、装飾図柄変動が停止表示される(この時、回転数表示エリア152では、「13」から「14」に数字が更新され、遊技者は、次変動が15回目の変動開始と認識できる)。
ついで、ステップS4005→S4006を経て、変動演出終了コマンドの受信毎に、S4006でYES→S4007→S4008と移行し、L(設定当初の値の6)が0となる前の1の値のときまで、ステップS4009の開始カウントダウン減算画像表示が実行される。すなわち、Lが5,4,3,2,1と減算される毎に、つぎの装飾図柄変動時において、図31のA,Bに示すように、「4」の数字からなるカウント画像AC4が演出表示され、順次、図31のC,D、図31のE,F、図32のA,B、図32のC,Dに示すように、「3」の数字からなるカウント画像AC3、「2」の数字からなるカウント画像AC2、「1」の数字からなるカウント画像AC1、「0」の数字からなるカウント画像AC0が、演出表示される。なお、「0」の数字からなるカウント画像AC0の演出表示中には、図32のDに示すように、「スピードアップスタート!」の文字からなる案内終了画像AGEも演出表示される。
なお、図31のBの場合では、回転数表示エリア152では、「14」から「15」に数字が更新され、遊技者は、次変動が16回目の変動開始と認識でき、図31のDの場合では、回転数表示エリア152では、「15」から「16」に数字が更新され、遊技者は、次変動が17回目の変動開始と認識でき、さらに、図31のFの場合には、回転数表示エリア152では、「16」から「17」に数字が更新され、遊技者は、次変動が18回目の変動開始と認識できる。さらに、図32のBの場合には、回転数表示エリア152では、「17」から「18」に数字が更新され、遊技者は、次変動が19回目の変動開始と認識できる。
そして、図32のDに示すように、確変遊技状態に移行した後の19回目の装飾図柄変動が停止表示されるとともに、画像音響制御部95が変動演出終了コマンドを受信すれば、S4006でYES→S4007→S4008でYES→S4010となることから、つぎの20回目からの装飾図柄変動時においては、画像音響制御部95は、図32のE,Fに示すように、画像表示部20の表示画面20aの下縁側に、第2短縮状態開始画像SUを演出表示することとなる。ちなみに、図32のDの場合では、回転数表示エリア152では、「18」から「19」に数字が更新され、遊技者は、次変動が20回目の変動開始と認識できる。
なお、メイン制御部60では、19回目の特別図柄の変動停止に伴なう停止中処理(S514、図10参照)において、ステップS810でNO→S812でYES→S813と移行するため、超短縮フラグがONされる。そのため、つぎの20回目からの特別図柄変動時には、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS701でYES→S703→S706→S707を経ることにより、変動時間を平均的に時短状態より短くした超時短状態(第2変動短縮状態)とした変動パターンとなる。
また、演出制御部90では、19回目の特別図柄変動の変動停止に伴ない、変動演出終了中処理(S2209、図26参照)のS2605→S2606でNO→S2608でYES(M1=0)→S2609において、モードフラグが時短モードの1から超時短モードの2に変更されることとなる。なお、実施形態では、その後の20回目からの装飾図柄変動演出時には、図32のE,Fに示すように、装飾図柄変動の背景に、キャラクタCHが素早く走るような超時短モードの演出が表示される。ちなみに、時短モード1では、図30、31に示すように、装飾図柄変動の背景に、キャラクタCHが、超時短モード2より遅く、かつ、歩くよりは少し早く走るような演出を、表示させている。
2.通常長当たりE1,E2,E3の大当り遊技後
通常長当たりE1,E2,E3の大当り遊技後では、メイン制御部60は、遊技状態設定処理(S1018、図13)のステップS1103において、時短遊技フラグをONして、遊技状態が時短遊技状態となる。そのため、普通図柄処理(S207、図11)のS907でYES→S908に移行して、普通図柄の変動時間が短くなり、かつ、電チュー処理(S209、図14)のS1203でYES→S1204と移行することにより、電チュー24の開放時間が長くなって、電サポ付きとなり、また、特別図柄の変動時間を、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS702でYES→S704→S706→S707を経ることにより、通常遊技状態より平均的に短い時短状態(第1変動短縮状態)となるものの、大当たり判定処理(S507、図8参照)のステップS601では、有利判定基準と異なった通常遊技状態での通常判定基準として、大当たり判定する。
通常長当たりE1,E2,E3の大当り遊技後では、メイン制御部60は、遊技状態設定処理(S1018、図13)のステップS1103において、時短遊技フラグをONして、遊技状態が時短遊技状態となる。そのため、普通図柄処理(S207、図11)のS907でYES→S908に移行して、普通図柄の変動時間が短くなり、かつ、電チュー処理(S209、図14)のS1203でYES→S1204と移行することにより、電チュー24の開放時間が長くなって、電サポ付きとなり、また、特別図柄の変動時間を、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS702でYES→S704→S706→S707を経ることにより、通常遊技状態より平均的に短い時短状態(第1変動短縮状態)となるものの、大当たり判定処理(S507、図8参照)のステップS601では、有利判定基準と異なった通常遊技状態での通常判定基準として、大当たり判定する。
そしてこの時、演出制御部90では、開始タイミング報知処理(S2305、図21〜24参照)において、時短遊技状態の当初には、S2401〜S2404のいずれもNO→S2405→S2406でYES→S2407でNOとなる。
S2407でNOの後、通常長当たりE1に基づく場合には、S2417でYES→S2419→S2422を経て、HE1フラグがONされるとともに、HE1に1が加算され、その後には、変動開始コマンドの受信毎に、ステップS2402でYES→S2414でYES→S2422に移行して、さらに、HE1に1が加算され、14回目の特別図柄変動時に、S2423でYESとなって、後述する開始フェイク処理(S2425)を経て、その後、24回目の特別図柄変動時に、S2424でYESとなって、開始案内報知コマンドがセットされる(S2412)。
S2407でNOの後、通常長当たりE2に基づく場合には、S2417でNO→S2418でYES→S2420→S2426を経て、HE2フラグがONされるとともに、HE2に1が加算され、その後には、変動開始コマンドの受信毎に、ステップS2403でYES→S2415でYES→S2426に移行して、さらに、HE2に1が加算され、14回目や24回目の特別図柄変動時に、S2427でYESとなって、後述する開始フェイク処理(S2429)を経て、その後、34回目の特別図柄変動時に、S2428でYESとなって、開始案内報知コマンドがセットされる(S2412)。
S2407でNOの後、通常長当たりE3に基づく場合には、S2417でNO→S2418でNO→S2421→S2430を経て、HE3フラグがONされるとともに、HE3に1が加算され、その後には、変動開始コマンドの受信毎に、ステップS2404でYES→S2416でYES→S2430に移行して、さらに、HE3に1が加算され、14回目や24回目、あるいは、34回目の特別図柄変動時に、S2431でYESとなって、後述する開始フェイク処理(S2433)を経て、その後、60回目の特別図柄変動時に、S2432でYESとなって、HnフラグがOFFされる(S2413)。
すなわち、通常長当たりE1,E2の場合には、確変大当たりA,B,Cの場合と同様に、所定回数(長当たりE1では24回、長当たりE2では34回)の変動開始コマンドを受信すれば、演出制御部90が、開始案内報知コマンドを画像音響制御部95に送信する。そのため、画像音響制御部95は、開始案内報知コマンドを受信して、開始案内報知処理(図28参照)を実行することから、確変大当たりA,B,Cの場合と同様に、図30のB,C,Dから、図31のA,B,C,D,E,Fを経て、さらに、図32のA,B,C,Dに示すように、案内開始画像AGOや案内終了画像AGEの文字や、カウントダウン画像ACにおけるカウント画像の数字「5」、「4」、「3」、「2」、「1」、「0」とからなる開始カウントダウン画像OCが、表示画面20aに表示される。そして、通常長当たりE1の場合では、時短状態の変動回数が30回目となった時に、通常長当たりE2の場合では、時短状態の変動回数が40回目となった時に、画像音響制御部95は、図32のE,Fに示すように、画像表示部20の表示画面20aの下縁側に、第2短縮状態開始画像SUを演出表示することとなる。
但し、図30のA〜D,図31のA〜F,図32のA〜Fに示す場合の回転数表示エリア152には、通常長当たりE1の場合、図示の数字より、+10の数字が表示され、通常長当たりE2の場合に、図示の数字より、+20の数字が表示されて、それらの変動回数を経て、第2短縮状態画像SUが演出表示されることとなる。
なお、メイン制御部60では、所定回数目(通常長当たりE1の場合には29回目、通常長当たりE2の場合には39回目)の特別図柄の変動停止に伴なう停止中処理(S514、図10参照)において、ステップS803でNO→S805でYES、あるいは、ステップS803でNO→S805でNO→S806でYES→S807と移行するため、超短縮フラグがONされる。そのため、つぎの所定回数目(通常長当たりE1の場合には30回目、通常長当たりE2の場合には40回目)からの特別図柄変動時には、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS701でYES→S703→S706→S707を経ることにより変動時間を平均的に時短状態より短くした超時短状態(第2変動短縮状態)とした変動パターンとなる。
但し、通常長当たりE3の場合には、ステップS2432でYES→S2413と移行することから、開始案内報知コマンドをセットせずに、Hnフラグ、すなわち、HE3フラグをOFFして、開始タイミング報知報知処理を終えることとなって、フェイク処理判定のフェイク有りの場合を除いて、画像表示部20の表示画面20aには、開始カウントダウン画像OCが表示されない。
3.時短遊技状態でのフェイク演出
通常長当たりE1,E2,E3の大当り遊技後における時短遊技状態において、所定回数目の特別図柄変動時(通常長当たりE1では14回目、通常長当たりE2では14回目若しくは24回目、通常長当たりE3では14回目、若しくは、24回目、あるいは、34回目、図20参照)、開始タイミング報知処理(図21参照)において、開始フェイク判定処理(S2425,S2429,S2433)を実行する。この開始フェイク判定処理(図25参照)において、演出制御部90が、ステップS2501→S2502→S2503でYESとして、フェイクを行なう判定をした場合には、画像音響制御部95に開始フェイクコマンド(S2504)を送信する。そのため、画像音響制御部95は、開始フェイク処理(図29参照)において、ステップS4101でNO→S4102でYES→S4103〜S4105を経て、つぎの装飾図柄変動演出時、図30のB,C,Dに示すように、開始カウントダウンの画像(OC:案内開始画像AGOとカウントダウン画像AC(AC5))を画像表示部20の表示画面20aに表示する。
通常長当たりE1,E2,E3の大当り遊技後における時短遊技状態において、所定回数目の特別図柄変動時(通常長当たりE1では14回目、通常長当たりE2では14回目若しくは24回目、通常長当たりE3では14回目、若しくは、24回目、あるいは、34回目、図20参照)、開始タイミング報知処理(図21参照)において、開始フェイク判定処理(S2425,S2429,S2433)を実行する。この開始フェイク判定処理(図25参照)において、演出制御部90が、ステップS2501→S2502→S2503でYESとして、フェイクを行なう判定をした場合には、画像音響制御部95に開始フェイクコマンド(S2504)を送信する。そのため、画像音響制御部95は、開始フェイク処理(図29参照)において、ステップS4101でNO→S4102でYES→S4103〜S4105を経て、つぎの装飾図柄変動演出時、図30のB,C,Dに示すように、開始カウントダウンの画像(OC:案内開始画像AGOとカウントダウン画像AC(AC5))を画像表示部20の表示画面20aに表示する。
その後、変動演出終了コマンド(S2610参照)を受信する毎に(S4106でYES)、当初3のF値から1を減算し(S4107)、順次、Fが2や1となる際に、ステップS4109に移行して、開始カウントダウンの減算画像(カウント画像AC4,AC3、図31のA〜D参照)を表示画面20aに表示し、そして、Fが0となるとき、ステップS4108でYES→S4110と移行するため、画像音響制御部95が、図33のA〜Cに示すように、表示画面20aに、「2」の数字が徐々に消える開始カウントダウン消失画像FGが表示されることとなる。
ちなみに、図33のA,Bに示すような場合、通常長当たりE1,E2,E3の時短遊技状態では、回転数表示エリア152には、「16」が表示されて、17回目の変動時の演出となる場合があり、通常長当たりE2,E3の時短遊技状態では、回転数表示エリア152には、「26」が表示されて、27回目の変動時の演出となる場合があり、通常長当たりE3の時短遊技状態では、回転数表示エリア152には、「36」が表示されて、37回目の変動時の演出となる場合があることとなる。
4.当たりカウントダウン画像POCの演出例
当たりカウントダウン画像POCの演出例を説明すれば、まず、図38のA,Bに示すように、開始カウントダウン画像OC(カウントダウン画像ACにおけるカウント画像AC5)の表示中として、例えば、保留アイコンが4個表示された状態とし、特別図柄変動とともに装飾図柄変動が停止表示されたとする。ついで、次変動時には、カウント画像AC4の「4」が表示される。その変動中、新たな第2始動口23への入賞があり、その入賞に伴なう先読み判定結果が、確変大当たりA,B若しくは通常長当たりE1,E2,E3の何れかの長当たりであれば、演出制御部90が実行する先読み判定結果解釈処理(S2204、図34参照)において、ステップS3303でYES→S3304でYES→S3305→S3306→S3309〜S3311と処理され、さらに、代替カウントダウン処理(S3306、図36参照)のS3401,S3402と処理されることから、画像音響制御部95に保留表示コマンド(期待度大の赤色アイコンRIの表示が決定されたコマンドとする)と代替報知コマンドとが送信される。そのため、画像音響制御部95は、代替報知処理(図37参照)のS5002でYES→S5007〜S5007と処理され、図38のDに示すように、表示画面20aの下部の保4の位置に、赤色アイコンRIが表示され、また、表示画面20aに下部右側に、差替えられた差替えカウントダウン画像PACにおける明るく輝く数字「4」のカウント画像PAC4が表示される。なお、図例の場合には、確変遊技状態でのカウントダウン画像OCの演出中としており、図38のAでの回転数表示エリア152には、「13」が表示されており、順次、減算されることとなる。
当たりカウントダウン画像POCの演出例を説明すれば、まず、図38のA,Bに示すように、開始カウントダウン画像OC(カウントダウン画像ACにおけるカウント画像AC5)の表示中として、例えば、保留アイコンが4個表示された状態とし、特別図柄変動とともに装飾図柄変動が停止表示されたとする。ついで、次変動時には、カウント画像AC4の「4」が表示される。その変動中、新たな第2始動口23への入賞があり、その入賞に伴なう先読み判定結果が、確変大当たりA,B若しくは通常長当たりE1,E2,E3の何れかの長当たりであれば、演出制御部90が実行する先読み判定結果解釈処理(S2204、図34参照)において、ステップS3303でYES→S3304でYES→S3305→S3306→S3309〜S3311と処理され、さらに、代替カウントダウン処理(S3306、図36参照)のS3401,S3402と処理されることから、画像音響制御部95に保留表示コマンド(期待度大の赤色アイコンRIの表示が決定されたコマンドとする)と代替報知コマンドとが送信される。そのため、画像音響制御部95は、代替報知処理(図37参照)のS5002でYES→S5007〜S5007と処理され、図38のDに示すように、表示画面20aの下部の保4の位置に、赤色アイコンRIが表示され、また、表示画面20aに下部右側に、差替えられた差替えカウントダウン画像PACにおける明るく輝く数字「4」のカウント画像PAC4が表示される。なお、図例の場合には、確変遊技状態でのカウントダウン画像OCの演出中としており、図38のAでの回転数表示エリア152には、「13」が表示されており、順次、減算されることとなる。
その後、図38のE〜F,Gや図39のA〜Cに示すように、先行する保留アイコンに対応する入賞球の大当たり判定に伴なって、装飾図柄変動が順次行なわれて停止表示され、赤色アイコンRIが、当該変動中を表示する台表示NVに接近するように、右側に移動して、かつ、差替えカウントダウン画像PACのカウント画像が「3」、「2」、「1」と表示されることとなる。
そして、図39のBからCに移行して、赤色アイコンRIが、台表示NVの左隣の保1の位置に配置される際、画像音響制御部95は、代替報知処理(図37参照)において、ステップS5007でYES→S5008→S5009でYES→S5011と処理することから、図49のC,Dに示すように、カウント画像PAC1の「1」が表示され、ついで、カウント画像PAC0の「0」が表示され、さらに、当該変動中の装飾図柄変動が停止表示される際には、図39のEに示すように、当たり示唆画像PAGとしての明るく輝く「やったね!」の文字がされる。
そして、図39のF,Gに示すように、長当たりの装飾図柄変動が開始されて、その変動が停止表示されることとなる。
なお、当たり示唆演出としては、図例の当たりカウントダウン画像POC(図38のD〜G、図39のA〜E参照)の他、カウントダウン画像ACの数字を順に減少させる通常のカウントダウンと異ならせて、図40のA,B,C→E,F,Gにつながるように、増加させたり、ずらしたり、あるいは、図40のDに示すように、カウントダウン画像ACの演出表示を表示しないように止める状態としてもよい。さらに、カウントダウン画像ACと無関係な大当たり示唆演出を表示してもよい。これらの場合、図37に示す代替報知処理におけるステップS5010の当たりカウントダウン減算画像表示やステップS5011の当たり示唆画像表示を、対応する演出表示を行う示唆演出画像表示に適宜変更すれば、容易に対処できる。
5.一定のカウント間隔でのカウントダウン画像の表示
第2短縮状態の開始を案内する場合において、案内報知演出としての開始カウントダウン画像OCを表示する場合、変動回数に対応させずに、時間により、案内報知演出を実行してもよい。
第2短縮状態の開始を案内する場合において、案内報知演出としての開始カウントダウン画像OCを表示する場合、変動回数に対応させずに、時間により、案内報知演出を実行してもよい。
[先読み判定結果解析処理]
この場合、先読み判定結果解析処理(S2204)において、図41に示すように処理すればよい。すなわち、演出制御部90は、まず、先読み判定結果コマンドを解析しつつ(S3601)、始動口に入賞した保留が第2短縮状態の開始に該当するものか否かを判定し(S3602)、該当しなければ(S3602でNO)、ステップS3607に移行し、該当すれば(S3602でYES)、先行保留を参酌し(S3603)、ステップS3604に移行して、案内報知演出としての報知カウントダウン画像(演出)OC´を表示できる時間があるか否かを判定する。この判定は、例えば、図43,44に示すように、報知カウントダウン画像(演出)OC´を構成する案内画像AGの案内開始画像AGOや案内終了画像AGEを表示するとともに、カウントダウン画像ACとしてのカウント画像AC5,4,3,2,1,0である「5」、「4」、「3」、「2」、「1」、「0」の数字を、例えば、2秒毎、1秒毎、0.5秒毎の何れかで、表示する演出としている。
この場合、先読み判定結果解析処理(S2204)において、図41に示すように処理すればよい。すなわち、演出制御部90は、まず、先読み判定結果コマンドを解析しつつ(S3601)、始動口に入賞した保留が第2短縮状態の開始に該当するものか否かを判定し(S3602)、該当しなければ(S3602でNO)、ステップS3607に移行し、該当すれば(S3602でYES)、先行保留を参酌し(S3603)、ステップS3604に移行して、案内報知演出としての報知カウントダウン画像(演出)OC´を表示できる時間があるか否かを判定する。この判定は、例えば、図43,44に示すように、報知カウントダウン画像(演出)OC´を構成する案内画像AGの案内開始画像AGOや案内終了画像AGEを表示するとともに、カウントダウン画像ACとしてのカウント画像AC5,4,3,2,1,0である「5」、「4」、「3」、「2」、「1」、「0」の数字を、例えば、2秒毎、1秒毎、0.5秒毎の何れかで、表示する演出としている。
そして、先行する保留の変動時間と当該変動中の変動時間の残り時間とを合算し、第2短縮状態を開始する保留が変動を開始するまでに、報知カウントダウン画像(演出)OC´を表示できる時間(実施形態の場合、2秒毎の合計約16秒、1秒毎の合計約8秒、0.5秒毎の合計約4秒)があれば(S3604でYES)、ステップS3605に移行して、それらの2秒毎、1秒毎、0.5秒毎のいずれのカウント間隔で開始するかや開始するタイミングを特定した情報とともに、報知カウントダウンコマンドをセットし、ステップS3610に移行する。
一方、表示時間がなければ(S3604でNO)、換言すれば、第2短縮状態を開始する保留が変動を開始するまでに約4秒程度の時間も無い場合には、ステップS3606に移行して、報知演出としての直前報知画像(演出)OCP(図45のB,C参照)を表示するための直前報知コマンドをセットして、ステップS3607に移行する。なお、第1短縮状態の変動時間は、図15に示すように、最短で3秒であり、当該変動中に、保2の位置に第2短縮状態の開始の保留が発生すれば、カウント間隔の短い0.5秒毎でカウントする報知カウントダウン演出OC´が表示可能となり易い。しかし、保1の位置に第2短縮状態の開始の保留が発生すれば(図45のA,B参照)、カウントダウンの演出を実行し難い場合が発生する。そのため、表示時間がなければ(S3604でNO)、報知演出としての直前報知画像(演出)OCP(図45のB,C参照)を表示することとしている。
そして、移行したステップS3607では、ステップS3601で解析した先読み判定結果に基づき、先行した保留が長当たりか否かを判定し、長当たりでなければ(S3607でNO)、乱数を取得して(S3608)、ハズレのパターンテーブルを使用した保留表示判定処理を行い(S3609)、また、長当たりであれば(S3607でYES)、乱数を取得して(S3610)、当たりのパターンテーブルを使用した保留表示判定処理を行い(S3611)、それぞれ、保留表示コマンドをセットして(S3612)、処理を終える。この保留表示コマンドは、既述した図35の何れかに決定された保留アイコンを表示するコマンドである。
[報知処理]
演出制御部90からの報知カウントダウンコマンドや直前報知コマンドを受信する画像音響制御部95は、選択された所定の変動演出パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、図42に示すように、報知処理が実行される。
演出制御部90からの報知カウントダウンコマンドや直前報知コマンドを受信する画像音響制御部95は、選択された所定の変動演出パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、図42に示すように、報知処理が実行される。
この報知処理では、画像音響制御部95は、まず、ステップS5101において、タイミングフラグがONか否かを判定し、ONであれば(S5101でYES)、ステップS5105に移行し、ONでなければ(S5101でNO)、ステップS5102に移行して、報知カウントダウンコマンドを受信したか否かを判定し、受信していなければ(S5102でNO)、ステップS5109に移行し、受信していれば(S5102でYES)、ステップS5103に移行して、そのコマンドを解析し、カウント間隔と開始タイミングとを特定して記憶しておくカウントダウン画像開始特定処理を行い(S5104)、タイミングフラグをONして(S5105)、ステップS5106に移行する。
移行したステップS5106では、開始時間となったか否かを判定し、開始時間でなければ(S5106でNO)、処理を終え、開始時間であれば(S5106でYES)、開始カウントダウン画像OC´の表示を開始し(S5107)、タイミングフラグをOFFして(S5108)、処理を終える。
一方、ステップS5102でNOとして移行したステップS5109では、直前報知コマンドを受信したか否かを判定し、受信していなければ(S5109でNO)、処理を終え、受信していれば(S5109でYES)、直前報知画像OCPを表示して(S5110)、処理を終える。
(一定のカウント間隔でのカウントダウン画像OC´の演出例)
上記の演出例を説明すると、図43のAに示すように、保2の保留が第2短縮状態を開始するものであれば(図例では、確変遊技状態として、図43のAでの回転数表示エリア152には、「17」が表示されている)、演出制御部90は、図51の先読み判定結果解析処理において、受信した保2の先読み判定結果コマンドを解析し、S3601→S3602でYES→S3603→S3604と処理し、この場合、先行保留の変動時間や変動中の変動時間の残り時間との合計時間に関し、充分余裕があれば、ステップS3604でYESとなって、報知カウントダウンコマンドをセットする。
上記の演出例を説明すると、図43のAに示すように、保2の保留が第2短縮状態を開始するものであれば(図例では、確変遊技状態として、図43のAでの回転数表示エリア152には、「17」が表示されている)、演出制御部90は、図51の先読み判定結果解析処理において、受信した保2の先読み判定結果コマンドを解析し、S3601→S3602でYES→S3603→S3604と処理し、この場合、先行保留の変動時間や変動中の変動時間の残り時間との合計時間に関し、充分余裕があれば、ステップS3604でYESとなって、報知カウントダウンコマンドをセットする。
そのため、画像音響制御部95が、図42の報知処理において、ステップS5102でYES→S5103〜S5106の処理を行い、開始時間となれば、S5106でYES→S5107と処理することから、画像表示部20の表示画面20aには、図43のB〜E、図44のA〜Dに示すように、報知示唆演出としての開始カウントダウン画像OC´が表示され、案内画像AG(案内開始画像AGOや案内終了画像AGE)や、カウントダウン画像ACのカウント画像AC5,4,3,2,1,0である「5」、「4」、「3」、「2」、「1」、「0」の数字が、例えば、2秒毎に、順次、表示され、そして、図44のEに示すように、第2短縮状態の保留が、変動開始することとなる。
一方、図45のAに示すように、当初、第2短縮状態の開始となる保留が無い状態としていたが、その後、図45のBに示すように、第2短縮状態の開始となる保留が保1に発生した場合には、演出制御部90が、図41の先読み判定結果解析処理において、受信した保1の先読み判定結果コマンドを解析し、S3601→S3602でYES→S3603→S3604と処理し、この場合、先行保留が無く、変動中の変動時間の残り時間も少なければ、ステップS3604でNOとなって、直前報知コマンドをセットする。
そのため、画像音響制御部95が、図42の報知処理において、ステップS5102でNO→S5109→S5110の処理を行い、画像表示部20の表示画面20aには、図45のB,Cに示すように、直前報知画像(演出)OCPが表示され、そして、図45のDに示すように、第2短縮状態の保留が、変動開始することとなる。
(6)実施形態のパチンコ遊技機の変形演出例
1.
実施形態では、通常長当たりE1,E2に伴なう大当たり遊技後の変動短縮状態において、第1変動短縮状態を経て第2変動短縮状態となり、その後、通常遊技状態となる場合を示したが、大当たりの種類に応じて、大当たり遊技後の変動短縮状態において、大当たりがなければ、所定回数の第1変動短縮状態の変動回数を経た後、第2変動短縮状態に移行し、確変大当たりを除いて、時短回数の満了前に、第2変動短縮状態から第1変動短縮状態に移行し、時短回数の満了とともに、通常遊技状態に移行するように構成してもよい。
1.
実施形態では、通常長当たりE1,E2に伴なう大当たり遊技後の変動短縮状態において、第1変動短縮状態を経て第2変動短縮状態となり、その後、通常遊技状態となる場合を示したが、大当たりの種類に応じて、大当たり遊技後の変動短縮状態において、大当たりがなければ、所定回数の第1変動短縮状態の変動回数を経た後、第2変動短縮状態に移行し、確変大当たりを除いて、時短回数の満了前に、第2変動短縮状態から第1変動短縮状態に移行し、時短回数の満了とともに、通常遊技状態に移行するように構成してもよい。
例えば、図46に示すように、全ての大当たりの場合、大当たりが無ければ、29回分の特別図柄変動を第1変動短縮状態で行なった後、30回目以降の特別図柄変動を第2変動短縮状態で行なう。そして、時短回数を100回とした通常長当たりE1では、大当たりが無ければ、最後の10回分の特別図柄変動を第1変動短縮状態で行なうように、30回目から90回目までの61回数分の特別図柄変動を第2変動短縮状態で行なう。時短回数を80回とした通常長当たりE2では、大当たりが無ければ、最後の10回分の特別図柄変動を第1変動短縮状態で行なうように、30回目から70回目までの41回数分の特別図柄変動を第2変動短縮状態で行なう。そして、時短回数を60回とした通常長当たりE3では、大当たりが無ければ、最後の10回分の特別図柄変動を第1変動短縮状態で行なうように、30回目から50回目までの21回数分の特別図柄変動を第2変動短縮状態で行なう。確変大当たりA,B,Cの場合には、次回の大当たりまで、第2変動短縮状態が継続する。
そして、この変形例の場合、特別図柄変動を第2変動短縮状態から第1変動短縮状態に移行する場合、移行の6回前の特別図柄変動の開始時に第2変動短縮状態から第1変動短縮状態への移行を報知する演出(終了案内報知演出)が開始される。換言すれば、図46に示すように、通常長当たりE1の場合には、大当たりが無ければ、時短84回目の第2変動短縮状態での特別図柄変動の開始時、通常長当たりE2では、大当たりが無ければ、時短64回目の第2変動短縮状態での特別図柄変動の開始時、通常長当たりE3では、大当たりが無ければ、時短44回目の第1変動短縮状態での特別図柄変動の開始時に、移行を報知する演出(終了案内報知演出)が開始される。
なお、第1変動短縮状態から第2変動短縮状態への移行にも、移行の6回前の特別図柄変動の開始時に、図30〜32に示すように、第1変動短縮状態から第2変動短縮状態への移行を報知する演出(開始案内報知演出)が開始される。
さらに、この変形例でも、その遊技状態が、遊技者に有利な第2変動短縮状態の変動回数が多い状態では無いのでは、と惑わせるように、終了案内報知演出のフェイクもあり、確変大当たりA,B,Cの当たりが、通常長当たりE1,E2,E3と惑わせるように、あるいは、通常長当たりE1の当たりが、通常長当たりE2や通常長当たりE3と惑わせるように、さらに、通常長当たりE2が、通常長当たりE3と惑わせるように、それらの終了案内報知演出の終了案内を途中まで行なうフェイク演出を行なうように、構成されている。
なお、この終了案内フェイク演出も、実施形態の開始案内のフェイク演出と同様に、それらを実行する割合は、100%でなく、40%としている。
2.
この変形例の場合、メイン制御部60が行う停止中処理(S514)に関して、図10に示す停止中処理と相違して、図47に示すように変更される。
この変形例の場合、メイン制御部60が行う停止中処理(S514)に関して、図10に示す停止中処理と相違して、図47に示すように変更される。
(停止中処理)
すなわち、通常長当たりE1,E2,E3の第1変動短縮状態での時短回数が29回を超えれば、第2変動短縮状態とするように、超短縮フラグをONし、そして、第2変動短縮状態での変動回数が所定回数を超えれば、第1変動短縮状態に復帰させるように、超短縮フラグをOFFする。
すなわち、通常長当たりE1,E2,E3の第1変動短縮状態での時短回数が29回を超えれば、第2変動短縮状態とするように、超短縮フラグをONし、そして、第2変動短縮状態での変動回数が所定回数を超えれば、第1変動短縮状態に復帰させるように、超短縮フラグをOFFする。
具体的には、この場合の停止中処理(S514)では、メイン制御部60は、図47に示すように、時短遊技状態か否かを示す時短遊技フラグがONか否かを判定し(S801)、ONでない場合は、ステップS808に進むが、ONの場合は、時短遊技状態中の特別図柄の変動回数を数える時短変動カウンタの値Jnを1減算して(S802)、ステップS803に移行し、Jnが0か否かを判定し、0であれば、時短遊技状態を終えるために、時短遊技フラグをOFFして(S804)、ステップS808に進む。なお、Jnとしては、通常長当たりE1の時短回数(100回)に対応するJ1、通常長当たりE2の時短回数(80回)に対応するJ2、通常長当たりE3の時短回数(60回)に対応するJ3があり、既述の遊技状態設定処理(S1018、図13参照)のステップS1105,S1107,S1108において、当初、J1に100、J2に80、J3に60がセットされる。
そして、図47に示すように、ステップS803においてJnが0でなければ、ステップS825に移行して、通常長当たりE1,E2,E3の時短遊技状態において第1変動短縮状態から第2変動短縮状態に移行する変動回数に対応して、J1が71か否か、あるいは、J2が51か否か、あるいは、J3が31か否か、を判定し、YESであれば、超短縮フラグをONし(S826)、ステップS808に進む。ステップS825でYESでなければ、ステップS827に進んで、超短縮フラグがONか否かを判定し、ONでなければ、ステップS808に進み、ONであれば、ステップS828に進んで、第1変動短縮状態に復帰する変動回数に対応して、J1が90か否か、あるいは、J2が70か否か、あるいは、J3が50か否か、を判定し、YESであれば、超短縮フラグをOFFして(S829)、ステップS808に進み、NOであれば、超短縮フラグをOFFすることなく、ステップS808に進む。
ステップS808では、図47に示すように、メイン制御部60は、確変遊技状態か否かを示す確変遊技フラグ又は潜確遊技状態か否かを示す潜確遊技フラグがONか否かを判定し、ONでない場合はステップS815に進むが、ONの場合は、確変遊技状態中又は潜確遊技状態中の特別図柄の変動回数を数える確変潜確変動カウンタの値X(当初、10000がセットされている(図13のS1112参照))を1減算し(S809)、Xが0であれば確変遊技状態又は潜確遊技状態を終えるために確変潜確遊技フラグをOFFして(S810,S811)、ステップS815に進む。また、ステップS810において、Xが0で無い場合、ステップS812に移行して、第1変動短縮状態から第2変動短縮状態に移行する変動回数に対応して、Xが9971か否かを判定し、Xが9971でなければ、ステップS815に進み、Xが9971であれば、ステップS813に移行して、潜確遊技フラグがONで無く、確変遊技フラグがONか否かを判定して、確変遊技フラグがONであれば(S813でYES)、超短縮フラグをONし(S814)、潜確遊技フラグがONであれば(S813でNO)、超短縮フラグをONせずに、ステップS815に進む。
ステップS815以降は、図10に示す停止中処理と同様であり、説明を省略する。また、他のメイン制御部60での処理も、既述の実施形態と同様であるため、省略する。
3.
さらに、変形例の場合、演出制御部90が行う開始タイミング報知処理(S2305)が、図48〜41に示すようなタイミング報知処理(S2305)と変更されて処理される。このタイミング報知処理では、第1変動短縮状態が開始され、所定回数の第1変動短縮状態での特別図柄変動が行なわれた後における第2変動短縮状態に移行する際のタイミングを遊技者に報知し、かつ、大当たりの種類に応じて、第1変動短縮状態に復帰する際のタイミングを遊技者に報知するように、図46に示すように予め設定された移行するまでの特別図柄変動の回数をカウントして、画像音響制御部95に所定のコマンドを送信する処理である。
さらに、変形例の場合、演出制御部90が行う開始タイミング報知処理(S2305)が、図48〜41に示すようなタイミング報知処理(S2305)と変更されて処理される。このタイミング報知処理では、第1変動短縮状態が開始され、所定回数の第1変動短縮状態での特別図柄変動が行なわれた後における第2変動短縮状態に移行する際のタイミングを遊技者に報知し、かつ、大当たりの種類に応じて、第1変動短縮状態に復帰する際のタイミングを遊技者に報知するように、図46に示すように予め設定された移行するまでの特別図柄変動の回数をカウントして、画像音響制御部95に所定のコマンドを送信する処理である。
[タイミング報知処理]
そして、図48に示すタイミング報知処理(S2305)では、演出制御部90は、図21に示す開始タイミング報知処理と略同様な処理を行なう。すなわち、図48に示すように、ステップS2401〜S2410、ステップS2414〜S2421では、図21の処理と同様である。但し、ステップS2411では、確変大当たりA,B,Cの場合では、第1変動短縮状態から第2変動短縮状態への移行タイミングが変動回数の30回目として、ステップS2412で開始案内報知コマンドをセットする必要があることから、ステップS2411での判定は、HXが24であるか否かとなり、ステップS2411において、HXが24であれば、ステップS2411でYESとなり、ステップS2412に移行して、開始案内報知コマンドをセットする。
そして、図48に示すタイミング報知処理(S2305)では、演出制御部90は、図21に示す開始タイミング報知処理と略同様な処理を行なう。すなわち、図48に示すように、ステップS2401〜S2410、ステップS2414〜S2421では、図21の処理と同様である。但し、ステップS2411では、確変大当たりA,B,Cの場合では、第1変動短縮状態から第2変動短縮状態への移行タイミングが変動回数の30回目として、ステップS2412で開始案内報知コマンドをセットする必要があることから、ステップS2411での判定は、HXが24であるか否かとなり、ステップS2411において、HXが24であれば、ステップS2411でYESとなり、ステップS2412に移行して、開始案内報知コマンドをセットする。
一方、ステップS2411において、HXが24でなければ、ステップS2411でNOとなって、ステップS2440に移行し、終了フェイクを行なうか否かを判定する変動回数に到達したか否か、すなわち、HXが44,64,84のいずれかであるかを判定し、該当しなければ(S2440でNO)、処理を終え、該当すれば、ステップS2441に移行して、終了フェイク判定処理を行ない、ついで、ステップS2442に移行し、HXが84であるか否かを判定し、HXが84でなければ(S2442でNO)、処理を終え、HXが84であれば(S2442でYES)、確変大当たりA,B,Cの場合、第2変動短縮状態を継続することから、以後に終了フェイクを実行する必要は無く、ステップS2413に移行して、Hn(HX,HE1,HE2,HE3)の値を0にしつつ、Hnフラグ(HXフラグ、HE1フラグ、HE2フラグ、HE3フラグ)をOFFして、タイミング報知処理を終える。
なお、開始案内報知コマンドは、コマンド送信処理(S2103)により、画像音響制御部95に送信され、開始案内報知コマンドを受信する画像音響制御部95では、図28に示す開始案内報知処理が実行され、図30〜32に示す開始報知演出(案内報知演出)としての開始カウントダウン画像が、画像表示部20の表示画面20aに演出表示されることとなる。ちなみに、この場合の回転数表示エリア152に表示される数字は、図30〜32に示す数字に、+10としたものとなる。
また、通常長当たりE1の場合には、図48,49に示すように、ステップS2414やステップS2419を経て、ステップS2422に移行することから、演出制御部90は、ステップS2422において、HE1の値に1を加算して、ステップS2444に移行し、HE1の値が24か否かを判定し、24であれば(S2444でYES)、ステップS2412に移行して、開始案内報知コマンドをセットして(S2412)、処理を終える。一方、ステップS2444でHE1の値が24でなければ(S2444でNO)、ステップS2445に移行して、終了フェイクを行なうか否かを判定する変動回数に到達したか否か、すなわち、HE1の値が44,64のいずれかであるかを判定し、該当すれば(S2445でYES)、ステップS2446に移行して、終了フェイク判定処理を行ない、処理を終える。ステップS2445において、HE1の値が44,64のいずれでもなければ(S2445でNO)、ステップS2447に移行して、HE1の値が84であるか否かを判定し、HE1の値が84でなければ(S2447でNO)、処理を終え、HE1の値が84であれば(S2447でYES)、ステップS2443に移行し、終了案内報知コマンドをセットし、ついで、ステップS2413に移行して、Hn(HX,HE1,HE2,HE3)の値を0にしつつ、Hnフラグ(HXフラグ、HE1フラグ、HE2フラグ、HE3フラグ)をOFFして、タイミング報知処理を終える。
さらに、通常長当たりE2の場合には、図48,50に示すように、ステップS2415やステップS2420を経て、ステップS2426に移行することから、演出制御部90は、HE2の値に1を加算して、ステップS2448に移行し、HE2の値が24か否かを判定し、HE2の値が24であれば(S2448でYES)、ステップS2412に移行して、開始案内報知コマンドをセットして(S2412)、処理を終える。一方、ステップS2448でHE2の値が24でなければ(S2448でNO)、ステップS2449に移行して、終了フェイクを行なうか否かを判定する変動回数に到達したか否か、すなわち、HE2の値が44であるか否かを判定し、HE2の値が44であれば(S2449でYES)、ステップS2450に移行して、終了フェイク判定処理を行ない、処理を終える。ステップS2449において、HE2の値が44でなければ(S2449でNO)、ステップS2451に移行して、HE2の値が64であるか否かを判定し、HE2の値が64でなければ(S2451でNO)、処理を終え、HE2の値が64であれば(S2451でYES)、ステップS2443に移行し、終了案内報知コマンドをセットし、ついで、ステップS2413に移行して、Hn(HX,HE1,HE2,HE3)の値を0にしつつ、Hnフラグ(HXフラグ、HE1フラグ、HE2フラグ、HE3フラグ)をOFFして、タイミング報知処理を終える。
さらにまた、通常長当たりE3の場合には、図48,51に示すように、ステップS2416やステップS2421を経て、ステップS2430に移行することから、HE3の値に1を加算して、ステップS2452に移行し、HE3の値が24か否かを判定し、HE3の値が24であれば(S2452でYES)、ステップS2412に移行して、開始案内報知コマンドをセットして(S2412)、処理を終える。一方、ステップS2452でHE3の値が24でなければ(S2452でNO)、ステップS2453に移行して、HE3の値が44であるか否かを判定し、HE3の値が44でなければ(S2453でNO)、処理を終え、HE3の値が44であれば(S2453でYES)、ステップS2443に移行し、終了案内報知コマンドをセットし、ついで、ステップS2413に移行して、Hn(HX,HE1,HE2,HE3)の値を0にしつつ、Hnフラグ(HXフラグ、HE1フラグ、HE2フラグ、HE3フラグ)をOFFして、タイミング報知処理を終える。
[終了フェイク判定処理]
終了フェイク判定処理(S2441,S2446,S2450)では、演出制御部90は、図52に示すように、まず、乱数を取得し(S2801)、取得した乱数を終了フェイク判定テーブルにより判定し(S2802)、終了フェイク有りと判定されれば(S2803でYES)、終了フェイクコマンドをセットして(S2804)、処理を終え、フェイク無しと判定されれば(S2503でNO)、終了フェイクコマンドをセットすること無く、処理を終える。
終了フェイク判定処理(S2441,S2446,S2450)では、演出制御部90は、図52に示すように、まず、乱数を取得し(S2801)、取得した乱数を終了フェイク判定テーブルにより判定し(S2802)、終了フェイク有りと判定されれば(S2803でYES)、終了フェイクコマンドをセットして(S2804)、処理を終え、フェイク無しと判定されれば(S2503でNO)、終了フェイクコマンドをセットすること無く、処理を終える。
なお、実施形態の場合、40%の割合で終了フェイク有りと判定されるように設定されるとともに、終了フェイク有りの場合には、フェイク演出として報知のカウントダウンを3回行なうように設定されている。
[変動演出終了中処理]
また、この変形例の場合には、確変大当たりA,B,Cの場合には、大当り遊技後、大当たりが無ければ、第1変動短縮状態を経て、30回目の変動開始から第2変動短縮状態となり、その後、第2変動短縮状態を継続するが、通常長当たりE1,E2,E3の場合には、第1変動短縮状態を経て、30回目の変動開始から第2変動短縮状態となり、その後、大当たりの種類の相違に対応する変動回数によって、第1変動短縮状態に復帰することから、変動演出終了中処理(S2209)において、図53に示すように、ステップS2606とステップS2608との判定条件のカウンタ値が異なることとなる。
また、この変形例の場合には、確変大当たりA,B,Cの場合には、大当り遊技後、大当たりが無ければ、第1変動短縮状態を経て、30回目の変動開始から第2変動短縮状態となり、その後、第2変動短縮状態を継続するが、通常長当たりE1,E2,E3の場合には、第1変動短縮状態を経て、30回目の変動開始から第2変動短縮状態となり、その後、大当たりの種類の相違に対応する変動回数によって、第1変動短縮状態に復帰することから、変動演出終了中処理(S2209)において、図53に示すように、ステップS2606とステップS2608との判定条件のカウンタ値が異なることとなる。
すなわち、図54に示すように、各演出モードに対応するカウンタの値としては、確変大当たりA,B,Cに基づく場合には、時短モード1のカウンタ値M5は29、超時短モード2のカウンタ値M50は9971、であり、確変大当たりDに基づく場合の特殊モード3のカウンタ値M6は10000、小当たりに基づく場合の特殊モード3のカウンタ値M4は20、としている。さらに、通常長当たりE1に基づく場合の時短モード1のカウンタ値M1は29、超時短モード2のカウンタ値M10は61、復帰した時短モード1のカウンタ値M11は10、とし、通常長当たりE2に基づく場合の時短モード1のカウンタ値M2は29、超時短モード2のカウンタ値M20は41、復帰した時短モード1のカウンタ値M21は10、とし、通常長当たりE3に基づく場合の時短モード1のカウンタ値M3は29、超時短モード2のカウンタ値M30は21、復帰した時短モード1のカウンタ値M31は10、としている。
そのため、変動演出終了中処理(S2209)において、図53に示すように、通常モード0に移行するためのステップS2606の判定条件が、カウンタ値M50,M6,M11,M21,M31,M4が0か否かとなり、モードを変更するためのステップS2608の判定条件が、カウンタ値M5,M1,M10,M2,M20,M3,M30が0か否かとなる。
なお、演出制御部90の他の処理は、既述の実施形態と同様であり、説明を省略する。
4.
≪画像音響制御部での処理≫
つぎに、変形例の場合の画像音響制御部95での処理を説明すると、画像音響制御部95では、選択された所定の変動演出パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、記述したように、図28に示す開始案内報知処理を実行し、さらに、図55,56に示す終了案内報知処理と終了フェイク処理とが実行される。
≪画像音響制御部での処理≫
つぎに、変形例の場合の画像音響制御部95での処理を説明すると、画像音響制御部95では、選択された所定の変動演出パターンでの装飾図柄変動時、所定のタイミングで割込処理されて、記述したように、図28に示す開始案内報知処理を実行し、さらに、図55,56に示す終了案内報知処理と終了フェイク処理とが実行される。
[終了案内報知処理]
終了案内報知処理では、画像音響制御部95は、図55に示すように、まず、終了カウントダウンフラグがONされているか否かを判定し(S4301)、ONされていれば、ステップS4306に移行し、ONされていなければ、終了案内報知コマンド(S2443参照)を受信したか否か判定し(S4302)、受信していなければ、処理を終え、受信すれば(S4302でYES)、終了報知演出としての終了カウントダウンの画像(EC:案内画像EG(案内開始画像EGO)とカウントダウン画像AC(AC5)、図57のB〜D参照)を画像表示部20の表示画面20aに表示し(S4303)、終了カウントダウンフラグをONして(S4304)、Pに6を入れ(S4305)、ステップS4306に移行する。
終了案内報知処理では、画像音響制御部95は、図55に示すように、まず、終了カウントダウンフラグがONされているか否かを判定し(S4301)、ONされていれば、ステップS4306に移行し、ONされていなければ、終了案内報知コマンド(S2443参照)を受信したか否か判定し(S4302)、受信していなければ、処理を終え、受信すれば(S4302でYES)、終了報知演出としての終了カウントダウンの画像(EC:案内画像EG(案内開始画像EGO)とカウントダウン画像AC(AC5)、図57のB〜D参照)を画像表示部20の表示画面20aに表示し(S4303)、終了カウントダウンフラグをONして(S4304)、Pに6を入れ(S4305)、ステップS4306に移行する。
なお、終了のカウントダウン画像(終了報知演出)ECは、図例の場合、案内画像(演出)EGの案内開始画像EGOとして「スピードダウンカウントダウンだ!」の文字と、カウントダウン画像ACを構成するカウント画像AC5としての数字「5」と、の演出表示としている。
ステップS4306においては、変動演出終了コマンド(S2610参照)を受信したか否かを判定し、受信していなければ(S4306でNO)、処理を終え、受信していれば(S4306でYES)、P値から1を減算し(S4307)、ついで、Pが0か否かを判定し(S4308)、0でなければ(S4308でNO)、ステップS4309に移行して、終了カウントダウンの減算画像(カウントダウン画像AC(カウント画像AC4,AC3,AC2,AC1,AC0)と、案内画像EGとしての案内終了画像EGE、図58のA〜F、図59のA〜D参照)を表示画面20aに表示して、処理を終える。
なお、終了カウントダウンの減算画像は、カウントダウン画像ACを構成するカウント画像AC4,AC3,AC2,AC1,AC0であり、順次、「4」、「3」、「2」、「1」、「0」とした数字表示と、案内終了画像EGEとしての「スピードアップ終了!」の文字表示としている。
一方、ステップS4308において、Pが0であれば(S4308でYES)、ステップS4310に移行して、第1短縮状態開始の報知演出としての画像SD(図59のE,F参照)を表示画面20aに表示し、終了カウントダウンフラグをOFFして(S4311)、終了案内報知処理を終える。第1短縮状態開始の画像SDは、図例の場合、「スピードダウンだ!」の文字表示としている。
[終了フェイク処理]
終了フェイク処理では、画像音響制御部95は、図56に示すように、終了フェイクフラグがONされているか否かを判定し(S4401)、ONされていれば、ステップS4406に移行し、ONされていなければ、終了フェイクコマンド(S2804参照)を受信したか否かを判定し(S4402)、受信していなければ、処理を終え、受信していれば(S4402でYES)、終了カウントダウンの画像(EC:案内開始画像EGOとカウントダウン画像AC(AC5)、図57のB〜D参照)を画像表示部20の表示画面20aに表示し(S4403)、終了フェイクフラグをONして(S4404)、Qに3を入れ(S4405)、ステップS4406に移行する。
終了フェイク処理では、画像音響制御部95は、図56に示すように、終了フェイクフラグがONされているか否かを判定し(S4401)、ONされていれば、ステップS4406に移行し、ONされていなければ、終了フェイクコマンド(S2804参照)を受信したか否かを判定し(S4402)、受信していなければ、処理を終え、受信していれば(S4402でYES)、終了カウントダウンの画像(EC:案内開始画像EGOとカウントダウン画像AC(AC5)、図57のB〜D参照)を画像表示部20の表示画面20aに表示し(S4403)、終了フェイクフラグをONして(S4404)、Qに3を入れ(S4405)、ステップS4406に移行する。
ステップS4406においては、変動演出終了コマンド(S2610参照)を受信したか否かを判定し、受信していなければ(S4406でNO)、処理を終え、受信していれば(S4406でYES)、Q値から1を減算し(S4407)、ついで、Qが0か否かを判定し(S4408)、0でなければ(S4408でNO)、ステップS4409に移行して、終了カウントダウンの減算画像(カウント画像AC4,AC3、図58のA〜D参照)を表示画面20aに表示して、処理を終える。
一方、ステップS4408において、Qが0であれば(S4408でYES)、ステップS4410に移行して、フェイク演出としての終了カウントダウン消失画像FEG(図60のA〜C参照)を表示画面20aに表示し、終了フェイクフラグをOFFして(S4411)、終了フェイク処理を終える。
なお、図例の場合、終了カウントダウン消失画像FEGは、「2」の数字表示が、徐々に表示画面20aから消える演出としている。
5.
1.
変形例の演出例について説明すると、確変大当たりA、B,Cや通常長当たりE1,E2,E3の大当たり遊技終了後では、遊技状態設定処理(S1018、図13)のステップS1103やS1110において、時短遊技フラグや確変遊技フラグがONされ、さらに、ステップS1112,S1105,S1107,S1108により、変動短縮状態の変動回数が設定される。そのため、普通図柄処理(S207、図11)のS907でYES→S908に移行して、普通図柄の変動時間が短くなり、かつ、電チュー処理(S209、図14)のS1203でYES→S1204と移行することにより、電チュー24の開放時間が長くなって、電サポ付きとなる。また、特別図柄の変動時間が、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS702でYES→S704→S706→S707を経ることにより、通常遊技状態より平均的に短い時短状態(第1変動短縮状態)として、大当たり判定することとなる。さらにこの時、大当たりが無ければ、演出制御部90では、タイミング報知処理(S2305、図48〜51参照)において、共に、24回目の特別図柄変動を終えれば、ステップS2411,S2444,S2448,S2452でYESとなり、開始案内報知コマンドがセットされる(S2412)。そのため、画像音響制御部95では、開始案内報知コマンドが受信され、既述の実施形態と同様に、開始案内報知処理(図28参照)により、図30のB〜D、図31のA〜F、図32のA〜Fに示すように、第2変動短縮状態の開報知演出としての開始カウントダウン画像OCが表示画面20aに演出表示される。
1.
変形例の演出例について説明すると、確変大当たりA、B,Cや通常長当たりE1,E2,E3の大当たり遊技終了後では、遊技状態設定処理(S1018、図13)のステップS1103やS1110において、時短遊技フラグや確変遊技フラグがONされ、さらに、ステップS1112,S1105,S1107,S1108により、変動短縮状態の変動回数が設定される。そのため、普通図柄処理(S207、図11)のS907でYES→S908に移行して、普通図柄の変動時間が短くなり、かつ、電チュー処理(S209、図14)のS1203でYES→S1204と移行することにより、電チュー24の開放時間が長くなって、電サポ付きとなる。また、特別図柄の変動時間が、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS702でYES→S704→S706→S707を経ることにより、通常遊技状態より平均的に短い時短状態(第1変動短縮状態)として、大当たり判定することとなる。さらにこの時、大当たりが無ければ、演出制御部90では、タイミング報知処理(S2305、図48〜51参照)において、共に、24回目の特別図柄変動を終えれば、ステップS2411,S2444,S2448,S2452でYESとなり、開始案内報知コマンドがセットされる(S2412)。そのため、画像音響制御部95では、開始案内報知コマンドが受信され、既述の実施形態と同様に、開始案内報知処理(図28参照)により、図30のB〜D、図31のA〜F、図32のA〜Fに示すように、第2変動短縮状態の開報知演出としての開始カウントダウン画像OCが表示画面20aに演出表示される。
なお、回転数表示エリア152には、図30〜32の数値より、+10とした表示となる。
また、この時、メイン制御部60では、29回目の特別図柄の変動停止に伴なう停止中処理(S514、図47参照)において、ステップS810でNO→S812でYES→S813でYESと移行し、あるいは、ステップS803でNO→S825でYESと移行して、超短縮フラグがONされる(S814,S826)。そのため、つぎの30回目からの特別図柄変動時には、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS701でYES→S703→S706→S707を経ることにより、変動時間を平均的に時短状態より短くした超時短状態(第2変動短縮状態)とした変動パターンとなる。
また、演出制御部90では、29回目の特別図柄変動の変動停止に伴ない、変動演出終了中処理(S2209、図53参照)のS2605→S2606でNO→S2608でYES(M5,M1,M10,M2,M20,M3,M30=0)→S2609において、モードフラグが時短モードの1から超時短モードの2に変更されることとなる。
2.確変大当たりA,B,Cの場合
その後、確変大当たりA,B,Cの場合には、以降の大当たり判定において、大当たりとなるまで(厳密には、第1変動短縮状態への移行開始から10000回の特別図柄変動を終えるまで)、第2変動短縮状態での特別図柄変動が継続される。
その後、確変大当たりA,B,Cの場合には、以降の大当たり判定において、大当たりとなるまで(厳密には、第1変動短縮状態への移行開始から10000回の特別図柄変動を終えるまで)、第2変動短縮状態での特別図柄変動が継続される。
3.通常長当たりE1,E2,E3の場合
通常長当たりE1,E2,E3の場合でも、大当たりと判定されなければ、所定回数分、第2変動短縮状態での時短遊技が続行される。
通常長当たりE1,E2,E3の場合でも、大当たりと判定されなければ、所定回数分、第2変動短縮状態での時短遊技が続行される。
すなわち、タイミング報知処理(図48〜51参照)において、通常長当たりE1に基づく場合には、84回目の特別図柄変動時、ステップS2447でYESとなって、終了案内報知コマンドがセットされる(S2443)。通常長当たりE2の場合には、64回目の特別図柄変動時、ステップS2451でYESとなって、終了案内報知コマンドがセットされ(S2443)、通常長当たりE3の場合には、44回目の特別図柄変動時、ステップS2453でYESとなって、終了案内報知コマンドがセットされる。
そのため、画像音響制御部95では、終了案内報知コマンドが受信され、終了案内報知処理(図55参照)において、ステップS4301でNO→S4302でYES→S4303〜S4305を経ることとなり、そのステップS4303の終了カウントダウン画像表示が実行される状態となるため、図57のAに示すように、例えば、通常長当たりE1の場合では、84回目の装飾図柄変動が変動停止された後の85回目の装飾図柄の変動時に(この時、回転数表示エリア152では、「83」から「84」に数字が更新され、遊技者は、次変動が85回目の変動開始と認識できる)、画像表示部20の表示画面20aの一部(実施形態では下縁側)に、図57のBに示すように、終了カウントダウンの画像ECが表示され、「スピードダウンカウントダウンだ!」の文字からなる案内開始画像EGOが演出表示され、さらに、図57のCに示すように、「5」の数字からなるカウント画像AC5が演出表示され、そして、図57のDに示すように、装飾図柄変動が停止表示される(この時、回転数表示エリア152では、「84」から「85」に数字が更新され、遊技者は、次変動が86回目の変動開始と認識できる)。
ついで、ステップS4305→S4306を経て、変動演出終了コマンドの受信毎に、S4306でYES→S4307→S4308と移行し、P(設定当初の値の6)が0となる前の1の値のときまで、ステップS4309の終了カウントダウン減算画像表示が実行される。すなわち、Pが5,4,3,2,1と減算される毎に、つぎの装飾図柄変動時において、図58のA,Bに示すように、「4」の数字からなるカウント画像AC4が演出表示され、順次、図58のC,D、図58のE,F、図59のA,B、図59のC,Dに示すように、「3」の数字からなるカウント画像AC3、「2」の数字からなるカウント画像AC2、「1」の数字からなるカウント画像AC1、「0」の数字からなるカウント画像AC0が、演出表示される。なお、「0」の数字からなるカウント画像AC0の演出表示中には、図59のDに示すように、「スピードアップ終了!」の文字からなる案内終了画像EGEも演出表示される。
なお、図58のBの場合では、回転数表示エリア152では、「85」から「86」に数字が更新され、遊技者は、次変動が87回目の変動開始と認識でき、図58のDの場合では、回転数表示エリア152では、「86」から「87」に数字が更新され、遊技者は、次変動が88回目の変動開始と認識でき、さらに、図58のFの場合には、回転数表示エリア152では、「87」から「88」に数字が更新され、遊技者は、次変動が89回目の変動開始と認識できる。さらに、図59のBの場合には、回転数表示エリア152では、「88」から「89」に数字が更新され、遊技者は、次変動が90回目の変動開始と認識できる
そして、図59のDに示すように、時短遊技状態に移行した後の90回目の装飾図柄変動が停止表示されるとともに、画像音響制御部95が変動演出終了コマンドを受信すれば、S4306でYES→S4307→S4008でYES→S4310となることから、つぎの91回目からの装飾図柄変動時においては、画像音響制御部95は、図59のE,Fに示すように、画像表示部20の表示画面20aの下縁側に、第1短縮状態開始画像SDを演出表示することとなる。ちなみに、図59のDの場合では、回転数表示エリア152では、「89」から「90」に数字が更新され、遊技者は、次変動が91回目の変動開始と認識できる。
なお、メイン制御部60では、90回目の特別図柄の変動停止に伴なう停止中処理(S514、図47参照)において、ステップS803でNO→S825でNO→S827でYES→S828でYES→S829と移行するため、超短縮フラグがOFFされる。そのため、つぎの91回目からの特別図柄変動時には、変動パターン選択処理(S508、図9参照)のS701でNO→S702でYES→S704→S706→S707を経ることにより、変動時間を時短状態(第1変動短縮状態)とした変動パターンとなる。
また、演出制御部90では、90回目の特別図柄変動の変動停止に伴ない、変動演出終了中処理(S2209、図53参照)のS2605→S2606でNO→S2608でYES(M5,M1,M10,M2,M20,M3,M30=0)→S2609において、モードフラグが超時短モードの2から時短モードの1に変更されることとなる。
なお、通常長当たりE2の場合には、通常長当たりE1より、20回転数分、上記の終了案内報知コマンドのセットが早いことから、図57のB〜図59のFまでの終了報知演出としての終了カウントダウン画像ECの演出表示は、回転数表示エリア152に「64」が表示されて開始される状態となり、そして、時短遊技の変動回数が70回目を終え、回転数表示エリア152に「70」が表示されて、遊技者は、次変動が71回目の変動開始となることを認識して、図59のE,Fの演出表示を目視することとなる。
また、通常長当たりE3の場合には、通常長当たりE1より、40回転数分、上記の終了案内報知コマンドのセットが早いことから、図57のB〜図59のFまでの終了報知演出としての終了カウントダウン画像ECの演出表示は、回転数表示エリア152に「44」が表示されて開始される状態となり、そして、時短遊技の変動回数が50回目を終え、回転数表示エリア152に「50」が表示されて、遊技者は、次変動が51回目の変動開始となることを認識して、図59のE,Fの演出表示を目視することとなる。
そしてその後、大当たりの判定結果を得られなければ、いずれの長当たりE1,E2,E3の場合でも、10回転数分の特別図柄変動を経た後、通常遊技状態となる。すなわち、停止中処理(S514、図47参照)において、ステップS802→S803でYES→S804に移行して、時短遊技フラグがOFFされることにより、変動パターン選択処理(S508、図9参照)において、ステップS701でNO→S702でNO→S705に移行して、特別図柄変動が通常パターンとなり、また、普通図柄処理(S207、図11参照)においても、ステップS907でNO→S909に移行して、普通図柄の変動時間が通常パターンとなり、さらに、電チュー処理(S209、図14参照)においても、ステップS1203でNO→S1205となり、電チューの開放時間が通常パターンとなる。さらにまた、変動演出終了中処理(S2209、図53参照)において、ステップS2606でYESとなって、モードフラグが、通常モードの0となる。
4.終了フェイク演出
また、変形例においては、通常長当たりE3の大当り遊技後を除いて、確変大当たりA,B,Cや通常長当たりE1,E2の場合には、第2変動短縮状態から第1変動短縮状態平行する案内を行なう終了案内報知演出のフェイクを実行する終了フェイク処理(図4VI参照)が行なわれる。変形例の場合には、確変遊技状態や時短遊技状態の開始からの所定回数目の特別図柄変動時(確変大当たりA,B,Cでは、44回目若しくは64回目、あるいは、84回目、通常長当たりE1では44回目若しくは64回目、通常長当たりE2では44回目、図46参照)、タイミング報知処理(図48〜40参照)において、終了フェイク判定処理(S2441,S2446,S2450)を実行する。この終了フェイク判定処理(図52参照)において、演出制御部90が、ステップS2801→S2802→S2803でYESとして、フェイクを行なう判定をした場合には、画像音響制御部95に終了フェイクコマンド(S2804)を送信する。そのため、画像音響制御部95は、終了フェイク処理(図56参照)において、ステップS4401でNO→S4402でYES→S4403〜S4405を経て、つぎの装飾図柄変動演出時、図57のB,C,Dに示すように、終了カウントダウンの画像(EC:終了案内開始画像EGOとカウントダウン画像AC(AC5))を画像表示部20の表示画面20aに表示する。
また、変形例においては、通常長当たりE3の大当り遊技後を除いて、確変大当たりA,B,Cや通常長当たりE1,E2の場合には、第2変動短縮状態から第1変動短縮状態平行する案内を行なう終了案内報知演出のフェイクを実行する終了フェイク処理(図4VI参照)が行なわれる。変形例の場合には、確変遊技状態や時短遊技状態の開始からの所定回数目の特別図柄変動時(確変大当たりA,B,Cでは、44回目若しくは64回目、あるいは、84回目、通常長当たりE1では44回目若しくは64回目、通常長当たりE2では44回目、図46参照)、タイミング報知処理(図48〜40参照)において、終了フェイク判定処理(S2441,S2446,S2450)を実行する。この終了フェイク判定処理(図52参照)において、演出制御部90が、ステップS2801→S2802→S2803でYESとして、フェイクを行なう判定をした場合には、画像音響制御部95に終了フェイクコマンド(S2804)を送信する。そのため、画像音響制御部95は、終了フェイク処理(図56参照)において、ステップS4401でNO→S4402でYES→S4403〜S4405を経て、つぎの装飾図柄変動演出時、図57のB,C,Dに示すように、終了カウントダウンの画像(EC:終了案内開始画像EGOとカウントダウン画像AC(AC5))を画像表示部20の表示画面20aに表示する。
その後、変動演出終了コマンド(S2610参照)を受信する毎に(S4406でYES)、当初3のQ値から1を減算し(S4407)、順次、Qが2や1となる際に、ステップS4409に移行して、終了カウントダウンの減算画像(カウント画像AC4,AC3、図58のA〜D参照)を表示画面20aに表示し、そして、Qが0となるとき、ステップS4408でYES→S4410と移行するため、画像音響制御部95が、図60のA〜Cに示すように、表示画面20aに、「2」の数字が徐々に消える終了カウントダウン消失画像FEGが表示されることとなる。
ちなみに、図60のA,Bに示すような場合、確変大当たりA,B,Cの確変遊技状態や通常長当たりE1,E2の時短遊技状態では、回転数表示エリア152には、「47」が表示されて、48回目の変動時の演出となる場合があり、また、確変大当たりA,B,Cの確変遊技状態と通常長当たりE1の時短遊技状態では、回転数表示エリア152には、「67」が表示されて、68回目の変動時の演出となる場合があり、確変大当たりA,B,Cの確変遊技状態では、回転数表示エリア152には、「87」が表示されて、88回目の変動時の演出となる場合があることとなる。
(7)実施形態や変形例の作用・効果
1.
実施形態のパチンコ遊技機10では、変形例も含めて、
遊技球を入賞可能に開閉する可変入賞装置(電チュー)24と、
通過する遊技球を検知する入球口(ゲート)28と、
前記可変入賞装置(電チュー)24への遊技球の入賞により取得した情報としての乱数に基づいて、大当たり遊技を実行可能な大当たりか否かを判定する大当たり判定手段(大当たり判定処理(ステップS507、図8参照)を実行するメイン制御部)60と、
該大当たり判定手段の判定毎に、所定の変動時間を経て、所定の図柄を表示部(第2特別図柄表示器39b)に停止表示するとともに、前記入球口(ゲート)28による遊技球の検知信号に基づいて前記可変入賞装置(電チュー)24の開閉動作を制御し、かつ、大当たり遊技時の特別可変入賞装置(大入賞装置)26の作動を制御する遊技制御手段(電チュー処理(ステップS209、図14参照)と大入賞口処理(ステップS208、図12参照)を実行するメイン制御部)60と、
を備え、
前記遊技制御手段(メイン制御部60)が、
前記大当たり判定手段の大当たりの判定結果に基づき、前記大当たり遊技後において、前記入球口(ゲート)28による遊技球の検知信号に基づく前記可変入賞装置(電チュー)24の開状態を通常遊技状態に比べて長くする開放延長状態と、前記変動時間を通常遊技状態に比べて短くする変動時間短縮状態と、を実行可能な開放延長変動短縮実行手段(ステップS1204(図14参照)とステップS703,S704(図9参照)とを実行するメイン制御部)60を備え、
該開放延長変動短縮実行手段の実行時における前記変動時間短縮状態が、第1の変動短縮状態と、前記第1の変動短縮状態より変動時間を短くする第2の変動短縮状態とを備え、
前記遊技制御手段が、前記第1の変動短縮状態から前記第2の変動短縮状態への移行時、若しくは、前記第2の変動短縮状態から前記第1の変動短縮状態への移行時における移行前の変動短縮状態の変動回数を決定する移行回数決定手段(遊技状態設定処理(ステップS1018、図13参照)と停止中処理(ステップS514、図10,37参照)とを実行するメイン制御部)60を備え、
該移行回数決定手段(メイン制御部60)が、前記大当たり判定手段の判定結果における前記大当たりの種類に応じて、前記変動回数を決定することを特徴とする。
(7)実施形態や変形例の作用・効果
1.
実施形態のパチンコ遊技機10では、変形例も含めて、
遊技球を入賞可能に開閉する可変入賞装置(電チュー)24と、
通過する遊技球を検知する入球口(ゲート)28と、
前記可変入賞装置(電チュー)24への遊技球の入賞により取得した情報としての乱数に基づいて、大当たり遊技を実行可能な大当たりか否かを判定する大当たり判定手段(大当たり判定処理(ステップS507、図8参照)を実行するメイン制御部)60と、
該大当たり判定手段の判定毎に、所定の変動時間を経て、所定の図柄を表示部(第2特別図柄表示器39b)に停止表示するとともに、前記入球口(ゲート)28による遊技球の検知信号に基づいて前記可変入賞装置(電チュー)24の開閉動作を制御し、かつ、大当たり遊技時の特別可変入賞装置(大入賞装置)26の作動を制御する遊技制御手段(電チュー処理(ステップS209、図14参照)と大入賞口処理(ステップS208、図12参照)を実行するメイン制御部)60と、
を備え、
前記遊技制御手段(メイン制御部60)が、
前記大当たり判定手段の大当たりの判定結果に基づき、前記大当たり遊技後において、前記入球口(ゲート)28による遊技球の検知信号に基づく前記可変入賞装置(電チュー)24の開状態を通常遊技状態に比べて長くする開放延長状態と、前記変動時間を通常遊技状態に比べて短くする変動時間短縮状態と、を実行可能な開放延長変動短縮実行手段(ステップS1204(図14参照)とステップS703,S704(図9参照)とを実行するメイン制御部)60を備え、
該開放延長変動短縮実行手段の実行時における前記変動時間短縮状態が、第1の変動短縮状態と、前記第1の変動短縮状態より変動時間を短くする第2の変動短縮状態とを備え、
前記遊技制御手段が、前記第1の変動短縮状態から前記第2の変動短縮状態への移行時、若しくは、前記第2の変動短縮状態から前記第1の変動短縮状態への移行時における移行前の変動短縮状態の変動回数を決定する移行回数決定手段(遊技状態設定処理(ステップS1018、図13参照)と停止中処理(ステップS514、図10,37参照)とを実行するメイン制御部)60を備え、
該移行回数決定手段(メイン制御部60)が、前記大当たり判定手段の判定結果における前記大当たりの種類に応じて、前記変動回数を決定することを特徴とする。
実施形態のパチンコ遊技機10では、図20に示すように、確変大当たりA,B,Cの大当り遊技後の確変遊技状態において、大当たりが無ければ、第1変動短縮状態での特別図柄変動を19回分行い、20回目から第1変動短縮状態より平均的に変動時間を短くする第2変動短縮状態に移行して、特別図柄変動を行なう。通常長当たりE1の大当り遊技後の時短遊技状態では、大当たりが無ければ、第1変動短縮状態での特別図柄変動を29回分行い、30回目から第2変動短縮状態に移行し、通常長当たりE2の場合には、第1変動短縮状態での特別図柄変動を39回分行い、40回目から第2変動短縮状態に移行して、特別図柄変動を行なう。
そのため、実施形態のパチンコ遊技機10では、大当り遊技後における短縮変動状態での遊技状態時(確変遊技状態時や時短遊技状態時)、大当たりの種類に差があっても、すなわち、有利判定基準で大当たり判定される確変遊技状態とそのような通常判定基準で大当たり判定される時短遊技状態との差のある確変大当たりと通常長当たりとの差、あるいは、時短遊技状態での時短回数の100回と80回との差による通常長当たりE1と通常長当たりE2との差、があっても、共に、第1変動短縮状態と第2変動短縮状態との遊技を楽しむこと自体が可能となる。
したがって、実施形態のパチンコ遊技機10では、確変大当たりA、B,Cや通常長当たりE1,E2とに関して、大当たりの種類に差があっても、同様に、長短に差のある少なくとも2種類の変動短縮状態(第1変動短縮状態と第2変動短縮状態)の遊技状態で遊技できる。
なお、実施形態では、通常長当たりE3の大当たり遊技後の時短遊技時、第2変動短縮状態に移行しない構成としたが、通常長当たりE2より少ない数として、例えば、10回分、あるいは、20回分等、第2変動短縮状態を設けるようにしてもよい。あるいは、通常長当たりE3を無くして、確変大当たりA、B,Cと通常長当たりE1,E2との大当たりだけとして、それらの大当り遊技後、全て、第1変動短縮状態と第2変動短縮状態とを実行するように構成してもよい。
(変形例の場合)
変形例の場合には、図46に示すように、通常長当たりE3の大当り遊技後の時短遊技状態時、大当たりが無ければ、第1変動短縮状態での特別図柄変動を29回分行い、30回目から第2変動短縮状態に移行することから、通常長当たりE1,E2,E3の全てが、大当り遊技後の時短遊技状態時、第1変動短縮状態と第2変動短縮状態とでの遊技を楽しむことができる。
変形例の場合には、図46に示すように、通常長当たりE3の大当り遊技後の時短遊技状態時、大当たりが無ければ、第1変動短縮状態での特別図柄変動を29回分行い、30回目から第2変動短縮状態に移行することから、通常長当たりE1,E2,E3の全てが、大当り遊技後の時短遊技状態時、第1変動短縮状態と第2変動短縮状態とでの遊技を楽しむことができる。
2.
実施形態のパチンコ遊技機10では、前記移行回数決定手段(メイン制御部60)が、遊技者に有利な前記大当たりの種類を示唆可能に、前記第2の変動短縮状態への移行時の前記変動回数を、決定している。
実施形態のパチンコ遊技機10では、前記移行回数決定手段(メイン制御部60)が、遊技者に有利な前記大当たりの種類を示唆可能に、前記第2の変動短縮状態への移行時の前記変動回数を、決定している。
すなわち、実施形態では、通常長当たりE1,E2に関しては、通常長当たりE1が時短回数を100回とし、通常長当たりE2が時短回数を80回としていることから、大当たり判定の乱数を取得できる電チュー24への入賞のし易さの観点から、時短回数の多い通常長当たりE2より時短回数の少ない通常長当たりE2より、遊技者に有利となる。また、大当たりの判定結果を得易い(大当たりに当選し易い)有利判定基準で判定される確変遊技状態となる確変大当たりA,B,Cの方が、通常判定基準の時短遊技状態となる通常長当たりE1,E2より、遊技者に有利となる。すなわち、通常長当たりE2<通常長当たりE1<確変大当たりA,B,Cの順で、変動短縮状態での遊技時、遊技者に有利となる。
そして、実施形態のパチンコ遊技機10では、図20に示すように、大当り遊技後の変動短縮状態での遊技開始から、確変大当たりA,B,Cの場合には、20回目、通常長当たりE1の場合には、30回目、通常長当たりE2の場合には、40回目として、遊技者に有利な順に、第2変動短縮状態への移行時の変動回数が、短くなっており、第2変動短縮状態への移行時のタイミングが早けば、遊技者に有利な大当たりであったと示唆可能となる。
勿論、この場合には、大当たりの判定結果を演出表示する装飾図柄変動演出や大当たり演出において、いずれの大当たりであったかを遊技者に不明な状態としておけば、一層、上記の示唆により、遊技者に有利であった大当たりであったか否かを推測することができて、楽しく遊技できることとなる。
(変形例の場合)
変形例においても、図46に示すように、第2変動短縮状態から第1変動短縮状態に移行するタイミングが、大当り遊技後の変動短縮状態での遊技開始から、通常長当たりE1では90回目、通常長当たりE2では70回目、通常長当たりE3では50回目として、遊技者に有利な順に、繰り下がる状態としており、この変形例のように、第1変動短縮状態への移行時のタイミングが遅れれば、遊技者に有利な大当たりであったと示唆可能となる。
変形例においても、図46に示すように、第2変動短縮状態から第1変動短縮状態に移行するタイミングが、大当り遊技後の変動短縮状態での遊技開始から、通常長当たりE1では90回目、通常長当たりE2では70回目、通常長当たりE3では50回目として、遊技者に有利な順に、繰り下がる状態としており、この変形例のように、第1変動短縮状態への移行時のタイミングが遅れれば、遊技者に有利な大当たりであったと示唆可能となる。
3.
実施形態のパチンコ遊技機では、前記移行回数決定手段(メイン制御部60)が、前記第2の変動短縮状態での変動回数を前記第1の変動短縮状態での変動回数より多くすることにより、遊技者に有利な前記大当たりの種類を示唆している。
実施形態のパチンコ遊技機では、前記移行回数決定手段(メイン制御部60)が、前記第2の変動短縮状態での変動回数を前記第1の変動短縮状態での変動回数より多くすることにより、遊技者に有利な前記大当たりの種類を示唆している。
すなわち、実施形態では、図20に示すように、大当たりとならなければ、確変大当たりA,B,Cの大当り遊技後の確変遊技状態時、最初の19回分の第1変動短縮状態での特別図柄変動を終えれば、その後、第1変動短縮状態より長い回数分、第2変動短縮状態の特別図柄変動を行なうこととなる。
通常長当たりE1では、大当たりとならなければ、最初の29回分の第1変動短縮状態での特別図柄変動を終えれば、第2変動短縮状態に移行するが、時短回数が100回であり、第2変動短縮状態での特別図柄変動は71回分となる。通常長当たりE2では、最初の39回分の第1変動短縮状態での特別図柄変動を終えれば、第2変動短縮状態に移行するが、時短回数が80回であり、第2変動短縮状態での特別図柄変動は41回分となる。
そのため、第2変動短縮状態での変動回数において、多い順に、通常長当たりE2<通常長当たりE1<確変大当たりA,B,Cとなって、第2変動短縮状態での変動回数の多さにより、遊技者に有利となる大当たりの種類を示唆可能となる。
(変形例の場合)
変形例においても、図46に示すように、大当たりとならなければ、確変大当たりA,B,Cの大当り遊技後の確変遊技状態時、最初の29回分の第1変動短縮状態での特別図柄変動を終えれば、その後、第1変動短縮状態より長い回数分、第2変動短縮状態の特別図柄変動を行なうこととなる。
変形例においても、図46に示すように、大当たりとならなければ、確変大当たりA,B,Cの大当り遊技後の確変遊技状態時、最初の29回分の第1変動短縮状態での特別図柄変動を終えれば、その後、第1変動短縮状態より長い回数分、第2変動短縮状態の特別図柄変動を行なうこととなる。
通常長当たりE1では、大当たりとならなければ、最初の29回分の第1変動短縮状態での特別図柄変動を終えれば、第2変動短縮状態に移行するが、時短回数が100回であり、さらに、時短回数の91回目から100回目までは第1変動短縮状態に移行することから、第2変動短縮状態での特別図柄変動は61回分となる。通常長当たりE2では、最初の29回分の第1変動短縮状態での特別図柄変動を終えれば、第2変動短縮状態に移行するが、時短回数が80回であり、かつ、時短回数の71回目から80回目までは第1変動短縮状態に移行することから、第2変動短縮状態での特別図柄変動は41回分となる。通常長当たりE3では、最初の29回分の第1変動短縮状態での特別図柄変動を終えれば、第2変動短縮状態に移行するが、時短回数が60回であり、かつ、時短回数の51回目から60回目までは第1変動短縮状態に移行することから、第2変動短縮状態での特別図柄変動は21回分となる。
そのため、第2変動短縮状態での変動回数において、多い順に、通常長当たりE3<通常長当たりE2<通常長当たりE1<確変大当たりA,B,Cとなって、第2変動短縮状態での変動回数の多さにより、遊技者に有利となる大当たりの種類を示唆可能となる。
4.
上記の場合には、第2変動短縮状態での変動回数の多さにより、遊技者に有利となる大当たりの種類を示唆しているが、通常長当たりの場合、第2変動短縮状態での変動回数の少なさ、換言すれば、第1変動短縮状態での変動回数の多さにより(通常長当たりE3<通常長当たりE2<通常長当たりE1)、遊技者に有利な大当たりの種類を示唆するように構成してもよい。
上記の場合には、第2変動短縮状態での変動回数の多さにより、遊技者に有利となる大当たりの種類を示唆しているが、通常長当たりの場合、第2変動短縮状態での変動回数の少なさ、換言すれば、第1変動短縮状態での変動回数の多さにより(通常長当たりE3<通常長当たりE2<通常長当たりE1)、遊技者に有利な大当たりの種類を示唆するように構成してもよい。
5.
実施形態や変形例では、遊技者がわかり易いように、変動回数の数値を、呼出ランプユニット150の回転数表示エリア152で表示するように構成したが、その数値は、表示画面20aや、遊技盤の所定のエリアで表示するように構成してもよい。
実施形態や変形例では、遊技者がわかり易いように、変動回数の数値を、呼出ランプユニット150の回転数表示エリア152で表示するように構成したが、その数値は、表示画面20aや、遊技盤の所定のエリアで表示するように構成してもよい。
勿論、大当たりの種類に応じて、遊技者が容易に認識できるように、第1変動短縮状態相互や第2変動短縮状態相互での変動回数の差、あるいは、第1変動短縮状態と第2変動短縮状態との相互の変動回数の差が、大きければ、上記のような変動回数の数値の表示は、必ずしも必要でない。
6.
変形例では、大当り遊技後の確変遊技状態や時短遊技状態での開始時、特別図柄変動が第1変動短縮状態として開始される場合を例示したが、開始当初から、第1変動短縮状態で無く、第2変動短縮状態で特別図柄変動を開始させてもよい。
変形例では、大当り遊技後の確変遊技状態や時短遊技状態での開始時、特別図柄変動が第1変動短縮状態として開始される場合を例示したが、開始当初から、第1変動短縮状態で無く、第2変動短縮状態で特別図柄変動を開始させてもよい。
7.
実施形態のパチンコ遊技機10では、タイミング報知手段(第2変動短縮状態の開始の報知演出OC(AG)を表示する演出制御部90及び画像音響制御部95)を備えて、第2変動短縮状態に移行するタイミングに近づく旨を、図30のB〜D、図31のA〜F、図32のA〜Dに示すように、変動回数に応じ、若しくは、図43〜45に示すように、時間に応じて、段階的に報知する案内報知手段(カウントダウン画像OCを表示する演出制御部90及び画像音響制御部95)、を備えている。
実施形態のパチンコ遊技機10では、タイミング報知手段(第2変動短縮状態の開始の報知演出OC(AG)を表示する演出制御部90及び画像音響制御部95)を備えて、第2変動短縮状態に移行するタイミングに近づく旨を、図30のB〜D、図31のA〜F、図32のA〜Dに示すように、変動回数に応じ、若しくは、図43〜45に示すように、時間に応じて、段階的に報知する案内報知手段(カウントダウン画像OCを表示する演出制御部90及び画像音響制御部95)、を備えている。
そのため、実施形態のパチンコ遊技機10では、変動回数の消化や時間経過に伴なうカウントダウンにより、第2短縮状態の開始が明瞭に把握できることから、スピード感のある第2短縮状態の変動開始のタイミングを待ち望んで、楽しく遊技でき、遊技の趣向性を向上させることができる。
(変形例)
変形例では、タイミング報知手段(第2変動短縮状態の終了の報知演出EC(AG)を表示する演出制御部90及び画像音響制御部95)を備えて、第1変動短縮状態に移行するタイミングに近づく旨を、図57のB〜D、図58のA〜F、図59のA〜Dに示すように、変動回数に応じて、段階的に報知する案内報知手段(カウントダウン画像OCを表示する演出制御部90及び画像音響制御部95)、を備えている。
変形例では、タイミング報知手段(第2変動短縮状態の終了の報知演出EC(AG)を表示する演出制御部90及び画像音響制御部95)を備えて、第1変動短縮状態に移行するタイミングに近づく旨を、図57のB〜D、図58のA〜F、図59のA〜Dに示すように、変動回数に応じて、段階的に報知する案内報知手段(カウントダウン画像OCを表示する演出制御部90及び画像音響制御部95)、を備えている。
そのため、変形例では、変動回数の消化に伴なうカウントダウンにより、第2短縮状態の終了と第1短縮状態の開始とが明瞭に把握できることから、確変遊技状態でないことを把握でき、時短回数の終了後に、遊技を止めるか否かの判断を事前に行うことができる。
なお、この変形例でも、第1変動短縮状態に移行するタイミングに近づく旨を、時間に応じて、段階的に報知してもよい。
8.
実施形態のパチンコ遊技機10では、通常長当たりE1,E2,E3の大当り遊技後の第1短縮状態の遊技時、演出制御部90によるフェイク判定処理(S2425,S2429,S2433、図25参照)により、図33に示すように、第2短縮状態に移行するタイミングを案内報知する演出が途中で消失するフェイク演出が表示されることから、遊技者は、そのフェイクにより、一喜一憂して、遊技することができる。
実施形態のパチンコ遊技機10では、通常長当たりE1,E2,E3の大当り遊技後の第1短縮状態の遊技時、演出制御部90によるフェイク判定処理(S2425,S2429,S2433、図25参照)により、図33に示すように、第2短縮状態に移行するタイミングを案内報知する演出が途中で消失するフェイク演出が表示されることから、遊技者は、そのフェイクにより、一喜一憂して、遊技することができる。
(変形例)
変形例では、確変大当たりA,B,Cや通常長当たりE1,E2の大当り遊技後の第2編短縮状態の遊技時、演出制御部90によるフェイク判定処理(S2441,S2446,S2450、図52参照)により、図60に示すように、第1短縮状態に移行するタイミングを案内報知する演出が途中で消失するフェイク演出が表示されることから、遊技者は、そのフェイクにより、一喜一憂して、遊技することができる。
変形例では、確変大当たりA,B,Cや通常長当たりE1,E2の大当り遊技後の第2編短縮状態の遊技時、演出制御部90によるフェイク判定処理(S2441,S2446,S2450、図52参照)により、図60に示すように、第1短縮状態に移行するタイミングを案内報知する演出が途中で消失するフェイク演出が表示されることから、遊技者は、そのフェイクにより、一喜一憂して、遊技することができる。
9.
実施形態では、図45に示すように、移行するタイミングの変動直前の変動時に移行を示唆する際、カウントダウン画像ACを表示せずに、案内報知演出(OC´)の直前報知画像OCPだけを表示する場合を示した。しかし、移行するタイミングは、予め、20回、30回、40回等と設定されていることから、その移行する直前の変動時には、変動時間が長い変動パターンとなるように、変動パターン選択処理(S508、図9参照)において、特別の変動パターンテーブルを用いて、対応する変動パターン、すなわち、移行直前変動パターン、を選択できるように構成し、そして、選択された移行直前変動パターンに対応する変動演出変動パターンでの変動演出時、移行タイミングを示唆(報知)する示唆演出(報知演出:カウントダウン画像AC)を表示してもよい。この場合、例えば、セットされる変動パターンは、確変当たりA,Bや通常当たりE1,E2,E3の当たりのパターンと外れのパターンに応じて、種々、所定の移行直前変動パターンがセットされるが、共に、カウントダウン画像ACを表示できる長さ(例えば、16秒)の変動時間の変動パターン(移行直前変動パターン)が選択されることとなる。
実施形態では、図45に示すように、移行するタイミングの変動直前の変動時に移行を示唆する際、カウントダウン画像ACを表示せずに、案内報知演出(OC´)の直前報知画像OCPだけを表示する場合を示した。しかし、移行するタイミングは、予め、20回、30回、40回等と設定されていることから、その移行する直前の変動時には、変動時間が長い変動パターンとなるように、変動パターン選択処理(S508、図9参照)において、特別の変動パターンテーブルを用いて、対応する変動パターン、すなわち、移行直前変動パターン、を選択できるように構成し、そして、選択された移行直前変動パターンに対応する変動演出変動パターンでの変動演出時、移行タイミングを示唆(報知)する示唆演出(報知演出:カウントダウン画像AC)を表示してもよい。この場合、例えば、セットされる変動パターンは、確変当たりA,Bや通常当たりE1,E2,E3の当たりのパターンと外れのパターンに応じて、種々、所定の移行直前変動パターンがセットされるが、共に、カウントダウン画像ACを表示できる長さ(例えば、16秒)の変動時間の変動パターン(移行直前変動パターン)が選択されることとなる。
そして、例えば、外れの移行直前変動パターンの場合、確変当たりA,B,Cに基づく確変遊技状態であれば、第1短縮状態から第2短縮状態へ移行するタイミングが確変遊技状態に移行して20回目の変動となり(図20参照)、図61のAに示すように、確変遊技状態に移行した18回目の変動が停止表示された後(この時、回転数表示エリア152では、「17」から更新されて「18」が表示される)、図61のB〜Iに示すように、移行直前変動パターンに基づく所定の装飾図柄の変動が開始されて、開始案内報知演出OCの案内画像AG(案内開始画像AGEや案内終了画像AGE)やカウントダウン画像AC(カウント画像AC5,4,3,2,1,0)が、図61のB〜Iで各2秒毎に表示され(この時、回転数表示エリア152には、「18」が表示されたままとなる)、そして、変動停止し(回転数表示エリア152では、「18」から更新された「19」が表示される)、ついで、図61のJに示すように、第2短縮状態の20回目の変動が開始されることとなる。
同様に、第2短縮状態から第1短縮状態へ移動するタイミングが、通常当たりE1に基づく時短遊技状態であれば、移行するタイミングが時短遊技状態に移行して91回目の変動となり(図46参照)、図62のAに示すように、時短遊技状態に移行した89回目の変動が停止表示された後(この時、回転数表示エリア152には、「88」から更新された「89」が表示される)、第2短縮状態の終了となる90回目の変動開始に伴なって、図62のB〜Iに示すように、移行直前変動パターンに基づく所定の装飾図柄の変動が開始されて、終了案内報知演出ECの案内画像EG(終了案内開始画像EGOや案内終了画像EGE)やカウントダウン画像AC(カウント画像AC5,4,3,2,1,0)が、2秒毎に表示され(この時、回転数表示エリア152では、「89」が表示されたままとなる)、そして、変動停止し(回転数表示エリア152には、「89」から更新された「90」が表示される)、ついで、図62のJに示すように、第1短縮状態の91回目の変動が開始されることとなる。
10.
実施形態のパチンコ遊技機10では、第1短縮状態から第2短縮状態に移行するタイミングの報知案内時、先読み判定結果として、長当たりの判定結果が発生すれば、演出制御部90による先読み判定結果解析処理(S2204、図34参照)及び代替カウントダウン処理(S3306、図36参照)と、画像音響制御部95による代替報知処理(図37参照)と、によって、図38,39に示すように、案内報知演出を、カウントダウンしつつ、長当たりを示唆する演出に変更しており、その演出を見る遊技者は、楽しく遊技できる。
実施形態のパチンコ遊技機10では、第1短縮状態から第2短縮状態に移行するタイミングの報知案内時、先読み判定結果として、長当たりの判定結果が発生すれば、演出制御部90による先読み判定結果解析処理(S2204、図34参照)及び代替カウントダウン処理(S3306、図36参照)と、画像音響制御部95による代替報知処理(図37参照)と、によって、図38,39に示すように、案内報知演出を、カウントダウンしつつ、長当たりを示唆する演出に変更しており、その演出を見る遊技者は、楽しく遊技できる。
勿論、第2短縮状態から第1短縮状態へ移行する変形例の場合においても、先読み判定結果により、第2始動口23への入賞に伴なう判定結果が、確変大当たりA,B若しくは通常長当たりE1,E2,E3の何れかの長当たりと、事前判定されれば、報知のカウントダウン中に、通常の案内報知演出としての終了カウントダウン画像ECを差し替えて、当たり示唆演出としての当たりカウントダウン画像POC(図38のD〜G、図39のA〜E参照)や当たり示唆報知演出(示唆演出画像表示、図40参照)を表示してもよい。
11.
実施形態では、移行するタイミングを示唆する演出として、表示する数字を「5」から「0」まで、順次、減算していくカウントダウン画像を利用した場合を示した。しかし、カウントダウンは、「3」や「10」等の他の数字からカウントダウンを開始してもよい。さらに、移行するタイミングを遊技者に示唆できる示唆手段であれば、上、中、下、や、松、竹、梅、等の順序付けやランク付けできる文字等を利用したり、画像表示部20の表示画面20aに表示するキャラクタや所定のアイテムを、徐々に、小さくしたり、あるいは、大きくしたり、更には、それらの表示数を徐々に多くしたり、徐々に少なくする演出を表示して、示唆してもよい。さらに、可動役物を作動させたり、所定のランプを光らせたりしてもよく、さらに、所定の音を鳴らしつつ、その音程の高低や、そのリズムを短くしたり、長くしたり、音の数を多くしたり、少なくする等して、遊技者に、移行するタイミングを示唆(報知)してもよい。
実施形態では、移行するタイミングを示唆する演出として、表示する数字を「5」から「0」まで、順次、減算していくカウントダウン画像を利用した場合を示した。しかし、カウントダウンは、「3」や「10」等の他の数字からカウントダウンを開始してもよい。さらに、移行するタイミングを遊技者に示唆できる示唆手段であれば、上、中、下、や、松、竹、梅、等の順序付けやランク付けできる文字等を利用したり、画像表示部20の表示画面20aに表示するキャラクタや所定のアイテムを、徐々に、小さくしたり、あるいは、大きくしたり、更には、それらの表示数を徐々に多くしたり、徐々に少なくする演出を表示して、示唆してもよい。さらに、可動役物を作動させたり、所定のランプを光らせたりしてもよく、さらに、所定の音を鳴らしつつ、その音程の高低や、そのリズムを短くしたり、長くしたり、音の数を多くしたり、少なくする等して、遊技者に、移行するタイミングを示唆(報知)してもよい。
12.
また、第1短縮状態から第2短縮状態、あるいは、第2短縮状態から第1短縮状態へ移行する回数は、実施形態のように、1回、あるいは、変形例のように、2回としてもよく、さらに、移行回数を3回以上としてもよい。そして、複数回の移行を行う場合には、移行タイミングの報知は、移行毎に報知(示唆)してもよいし、適宜、報知しない場合を設けてもよい。
また、第1短縮状態から第2短縮状態、あるいは、第2短縮状態から第1短縮状態へ移行する回数は、実施形態のように、1回、あるいは、変形例のように、2回としてもよく、さらに、移行回数を3回以上としてもよい。そして、複数回の移行を行う場合には、移行タイミングの報知は、移行毎に報知(示唆)してもよいし、適宜、報知しない場合を設けてもよい。
10…パチンコ遊技機、
20…画像表示部、
24…(電動チューリップ・可変入球装置)電チュー、
28…(入球口)ゲート、
39b…(表示部)第2特別図柄表示器、
60…(大当たり判定手段・遊技制御手段・開放延長変動短縮実行手段・移行回数決定手段)メイン制御部。
20…画像表示部、
24…(電動チューリップ・可変入球装置)電チュー、
28…(入球口)ゲート、
39b…(表示部)第2特別図柄表示器、
60…(大当たり判定手段・遊技制御手段・開放延長変動短縮実行手段・移行回数決定手段)メイン制御部。
本発明に係る遊技機は、遊技球を入賞可能に開閉する可変入賞装置と、
通過する遊技球を検知する入球口と、
前記可変入賞装置への遊技球の入賞により取得した情報に基づいて、大当たり遊技を実行可能な大当たりか否かを判定する大当たり判定手段と、
該大当たり判定手段の判定毎に、所定の変動時間を経て、所定の図柄を表示部に停止表示するとともに、前記入球口による遊技球の検知信号に基づいて前記可変入賞装置の開閉動作を制御し、かつ、大当たり遊技時の特別可変入賞装置の作動を制御する遊技制御手段と、
を備え、
前記遊技制御手段が、
前記大当たり判定手段の大当たりの判定結果に基づき、前記大当たり遊技後において、前記入球口による遊技球の検知信号に基づく前記可変入賞装置の開状態を通常遊技状態に比べて長くする開放延長状態と、前記変動時間を通常遊技状態に比べて短くする変動時間短縮状態と、を実行可能な開放延長変動短縮実行手段を備え、
該開放延長変動短縮実行手段の実行時における前記変動時間短縮状態が、第1の変動短縮状態と、前記第1の変動短縮状態から移行して、前記第1の変動短縮状態より変動時間を短くする第2の変動短縮状態とを備え、
前記遊技制御手段が、前記第1の変動短縮状態から前記第2の変動短縮状態への移行時における前記第1の変動短縮状態の変動回数を決定する移行回数決定手段、を備え、
該移行回数決定手段が、前記第2の変動短縮状態への移行前の前記第1の変動短縮状態の変動回数により、遊技者に有利な前記大当たりの種類を示唆していることを特徴とする。
通過する遊技球を検知する入球口と、
前記可変入賞装置への遊技球の入賞により取得した情報に基づいて、大当たり遊技を実行可能な大当たりか否かを判定する大当たり判定手段と、
該大当たり判定手段の判定毎に、所定の変動時間を経て、所定の図柄を表示部に停止表示するとともに、前記入球口による遊技球の検知信号に基づいて前記可変入賞装置の開閉動作を制御し、かつ、大当たり遊技時の特別可変入賞装置の作動を制御する遊技制御手段と、
を備え、
前記遊技制御手段が、
前記大当たり判定手段の大当たりの判定結果に基づき、前記大当たり遊技後において、前記入球口による遊技球の検知信号に基づく前記可変入賞装置の開状態を通常遊技状態に比べて長くする開放延長状態と、前記変動時間を通常遊技状態に比べて短くする変動時間短縮状態と、を実行可能な開放延長変動短縮実行手段を備え、
該開放延長変動短縮実行手段の実行時における前記変動時間短縮状態が、第1の変動短縮状態と、前記第1の変動短縮状態から移行して、前記第1の変動短縮状態より変動時間を短くする第2の変動短縮状態とを備え、
前記遊技制御手段が、前記第1の変動短縮状態から前記第2の変動短縮状態への移行時における前記第1の変動短縮状態の変動回数を決定する移行回数決定手段、を備え、
該移行回数決定手段が、前記第2の変動短縮状態への移行前の前記第1の変動短縮状態の変動回数により、遊技者に有利な前記大当たりの種類を示唆していることを特徴とする。
Claims (3)
- 遊技球を入賞可能に開閉する可変入賞装置と、
通過する遊技球を検知する入球口と、
前記可変入賞装置への遊技球の入賞により取得した情報に基づいて、大当たり遊技を実行可能な大当たりか否かを判定する大当たり判定手段と、
該大当たり判定手段の判定毎に、所定の変動時間を経て、所定の図柄を表示部に停止表示するとともに、前記入球口による遊技球の検知信号に基づいて前記可変入賞装置の開閉動作を制御し、かつ、大当たり遊技時の特別可変入賞装置の作動を制御する遊技制御手段と、
を備え、
前記遊技制御手段が、
前記大当たり判定手段の大当たりの判定結果に基づき、前記大当たり遊技後において、前記入球口による遊技球の検知信号に基づく前記可変入賞装置の開状態を通常遊技状態に比べて長くする開放延長状態と、前記変動時間を通常遊技状態に比べて短くする変動時間短縮状態と、を実行可能な開放延長変動短縮実行手段を備え、
該開放延長変動短縮実行手段の実行時における前記変動時間短縮状態が、第1の変動短縮状態と、前記第1の変動短縮状態より変動時間を短くする第2の変動短縮状態とを備え、
前記遊技制御手段が、前記第1の変動短縮状態から前記第2の変動短縮状態への移行時、若しくは、前記第2の変動短縮状態から前記第1の変動短縮状態への移行時における移行前の変動短縮状態の変動回数を決定する移行回数決定手段、を備え、
該移行回数決定手段が、前記大当たり判定手段の判定結果における前記大当たりの種類に応じて、前記変動回数を決定することを特徴とする遊技機。 - 前記移行回数決定手段が、遊技者に有利な前記大当たりの種類を示唆可能に、前記第2の変動短縮状態若しくは前記第1の変動短縮状態への移行時の前記変動回数を、決定していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記移行回数決定手段が、前記第2の変動短縮状態での変動回数を多くすることにより、遊技者に有利な前記大当たりの種類を示唆していることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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