JP2016093917A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このような画像形成装置においては、インクヘッドの各々から、それぞれ色相の異なる光硬化性インクが記録媒体に向かって射出される。これにより、記録媒体上には、着弾された光硬化性インクによるインクドットが形成される。その後、インクドットすなわち記録媒体に着弾された光硬化性インクに対して、光照射機構によって光が照射される。これにより、インクドットが硬化して記録媒体に定着する。
また、特許文献2には、インクヘッドと仮硬化用光源とが交互に並ぶよう配置され、インクヘッドから射出されて記録媒体上に着弾した光硬化性インクが、当該インクヘッドに隣接する仮硬化用光源からの光によって仮硬化される画像形成装置が開示されている。
上記の画像形成装置においては、インクヘッドを記録媒体に対して相対的に移動させながら、当該インクヘッドから射出された光硬化性インクの液滴を記録媒体上に着弾させる。このため、インクヘッドにおける射出方向の指向性や外乱の影響により、光硬化性インクの液滴を記録媒体上における所期の位置に高い精度で着弾させることができず、得られるインクドットの位置ずれが生じる。
そして、特許文献1に記載の画像形成装置においては、インクドットの位置ずれが生じることにより、インクドット同士が接触してしまい、結局、インクドット間に滲みが発生する。
また、特許文献2に記載の画像形成装置においては、インクドット同士が接触しても、一方のインクドットを構成する光硬化性インクが仮硬化されているため、インクドット間に滲みが生じることを抑制することは可能である。然るに、他方のインクドットを構成する光硬化性インクが未硬化の状態すなわち液状であるため、当該光硬化性インクが記録媒体上に着弾してから仮硬化されるまでの間に、他方のインクドットを構成する光硬化性インクが一方のインクドットに引き寄せられる。その結果、得られる画像には微細な色の濃淡が生じるため、色の再現性が良好で、画質の高い画像を形成することが困難である。
このような現象は、解像度の高い画像を形成する場合、すなわちインクドットが微細でピッチが微小である画像を形成する場合に顕著となる。
前記硬化性インクに光を照射することによって当該硬化性インクを十分に硬化させるために必要な基準エネルギーより小さいエネルギーを作用させることにより、当該硬化性インクを予備硬化する予備硬化用光照射機構を備えてなり、
前記予備硬化用光照射機構は、当該予備硬化用光照射機構からの光が前記インクヘッドと前記記録媒体との間のインク液滴飛翔空間に照射されるよう配置されていることを特徴とする。
このような画像形成装置においては、前記予備硬化用光照射機構は、前記予備硬化用光源からの光を前記インク液滴飛翔空間において走査する手段を有することが好ましい。
前記インク射出工程において、前記インクヘッドと前記記録媒体との間のインク液滴飛翔空間に光を照射することによって前記インク液滴飛翔空間を飛翔する前記硬化性インクの液滴に前記基準エネルギーより小さいエネルギーを作用させることにより、当該硬化性インクの液滴を予備硬化することを特徴とすることを特徴とする。
このような画像形成方法においては、前記インク射出工程において、前記インク液滴飛翔空間に照射される光を当該インク液滴飛翔空間において走査することが好ましい。
図1は、本発明の画像形成装置の一例における要部の構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す画像形成装置の平面図である。これらの図において、それぞれ矢印で示すx方向、y方向およびz方向は、互いに直交する3つの方向である。図1に示す画像形成装置は、例えばインクジェットプリンタとして構成されたものである。
インクヘッドユニット10におけるy方向の一方の側方位置には、インク液滴Pを予備硬化する複数(図示の例では4つ)の予備硬化用光照射機構30が設けられている。この予備硬化用光照射機構30の各々は、当該予備硬化用光照射機構30からの光L2がインクヘッド11と記録媒体Mとの間のインク液滴飛翔空間Sに照射されるよう配置されている。
また、この画像形成装置には、インクヘッドユニット10に対向する領域において記録媒体Mをx方向に搬送する搬送機構(図示省略)が設けられている。
光源部22における本硬化用光源25の発光面に対向する位置には、光源部22に沿って伸びる柱状レンズ24が設けられている。筐体21の開口には、柱状レンズ24を挟持する保持部材27が設けられている。また、光源部22における基板23の裏面(図4において上面)には、例えばアルミニウムよりなるヒートシンク28が設けられている。このヒートシンク28の上方には、当該ヒートシンク28を冷却する冷却ファン29が設けられている。
インク液滴Pに基準エネルギーより小さいエネルギーを作用させるための具体的な手段は、特に限定されないが、予備硬化用光源31として、出射される光のピーク波長が光硬化性インクにおける光の吸収ピーク波長とは異なるものを用いる手段、予備硬化用照射機構30から出射される光L2の出力を制御する手段などを利用することができる。
また、集光性が高い且つ高出力で出射することが可能なレーザ光を用いることにより、狭い領域であるインク液滴飛翔空間Sを高速で飛翔するインク液滴Pに対して、短時間で必要なエネルギーを確実に作用させることができる。
(1)図8に示すように、インクヘッドユニット10におけるy方向の一方の側方位置および他方の側方位置の両方に、インクヘッドユニット10におけるインクヘッド11の各々に対応して複数の予備硬化用光照射機構30が設けられていてもよい。
(2)図9に示すように、単一の予備硬化用光照射機構30が、一方の本硬化用光照射機構20に隣接して配置された構成であってもよい。このような構成においては、インクヘッド11からインク液滴Pが出射されるタイミングに合わせて、光L2を断続的に出射するよう予備硬化用光照射機構30を制御することが好ましい。
図10は、予備硬化用光源機構30の他の例における構成を示す説明図である。この予備硬化用光源機構30は、インクヘッド11における記録媒体(図示省略)に対向する面(以下、「出射面」という。)に、ノズル12に対してy方向(図において左右方向)に近接して配置された複数の予備硬化用光源31と、インクヘッド11の出射面の両側縁に沿って配置された、予備硬化用光源31からの光L2を反射する光反射部材36と、ノズル12と予備硬化用光源31との間に配置された、予備硬化用光源31からノズル12に向かう光を遮光する遮光部材37とにより構成されている。このような構成の予備硬化用光源機構30においては、予備硬化用光源31として、レーザダイオード以外に発光ダイオードを用いることができる。
11 インクヘッド
12 ノズル
20 本硬化用光照射機構
21 筐体
22 光源部
23 基板
24 柱状レンズ
25 本硬化用光源
26 封止レンズ
27 保持部材
28 ヒートシンク
29 冷却ファン
30 予備硬化用光照射機構
31 予備硬化用光源
32 ポリゴンミラー
33 光透過窓部材
34 第1の光反射部材
35 第2の光反射部材
36 光反射部材
37 遮光部材
38 集光レンズ
39 光ファイバー
L1,L2 光
M 記録媒体
P インク液滴
S インク液滴飛翔空間
Claims (7)
- 光硬化性インクの液滴を記録媒体に向かって射出するインクヘッドを備えた画像形成装置であって、
前記硬化性インクに光を照射することによって当該硬化性インクを十分に硬化させるために必要な基準エネルギーより小さいエネルギーを作用させることにより、当該硬化性インクを予備硬化する予備硬化用光照射機構を備えてなり、
前記予備硬化用光照射機構は、当該予備硬化用光照射機構からの光が前記インクヘッドと前記記録媒体との間のインク液滴飛翔空間に照射されるよう配置されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記予備硬化用光照射機構は、レーザよりなる予備硬化用光源を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記予備硬化用光照射機構は、前記予備硬化用光源からの光を前記インク液滴飛翔空間において走査する手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 複数のインクヘッドが一方向に並ぶよう配置されており、当該インクヘッドの各々に対応して複数の予備硬化用光照射機構が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- インクヘッドから記録媒体に向かって光硬化性インクの液滴を射出するインク射出工程と、記録媒体に着弾した光硬化性インクに光を照射することによって当該硬化性インクを十分に硬化させるために必要な基準エネルギー以上のエネルギーを作用させることにより、当該光硬化性インクを硬化するインク硬化処理工程とを有する画像形成方法であって、 前記インク射出工程において、前記インクヘッドと前記記録媒体との間のインク液滴飛翔空間に光を照射することによって前記インク液滴飛翔空間を飛翔する前記硬化性インクの液滴に前記基準エネルギーより小さいエネルギーを作用させることにより、当該硬化性インクの液滴を予備硬化することを特徴とする画像形成方法。
- 前記インク射出工程において、前記インク液滴飛翔空間に照射される光がレーザ光であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成方法。
- 前記インク射出工程において、前記インク液滴飛翔空間に照射される光を当該インク液滴飛翔空間において走査することを特徴とする請求項6に記載の画像形成方法。
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