JP2016093152A - 耕耘爪取り付け構造 - Google Patents

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【課題】耕耘爪の取り付け及び取り外しが容易であって、耕耘爪をフランジに取り付けるための締結体が緩みにくい耕耘爪取り付け構造を提供する。【解決手段】耕耘爪のフランジと対向する部分である基部の略中央に、ボルト挿通孔を有し、基部には、フランジに向けて、少なくとも3個の凸部が設けられており、凸部は、使用するボルトのボルト軸径寸法をdとしたとき、耕耘爪のボルト挿通孔中心から2.5d以上離れた位置であって、耕耘爪のボルト挿通孔の中心を中心としてn等分(nは3以上の整数)された各領域に少なくとも一つ設けられており、フランジに設けられたフランジボルト挿通孔と、耕耘爪のボルト挿通孔とにボルトを挿入させ、ナットを螺着させることにより、複数の凸部と前記フランジとが接触した複数の接触面を有する状態で、一対のボルトとナットによってフランジに耕耘爪を取り付ける耕耘爪取り付け構造。【選択図】図2

Description

本発明は、耕耘用作業機の耕耘軸に固着されるフランジに耕耘爪を取り付ける耕耘爪取り付け構造に関する。
従来より、耕耘用作業機の耕耘軸に固着されるフランジに耕耘爪を取り付ける耕耘爪取り付け構造として、フランジに複数のボルトとナットを用いて耕耘爪を締め付け固定する耕耘爪取り付け構造が知られている(例えば、特許文献1、2)。
耕耘用作業機に取り付けられる耕耘爪は、整地作業中に度々極めて異常な負荷を受けることがある。この負荷が発生する原因としては、粘度質の圃場が乾燥して固くなっている箇所や、圃場中に混在する砂礫又は草木の根等に耕耘爪が衝突した場合等が考えられ、この負荷は、通常の負荷に比して過大であるばかりでなく、時として衝撃的であり、また、負荷の方向も一定でないため、常識的には考えられないほどの損傷を耕耘爪自体、フランジ、ボルト、ナット等の構成部品に与えると共に、耕耘爪をフランジに取り付けるための締結体(ボルトとナット)の緩みの原因となる。
よって、修理保全のために耕耘爪を取り外したり取り付けたりする作業が度々必要であり、また、増し締めを頻繁に行う必要がある。
特開2000−232801号公報 米国特許第4838359号明細書
従来の耕耘爪取り付け構造によれば、各耕耘爪が複数のボルトとナットによってフランジに締め付け固定されているので、耕耘爪の取り外し及び取り付けに多大な労力と時間がかかっていた。また、耕耘爪をフランジに取り付けるための締結体になんらの緩み対策が施されていないため、頻繁に増し締めをする必要があり、非常に煩わしいという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、耕耘爪の取り付け及び取り外しが容易であって、耕耘爪をフランジに取り付けるための締結体が緩みにくい耕耘爪取り付け構造を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明に係る耕耘爪取り付け構造は、耕耘軸に固着されるフランジに耕耘爪を取付けるための耕耘爪取り付け構造であって、前記耕耘爪の前記フランジと対向する部分である基部の略中央に、ボルト挿通孔を有し、前記基部には、フランジに向けて、少なくとも3個の凸部が設けられており、前記凸部は、使用するボルトのボルト軸径寸法をdとしたとき、耕耘爪のボルト挿通孔中心から2.5d以上離れた位置であって、耕耘爪のボルト挿通孔の中心を中心としてn等分(nは3以上の整数)された各領域に少なくとも一つ設けられており、前記フランジに設けられたフランジボルト挿通孔と、前記耕耘爪のボルト挿通孔とにボルトを挿入させ、ナットを螺着させることにより、複数の前記凸部と前記フランジとが接触した複数の接触面を有する状態で、一対のボルトとナットによってフランジに耕耘爪を取り付けるものである。
前記耕耘爪の前記基部の厚みは、前記耕耘爪を前記フランジに取り付けるために使用される前記ボルトのボルト径寸法をdとしたとき、0、7d以下とすることができる。
前記耕耘爪の基部の形状を、ボルト挿通孔部分が頂部となるような断面弓状形状とすることができる。
前記フランジには、前記耕耘爪を取り付けた状態にて、前記耕耘爪の第1基部側縁に当接する第1壁部と、第2基部側縁に当接する第2壁部を設けることができる。
このように、本発明に係る耕耘爪取り付け構造によれば、耕耘爪の取り付け及び取り外しが容易であると共に、耕耘爪をフランジに取り付けるための締結体が緩みにくくなるので、頻繁に増し締めをする必要がなくなり、取り付け作業者の労力を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る耕耘爪取り付け構造を示す概略図である。 図1の一部拡大図である。 本発明の別実施形態に係る耕耘爪取り付け構造を示す一部拡大図である。 基部に設けられる凸部の説明図である。 凸部が設けられる領域の説明図である。 図2のA−A断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に従って説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る耕耘爪2取り付け構造を示す概略図(耕耘爪2を取り付ける面側の図)であり、図2は、図1の一部拡大図である。
図1では、フランジ1に耕耘爪2を1つ取り付けた状態を示しているが、実際には、複数の耕耘爪2が取り付けられる。耕耘爪2は、フランジ1の両面に取り付ける構成としているが、フランジ1の片面のみに耕耘爪2を取り付ける構成とすることもできる。また、本明細書において、耕耘用作業機の耕耘軸(図示しない)は、図1に示すようにフランジ1に耕耘爪2を取付けた状態において、時計回りに回転するものとする。また、本明細書において、フランジ1に耕耘爪2を取付けた状態において、耕耘爪2のフランジ1と対向する部分のことを基部4という。
各耕耘爪2は、それぞれ一対のボルトBとナットNによりフランジ1に締め付け固定され、耕耘爪2の刃部3がフランジ1の外側に突出した状態となる。耕耘軸には、その軸方向に適宜間隔を空けて複数のフランジ1が設けられている(図示しない)。
フランジ1は、円筒形状の耕耘軸と嵌合可能な円環形状であり、フランジ1を耕耘軸に嵌入させると、フランジ1は耕耘軸に対して略直角に配置され、強固に固着される。フランジ1の形状は、上述の形状に限定されず、略中央に耕耘軸貫通孔10を有する多角形状等にすることができる。
フランジ1の適宜の位置に、ボルトBを挿通させる挿通孔(以下、「フランジボルト挿通孔11」という。)が設けられている。具体的には、フランジボルト挿通孔11は、耕耘軸貫通孔10とフランジ1の外周縁(以下、「フランジ外周縁15」という。)との中間位置よりもフランジ外周縁15寄りの位置に、周方向に対して等間隔に複数設けられている。本実施形態においては、フランジ1に4つのフランジボルト挿通孔11を設け、4つの耕耘爪2を取付ける構成としているが、これに限定されるものではなく、フランジ1の大きさ、形状等に応じて適宜の数の耕耘爪2を取付けることができる。
図1及び図2に示すように、フランジ1には、耕耘爪2を適切に取り付けた状態にて、耕耘爪2の基部4の縦方向(内径方向)の一方の側縁(以下、「第1基部側縁41」という。)に当接する第1壁部12と、他方の側縁(以下、「第2基部側縁42」という。)に当接する第2壁部13が設けられている。
本実施形態における第1壁部12と第2壁部13とは、それぞれフランジ外周縁15から内径側に向けて互いに平行に略直線状に延びている。第1壁部12と第2壁部13とは、耕耘爪2の基部の幅wと略同一又は僅かに長い間隙を有して平行に配されている。また、第1壁部12は、第1基部側縁41と略同一又は僅かに短い長さを有し、第2壁部13は、第2基部側縁42と略同一又は僅かに短い長さを有する。
第1壁部12と第2壁部13は上述した構成に限られず、第1壁部12は、第1基部側縁41の一部に当接し、第2壁部13は第2基部側縁42の一部に当接可能であれば特に限定されるものではないが、第1壁部12は、第1基部側縁41のフランジ外周縁15近傍及び基部底縁43近傍に相当する位置に設けられていることが好ましく、同様に、第2壁部13は、第2基部側縁42のフランジ外周縁15近傍及び基部底縁43近傍に相当する位置に設けられていることが好ましい。
また、第1壁部12と第2壁部13は、例えば、図3に示すように、直線状に並べて配置された複数の突状部を第1壁部12とし、この複数の突状部に対して略平行となるように、直線状に並べて配置された複数の突状部を第2壁部13とすることもできる。図3に示す突状部は略円柱形状であるが、これに限定されず、例えば、四角柱等種々の形状とすることができる。
第1壁部12と第2壁部13は、フランジ1の下面側から上面側(耕耘爪2が取り付けられる面側)に向けて、押圧ポンチ等で押圧して下面側を凹陥させることにより、フランジ1の上面側に突出させている。つまり、第1壁部12と第2壁部13は、フランジ1と一体的に形成されたものである。なお、第1壁部12と第2壁部13とをフランジ1に強固に固定できれば、上述した構成に限られず、取り付け方は特に限定されない。
この第1壁部12と第2壁部13は、フランジ1に耕耘爪2を取付ける際、耕耘爪2の幅方向の位置を決めるガイドとなる。また、耕耘爪2の基部4が第1壁部12と第2壁部13とに当接しているので、耕耘用作業機の使用時における耕耘爪2のガタツキを抑制することができる。また、第1壁部12と第2壁部13とがフランジ1と一体的に形成されている場合、第1壁部12と第2壁部13はフランジ1を補強するための補強リブとなる。
第1基部側縁41のフランジ外周縁15近傍の第1壁部12と、第2基部側縁42の基部底縁43近傍に相当する位置における第2壁部13とは、耕耘用作業機の使用時において耕耘爪2が通常に回転しているとき、耕耘爪2が回転方向側に向けて動こうとする力を阻止することができる。また、第2基部側縁42のフランジ外周縁15近傍の第2壁部13と、第1基部側縁41の基部底縁43近傍に相当する位置における第1壁部12とは、耕耘爪2に異常な負荷がかかったときの衝突エネルギーを吸収することができる。この第1壁部12と第2壁部13とは、耕耘爪2に異常な負荷がかかった場合に、後述する接触面CSの摩擦トルクだけでは受けとめられない力を受け止め、締結体(ボルトBとナットN)を緩みにくくすることができる。
図1及び図2に示すように、フランジ1には、基部底縁43に相当する位置に位置決め部14が設けられている。具体的には、フランジ1に突状部を突設させて位置決め部14としている。さらに具体的には、耕耘爪2の内径側端43に沿うように直線状に並べて配置された二つの略円柱形状の突状部を位置決め部14としている。この位置決め部14は、耕耘爪2をフランジ1に取り付ける際に、耕耘爪2の基部4を第1壁部12と第2壁部13とに案内させながら内径方向に挿入し、耕耘爪2の内周側端が位置決め部14に当接するとフランジボルト挿通孔11と耕耘爪2のボルト挿通孔40とが対応する位置に配され、容易にボルトBを挿通させることができるものである。つまり、位置決め部14は、基部底縁43の位置を決めるものである。位置決め部14は、基部底縁43が当接することで、フランジボルト挿通孔11と耕耘爪2のボルトB挿通孔40を対応する位置に配することができればどのような構成でも良く、数、形状等上述した構成に限定されるものではない。
位置決め部14は、第1壁部12及び第2壁部13と同様に、フランジ1の下面側から上面側に向けて、押圧ポンチ等で押圧して下面側を凹陥させることにより、フランジ1の上面に突出させている。つまり、位置決め部14は、フランジ1と一体的に形成されたものである。なお、位置決め部14は、フランジ1に溶接等によって固着させる構成としてもよい。
本実施形態に係る耕耘爪2取り付け構造に取り付けられる耕耘爪2は、適材に熱処理を施して硬度及び靱性に優れた弾性体である。耕耘爪2は、基部4と刃部3とから構成され、基部4の略中央部には締結に用いられるボルトに対応するボルト挿通孔40が設けられている。耕耘爪2は、刃部3が回転方向と逆側に湾曲しており(図1参照)、基部4は略矩形の平板形状である。
図4に示すように、耕耘爪2の基部4には、フランジに向けて、少なくとも3個の凸部44が設けられている。凸部44は、耕耘爪2をフランジ1に取り付けるために使用されるボルトBのボルト軸径寸法をdとしたとき、耕耘爪2のボルト挿通孔中心Oから2.5d以上離れた位置に点在しており、ボルト挿通孔中心Oからできるだけ離れた位置に設けられていることが好ましい。各凸部44の突出高さは、それぞれ略同一に形成されている。
図5に示すように、凸部44は、耕耘爪2のボルト挿通孔40の中心Oを中心としてn等分(nは3以上の整数)された各領域に少なくとも一つ設けられている。なお、各領域とは、境界線上を含むものとする。例えば、図5に示すように、凸部44が設けられる領域を、耕耘爪のボルト挿通孔の中心を中心として3等分にした場合、A領域(図5中のドット部分の領域)、B領域(図5中の実線部分の領域)及びC領域(図5中の破線部分の領域)のそれぞれに、少なくとも一つの凸部44が設けられている。なお、耕耘爪2のボルト挿通孔40の直径は、使用するボルト軸径寸法dと略同一か僅かに長い寸法に設計されているため、フランジ1に耕耘爪2を締結した状態にて、ボルト挿通孔中心Oとボルト軸径中心O´とは略同一位置となる。
凸部44の数は、4個以上設ける構成としてもよいが、3個が好ましい。耕耘爪2をフランジ1に取り付けた際、各接触面CSに対して均等に力が加わるので、安定した締結状態となるからである。
また、図4に示すように、凸部44は、耕耘爪2のボルト挿通孔中心Oを中心としてn等分(nは3以上の整数)された各境界線上にそれぞれ設けられていることが好ましい。また、これらの凸部が、ボルト挿通孔中心Oから略等しい距離離れた位置にそれぞれ設けられていることが好ましい。つまり、凸部44は、円周上に等間隔に設けられていることが好ましい。
凸部44とフランジ1とが接触するそれぞれの接触面CSは、摩擦係数を大きくする表面加工を施すことが好ましい。なお、凸部44又はフランジ1のいずれかの接触面CSのみに摩擦係数が大きくなる表面加工を施してもよい。
このようにすれば、摩擦力に影響する重大な要素である接触面CS部分の垂直荷重(接触圧)と摩擦係数を大きくすることができるので、接触面CS部分の摩擦力を増大させることができる。
凸部44は、耕耘爪2の上面側から下面側に向けて、押圧ポンチ等で押圧して上面側を凹陥させることにより、耕耘爪2の下面に突出させている。つまり、凸部44は、耕耘爪2と一体的に形成されたものである。なお、凸部44を耕耘爪2に溶接等によって固着させる構成としてもよい。
基部4の厚みtは、耕耘爪2をフランジ1に取り付けるために使用されるボルトBのボルト軸径寸法をdとしたとき、0、7d以下であることが好ましい。例えば、使用されるボルト軸径dが10mmの場合、基部の厚みtは、7mm以下に形成されていることが好ましい。
基部の幅w(第1基部側縁41から第2基部側縁42までの垂直距離)は、耕耘爪2をフランジ1に取り付けるために使用されるボルトBのボルト軸径をdとしたとき、3d〜6dとすることが好ましく、基部4の縦方向(内径方向)長さlは、耕耘爪2をフランジ1に取り付けるために使用されるボルトBのボルト軸径をdとしたとき、3d〜6dとすることが好ましい。
このような基部4であれば、従来の耕耘爪2の基部4と比べて厚みが薄いので弾性力が大きくなり、一対のボルトBとナットNにてフランジ1に耕耘爪2を締め付け固定した場合、接触面CS部分の垂直荷重を大きくすることができる。
また、図6に示すように、耕耘爪2の基部4の形状を、ボルト挿通孔40部分が頂部となるような断面弓状形状にすることもできる。つまり、フランジ1に耕耘爪を適切に配置した状態にて、ボルト挿通孔40の周囲とフランジボルト挿通孔11の周囲との間に間隙を設ける。このようにすれば、一対のボルトBとナットNとで、耕耘爪2をフランジ1に締結する際、耕耘爪2の基部4が撓み、接触面CS部分の垂直荷重をより大きくすることができる。
以下に、本実施形態に係る耕耘爪2取り付け構造の締結体(ボルトBとナットN)が緩みにくい理由について、図6(説明の便宜上、接触面CSが3カ所の場合を示す。)を示しながら説明する。
耕耘爪2が取り付けられるフランジ1は、耕耘軸を中心として回転する回転体である。そのため、一般的な機械と異なり耕耘爪2が回転中に負荷を受けると、各フランジ1は耕耘軸6の中心を支点とするトルクで対応することになるが、フランジ1に取り付けられた耕耘爪2自体は、負荷を受けるとボルト軸径中心O´を支点とするトルクで対応することとなる。本実施形態に係る耕耘爪2取り付け構造は、耕耘爪2の基部4に設けられた複数の凸部44とフランジ1とを接触させているため、この凸部44とフランジ1とが接触する接触面CS(a、a、a)の回転モーメントは、全てボルト軸径中心Oとなり、この各接触面CSの摩擦トルクの総和が、耕耘爪2に加わる負荷に対応するトルクとなる。
フランジ1と耕耘爪2の複数の接触面a、a、a・・・・を摩擦トルクの発生場所とし、各接触面CSにおける摩擦力の大きさをf、f、f・・・とし、ボルトB軸の中心から各接触面CSの中央までの距離をr、r、r・・・とした場合、各接触面CS(a、a、a・・・)に発生した各接触面CSの摩擦トルクは、f、f、f、・・・となる。
よって、各接触面CSの摩擦トルクの総和は、以下の数式1にあらわされる。
Figure 2016093152
そして、この各接触面CSの摩擦トルクの総和が耕耘爪2に加わる負荷に対応するトルクとなり、耕耘作業において耕耘爪2が受ける負荷によって締結体(ボルトBとナットN)が緩められるトルクに対抗することとなる。
本実施形態に係る耕耘爪取付け構造によれば、ボルト軸径中心O´から一定距離以上離れた位置に複数の摩擦力の大きい接触面CSを点在させ、摩擦トルクの総和を大きくしているので、締結体(ボルトBとナットN)が緩みにくくなる。
また、本実施形態に係る耕耘爪2取り付け構造は、一対のボルトBとナットNにより、耕耘爪2がフランジ1に取り付けられているため、耕耘爪2の取り付け、び取り外し、及び増し締めが容易である。したがって、修理及び保全が簡易にでき、作業効率の向上が図れる。
以上のとおり、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、変更又は削除が可能である。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
1 フランジ
10 耕耘軸貫通孔
11 フランジボルト挿通孔
12 第1壁部
13 第2壁部
14 位置決め部
15 フランジ外周縁
2 耕耘爪
3 刃部
4 基部
40 ボルト挿通孔
41 第1基部側縁
42 第2基部側縁
43 基部底縁
44 凸部
O ボルト挿通孔の中心
B ボルト
O´ ボルト軸径中心
d ボルト軸径寸法
N ナット
t 基部の厚み
w 基部の幅
l 基部の縦方向長さ
CS 接触面

Claims (4)

  1. 耕耘軸に固着されるフランジに耕耘爪を取付けるための耕耘爪取り付け構造であって、
    前記耕耘爪の前記フランジと対向する部分である基部の略中央に、ボルト挿通孔を有し、
    前記基部には、フランジに向けて、少なくとも3個の凸部が設けられており、
    前記凸部は、使用するボルトのボルト軸径寸法をdとしたとき、耕耘爪のボルト挿通孔中心から2.5d以上離れた位置であって、耕耘爪のボルト挿通孔の中心を中心としてn等分(nは3以上の整数)された各領域に少なくとも一つ設けられており、
    前記フランジに設けられたフランジボルト挿通孔と、前記耕耘爪のボルト挿通孔とにボルトを挿入させ、ナットを螺着させることにより、複数の前記凸部と前記フランジとが接触した複数の接触面を有する状態で、一対のボルトとナットによってフランジに耕耘爪を取り付ける耕耘爪取り付け構造。
  2. 前記耕耘爪の前記基部の厚みは、前記耕耘爪を前記フランジに取り付けるために使用される前記ボルトのボルト径寸法をdとしたとき、0、7d以下である請求項1に記載の耕耘爪取り付け構造。
  3. 前記耕耘爪の基部の形状が、ボルト挿通孔部分が頂部となるような断面弓状形状である請求項1又は請求項2に記載の耕耘爪取り付け構造。
  4. 前記フランジには、前記耕耘爪を取り付けた状態にて、前記耕耘爪の第1基部側縁に当接する第1壁部と、第2基部側縁に当接する第2壁部が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の耕耘爪取り付け構造。








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