JP2016091763A - コネクタ組立体 - Google Patents

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中村 恵介
Keisuke Nakamura
恵介 中村
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Abstract

【課題】樹脂等の一般的な材料からなるプロテクタを備えるコネクタであって、開放位置に移動したプロテクタを、押圧部材を備えることなく、保護位置に戻すことができるコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ組立体10は、第1コネクタ20と、第2コネクタ60とを備えている。第1コネクタ20は、第1端子300と、プロテクタ400とを備えている。プロテクタ400は、閉鎖力受部470を有している。第2コネクタ60は、第2端子700と、ハウジング800とを備えている。ハウジング800は、閉鎖力付加部870を有している。プロテクタ400が開放位置に移動して第2端子700が第1端子300と接続した後に、第2コネクタ60を、抜去方向(−X方向)に沿って移動すると、閉鎖力付加部870は、閉鎖力受部470に力を加えて、プロテクタ400を保護位置に向けて移動させる。
【選択図】図16

Description

本発明は、互いに嵌合可能な第1コネクタと第2コネクタとを備えるコネクタ組立体であって、第1コネクタに端子の先端を保護するためのプロテクタを設けたコネクタ組立体に関する。
例えば、特許文献1及び特許文献2の夫々には、この種のコネクタ組立体が開示されている。
図29を参照すると、特許文献1のコネクタ900(第1コネクタ)は、嵌合相手コネクタ(図示せず)と嵌合可能である。コネクタ900は、固定ハウジング910と、可動ハウジング920(プロテクタ)と、バネ930(押圧部材)と、コンタクト940(端子)とを備えている。バネ930は、固定ハウジング910に支持されており、可動ハウジング920を移動可能に支持している。図29に示されるように、コネクタ900が嵌合相手コネクタと嵌合していないとき、可動ハウジング920は、保護位置にあり、コンタクト940の先端を覆って保護している。コネクタ900が嵌合相手コネクタと嵌合する際、可動ハウジング920は、嵌合相手コネクタに押されてバネ930を弾性変形させつつコンタクト940の先端を露出させる。嵌合相手コネクタをコネクタ900から抜去すると、可動ハウジング920は、バネ930の復元力により保護位置に戻る。
図30及び図31を参照すると、特許文献2の第1コネクタ950は、第2コネクタ990と嵌合可能である。第1コネクタ950は、レセプタクル960と、弾性体防塵フード970(プロテクタ)と、雌端子980とを備えている。防塵フード970は、弾性ロック部972を有している。図30に示されるように、第1コネクタ950が第2コネクタ990と嵌合していないとき、防塵フード970は、保護位置にあり、雌端子980の先端を覆って保護している。このとき、防塵フード970の弾性ロック部972は、レセプタクル960の凹部962と係合している。図31に示されるように、第1コネクタ950が第2コネクタ990と嵌合する際、防塵フード970は、第2コネクタ990に押されて移動し、雌端子980の先端を露出させる。このとき、弾性ロック部972は、弾性変形しつつ移動して、第2コネクタ990の係合溝992と係合する。図30に示されるように、第2コネクタ990を第1コネクタ950から抜去すると、防塵フード970は、第2コネクタ990に引かれて保護位置に戻る。このとき、弾性ロック部972は、弾性変形しつつ移動して、レセプタクル960の凹部962と再び係合する。
特開2009―176441号公報 特開2011―170988号公報
図29乃至図31を参照すると、コネクタが端子の先端を保護するためのプロテクタを備えている場合、プロテクタは、端子の先端がプロテクタに保護される保護位置と、端子の先端がプロテクタから開放されて露出する開放位置との間を移動可能に支持される。一般的に、このようなプロテクタを備えるコネクタは、開放位置に移動したプロテクタを保護位置に戻すための戻し機構を備える必要がある。図29を参照すると、特許文献1の戻し機構は、押圧部材を含んでいる。これにより、コネクタの部品点数が増加すると共に組立工数も増加し、製造コストが増大する。図30及び図31を参照すると、特許文献2の戻し機構は、押圧部材を含んでいない。しかしながら、特許文献2のプロテクタは、ゴムのように弾性変形し易い材料から形成する必要がある。換言すれば、プロテクタの材料が限定される。このため、特許文献2の戻し機構は、汎用性が低い。また、プロテクタの材料がハウジングの一般的な材料である樹脂と異なるため、製造コストが増大する。
そこで、本発明は、樹脂等の一般的な材料からなるプロテクタを備えるコネクタであって、開放位置に移動したプロテクタを、押圧部材を備えることなく、保護位置に戻すことができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、第1のコネクタ組立体として、
第1コネクタと、第2コネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
前記第1コネクタは、第1端子と、プロテクタと、受け止め部とを備えており、
前記プロテクタは、保護部と、開放力受部と、閉鎖力受部とを有しており、
前記プロテクタは、前記保護部が前記第1端子の先端を保護する保護位置と、前記第1端子の前記先端が前記保護部から開放される開放位置との間を移動可能であり、
前記第2コネクタは、第2端子と、ハウジングとを備えており、
前記ハウジングは、前記第2端子を保持しており、
前記ハウジングは、開放力付加部と、閉鎖力付加部と、突当部とを有しており、
前記プロテクタが前記保護位置にあり、且つ、前記開放力付加部が上下方向において前記開放力受部と同じ位置にある状態で、前記第2コネクタを、前記上下方向と直交する嵌合方向に沿って移動すると、前記開放力付加部は、前記開放力受部に力を加えて、前記プロテクタを前記開放位置まで移動させ、前記第2端子は、前記第1端子と接続し、
前記第2端子が前記第1端子と接続した後に、前記第2コネクタを、前記嵌合方向と反対の抜去方向に沿って移動すると、前記閉鎖力付加部は、前記閉鎖力受部に力を加えて、前記プロテクタを前記保護位置に向けて移動させ、
前記第2コネクタを、前記抜去方向に沿って移動し続けると、前記突当部は、前記受け止め部と突き当たって受け止められて前記プロテクタを前記保護位置に位置させ、前記第2端子は、前記第1端子から接続解除される
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第2のコネクタ組立体として、第1のコネクタ組立体であって、
前記プロテクタは、支持部と、連結部と、第1突出部とを有しており、
前記支持部は、前記保護部を支持しており、
前記連結部は、前記支持部から、前記抜去方向に沿って延びており、
前記第1突出部は、前記連結部から、前記上下方向及び前記抜去方向の双方と直交するピッチ方向において内側に突出しており、
前記閉鎖力受部は、前記第1突出部に設けられており、且つ、前記嵌合方向を向いており、
前記ハウジングは、本体部と、第2突出部とを有しており、
前記第2突出部は、前記本体部から、前記ピッチ方向において外側に突出しており、
前記閉鎖力付加部は、前記第2突出部に設けられており、且つ、前記抜去方向を向いている
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第3のコネクタ組立体として、第2のコネクタ組立体であって、
前記ハウジングの前記突当部は、前記第2突出部に設けられており、
前記突当部は、前記上下方向において、前記閉鎖力付加部と並んでいる
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第4のコネクタ組立体として、第2又は第3のコネクタ組立体であって、
前記プロテクタには、前記支持部と、前記連結部と、前記第1突出部とによって囲まれた凹部が形成されており、
前記ハウジングの前記第2突出部は、前記凹部に上方から受容される
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第5のコネクタ組立体として、第2乃至第4のいずれかのコネクタ組立体であって、
前記第1端子は、前記プロテクタの上端よりも下方に位置しており、
前記第2端子は、前記ハウジングの下端よりも上方に位置している
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第6のコネクタ組立体として、第2乃至第5のいずれかのコネクタ組立体であって、
前記第1コネクタは、ガイド部を備えており、
前記ガイド部は、前記上下方向と交差しており、
前記プロテクタは、下側被ガイド部を有しており、
前記下側被ガイド部は、少なくとも部分的に、前記ガイド部の下に位置している
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第7のコネクタ組立体として、第6のコネクタ組立体であって、
前記プロテクタは、上側被ガイド部を有しており、
前記上側被ガイド部は、少なくとも部分的に、前記ガイド部の上に位置している
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第8のコネクタ組立体として、第6又は第7のコネクタ組立体であって、
前記ガイド部は、前記上下方向に突出した凸部を有しており、
前記プロテクタは、弾性アームと、移動可能部とを有しており、
前記移動可能部は、前記弾性アームによって、前記上下方向に移動可能に弾性支持されており、
前記プロテクタが前記開放位置から前記保護位置に移動するとき、前記移動可能部は、前記凸部を乗り越える
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第9のコネクタ組立体として、第6乃至第8のいずれかのコネクタ組立体であって、
前記ガイド部は、前記上下方向に突出した規制部を有しており、
前記プロテクタは、被規制部を有しており、
前記保護位置にある前記プロテクタを前記抜去方向に沿って移動させようとすると、前記被規制部が前記規制部と突き当たる
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第10のコネクタ組立体として、第6乃至第9のいずれかのコネクタ組立体であって、
前記ハウジングの前記第2突出部は、被ガイド部を有しており、
前記第2端子が前記第1端子と接続した後に前記第2コネクタを前記抜去方向に沿って移動する際、前記被ガイド部は、前記ガイド部の下を移動する
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第11のコネクタ組立体として、第6乃至第10のいずれかのコネクタ組立体であって、
前記第1コネクタは、ガイド部材を備えており、
前記ガイド部及び前記受け止め部は、前記ガイド部材に設けられている
コネクタ組立体を提供する。
また、本発明は、第12のコネクタ組立体として、第1乃至第11のいずれかのコネクタ組立体であって、
前記ハウジングは、前記開放力付加部が前記開放力受部に力を加えているときも、前記閉鎖力付加部が前記閉鎖力受部に力を加えているときも、前記上下方向及び前記嵌合方向の双方と直交する方向において、前記プロテクタから離れている
コネクタ組立体を提供する。
本発明によれば、第2端子が第1端子と接続した後に、第2コネクタを、抜去方向に沿って移動すると、閉鎖力付加部は、閉鎖力受部に力を加えて、プロテクタを保護位置に向けて移動させる。また、第2コネクタを、抜去方向に沿って移動し続けると、突当部は、受け止め部と突き当たって受け止められてプロテクタを保護位置に位置させる。このため、開放位置に移動したプロテクタを、押圧部材を備えることなく保護位置に戻すことができる。更に、プロテクタを弾性変形させる必要がないため、プロテクタを樹脂等の一般的な材料から形成できる。
本発明の実施の形態によるコネクタ組立体を示す斜視図である。コネクタ組立体の第1コネクタと第2コネクタとは、互いから離れた分離状態にある。ここで、第1コネクタが搭載される第1回路基板の上面の一部を実線で描画し、第2コネクタが搭載される第2回路基板の下面の一部を1点鎖線で描画している。 図1のコネクタ組立体を示す上面図である。 図1のコネクタ組立体を示す側面図である。ここで、第1回路基板の一部及び第2回路基板の一部を描画している。 図2のコネクタ組立体をIV−IV線に沿って示す断面図である。 図2のコネクタ組立体をV−V線に沿って示す断面図である。 図2のコネクタ組立体をVI−VI線に沿って示す断面図である。 図1のコネクタ組立体の両側部の一方を拡大して示す正面図である。 図1のコネクタ組立体の両側部の一方を拡大して示す背面図である。 図1のコネクタ組立体を示す斜視図である。第1コネクタと第2コネクタとは、未嵌合状態にある。 図9のコネクタ組立体の両側部を拡大して示す上面図である。ここで、第1コネクタの下側被ガイド部の隠れた輪郭を破線で描画している。 図10のコネクタ組立体をXI−XI線に沿って示す断面図である。 図10のコネクタ組立体をXII−XII線に沿って示す断面図である。 図10のコネクタ組立体をXIII−XIII線に沿って示す断面図である。 図9のコネクタ組立体の両側部を拡大して示す底面図である。 図1のコネクタ組立体を示す斜視図である。第1コネクタと第2コネクタとは、嵌合状態にある。 図15のコネクタ組立体の両側部を拡大して示す上面図である。 図16のコネクタ組立体をXVII−XVII線に沿って示す断面図である。 図16のコネクタ組立体をXVIII−XVIII線に沿って示す断面図である。 図16のコネクタ組立体をXIX−XIX線に沿って示す断面図である。 図15のコネクタ組立体の両側部を拡大して示す底面図である。 図1の第1コネクタの第1端子とガイド部材とを示す斜視図である。ここで、第1回路基板の上面の一部を描画している。また、第1端子のうちの一つを拡大して描画している。 図21のガイド部材を示す斜視図である。 図22のガイド部材のうちの一つを示す側面図である。 図23のガイド部材を示す底面図である。 図1の第1コネクタのプロテクタの両側部の一方を拡大して示す斜視図である。ここで、第1端子のうちの一つの輪郭と、ガイド部材のうちの一つの輪郭とを破線で描画している。 図25のプロテクタを示す底面図である。ここで、保護溝の隠れた輪郭を破線で描画している。 図1の第2コネクタの第2端子を示す斜視図である。ここで、第2回路基板の下面の一部を破線で描画している。また、第2端子のうちの一つを拡大して描画している。 図1の第2コネクタのハウジングの両側部の一方を拡大して示す斜視図である。 特許文献1のコネクタを示す断面図である。 特許文献2の第1コネクタ及び第2コネクタを示す断面図である。第1コネクタは、第2コネクタと嵌合していない。 特許文献2の第1コネクタ及び第2コネクタを示す断面図である。第1コネクタは、第2コネクタと嵌合している。
図1、図9及び図15を参照すると、本発明の実施の形態によるコネクタ組立体10は、互いに嵌合可能な第1コネクタ20と、第2コネクタ60とを備えている。図1及び図3を参照すると、第1コネクタ20は、第1回路基板290の上面290Uに搭載されて使用される基板コネクタである。同様に、第2コネクタ60は、第2回路基板690の下面690Lに搭載されて使用される基板コネクタである。換言すれば、本実施の形態による第1コネクタ20及び第2コネクタ60の夫々は、基板対基板コネクタである。但し、本発明は、基板対基板コネクタ以外のコネクタにも適用可能である。
図1、図9及び図15を参照すると、本実施の形態によるコネクタ組立体10は、第1コネクタ20と第2コネクタ60とが互いから離れている分離状態(図1の状態)、第1コネクタ20と第2コネクタ60とが互いに嵌合可能に組み合わされているものの嵌合していない未嵌合状態(図9の状態)、及び、第1コネクタ20と第2コネクタ60とが互いに嵌合している嵌合状態(図15の状態)の3つの状態をとり得る。但し、本発明において、コネクタ組立体10は、未嵌合状態と嵌合状態の2つの状態の間を遷移できればよい。
詳しくは、第2コネクタ60は、第2回路基板690の下面690Lに搭載された状態で、第1回路基板290の上面290Uに搭載された第1コネクタ20と、+X方向(嵌合方向)に沿って嵌合する。また、下面690Lに搭載された第2コネクタ60は、上面290Uに搭載された第1コネクタ20から、−X方向(抜去方向)に沿って抜去される。但し、以下の説明では、特に必要な場合を除き、第1回路基板290及び第2回路基板690については言及しない。
図1乃至図3に示されるように、本実施の形態による第2コネクタ60は、上下方向(Z方向)に薄く、且つ、ピッチ方向(Y方向)に長く延びる平板形状を有している。第2コネクタ60は、導電体からなる複数の第2端子700と、樹脂のような一般的な絶縁体からなるハウジング800とを備えている。ハウジング800は、第2端子700を保持している。
図27に示されるように、第2端子700は、Y方向に並べられている。第2端子700の夫々は、前後方向(X方向)に延びており、2つの接続部710と、被固定部790とを有している。接続部710は、Z方向に対向しており、下側の接続部710は、XZ平面内において弾性変形可能である。被固定部790は、第2コネクタ60の使用時に第2回路基板690の下面690Lに半田付け等により固定され、第2回路基板690の導体パターン(図示せず)に接続される。
図1及び図28を参照すると、ハウジング800は、本体部810と、2つの第2突出部(突出部)820とを有している。本体部810は、Y方向に長く延びている。突出部820は、本体部810から、Y方向において外側に突出している。換言すれば、突出部820は、ハウジング800のY方向における両側に夫々位置している。本体部810及び突出部820の夫々は、Z方向において、上端800Uと下端800Lとの間に位置している。本実施の形態において、ハウジング800の上端800Uは、本体部810及び突出部820の夫々の上端であり、ハウジング800の下端800Lは、本体部810及び突出部820の夫々の下端である。
図28を参照すると、突出部820は、被ガイド部830を有している。詳しくは、突出部820の下側(−Z側)の部位は、Y方向外側に更に突出しており、これにより被ガイド部830が形成されている。
図3及び図28を参照すると、突出部820の夫々には、突当部840と、閉鎖力付加部870とが設けられている。また、本体部810には、開放力付加部860が設けられている。これにより、ハウジング800は、2つの突当部840と、開放力付加部860と、2つの閉鎖力付加部870とを有している。突当部840は、Z方向において、閉鎖力付加部870と並んでいる。また、突当部840及び閉鎖力付加部870は、−X方向を向いている。詳しくは、突当部840は、突出部820の前端面(−X側の端面)のうちの下側(−Z側)の部位であり、閉鎖力付加部870は、突出部820の前端面のうちの上側(+Z側)の部位である。開放力付加部860は、本体部810の後端面(+X側の端面)であり、+X方向を向いている。
図1乃至図3に示されるように、本実施の形態による第1コネクタ20は、Z方向に薄く、且つ、Y方向に長く延びる平板形状を有している。第1コネクタ20は、導電体からなる複数の第1端子300と、樹脂のような一般的な絶縁体からなるプロテクタ400と、剛体(例えば、金属)からなる2つのガイド部材500とを備えている。
図21に示されるように、第1端子300は、Y方向に並べられている。第1端子300の夫々は、X方向に延びており、接続部310と、被固定部390とを有している。接続部310は、先端320を有している。先端320は、接続部310の前端に位置している。被固定部390は、第1コネクタ20の使用時に第1回路基板290の上面290Uに半田付け等により固定され、第1回路基板290の導体パターン(図示せず)に接続される。
図21及び図22を参照すると、2つのガイド部材500は、Y方向において第1端子300を挟むように並べられている。ガイド部材500は、XZ平面に対して、互いに鏡対称な形状を有している。ガイド部材500の夫々は、ガイド部510と、受け止め部540と、2つの被固定部590とを有している。これにより、第1コネクタ20は、ガイド部510と、受け止め部540とを備えている。
ガイド部510は、Z方向と直交する平板形状を有しており、X方向に長く延びている。被固定部590は、ガイド部材500のX方向における両端に夫々位置している。受け止め部540は、前側(−X側)の被固定部590とガイド部510との間の境界近傍に設けられた端面であり、X方向と直交している。2つの被固定部590は、第1コネクタ20の使用時に第1回路基板290の上面290Uに半田付け等により固定される。このため、ガイド部材500(特に、受け止め部540)は、第1コネクタ20の使用時に、上面290Uに強固に固定される。
図22乃至図24に示されるように、ガイド部510の夫々は、凸部520と、規制部530とを有している。凸部520及び規制部530は、ガイド部510の前側の部位に形成されている。凸部520及び規制部530は、X方向に並んでおり、凸部520は、規制部530の後方(+X側)に位置している。凸部520及び規制部530の夫々は、Z方向に突出している。特に、本実施の形態による凸部520は、XZ平面において、下方(−Z方向)に突出した円弧形状を有している。また、本実施の形態による規制部530は、下方に突出し且つX方向と直交する端面である。
図1、図25及び図26を参照すると、本実施の形態によるプロテクタ400は、保護部410と、2つの側部420とを有している。保護部410は、Y方向に長く延びている。側部420は、プロテクタ400のY方向における両側に夫々位置している。保護部410及び側部420の夫々は、Z方向において、上端400Uと下端400Lとの間に位置している。本実施の形態において、プロテクタ400の上端400Uは、保護部410及び側部420の夫々の上端であり、プロテクタ400の下端400Lは、保護部410及び側部420の夫々の下端である。
図7、図8、図25及び図26を参照すると、保護部410には、第1端子300と夫々対応する複数の保護溝412が形成されている。保護溝412の夫々は、X方向に沿って延びる溝である。保護溝412の夫々は、2つの側壁412Sと底壁412Bによって三方を囲まれており、上方(+Z方向)及び前方(−X方向)に開口している。
図2、図25及び図26に示されるように、側部420の夫々は、支持部422と、連結部424と、第1突出部(突出部)426とを有している。支持部422の夫々は、保護部410からY方向外側に延びている。これにより、2つの支持部422は、Y方向外側から保護部410を支持している。連結部424は、支持部422から−X方向に沿って延びている。突出部426は、連結部424から、Y方向において内側に突出している。これにより、プロテクタ400には、支持部422と、連結部424と、突出部426とによって囲まれた凹部420Rが形成されている。図10に示されるように、凹部420Rは、XY平面においてハウジング800の突出部820(被ガイド部830を含む)に対応した形状であって突出部820(被ガイド部830を含む)よりも少し大きな形状を有している。
図10、図25及び図26を参照すると、側部420の夫々には、上側被ガイド部442と、下側被ガイド部444とが設けられている。詳しくは、支持部422のうちのY方向外側の部位(外側部)の大部分は、上方に凹んでいる。また、連結部424のうちのY方向内側の部位(内側部)も、上方に凹んでいる。これにより、側部420には、ガイド溝440が形成されている。ガイド溝440は、支持部422及び連結部424の下方をX方向に沿って延びており、前方及び後方に開口している。上側被ガイド部442は、ガイド溝440の上方に位置しており、下側被ガイド部444は、ガイド溝440の内部に位置している。詳しくは、上側被ガイド部442は、支持部422の外側部と、連結部424の内側部とから構成されており、平坦な下面を有している。下側被ガイド部444は、支持部422からガイド溝440内部に張り出しており、平坦な上面を有している。
図25及び図26を参照すると、側部420の夫々は、弾性アーム430と、移動可能部432とを有している。弾性アーム430は、支持部422の外側部の下端から、上方に傾斜しつつ前方に延びている。移動可能部432は、弾性アーム430の前端に位置している。弾性アーム430は、XZ平面内において弾性変形可能であり、これにより、移動可能部432は、Z方向に移動可能である。換言すれば、移動可能部432は、弾性アーム430によって、Z方向に移動可能に弾性支持されている。
側部420の夫々は、開放力受部460と、閉鎖力受部470と、被規制部480とを有している。開放力受部460は、支持部422の後端面である。換言すれば、開放力受部460は、支持部422に設けられており、且つ、−X方向を向いている。閉鎖力受部470は、突出部426の前端面である。換言すれば、閉鎖力受部470は、突出部426に設けられており、且つ、+X方向を向いている。被規制部480は、移動可能部432の後端面であり、X方向と直交している。
図1、図21及び図25から理解されるように、第1コネクタ20が使用される際、プロテクタ400は、第1端子300及びガイド部材500が第1回路基板290の上面290Uに固定された後に、前方から第1端子300及びガイド部材500に取り付けられる。このとき、図6乃至図8及び図25から理解されるように、第1端子300の接続部310は、プロテクタ400の対応する保護溝412に挿入される。また、図4、図5、図10及び図25から理解されるように、ガイド部材500のガイド部510は、プロテクタ400の対応するガイド溝440に挿入される。
ガイド部510がガイド溝440に挿入されると、上側被ガイド部442は、少なくとも部分的に、ガイド部510の上に位置し、下側被ガイド部444は、少なくとも部分的に、ガイド部510の下に位置する。換言すれば、ガイド部510は、上側被ガイド部442及び下側被ガイド部444によって上下に挟まれ、これによりプロテクタ400のZ方向の移動が規制される。同様に、プロテクタ400のY方向の移動も規制される。但し、本実施の形態においては、プロテクタ400が第1回路基板290(図3参照)の上面290U上に位置しているため、プロテクタ400は、−Z方向に移動できない。このため、下側被ガイド部444のみによってプロテクタ400のZ方向の移動を規制できる。換言すれば、上側被ガイド部442は、設けられていなくてもよい。
図9及び図15から理解されるように、プロテクタ400は、第1端子300及びガイド部材500に取り付けられた状態において、X方向に移動可能である。図11を参照すると、プロテクタ400の被規制部480がガイド部510の規制部530と接触するときのプロテクタ400の位置を「保護位置」という。
保護位置にあるプロテクタ400を−X方向に沿って移動させようとすると、被規制部480が規制部530と突き当たり、プロテクタ400の移動が停止する。また、プロテクタ400が保護位置にあるとき、被規制部480は、X方向において凸部520と規制部530とによって挟まれている。このため、例えば第1コネクタ20が振動を受けても、プロテクタ400は、保護位置に維持される。換言すれば、プロテクタ400は、ガイド部材500から容易には抜け出ない。但し、プロテクタ400を保護位置に維持する必要がない場合、被規制部480及び規制部530は、設けられていなくてもよい。
図11及び図20を参照すると、保護位置にあるプロテクタ400は、所定の力を加えることで、+X方向に沿って移動する。図19及び図20を参照すると、プロテクタ400を+X方向に沿って移動すると、第1端子300の先端320が保護溝412から突出した状態で、プロテクタ400の移動が停止する。このときのプロテクタ400の位置を「開放位置」という。
図6、図13及び図25を参照すると、プロテクタ400が保護位置にあるとき、第1端子300の先端320は、保護溝412の内部に収容されて保護されている。詳しくは、第1端子300の接続部310は、Y方向において保護溝412の2つの側壁412Sに挟まれている。また、接続部310の下面は、保護溝412の底壁412Bに接触又は近接している。これにより、先端320の近傍が折れ曲がる等の第1端子300の破損が防止されている。
図19を参照すると、プロテクタ400が開放位置にあるとき、先端320は、保護溝412から露出されて前方に突出している。プロテクタ400が開放位置にあるとき、接続部310は、第2コネクタ60の第2端子700と接続可能である。
以上の説明から理解されるように、プロテクタ400は、保護部410が第1端子300の先端320を保護する保護位置と、先端320が保護部410から開放される開放位置との間を、X方向に沿って移動可能である。上述のように、本実施の形態による保護部410は、先端320を三方から覆って保護する。但し、本発明は、これに限られない。例えば、保護部は、上方を含めた四方から先端320を覆って保護してもよい。一方、保護部は、下方のみから先端320を覆って保護してもよい。
本実施の形態による第1コネクタ20は、第1端子300を保護するプロテクタ400を備えているものの、第1端子300を保持するハウジング(図示せず)を備えていない。但し、第1コネクタ20は、プロテクタ400に加えて、ハウジングを備えていてもよい。
以下、図1乃至図20を参照しつつ、コネクタ組立体10の嵌合動作及び抜去動作について説明する。
図1乃至図3を参照すると、分離状態(図1乃至図8の状態)において、第1コネクタ20のプロテクタ400は、保護位置に位置している。また、第2コネクタ60は、第1コネクタ20から離れて第1コネクタ20の上方に配置されている。詳しくは、ハウジング800の2つの突出部820(被ガイド部830を含む)は、プロテクタ400の凹部420Rの真上に位置している。また、ハウジング800の本体部810の後端面は、プロテクタ400の保護部410の前端面及び支持部422の前端面から少し離れて前方に位置している。
図9乃至図14を参照すると、分離状態(図1乃至図8の状態)にある第2コネクタ60を下方に移動すると、ハウジング800の突出部820は、凹部420Rに上方から夫々受容され、コネクタ組立体10は、未嵌合状態に遷移する。このとき、突出部820のXY平面における位置が凹部420RのXY平面における位置と多少ずれていたとしても、例えば、第2回路基板690(図1参照)をXY平面において少しずつ移動することで、突出部820を凹部420Rに挿入できる。換言すれば、第1コネクタ20及び第2コネクタ60が第2回路基板690の下に隠れて視認できない場合であっても、突出部820と凹部420Rとにより、第1コネクタ20と第2コネクタ60との間の粗い位置合わせが可能である。
図1及び図6を参照すると、第1端子300は、プロテクタ400の上端400Uよりも下方に位置しており、第2端子700は、ハウジング800の下端800Lよりも上方に位置している。第1コネクタ20及び第2コネクタ60が視認できない状態で位置合わせしても、第1端子300は、第2コネクタ60から直接的に力を受けず、第2端子700は、第1コネクタ20から直接的に力を受けない。このため、第1端子300及び第2端子700の損傷が防止できる。
上述したように、本実施の形態によるコネクタ組立体10は、第1コネクタ20の上に配置された第2コネクタ60を真下に(−Z方向に沿って)移動させることで、分離状態から未嵌合状態に遷移する。但し、本発明はこれに限られない。例えば、コネクタ組立体は、第1コネクタの斜め上に配置された第2コネクタを斜め下に(−Z方向及び+X方向に沿って)移動させることで、分離状態から未嵌合状態に遷移してもよい。また、例えば、第1コネクタ及び第2コネクタの形状を変形すれば、第1コネクタの前方に配置された第2コネクタを後方に移動させることで、コネクタ組立体を分離状態から未嵌合状態に遷移させることも可能である。
図10及び図12を参照すると、コネクタ組立体10が未嵌合状態にあるとき、プロテクタ400は、保護位置にあり、且つ、ハウジング800の開放力付加部860は、Z方向においてプロテクタ400の開放力受部460と同じ位置にある。より具体的には、開放力付加部860は、X方向において、開放力受部460と対向している。このため、図10及び図16から理解されるように、第2コネクタ60を、+X方向に沿って移動すると、開放力付加部860は、開放力受部460に力を加えて、プロテクタ400を開放位置(図16に示される位置)まで移動させる。
図15乃至図20を参照すると、プロテクタ400が開放位置に達したとき、コネクタ組立体10は、嵌合状態(図15乃至図20の状態)に遷移する。図19に示されるように、嵌合状態において、第2端子700は、第1端子300と接続する。詳しくは、第1端子300の第1接続部310は、第2端子700の2つの第2接続部710によって上下に挟み込まれ、これにより、第1コネクタ20と第2コネクタ60とは、電気的に互いに接続される。
図16及び図18を参照すると、コネクタ組立体10が嵌合状態にあるとき、プロテクタ400は、開放位置にあり、且つ、ハウジング800の閉鎖力付加部870は、Z方向においてプロテクタ400の閉鎖力受部470と同じ位置にある。より具体的には、閉鎖力付加部870は、X方向において、閉鎖力受部470と対向している。このため、図10及び図16から理解されるように、第2端子700が第1端子300と夫々接続した後に(即ち、コネクタ組立体10が嵌合状態にあるとき)、第2コネクタ60を、−X方向に沿って移動すると、閉鎖力付加部870は、閉鎖力受部470に力を加えて、プロテクタ400を保護位置に向けて移動させる。
図12を参照すると、第2コネクタ60を、−X方向に沿って移動し続けると、ハウジング800の突当部840は、ガイド部材500の受け止め部540と突き当たって受け止められてプロテクタ400を保護位置に位置させる。図13に示されるように、プロテクタ400が保護位置に戻ったとき、コネクタ組立体10は、未嵌合状態に戻り、第2端子700は、第1端子300から接続解除される。
図12を参照すると、突当部840は、剛性を有するガイド部材500の受け止め部540に受け止められる。更に、受け止め部540は、第2回路基板690(図3参照)に固定された被固定部590の近傍に位置しており、力を確実に受け止めることができる。このため、プロテクタ400が保護位置に戻った後、第2コネクタ60を、−X方向に沿って移動し続けようとしたとしても、プロテクタ400は殆ど力を受けない。これによりプロテクタ400の破損が防止される。
以上の説明から理解されるように、本実施の形態によれば、開放位置に移動したプロテクタ400を、押圧部材を備えることなく保護位置に戻すことができる。また、プロテクタ400は、弾性変形させる必要がない。このため、プロテクタ400を、樹脂等の一般的な材料(例えば、ハウジング800と同じ材料)から形成できる。
図11及び図17を参照すると、プロテクタ400が保護位置と開放位置との間を移動する際、ガイド部510は、Z方向において、上側被ガイド部442と下側被ガイド部444との間に位置している。これにより、上側被ガイド部442及び下側被ガイド部444は、ガイド部510にガイドされて、X方向のみに沿って移動する。
同様に、ハウジング800が、プロテクタ400を保護位置と開放位置との間で移動させる際、ハウジング800の被ガイド部830は、ガイド部510の下に位置しており、ガイド部510にガイドされて、X方向にのみ沿って移動する。例えば、第2端子700が第1端子300と接続した後に第2コネクタ60を−X方向に沿って移動する際、被ガイド部830は、ガイド部510の下を移動する。このため、ハウジング800は、コネクタ組立体10が未嵌合状態と嵌合状態との間を遷移する途中で、プロテクタ400から外れない。換言すれば、第2コネクタ60は、コネクタ組立体10が未嵌合状態にあるときにのみ、第1コネクタ20から分離可能である。
図10、図16及び図20から理解されるように、第2コネクタ60のハウジング800は、コネクタ組立体10が未嵌合状態と嵌合状態との間のいずれの状態にあるときにも、Y方向においてプロテクタ400から離れている。換言すれば、ハウジング800は、開放力付加部860が開放力受部460に力を加えているときも、閉鎖力付加部870が閉鎖力受部470に力を加えているときも、Y方向において、プロテクタ400から離れている。このため、ハウジング800が、プロテクタ400を保護位置と開放位置との間で移動させる際、ハウジング800とプロテクタ400との間には、摩擦力のような不要な力が生じない。これにより、ハウジング800は、その移動を妨げる摩擦力を受けることなくスムーズに移動できる。また、プロテクタ400は、その移動を妨げる摩擦力を受けることなくスムーズに移動できる。
図11及び図17から理解されるように、プロテクタ400が開放位置と保護位置との間を移動するとき、移動可能部432は、下方に移動して凸部520を乗り越える。特に、プロテクタ400が開放位置から保護位置に移動する場合、移動可能部432が凸部520を乗り越える際にクリック感が生じる。これにより、操作者は、プロテクタ400が保護位置に到達したことを知ることができる。但し、このようなクリック感を得る必要がない場合、弾性アーム430及び移動可能部432を設けず、被規制部480を移動可能部432以外の部位に設けてもよい。
本実施の形態は、既に述べた変形例に加えて、以下に説明するように様々に変形可能である。
図12を参照すると、ガイド部510と受け止め部540とは、互いに異なる部材に設けられていてもよい。更に、この場合、第1コネクタ20は、ガイド部510を備えていなくてもよい。但し、プロテクタ400の移動やハウジング800の移動をスムーズにガイドするという観点からは、ガイド部510が設けられていることが好ましい。また、部品点数を増加させないという観点からは、ガイド部510及び受け止め部540は、共通のガイド部材500に設けられていることが好ましい。
図10を参照すると、第1コネクタ20は、ガイド部510(ガイド部材500)を1つのみ備えていてもよく、3つ以上のガイド部510を備えていてもよい。また、ガイド部510は、Z方向と斜交していてもよい。換言すれば、ガイド部510は、Z方向と交差していてもよい。更に、ガイド部510は、XZ平面と平行な平板形状を有していてもよい。但し、第1コネクタ20のZ方向におけるサイズを小さくするという観点からは、ガイド部510は、本実施の形態のように、Z方向と直交していることが好ましい。
図11を参照すると、凸部520は下方に突出しており、移動可能部432は、下方に移動する。但し、本発明にこれに限られない。例えば、凸部520は、上方に突出していてもよい。この場合、移動可能部432は、ガイド部510の上方に位置し、上方に移動して凸部520を乗り越えればよい。また、この場合、規制部530も、ガイド部510の上方に位置していてもよい。以上の変形に加えて、凸部520及び規制部530は、Z方向以外の方向(例えば、Y方向外側)に突出していてもよい。
図11を参照すると、規制部530が被規制部480の−X方向の移動を適切に規制できる限り、被規制部480及び規制部530の夫々は、X方向と直交していなくてもよい。同様に図12を参照すると、受け止め部540が突当部840を適切に受け止められる限り、受け止め部540及び突当部840の夫々は、X方向と直交していなくてもよい。
同様に、図25及び図28を参照すると、開放力付加部860が開放力受部460に力を付加できる限り、開放力付加部860は、ハウジング800のどの部位であってもよいし、どのような形状を有していてもよい。また、開放力受部460は、プロテクタ400のどの部位であってもよいし、どのような形状を有していてもよい。
同様に、突当部840及び閉鎖力付加部870は、ハウジング800のどの部位であってもよいし、どのような形状を有していてもよい。また、閉鎖力受部470は、プロテクタ400のどの部位であってもよいし、どのような形状を有していてもよい。例えば、プロテクタ400は、連結部424及び突出部426を有していなくてもよい。また、ハウジング800は、突出部820に代えて、又は突出部820に加えて、プロテクタ400をX方向に挟み込む操作部を有していてもよい。この場合、この操作部を開放力付加部860及び閉鎖力付加部870として機能させることができる。
10 コネクタ組立体
20 第1コネクタ
290 第1回路基板
290U 上面
300 第1端子
310 接続部
320 先端
390 被固定部
400 プロテクタ
400U 上端
400L 下端
410 保護部
412 保護溝
412S 側壁
412B 底壁
420 側部
420R 凹部
422 支持部
424 連結部
426 第1突出部(突出部)
430 弾性アーム
432 移動可能部
440 ガイド溝
442 上側被ガイド部
444 下側被ガイド部
460 開放力受部
470 閉鎖力受部
480 被規制部
500 ガイド部材
510 ガイド部
520 凸部
530 規制部
540 受け止め部
590 被固定部
60 第2コネクタ
690 第2回路基板
690L 下面
700 第2端子
710 接続部
790 被固定部
800 ハウジング
800U 上端
800L 下端
810 本体部
820 第2突出部(突出部)
830 被ガイド部
840 突当部
860 開放力付加部
870 閉鎖力付加部

Claims (12)

  1. 第1コネクタと、第2コネクタとを備えるコネクタ組立体であって、
    前記第1コネクタは、第1端子と、プロテクタと、受け止め部とを備えており、
    前記プロテクタは、保護部と、開放力受部と、閉鎖力受部とを有しており、
    前記プロテクタは、前記保護部が前記第1端子の先端を保護する保護位置と、前記第1端子の前記先端が前記保護部から開放される開放位置との間を移動可能であり、
    前記第2コネクタは、第2端子と、ハウジングとを備えており、
    前記ハウジングは、前記第2端子を保持しており、
    前記ハウジングは、開放力付加部と、閉鎖力付加部と、突当部とを有しており、
    前記プロテクタが前記保護位置にあり、且つ、前記開放力付加部が上下方向において前記開放力受部と同じ位置にある状態で、前記第2コネクタを、前記上下方向と直交する嵌合方向に沿って移動すると、前記開放力付加部は、前記開放力受部に力を加えて、前記プロテクタを前記開放位置まで移動させ、前記第2端子は、前記第1端子と接続し、
    前記第2端子が前記第1端子と接続した後に、前記第2コネクタを、前記嵌合方向と反対の抜去方向に沿って移動すると、前記閉鎖力付加部は、前記閉鎖力受部に力を加えて、前記プロテクタを前記保護位置に向けて移動させ、
    前記第2コネクタを、前記抜去方向に沿って移動し続けると、前記突当部は、前記受け止め部と突き当たって受け止められて前記プロテクタを前記保護位置に位置させ、前記第2端子は、前記第1端子から接続解除される
    コネクタ組立体。
  2. 請求項1記載のコネクタ組立体であって、
    前記プロテクタは、支持部と、連結部と、第1突出部とを有しており、
    前記支持部は、前記保護部を支持しており、
    前記連結部は、前記支持部から、前記抜去方向に沿って延びており、
    前記第1突出部は、前記連結部から、前記上下方向及び前記抜去方向の双方と直交するピッチ方向において内側に突出しており、
    前記閉鎖力受部は、前記第1突出部に設けられており、且つ、前記嵌合方向を向いており、
    前記ハウジングは、本体部と、第2突出部とを有しており、
    前記第2突出部は、前記本体部から、前記ピッチ方向において外側に突出しており、
    前記閉鎖力付加部は、前記第2突出部に設けられており、且つ、前記抜去方向を向いている
    コネクタ組立体。
  3. 請求項2記載のコネクタ組立体であって、
    前記ハウジングの前記突当部は、前記第2突出部に設けられており、
    前記突当部は、前記上下方向において、前記閉鎖力付加部と並んでいる
    コネクタ組立体。
  4. 請求項2又は請求項3記載のコネクタ組立体であって、
    前記プロテクタには、前記支持部と、前記連結部と、前記第1突出部とによって囲まれた凹部が形成されており、
    前記ハウジングの前記第2突出部は、前記凹部に上方から受容される
    コネクタ組立体。
  5. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1端子は、前記プロテクタの上端よりも下方に位置しており、
    前記第2端子は、前記ハウジングの下端よりも上方に位置している
    コネクタ組立体。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1コネクタは、ガイド部を備えており、
    前記ガイド部は、前記上下方向と交差しており、
    前記プロテクタは、下側被ガイド部を有しており、
    前記下側被ガイド部は、少なくとも部分的に、前記ガイド部の下に位置している
    コネクタ組立体。
  7. 請求項6記載のコネクタ組立体であって、
    前記プロテクタは、上側被ガイド部を有しており、
    前記上側被ガイド部は、少なくとも部分的に、前記ガイド部の上に位置している
    コネクタ組立体。
  8. 請求項6又は請求項7記載のコネクタ組立体であって、
    前記ガイド部は、前記上下方向に突出した凸部を有しており、
    前記プロテクタは、弾性アームと、移動可能部とを有しており、
    前記移動可能部は、前記弾性アームによって、前記上下方向に移動可能に弾性支持されており、
    前記プロテクタが前記開放位置から前記保護位置に移動するとき、前記移動可能部は、前記凸部を乗り越える
    コネクタ組立体。
  9. 請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のコネクタ組立体であって、
    前記ガイド部は、前記上下方向に突出した規制部を有しており、
    前記プロテクタは、被規制部を有しており、
    前記保護位置にある前記プロテクタを前記抜去方向に沿って移動させようとすると、前記被規制部が前記規制部と突き当たる
    コネクタ組立体。
  10. 請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のコネクタ組立体であって、
    前記ハウジングの前記第2突出部は、被ガイド部を有しており、
    前記第2端子が前記第1端子と接続した後に前記第2コネクタを前記抜去方向に沿って移動する際、前記被ガイド部は、前記ガイド部の下を移動する
    コネクタ組立体。
  11. 請求項6乃至請求項10のいずれかに記載のコネクタ組立体であって、
    前記第1コネクタは、ガイド部材を備えており、
    前記ガイド部及び前記受け止め部は、前記ガイド部材に設けられている
    コネクタ組立体。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のコネクタ組立体であって、
    前記ハウジングは、前記開放力付加部が前記開放力受部に力を加えているときも、前記閉鎖力付加部が前記閉鎖力受部に力を加えているときも、前記上下方向及び前記嵌合方向の双方と直交する方向において、前記プロテクタから離れている
    コネクタ組立体。
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