JP2016091282A - 電子機器および操作形態切替プログラム - Google Patents

電子機器および操作形態切替プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】一般的な操作を用いない第1の操作形態から一般的な操作を用いる第2の操作形態に自動で切り替えること。
【解決手段】電子機器が第1の操作形態が設定されている場合に、第1の操作が所定時間内に閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、判定結果に基づいて、第2の操作形態に切替える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器および操作形態切替プログラムに関する。
スマートフォン、パーソナルコンピュータ(PC)や、金融機関で用いられる現金自動支払機や現金自動預出金機などの自動取引装置等の電子機器は、視覚障碍者にとって、晴眼者と同一の操作形態のままでは利用が困難である。このため、主に視覚障碍を持つ利用者(ユーザ)を対象とした機能が備わっていることがある。例えば、視覚障碍を持つ利用者の電子機器の利用を支援するための機能や操作形態を有する携帯端末のソフトウエアが知られている。そのような機能には、例えば、利用者がタッチする電子装置の表示部の座標を検知する機能や、電子機器の表示部に表示された文字情報を音声化して読み上げるテキスト読上げ機能がある。また、操作形態には、テキスト読み上げ機能を操作するための専用の操作形態がある。
そして、晴眼者と視覚障碍者が混在する利用を想定した携帯端末の中には、それぞれの利用者向けの操作形態を用意しつつ、設定変更操作で操作形態を切り替える機能を備えるものがある。
例えば、複数の操作画面を含み、視覚障碍者にとって使いやすい操作画面を表示させる情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような情報処理装置では、まず、利用者によって設定された電子機器の各設定や、利用者の入力操作がマウスによるものが多いか、キーボードによるものが多いかに応じて、その電子機器を操作している利用者が視覚障碍者であるか、晴眼者であるかを判定する。そして情報処理装置は、PCの表示部に表示されている操作画面を視覚障碍者向けまたは晴眼者向けの操作画面に切り替え、表示する。
また、予め登録された利用者を対象に、その利用者の操作習熟度に応じた操作環境を提供する操作表示装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。そのような操作表示装置では、まず、操作を行う利用者が利用者特有の情報、例えば、指紋、声紋、パスワード等を入力する。操作表示装置は、利用者特有の情報に基づいて、サーバ等に予め登録されている利用者の習熟度を得て、習熟度に応じた操作環境を与えるために、操作パネル部に表示するメニューを選択する。
さらに、利用者の画像を取得し、利用者の上半身領域や上半身の形状から得られる特徴量を用いて利用者の挙動を特定し解析することで、利用者が健常者か障碍者かを判別する機能を有する自動機器の操作案内装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2009−104436号公報 特開2004−13736号公報 特開平10−188103号公報
電子機器には、一般的な操作(シングルタップやフリック等)を用いて操作する操作形態(一般操作形態)と、一般的な操作を用いずに操作する操作形態(特殊操作形態)とが用意されている場合がある。電子機器が特殊操作形態に設定されている場合、ユーザがシングルタップやフリック等の一般的な操作を行っても、電子機器は当該操作を無視する。
そのため、特殊操作形態の存在を知らないユーザが特殊操作形態に設定されている電子機器を操作した場合、一般的な操作では電子機器は反応しないため、故障していると勘違いするという問題がある。また、特殊操作形態であることをユーザに通知しても、特殊操作形態における操作方法をユーザが知らなければ、一般操作形態に切り替えることができないという問題がある。
本発明の課題は、一般的な操作を用いない操作形態から一般的な操作を用いる操作形態に自動で切り替えることである。
実施の形態の電子機器は、第1の操作に対して第1の処理を実行しない第1の操作形態、または前記第1の操作に対して前記第1の処理を実行する第2の操作形態に設定される。
前記電子機器は、画面を表示する表示部と、前記表示部に対する操作を判定する処理部と、を備える。
前記処理部は、前記第1の操作形態が設定されている場合に、前記第1の操作が所定時間内に閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替えることを特徴とする電子機器。
実施の形態の電子機器によれば、一般的な操作を用いない操作形態から一般的な操作を用いる操作形態に自動で切り替えることができる。
フリック操作について説明するための図である。 シングルタップ操作について説明するための図である。 実行対象について説明するための図である。 第1の実施の形態に係る一般的な操作に対する各操作形態の動作を示す図である。 第1の実施の形態に係る電子機器の構成図である。 第1の実施の形態に係るRAM保存情報を示す図である。 第1の実施の形態に係るROM保存情報を示す図である。 第1の実施の形態に係る操作形態切替え処理のフローチャートである。 第1の実施の形態に係るタッチ操作継続時処理の詳細なフローチャートである。 第1の実施の形態に係る指離れ操作時処理の詳細なフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例に係るシステム構成図である。 第2の実施の形態に係る一般的な操作に対する各操作形態の動作を示す図である。 第2の実施の形態に係る電子機器の構成図である。 第2の実施の形態に係るRAM保存情報を示す図である。 第2の実施の形態に係るROM保存情報を示す図である。 第2の実施の形態に係る操作形態切替え処理のフローチャートである。 第2の実施の形態に係る読上げ開始マージンタイマ処理の詳細なフローチャートである。 第2の実施の形態に係る読上げ終了処理の詳細なフローチャートである。 第2の実施の形態に係るタッチ操作継続時処理の詳細なフローチャートである。 第2の実施の形態に係る読上げ停止処理の詳細なフローチャートである。 第2の実施の形態に係る指離れ操作時処理の詳細なフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる晴眼者向け操作形態切替え処理の詳細なフローチャートである。 第2の実施の形態に係る晴眼者向け操作形態切替えを説明する図である。 第2の実施の形態の変形例に係るシステム構成図である。 情報処理装置(コンピュータ)の構成図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態について説明する。
初めに、実施の形態の電子機器で用いられる操作方法について説明する。実施の形態の電子機器は、タッチパネル機能を有する表示部を備える。ユーザは、表示部に触れることで、電子機器を操作する。
ここで、一般的な操作方法であるフリックとシングルタップについて説明する。
図1は、フリック操作について説明するための図である。
フリックとは、画面に触れた指等をある方向に這わせる(弾く)操作のことをいう。尚、ここでのフリックは1本の指で行うものとする。
図1では、表示部の表示画面を示し、受信メールの一覧がメールのタイトルと差出人が組となって複数表示されている。例えば、図1の表示画面を上から下方向にフリックすると、指の動きに同期して、受信メールの一覧がスクロールする。
図2は、シングルタップ操作について説明するための図である。
タップとは、画面を軽く叩くように一瞬だけ画面に触れる操作のことをいう。シングルタップとは、1回タップを行う操作のことである。また、タップを所定時間内に2回行う操作をダブルタップと呼ぶ。
図2では、表示部の表示画面を示し、受信メールの一覧がメールのタイトルと差出人が組となって複数表示されている。例えば、図2に示す受信メールのうち、「予算調整 舘 津手人」を囲む矩形の領域をシングルタップすると、「予算調整 舘 津手人」のメールを選択(決定)したと判定され、当該メールの本文が表示される。
ここで、実施の形態で用いられる実行対象について説明する。
図3は、実行対象について説明するための図である。
「実行対象」とは、表示部に表示(設定)された特定の領域であり、例えばシングルタップ等により指が接触(タッチ)したときに、所定の処理を行う領域である。
図3では、表示部の表示画面を示し、表示画面には5つの実行対象301−1〜301−5が表示されている。一般操作形態の場合、各実行対象にシングルタップを行うことにより、各実行対象に対応する処理が実行される。例えば、実行対象301−1には「電話」と表示されており、実行対象301−1に対してシングルタップを行うと、通話機能が実行される。また、実行対象301−2〜301−5には、それぞれ「メール」、「電話帳」、「インターネット」、「カメラ」と表示されている。実行対象301−2に対してシングルタップを行うと、メールソフトが起動され、実行対象301−3に対してシングルタップを行うと、電子機器に格納されている電話帳が表示される。また、実行対象301−4に対してシングルタップを行うと、ブラウザソフトが起動され、実行対象301−5に対してシングルタップを行うと、撮影ソフトが起動し、電子機器が備えるカメラによる撮影が可能になる。
また、図1、2においては、実行対象は、メールのタイトルと差出人名とが組となって表示されている矩形の領域である。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態の電子機器は、一般的な操作(シングルタップやフリック等)を用いて操作する操作形態(一般操作形態または操作形態Bと呼ぶ)と、一般的な操作を用いずに操作する操作形態(特殊操作形態または操作形態Aと呼ぶ)とを有する。電子機器は、一般操作形態または特殊操作形態のいずれかに設定される。第1の実施の形態では、電子機器が特殊操作形態(操作形態A)に設定されている場合に、ユーザが所定時間内に連続して一般的な操作を行ったか判定し、判定結果に基づいて、一般操作形態に切り替える。
図4は、第1の実施の形態に係る一般的な操作に対する各操作形態の動作を示す図である。
電子機器が一般操作形態に設定されている場合、フリック操作を行うと、図1で説明したように、表示画面がスクロールする。
電子機器が特殊操作形態に設定されている場合、フリック操作を行っても、無効な操作と判定され、スクロール等の処理は行われない。
電子機器が一般操作形態に設定されている場合、シングルタップ操作を行うと、図2、3で説明したように、シングルタップされた実行対象(選択項目)が選択(決定)されたと判定され、選択項目に対応する処理(ソフトの起動やメール本文の表示等)が実行される。
電子機器が特殊操作形態に設定されている場合、シングルタップ操作を行っても、無効な操作と判定され、選択項目に対応する処理は実行されない。
図5は、第1の実施の形態に係る電子機器の構成図である。
電子機器1101は、処理部1111、記憶部1121、タッチ検出部1131、表示部1141、無線部1151、アンテナ1161、オーディオ入出力部1171、スピーカ1181、およびマイクロフォン(マイク)1191を備える。
電子機器1101は、例えば、スマートフォン、タブレット、またはパーソナルコンピュータ(PC)等である。
処理部1111は、電子機器1101への入力に対する処理や表示部1141の表示処理、操作形態の切替え等の各種制御処理を行うプロセッサである。
記憶部1121は、電子機器1101で用いるデータやプログラム等の情報を格納する記憶装置である。記憶部1121は、Random Access Memory(RAM)1122とRead Only Memory(ROM)1123を有する。
RAM1122は、電子機器1101で用いるデータやプログラム等の情報を一時的に格納する揮発性の記憶装置である。
ROM1123は、電子機器1101で用いるデータやプログラム等の情報を格納する不揮発性の記憶装置である。ROM1123は、例えば、不揮発性メモリやSolid State drive(SSD)等である。
タッチ検出部1131は、表示部1141への指やペン等の接触(タッチ)を検出し、表示部1141上の指等が接触している位置(位置情報)を処理部1111に通知する。処理部1111は、位置情報や位置情報の動き(変化)に基づいて、入力された操作を判定し、入力された操作に対する処理を行う。タッチ検出部1131は、例えば、圧力センサや静電容量方式タッチパネルである。
表示部1141は、映像信号を表示する表示装置である。表示部1141は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイである。
無線部1151は、処理部1111から入力されたデータに対して、通信に伴うデータ変換等を行い、アンテナ1161を介して送信する。
オーディオ入出力部1171は、処理部1111からの指示により、スピーカ1181を制御して音声等を出力する。また、マイク1191から入力された電気信号をアナログデジタル変換し、処理部1111に渡す。
スピーカ1181は、音声等を出力する装置である。
マイク1191は、入力された音を電気信号に変換する装置である。
次に、RAM1122に格納されている情報(RAM保存情報)について説明する。
図6は、第1の実施の形態に係るRAM保存情報を示す図である。
RAM1122には、計測開始時刻、短期間接触回数、操作形態B操作検出回数、実行対象接触開始時刻、および実行対象変更が格納される。
計測開始時刻は、計測を開始した時間である。尚、計測開始時刻の初期値は0である。
短期間接触回数は、実行対象に対して、実行対象接触期間閾値以下の時間、接触した回数である。尚、短期間接触回数の初期値は0である。
操作形態B操作検出回数は、操作形態Bの操作を検出した回数である。尚、操作形態B操作検出回数の初期値は0である。
実行対象接触開始時刻は、実行対象に接触を開始した時間である。尚、実行対象接触開始時刻の初期値は0である。
実行対象変更は、指が接触している実行対象が変更されたか否かを示す情報である。実行対象変更は、「無」または「有」である。「無」は、実行対象が変更されていないことを示し、「有」は、実行対象が変更されたことを示す。尚、実行対象変更の初期値は「無」である。
尚、上述のRAM保存情報は、ROM1123に格納されていても良いし、RAM1122とROM1123の両方に格納されていても良い。
次に、ROM1123に格納されている情報(ROM保存情報)について説明する。
図7は、第1の実施の形態に係るROM保存情報を示す図である。
ROM1123には、再計測開始閾値、実行対象接触期間閾値、短期間接触回数閾値、および操作形態B操作検出回数閾値が格納される。
再計測開始閾値、実行対象接触期間閾値、短期間接触回数閾値、および操作形態B操作検出回数閾値は、後述の操作形態切替え処理で用いられる閾値である。
尚、上述のROM保存情報は、RAM1122に格納されていても良いし、RAM1122とROM1123の両方に格納されていても良い。
図8は、第1の実施の形態に係る操作形態切替え処理のフローチャートである。
ここで、処理部1111は、電子機器1101を特殊操作形態(操作形態A)に設定しているものとする。また、ROM保存情報の各閾値には、適当な値が設定されているものとする。表示部1141には、複数の実行対象が表示されているものとする。処理部1111は、タッチ検出部1131から入力される位置情報を監視し、位置情報および位置情報の変化に基づいて、電子機器1101への操作を検出し、当該操作に対する処理を行う。
ステップS1501において、処理部1111は、タッチ検出部1131からの情報に基づいて、表示部1141への指の接触を検出する。表示部1141への指の接触を検出した場合、制御はステップS1502に進む。処理部1111は、表示部1141への指の接触を検出するまで、ステップS1501の処理を繰り返す。
ステップS1502において、処理部1111は、実行対象変更を初期化して「無」に変更する。
ステップS1503において、処理部1111は、現時刻と計測開始時刻との差分(t1)を算出する。処理部1111は、算出した差分(t1)と再計測開始閾値(T1)とを比較し、差分(t1)が再計測開始閾値(T1)以下であるか否か判定する。差分(t1)が再計測開始閾値(T1)以下の場合、制御はステップS1506に進み、差分(t1)が再計測開始閾値(T1)より大きい場合、制御はステップS1504に進む。
ステップS1504において、処理部1111は、RAM保存情報を初期化する。
ステップS1505において、処理部1111は、現時刻を計測開始時刻としてRAM1122に保存する。
ステップS1506において、処理部1111は、現時刻を実行対象接触開始時刻としてRAM1122に保存する。
ステップS1507において、処理部1111は、タッチ操作継続時処理を行う。尚、タッチ操作継続時処理の詳細については後述する。
ステップS1508において、処理部1111は、タッチ検出部1131からの情報に基づいて、表示部1141へ接触していた全ての指が表示部1141から離れたか否か判定する。表示部1141へ接触していた全ての指が表示部1141から離れた場合、制御はステップS1509に進み、表示部1141へ接触していた全ての指が表示部1141から離れていない場合、制御はステップS1507に戻る。
ステップS1509において、処理部1111は、指離れ操作時処理を行う。尚、指離れ操作時処理の詳細については後述する。
ステップS1510において、処理部1111は、操作形態B操作検出回数(z)と操作形態B操作検出回数閾値(Z)とを比較し、操作形態B操作検出回数(z)が操作形態B操作検出回数閾値(Z)以上であるか否か判定する。操作形態B操作検出回数(z)が操作形態B操作検出回数閾値(Z)以上である場合、制御はステップS1511に進み、操作形態B操作検出回数(z)が操作形態B操作検出回数閾値(Z)未満である場合、処理は終了する。
ステップS1511において、処理部1111は、操作形態を一般操作形態(操作形態B)に切替える。
図9は、第1の実施の形態に係るタッチ操作継続時処理の詳細なフローチャートである。
図9は、図8のステップS1507に対応する。
ステップS1521において、処理部1111が、操作形態A操作を検出した場合、制御はステップS1529に進み、操作形態A操作を検出してない場合、制御はステップS1522に進む。操作形態A操作とは、特殊操作形態(操作形態A)で用いられる操作である。操作形態A操作としては、例えば、スクラブと呼ばれる指を高速で往復させる操作などがある。
上述のように処理部1111は、タッチ検出部1131から入力される位置情報や位置情報の動き(変化)に基づいて、入力された操作を判定し、入力された操作が操作形態A操作に該当するか判定し、操作形態A操作を検出する。尚、どのような操作が操作形態A操作に該当するかは、あらかじめ電子機器1101に設定されている。操作形態A操作が検出された場合、ユーザは、特殊操作形態を知っているユーザであると推定される。
ステップS1522において、処理部1111は、指が現在接触している実行対象がステップS1501で検出した実行対象から変更されたか否か判定する。実行対象が変更された場合、制御はステップS1523に進み、実行対象が変更されてない場合、タッチ操作継続時処理は終了する。例えば、図3において、最初、ユーザが実行対象301−1をタッチし、指をスライドさせて、現在、実行対象301−2をタッチしている場合に、実行対象が変更されたと判定される。
ステップS1523において、処理部1111は、実行変更対象を「有」とする。
ステップS1524において、処理部1111は、現時刻と実行対象接触開始時刻との差分を計算し、当該差分を変更前対象の接触期間(t2)とする。処理部1111は、変更前対象の接触期間(t2)と実行対象接触期間閾値(T2)を比較し、変更前対象の接触期間(t2)が実行対象接触期間閾値(T2)より大きいか否か判定する。変更前対象の接触期間(t2)が実行対象接触期間閾値(T2)より大きい場合、制御はステップS1526に進み、変更前対象の接触期間(t2)が実行対象接触期間閾値(T2)以下の場合、制御はステップS1525に進む。
ステップS1525において、処理部1111は、短期間接触回数に1を加算する。
ステップS1526において、処理部1111は、短期間接触回数を初期化する。
ステップS1527において、処理部1111は、操作形態B操作検出回数を初期化する。
ステップS1528において、処理部1111は、現時刻を実行対象接触開始時刻としてRAM1122に格納する。すなわち、現時刻が新たな実行対象接触開始時刻として保存される。
ステップS1529において、処理部1111は、短期間接触回数を初期化する。
ステップS1530において、処理部1111は、操作形態B操作検出回数を初期化する。
図10は、第1の実施の形態に係る指離れ操作時処理の詳細なフローチャートである。
図10は、図8のステップS1509に対応する。
ステップS1541において、処理部1111が、操作形態A操作を検出した場合、制御はステップS1547に進み、操作形態A操作を検出してない場合、制御はステップS1542に進む。
ステップS1542において、処理部1111は、現時刻と実行対象接触開始時刻との差分を計算し、当該差分を接触期間(t)とする。処理部1111は、接触期間(t)と実行対象接触期間閾値(T2)を比較し、接触期間(t)が実行対象接触期間閾値(T2)以上か否か判定する。接触期間(t)が実行対象接触期間閾値(T2)以上の場合、制御はステップS1547に進み、接触期間(t)が実行対象接触期間閾値(T2)未満の場合、制御はステップS1543に進む。
ステップS1543において、処理部1111は、実行対象変更を参照し、実行対象変更が「有」であるか「無」であるか判定する。実行対象変更が「有」の場合、制御はステップS1544に進み、実行対象変更が「無」の場合、制御はステップS1546に進む。
ステップS1544において、処理部1111は、短期間接触回数(x)と短期間接触回数閾値(X)とを比較し、短期間接触回数(x)が短期間接触回数閾値(X)以上であるか否か判定する。短期間接触回数(x)が短期間接触回数閾値(X)以上の場合、制御はステップS1545に進み、短期間接触回数(x)が短期間接触回数閾値(X)未満の場合、制御はステップS1548に進む。
ステップS1545において、処理部1111は、操作形態B操作検出回数に1を加算する。すなわち、このステップでは、接触期間が実行対象接触期間閾値未満であり、実行対象変更が「有」、且つ短期間接触回数が短期間接触回数閾値以上のため、一般的な操作であるフリックが行われたと推測されるので、操作形態B操作検出回数に1を加算している。
ステップS1546において、処理部1111は、操作形態B操作検出回数に1を加算する。すなわち、このステップでは、接触期間が実行対象接触期間閾値未満であり、且つ、実行対象変更が「無」のため、一般的な操作であるシングルタップが行われたと推測されるので、操作形態B操作検出回数に1を加算している。
ステップS1547において、処理部1111は、操作形態B操作検出回数を初期化する。
ステップS1548において、処理部1111は、短期間接触回数(x)を初期化する。
第1の実施の形態の電子機器によれば、一般的な操作を用いない操作形態から一般的な操作を用いる操作形態に自動で切り替えることができる。
第1の実施の形態では、電子機器が特殊操作形態に設定されている場合に、ユーザがシングルタップやフリック等の一般的な操作を所定の時間(再計測開始閾値)内に連続して所定の回数(操作形態B操作検出回数閾値)以上行った場合、ユーザは特殊操作形態自体を知らない若しくは特殊操作形態における操作方法を知らないと推測される。その場合、第1の実施の形態の電子機器は、操作形態を一般的な操作を用いる一般操作形態に切替えることで、ユーザに適した操作形態を提供する。
次に第1の実施の形態の変形例について説明する。
上述の第1の実施の形態では、操作形態Bに切替えるか否かの判定を電子機器1101で行っていたが、変形例では、電子機器とネットワークを介して接続するサーバで判定する。
図11は、第1の実施の形態の変形例に係るシステム構成図である。
システム2100は、電子機器2101、基地局2301、およびサーバ2401を備える。
電子機器2101は、処理部2111、記憶部2121、タッチ検出部2131、表示部2141、無線部2151、アンテナ2161、オーディオ入出力部2171、スピーカ2181、およびマイクロフォン(マイク)2191を備える。記憶部2121はRAM2124およびROM2123を有する。
処理部2111は、電子機器2101への入力に対する処理や表示部2141の表示処理、操作形態の切替え等の各種制御処理を行うプロセッサである。処理部2111は、タッチ検出部2131から入力された位置情報や表示部2141に表示されている実行対象の情報等をサーバに送信する。処理部2111は、サーバ2401からの指示に基づき、操作形態Aから操作形態Bに切替える。
記憶部2121、RAM2124、ROM2123、タッチ検出部2131、表示部2141、無線部2151、アンテナ2161、オーディオ入出力部2171、スピーカ2181、およびマイクロフォン(マイク)2191は、それぞれ記憶部1121、RAM1124、ROM1123、タッチ検出部1131、表示部1141、無線部1151、アンテナ1161、オーディオ入出力部1171、スピーカ1181、およびマイクロフォン(マイク)1191と同様の機能を有するので説明は省略する。
基地局2301は、電子機器2101と通信する無線局である。電子機器2101と基地局2301は、無線を用いて通信可能である。基地局2301とサーバ2401は、ネットワーク2501を介して接続し、通信可能である。
サーバ2401は、処理部2411、記憶部2421、および通信部2431を備える。サーバ2401は、情報処理装置の一例である。
処理部2411は、操作形態の切替え処理等の各種制御処理を行うプロセッサである。
記憶部2421は、サーバ2401で用いるデータやプログラム等の情報を格納する記憶装置である。記憶部2421は、Random Access Memory(RAM)2422とRead Only Memory(ROM)2423を有する。
RAM2422は、サーバ2401で用いるデータやプログラム等の情報を一時的に格納する揮発性の記憶装置である。RAM2422は、図6で示したRAM保存情報を格納する。
ROM2423は、サーバ2401で用いるデータやプログラム等の情報を格納する不揮発性の記憶装置である。ROM2423は、例えば、不揮発性メモリやSolid State drive(SSD)等である。ROM2423は、図7で示したROM保存情報を格納する。
通信部2431は、通信に伴うデータ変換等を行う。
上述のように、変形例では、サーバ2401が操作形態Bに切替えるか否かの判定を行う。
したがって、処理部2411は、上述の第1の実施の形態の処理部1111の代わりに、図8の操作形態切替え処理のステップS1501〜S1510の処理、図9のタッチ操作継続時処理、および図10の指離れ操作時処理を行う。処理部2411は、ステップS1510において、操作形態B操作検出回数(z)が操作形態B操作検出回数閾値(Z)以上である場合、操作形態Bに切替える指示を電子機器2101に送信する。
また、ステップS1511は、電子機器2101の処理部2111で実行される。詳細には、ステップS1511において、処理部2111は、サーバ2401から指示を受信し、操作形態Bに切替える。
第1の実施の形態の変形例のシステムによれば、一般的な操作を用いない操作形態から一般的な操作を用いる操作形態に自動で切り替えることができる。
第1の実施の形態の変形例のシステムによれば、操作形態Bに切替えるか否かの判定をサーバで行うので、電子機器の負荷を低減することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の電子機器は、一般的な操作(シングルタップやフリック等)を用いて操作する操作形態(晴眼者向け操作形態または操作形態Bと呼ぶ)と、一般的な操作を用いずに操作する操作形態(視覚障碍者向け操作形態または操作形態Aと呼ぶ)とを有する。電子機器は、晴眼者向け操作形態または視覚障碍者向け操作形態のいずれかに設定される。
晴眼者向け操作形態は、第1の実施の形態の一般操作形態と同じものである。視覚障碍者向け操作形態において、電子機器は、選択された実行対象に関連するテキストを読み上げるテキスト読み上げ機能を有する。実行対象に関連するテキストとは、例えば、実行対照に対応するアプリケーション名であり、実行対象が図1のような受信メールの一覧であれば、メールのタイトル及び差出人名が実行対象に関連するテキストとなる。電子機器は、実行対象をタッチしている間、当該実行対象に関連するテキストの読み上げを続ける。
図12は、第2の実施の形態に係る一般的な操作に対する各操作形態の動作を示す図である。
電子機器が晴眼者向け操作形態に設定されている場合、フリック操作を行うと、図1で説明したように、表示画面がスクロールする。
電子機器が視覚障碍者向け操作形態に設定されている場合、フリック操作を行うと、表示画面のスクロールは行われない。電子機器が視覚障碍者向け操作形態に設定されている場合、フリック操作を行うと、テキストを読み上げる実行対象(テキスト読み上げ対象)が変更される。例えば、図1において、フリック操作により、指が接触している実行対象が「特許の打ち合わせ 垣 久ケ子」から「予算調整 舘 津手人」に変更されると、テキストを読み上げる実行対象も「特許の打ち合わせ 垣 久ケ子」から「予算調整 舘 津手人」に変更される。
電子機器が晴眼者向け操作形態に設定されている場合、シングルタップ操作を行うと、図2、3で説明したように、シングルタップされた実行対象(選択項目)が選択(決定)されたと判定され、選択項目に対応する処理(ソフトの起動やメール本文の表示等)が実行される。
電子機器が視覚障碍者向け操作形態に設定されている場合、シングルタップ操作を行っても、選択項目に対応する処理は実行されない。電子機器が視覚障碍者向け操作形態に設定されている場合、シングルタップ操作を行うと、シングルタップされた実行対象にテキスト読み上げ対象が変更(設定)される。例えば、図2において、「予算調整 舘 津手人」をシングルタップすると、「予算調整 舘 津手人」がテキスト読み上げ対象となる。
図13は、第2の実施の形態に係る電子機器の構成図である。
電子機器3101は、処理部3111、記憶部3121、タッチ検出部3131、表示部3141、無線部3151、アンテナ3161、オーディオ入出力部3171、スピーカ3181、およびマイクロフォン(マイク)3191を備える。
電子機器3101は、例えば、スマートフォン、タブレット、またはパーソナルコンピュータ(PC)等である。
処理部3111は、電子機器3101への入力に対する処理や表示部3141の表示処理、操作形態の切替え等の各種制御処理を行うプロセッサである。
記憶部3121は、電子機器3101で用いるデータやプログラム等の情報を格納する記憶装置である。記憶部3121は、Random Access Memory(RAM)3122とRead Only Memory(ROM)3123を有する。
RAM3122は、電子機器3101で用いるデータやプログラム等の情報を一時的に格納する揮発性の記憶装置である。
ROM3123は、電子機器3101で用いるデータやプログラム等の情報を格納する不揮発性の記憶装置である。ROM3123は、例えば、不揮発性メモリやSolid State drive(SSD)等である。
タッチ検出部3131は、表示部3141への指やペン等の接触(タッチ)を検出し、表示部3141上の指等が接触している位置(位置情報)を処理部3111に通知する。処理部3111は、位置情報や位置情報の動き(変化)に基づいて、入力された操作を判定し、入力された操作に対する処理を行う。タッチ検出部3131は、例えば、圧力センサや静電容量方式タッチパネルである。
表示部3141は、映像信号を表示する表示装置である。表示部3141は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイである。
無線部3151は、処理部3111から入力されたデータに対して、通信に伴うデータ変換等を行い、アンテナ3161を介して送信する。
オーディオ入出力部3171は、処理部3111からの指示により、スピーカ3181を制御して音声等を出力する。また、マイク3191から入力された電気信号をアナログデジタル変換し、処理部3111に渡す。
スピーカ3181は、音声等を出力する装置である。
マイク3191は、入力された音を電気信号に変換する装置である。
次に、RAM3122に格納されている情報(RAM保存情報)について説明する。
図14は、第2の実施の形態に係るRAM保存情報を示す図である。
RAM3122には、計測開始時刻、直前読上げ状態、読上げ済み文節数、認識不可読上げ回数、晴眼者操作回数、および実行対象接触開始時刻が格納される。
計測開始時刻は、計測を開始した時間である。尚、計測開始時刻の初期値は0である。
直前読み上げ状態は、直前の読上げの処理の状態である。直前読み上げ状態は、「未」、「開始」、または「完」である。「未」は読上げを行っていないことを示し、「開始」は読上げを開始したことを示し、「完」は読上げが完了したことを示す。尚、直前読み上げ状態の初期値は「未」である。
読上げ済み文節数は、読上げ済みの文節数である。尚、読上げ済み文節数の初期値は0である。尚、第2の実施の形態で用いる文節に関する説明は後述する。
認識不可読上げ回数は、認識できない読上げを行った(すなわち、読上げ済み文節数が閾値以下である)回数である。尚、認識不可読上げ回数の初期値は0である。
晴眼者操作回数は、晴眼者が操作したと判定された回数である。尚、晴眼者操作回数の初期値は0である。
実行対象接触開始時刻は、実行対象に接触を開始した時間である。尚、実行対象接触開始時刻の初期値は0である。
尚、上述のRAM保存情報は、ROM3123に格納されていても良いし、RAM3122とROM3123の両方に格納されていても良い。
次に、ROM3123に格納されている情報(ROM保存情報)について説明する。
図15は、第2の実施の形態に係るROM保存情報を示す図である。
ROM3123には、再計測開始閾値、実行対象接触期間閾値、読上げ済み文節数閾値、および晴眼者操作回数閾値が格納される。
再計測開始閾値、実行対象接触期間閾値、読上げ済み文節数閾値、および晴眼者操作回数閾値は、後述の操作形態切替え処理で用いられる閾値である。
尚、上述のROM保存情報は、RAM3122に格納されていても良いし、RAM3122とROM3123の両方に格納されていても良い。
ここで、第2の実施の形態で用いられる分節と文節数について説明する。第2の実施の形態において、文節とは、文章を所定のルールに基づいて区切ったときの単語もしくは単語の集まりを指す。尚、文章が区切られなかった場合は、1つの文章が1つの文節となる。
例えば、以下に示す例文1を文節に区切る場合を説明する。例文1は2行で構成されている。
・例文1
ホーム画面の設定
ホームに表示される壁紙の設定等を行います
例文1を3つのルール(i)二種文字種組み合わせ方式、(ii)改行式、および(iii)文字種式でそれぞれ区切った場合を説明する。
(i)二種文字種組み合わせ方式
二種文字種組み合わせ方式は、2種類の文字の単語を組み合わせて1つの文節とするように区切る。文字の種類は、例えば、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット等である。また、改行がある場合、改行の位置で区切りをいれる。
ここで文節の区切りを▲で表し、二種文字種組み合わせ方式に基づいて、例文1を文節に区切ると下記のようになる。
「ホーム画面▲の設定▲ホームに▲表示される▲壁紙の▲設定等を▲行います」
上記に示すように、カタカナの「ホーム」と漢字の「画面」が組み合わせられて、1つの文節となる。以下、同様に2種類の文字の単語を組み合わせて1つの文節となるように区切られる。
(ii)改行式
改行式は、改行されている位置で区切る。
ここで文節の区切りを▲で表し、改行式に基づいて、例文1を文節に区切ると下記のようになる。
「ホーム画面の設定▲ホームに表示される壁紙の設定等を行います」
例文1では、「ホーム画面の設定」で改行されているため、「ホーム画面の設定」の直後で区切られる。よって、「ホーム画面の設定」と「ホームに表示される壁紙の設定等を行います」がそれぞれ1つの文節となる。
(iii)文字種式
文字種式は、1種類の文字の単語ごとに1つの文節とするように区切る。文字の種類は、例えば、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット等である。また、改行がある場合、改行の位置で区切りをいれる。
ここで文節の区切りを▲で表し、文字種式に基づいて、例文1を文節に区切ると下記のようになる。
「ホーム▲画面▲の▲設定▲ホーム▲に▲表示▲される▲壁紙▲の▲設定等▲を▲行▲います」
次に以下に示す例文2を句読点式で文節に区切る場合を説明する。
・例文2
明日の神奈川県の天気予報は晴れ、後、雨、降水確率は50%になります。
句読点式は、句読点の位置で区切る。
ここで文節の区切りを▲で表し、句読点式に基づいて、例文2を文節に区切ると下記のようになる。
「明日の神奈川県の天気予報は晴れ、▲後、▲雨、▲降水確率は50%になります。」
上述の文節の区切り方のルールは、それぞれ単独で用いても良いし、組み合わせても良い。また、上述の文節の区切り方のルールは一例であり、上述の例に限られるものではない。
ここで、読上げ済み文節数について説明する。
第2の実施の形態の電子機器2101は、テキスト読み上げ機能を有し、上記例文1を読上げる場合、「ホームガメンノセッテイ ホームニヒョウジサレルカベガミノセッテイトウヲオコナイマス」と読上げる。
読上げ済み文節数とは、読上げが完了した文節の数である。
ここで、二種文字種組み合わせ方式に基づいて、例文1が文節に区切られているとする。以下、文節の区切りを分かりやすくするため、文節の区切りを▲で示す。ここで、電子機器3101が例文1の読み上げを開始し、「ホームガメン▲ノセッテイ▲ホーム」まで読み上げて、読み上げが終了したとする。その場合、「ホームガメン」と「ノセッテイ」の2つの文節の読上げが完了しているため、読上げ済み文節数は2となる。
図16は、第2の実施の形態に係る操作形態切替え処理のフローチャートである。
ここで、処理部3111は、電子機器3101を視覚障碍者向け操作形態(操作形態A)に設定しているものとする。また、ROM保存情報の各閾値には、適当な値が設定されているものとする。表示部3141には、複数の実行対象が表示されているものとする。処理部3111は、タッチ検出部3131から入力される位置情報を監視し、位置情報および位置情報の変化に基づいて、電子機器3101への操作を検出し、当該操作に対する処理を行う。
ステップS3501において、処理部3111は、タッチ検出部3131からの情報に基づいて、表示部3141への指の接触の有無を検出する。表示部3141への指の接触を検出した場合、制御はステップS3503に進む。処理部3111は、表示部3141への指の接触を検出するまで、ステップS3501の処理を繰り返す。
ステップS3503において、処理部3111は、現時刻と計測開始時刻との差分(t1)を算出する。処理部3111は、算出した差分(t1)と再計測開始閾値(T1)とを比較し、差分(t1)が再計測開始閾値(T1)以下であるか否か判定する。差分(t1)が再計測開始閾値(T1)以下の場合、制御はステップS3506に進み、差分(t1)が再計測開始閾値(T1)より大きい場合、制御はステップS3504に進む。
ステップS3504において、処理部3111は、RAM保存情報を初期化する。
ステップS3505において、処理部3111は、現時刻を計測開始時刻としてRAM3122に保存する。
ステップS3506において、処理部3111は、タイマ(不図示)を起動し、読上げ開始マージンタイマ処理を開始する。読上げ開始マージンタイマ処理の詳細については後述する。以下、ステップS3507以降の処理と読上げ開始マージンタイマ処理は並列に実行される。
ステップS3507において、処理部3111は、タッチ操作継続時処理を行う。尚、タッチ操作継続時処理の詳細については後述する。
ステップS3508において、処理部3111は、タッチ検出部3131からの情報に基づいて、表示部3141へ接触していた全ての指が表示部3141から離れたか否か判定する。表示部3141へ接触していた全ての指が表示部3141から離れた場合、制御はステップS3509に進み、表示部3141へ接触していた全ての指が表示部3141から離れていない場合、制御はステップS3507に戻る。
ステップS3509において、処理部3111は、指離れ操作時処理を行う。尚、指離れ操作時処理の詳細については後述する。
ステップS3510において、処理部3111は、晴眼者操作回数(z)と晴眼者操作回数閾値(Z)とを比較し、晴眼者操作回数(z)が晴眼者操作回数閾値(Z)以上であるか否か判定する。晴眼者操作回数(z)が晴眼者操作回数閾値(Z)以上である場合、制御はステップS3511に進み、晴眼者操作回数(z)が晴眼者操作回数閾値(Z)未満である場合、処理は終了する。
ステップS3511において、処理部1111は、晴眼者向け操作形態切替え処理を行う。尚、晴眼者向け操作形態切替え処理の詳細については後述する。
図17は、第2の実施の形態に係る読上げ開始マージンタイマ処理の詳細なフローチャートである。
図17は、図16のステップS3506で開始される。
ステップS3521において、処理部3111は、タイマが満了したか否か判定する。タイマが満了した場合、制御はステップS3522に進む。処理部3111は、タイマが満了するまでステップS3521の処理を繰り返す。尚、タイマが満了したと判定される時間(閾値)は、あらかじめ設定されているものとする。
ステップS3521において、処理部3111は、指が接触している実行対象に関するテキストの読み上げを開始する。処理部3111は、読上げるテキストをあらかじめ定められたルールに基づいて、文節に区切り、各文節と区切られた位置の情報をRAM3122に格納する。これら情報は、後述の読上げ文節数の記録時に読上げた文節数をカウントするために用いる。また、処理部3111は、読上げ終了処理を開始する。尚、読上げ終了処理の詳細は後述する。以下、ステップS3523以降の処理と読上げ終了処理は並列に実行される。
ステップS3521において、処理部3111は、直前読上げ状態を「開始」に変更する。
ステップS3521において、処理部3111は、読上げ済み文節数を初期化する。
図18は、第2の実施の形態に係る読上げ終了処理の詳細なフローチャートである。
図18は、図17のステップS3522で開始される。
ステップS3531において、処理部3111は、指が接触している実行対象に関するテキストの読み上げが終了したか否か判定する。テキストの読み上げが終了した場合、制御は、ステップS3532に進む。処理部3111は、テキストの読み上げが終了するまでステップS3531の処理を繰り返す。
ステップS3532において、処理部3111は、読上げ済み文節数に読上げが終了したテキストの文節の数を記録する。
ステップS3533において、処理部3111は、直前読上げ状態を「完」に変更する。
図19は、第2の実施の形態に係るタッチ操作継続時処理の詳細なフローチャートである。
図19は、図16のステップS3507に対応する。
ステップS3541において、処理部3111が、視覚障碍者向け操作を検出した場合、制御はステップS3551に進み、視覚障碍者向け操作を検出してない場合、制御はステップS3542に進む。視覚障碍者向け操作とは、視覚障碍者向け操作形態(操作形態A)で用いられる操作である。
上述のように処理部3111は、タッチ検出部3131から入力される位置情報や位置情報の動き(変化)に基づいて、入力された操作を判定し、入力された操作が視覚障碍者向け操作に該当するか判定し、視覚障碍者向け操作を検出する。尚、どのような操作が視覚障碍者向け操作に該当するかは、あらかじめ電子機器3101に設定されている。
視覚障碍者向け操作は、晴眼者向け操作形態(操作形態B)では、用いられない操作である。よって、視覚障碍者向け操作を検出した場合、ユーザは、視覚障碍者であると推測される。
ステップS3542において、処理部3111は、指が現在接触している実行対象がステップS3501で検出した実行対象から変更されたか否か判定する。実行対象が変更された場合、制御はステップS3543に進み、実行対象が変更されてない場合、タッチ操作継続時処理は終了する。
ステップS3543において、処理部3111は、直前読上げ状態を参照し、直前読上げ状態を判定する。直前読上げ状態が「未」の場合、タッチ操作継続時処理は終了し、直前読上げ状態が「開始」の場合、制御はステップS3544に進み、直前読上げ状態が「完」の場合、制御はステップS3551に進む。
ステップS3544において、処理部3111は、読上げ停止処理を行う。尚、読上げ停止処理の詳細については後述する。
ステップS3545において、処理部3111は、読上げ済み文節数(x)と読上げ済み文節数閾値(X)とを比較し、読上げ済み文節数(x)が読上げ済み文節数閾値(X)以下であるか否か判定する。読上げ済み文節数(x)が読上げ済み文節数閾値(X)以下である場合、制御はステップS3546に進み、読上げ済み文節数(x)が読上げ済み文節数閾値(X)より大きい場合、制御はステップS3547に進む。
ステップS3546において、処理部3111は、認識不可読上げ回数に1を加算する。
ステップS3547において、処理部3111は、認識不可読上げ回数を初期化する。
ステップS3548において、処理部3111は、晴眼者操作回数を初期化する。
ステップS3549において、処理部3111は、変更後の実行対象(すなわち、現在指が接触している実行対象)に関するテキストの読み上げを開始する。
ステップS3548において、処理部3111は、直前読上げ状態を「開始」に変更する。
ステップS3551において、処理部3111は、認識不可読上げ回数を初期化する。
ステップS3552において、処理部3111は、晴眼者操作回数を初期化する。
図20は、第2の実施の形態に係る読上げ停止処理の詳細なフローチャートである。
図20は、図19のステップS3544および後述の図21のステップS3573に対応する。
ステップS3561において、処理部3111は、テキストの読み上げ中であるか否か判定する。テキストの読み上げ中である場合、制御はステップS3562に進み、テキストの読み上げ中でない場合、読上げ停止処理は終了する。
ステップS3562において、処理部3111は、読上げ済みの文節の数を読上げ済み文節数に記録する。
ステップS3563において、処理部3111は、テキストの読み上げを停止する。
ステップS3564において、処理部3111は、直前読上げ状態を「未」に変更する。
図21は、第2の実施の形態に係る指離れ操作時処理の詳細なフローチャートである。
図21は、図16のステップS3509に対応する。
ステップS3571において、処理部3111が、視覚障碍者向け操作を検出した場合、制御はステップS3579に進み、視覚障碍者向け操作を検出してない場合、制御はステップS3572に進む。
ステップS3572において、処理部3111は、直前読上げ状態を参照し、直前読上げ状態を判定する。直前読上げ状態が「未」の場合、制御はステップS3578に進み、直前読上げ状態が「開始」の場合、制御はステップS3573に進み、直前読上げ状態が「完」の場合、制御はステップS3579に進む。
ステップS3573において、処理部3111は、読上げ停止処理を行う。読上げ停止処理は、図20で説明した通りである。
ステップS3574において、処理部3111は、読上げ済み文節数(x)と読上げ済み文節数閾値(X)とを比較し、読上げ済み文節数(x)が読上げ済み文節数閾値(X)以上であるか否か判定する。読上げ済み文節数(x)が読上げ済み文節数閾値(X)以上である場合、制御はステップS3579に進み、読上げ済み文節数(x)が読上げ済み文節数閾値(X)未満の場合、制御はステップS3575に進む。
ステップS3575において、処理部3111は、認識不可読上げ回数に1を加算する。
ステップS3576において、処理部3111は、認識不可読上げ回数(y)と認識不可読上げ回数閾値(Y)とを比較し、認識不可読上げ回数(y)が認識不可読上げ回数閾値(Y)以上であるか否か判定する。認識不可読上げ回数(y)が認識不可読上げ回数閾値(Y)以上である場合、制御はステップS3577に進み、認識不可読上げ回数(y)が認識不可読上げ回数閾値(Y)未満である場合、制御はステップS3580に進む。
ステップS3577において、処理部3111は、晴眼者操作回数に1を加算する。
ステップS3578において、処理部3111は、晴眼者操作回数に1を加算する。
ステップS3579において、処理部3111は、晴眼者操作回数を初期化する。
ステップS3580において、処理部3111は、直前読上げ状態を初期化する。
ステップS3581において、処理部3111は、読上げ済み文節数を初期化する。
ステップS3582において、処理部3111は、認識不可読上げ回数を初期化する。
図22は、第2の実施の形態にかかる晴眼者向け操作形態切替え処理の詳細なフローチャートである。
図22は、図16のステップS3511に対応する。
図23は、晴眼者向け操作形態切替えを説明する図である。図23は、表示部3141の画面を示す。
ステップS3591において、処理部3111は、所定の切替えガイダンスの読上げを開始し、表示部3141に図23で示すような切替えガイダンスを表示する。切替えガイダンスは、操作形態を切替える旨と操作形態を元に戻す操作方法を示す情報である。ここでは、処理部3111は、切替えガイダンスとして「読上げ操作オフ 再度オンにする場合は×××をして下さい」を表示部3141に表示し、「読上げ操作オフ 再度オンにする場合は×××をして下さい」の読み上げを開始する。「読上げ操作オフ」は、視覚障碍者操作形態から晴眼者向け操作形態に切替える旨を示し、「再度オンにする場合は×××をして下さい」は、視覚障碍者操作形態に再度戻す方法を示している。切替えガイダンスを表示および読上げることで、ユーザは操作形態が切り替わることを認識し、さらに元の操作形態(視覚障碍者向け操作形態)に戻す方法を知ることができる。
ステップS3592において、処理部3111は、切替えガイダンスの読上げが終了したか否か判定する。切替えガイダンスの読上げが終了した場合、制御はステップS3593に進む。処理部3111は、切替えガイダンスの読上げが終了するまで、ステップS3591の処理を繰り返す。
ステップS3593において、処理部3111は、操作形態を視覚障碍者向け操作形態から晴眼者向け操作形態に切替える。
第2の実施の形態の電子機器によれば、視覚障碍者向け操作形態から晴眼者向け操作形態に自動で切り替えることができる。
第2の実施の形態の電子機器によれば、あらかじめユーザが晴眼者か視覚障碍者であるか知らなくても、ユーザに対して適切な操作形態を提供することができる。
第2の実施の形態では、電子機器が視覚障碍者向け操作形態に設定されている場合に、意味を認識できないようなテキストの読み上げが所定の時間内に連続して所定の回数以上行われた場合、晴眼者が操作していると推測される。その場合、第2の実施の形態の電子機器は、視覚障碍者向け操作形態から晴眼者向け操作形態に切替えることで、ユーザに適した操作形態を提供する。
次に第2の実施の形態の変形例について説明する。
上述の第2の実施の形態では、晴眼者向け操作形態に切替えるか否かの判定を電子機器3101で行っていたが、変形例では、電子機器3101とネットワークを介して接続するサーバで判定する。
次に第2の実施の形態の変形例について説明する。
上述の第2の実施の形態では、晴眼者向け操作形態に切替えるか否かの判定を電子機器3101で行っていたが、変形例では、電子機器3101とネットワークを介して接続するサーバで判定する。
図24は、第2の実施の形態の変形例に係るシステム構成図である。
システム4100は、電子機器4101、基地局4301、およびサーバ4401を備える。
電子機器4101は、処理部4111、記憶部4121、タッチ検出部4131、表示部4141、無線部4151、アンテナ4161、オーディオ入出力部4171、スピーカ4181、およびマイクロフォン(マイク)4191を備える。記憶部4121はRAM4124およびROM4123を有する。
処理部4111は、電子機器4101への入力に対する処理や表示部4141の表示処理、操作形態の切替え等の各種制御処理を行うプロセッサである。処理部4111は、タッチ検出部4131から入力された位置情報や表示部4141に表示されている実行対象の情報等をサーバに送信する。処理部4111は、サーバ4401からの指示に基づき、障碍者向け操作形態から晴眼者向け操作形態に切替える。
記憶部4121、RAM4124、ROM4123、タッチ検出部4131、表示部4141、無線部4151、アンテナ4161、オーディオ入出力部4171、スピーカ4181、およびマイクロフォン(マイク)4191は、それぞれ記憶部3121、RAM3124、ROM3123、タッチ検出部3131、表示部3141、無線部3151、アンテナ3161、オーディオ入出力部3171、スピーカ3181、およびマイクロフォン(マイク)3191と同様の機能を有するので説明は省略する。
基地局4301は、電子機器4101と通信する無線局である。電子機器4101と基地局4301は、無線を用いて通信可能である。基地局4301とサーバ4401は、ネットワーク4501を介して接続し、通信可能である。
サーバ4401は、処理部4411、記憶部4421、および通信部4431を備える。サーバ4401は、情報処理装置の一例である。
処理部4411は、操作形態の切替え処理等の各種制御処理を行うプロセッサである。
記憶部4421は、サーバ4401で用いるデータやプログラム等の情報を格納する記憶装置である。記憶部4421は、Random Access Memory(RAM)4422とRead Only Memory(ROM)4423を有する。
RAM4422は、サーバ4401で用いるデータやプログラム等の情報を一時的に格納する揮発性の記憶装置である。RAM4422は、図14で示したRAM保存情報を格納する。
ROM4423は、サーバ4401で用いるデータやプログラム等の情報を格納する不揮発性の記憶装置である。ROM4423は、例えば、不揮発性メモリやSolid State drive(SSD)等である。ROM4423は、図15で示したROM保存情報を格納する。
通信部4431は、通信に伴うデータ変換等を行う。
上述のように、変形例では、サーバ4401が晴眼者向け操作形態に切替えるか否かの判定を行う。
したがって、処理部4411は、上述の第2の実施の形態の処理部3111の代わりに、図16の操作形態切替え処理のステップS3501〜S3510の処理、図17の読上げ開始マージンタイマ処理、図18の読上げ終了処理、図19のタッチ操作継続時処理、図20の読上げ停止処理、および図21の指離れ操作時処理を行う。処理部2411は、ステップS3510において、晴眼者操作回数(z)が晴眼者操作回数閾値(Z)以上である場合、晴眼者操作形態に切替える指示を電子機器4101に送信する。
また、ステップS3511は、電子機器4101の処理部4111で実行される。詳細には、ステップS3511において、処理部4111は、サーバ4401から指示を受信し、晴眼者向け操作形態処理を行う。
第2の実施の形態の変形例に係るシステムによれば、視覚障碍者向け操作形態から晴眼者向け操作形態に自動で切り替えることができる。
第2の実施の形態の変形例に係るシステムによれば、晴眼者向け操作形態に切替えるか否かの判定をサーバで行うので、電子機器の負荷を低減することができる。
図25は、情報処理装置(コンピュータ)の構成図である。
実施の形態の電子機器1101、2101、3101、4101およびサーバ2401、4401は、例えば、図25に示すような情報処理装置1によって実現される。
情報処理装置1は、Central Processing Unit(CPU)2、メモリ3、入力部4、出力部5、記憶部6、記録媒体駆動部7、およびネットワーク接続部8を備え、それらはバス9により互いに接続されている。
CPU2は、情報処理装置1全体を制御する中央処理装置である。CPU2は、処理部1111、2111、3111、4111、2411、4411に対応する。
メモリ3は、プログラム実行の際に、記憶部6(あるいは可搬記録媒体10)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に格納するRead Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等のメモリである。CPU2は、メモリ3を利用してプログラムを実行することにより、上述した各種処理を実行する。この場合、可搬記録媒体10等から読み出されたプログラムコード自体が実施の形態の機能を実現する。メモリ3は、RAM1222、2222、2422、3222、4222、4422に対応する。
入力部4は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等である。
出力部5は、例えば、ディスプレイ、プリンタ等である。
記憶部6は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、テープ装置、不揮発性メモリ等である。情報処理装置1は、記憶部6に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ3に読み出して使用する。記憶部6は、ROM1223、2223、2423、3223、4223、4423に対応する。
記録媒体駆動部7は、可搬記録媒体10を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体としては、メモリカード、フレキシブルディスク、Compact Disk Read Only Memory(CD-ROM)、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。ユーザは、この可搬記録媒体10に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ3に読み出して使用する。
ネットワーク接続部8は、LANやWAN等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の操作に対して第1の処理を実行しない第1の操作形態、または前記第1の操作に対して前記第1の処理を実行する第2の操作形態に設定される電子機器において、
画面を表示する表示部と、
前記表示部に対する操作を判定する処理部と、
を備え、
前記処理部は、前記第1の操作形態が設定されている場合に、前記第1の操作が所定時間内に閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替えることを特徴とする電子機器。
(付記2)
前記第1の操作は、フリックまたはシングルタップであることを特徴とする付記1記載の電子機器。
(付記3)
第1の操作に対して第1の処理を実行しない第1の操作形態、または前記第1の操作に対して前記第1の処理を実行する第2の操作形態に設定される電子機器と接続するサーバにおいて、
前記電子機器が前記第1の操作形態に設定されている場合に、前記電子機器に対して、前記第1の操作が所定時間内に閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替える指示を前記電子機器に送信する処理部
を備えることを特徴とするサーバ。
(付記4)
実行対象がタッチされている間、該実行対象に関連するテキストを読上げる第1の操作形態、または前記実行対象に関連するテキストの読み上げを行わない第2の操作形態に設定される電子機器において、
前記実行対象を表示する表示部と、
前記表示部に対する操作を判定する処理部と、
を備え、
前記処理部は、前記第1の操作形態が設定されている場合に、前記テキストを読上げる処理において、前記テキストを所定のルールに基づいて文節に区切り、前記テキストの読み上げを停止し、読上げた文節の数が第1の閾値以下である場合の回数が所定時間内に第2の閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替えることを特徴とする電子機器。
(付記5)
前記処理部は、前記第2の操作形態に切替えるときに、前記第2の操作形態に切替える旨と前記第1の操作形態に戻す方法を含むガイダンスを読上げ、前記ガイダンスの読上げ終了後に前記第2の操作形態に切替えることを特徴とする付記4記載の電子機器。
(付記6)
実行対象がタッチされている間、該実行対象に関連するテキストを読上げる第1の操作形態、または前記実行対象に関連するテキストの読み上げを行わない第2の操作形態に設定される電子機器と接続するサーバにおいて、
前記電子機器が前記第1の操作形態に設定されている場合に、前記テキストを読上げる処理において、前記テキストを所定のルールに基づいて文節に区切り、前記テキストの読み上げを停止し、読上げた文節の数が第1の閾値以下である場合の回数が所定時間内に第2の閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替える指示を前記電子機器に送信する処理部
を備えることを特徴とするサーバ。
(付記7)
第1の操作に対して第1の処理を実行しない第1の操作形態、または前記第1の操作に対して前記第1の処理を実行する第2の操作形態に設定されるコンピュータに、
前記第1の操作形態が設定されている場合に、
前記第1の操作が所定時間内に閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、
判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替える
処理を実行させる操作形態切替プログラム。
(付記8)
前記第1の操作は、フリックまたはシングルタップであることを特徴とする付記7記載の操作形態切替プログラム。
(付記9)
実行対象がタッチされている間、該実行対象に関連するテキストを読上げる第1の操作形態、または前記実行対象に関連するテキストの読み上げを行わない第2の操作形態に設定されるコンピュータに、
前記第1の操作形態が設定されている場合に、
前記テキストを読上げる処理において、前記テキストを所定のルールに基づいて文節に区切り、
前記テキストの読み上げを停止し、読上げた文節の数が第1の閾値以下である場合の回数が所定時間内に第2の閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、
判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替える
処理を実行させる操作形態切替プログラム。
(付記10)
前記第2の操作形態に切替える処理において、前記第2の操作形態に切替える旨と前記第1の操作形態に戻す方法を含むガイダンスを読上げ、前記ガイダンスの読上げ終了後に前記第2の操作形態に切替えることを特徴とする付記9記載の操作形態切替プログラム。
1101、2101、3101、4101 電子機器
1111、2111、3111、4111 処理部
1121、2121、3121、4121 記憶部
1131、2131、3131、4141 タッチ検出部
1141、2141、3141、4141 表示部
1151、2151、3151、4151 無線部
1161、2161、3161、4161 アンテナ
1171、2171、3171、4171 オーディオ入出力部
1181、2181、3181、4181 スピーカ
1191、2191、3191、4191 マイクロフォン
2301、4301 基地局
2401、4401 サーバ
2411、4411 処理部
2421、4421 記憶部
2431、4431 通信部

Claims (6)

  1. 第1の操作に対して第1の処理を実行しない第1の操作形態、または前記第1の操作に対して前記第1の処理を実行する第2の操作形態に設定される電子機器において、
    画面を表示する表示部と、
    前記表示部に対する操作を判定する処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、前記第1の操作形態が設定されている場合に、前記第1の操作が所定時間内に閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の操作は、フリックまたはシングルタップであることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 実行対象がタッチされている間、該実行対象に関連するテキストを読上げる第1の操作形態、または前記実行対象に関連するテキストの読み上げを行わない第2の操作形態に設定される電子機器において、
    前記実行対象を表示する表示部と、
    前記表示部に対する操作を判定する処理部と、
    を備え、
    前記処理部は、前記第1の操作形態が設定されている場合に、前記テキストを読上げる処理において、前記テキストを所定のルールに基づいて文節に区切り、前記テキストの読み上げを停止し、読上げた文節の数が第1の閾値以下である場合の回数が所定時間内に第2の閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替えることを特徴とする電子機器。
  4. 前記処理部は、前記第2の操作形態に切替えるときに、前記第2の操作形態に切替える旨と前記第1の操作形態に戻す方法を含むガイダンスを読上げ、前記ガイダンスの読上げ終了後に前記第2の操作形態に切替えることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 第1の操作に対して第1の処理を実行しない第1の操作形態、または前記第1の操作に対して前記第1の処理を実行する第2の操作形態に設定されるコンピュータに、
    前記第1の操作形態が設定されている場合に、
    前記第1の操作が所定時間内に閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、
    判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替える
    処理を実行させる操作形態切替プログラム。
  6. 実行対象がタッチされている間、該実行対象に関連するテキストを読上げる第1の操作形態、または前記実行対象に関連するテキストの読み上げを行わない第2の操作形態に設定されるコンピュータに、
    前記第1の操作形態が設定されている場合に、
    前記テキストを読上げる処理において、前記テキストを所定のルールに基づいて文節に区切り、
    前記テキストの読み上げを停止し、読上げた文節の数が第1の閾値以下である場合の回数が所定時間内に第2の閾値回数以上、連続して行われたか否か判定し、
    判定結果に基づいて、前記第2の操作形態に切替える
    処理を実行させる操作形態切替プログラム。
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