JP2016090716A - 画像形成装置 - Google Patents

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雄太 小林
Yuta Kobayashi
雄太 小林
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Abstract

【課題】画像形成不良の発生を防止する。【解決手段】本発明は、媒体に画像形成する画像形成部と、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第1面側に配置され、搬送される媒体を検出する第1媒体検出部と、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第1面の裏となる第2面側に配置され、搬送される媒体を検出する第2媒体検出部と、第1媒体検出部及び第2媒体検出部それぞれによる検出結果に基づいて、画像形成部による画像形成のタイミングを制御する制御部とを設けることにより、媒体の画像形成範囲に、意図しない空白やはみ出しが生じることを回避して的確に画像形成することができ、画像形成不良の発生を防止することができる。【選択図】図3

Description

本発明は画像形成装置に関し、例えば、電子写真式プリンタ(以下、これをプリンタとも呼ぶ)に適用して好適なものである。
従来の画像形成装置は、感光ドラムの表面に露光により静電潜像を形成しトナーによって現像してトナー画像を形成すると共に、転写ローラにより感光ドラムの表面からトナー画像を媒体に転写した後、定着器により媒体にトナー画像を定着させて印刷画像を形成していた。ただし、画像形成装置において媒体上の画像形成範囲に印刷画像を的確に形成するには、感光ドラムの表面からトナー画像を媒体の画像形成範囲に的確に転写する必要がある。このため画像形成装置は、媒体が装填されるカセットから転写ローラによるトナー画像の転写実行位置までの媒体搬送路の途中に、一対のレジストローラと、媒体の先端の通過の有無を検出するセンサとが媒体搬送方向に沿って順に配置されており、印刷画像形成時、カセットから繰り出した媒体を一対のレジストローラの位置まで搬送して一旦停止させた後、当該一対のレジストローラを回転させて媒体の搬送を再開すると共に、これに同期させて感光ドラムの表面への露光を開始する。そして画像形成装置は、センサによりセンサ配置位置で媒体の先端が通過したことを検出すると、媒体の搬送再開時点から先端通過検出時点までの時間に応じて、転写実行位置に感光ドラムの表面上の露光開始位置が到達するタイミングで媒体の画像形成範囲におけるトナー画像の転写開始位置も到達するように媒体搬送速度を調整して、媒体に対し転写開始位置に露光開始位置を合わせてトナー画像を転写していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−352448公報(第5頁乃至第9頁、図1)
ところで、従来の画像形成装置では、例えば、センサによりセンサ配置位置で媒体の後端が通過したことも検出し、その検出に応じて感光ドラムの表面に対する露光の終了のタイミングを制御すれば、媒体の後端部の余白を極力狭くするようなトナー画像を形成して媒体の画像形成範囲を極力広げることができ、印刷画像の形成効率を向上させ得ると考えられる。ところが、従来の画像形成装置では、媒体の後端部が弓形状に変形していると、センサによりセンサ配置位置を媒体の後端が通過したことを的確には検出することができず、媒体の画像形成範囲がばらついて画像形成不良が発生するという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画像形成不良の発生を防止し得る画像形成装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、媒体に画像形成する画像形成部と、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第1面側に配置され、搬送される媒体を検出する第1媒体検出部と、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第1面の裏となる第2面側に配置され、搬送される媒体を検出する第2媒体検出部と、第1媒体検出部及び第2媒体検出部それぞれによる検出結果に基づいて、画像形成部による画像形成のタイミングを制御する制御部とを設けるようにした。
従って本発明では、媒体の所望の画像形成範囲に、意図しない空白やはみ出しが生じることを回避して的確に画像を形成することができる。
本発明によれば、媒体に画像形成する画像形成部と、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第1面側に配置され、搬送される媒体を検出する第1媒体検出部と、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第1面の裏となる第2面側に配置され、搬送される媒体を検出する第2媒体検出部と、第1媒体検出部及び第2媒体検出部それぞれによる検出結果に基づいて、画像形成部による画像形成のタイミングを制御する制御部とを設けることにより、媒体の所望の画像形成範囲に、意図しない空白やはみ出しが生じることを回避して的確に画像を形成することができ、かくして画像形成不良の発生を防止し得る画像形成装置を実現することができる。
本発明によるプリンタの内部構成を示す略線的側面図である。 プリンタの回路構成を示すブロック図である。 媒体供給用搬送路における上流側媒体検出部及び下流側媒体検出部の配置の説明に供する略線的側面図である。 印刷媒体の媒体後端部が上側に変形している場合の上流側媒体検出部による媒体後端の通過の検出の説明に供する略線的側面図である。 印刷媒体の媒体後端部が上側に変形している場合の下流側媒体検出部による媒体後端の通過の検出の説明に供する略線的側面図である。 印刷媒体の媒体後端部が下側に変形している場合の上流側媒体検出部による媒体後端の通過の検出の説明に供する略線的側面図である。 印刷媒体の媒体後端部が下側に変形している場合の下流側媒体検出部による媒体後端の通過の検出の説明に供する略線的側面図である。 媒体供給用搬送路における上流側変形検出部及び下流側変形検出部の配置の説明に供する略線的側面図である。 上流側変形検出部による印刷媒体の媒体後端部の上側への変形の検出の説明に供給する略線的側面図である。 下流側変形検出部による印刷媒体の媒体後端部の下側への変形の検出の説明に供給する略線的側面図である。 プリンタの回路構成を示すブロック図である。
以下図面を用いて、発明を実施するための最良の形態(以下、これを実施の形態とも呼ぶ)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
(1)第1の実施の形態
(2)第2の実施の形態
(3)他の実施の形態
(1)第1の実施の形態
(1−1)プリンタの内部構成
図1において、1は全体として本発明による直接転写方式のモノクロ用のプリンタを示し、例えば、図中の右端面が正面2Aとなる略四角箱型のプリンタ筐体2を有している。因みに、以下の説明では、プリンタ1を、プリンタ筐体2の正面2Aと対峙して見た場合の図中に矢印a1で示すプリンタ1の上の方向を、プリンタ上方向とも呼び、これとは逆の方向を、プリンタ下方向とも呼び、これらを特に区別する必要がない場合は、まとめてプリンタ上下方向とも呼ぶ。また、以下の説明では、プリンタ1を、プリンタ筐体2の正面2Aと対峙して見た場合の図中に矢印b1で示すプリンタ1の前の方向を、プリンタ前方向とも呼び、これとは逆の方向を、プリンタ後方向とも呼び、これらを特に区別する必要がない場合は、まとめてプリンタ前後方向とも呼ぶ。さらに、以下の説明では、プリンタ1を、プリンタ筐体2の正面2Aと対峙して見た場合の図中に矢印c1で示すプリンタ1の左の方向を、プリンタ左方向とも呼び、これとは逆の方向を、プリンタ右方向とも呼び、これらを特に区別する必要がない場合は、まとめてプリンタ左右方向とも呼ぶ。そしてプリンタ1は、サイズや材質、厚み等が異なる長方形の記録紙やフィルム等の種々の媒体5の表面に印刷画像を形成するものであり、プリンタ筐体2の上面2Bの後端部に、印刷画像が形成された媒体5を受け渡す媒体受渡部2BXと、プリンタ筐体2内から当該媒体5を媒体受渡部2BXへ排出する媒体排出口2BYとが形成されている。因みに、以下の説明では、表面に印刷画像が形成される種々の媒体5を、印刷媒体5とも呼び、当該印刷媒体5のサイズ及び厚みを、それぞれ媒体サイズ及び媒体厚みとも呼ぶ。
プリンタ筐体2内には、中央部に、印刷媒体5の表面に印刷画像を形成するための画像形成部6が配置されている。画像形成部6は、画像形成ユニット7と、転写部としての転写ローラ8と、定着ユニット9とを有している。画像形成ユニット7は、例えば、図中に矢印d1で示す一回転方向へ回転可能に設けられた像担持体としての感光ドラム10の表面に、帯電部としての帯電ローラ(図示せず)により所定の電位に帯電させたうえで、露光部としてのLED(Light Emitting Diode)ヘッド11によって露光して静電潜像を形成すると共に、現像剤担持体としての現像ローラ(図示せず)が担持する現像剤としてのブラックのトナーによって当該静電潜像を現像して現像剤画像としてのトナー画像を形成するものである。因みに、画像形成ユニット7は、感光ドラム10のシャフトが、後述するメインモータの出力軸に複数のギヤを介して連結されると共に、現像ローラのシャフトにも複数のギヤを介して連結され、帯電ローラのシャフトについては感光ドラム10のシャフト及び現像ローラのシャフトの何れとも連結されていない。このため画像形成ユニット7は、印刷画像形成時、メインモータの動作に応じて感光ドラム10を一回転方向へ回転させると共に、その回転に連動させて現像ローラを他回転方向へ回転させ、帯電ローラについては感光ドラム10の一回転方向への回転による連れ回りで他回転方向へ回転させている。転写ローラ8は、表面を感光ドラム10の表面に所定の押圧力で押し付けた状態で一回転方向とは逆の他回転方向へ回転可能に設けられ、所定の電圧値の電圧が印加された状態で、感光ドラム10上のトナー画像を印刷媒体5に転写するものである。因みに、転写ローラ8は、そのシャフトが複数のギヤを介して感光ドラム10のシャフトに連結されている。よって転写ローラ8は、印刷画像形成時、感光ドラム10の一回転方向への回転に連動して他回転方向へ回転している。ところで、転写ローラ8は、その表面において感光ドラム10の表面に押し付けている位置が、印刷媒体5を挟み込むようにして搬送しながら、感光ドラム10の表面のトナー画像を当該印刷媒体5の表面に転写させるための位置となる。よって、以下の説明では、転写ローラ8の表面において感光ドラム10の表面に押し付けている位置を、転写実行位置とも呼ぶ。定着ユニット9は、加熱ローラ12と、これに加圧ローラ13を介して所定の押圧力で押し付けた加圧ベルト14とにより印刷媒体5を挟み込むようにして搬送しながら、当該印刷媒体5の表面にトナー画像を加熱及び加圧して定着させて印刷画像を形成するものである。なお、定着ユニット9は、加熱ローラ12のシャフトが図示しない定着モータの出力軸に複数のギヤを介して連結されている。よって定着ユニット9は、印刷画像形成時、定着モータの動作に応じて加熱ローラ12を一回転方向へ回転させると共に、加圧ベルト14及び加圧ローラ13を加熱ローラ12の一回転方向への回転による連れ回りで他回転方向へ回転させている。因みに、以下の説明では、感光ドラム10の表面に形成される静電潜像において、当該感光ドラム10の周方向に沿った形成開始側の一端を、潜像先端とも呼び、形成終了側の他端を、潜像後端とも呼び、当該潜像先端から潜像後端までの長さを、潜像縦サイズとも呼ぶ。そして、以下の説明では、感光ドラム10の表面に形成されるトナー画像と、印刷媒体5の表面に当該トナー画像を定着させて形成される印刷画像とにおいて、潜像先端に対応する一端をそれぞれ画像先端とも呼び、潜像後端に対応する他端をそれぞれ画像後端とも呼び、潜像縦サイズに対応する画像先端から画像後端までの長さを、画像縦サイズとも呼ぶ。またプリンタ筐体2内には、下端部に、媒体サイズ毎の複数の印刷媒体5を何れも媒体長手方向(すなわち、長方形の印刷媒体5の一対の長辺)をプリンタ前後方向と平行にして揃えた状態で装填可能なように形成された媒体カセット15と、当該媒体カセット15から印刷媒体5を1枚ずつ繰り出すための繰出ローラ16、給紙ローラ17及び分離ローラ18とが配置されている。さらにプリンタ筐体2は、正面2Aの中央部に手差トレイ19が開閉可能に設けられている。手差トレイ19は、プリンタ筐体2に対して開かれた場合、媒体サイズ毎の複数の印刷媒体5を何れも媒体長手方向をプリンタ前後方向と平行にして揃えた状態で載上可能なように形成されている。そしてプリンタ筐体2内には、手差トレイ19の根元部付近に、当該手差トレイ19上から印刷媒体5を1枚ずつ取り込むための取込ローラ20、給紙ローラ21及び分離ローラ22が配置されている。
またプリンタ筐体2内には、前下端部に、媒体カセット15から繰り出される印刷媒体5及び手差トレイ19から取り込まれる印刷媒体5を画像形成部6の転写実行位置へ搬送するための媒体供給用搬送路を形成する媒体供給用搬送部23が設けられている。なお、媒体供給用搬送部23は、媒体供給用搬送路を介して印刷媒体5を、媒体カセット15に装填されていたときの媒体長手方向をプリンタ前後方向と平行にした状態や手差トレイ19に載上されていたときの媒体長手方向をプリンタ前後方向と平行にした状態に応じて、媒体長手方向の一方の端(すなわち、一方の短辺)を媒体搬送方向の上流側に位置させ、他方の他(すなわち、他方の短辺)を媒体搬送方向の下流側に位置させて搬送している。因みに、以下の説明では、媒体供給用搬送路を介して印刷媒体5を搬送する際の媒体搬送方向の下流側に位置する一方の端を、媒体先端とも呼び、当該媒体搬送の下流側に位置する他方の端を、媒体後端とも呼び、当該媒体長手方向に沿った媒体先端から媒体後端までの長さを、特に媒体縦サイズとも呼ぶ。そして媒体供給用搬送部23は、媒体供給用搬送路において転写実行位置よりも媒体搬送方向の上流側であり、かつ媒体カセット15の配置位置よりも当該媒体搬送方向の下流側である所定位置に、一対の第1レジストローラ24、25が配置されている。また媒体供給用搬送部23は、媒体供給用搬送路において転写実行位置よりも媒体搬送方向の上流側であり、かつ一対の第1レジストローラ24、25及び手差トレイ19各々の配置位置の何れよりも当該媒体搬送方向の下流側である所定位置に一対の第2レジストローラ26、27が配置されている。さらに媒体供給用搬送部23は、媒体供給用搬送路において転写実行位置よりも媒体搬送方向の上流側であり、かつ一対の第2レジストローラ26、27の配置位置よりも当該媒体搬送方向の下流側である所定位置に、一対の搬送ローラ28、29が配置されている。またプリンタ筐体2内には、後上端部に、定着ユニット9から繰り出される印刷媒体5を媒体排出口2BYへ搬送するための媒体排出用搬送路を形成する媒体排出用搬送部30が設けられると共に、当該媒体排出用搬送部30の後側に、媒体排出用搬送路から分岐して印刷媒体5を媒体排出口2BYへは搬送させずに両面印刷用に一旦退避させるように搬送するための媒体退避用搬送路を形成する媒体退避用搬送部31が設けられている。さらにプリンタ筐体2内には、画像形成部6と媒体カセット15との間に、媒体退避用搬送路から印刷媒体5を両面印刷用に媒体供給用搬送路へ戻すように搬送するための媒体再供給用搬送路を形成する媒体再供給用搬送部32が設けられている。そしてプリンタ筐体2内には、媒体排出用搬送路と媒体退避用搬送路との接続位置、及び当該媒体退避用搬送路と媒体再供給用搬送路との接続位置に、それぞれ印刷媒体5の搬送経路を切り換えるためのセパレータ(図示せず)が配置されている。
(1−2)プリンタの回路構成
次いで、図2を用いて、プリンタ1の回路構成について説明する。プリンタ1は、例えば、マイクロプロセッサ構成のプリンタ制御部40を有し、当該プリンタ制御部40に、インタフェース制御部41を介して外部のホストコンピュータのような上位装置(図示せず)が接続されている。またプリンタ制御部40には、プリンタ筐体2に設けられた操作部42及び表示部43が接続されると共に、媒体カセット15に設けられた媒体サイズ検出部44、プリンタ筐体2内における画像形成環境としての温度及び湿度を検出する環境検出部45、後述する上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47からなる検出部群48等も接続されている。因みに、媒体サイズ検出部44は、媒体カセット15を印刷媒体5の供給元として印刷条件を設定する場合に、当該媒体カセット15に装填されている印刷媒体5の媒体サイズを検出して上位装置や表示部43を介して通知するため等に用いられるものである。そしてプリンタ制御部40は、内部のメモリに予め記憶された基本プログラムや、画像形成処理プログラム及び画像形成タイミング制御プログラムのようなアプリケーションプログラム等の各種プログラムに従って、印刷画像の形成用にプリンタ1全体を制御すると共に、所定の演算処理や、上位装置から与えられる制御コマンド及び操作部42を介して入力される操作コマンドに応じた各種処理を実行する。これによりプリンタ制御部40は、上位装置から送信された印刷データがインタフェース制御部41によって受信され、受信メモリ51を介して画像データ編集メモリ52に記憶されると共に、その上位装置からインタフェース制御部41を介して印刷画像の形成が指示されると、画像形成処理を実行する。この際、プリンタ制御部40は、画像データ編集メモリ52から印刷データを読み出してLEDヘッド11を駆動制御するための画像データを生成し、画像データ編集メモリ52に記憶する。またプリンタ制御部40は、上位装置から送信される印刷設定データが示す印刷条件、又は操作部42を介して入力される印刷条件によって指定された印刷媒体5の媒体サイズや種類等に応じて、記憶部50から予め記憶された、媒体サイズ及び媒体厚み、種類毎の媒体搬送速度を示す搬送速度データのうち、対応する搬送速度データを読み出す。そしてプリンタ制御部40は、搬送速度データに基づきメインモータ制御部53を介してメインモータ54を駆動することにより、感光ドラム10を印刷媒体5の媒体サイズ及び媒体厚み、種類に応じた周速度で一回転方向へ回転させると共に、その回転に連動させて転写ローラ8を他回転方向へ回転させる。すなわち、プリンタ制御部40は、メインモータ54により感光ドラム10及び転写ローラ8を、これらの間により印刷媒体5を媒体サイズ及び媒体厚み、種類に応じた媒体搬送速度で搬送可能なように互いに逆向きの一回転方向及び他回転方向へ回転させる。
ここで、プリンタ制御部40は、印刷条件によって指定された印刷媒体5の供給元が媒体カセット15であると、その指定内容と搬送速度データとに基づき供給モータ制御部55を介して印刷媒体搬送用の搬送モータや繰出モータ等からなる給紙モータ56を駆動することにより、媒体カセット15から繰出ローラ16、給紙ローラ17及び分離ローラ18により印刷媒体5を1枚ずつ繰り出し、媒体供給用搬送路を介して媒体サイズ及び媒体厚み、種類に応じた媒体搬送速度で画像形成部6へ搬送する。ただしプリンタ制御部40は、この際には媒体供給用搬送路の途中で一対の第1レジストローラ24、25の回転を停止させておき、これらの接触位置に印刷媒体5の媒体先端を突き当てて媒体搬送姿勢を媒体先端がプリンタ左右方向と平行になるように矯正し、そのうえで一対の第1レジストローラ24、25を回転させて印刷媒体5の転写実行位置への搬送を再開する。またプリンタ制御部40は、画像データ編集メモリ52から画像データを読み出してLEDヘッド制御部57に送出すると共に、一対の第1レジストローラ24、25により印刷媒体5の搬送を再開した時点から所定のタイミングで、当該LEDヘッド制御部57から画像データをLEDヘッド11に送出することにより、その画像データに基づいてLEDヘッド11を駆動して感光ドラム10の表面に対する露光を開始させる。これによりプリンタ制御部40は、感光ドラム10の表面に上述したようにトナー画像を形成すると共に、転写実行位置まで搬送した印刷媒体5を引き続き感光ドラム10及び転写ローラ8によって搬送しながら、当該感光ドラム10上のトナー画像を印刷媒体5の表面に、所定の転写開始位置に画像先端を合わせるように転写する。またプリンタ制御部40は、引き続き定着ユニット9により印刷媒体5を搬送しながら加熱及び加圧して当該印刷媒体5の表面に印刷画像を形成する。この際、プリンタ制御部40は、印刷条件によって指定された印刷形態が片面印刷であると、定着ユニット9から表面に印刷画像を形成して繰り出す印刷媒体5を、媒体排出用搬送路を介して媒体排出口2BYまで搬送して媒体受渡部2BXへ排出する。これに対してプリンタ制御部40は、印刷条件によって指定された印刷形態が両面印刷であると、定着ユニット9から表面に印刷画像を形成して繰り出す印刷媒体5を、媒体排出用搬送路の途中から媒体退避用搬送路に一旦引き込んだ後、当該媒体退避用搬送路から媒体再供給用搬送路を介して媒体供給用搬送路へ戻すように搬送する。これによりプリンタ制御部40は、印刷媒体5を再び上述と同様に、一対の第1レジストローラ24、25を介して搬送姿勢を矯正したうえで転写実行位置へ搬送するものの、この際には感光ドラム10の表面に新たに形成したトナー画像を当該印刷媒体5の裏面(すなわち、先の印刷画像の形成面の裏側の面)に、所定の転写開始位置に画像先端を合わせるように転写する。そしてプリンタ制御部40は、定着ユニット9により印刷媒体5を搬送しながら加熱及び加圧して当該印刷媒体5の裏面に印刷画像を形成した後、媒体排出用搬送路を介して媒体排出口2BYまで搬送して媒体受渡部2BXへ排出する。
またプリンタ制御部40は、印刷画像形成処理を実行した際、印刷条件によって指定された印刷媒体5の供給元が手差トレイ19であると、その指定内容と搬送速度データとに基づき供給モータ制御部55を介して印刷媒体搬送用の搬送モータや繰出モータ等からなる給紙モータ56を駆動することにより、手差トレイ19から取込ローラ20、給紙ローラ21及び分離ローラ22により印刷媒体5を1枚ずつプリンタ筐体2内に取り込み、媒体供給用搬送路を介して媒体サイズ及び媒体厚み、種類に応じた媒体搬送速度で画像形成部6へ搬送する。ただしプリンタ制御部40は、この際には媒体供給用搬送路において一対の第2レジストローラ26、27の回転を、上述した一対の第1レジストローラ24、25の場合と同様に制御して印刷媒体5を、搬送姿勢を矯正したうえで転写実行位置へ搬送する。そしてプリンタ制御部40は、画像データ編集メモリ52から読み出してLEDヘッド制御部57に与えていた画像データを、一対の第2レジストローラ26、27により印刷媒体5の搬送を再開した時点から所定のタイミングでLEDヘッド11に送出することにより、上述と同様に感光ドラム10の表面にトナー画像を形成して転写ローラ8により印刷媒体5の表面に転写した後、定着ユニット9により当該印刷媒体5の表面にトナー画像を加熱及び加圧によって定着させて印刷画像を形成する。この際、プリンタ制御部40は、印刷条件によって指定された印刷形態が片面印刷であると、定着ユニット9から繰り出す印刷媒体5を、媒体排出用搬送路を介して媒体排出口2BYまで搬送して媒体受渡部2BXへ排出する。またプリンタ制御部40は、印刷条件によって指定された印刷形態が両面印刷であると、一対の第1レジストローラ24、25に換えて一対の第2レジストローラ26、27の回転を制御することを除いて、上述した両面印刷の場合と同様に各部を動作させることで、印刷媒体5の裏面にも印刷画像を形成した後、媒体排出用搬送路を介して媒体排出口2BYまで搬送して媒体受渡部2BXへ排出する。このようにしてプリンタ制御部40は、媒体カセット15に装填される印刷媒体5や手差トレイ19に載上される印刷媒体5の表面のみや当該表面及び裏面の両面にモノクロの印刷画像を形成することができる。
ところで、印刷媒体5は、複数を束にした状態で机の天板等に置かれ、媒体長手方向の一端部が当該天板から外側へはみ出したまま放置されると、これらの一端部が重みや周囲の湿度等により垂れ下がるようにして弓形状に変形する場合がある。そしてプリンタ1は、印刷媒体5が変形している一端部を印刷画像形成時の媒体後端部とするように媒体カセット15に装填され、又は手差トレイ19に載上されると、その媒体後端部が変形している印刷媒体5にトナー画像を転写するようにして印刷画像を形成することになる。ただし、プリンタ1では、印刷媒体5が媒体カセット15に装填され、又は手差トレイ19に載上されるときに、変形している媒体後端が上側及び下側の何れに向けられるのかはユーザに依存しており、常に同一側に向けられるとは限らない。またプリンタ1では、定着ユニット9により印刷媒体5をトナー画像の定着用に加熱及び加圧すると、当該印刷媒体5の媒体後端部が弓形状に変形する場合がある。このためプリンタ1では、印刷形態が両面印刷であり、印刷媒体5に対する1回目の画像形成の加熱及び加圧により媒体後端部が弓形状に変形すると、当該印刷媒体5を媒体後端部が弓形状に変形したまま2回目の画像形成に用いて、再びトナー画像を転写するようにして印刷画像を形成することになる。そしてプリンタ1では、印刷媒体5に対する加熱及び加圧により媒体後端が変形する場合、その変形の向きが媒体厚みやプリンタ筐体2内の画像形成環境(温度及び湿度)等に応じて上側又は下側の何れか一方となり、媒体後端部が常に同一の向きに変形するとは限らない。
よって図3に示すように、媒体供給用搬送路23Aには、一対の搬送ローラ28、29のローラ配置位置から転写実行位置P1(すなわち、感光ドラム10及び転写ローラ8の配置位置)までの間に、上述した一対の上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47が媒体搬送方向に沿って順に配置されている。上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、それぞれの上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置で、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端の通過の有無を検出するものであり、検出部本体(図示せず)に回動軸46A、47Aを介して検出レバー46B、47Bを回動可能に支持するようにして同様に構成されている。実際に上流側媒体検出部46は、一対の搬送ローラ28、29の近傍で、搬送される印刷媒体5の下に向く面(以下、これを搬送時媒体下面とも呼ぶ)側に、検出部本体が配置され、検出レバー46Bを上側に突出させている。また下流側媒体検出部47は、上流側媒体検出部46よりも僅かに媒体搬送方向の下流側で、搬送される印刷媒体5の上に向く面(以下、これを搬送時媒体上面とも呼ぶ)側に、検出部本体が配置され、検出レバー47Bを下側に突出させている。そして上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、それぞれ検出レバー46B、47Bの長さが、媒体供給用搬送路23Aをプリンタ上下方向で横切るような(すなわち、媒体供給用搬送路23Aの高さよりも長い)所定の長さに選定されている。また上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、それぞれ検出部本体に検出レバー46B、47Bを、回動軸46A、47Aを中心にして一回転方向又は他回転方向へ回転させるように付勢するトーションばねのような付勢部が設けられると共に、当該検出レバー46B、47Bの一回転方向又は他回転方向への回転を規制するストッパが設けられている。これにより上流側媒体検出部46は、媒体供給用搬送路23Aを介して印刷媒体5が搬送されていない場合、検出レバー46Bを上に向けてプリンタ上下方向と平行な基準姿勢にしている。そして上流側媒体検出部46は、媒体供給用搬送路23Aを介して印刷媒体5が搬送されると、検出レバー46Bを、媒体先端の突き当てに応じて基準姿勢から他回転方向へ回転させてレバー先端を搬送時媒体下面に接触させる傾斜姿勢にし、当該レバー先端から印刷媒体5の搬送時媒体下面が離れると、付勢部の付勢に従い一回転方向へ回転させて基準姿勢に戻している。また下流側媒体検出部47は、媒体供給用搬送路23Aを介して印刷媒体5が搬送されていない場合、検出レバー47Bを下に向けてプリンタ上下方向と平行な基準姿勢にしている。そして下流側媒体検出部47は、媒体供給用搬送路23Aを介して印刷媒体5が搬送されると、検出レバー47Bを、媒体先端の突き当てに応じて基準姿勢から一回転方向へ回転させてレバー先端を搬送時媒体上面に接触させる傾斜姿勢にし、当該レバー先端から印刷媒体5の搬送時媒体上面が離れると、付勢部の付勢に従い他回転方向へ回転させて基準姿勢に戻している。このようにして上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、印刷画像形成時、媒体供給用搬送路23Aを介して印刷媒体5が搬送されると、上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置を印刷媒体5が通過する際の検出レバー46B、47Bの姿勢の変化に応じて、印刷媒体5の媒体後端が通過したか否かの検出結果を示す上流側後端通過検出データ及び下流側後端通過検出データをプリンタ制御部40に送出している。
実際に上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5が上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置に到達するまでの間は、検出レバー46B、47Bを印刷媒体5が何ら接触しないために基準姿勢にし、これに応じて上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置に印刷媒体5が到達していないことを検出する。そして上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、検出レバー46B、47Bを基準姿勢にしている間、その検出結果を示すように上流側後端通過検出データ及び下流側後端通過検出データの論理レベルを例えば、論理「L」レベルに立ち下げる。また上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置に印刷媒体5が到達して搬送されている間は、検出レバー46B、47Bを印刷媒体5の接触により傾斜姿勢にし、これに応じて印刷媒体5が搬送中であることを検出する。そして上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、検出レバー46B、47Bを傾斜姿勢にしている間、その検出結果を示すように上流側後端通過検出データ及び下流側後端通過検出データの論理レベルを論理「H」レベルに立ち上げる。さらに上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置を印刷媒体5が通過すると、検出レバー46B、47Bを印刷媒体5の離隔により傾斜姿勢から基準姿勢に戻し、これに応じて印刷媒体5の媒体後端が通過したことを検出する。すなわち、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、検出レバー46B、47Bが傾斜姿勢から基準姿勢に戻った(再び基準姿勢になった)タイミングを媒体後端が通過したタイミングとして検出している。そして上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、その検出結果を示すように、検出レバー46B、47Bが基準姿勢に戻ったタイミングで上流側後端通過検出データ及び下流側後端通過検出データの論理レベルを論理「H」レベルから論理「L」レベルに立ち下げる。よってプリンタ制御部40は、上流側後端通過検出データ及び下流側後端通過検出データに基づき、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端の通過が検出されたことを知ることができる。そしてプリンタ制御部40は、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端の通過が検出された検出結果に基づき、LEDヘッド制御部57に対しLEDヘッド11への画像データの送出を停止させるようにして、回転中の感光ドラム10の表面への露光を終了させるタイミングを制御している。言い換えると、プリンタ制御部40は、上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置での印刷媒体5の媒体後端の通過の検出結果に基づき、回転中の感光ドラム10の表面に対するトナー画像の画像形成を終了させるタイミング(すなわち、回転中の感光ドラム10の表面におけるトナー画像の画像後端の形成位置)を制御している。
ところで、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していないと、検出レバー46B、47Bを所定の傾斜角度で傾斜させてレバー先端を平坦な搬送時媒体下面及び搬送時媒体上面に媒体後端まで接触させてから離隔させることで、当該媒体後端の通過を的確に検出している。ただし、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していると、その変形の向きに応じて、検出レバー46B、47Bを上述と同様の傾斜角度で傾斜させてレバー先端を搬送時媒体下面及び搬送時媒体上面に接触させても、媒体後端より媒体先端側で離隔させて基準姿勢に戻すことで、媒体後端が通過したことを実際の通過時点よりも早く検出する場合がある。また上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47は、搬送される印刷媒体5の媒体後端部の変形の向きに応じて、媒体後端からレバー先端を離隔させる間際に、検出レバー46B、47Bの傾斜角度を上述した傾斜角度よりも一旦大きくして媒体後端からレバー先端を離隔させて、検出レバー46B、47Bが傾斜姿勢から基準姿勢に戻るまでの時間が長くなるために、媒体後端が通過したことを実際の通過時点とは異なる時点で検出する場合もある。このためプリンタ1には、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47による印刷媒体5の媒体後端の通過の検出結果と共に、当該媒体後端の変形の有無及び向きに応じて、感光ドラム10の表面への露光を終了させるタイミングを制御するためのタイミング制御データを生成する制御データ生成部58が設けられている。また記憶部50には、タイミング制御データを生成するための演算に用いるために例えば、上述した媒体搬送速度毎にそれぞれ複数生成された第1乃至第Nタイミング制御用演算データが記憶されている。この場合、媒体搬送速度毎の複数の第1乃至第Nタイミング制御用演算データは、当該媒体搬送速度で、対応する印刷媒体5を搬送する際の、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47による媒体後端の通過の検出結果と、当該印刷媒体5の表面に対する印刷画像の形成位置等とが予測演算により求められ、その演算結果に応じて適宜選定された複数の演算パラメータを格納して生成されている。すなわち、複数の第1乃至第Nタイミング制御用演算データとしては、媒体後端部が変形していない印刷媒体5に印刷画像を形成する場合を想定して生成されたものがある。また複数の第1乃至第Nタイミング制御用演算データとしては、媒体後端部が変形している印刷媒体5に媒体搬送時の変形の向きを上側にして印刷画像を形成する場合を想定して生成されたものもある。さらに複数の第1乃至第Nタイミング制御用演算データとしては、媒体後端部が変形している印刷媒体5に媒体搬送時の変形の向きを下側にして印刷画像を形成する場合を想定して生成されたものもある。因みに、印刷媒体5は、例えば、机の天板等に束にした状態で置かれて媒体後端部が変形する場合と、定着ユニット9による加熱及び加圧により媒体後端部が変形する場合とでは、媒体後端部の弓形状に変形する部分の長さ(すなわち、反り始めの位置から媒体後端までの長さ)である変形量が異なるものとなる。また印刷媒体5は、定着ユニット9により加熱及び加圧される場合でも、媒体厚みと共にプリンタ筐体2内の画像形成環境に応じて変形量と共に変形の向きが変化する。このため、第1乃至第Nタイミング制御用演算データとして、媒体後端部が変形している印刷媒体5に印刷画像を形成する場合に用いるものについては、媒体搬送時の変形の向きと共に変形量毎に生成されている。なお、複数の第1乃至第Nタイミング制御用演算データには、それぞれ複数の演算パラメータを得るために想定された印刷画像の形成条件(すなわち、媒体搬送速度や印刷媒体5に関する媒体後端部の変形の有無、変形の向き、変形した際の画像形成環境等)を示す画像形成条件情報が、これらを個別に識別するための演算データ識別情報として格納されている。
ところで、プリンタ制御部40は、媒体カセット15に印刷媒体5が装填されたときや、手差トレイ19に印刷媒体5が載上されたとき、その印刷媒体5の媒体後端部が変形しているか否か、また変形している場合は媒体後端が上側及び下側の何れに向いているかが判らないため、ユーザに対し操作部42を介して印刷媒体5の媒体後端部の変形の有無や、変形している場合には媒体後端の向きを媒体後端の状態を示す後端状態情報として入力させている。このためプリンタ制御部40は、印刷画像の形成時、印刷形態が片面印刷であり、また両面印刷であっても1回目の画像形成であると、操作部42を介して入力されていた後端状態情報を、この際の印刷条件に基づいて記憶部50から読み出した搬送速度データ(すなわち、このときの印刷画像の形成に用いる印刷媒体5の媒体サイズ及び媒体厚み等に応じた媒体搬送速度を示す搬送速度データ)と共に演算データ識別情報として制御データ生成部58に送出する。そしてプリンタ制御部40は、内部に現在時刻を計時するタイマが設けられており、実際に印刷画像の形成を開始して上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端の通過が順次検出されると、その検出結果を示す上流側後端通過検出データ及び下流側後端通過検出データに基づき、上流側媒体検出部46により媒体後端の通過が検出された時点から下流側媒体検出部47により媒体後端の通過が検出された時点までの時間を後端検出間隔時間としてタイマで計時して、これを後端検出間隔時間データとして制御データ生成部58に送出する。従って制御データ生成部58は、プリンタ制御部40から演算データ識別情報が与えられると、記憶部50から、当該演算データ識別情報に対応する何れか1つの第1乃至第Nタイミング制御用演算データを読み出す。そして制御データ生成部58は、プリンタ制御部40から後端検出間隔時間データが与えられると、第1乃至第Nタイミング制御用演算データと後端検出間隔時間データとに基づいて後述する演算処理を実行してタイミング制御データを生成し、当該生成したタイミング制御データをプリンタ制御部40に送出する。これによりプリンタ制御部40は、制御データ生成部58から与えられたタイミング制御データに基づき、上述したように感光ドラム10の表面に対する露光の終了のタイミングを制御する。またプリンタ制御部40は、両面印刷の印刷形態で2回目の画像形成を実行する場合、上述した後端状態情報及び搬送速度データに、さらにこのとき環境検出部45により検出された画像形成環境を示す画像形成環境情報を加えて演算データ識別情報として制御データ生成部58に送出する。そのうえでプリンタ制御部40は、2回目の画像形成において上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端の通過が順次検出されると、上述と同様に後端検出間隔時間を計時して後端検出間隔時間データを制御データ生成部58に送出する。従って制御データ生成部58は、このとき記憶部50から、画像形成環境情報を含む演算データ識別情報に対応する何れか1つの第1乃至第Nタイミング制御用演算データを読み出す。そして制御データ生成部58は、プリンタ制御部40から後端検出間隔時間データが与えられると、第1乃至第Nタイミング制御用演算データと後端検出間隔時間データとに基づいて演算処理を実行してタイミング制御データを生成し、当該生成したタイミング制御データをプリンタ制御部40に送出する。これによりプリンタ制御部40は、制御データ生成部58から与えられたタイミング制御データに基づき、上述したように感光ドラム10の表面に対する露光の終了のタイミングを制御する。
(1−3)画像形成タイミング制御処理
次いで、プリンタ制御部40が制御データ生成部58と共に、感光ドラム10の表面に対する露光の終了のタイミングを制御するために実行する画像形成タイミング制御処理について具体的に説明する。まず、制御データ生成部58がタイミング制御データの生成に用いる第1乃至第Nタイミング制御用演算データについて説明する。なお、以下の説明では、便宜上、上流側媒体検出部46の上流側検出部配置位置を印刷媒体5が通過する際に、検出レバー46Bを傾斜姿勢にして搬送時媒体下面に接触させていたレバー先端が、当該搬送時媒体下面又は媒体後端から離隔して検出レバー46Bが一回転方向へ回転し始める時点を、上流側レバー先端離隔時点とも呼び、その検出レバー46Bが傾斜姿勢から基準姿勢に戻って媒体後端が通過したことを検出した時点を、上流側媒体通過検出時点とも呼ぶ。また、以下の説明では、便宜上、下流側媒体検出部47の下流側検出部配置位置を印刷媒体5が通過する際に、検出レバー47Bを傾斜姿勢にして搬送時媒体上面に接触させていたレバー先端が、当該搬送時媒体上面又は媒体後端から離隔して検出レバー47Bが他回転方向へ回転し始める時点を、下流側レバー先端離隔時点とも呼び、その検出レバー47Bが傾斜姿勢から基準姿勢に戻って媒体後端が通過したことを検出した時点を、下流側媒体通過検出時点とも呼ぶ。第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が何ら変形していない場合、上流側媒体検出部46の上流側検出部配置位置を当該印刷媒体5が通過することで、検出レバー46Bの一回転方向への回転によりレバー先端が上流側レバー先端離隔時点から上流側媒体通過検出時点までに移動する距離(以下、これを上流側レバー先端移動距離とも呼ぶ)xは、上流側媒体検出部46における回動軸46Aから検出レバー46Bのレバー先端までの長さ(以下、これを上流側レバー長さとも呼ぶ)をrとし、上流側レバー先端離隔時点から上流側媒体通過検出時点までに検出レバー46Bが一回転方向へ回転する際の角速度(以下、これを上流側レバー戻り角速度とも呼ぶ)をωとし、検出レバー46Bが一回転方向へ回転して傾斜姿勢から基準姿勢に戻る上流側レバー先端離隔時点から上流側媒体通過検出時点までの時間(以下、これを上流側レバー戻り時間とも呼ぶ)をtとすると、(1)式
Figure 2016090716
で表すことができる。また第1の実施の形態では、下流側媒体検出部47の下流側検出部配置位置を印刷媒体5が通過することで、検出レバー47Bの他回転方向への回転によりレバー先端が下流側レバー先端離隔時点から下流側媒体通過検出時点までに移動する距離(以下、これを下流側レバー先端移動距離とも呼ぶ)xは、下流側媒体検出部47における回動軸47Aから検出レバー47Bのレバー先端までの長さ(以下、これを下流側レバー長さとも呼ぶ)をrとし、下流側レバー先端離隔時点から下流側媒体通過検出時点までに検出レバー47Bが他回転方向へ回転する際の角速度(以下、これを下流側レバー戻り角速度とも呼ぶ)をωとし、検出レバー47Bが他回転方向へ回転して傾斜姿勢から基準姿勢に戻る下流側レバー先端離隔時点から下流側媒体通過検出時点までの時間(以下、これを下流側レバー戻り時間とも呼ぶ)をtとすると、(2)式
Figure 2016090716
で表すことができる。そして第1の実施の形態では、上流側レバー先端離隔時点から上流側媒体通過検出時点までに印刷媒体5が移動する距離(以下、これを上流側媒体移動距離とも呼ぶ)hは、この際の印刷媒体5の媒体搬送速度をV[mm/sec]とすると、(3)式
Figure 2016090716
で表すことができる。また第1の実施の形態では、下流側レバー先端離隔時点から下流側媒体通過検出時点までに印刷媒体5が移動する距離(以下、これを下流側媒体移動距離とも呼ぶ)hは、(4)式
Figure 2016090716
で表すことができる。ここで、第1の実施の形態では、上流側媒体検出部46における上流側レバー先端離隔時点での回動軸46Aから検出レバー46Bのレバー先端までの水平距離(以下、これを上流側レバー水平距離とも呼ぶ)dは、当該検出レバー46Bが平坦な搬送時媒体下面にレバー先端を接触させて傾斜する際の傾斜角度が比較的大きいために、(5)式
Figure 2016090716
で表すことができる。また第1の実施の形態では、下流側媒体検出部47における下流側レバー先端離隔時点での回動軸47Aから検出レバー47Bのレバー先端までの水平距離(以下、これを下流側レバー水平距離とも呼ぶ)dは、当該検出レバー47Bが平坦な搬送時媒体上面にレバー先端を接触させて傾斜する際の傾斜角度が比較的大きいために、(6)式
Figure 2016090716
で表すことができる。このため第1の実施の形態では、上流側媒体検出部46により印刷媒体5の媒体後端が通過したことを検出した上流側媒体通過検出時点から下流側媒体検出部47により媒体後端が通過したことを検出した下流側媒体通過検出時点までに当該媒体後端が移動する距離(以下、これを媒体後端移動距離とも呼ぶ)Lは、上流側媒体検出部46の回動軸46Aから下流側媒体検出部47の回動軸47Aまでの媒体搬送方向に反った水平距離(以下、これを検出部間水平距離とも呼ぶ)をLとすると、(7)式
Figure 2016090716
で表すことができる。また第1の実施の形態では、上流側媒体通過検出時点から下流側媒体通過検出時点までの時間(以下、これを後端検出間隔基準時間とも呼ぶ)tは、(8)式
Figure 2016090716
で表すことができるものの、その(8)式に、上述した(3)式乃至(7)式を代入すると、(9)式
Figure 2016090716
と表すことができる。一方、第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が任意の変形量で上側や下側に変形している場合、上流側媒体検出部46の上流側検出部配置位置を当該印刷媒体5が通過することで、検出レバー46Bの一回転方向への回転によりレバー先端が上流側レバー先端離隔時点から上流側媒体通過検出時点までに移動する上流側レバー先端移動距離x’は、そのときの上流側レバー戻り時間をt’とすると、(10)式
Figure 2016090716
で表すことができる。また第1の実施の形態では、下流側媒体検出部47の下流側検出部配置位置を印刷媒体5が通過することで、検出レバー47Bの他回転方向への回転によりレバー先端が下流側レバー先端離隔時点から下流側媒体通過検出時点までに移動する下流側レバー先端移動距離x’は、そのときの下流側レバー戻り時間をt’とすると、(11)式
Figure 2016090716
で表すことができる。そして第1の実施の形態では、このように印刷媒体5の媒体後端部が任意の変形量で上側や下側に変形している場合、上流側媒体通過検出時点から下流側媒体通過検出時点までの後端検出間隔時間t’は、上述した(7)式で示す媒体後端移動距離Lについて、上流側レバー先端離隔時点及び下流側レバー先端離隔時点での搬送時媒体下面及び搬送時媒体上面における検出レバー46B、47B各々のレバー先端の離隔位置と実際の媒体後端との差分である離隔位置後端間長さLを考慮する必要があるため、(12)式
Figure 2016090716
と表すことができる。なお、(12)式に含まれる離隔位置後端間長さLは、印刷媒体5が搬送される際、媒体後端部が上側に変形しているとプラスの値となり、下側に変形しているとマイナスの値になる。ここで、図4に示すように、第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形していると、上流側媒体検出部46において搬送時媒体下面に対する検出レバー46Bのレバー先端の離隔位置が媒体後端よりも媒体搬送方向の下流側となる。このため第1の実施の形態では、媒体後端部が上側に変形している印刷媒体5の搬送時媒体下面から検出レバー46Bのレバー先端が離隔するときの媒体後端が、媒体後端部が変形していない印刷媒体5の搬送時媒体下面(すなわち、媒体後端)から検出レバー46Bのレバー先端が離隔するときの媒体後端に比して媒体搬送方向の上流側に位置している。また図5に示すように、第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形していると、下流側媒体検出部47において搬送時媒体上面(すなわち、媒体後端)から検出レバー47Bのレバー先端が離隔するときの当該レバー先端の位置が、媒体後端部が変形していない印刷媒体5の搬送時媒体上面(すなわち、媒体後端)から検出レバー47Bのレバー先端が離隔するときの当該検出レバーの位置に比して上側で、かつ媒体搬送方向の下流側となる。このため第1の実施の形態では、媒体後端部が上側に変形している印刷媒体5の搬送時媒体上面(すなわち、媒体後端)から検出レバー47Bのレバー先端が離隔するときの媒体後端が、媒体後端部が変形していない印刷媒体5の搬送時媒体上面(すなわち、媒体後端)からレバー先端が離隔するときの媒体後端に比して媒体搬送方向の下流側に位置している。よって第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形している場合、後端検出間隔時間t’が、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していない場合に比して長くなる。このため第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形しているときの後端検出間隔時間t’と、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していないときの後端検出間隔基準時間tとの差分である後端通過検出ずれ時間T1は、(13)式
Figure 2016090716
で表すことができる。そして第1の実施の形態では、上述した(1)式、(2)式、(9)式乃至(12)式を用いて(13)式を展開すると、(14)式
Figure 2016090716
で表すことができる。また第1の実施の形態では、図4からも明らかなように、搬送される印刷媒体5の搬送時媒体下面から上流側媒体検出部46のレバー先端が離隔するときの検出レバー46Bの傾斜角度が、媒体後端部の変形の有無にかかわらずに同一である。このため第1の実施の形態では、媒体後端部の変形の有無にかかわらずに上流側レバー戻り時間が、(15)式
Figure 2016090716
で表されるように等しくなり、(14)式に(15)式を代入して展開すると、媒体後端部が上側に変形しているときの下流側レバー戻り時間t’は、(16)式
Figure 2016090716
で表すことができる。また第1の実施の形態では、(16)式に、上述した(11)式を代入して展開すると、媒体後端部が上側に変形しているときの下流側レバー先端移動距離x’は、(17)式
Figure 2016090716
で表すことができる。そして第1の実施の形態では、このように印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形していると、下流側レバー先端移動距離x’が、媒体後端部が変形していないときの上流側レバー先端移動距離xとは異なるため、これらを元にして印刷媒体5において媒体後端部が上側に変形している場合の変形量C1は、(18)式
Figure 2016090716
で表されるように定義することができる。また第1の実施の形態では、印刷媒体5の媒体後端部の弓形状の変形が、上述したように机の天板等に置かれて放置されたことで生じるものや、定着ユニット9による加熱及び加圧によって生じるものであれば、下流側媒体検出部47における離隔位置後端間長さL1(すなわち、(12)式で上述した離隔位置後端間長さL)は、(19)式
Figure 2016090716
で表すように定義することができる。そして第1の実施の形態では、(19)式に、上述した(17)式及び(18)式を代入して展開すると、印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形している場合の離隔位置後端間長さL1は、(20)式
Figure 2016090716
で表すことができる。
一方、図6に示すように、第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形していると、上流側媒体検出部46において搬送時媒体下面(すなわち、媒体後端)から検出レバー46Bのレバー先端が離隔するときの当該レバー先端の位置が、媒体後端部が変形していない印刷媒体5の搬送時媒体下面(すなわち、媒体後端)から検出レバー46Bのレバー先端が離隔するときの当該検出レバーの位置に比して下側で、かつ媒体搬送方向の下流側となる。このため第1の実施の形態では、媒体後端部が下側に変形している印刷媒体5の搬送時媒体下面(すなわち、媒体後端)から検出レバー46Bのレバー先端が離隔するときの媒体後端が、媒体後端部が変形していない印刷媒体5の搬送時媒体下面(すなわち、媒体後端)から検出レバー46Bのレバー先端が離隔するときの媒体後端に比して媒体搬送方向の下流側に位置している。また図7に示すように、第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形していると、下流側媒体検出部47において搬送時媒体上面に対する検出レバー47Bのレバー先端の離隔位置が媒体後端よりも媒体搬送方向の下流側となる。このため第1の実施の形態では、媒体後端部が下側に変形している印刷媒体5の搬送時媒体上面から検出レバー47Bのレバー先端が離隔するときの媒体後端が、媒体後端部が変形していない印刷媒体5の搬送時媒体上面(すなわち、媒体後端)からレバー先端が離隔するときの媒体後端に比して媒体搬送方向の上流側に位置している。よって第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形している場合、後端検出間隔時間t’が、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していない場合に比して短くなる。このため第1の実施の形態では、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形しているときの後端検出間隔時間t’と、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していないときの後端検出間隔基準時間tとの差分である後端通過検出ずれ時間T2は、(21)式
Figure 2016090716
で表すことができる。そして第1の実施の形態では、上述した(1)式、(2)式、(9)式乃至(12)式を用いて(21)式を展開すると、(22)式
Figure 2016090716
で表すことができる。また第1の実施の形態では、図7からも明らかなように、搬送される印刷媒体5の搬送時媒体上面から下流側媒体検出部47のレバー先端が離隔するときの検出レバー47Bの傾斜角度が、媒体後端部の変形の有無にかかわらずに同一である。このため第1の実施の形態では、媒体後端部の変形の有無にかかわらずに下流側レバー戻り時間が、(23)式
Figure 2016090716
で表されるように等しくなり、(22)式に(23)式を代入して展開すると、媒体後端部が下側に変形しているときの上流側レバー戻り時間t’は、(24)式
Figure 2016090716
で表すことができる。また第1の実施の形態では、(24)式に、上述した(10)式を代入して展開すると、媒体後端部が下側に変形しているときの上流側レバー先端移動距離x’は、(25)式
Figure 2016090716
で表すことができる。そして第1の実施の形態では、このように印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形していると、上流側レバー先端移動距離x’が、媒体後端部が変形していないときの上流側レバー先端移動距離xとは異なるため、これらを元にして印刷媒体5において媒体後端部が下側に変形している場合の変形量C2は、(26)式
Figure 2016090716
で表されるように定義することができる。また第1の実施の形態では、上述と同様に、印刷媒体5の媒体後端部の弓形状の変形が、机の天板等に置かれて放置されたことで生じるものや、定着ユニット9による加熱及び加圧によって生じるものであれば、上流側媒体検出部46における離隔位置後端間長さL2(すなわち、(12)式で上述した離隔位置後端間長さL)は、(27)式
Figure 2016090716
で表すように定義することができる。そして第1の実施の形態では、(27)式に、上述した(25)式及び(26)式を代入して展開すると、印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形している場合の離隔位置後端間長さL2は、(28)式
Figure 2016090716
で表すことができる。ここで、第1の実施の形態では、第1乃至第Nタイミング制御用演算データに、上述した(8)式で求められる後端検出間隔基準時間を示す後端検出間隔基準時間データを、タイミング制御データの生成に用いる演算パラメータとして格納している。そして第1の実施の形態では、印刷画像形成時に媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形していると、上述した(13)式に示すように、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により媒体後端の通過が順次検出されて得られる後端検出間隔時間が、演算パラメータとしての後端検出間隔基準時間とは異なる時間になる。このため第1の実施の形態では、搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形している場合のタイミング制御データの生成に用いる第1乃至第Nタイミング制御用演算データには、(20)式における右辺の後端通過検出ずれ時間T1を除く部分を演算して得られる検出ずれ時間補正値である検出ずれ時間補正値データも、タイミング制御データの生成に用いる演算パラメータとして格納している。また第1の実施の形態では、印刷画像形成時に媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形していると、上述した(21)式に示すように、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により媒体後端の通過が順次検出されて得られる後端検出間隔時間が、演算パラメータとしての後端検出間隔時間とは異なる時間になる。このため第1の実施の形態では、搬送される印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形している場合のタイミング制御データの生成に用いる第1乃至第Nタイミング制御用演算データには、(28)式における右辺の後端通過検出ずれ時間T2を除く部分を演算して得られる検出ずれ時間補正値である検出ずれ時間補正値データも、タイミング制御データの生成に用いる演算パラメータとして格納している。ところで、第1の実施の形態では、印刷画像形成時に媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していないと、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により媒体後端の通過が順次検出されて得られる後端検出間隔時間が、演算パラメータとしての後端検出間隔基準時間と一致する。すなわち、第1の実施の形態では、印刷画像形成時に媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していない場合、上述した(13)式や(21)式に示す演算を実行すると、得られる後端通過検出ずれ時間は「0」の値となり、上述した(20)式や(28)式に示す演算を実行して得られる離隔位置後端間長さも「0」の値になる。このため第1の実施の形態では、搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していない場合のタイミング制御データの生成に用いる第1乃至第Nタイミング制御用演算データに、検出ずれ時間補正値データに相当する演算パラメータを特には格納しないこともできるが、例えば、印刷媒体5の媒体後端部の変形の有無に係わらずタイミング制御データを生成するための演算処理を共通化するために便宜上、上述した何れかの検出ずれ時間補正値データをタイミング制御データの生成に用いる演算パラメータとして格納している。これに加えて、第1の実施の形態では、全ての第1乃至第Nタイミング制御用演算データに、対応する媒体搬送速度を示す搬送速度データ、及び、上述した媒体後端部が変形しない場合の上流側レバー戻り時間を示す上流側レバー戻り時間データも、タイミング制御データの生成に用いる演算パラメータとして格納している。また第1の実施の形態では、全ての第1乃至第Nタイミング制御用演算データに、下流側媒体検出部47の回動軸47Aから転写実行位置P1までの水平距離(以下、これを回動軸転写実行位置間距離とも呼ぶ)を示す回動軸転写実行位置間距離データも、タイミング制御データの生成に用いる演算パラメータとして格納している。さらに第1の実施の形態では、感光ドラム10の表面においてLEDヘッド11による露光位置から転写実行位置P1までの静電潜像及びトナー画像が順に形成される画像形成範囲の周方向に沿った長さ(以下、これをドラム表面画像形成範囲長さとも呼ぶ)を示すドラム表面画像形成範囲長さデータも、タイミング制御データの生成に用いる演算パラメータとして格納している。
よって制御データ生成部58は、画像形成タイミング制御処理の一環として制御データ生成処理を実行した場合、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形していると、プリンタ制御部40から与えられた後端検出間隔時間データと共に、対応する第1乃至第Nタイミング制御用演算データに格納されている後端検出間隔基準時間データを用いて、上述した(13)式の演算処理を実行して、媒体後端部の変形量に応じた後端通過検出ずれ時間T1を算出する。また制御データ生成部58は、その算出した後端通過検出ずれ時間T1を、対応する第1乃至第Nタイミング制御用演算データに格納されている検出ずれ時間補正値データと共に用いて、上述した(20)式に示す演算処理を実行して、媒体後端部の変形量を考慮した離隔位置後端間長さL1を算出する。そして制御データ生成部58は、その算出した離隔位置後端間長さL1を、媒体後端の通過に対する検出タイミングのずれを補正する補正値とし、対応する第1乃至第Nタイミング制御用演算データに格納されている搬送速度データ、上流側レバー戻り時間データ、回動軸転写実行位置間距離データ及びドラム表面画像形成範囲長さデータと共に用いて演算処理を実行してタイミング制御データを生成する。すなわち、制御データ生成部58は、媒体搬送速度をVとし、上流側レバー戻り時間をtとし、回動軸転写実行位置間距離をLとし、ドラム表面画像形成範囲長さをLとして、下流側媒体検出部47により媒体後端の通過が検出された時点からLEDヘッド11による感光ドラム10の表面への露光を終了させる時点までの時間(以下、これを露光終了タイミング制御時間とも呼ぶ)をtとすると、当該露光終了タイミング制御時間tを、(29)式
Figure 2016090716
で表されるように、媒体後端の通過に対する検出タイミングのずれを補正して算出する。そして制御データ生成部58は、その算出した露光終了タイミング制御時間を示すデータをタイミング制御データとしてプリンタ制御部40に送出する。また制御データ生成部58は、制御データ生成処理を実行した場合、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形していると、上述と同様に、上述した(21)式の演算処理を実行して、媒体後端部の変形量に応じた後端通過検出ずれ時間T2を算出した後、上述した(28)式に示す演算処理を実行して、媒体後端部の変形量を考慮した離隔位置後端間長さL2を算出し、そのうえで(30)式
Figure 2016090716
で表される演算処理を実行して、媒体後端の通過に対する検出タイミングのずれを補正した露光終了タイミング制御時間を算出する。そして制御データ生成部58は、その算出した露光終了タイミング制御時間を示すデータをタイミング制御データとしてプリンタ制御部40に送出する。さらに制御データ生成部58は、制御データ生成処理を実行した場合、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していないと、例えば、上述した(13)式(又は(21)式)の演算処理、及び(20)式(又は(28)式)の演算処理を順次実行するものの、得られる離隔位置後端間長さが「0」の値となるため、引き続き離隔位置後端間長さは用いずに、(29)式(又は(30)式)の演算処理を実行して、露光終了タイミング制御時間を算出し、これをタイミング制御データとしてプリンタ制御部40に送出する。そしてプリンタ制御部40は、画像形成タイミング制御処理を実行した場合、制御データ生成部58からタイミング制御データが与えられると、下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端の通過が検出された時点から、当該タイミング制御データが示す露光終了タイミング制御時間に達した時点に、LEDヘッド11による感光ドラム10の表面に対する露光を終了させる。これによりプリンタ制御部40は、媒体供給用搬送路23Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側や下側に変形している場合でも、その印刷媒体5の表面に対してトナー画像の画像後端部を媒体後端部の余白が広くならないように転写し、又は媒体後端からはみ出させることなく、媒体後端が変形していない場合と同様な所望の画像形成範囲に的確にトナー画像を転写することができる。よってプリンタ制御部40は、印刷媒体5の媒体後端部が変形しているか否かにかかわらずに、当該印刷媒体5の表面の所望の画像形成範囲に、これと等しい大きさの印刷画像を的確に形成することができる。
(1−4)第1の実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、プリンタ1では、感光ドラム10及び転写ローラ8による転写実行位置P1へ印刷媒体5を搬送する媒体供給用搬送路23Aにおいて、当該搬送する印刷媒体5の搬送時媒体下面側に上流側媒体検出部46を配置し、これよりも媒体搬送方向の下流側で、かつ搬送時媒体上面側に下流側媒体検出部47を配置した。そしてプリンタ1は、印刷画像形成時、媒体供給用搬送路23Aを介して印刷媒体5を搬送すると、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端が通過したことを順に検出した検出結果に基づいて、LEDヘッド11による感光ドラム10の表面への静電潜像形成用の露光の終了のタイミングを制御する。以上の構成によれば、プリンタ1は、印刷画像形成時に媒体供給用搬送路23Aを介して搬送する印刷媒体5の媒体後端部が変形していない場合、感光ドラム10の表面に静電潜像を形成しトナーによって現像して、印刷媒体5の表面(すなわち、搬送時媒体上面)の媒体縦サイズに対応する画像縦サイズのトナー画像を形成し、当該感光ドラム10上のトナー画像を転写ローラ8により印刷媒体5の表面の所望の画像形成範囲に、意図しない空白やはみ出しが生じることを回避して的確に転写することができる。またプリンタ1は、印刷画像形成時に媒体供給用搬送路23Aを介して搬送する印刷媒体5の媒体後端部が上側や下側に弓形状に変形している場合でも、感光ドラム10の表面に静電潜像を形成しトナーによって現像して、印刷媒体5の表面の媒体縦サイズに対応する画像縦サイズのトナー画像を形成し、当該感光ドラム10の表面のトナー画像を転写ローラ8により印刷媒体5の表面の所望の画像形成範囲に、意図しない空白やはみ出しが生じることを回避して的確に転写することができる。よってプリンタ1は、印刷媒体5の媒体後端部が変形しているか否かにかかわらずに、当該印刷媒体5の表面の所望の画像形成範囲に、これと等しい大きさの印刷画像をほぼ的確に形成することができ、かくして画像形成不良が発生することをほぼ確実に防止することができる。
またプリンタ1は、印刷画像形成時に媒体供給用搬送路23Aを介して搬送する印刷媒体5の媒体後端部が上側や下側に弓形状に変形していると、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端が通過したことを、実際の通過とは異なるタイミングで検出するものの、その検出タイミングのずれを媒体後端の実際の通過のタイミングに合わせるように補正した。そしてプリンタ1は、その補正した検出タイミングに基づいて、LEDヘッド11による感光ドラム10の表面への静電潜像形成用の露光の終了のタイミングを制御した。よってプリンタ1は、印刷媒体5の媒体後端部が変形しているか否かにかかわらずに、印刷媒体5の表面の画像形成範囲に感光ドラム10の表面からトナー画像を、より的確に転写して印刷画像が形成することができ、画像形成不良が発生することを、より確実に防止することができる。さらにプリンタ1では、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47の間に、印刷媒体5に対して搬送力を付与するローラ等の搬送駆動部を配置していない。このためプリンタ1は、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端の通過を検出した際、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47の間で印刷媒体5の媒体搬送速度が変動して、感光ドラム10の表面に対する露光の終了を制御するためのタイミングに誤差が生じることを防止することができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)プリンタの構成
次いで、第2の実施の形態によるプリンタ60(図1)の構成について説明する。プリンタ60は、媒体供給用搬送部61の一部構成を除いて、上述した第1の実施の形態によるプリンタ1と同様に構成されている。よって、以下には、第2の実施の形態によるプリンタ60において、媒体供給用搬送部61の構成についてのみ説明し、これ以外の構成については、図1を用いて上述した第1の実施の形態によるプリンタ1の構成を参照することとして、ここでの説明は省略する。図3との対応部分に同一符号を付した図8に示すように、媒体供給用搬送部61は、媒体供給用搬送路61Aにおいて一対の搬送ローラ28、29のローラ配置位置によりも媒体搬送方向の上流側(すなわち、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47よりも媒体搬送方向の上流側)に、一対の上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63が媒体搬送方向に沿って順に配置されている。上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63は、それぞれの上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置で、媒体供給用搬送路61Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部の変形の有無を検出するものであり、検出部本体(図示せず)に回動軸62A、63Aを介して検出レバー62B、63Bを回動可能に支持するようにして同様に構成されている。実際に上流側変形検出部62は、搬送される印刷媒体5の搬送時媒体上面側に、検出部本体が配置され、検出レバー62Bを下側に突出させている。また下流側変形検出部63は、上流側変形検出部62よりも僅かに媒体搬送方向の下流側で、搬送される印刷媒体5の搬送時媒体下面側に、検出部本体が配置され、検出レバー63Bを上側に突出させている。そして上流側変形検出部62は、検出レバー62Bの長さが、媒体供給用搬送路61Aを介して、媒体後端部が変形していない印刷媒体5を搬送する際の媒体搬送軌跡からレバー先端を僅かに上側に離すような所定の長さに選定されている。また下流側変形検出部63は、検出レバー63Bの長さが、同様の媒体搬送軌跡からレバー先端を僅かに下側に離すような所定の長さに選定されている。さらに上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63は、それぞれ検出部本体に検出レバー62B、63Bを、回動軸62A、63Aを中心にして他回転方向又は一回転方向へ回転させるように付勢するトーションばねのような付勢部が設けられると共に、当該検出レバー62B、63Bの他回転方向又は一回転方向への回転を規制するストッパが設けられている。これにより上流側変形検出部62は、媒体供給用搬送路61Aを介して印刷媒体5が搬送されていない場合や媒体後端部が変形していない印刷媒体5が搬送された場合、また媒体後端部が下側に変形している印刷媒体5が搬送された場合、検出レバー62Bを下に向けてプリンタ上下方向と平行な基準姿勢にしている。そして図9に示すように、上流側変形検出部62は、媒体供給用搬送路61Aを介して、媒体後端部が上側に変形している印刷媒体5が搬送されると、検出レバー62Bを、その上側に反るように変形している媒体後端部の押し付けに応じて基準姿勢から一回転方向へ回転させてレバー先端を搬送時媒体上面に接触させる傾斜姿勢にし、当該レバー先端から媒体後端が離れると、付勢部の付勢に従い他回転方向へ回転させて基準姿勢に戻している。また下流側変形検出部63は、媒体供給用搬送路61Aを介して印刷媒体5が搬送されていない場合や媒体後端部が変形していない印刷媒体5が搬送された場合、また媒体後端部が上側に変形している印刷媒体5が搬送された場合、検出レバー63Bを上に向けてプリンタ上下方向と平行な基準姿勢にしている。そして図10に示すように、下流側変形検出部63は、媒体供給用搬送路61Aを介して、媒体後端部が下側に変形している印刷媒体5が搬送されると、検出レバー63Bを、その下側に反るように変形している媒体後端部の押し付けに応じて基準姿勢から他回転方向へ回転させてレバー先端を搬送時媒体下面に接触させる傾斜姿勢にし、レバー先端から媒体後端が離れると、付勢部の付勢に従い一回転方向へ回転させて基準姿勢に戻している。このようにして上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63は、印刷画像形成時、媒体供給用搬送路61Aを介して印刷媒体5が搬送されると、上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置を印刷媒体5が通過する際の検出レバー62B、63Bの姿勢の変化に応じて、印刷媒体5の媒体後端部が上側及び下側に変形しているか否かを検出している。
(2−2)プリンタの回路構成
図2との対応部分に同一符号を付した図9に示すように、プリンタ60は、例えば、マイクロプロセッサ構成のプリンタ制御部65を有し、媒体サイズ検出部44、環境検出部45、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47と共に、上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63からなる検出部群66が接続されることを除いて、上述した第1の実施の形態によるプリンタ1と同様の回路構成を有している。そしてプリンタ制御部65は、内部のメモリに予め記憶された基本プログラムや、画像形成処理プログラム及び画像形成タイミング制御プログラムのようなアプリケーションプログラム等の各種プログラムに従って、基本的には上述した第1の実施の形態によるプリンタ制御部40と同様に、印刷画像の形成用にプリンタ1全体を制御すると共に、所定の演算処理や、上位装置から与えられる制御コマンド及び操作部42を介して入力される操作コマンドに応じた各種処理を実行する。これによりプリンタ制御部65は、印刷画像形成時、上述した第1の実施の形態によるプリンタ制御部40と同様に各部を制御して、印刷媒体5の表面に印刷画像を形成することができる。ただし、上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63は、印刷画像形成時、媒体供給用搬送路61Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側及び下側に変形しているか否かの検出結果を示す上流側変形検出データ及び下流側変形検出データをプリンタ制御部65に送出している。すなわち、上流側変形検出部62は、媒体供給用搬送路61Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していない場合や当該媒体後端部が下側に変形している場合、検出レバー62Bを、印刷媒体5にレバー先端が何ら接触しないために基準姿勢にし、これに応じて上流側検出部配置位置を上側に変形した媒体後端部が通過していないことを検出する。そして上流側変形検出部62は、検出レバー62Bを基準姿勢にしている間、その検出結果を示すように上流側変形検出データの論理レベルを例えば、論理「L」レベルに立ち下げる。また上流側変形検出部62は、媒体供給用搬送路61Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形していると、検出レバー63Bを、当該変形している媒体後端部の押し付けに応じて基準姿勢から一回転方向へ回転させてレバー先端を搬送時媒体上面に接触させる傾斜姿勢にし、これに応じて媒体後端部が上側に変形していることを検出する。そして上流側変形検出部62は、検出レバー62Bを傾斜姿勢にしている間、その検出結果を示すように上流側変形検出データの論理レベルを論理「H」レベルに立ち上げる。そのうえで上流側変形検出部62は、レバー先端から媒体後端が離隔すると、検出レバー62Bを傾斜姿勢から基準姿勢に戻し、これに応じて上流側検出部配置位置を上側に変形した媒体後端部が通過していないことを検出する。そして上流側変形検出部62は、このように検出レバー62Bを基準姿勢に戻すと、その検出結果を示すように上流側変形検出データの論理レベルを再び論理「L」レベルに立ち下げる。一方、下流側変形検出部63は、媒体供給用搬送路61Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が変形していない場合や当該媒体後端部が上側に変形している場合、検出レバー63Bを、印刷媒体5にレバー先端が何ら接触しないために基準姿勢にし、これに応じて下流側検出部配置位置を下側に変形した媒体後端部が通過していないことを検出する。そして下流側変形検出部63は、検出レバー63Bを基準姿勢にしている間、その検出結果を示すように下流側変形検出データの論理レベルを例えば、論理「L」レベルに立ち下げる。また下流側変形検出部63は、媒体供給用搬送路61Aを介して搬送される印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形していると、検出レバー63Bを、当該変形している媒体後端部の押し付けに応じて基準姿勢から他回転方向へ回転させてレバー先端を搬送時媒体下面に接触させる傾斜姿勢にし、これに応じて媒体後端部が下側に変形していることを検出する。そして下流側変形検出部63は、検出レバー63Bを傾斜姿勢にしている間、その検出結果を示すように下流側変形検出データの論理レベルを論理「H」レベルに立ち上げる。そのうえで下流側変形検出部63は、レバー先端から媒体後端が離隔すると、検出レバー63Bを傾斜姿勢から基準姿勢に戻し、これに応じて下流側検出部配置位置を下側に変形した媒体後端部が通過していないことを検出する。そして下流側変形検出部63は、このように検出レバー63Bを基準姿勢に戻すと、その検出結果を示すように下流側変形検出データの論理レベルを再び論理「L」レベルに立ち下げる。
プリンタ制御部65は、印刷画像形成時、印刷形態にかかわらずに、上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63から与えられる上流側変形検出データ及び下流側変形検出データの論理レベルが変化したか否かを監視している。そしてプリンタ制御部65は、例えば、一対の第1レジストローラ24、25や一対の第2レジストローラ26、27により印刷媒体5の搬送を再開した時点(以下、これを媒体搬送再開時点とも呼ぶ)から、当該印刷媒体5が、対応する媒体搬送速度で搬送して一対の搬送ローラ28、29のローラ配置位置に到達する時点(以下、これを媒体ローラ位置到達時点とも呼ぶ)までの間に、上流側変形検出データ及び下流側変形検出データの論理レベルが何れも論理「L」レベルのまま変化しないと、媒体後端部が変形していないと判別する。この場合、プリンタ制御部65は、印刷媒体5の媒体後端部が変形していないことを示す媒体後端部状態データを、この際の印刷条件に基づいて記憶部50から読み出した搬送速度データ(すなわち、このときの印刷画像の形成に用いる印刷媒体5の媒体サイズ及び媒体厚み等に応じた媒体搬送速度を示す搬送速度データ)と共に演算データ識別情報として制御データ生成部58に送出する。これに対してプリンタ制御部65は、媒体搬送再開時点から媒体ローラ位置到達時点までの間に、上流側変形検出部62により媒体後端部が上側に変形していることが検出される(すなわち、上流側変形検出データのみ論理レベルが変化する)と、印刷媒体5の媒体後端部が上側に変形していることを示す媒体後端部状態データを搬送速度データと共に演算データ識別情報として制御データ生成部58に送出する。またプリンタ制御部65は、媒体搬送再開時点から媒体ローラ位置到達時点までの間に、下流側変形検出部63により媒体後端部が下側に変形していることが検出される(すなわち、下流側変形検出データのみ論理レベルが変化する)と、印刷媒体5の媒体後端部が下側に変形していることを示す媒体後端部状態データを搬送速度データと共に演算データ識別情報として制御データ生成部58に送出する。因みに、プリンタ制御部65は、両面印刷の印刷形態で2回目の画像形成を実行する場合、上述した媒体後端部状態データ及び搬送速度データに、環境検出部45により検出された画像形成環境を示す画像形成環境情報を加えて演算データ識別情報として制御データ生成部58に送出する。そしてプリンタ制御部65は、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端の通過が順次検出されると、後端検出間隔時間データを制御データ生成部58に送出する。よって制御データ生成部58は、第1の実施の形態の場合と同様にタイミンク制御データを生成してプリンタ制御部65に送出する。これによりプリンタ制御部65は、制御データ生成部58から与えられたタイミング制御データに基づいて、上述した第1の実施の形態によるプリンタ制御部40と同様に、感光ドラム10の表面に対する露光の終了のタイミングを制御することができる。
(2−3)第2の実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、プリンタ60では、感光ドラム10及び転写ローラ8による転写実行位置P1へ印刷媒体5を搬送する媒体供給用搬送路61Aにおいて、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47によりも媒体搬送方向の上流で、かつ搬送する印刷媒体5の搬送時媒体下面側に下流側変形検出部63を配置し、これよりも媒体搬送方向の上流で、かつ搬送時媒体上面側に上流側変形検出部62を配置した。そしてプリンタ60は、印刷画像形成時、媒体供給用搬送路61Aを介して印刷媒体5を搬送すると、上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63により印刷媒体5の媒体後端部が上側及び下側に変形しているか否かを検出し、その検出結果に応じて、媒体後端部の変形の有無、及び変形の向きに対応する第1乃至第N制御用演算データを選択的に用いて、感光ドラム10の表面に対する露光の終了のタイミングを制御するためのタイミング制御データを生成する。以上の構成によれば、プリンタ60は、印刷画像形成時、印刷媒体5の媒体後端部の変形の有無、及び向きにそぐわない第1乃至第N制御用演算データを誤って用いてタイミング制御データを生成することを確実に防止することができる。よってプリンタ60は、上述した第1の実施の形態に比して、印刷媒体5の媒体後端部の変形の有無、及び変形の向きに応じて、感光ドラム10の表面に対する露光の終了のタイミングを的確に、かつ高精度に制御することができ、画像形成不良が発生することを確実に防止することができる。
(3)他の実施の形態
(3−1)他の実施の形態1
なお上述した第1の実施の形態においては、印刷媒体5の媒体後端部の変形の有無、及び向きをユーザによる操作部42を介した入力や定着ユニット9による加熱及び加圧の状況(すなわち、媒体厚みや画像形成環境等)によって判別するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、例えば、媒体供給用搬送路23Aを介して印刷媒体5を搬送した際の、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47が出力する上流側後端通過検出データ及び下流側後端通過検出データ各々の論理レベルが論理「H」レベルに立ち上がってから論理「L」レベルに立ち下がるまでの時間、媒体搬送速度、印刷媒体5の縦サイズに基づいて、印刷媒体5の媒体後端部の変形の有無、及び向きを検出するようにしても良い。本発明は、係る構成によれば、印刷媒体5の媒体後端部の変形の有無、及び向きにそぐわない第1乃至第N制御用演算データを誤って用いてタイミング制御データを生成することを確実に防止することができる。
(3−2)他の実施の形態2
また上述した第1及び第2の実施の形態においては、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47の間に搬送駆動部を配置しない場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47の間に搬送駆動部を配置し、第1乃至第Nタイミング制御用演算データに、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47の間で搬送駆動部により印刷媒体5の媒体搬送速度が変動することを考慮してタイミング制御データを生成するための演算パラメータを格納するようにしても良い。本発明は、係る構成によれば、媒体供給用搬送路23A、61Aの種々の位置に上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47を配置することができ、媒体供給用搬送路23A、61Aの設計の自由度を向上させることができる。
(3−3)他の実施の形態3
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47により印刷媒体5の媒体後端の通過を検出し、その検出結果に基づいて感光ドラム10の表面に対する露光の終了のタイミングを制御するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、上流側媒体検出部及び下流側媒体検出部の種類や組合せ、印刷媒体5の通過の検出結果の処理の仕方等により、これら上流側媒体検出部及び下流側媒体検出部により印刷媒体5の媒体後端の通過のみならず、媒体先端の通過も検出し、当該検出結果に基づいて感光ドラム10の表面に対する露光の開始のタイミングを制御するようにしても良い。言い換えると、本発明は、上流側検出部配置位置及び下流側検出部配置位置での印刷媒体5の媒体先端の通過の検出結果に基づき、回転中の感光ドラム10の表面に対してトナー画像の画像形成を開始するタイミング(すなわち、回転中の感光ドラム10の表面におけるトナー画像の画像先端の形成位置)を制御するようにしても良い。本発明は、係る構成によれば、媒体供給用搬送路23A、61Aを介して搬送する印刷媒体5の媒体先端が弓形状に変形している場合でも、当該印刷媒体5の表面の画像形成範囲に的確にトナー画像を転写するようにして印刷画像を形成することができる。
(3−4)他の実施の形態4
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、本発明による画像形成装置を、図1乃至図11について上述した直接転写方式のモノクロ用のプリンタ1、60に適用するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、直接転写方式のカラー用のプリンタや、2次転写式のカラー用のプリンタ、MFP(Multi-Function Peripheral)、ファクシミリ、複合機、複写機等のように、この他種々の構成の画像形成装置に広く適用することができる。
(3−5)他の実施の形態5
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、媒体に画像形成する画像形成部として、図1乃至図11について上述した画像形成ユニット7及び転写ローラ8を適用するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、1又は複数の画像形成ユニットと、1又は複数の転写ローラ及び転写ベルトを有する転写ユニットとからなる直接転写方式の画像形成部や、1又は複数の画像形成ユニットと、1又は複数の転写ローラ及び転写ベルトを有する転写ユニットとからなる2次転写式の画像形成部、現像剤としてのインクを用いて媒体に画像形成する画像形成部等のように、この他種々の構成の画像形成を広く適用することができる。
(3−6)他の実施の形態6
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第1面側に配置され、搬送される媒体を検出する第1媒体検出部として、図1乃至図11について上述した上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47の一方を適用し、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第1面の裏となる第2面側に配置され、搬送される媒体を検出する第2媒体検出部として、図1乃至図11について上述した当該上流側媒体検出部46及び下流側媒体検出部47の他方を適用するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、これら第1媒体検出部及び第2媒体検出部として、一対のラインセンサや、一対の撮像カメラ、またこれらの組合せ等のように、この他種々の構成の第1媒体検出部及び第2媒体検出部を広く適用することができる。
(3−7)他の実施の形態7
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、第1媒体検出部及び第2媒体検出部それぞれによる検出結果に基づいて、画像形成部による画像形成のタイミングを制御する制御部として、図1乃至図11について上述したプリンタ制御部40、65及び制御データ生成部58を適用するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、制御データ生成部58の機能を有するプリンタ制御部のように、この他種々の構成の制御部を広く適用することができる。
(3−8)他の実施の形態8
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第1面側に配置され、搬送される媒体の後端部の第1面側への変形の有無を検出する第1変形検出部として、図1乃至図11について上述した上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63の一方を適用し、画像形成部へ媒体が搬送される際の当該媒体の第2面側に配置され、搬送される媒体の後端部の第2面側への変形の有無を検出する第2変形検出部として、図1乃至図11について上述した当該上流側変形検出部62及び下流側変形検出部63の他方を適用するようにした場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、これら第1変形検出部及び第2変形検出部として、一対のラインセンサや、一対の撮像カメラ、またこれらの組合せ等のように、この他種々の構成の第1変形検出部及び第2変形検出部を広く適用することができる。
本発明は、プリンタやMFP、ファクシミリ、複合機、複写機等の画像形成装置に利用することができる。
1、60……プリンタ、6……画像形成ユニット、8……転写ローラ、10……感光ドラム、11……LEDヘッド、23、61……媒体供給用搬送部、23A、61A……媒体供給用搬送路、40、65……プリンタ制御部、46……上流側媒体検出部、47……下流側媒体検出部、50……記憶部、58……制御データ生成部、62……上流側変形検出部、63……下流側変形検出部、P1……転写実行位置。

Claims (9)

  1. 媒体に画像形成する画像形成部と、
    前記画像形成部へ前記媒体が搬送される際の当該媒体の第1面側に配置され、搬送される前記媒体を検出する第1媒体検出部と、
    前記画像形成部へ前記媒体が搬送される際の当該媒体の前記第1面の裏となる第2面側に配置され、搬送される前記媒体を検出する第2媒体検出部と、
    前記第1媒体検出部及び前記第2媒体検出部それぞれによる検出結果に基づいて、前記画像形成部による前記画像形成のタイミングを制御する制御部と
    を具える画像形成装置。
  2. 前記第1媒体検出部及び前記第2媒体検出部は、
    それぞれ搬送される前記媒体の一端の通過を検出し、
    前記制御部は、
    前記第1媒体検出部及び前記第2媒体検出部それぞれによる前記検出結果に基づいて、前記画像形成部による前記画像形成のタイミングを制御する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1媒体検出部は、
    前記第2媒体検出部より媒体搬送方向の上流側に配置された
    請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1媒体検出部及び前記第2媒体検出部は、
    それぞれ搬送される前記媒体の前記一端として、前記媒体搬送方向の上流側に位置する後端の通過を検出し、
    前記制御部は、
    前記第1媒体検出部及び前記第2媒体検出部それぞれによる前記検出結果に基づいて、前記画像形成部による前記画像形成の終了のタイミングを制御する
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1媒体検出部及び前記第2媒体検出部それぞれによる前記検出結果と、前記媒体の後端部の変形量とに基づいて、前記画像形成部による前記画像形成の終了のタイミングを制御する
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、
    搬送される前記媒体の前記後端部が変形している場合、前記媒体の後端部の変形量に応じて、前記第1媒体検出部及び前記第2媒体検出部それぞれによる前記検出結果を補正し、当該補正した前記検出結果に基づいて、前記画像形成部による前記画像形成の終了のタイミングを制御する
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、
    搬送される前記媒体の前記後端部が変形している場合、前記媒体の後端部の変形量及び変形の向きに応じて、前記第1媒体検出部及び前記第2媒体検出部それぞれによる前記検出結果を補正し、当該補正した前記検出結果に基づいて、前記画像形成部による前記画像形成の終了のタイミングを制御する
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部へ前記媒体が搬送される際の当該媒体の前記第1面側に配置され、搬送される前記媒体の前記後端部の前記第1面側への変形の有無を検出する第1変形検出部と、
    前記画像形成部へ前記媒体が搬送される際の当該媒体の前記第2面側に配置され、搬送される前記媒体の前記後端部の前記第2面側への変形の有無を検出する第2変形検出部と、
    前記制御部は、
    前記第1媒体検出部及び前記第2媒体検出部それぞれによる前記検出結果、及び前記第1変形検出部及び前記第2変形検出部それぞれによる前記検出結果に基づいて、前記画像形成部による前記画像形成の終了のタイミングを制御する
    請求項4乃至請求項7の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記第2変形検出部は、
    前記第1媒体検出部より前記媒体搬送方向の上流側に配置され、
    前記第1変形検出部は、
    前記第2変形検出部より前記媒体搬送方向の上流側に配置された
    請求項8に記載の画像形成装置。
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