JP2016090530A - 測色計 - Google Patents

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Yuta Yamanoi
勇太 山野井
茂昭 栃本
Shigeaki Tochimoto
茂昭 栃本
整 三井
Hitoshi Mitsui
整 三井
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Abstract

【課題】測定動作の起動および実行の指令に係る操作部と、測色演算の条件の設定に係る操作部とが容易に判別可能な測色計を提供する。【解決手段】測色計は、筐体部と、該筐体部に設けられ、測色の動作の起動および実行の少なくとも一方の指令を発するための1以上の第1操作部と、筐体部に設けられ、測色の演算の条件を設定するための複数の第2操作部と、を備える。そして、該測色計が、複数の第2操作部が、1以上の第1操作部とは異なる外観特徴を有し且つ相互に同種の外観特徴を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、測色計に関する。
従来、表面に色彩を有する工業製品については、同一色の製品を製造して出荷するために、色の管理を行う装置として、色を測定するための測色計が知られ、利用されている(例えば、特許文献1等)。
このような測色計においては、ユーザーの操作に応じて、測色計に対する測定動作の指令等の付与、および測色演算の条件の設定を行うための操作部が設けられた携帯式の測色計が提案されている(例えば、特許文献1等)。
測色演算の条件としては、例えば、1回の測色における測定平均回数、合否判定の許容値、測定径、正反射光の除去処理の有無、測色値の計算時の視野角、光源および表色系等が挙げられる。1回の測色における測定平均回数は、例えば、複数回の測色結果の平均値を算出する際の測定回数等である。合否判定の許容値は、例えば、基準となる物体の測定値を基準とした許容範囲を設定するための値等である。測定径は、例えば、測色計の測定開口を規定するマスクに応じて決定される測定開口の径等である。正反射光の除去処理の有無は、例えば、正反射光の受光をカットするためのトラップ部材の進退状態等である。測定値の計算時の視野角は、例えば、2°視野および10°視野等である。光源は、例えば、どのような光源の下に仮想的に配された物体に係る測色値であるのかを規定するもの等である。表色系は、例えば、XYZ表色系等の各種表色系であれば良い。
特開2006−153498号公報
ところで、測色計では、一般に、測色演算の条件については、一度設定されると、変更される機会が少なく、電源の起動後には、ユーザーによって測定動作を実行させる操作部が操作される。
しかしながら、上記特許文献1の測色計では、測色計に対して測定動作の実行の指令等を付与する操作部と、測色演算の条件を設定するための操作部とが同様なデザインおよび寸法を有している。このため、測定動作の起動および実行の指令に係る1以上の操作部と、測色演算の条件を設定するための操作部とを、容易に判別することが出来ない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、測定動作の起動および実行の指令に係る操作部と、測色演算の条件の設定に係る操作部とが容易に判別可能な測色計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の態様に係る測色計は、筐体部と、前記筐体部に設けられ、測色の動作の起動および実行の少なくとも一方の指令を発するための1以上の第1操作部と、前記筐体部に設けられ、測色の演算の条件を設定するための複数の第2操作部と、を備え、前記複数の第2操作部が、前記1以上の第1操作部とは異なる外観特徴を有し且つ相互に同種の外観特徴を有する。
また、第2の態様に係る測色計は、第1の態様に係る測色計であって、前記1以上の第1操作部が、複数の前記第1操作部を含み、前記複数の第1操作部が、相互に同種の外観特徴を有する。
また、第3の態様に係る測色計は、第1または第2の態様に係る測色計であって、前記複数の第2操作部が、前記筐体部と同種の色を有する。
また、第4の態様に係る測色計は、筐体部と、前記筐体部に設けられ、第1機能グループに属する機能の実行の指令を発するための1以上の第1操作部と、前記筐体部に設けられ、前記第1機能グループとは異なる第2機能グループに属する機能の実行の指令を発するための複数の第2操作部と、を備え、前記複数の第2操作部が、前記1以上の第1操作部とは異なる外観特徴を有し、且つ相互に共通する外観特徴を有する。
また、第5の態様に係る測色計は、第4の態様に係る測色計であって、前記第1機能グループが、使用頻度が高い機能グループであり、前記第2機能グループが、使用頻度が低い機能グループであり、前記1以上の第1操作部の色と前記筐体部の色とのコントラストが、前記複数の第2操作部の色と前記筐体部の色とのコントラストよりも高い。
また、第6の態様に係る測色計は、第5の態様に係る測色計であって、前記複数の第2操作部が、前記筐体部と同種の色を有する。
第1の態様に係る測色計によれば、測定動作の起動および実行の指令に係る操作部と、測色演算の条件の設定に係る操作部とが容易に判別され得る。これにより、例えば、誤操作の防止によって、操作に要する無駄を低減し、作業時間が短縮され得る。また、例えば、操作部が、同一の構成で製造され得ることで、測色計の製造コストが低減され得る。
第2の態様に係る測色計によれば、測定動作の起動および実行の指令に係る操作部と、測色演算の条件の設定に係る操作部とがさらに容易に判別され得る。
第3の態様に係る測色計によれば、測定動作の起動および実行の指令に係る操作部が、容易に認識され得る。
第4の態様に係る測色計によれば、例えば、第1機能グループに測定動作の起動および実行の指令に係る機能が属し、第2機能グループに測色演算の条件の設定に係る機能が属する場合には、測定動作の起動および実行の指令に係る操作部と、測色演算の条件の設定に係る操作部とが容易に判別され得る。
第5の態様に係る測色計によれば、測定動作の起動および実行の指令に係る操作部が、容易に認識され得る。
第6の態様に係る測色計によれば、測定動作の起動および実行の指令に係る操作部が、さらに容易に認識され得る。
一実施形態に係る測色システムの外観を示す正面図である。 一実施形態に係る測色システムの外観を示す側面図である。 一実施形態に係る測色システムの外観を示す背面図である。 一実施形態に係る測色計の機能的な構成を示すブロック図である。 測色動作の起動および実行の指令に係る第1操作部の操作態様を示す図である。 測色演算の条件を設定する際における第2操作部の操作態様を示す図である。 測色演算の条件を設定および変更するためのメニュー画面を例示する図である。 一変形例に係る測色計の機能的な構成を示すブロック図である。 一変形例に係る測色計のタッチパネルにおける表示態様を示す図である。 一変形例に係る測色計のタッチパネルにおける表示態様を示す図である。
以下、本発明の一実施形態ならびに各種変形例について図面を用いて説明する。図面においては同様な構成および機能を有する部分については同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等は適宜変更され得る。図1から図3には、測色システム1の長手方向(図1の図面視上方向)を+Z方向とする右手系のXYZ座標系が付されている。
<(1)測色システムの外観構成>
図1から図3は、一実施形態に係る測色システム1の外観を示す図である。図1は、一実施形態に係る測色システム1の外観を示す正面図であり、図2は、一実施形態に係る測色システム1の外観を示す側面図であり、図3は、一実施形態に係る測色システム1の一部の外観を示す背面図である。
図1から図3で示されるように、測色システム1は、本体部である測色計として機能する携帯式の測色計2とマスク部材3とを備えている。
測色計2は、筐体部2BDと、該筐体部2BDの表面に設けられて外部に露出している表示部24および操作部26とを有している。筐体部2BDは、例えば、測色システム1の略直方体状の形状を有する外装部分を構成している。該筐体部2BDの素材として、例えば、プラスチックス等が採用されることで、筐体部2BDについての設計の自由度、軽量化および製造コストの低減等が図られ得る。
また、図1および図2で示されるように、測色システム1では、測色計2の先端部2Tpに対して、照明受光部23(図4)を覆うようにマスク部材3が装着される。
マスク部材3は、測色計2の先端部2Tpに装着される部材である。具体的には、マスク部材3は、測色対象物の測色が行われる際に、測色計2の先端部2Tpに装着されており、例えば、測色対象物に接触させられる。また、マスク部材3は、本体部3BDおよび装着部3ATを有している。
本体部3BDには、測色対象物のうちの測色の対象となる領域(測色対象領域とも言う)のサイズを規定する窓部が設けられている。なお、マスク部材3は、例えば、ターゲットマスク等とも称される。該窓部としては、例えば、XY断面が略円形のものが採用され得る。該窓部は、例えば、貫通孔であっても良いし、光を透過させる透明部分であっても良い。そして、該窓部は、マスク部材3が測色計2に装着された状態(装着状態とも言う)において測色計2の先端部2Tpに設けられた窓部と光学的に連通する。
装着部3ATは、マスク部材3を測色計2の一端部としての先端部2Tpに装着するための部分である。そして、マスク部材3は、測色計2に対する装着および脱着(着脱とも言う)が可能な構成を有している。
<(2)測色計の機能的な構成>
図4は、一実施形態に係る測色計2の機能的な構成を例示するブロック図である。
図4で示されるように、測色計2は、制御部21、記憶部22、照明受光部23、表示部24、給電部25および操作部26を備えている。
記憶部22は、不揮発性の記憶媒体等によって構成され、例えば、プログラムP1、データ群D1および基準色データD2を記憶する。データ群D1には、例えば、測色演算の条件に係るデータ(条件データとも言う)および校正データ等が含まれる。条件データには、例えば、1回の測色における測定平均回数、合否判定の許容値、測定径、正反射光の除去処理の有無、測色値の計算時の視野角、光源および表色系等に係るデータが挙げられる。
また、校正データには、例えば、マスク部材3の種類に応じた複数の校正データが含まれている。各校正データは、照明受光部23のセンサー部232で得られるデータから、測色結果のデータ(測色結果データとも言う)としての測色対象物の色に係るデータを算出する演算(測色演算とも言う)で用いられる。基準色データD2は、例えば、測定対象物としての基準の試料(基準試料とも言う)についての測色結果を示すデータである。プログラムP1およびデータ群D1は、例えば、測色計2の製造段階から出荷段階における何れかのタイミングにおいて、記憶部22に記憶され得る。
照明受光部23は、積分球230、光源部231およびセンサー部232を有している。本実施形態では、測色計2は、該測色計2の−Z方向の一端部としての先端部2Tpの近傍において、積分球230を含む照明受光部23を内蔵している。
積分球230は、光をほぼ完全に拡散反射(乱反射)する硫酸バリウム等の白色塗料が内面に塗布された中空の球状体である。また、積分球230は、例えば、第1〜第3窓部を有している。第1窓部は、積分球230の内部空間を外部空間に光学的に露出させる。なお、該内部空間を外部空間に光学的に露出させる態様には、例えば、第1窓部を貫通孔とする態様、および第1窓部が光を透過させる透明な部分で構成される態様等が含まれ得る。第2窓部は、光源部231からの光を積分球230の内部空間を介して測色対象物に照射させる小窓である。第3窓部は、測色対象物からの光を、内部空間230Sを介してセンサー部232まで導く小窓である。ここで、センサー部232は、光源部231から発せられる光が直接入射されず、且つ第3窓部を介して積分球230の内部に露出するように配されている。
光源部231は、制御部21の発光制御部214の制御に応じて発光する。ここでは、光源部231で発せられる光は、第2窓部および第1窓部を順に介して測色対象物の表面に照射される。なお、第1窓部としては、例えば、XY断面が略円形のものが採用され得る。
センサー部232は、測色対象物からの光を第1窓部および第3窓部を順に介して受光する。具体的には、センサー部232では、光源部231で照明される測色対象物の表面で発せられて積分球230内に入射される光が受光される。ここで、測色対象物の表面では、例えば、反射および蛍光の何れか一方の現象によって光が発せられ得る。また、センサー部232は、例えば、受光した光を分光する分光部と、該分光部から出射される各波長の光をそれぞれ受光する複数の光電変換素子とを有している。このため、センサー部232では、受光した光における各波長の光の強度に応じたデータが取得される。該データは、例えば、アナログ信号からデジタル信号へ変換され、読出部215によって読み出される。
表示部24は、例えば、液晶ディスプレイ等を備えて構成されており、各種情報を可視的に出力する。
給電部25は、例えば、バッテリー等を有しており、測色計2Aの全体に対して電力を供給する。
操作部26は、ユーザーによる各種操作に応じた信号を制御部21に出力する。例えば、操作部26は、1以上の第1操作部261と複数の第2操作部262とを含んでいる。具体的には、操作部26は、筐体部2BDに設けられた、測色の動作の起動および実行の少なくとも一方の指令を発するための1以上の第1操作部261を含むとともに、操作部26は、筐体部2BDに設けられ、測色の演算の条件を設定するための複数の第2操作部262を含む。そして、複数の第2操作部262は、1以上の第1操作部261とは異なる外観特徴を有し、且つ相互に同種の外観特徴を有する。
ここで、同種の外観特徴には、例えば、操作部の色および形のうちの少なくとも一方が同一および同種の傾向を有する特徴が含まれる。同一および同種の傾向を示す形としては、例えば、丸っぽい特徴および四角っぽい特徴等が含まれる。
このような構成によれば、測定動作の起動および実行の指令に係る第1操作部261と、測色演算の条件の設定に係る第2操作部262とが容易に判別され得る。これにより、例えば、誤操作の防止によって、操作に要する無駄を低減し、作業時間が短縮され得る。
ここで、別の観点から言えば、第1操作部261は、第1機能グループに属する機能の実行の指令を発するための1以上の操作部であり、第2操作部262は、第1機能グループとは異なる第2機能グループに属する機能の実行の指令を発するための操作部である。そして、複数の第2操作部262は、1以上の第1操作部261とは異なる外観特徴を有し、且つ相互に同種の外観特徴を有する。このような構成では、例えば、第1機能グループに測定動作の起動および実行の指令に係る機能が属し、第2機能グループに測色演算の条件の設定に係る機能が属する場合には、測定動作の起動および実行の指令に係る第1操作部261と、測色演算の条件の設定に係る第2操作部262とが容易に判別され得る。
そして、第1機能グループが、使用頻度が高い機能グループであるとともに、第2機能グループが、使用頻度が低い機能グループであり、1以上の第1操作部261の色と筐体部2BDの色とのコントラストが、複数の第2操作部262の色と筐体部2BDの色とのコントラストよりも高ければ、測定動作の起動および実行の指令に係る第1操作部261が、容易に認識され得る。具体的には、例えば、筐体部2BDが白色であり、操作部26の色が青色系である場合、紺色の第1操作部261と白色の筐体部2BDとのコントラスト比が8:1であり、水色の第2操作部262と白色の筐体部2BDとのコントラスト比が3:1である態様が挙げられる。
また、例えば、第2操作部262が、同一の構成で製造され得ることで、測色計2の製造コストが低減され得る。複数の第2操作部262には、例えば、メニューボタン262m、上ボタン262uおよび下ボタン262dが含まれている。
ところで、本実施形態では、1以上の第1操作部261は、複数の第1操作部261を含んでおり、該複数の第1操作部261は、相互に同種の外観特徴を有している。これにより、測定動作の起動および実行の指令に係る第1操作部261と、測色演算の条件の設定に係る第2操作部262とがさらに容易に判別され得る。
また、例えば、第1操作部261が、同一の構成で製造され得ることで、測色計2の製造コストが低減され得る。複数の第1操作部261には、例えば、電源ボタン261a、基準色ボタン261t、および測定ボタン261mが含まれる。このような測色動作を起動および実行を行う第1操作部26は、上述したように、同種の外観特徴を有する。本実施形態では、複数の第1操作ボタン261は、灰色で丸形の外観特徴を有しており、測色計2の筐体部2BDの色(白)とは異なる色を有している。
また、複数の第2操作部262が、筐体部2BDと同種の色を有していれば、複数の第2操作部262が目立たないため、逆に、測定動作の起動および実行の指令に係る第1操作部261が容易に認識され得る。なお、同種の色は、視覚的に類似した色として認識されるものであり、例えば、24色相を有する色相環において、色相差が2以下あるいは3以下の範囲に入るものであれば良い。ここで、測色計2では、1回の測色における測定平均回数および合否判定の許容値等が設定される必要があり、測色演算の条件は、通常は、一度設定されれば、変更されることは殆どない。これに対し、通常は、測色動作の起動および実行を指令するボタンのみが操作される。
このため、第2操作部262の形状は、例えば、殆ど同じように見え、目立たなければ良く、大きさが異なっていても良いし、丸および正方形と区別がつけば良い。本実施形態では、測色演算の条件の設定に係るボタンは、ほぼ長方形の形状を有しており、測色計2の筺体部2BDとほぼ等しい色(白)を有している。なお、第2操作部262の各ボタン261a,261t,261mの形状は、丸とは異なる。
制御部21は、中央演算部(CPU)および揮発性のメモリー等を有しており、記憶部22に記憶されているプログラムP1を読み込んで実行することで、各種機能を実現する。ここで、制御部21において機能的に実現される構成には、例えば、起動部211、設定部212、測色制御部213、発光制御部214、読出部215、演算部216、表示制御部217および記憶制御部218が含まれる。
起動部211は、例えば、ユーザーによる電源ボタン261aの操作等に応答して、測色計2の電源が入っている状態となる。つまり、測色動作の起動がなされる。これにより、ユーザーによる測定ボタン261mの押下に応答した測色動作の実行が可能な状態となる。
設定部212は、例えば、第2操作部262の操作等に応答して、測色演算の条件を設定する。ここで設定される測色演算の条件を示すデータ(測色演算条件データとも言う)は、記憶制御部218によって記憶部22に記憶される。このとき、データ群D1には、測色演算用の条件データが含まれる。また、設定部212は、例えば、第2操作部262の操作等に応答して、表示制御部217による各種情報の可視的な出力の条件を設定する。
測色制御部213は、例えば、測定ボタン261mの操作等に応答して、被測定物の表面の色を測定する動作(測色動作とも言う)を制御する。
発光制御部214は、例えば、測色制御部213の制御によって、光源部231の発光を制御する。
読出部215は、センサー部232において受光に応じて得られるデータを適切なタイミングで読み出して、演算部216に出力する。
演算部216は、読出部215から入力されるデータに基づいて、測色結果データとしての測色対象物の色に係るデータを算出する測色演算を行う。該測色演算には、例えば、1回の測色における測定平均回数に応じた連続する複数回の測定結果の平均値の算出、ならびに測定結果または測定結果の平均値が基準色データD2を基準とした許容値内に入るか否かによる合否の判定等が含まれる。該測色演算では、記憶部22内のデータ群D1のうちの測色演算の条件に係るデータおよびマスク部材3の種類に応じた校正データが用いられる。マスク部材3の種類に応じた校正データは、例えば、ユーザーによる第2操作部262の操作等に基づいて選択され得る。なお、演算部216で算出される測色対象物の色に係るデータには、例えば、測色対象物の物体色を示すデータが含まれ得る。この場合、センサー部232の複数の光電変換素子で得られるデータから、測色対象物の物体色を示すデータが算出され得る。
表示制御部217は、表示部24における各種情報の可視的な出力を制御する。例えば、表示制御部217によって、演算部216で算出された測色結果データが、表示部24に可視的に出力され得る。
記憶制御部218は、演算部216で算出された測色結果データあるいは設定部212で設定された各種設定条件のデータ等を記憶部22に記憶する。ここで記憶部22に記憶されるデータには、例えば、基準色データD2およびデータ群D1が含まれ、データ群D1には、例えば、測色演算の条件に係る条件データおよび校正データ等が含まれる。
<(3)測色計の動作>
<(3−1)第1操作部の動作>
図5は、測色計2における測色動作の起動および実行の指令に係る第1操作部261の操作態様の一例を図である。図5には、下記ステップ[A]〜[F]が順に行われる例が示されている。
[A]まず、ユーザーによって電源ボタン261aが押下されることで、起動部211によって、測色計2の電源が入っている状態となり、測色動作が起動される。
[B]次に、ユーザーによって基準色ボタン261tが押下されることで、基準試料についての測色動作を行う直前の待機状態に設定される。
[C]次に、一連の測色動作が実行される。該一連の測色動作においては、ユーザーによって測定ボタン261mが押下されると、測色動作が実行される。このとき、基準試料についての測色結果を示すデータ(基準色データとも言う)D2が、記憶制御部218によって記憶部22に記憶されるとともに、表示制御部217によって表示部24に表示される。次に、ユーザーによって測定ボタン261mが押下されると、測色動作が実行される。このとき、被測定物についての測色結果を示すデータが、表示制御部217によって表示部24に表示される。このような、ユーザーによって測定ボタン261mの押下による測色動作の実行が適宜繰り返される。このような一連の測色動作は、例えば、1つのロットに係る被測定物についての測色動作に対応する。なお、基準試料は、例えば、1つのロットの最初の被測定物であれば良い。
[D]また、ユーザーによって基準色ボタン261tが押下されると、記憶部22に記憶されている基準色データD2が削除されて、基準試料についての測色動作を行う直前の待機状態に設定される。
[E]次に、上記ステップ[C]と同様な一連の測色動作が再度実行される。このような一連の測色動作は、例えば、他の1つのロットに係る被測定物についての測色動作に対応する。なお、基準試料は、例えば、1つのロットの最初の被測定物であれば良い。
[F]そして、ユーザーによって電源ボタン261aが押下されることで、測色計2の電源が入っていない状態となる。
なお、上記ステップ[B]については、測色計2の電源が入れられたばかりの状態であり、記憶部22に基準色データD2が記憶されていないため、例えば、基準色ボタン261tの押下が省略されても良い。この場合、例えば、測色計2の電源が入れられた直後の被測定物の測色によって得られるデータが、記憶部22に基準色データD2として記憶されても良い。また、基準試料の測定が行われず、例えば、被測定物の絶対色が測定される場合には、基準色ボタン261tの押下が省略されても良い。
<(3−2)第2操作部の動作>
図6は、測色計2における測色演算の条件を設定するための第2操作部262の操作態様の一例を示す図である。図6には、下記ステップ[a]〜[c]が順に行われる例が示されている。図7は、測色演算の条件を設定および変更するためのメニュー画面を例示する図である。
[a]例えば、ユーザーによってメニューボタン262mが押下されると、図7で示されるようなメニュー画面が表示部24に表示される。メニュー画面には、複数の項目が列挙されている。なお、図7のメニュー画面には、「戻る」「やり直し」「平均リセット」「言語設定」の4項目が列挙されている。ここで、「平均リセット」は、平均測定回数のリセットを行うための項目であり、「言語設定」は、日本語表記および英語表記等の言語表記を変更および設定する項目である。
[b]次に、ユーザーによる上ボタン262uおよび下ボタン262dの押下によって、例えば、枠状のカーソルを上下に移動させることで、メニュー画面において、複数の項目のうちの所望の項目にカーソルが合わせられる。
[c]次に、ユーザーによってメニューボタン262mが押下されると、メニュー画面でカーソルが合わせられている所望の項目が選択される。
なお、ここでは、メニューボタン262mが、所謂メニューボタンだけに限られず、決定ボタンとしての機能も有しているが、メニューボタン262mとは別に決定ボタンが設けられても良い。
<(4)変形例>
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上記一実施形態では、表示部24と操作部26とが完全に別々に設けられていたが、これに限られない。例えば、操作部26の少なくとも一部の機能が、例えば、表示部24と一体的に構成されたタッチパネルによって実現されても良い。ここで、具体例を挙げて説明する。
図8は、一変形例に係る測色計2Aの機能的な構成を示すブロック図である。
測色計2Aは、測色計2がベースとされて、表示部24がタッチパネル24Aに変更され、操作部26が操作部26Aに変更されたものである。タッチパネル24Aは、表示部24がベースとされて第2操作部262の機能が表示部24に加えられたものであり、操作部26Aは、操作部26がベースとされて該操作部26から第2操作部262が除かれたものである。
図9および図10は、一変形例に係る測色計2Aのタッチパネル24Aにおける表示態様を例示する図である。
図9で示される表示画面では、主に測定に係る表示領域241が示され、下部に第2操作部262の1つとしての設定メニューボタン2620が示されている。ここで、設定メニューボタン2620がユーザーによって押下されると、図10で示される設定メニュー画面に遷移する。
図10で示される設定メニュー画面には、第2操作部262としての測定平均回数ボタン2621、合否の許容値ボタン2622、測定径ボタン2623、正反射光の除去ボタン2624、視野角ボタン2625および光源ボタン2626ならびに戻るボタン2627が設けられている。
また、上記一実施形態では、第1操作部261の数が2以上であったが、これに限られない。例えば、第1操作部261の数が1つであっても良い。例えば、第1操作部261が予め設定された所定時間を超えた押下(いわゆる長押し)によって、電源ボタンとしての機能を果たし、第1操作部261が予め設定された所定時間以下の押下によって、測定ボタンとしての機能を果たしても良い。
また、上記一実施形態では、第1操作部261が灰色であり、第2操作部262が筐体部2BDと同種の色としての白色であったが、これに限られない。例えば、第1操作部261が有彩色であり、第2操作部262が無彩色等であれば、第2操作部262が筐体部2BDと同種の色でなくとも、第1操作部261が目立ち、第2操作部262が目立たないため、第1操作部261と第2操作部262とが容易に判別され得る。また、操作される頻度が予め設定された所定回数以下の低いボタンが、黄色等の押下させないような注意を喚起する色を有していても良い。
また、上記一実施形態では、第1操作部261および第2操作部262についての色について説明されたが、第1操作部261および第2操作部262の色は、例えば、各操作部261,262の表面そのものの色であっても良いし、各操作部261,262の透明な表面を介して見える内部の色であっても良い。
なお、上記一実施形態および各種変形例をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 測色システム
2,2A 測色計
2BD 筐体部
3 マスク部材
21 制御部
22 記憶部
23 照明受光部
24 表示部
24A タッチパネル
25 給電部
26,26A 操作部
211 起動部
212 設定部
213 測色制御部
214 発光制御部
215 読出部
216 演算部
217 表示制御部
218 記憶制御部
231 光源部
232 センサー部
241 表示領域
261 第1操作部
261a 電源ボタン
261m 測定ボタン
261t 基準色ボタン
262 第2操作部
262d 下ボタン
262m メニューボタン
262u 上ボタン
D1 データ群
D2 基準色データ
P1 プログラム

Claims (6)

  1. 筐体部と、
    前記筐体部に設けられ、測色の動作の起動および実行の少なくとも一方の指令を発するための1以上の第1操作部と、
    前記筐体部に設けられ、測色の演算の条件を設定するための複数の第2操作部と、
    を備え、
    前記複数の第2操作部が、
    前記1以上の第1操作部とは異なる外観特徴を有し且つ相互に同種の外観特徴を有することを特徴とする測色計。
  2. 請求項1に記載の測色計であって、
    前記1以上の第1操作部が、
    複数の前記第1操作部を含み、
    前記複数の第1操作部が、
    相互に同種の外観特徴を有することを特徴とする測色計。
  3. 請求項1または請求項2に記載の測色計であって、
    前記複数の第2操作部が、
    前記筐体部と同種の色を有することを特徴とする測色計。
  4. 筐体部と、
    前記筐体部に設けられ、第1機能グループに属する機能の実行の指令を発するための1以上の第1操作部と、
    前記筐体部に設けられ、前記第1機能グループとは異なる第2機能グループに属する機能の実行の指令を発するための複数の第2操作部と、
    を備え、
    前記複数の第2操作部が、
    前記1以上の第1操作部とは異なる外観特徴を有し、且つ相互に共通する外観特徴を有することを特徴とする測色計。
  5. 請求項4に記載の測色計であって、
    前記第1機能グループが、
    使用頻度が高い機能グループであり、
    前記第2機能グループが、
    使用頻度が低い機能グループであり、
    前記1以上の第1操作部の色と前記筐体部の色とのコントラストが、前記複数の第2操作部の色と前記筐体部の色とのコントラストよりも高いことを特徴とする測色計。
  6. 請求項5に記載の測色計であって、
    前記複数の第2操作部が、
    前記筐体部と同種の色を有することを特徴とする測色計。
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