JP2016090109A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒ガス検出センサがドレンパンより上方に配置される室内機では、冷媒ガス漏れを検出できないおそれがあり、冷媒ガス検出センサがドレンパンと同じ高さ又はドレンパンより下方に配置される場合には、ドレンパンからの凝縮水が、冷媒ガス検出センサにかかって、冷媒ガス検出センサが故障するおそれがある。【解決手段】室内機は、ケーシング20aと、ケーシング20aに収容された室内熱交換器5と、室内熱交換器5の下方に配置されたドレンパン28と、ドレンパン28の長手方向外側に配置された冷媒ガス検出センサ9とを有している。この冷媒ガス検出センサ9は、ドレンパン28と同じ高さ又はドレンパン28より下方、かつ、ドレンパン28の奥に配置されている。【選択図】図5

Description

本発明は、可燃性冷媒が使用される空気調和機の室内機に関する。
従来から、可燃性冷媒が使用される空気調和機において、空気調和機の室内機に冷媒ガス検出センサが取り付けられたものが知られている。
特開2012−13348号公報
冷媒ガス検出センサは、一般的に室内機に収容される電装品箱にハーネスを介して接続されるが、電装品箱は、室内機内の上方に配置されることが一般的であるため、電装品箱に接続される冷媒ガス検出センサも、室内機内の上方に配置されることが考えられる。しかしながら、冷媒ガスの比重は空気よりも大きいので、室内熱交換器等から漏れた冷媒ガスは、室内熱交換器の下方に配置されるドレンパンに達したあと、ドレンパンから溢れてドレンパンよりも下方に流れる。そのため、冷媒ガス検出センサがドレンパンより上方に配置される場合には、冷媒ガス漏れを検出できないおそれがある。一方で、冷媒ガス検出センサが、ドレンパンと同じ高さ又はドレンパンより下方に配置される場合には、ドレンパンからの凝縮水(ドレンパンから溢れた凝縮水やドレンパンで跳ねた凝縮水など)が、冷媒ガス検出センサにかかって、冷媒ガス検出センサが故障するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパンからの凝縮水がかかることによって冷媒ガス検出センサが故障するのを防止できる空気調和機の室内機を提供することである。
第1の発明にかかる空気調和機の室内機は、可燃性冷媒が使用される空気調和機の室内機であって、ケーシングと、前記ケーシングに収容された室内熱交換器と、前記室内熱交換器の下方に配置されたドレンパンと、前記ドレンパンの長手方向外側に配置された冷媒ガス検出センサとを備え、前記冷媒ガス検出センサは、前記ドレンパンと同じ高さ又は前記ドレンパンより下方、かつ、奥行方向について前記ドレンパンと異なる位置に配置されることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、冷媒ガス検出センサが、ドレンパンと同じ高さ又はドレンパンより下方に配置されるので、ドレンパンから溢れた冷媒ガスを検出できる。また、冷媒ガス検出センサが、ドレンパンの長手方向外側かつ奥行方向についてドレンパンと異なる位置に配置されるので、ドレンパンからの凝縮水が冷媒ガス検出センサにかかるのを防止できる。したがって、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパンからの凝縮水がかかることによって冷媒ガス検出センサが故障するのを防止できる。
第2の発明にかかる空気調和機の室内機は、第1の発明にかかる空気調和機の室内機において、前記ドレンパンは、長手方向について、前記冷媒ガス検出センサ側の端部に排出孔を有しており、前記ドレンパンの底部は、長手方向について、前記冷媒ガス検出センサに近づくにつれて下方に傾斜していることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、室内熱交換器等から漏れてドレンパンに達した冷媒ガスが、ドレンパンの底部の傾斜に沿って、冷媒ガス検出センサ側に向かって流れるので、最初に冷媒ガスが達した位置がどこであっても、冷媒ガス検出センサで冷媒漏れを検出できる。そのため、冷媒ガス検出センサを複数設けなくて済む。
第3の発明にかかる空気調和機の室内機は、第1または第2の発明にかかる空気調和機の室内機において、前記ドレンパンは、底部の周囲から上方に延在した周壁部を有しており、長手方向について、前記冷媒ガス検出センサ側の前記周壁部に、切欠きが形成されることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、冷媒ガス検出センサ側に形成された切欠きから、冷媒ガスが溢れやすくなるので、冷媒ガス漏れをより検出しやすい。
第4の発明にかかる空気調和機の室内機は、第1−第3のいずれかの発明にかかる空気調和機の室内機において、前記ケーシングに収容され、前記冷媒ガス検出センサから延びたハーネスが接続される電装品箱を有しており、前記ハーネスは、前記室内熱交換器から延びた冷媒配管よりも、前記室内熱交換器の長手方向外側を引き回されることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、冷媒ガス検出センサと電装品箱とを接続するハーネスが、室内熱交換器から延びた冷媒配管よりも、室内熱交換器の長手方向外側を引き回されるので、室内熱交換器で生じた凝縮水がハーネスに付着するのを防止できる。その結果、ハーネスに付着した凝縮水がハーネスを伝わって冷媒ガス検出センサに達し、冷媒ガス検出センサが故障することが防止される。
第5の発明にかかる空気調和機の室内機は、第1−第4のいずれかの発明にかかる空気調和機の室内機において、前記冷媒ガス検出センサは、冷媒ガス漏れを検出する検出素子と、前記検出素子の周囲に配置されるケース部材とを備え、前記ケース部材は、冷媒ガスを内部に取り込むための開口を有しており、前記開口が、前記検出素子よりも下方にあることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、冷媒ガスをケース部材の内部に取り込むための開口が下向きなので、開口が下向きでない場合に比べて、ドレンパンから溢れて室内機の底に滞留した冷媒ガスを検出しやすい。また、開口が下向きなので、空調空間から吸い込んだプロパンや殺虫剤などの少量の異ガスを冷媒ガスと誤検出するのを防止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、冷媒ガス検出センサが、ドレンパンと同じ高さ又はドレンパンより下方に配置されるので、ドレンパンから溢れた冷媒ガスを検出できる。また、冷媒ガス検出センサが、ドレンパンの長手方向外側かつ奥行方向についてドレンパンと異なる位置に配置されるので、ドレンパンからの凝縮水が冷媒ガス検出センサにかかるのを防止できる。したがって、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパンからの凝縮水がかかることによって冷媒ガス検出センサが故障するのを防止できる。
第2の発明では、室内熱交換器等から漏れてドレンパンに達した冷媒ガスが、ドレンパンの底部の傾斜に沿って、冷媒ガス検出センサ側に向かって流れるので、最初に冷媒ガスが達した位置がどこであっても、冷媒ガス検出センサで冷媒漏れを検出できる。そのため、冷媒ガス検出センサを複数設けなくて済む。
第3の発明では、冷媒ガス検出センサ側に形成された切欠きから、冷媒ガスが溢れやすくなるので、冷媒ガス漏れをより検出しやすい。
第4の発明では、冷媒ガス検出センサと電装品箱とを接続するハーネスが、室内熱交換器から延びた冷媒配管よりも、室内熱交換器の長手方向外側を引き回されるので、室内熱交換器で生じた凝縮水がハーネスに付着するのを防止できる。その結果、ハーネスに付着した凝縮水がハーネスを伝わって冷媒ガス検出センサに達し、冷媒ガス検出センサが故障することが防止される。
第5の発明では、冷媒ガスをケース部材の内部に取り込むための開口が下向きなので、開口が下向きでない場合に比べて、ドレンパンから溢れて室内機の底に滞留した冷媒ガスを検出しやすい。また、開口が下向きなので、空調空間から吸い込んだプロパンや殺虫剤などの少量の異ガスを冷媒ガスと誤検出するのを防止できる。
本発明の実施の形態にかかる空気調和機の冷媒回路を示す回路図である。 図1に示す室内機の斜視図である。 室内機の正面図である。 図3に示すIV-IV線断面図である。 図3に示すV-V線断面図である。 室内機から前面グリル及び前面パネルを取り外したときの斜視図である。 室内機から前面グリル及び前面パネルを取り外したときの正面図である。 (a)は、図6に示すドレンパンの平面図であり、(b)は、正面図であり、(c)は、右側面図である。 室内機の制御ブロックを示す図である。 (a)は、図5に示す冷媒ガス検出センサから下ハウジングを取り外したときの斜視図であり、(b)は、冷媒ガス検出センサの断面図である。 (a)は、冷媒ガス検出センサが配置される部分を正面から見た拡大図であり、(b)は、(a)から連絡配管の図示を省略した図であり、(c)は、(b)から冷媒ガス検出センサを取り外したときの図である。 (a)は、冷媒ガス検出センサが、センサ取付部に取り付けられた状態を示す断面図であり、(b)は、冷媒ガス検出センサの取り外しを説明する図である。 検出素子とケース開口との位置関係を説明するための図であり、(a)は、ケース開口が検出素子よりも下方において水平に配置される場合、(b)は、ケース開口が所定方向に傾斜している場合、(c)は、ケース開口が所定方向と反対方向に傾斜している場合を示す。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る空気調和機の実施の形態について説明する。
[空気調和機の全体構成]
図1に示すように、本実施形態の空気調和機は、圧縮機1と、圧縮機1の吐出側が一端に接続された四路切換弁2と、四路切換弁2の他端に一端が接続された室外熱交換器3と、室外熱交換器3の他端に一端が接続された電動膨張弁4と、電動膨張弁4の他端に閉鎖弁12、連絡配管L1を介して一端が接続された室内熱交換器5と、室内熱交換器5の他端に閉鎖弁13、連絡配管L2、四路切換弁2を介して一端が接続され、他端が圧縮機1の吸入側に接続されたアキュムレータ6とを備えている。上記の圧縮機1、四路切換弁2、室外熱交換器3、電動膨張弁4、室内熱交換器5およびアキュムレータ6で冷媒回路が構成されている。
また、この空気調和機は、室外熱交換器3の近傍に配置された室外ファン7と、室内熱交換器5の近傍に配置された室内ファン8とを備えている。上記の圧縮機1、四路切換弁2、室外熱交換器3、電動膨張弁4、アキュムレータ6、及び室外ファン7は、室外機10に配置され、室内熱交換器5、及び室内ファン8は、室内機20に配置されている。
この空気調和機では、暖房運転時、四路切換弁2を実線の切換え位置に切り換えて、圧縮機1を起動すると、圧縮機1から吐出された高圧冷媒が四路切換弁2を通って室内熱交換器5に入る。そして、室内熱交換器5で凝縮した冷媒は、電動膨張弁4で減圧された後に室外熱交換器3に入る。室外熱交換器3で蒸発した冷媒が四路切換弁2およびアキュムレータ6を介して圧縮機1の吸入側に戻る。こうして、圧縮機1、室内熱交換器5、電動膨張弁4、室外熱交換器3およびアキュムレータ6で構成された冷媒回路を冷媒が循環して、冷凍サイクルを実行する。そして、室内ファン8により室内熱交換器5を介して室内空気を循環させることにより室内を暖房する。
これに対して、冷房運転時(除湿運転時を含む)は、四路切換弁2を点線の切換え位置に切り換えて、圧縮機1を起動すると、圧縮機1から吐出された高圧冷媒が四路切換弁2を通って室外熱交換器3に入る。そして、室外熱交換器3で凝縮した冷媒は、電動膨張弁4で減圧された後に室内熱交換器5に入る。室内熱交換器5で蒸発した冷媒が四路切換弁2およびアキュムレータ6を介して圧縮機1の吸入側に戻る。こうして、圧縮機1、室外熱交換器3、電動膨張弁4、室内熱交換器5およびアキュムレータ6の順に冷媒が循環する冷凍サイクルを実行する。そして、室内ファン8により室内熱交換器5を介して室内空気を循環させることにより室内を冷房する。
この空気調和機では、可燃性冷媒が使用される。本発明において「可燃性冷媒」とは、可燃性冷媒のほか微燃性冷媒を含む。この空気調和機では、微燃性冷媒であるR32が用いられるが、例えばR290が用いられてもよい。また、この空気調和機では、空気よりも比重が大きい冷媒が使用される。
[室内機]
図2−図4に示すように、室内機20は、床置き型の室内機であって、室内の壁面に後面側が取り付けられる略長方形状の底フレーム21と、底フレーム21の前面側に取り付けられ、前面に略長方形状の開口部22cを有する前面グリル22と、前面グリル22の開口部22cを覆うように取り付けられた前面パネル23とを備えている。この底フレーム21、前面グリル22、及び前面パネル23により、ケーシング20aが形成されている。
前面グリル22の上部には、上側吹出口22aが設けられ、前面グリル22の下部には、下側吹出口22bが設けられている。上側吹出口22aに連通する上側吹き出し通路P1には、上下方向について上側吹出口22aから吹き出される空気流の風向を変更する上下フラップ24が設けられている。上下フラップ24には、フラップモータ24a(図9参照)が接続されている。上下フラップ24は、フラップモータ24aの駆動により、水平方向に沿った回転軸の周りを回動可能である。この上下フラップ24は、冷房運転および暖房運転時には、上側吹出口22aから冷風または温風が前方かつ斜め上方に吹き出される位置まで回動して、その位置で停止する。また、運転停止時は、図2に示すように、上側吹出口22aを閉じる。
一方、下側吹出口22bに連通する下側吹き出し通路P2内には、下側吹出口22bを開閉するシャッター30と、左右方向について下側吹出口22bから吹き出される空気流の風向を変更する左右フラップ31が配置されている。シャッター30には、シャッターモータ30bが接続されている。シャッター30は、シャッターモータ30bの駆動により、図4に示すように、水平方向に沿った軸30aを中心に回動する。このシャッター30は、一点鎖線で示すAの位置で停止して、下側吹出口22bを開き、一点鎖線で示すBの位置で停止して、下側吹出口22bを閉じる。なお、左右フラップ31は、手動でフラップの向きが調整されるものである。
また、上記前面パネル23の上側には、上側吸込口23aが設けられ、前面パネル23の下側には、下側吸込口23bが設けられ、さらに前面パネル23の左右の側面には、側方吸込口23c(図2では右側のみを示す)が設けられている。
図4に示すように、底フレーム21の略中央には、ファンモータ26が固定されている。このファンモータ26の軸が接続された室内ファン8が、軸が前後方向になるように底フレーム21に配置されている。室内ファン8は、前面側から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外側に吹き出すターボファンである。また、底フレーム21は、室内ファン8の前面側に形成されたベルマウス27を有している。そして、ベルマウス27の前面側に室内熱交換器5が配置され、その室内熱交換器5の前面側に前面グリル22が取り付けられる。また、その前面グリル22のさらに前面側に前面パネル23が取り付けられる。前面グリル22の開口部22cには、フィルタ25が取り付けられている。
この空気調和機では、運転が開始されると、ファンモータ26が駆動して、室内ファン8が回転する。そして、室内ファン8の回転によって、上側吸込口23a、下側吸込口23b、及び側方吸込口23cから室内機20の内部に室内空気が吸い込まれて、室内機20の内部に吸い込まれた室内空気は、室内熱交換器5で熱交換された後、上側吹出口22aおよび下側吹出口22bからが室内に吹き出される。なお、シャッター30が、下側吹出口22bを閉じている場合には、室内機20の内部に吸い込まれた室内空気は、上側吹出口22aのみから吹き出される。
図5−図7に示すように、室内熱交換器5の下方には、室内熱交換器5で生じた空気中からの凝縮水を受け取って排水するためのドレンパン28が配置されている。このドレンパン28の周囲は、断熱材40で覆われている。また、室内熱交換器5の右外側(長手方向外側)、かつ上方には、電装品箱50が配置されている。電装品箱50の下方には、センサ取付部70(図11(c)参照)が配置されており、センサ取付部70には、冷媒ガス検出センサ9が着脱可能に取り付けられている。この冷媒ガス検出センサ9は、室内熱交換器5及びドレンパン28の右外側(長手方向外側)に配置される。図5に示すように、電装品箱50は、冷媒ガス検出センサ9から延びたハーネス68が接続されるハーネス接続部52を有している。ハーネス68は、図5に示すように、室内熱交換器5の長手方向(左右方向)について、室内熱交換器5から延在し且つ連絡配管L1、L2に接続される冷媒配管5a、5bよりも、室内熱交換器5の外側を引き回される。詳しくは、冷媒配管5a、5bの外周を覆う断熱材H(図11(a)参照)よりも、室内熱交換器5の外側を引き回される。
(ドレンパン)
ドレンパン28は、図8(a)に示すように、底部41と、底部41の全周囲から上方に延在した周壁部42とを有している。このドレンパン28は、長手方向について、右端28R近傍(冷媒ガス検出センサ側の端部)に、凝縮水を排水するための排出孔43を有している。排出孔43には、排出ホース44が接続されている。この排出ホース44は、連絡配管L1、L2とともに、室外まで延在する。図8(b)に示すように、ドレンパン28の底部41は、左端28Lから右端28Rに向かうにつれて(長手方向について、冷媒ガス検出センサに近づくにつれて)、下方に傾斜している。したがって、室内熱交換器5からドレンパン28に落下した凝縮水は、ドレンパン28の左端28L側から右端28R側に向かって流れて、排出孔43から排出される。なお、図8(b)では、図の理解を容易とするために、実際よりもドレンパン28の底部41の傾斜を大きく図示している。また、図8(c)に示すように、ドレンパン28の周壁部42のうち、冷媒ガス検出センサ9側には、切欠き45が形成されている。切欠き45は、詳しくは、ドレンパン28の右端28R側の側面(周壁部42の右側面)に形成される。なお、「冷媒ガス検出センサ側の周壁部」とは、室内熱交換器5の長手方向中央(左右方向中央)よりも冷媒ガス検出センサ9側の周壁部42のことを指す。したがって、切欠きは、必ずしも周壁部42の右側面に形成される必要はなく、冷媒ガス検出センサ9側の周壁部42であればどこに形成されていてもよい。
この空気調和機では、万一、室内熱交換器5内の冷媒配管が破損するなどして、冷媒ガスが漏洩した場合、空気より比重の大きい冷媒ガスは下方に流れて、ドレンパン28に達する。ドレンパン28に達した冷媒ガスは、ドレンパン28の傾斜に沿って左端28L側から右端28R側に向かって流れるため、ドレンパン28に達した冷媒ガスは、長手方向について冷媒ガス検出センサ9側において、ドレンパン28から溢れやすく、特に、周壁部42に形成された切欠き45から溢れやすい。溢れた冷媒ガスは、室内機20の底に滞留し、室内機20から外部に漏洩する。
(電装品箱)
電装品箱50には、制御部51が収納されており、空気調和機の冷暖房運転等に必要な各構成部品の制御を行う。この制御部51は、図9に示すように、ファンモータ26、冷媒ガス検出センサ9、フラップモータ24a、シャッターモータ30bを接続しており、室内ファン8、上下フラップ24、シャッター30の制御を行ったり、冷媒ガス検出センサ9で検出された冷媒ガスの検出結果に基づいて、冷媒漏れの有無を判断したりする。
(冷媒ガス検出センサ)
冷媒ガス検出センサ9は、漏洩した冷媒ガスを検出するセンサであり、図5に示すように、ドレンパン28と同じ高さ又はドレンパン28より下方に配置されている。また、この冷媒ガス検出センサ9は、ドレンパン28の右外側(長手方向外側)かつドレンパン28及び室内熱交換器5よりも奥(後方)に配置されている。
この冷媒ガス検出センサ9は、図10(a)、(b)に示すように、冷媒ガスを検出する検出素子61と、検出素子61の周囲に配置される筒状(例えば円筒状)のケース部材62と、検出素子61及びケース部材62が下面に固定されるプリント基板63と、プリント基板63の周囲を覆うハウジング64とを有している。
ケース部材62は、その下端に、漏洩した冷媒ガスをケース部材62の内部に取り込むためのケース開口(開口)62aを有している。ケース開口62aには、例えば網目状のフィルタが取り付けられている。図10(b)に示すように、ケース開口62aは、水平面に沿って形成されており、ケース開口62aの全域が、検出素子61よりも下方にある。また、ケース部材62の上端は、プリント基板63で塞がれており、冷媒ガスが、ケース開口62a以外からケース部材62の内部に取り込まれないようになっている。また、ハウジング64は、プリント基板63の周囲かつ上方を覆う第1ハウジング65と、プリント基板63の周囲かつ下方、及びケース部材62を覆う第2ハウジング66とを有している。第2ハウジング66の底面には、複数のスリット66aが形成されている。この冷媒ガス検出センサ9では、冷媒ガスが、スリット66a以外からハウジング64の内部に取り込まれないようになっている。また、第1ハウジング65には、後述するネジ(固定部材)Sが通過する孔部67が形成されている。
ここで、「冷媒ガス検出センサが、ドレンパンと同じ高さに配置される」とは、図11(b)に示すように、冷媒ガス検出センサ9のケース開口62aが、ドレンパン28の右端28Rの上端28Raと下端28Rbの間にあることを意味する。また、「冷媒ガス検出センサが、ドレンパンより下方に配置される」とは、冷媒ガス検出センサ9のケース開口62aが、ドレンパン28の右端28Rの下端28Rbよりも下方にあることを意味する。また、「冷媒ガス検出センサが、ドレンパンの長手方向外側に配置される」とは、冷媒ガス検出センサ9のケース開口62aが、ドレンパン28の長手方向外側に配置されることを意味する。
図11及び図12に示すように、センサ取付部70は、冷媒ガス検出センサ9を取り付けるためのネジ孔(センサ固定部)71と、冷媒ガス検出センサ9の後端部を収容する収容部72とを有する。図12(a)に示すように、冷媒ガス検出センサ9がセンサ取付部70に取り付けられた状態においては、冷媒ガス検出センサ9の後端部が、収容部72に収容されるとともに、冷媒ガス検出センサ9の孔部67にネジ(固定部材)Sが通過した状態で、ネジ(固定部材)Sがネジ孔(センサ固定部)71に螺合されている。
この冷媒ガス検出センサ9では、冷媒ガス検出センサ9がセンサ取付部70から取り外される際には、まず、ネジ(固定部材)Sがネジ孔(センサ固定部)71から前方向(固定部材が抜かれる方向(図12(a)参照))に抜かれたあと、冷媒ガス検出センサ9が、センサ取付部70に対して、前方向(冷媒ガス検出センサの取り外し方向(図12(a)参照))に所定距離(所定のスライド範囲)スライドされることによって取り外される。
この室内機20では、図5−図7及び図11(a)に示すように、冷媒ガス検出センサ9の取り外し方向に配置された前面グリル22及び前面パネル23(ケーシング20a)が開いた状態(取り外された状態)において、冷媒ガス検出センサ9の取り外し方向に、冷媒ガス検出センサ9の取り外しを規制する連絡配管(規制部材)L1、L2が配置されている。したがって、サービスマンやユーザ等が、前面グリル22及び前面パネル23(ケーシング20a)を取り外して、室内機20をメンテナンスする場合、誤って冷媒ガス検出センサ9を取り外そうとしても、連絡配管L1、L2が邪魔になって、冷媒ガス検出センサ9を容易に取り外すことができないようになっている。
この連絡配管L1、L2は、室内熱交換器5から延びた冷媒配管5a、5bに接続される連絡配管(冷媒配管)であって、室内機20の下方に引き回された後で、室内機20の後方に引き回されて、室外機10側に延在している。2本の連絡配管L1、L2は、例えば1つの断熱材Hによって、覆われている。このように、2本の連絡配管L1、L2は、断熱材Hに覆われているので、連絡配管L1、L2が剥き出しの場合に比べて、手やドライバーで、冷媒ガス検出センサ9やネジSに触れにくいので、より冷媒ガス検出センサ9を取り外しにくくなっている。なお、2本の連絡配管は、それぞれ別の断熱材で覆われていてもよく、その場合でも、同様の効果が得られる。
また、図5に示すように、冷媒配管5a、5bに接続される連絡配管L1、L2の接続部L1a、L2aは、冷媒ガス検出センサ9よりも上方に配置される。サービスマンやユーザ等は、冷媒回路を流れる冷媒を抜いて、連絡配管L1、L2を冷媒配管5a、5bから取り外したあとでなければ、冷媒ガス検出センサ9を取り外すことができないようにされている。
ここで、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」とは、固定部材を介して冷媒ガス検出センサがセンサ固定部に固定されるものにおいては、固定部材が抜かれる方向を意味する。したがって、センサ固定部に固定された固定部材が抜かれると、冷媒ガス検出センサが下方に落下するものであっても、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」は、固定部材が抜かれる方向となる。また、冷媒ガス検出センサの取り外し方向に冷媒ガス検出センサがスライドするものにおいては、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」は、そのスライド方向を意味する。また、本実施形態のように、固定部材を介して冷媒ガス検出センサがセンサ固定部に固定され、かつ、冷媒ガス検出センサの取り外し方向に冷媒ガス検出センサがスライドするものにおいては、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」は、固定部材が抜かれる方向、および、冷媒ガス検出センサのスライド方向となる。ただし、本実施形態では、固定部材が抜かれる方向、および、冷媒ガス検出センサのスライド方向は、いずれも前方向であるため、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」は、前方向である。なお、例えば、固定部材が抜かれる方向と冷媒ガス検出センサのスライド方向とが異なる場合には、その2つの方向が、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」である。
また、「規制部材」は、冷媒ガス検出センサの取り外しを規制するものであるため、冷媒ガス検出センサの取り外しを規制する位置に配置される必要がある。本実施形態では、規制部材である連絡配管L1、L2は、図11(a)に示すように、冷媒ガス検出センサ9がセンサ取付部70に取り付けられた状態において、正面視で冷媒ガス検出センサ9と重なる位置であって、かつ、冷媒ガス検出センサ9のスライド範囲内(図12(b)参照)に配置されている。また、連絡配管L1、L2は、ネジSがネジ孔71に螺合された状態において、ドライバーでネジSを抜くのを妨害する位置、すなわち、正面視においてネジSに重なる位置またはその近傍であって、かつ、ネジSと連絡配管L1、L2との距離がドライバーの長さの範囲内となるように配置されている。
[本実施形態の空気調和機の室内機の特徴]
本実施形態の空気調和機の室内機20には、以下の特徴がある。この室内機20では、冷媒ガス検出センサ9が、ドレンパン28と同じ高さ又はドレンパン28より下方に配置されるので、ドレンパン28から溢れた冷媒ガスを検出できる。また、冷媒ガス検出センサ9が、ドレンパン28の長手方向外側かつ奥行方向についてドレンパン28と異なる位置に配置されるので、ドレンパン28からの凝縮水が冷媒ガス検出センサ9にかかるのを防止できる。したがって、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパン28からの凝縮水がかかることによって冷媒ガス検出センサ9が故障するのを防止できる。
また、本実施形態の空気調和機の室内機20では、室内熱交換器5等から漏れてドレンパン28に達した冷媒ガスが、ドレンパン28の底部41の傾斜に沿って、冷媒ガス検出センサ9側に向かって流れるので、最初に冷媒ガスが達した位置がどこであっても、冷媒ガス検出センサ9で冷媒漏れを検出できる。そのため、冷媒ガス検出センサ9を複数設けなくて済む。
また、本実施形態の空気調和機の室内機20では、冷媒ガス検出センサ9側に形成された切欠き45から、冷媒ガスが溢れやすくなるので、冷媒ガス漏れをより検出しやすい。
また、本実施形態の空気調和機の室内機20では、冷媒ガス検出センサ9と電装品箱50とを接続するハーネス68が、室内熱交換器5から延びた冷媒配管5a、5bよりも、室内熱交換器5の長手方向外側を引き回されるので、室内熱交換器5で生じた凝縮水がハーネス68に付着するのを防止できる。その結果、ハーネス68に付着した凝縮水がハーネス68を伝わって冷媒ガス検出センサ9に達し、冷媒ガス検出センサ9が故障することが防止される。
また、本実施形態の空気調和機の室内機20では、冷媒ガスをケース部材62の内部に取り込むためのケース開口(開口)62aが下向きなので、ケース開口(開口)62aが下向きでない場合に比べて、ドレンパン28から溢れて室内機20の底に滞留した冷媒ガスを検出しやすい。また、ケース開口(開口)62aが下向きなので、空調空間から吸い込んだプロパンや殺虫剤などの少量の異ガスを冷媒ガスと誤検出するのを防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態では、冷媒ガス検出センサ9がドレンパン28よりも奥(後方)に配置される場合について説明したが、冷媒ガス検出センサは、奥行方向についてドレンパンと異なる位置であればどこでもよく、例えばドレンパンよりも前に配置されてもよい。また、例えば室内熱交換器が前側熱交換器と後側熱交換器とに分かれた逆V字状の断面形状を有しており、前側熱交換器の下方に配置されるドレンパンと、後側熱交換器の下方に配置されるドレンパンの2つのドレンパンを有している場合、冷媒ガス検出センサ9が、奥行方向について、2つのドレンパンの間に配置されてもよい。
また、上述の実施形態では、冷媒ガス検出センサ9が、ドレンパン28と同じ高さに配置される場合について説明したが、冷媒ガス検出センサは、ドレンパンよりも下方に配置されてもよい。
また、上述の実施形態では、ドレンパン28の底部41が、長手方向について、冷媒ガス検出センサ9に近づくにつれて下方に傾斜している場合について説明したが、ドレンパンの底部は水平であってもよい。
また、上述の実施形態では、長手方向について、冷媒ガス検出センサ9側の周壁部42に、切欠き45が形成される場合について説明したが、切欠き45がなくてもよい。
また、上述の実施形態では、ハーネス68が、室内熱交換器5から延びた冷媒配管5a、5bよりも、室内熱交換器5の長手方向外側を引き回される場合について説明したが、冷媒配管5a、5bよりも、室内熱交換器5の長手方向外側を引き回されていなくてもよい。
また、上述の実施形態では、冷媒ガスを内部に取り込むためのケース開口(開口)62aが、検出素子61よりも下方において水平に配置される場合、すなわち、ケース開口62aが、図13(a)に示すように、鉛直下向きである場合について説明したが、図13(b)、(c)に示すように、ケース開口62aの全域が検出素子61よりも下方にあれば、ケース開口62aが斜め下方を向いていてもよい。
また、上述の実施形態では、冷媒ガスを内部に取り込むためのケース開口(開口)62aが、検出素子61よりも下方にある場合について説明したが、ケース開口62aは、検出素子61と同じ高さ又は検出素子61よりも上方にあってもよい。
また、上述の実施形態では、検出素子61の周囲に配置され且つプリント基板63に固定されるケース部材62を備え、ケース部材62が、冷媒ガスを内部に取り込むための開口を有する場合について説明したが、冷媒ガスを内部に取り込むための開口は、どのように構成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、電装品箱50のハーネス接続部52が、室内熱交換器5の横に配置されるが、電装品箱のハーネス接続部が、冷媒ガス検出センサとともに室内熱交換器の長手方向外側かつ奥に配置されてもよい。それにより、電装品箱と冷媒ガス検出センサとを接続するハーネスが、室内熱交換器よりも奥を引き回されるので、室内熱交換器で生じた凝縮水がハーネスに付着するのを防止できる。その結果、ハーネスに付着した凝縮水がハーネスを伝わって冷媒ガス検出センサに達し、冷媒ガス検出センサが故障することが防止される。
また、上述の実施形態では、室内機が床置き型の室内機である場合を説明したが、室内機は床置き型以外の室内機であってよいし、壁掛けの室内機であってよい。
本発明を利用すれば、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパンからの凝縮水がかかることによって冷媒ガス検出センサが故障するのを防止できる。
5 室内熱交換器
5a、5b 冷媒配管
9 冷媒ガス検出センサ
20 室内機
20a ケーシング
28 ドレンパン
41 底部
42 周壁部
43 排出孔
45 切欠き
50 電装品箱
61 検出素子
62 ケース部材
62a ケース開口(開口)
68 ハーネス
本発明は、可燃性冷媒が使用される空気調和機の室内機に関する。
従来から、可燃性冷媒が使用される空気調和機において、空気調和機の室内機に冷媒ガ
ス検出センサが取り付けられたものが知られている。
特開2012−13348号公報
冷媒ガス検出センサは、一般的に室内機に収容される電装品箱にハーネスを介して接続
されるが、電装品箱は、室内機内の上方に配置されることが一般的であるため、電装品箱
に接続される冷媒ガス検出センサも、室内機内の上方に配置されることが考えられる。し
かしながら、冷媒ガスの比重は空気よりも大きいので、室内熱交換器等から漏れた冷媒ガ
スは、室内熱交換器の下方に配置されるドレンパンに達したあと、ドレンパンから溢れて
ドレンパンよりも下方に流れる。そのため、冷媒ガス検出センサがドレンパンより上方に
配置される場合には、冷媒ガス漏れを検出できないおそれがある。一方で、冷媒ガス検出
センサが、ドレンパンと同じ高さ又はドレンパンより下方に配置される場合には、ドレン
パンからの凝縮水(ドレンパンから溢れた凝縮水やドレンパンで跳ねた凝縮水など)が、
冷媒ガス検出センサにかかって、冷媒ガス検出センサが故障するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパンから
の凝縮水がかかることによって冷媒ガス検出センサが故障するのを防止できる空気調和機
の室内機を提供することである。
第1の発明にかかる空気調和機の室内機は、可燃性冷媒が使用される空気調和機の室内機であって、ケーシングと、前記ケーシングに収容された室内熱交換器と、前記室内熱交換器の下方に配置されたドレンパンと、前記ドレンパンの長手方向外側に配置された冷媒ガス検出センサとを備え、前記冷媒ガス検出センサは、前記ドレンパンと同じ高さ又は前記ドレンパンより下方、かつ、奥行方向について前記ドレンパンと異なる位置に配置されると共に、前記冷媒ガス検出センサは、冷媒ガス漏れを検出する検出素子と、前記検出素子の周囲に配置されるケース部材とを備え、前記ケース部材は、冷媒ガスを内部に取り込むための開口を有しており、前記開口が、前記検出素子よりも下方にあり、且つ、冷媒ガスが前記開口以外から前記ケース部材の内部に取り込まれないことを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、冷媒ガス検出センサが、ドレンパンと同じ高さ又はドレ
ンパンより下方に配置されるので、ドレンパンから溢れた冷媒ガスを検出できる。また、
冷媒ガス検出センサが、ドレンパンの長手方向外側かつ奥行方向についてドレンパンと異
なる位置に配置されるので、ドレンパンからの凝縮水が冷媒ガス検出センサにかかるのを
防止できる。したがって、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパンからの
凝縮水がかかることによって冷媒ガス検出センサが故障するのを防止できる。
この空気調和機の室内機では、冷媒ガスをケース部材の内部に取り込むための開口が下
向きなので、開口が下向きでない場合に比べて、ドレンパンから溢れて室内機の底に滞留
した冷媒ガスを検出しやすい。また、開口が下向きなので、空調空間から吸い込んだプロ
パンや殺虫剤などの少量の異ガスを冷媒ガスと誤検出するのを防止できる。
第2の発明にかかる空気調和機の室内機は、第1の発明にかかる空気調和機の室内機に
おいて、前記ドレンパンは、長手方向について、前記冷媒ガス検出センサ側の端部に排出
孔を有しており、前記ドレンパンの底部は、長手方向について、前記冷媒ガス検出センサ
に近づくにつれて下方に傾斜していることを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、室内熱交換器等から漏れてドレンパンに達した冷媒ガス
が、ドレンパンの底部の傾斜に沿って、冷媒ガス検出センサ側に向かって流れるので、最
初に冷媒ガスが達した位置がどこであっても、冷媒ガス検出センサで冷媒漏れを検出でき
る。そのため、冷媒ガス検出センサを複数設けなくて済む。
第3の発明にかかる空気調和機の室内機は、第1または第2の発明にかかる空気調和機
の室内機において、前記ドレンパンは、底部の周囲から上方に延在した周壁部を有してお
り、長手方向について、前記冷媒ガス検出センサ側の前記周壁部に、切欠きが形成される
ことを特徴とする。
この空気調和機の室内機では、冷媒ガス検出センサ側に形成された切欠きから、冷媒ガ
スが溢れやすくなるので、冷媒ガス漏れをより検出しやすい。
第4の発明にかかる空気調和機の室内機は、第1−第3のいずれかの発明にかかる空気
調和機の室内機において、前記ケーシングに収容され、前記冷媒ガス検出センサから延び
たハーネスが接続される電装品箱を有しており、前記ハーネスは、前記室内熱交換器から
延びた冷媒配管よりも、前記室内熱交換器の長手方向外側を引き回されることを特徴とす
る。
この空気調和機の室内機では、冷媒ガス検出センサと電装品箱とを接続するハーネスが
、室内熱交換器から延びた冷媒配管よりも、室内熱交換器の長手方向外側を引き回される
ので、室内熱交換器で生じた凝縮水がハーネスに付着するのを防止できる。その結果、ハ
ーネスに付着した凝縮水がハーネスを伝わって冷媒ガス検出センサに達し、冷媒ガス検出
センサが故障することが防止される。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、冷媒ガス検出センサが、ドレンパンと同じ高さ又はドレンパンより下
方に配置されるので、ドレンパンから溢れた冷媒ガスを検出できる。また、冷媒ガス検出
センサが、ドレンパンの長手方向外側かつ奥行方向についてドレンパンと異なる位置に配
置されるので、ドレンパンからの凝縮水が冷媒ガス検出センサにかかるのを防止できる。
したがって、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパンからの凝縮水がかか
ることによって冷媒ガス検出センサが故障するのを防止できる。
第1の発明では、冷媒ガスをケース部材の内部に取り込むための開口が下向きなので、
開口が下向きでない場合に比べて、ドレンパンから溢れて室内機の底に滞留した冷媒ガス
を検出しやすい。また、開口が下向きなので、空調空間から吸い込んだプロパンや殺虫剤
などの少量の異ガスを冷媒ガスと誤検出するのを防止できる。
第2の発明では、室内熱交換器等から漏れてドレンパンに達した冷媒ガスが、ドレンパ
ンの底部の傾斜に沿って、冷媒ガス検出センサ側に向かって流れるので、最初に冷媒ガス
が達した位置がどこであっても、冷媒ガス検出センサで冷媒漏れを検出できる。そのため
、冷媒ガス検出センサを複数設けなくて済む。
第3の発明では、冷媒ガス検出センサ側に形成された切欠きから、冷媒ガスが溢れやす
くなるので、冷媒ガス漏れをより検出しやすい。
第4の発明では、冷媒ガス検出センサと電装品箱とを接続するハーネスが、室内熱交換
器から延びた冷媒配管よりも、室内熱交換器の長手方向外側を引き回されるので、室内熱
交換器で生じた凝縮水がハーネスに付着するのを防止できる。その結果、ハーネスに付着
した凝縮水がハーネスを伝わって冷媒ガス検出センサに達し、冷媒ガス検出センサが故障
することが防止される。
本発明の実施の形態にかかる空気調和機の冷媒回路を示す回路図である。 図1に示す室内機の斜視図である。 室内機の正面図である。 図3に示すIV-IV線断面図である。 図3に示すV-V線断面図である。 室内機から前面グリル及び前面パネルを取り外したときの斜視図である。 室内機から前面グリル及び前面パネルを取り外したときの正面図である。 (a)は、図6に示すドレンパンの平面図であり、(b)は、正面図であり、(c)は、右側面図である。 室内機の制御ブロックを示す図である。 (a)は、図5に示す冷媒ガス検出センサから下ハウジングを取り外したときの斜視図であり、(b)は、冷媒ガス検出センサの断面図である。 (a)は、冷媒ガス検出センサが配置される部分を正面から見た拡大図であり、(b)は、(a)から連絡配管の図示を省略した図であり、(c)は、(b)から冷媒ガス検出センサを取り外したときの図である。 (a)は、冷媒ガス検出センサが、センサ取付部に取り付けられた状態を示す断面図であり、(b)は、冷媒ガス検出センサの取り外しを説明する図である。 検出素子とケース開口との位置関係を説明するための図であり、(a)は、ケース開口が検出素子よりも下方において水平に配置される場合、(b)は、ケース開口が所定方向に傾斜している場合、(c)は、ケース開口が所定方向と反対方向に傾斜している場合を示す。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る空気調和機の実施の形態について説明する。
[空気調和機の全体構成]
図1に示すように、本実施形態の空気調和機は、圧縮機1と、圧縮機1の吐出側が一端
に接続された四路切換弁2と、四路切換弁2の他端に一端が接続された室外熱交換器3と
、室外熱交換器3の他端に一端が接続された電動膨張弁4と、電動膨張弁4の他端に閉鎖
弁12、連絡配管L1を介して一端が接続された室内熱交換器5と、室内熱交換器5の他
端に閉鎖弁13、連絡配管L2、四路切換弁2を介して一端が接続され、他端が圧縮機1
の吸入側に接続されたアキュムレータ6とを備えている。上記の圧縮機1、四路切換弁2
、室外熱交換器3、電動膨張弁4、室内熱交換器5およびアキュムレータ6で冷媒回路が
構成されている。
また、この空気調和機は、室外熱交換器3の近傍に配置された室外ファン7と、室内熱
交換器5の近傍に配置された室内ファン8とを備えている。上記の圧縮機1、四路切換弁
2、室外熱交換器3、電動膨張弁4、アキュムレータ6、及び室外ファン7は、室外機1
0に配置され、室内熱交換器5、及び室内ファン8は、室内機20に配置されている。
この空気調和機では、暖房運転時、四路切換弁2を実線の切換え位置に切り換えて、圧
縮機1を起動すると、圧縮機1から吐出された高圧冷媒が四路切換弁2を通って室内熱交
換器5に入る。そして、室内熱交換器5で凝縮した冷媒は、電動膨張弁4で減圧された後
に室外熱交換器3に入る。室外熱交換器3で蒸発した冷媒が四路切換弁2およびアキュム
レータ6を介して圧縮機1の吸入側に戻る。こうして、圧縮機1、室内熱交換器5、電動
膨張弁4、室外熱交換器3およびアキュムレータ6で構成された冷媒回路を冷媒が循環し
て、冷凍サイクルを実行する。そして、室内ファン8により室内熱交換器5を介して室内
空気を循環させることにより室内を暖房する。
これに対して、冷房運転時(除湿運転時を含む)は、四路切換弁2を点線の切換え位置
に切り換えて、圧縮機1を起動すると、圧縮機1から吐出された高圧冷媒が四路切換弁2
を通って室外熱交換器3に入る。そして、室外熱交換器3で凝縮した冷媒は、電動膨張弁
4で減圧された後に室内熱交換器5に入る。室内熱交換器5で蒸発した冷媒が四路切換弁
2およびアキュムレータ6を介して圧縮機1の吸入側に戻る。こうして、圧縮機1、室外
熱交換器3、電動膨張弁4、室内熱交換器5およびアキュムレータ6の順に冷媒が循環す
る冷凍サイクルを実行する。そして、室内ファン8により室内熱交換器5を介して室内空
気を循環させることにより室内を冷房する。
この空気調和機では、可燃性冷媒が使用される。本発明において「可燃性冷媒」とは、
可燃性冷媒のほか微燃性冷媒を含む。この空気調和機では、微燃性冷媒であるR32が用
いられるが、例えばR290が用いられてもよい。また、この空気調和機では、空気より
も比重が大きい冷媒が使用される。
[室内機]
図2−図4に示すように、室内機20は、床置き型の室内機であって、室内の壁面に後
面側が取り付けられる略長方形状の底フレーム21と、底フレーム21の前面側に取り付
けられ、前面に略長方形状の開口部22cを有する前面グリル22と、前面グリル22の
開口部22cを覆うように取り付けられた前面パネル23とを備えている。この底フレー
ム21、前面グリル22、及び前面パネル23により、ケーシング20aが形成されてい
る。
前面グリル22の上部には、上側吹出口22aが設けられ、前面グリル22の下部には
、下側吹出口22bが設けられている。上側吹出口22aに連通する上側吹き出し通路P
1には、上下方向について上側吹出口22aから吹き出される空気流の風向を変更する上
下フラップ24が設けられている。上下フラップ24には、フラップモータ24a(図9
参照)が接続されている。上下フラップ24は、フラップモータ24aの駆動により、水
平方向に沿った回転軸の周りを回動可能である。この上下フラップ24は、冷房運転およ
び暖房運転時には、上側吹出口22aから冷風または温風が前方かつ斜め上方に吹き出さ
れる位置まで回動して、その位置で停止する。また、運転停止時は、図2に示すように、
上側吹出口22aを閉じる。
一方、下側吹出口22bに連通する下側吹き出し通路P2内には、下側吹出口22bを
開閉するシャッター30と、左右方向について下側吹出口22bから吹き出される空気流
の風向を変更する左右フラップ31が配置されている。シャッター30には、シャッター
モータ30bが接続されている。シャッター30は、シャッターモータ30bの駆動によ
り、図4に示すように、水平方向に沿った軸30aを中心に回動する。このシャッター3
0は、一点鎖線で示すAの位置で停止して、下側吹出口22bを開き、一点鎖線で示すB
の位置で停止して、下側吹出口22bを閉じる。なお、左右フラップ31は、手動でフラ
ップの向きが調整されるものである。
また、上記前面パネル23の上側には、上側吸込口23aが設けられ、前面パネル23
の下側には、下側吸込口23bが設けられ、さらに前面パネル23の左右の側面には、側
方吸込口23c(図2では右側のみを示す)が設けられている。
図4に示すように、底フレーム21の略中央には、ファンモータ26が固定されている
。このファンモータ26の軸が接続された室内ファン8が、軸が前後方向になるように底
フレーム21に配置されている。室内ファン8は、前面側から吸い込んだ空気を軸に対し
て半径方向外側に吹き出すターボファンである。また、底フレーム21は、室内ファン8
の前面側に形成されたベルマウス27を有している。そして、ベルマウス27の前面側に
室内熱交換器5が配置され、その室内熱交換器5の前面側に前面グリル22が取り付けら
れる。また、その前面グリル22のさらに前面側に前面パネル23が取り付けられる。前
面グリル22の開口部22cには、フィルタ25が取り付けられている。
この空気調和機では、運転が開始されると、ファンモータ26が駆動して、室内ファン
8が回転する。そして、室内ファン8の回転によって、上側吸込口23a、下側吸込口2
3b、及び側方吸込口23cから室内機20の内部に室内空気が吸い込まれて、室内機2
0の内部に吸い込まれた室内空気は、室内熱交換器5で熱交換された後、上側吹出口22
aおよび下側吹出口22bからが室内に吹き出される。なお、シャッター30が、下側吹
出口22bを閉じている場合には、室内機20の内部に吸い込まれた室内空気は、上側吹
出口22aのみから吹き出される。
図5−図7に示すように、室内熱交換器5の下方には、室内熱交換器5で生じた空気中
からの凝縮水を受け取って排水するためのドレンパン28が配置されている。このドレン
パン28の周囲は、断熱材40で覆われている。また、室内熱交換器5の右外側(長手方
向外側)、かつ上方には、電装品箱50が配置されている。電装品箱50の下方には、セ
ンサ取付部70(図11(c)参照)が配置されており、センサ取付部70には、冷媒ガ
ス検出センサ9が着脱可能に取り付けられている。この冷媒ガス検出センサ9は、室内熱
交換器5及びドレンパン28の右外側(長手方向外側)に配置される。図5に示すように
、電装品箱50は、冷媒ガス検出センサ9から延びたハーネス68が接続されるハーネス
接続部52を有している。ハーネス68は、図5に示すように、室内熱交換器5の長手方
向(左右方向)について、室内熱交換器5から延在し且つ連絡配管L1、L2に接続され
る冷媒配管5a、5bよりも、室内熱交換器5の外側を引き回される。詳しくは、冷媒配
管5a、5bの外周を覆う断熱材H(図11(a)参照)よりも、室内熱交換器5の外側
を引き回される。
(ドレンパン)
ドレンパン28は、図8(a)に示すように、底部41と、底部41の全周囲から上方
に延在した周壁部42とを有している。このドレンパン28は、長手方向について、右端
28R近傍(冷媒ガス検出センサ側の端部)に、凝縮水を排水するための排出孔43を有
している。排出孔43には、排出ホース44が接続されている。この排出ホース44は、
連絡配管L1、L2とともに、室外まで延在する。図8(b)に示すように、ドレンパン
28の底部41は、左端28Lから右端28Rに向かうにつれて(長手方向について、冷
媒ガス検出センサに近づくにつれて)、下方に傾斜している。したがって、室内熱交換器
5からドレンパン28に落下した凝縮水は、ドレンパン28の左端28L側から右端28
R側に向かって流れて、排出孔43から排出される。なお、図8(b)では、図の理解を
容易とするために、実際よりもドレンパン28の底部41の傾斜を大きく図示している。
また、図8(c)に示すように、ドレンパン28の周壁部42のうち、冷媒ガス検出セン
サ9側には、切欠き45が形成されている。切欠き45は、詳しくは、ドレンパン28の
右端28R側の側面(周壁部42の右側面)に形成される。なお、「冷媒ガス検出センサ
側の周壁部」とは、室内熱交換器5の長手方向中央(左右方向中央)よりも冷媒ガス検出
センサ9側の周壁部42のことを指す。したがって、切欠きは、必ずしも周壁部42の右
側面に形成される必要はなく、冷媒ガス検出センサ9側の周壁部42であればどこに形成
されていてもよい。
この空気調和機では、万一、室内熱交換器5内の冷媒配管が破損するなどして、冷媒ガ
スが漏洩した場合、空気より比重の大きい冷媒ガスは下方に流れて、ドレンパン28に達
する。ドレンパン28に達した冷媒ガスは、ドレンパン28の傾斜に沿って左端28L側
から右端28R側に向かって流れるため、ドレンパン28に達した冷媒ガスは、長手方向
について冷媒ガス検出センサ9側において、ドレンパン28から溢れやすく、特に、周壁
部42に形成された切欠き45から溢れやすい。溢れた冷媒ガスは、室内機20の底に滞
留し、室内機20から外部に漏洩する。
(電装品箱)
電装品箱50には、制御部51が収納されており、空気調和機の冷暖房運転等に必要な
各構成部品の制御を行う。この制御部51は、図9に示すように、ファンモータ26、冷
媒ガス検出センサ9、フラップモータ24a、シャッターモータ30bを接続しており、
室内ファン8、上下フラップ24、シャッター30の制御を行ったり、冷媒ガス検出セン
サ9で検出された冷媒ガスの検出結果に基づいて、冷媒漏れの有無を判断したりする。
(冷媒ガス検出センサ)
冷媒ガス検出センサ9は、漏洩した冷媒ガスを検出するセンサであり、図5に示すよう
に、ドレンパン28と同じ高さ又はドレンパン28より下方に配置されている。また、こ
の冷媒ガス検出センサ9は、ドレンパン28の右外側(長手方向外側)かつドレンパン2
8及び室内熱交換器5よりも奥(後方)に配置されている。
この冷媒ガス検出センサ9は、図10(a)、(b)に示すように、冷媒ガスを検出す
る検出素子61と、検出素子61の周囲に配置される筒状(例えば円筒状)のケース部材
62と、検出素子61及びケース部材62が下面に固定されるプリント基板63と、プリ
ント基板63の周囲を覆うハウジング64とを有している。
ケース部材62は、その下端に、漏洩した冷媒ガスをケース部材62の内部に取り込む
ためのケース開口(開口)62aを有している。ケース開口62aには、例えば網目状の
フィルタが取り付けられている。図10(b)に示すように、ケース開口62aは、水平
面に沿って形成されており、ケース開口62aの全域が、検出素子61よりも下方にある
。また、ケース部材62の上端は、プリント基板63で塞がれており、冷媒ガスが、ケー
ス開口62a以外からケース部材62の内部に取り込まれないようになっている。また、
ハウジング64は、プリント基板63の周囲かつ上方を覆う第1ハウジング65と、プリ
ント基板63の周囲かつ下方、及びケース部材62を覆う第2ハウジング66とを有して
いる。第2ハウジング66の底面には、複数のスリット66aが形成されている。この冷
媒ガス検出センサ9では、冷媒ガスが、スリット66a以外からハウジング64の内部に
取り込まれないようになっている。また、第1ハウジング65には、後述するネジ(固定
部材)Sが通過する孔部67が形成されている。
ここで、「冷媒ガス検出センサが、ドレンパンと同じ高さに配置される」とは、図11
(b)に示すように、冷媒ガス検出センサ9のケース開口62aが、ドレンパン28の右
端28Rの上端28Raと下端28Rbの間にあることを意味する。また、「冷媒ガス検
出センサが、ドレンパンより下方に配置される」とは、冷媒ガス検出センサ9のケース開
口62aが、ドレンパン28の右端28Rの下端28Rbよりも下方にあることを意味す
る。また、「冷媒ガス検出センサが、ドレンパンの長手方向外側に配置される」とは、冷
媒ガス検出センサ9のケース開口62aが、ドレンパン28の長手方向外側に配置される
ことを意味する。
図11及び図12に示すように、センサ取付部70は、冷媒ガス検出センサ9を取り付
けるためのネジ孔(センサ固定部)71と、冷媒ガス検出センサ9の後端部を収容する収
容部72とを有する。図12(a)に示すように、冷媒ガス検出センサ9がセンサ取付部
70に取り付けられた状態においては、冷媒ガス検出センサ9の後端部が、収容部72に
収容されるとともに、冷媒ガス検出センサ9の孔部67にネジ(固定部材)Sが通過した
状態で、ネジ(固定部材)Sがネジ孔(センサ固定部)71に螺合されている。
この冷媒ガス検出センサ9では、冷媒ガス検出センサ9がセンサ取付部70から取り外
される際には、まず、ネジ(固定部材)Sがネジ孔(センサ固定部)71から前方向(固
定部材が抜かれる方向(図12(a)参照))に抜かれたあと、冷媒ガス検出センサ9が
、センサ取付部70に対して、前方向(冷媒ガス検出センサの取り外し方向(図12(a
)参照))に所定距離(所定のスライド範囲)スライドされることによって取り外される
この室内機20では、図5−図7及び図11(a)に示すように、冷媒ガス検出センサ
9の取り外し方向に配置された前面グリル22及び前面パネル23(ケーシング20a)
が開いた状態(取り外された状態)において、冷媒ガス検出センサ9の取り外し方向に、
冷媒ガス検出センサ9の取り外しを規制する連絡配管(規制部材)L1、L2が配置され
ている。したがって、サービスマンやユーザ等が、前面グリル22及び前面パネル23(
ケーシング20a)を取り外して、室内機20をメンテナンスする場合、誤って冷媒ガス
検出センサ9を取り外そうとしても、連絡配管L1、L2が邪魔になって、冷媒ガス検出
センサ9を容易に取り外すことができないようになっている。
この連絡配管L1、L2は、室内熱交換器5から延びた冷媒配管5a、5bに接続され
る連絡配管(冷媒配管)であって、室内機20の下方に引き回された後で、室内機20の
後方に引き回されて、室外機10側に延在している。2本の連絡配管L1、L2は、例え
ば1つの断熱材Hによって、覆われている。このように、2本の連絡配管L1、L2は、
断熱材Hに覆われているので、連絡配管L1、L2が剥き出しの場合に比べて、手やドラ
イバーで、冷媒ガス検出センサ9やネジSに触れにくいので、より冷媒ガス検出センサ9
を取り外しにくくなっている。なお、2本の連絡配管は、それぞれ別の断熱材で覆われて
いてもよく、その場合でも、同様の効果が得られる。
また、図5に示すように、冷媒配管5a、5bに接続される連絡配管L1、L2の接続
部L1a、L2aは、冷媒ガス検出センサ9よりも上方に配置される。サービスマンやユ
ーザ等は、冷媒回路を流れる冷媒を抜いて、連絡配管L1、L2を冷媒配管5a、5bか
ら取り外したあとでなければ、冷媒ガス検出センサ9を取り外すことができないようにさ
れている。
ここで、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」とは、固定部材を介して冷媒ガス検出
センサがセンサ固定部に固定されるものにおいては、固定部材が抜かれる方向を意味する
。したがって、センサ固定部に固定された固定部材が抜かれると、冷媒ガス検出センサが
下方に落下するものであっても、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」は、固定部材が
抜かれる方向となる。また、冷媒ガス検出センサの取り外し方向に冷媒ガス検出センサが
スライドするものにおいては、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」は、そのスライド
方向を意味する。また、本実施形態のように、固定部材を介して冷媒ガス検出センサがセ
ンサ固定部に固定され、かつ、冷媒ガス検出センサの取り外し方向に冷媒ガス検出センサ
がスライドするものにおいては、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」は、固定部材が
抜かれる方向、および、冷媒ガス検出センサのスライド方向となる。ただし、本実施形態
では、固定部材が抜かれる方向、および、冷媒ガス検出センサのスライド方向は、いずれ
も前方向であるため、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」は、前方向である。なお、
例えば、固定部材が抜かれる方向と冷媒ガス検出センサのスライド方向とが異なる場合に
は、その2つの方向が、「冷媒ガス検出センサの取り外し方向」である。
また、「規制部材」は、冷媒ガス検出センサの取り外しを規制するものであるため、冷
媒ガス検出センサの取り外しを規制する位置に配置される必要がある。本実施形態では、
規制部材である連絡配管L1、L2は、図11(a)に示すように、冷媒ガス検出センサ
9がセンサ取付部70に取り付けられた状態において、正面視で冷媒ガス検出センサ9と
重なる位置であって、かつ、冷媒ガス検出センサ9のスライド範囲内(図12(b)参照
)に配置されている。また、連絡配管L1、L2は、ネジSがネジ孔71に螺合された状
態において、ドライバーでネジSを抜くのを妨害する位置、すなわち、正面視においてネ
ジSに重なる位置またはその近傍であって、かつ、ネジSと連絡配管L1、L2との距離
がドライバーの長さの範囲内となるように配置されている。
[本実施形態の空気調和機の室内機の特徴]
本実施形態の空気調和機の室内機20には、以下の特徴がある。この室内機20では、
冷媒ガス検出センサ9が、ドレンパン28と同じ高さ又はドレンパン28より下方に配置
されるので、ドレンパン28から溢れた冷媒ガスを検出できる。また、冷媒ガス検出セン
サ9が、ドレンパン28の長手方向外側かつ奥行方向についてドレンパン28と異なる位
置に配置されるので、ドレンパン28からの凝縮水が冷媒ガス検出センサ9にかかるのを
防止できる。したがって、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパン28か
らの凝縮水がかかることによって冷媒ガス検出センサ9が故障するのを防止できる。
また、本実施形態の空気調和機の室内機20では、室内熱交換器5等から漏れてドレン
パン28に達した冷媒ガスが、ドレンパン28の底部41の傾斜に沿って、冷媒ガス検出
センサ9側に向かって流れるので、最初に冷媒ガスが達した位置がどこであっても、冷媒
ガス検出センサ9で冷媒漏れを検出できる。そのため、冷媒ガス検出センサ9を複数設け
なくて済む。
また、本実施形態の空気調和機の室内機20では、冷媒ガス検出センサ9側に形成され
た切欠き45から、冷媒ガスが溢れやすくなるので、冷媒ガス漏れをより検出しやすい。
また、本実施形態の空気調和機の室内機20では、冷媒ガス検出センサ9と電装品箱5
0とを接続するハーネス68が、室内熱交換器5から延びた冷媒配管5a、5bよりも、
室内熱交換器5の長手方向外側を引き回されるので、室内熱交換器5で生じた凝縮水がハ
ーネス68に付着するのを防止できる。その結果、ハーネス68に付着した凝縮水がハー
ネス68を伝わって冷媒ガス検出センサ9に達し、冷媒ガス検出センサ9が故障すること
が防止される。
また、本実施形態の空気調和機の室内機20では、冷媒ガスをケース部材62の内部に
取り込むためのケース開口(開口)62aが下向きなので、ケース開口(開口)62aが
下向きでない場合に比べて、ドレンパン28から溢れて室内機20の底に滞留した冷媒ガ
スを検出しやすい。また、ケース開口(開口)62aが下向きなので、空調空間から吸い
込んだプロパンや殺虫剤などの少量の異ガスを冷媒ガスと誤検出するのを防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これら
の実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した
実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の
意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態では、冷媒ガス検出センサ9がドレンパン28よりも奥(後方)に配置
される場合について説明したが、冷媒ガス検出センサは、奥行方向についてドレンパンと
異なる位置であればどこでもよく、例えばドレンパンよりも前に配置されてもよい。また
、例えば室内熱交換器が前側熱交換器と後側熱交換器とに分かれた逆V字状の断面形状を
有しており、前側熱交換器の下方に配置されるドレンパンと、後側熱交換器の下方に配置
されるドレンパンの2つのドレンパンを有している場合、冷媒ガス検出センサ9が、奥行
方向について、2つのドレンパンの間に配置されてもよい。
また、上述の実施形態では、冷媒ガス検出センサ9が、ドレンパン28と同じ高さに配
置される場合について説明したが、冷媒ガス検出センサは、ドレンパンよりも下方に配置
されてもよい。
また、上述の実施形態では、ドレンパン28の底部41が、長手方向について、冷媒ガ
ス検出センサ9に近づくにつれて下方に傾斜している場合について説明したが、ドレンパ
ンの底部は水平であってもよい。
また、上述の実施形態では、長手方向について、冷媒ガス検出センサ9側の周壁部42
に、切欠き45が形成される場合について説明したが、切欠き45がなくてもよい。
また、上述の実施形態では、ハーネス68が、室内熱交換器5から延びた冷媒配管5a
、5bよりも、室内熱交換器5の長手方向外側を引き回される場合について説明したが、
冷媒配管5a、5bよりも、室内熱交換器5の長手方向外側を引き回されていなくてもよ
い。
また、上述の実施形態では、冷媒ガスを内部に取り込むためのケース開口(開口)62
aが、検出素子61よりも下方において水平に配置される場合、すなわち、ケース開口6
2aが、図13(a)に示すように、鉛直下向きである場合について説明したが、図13
(b)、(c)に示すように、ケース開口62aの全域が検出素子61よりも下方にあれ
ば、ケース開口62aが斜め下方を向いていてもよい。
また、上述の実施形態では、冷媒ガスを内部に取り込むためのケース開口(開口)62
aが、検出素子61よりも下方にある場合について説明したが、ケース開口62aは、検
出素子61と同じ高さ又は検出素子61よりも上方にあってもよい。
また、上述の実施形態では、検出素子61の周囲に配置され且つプリント基板63に固
定されるケース部材62を備え、ケース部材62が、冷媒ガスを内部に取り込むための開
口を有する場合について説明したが、冷媒ガスを内部に取り込むための開口は、どのよう
に構成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、電装品箱50のハーネス接続部52が、室内熱交換器5の
横に配置されるが、電装品箱のハーネス接続部が、冷媒ガス検出センサとともに室内熱交
換器の長手方向外側かつ奥に配置されてもよい。それにより、電装品箱と冷媒ガス検出セ
ンサとを接続するハーネスが、室内熱交換器よりも奥を引き回されるので、室内熱交換器
で生じた凝縮水がハーネスに付着するのを防止できる。その結果、ハーネスに付着した凝
縮水がハーネスを伝わって冷媒ガス検出センサに達し、冷媒ガス検出センサが故障するこ
とが防止される。
また、上述の実施形態では、室内機が床置き型の室内機である場合を説明したが、室内
機は床置き型以外の室内機であってよいし、壁掛けの室内機であってよい。
本発明を利用すれば、冷媒ガス漏れの検出精度を向上しつつ、かつドレンパンからの凝
縮水がかかることによって冷媒ガス検出センサが故障するのを防止できる。
5 室内熱交換器
5a、5b 冷媒配管
9 冷媒ガス検出センサ
20 室内機
20a ケーシング
28 ドレンパン
41 底部
42 周壁部
43 排出孔
45 切欠き
50 電装品箱
61 検出素子
62 ケース部材
62a ケース開口(開口)
68 ハーネス

Claims (5)

  1. 可燃性冷媒が使用される空気調和機の室内機であって、
    ケーシングと、
    前記ケーシングに収容された室内熱交換器と、
    前記室内熱交換器の下方に配置されたドレンパンと、
    前記ドレンパンの長手方向外側に配置された冷媒ガス検出センサとを備え、
    前記冷媒ガス検出センサは、
    前記ドレンパンと同じ高さ又は前記ドレンパンより下方、かつ、奥行方向について前記ドレンパンと異なる位置に配置されることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記ドレンパンは、
    長手方向について、前記冷媒ガス検出センサ側の端部に排出孔を有しており、
    前記ドレンパンの底部は、
    長手方向について、前記冷媒ガス検出センサに近づくにつれて下方に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記ドレンパンは、
    底部の周囲から上方に延在した周壁部を有しており、
    長手方向について、前記冷媒ガス検出センサ側の前記周壁部に、切欠きが形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記ケーシングに収容され、前記冷媒ガス検出センサから延びたハーネスが接続される電装品箱を有しており、
    前記ハーネスは、
    前記室内熱交換器から延びた冷媒配管よりも、前記室内熱交換器の長手方向外側を引き回されることを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記冷媒ガス検出センサは、
    冷媒ガス漏れを検出する検出素子と、
    前記検出素子の周囲に配置されるケース部材とを備え、
    前記ケース部材は、冷媒ガスを内部に取り込むための開口を有しており、
    前記開口が、前記検出素子よりも下方にあることを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
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