JP2016089725A - ターボ機械 - Google Patents

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聡 梅村
真貴夫 大下
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真貴夫 大下
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Tomohiro Yamamichi
智裕 山道
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Abstract

【課題】簡易な構成で第2軸受の放熱性を向上させることができるターボ機械を提供すること。
【解決手段】ターボ機械10は、シャフトMaにおけるインペラ17に近い部位を支持する第1軸受20と、第1軸受20よりもインペラ17から遠い部位を支持する第2軸受30と、を備える。ターボ機械10は、第2軸受30を収納した状態でハウジング11に組み付けられた第2軸受ケース31を備える。第2軸受ケース31は、第2軸受30の第2外輪33が内部に圧入された第2筒部31aと、第2筒部31aの外周面から外方へ突出した形状の第2フランジ31bと、を有する。第2軸受ケース31は、第2フランジ31bに、第1軸受20側から第2軸受30側に向けた反力が作用する状態で、ボルト32によってハウジング11に組み付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャフトを支持する第1軸受と第2軸受とを備えるターボ機械に関する。
この種のターボ機械としては、例えば、特許文献1が挙げられる。図4に示すように、特許文献1に開示のターボ機械80において、ケーシング81の内部には、インペラ82を収容するインペラ収容空間K1や、モータ83を収容するモータ収容空間K2が設けられている。モータ83によって回転するシャフト84は、シャフト84のインペラ82寄りを支持するインペラ側軸受(第1軸受)85と、シャフト84の地面寄りを支持する地面側軸受(第2軸受)86とによって支持されている。インペラ側軸受85の外輪は、インペラ側軸受支持部87に固定されて支持されている。また、地面側軸受86の外輪は、ケーシング81の嵌合孔81aに嵌合された地面側軸受支持部88に摺動可能に支持されている。
また、地面側軸受支持部88の内部には、底面と地面側軸受86との間に介装される予圧バネ89が配置されている。予圧バネ89は、地面側軸受支持部88の内部において摺動可能な地面側軸受86を支持部材91を介して下方から支え、地面側軸受86とシャフト84を介してインペラ側軸受85に予圧を与える。
特開2011−52550号公報
ところが、特許文献1のターボ機械80において、予圧バネ89によってインペラ側軸受85に予圧を与えるため、地面側軸受86の外輪は地面側軸受支持部88に対し摺動可能である。このため、地面側軸受86の外輪と地面側軸受支持部88との間には隙間が存在し、地面側軸受86の転動体が転動して発生した熱が外部に伝わりにくく、地面側軸受86の放熱性が低い。また、予圧バネ89によってインペラ側軸受85に予圧を与えるためには、予圧バネ89を支持部材91を介してインペラ側軸受85の外輪に当接させており、部品点数が増えて構造が複雑化してしまっている。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、簡易な構成で第2軸受の放熱性を向上させることができるターボ機械を提供することにある。
上記問題点を解決するためのターボ機械は、ハウジングと、前記ハウジングに収容されたモータと、前記モータによって回転するシャフトと、前記シャフトに固定されたインペラと、前記シャフトの軸方向に沿う部位のうち前記インペラに近い部位を支持する第1軸受と、前記シャフトの軸方向に沿う部位のうち前記第1軸受よりも前記インペラから遠い部位を支持する第2軸受と、を備えるターボ機械であって、前記第2軸受を収納した状態で前記ハウジングに組み付けられた軸受ケースを備え、前記軸受ケースは、前記第2軸受の外輪が内部に圧入された筒部と、前記筒部の外周面から外方へ突出した形状のフランジと、を有し、前記軸受ケースは、前記フランジに、前記第1軸受側から前記第2軸受側に向けた反力が作用する状態で、固定部材によって前記ハウジングに組み付けられていることを要旨とする。
これによれば、第2軸受の外輪は、軸受ケースの筒部に圧入されている。このため、例えば、筒部に対し、外輪が、シャフト軸方向へ摺動可能に組み付けられている場合と比べると、外輪の外周面と筒部の内周面との接触面積が増加し、外輪から筒部への伝熱性が高まる。また、フランジがハウジングに組み付けられることにより、フランジは、ハウジングと熱的に結合されている。このため、第2軸受で発生した熱を、筒部及びフランジを介してハウジングに伝え、さらに、ハウジングから外気へ放出することができる。よって、軸受ケースに外輪を圧入し、その軸受ケースをハウジングに組み付けることで、第2軸受の放熱性を高めることができる。
また、外輪が圧入された軸受ケースは、ハウジングへの組み付けにより、シャフト軸方向への移動が規制されている。この軸受ケースにおいて、フランジに対し、第1軸受側から第2軸受側へ向けた反力が作用するように固定部材をハウジングに固定している。このため、固定部材によるフランジの固定により、筒部には、第2軸受側から第1軸受側に向けた付勢力が発生している。よって、筒部に圧入された外輪には、第2軸受側から第1軸受側に向けた荷重が加わっている。その結果、第2軸受の転動体及び内輪を介してシャフトにも荷重が加わり、このシャフトを介して第1軸受にも荷重を加えることができる。すなわち、第1軸受に予圧を与えることができる。よって、第2軸受に荷重を加えるために、第2軸受の外輪に対し、ワッシャ等を介して予圧バネを当接させる必要が無く、予圧バネを無くした簡易な構成とすることができる。
また、ターボ機械について、前記フランジは板状であり、前記フランジを前記ハウジングに固定する前は、前記フランジと前記ハウジングの対向面同士の間にクリアランスが存在する。
これによれば、クリアランスの大きさを調整することで、フランジに作用する反力を調整でき、筒部に発生させる付勢力を調整することができる。よって、クリアランスの大きさを調整することで、筒部に圧入された外輪に加わる荷重をコントロールすることができる。
本発明によれば、簡易な構成で第2軸受の放熱性を向上させることができる。
実施形態のターボ機械を示す断面図。 軸受ケース及びカバーを固定する前の第2軸受付近を示す拡大断面図。 軸受ケース及びカバーを固定した後の第2軸受付近を示す拡大断面図。 背景技術を示す図。
以下、ターボ機械を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、ターボ機械10は、アルミニウム製及び筒状のモータハウジング11aを備える。モータハウジング11aの軸方向一端には、アルミニウム製及び円環状の第1シールプレート12が固定され、モータハウジング11aの軸方向他端には、アルミニウム製及び円環状の第2シールプレート13が固定されている。ハウジング11は、モータハウジング11aと、第1シールプレート12と、第2シールプレート13とで囲まれたモータ収容空間Sを備える。モータ収容空間SにはモータMが収容されている。モータ収容空間Sは、第1シールプレート12と第2シールプレート13によってシールされている。
モータMによって回転するシャフトMaにおいて、第1シールプレート12からの突出端部にはインペラ17が固定されている。第1シールプレート12にはコンプレッサハウジング18が取り付けられている。コンプレッサハウジング18には、気体を吸入するための吸気口18aが設けられている。コンプレッサハウジング18と第1シールプレート12との間には、インペラ17を中心として渦巻状に形成されたスクロール流路18bが形成されている。そして、吸気口18aからコンプレッサハウジング18に吸入された気体は、スクロール流路18bを通過して図示しないエンジンに供給される。
また、第2シールプレート13には、後述の第2軸受ケース31を覆うカバー19が取り付けられている。よって、本実施形態では、ターボ機械10のハウジング11は、モータハウジング11aと、第1シールプレート12と、第2シールプレート13と、コンプレッサハウジング18と、カバー19とから構成されている。
モータハウジング11aは、第1シールプレート12に臨む端部に軸受支持部14を備える。軸受支持部14には、モータ収容空間Sに連通する開口部14aが形成されている。また、モータハウジング11aは、軸受支持部14における第1シールプレート12に臨む端部に収容凹部14bを備える。収容凹部14bは、開口部14aを円形状に取り囲む。さらに、モータハウジング11aは、軸受支持部14における収容凹部14bの内底面に雌ねじ部14cを複数備える。
モータハウジング11aの軸受支持部14には、第1軸受ケース21を介して第1軸受20が支持されている。また、第2シールプレート13には、第2軸受ケース31を介して第2軸受30が支持されている。そして、モータMのシャフトMaの軸方向に沿う部位のうち、インペラ17に近い部位が第1軸受20によって回転可能に支持されている。また、シャフトMaの軸方向に沿う部位のうち、第1軸受20よりもインペラ17から離れた部位は第2軸受30によって回転可能に支持されている。
第1軸受20は、第1軸受ケース21の内部に収納されている。第1軸受ケース21は、軸受支持部14に固定されている。また、第1軸受ケース21は鉄製である。第1軸受ケース21は、円筒状の第1筒部22と、この第1筒部22の軸方向両端部のうち第1シールプレート12に近い端部に一体の第1フランジ23とを有する。第1フランジ23は、第1筒部22の径方向に沿って外に広がる円環状の板状である。さらに、第1軸受ケース21は、第1筒部22の軸方向両端部のうち第1シールプレート12に近い端部に一体の係合部24を有する。係合部24は、第1筒部22の径方向に沿って内に広がる円環状の板状である。第1筒部22は、軸受支持部14の開口部14aに挿入されている。そして、第1軸受ケース21の第1筒部22には、シャフトMaが挿通されている。
第1フランジ23は複数の挿通孔23bを有する。そして、第1軸受ケース21は、軸受支持部14の開口部14aに第1筒部22が挿入されているとともに、第1フランジ23が収容凹部14bに収容されている。また、第1フランジ23の各挿通孔23bに挿通されたボルト29が、軸受支持部14の雌ねじ部14cに螺合され、第1軸受ケース21が軸受支持部14に固定されている。
第1軸受ケース21に挿通されたシャフトMaは、第1軸受20によって回転可能に支持されている。第1軸受20は、シャフトMaと一体回転するように、該シャフトMaに圧入された第1内輪25と、第1軸受ケース21に対し、軸方向への移動が規制された第1外輪26と、第1内輪25と第1外輪26の間に介在する第1転動体27とを有する。第1内輪25及び第1外輪26は鉄製である。
第1外輪26は、第1軸受ケース21の係合部24に軸方向の端面が係合しており、係合部24よりインペラ17側への移動が規制されている。また、第1外輪26は第1筒部22に圧入されている。第1外輪26の外周面は、全面に亘って第1筒部22の内周面に面接触している。加えて、第1外輪26の外周面は、第1筒部22の内周面と熱的に結合されている。
第2軸受30は、ハウジング11の第2シールプレート13に組み付けられた第2軸受ケース31の内部に収納されている。第2軸受ケース31は、円筒状の第2筒部31aと、この第2筒部31aの軸方向両端部のうち第2シールプレート13よりも外に突出した端部に一体の第2フランジ31bとを有する。第2筒部31aは、第2シールプレート13を貫通し、かつモータハウジング11aの軸方向他端部に挿入されている。そして、第2軸受ケース31の第2筒部31aには、シャフトMaが挿通されている。
第2フランジ31bは、第2筒部31aの径方向に沿って外に広がり、第2筒部31aを取り囲む板状である。第2フランジ31bは、周方向に沿って複数の挿通孔35を有する。そして、カバー19を貫通し、かつ第2フランジ31bの挿通孔35に挿通されたボルト32を、モータハウジング11aにおける第2シールプレート13側の端面に設けられた雌ねじ部37に螺合することによって、第2軸受ケース31はモータハウジング11aに固定されている。カバー19は、第2軸受ケース31の第2フランジ31b側の開口を閉塞している。
第2筒部31aに挿通されたシャフトMaは、第2軸受30によって回転可能に支持されている。第2軸受30は、シャフトMaと一体回転するように、該シャフトMaに圧入された第2内輪36と、第2筒部31aに対し、その軸方向への移動が規制された第2外輪33と、第2内輪36と第2外輪33の間に介在する第2転動体34とを有する。第2フランジ31bは、ボルト32による締結によって、カバー19側から第2シールプレート13に向けて凸になる状態で撓んでいる。
ここで、図2に、第2軸受ケース31を第2シールプレート13に固定する前の状態を示す。第2軸受ケース31の第2フランジ31bは、第2筒部31aの径方向に沿って延びる板状である。また、カバー19も、平板状である。
第2内輪36は、シャフトMaに圧入され、シャフトMaの軸方向への移動が規制されている。また、第2外輪33は、第2転動体34を介して第2内輪36に当接することで、第1軸受20に向けた移動が規制されている。このように第1軸受20に向けた移動の規制された第2外輪33に対し、第2軸受ケース31が圧入によって一体化されており、第2軸受ケース31は、第1軸受20に向けた移動が規制されている。
そして、ボルト32によって第2軸受ケース31を第2シールプレート13に固定する前において、第1軸受20と第2軸受30等に力をかけないで隙間無く組み合わせた状態では、第2フランジ31bは、第2シールプレート13から離間している。よって、ボルト32によって第2軸受ケース31を第2シールプレート13に固定する前において、第1軸受20と第2軸受30等に力をかけないで隙間無く組み合わせた状態では、第2フランジ31bと第2シールプレート13の対向面同士の間には、クリアランス40が存在している。そして、クリアランス40が存在した状態で、カバー19及び、第2フランジ31bの挿通孔35に挿通したボルト32を、第2シールプレート13の雌ねじ部37に螺合する。すると、ボルト32の雌ねじ部37への螺合によって、第2フランジ31bには、第2軸受30側から第1軸受20側へ向けた力が作用する。
このとき、第2軸受ケース31は、第1軸受20に向けた移動が規制されているため、ボルト32の螺合により、第2フランジ31bの第2筒部31a側が、図3に示すように、第2シールプレート13に向けて凸となる状態に撓む。このように第2フランジ31bを撓ませることにより、第2フランジ31bには、ボルト32による固定方向に対向する反力が発生する。この反力は、第1軸受20側から第2軸受30側に向かう力である。
すると、反力の発生した第2フランジ31bと一体の第2筒部31aには、第2軸受30側から第1軸受20側に向けた付勢力が発生する。よって、第2軸受ケース31の第2筒部31aに圧入された第2外輪33には、第2軸受30側から第1軸受20側に向けた荷重が加わる。その結果として、第2外輪33、第2転動体34、第2内輪36、及びシャフトMaを介して第1軸受20には予圧が与えられる。
次に、ターボ機械10の作用を記載する。
ターボ機械10では、モータMによってシャフトMaが回転する。シャフトMaは、第1軸受20及び第2軸受30によって支持されている。そして、第1軸受20では、第1転動体27の回転によって、第1内輪25及び第1外輪26には摩擦熱が発生する。第1内輪25で発生した熱は第1転動体27を介して第1外輪26に伝わり、第1転動体27で発生した熱は第1外輪26に伝わる。第1外輪26に伝わった熱は、第1軸受ケース21の第1筒部22及び第1フランジ23から第1シールプレート12に伝わる。そして、第1シールプレート12に伝わった熱は、外気に放出される。
また、第2軸受30では、第2転動体34の回転によって、第2内輪36及び第2外輪33には摩擦熱が発生する。第2内輪36で発生した熱は第2転動体34を介して第2外輪33に伝わり、第2転動体34で発生した熱は第2外輪33に伝わる。第2外輪33に伝わった熱は、第2軸受ケース31の第2筒部31aに伝わる。第2外輪33と第2筒部31aとは面接触しており、第2外輪33の熱は第2筒部31aに効率良く伝わる。
第2筒部31aに伝わった熱は、第2フランジ31bを介して第2シールプレート13及びカバー19に伝わり、外気へ放出される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第2軸受30の第2外輪33を第2軸受ケース31に圧入した。このため、第2外輪33の外周面と第2軸受ケース31の内周面との接触面積を、第2外輪33が第2軸受ケース31に対し摺動可能とした場合より広くできる。その結果として、第2軸受30から第2軸受ケース31への伝熱性を高めることができ、第2軸受30の放熱性を高めることができる。
(2)第2軸受30の第2外輪33を第2軸受ケース31に圧入した。そして、第2軸受ケース31の第2フランジ31bをボルト32で第2シールプレート13に固定する際、その固定方向に対向する反力を第2フランジ31bに作用させ、第2フランジ31bに弾性力を持たせた。このため、第2フランジ31bと一体の第2筒部31aには、第2軸受30側から第1軸受20側への付勢力を発生させ、第2軸受ケース31を介して第2外輪33に荷重を加え、シャフトMaを介して第1軸受20に予圧を与えることができる。
(3)第2軸受ケース31をボルト32で第2シールプレート13に固定した状態では、第2フランジ31bは、第2シールプレート13及びカバー19に面接触している。このため、第2外輪33から第2筒部31aに伝わった熱を、第2フランジ31bから第2シールプレート13及びカバー19に伝えることができる。よって、第2シールプレート13及びカバー19に伝わった熱を、外気に放出することができ、第2軸受30の放熱性を良好なものとすることができる。
(4)ボルト32によって第2フランジ31bを固定する前の状態では、第2フランジ31bと第2シールプレート13の対向面の間にはクリアランス40が存在している。そして、このクリアランス40が無くなるように、ボルト32の螺合によって第2フランジ31bを第2シールプレート13に押し付けることにより、第2フランジ31bを撓ませ、第2外輪33に荷重を加え、第1軸受20に予圧を与えることができる。よって、クリアランス40を調整することで、第2フランジ31bの撓み量を調整し、第1軸受20に与える予圧をコントロールすることができる。
(5)ボルト32を第2シールプレート13に螺合して第2軸受ケース31がハウジング11に組み付けられている。ボルト32の螺合量を調整することで、第2フランジ31bの撓み量を調整することができる。その結果として、第2軸受ケース31の付勢力、すなわち、第2外輪33に加える荷重を調整し、第1軸受20に与える予圧をコントロールすることができる。
(6)第2軸受ケース31の第2フランジ31bをボルト32で第2シールプレート13に固定することで、第2軸受ケース31、第2軸受30及びシャフトMaを介して、第1軸受20に予圧を与えることができる。よって、特許文献1のように、予圧バネを支持部材(ワッシャ等)を介して第2軸受30の第2外輪33に当接させて予圧を与える必要がなく、予圧バネ及び支持部材が不要になる。また、支持部材が軸受や軸受ケースに対し回転しないようにする構成も不要となり、予圧を与えるための構成を簡素化できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第2シールプレート13と第2フランジ31bの対向面間との間に、シムといった厚み調整部材を介装し、クリアランス40の大きさを適宜調整してもよい。
○ 第1軸受20の第1内輪25、第2軸受30の第2内輪36は、シャフトMaに対し、隙間嵌めであってもよいし、第1軸受20の第1外輪26は第1軸受ケース21の第1筒部22に対し、隙間嵌めであってもよい。
○ 固定部材としてのボルト32によって第2フランジ31bを第2シールプレート13に固定したが、固定部材はブラインドリベットや圧入ピン等に変更してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記第2軸受における前記外輪の外周面は、前記軸受ケースにおける前記筒部の内周面に面接触しているターボ機械。
(ロ)前記固定部材はボルトであり、前記固定部材は前記ハウジングに螺合されているターボ機械。
(ハ)前記フランジは前記筒部を取り囲む環状であるターボ機械。
M…モータ、Ma…シャフト、10…ターボ機械、11…ハウジング、17…インペラ、20…第1軸受、30…第2軸受、31…第2軸受ケース、31a…第2筒部、31b…第2フランジ、32…固定部材としてのボルト、33…第2外輪、40…クリアランス。

Claims (2)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに収容されたモータと、
    前記モータによって回転するシャフトと、
    前記シャフトに固定されたインペラと、
    前記シャフトの軸方向に沿う部位のうち前記インペラに近い部位を支持する第1軸受と、
    前記シャフトの軸方向に沿う部位のうち前記第1軸受よりも前記インペラから遠い部位を支持する第2軸受と、を備えるターボ機械であって、
    前記第2軸受を収納した状態で前記ハウジングに組み付けられた軸受ケースを備え、
    前記軸受ケースは、前記第2軸受の外輪が内部に圧入された筒部と、
    前記筒部の外周面から外方へ突出した形状のフランジと、を有し、
    前記軸受ケースは、前記フランジに、前記第1軸受側から前記第2軸受側に向けた反力が作用する状態で、固定部材によって前記ハウジングに組み付けられていることを特徴とするターボ機械。
  2. 前記フランジは板状であり、前記フランジを前記ハウジングに固定する前は、前記フランジと前記ハウジングの対向面同士の間にクリアランスが存在する請求項1に記載のターボ機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112443495A (zh) * 2019-08-28 2021-03-05 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 燃气增压器及燃气设备

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