JP2016089718A - サーモスタットの開閉制御装置 - Google Patents

サーモスタットの開閉制御装置 Download PDF

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友章 廣澤
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友章 廣澤
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Abstract

【課題】サーモスタットの第1領域と第2領域との圧力差の増大に起因するサーモスタットの開弁の遅れを抑制する。【解決手段】サーモスタットの開閉制御装置10は、入口圧力センサ28と出口圧力センサ29と入口温度センサ30とECU31とを備える。ECU31は、CPU33と記憶部34とを備える。記憶部34のROM35に記憶される通電開始温度マップ41は、通電開始温度と圧力差との所定の対応関係を示す。通電開始温度マップ41では、通電開始温度は、目標開弁温度よりも低い温度であって、圧力差が大きいときほど通電開始温度が低くなるように設定されている。CPU33の通電制御部38は、閉弁状態のときに圧力差に応じた通電開始温度T0を通電開始温度マップ41に基づいて決定し、冷却水の温度T1が通電開始温度T0以上である場合に、ヒータ13への通電を開始する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両のエンジン等の冷却水の流路を開閉するサーモスタットの開閉制御装置に関する。
特許文献1には、自動車のエンジンなどに採用されるサーモスタットが記載されている。サーモスタットは、エンジンの内部の冷却通路の出口側に配設される。エンジンの内部の冷却通路の入口側には、ウォーターポンプが接続される。サーモスタットには、ラジエータが介装されウォーターポンプに接続されるラジエータ通路、ラジエータをバイパスしウォーターポンプに接続されるバイパス通路などが接続される。サーモスタットは、内部にサーモエレメントの温度感知部を収容するハウジング部と、ラジエータ通路が接続されるラジエータ側接続部とを備える。ハウジング部には、エンジンの内部の冷却通路の出口側に接続されるエンジン側接続部が設けられている。温度感知部には、ラジエータ側接続部とハウジング部の内部とを連通或いは遮断する弁としての機能を奏することが可能な弁形状を有するスプリングシートが取り付けられている。スプリングシートは、コイルスプリングによって閉弁側に付勢されている。
冷却水温度が低い初期状態では、スプリングシートが閉弁され、ウォーターポンプにより給送される冷却水が、エンジン側接続部からサーモスタットのハウジング部内に導かれ、バイパス通路などを介してウォーターポンプに戻される。エンジンの熱を受けて冷却水温が上昇すると、スプリングシートがコイルスプリングの付勢力に抗して開弁し、ラジエータ側接続部とハウジング部の内部とが連通された状態となり、ウォーターポンプにより給送される冷却水が、エンジン側接続部からサーモスタットのハウジング部内に導かれ、ラジエータ側接続部延いてはラジエータ通路に流入する。
特開2010−121455号公報
特許文献1に記載のサーモスタットのスプリングシートは、ハウジング部の内部(第1領域)とラジエータ側接続部(第2領域)とを連通或いは遮断する。スプリングシートが閉弁された閉弁状態では、ウォーターポンプにより給送される冷却水は、エンジン側接続部から第1領域に流入し、その後、第2領域側のラジエータ通路へ流出することなく、バイパス通路などを介してウォーターポンプに戻される。ラジエータ通路は、サーモスタットの第2領域からラジエータへ延びて、ラジエータからウォーターポンプまで延びるので、閉弁状態でウォーターポンプによって循環する冷却水の圧力は、サーモスタットの第2領域の冷却水に伝わらない。このため、閉弁状態では、第1領域の冷却水の圧力と第2領域の冷却水の圧力との間に圧力差が生じ易く、例えば、エンジンの回転数の増加等によって第1領域の冷却水の圧力が上昇すると、第1領域の冷却水の圧力と第2領域の冷却水の圧力との間の圧力差(以下、単に第1領域と第2領域との圧力差という)も大きくなる。第1領域と第2領域との圧力差が大きくなると、スプリングシートが閉弁側へ押圧されて開弁し難くなる可能性があり、温度感知部に予め設定されている目標とする開弁温度に冷却水の温度が到達してもスプリングシートが開弁せずに、開弁が遅れてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、サーモスタットの第1領域と第2領域との圧力差の増大に起因するサーモスタットの開弁の遅れを抑制することが可能なサーモスタットの開閉制御装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、冷却水が流入する第1領域と、冷却水が流出する第2領域と、第1領域と第2領域とを連通する連通開口とを有するハウジングの第1領域に、ハウジングに対してスライド移動自在に支持されて内部にワックスを収容するワックスケースと、ワックスケースに固定されてワックスケースと連動する弁とが配置され、ワックスケース内に、通電時に発熱してワックスケース内のワックスを溶解するヒータが設けられ、ワックスケース内のワックスが凝固した状態では、弁が、スプリングによって付勢されて連通開口を第1領域側から閉塞することにより、第1領域に流入した冷却水の第2領域側への流出を規制し、ワックスケース内のワックスが溶解して膨張した状態では、弁が、スプリングの付勢力に抗して連通開口から離間して連通開口を開放することにより、第1領域に流入した冷却水の第2領域側への流出を許容するサーモスタットの開閉制御装置であって、第1圧力センサと第2圧力センサと温度センサと記憶手段とヒータ制御手段とを備える。第1圧力センサは、ハウジングの第1領域の冷却水の圧力を第1圧力として検知する。第2圧力センサは、ハウジングの第2領域の冷却水の圧力を第2圧力として検知する。温度センサは、ハウジングの第1領域の冷却水の温度を検知する。記憶手段は、第1領域の冷却水の圧力と第2領域の冷却水の圧力との圧力差と、ヒータへの通電開始温度との所定の対応関係を予め記憶する。ヒータ制御手段は、第1圧力センサが検知した第1圧力と第2圧力センサが検知した第2圧力との圧力差に応じたヒータへの通電開始温度を、記憶手段が記憶する所定の対応関係に基づいて決定し、決定した通電開始温度に温度センサが検知した冷却水の温度が達したときにヒータへの通電を開始する。
また、上記記憶手段に記憶される所定の対応関係は、第1領域の冷却水の圧力と第2領域の冷却水の圧力との圧力差が大きいほど、ヒータへの通電開始温度が低く設定されてもよい。
上記構成では、記憶手段が、第1領域の冷却水の圧力と第2領域の冷却水の圧力との圧力差(以下、単に圧力差という)と、サーモスタットのヒータへの通電開始温度との所定の対応関係を予め記憶する。所定の対応関係において、圧力差に応じた通電開始温度を、連通開口を開放(開弁)する際の目標とする冷却水の温度(以下、目標開弁温度と称する)よりも低く設定した場合には、第1領域の冷却水の圧力が高くなって第2領域との間に圧力差が生じ、圧力差によって弁が開弁方向(連通開口から離間する方向)へ移動し難くなっても、冷却水の温度が目標開弁温度に達する前にヒータへの通電が開始されるので、目標開弁温度に達した際には既に溶解しているワックスの膨張によって圧力差に対抗することができ、開弁の遅れを抑制することができる。例えば、第1領域にエンジンから流出した冷却水が流入する場合に、エンジンの回転数の増加等によって第1領域に流入する冷却水の圧力が高くなって第2領域との間に圧力差が生じても、開弁の遅れを抑制することができる。
また、所定の対応関係において、圧力差が大きくなるほどサーモスタットのヒータへの通電開始温度が低くなるように設定した場合には、圧力差が大きいときほど冷却水の温度が目標開弁温度に達した際に既に溶解しているワックスの量が多くなるので、ワックスの膨張による開弁方向への力を大きくすることができる。このため、第1領域の冷却水の圧力が高くなり、圧力差によって弁が開弁方向へ移動し難く(開弁し難く)なるほど、ワックスの膨張による開弁方向への力を大きくすることができるので、圧力差に応じて開弁の遅れを好適に抑制することができる。
本発明によれば、サーモスタットの第1領域と第2領域との圧力差の増大に起因する開弁の遅れを抑制することができる。
本実施形態に係るサーモスタットの開閉制御装置を備えた車両の模式的な構成図である。 本実施形態に係るサーモスタットの模式的な断面図である。 本実施形態に係るサーモスタットの開閉制御装置のブロック図である。 圧力差とエンジン回転数との対応関係を示す弁判定マップである。 圧力差と通電開始温度との対応関係を示す通電開始温度マップである。 図3のサーモスタットの開閉制御装置のヒータ制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図2中の矢印は、冷却水の流通方向を示す。
図1に示すように、本実施形態に係るサーモスタットの開閉制御装置10は、車両1のエンジン2等を冷却するための冷却水(以下、単に冷却水という)の温度を調節するサーモスタット5に適用される。車両1は、エンジン2と、冷却水を冷却するラジエータ3と、冷却水を循環させるウォーターポンプ4と、冷却水の温度を調節するサーモスタット5と、冷却水の循環流路6とを備える。
ラジエータ3は、高温化した冷却水が流入する流入口3aと、ラジエータ3に冷却された冷却水が流出する流出口3bとを有する。ラジエータ3の車両後方側には、エンジン2の動力によって回転する軸流ファン(図示省略)が配置される。ラジエータ3は、流入口3aから流出口3bへ流通する冷却水と、軸流ファンが発生させる冷却風との間で熱交換を行うことによって冷却水を冷却する。
ウォーターポンプ4は、エンジン2の冷却水流入口2aに隣接して設けられ、エンジン2の動力によって駆動されて冷却水を圧送して循環させる。
循環流路6は、ウォータージャケット6aとエンジン側流路6bとラジエータ流路6cとバイパス流路6dとによって構成される。
ウォータージャケット6aは、エンジン2のシリンダブロック(図示省略)に設けられる流路であって、エンジン2の冷却水流入口2aと冷却水流出口2bとの間で延びる。ウォーターポンプ4に圧送された冷却水は、ウォータージャケット6aを冷却水流入口2a側から冷却水流出口2b側へ流通してエンジン2を冷却する。
エンジン側流路6bは、エンジン2の冷却水流出口2bとサーモスタット5との間で延びる。エンジン2を冷却して冷却水流出口2bから流出した冷却水は、エンジン側流路6bをサーモスタット5側へ流通する。
ラジエータ流路6cは、サーモスタット5からラジエータ3を介してウォーターポンプ4へ延びる。すなわち、ラジエータ流路6cは、ラジエータ3よりも上流側の流路と、ラジエータ3の内部の流路と、ラジエータ3よりも下流側の流路とによって構成される。後述する目標開弁温度よりも高温の冷却水は、エンジン側流路6bからラジエータ流路6cへサーモスタット5を流通する。サーモスタット5からラジエータ流路6cへ流出した冷却水は、サーモスタット5からラジエータ3の流入口3aへラジエータ流路6cの上流側の流路を流通し、流入口3aからラジエータ3に流入する。ラジエータ3に流入した高温の冷却水は、ラジエータ3の内部の流路を流通し、冷却風との間で熱交換を行うことによって冷却されて、流出口3bから流出する。ラジエータ3に冷却されてラジエータ3の流出口3bから流出する冷却水は、ラジエータ3の流出口3bからウォーターポンプ4へラジエータ流路6cの下流側の流路を流通する。
バイパス流路6dは、サーモスタット5からラジエータ3をバイパスしてウォーターポンプ4へ延びる。後述する目標開弁温度よりも低温の冷却水は、エンジン側流路6bからバイパス流路6dへサーモスタット5を流通する。サーモスタット5からバイパス流路6dへ流出した冷却水は、バイパス流路6dをウォーターポンプ4側へ流通する。
図1及び図2に示すように、サーモスタット5は、エンジン2の冷却水流出口2b側に配置されるボトムバイパス式のサーモスタットであって、エンジン側流路6bとラジエータ流路6cとバイパス流路6dとの分岐点に設けられ、ハウジング11と、ワックスケース12と、ヒータ13と、メインバルブ(弁)14と、バイパスバルブ15と、2つのコイルスプリング16,17とを有する。
ハウジング11は、エンジン側流路6bとラジエータ流路6cとバイパス流路6dとの合流部分(分岐点)であって、エンジン側流路6b及びバイパス流路6dが接続される第1領域18と、ラジエータ流路6cが接続される第2領域19と、第1領域18と第2領域19とを所定方向(図2中の上下方向)に連通する連通開口20とを有する。連通開口20は、ハウジング11の第1領域18及び第2領域19の双方に跨って配置されて固定されるフレーム体21の内側に区画される。フレーム体21の第2領域19側には、ピン22が固定される。ピン22は、フレーム体21の第2領域19側に固定される基端から第1領域18側へ向かって上記所定方向に沿って延び、連通開口20を挿通する。
ワックスケース12は、ハウジング11の第1領域18に配置されて上記所定方向に沿って延び、その内部には、ワックスを充填するためのワックス収容空間23が区画され、ワックス収容空間23にワックス(図示省略)が充填される。ワックスケース12は、上記所定方向の一端(図2中の上端)にピン22が挿通可能な挿通孔を有し、該挿通孔にピン22を挿通させることにより、ピン22にスライド移動自在に支持される。すなわち、ワックスケース12は、ピン22及びフレーム体21を介してハウジング11に対して上記所定方向に沿ってスライド移動自在に支持される。ピン22の先端は、ワックスケース12のワックス収容空間23のワックス内に配置される。ワックス収容空間23のワックスには、ハウジング11の第1領域18に流入する冷却水の温度がワックスケース12から伝達される。ワックスの特性は、ハウジング11の第1領域18に流入する冷却水の温度が後述する目標開弁温度のときに溶解して膨張するように予め設定される。
ヒータ13は、ピン22の先端部に設けられ、外部電源(図示省略)に接続される。ヒータ13は、通電時に発熱してワックスケース12のワックス収容空間23のワックスを溶解する。
メインバルブ14は、ワックスケース12の上記所定方向の一端部(図2中の上端部)に固定されるドーナツ板状の弁体であって、ハウジング11の第1領域18に配置され、ワックスケース12のスライド移動に連動して上記所定方向に沿って移動する。メインバルブ14は、ハウジング11の連通開口20よりも大径に形成され、第1領域18に配置されるコイルスプリング(スプリング)16によって連通開口20へ向かって付勢される。メインバルブ14は、コイルスプリング16に付勢されて、連通開口20を区画するフレーム体21に第1領域18側から当接した状態で連通開口20を閉塞する。
バイパスバルブ15は、ドーナツ板状の弁体であって、その内径部には、ワックスケース12の上記所定方向の他端部(図2中の下端部)から延びるロッド25が挿通し、ロッド25に対してスライド移動自在に支持される。ロッド25の先端には、バイパスバルブ15の脱落を防止するストッパ26が固定される。ワックスケース12とバイパスバルブ15との間には、コイルスプリング17が配置される。コイルスプリング17は、バイパスバルブ15をロッド25の先端側へ付勢する。バイパスバルブ15は、ハウジング11の第1領域18に接続されるバイパス流路6dの開口24よりも大径に形成され、バイパス流路6dの開口24に対向する位置に配置される。バイパスバルブ15は、ワックスケース12のスライド移動に連動して上記所定方向に沿って移動する。バイパスバルブ15は、バイパス流路6dの開口24側へ移動し、開口24を区画するハウジング11に当接すると、開口24を閉塞する。バイパスバルブ15が開口24を閉塞した状態で、さらにワックスケース12がバイパス流路6dの開口24側へ移動すると、バイパスバルブ15の内径部をロッド25がスライド移動するとともに、コイルスプリング17が収縮する。
サーモスタット5は、例えば、エンジン2の始動直後のエンジン2の暖機時など、冷却水の温度が低い場合には、ワックスケース12内のワックスが凝固した状態で、コイルスプリング16によってワックスケース12、メインバルブ14、及びバイパスバルブ15が上記所定方向の一側(図2中の上側)へ付勢され、メインバルブ14が連通開口20を閉塞する閉弁状態となる。なお、閉弁状態では、バイパスバルブ15は、バイパス流路6dの開口24を開放する。閉弁状態では、エンジン2の冷却水流出口2bから流出した冷却水は、エンジン側流路6bを流通してサーモスタット5のハウジング11の第1領域18に流入し、メインバルブ14によって第2領域19への流出が規制され、ハウジング11の開口24からバイパス流路6dへ流出する。すなわち、閉弁状態では、ウォーターポンプ4に圧送された冷却水は、ラジエータ3を流通することなく、バイパス流路6dを介して循環する。
一方、冷却水の温度が上昇し、エンジン2の暖機が完了したと推定される温度である目標開弁温度に冷却水の温度が到達した場合には、ワックスケース12内のワックスが溶解して、ワックスの体積がワックスケース12内で膨張し、ワックスケース12内でピン22が押圧されて、ワックスケース12がコイルスプリング16の付勢力に抗して上記所定方向の他側(図2中の下側)へスライド移動する。ワックスケース12が上記所定方向の他側へスライド移動すると、サーモスタット5は、ワックスケース12のスライド移動に連動してメインバルブ14、及びバイパスバルブ15が上記所定方向の他側へ移動し、メインバルブ14が連通開口20を開放する開弁状態となる。なお、開弁状態では、バイパスバルブ15は、バイパス流路6dの開口24を閉塞する。開弁状態では、エンジン2の冷却水流出口2bから流出した冷却水は、エンジン側流路6bを流通してサーモスタット5のハウジング11の第1領域18に流入し、連通開口20を流通して第2領域19へ流入し、第2領域19に接続されるラジエータ流路6cの開口27からラジエータ流路6cへ流出する。すなわち、開弁状態では、エンジン2の冷却水流出口2bから流出した高温の冷却水を、ラジエータ3で冷却するために、ラジエータ流路6cを介して循環させる。
図1及び図3に示すように、サーモスタットの開閉制御装置10は、入口圧力センサ(第1圧力センサ)28と、出口圧力センサ(第2圧力センサ)29と、入口温度センサ(温度センサ)30と、回転数センサ39と、電子制御ユニット31(以下、ECU(Electric Control Unit)と称する)とを備える。
入口圧力センサ28は、エンジン側流路6bのうち、サーモスタット5の第1領域18に接続されるエンジン側流路6bの開口32(図2参照)の近傍に配置され、第1領域18の開口32の近傍の冷却水の圧力を所定時間毎に検知し、入口側圧力(第1圧力)としてECU31へ逐次出力する。すなわち、入口圧力センサ28は、サーモスタット5の第1領域18の開口32の近傍の冷却水の圧力を検知することにより、第1領域18の冷却水の圧力を第1圧力として検知する。
出口圧力センサ29は、ラジエータ流路6cのうち、サーモスタット5の第2領域19の開口27の近傍に配置され、第2領域19の開口27の近傍の冷却水の圧力を所定時間毎に検知し、出口側圧力(第2圧力)としてECU31へ逐次出力する。すなわち、出口圧力センサ29は、サーモスタット5の第2領域19の開口27の近傍の冷却水の圧力を検知することにより、第2領域19の冷却水の圧力を第2圧力として検知する。
入口温度センサ30は、エンジン側流路6bのうち、サーモスタット5の第1領域18の開口32の近傍に配置され、第1領域18の開口32の近傍の冷却水の温度を所定時間毎に検知し、ECU31へ逐次出力する。すなわち、入口温度センサ30は、サーモスタット5の第1領域18の開口32の近傍の冷却水の温度を検知することにより、第1領域18の冷却水の温度を検知する。
回転数センサ39は、エンジン2の回転数を所定時間毎に検出し、ECU31へ逐次出力する。
ECU31は、CPU(Central Processing Unit,ヒータ制御手段)33と記憶部(記憶手段)34とを備える。記憶部34は、ROM(Read Only Memory)35及びRAM(Random Access Memory)36を含む。
ROM35には、CPU33によって読み出される種々のプログラム(ヒータ制御プログラムを含む)や種々のデータ(後述する弁判定マップ40や通電開始温度マップ41などを含む)を予め記憶している。なお、ROM35に記憶される種々のデータは、実験やシミュレーションなどによって得られた測定値や理論値に基づいて設定される。また、これらのデータは、プログラムに含まれた状態で記憶されてもよい。
図4に示すように、ROM35に記憶される弁判定マップ40は、サーモスタット5のメインバルブ14が開弁状態又は閉弁状態のいずれの状態であるかを判定するためのマップであって、サーモスタット5の入口側圧力と出口側圧力との圧力差(以下、単に圧力差という)と、エンジン回転数との対応関係を示す。弁判定マップ40では、回転数が多くなるほど圧力差が上昇する割合が大きくなるように、エンジンの回転数と圧力差との対応関係が、実験やシミュレーション等によって予め求められて設定されている。なお、エンジンの回転数と圧力差との対応関係を、マップに替えてテーブル等を用いて記憶してもよい。
図5に示すように、ROM35に記憶される通電開始温度マップ41は、サーモスタット5のヒータ13への通電を開始する通電開始温度を決定するためのマップであって、通電開始温度と圧力差との所定の対応関係を示す。通電開始温度マップ41では、通電開始温度は、目標開弁温度よりも低い温度であって、圧力差が大きいときほど通電開始温度が低くなるように設定されている。通電開始温度マップ41の圧力差と通電開始温度との上記所定の対応関係は、圧力差が大きくてメインバルブ14が開弁方向へ移動し難い場合であっても、冷却水の温度が目標開弁温度に達する前に(目標開弁温度よりも低い通電開始温度のときに)ヒータ13への通電を開始することにより、冷却水の温度が目標開弁温度に達した際にサーモスタット5を開弁状態にできる対応関係であり、実験やシミュレーション等によって予め求められて設定される。なお、圧力差と通電開始温度との上記所定の対応関係を、マップに替えてテーブル等を用いて記憶してもよい。また、全ての圧力差に応じた通電開始温度を設定しなくてもよく、例えば、圧力差が所定の値よりも小さいときの通電開始温度を、設定せずに、圧力差が所定の値よりも小さい場合には、サーモスタット5の第1領域18に流入する冷却水の温度によってワックスを溶解してサーモスタット5を開弁状態にしてもよい。或いは、圧力差が所定の値よりも小さいときの通電開始温度を、目標開弁温度よりも非常に高い温度に設定することによって、圧力差が所定の値よりも小さい場合には、サーモスタット5の第1領域18に流入する冷却水の温度によってワックスを溶解してサーモスタット5を開弁状態にしてもよい。
RAM36には、入口圧力センサ28、出口圧力センサ29、及び入口温度センサ30の各種検出データを記憶するデータ記憶領域が予め設定されている。また、RAM36は、上記各種検出データの一時記憶領域以外にも、ROM35から読み出されたプログラムの展開領域、CPU33の演算結果の一時記憶領域等として機能する。データ記憶領域は、記憶可能なデータ数の上限(上限データ数)が予め設定された領域であり、記憶されているデータ数が上限データ数に達すると、ECU31は、新規の検出結果を記憶する際に、既に記憶されている検出結果のうち最初に記憶された最も古いものを削除し、新規の検出結果を記憶させる。
CPU33は、ROM35に記憶されたヒータ制御プログラムに従ってヒータ制御処理を実行することによって、弁判定部37、及び通電制御部38として機能し、ヒータ13への通電を制御する。また、CPU33は、入口圧力センサ28、出口圧力センサ29、入口温度センサ30及び回転数センサ39等から入力された各種検出データをRAM36に記憶し、ヒータ制御処理を実行する際に各種検出データ等をRAM36から読み出す。なお、CUP33の機能の一部を抽出して他の情報処理装置に設けてもよい。
弁判定部37は、先ず、入口圧力センサ28から入力された入口側圧力と、出口圧力センサ29から入力された出口側圧力との圧力差を算出するとともに、回転数センサ39が検出したエンジン2の回転数のときの基準となる圧力差(以下、基準圧力差と称する)を、ROM35に記憶される弁判定マップ40から求める。次に、弁判定部37は、算出した圧力差と基準圧力差とを比較し、算出した圧力差が基準圧力差よりも大きい場合には、サーモスタット5が閉弁状態であると判定し、算出した圧力差が基準圧力差よりも小さい場合には、サーモスタット5が開弁状態であると判定する。
通電制御部38は、先ず、弁判定部37が算出した圧力差に応じた通電開始温度Tを、ROM35に記憶される通電開始温度マップ41に基づいて決定する。次に、通電制御部38は、決定した通電開始温度Tと、入口温度センサ30から入力された冷却水の温度Tとを比較し、冷却水の温度Tが通電開始温度T以上である場合に、ヒータ13への通電を開始する。なお、通電開始温度Tを決定する際に用いる圧力差は、弁判定部37が算出した圧力差でなくてもよく、入口圧力センサ28から入力された入口側圧力と出口圧力センサ29から入力された出口側圧力とから通電制御部38が算出した圧力差であってもよい。
次に、サーモスタットの開閉制御装置10のCPU33が実行するヒータ制御処理について、図6のフローチャートに基づき説明する。
CPU33は、車両1のエンジン2の始動によって本処理を開始し、エンジン2が作動している間、所定時間毎に繰り返して本処理を実行し、エンジン2の停止によって本処理を終了する。
本処理が開始されると、CPU33の弁判定部37は、サーモスタット5が閉弁状態であるか否かを判定する(ステップS1)。サーモスタット5が閉弁状態であると判定された場合(ステップS1:YES)、ステップS2へ移行する。一方、サーモスタット5が閉弁状態ではない(開弁状態である)と判定された場合(ステップS1:NO)、本処理を終了する。
ステップS2では、CPU33の通電制御部38は、通電開始温度Tを通電開始温度マップ41に基づいて決定して、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、通電制御部38は、入口温度センサ30から入力された冷却水の温度Tと通電開始温度Tとを比較する。冷却水の温度Tが通電開始温度T以上である場合(ステップS3:YES)、ステップS4へ移行する。一方、冷却水の温度Tが通電開始温度Tよりも低い場合(ステップS3:NO)、ステップS2へ移行する。すなわち、通電制御部38は、ステップS2において通電開始温度Tを決定してから、冷却水の温度Tが通電開始温度Tに達するまでステップS2及びステップS3の処理を繰り返して実行する。なお、冷却水の温度Tが通電開始温度Tよりも低い場合(ステップS3:NO)、本処理を終了することにより、冷却水の温度Tが通電開始温度Tに達するまでステップS1からステップS3の処理を繰り返して実行してもよい。
ステップS4では、通電制御部38は、ヒータ13への通電を開始して、ステップS5へ移行する。
ステップS5では、弁判定部37は、サーモスタット5が開弁状態であるか否かを判定する。サーモスタット5が開弁状態であると判定された場合(ステップS5:YES)、ステップS6へ移行する。一方、サーモスタット5が開弁状態ではない(閉弁状態である)と判定された場合(ステップS5:NO)、通電制御部38は、ヒータ13への通電を継続する。
ステップS6では、通電制御部38は、ヒータ13への通電を終了し、CPU33は、本処理を終了する。
上記のように構成されたサーモスタットの開閉制御装置10では、サーモスタット5が閉弁状態でエンジン2の回転数が上昇した場合など、第1領域18の冷却水の圧力が高くなって第2領域19との間に圧力差が生じ、圧力差によってメインバルブ14が上記所定方向の他側(図2中の下側)へスライド移動し難くなっても、通電開始温度が目標開弁温度よりも低い温度であるので、冷却水の温度が目標開弁温度に達する前にヒータ13への通電が開始される。このため、冷却水の温度がさらに上昇して目標開弁温度に達した際には、既に溶解しているワックスの膨張によって圧力差に対抗することができ、開弁の遅れを抑制することができる。
また、通電開始温度マップ41では、圧力差が大きいときほど通電開始温度が低くなるように設定されているので、圧力差が大きいときほど冷却水の温度が目標開弁温度に達した際に既に溶解しているワックスの量が多くなり、ワックスの膨張による開弁方向への力を大きくすることができる。このため、圧力差の増大によってメインバルブ14が開弁方向へ移動し難く(開弁し難く)なるほど、ワックスの膨張による開弁方向への力を大きくすることができるので、圧力差に応じて開弁の遅れを好適に抑制することができる。
従って、本実施形態によれば、サーモスタット5の第1領域18と第2領域19との圧力差の増大に起因する開弁の遅れを抑制することができる。
なお、本実施形態では、弁判定部37は、圧力差を算出し、弁判定マップ40に基づいてサーモスタット5が閉弁状態、又は開弁状態のいずれの状態であるかを判定したが、これに限定されるものではなく、サーモスタット5の状態(閉弁状態、又は開弁状態)を判定できる方法であれば他の方法であってもよい。例えば、第1領域18の冷却水の温度と、第2領域19の冷却水の温度とを比較し、その温度差が所定の温度差よりも小さければ、開弁状態と判定し、大きければ閉弁状態と判定してもよい。この場合、サーモスタットの開閉制御装置10は、弁判定マップ40や回転数センサ39を備えなくてもよい。
また、本実施形態では、入口圧力センサ28を、エンジン側流路6bのうち、サーモスタット5の第1領域18の開口32の近傍に配置したが、サーモスタット5の第1領域18の冷却水の圧力を検知できる場所であれば、他の場所に配置してもよい。例えば、入口圧力センサ28を、サーモスタット5の第1領域18に配置してもよい。或いは、入口圧力センサ28を、バイパス流路6dのうち、サーモスタット5の第1領域18の開口24の近傍に配置してもよい。
また、本実施形態では、出口圧力センサ29を、ラジエータ流路6cのうち、サーモスタット5の第2領域19の開口27の近傍に配置したが、サーモスタット5の第2領域19の冷却水の圧力を検知できる場所であれば、他の場所に配置してもよい。例えば、出口圧力センサ29をサーモスタット5の第2領域19に配置してもよい。
また、本実施形態では、入口温度センサ30を、エンジン側流路6bのうちエンジン側流路6bの開口32の近傍に配置したが、これに限定されるものではなく、例えば、エンジン2の冷却水流出口2bの近傍に配置してもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、サーモスタット5を、エンジン側流路6bとバイパス流路6dとが第1領域18に接続され、ラジエータ流路6cが第2領域19に接続される3方弁として機能したが、これに限定されるものではなく、例えば、第1領域18にエンジン側流路6b及びバイパス流路6d以外の他の流路が接続される4方弁以上の弁として機能してもよく、或いは第1領域18に1つの流路が接続される2方弁として機能してもよい。
また、上記実施形態では、バイパスバルブ15を有するボトムバイパス式のサーモスタット5であったが、バイパスバルブ15を有さないでエンジン2の冷却水流出口2b側に配置されるインライン式のサーモスタットであってもよい。
また、上記実施形態では、サーモスタット5の第2領域19側に接続される流路が、ラジエータ3へ延びるラジエータ流路6cであったが、これに限定されるものではなく、例えば、EGRクーラ等へ延びる流路であってもよい。
1:車両
5:サーモスタット
10:サーモスタットの開閉制御装置
11:ハウジング
12:ワックスケース
13:ヒータ
14:メインバルブ(弁)
16:コイルスプリング(スプリング)
18:ハウジングの第1領域
19:ハウジングの第2領域
28:入口圧力センサ(第1圧力センサ)
29:出口圧力センサ(第2圧力センサ)
30:入口温度センサ(温度センサ)
33:CPU(ヒータ制御手段)
34:記憶部
40:弁判定マップ
41:通電開始温度マップ

Claims (2)

  1. 冷却水が流入する第1領域と、冷却水が流出する第2領域と、前記第1領域と前記第2領域とを連通する連通開口とを有するハウジングの前記第1領域に、前記ハウジングに対してスライド移動自在に支持されて内部にワックスを収容するワックスケースと、前記ワックスケースに固定されて前記ワックスケースと連動する弁とが配置され、前記ワックスケース内に、通電時に発熱して前記ワックスケース内のワックスを溶解するヒータが設けられ、前記ワックスケース内のワックスが凝固した状態では、前記弁が、スプリングによって付勢されて前記連通開口を前記第1領域側から閉塞することにより、前記第1領域に流入した冷却水の前記第2領域側への流出を規制し、前記ワックスケース内のワックスが溶解して膨張した状態では、前記弁が、前記スプリングの付勢力に抗して前記連通開口から離間して前記連通開口を開放することにより、前記第1領域に流入した冷却水の前記第2領域側への流出を許容するサーモスタットの開閉制御装置であって、
    前記ハウジングの前記第1領域の冷却水の圧力を第1圧力として検知する第1圧力センサと、
    前記ハウジングの前記第2領域の冷却水の圧力を第2圧力として検知する第2圧力センサと、
    前記ハウジングの前記第1領域の冷却水の温度を検知する温度センサと、
    前記第1領域の冷却水の圧力と前記第2領域の冷却水の圧力との圧力差と、前記ヒータへの通電開始温度との所定の対応関係を予め記憶する記憶手段と、
    前記第1圧力センサが検知した前記第1圧力と前記第2圧力センサが検知した前記第2圧力との圧力差に応じた前記ヒータへの通電開始温度を、前記記憶手段が記憶する前記所定の対応関係に基づいて決定し、決定した通電開始温度に前記温度センサが検知した冷却水の温度が達したときに前記ヒータへの通電を開始するヒータ制御手段と、を備えた
    ことを特徴とするサーモスタットの開閉制御装置。
  2. 請求項1に記載のサーモスタットの開閉制御装置であって、
    前記記憶手段に記憶される前記所定の対応関係は、前記第1領域の冷却水の圧力と前記第2領域の冷却水の圧力との圧力差が大きいほど、前記ヒータへの通電開始温度が低く設定される
    ことを特徴とするサーモスタットの開閉制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115899556A (zh) * 2022-09-27 2023-04-04 芜湖市欣龙机械有限责任公司 一种重卡lng气瓶用水浴式节温器

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