JP2016086985A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な作業で外観を任意に変更可能であり、組立作業の効率化を図ることができる椅子を提供する。
【解決手段】隣り合って複数配置されることで座1Sを構成する座部2S、及び、隣り合って複数配置されることで背もたれ1Bを構成する背もたれ部2Bを一体的に備えた本体部材2と、隣り合う本体部材2,2の互いに向き合う端面を固定する固定具と、複数の本体部材2を座部2Sの裏面側から連結する連結具5と、連結具5を支持する支持部材11と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は椅子に関するものである。
一般に、脚部と、該脚部の上部に設けられた座と、該座に着座する利用者の背中側に設けられた背もたれとを有する様々な椅子が知られている。このような椅子については、設置場所の環境や要望に合わせて長さや形状等のデザインを任意に変更可能とする要望がある。
上記要望に応える椅子として、例えば特許文献1には、座板と、該座板の裏面に取着された互いに略平行な一対の横材と、該一対の横材を取着する足元金物と、該足元金物を支持する基台とからなるベンチが開示されている。ここで、足元金物は脚と、脚の上端に固定した略水平な支持板から構成されている。支持板は脚に固定された固定板と、固定板の端部に位置調節可能に連結された調節板から構成されている。
また、例えば特許文献2には、座部及び背もたれ部を形成している複数のフレーム材と、該フレーム材を串刺し状態に一定の間隔で相互に繋いでいる連結手段と、該連結手段によって連結されている前記フレーム材を床面等の平面上に支持する支持手段と、を有するユニット式椅子が開示されている。ここで、フレーム材において座部を構成する部分及び背もたれ部を構成する部分には、それぞれ座部側連結用孔及び背もたれ側連結用貫通孔が形成されている。また、連結手段はフレーム材の座部側連結用貫通孔に貫通している座部側連結部材と、フレーム材の背もたれ側連結用貫通孔に貫通している背もたれ側連結部材と、座部側及び背もたれ側の連結部材によって繋がれたフレーム材間を一定の間隔に保持する複数のスペーサと、座部側及び背もたれ側の連結部材からフレーム材が抜け出ることを防止する抜け止め材と、を有している。
実開昭63−135849号公報 特開平4−61811号公報
しかしながら、特許文献1に記載のベンチでは、一対の横材の形状にベンチの外観が殆ど拘束され、ベンチの外観を変更する際には該外観に合わせた形状の横材を新たに準備する必要がある。そのため、外観を変更するために横材の準備に時間とコストがかかり、外観を任意に変更し難いという問題があった。
また、特許文献2に記載のユニット式椅子では、組立時に、座部側連結用孔及び背もたれ側連結用貫通孔の計三か所の位置を隣接するフレーム材の間で合わせた後に、座部側及び背もたれ側の連結部材を三本設置する作業を要する。このとき、フレーム材の成形加工の精度が悪いと座部側連結用孔及び背もたれ側連結用貫通孔の位置合わせが困難になり、組立作業の効率が低下するという問題があった。そして、フレーム材の成形加工時に極めて高い加工精度及び組立精度が要求されることで外観を変更するためにフレーム材及び連結部材の準備に時間とコストがかかり、外観を任意に変更し難いという問題があった。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、簡易な作業で外観を任意に変更可能であり、組立作業の効率化を図ることができる椅子の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係る椅子は、隣り合って複数配置されることで座及び背もたれを構成するように、座部及び背もたれ部を一体的に備えた本体部材と、隣り合う前記本体部材の互いに向き合う端面を固定する固定具と、前記複数の本体部材を座部の裏面側から連結する連結具と、前記連結具を支持する支持部材と、を備えていることを特徴とする。
このような椅子では、隣り合う本体部材同士がそれぞれ固定具によって独立して固定されている。そのため、椅子の外観を変更する際の作業時には、変更部分のみの本体部材の配置替え或いは取り替えと、前記変更部分のみの本体部材と隣り合う本体部材同士を固定する固定具の着脱と、前記変更部分のみの本体部材と連結具との着脱を行えばよい。即ち、椅子の外観を変更する際に、従前のように変更後の外観に合わせた新たな固定具を用意する必要もなく、組立作業時に必ずしも全ての本体部材同士の位置合わせや固定具の着脱を行わずともよい。
本発明に係る椅子では、前記本体部材の座部と背もたれ部の少なくとも一方の端面に固定具挿入部が形成され、該固定具挿入部には前記固定具の少なくとも端部が挿入されていることが好ましい。
このような椅子では、隣り合う本体部材同士がそれぞれ固定具挿入部に挿入された固定具によって独立して固定されている。従って、組立作業時における固定具の着脱は隣り合う本体部材同士の固定具挿入部の位置合わせ及び固定具挿入部に対する固定具の挿抜により簡便に行われ、組立作業の効率化が促進される。
本発明に係る椅子では、前記固定具は隣り合う前記本体部材の背もたれ部同士を固定し、前記連結具は前記本体部材の座部を連結していることが好ましい。
このような椅子では、利用者が着座した際に大部分の荷重がかかる座部は連結具によって強固に連結されている。また、組立作業時に固定具挿入部の位置合わせや固定具挿入部に対する固定具の挿抜し易い背もたれ部同士はそれぞれ固定具挿入部に挿入された固定具によって独立して固定されている。従って、椅子全体の強度が容易に確保され、且つ、組立作業の効率化も促進される。
本発明に係る椅子では、前記固定具挿入部が前記背もたれ部の幅方向において有底とされていることが好ましい。
このような椅子では、本体部材の端面からの固定具挿入部の深さによって固定具の挿入深さが所定の範囲内に定められることで、隣り合う本体部材同士の背もたれ部の間隔が適度且つ容易に調整されると共に、組立作業がより効率化される。
また、本発明に係る椅子では、前記固定具挿入部が前記背もたれ部の少なくとも二箇所に形成されていることが好ましい。
このような椅子では、背もたれ部の二箇所以上で固定具により固定されることで、隣り合う本体部材同士が確実に支持される。また、着座した利用者の体型等に合わせて隣り合う本体部材同士の間隔が背もたれ部の高さ方向において柔軟に変動可能となるため、背もたれが適度にベンディング可能となる。そして、背もたれの形状に応じて適宜の箇所で隣り合う本体部材同士が固定されており、固定具挿入部の形成数に関わらず同一の固定具により隣り合う本体部材が固定されている。そのため、固定具挿入部の形成数の変更に伴って新たな固定具を用意する必要もなく、椅子の製造性が向上する。
また、本発明に係る椅子では、前記固定具が合成樹脂から構成されていることが好ましい。
このような椅子では、固定具を構成する合成樹脂の特性に応じて椅子に利点がもたらされる。例えば固定具が強度の高い合成樹脂から構成されていれば、本体部材同士の間隔等が強固に保持されるため、座及び背もたれの形状も強固に保持される。また、例えば固定具が弾性に優れた合成樹脂から構成されていれば、本体部材同士の間隔がより柔軟に変動するため、座及び背もたれがより柔軟にベンディング可能となる。このように、固定具が合成樹脂から構成されることで椅子の設計自由度が向上する。
本発明に係る椅子によれば、簡易な作業で外観を任意に変更可能とすると共に、組立作業の効率化を図ることができる。
本発明の第一実施形態である椅子の概略図である。 本発明の第一実施形態である椅子の側面図である。 本発明の第一実施形態である椅子の一部分の正面図であり、図2に示すD1方向から見た場合に対応する図である。 本発明の第一実施形態である椅子の一部分の上面図であり、図2に示すD2方向から見た場合に対応する図である。 本発明の第一実施形態の変形例である椅子の一部分の正面図であり、図2に示すD1方向から見た場合に対応する図である。 本発明の第一実施形態の変形例である椅子の一部分の上面図であり、図2に示すD2方向から見た場合に対応する図である。 本発明の第二実施形態である椅子の一部分の正面図であり、図2に示すD1方向から見た場合に対応する図である。 本発明の第二実施形態である椅子の一部分の上面図であり、図2に示すD2方向から見た場合に対応する図である。 本発明の第三実施形態である椅子の一部分の正面図であり、図2に示すD1方向から見た場合に対応する図である。 本発明の第三実施形態である椅子の一部分の上面図であり、図2に示すD2方向から見た場合に対応する図である。
以下、本発明を適用した実施形態である椅子について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同一とは限らず、適宜変更することができる。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態(以下、単に「第一実施形態」という)について、図1〜図4を参照して説明する。図1は第一実施形態の椅子1を示す概略図である。図2は椅子1を示す側面図である。
図1及び図2に示すように、第一実施形態の椅子1は、隣り合って複数配置された本体部材2と、隣り合う本体部材2,2の間にそれぞれ固定された固定具3と、椅子1の両端の本体部材2に設けられた閉じ具20と、複数の本体部材2,…,2を連結する連結具5と、連結具5を支持する支持部材11と、を備えている。なお、図1では固定具3の図示を省略する。
本体部材2は、隣り合って複数配置されることで椅子1の座1Sを構成する座部2Sと、隣り合って複数配置されることで椅子1の背もたれ1Bを構成する背もたれ部2Bと、を一体的に備えている。第一実施形態の本体部材2は、座部2S及び背もたれ部2Bに加えて足掛け部2Fを一体的に備えている。
座部2S及び背もたれ部2Bの形状は、椅子1に着座する利用者の体型等を勘案した座1S及び背もたれ1Bの形状に合わせて設定されている。足掛け部2Fは、背もたれ部2Bに接続されている座部2Sの端部とは反対側の端部から下方に向けて湾曲するように形成されている。本体部材2が足掛け部2Fを備えていることで、利用者が椅子1に着座した際に、本体部材2の角部が利用者の足に接触しない。また、図2に示すように、正面側(即ち、図2に示す矢印D1方向とは反対側)から椅子1を見た際に、連結具5が足掛け部2Fに隠れている。
本体部材2を構成する素材としては、例えばブナ単板の成形合板、無垢材等が挙げられるが、特に限定されない。
図3は椅子1の一部分の正面図であり、図2に示すD1方向から見た場合に対応する図である。図4は椅子1の一部分の上面図であり、図2に示すD2方向から見た場合に対応する図である。
本体部材2の座部2Sと背もたれ部2Bのうち少なくとも一方の端面には固定具挿入部15が形成されている。
第一実施形態では、図3及び図4に示すように、隣り合う本体部材2,2の背もたれ部2Bの互いに向き合う端面2b,2bに固定具挿入部15が形成されている。隣り合う本体部材2,2同士が確実に支持されると共に本体部材2,2の間隔が背もたれ部2Bの高さ方向において柔軟に変動可能とする観点から、固定具挿入部15は背もたれ部2Bの端面2bの少なくとも二箇所以上に形成されていることが好ましい。第一実施形態の本体部材2においては、固定具挿入部15が背もたれ部2Bの端面2bの三箇所に形成されている。
固定具挿入部15は背もたれ部2Bの端面2bに開口する穴であり、背もたれ部2Bの幅方向(即ち、図3及び図4に示す矢印D5方向)において有底とされている。上記と同様に隣り合う本体部材2,2同士が確実に支持されると共に本体部材2,2の間隔が背もたれ部2Bの高さ方向において柔軟に変動可能とされる観点から、固定具挿入部15の端面2bからの深さは、例えば矢印D5方向における固定具3の長さの50%未満であることが好ましい。
固定具3は、隣り合う本体部材2の互いに向き合う両端面2b,2bに固定されている。第一実施形態の固定具3の端部3xは、本体部材2に形成された固定具挿入部15に挿入可能に形成されている。
固定具3を構成する素材としては、強度及び弾性に優れた合成樹脂が好適である。このような合成樹脂としては、例えば一般に広く使用されている安価なポリアセタール(POM)や、特に優れた強度を有するナイロン等が挙げられる。なお、固定具3を構成する素材は、合成樹脂に限定されない。
閉じ具20は、椅子1の両側に配置された本体部材2において開放されている端面2bに形成された固定具挿入部15に挿入されている。固定具挿入部15へ挿入された状態で露出する閉じ具20のヘッド部分は、図3及び図4に例示するように湾曲形状とされていてもよく、椅子1の外観やデザイン等を考慮して形成されている。
なお、閉じ具20を構成する素材は合成樹脂であってもよいが、特に限定されない。
図1に示すように、連結具5は、本体部材2の座部2Sの裏面側に装着され、複数の本体部材2,…,2を連結する部材である。第一実施形態の連結具5は、複数の本体部材2,…,2を座部2Sの裏面側から連結する一対の長尺なパイプで構成されている。連結具5の本体部材2への装着方法は、特に限定されない。例えば、ビス(図示略)を連結具5の厚み方向に貫通させると共に、前記ビスの先端部を本体部材2に埋設することで連結具5を本体部材2に装着してもよく、適宜の装着手段を用いてもよい。
連結具5の構成する素材としては、強度に優れた金属等が好適である。このような金属としては、例えば鉄やステンレス(SUS)等が挙げられる。なお、連結具5を構成する素材は、金属に限定されない。
支持部材11は、多岐脚9と、多岐脚9の中央部より起立する脚柱10と、を備えている。脚柱10の上端部(即ち、多岐脚9に接続している端部とは反対側の端部)には、連結具5が接続されている。
支持部材11を構成する素材は連結具5と同一であってもよく、特に限定されない。
以上説明したように、第一実施形態に係る椅子1は、隣り合って複数配置されることで座1S及び背もたれ1Bを構成するように、座部2S及び背もたれ部2Bを一体的に備えた本体部材2と、隣り合う本体部材2,2の互いに向き合う端面2b,2bを固定する固定具3と、複数の本体部材2,…,2を座部2Sの裏面側から連結する連結具5と、連結具5を支持する支持部材11と、を備えている。
上記構成を備えた椅子1では、隣り合う本体部材2,2同士がそれぞれ固定具3によって独立して固定されている。そのため、椅子1の外観を変更する際の作業時には、変更部分のみの本体部材2の配置替え或いは取り替えと、変更部分のみの本体部材2と隣り合う本体部材2,2との間に固定されている固定具3の着脱と、変更部分のみの本体部材2と連結具5との着脱を行えばよい。即ち、椅子1の外観を変更する際に、従前のように変更後の外観に合わせた新たな固定具を用意する必要もなく、組立作業時に必ずしも全ての本体部材同士の位置合わせや固定具3の着脱を行わずともよい。従って、椅子1によれば、簡易な作業で外観を任意に変更可能とすると共に、組立作業の効率化を図ることができる。
また、椅子1では、固定具3の端部3x及び固定具挿入部15が本体部材2に内在すると共に、連結具5が座部2Sの裏面側に配置されることで、外方から固定具3が目立たなくなり、固定具3の端部3x、固定具挿入部15及び連結具5が視野から隠れる。従って、椅子1のデザイン性が向上する。
また、第一実施形態に係る椅子1においては、本体部材2の背もたれ部2Bの端面2bに固定具挿入部15が形成され、固定具挿入部15には固定具3の少なくとも端部3xが挿入されている。
上記構成を備えた椅子1では、隣り合う本体部材2,2同士がそれぞれ固定具挿入部15に挿入された固定具3によって独立して固定されている。従って、組立作業時における固定具3の着脱は隣り合う本体部材2,2同士の固定具挿入部15の位置合わせ及び固定具挿入部15に対する固定具3の挿抜により簡便に行われ、組立作業の効率化が促進される。
また、椅子1では、固定具3が極めてシンプルな形状を有しているため、製造性も向上する。
また、第一実施形態に係る椅子1においては、固定具3は隣り合う本体部材2,2の背もたれ部2B同士を固定し、連結具5は本体部材2の座部2Sを連結している。
上記構成を備えた椅子1では、利用者が着座した際に大部分の荷重がかかる座部2Sが連結具5によって強固に連結される。また、組立作業時に固定具挿入部15の位置合わせや固定具挿入部15に対する固定具3の挿抜し易い背もたれ部2B同士がそれぞれ固定具挿入部15に挿入された固定具3によって独立して固定されている。従って、椅子1全体の強度が容易に確保され、且つ、組立作業の効率化も促進される。
また、第一実施形態に係る椅子1においては、固定具挿入部15が背もたれ部2Bの幅方向において有底とされている。
上記構成を備えた椅子1では、本体部材2の端面2bからの固定具挿入部15の深さによって固定具3の挿入深さが所定の範囲内に定められる。また、利用者が椅子1に着座すると、利用者の背の形状に合わせて隣り合う本体部材2,2同士の間隔が前記所定の範囲内で微調整され得る。従って、椅子1の背もたれ1Bが例えば図4に示す矢印D4方向及び該方向に直交する方向にベンディング可能となる。このように隣り合う本体部材2,2同士の間隔が適度且つ容易に調整されると共に、組立作業がより効率化される。
また、外方から固定具3が確実に目立たなくなり、デザイン性がより向上する。
また、第一実施形態に係る椅子1においては、固定具挿入部15が背もたれ部2Bの三箇所に形成されている。
上記構成を備えた椅子1では、背もたれ部2Bの二箇所以上で固定具3により固定されることで、隣り合う本体部材2,2同士が確実に支持される。着座した利用者の体型等に合わせて隣り合う本体部材2,2同士の間隔が背もたれ部2Bの高さ方向において柔軟に変動可能となるため、椅子1の背もたれ1Bがより円滑且つ適度にベンディング可能となる。このように、背もたれ1Bの形状に応じて適宜の箇所で隣り合う本体部材2,2同士が固定され、固定具挿入部15の形成数に関わらず、同一の固定具3によって隣り合う本体部材2,2が固定されている。そのため、固定具挿入部15の形成数の変更に伴って新たな固定具を用意する必要もなく、椅子1の製造性がより向上する。
また、第一実施形態に係る椅子1においては、固定具3が合成樹脂から構成されている。
上記構成を備えた椅子1では、固定具3を構成する合成樹脂の特性に応じて椅子1に種々の利点がもたらされる。例えば固定具3が強度の高いナイロン等の合成樹脂から構成されていれば、本体部材2,2同士の間隔等が強固に保持されるため、椅子1の座1S及び背もたれ1Bの形状も強固に保持される。また、例えば固定具3が弾性に優れたPOM等の合成樹脂から構成されていれば、本体部材2,2同士の間隔がより柔軟に変動するため、椅子1の座1S及び背もたれ1Bがより柔軟にベンディング可能となる。このように、固定具3が合成樹脂から構成されることで椅子1の設計自由度が向上する。
特に、POMは広く一般に使用されている安価な素材であるため、固定具3をPOMから構成することで椅子1のコスト低減も実現することができる。
次いで、第一実施形態の椅子1の変形例について説明する。
図5は第一実施形態の椅子1の変形例の一部分を示す正面図であり、図2に示すD1方向から見た場合に対応する図である。図6は第一実施形態の椅子1の変形例の一部分を示す上面図であり、図2に示すD2方向から見た場合に対応する図である。なお、図5及び図6に示す図面において、図3及び図4に示す椅子1の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第一実施形態の変形例では、図5及び図6に示すように、本体部材2の背もたれ部2Bの端面2bに固定具挿入部19が形成されている。固定具挿入部19は、背もたれ部2Bを幅方向に貫通する貫通孔であり、本体部材2の両端面2b,2bに開口している。固定具挿入部19の形成数及び形成位置の好適な条件は、固定具挿入部15の形成数及び形成位置の好適な条件と同様である。
第一実施形態の変形例の固定具13の端部13xは、本体部材2に形成された固定具挿入部19に挿入可能に形成されている。固定具13が固定具挿入部19から抜けることを確実に防止する目的から、固定具13の中央付近にストッパ17が設けられていることが好ましい。
固定具13を構成する素材としては、第一実施形態の固定具3を構成する素材と同様に、強度及び弾性に優れた合成樹脂が好適である。なお、固定具13を構成する素材は合成樹脂に限定されない。
第一実施形態の変形例の椅子1についても、第一実施形態の椅子1と同様の作用効果が得られる。
なお、第一実施形態の有底の固定具挿入部15から第一実施形態の変形例の貫通した固定具挿入部19に変更されることで固定具13の挿入深さは特段定まらなくなるが、上述のように固定具13にストッパ17が設けられていれば固定具13の挿入深さが所定の範囲内に定められる。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態(以下、単に「第二実施形態」という)について、図7及び図8を参照して説明する。
図7は第二実施形態の椅子(図示略)の一部分の正面図であり、図2に示すD1方向から見た場合に対応する図である。図8は第二実施形態の椅子の一部分の上面図であり、図2に示すD2方向から見た場合に対応する図である。なお、図7及び図8において、図3及び図4に示す第一実施形態の椅子1の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第二実施形態の固定具14は、図8に示すように、第一実施形態の固定具3の中央部分を矢印D4方向に延出させた形状で形成されている。延出させた固定具14の端面14sは、隣り合う本体部材2,2の端面2sに沿って位置している。固定具14の端部14xは本体部材2に形成された固定具挿入部15に挿入可能に形成されている。
第二実施形態の椅子についても、第一実施形態の椅子1と同様の作用効果が得られる。
また、固定具14の中央部分が本体部材2の端面2sに沿う位置まで延出することで外方から隣り合う本体部材2,2の隙間がより目立たなくなり、デザイン性が向上する。一方で固定具14の色や模様等を本体部材2の色や模様等と異ならせることで、その差異を活かした椅子のデザインを創出することもできる。
なお、第二実施形態では、椅子の組立作業時に不都合が生じなければ、第一実施形態の椅子1と同様の変形例が考えられる。即ち、第二実施形態の固定具挿入部15を第一実施形態の変形例の固定具挿入部19に変更してもよい。この場合、固定具14の中央部分はストッパの役割を担っている。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態(以下、単に「第三実施形態」という)について、図9及び図10を参照して説明する。
図9は第三実施形態の椅子(図示略)の一部分の正面図であり、図2に示すD1方向から見た場合に対応する図である。図10は第三実施形態の椅子の一部分の上面図であり、図2に示すD2方向から見た場合に対応する図である。なお、図9及び図10において、図3及び図4に示す第一実施形態の椅子1の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第三実施形態では、図9及び図10に示すように、本体部材2の背もたれ部2Bの端面2bに固定具挿入部23が形成されている。固定具挿入部23は、第一実施形態の固定具挿入部15を背もたれ部2Bの高さ方向に延出させ、本体部材2の上端面2tに開口させた形状で形成されている。
隣り合う本体部材2,2同士が確実に支持されると共に本体部材2,2の間隔が背もたれ部2Bの高さ方向において柔軟に変動可能とされる観点から、固定具挿入部23の端面2bからの深さは、例えば矢印D5方向における固定具3の長さの50%未満であることが好ましい。
第三実施形態の固定具16は、固定具挿入部23の形状に合わせて、第一実施形態の固定具3を背もたれ部2Bの高さ方向に延出させた形状で形成されている。延出させた固定具16の上端面16tは、隣り合う本体部材2,2の上端面2tと面一にされている。
第三実施形態の椅子についても、第一実施形態の椅子1と同様の作用効果が得られる。
また、固定具挿入部23が本体部材2の上端面2tに開口すると共に、固定具16が本体部材2の上端面2tと面一になる位置まで背もたれ部2Bの高さ方向に延出することで、固定具16の固定具挿入部23に対する挿抜がより容易になり、組立作業の効率化がより一層促進される。
以上、本発明の好ましい形態について詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
また、本発明では適宜、上記実施形態及びその変形例のうち二以上を組み合わせてもよい。
本発明は、設置場所の環境や要望に合わせて外観を変更可能とする要望の高い椅子に好適である。
1…椅子、1B…背もたれ、1S…座、2…本体部材、2b…端面、2B…背もたれ部、2S…座部、3,13,14,16…固定具、5…連結具、11…支持部材、15,19,23…固定具挿入部、D5…方向(幅方向)

Claims (6)

  1. 隣り合って複数配置されることで座及び背もたれを構成するように、座部及び背もたれ部を一体的に備えた本体部材と、
    隣り合う前記本体部材の互いに向き合う端面に固定する固定具と、
    前記複数の本体部材を座部の裏面側から連結する連結具と、
    前記連結具を支持する支持部材と、
    を備えていることを特徴とする椅子。
  2. 前記本体部材の座部と背もたれ部の少なくとも一方の端面に固定具挿入部が形成され、
    該固定具挿入部には前記固定具の少なくとも端部が挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記固定具は隣り合う前記本体部材の背もたれ部同士を固定し、
    前記連結具は前記本体部材の座部を連結していることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
  4. 前記固定具挿入部が前記背もたれ部の幅方向において有底とされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の椅子。
  5. 前記固定具挿入部が前記背もたれ部の少なくとも二箇所に形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の椅子。
  6. 前記固定具が合成樹脂から構成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の椅子。

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