JP2016086575A - 受電装置 - Google Patents

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崇弘 三澤
Takahiro Misawa
崇弘 三澤
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Abstract

【課題】送電用コイルと受電用コイルの位置決めをより適正に行なう。
【解決手段】位置検出用ソレノイドコイル37aを巻回軸が車両前後方向となるように且つ受電用コイル34の中心位置となるように配置する。車両が後進して受電用コイル34が送電用コイル134に近づいたときに、送電用コイル134が送電している微弱電力によって誘起する位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viを検出する。そして、誘起電圧Viが極大値に至ったときに送電用コイル134の半径に等しい距離やそれより若干短い距離を移動推奨距離として出力する。こうした移動推奨距離を用いて車両を移動させることにより、送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めをより適正に行なうことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、受電装置に関し、詳しくは、車両に搭載され、円形の送電用コイルから非接触で電力を受電する受電用コイルを有する受電装置に関する。
従来、この種の車載された受電装置としては、車外に設置された送電装置から送電された微弱電力を受電することにより位置を検出するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、送電装置に近づくと、送電装置に位置検出用の微弱電力の送電を要求し、この要求に対して送電された微弱電力を受電することによって送電装置の送電用コイルに対する受電装置の受電用コイルの位置を検出する。そして、この検出信号を用いて車両を移動させて送電用コイルと受電用コイルの位置決めを行なう。
特開2014−103746号公報
しかしながら、上述の車載された受電装置では、受電装置が車両の底面を形成する金属製のフロアパネルに配置されているため、車両の種類や受電装置の搭載位置によっては、フロアパネルの影響により送電用コイルのインダクタンスが変動する場合がある。送電用コイルのインダクタンスが変動すると、送受電の効率を低下させる場合が生じる。一方、送電用コイルや受電用コイルに円形コイルを用いると、ソレノイドコイルを用いる場合に比して結合係数が小さくなりやすく送受電効率が低下しやすい。このため、送電用コイルと受電用コイルの位置決めをより正確に行なうことが望まれる。
本発明の受電装置は、送電用コイルと受電用コイルの位置決めをより適正に行なうことを主目的とする。
本発明の受電装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の受電装置は、
車両に搭載され、車外の円形コイルとして構成された送電用コイルから非接触で電力を受電する受電用コイルを有する受電装置であって、
前記送電用コイルの中心位置では結合せずに該中心位置から離れた位置で結合するよう配置されたソレノイドコイルと、
前記送電用コイルから出力されている小電力に対して前記ソレノイドコイルで誘起される誘起電圧に基づいて前記受電用コイルと前記送電用コイルとの位置決めに関する情報を出力する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の受電装置では、円形コイルとして構成された送電用コイルの中心位置では結合せずに該中心位置から離れた位置で結合するようにソレノイドコイルを配置する。そして、送電用コイルから出力されている小電力に対してソレノイドコイルで誘起される誘起電圧に基づいて受電用コイルと送電用コイルとの位置決めに関する情報を出力する。ソレノイドコイルで誘起される誘起電圧は、送電用コイルの中心位置から離れた位置で高くなり、その位置から送電用コイルの中心位置に近づくにつれて小さくなる。このため、ソレノイドコイルの誘起電圧が最大に至った位置とその位置以降で誘起電圧が最も小さくなる位置とにより送電用コイルと受電用コイルとの距離を算出することができる。この送電用コイルと受電用コイルとの距離を位置決めに用いるのである。これにより、送電用コイルと受電用コイルとの位置決めをより適正に行なうことができる。ここで、「位置決めに関する情報」としては、送電用コイルと受電用コイルとの距離だけでなく、位置決め完了の信号や、位置決めのための制御信号などが含まれる。また、ソレノイドコイルは受電用コイルの中心に配置されているものとすることもできる。こうすれば、ソレノイドコイルの誘起電圧が最大に至った位置以降で誘起電圧が最も小さくなる位置が位置決め位置となる。また、ソレノイドコイルは、巻回の中心軸が車両前後方向となるように配置されているのが好ましい。
こうした本発明の受電装置において、前記制御手段は、前記ソレノイドコイルの誘起電圧が最大となった位置のときに移動推奨距離を位置決めに関する情報として出力するものとしてもよいし、前記ソレノイドコイルの誘起電圧が最大となった位置を超えて閾値未満に至ったときに位置決め完了を位置決めに関する情報として出力するものとしてもよいし、前記ソレノイドコイルの誘起電圧が最大となった位置を超えてから前記誘起電圧の変化量の符号が変化したときに位置決め完了を位置決めに関する情報として出力するものとしてもよい。
本発明の一実施例としての非接触送受電システム10の構成の概略を示す構成図である。 本発明の一実施例としての非接触送受電システム10の構成の概略を示す構成図である。 実施例の非接触送受電システム10における送電用コイル134と受電用コイル34と位置検出用ソレノイドコイル37aの配置を説明する説明図である。 位置決めの際に車両ECU70により実行される位置決め支援処理の一例を示すフローチャートである。 車両の位置と誘起電圧Viとの関係の一例を示す説明図である。 変形例の位置決め支援処理の一例を示すフローチャートである。 変形例における車両の位置と誘起電圧Viとの関係の一例を示す説明図である。 変形例における車両の位置と誘起電圧Viとの関係の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1や図2は、本発明の一実施例としての非接触送受電システム10の構成の概略を示す構成図であり、図3は、実施例の非接触送受電システム10における送電用コイル134と受電用コイル34と位置検出用ソレノイドコイル37aの配置を説明する説明図である。実施例の非接触送受電システム10は、図1や図2に示すように、駐車場などに設置された送電装置130と、バッテリ26と送電装置130から非接触で受電してバッテリ26を充電可能な受電装置30とを搭載する自動車20と、を備える。
送電装置130は、家庭用電源(例えば200V,50Hzなど)などの交流電源190に接続される送電ユニット131と、送電ユニット131を制御する送電用電子制御ユニット(以下、「送電ECU」という)170と、送電ECU170と通信すると共に自動車20の通信ユニット80(後述)と無線通信を行なう通信ユニット180と、を備える。
送電ユニット131は、送電用共振回路132と、交流電源190と送電用共振回路132との間に設けられた高周波電源回路140と、を備える。ここで、送電用共振回路132は、駐車場の床面などに設置されて円形コイルとして構成された送電用コイル134と、送電用コイル134に直列に接続されたコンデンサ136と、を有する。この送電用共振回路132は、共振周波数が所定周波数Fset(数十〜数百kHz程度)となるように設計されている。高周波電源回路140は、交流電源190からの電力を所定周波数Fsetの電力に変換して送電用共振回路132に出力する回路として構成されており、フィルタや周波数変換回路,漏電ブレーカなどを有する。
送電ECU170は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。送電ECU170には、送電用共振回路132に流れる交流電流を検出する電流センサ150からの送電用共振回路132の電流Itr,送電用共振回路132の端子間の交流電圧を直流電圧に変換して検出する電圧検出ユニット152からの送電用共振回路132の端子間電圧(送電電圧)Vtrなどが入力ポートを介して入力されている。なお、電圧検出ユニット152は、整流回路と電圧センサとを有する。送電ECU170からは、高周波電源回路140への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。
自動車20は、電気自動車として構成されており、走行用のモータ22と、モータ22を駆動するためのインバータ24と、インバータ24を介してモータ22と電力をやりとりするバッテリ26と、インバータ24とバッテリ26との間に設けられたシステムメインリレー28と、バッテリ26に接続される受電ユニット31と、位置検出ユニット37と、車両全体を制御する車両用電子制御ユニット(以下、「車両ECU」という)70と、車両ECU70と通信すると共に送電装置130の通信ユニット180と無線通信を行なう通信ユニット80と、を備える。
受電ユニット31は、受電用共振回路32と、受電用共振回路32とバッテリ26との間に設けられた充電回路40と、受電用共振回路32と充電回路40との間に設けられた充電用リレー42と、受電用共振回路32と充電用リレー42との間で且つ受電用共振回路と並列で且つ互いに直列に接続されたリレー44および抵抗46と、を備える。ここで、受電用共振回路32は、車体底面(フロアパネル)などに設置されて円形コイルとして構成された受電用コイル34と、受電用コイル34に直列に接続されたコンデンサ36と、を有する。この受電用共振回路32は、共振周波数が上述の所定周波数Fset(送電用共振回路132の共振周波数)付近の周波数(理想的には所定周波数Fset)となるように設計されている。充電回路40は、受電用共振回路32により受電した交流電力を直流電力に変換してバッテリ26に供給可能な回路として構成されており、整流回路や平滑回路などを有する。充電用リレー42は、受電用共振回路32側と充電回路42側との接続および接続の解除を行なう。リレー44は、受電用共振回路32と充電用リレー42との間の正極側ラインと、受電用共振回路32と充電用リレー42との間の負極側ラインに一方の端子が接続された抵抗の他方の端子と、の接続および接続の解除を行なう。
位置検出ユニット37は、図2に示すように、位置検出用ソレノイドコイル37aと、位置検出用ソレノイド37aの両端子に接続された電圧検出用の抵抗37bと、抵抗37bの両端子の電圧(位置検出用ソレノイド37aの誘起電圧)Viを検出する電圧センサ37cとを備える。位置検出用ソレノイドコイル37aは、図3に示すように、車両前後方向が巻回の軸となるように、且つ、受電用コイル34の中心位置となるように、配置されている。このように配置することにより、送電用コイル134とその中心位置では結合せず、中心位置から離れた位置で結合する。
車両ECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。車両ECU70には、モータ22の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサからのモータ22の回転子の回転位置θmや、モータ22の三相コイルの各相に流れる相電流を検出する電流センサからの相電流Iu,Iv,Iw,バッテリ26の端子間に設置された電圧センサ27aからの電池電圧Vb,バッテリ26の正極側端子に取り付けられた電流センサ27bからの電池電流Ib,バッテリ26の温度を検出する温度センサからの電池温度Tbが入力ポートを介して入力されている。また、車両ECU70には、イグニッションスイッチ(スタートスイッチ)からのイグニッション信号,シフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサからのシフトポジションSP,アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサからのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサからのブレーキペダルポジションBP,車速センサからの車速Vが入力ポートを介して入力されている。さらに、車両ECU70には、受電用共振回路32に流れる交流電流を検出する電流センサ50からの受電用共振回路32の電流Ire,電圧検出ユニット52からの受電用共振回路32の端子間電圧(受電電圧)Vre1,電圧検出ユニット54からの充電回路40の入力側の端子間電圧Vre2,電圧検出ユニット56からの抵抗46の端子間電圧Vre3,受電用共振回路32が取り付けられた基板などに取り付けられた温度センサからの受電用共振回路32の温度Tre,電圧センサ37cからの誘起電圧Viが入力ポートを介して入力されている。電圧検出ユニット52は、受電用共振回路32の端子間の交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、変換後の直流電圧を検出する電圧センサと、を有する。電圧検出ユニット54は、充電回路40と充電用リレー42との間に設けられると共に正極側ライン−負極側ライン間の交流電圧(充電回路40の入力側の端子間電圧)を直流電圧に変換する整流回路と、変換後の直流電圧を検出する電圧センサと、を有する。電圧検出ユニット56は、抵抗46の端子間の交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、変換後の直流電圧を検出する電圧センサと、を有する。車両ECU70からは、インバータ24の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号,システムメインリレー28へのオンオフ信号,充電用リレー42へのオンオフ信号,リレー44へのオンオフ信号,情報を表示出力するディスプレイ72(例えばナビゲーション装置のディスプレイ)への表示制御信号などが出力ポートを介して出力されている。車両ECU70は、電流センサ27bにより検出されたバッテリ26の電池電流Ibの積算値に基づいてバッテリ26の蓄電割合SOCを演算している。
ここで、実施例では、受電装置30としては、主として、受電ユニット31と車両ECU70と通信ユニット80とが該当する。
こうして構成される実施例の非接触送受電システム10では、送電用共振回路132の送電用コイル134と受電用共振回路32の受電用コイル34とが接近しており且つ充電用リレー42またはリレー44がオンとなっているときに、交流電源190から高周波電源回路140を介して送電用共振回路132に所定周波数Fsetの電力が供給されると、送電用コイル134と受電用コイル34とが電磁場を介して共鳴して、送電用コイル134から受電用コイル34にエネルギ(電力)が伝送される。なお、この共鳴によるエネルギの伝送は、送電用コイル134と受電用コイル34との共鳴強度を示すQ値が所定値Qref(例えば100など)以上のときに行なわれる。
次に、車両を送電装置130に近づけた際に行なわれる送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めの際の動作について説明する。図4は、位置決めの際に車両ECU70により実行される位置決め支援処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、位置検出ユニット37の電圧センサ37cにより誘起電圧Viが検出されたとき(例えば、誘起電圧Viが所定値以上になったとき)に実行される。なお、実施例では、位置検出用ソレノイドコイル37aに誘起電圧Viが生じるように、送電装置130から微弱電力を送電している。
位置決め支援処理が実行されると、車両ECU70は、電圧センサ37cにより検出される位置検出用ソレノイド37aの誘起電圧Viを入力する処理(ステップS100)と、誘起電圧Viが極大値となっているか否かを判定する処理(ステップS110)とを、誘起電圧Viが極大値になるまで繰り返す。そして、誘起電圧Viが極大値となっていると判定すると、その位置から予め定められた距離(例えば、送電用コイル134の半径に等しい距離やそれより若干短い距離)を移動推奨距離としてディスプレイ72などに出力して(ステップS120)、本処理を終了する。図5は、車両の位置と誘起電圧Viとの関係の一例を示す説明図である。いま、車両の後進により車載された受電装置30が送電装置130に向かっているときを考える。このとき、受電用コイル34の中心に配置された位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viは、送電用コイル134の外周側から近づくにつれて徐々に大きくなり、位置検出用ソレノイドコイル37aが送電用コイル134の周上(巻回線上)近傍に至ったときに最大になる。その後、誘起電圧Viは、位置検出用ソレノイドコイル37aが送電用コイル134の中心に近づくにつれて小さくなり、位置検出用ソレノイドコイル37aが送電用コイル134に至ったときに値0となる。誘起電圧Viは、車両がさらに後進すると、位置検出用ソレノイドコイル37aが送電用コイル134の周上(巻回線上)近傍に至るまで大きくなり、位置検出用ソレノイドコイル37aが送電用コイル134から遠ざかるにしたがって小さくなる。この様子が図5に示されている。実施例では、誘起電圧Viが最大値(極大値)に至ったときに、その位置から位置検出用ソレノイドコイル37aが送電用コイル134の中心に至るまでの距離を移動推奨距離として出力するのである。
以上説明した実施例の非接触送受電システム10における受電装置30では、位置検出用ソレノイドコイル37aを巻回軸が車両前後方向となるように且つ受電用コイル34の中心位置となるように配置する。車両が後進して受電用コイル34が送電用コイル134に近づいたときに、送電用コイル134が送電している微弱電力によって誘起する位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viを検出する。そして、誘起電圧Viが極大値に至ったときに送電用コイル134の半径に等しい距離やそれより若干短い距離を移動推奨距離として出力する。こうした移動推奨距離を用いて車両を移動させることにより、送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めをより適正に行なうことができる。
実施例の非接触送受電システム10における受電装置30では、位置検出用ソレノイドコイル37aを受電用コイル34の中心位置に配置するものとしたが、位置検出用ソレノイドコイル37aを受電用コイル34の中心位置より車両前後方向において後方や前方に配置するものとしてもよい。この場合、位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viが極大値に至ったときには、位置検出用ソレノイドコイル37aと受電用コイル34の中心位置との距離を送電用コイル134の半径に等しい距離やそれより若干短い距離から増減して移動推奨距離として出力すればよい。
実施例の非接触送受電システム10における受電装置30では、位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viが極大値に至ったときに移動推奨距離をディスプレイ72に表示出力するものとしたが、給電のために車両を自動運転する態様の自動車では、位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viが極大値に至ったときに移動推奨距離だけ後進するように制御信号を出力するものとしてもよい。この場合、モータ22を駆動制御して移動推奨距離だけ後進させればよい。
実施例の非接触送受電システム10における受電装置30では、位置決め支援処理として、位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viが極大値に至ったときに移動推奨距離を出力するものとしたが、位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viが極大値に至った以降に、送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めの完了を出力するものとしてもよい。変形例の位置決め支援処理の一例を図6に示し、車両の位置と誘起電圧Viとの関係の一例を図7に示す。図6に例示する位置決め支援処理では、位置検出用ソレノイド37aの誘起電圧Viが極大値に至るのを待ち(ステップS200、S210)、誘起電圧Viが極大値に至ると、その後、誘起電圧Viが所定値Vref未満に至るのを待つ(ステップS220、S230)。そして、誘起電圧Viが所定値Vref未満に至ると、送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めの完了を出力して(ステップS240)、処理を終了する。ここで、所定値Vrefは、誘起電圧Viが略値0に至ったと判定できる程度に値0より若干大きな値である。図7に示すように、誘起電圧Viが極大値に至った以降に所定値Vref未満に至るのは、位置検出用ソレノイドコイル37aが送電用コイル134の中心位置近傍に至ったときとなる。このように位置決め完了を出力することにより、送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めをより適正に行なうことができる。
上述の図6の位置決め支援処理では、位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viが極大値に至った以降に所定値Vref未満に至ったときに送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めの完了を出力するものとしたが、給電のために車両を自動運転する態様の自動車では、位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viが極大値に至った以降に所定値Vref未満に至ったときにモータ22を停止するものとしてもよい。
また、図6の位置決め支援処理では、位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viが極大値に至った以降に所定値Vref未満に至ったときに送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めの完了を出力するものとしたが、位置検出用ソレノイドコイル37aの誘起電圧Viが極大値に至った以降の誘起電圧Viの単位走行距離当たりの変化量や単位時間当たりの変化量の符号が変化したとき、即ち、マイナスからプラスに転じたときに送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めの完了を出力したり、給電のために車両を自動運転する態様の自動車においてはモータ22を停止するものとしてもよい。図8に示すように、誘起電圧Viの変化量は、極大値に至った以降はマイナスの値でその絶対値が徐々に小さくなるが、位置検出用ソレノイドコイル37aが送電用コイル134の中心位置を僅かでも超えると、その符号はプラスに転じる。この変形例では、この現象を用いて送電用コイル134と受電用コイル34との位置決めするのである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車の製造産業などに利用可能である。
10 非接触送受電システム、20 自動車、22 モータ、24 インバータ、26 バッテリ、27a 電圧センサ、27b 電流センサ、28 システムメインリレー、30 受電装置、31 受電ユニット、32 受電用共振回路、34 受電用コイル、36 コンデンサ、37 位置検出ユニット、37a 位置検出用ソレノイドコイル、37b 抵抗、37c 電圧センサ、40 充電回路、42 充電用リレー、44 リレー、46 抵抗、50 電流センサ、52,54,56 電圧検出ユニット、70 車両用電子制御ユニット(車両ECU)、72 ディスプレイ、80 通信ユニット、130 送電装置、131 送電ユニット、132 送電用共振回路、134 送電用コイル、136 コンデンサ、140 高周波電源回路、150 電流センサ、152 電圧検出ユニット、170 送電用電子制御ユニット(送電ECU)、180 通信ユニット、190 交流電源。

Claims (1)

  1. 車両に搭載され、車外の円形コイルとして構成された送電用コイルから非接触で電力を受電する受電用コイルを有する受電装置であって、
    前記送電用コイルの中心位置では結合せずに該中心位置から離れた位置で結合するよう配置されたソレノイドコイルと、
    前記送電用コイルから出力されている小電力に対して前記ソレノイドコイルで誘起される誘起電圧に基づいて前記受電用コイルと前記送電用コイルとの位置決めに関する情報を出力する制御手段と、
    を備える受電装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022052667A1 (zh) * 2020-09-09 2022-03-17 华为数字能源技术有限公司 一种无线充电设备、对位方法、系统及充电底座

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