JP2016085634A - 表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリーで駆動され、装置の動作を停止せずにバッテリーを交換できる表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラムを提供する。【解決手段】使用者に画像を視認させるとともに外景を透過する画像表示部20と、第1のバッテリー131及び第2のバッテリー132と、画像表示部20の動作モードを、第1のバッテリー131により電源を供給する通常動作モードと、第2のバッテリー132により電源を供給するバッテリー交換モードとに切り替える制御部140とを備える。制御部140は、動作モードをバッテリー交換モードから通常動作モードに切り替えた後に、第1のバッテリー131の電力により第2のバッテリー132を充電する。【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
バッテリーを備える装置において、予備のバッテリーを搭載し、バッテリーを交換する際に予備のバッテリーから電源を供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1は、バッテリーの蓄電量の少ない時に回線が電力のトラブルにより不通になることの対策として、メインバッテリーとサブバッテリーとを備え、メインバッテリーの交換時に、サブバッテリーから電力を供給する携帯用電話機を開示する。
特開平8−9002号公報
しかしながら、表示装置のように比較的消費電力量の大きい装置では、バッテリーを交換する際に、装置を停止する必要があった。例えば、特許文献1記載のサブバッテリーのように、主に使用される電源とは別にバッテリーを用意しても、この種のバッテリーを大容量化することは、大型化、重量の増大、コスト増等の観点から現実的でない。このため、バッテリーを交換する間の表示装置の消費電力を、サブバッテリー等により賄うことは現実的でなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、バッテリーで駆動され、装置の動作を停止せずにバッテリーを交換できる表示装置、表示装置の制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の表示装置は、表示装置であって、使用者に画像を視認させるとともに外景を透過する表示部と、第1のバッテリー及び第2のバッテリーと、前記表示装置の動作モードを、前記第1のバッテリーにより電源を供給する通常動作モードと、前記第2のバッテリーにより電源を供給するバッテリー交換モードとに切り替える制御部と、を備え、前記制御部は、前記動作モードを前記バッテリー交換モードから前記通常動作モードに切り替えた後に、前記第1のバッテリーの電力により前記第2のバッテリーを充電することを特徴とする。
本発明によれば、バッテリーで駆動される表示装置の動作を停止させずにバッテリーを交換することができ、第2のバッテリーの容量不足によってバッテリー交換モードが実行できない事態の発生を抑制することができる。
また、上記表示装置において、前記制御部は、前記第1のバッテリーの交換を検出した場合、交換後の前記第1のバッテリーの残容量が予め設定された基準値以上であるときに、前記動作モードを前記通常動作モードに切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、交換された第1のバッテリーの残容量の不足による表示装置の不具合を防止できる。
また、上記表示装置において、前記制御部は、前記バッテリー交換モードの実行中に、前記第2のバッテリーの残容量が予め設定された条件に該当する場合に、終了シーケンスを実行することを特徴とする。
本発明によれば、第2のバッテリーが、例えば容量不足である場合などに、終了シーケンスを実行することで、データの消失等を防止できる。
また、上記表示装置において、前記制御部は、前記終了シーケンスとして、前記表示装置の動作状態に関する情報を記憶部に記憶させた後に、電源をオフにすることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置の動作状態に関する情報が消失するのを防止することができる。
また、上記表示装置において、前記制御部は、前記バッテリー交換モードの実行中に、前記第2のバッテリーの残容量が予め設定された第1の基準値以下に低下した場合に、前記表示部の表示モードを、前記表示装置の消費電力を削減するモードに変更し、前記表示モードを、前記表示装置の消費電力を削減するモードに変更した後に、前記第2のバッテリーの残容量が第2の基準値以下に低下した場合に、前記終了シーケンスを実行することを特徴とする。
本発明によれば、第2のバッテリーの残容量が低下した場合に、表示モードを、消費電力を削減するモードに変更することで、表示装置の消費電力を削減することができる。また、第2のバッテリーの残容量がさらに低下した場合に、終了シーケンスを実行することで、表示装置のデータ消失を防止することができる。
また、上記表示装置において、前記制御部は、前記バッテリー交換モードの実行中に、前記第2のバッテリーの残容量が前記第1の基準値以下に低下した場合に、前記表示部に前記第2のバッテリーの残容量に基づく表示を行うことを特徴とする。
本発明によれば、第2のバッテリーの残容量が低下した場合に、第2のバッテリーの残容量に関する表示を行い、使用者に表示装置の状態を報知できる。
また、上記表示装置において、前記表示部は、前記使用者の左眼に対応して画像を表示する第1の表示部と、前記使用者の右眼に対応して画像を表示する第2の表示部とを備え、前記制御部は、前記バッテリー交換モードでは、前記第1の表示部と前記第2の表示部とのいずれか一方の表示を停止させることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置の表示機能を維持し、消費電力を効果的に削減することができ、第2のバッテリーによって、第1のバッテリーを交換する間の電力を十分に供給できる。
また、上記表示装置において、前記制御部は、前記バッテリー交換モードで前記表示部に表示させる画像のフレームレートを、前記通常動作モードで前記表示部に表示させる画像のフレームレートよりも低くすることを特徴とする。
本発明によれば、第2のバッテリーで電力を供給する間の消費電力をより一層低減できる。
また、上記表示装置において、前記制御部は、前記バッテリー交換モードでの前記表示部の表示領域を、前記通常動作モードでの前記表示部の表示領域よりも小さくすることを特徴とする。
本発明によれば、第1のバッテリーを交換する間の消費電力をより一層低減し、第2のバッテリーにより電力を供給できる。
また、上記表示装置において、前記制御部は、前記バッテリー交換モードでは前記表示部に表示する画像データを間引いて前記表示部に表示させる、又は前記表示部に、前記表示部の表示に使用する画素を間引くように指示することを特徴とする。
本発明によれば、第2のバッテリーで電力を供給する間の消費電力をより一層低減できる。
また、上記表示装置において、前記制御部は、前記バッテリー交換モードでは前記表示部の表示領域における周辺部に画像を表示する、ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の表示装置。
本発明によれば、第2のバッテリーで電力を交換する間の外景の視認性が向上し、バッテリー交換作業を効率的に行うことができる。
また、上記表示装置において、通信部を備え、前記制御部は、前記バッテリー交換モードにおいて、前記第2のバッテリーの電力を前記通信部に供給し、前記通信部を、通信可能な状態に維持することを特徴とする。
本発明によれば、動作モードを、バッテリー交換モードから通常動作モードに切り替えた際に、通信部の通信設定を再度行う手間を省くことができる。
また、上記表示装置において、前記通信部は、前記表示装置の前記動作モードが、前記バッテリー交換モードから前記通常動作モードに移行した際に、認証を行うことなく通信が開始できるように、前記バッテリー交換モードにおいて前記通信可能な状態を維持することを特徴とする。
本発明によれば、動作モードがバッテリー交換モードから通常動作モードに移行した際に、認証を行うことなく通信を開始することができる。
本発明の表示装置の制御方法は、使用者に画像を視認させるとともに外景を透過する表示部と、第1のバッテリー及び第2のバッテリーとを備える表示装置の制御方法であって、前記表示装置の動作モードを、前記第1のバッテリーにより電源を供給する通常動作モードから、前記第2のバッテリーにより電源を供給するバッテリー交換モードに切り替えるステップと、前記動作モードを前記バッテリー交換モードから前記通常動作モードに切り替えた後に、前記第1のバッテリーの電力により前記第2のバッテリーを充電するステップとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、バッテリーで駆動される表示装置の動作を停止させずにバッテリーを交換することができ、第2のバッテリーの容量不足によってバッテリー交換モードが実行できない事態の発生を抑制することができる。
本発明のプログラムは、使用者に画像を視認させるとともに外景を透過する表示部と、第1のバッテリー及び第2のバッテリーとを備える表示装置を制御するコンピューターが実行可能なプログラムであって、コンピューターを、前記表示装置の動作モードを、前記第1のバッテリーにより電源を供給する通常動作モードと、前記第2のバッテリーにより電源を供給するバッテリー交換モードとに切り替え、前記動作モードを前記バッテリー交換モードから前記通常動作モードに切り替えた後に、前記第1のバッテリーの電力により前記第2のバッテリーを充電する制御部として機能させる。
本発明によれば、バッテリーで駆動される表示装置の動作を停止させずにバッテリーを交換することができ、第2のバッテリーの容量不足によってバッテリー交換モードが実行できない事態の発生を抑制することができる。
頭部装着型表示装置の外観構成を示す説明図。 頭部装着型表示装置を構成する各部の機能ブロック図。 バッテリー収容部の構成を示す図。 制御部の処理手順を示すフローチャート。 バッテリー交換モードの詳細手順を示すフローチャート。 バッテリー交換モードの詳細手順を示すフローチャート。 通信システムのシステム構成を示す概略構成図である。 管理テーブルを示す図である。 頭部装着型表示装置とサーバーとの通信シーケンスを示す図である。
[第1実施形態]
図1は、頭部装着型表示装置100の外観構成を示す説明図である。頭部装着型表示装置100は、頭部に装着する表示装置であり、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、HMD)とも呼ばれる。本実施形態の頭部装着型表示装置100は、使用者が、虚像を視認すると同時に外景も直接視認可能な光学透過型の頭部装着型表示装置である。なお、本明細書では、頭部装着型表示装置100によって使用者が視認する虚像を便宜的に「表示画像」とも呼ぶ。また、画像データに基づいて生成された画像光を射出することを「画像を表示する」ともいう。
頭部装着型表示装置100は、使用者の頭部に装着された状態において使用者に虚像を視認させる画像表示部20と、画像表示部20を制御する制御装置10と、を備えている。制御装置10は、使用者が頭部装着型表示装置100を操作するためのコントローラーとしても機能する。
画像表示部20は、使用者の頭部に装着される装着体であり、本実施形態では眼鏡形状を有している。画像表示部20は、右保持部21と、右表示駆動部22と、左保持部23と、左表示駆動部24と、右光学像表示部26と、左光学像表示部28と、カメラ61と、マイク63とを備える。右光学像表示部26及び左光学像表示部28は、それぞれ、使用者が画像表示部20を装着した際に使用者の右及び左の眼前に位置するように配置されている。右光学像表示部26の一端と左光学像表示部28の一端とは、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の眉間に対応する位置で、互いに接続されている。
右保持部21は、右光学像表示部26の他端である端部ERから、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の側頭部に対応する位置にかけて、延伸して設けられた部材である。同様に、左保持部23は、左光学像表示部28の他端である端部ELから、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の側頭部に対応する位置にかけて、延伸して設けられた部材である。右保持部21及び左保持部23は、眼鏡のテンプル(つる)のようにして、使用者の頭部に画像表示部20を保持する。
右表示駆動部22と左表示駆動部24とは、使用者が画像表示部20を装着した際の使用者の頭部に対向する側に配置されている。なお、右表示駆動部22及び左表示駆動部24を総称して単に「表示駆動部」とも呼び、右光学像表示部26及び左光学像表示部28を総称して単に「光学像表示部」とも呼ぶ。
表示駆動部22,24は、液晶ディスプレイ241,242(Liquid Crystal Display、以下「LCD241,242」とも呼ぶ)や投写光学系251,252等を含む(図2参照)。表示駆動部22,24の構成の詳細は後述する。光学部材としての光学像表示部26,28は、導光板261,262(図2参照)と調光板20Aとを備える。導光板261,262は、光透過性の樹脂等によって形成され、表示駆動部22,24から出力された画像光を使用者の眼に導く。調光板20Aは、薄板状の光学素子であり、使用者の眼の側とは反対の側である画像表示部20の表側を覆うように配置されている。調光板20Aは、光透過性がほぼゼロのもの、透明に近いもの、光量を減衰させて光を透過するもの、特定の波長の光を減衰又は反射するもの等、種々のものを用いることができる。調光板20Aの光学特性(光透過率など)を適宜選択することにより、外部から右光学像表示部26及び左光学像表示部28に入射する外光量を調整して、虚像の視認のしやすさを調整できる。本実施形態では、少なくとも、頭部装着型表示装置100を装着した使用者が外の景色を視認できる程度の光透過性を有する調光板20Aを用いる場合について説明する。調光板20Aは右導光板261、左導光板262を保護し、右導光板261、左導光板262の損傷や汚れの付着等を抑制する。
調光板20Aは、右光学像表示部26及び左光学像表示部28に対し着脱可能としてもよく、複数種類の調光板20Aを交換して装着可能としてもよいし、省略してもよい。
カメラ61は、右光学像表示部26の他端である端部ERに配置される。カメラ61は、使用者の眼の側とは反対側方向の外部の景色である外景を撮像し、外景画像を取得する。図1に示す本実施形態のカメラ61は、単眼カメラであるが、ステレオカメラであってもよい。
カメラ61の撮影方向すなわち画角は、頭部装着型表示装置100の表側方向、換言すれば、頭部装着型表示装置100を装着した状態における使用者の視界方向の少なくとも一部の外景を撮影する方向である。また、カメラ61の画角の広さは適宜設定可能であるが、カメラ61の撮像範囲が、使用者が右光学像表示部26、左光学像表示部28を通して視認する外界を含む範囲であることが好ましい。さらに、調光板20Aを通した使用者の視界の全体を撮影できるようにカメラ61の撮像範囲が設定されているとより好ましい。
画像表示部20は、さらに、画像表示部20を制御装置10に接続するための接続部40を有している。接続部40は、制御装置10に接続される本体コード48と、右コード42と、左コード44と、連結部材46とを備える。右コード42と左コード44とは、本体コード48が2本に分岐したコードである。右コード42は、右保持部21の延伸方向の先端部APから右保持部21の筐体内に挿入され、右表示駆動部22に接続されている。同様に、左コード44は、左保持部23の延伸方向の先端部APから左保持部23の筐体内に挿入され、左表示駆動部24に接続される。
連結部材46は、本体コード48と、右コード42及び左コード44との分岐点に設けられ、イヤホンプラグ30を接続するためのジャックを有している。イヤホンプラグ30からは、右イヤホン32及び左イヤホン34が延伸している。イヤホンプラグ30の近傍にはマイク63が設けられている。イヤホンプラグ30からマイク63までは一本のコードにまとめられ、マイク63からコードが分岐して、右イヤホン32と左イヤホン34のそれぞれに繋がっている。
マイク63は、例えば図1に示すように、マイク63の集音部が使用者の視線方向を向くように配置され、音声を集音して、音声信号を音声処理部190に出力する。マイク63は、例えばモノラルマイクであってもステレオマイクであってもよく、指向性を有するマイクであってもよいし、無指向性のマイクであってもよい。
また、右コード42と左コード44とを一本のコードにまとめることも可能である。具体的には、右コード42の内部の導線を、画像表示部20の本体内部を通して左保持部23側に引き込み、左コード44内部の導線とともに樹脂で被覆して、一本のコードにまとめてもよい。
画像表示部20と制御装置10とは、接続部40を介して各種信号の伝送を行なう。本体コード48における連結部材46とは反対側の端部と、制御装置10とのそれぞれには、互いに嵌合するコネクター(図示略)が設けられている。本体コード48のコネクターと制御装置10のコネクターとの嵌合/嵌合解除により、制御装置10と画像表示部20とが接続されたり切り離されたりする。右コード42と、左コード44と、本体コード48とには、例えば、金属ケーブルや光ファイバーを採用できる。
制御装置10は、頭部装着型表示装置100を制御するための装置である。制御装置10は、決定キー11、点灯部12、表示切替キー13、輝度切替キー15、方向キー16、メニューキー17、及び電源スイッチ18を含むスイッチ類を備える。また、制御装置10は、使用者が指によりタッチ操作するトラックパッド14を備える。
決定キー11は、押下操作を検出して、制御装置10で操作された内容を決定する信号を出力する。点灯部12は、頭部装着型表示装置100の動作状態を、その発光状態によって通知する。頭部装着型表示装置100の動作状態としては、例えば、電源のON/OFF等がある。点灯部12としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)が用いられる。表示切替キー13は、押下操作を検出して、例えば、コンテンツ動画の表示モードを3Dと2Dとに切り替える信号を出力する。
トラックパッド14は、トラックパッド14の操作面上での使用者の指の操作を検出して、検出内容に応じた信号を出力する。トラックパッド14としては、静電式や圧力検出式、光学式といった種々のトラックパッドを採用できる。輝度切替キー15は、押下操作を検出して、画像表示部20の輝度を増減する信号を出力する。方向キー16は、上下左右方向に対応するキーへの押下操作を検出して、検出内容に応じた信号を出力する。電源スイッチ18は、スイッチのスライド操作を検出することで、頭部装着型表示装置100の電源投入状態を切り替える。
図2は、頭部装着型表示装置100を構成する各部の機能ブロック図である。
図2に示すように、頭部装着型表示装置100は、インターフェイス125を介して外部機器OAに接続される。インターフェイス125は、制御装置10に対して、コンテンツの供給元となる種々の外部機器OAを接続するためのインターフェイスである。インターフェイス125としては、例えば、USBインターフェイス、マイクロUSBインターフェイス、メモリーカード用インターフェイス等の有線接続に対応したインターフェイスを用いることができる。
外部機器OAは、頭部装着型表示装置100に画像を供給する画像供給装置として用いられ、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や携帯電話端末、ゲーム端末等が用いられる。
頭部装着型表示装置100の制御装置10は、制御部140と、操作部111と、入力情報取得部110と、記憶部120と、送信部(Tx)51及び送信部(Tx)52とを有している。
操作部111は、使用者による操作を検出する。操作部111は、図1に示した決定キー11、表示切替キー13、トラックパッド14、輝度切替キー15、方向キー16、メニューキー17及び電源スイッチ18の各部を備える。
入力情報取得部110は、使用者による操作入力に応じた信号を取得する。操作入力に応じた信号としては、例えば、トラックパッド14、方向キー16、電源スイッチ18、に対する操作入力がある。
記憶部120は、不揮発性の記憶装置であって、種々のコンピュータープログラムを格納している。また、記憶部120には、頭部装着型表示装置100の画像表示部20に表示する画像データが格納されていても良い。
また、制御部140には、3軸センサー113、GPS115、通信部117及び音声認識部114が接続される。3軸センサー113は3軸の加速度センサーであり、3軸センサー113の検出値を制御部140が取得可能である。GPS115は、アンテナ(図示略)を備え、GPS(Global Positioning System)信号を受信し、制御装置10の現在位置を求める。GPS115は、GPS信号に基づいて求めた現在位置や現在時刻を制御部140に出力する。また、GPS115はGPS信号に含まれる情報に基づいて現在時刻を取得し、制御装置10の制御部140が計時する時刻を修正させる機能を備えていてもよい。
通信部117は、無線LAN(WiFi(登録商標))や、Miracast(登録商標)等の無線通信の規格に準じた無線データ通信を実行する。また、通信部117は、Bluetooth(登録商標)や、Bluetooth Low Energy、RFID、Felica(登録商標)等の近距離無線通信の規格に準じた無線データ通信を実行することも可能である。
外部機器OAが、通信部117に無線接続された場合には、制御部140は、コンテンツデータを通信部117より取得して、画像表示部20に画像を表示するための制御を行う。一方、外部機器OAが、インターフェイス125に有線接続された場合には、制御部140は、コンテンツデータをインターフェイス125より取得して、画像表示部20に画像を表示するための制御を行う。よって、通信部117及びインターフェイス125を、以下総称してデータ取得部DAと呼ぶ。
データ取得部DAは、外部機器OAからコンテンツデータを取得する。データ取得部DAは、頭部装着型表示装置100が表示する画像のデータを、外部機器OAから取得する。
音声認識部114は、マイク63により集音され、後述する音声処理部190によりディジタルデータに変換されたディジタル音声データから特徴を抽出してモデル化する。音声認識部114は、音声の特徴を抽出してモデル化することで、複数の人の声を別々に認識して、声ごとに話している人を特定する話者認識や、音声をテキストに変換するテキスト変換を行う。また、音声認識部114は、音声認識の処理において、音声データの言語の種類を識別できる構成であってもよい。
制御装置10は、第1のバッテリー131と、第2のバッテリー132と、第1のバッテリー監視IC133と、第2のバッテリー監視IC134と、バッテリー制御部135と、電源供給部137とを備える。
第1のバッテリー131は、頭部装着型表示装置100のメインバッテリーである。第1のバッテリー131は、例えば、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池、ニッケル水素電池等の二次電池、電気二重層キャパシター等の蓄電体、或いは、一次電池を用いて構成される。
第2のバッテリー132は、頭部装着型表示装置100のサブバッテリーである。第2のバッテリー132は、第1のバッテリー131のバッテリー交換の際に、頭部装着型表示装置100に電力を供給する。また、第2のバッテリー132は、充電が可能なバッテリーであり、第1のバッテリー131が交換されると、第1のバッテリー131により充電される。
第2のバッテリー132は、一次電池を用いてもよいが、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池、ニッケル水素電池等の二次電池、或いは、電気二重層キャパシター等の蓄電体、燃料電池など充電可能な構成であることが好ましい。さらに、第2のバッテリー132は、電磁誘導方式、電波受信方式、共鳴方式等を用いた非接触充電(ワイヤレス充電)により充電可能な構成とすることもできる。また、第2のバッテリー132として、太陽電池を用いてもよい。
頭部装着型表示装置100は、後述する通常動作モードにおいては、メインバッテリーである第1のバッテリー131を電源として動作する。また、後述するバッテリー交換モードでは、サブバッテリーである第2のバッテリー132を電源として動作する。第1のバッテリー131と第2のバッテリー132との切り替えは、後述するように、制御部140により行われる。
第1のバッテリー監視IC133は、第1のバッテリー131と、バッテリー制御部135とに接続され、第1のバッテリー131の残容量を算出する。第1のバッテリー監視IC133は、例えば、第1のバッテリー131の端子電圧を測定し、測定した端子電圧に基づいて第1のバッテリー131の残容量を算出する。
第1のバッテリー監視IC133による第1のバッテリー131の残容量の算出方法は、第1のバッテリー131の放電電流を計測して積算し、積算した放電電流量に基づいて第1のバッテリー131の残容量を算出するものであってもよい。また、第1のバッテリー監視IC133は、第1のバッテリー131のインピーダンスの変化を測定して、第1のバッテリー131の残容量を算出してもよい。第1のバッテリー監視IC133は、測定した第1のバッテリー131の端子電圧と、算出した第1のバッテリー131の残容量とをバッテリー制御部135に出力する。
なお、第1のバッテリー監視IC133は、第1のバッテリー131の外装に内蔵されるものでもよいし、第1のバッテリー131と一体に設けてもよい。第1のバッテリー131は、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池、ニッケル水素電池等の二次電池、或いは一次電池を、パッケージに封入した電池本体(図示略)と、電池本体を収容する外装とを有する。外装には、パッケージ内部の電極に接続される端子が露出する。第1のバッテリー監視IC133は、電池本体と共に外装に収容してもよく、この場合、電池本体の電極に第1のバッテリー監視IC133が接続される。また、第1のバッテリー131の外装の端子は、第1のバッテリー監視IC133の出力端子に接続される。
第2のバッテリー監視IC134は、第2のバッテリー132と、バッテリー制御部135とに接続され、第2のバッテリー132の残容量を算出する。第2のバッテリー監視IC134は、第1のバッテリー監視IC133と同様に、第2のバッテリー132の端子電圧を測定し、測定した端子電圧に基づいて第2のバッテリー132の残容量を算出する。
第2のバッテリー監視IC134による第2のバッテリー132の残容量の算出方法は、第2のバッテリー132の放電電流を計測して積算し、積算した放電電流量に基づいて第2のバッテリー132の残容量を算出するものであってもよい。また、第2のバッテリー監視IC134は、第2のバッテリー132のインピーダンスの変化を測定して、第2のバッテリー132の残容量を算出してもよい。第2のバッテリー監視IC134は、測定した第2のバッテリー132の端子電圧と、算出した第2のバッテリー132の残容量とをバッテリー制御部135に出力する。
なお、第2のバッテリー監視IC134は、第2のバッテリー132の本体に内蔵されるものでもよいし、又は第2のバッテリー132と一体に設けてもよい。
図3は、バッテリー収容部122の構成を示す図である。バッテリー収容部122は、制御装置10を搭載した筐体145内に収容される。
第1のバッテリー131、第2のバッテリー132、第1のバッテリー監視IC133及び第2のバッテリー監視IC134は、バッテリー収容部122内に収容される。第1のバッテリー131は、バッテリー収容部122に、着脱可能に収容される。すなわち、バッテリー収容部122は、第1のバッテリー131を着脱可能に保持する保持部(図示略)等を備える。
バッテリー収容部122は、蓋123を備える。蓋123が開かれることで、第1のバッテリー131をバッテリー収容部122から出し入れ可能になる。
バッテリー収容部122には、蓋123の開閉を検出する開閉検出部124が設けられる。開閉検出部124には、種々の方式を採用可能であるが、本実施形態では磁気検出式の開閉検出部124を採用する。開閉検出部124は、蓋123に設けられた磁石124Aと、バッテリー収容部122の本体側に設けられたホール素子124Bとを備え、磁石124Aの磁力をホール素子124Bで検出する。蓋123が開かれ、磁石124Aの磁力をホール素子124Bで検出できなくなると、開閉検出部124は、蓋123が開放されたことを示す信号を制御部140に出力する。
なお、開閉検出部124の構成は、磁石124Aと、ホール素子124Bとを備える磁気検出式の構成に限定されない。例えば、蓋123の開閉に対応して接点の導通状態と開放状態とを切り替えるトグルスイッチや、レバースイッチを備えたスイッチ式の構成を採用してもよい。或いは、開閉検出部124は、赤外線や可視光線等の光を利用して、蓋123の開閉を検出する光検出式の構成であってもよいし、凹部への凸部の挿抜を検出して、蓋123の開閉を検出するものであってもよい。
バッテリー制御部135は、制御部140と、第1のバッテリー131と、第2のバッテリー132と、電源供給部137とに接続する。
バッテリー制御部135は、制御部140の制御により、頭部装着型表示装置100の電源の切り替えを行う。すなわち、バッテリー制御部135は、頭部装着型表示装置100に電力を供給するバッテリーを、第1のバッテリー131と、第2のバッテリー132とで切り替える。また、バッテリー制御部135には、第1のバッテリー131又は第2のバッテリー132が供給する電力が入力される。バッテリー制御部135は、入力された電力を電源供給部137に出力する。また、バッテリー制御部135は、制御部140の指示に従って、電源供給部137が電力を供給する供給先を制御する。
電源供給部137は、バッテリー制御部135に接続する。電源供給部137は、第1のバッテリー131又は第2のバッテリー132から供給される電力を、バッテリー制御部135により指示された供給先に供給する。例えば、後述する通常動作モードでは、バッテリー制御部135から電源供給部137に、頭部装着型表示装置100の各部に電力を供給するように指示が出される。このため、電源供給部137は、頭部装着型表示装置100の各部に電力を供給する。また、後述するバッテリー交換モードでは、バッテリー制御部135から電源供給部137に、制御部140、通信部117、画像表示部20の右表示駆動部22及び左表示駆動部24に電力を供給するように指示が出される。つまり、電源供給部137は、制御部140、通信部117、及び画像表示部20の右表示駆動部22及び左表示駆動部24に電力を供給する。
図1に戻り、制御部140は、ハードウェアとして、CPU、ROM、RAM(図示略)等を備える。制御部140は、記憶部120に格納されているコンピュータープログラムを読み出して実行することにより、オペレーティングシステム(OS)150、画像処理部160、表示制御部170、省電力制御部180、音声処理部190として機能する。
頭部装着型表示装置100は、動作モードとして、通常動作モードと、バッテリー交換モードとを備える。頭部装着型表示装置100の動作モードの切り替えは、省電力制御部180により行われる。
通常動作モードは、頭部装着型表示装置100の各機能ブロックに電力を供給する動作モードであり、第1のバッテリー131の電力を、少なくとも、制御部140、通信部117、画像表示部20の右表示駆動部22及び左表示駆動部24に供給する。また、通常動作モードでは、図2に示す頭部装着型表示装置100の全ての機能ブロックに対し、電力を供給可能である。但し、全ての機能ブロックに同時に通電可能であることは要求されない。
バッテリー交換モードは、制御部140の制御によって第2のバッテリー132の電力の供給先を制限し、頭部装着型表示装置100の消費電力量を、通常動作モードよりも低くする動作モードである。本実施形態のバッテリー交換モードでは、制御部140の制御により、制御部140、通信部117、画像表示部20の右表示駆動部22及び左表示駆動部24に電力が供給される。
画像処理部160は、コンテンツに含まれる画像信号を取得する。画像処理部160は、取得した画像信号から、垂直同期信号VSyncや水平同期信号HSync等の同期信号を分離する。また、画像処理部160は、分離した垂直同期信号VSyncや水平同期信号HSyncの周期に応じて、PLL(Phase Locked Loop)回路等(図示略)を利用してクロック信号PCLKを生成する。画像処理部160は、同期信号が分離されたアナログ画像信号を、A/D変換回路等(図示略)を用いてディジタル画像信号に変換する。画像処理部160は、変換後のディジタル画像信号を、対象画像の画像データ(図中、Data)として、1フレームごとに記憶部120内のDRAMに格納する。この画像データは、例えばRGBデータである。
なお、画像処理部160は、必要に応じて、画像データに対して、解像度変換処理や、輝度、彩度の調整といった種々の色調補正処理、キーストーン補正処理等の画像処理を実行してもよい。
また、画像処理部160は、画像信号のフレームレートを変換する指示が省電力制御部180から入力された場合、画像信号のフレームレートを変換する変換処理を行う。
画像処理部160は、フレームレートを変換する指示が入力されると、画像信号のフレームレートが、通常動作モードのときのフレームレートよりも低くなるように画像信号、垂直同期信号(VSync)及び水平同期信号(HSync)の変換を行う。
なお、画像処理部160により変換される画像信号のフレームレートは、事前に設定されたフレームレートであってもよいし、省電力制御部180からの指示に応じて変更されるものであってもよい。例えば、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量に応じたフレームレートを画像処理部160に指示するようにしてもよい。具体的には、変換先のフレームレートが予め複数段階に設定され、第2のバッテリー132の残容量が複数段階に分けられ、フレームレートが第2のバッテリー132の残容量の段階に対応付けられる構成が挙げられる。この構成では、省電力制御部180が、第2のバッテリー132の容量に対応するフレームレートを、変換先のフレームレートとして選択する。
画像処理部160は、生成されたクロック信号PCLK、垂直同期信号VSync、水平同期信号HSync、記憶部120内のDRAMに格納された画像データDataのそれぞれを送信部51、52を介して送信する。なお、送信部51を介して送信される画像データDataを「右眼用画像データ」とも呼び、送信部52を介して送信される画像データDataを「左眼用画像データ」とも呼ぶ。送信部51、52は、制御装置10と画像表示部20との間におけるシリアル伝送のためのトランシーバーとして機能する。
表示制御部170は、右表示駆動部22及び左表示駆動部24を制御する制御信号を生成する。具体的には、表示制御部170は、制御信号により、右LCD制御部211による右LCD241の駆動ON/OFF、右バックライト制御部201による右バックライト221の駆動ON/OFFを個別に制御する。また、表示制御部170は、左LCD制御部212による左LCD242の駆動ON/OFF、左バックライト制御部202による左バックライト222の駆動ON/OFFを個別に制御する。
これにより、表示制御部170は、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のそれぞれによる画像光の生成および射出を制御する。例えば、表示制御部170は、右表示駆動部22及び左表示駆動部24の両方に画像光を生成させたり、一方のみに画像光を生成させたりする。また、表示制御部170は、右表示駆動部22及び左表示駆動部24の両方共に画像光を生成させないようにすることもできる。
また、表示制御部170は、右LCD制御部211に対する制御信号と、左LCD制御部212に対する制御信号とのそれぞれを、送信部51と送信部52とを介して送信する。また、表示制御部170は、右バックライト制御部201に対する制御信号を右バックライト制御部201に送信し、左バックライト制御部202に対する制御信号を左バックライト制御部202により送信する。
省電力制御部180は、頭部装着型表示装置100の動作モードを切り替える。
省電力制御部180は、第1のバッテリー131の残容量、又は開閉検出部124から入力される信号に基づいて、頭部装着型表示装置100の動作モードを通常動作モードからバッテリー交換モードに切り替える。
また、省電力制御部180は、第1のバッテリー131の交換を検出した場合に、第1のバッテリー131の残容量に基づいて、頭部装着型表示装置100の動作モードをバッテリー交換モードから通常動作モードに切り替える。
また、省電力制御部180は、動作モードをバッテリー交換モードに切り替えた後に、第2のバッテリー132の残容量を監視する。第2のバッテリー132の残容量は、第2のバッテリー監視IC134により算出され、バッテリー制御部135から省電力制御部180に入力される。
省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量と第1の基準値とを比較し、第2のバッテリー132の残容量が第1の基準値以下に低下した場合に、画像表示部20の表示モードを、頭部装着型表示装置100の消費電力を削減するモードに変更する。省電力制御部180は、画像処理部160及び表示制御部170の少なくともいずれかを制御することで、画像表示部20の表示モードを変更する。第1の基準値は、第2のバッテリー132の満充電、又はそれ以下の容量に相当する値に設定される。例えば、第1の基準値が、第2のバッテリー132の満充電に相当する値に設定され、電源の切り替え時に第2のバッテリー132が満充電であれば、省電力制御部180は、電源を第2のバッテリー132に切り替えた際に画像表示部20の表示モードを変更する。また、例えば、第1の基準値が、第2のバッテリー132の80%に相当する値に設定されている場合、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が80%に低下するまで画像表示部20の表示モードの変更を行わない。省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が80%に低下したことを検出して、画像表示部20の表示モードを変更する。
また、画像表示部20の表示モードは、画像表示部20の表示設定であり、省電力制御部180は、頭部装着型表示装置100の消費電力を削減可能な表示モードへの変更を指示する。省電力制御部180が表示制御部170を制御して、画像表示部20の表示モードを変更することで、例えば、画像表示部20の輝度や、画像表示部20の表示領域のサイズが変更される。また、省電力制御部180が画像処理部160を制御して、画像表示部20の表示モードを変更することで、画像表示部20に表示される画像のフレームレートが変更される。また、省電力制御部180が表示制御部170を制御して、画像表示部20の表示モードを変更することで、画像の表示を担当する表示駆動部22、24が変更される。例えば、表示制御部170は、省電力制御部180の指示に従って、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれか一方に画像を表示させる。
また、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が第1の基準値以下に低下した場合に、画像表示部20に第2のバッテリー132の残容量に基づく表示を行う。第2のバッテリー132の残容量に基づく表示とは、例えば、第2のバッテリー132の残容量に関する表示や、第2のバッテリー132の残容量に基づいて算出された、頭部装着型表示装置100が動作可能な動作時間の表示である。
また、省電力制御部180は、監視する第2のバッテリー132の残容量が予め設定された条件に該当する場合に、終了シーケンスを実行する。省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量を、予め設定された第2の基準値と比較することで、予め設定された条件に該当するか否かを判定する。第2の基準値は、第1の基準値よりも値が小さい。第2の基準値は、例えば、終了シーケンスの実行に必要な第2のバッテリー132の残容量に、所定のマージンを加算した第2のバッテリー132の残容量に相当する値に設定される。この第2の基準値は、記憶部120に事前に記憶された値であり、例えば、頭部装着型表示装置100の電源投入時にCPUにより記憶部120から読み込まれ、RAMに記憶される。省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が第2の基準値以下に低下した場合に、終了シーケンスを実行すると判定する。
また、省電力制御部180は、終了シーケンスを実行するか否かの判定を、バッテリー制御部135から入力される信号に基づいて行うこともできる。バッテリー制御部135は、第2のバッテリー監視IC134が測定する第2のバッテリー132の端子電圧に基づいて、頭部装着型表示装置100の最低動作電圧を検出する。最低動作電圧を検出したバッテリー制御部135は、最低動作電圧を検出した旨を示す信号を省電力制御部180に出力する。バッテリー制御部135から信号を入力した省電力制御部180は、終了シーケンスを実行する。
省電力制御部180は、終了シーケンスを開始すると、通信部117がネットワークに接続している場合に、通信部117のネットワーク接続を切断し、制御装置10の動作状態に関するログ(動作状態に関する情報)を記憶部120に記憶させる。その後、省電力制御部180は、第2のバッテリー132からの電源供給をオフにしてOSをシャットダウンさせる。動作状態に関するログには、アクセスポイントとの接続に必要なESSID等の情報や、例えば、接続していたサーバー装置との認証に必要な情報等の接続設定情報が含まれる。また、動作状態に関するログには、第2のバッテリー132の残容量や、頭部装着型表示装置100の使用者が、操作部111の方向キー16やトラックパッド14を操作して入力した作業の進捗状況を示す情報等が含まれる。
音声処理部190は、コンテンツに含まれる音声信号を取得し、取得した音声信号を増幅して、連結部材46に接続された右イヤホン32内のスピーカー(図示略)及び左イヤホン34内のスピーカー(図示略)に対して供給する。なお、例えば、Dolby(登録商標)システムを採用した場合、音声信号に対する処理がなされ、右イヤホン32及び左イヤホン34のそれぞれから、例えば周波数等が変えられた異なる音が出力される。
画像表示部20は、インターフェイス25と、右表示駆動部22と、左表示駆動部24と、右光学像表示部26としての右導光板261と、左光学像表示部28としての左導光板262と、カメラ61と、振動センサー65と、9軸センサー66とを備えている。
振動センサー65は、加速度センサーを利用して構成され、図1に示すように画像表示部20の内部に配置される。図1の例では右保持部21において、右光学像表示部26の端部ERの近傍に内蔵される。振動センサー65は、使用者が端部ERを叩く操作(ノック操作)を行った場合に、この操作による振動を検出して、検出結果を制御部140に出力する。この振動センサー65の検出結果により、制御部140は、使用者によるノック操作を検出する。
9軸センサー66は、加速度(3軸)、角速度(3軸)、地磁気(3軸)を検出するモーションセンサーである。9軸センサー66は、画像表示部20に設けられているため、画像表示部20が使用者の頭部に装着されているとき、制御部140は、9軸センサー66の検出値に基づいて使用者の頭部の動きを検出できる。検出された使用者の頭部の動きから画像表示部20の向きがわかるため、制御部140は、使用者の視線方向を推定できる。
インターフェイス25は、右コード42と左コード44とが接続されるコネクターを備える。インターフェイス25は、送信部51から送信されるクロック信号PCLK、垂直同期信号VSync、水平同期信号HSync、画像データDataを、対応する受信部(Rx)53、54に出力する。また、インターフェイス25は、表示制御部170から送信される制御信号を、対応する受信部53、54、右バックライト制御部201又は左バックライト制御部202に出力する。
また、インターフェイス25は、カメラ61、振動センサー65及び9軸センサー66のインターフェイスである。振動センサー65による振動の検出結果や、9軸センサー66による加速度(3軸)、角速度(3軸)、地磁気(3軸)の検出結果は、インターフェイス25を介して制御装置10の制御部140に送られる。
右表示駆動部22は、受信部53と、光源として機能する右バックライト(BL)制御部201及び右バックライト(BL)221と、表示素子として機能する右LCD制御部211及び右LCD241と、右投写光学系251とを備える。右バックライト制御部201と右バックライト221とは、光源として機能する。右LCD制御部211と右LCD241とは、表示素子として機能する。なお、右バックライト制御部201と、右LCD制御部211と、右バックライト221と、右LCD241とを総称して「画像光生成部」とも呼ぶ。
受信部53は、制御装置10と画像表示部20との間におけるシリアル伝送のためのレシーバーとして機能する。右バックライト制御部201は、入力された制御信号に基づいて、右バックライト221を駆動する。右バックライト221は、例えば、LEDやエレクトロルミネセンス(EL)等の発光体である。右LCD制御部211は、受信部53を介して入力されたクロック信号PCLKと、垂直同期信号VSyncと、水平同期信号HSyncと、右眼用画像データDataとに基づいて、右LCD241を駆動する。右LCD241は、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルである。
右投写光学系251は、右LCD241から射出された画像光を並行状態の光束にするコリメートレンズによって構成される。右光学像表示部26としての右導光板261は、右投写光学系251から出力された画像光を、所定の光路に沿って反射させつつ使用者の右眼REに導く。
左表示駆動部24は、右表示駆動部22と同様の構成を有している。左表示駆動部24は、受信部54と、光源として機能する左バックライト(BL)制御部202及び左バックライト(BL)222と、表示素子として機能する左LCD制御部212及び左LCD242と、左投写光学系252と、を備える。左バックライト制御部202と左バックライト222とは、光源として機能する。左LCD制御部212と左LCD242とは、表示素子として機能する。また、左投写光学系252は、左LCD242から射出された画像光を並行状態の光束にするコリメートレンズによって構成される。左光学像表示部28としての左導光板262は、左投写光学系252から出力された画像光を、所定の光路に沿って反射させつつ使用者の左眼LEに導く。
図4は、制御部140の処理手順を示すフローチャートである。
省電力制御部180は、バッテリー制御部135から入力される第1のバッテリー131の残容量が基準値以下であるか否かを判定する(ステップS1)。この基準値は、例えば、頭部装着型表示装置100の最低動作電圧を供給可能な第1のバッテリー131の残容量に、所定のマージンを加算した第1のバッテリー131の残容量に相当する値に設定される。また、この基準値は、制御部140の記憶部120に事前に記憶された値であり、例えば、電源投入時にCPUにより記憶部120から読み込まれ、RAMに記憶される。省電力制御部180は、第1のバッテリー131の残容量を、RAMに記憶された基準値と比較して、動作モードを通常動作モードからバッテリー交換モードに切り替えるか否かを判定する。第1のバッテリー131の残容量は、第1のバッテリー監視IC133により算出され、バッテリー制御部135を介して省電力制御部180に入力される。ステップS1の判定が肯定判定の場合(ステップS1/YES)、省電力制御部180は、バッテリー交換モードを実行する(ステップS3)。
また、ステップS1の判定が否定判定の場合(ステップS1/NO)、省電力制御部180は、開閉検出部124が出力する信号に基づき、バッテリー収容部122の蓋123が開放されているか否かを判定する(ステップS2)。開閉検出部124は、蓋123の開放を検出すると、蓋123が開放されたことを示す信号を制御部140に出力する。省電力制御部180は、開閉検出部124から信号が入力され、蓋123が開放されていると判定すると(ステップS2/YES)、バッテリー交換モードを実行する(ステップS3)。
また、省電力制御部180は、開閉検出部124からの信号が入力されず、蓋123が閉じていると判定すると(ステップS2/NO)、ステップS1の判定に戻る。省電力制御部180は、第1のバッテリー131の残容量の測定結果がバッテリー制御部135から入力されるまで待機する。
なお、本実施形態では、図4のステップS2に示すように、省電力制御部180がフロー制御により開閉検出部124の信号を検出する動作を説明するが、これは便宜的な記載であって、本発明はフロー制御に限定されない。例えば、開閉検出部124が蓋123の開放を検出した場合に出力する信号(電圧値)が、制御部140に、割り込み信号として入力してもよい。この場合、制御部140(省電力制御部180)は、開閉検出部124の入力に対し割り込み制御を実行し、他の処理を実行中であっても、ステップS2で肯定判定してもよい。
図5及び図6は、バッテリー交換モードの詳細手順を示すフローチャートである。
省電力制御部180は、動作モードをバッテリー交換モードに切り替える(ステップS11)。省電力制御部180は、動作モードをバッテリー交換モードに切り替えると、バッテリー交換モードへの切り替えを通知する信号を表示制御部170に出力する。省電力制御部180からの信号を入力した表示制御部170は、メッセージを画像表示部20に表示させる(ステップS12)。このメッセージは、頭部装着型表示装置100の動作モードがバッテリー交換モードに切り替えられたことを通知するメッセージである。表示制御部170は、この他に、バッテリー収容部122の蓋123が開放された状態であることを通知するメッセージや、バッテリー交換が可能な状態になるまで第1のバッテリー131の交換を待機するように使用者に要請するメッセージを表示させてもよい。
次に、省電力制御部180は、システム情報を記憶部120に記憶させる(ステップS13)。システム情報は、バッテリー交換モードに切り替えた頭部装着型表示装置100を、通常動作モードの状態に復帰させるためのデータであり、制御部140の動作に係るデータである。システム情報には、例えば、画像表示部20に表示する画像の表示位置や、表示サイズ等、頭部装着型表示装置100の動作に関するデータが含まれる。なお、記憶部120に記憶させるシステム情報は、第2のバッテリー132の残容量に応じて選択することも可能である。例えば、システム情報には、重要度が事前に設定されている。省電力制御部180は、記憶部120に記憶させるシステム情報を、システム情報に設定された重要度と、第2のバッテリー132の残容量とに基づいて選択する。例えば、電源を第1のバッテリー131から第2のバッテリー132に切り替えた後の第2のバッテリー132の残容量が少ない場合には、重要度の高いシステム情報を記憶部120に記憶させる。
次に、省電力制御部180は、バッテリー制御部135にバッテリー切り替えを指示する信号を出力して、第2のバッテリー132への切り替えを指示する(ステップS14)。信号を入力したバッテリー制御部135は、電力を供給するバッテリー、すなわち電源を第1のバッテリー131から第2のバッテリー132に切り替える。
次に、省電力制御部180は、バッテリー制御部135に、電力の供給先を制限させる信号を出力する(ステップS15)。省電力制御部180からの信号を入力したバッテリー制御部135は、電力の供給先を、制御部140と、通信部117と、画像表示部20の右表示駆動部22及び左表示駆動部24とに制限する。通信部117には、バッテリー交換モードへの切り替え後も電力が供給されるため、例えば、通信部117がネットワーク接続している場合に、このネットワークとの接続を維持することができる。従って、頭部装着型表示装置100の動作モードが通常動作モードに復帰した後に、使用者は、通信部117をネットワークに接続させる操作を行う必要がない。
また、バッテリー交換モードへの移行後も、通信部117には電力が供給されるため、通信部117は、バッテリー交換モードへの移行後も、接続状態にあるネットワークとの接続を維持する。通信部117は、バッテリー交換モードから通常動作モードに移行した際に、使用者の認証を行うことなく通信が開始できるように、バッテリー交換モードにおいてネットワークとの接続を維持する。このため、バッテリー交換モードから通常動作モードに復帰した後に、ネットワークに再接続するために、パスワード等の認証情報を再入力する等の操作を行う必要がない。従って、バッテリー交換による使用者の手間を軽減することができる。
また、通信部117が、例えば、無線LANによりネットワークに接続している場合には、省電力制御部180は、バッテリー交換モードに移行した際に、通信部117の通信モードをパワーセーブモードに変更して、通信部117の消費電力を削減してもよい。
さらに、通信部117が、通常動作モードにおいて、Bluetoothにより通信を行っている場合、省電力制御部180は、バッテリー交換モードに移行した際に、通信部117をBluetooth Low Energyによる通信に切り替えてもよい。
また、省電力制御部180は、RFIDや、Felica等の規格に準じた近距離無線通信が可能である場合に、バッテリー交換モードに移行した際に、通信部117を、無線LANによる通信から、近距離無線通信に切り替えてもよい。
なお、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量に基づいてバッテリー制御部135を制御し、電力を供給する機能ブロックを制御してもよい。例えば、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が70%以下に低下した場合、右表示駆動部22への電力供給を停止させる信号をバッテリー制御部135に出力する。また、第2のバッテリー132の残容量が、50%以下に低下した場合に、省電力制御部180は、左表示駆動部24への電力供給を停止させる信号をバッテリー制御部135に出力する。また、第2のバッテリー132の残容量が、40%以下に低下した場合に、省電力制御部180は、通信部117への電力供給を停止させる信号をバッテリー制御部135に出力する。
次に、省電力制御部180は、第1のバッテリー131が交換されたか否かを判定する(ステップS16)。省電力制御部180は、第1のバッテリー131が取り外されたことを検出し、再び第1のバッテリー131が装着されたことを検出する。
省電力制御部180は、第1のバッテリー監視IC133により測定される第1のバッテリー131の端子電圧に基づいて、第1のバッテリー131が交換されたか否かを判定する。第1のバッテリー131とバッテリー制御部135との接続が解除されると、第1のバッテリー監視IC133により測定される第1のバッテリー131の端子電圧が、ローレベル又はハイインピーダンスとなる。省電力制御部180は、第1のバッテリー監視IC133により入力される第1のバッテリー131の端子電圧がローレベル又はハイインピーダンスとなることにより、第1のバッテリー131がバッテリー収容部122から取り外されたと判定する。この判定は、省電力制御部180が、バッテリー監視IC133が検出する電圧値と、予め設定された電圧の基準値とを比較し、その大小を判定することで行われる。
また、バッテリー収容部122に新たな第1のバッテリー131が収容され、第1のバッテリー131とバッテリー制御部135とが接続されると、第1のバッテリー監視IC133の測定する第1のバッテリー131の端子電圧が所定範囲の電圧となる。省電力制御部180は、第1のバッテリー監視IC133により測定される第1のバッテリー131の端子電圧が所定範囲の電圧となることにより、第1のバッテリー131が交換されたと判定する。ここで、省電力制御部180は、バッテリー監視IC133が検出する電圧値を、予め設定された電圧の基準値と比較し、その大小を判定する。
ステップS16の判定が否定判定の場合(ステップS16/NO)、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が第1の基準値以下であるか否かを判定する(ステップS17)。第1の基準値が第2のバッテリー132の満充電を検出する値に設定された場合、省電力制御部180は、電源が第2のバッテリー132に切り替えられたときに、ステップS18及びS19の処理を開始する。
ステップS17の判定が否定判定の場合(ステップS17/NO)、省電力制御部180は、ステップS16に戻り、第1のバッテリー131が交換されたか否かを判定する(ステップS16)。また、ステップS17の判定が肯定判定の場合(ステップS17/YES)、省電力制御部180は、表示制御部170に、第2のバッテリー132の残容量が第1の基準値以下に低下したことを示す信号を出力する。省電力制御部180の信号を入力した表示制御部170は、画像表示部20に、第2のバッテリー132の残容量に基づく表示を行う(ステップS18)。この表示は、第2のバッテリー132の残容量に関する表示や、第2のバッテリー132の残容量に基づいて算出される、頭部装着型表示装置100が動作可能な残り時間の表示である。
次に、省電力制御部180は、表示制御部170に、表示モードの変更を指示する信号を出力する(ステップS19)。表示モードの変更を指示する信号を入力した表示制御部170は、例えば、画像表示部20の輝度を調整する。表示制御部170は、制御信号により右バックライト制御部201及び左バックライト制御部202の少なくとも一方を制御して、右バックライト221及び左バックライト222の少なくとも一方の輝度を通常動作モードのときよりも低下させる。すなわち、表示制御部170は、右バックライト221及び左バックライト222の輝度を通常動作モードのときよりも低下させてもよいし、右バックライト221又は左バックライト222の輝度を通常動作モードのときよりも低下させてもよい。右バックライト221及び左バックライト222の少なくとも一方の輝度が、通常動作モードのときよりも低くなるため、頭部装着型表示装置100の消費電力を削減することができる。
また、表示モードの変更を指示する信号を入力した表示制御部170は、画像表示部20の表示領域を変更してもよい。画像表示部20の表示領域は、右LCD241及び左LCD242の表示領域である。
表示制御部170は、制御信号により右LCD制御部211及び左LCD制御部212の少なくとも一方を制御し、右LCD241及び左LCD242の少なくとも一方の表示領域を通常動作モードにおける表示領域よりも縮小させる。すなわち、表示制御部170は、右LCD241及び左LCD242の表示領域を通常動作モードのときよりも縮小させてもよいし、右LCD241又は左LCD242の表示領域を通常動作モードのときよりも縮小させてもよい。右LCD241及び左LCD242の少なくとも一方の表示領域が、通常動作モードのときよりも縮小されるので、頭部装着型表示装置100の消費電力を削減することができる。
また、表示モードの変更を指示する信号を入力した表示制御部170は、画像表示部20の右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれか一方の表示を停止させてもよい。
表示制御部170は、例えば、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれかへの制御信号の出力をオフすることにより、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれか一方に画像光の生成を停止させてもよい。また、表示制御部170は、制御信号により右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれか一方を制御して、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれか一方の画像光の生成を停止させてもよい。さらに、省電力制御部180の制御により、画像処理部160から送信部51又は52へ出力されるクロック信号PCLK、垂直同期信号VSync、水平同期信号HSync、画像データDataの送信を停止させてもよい。また、省電力制御部180がバッテリー制御部135を制御して、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれか一方に対する電力供給を停止させることにより、表示を停止させてもよい。これにより、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれか一方のみが表示を行う状態となり、右表示駆動部22及び左表示駆動部24の両方に画像を表示する場合に比べて消費電力量が削減される。
また、表示制御部170は、バックライト221、222の輝度の調整と、LCD241、242の表示領域の縮小と、表示駆動部22又は24の表示停止とを組み合わせて、画像表示部20の消費電力を削減してもよい。
省電力制御部180は、画像表示部20の表示モードを指定するモード番号を、第2のバッテリー132の残容量に応じて選択し、選択したモード番号を表示制御部170に通知する。
例えば、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が例えば80%以下になると、表示制御部170にモード番号「1」を通知する。モード番号「1」を通知された表示制御部170は、制御信号により右バックライト制御部201及び左バックライト制御部202を制御して、右バックライト221及び左バックライト222の輝度を通常動作モードのときよりも低下させる。
また、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が例えば60%以下になると、表示制御部170にモード番号「2」を通知する。モード番号「2」を通知された表示制御部170は、制御信号により右LCD制御部211及び左LCD制御部212を制御して、右LCD241及び左LCD242の表示領域を通常動作モードのときの表示領域よりも縮小させる。
また、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が例えば40%以下になると、表示制御部170にモード番号「3」を通知する。モード番号「3」を通知された表示制御部170は、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれかへの制御信号の出力をオフし、右表示駆動部22又は左表示駆動部24の表示を停止させる。
これにより、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれか一方は、表示画像の表示が停止される。また、右表示駆動部22と左表示駆動部24との他方は、バックライト221(222)の輝度が抑制され、LCD241(242)の表示領域が縮小された状態となる。
また、省電力制御部180が、画像処理部160に、画像信号のフレームレートを、通常動作モードのときよりも低くするように指示する信号を出力してもよい。省電力制御部180からの信号を入力した画像処理部160は、画像信号のフレームレートが、通常動作モードのときのフレームレートよりも低くなるように画像信号、垂直同期信号(VSync)、水平同期信号(HSync)の変換を行う。画像処理部160により変換される画像信号のフレームレートは、事前に設定されたフレームレートであってもよいし、省電力制御部180からの指示に応じて変更されるものであってもよい。例えば、第2のバッテリー132の残容量と、変換後のフレームレートとを予め複数段階に設定しておき、省電力制御部180が、第2のバッテリー132の容量に対応するフレームレートを、変換先のフレームレートとして選択してもよい。
また、省電力制御部180は、画像処理部160に、画像信号の間引き処理を行うように指示する信号を出力してもよい。省電力制御部180からの信号を入力した画像処理部160は、ディジタル変換したディジタル画像信号を、事前に設定された間引き率で間引き、間引き後の画像信号を、画像データとして記憶部120内のRAMに記憶させる。
また、記憶部120内のRAMに記憶させた画像信号を送信部51、52を介して画像表示部20に送信する際に、RAMから読み出す画像信号を予め設定された間引き率で読み出すことで間引き処理を実現してもよい。
また、右LCD制御部211が、右眼用画像データの表示に使用する右LCD241の画素を間引き、左LCD制御部212が、左眼用画像データの表示に使用する左LCD242の画素を間引くことで、画像表示部20の消費電力を削減してもよい。
また、バッテリー交換モードでは、表示制御部170により、右LCD241及び左LCD242の表示領域における周辺部に画像を表示させてもよい。例えば、画像バッテリー交換モードでは、画像処理部160により、右LCD241及び左LCD242に表示させる画像データのサイズを通常動作モードのときよりも縮小する。そして、表示制御部170の制御により、縮小した画像を、右LCD241及び左LCD242の表示領域における周辺部に表示させる。すなわち、視界の中心を回避して、画像を表示領域における周辺部に表示されるため、第2のバッテリー132で電力を交換する間の外景の視認性を向上させることができる。このため、バッテリー交換作業を効率的に行うことができる。
次に、省電力制御部180は、第1のバッテリー131が交換されたか否かを判定する(ステップS20)。省電力制御部180は、ステップS15と同様に、第1のバッテリー監視IC133により測定される第1のバッテリー131の端子電圧に基づき、第1のバッテリー131の取り外しと、第1のバッテリー131の再度の装着とを検出する。省電力制御部180は、第1のバッテリー131の取り外しと、第1のバッテリー131の再度の装着とを検出して、第1のバッテリー131が交換されか否かを判定する。
ステップS20の判定が否定判定の場合(ステップS20/NO)、省電力制御部180は、第2のバッテリー132の残容量が第2の基準値以下であるか否かを判定する(ステップS21)。
ステップS21の判定が否定判定の場合(ステップS21/NO)、省電力制御部180は、ステップS20の判定に戻り、第1のバッテリー131が交換されたか否かを判定する(ステップS20)。また、ステップS21の判定が肯定判定の場合(ステップS21/YES)、省電力制御部180は、終了シーケンスを実行する(ステップS22)。省電力制御部180は、制御部140のRAMに記憶された、バッテリー残容量、日時等の制御装置10の動作状態に関するログを記憶部120に記憶させ、OSをシャットダウンさせる。
また、ステップS15又はステップS20の判定により第1のバッテリー131が交換されたと判定すると(ステップS15又はS20/YES)、省電力制御部180は第1のバッテリー131の残容量が基準値以上であるか否かを判定する(ステップS31)。この基準値は、動作モードを通常動作モードからバッテリー交換モードへ切り替えるか否かの判定に用いたステップS1の基準値とは異なる値である。基準値は、頭部装着型表示装置100を通常動作モードで動作させても、予め設定された時間の間は頭部装着型表示装置100が動作を継続することができる第1のバッテリー131の残容量に相当する値に設定される。
ステップS31の判定が否定判定の場合(ステップS31/NO)、省電力制御部180は、第1のバッテリー131の残容量不足を示す信号を表示制御部170に出力する。省電力制御部180からの信号を入力した表示制御部170は、画像表示部20に、第1のバッテリー131の残容量が不足している旨のメッセージを表示させる(ステップS32)。残容量が不足した第1のバッテリー131が交換又は充電されずに、再度バッテリー制御部135に接続された場合、頭部装着型表示装置100を通常動作モードに復帰させることができない。また、残容量が不足した第1のバッテリー131がバッテリー制御部135に接続されると、頭部装着型表示装置100が動作電圧を得られず、頭部装着型表示装置100の動作が異常な状態又は不安定な状態となる。このような状態が生じないようにするため、ステップS31において、省電力制御部180が、第1のバッテリー131の残容量が基準値以上であるか否かを判定している。
また、ステップS31の判定が肯定判定の場合(ステップS31/YES)、省電力制御部180は、バッテリー制御部135に指示信号を出力して、第1のバッテリー131への切り替えを指示する(ステップS33)。指示信号を入力したバッテリー制御部135は、電力を供給するバッテリー、すなわち電源を第2のバッテリー132から第1のバッテリー131に切り替える。
また、省電力制御部180は、記憶部120に記憶させたシステム情報をRAM等のワークメモリーに展開して復元する(ステップS34)。その後、制御部140は、RAMに展開されたデータに基づく処理を実行する。これにより、頭部装着型表示装置100が、バッテリー交換モードへの切り替え前の通常動作モードに戻される。
次に、省電力制御部180は、バッテリー制御部135に指示信号を出力して、バッテリー制御部135に、第1のバッテリー131の電力により第2のバッテリー132を充電させる(ステップS35)。省電力制御部180は、ステップS31において、第1のバッテリー131の残容量が基準値以上であると判定すると、バッテリー制御部135に指示信号を出力して、第2のバッテリー132の充電を指示する。
バッテリー制御部135は、第2のバッテリー監視IC134により算出される第2のバッテリー132の残容量を入力し、入力した第2のバッテリー132の残容量に基づいて、第2のバッテリー132が満充電の状態にあるか否かを判定する。バッテリー制御部135は、第2のバッテリー132の残容量が満充電の状態にはなく、充電可能な状態にあると判定すると、第1のバッテリー131の電力を第2のバッテリー132に出力して、第2のバッテリー132を充電する。すなわち、第2のバッテリー132が充電される条件は、交換された第1のバッテリー131の残容量が基準値以上であり、第2のバッテリー132の残容量が満充電の状態にはない場合である。これらの条件が満たされた場合、バッテリー制御部135は、第1のバッテリー131の電力により第2のバッテリー132を充電するようにバッテリー制御部135に指示する信号を出力する。
なお、ステップS1において、第1のバッテリー131の残容量が基準値よりも多く、誤って蓋123が開放された場合の対策として、蓋123が閉まったときに、ステップS31に移行してもよい。この場合、省電力制御部180で、第1のバッテリー131の残容量の判定を行うとよい。
また、第1のバッテリー131及び第2のバッテリー132の残容量の判定をバッテリー制御部135により行うことも可能である。例えば、バッテリー制御部135は、第1のバッテリー131の残容量が、規定値以下に低下した場合に、その旨を示す信号を制御部140に出力する。そして、制御部140からバッテリー切り替えの許可信号が入力されると、電源を第1のバッテリー131から第2のバッテリー132に変更する。
また、バッテリー制御部135は、第1のバッテリー監視IC133により測定される第1のバッテリー131の端子電圧に基づき、第1のバッテリー131の取り外しと、第1のバッテリー131の再度の装着とを検出してもよい。バッテリー制御部135による第1のバッテリー131の取り外しと、第1のバッテリー131の再度の装着との検出方法は、省電力制御部180による検出方法と同一である。
また、ステップS19の表示モードの変更において、表示制御部170は、画像表示部20の右表示駆動部22及び左表示駆動部24の表示を停止させてもよい。
例えば、表示制御部170は、第2のバッテリー132の残容量が第1の基準値以下に低下した場合に、右表示駆動部22及び左表示駆動部24のいずれか一方の表示を停止させる。また、表示制御部170は、第2のバッテリー132の残容量が、第3の基準値以下に低下した場合に、右表示駆動部22及び左表示駆動部24の表示を停止させる。第3の基準値は、第1の基準値と第2の基準値との間の値に設定される。
また、省電力制御部180は、第2のバッテリー132への切り替えを指示する信号をバッテリー制御部135に出力した後に、表示制御部170を制御して、第1のバッテリー131の交換方法を説明するコンテンツ動画を画像表示部20に表示させてもよい。第1のバッテリー131の交換方法に不慣れな使用者の場合、コンテンツ動画を視聴しながら作業を行うことで、効率よく第1のバッテリー131の交換作業を行うことができる。なお、使用者が第1のバッテリー131の交換作業に慣れた者である場合には、第2のバッテリー132の消費電力を削減する目的から、コンテンツ動画の再生は行わないようにすることができる。例えば、第1のバッテリー131の交換作業が行われた回数を記録して、所定回数に達した場合には、コンテンツ動画の再生は行わないようにしてもよい。
[第2実施形態]
図7は、本実施形態の通信システム1のシステム構成を示す概略構成図である。通信システム1は、複数の頭部装着型表示装置100を備えた表示システム2を、通信ネットワーク4を介してサーバー5に接続したシステムである。
図1では、表示システム2が備える複数の頭部装着型表示装置100を、それぞれ、頭部装着型表示装置100A、100Bとする。以下では、頭部装着型表示装置100A、100Bを区別する必要がない場合、頭部装着型表示装置100と記載する。
通信ネットワーク4は、公衆回線網、専用線、携帯電話回線を含む無線通信回線、及びこれらの回線のバックボーン通信回線等、各種の通信回線又はその組合せで実現され、その具体的構成は限定されない。通信ネットワーク4は、遠隔地を接続できる広域通信回線網であってもよいし、特定の施設や建物内に敷設されたLAN(Local Area Network)であってもよい。また、通信ネットワーク4は、上記各種通信回線を接続するサーバー装置、ゲートウェイ装置、ルーター装置等のネットワーク機器を含んでもよい。また、通信ネットワーク4が複数の通信回線で構成されてもよい。
表示システム2は、建物内等に設置されるLAN等を利用して構成される。表示システム2は、無線通信を行う無線アクセスポイント3と、複数の頭部装着型表示装置100A、100Bとを備える。無線アクセスポイント3は、アクセスポイントやルーター等の通信装置であり、頭部装着型表示装置100Aと頭部装着型表示装置100Bとの間のデータ通信、及び頭部装着型表示装置100A、100Bと通信ネットワーク4とのデータ通信を中継する。
頭部装着型表示装置100Aは、無線アクセスポイント3を介して他の頭部装着型表示装置100Bとのデータ通信を実行できる。また、頭部装着型表示装置100A、100Bは、無線アクセスポイント3を介して、サーバー5との間でデータ通信を実行する。なお、それぞれの頭部装着型表示装置100Aは、他の頭部装着型表示装置100Bとの間で、例えばアドホックモードで直接、無線通信を実行してもよい。また、有線の通信回線により頭部装着型表示装置100A、100Bが接続されてもよい。すなわち、表示システム2は、頭部装着型表示装置100Aが頭部装着型表示装置100Bと通信可能であれば、その構成は特に限定されない。また、通信システム1は、表示システム2が備える頭部装着型表示装置100A、100Bと、サーバー5との通信が可能な構成であればよい。
本実施形態は、頭部装着型表示装置100を産業用に応用した実施形態である。複数の機器が設置された工場内において、使用者は、頭部装着型表示装置100を装着し、機器を使用して作業を行う。この際、頭部装着型表示装置100の画像表示部20は、使用者が使用する機器のマニュアル、機器を使用する上での注意事項等の作業支援の情報を表示用データとして表示させる。この表示用データは、サーバー5が頭部装着型表示装置100に提供してもよいし、頭部装着型表示装置100の記憶部120に記憶させたものを使用してもよい。使用者は、作業支援の情報を視認しながら機器を操作することができるので、機器を安全かつ確実に操作することができる。
また、作業支援の情報として、他の使用者が機器を操作している画像(以下、操作画像という)を使用することもできる。操作画像を提供する使用者は、例えば、頭部装着型表示装置100Aを装着して、機器を操作している様子を頭部装着型表示装置100Aのカメラ61により撮影する。頭部装着型表示装置100Aは、カメラ61により撮影された操作画像を、操作画像の提供を受ける使用者の装着する頭部装着型表示装置100Bに送信する。頭部装着型表示装置100Bの使用者は、頭部装着型表示装置100Bの画像表示部20により表示される操作画像を視認しながら機器を操作することができる。従って、機器を安全かつ確実に操作することができる。
なお、この操作画像は、頭部装着型表示装置100Aが頭部装着型表示装置100Bに直接送信してもよい。また、頭部装着型表示装置100Aがサーバー5にアップロードして、サーバー5に登録された操作画像を、頭部装着型表示装置100Bにダウンロードしてもよい。
サーバー5は、ハードウェアとしてCPU、ROM、RAM等を備える制御部6と、記憶部7とを備える。記憶部7は、不揮発性の記憶装置であって、例えば、フラッシュメモリー、EEPROM等の半導体メモリーや、フレキシブルディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体記憶装置、ROM、CD−ROM等の可搬媒体等を用いることができる。
記憶部7は、頭部装着型表示装置100に表示させる表示用データとして、マニュアルや注意事項、修理書のデータ、操作画像等を記憶する。修理書には、機器に故障が生じた場合に、故障原因を特定するためのチェック項目や、故障原因に応じた対処方法等が記録されている。
また、記憶部7は、頭部装着型表示装置100から送信されるシステム情報を記憶する。頭部装着型表示装置100は、第1のバッテリー131の残容量が規定値以下に低下した場合に、システム情報をサーバー5に送信して、サーバー5に保存する。
図8に、記憶部7の記憶する管理テーブルを示す。
管理テーブルには、機器IDと、アカウント名と、認証情報と、進捗情報と、バッテリー残容量とが登録される。機器IDは、各頭部装着型表示装置100A,100Bを識別する情報である。アカウント名は、機器IDの示す頭部装着型表示装置100の使用を許可された使用者によって設定されたアカウント名である。認証情報は、アカウント名の使用者を認証するパスワード等の情報である。進捗情報は、アカウント名の使用者の作業の進捗状況を示す情報である。1台の頭部装着型表示装置100を複数の使用者が使用する場合、同一の機器IDに、複数のアカウント名、認証情報及び進捗情報が登録される。
バッテリー残容量は、機器IDが示す頭部装着型表示装置100の第1のバッテリー131の残容量である。頭部装着型表示装置100は、第1のバッテリー131の残容量を予め設定された時間間隔で、サーバー5に通知する。サーバー5は、頭部装着型表示装置100から通知される第1のバッテリー131の残容量を、機器IDに対応づけて管理テーブルに登録する。
図9は、頭部装着型表示装置100とサーバー5との通信シーケンスを示す図である。
頭部装着型表示装置100の制御部140は、電源オン(S101)により起動すると、通信部117の無線通信によりサーバー5に接続要求(S102)を送信する。サーバー5の制御部6は、頭部装着型表示装置100から接続要求を受信すると、頭部装着型表示装置100に認証情報の送信を要求して、頭部装着型表示装置100を認証(S121)する。頭部装着型表示装置100は、サーバー5からの要求により、アカウント名、パスワード、機器IDをサーバー5に送信する。制御部6は、頭部装着型表示装置100から受信したアカウント名、パスワードにより使用者を認証する。制御部6は、使用者の認証に成功すると、頭部装着型表示装置100と接続(S103、S122)する。
次に、省電力制御部180は、第1のバッテリー131の残容量をバッテリー制御部135から入力(S104)する。省電力制御部180は、バッテリー制御部135から入力される第1のバッテリー131の残容量が規定値よりも大きい場合、第1のバッテリー131の残容量をサーバー5に送信(S105)する。制御部6は、頭部装着型表示装置100から通知される第1のバッテリー131の残容量を、機器IDに対応づけて記憶部7に記憶(S123)させる。なお、バッテリー制御部135から入力される第1のバッテリー131の残容量が規定値以下の場合、省電力制御部180は後述するS111の処理に移行する。
なお、省電力制御部180は、バッテリー制御部135から第1のバッテリー131の残容量が入力されるごとに、入力された第1のバッテリー131の残容量をサーバー5に送信して、第1のバッテリー131の残容量を更新する。
また、省電力制御部180は、第1のバッテリー131の残容量が規定値以下に低下した場合も、第1のバッテリー131の残容量をサーバー5に送信してもよい。
次に、制御部140は、カメラ61に撮影を実行させて、カメラ61の撮影画像からマーカー検出(S106)を行う。マーカーとは、例えばバーコード等の1次元コード、QRコード(登録商標)等の2次元コード、その他、画像として機械認識可能なマーカーである。マーカーは、例えば、作業机等の作業場所又はその近傍に付されている。使用者は、マーカー等をカメラ61に撮影させる必要があるので、画像表示部20をマーカーの方向に向けるように意識する。
制御部140は、カメラ61が出力する撮影画像を解析して、マーカーの検出を実行する。制御部140は、マーカーを検出すると、検出したマーカーに記録されたデータを、通信部117によりサーバー5に送信(S107)する。マーカーに記録されたデータとは、例えば、機器を識別する情報である。制御部6は、頭部装着型表示装置100から送信されたデータを受信(S124)すると、受信したデータに対応する表示用データを頭部装着型表示装置100に送信する(S125)。
制御部140は、サーバー5から送信された表示用データを通信部117で受信し(S108)、画像表示部20により表示(S109)させる。頭部装着型表示装置100の使用者は、画像表示部20に表示される、作業対象となる機器のマニュアルや、機器を操作するに当たっての注意事項等を視認しながら作業を行う。これにより、作業の誤りを低減することができる。
頭部装着型表示装置100の使用者は、作業が終了すると、終了させた作業の作業内容を操作部111の方向キー16やトラックパッド14を操作して入力する。制御部140は、操作部111により入力された作業内容を、使用者のアカウント名と共にサーバー5に送信する。制御部6は、頭部装着型表示装置100から送信された作業内容やアカウント名を受信して、アカウント名に対応づけて記憶部7に記憶(S126)する。
また、省電力制御部180は、バッテリー制御部135から入力される第1のバッテリー131の残容量が規定値以下に低下(S111)したことを検出した場合、サーバー5に、システム情報の送信要求を送信する。省電力制御部180は、サーバー5からシステム情報の送信を許可する情報を受信すると、システム情報をサーバー5に送信する(S112)。制御部6は、頭部装着型表示装置100から受信したシステム情報を、機器IDに対応づけて記憶部7に記憶(S126)させる。省電力制御部180は、システム情報のサーバー5への送信が完了すると、図5に示すステップS14〜S20、図6に示すステップS31〜S36の処理を行う。ステップS14〜S20の処理、図6に示すステップS31〜S36の処理の詳細については、説明を省略する。
省電力制御部180は、第1のバッテリー131の交換を検出(S113)した場合、交換された第1のバッテリー131の残容量が規定値以上であるか否かを判定する。省電力制御部180は、交換された第1のバッテリー131の残容量が規定値以上である場合、電力を供給するバッテリーを第2のバッテリー132から第1のバッテリー131に切り替えるようにバッテリー制御部135に指示する。省電力制御部180は、電源が第2のバッテリー132から第1のバッテリー131に切り替えられると、サーバー5にシステム情報の取得要求を送信(S114)する。制御部6は、取得要求を受信(S128)すると、該当する機器IDのシステム情報を、頭部装着型表示装置100に送信(S129)する。頭部装着型表示装置100は、システム情報をサーバー5から受信(S115)すると、受信したシステム情報をRAM等のワークメモリーに展開して復元(ステップS116)する。その後、制御部140は、RAMに展開されたデータに基づく処理を実行する。これにより、頭部装着型表示装置100が、バッテリー交換モードへの移行前の状態に戻る。
なお、工場に、第1のバッテリー131の交換作業を行う作業台を設置して、この作業台に、第2のバッテリー132に給電する装置を設けてもよい。例えば、作業台に、コイルと、このコイルに電流を流す装置とを設けて、コイルに発生する磁束を、頭部装着型表示装置100に設けたコイルに結合させることで第2のバッテリー132を充電する。また、作業台に、第2のバッテリー132の充電に使用する電波を出力する装置を設けてもよい。また、作業台に、コイルやコンデンサーを使用した共鳴(共振)回路を作り、電界もしくは磁界を共鳴させることで第2のバッテリー132を充電してもよい。また、第2のバッテリー132として、太陽電池を使用する場合には、第1のバッテリー131の交換作業中は、工場の照明により第2のバッテリー132を充電してもよい。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態の頭部装着型表示装置100は、画像表示部20と、第1のバッテリー131と、第2のバッテリー132と、制御部140とを備える。画像表示部20は、使用者に画像を視認させるとともに外景を透過する。制御部140は、頭部装着型表示装置100の動作モードを、第1のバッテリー131により電源を供給する通常動作モードと、第2のバッテリー132により電源を供給するバッテリー交換モードとに切り替える。また、制御部140は、動作モードをバッテリー交換モードから通常動作モードに切り替えた後に、第1のバッテリー131の電力により第2のバッテリー132を充電する。従って、バッテリーで駆動される頭部装着型表示装置100の動作を停止させずにバッテリーを交換することができ、第2のバッテリー132の容量不足によってバッテリー交換モードが実行できない事態の発生を抑制することができる。
また、制御部140は、第1のバッテリー131の交換を検出した場合、交換後の第1のバッテリー131の残容量が予め設定された基準値以上であるときに、動作モードを通常動作モードに切り替える。従って、交換された第1のバッテリー131の残容量の不足により、頭部装着型表示装置100に不具合が生じるのを防止することができる。
また、制御部140は、バッテリー交換モードの実行中に、第2のバッテリー132の残容量が予め設定された条件に該当する場合に、終了シーケンスを実行する。従って、本発明によれば、第2のバッテリー132が、例えば容量不足である場合などに、終了シーケンスを実行することで、データの消失等を防止できる。
また、制御部140は、終了シーケンスとして、頭部装着型表示装置100の動作状態に関する情報を記憶部120に記憶させた後に、電源をオフにする。従って、頭部装着型表示装置100の動作状態に関する情報が消失するのを防止することができる。
また、制御部140は、バッテリー交換モードの実行中に、第2のバッテリー132の残容量が予め設定された第1の基準値以下に低下した場合に、画像表示部20の表示モードを、頭部装着型表示装置100の消費電力を削減するモードに変更する。また、制御部140は、表示モードを、頭部装着型表示装置100の消費電力を削減するモードに変更した後に、第2のバッテリー132の残容量が第2の基準値以下に低下した場合に、終了シーケンスを実行する。従って、第2のバッテリー132の残容量が低下した場合に、表示モードを変更することで、頭部装着型表示装置100の消費電力を削減することができる。また、第2のバッテリー132の残容量がさらに低下した場合に、終了シーケンスを実行することで、頭部装着型表示装置100のデータ消失を防止することができる。
また、制御部140は、バッテリー交換モードの実行中に、第2のバッテリー132の残容量が第1の基準値以下に低下した場合に、画像表示部20に第2のバッテリー132の残容量に基づく表示を行う。従って、第2のバッテリー132の残容量が低下した場合に、使用者に第2のバッテリー132の残容量に関する表示を表示させ、使用者に頭部装着型表示装置100の状態を報知することができる。
また、画像表示部20は、使用者の左眼に対応して画像を表示する左表示駆動部24と、使用者の右眼に対応して画像を表示する右表示駆動部22とを備える。制御部140は、バッテリー交換モードでは、左表示駆動部24と右表示駆動部22とのいずれか一方の表示を停止させる。従って、画像表示部20の消費電力を削減し、第2のバッテリー132によって、第1のバッテリー131を交換する間の電力を十分に供給できる。
また、制御部140は、バッテリー交換モードで画像表示部20に表示させる画像のフレームレートを、通常動作モードで画像表示部20に表示させる画像のフレームレートよりも低くする。従って、第1のバッテリー131を交換する間の消費電力をより一層低減し、第2のバッテリー132により電力を供給できる。
また、制御部140は、バッテリー交換モードでの画像表示部20の表示領域を、通常動作モードでの画像表示部20の表示領域よりも小さくする。従って、第1のバッテリー131を交換する間の消費電力をより一層低減し、第2のバッテリー132により電力を供給できる。
また、制御部140は、バッテリー交換モードでは画像表示部20に表示する画像データを間引いて画像表示部20に表示させる、又は画像表示部20に、画像表示部20の表示に使用する画素を間引くように指示する。従って、第2のバッテリー132で電力を供給する間の消費電力をより一層低減できる。
また、制御部140は、バッテリー交換モードでは画像表示部20の表示領域における周辺部に画像を表示する。従って、第2のバッテリー132で電力を交換する間の外景の視認性が向上し、バッテリー交換作業を効率的に行うことができる。
また、頭部装着型表示装置100は、通信部117を備える。制御部140は、バッテリー交換モードにおいて、第2のバッテリー132の電力を通信部117に供給し、通信部117を、通信可能な状態に維持する。従って、動作モードを、バッテリー交換モードから通常動作モードに切り替えた際に、通信部117の通信設定を再度行う手間を省くことができる。
また、通信部117は、頭部装着型表示装置100の動作モードが、バッテリー交換モードから通常動作モードに移行した際に、認証を行うことなく通信が開始できるように、バッテリー交換モードにおいて通信可能な状態を維持する。従って、動作モードがバッテリー交換モードから通常動作モードに移行した際に、認証を行うことなく通信を開始することができる。
なお、この発明は上記実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
例えば、上記実施形態において、第2のバッテリー132は、第1のバッテリー131とともにバッテリー収容部122に収容される構成として説明したが、本発明はこれに限定されず、第2のバッテリー132を制御装置10内部の他の位置に収容してもよい。また、第2のバッテリー132は、画像表示部20に設けてもよく、制御装置10に外部接続されてもよい。また、第2のバッテリー132はコネクターにより着脱可能に接続する構成であってもよいし、バッテリー制御部135に固定的に接続されて容易に着脱できない構成であってもよい。その他、第2のバッテリー132の具体的な実装形態は任意である。
また、例えば、画像表示部20に代えて、例えば帽子のように装着する画像表示部等の他の方式の画像表示部を採用してもよく、使用者の左眼に対応して画像を表示する表示部と、使用者の右眼に対応して画像を表示する表示部とを備えていればよい。また、本発明の表示装置は、例えば、自動車や飛行機等の車両に搭載されるヘッドマウントディスプレイとして構成されてもよい。また、例えば、ヘルメット等の身体防護具に内蔵されたヘッドマウントディスプレイとして構成されてもよいし、自動車のフロントガラスに用いられるヘッドアップディスプレイ(Head-up Display;HUD)であってもよい。
さらに、上記実施形態では、画像表示部20と制御装置10とが分離され、接続部40を介して接続された構成を例に挙げて説明したが、制御装置10と画像表示部20とが一体に構成され、使用者の頭部に装着される構成とすることも可能である。
また、制御装置10と画像表示部20とをより長いケーブルにより接続した場合に、制御装置10として、ノート型コンピューター、タブレット型コンピューター又はデスクトップ型コンピューターを用いてもよい。また、制御装置10として、ゲーム機や携帯型電話機やスマートフォンや携帯型メディアプレーヤーを含む携帯型電子機器、その他の専用機器等を用いてもよい。ここで、制御装置10が表示画面を有する場合、バッテリー交換モードにおいて、制御装置10が備える表示画面を停止させてもよい。また、バッテリー交換モードにおいて、右表示駆動部22、左表示駆動部24、及び、制御装置10が備える表示画面のうち、いずれか1以上を表示可能な状態とし、その他の表示を停止させてもよい。
また、例えば、画像表示部20において画像光を生成する構成として、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、Organic Electro-Luminescence)のディスプレイと、有機EL制御部とを備える構成としてもよい。また、画像光を生成する構成として、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。また、例えば、レーザー網膜投影型のヘッドマウントディスプレイに対して本発明を適用することも可能である。すなわち、画像生成部が、レーザー光源と、レーザー光源を使用者の眼に導く光学系とを備え、レーザー光を使用者の眼に入射させて網膜上を走査し、網膜に結像させることにより、使用者に画像を視認させる構成を採用してもよい。レーザー網膜投影型のヘッドマウントディスプレイを採用する場合、「画像光生成部における画像光の射出可能領域」とは、使用者の眼に認識される画像領域として定義することができる。
画像光を使用者の眼に導く光学系としては、外部から装置に向けて入射する外光を透過する光学部材を備え、画像光とともに使用者の眼に入射させる構成を採用できる。また、使用者の眼の前方に位置して使用者の視界の一部または全部に重なる光学部材を用いてもよい。さらに、レーザー光等を走査させて画像光とする走査方式の光学系を採用してもよい。また、光学部材の内部で画像光を導光させるものに限らず、使用者の眼に向けて画像光を屈折及び/または反射させて導く機能のみを有するものであってもよい。
また、本発明を、MEMSミラーを用いた走査光学系を採用し、MEMSディスプレイ技術を利用した表示装置に適用することも可能である。すなわち、画像表示素子として、信号光形成部と、信号光形成部が射出する光を走査するMEMSミラーを有する走査光学系と、走査光学系により走査される光によって虚像が形成される光学部材とを備えてもよい。この構成では、信号光形成部が射出した光がMEMSミラーにより反射され、光学部材に入射し、光学部材の中を導かれて、虚像形成面に達する。MEMSミラーが光を走査することにより、虚像形成面に虚像が形成され、この虚像を使用者が眼で捉えることで、画像が認識される。この場合の光学部品は、例えば上記実施形態の右導光板261及び左導光板262のように、複数回の反射を経て光を導くものであってもよく、ハーフミラー面を利用してもよい。
また、本発明の表示装置は頭部装着型の表示装置に限定されず、フラットパネルディスプレイやプロジェクター等の各種の表示装置に適用できる。本発明の表示装置は、外光とともに画像光により画像を視認させるものであればよく、例えば、外光を透過させる光学部材により画像光による画像を視認させる構成が挙げられる。具体的には、上記のヘッドマウントディスプレイにおいて外光を透過する光学部材を備えた構成の他、使用者から離れた位置に固定的に、又は可動に設置された透光性の平面や曲面(ガラスや透明なプラスチック等)に画像光を投射する表示装置にも適用可能である。一例としては、車両の窓ガラスに画像光を投射し、乗車している使用者や車両の外にいる使用者に、画像光による画像とともに、車両内外の景色を視認させる表示装置の構成が挙げられる。また、例えば、建物の窓ガラスなど固定的に設置された透明また半透明、或いは有色透明な表示面に画像光を投射し、表示面の周囲にいる使用者に、画像光による画像とともに、表示面を透かして景色を視認させる表示装置の構成が挙げられる。
また、図2に示した各機能ブロックのうち少なくとも一部は、ハードウェアで実現してもよいし、ハードウェアとソフトウェアの協働により実現される構成としてもよく、図2に示した通りに独立したハードウェア資源を配置する構成に限定されない。また、制御部140が実行するプログラムは、記憶部120又は制御装置10内の記憶装置に記憶されてもよいし、外部の装置に記憶されたプログラムを通信部117又はインターフェイス125を介して取得して実行する構成としてもよい。また、制御装置10に形成された構成のうち、操作部111のみが単独の使用者インターフェイス(UI)として形成されてもよい。また、制御装置10に形成された構成が重複して画像表示部20に形成されていてもよい。例えば、図2に示す制御部140が制御装置10と画像表示部20との両方に形成されていてもよいし、制御装置10に形成された制御部140と画像表示部20に形成されたCPUとが行う機能が別々に分けられている構成としてもよい。
1…通信システム、2…表示システム、3…無線アクセスポイント、4…通信ネットワーク、5…サーバー、6…制御部、7…記憶部、10…制御装置、20…画像表示部(表示部)、21…右保持部、22…右表示駆動部(第2の表示部)、23…左保持部、24…左表示駆動部(第1の表示部)、25…インターフェイス、26…右光学像表示部、28…左光学像表示部、61…カメラ、63…マイク、100…頭部装着型表示装置(表示装置)、117…通信部、120…記憶部、125…インターフェイス、131…第1のバッテリー、132…第2のバッテリー、133…第1のバッテリー監視IC、134…第2のバッテリー監視IC、135…バッテリー制御部、137…電源供給部、140…制御部、145…筐体、150…オペレーティングシステム、160…画像処理部、170…表示制御部、180…省電力制御部、190…音声処理部、201…右バックライト制御部、202…左バックライト制御部、211…右LCD制御部、212…左LCD制御部、221…右バックライト、222…左バックライト、241…右LCD、242…左LCD、251…右投写光学系、252…左投写光学系、261…右導光板、262…左導光板。

Claims (15)

  1. 表示装置であって、
    使用者に画像を視認させるとともに外景を透過する表示部と、
    第1のバッテリー及び第2のバッテリーと、
    前記表示装置の動作モードを、前記第1のバッテリーにより電源を供給する通常動作モードと、前記第2のバッテリーにより電源を供給するバッテリー交換モードとに切り替える制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記動作モードを前記バッテリー交換モードから前記通常動作モードに切り替えた後に、前記第1のバッテリーの電力により前記第2のバッテリーを充電すること、を特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、前記第1のバッテリーの交換を検出した場合、交換後の前記第1のバッテリーの残容量が予め設定された基準値以上であるときに、前記動作モードを前記通常動作モードに切り替えること、を特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記バッテリー交換モードの実行中に、前記第2のバッテリーの残容量が予め設定された条件に該当する場合に、終了シーケンスを実行すること、を特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 前記制御部は、前記終了シーケンスとして、前記表示装置の動作に関する情報を記憶部に記憶させた後に、電源をオフすること、を特徴とする請求項3記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記バッテリー交換モードの実行中に、前記第2のバッテリーの残容量が予め設定された第1の基準値以下に低下した場合に、前記表示部の表示モードを、前記表示装置の消費電力を削減するモードに変更し、
    前記表示モードを、前記表示装置の消費電力を削減するモードに変更した後に、前記第2のバッテリーの残容量が第2の基準値以下に低下した場合に、前記終了シーケンスを実行すること、を特徴とする請求項3又は4記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、前記バッテリー交換モードの実行中に、前記第2のバッテリーの残容量が前記第1の基準値以下に低下した場合に、前記表示部に前記第2のバッテリーの残容量に基づく表示を行うこと、を特徴とする請求項5記載の表示装置。
  7. 前記表示部は、前記使用者の左眼に対応して画像を表示する第1の表示部と、前記使用者の右眼に対応して画像を表示する第2の表示部とを備え、
    前記制御部は、前記バッテリー交換モードでは、前記第1の表示部と前記第2の表示部とのいずれか一方の表示を停止させること、を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 前記制御部は、前記バッテリー交換モードで前記表示部に表示させる画像のフレームレートを、前記通常動作モードで前記表示部に表示させる画像のフレームレートよりも低くすること、を特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 前記制御部は、前記バッテリー交換モードでの前記表示部の表示領域を、前記通常動作モードでの前記表示部の表示領域よりも小さくすること、を特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 前記制御部は、前記バッテリー交換モードでは前記表示部に表示する画像データを間引いて前記表示部に表示させる、又は前記表示部に、前記表示部の表示に使用する画素を間引くように指示すること、を特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の表示装置。
  11. 前記制御部は、前記バッテリー交換モードでは前記表示部の表示領域における周辺部に画像を表示する、ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の表示装置。
  12. 通信部を備え、
    前記制御部は、前記バッテリー交換モードにおいて、前記第2のバッテリーの電力を前記通信部に供給し、前記通信部を、通信可能な状態に維持すること、を特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の表示装置。
  13. 前記通信部は、前記表示装置の前記動作モードが、前記バッテリー交換モードから前記通常動作モードに移行した際に、認証を行うことなく通信が開始できるように、前記バッテリー交換モードにおいて前記通信可能な状態を維持する、ことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 使用者に画像を視認させるとともに外景を透過する表示部と、第1のバッテリー及び第2のバッテリーとを備える表示装置の制御方法であって、
    前記表示装置の動作モードを、前記第1のバッテリーにより電源を供給する通常動作モードから、前記第2のバッテリーにより電源を供給するバッテリー交換モードに切り替えるステップと、
    前記動作モードを前記バッテリー交換モードから前記通常動作モードに切り替えた後に、前記第1のバッテリーの電力により前記第2のバッテリーを充電するステップと、
    を備えることを特徴とする表示装置の制御方法。
  15. 使用者に画像を視認させるとともに外景を透過する表示部と、第1のバッテリー及び第2のバッテリーとを備える表示装置を制御するコンピューターが実行可能なプログラムであって、
    コンピューターを、
    前記表示装置の動作モードを、前記第1のバッテリーにより電源を供給する通常動作モードと、前記第2のバッテリーにより電源を供給するバッテリー交換モードとに切り替え、
    前記動作モードを前記バッテリー交換モードから前記通常動作モードに切り替えた後に、前記第1のバッテリーの電力により前記第2のバッテリーを充電する制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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