JP2016085590A - 保護素子保護装置、画像形成装置及びその誤接続検出方法 - Google Patents

保護素子保護装置、画像形成装置及びその誤接続検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストを低くすることができ、過電流保護素子が作動して画像形成装置を使用することができなくなるのを防止することができるようにする。【解決手段】駆動用の電源と接続され、駆動用の電源の電圧が印加される過電流保護素子と、前記駆動用の電源と過電流保護素子との間に配設されたスイッチング装置とを有する。スイッチング装置は、過電流保護素子と付属装置のアクチュエータとが接続されたときに、駆動信号を受けてアクチュエータに駆動電流を供給する。駆動用の電源と過電流保護素子との間にスイッチング装置が配設され、画像形成装置と付属装置とが接続され、過電流保護素子と付属装置のアクチュエータとが接続されたときに、スイッチング装置が駆動信号を受けてアクチュエータに駆動電流を供給するので、過電流保護素子の容量を超えて過電流保護素子に過電流が供給されることがない。【選択図】図1

Description

本発明は、保護素子保護装置、画像形成装置及びその誤接続検出方法に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、プリンタは、所定のシステム、例えば、POSシステム(Point Of Sales System)を構成する機器として使用されることがあり、その場合、金銭を出し入れするための付属装置としてのキャッシュドロワと接続されるようになっている。
そのために、プリンタは、用紙に対して印刷を行う印刷機構部のほかに、キャッシュドロワに配設されたソレノイドを駆動し、キャッシュドロワの引出し部が閉じられた状態でキャッシュドロワをロックしたり、ロックを解除して引出し部を開いたりするための駆動回路部を備える。
ところで、前記POSシステムにおいては、例えば、前記キャッシュドロワを、店舗の店員ごとに管理したり、営業時間外はPOSシステムから取り外して管理したりすることができるようになっているので、プリンタは、特定のキャッシュドロワとだけ接続されるわけではなく、仕様の異なる規格外のキャッシュドロワと接続されることがある。
プリンタと規格外のキャッシュドロワとが接続された場合、プリンタの駆動回路部からキャッシュドロワのソレノイドに、コイルの抵抗値に基づいて算出される許容範囲を超える電流、すなわち、過電流が供給されると、ソレノイドが破損してしまう。そこで、前記駆動回路部の基板に過電流保護素子としてのヒューズが配設され、過電流が流れたときにヒューズが作動して溶断されるようになっている。
この場合、ヒューズが溶断されると、プリンタの稼働が停止してしまい、基板を交換する等の修理をするまでプリンタを使用することができなくなってしまう。
そこで、駆動回路部のほかに、コイルの抵抗値を検出するコイル抵抗検出部、並びに前記駆動回路部及びコイル抵抗検出部のうちのいずれか一方をソレノイドに接続する駆動切替部を配設し、規格外のキャッシュドロワと接続されないようにしたプリンタが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
該プリンタにおいては、ソレノイドに電流が供給される前に、コイル抵抗検出部によって、制御用の電圧等の低い電圧を使用してコイルの抵抗値が検出され、プリンタと規格外のキャッシュドロワとが接続されたかどうかが判断され、プリンタと規格外のキャッシュドロワとが接続された場合に、操作者にその旨が通知されるようになっている。
したがって、駆動回路部に配設されたヒューズが溶断されるのを防止することができるので、プリンタを使用することができなくなるのを防止することができる。
特開2010−176655号公報
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、駆動回路部のほかに、コイル抵抗検出部及び駆動切替部を配設する必要があり、プリンタのコストが高くなってしまう。
また、プリンタとキャッシュドロワとを接続するケーブルにおいて、ピンの配置には規格がなく、ケーブルのコネクタの形状が同じであっても、キャッシュドロワのメーカによってケーブルの配線仕様が異なるので、キャッシュドロワが規格内のものであっても、ケーブルの配線仕様によっては、プリンタとキャッシュドロワとを正しく接続することができず、プリンタとキャッシュドロワとが誤って接続されて、ヒューズに過電流が供給されてヒューズが溶断されて、プリンタを使用することができなくなってしまう。
本発明は、前記従来のプリンタの問題点を解決して、コストを低くすることができ、過電流保護素子が作動して画像形成装置を使用することができなくなるのを防止することができる保護素子保護装置、画像形成装置その誤接続検出方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の保護素子保護装置においては、駆動用の電源と接続され、該駆動用の電源によって発生させられた電圧が印加される過電流保護素子と、前記駆動用の電源と過電流保護素子との間に配設されたスイッチング装置とを有する。
そして、該スイッチング装置は、過電流保護素子と付属装置のアクチュエータとが接続されたときに、駆動信号を受けてアクチュエータに駆動電流を供給する。
本発明によれば、保護素子保護装置においては、駆動用の電源と接続され、該駆動用の電源によって発生させられた電圧が印加される過電流保護素子と、前記駆動用の電源と過電流保護素子との間に配設されたスイッチング装置とを有する。
そして、該スイッチング装置は、過電流保護素子と付属装置のアクチュエータとが接続されたときに、駆動信号を受けてアクチュエータに駆動電流を供給する。
この場合、駆動用の電源と過電流保護素子との間にスイッチング装置が配設され、画像形成装置と付属装置とが接続され、過電流保護素子と付属装置のアクチュエータとが接続されたときに、スイッチング装置が駆動信号を受けてアクチュエータに駆動電流を供給するので、過電流保護素子の容量を超えて過電流保護素子に過電流が供給されることがない。したがって、過電流保護素子が作動するのを防止することができ、画像形成装置を使用することができなくなるのを防止することができる。
また、駆動用の電源と過電流保護素子との間にスイッチング装置を配設するだけでよいので、画像形成装置のコストを低くすることができる。
本発明の実施の形態におけるPOSシステムの制御ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるPOSシステムの概念図である。 プリンタとキャッシュドロワとが正しく接続された状態を示す図である。 プリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第1の図である。 プリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第2の図である。 プリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第3の図である。 プリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第4の図である。 プリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第5の図である。 本発明の実施の形態におけるプリンタとキャッシュドロワとが正しく接続された状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるプリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第1の図である。 本発明の実施の形態におけるプリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第2の図である。 本発明の実施の形態におけるプリンタの動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるプリンタの動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるプリンタの他の動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるプリンタの他の動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるプリンタの他の動作を示す第3のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、所定のシステムとしてのPOSシステムに使用される画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるPOSシステムの概念図である。
図において、100はPOSシステムであり、該POSシステム100は、媒体としての図示されない用紙に対して印刷を行い、レシート等を作成するプリンタ10、該プリンタ10の上位装置としての、かつ、ホストコンピュータとしてのパソコン20、金銭を出し入れするための付属装置としてのキャッシュドロワ30、情報記録媒体としての磁気カードの情報を読み取り、パソコン20に送る第1の情報読取装置としての磁気カードリーダ40、商品等に付されたバーコードから商品情報を読み取り、パソコン20に送る第2の情報読取装置としてのスキャナ50等を備え、磁気カードの情報、商品情報等が販売情報としてパソコン20に登録され、管理される。そして、プリンタ10とパソコン20とがケーブル51によって、プリンタ10とキャッシュドロワ30とがケーブルc1によって、パソコン20と磁気カードリーダ40とがケーブル52によって、パソコン20とスキャナ50とがケーブル53によって接続される。また、キャッシュドロワ30は、開閉自在に配設され、金銭を収容するための引出し部30aを備える。なお、引出し部30aは、キャッシュドロワ30のロックが解除されるのに伴って所定の機構によって自動的に開かれるが、キャッシュドロワ30をロックする際は、操作者が押し込むことによって閉じられる。
次に、一般的なプリンタとキャッシュドロワ30とが接続された状態について説明する。
図3はプリンタとキャッシュドロワとが正しく接続された状態を示す図、図4はプリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第1の図、図5はプリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第2の図、図6はプリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第3の図、図7はプリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第4の図、図8はプリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第5の図である。
図において、10’はプリンタ、30は規格内のキャッシュドロワ、30’は規格外のキャッシュドロワ、c1はプリンタ10’とキャッシュドロワ30とを接続する規格内のケーブル、c11〜c14はプリンタ10’とキャッシュドロワ30’とを接続する規格外のケーブル、pi(i=1、2、…)はケーブルc1の接続端子としてのピン、pi’(i=1、2、…)はケーブルc11〜c14の接続端子としてのピン、FGはプリンタ10’とキャッシュドロワ30、30’との間で互いに接続され、筐体接地を行うための第1の接地部としての筐体、GNDはプリンタ10’及びキャッシュドロワ30、30’においてグラウンド接地を行うための第2の接地部としてのグラウンドである。
前記プリンタ10’は、第1、第2及び第5のスイッチング素子としてのトランジスタTR1、TR2、TR5、プルアップ用の抵抗r1、r2、過電流保護素子としてのヒューズfs等を、前記キャッシュドロワ30、30’は、コイルによって形成され、前記引出し部30a(図2)が閉じられた状態でキャッシュドロワ30をロックしたり、キャッシュドロワ30、30’のロックを解除して引出し部30aを開いたりするためのアクチュエータとしてのソレノイド31、31’、キャッシュドロワ30、30’の引出し部30aが開かれたこと及び閉じられたことを検出する検出要素としてのマイクロスイッチ32、32’等を備える。トランジスタTR1はソレノイド31、31’を駆動するための第1の駆動用のスイッチング素子であり、トランジスタTR2はマイクロスイッチ32、32’がオンになったことを検出するための検出用のスイッチング素子である。
前記プリンタ10’において、筐体FGにケーブルc1のピンp1が接続され、トランジスタTR1のベースにCPUが、コレクタにケーブルc1のピンp2が、エミッタにグラウンドGNDが接続され、トランジスタTR2のベースにケーブルc1のピンp3が、コレクタにCPUが、エミッタにグラウンドGNDが接続され、ヒューズfsにケーブルc1のピンp4が接続され、トランジスタTR5のベースにCPUが、コレクタにケーブルc1のピンp5が、エミッタにグラウンドGNDが接続され、グラウンドGNDにケーブルc1のピンp6が接続される。
また、前記トランジスタTR2において、後述される電源部17(図1)によって発生させられた5〔V〕の制御用の電圧が、プルアップ用の抵抗r1を介してコレクタに、プルアップ用の抵抗r2を介してベースに印加される。そして、電源部17によって発生させられた24〔V〕の駆動用の電圧がヒューズfsに印加される。なお、電源部17は、制御用の電源として機能して5〔V〕の電圧を、駆動用の電源として機能して24〔V〕の電圧を発生させる。
ところで、通常は、プリンタ10’と規格内のキャッシュドロワ30とが規格内のケーブルc1を介して接続される。
その場合、図3に示されるように、前記プリンタ10’とキャッシュドロワ30とがケーブルc1を介して正しく接続され、キャッシュドロワ30において、筐体FGがケーブルc1のピンp1を介してプリンタ10’の筐体FGと接続され、ソレノイド31の一端がケーブルc1のピンp2を介してトランジスタTR1のコレクタと、ソレノイド31の他端がケーブルc1のピンp4を介してヒューズfsと接続され、マイクロスイッチ32の一端がケーブルc1のピンp3を介してトランジスタTR2のベースと、マイクロスイッチ32の他端がケーブルc1のピンp6を介してグラウンドGNDと接続され、ケーブルc1のピンp5は無接続(NC)にされる。
そして、パソコン20からプリンタ10’に、キャッシュドロワ30のロックを解除し、引出し部30aを開くための要求、すなわち、コマンドとしてのキャッシュドロワオープン要求が送信されると、トランジスタTR1がオンにされる。これにより、ソレノイド31に24〔V〕の電圧の電流が供給され、キャッシュドロワ30のロックが解除され、引出し部30aが開かれる。このとき、ヒューズfsに過電流が供給されることはなく、ヒューズfsは溶断されず、基板が破損することはない。
そして、キャッシュドロワ30において、引出し部30aが開かれると、マイクロスイッチ32はオンになり、それまでオンにされていたトランジスタTR2がオフになり、その結果、トランジスタTR2の端子の電圧であるコレクタ電圧が高くなる。これにより、引出し部30aが開いていると判断される。
ところが、前述されたように、プリンタ10’に規格外のキャッシュドロワ30’が接続されることがある。
その場合、規格内のケーブルc1が使用されても、ケーブルc1と接続されるキャッシュドロワ30’側の配線仕様が規格内のキャッシュドロワ30の配線仕様と異なると、例えば、図4に示されるように、プリンタ10’と規格外のキャッシュドロワ30’とがケーブルc1を介して誤って接続され、キャッシュドロワ30’において、ソレノイド31’の一端がケーブルc1のピンp2を介してトランジスタTR1のコレクタと、ソレノイド31’の他端がケーブルc1のピンp3を介してトランジスタTR2のベースと接続され、マイクロスイッチ32’の一端がケーブルc1のピンp4を介してヒューズfsと、マイクロスイッチ32’の他端がケーブルc1のピンp6を介してグラウンドGNDと接続される。
この場合、パソコン20からプリンタ10’にキャッシュドロワオープン要求が送信されてトランジスタTR1がオンにされると、ソレノイド31’の他端がトランジスタTR2のベースと接続されているので、ソレノイド31’に5〔V〕の電圧の電流が供給される。したがって、ソレノイド31’に十分な電流が供給されないので、キャッシュドロワ30’のロックを解除することができない。
なお、ソレノイド31’の仕様によって、仮に、キャッシュドロワ30’のロックを解除することができたとしても、マイクロスイッチ32’がオンになるので、電源部17とグラウンドGNDとが短絡し、ヒューズfsに過電流、この場合、24〔V〕の電圧の電流が供給され、ヒューズfsが溶断されてしまう。
ところで、プリンタ10’とキャッシュドロワ30とを接続するケーブルにおいて、ピンpiの配置には規格がなく、ケーブルのコネクタの形状が同一であっても、キャッシュドロワ30のメーカによってケーブルの配線仕様が異なる。
その場合、キャッシュドロワ30が規格内のものであっても、ケーブルの配線仕様がメーカによって異なることにより、プリンタ10’とキャッシュドロワ30とが誤って接続されて、キャッシュドロワ30のロックを解除することができなかったり、ヒューズfsに過電流が供給されてヒューズfsが溶断されて、プリンタ10’を使用することができなくなったりしてしまう。
次に、前記プリンタ10’とキャッシュドロワ30とを配線仕様が異なるケーブルを介して誤って接続した例について説明する。なお、プリンタ10’とキャッシュドロワ30とを接続する各ケーブルを調べてみると、ケーブルは、図5〜8に示される四つの類型に分けられる。
まず、図5に示されるようなケーブルc11を使用した場合、キャッシュドロワ30において、筐体FGがケーブルc11のピンp1’を介してプリンタ10’の筐体FGと接続され、ソレノイド31の一端がケーブルc11のピンp2’を介してトランジスタTR1のコレクタと、ソレノイド31の他端がケーブルc11のピンp3’を介してトランジスタTR2のベースと接続され、マイクロスイッチ32の一端がケーブルc11のピンp4’を介してヒューズfsと、マイクロスイッチ32の他端がケーブルc11のピンp5’を介してトランジスタTR5のコレクタと接続され、ケーブルc11のピンp6’は無接続(NC)にされる。
この場合、パソコン20からプリンタ10’にキャッシュドロワオープン要求が送信されてトランジスタTR1がオンにされると、ソレノイド31の他端がトランジスタTR2のベースと接続されているので、ソレノイド31に5〔V〕の電圧の電流が供給される。したがって、キャッシュドロワ30のロックを解除することができない。
なお、ソレノイド31の仕様によって、仮に、キャッシュドロワ30のロックを解除することができたとしても、マイクロスイッチ32がオンになるので、例えば、トランジスタTR5がオンにされている場合、電源部17とグラウンドGNDとが短絡し、ヒューズfsに24〔V〕の電圧の電流が供給されてヒューズfsが溶断されてしまう。
次に、図6に示されるようなケーブルc12を使用した場合、キャッシュドロワ30において、筐体FGがケーブルc12のピンp1’を介してプリンタ10’の筐体FGと接続され、ソレノイド31の一端がケーブルc12のピンp2’を介してトランジスタTR1のコレクタと、ソレノイド31の他端がケーブルc12のピンp3’を介してトランジスタTR2のベースと接続され、ケーブルc12のピンp4’〜6p’は無接続(NC)にされる。
この場合、パソコン20からプリンタ10’にキャッシュドロワオープン要求が送信されてトランジスタTR1がオンにされると、ソレノイド31の他端がトランジスタTR2のベースと接続されているので、ソレノイド31に5〔V〕の電圧の電流が供給される。したがって、キャッシュドロワ30のロックを解除することができない。
なお、ソレノイド31の仕様によって、キャッシュドロワ30のロックを解除することができ、引出し部30aが開かれた場合、マイクロスイッチ32がオンになるが、マイクロスイッチ32がケーブルc12と接続されていないので、引出し部30aが開かれたかどうかを判断することはできない。
また、図7に示されるようなケーブルc13を使用した場合、図4に示されるような規格外のキャッシュドロワ30’がプリンタ10’に接続されたときと同様に、ソレノイド31の一端がケーブルc13のピンp2’を介してトランジスタTR1のコレクタと、ソレノイド31の他端がケーブルc13のピンp3’を介してトランジスタTR2のベースと接続され、マイクロスイッチ32の一端がケーブルc13のピンp4’を介してヒューズfsと、マイクロスイッチ32の他端がケーブルc13のピンp6’を介してグラウンドGNDと接続される。
この場合、パソコン20からプリンタ10’にキャッシュドロワオープン要求が送信されてトランジスタTR1がオンにされても、ソレノイド31に十分な電流が供給されないので、キャッシュドロワ30のロックを解除することができない。
また、仮に、キャッシュドロワ30のロックを解除することができたとしても、マイクロスイッチ32がオンになるので、ヒューズfsが溶断されてしまう。
そして、図8に示されるようなケーブルc14を使用した場合、キャッシュドロワ30において、筐体FGがケーブルc14のピンp1’を介してプリンタ10’の筐体FGと接続され、マイクロスイッチ32の一端がケーブルc14のピンp2’を介してトランジスタTR1のコレクタと、マイクロスイッチ32の他端がケーブルc14のピンp3’を介してトランジスタTR2のベースと接続され、ソレノイド31の一端がケーブルc14のピンp4’を介してヒューズfsと接続され、ソレノイド31の他端がケーブルc14のピンp5’を介してトランジスタTR5のコレクタと接続され、ケーブルc14のピンp6’は無接続(NC)にされる。
この場合、パソコン20からプリンタ10’にキャッシュドロワオープン要求が送信されてトランジスタTR1がオンにされても、ソレノイド31に十分な電流が供給されないので、キャッシュドロワ30のロックを解除することができない。
次に、POSシステム100について説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるPOSシステムの制御ブロック図である。
図において、10はプリンタ、20はパソコン、30はキャッシュドロワ、60はプリンタ10及びパソコン20に交流電流を供給する交流電源である。
プリンタ10は、プリンタ10の全体の制御を行う制御部11、キャッシュドロワ30のソレノイド31を駆動するためのアクチュエータ駆動部としてのソレノイド駆動部12、前記キャッシュドロワ30のマイクロスイッチ32の出力、すなわち、センサ出力を読み込み、スイッチ信号を生成する信号検出部としてのスイッチ信号検出部13、POSシステム100にエラーが発生した場合に、エラーが発生したことを操作者に通知するためのアラーム通知部としてのアラーム表示部14、制御プログラム、印刷データ等が記録されるデータ格納部15、用紙に画像を形成する印刷機構部19、前記交流電源60の交流の電圧を、プリンタ10自体を動作させたり、ソレノイド31を駆動したりするための直流の電圧に変換する電源部17等を備え、前記制御部11は、CPUから成り、プリンタ10の動作を制御する演算/処理部16、前記印刷機構19の制御を行う印刷制御部18等を備える。
また、前記キャッシュドロワ30は、前記ソレノイド31及び前記マイクロスイッチ32を備える。
そして、前記演算/処理部16は、ソレノイド31をオン・オフさせる(駆動する)ための信号(以下「駆動信号」という。)を生成し、ソレノイド駆動部12に送るアクチュエータ駆動処理部としてのソレノイド駆動処理部16a、前記スイッチ信号検出部13によって生成されたスイッチ信号を受け、該スイッチ信号に基づいてマイクロスイッチ32がオンになったかどうかを判断する信号判定部としてのスイッチ信号判定部16b、前記駆動信号及びスイッチ信号に基づいて、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されているかどうかを判断する誤接続判定部16c、及びパソコン20と通信を行うパソコン通信部16dを備える。
該パソコン通信部16dは、パソコン20からキャッシュドロワオープン要求を受信したり、前記スイッチ信号に基づいて取得した引出し部30aの開閉状態の情報をパソコン20に送信したり、印刷に関するデータ等をパソコン20との間で送受信したりする。そして、前記ソレノイド駆動処理部16aは、前記パソコン通信部16dが受信したキャッシュドロワオープン要求を受け、ソレノイド駆動部12に前記駆動信号を送る。
また、前記誤接続判定部16cは、ソレノイド駆動処理部16aからソレノイド駆動部12に送られた駆動信号によって表されるソレノイド駆動部12の動作状況、及びスイッチ信号検出部13からスイッチ信号判定部16bに送られたスイッチ信号によって表されるマイクロスイッチ32のオン・オフ状況に基づいて、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されているかどうかを判断する。
次に、プリンタ10とキャッシュドロワ30との接続状態について説明する。
図9は本発明の実施の形態におけるプリンタとキャッシュドロワとが正しく接続された状態を示す図、図10は本発明の実施の形態におけるプリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第1の図、図11は本発明の実施の形態におけるプリンタとキャッシュドロワとが誤って接続された状態を示す第2の図である。
図において、10はプリンタ、30はキャッシュドロワ、c1、c1’はケーブル、pi(i=1、2、…)はケーブルc1のピン、pi’はケーブルc1’のピン、FGはプリンタ10とキャッシュドロワ31との間で互いに接続され、筐体接地を行うための筐体、GNDはプリンタ10及びキャッシュドロワ30においてグラウンド接地を行うためのグラウンドである。
前記プリンタ10は、第1〜第5のスイッチング素子としてのトランジスタTR1〜TR5、抵抗r1〜r5、ヒューズfs等を、キャッシュドロワ30は、コイルによって形成されるソレノイド31、マイクロスイッチ32等を備える。
なお、トランジスタTR3、TR4は、電源部17(図1)とヒューズfsとの間に配設され、ヒューズfsが溶断されるのを防止するための溶断防止用のスイッチング装置を構成する。
前記プリンタ10において、筐体FGにケーブルc1、c1’のピンp1、p1’が接続され、トランジスタTR1のベースにCPUが、コレクタにケーブルc1、c1’のピンp2、p2’が、エミッタにグラウンドGNDが接続され、トランジスタTR2のベースにケーブルc1、c1’のピンp3、p3’が、コレクタにCPUが、エミッタにグラウンドGNDが接続され、トランジスタTR3のベースにCPUが、コレクタにトランジスタTR4のベースが、エミッタにグラウンドGNDが接続され、トランジスタTR4のコレクタにヒューズfsの一端が、エミッタに前記電源部17が接続され、ヒューズfsの他端にケーブルc1,c1’のピンp4、p4’が接続され、トランジスタTR5のベースにCPUが、コレクタにケーブルc1、c1’のピンp5、p5’が、エミッタにグラウンドGNDが接続され、グラウンドGNDにケーブルc1、c1’のピンp6、p6’が接続される。
本実施の形態においては、前記トランジスタTR3が5〔V〕の低電圧用として、トランジスタTR4が24〔V〕の高電圧用として使用され、CPUと24〔V〕の電圧系とがトランジスタTR3によって分離させられる。したがって、CPUに24〔V〕の電圧が印加されることがないので、CPUが破損するのを防止することができる。
なお、本実施の形態においては、トランジスタTR3、TR4によってスイッチング装置が構成されるようになっているが、リレー回路等によってスイッチング装置を構成することができる。
また、前記トランジスタTR2において、電源部17によって発生させられた5〔V〕の制御用の電圧が、抵抗r1を介してコレクタに、抵抗r2を介してベースに印加され、前記トランジスタTR3において、5〔V〕の制御用の電圧がプルアップ用の抵抗r3を介してベースに印加され、前記トランジスタTR4において、電源部17によって発生させられた24〔V〕の駆動用の電圧がプルアップ用の抵抗r4を介してベースに印加される。さらに、トランジスタTR3のコレクタとトランジスタTR4のベースとの間に、電圧降下用の抵抗r5が接続され、24〔V〕の駆動用の電圧が抵抗r3、r4を介してトランジスタTR3のコレクタに印加される。そして、電源部17によって発生させられた24〔V〕の駆動用の電圧がヒューズfsに印加される。
前記トランジスタTR1、TR3、TR4、ヒューズfs、抵抗r3〜r5等によって前記ソレノイド駆動部12が構成され、トランジスタTR2、抵抗r1、r2等によって前記スイッチ信号検出部13が構成される。なお、前記ソレノイド駆動部12において、トランジスタTR3、TR4、抵抗r3〜r5等によって、保護素子保護装置としてのヒューズ保護回路62が構成される。
また、前記ソレノイド駆動部12、スイッチ信号検出部13、アラーム表示部14、演算/処理部16、電源部17、ソレノイド31、マイクロスイッチ32等によって、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されているかどうかを判断する誤接続検出制御装置が構成される。
図9に示されるように、前記プリンタ10とキャッシュドロワ30とがケーブルc1を介して正しく接続されると、キャッシュドロワ30において、筐体FGがケーブルc1のピンp1を介してプリンタ10の筐体FGと接続され、ソレノイド31の一端がケーブルc1のピンp2を介してトランジスタTR1のコレクタと、ソレノイド31の他端がケーブルc1のピンp4を介してヒューズfsと接続され、マイクロスイッチ32の一端がケーブルc1のピンp3を介してトランジスタTR2のベースと、マイクロスイッチ32の他端がケーブルc1のピンp6を介してグラウンドと接続され、ケーブルc1のピンp5は無接続(NC)にされる。
これに対して、図10に示されるように、前記プリンタ10とキャッシュドロワ30とがケーブルc1’を介して誤って接続されると、キャッシュドロワ30において、筐体FGがケーブルc1’のピンp1’を介してプリンタ10の筐体FGと接続され、ソレノイド31の一端がケーブルc1’のピンp2’を介してトランジスタTR1のコレクタと、ソレノイド31の他端がケーブルc1’のピンp3’を介してトランジスタTR2のベースと接続され、マイクロスイッチ32の一端がケーブルc1’のピンp4’を介してヒューズfsと、マイクロスイッチ32の他端がケーブルc1’のピンp6’を介してグラウンドと接続される。
また、図11に示されるように、前記プリンタ10とキャッシュドロワ30とがケーブルc1’を介して誤って接続されると、キャッシュドロワ30において、筐体FGがケーブルc1’のピンp1’を介してプリンタ10の筐体FGと接続され、ソレノイド31の一端がケーブルc1’のピンp4’を介してヒューズfsと、ソレノイド31の他端がケーブルc1’のピンp5’を介してトランジスタTR5のコレクタと接続され、マイクロスイッチ32の一端がケーブルc1’のピンp2’を介してトランジスタTR1のコレクタと、マイクロスイッチ32の他端がケーブルc1’のピンp3’を介してトランジスタTR2のベースと接続される。
次に、前記プリンタ10の動作について説明する。
図12は本発明の実施の形態におけるプリンタの動作を示す第1のフローチャート、図13は本発明の実施の形態におけるプリンタの動作を示す第2のフローチャートである。
本実施の形態において、誤接続判定部16c(図1)は、トランジスタTR1をオン・オフさせたときのトランジスタTR2の状態の変化を監視することによって、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されているかどうかを判断する。
すなわち、プリンタ10の電源部17の電源がオンにされると、電源がオンにされたことによってソレノイド31に電流が供給されないように、ソレノイド駆動処理部16aは、直ちに駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR1、TR3をオフにする。
続いて、パソコン通信部16dは、パソコン20からプリンタ10にキャッシュドロワオープン要求が送信されたかどうかを判断し、キャッシュドロワオープン要求が送信された場合、前記誤接続判定部16cは、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されているかどうかを判断する。
そのために、前記ソレノイド駆動処理部16aは、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR1だけを一時的にオンにし、前記スイッチ信号検出部13は、トランジスタTR2のコレクタ電圧をスイッチ信号として生成し、スイッチ信号判定部16bに送り、スイッチ信号判定部16bは、スイッチ信号を読み込み、トランジスタTR2の状態が変化したかどうかを判断する。
図9に示されるように、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが正しく接続されていて、トランジスタTR1とトランジスタTR2とが接続されていない場合、トランジスタTR1だけを一時的にオンにしたときに、トランジスタTR2の状態は変化しないのに対して、図10に示されるように、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されていて、トランジスタTR1とトランジスタTR2とがソレノイド31を介して接続されている場合、トランジスタTR1だけを一時的にオンにしたときに、トランジスタTR2において、ベース電圧が一時的に変化し、それに伴い、コレクタ電圧が変化する、すなわち、トランジスタTR2の状態が変化する。
これにより、ソレノイド31に電流が供給されたことが分かるので、誤接続判定部16cは、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されていると判断し、アラーム表示部14に指示を送り、アラーム表示部14は、アラームを表示し、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されていることを操作者に通知する。なお、図4〜7に示されるように、トランジスタTR1とトランジスタTR2とが接続されている場合においても、誤接続判定部16cは、図10と同様に、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されていると判断する。
一方、トランジスタTR2の状態が変化しない場合、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが図9又は11に示されるように接続されていることが分かるので、ソレノイド駆動処理部16aは、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR1、TR3をオンにする。なお、トランジスタTR3がオンにされると、トランジスタTR4もオンにされる。
そして、スイッチ信号判定部16bは、スイッチ信号検出部13のスイッチ信号を読み込み、ソレノイド31に24〔V〕の電圧の駆動電流が供給されてキャッシュドロワ30のロックが解除されたかどうかを判断する。そのために、スイッチ信号判定部16bは、スイッチ信号が変化したかどうか、すなわち、トランジスタTR2の状態が変化したかどうかによって、マイクロスイッチ32がオンにされたかどうかを判断する。そして、トランジスタTR2の状態が変化し、マイクロスイッチ32がオンにされたと判断された場合、図9に示されるように、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが正しく接続されていて、スイッチ信号判定部16bは、キャッシュドロワ30のロックが解除されたと判断する。
プリンタ10とキャッシュドロワ30とが正しく接続されていると判断された場合、前記ソレノイド駆動処理部16aは、ソレノイド31への駆動電流の供給を停止させるために、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR1、TR3をオフにする。なお、トランジスタTR3がオフにされると、トランジスタTR4もオフにされる。
そして、パソコン20からプリンタ10にキャッシュドロワオープン要求が送信されるたびに、キャッシュドロワ30のロックを解除することができ、引出し部30aを開くことができる。
すなわち、パソコン通信部16dは、パソコン20からプリンタ10にキャッシュドロワオープン要求が送信されたかどうかを判断し、キャッシュドロワオープン要求が送信された場合、ソレノイド駆動処理部16aは、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR3(TR4)をオンにし、24〔V〕の電圧をヒューズfsに印加する。
続いて、前記ソレノイド駆動処理部16aは、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR1をオンにしてソレノイド31に駆動電流を供給し、キャッシュドロワ30のロックを解除する。これにより、引出し部30aが開かれる。
また、スイッチ信号判定部16bは、トランジスタTR2の状態が変化したかどうかによって、マイクロスイッチ32がオンにされたかどうかを判断し、マイクロスイッチ32が所定の時間オンにされた後、すなわち、キャッシュドロワ30のロックが所定の時間解除された後、前記ソレノイド駆動処理部16aは、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR1、TR3(TR4)をオフにしてキャッシュドロワ30をロックする。
そして、演算/処理部16は、プリンタ10の電源がオフにされたかどうかを判断し、電源がオフにされた場合、処理を終了する。
一方、トランジスタTR1、TR3(TR4)がオンにされたときに、キャッシュドロワ30のロックが解除されていないと判断された場合、誤接続判定部16cは、図11に示されるように、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されていると判断し、アラーム表示部14に指示を送り、アラーム表示部14は、アラームを表示し、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されていることを操作者に通知する。
このように、本実施の形態においては、電源部17とヒューズfsとの間にトランジスタTR3、TR4が配設され、トランジスタTR3、TR4は、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが接続され、ヒューズfsとソレノイド31とが接続されたときに、駆動信号を受けてソレノイド31に駆動電流を供給するので、24〔V〕の電圧の電流がヒューズfsの容量を超えてヒューズfsに供給されることがない。したがって、ヒューズfsが溶断されるのを防止することができ、プリンタ10を使用することができなくなるのを防止することができる。
また、24〔V〕の駆動用の電源とヒューズfsとの間にトランジスタTR3、TR4を配設するだけでよいので、プリンタ10のコストを低くすることができる。
そして、ソレノイド駆動処理部16aによって生成された駆動信号に基づいてソレノイド駆動部12がソレノイド31を駆動し、スイッチ信号検出部13によって生成されたスイッチ信号に基づいて、スイッチ信号判定部16bがマイクロスイッチ32がオンになったかどうかを判断するので、駆動信号及びスイッチ信号に基づいて、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されているかどうかを判断することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 プリンタ10の電源がオンにされる。
ステップS2 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1、TR3をオフにする。
ステップS3 パソコン通信部16dはキャッシュドロワオープン要求が送信されたかどうかを判断する。キャッシュドロワオープン要求が送信された場合はステップS4に進み、キャッシュドロワオープン要求が送信されない場合はステップS1に戻る。
ステップS4 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1をオン・オフさせる。
ステップS5 スイッチ信号検出部16bはトランジスタTR2の状態が変化したかどうかを判断する。トランジスタTR2の状態が変化した場合はステップS6に、トランジスタTR2の状態が変化しない場合はステップS7に進む。
ステップS6 アラーム表示部14はアラームを表示し、処理を終了する。
ステップS7 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1、TR3(TR4)をオンにする。
ステップS8 スイッチ信号検出部16bはキャッシュドロワ30のロックが解除されたかどうかを判断する。ロックが解除された場合はステップS9に、ロックが解除されない場合はステップS15に進む。
ステップS9 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1、TR3(TR4)をオフにする。
ステップS10 パソコン通信部16dはキャッシュドロワオープン要求が送信されるのを待機し、キャッシュドロワオープン要求が送信された場合はステップS11に進む。
ステップS11 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR3(TR4)をオンにし、24〔V〕の電圧をヒューズfsに印加する。
ステップS12 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1をオンにし、キャッシュドロワ30のロックを解除する。
ステップS13 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1、TR3(TR4)をオフにする。
ステップS14 演算/処理部16はプリンタ10の電源がオフにされたかどうかを判断する。電源がオフにされた場合は処理を終了し、オフにされない場合はステップS10に戻る。
ステップS15 アラーム表示部14はアラームを表示し、処理を終了する。
ところで、本実施の形態においては、前述されたように、トランジスタTR1、TR3(TR4)がオンにされたときに、キャッシュドロワ30のロックが解除されていないと判断された場合、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが正しく接続されていないと判断されるが、図11に示されるように、キャッシュドロワ30に配設されたソレノイド31の一端がヒューズfsに、他端がトランジスタTR5のコレクタに接続されている場合、トランジスタTR5をオンにすると、キャッシュドロワ30のロックを解除することができる。
そこで、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されていないと判断された場合に、キャッシュドロワ30のロックを解除したり、キャッシュドロワ30をロックしたりすることができるようにしたプリンタ10について説明する。
図14は本発明の実施の形態におけるプリンタの他の動作を示す第1のフローチャート、図15は本発明の実施の形態におけるプリンタの他の動作を示す第2のフローチャート、図16は本発明の実施の形態におけるプリンタの他の動作を示す第3のフローチャートである。
この場合、プリンタ10(図1)の電源部17の電源がオンにされてから、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが誤って接続されているかどうかが判断されるまでのプリンタ10の動作、及び正しく接続されていると判断されてからのプリンタ10の動作は、図12及び13に示されるプリンタ10の動作と同じであるので、説明を省略する。
トランジスタTR1、TR3(TR4)(図11)をオンにしたときに、キャッシュドロワ30のロックが解除されていないと判断された場合、ソレノイド駆動処理部16aは、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR5をオンにし、スイッチ信号判定部16bは、トランジスタTR2のスイッチ信号を読み込み、トランジスタTR2の状態が変化したかどうかを判断する。この場合、前記トランジスタTR5は、ソレノイド31を駆動するための第2の駆動用のスイッチング素子を構成する。
図11に示されるように、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが正しく接続されていないが、トランジスタTR1とトランジスタTR2とがマイクロスイッチ32を介して接続され、ヒューズfsとトランジスタTR5のコレクタとがソレノイド31を介して接続されていると、トランジスタTR5をオンにしたときに、24〔V〕の電圧の駆動電流がソレノイド31に供給され、キャッシュドロワ30のロックが解除されて引出し部30aが開かれるとともに、マイクロスイッチ32がオンになる。
そこで、スイッチ信号判定部16bは、トランジスタTR5がオンにされたときに、スイッチ信号を読み込み、トランジスタTR2の状態が変化したかどうかによって、キャッシュドロワ30のロックが解除されたかどうかを判断する。この場合、マイクロスイッチ32がオンになるのに伴って、トランジスタTR2において、ベース電圧が一時的に変化し、それに伴い、コレクタ電圧が変化する。これにより、スイッチ信号判定部16bは、キャッシュドロワ30のロックが解除されたと判断する。
このようにして、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが正しく接続されていないが、キャッシュドロワ30を使用することができると判断された場合、ソレノイド駆動処理部16aは、ソレノイド31への駆動電流の供給を停止させるために、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR3、TR5をオフにする。なお、トランジスタTR3がオフにされると、トランジスタTR4もオフにされる。また、トランジスタTR1は常時オンにされ、オフにされることはない。
そして、パソコン20からプリンタ10にキャッシュドロワオープン要求が送信されるたびに、キャッシュドロワ30のロックが解除され、引出し部30aが開かれる。
すなわち、パソコン通信部16dは、パソコン20からプリンタ10にキャッシュドロワオープン要求が送信されたかどうかを判断し、キャッシュドロワオープン要求が送信された場合、ソレノイド駆動処理部16aは、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR3(TR4)をオンにして24〔V〕の電圧をヒューズfsに印加する。
続いて、前記ソレノイド駆動処理部16aは、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR5をオンにしてソレノイド31に駆動電流を供給し、キャッシュドロワ30のロックを解除する。これにより、引出し部30aが開かれる。
また、スイッチ信号判定部16bは、トランジスタTR2の状態が変化したかどうかによって、マイクロスイッチ32がオンにされたかどうかを判断し、マイクロスイッチ32が所定の時間オンにされた後、すなわち、キャッシュドロワ30のロックが所定の時間解除された後、前記ソレノイド駆動処理部16aは、駆動信号をソレノイド駆動部12に送り、トランジスタTR3(TR4)、TR5をオフにし、キャッシュドロワ30をロックする。
そして、演算/処理部16は、プリンタ10の電源がオフにされたかどうかを判断し、電源がオフにされた場合、処理を終了する。
このように、プリンタ10とキャッシュドロワ30とが正しく接続されていないと判断された場合において、ヒューズfsが溶断される恐れがない場合に、プリンタ10を使用することができるので、プリンタ10の汎用性を高くすることができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 プリンタ10の電源がオンにされる。
ステップS22 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1、TR3をオフにする。
ステップS23 パソコン通信部16dはキャッシュドロワオープン要求が送信されたかどうかを判断する。キャッシュドロワオープン要求が送信された場合はステップS24に進み、キャッシュドロワオープン要求が送信されない場合はステップS21に戻る。
ステップS24 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1をオン・オフさせる。
ステップS25 スイッチ信号判定部16bはトランジスタTR2の状態が変化したどうかを判断する。トランジスタTR2の状態が変化した場合はステップS26に、トランジスタTR2の状態が変化しない場合はステップS27に進む。
ステップS26 アラーム表示部14はアラームを表示し、処理を終了する。
ステップS27 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1、TR3(TR4)をオンにする。
ステップS28 スイッチ信号判定部16bはキャッシュドロワ30のロックが解除されたかどうかを判断する。ロックが解除された場合はステップS29に、ロックが解除されない場合はステップS35に進む。
ステップS29 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1、TR3(TR4)をオフにする。
ステップS30 パソコン通信部16dはキャッシュドロワオープン要求が送信されるのを待機し、キャッシュドロワオープン要求が送信された場合はステップS31に進む。
ステップS31 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR3(TR4)をオンにし、24〔V〕の電圧をヒューズfsに印加する。
ステップS32 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1をオンにし、キャッシュドロワ30のロックを解除する。
ステップS33 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR1、TR3(TR4)をオフにする。
ステップS34 演算/処理部16はプリンタ10の電源がオフにされたかどうかを判断する。電源がオフにされた場合は処理を終了し、電源がオフにされない場合はステップS30に戻る。
ステップS35 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR5をオンにする。
ステップS36 スイッチ信号判定部16bはキャッシュドロワ30のロックが解除されたかどうかを判断する。ロックが解除された場合はステップS38に、ロックが解除されない場合はステップS37に進む。
ステップS37 アラーム表示部14はアラームを表示し、処理を終了する。
ステップS38 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR3(TR4)、TR5をオフにする。
ステップS39 パソコン通信部16dはキャッシュドロワオープン要求が送信されるのを待機し、キャッシュドロワオープン要求が送信された場合はステップS40に進む。
ステップS40 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR3(TR4)をオンにし、24〔V〕の電圧をヒューズfsに印加する。
ステップS41 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR5をオンにし、キャッシュドロワ30のロックを解除する。
ステップS42 ソレノイド駆動処理部16aはトランジスタTR3(TR4)、TR5をオフにする。
ステップS43 演算/処理部16はプリンタ10の電源がオフにされたかどうかを判断する。電源がオフにされた場合は処理を終了し、電源がオフにされない場合はステップS39に戻る。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
17 電源部
30 キャッシュドロワ
31 ソレノイド
62 ヒューズ保護回路
fs ヒューズ
TR3、TR4 トランジスタ

Claims (9)

  1. (a)駆動用の電源と接続され、該駆動用の電源によって発生させられた電圧が印加される過電流保護素子と、
    (b)前記駆動用の電源と過電流保護素子との間に配設されたスイッチング装置とを有するとともに、
    (c)該スイッチング装置は、過電流保護素子と付属装置のアクチュエータとが接続されたときに、駆動信号を受けてアクチュエータに駆動電流を供給することを特徴とする保護素子保護装置。
  2. 前記スイッチング装置は、制御用の電源と接続され、前記駆動信号を受けてオンにされる低電圧用のスイッチング素子、及び前記駆動用の電源と接続され、前記低電圧用のスイッチング素子がオンにされたときにオンにされる高電圧用のスイッチング素子を備える請求項1に記載の保護素子保護装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の保護素子保護装置を備えた画像形成装置。
  4. (a)画像形成装置と接続された付属装置のアクチュエータを駆動するための駆動信号を生成するアクチュエータ駆動処理部と、
    (b)前記駆動信号を受けて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動部と、
    (c)前記付属装置の検出要素の出力を受けてスイッチ信号を生成する信号検出部と、
    (d)前記スイッチ信号を受けて、前記検出要素がオンになったかどうかを判断する信号判定部と、
    (e)前記駆動信号及びスイッチ信号に基づいて、画像形成装置と付属装置とが誤って接続されているかどうかを判断する誤接続判定部とを有するとともに、
    (f)前記アクチュエータ駆動部は、駆動用の電源と接続され、該駆動用の電源によって発生させられた電圧が印加される過電流保護素子、及び前記駆動用の電源と過電流保護素子との間に配設されたスイッチング装置を備え、
    (g)該スイッチング装置は、過電流保護素子と付属装置のアクチュエータとが接続されたときに、駆動信号を受けてアクチュエータに駆動電流を供給することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記アクチュエータ駆動部は、一端が前記過電流保護素子と接続されたアクチュエータの他端と接続される駆動用のスイッチング素子を備える請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記信号検出部は、前記検出要素と接続された検出用のスイッチング素子を備え、該検出用のスイッチング素子の端子の電圧をスイッチ信号として生成する請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. (a)前記付属装置はキャッシュドロワであり、
    (b)前記アクチュエータは、キャッシュドロワをロックするためのソレノイドであり、
    (c)前記検出要素は、キャッシュドロワがロックされたときにオンになるマイクロスイッチである請求項4〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 画像形成装置と付属装置とが誤って接続されている場合に、画像形成装置と付属装置とが誤って接続されていることを操作者に通知するアラーム通知部を有する請求項4〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 駆動用の電源と接続され、該駆動用の電源によって発生させられた電圧が印加される過電流保護素子、及び前記駆動用の電源と過電流保護素子との間に配設されたスイッチング装置を有する画像形成装置の誤接続検出方法において、
    (a)画像形成装置と接続された付属装置のアクチュエータを駆動するための駆動信号を生成し、
    (b)該駆動信号を受けて前記アクチュエータを駆動し、
    (c)前記付属装置の検出要素の出力を受けてスイッチ信号を生成し、
    (d)該スイッチ信号を受けて、前記検出要素がオンになったかどうかを判断し、
    (e)前記駆動信号及びスイッチ信号に基づいて、画像形成装置と付属装置とが誤って接続されているかどうかを判断するとともに、
    (f)前記過電流保護素子と前記アクチュエータとが接続されたときに、駆動信号を受けてアクチュエータに駆動電流を供給することを特徴とする画像形成装置の誤接続検出方法。
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