JP2016084006A - Airbag device for pedestrian - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両のフードパネルの後端近傍における裏面側に搭載される歩行者用エアバッグ装置に関する。 The present invention relates to a pedestrian airbag device mounted on the back side in the vicinity of the rear end of a hood panel of a vehicle.
従来、フードパネルの裏面側に搭載される歩行者用エアバッグ装置としては、折り畳まれたエアバッグを、合成樹脂製のケースに収納させる構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, as a pedestrian airbag device mounted on the back side of a hood panel, there has been a configuration in which a folded airbag is accommodated in a synthetic resin case (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、この種の歩行者用エアバッグ装置では、ケースの下方に位置するカウルとの間に隙間があることから、合成樹脂製のケースでは、内部に膨張用ガスを流入させて膨張するエアバッグに押されて下方に撓み、膨張時のエアバッグを、後方側に向かって円滑に突出させ難い場合があった。 However, in this type of pedestrian airbag device, since there is a gap between the cowl located below the case, in the case of a synthetic resin case, the airbag is inflated by inflowing an inflation gas. In some cases, it is difficult to cause the airbag when inflated to smoothly protrude toward the rear side.
本発明は、上述の課題を解決するものであり、エアバッグを後方側に向かって円滑に展開膨張させることが可能な歩行者用エアバッグ装置を提供することを目的とする。 This invention solves the above-mentioned subject, and it aims at providing the airbag apparatus for pedestrians which can expand | deploy and inflate smoothly an airbag toward the back side.
本発明に係る歩行者用エアバッグ装置は、車両のフードパネルの後端近傍における裏面側に搭載されて、
フードパネルの裏面側に配置されるケース内に折り畳まれて収納されて、内部に膨張用ガスを流入させて後方側に向かって突出するように膨張するエアバッグと、
エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、
を備える構成の歩行者用エアバッグ装置であって、
エアバッグが、ケース内において、インフレーターの後側の領域に、折り畳まれて収納され、
インフレーターを支持してフードパネル側に取り付ける取付ブラケットが、折り畳まれたエアバッグの下面側を覆うとともに、インフレーターから吐出される膨張用ガスを内部に流入させてケースから突出するように展開膨張するエアバッグの後方側への突出をガイドするガイド板部を、備える構成とされていることを特徴とする。
The pedestrian airbag device according to the present invention is mounted on the back side near the rear end of the hood panel of the vehicle,
An airbag that is folded and housed in a case disposed on the back side of the hood panel, inflated so that the inflation gas flows in and protrudes toward the rear side, and
An inflator for supplying inflation gas to the airbag;
A pedestrian airbag device comprising:
The airbag is folded and stored in the rear region of the inflator in the case,
A mounting bracket that supports the inflator and is attached to the hood panel side covers the lower surface of the folded airbag, and expands and inflates so that the inflation gas discharged from the inflator flows into the interior and protrudes from the case. It is the structure provided with the guide board part which guides the protrusion to the back side of a bag, It is characterized by the above-mentioned.
本発明の歩行者用エアバッグ装置では、インフレーターをフードパネル側に取り付ける取付ブラケットが、エアバッグの展開膨張時の後方側への突出をガイドするガイド板部を、有していることから、ケースから突出するエアバッグを、後方側に向かって円滑に突出させつつ展開膨張させることができる。 In the pedestrian airbag device of the present invention, the mounting bracket for attaching the inflator to the hood panel side has a guide plate portion that guides the rearward projection when the airbag is deployed and inflated. The airbag projecting from the airbag can be deployed and inflated while smoothly projecting toward the rear side.
したがって、本発明の歩行者用エアバッグ装置では、エアバッグを後方側に向かって円滑に展開膨張させることができる。 Therefore, in the pedestrian airbag apparatus of the present invention, the airbag can be smoothly deployed and inflated toward the rear side.
また、本発明の歩行者用エアバッグ装置において、ガイド板部を、折り畳まれたエアバッグの下面側を部分的に支持するように、上下方向側からの投影状態において、ケースより小さい投影面積として、配設させる構成とすれば、ガイド板部を折り畳まれたエアバッグの下面側を全面にわたって覆う構成とする場合と比較して、ガイド板部の形成材料を低減できて、ガイド板部の軽量化を図ることが可能となり、また、コストの増大も抑制できて、好ましい。 Further, in the pedestrian airbag apparatus of the present invention, the guide plate portion has a projection area smaller than the case in the projection state from the vertical direction side so as to partially support the lower surface side of the folded airbag. The arrangement of the guide plate portion can reduce the formation material of the guide plate portion and reduce the weight of the guide plate portion as compared with the case where the guide plate portion covers the entire lower surface of the folded airbag. It is possible to reduce the cost and increase in cost can be suppressed, which is preferable.
さらに、上記構成の歩行者用エアバッグ装置において、ガイド板部を、上下方向側から見た状態で、後縁側を開口させるような空隙を有する構成とすれば、ガイド板部が、エアバッグの後方側への展開膨張時に対向するような前縁を備えることを抑制できて、後方へ展開しようとするエアバッグの膨張初期に、ガイド板部にエアバッグが大きく干渉することを抑制でき、エアバッグの迅速な展開を阻害することを、防止できて、好ましい。 Further, in the pedestrian airbag apparatus having the above-described configuration, when the guide plate portion is configured to have a gap that opens the rear edge side when viewed from the vertical direction side, the guide plate portion is It is possible to suppress the provision of a leading edge that opposes when deployed and inflated to the rear side, and to prevent the airbag from greatly interfering with the guide plate portion at the initial stage of inflation of the airbag to be deployed to the rear. Inhibiting the rapid deployment of the bag is preferable because it can be prevented.
さらにまた、上記構成の歩行者用エアバッグ装置において、ケースを、形状保持性を有する材料から形成するとともに、水密性を有し、かつ、膨張するエアバッグを突出可能に、構成して、
ガイド板部を、ケースより高い剛性を有する構成として、エアバッグの展開膨張時に、ケースの下面側を支持可能に構成することが、好ましい。
Furthermore, in the pedestrian airbag device having the above-described configuration, the case is formed from a material having shape retaining property, has water tightness, and is configured to protrude an inflating airbag.
It is preferable that the guide plate portion is configured to have higher rigidity than the case so that the lower surface side of the case can be supported when the airbag is deployed and inflated.
歩行者用エアバッグ装置を上記構成とすれば、車両搭載時において、ケースの内部に雨水等が侵入することを、極力抑制することができ、また、エアバッグの展開膨張時に、ガイド板部によって、ケースの下面側を安定して支持させることができて、ガイド板部に支持されるケースの近傍部位を利用しつつ、エアバッグを安定して後方側に突出させることができる。 If the pedestrian airbag device has the above-described configuration, it is possible to suppress rain water and the like from entering the case as much as possible when the vehicle is mounted, and by the guide plate portion when the airbag is deployed and inflated. The lower surface side of the case can be stably supported, and the airbag can be stably protruded rearward while utilizing the vicinity of the case supported by the guide plate portion.
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の歩行者用エアバッグ装置(以下「エアバッグ装置」と省略する)Mは、図1,2に示すように、車両Vのフードパネル10の後端10c近傍における裏面側において、左右のフロントピラー5L,5Rの間となる車両Vの左右方向の中央側となる位置に配置されるもので、実施形態の場合、フードパネル10の後端10cを上昇させるフード跳ね上げ装置20と共に作動される。なお、本明細書では、特に断らない限り、前後、上下、及び、左右の方向は、それぞれ、車両Vの前後、上下、及び、左右の方向と一致させて、説明する。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIGS. 1 and 2, the pedestrian airbag device (hereinafter abbreviated as “airbag device”) M of the embodiment is provided on the back side in the vicinity of the
実施形態の場合、車両Vのフロントバンパ6(図1参照)には、歩行者との衝突を検知可能な図示しないセンサが、配設されており、センサからの信号を入力させている図示しない作動回路が、センサからの信号に基づいて車両Vと歩行者との衝突を検知した際に、エアバッグ装置Mのインフレーター28を作動させるように、構成されている。また、フード跳ね上げ装置20の後述するアクチュエータ23も、作動回路による車両Vの歩行者との衝突検知時に、インフレーター28の作動と略同時に作動されて、フードパネル10の後端10cを押し上げ(図11参照)、フードパネル10の後端10cとカウル7との間にエアバッグ突出用の隙間を形成することとなる。
In the case of the embodiment, the front bumper 6 (see FIG. 1) of the vehicle V is provided with a sensor (not shown) that can detect a collision with a pedestrian, and a signal from the sensor is not shown. The operation circuit is configured to operate the
フードパネル10は、図1に示すように、車両VにおけるエンジンルームERの上方を覆うように配設されるもので、左縁10d側と右縁10e側とにおける後端10c近傍に配置されるヒンジ部13により、車両Vのボディ1側に対して、前開きで開閉可能に連結されている。フードパネル10は、実施形態の場合、鋼板や、アルミニウム(アルミニウム合金)製の板材等からなり、図3〜6に示すように、上面側のアウタパネル10aと、下面側に位置してアウタパネル10aより強度を向上させたインナパネル10bと、を備えている。フードパネル10は、後述するフロントウィンドシールド4に合わせて、図1,2に示すように、後端10cを、左右の中央を前方に位置させ、左右両端側を後方に位置させるように、左右方向に対して湾曲させて構成されている。また、実施形態のフードパネル10は、裏面側にエアバッグ装置Mを取り付けるために、後端10c側における左右の中央側の裏面側を凹ませるように形成される凹部10gを、備えている(図4〜6参照)。
As shown in FIG. 1, the
フードパネル10の後方には、図3,4,6に示すように、ボディ1側の剛性の高いカウルパネル7aと、カウルパネル7aの上方の合成樹脂製のカウルルーバ7bと、からなるカウル7が、配設されている。カウルルーバ7bは、後端側をフロントウィンドシールド4の下部4a側に連ならせるように、配設されている。このカウル7も、フードパネル10の後端10cの湾曲形状に合わせて、左右の中央を前方に位置させ、左右両端側を後方に位置させるように、左右方向に対して湾曲して、構成されている(図1参照)。また、カウル7の部位には、図1に示すように、ワイパ8が、配設されている。このワイパ8は、図4,6の二点鎖線に示すように、カウルルーバ7bから上方に突出するように、配設されている。フロントウィンドシールド4の左右の外方には、図1に示すように、フロントピラー5L,5Rが、配設されている。フードパネル10は、フード跳ね上げ装置20の作動時に、後端10cを押し上げられることとなるが(図11参照)、この後端10cの上昇移動時には、フードパネル10の前端10f側は、前端10fに配置されている通常閉塞用の図示しないフードロックストライカを係止するラッチ機構により、ボディ1側から外れることはない。
As shown in FIGS. 3, 4, and 6, behind the
ヒンジ部13は、フードパネル10の後端10c側における左縁10dと右縁10eとに配設され(図1,2参照)、それぞれ、ボディ1側の部材であるフードリッジリインホース2に連結された取付フランジ3に固定されるヒンジベース14と、フードパネル10側に固定されるヒンジアーム16と、を備えて構成されている(図2,3参照)。各ヒンジアーム16は、図3に示すように、板金製のアングル材を下向きに突出させるように略半円弧状に湾曲させた形状として構成され、ヒンジベース14側の元部端16aが、支持軸15を利用してヒンジベース14に対して回動可能に連結されている。また、各ヒンジアーム16は、図3に示すように、元部端16aから離れる先端16b側に、先端16bからフードパネル10の下面に略沿うように延びる連結板部17を、備える構成とされ、この連結板部17が、フードパネル10の後端10cにおける下面側に、溶接等を利用して結合されている。また、ヒンジアーム16の先端16b付近には、図3に示すように、下縁を略円形状に切り欠くように構成される切欠凹部16cが、形成されており、この切欠凹部16cの周囲の部位が、フード跳ね上げ装置20におけるアクチュエータ23の作動時においてピストンロッド25がフードパネル10の後端10cを押し上げた際に、塑性変形する塑性変形部16dとされて、フードパネル10の後端10cの上昇を許容することとなる(図11参照)。各支持軸15は、図2,3に示すように、それらの軸方向を、車両Vの左右方向に沿わせるように、配置されている。そして、フードパネル10を開く際には、フードパネル10の前端10f側(図1参照)を前開きで上昇させれば、各支持軸15を回転中心として、フードパネル10を前開きで開くことができる(図3の二点鎖線参照)。
The
フード跳ね上げ装置20は、図1〜3に示すように、エアバッグ装置Mの左右両側であって、フードパネル10の後端10c側における左縁10d,右縁10eの下方となるヒンジ部13の下方に配設されている。各フード跳ね上げ装置20は、図3に示すように、アクチュエータ23と、アクチュエータ23をボディ1側のフードリッジリインホース2に取り付ける取付ブラケット21と、を備えている。取付ブラケット21は、アクチュエータ23を保持可能な断面略U字形状として、フードリッジリインホース2に連結される取付フランジ2aに対してボルト22止めされている。アクチュエータ23は、駆動源として、図示しないガス発生器を使用しており、取付ブラケット21に保持されるシリンダ24と、シリンダ24から上方へ突出するように配設されるピストンロッド25と、を備えている。このアクチュエータ23では、シリンダ24の下端側に内蔵される図示しないガス発生器を作動させて発生する作動ガスにより、シリンダ24内に収納されるピストンロッド25の図示しないピストンを押し上げて、ピストンロッド25を上昇移動させる構成である。そして、アクチュエータ23の作動時に、上昇移動するピストンロッド25の上端25aが、フードパネル10の後端10cの下面側に配設されるヒンジアーム16の先端16b側に設けられた連結板部17の下面に当接することとなり、この上昇移動するピストンロッド25の上端25aによって、図11に示すように、フードパネル10の後端10cが上方に押し上げられて、カウル7とフードパネル10の後端10cとの間に、膨張するエアバッグ35を突出させるための隙間が形成されることとなる。
As shown in FIGS. 1 to 3, the hood flip-up
エアバッグ装置Mは、図2,4〜9に示すように、エアバッグ35と、エアバッグ35に膨張用ガスを供給するインフレーター28と、エアバッグ35とインフレーター28とを収納するケース45と、インフレーター28を支持してフードパネル10側に取り付ける取付ブラケット56と、を備えている。
As shown in FIGS. 2 and 4 to 9, the airbag device M includes an
インフレーター28は、実施形態の場合、図2,8,9に示すように、左右方向に沿って2個配設されるもので、それぞれ、軸方向を左右方向に略沿って配置されて、外形形状を略円柱状としたシリンダタイプのものを使用している。詳細には、各インフレーター28は、左右方向の一端側(実施形態の場合、左右の外方側)に、膨張用ガスを吐出可能な図示しないガス吐出口を配設させて構成されるもので、左右方向の他端側(左右の内方側)から延びる図示しないリード線を介して、作動回路と電気的に接続されている。また、各インフレーター28は、図2,4,5に示すように、外周側を覆うように配置されるブラケット29と、取付ボルト30とを利用して、ケース45及び取付ブラケット56に取り付けられる構成である。ブラケット29は、帯状の板金素材から構成されるもので、インフレーター28を把持する略円環状の把持部29aと、把持部29aの両端側から延びる固着部29bと、を備えている。このブラケット29は、把持部29aによってインフレーター28を保持させた状態で、固着部29bから突出させたボルト30を、ケース45の後述するロアケース50と取付ブラケット56の取付板部59bとに挿通させ、取付板部59bの下面側でナット31止めすることにより、固着部29bの部位でケース45とともに取付ブラケット56に取り付けられる構成である。実施形態の場合、ブラケット29は、各インフレーター28に、軸方向に沿った方向側で2つずつ配置されている(図2,8,9参照)。また、各インフレーター28は、図示しないガス吐出口を有した左右方向の外方側の端部を、クランプ32を使用して、エアバッグ35の後述する接続口部38に、連結されている。実施形態の場合、各インフレーター28は、ケース45における前端側の領域に、収納されている。
In the case of the embodiment, as shown in FIGS. 2, 8, and 9, two
エアバッグ35は、インフレーター28から吐出される膨張用ガスを内部に流入させて、ケース45から後方側に向かって突出しつつ、後上方に向かって展開膨張するもので、実施形態の場合、ポリエステル糸やポリアミド糸等を使用した織布からなる袋状とされている。エアバッグ35は、図1の二点鎖線に示すように、膨張完了時の形状を、正面側から見て、左右方向に幅広とした略U字形状に形成されるもので、膨張完了時にカウル7の上方を覆うように左右方向に略沿って配置されるカウルカバー部36と、カウルカバー部36の左右両端から後方に延びるように配置されてフロントピラー5L,5Rの下部5a側を覆うピラーカバー部37,37と、を備えて構成されている。また、カウルカバー部36の前縁側には、各インフレーター28と接続される接続口部38と、エアバッグ35をケース45側に取り付ける中央側テザー39,端側テザー40と、が、形成されている(図8参照)。中央側テザー39は、実施形態の場合、詳細には図示しないが、各接続口部38の左右方向の内側近傍となる2箇所に、配置されており、端側テザー40は、カウルカバー部36の左右両端近傍となる2箇所に、配置されている。各中央側テザー39,端側テザー40は、実施形態の場合、ロアケース50を介して、取付ブラケット56に形成される取付板部59bとテザー取付片部60とにボルト41止めされている(図8,9参照)。そして、エアバッグ35は、図8に示すように、ケース45内に収納可能に、前後左右の幅寸法を縮められるようにして、折り畳まれて、ケース45内におけるインフレーター28の後側の領域に、収納されている(図4〜6参照)。
The
ケース45は、形状保持性を有する材料から形成されるとともに、水密性を有する構成とされている。実施形態の場合、ケース45は、取付ブラケット56より剛性の低い合成樹脂製の箱形状とされている。具体的には、ケース45は、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)等の軟質合成樹脂製とされるもので、実施形態の場合、図4〜8に示すように、アッパケース46とロアケース50との2つの部材から構成されて、折り畳まれたエアバッグ35とインフレーター28との周囲を全周にわたって覆うように、構成されている。また、実施形態の場合、ケース45は、図1,2に示すように、フードパネル10の後端10cの湾曲形状に合わせて、左右の中央を前方に位置させ、左右両端側を後方に位置させるように、左右方向に対して湾曲して構成されている。
The
アッパケース46は、折り畳まれたエアバッグ35とインフレーター28との上面側を覆う天井壁部47と、天井壁部47の周縁から下方に延びる略四角筒形状の周壁部48と、周壁部48の下端から前後左右の外方に向かって延びるフランジ部49と、を備えている。実施形態の場合、周壁部48において、左右方向の両端側に配置される左壁部48aと右壁部48bとは、図2,8に示すように、後方側にかけて拡開するように傾斜して、配置されている。フランジ部49は、周壁部48の全周にわたって、形成されている。フランジ部49における左縁側から前縁側を経て右縁側にかけての部位には、取付ブラケット56に形成される係止フック57aを挿入させて周縁で係止可能な係止孔49aが、多数形成されている(図6〜8参照)。また、フランジ部49における後縁側の部位には、ロアケース50のフランジ部53に形成される凹部53bに挿入可能に下方に突出するように形成される挿入片部49bが、形成されている(図6参照)。この挿入片部49bは、断続的に複数個形成されている。
The
ロアケース50は、折り畳まれたエアバッグ35とインフレーター28との下面側を覆う底壁部51と、底壁部51の周縁から上方に延びる内壁部52と、底壁部51から連なるように前後左右の外方に向かって延びるフランジ部53と、を備えている。底壁部51における前端側の領域には、インフレーター28の外周面に沿って僅かに凹むように(下方に向かって突出するように)構成されるインフレーター収納部51aが、形成されている(図4,5参照)。実施形態の場合、インフレーター収納部51aは、図8,9に示すように、底壁部51の左右の略全域にわたって、形成されている。また、底壁部51には、図8に示すように、インフレーター28のブラケット29を取り付けるボルト30と、中央側テザー39,端側テザー40を取り付けるボルト41と、を貫通可能な挿通孔51b,51cが、形成されている。各挿通孔51b,51cには、防水性を確保するためにパッキン51dが設けられている(図5,7参照)。内壁部52は、アッパケース46の周壁部48の内周側の部位を隙間なく密接して覆うように構成されるもので、高さ寸法(底壁部51からの突出量)を、周壁部48の1/2程度に、大きく設定されている。すなわち、実施形態のケース45では、底壁部51からの突出量を大きく設定される内壁部52を、周壁部48の内周側に密接して配置させている。フランジ部53は、アッパケース46をロアケース50に被せた際に、アッパケース46のフランジ部49と当接するように、構成されるもので、全周にわたって形成されている。フランジ部53における左縁側から前縁側を経て右縁側にかけての部位にも、アッパケース46のフランジ部49に形成される係止孔49aに対応した位置に、係止フック57aを挿入させるための係止孔53aが、形成されている(図6〜8参照)。また、フランジ部53の後縁側の部位には、アッパケース46のフランジ部49に形成される挿入片部49bを挿入させるための凹部53bが、形成されている(図6参照)。
The
実施形態のケース45では、ロアケース50の底壁部51に、折り畳まれたエアバッグ35とインフレーター28,28とを載置させた状態で、アッパケース46を上方から被せることにより、折り畳まれたエアバッグ35とインフレーター28とが、外周側を全面にわたって覆われた状態で、ケース45内に収納されることとなる。そして、実施形態のケース45では、インフレーター28の作動時に、エアバッグ35が内部に膨張用ガスを流入させて膨張する際には、アッパケース46における周壁部48の後壁部48cと、ロアケース50における内壁部52の後側部位52aと、が、膨張するエアバッグ35に押されて変形しつつ後方に向かって押し開かれることとなり、後壁部48cと後側部位52aとを押し開いて形成される隙間S(突出用開口)から、エアバッグ35が後方側に向かって突出することとなる(図12,13参照)。また、このエアバッグ35の展開膨張時には、膨張するエアバッグ35に押されて、ロアケース50における底壁部51の後側部位51eも、変形することとなる(図12参照)。
In the
取付ブラケット56は、ケース45より剛性の高い板金素材から形成されるもので、実施形態の場合、図4,5,9に示すように、ケース45の下面側に、配置されている。取付ブラケット56は、実施形態の場合、図8〜10に示すように、アッパケース46及びロアケース50のフランジ部49,53の下面側における前縁側の部位に配置される支持枠部57と、取付ブラケット56をフードパネル10側に固定させるための固定片部58と、インフレーター28を保持させるためのインフレーター保持部59と、エアバッグ35における端側テザー40の先端側を取り付けるためのテザー取付片部60と、エアバッグ35の展開膨張時の後上方側への突出をガイドするガイド板部62と、を備えている。
The mounting
支持枠部57は、外形形状を左右方向に略沿った長尺状の帯板状とされている。詳細には、支持枠部57は、ケース45の前縁側の部位において、左右の略全域にわたって配置されるもので、ケース45の前縁側に略沿うように形成されるとともに、左右両端側を後方に向けるように、湾曲して形成されている。支持枠部57には、ケース45を係止させるための係止フック57aが、左右の略全域にわたって、断続的に多数形成されている。各係止フック57aは、支持枠部57の後縁近傍の部位から上方に延びて先端を前方に向けるように、断面形状を略J字形状として構成されるもので、アッパケース46とロアケース50とのフランジ部49,53に形成される係止孔49a,53aに挿入されて、係止孔49a,53a周縁に係止される構成である(図6,7参照)。
The
取付ブラケット56をフードパネル10側に固定させるための固定片部58は、平板状として、支持枠部57の前縁側から前方に突出するように形成されるもので、支持枠部57の左右の略全域にわたって点在されるように、左右方向に沿って複数個、形成されている。実施形態の場合、固定片部58は、8個、形成されており、左右方向の両端側に配置される固定片部58L,58Rは、左右方向(支持枠部57の長手方向)に沿って幅広に構成されている。各固定片部58(58L,58R)は、ボルト64を挿通させるための挿通孔58aを備える構成とされて、図4,5に示すように、ボルト64を利用して、フードパネル10におけるインナパネル10bの裏面側に、取付固定されることとなる。
The fixing
インフレーター28を保持させるためのインフレーター保持部59は、各インフレーター28に対応して2箇所に形成されるもので、それぞれ、支持枠部57から後方に突出するように、形成されている。各インフレーター保持部59は、実施形態の場合、左右方向の幅寸法を、インフレーター28の長さ寸法の1/3程度に設定されて(図2,8,9参照)、インフレーター28の軸方向側の中央付近の下面側を支持する構成とされている。各インフレーター保持部59は、図4,5,8,10に示すように、ロアケース50におけるインフレーター収納部51aに対応して、下方に突出するように湾曲して形成される受座部59aと、受座部59aの後縁から後方に延びるように形成されてインフレーター28を取り付ける取付板部59bと、を備える構成とされている。受座部59aは、インフレーター収納部51aを介して、インフレーター28の下面側を支持するように、構成されている。取付板部59bは、インフレーター28を保持させたブラケット29と、エアバッグ35における中央側テザー39の先端側と、を固定させるための部位であり、左右方向の幅寸法を、受座部59aと略一致させて構成されて、受座部59aから後方に延びるように形成されている。取付板部59bには、ブラケット29を取り付けるためのボルト30と、中央側テザー39を取り付けるためのボルト41と、を挿通可能な挿通孔59cが、形成されている(図10参照)。そして、取付板部59bには、インフレーター28を保持させたブラケット29と、中央側テザー39の先端側と、が、ボルト30,41とナット31,42とを利用して、固定される(図4,5,9参照)。実施形態の場合、中央側テザー39の先端側は、図9に示すように、ブラケット29,29間となる位置に固定されている。
Inflator holding
テザー取付片部60は、図8〜10に示すように、支持枠部57の後縁側から延びるように形成されるもので、実施形態の場合、左右両端側に配置される固定片部58L,58Rの後方となる位置に、形成されている。各テザー取付片部60には、ボルト41を挿通させるための挿通孔60aが、形成されている。そして、各テザー取付片部60には、エアバッグ35における端側テザー40の先端側が、ボルト41とナット42とを利用して固定される(図7参照)。
As shown in FIGS. 8 to 10, the
ガイド板部62は、折り畳まれたエアバッグ35の下面側を覆って、膨張用ガスを内部に流入させてケース45から突出するように展開膨張するエアバッグ35の後方側への突出をガイドするためのもので、実施形態の場合、インフレーター保持部59から後方に延びる略板状として、構成されている。ガイド板部62は、実施形態の場合、左右方向の幅寸法を、インフレーター保持部59と略同一として構成されて(図8〜10参照)、インフレーター保持部59の取付板部59bから平面状に連なって後方に向かって延びて、ケース45の下側において、底壁部51との間に僅かな隙間を設けるようにして、折り畳まれたエアバッグ35の下面側を覆うように、形成されている(図4,5参照)。また、このガイド板部62は、実施形態の場合、車両搭載時に、フードパネル10におけるインナパネル10bと略平行となるように、配置されることとなる(図4,5参照)。実施形態の場合、ガイド板部62は、後縁62aをケース45の後端より前方に位置させて、ケース45におけるエアバッグ35を収納している領域の下面側を、2/3程度にわたって覆うように、形成されている。実施形態では、ガイド板部62は、ケース45の下面側を全面にわたって覆わず、インフレーター保持部59の後側となる2箇所のみに、部分的に、配置されるもので、換言すれば、ガイド板部62は、折り畳まれたエアバッグ35の下面側を部分的に支持するように、上下方向側からの投影状態において、ケース45より小さい投影面積として、配設されている(図2,9参照)。また、ガイド板部62は、左右方向側で、分離した2箇所に、配置されるものであり、換言すれば、上下方向側から見た状態で、この2つのガイド板部62,62間に、後縁62a側を開口させるような空隙を、有する構成とされている。また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ガイド板部62は、ケース45の底壁部51との間に僅かに隙間を設けられる構成であるものの、エアバッグ35の展開膨張時に、ケース45の下面側を支持する構成とされている。
The
次に、実施形態のエアバッグ装置Mの車両Vへの搭載について説明する。まず、エアバッグ35を、ケース45内に収納可能に折り畳み(図8参照)、折り畳み完了後に、折り完了体の周囲を、折り崩れ防止用の破断可能なラッピング材により、くるんでおく。そして、ブラケット29に保持させた状態のインフレーター28,28を、クランプ32を用いてエアバッグ35の接続口部38と接続させておく。折り畳まれたエアバッグ35とインフレーター28,28とを、底壁部51上に載置させるようにして、ロアケース50内に収納させる。このとき、インフレーター28を保持させたブラケット29の固着部29bから突出しているボルト30を、底壁部51の挿通孔51bに挿通させ、エアバッグ35から延びる中央側テザー39,端側テザー40の先端側から突出しているボルト41を、挿通孔51cに挿通させる。その後、アッパケース46をロアケース50に被せる。次いで、係止フック57aを係止孔49a,53aに挿入させて係止孔49a,53a周縁に係止させるとともに、ロアケース50から突出している各ボルト30,41を挿通孔59c,60aに挿通させるようにして、取付ブラケット56を、ロアケース50の下面側に配置させる。その後、取付板部59bとテザー取付片部60とから突出している各ボルト30,41に、ナット31,42を締結させれば、インフレーター28とエアバッグ35とを、ケース45を介して取付ブラケット56に取り付けることができて、エアバッグ組付体を形成することができる。次いで、取付ブラケット56の固定片部58を、フードパネル10のインナパネル10bにボルト64止めすれば、エアバッグ装置Mを、フードパネル10の裏面側に取り付けることができる。その後、インフレーター28を、図示しない作動回路に接続させれば、エアバッグ装置Mを車両Vに搭載することができる。
Next, the mounting of the airbag apparatus M of the embodiment on the vehicle V will be described. First, the
そして、実施形態のエアバッグ装置Mでは、図示しない作動回路が、フロントバンパ6に配置される図示しないセンサからの信号に基づいて、車両Vの歩行者との衝突を検知した際に、フード跳ね上げ装置20のアクチュエータ23が、ピストンロッド25によりフードパネル10の後端10cを押し上げるように作動されて(図11参照)、フードパネル10の後端10cとカウル7との間に、エアバッグ突出用の隙間が形成されることとなる。略同時に、インフレーター28が作動されて、内部に膨張用ガスを流入させてエアバッグ35が膨張することとなり、膨張するエアバッグ35が、ケース45の後壁部48cと後側部位52aとを押し開くようにして形成される隙間S(突出用開口)から、後方側に向かって突出しつつ、後上方に向かって展開膨張して、カウル7の上面とフロントピラー5L,5Rの前面とを覆うように、膨張を完了させることとなる(図1の二点鎖線及び図13参照)。
And in the airbag apparatus M of embodiment, when the operation circuit which is not illustrated detects the collision with the pedestrian of the vehicle V based on the signal from the sensor which is not illustrated arrange | positioned at the
実施形態のエアバッグ装置Mでは、インフレーター28をフードパネル10側に取り付ける取付ブラケット56が、エアバッグ35の展開膨張時の後方側への突出をガイドするガイド板部62を、有していることから、ケース45から突出するエアバッグ35を、図12に示すように、後方側に向かって円滑に突出させつつ展開膨張させることができる。
In the airbag apparatus M of the embodiment, the mounting
したがって、実施形態のエアバッグ装置Mでは、エアバッグ35を後方側に向かって円滑に展開膨張させることができる。
Therefore, in the airbag apparatus M of the embodiment, the
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ガイド板部62が、図8,9に示すように、インフレーター28を保持させるインフレーター保持部59の後側の領域のみに配置されている。すなわち、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ガイド板部62は、折り畳まれたエアバッグ35の下面側を部分的に支持するように、上下方向側からの投影状態において、ケース45より小さい投影面積として、配設されている(図9参照)。そのため、実施形態のエアバッグ装置Mは、ガイド板部を、折り畳まれたエアバッグの下面側を全面にわたって覆う構成とする場合と比較して、ガイド板部の形成材料を低減できて、ガイド板部62の軽量化を図ることが可能となり、また、コストの増大も抑制できる。なお、このような点を考慮しなければ、ガイド板部を、折り畳まれたエアバッグの下面側を全面にわたって覆うような構成としてもよい。
Moreover, in the airbag apparatus M of the embodiment, the
さらに、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ガイド板部62が、インフレーター28を保持させるインフレーター保持部59の後側の領域のみとなる、左右方向に沿った2箇所に、形成されており、換言すれば、ガイド板部62は、上下方向側から見た状態で、2つのガイド板部62,62間に、後縁62a側を開口させるような空隙を有する構成とされている。そのため、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ガイド板部62が、エアバッグ35の後方側への展開膨張時に対向するような前縁を備えることを抑制できて、後方へ展開しようとするエアバッグ35の膨張初期に、ガイド板部62にエアバッグが大きく干渉することを抑制でき、エアバッグ35の迅速な展開を阻害することを、防止できる。なお、このような点を考慮しなければ、図10の二点鎖線に示すように、ガイド板部62Aを、支持枠部57の左右方向の端部側から、左右の内方に向かって突出させるようにして、配置させてもよい。また、ケースの下面側を覆うガイド板部を、例えば、櫛歯状として、左右方向に沿って断続的に設けられる構成や、ケースの底壁部の下面側を略全面にわたって覆うとともに、円形や四角形等の空隙を多数設ける構成としてもよい。
Furthermore, in the airbag apparatus M of the embodiment, the
さらにまた、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ガイド板部62が、ケースより高い剛性を有する構成として、エアバッグ35の展開膨張時に、ケース45の下面側を支持可能に構成されている。そのため、エアバッグ35の展開膨張時に、ガイド板部62によって、ケース45の下面側を安定して支持させることができて、ガイド板部62に支持されるケース45の近傍部位を利用しつつ、エアバッグ35を安定して後方側に突出させることができる。具体的には、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ケース45の底壁部51において、断続的に設けられたガイド板部62,62間に配置される部位を、エアバッグ35の展開膨張の案内に利用でき、膨張するエアバッグ35は、この底壁部51におけるガイド板部62,62間の部位に案内されて、円滑に後方側に突出されることとなる。また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ケース45が、形状保持性を有する材料から形成されて、水密性を有する構成とされている。具体的には、ケース45は、合成樹脂製とされている。そのため、車両搭載時において、ケース45の内部に雨水等が侵入することを、極力抑制することができる。また、ケース45を合成樹脂製とすることにより、実施形態のごとく、ケース45をアッパケース46とロアケース50との2つの部材から構成して、アッパケース46のフランジ部49に形成される挿入片部40bを、ロアケース50に形成される凹部53bに挿入させて嵌合させることにより、エアバッグ35をケース45内に収納させ、エアバッグ35の展開膨張時には、この挿入片部40bの凹部53bとの嵌合状態を解除させて、エアバッグ35を膨張させる構成とする場合に、挿入片部と凹部との嵌合状態を維持しやすく、かつ、挿入片部40bの凹部53bとの嵌合状態を解除させて形成される隙間S(突出用開口)から、エアバッグ35を円滑に突出させることができる。なお、このような点を考慮しなければ、ケースを、ゴム材料等から形成してもよい。
Furthermore, in the airbag apparatus M of the embodiment, the
また、実施形態のエアバッグ装置Mでは、取付ブラケット56は、ロアケース50の下面側に配設されているが、図14に示すエアバッグ装置のごとく、インフレーター28を支持する取付ブラケット56Bを、ケース45の内部であるロアケース50の上面側に配置させ、ガイド板部62Bを、折り畳まれたエアバッグ35と底壁部51との間の部位に配置させる構成としてもよい。なお、ケースの防水性を考慮すれば、実施形態のごとく、ケース45の下面側に、取付ブラケット56を配置させる構成とすることが好ましい。実施形態のエアバッグ装置Mでは、ケース45は、図4〜6に示すように、アッパケース46の周壁部48を、ロアケース50の底壁部51近傍まで延ばすように構成して、周壁部48の内周側に、高さ寸法を周壁部48の1/2程度に設定されるロアケース50の内壁部52を、密接して配置させ、周壁部48から延びるフランジ部49と、ロアケース50のフランジ部53とが、底壁部51側となるケース45の下端側の領域で、相互に当接するように配置されていることから、防水性が良好であり、車両搭載状態において、内部に雨水等が侵入することを、極力抑制することができる。
In the airbag apparatus M of the embodiment, the mounting
さらに、実施形態のエアバッグ装置Mでは、ケース45は、取付ブラケット56の支持枠部57に形成される係止フック57aを、ケース45におけるアッパケース46とロアケース50とのフランジ部49,53に形成される係止孔49a,53a周縁に係止させることにより、取付ブラケット56に取り付けられる構成とされているが、ケース45の取付ブラケット56への取り付けは、実施形態に限られるものではない。例えば、図15,16に示すエアバッグ装置のごとく、ケース45を、アッパケース46とロアケース50とのフランジ部49,53の部位において、左右方向側で複数個配設されるボルト66とナット67とを利用して、取付ブラケット56の支持枠部57に取り付ける構成としてもよい。
Furthermore, in the airbag apparatus M of the embodiment, the
10…フードパネル、10c…後端、28…インフレーター、35…エアバッグ、45…ケース、46…アッパケース、50…ロアケース、56,56A…取付ブラケット、62,62A…ガイド板部、V…車両、M…歩行者用エアバッグ装置。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記フードパネルの裏面側に配置されるケース内に折り畳まれて収納されて、内部に膨張用ガスを流入させて後方側に向かって突出するように膨張するエアバッグと、
前記エアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターと、
を備える構成の歩行者用エアバッグ装置であって、
前記エアバッグが、前記ケース内において、前記インフレーターの後側の領域に、折り畳まれて収納され、
前記インフレーターを支持して前記フードパネル側に取り付ける取付ブラケットが、折り畳まれた前記エアバッグの下面側を覆うとともに、前記インフレーターから吐出される膨張用ガスを内部に流入させて前記ケースから突出するように展開膨張する前記エアバッグの後方側への突出をガイドするガイド板部を、備える構成とされていることを特徴とする歩行者用エアバッグ装置。 It is mounted on the back side near the rear end of the hood panel of the vehicle,
An airbag that is folded and stored in a case disposed on the back side of the hood panel, inflated so as to flow into the interior and protrude toward the rear side, and
An inflator for supplying inflation gas to the airbag;
A pedestrian airbag device comprising:
The airbag is folded and stored in the rear region of the inflator in the case,
A mounting bracket that supports the inflator and is attached to the hood panel covers the lower surface side of the folded airbag, and allows the inflation gas discharged from the inflator to flow into the interior and protrude from the case. A pedestrian airbag apparatus characterized by comprising a guide plate portion that guides the rearward deployment of the airbag that is deployed and inflated.
前記ガイド板部が、前記ケースより高い剛性を有する構成とされて、前記エアバッグの展開膨張時に、前記ケースの下面側を支持可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の歩行者用エアバッグ装置。 The case is formed of a material having shape retaining property, has water tightness, and is configured to be able to protrude the inflating airbag.
The said guide plate part is set as the structure which has higher rigidity than the said case, and is comprised so that the lower surface side of the said case can be supported at the time of expansion | deployment of the said airbag. The pedestrian airbag device according to any one of the above.
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