JP2016082812A - 電力変換装置 - Google Patents

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Yoshinobu Ito
悦申 伊藤
勇 嘉藤
Isamu Kato
勇 嘉藤
大輔 福井
Daisuke Fukui
大輔 福井
高橋 充
Mitsuru Takahashi
充 高橋
宰徳 全
Che Dok Chong
宰徳 全
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Abstract

【課題】本発明は、電力変換装置に係り、電動オイルポンプ側のインバータを大型化することなく一時的にその耐電圧を車両駆動用モータ側のインバータの耐電圧に合わせて上げることで、各インバータでの過電圧保護を適切に図りつつ車両駆動用モータ側のインバータを通常駆動させる機会を確保することにある。【解決手段】電力変換装置は、直流電源と、直流電源の両端間に直列接続される一対の第1スイッチング素子を含み、直流電源の直流電力を交流電力に変換して駆動用モータに供給する駆動用インバータと、直流電源の両端間に直列接続される一対の第2スイッチング素子を含み、直流電源の直流電力を交流電力に変換して電動オイルポンプに供給するポンプ用インバータと、ポンプ用インバータの両端電圧が第1閾値以上である場合に、第2スイッチング素子をオフするシャットダウンを行う手段と、駆動用インバータの両端電圧が第1閾値を超える第2閾値以上である場合に、第1スイッチング素子をオフするシャットダウンを行う手段と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、電力変換装置に係り、特に、電力供給により車輪を駆動させる駆動用モータと電力供給によりオイルを吐出する電動オイルポンプとを有する車両に搭載される電力変換装置に関する。
従来、共通の直流電源と複数の電力供給対象との間でそれぞれ電力変換を行う電力変換装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。複数の電力供給対象としては、車両駆動用モータと、補機用モータ(オイルポンプを駆動するモータなど)と、が含まれる。この電力変換装置は、直流電源と、第1の電力供給対象に対応する第1インバータと、第2の電力供給対象に対応する第2インバータと、を備えている。
第1インバータは、直流電源の両端間に直列接続される一対の第1スイッチング素子(IGBTなど)を含み、直流電源の直流電力を交流電力に変換してその交流電力を第1の電力供給対象に供給する。また、第2インバータは、直流電源の両端間に直列接続される一対の第2スイッチング素子(IGBTなど)を含み、直流電源の直流電力を交流電力に変換してその交流電力を第2の電力供給対象に供給する。
この電力変換装置は、また、第1インバータ及び第2インバータの両端間に生ずる電圧を検出すると共に、その検出電圧に基づいて過電圧が生じたか否かを判定する。
特開2011−67093号公報
ところで、複数の電力供給対象が互いに種類の異なるもの(車両駆動用モータ及び電動オイルポンプなど)であれば、それぞれに対応するインバータに流れる電流の最大値は互いに異なることがある。車両駆動用モータ側ではインバータ電流の最大値は大きく、一方、電動オイルポンプ側ではインバータ電流の最大値は小さい。インバータを構成するスイッチング素子の耐電圧は、そのインバータに流れる電流の最大値が大きいほど高いことが要求される。従って、種類の異なる電力供給対象の間では、それぞれのインバータを構成するスイッチング素子の耐電圧を互いに異ならせることが一般的である。
このように電力供給対象の間でそれぞれのインバータを構成するスイッチング素子の耐電圧が互いに異なるシステムにおいて、上記した特許文献1記載の電力変換装置の如く過電圧が生じたか否かの判定を唯一つの電圧閾値を用いて行うものとする場合は、その電圧閾値を、耐電圧の低いインバータに合わせて低めに設定することが考えられる。しかし、電圧閾値が低めに設定されると、耐電圧の高いインバータ側がその耐電圧以下の電圧で正常に動作できるにもかかわらず過電圧判定に起因して動作できなくなる事態が生じて、システムのロバスト性が低下してしまう。
一方、上記したシステムのロバスト性の低下を防止するため、耐電圧の低いインバータの耐電圧を、耐電圧の高いインバータの耐電圧に合わせて上げることが考えられる。インバータの耐電圧を上げる手法としては、そのインバータを大型化することが考えられる。しかし、インバータが大型化されると、インバータのコストが上昇すると共に、そのインバータの搭載スペースが制限されて搭載性が損なわれる事態が生じてしまう。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、電動オイルポンプ側のインバータを大型化することなく一時的にその耐電圧を車両駆動用モータ側のインバータの耐電圧に合わせて上げることで、各インバータでの過電圧保護を適切に図りつつ車両駆動用モータ側のインバータを通常駆動させる機会を適切に確保することが可能な電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、電力供給により車輪を駆動させる駆動用モータ(16)と電力供給によりオイルを吐出する電動オイルポンプ(24)とを有する車両に搭載される電力変換装置(10)であって、直流電源(30)と、それぞれ第1の耐電圧を有する、前記直流電源(30)の両端間に直列接続される一対の第1スイッチング素子(46,48)を含み、該直流電源(30)の直流電力を交流電力に変換して該交流電力を前記駆動用モータ(16)に供給する駆動用インバータ(40)と、それぞれ前記第1の耐電圧に比して低くかつ該第1の耐電圧を1/2倍した値に比して高い第2の耐電圧を有する、前記直流電源(30)の両端間に直列接続される一対の第2スイッチング素子(66,68)を含み、該直流電源(30)の直流電力を交流電力に変換して該交流電力を前記電動オイルポンプ(24)に供給するポンプ用インバータ(60)と、前記ポンプ用インバータ(60)の両端間に生ずる電圧(Vb)が第1閾値(Vb0)以上である場合に、該ポンプ用インバータ(60)を構成する前記第2スイッチング素子(66,68)をオフするシャットダウンを行うポンプ側シャットダウン手段(ステップ104)と、前記駆動用インバータ(40)の両端間に生ずる電圧Vaが前記第1閾値(Vb0)を超える第2閾値(Va0)以上である場合に、該駆動用インバータ(40)を構成する前記第1スイッチング素子(46,48)をオフするシャットダウンを行う駆動側シャットダウン手段(ステップ108)と、を備える電力変換装置(10)である。
本発明によれば、電動オイルポンプ側のインバータを大型化することなく一時的にその耐電圧を車両駆動用モータ側のインバータの耐電圧に合わせて上げることで、各インバータでの過電圧保護を適切に図りつつ車両駆動用モータ側のインバータを通常駆動させる機会を適切に確保することができる。
本発明の一実施例である電力変換装置が適用されるシステムの構成図である。 本実施例の電力変換装置の構成図である。 本実施例の電力変換装置が備えるインバータの構成図である。 本実施例の電力変換装置において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 機械式オイルポンプの回転数と吐出流量との関係を表した図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る電力変換装置の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例である電力変換装置10が適用されるシステム12の構成図を示す。図2は、本実施例の電力変換装置10の構成図を示す。また、図3は、本実施例の電力変換装置10が備えるインバータの構成図を示す。
本実施例のシステム12は、例えばハイブリッド車両や電気自動車に搭載される車載システムであって、車両動力を発生させるシステムである。以下、システム12は、ハイブリッド車両に搭載されるものとする。車両すなわちシステム12は、エンジン14と、駆動用モータ16と、を有している。エンジン14は、車両に動力を発生させるべく、燃料供給により回転駆動される内燃機関である。駆動用モータ16は、車両に動力を発生させるべく、電力供給により回転駆動される電動モータである。
エンジン14の駆動軸には、クラッチ18を介してトランスミッション20の駆動軸が接続されている。エンジン14が発生した動力は、クラッチ18を介してトランスミッション20に伝達される。エンジン14からトランスミッション20への動力伝達は、クラッチ18の接続/遮断に応じて行われる。また、駆動用モータ16の駆動軸には、トランスミッション20の駆動軸が接続されている。駆動用モータ16が発生した動力は、トランスミッション20に伝達される。トランスミッション20は、エンジン14から伝達された動力及び駆動用モータ16から伝達された動力を、トルクや回転数,回転方向を変えて駆動輪に伝達する。トランスミッション20は、例えばデュアルクラッチトランスミッションなどである。
車両すなわちシステム12は、機械式オイルポンプ22及び電動オイルポンプ24を有している。機械式オイルポンプ22及び電動オイルポンプ24は共に、車両の有する機械要素(具体的には、クラッチ18及びトランスミッション20など)に向けてオイルを吐出するオイルポンプである。電動オイルポンプ24は、電力供給により作動する電動ポンプである。電動オイルポンプ24は、電気的指令に従って回転駆動され、その回転数に比例した量のオイルを吐出する。また、機械式オイルポンプ22は、車両の有する機械要素の回転により作動するメカポンプである。
機械式オイルポンプ22には、2つのワンウェイクラッチ26,28が取り付けられている。一方のワンウェイクラッチ26には、エンジン14の駆動軸が接続されている。他方のワンウェイクラッチ28には、駆動用モータ16の駆動軸が接続されている。機械式オイルポンプ22は、エンジン14の回転又は駆動用モータ16の回転に従って回転駆動されることでオイルを吐出する。機械式オイルポンプ22は、エンジン14の回転数(回転速度;rpm)及び駆動用モータ16の回転数(回転速度;rpm)のうち大きい側の回転数に従って回転駆動され、その回転数に比例した量のオイルを吐出する。
また、電力変換装置10は、直流電源30と、上記した駆動用モータ16と、ポンプ用モータ32と、を備えている。直流電源30は、電力を蓄えると共に放出し得る充放電可能なリチウムイオン電池やニッケル水素電池などであって、例えば300ボルトの直流電圧を出力することが可能な高圧バッテリである。駆動用モータ16は、直流電源30側からの電力供給により車両動力を発生する三相交流モータであって、かつ、駆動輪側からの回転駆動により発電可能なモータジェネレータである。また、ポンプ用モータ32は、直流電源30側からの電力供給により電動オイルポンプ24を回転駆動させる力を発生する三相交流モータである。
電力変換装置10は、また、2つのパワーコントロールユニット(以下、PCUと称す。)34,36を備えている。PCU34は、駆動用モータ16を制御するための制御装置である。また、PCU36は、ポンプ用モータ32を制御するための制御装置である。PCU34とPCU36とは、互いに車内LAN80を介して接続されており、互いに情報通信することが可能である。以下、PCU34を駆動用PCU34と、また、PCU36をポンプ用PCU36と、それぞれ称す。
駆動用PCU34は、直流電源30の負極端子に接続するN端子と、メインリレー38を介して直流電源30の正極端子に接続するP端子と、を有している。また、ポンプ用PCU36は、直流電源30の負極端子に接続するN端子と、メインリレー38を介して直流電源30の正極端子に接続するP端子と、を有している。メインリレー38は、直流電源30を用いて駆動用モータ16及びポンプ用モータ32を回転駆動すべきときすなわち自車両のパワースイッチオン時又はイグニションスイッチオン時に導通するようにオンされ、一方、それ以外の時に遮断するようにオフされる継電器である。
駆動用PCU34は、駆動用インバータ40を有している。駆動用インバータ40は、直流電源30と駆動用モータ16との間に介在されている。駆動用インバータ40は、直流電源30の直流電力を交流電力に変換してその交流電力を駆動用モータ16に供給する変換器である。駆動用インバータ40は、上アーム素子42及び下アーム素子44を有している。上アーム素子42と下アーム素子44とは、駆動用PCU34のP端子とN端子との間すなわち直流電源30の両端間に直列接続されている。
上アーム素子42及び下アーム素子44は、U相,V相,W相の相ごとに対応して設けられている。各相の上アーム素子42及び下アーム素子44はそれぞれ、パワー半導体素子からなる。各相の上アーム素子42は、スイッチング素子46を含んでいる。また、各相の下アーム素子44は、スイッチング素子48を含んでいる。スイッチング素子46,48は、スイッチング動作される例えば絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)やパワーMOSFETなどである。スイッチング素子46,48は、所定の耐電圧(例えば、650ボルトなど)を有している。
上アーム素子42のスイッチング素子46のエミッタと下アーム素子44のスイッチング素子48のコレクタとは、互いに接続されている。スイッチング素子46のコレクタは、駆動用PCU34のP端子に接続されている。また、スイッチング素子48のエミッタは、駆動用PCU34のN端子に接続されている。
尚、上アーム素子42は、スイッチング素子46に逆並列接続されるダイオードを含んでもよいし、また、下アーム素子44は、スイッチング素子48に逆並列接続されるダイオードを含んでもよい。これらのダイオードはそれぞれ、スイッチング素子46,48のエミッタからコレクタへの電流の流通を許容するダイオードである。
駆動用PCU34は、また、マイクロコンピュータ50を有している。マイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す。)50は、駆動用PCU34の有する各スイッチング素子46,48の駆動を制御することにより、駆動用モータ16に適切な車両動力を発生させる装置である。マイコン50は、CPU52を有している。CPU52は、駆動用PCU34の有するゲート駆動回路54に対して各スイッチング素子46,48の駆動/非駆動を指示する中央演算装置である。CPU52は、駆動用モータ16において発生が要求される車両動力の大きさに応じて、各スイッチング素子46,48のPWM(Pulse Width Modulation)駆動を行う。ゲート駆動回路54は、CPU52からの指示に従って各スイッチング素子46,48を駆動させる。各スイッチング素子46,48はそれぞれ、ゲート駆動回路54の指示によるスイッチングパターンに従って駆動される。
マイコン50は、また、電流検出回路56及び電圧検出回路58を有している。電流検出回路56は、駆動用インバータ40に流れている電流を検出するための回路である。電流検出回路56は、例えば駆動用インバータ40の下アーム素子44のスイッチング素子48のエミッタと駆動用PCU34のN端子との間に配設される抵抗の両端に生じる電圧に基づいて、その駆動用インバータ40に流れている電流を検出する。電圧検出回路58は、駆動用PCU34のP端子すなわち駆動用インバータ40の上アーム素子42のスイッチング素子46のコレクタに生じている電圧を検出するための回路である。
電流検出回路56の検出した電流データは、CPU52に供給される。CPU52は、電流検出回路56の検出結果に基づいて、駆動用インバータ40に流れている電流が所定閾値以上であるか否かの電流判別を行う。尚、この所定閾値は、駆動用モータ16の通常作動時に流れる電流の最大値(例えば、400アンペア〜600アンペア)に比して大きな電流値に設定されている。そして、CPU52は、その駆動用インバータ40における電流が所定閾値以上である場合に駆動用インバータ40をシャットダウンする信号(SD信号)をゲート駆動回路54に対して供給する。
また、電圧検出回路58の検出した電圧データは、CPU52に供給される。CPU52は、電圧検出回路58の検出結果に基づいて、駆動用インバータ40のP端子に生じている電圧Vaが所定閾値Va0以上であるか否かの電圧判別を行う。尚、この所定閾値Va0は、上記したスイッチング素子46,48の耐電圧に比して僅かに低い電圧値(例えば、600ボルトなど)である。そして、CPU52は、Va≧Va0が成立すると判別した場合に駆動用インバータ40をシャットダウンするSD信号をゲート駆動回路54に対して供給する。
駆動用インバータ40のゲート駆動回路54に対してSD信号が供給されると、その駆動用インバータ40内のすべてのスイッチング素子46,48がオフされて駆動停止される。
ポンプ用PCU36は、ポンプ用インバータ60を有している。ポンプ用インバータ60は、直流電源30とポンプ用モータ32との間に介在されている。ポンプ用インバータ60は、直流電源30の直流電力を交流電力に変換してその交流電力をポンプ用モータ32に供給する変換器である。ポンプ用インバータ60は、上アーム素子62及び下アーム素子64を有している。上アーム素子62と下アーム素子64とは、ポンプ用PCU36のP端子とN端子との間すなわち直流電源30の両端間に直列接続されている。
上アーム素子62及び下アーム素子64は、U相,V相,W相の相ごとに対応して設けられている。各相の上アーム素子62及び下アーム素子64はそれぞれ、パワー半導体素子からなる。各相の上アーム素子62は、スイッチング素子66を含んでいる。また、各相の下アーム素子64は、スイッチング素子68を含んでいる。スイッチング素子66,68は、スイッチング動作される例えば絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)やパワーMOSFETなどである。
スイッチング素子66,68は、所定の耐電圧(例えば、500ボルトなど)を有している。このスイッチング素子66,68の耐電圧は、スイッチング素子46,48の耐電圧に比して低く、かつ、スイッチング素子46,48の耐電圧を1/2倍した値に比して高い値に設定されている。
上アーム素子62のスイッチング素子66のエミッタと下アーム素子64のスイッチング素子68のコレクタとは、互いに接続されている。スイッチング素子66のコレクタは、ポンプ用PCU36のP端子に接続されている。また、スイッチング素子68のエミッタは、ポンプ用PCU36のN端子に接続されている。
尚、上アーム素子62は、スイッチング素子66に逆並列接続されるダイオードを含んでもよいし、また、下アーム素子64は、スイッチング素子68に逆並列接続されるダイオードを含んでもよい。これらのダイオードはそれぞれ、スイッチング素子66,68のエミッタからコレクタへの電流の流通を許容するダイオードである。
ポンプ用PCU36は、また、マイコン70を有している。マイコン70は、ポンプ用PCU36の有する各スイッチング素子66,68の駆動を制御することにより、ポンプ用モータ32に電動オイルポンプ24を回転駆動させる適切な力を発生させる装置である。マイコン70は、CPU72を有している。CPU72は、ポンプ用PCU36の有するゲート駆動回路74に対して各スイッチング素子66,68の駆動/非駆動を指示する中央演算装置である。CPU72は、ポンプ用モータ32において発生が要求される力の大きさに応じて、各スイッチング素子66,68のPWM駆動を行う。ゲート駆動回路74は、CPU72からの指示に従って各スイッチング素子66,68を駆動させる。各スイッチング素子66,68はそれぞれ、ゲート駆動回路74の指示によるスイッチングパターンに従って駆動される。
マイコン70は、また、電流検出回路76及び電圧検出回路78を有している。電流検出回路76は、ポンプ用インバータ60に流れている電流を検出するための回路である。電流検出回路76は、例えばポンプ用インバータ60の下アーム素子64のスイッチング素子68のエミッタとポンプ用PCU36のN端子との間に配設される抵抗の両端に生じる電圧に基づいて、そのポンプ用インバータ60に流れている電流を検出する。電圧検出回路78は、ポンプ用PCU36のP端子すなわちポンプ用インバータ60の上アーム素子62のスイッチング素子66のコレクタに生じている電圧を検出するための回路である。尚、ポンプ用PCU36のP端子に生じている電圧は、駆動用PCU34のP端子に生じている電圧に一致するので、電圧検出回路78が検出する電圧値と電圧検出回路58が検出する電圧値とは等しい。
電流検出回路76の検出した電流データは、CPU72に供給される。CPU72は、電流検出回路76の検出結果に基づいて、ポンプ用インバータ60に流れている電流が所定閾値以上であるか否かの電流判別を行う。尚、この所定閾値は、ポンプ用モータ32の通常作動時に流れる電流の最大値(具体的には、駆動用モータ16の通常作動時に流れる電流の最大値に比して小さい、例えば、10アンペア程度)に比して大きな電流値に設定されている。そして、CPU72は、そのポンプ用インバータ60における電流が所定閾値以上である場合にポンプ用インバータ60をシャットダウンするSD信号をゲート駆動回路74に対して供給する。
また、電圧検出回路78の検出した電圧データは、CPU72に供給される。CPU72は、電圧検出回路78の検出結果に基づいて、ポンプ用インバータ60のP端子に生じている電圧Vbが所定閾値Vb0以上であるか否かの電圧判別を行う。尚、この所定閾値Vb0は、上記したスイッチング素子66,68の耐電圧に比して僅かに低い電圧値(例えば、450ボルトなど)であって、上記した駆動用インバータ40側の所定閾値Va0に比して低い値に設定されている。そして、CPU72は、Vb≧Vb0が成立すると判別した場合にポンプ用インバータ60をシャットダウンするSD信号をゲート駆動回路74に対して供給する。
ポンプ用インバータ60のゲート駆動回路74に対してSD信号が供給されると、そのポンプ用インバータ60内のすべてのスイッチング素子66,68がオフされて駆動停止される。
駆動用PCU34とポンプ用PCU36とは、CAN(Controller Area Network)などの車内LAN(Local Area Network)80を介して互いに接続されている。駆動用PCU34のマイコン50は、I/F(インターフェース)回路82を介して車内LAN80に接続されている。ポンプ用PCU36のマイコン70は、I/F回路84を介して車内LAN80に接続されている。
マイコン50,70は、I/F回路82,84及び車内LAN80を通じて、互いにデータの送受信を行うことが可能であると共に、車内LAN80を介して接続された他のマイコンやセンサなどから供給されるデータを受信すると共に他のマイコンなどへ向けてデータを送信することが可能である。マイコン50,70は、例えば、回転数センサから車内LAN80を通じて供給される機械式オイルポンプ22の回転数rpmを示す情報を受信することが可能であると共に、温度センサから車内LAN80を通じて供給される機械式オイルポンプ22及び電動オイルポンプ24によるオイルの吐出対象である機械要素(具体的には、クラッチ18及びトランスミッション20など)の少なくとも一つに生じている温度Tを示す情報を受信することが可能である。
次に、図4及び図5を参照して、本実施例の電力変換装置10の動作について説明する。図4は、本実施例の電力変換装置10において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。また、図5は、機械式オイルポンプ22の回転数と吐出オイル流量との関係を表した図を示す。
本実施例の電力変換装置10において、自車両のパワースイッチ又はイグニションスイッチがオフからオンへ切り替わった後、駆動用PCU34のマイコン50及びポンプ用PCU36のマイコン70は、スイッチング素子46,48,66,68の駆動を制御する。
具体的には、駆動用PCU34側のCPU52は、まず、電流検出回路56にて検出される駆動用インバータ40の電流が所定閾値以上であるか否かの電流判別を行うと共に、電圧検出回路58にて検出される駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0以上であるか否かの電圧判別を行う。そして、CPU52は、駆動用インバータ40の電流が所定閾値以上である又は電圧Vaが所定閾値Va0以上であると判別した場合は、駆動用インバータ40をシャットダウンするSD信号を生成して、その駆動用インバータ40内のすべてのスイッチング素子46,48をオフさせて駆動停止させる。
一方、CPU52は、駆動用インバータ40の電流が所定閾値以上でないかつ電圧Vaが所定閾値Va0以上でないと判別した場合は、通常どおりの制御を行う。具体的には、駆動用モータ16において発生が要求される車両動力の大きさに応じた駆動信号を生成して、各スイッチング素子46,48をPWM駆動する。この場合、駆動用モータ16は、その駆動用PCU34からの指示に従って回転駆動される。駆動用モータ16が回転駆動されると、その駆動用モータ16の回転に従って機械式オイルポンプ22が回転駆動されることで、その機械式オイルポンプ22の回転数に比例した量のオイルが機械要素に向けて吐出される。
また、ポンプ用PCU36側のCPU72は、まず、電流検出回路76にて検出されるポンプ用インバータ60の電流が所定閾値以上であるか否かの電流判別を行うと共に、電圧検出回路78にて検出されるポンプ用インバータ60の電圧Vbが所定閾値Vb0以上であるか否かの電圧判別を行う(ステップ100)。そして、CPU72は、ポンプ用インバータ60の電流が所定閾値以上でないかつ電圧Vbが所定閾値Vb0以上でないと判別した場合は、通常どおりの制御を行う(ステップ102)。
マイコン70は、自車両の有する機械式オイルポンプ22の回転数と吐出オイル流量との関係を示す図5に示す如き情報を不揮発性メモリに格納していると共に、自車両のオイル吐出対象の機械要素(具体的には、クラッチ18及びトランスミッション20など)を潤滑/冷却するうえでその機械要素に向けてオイルを吐出するのに必要とされる吐出オイル流量(以下、必要オイル流量と称す。)L0を示す情報を不揮発性メモリに格納している。
CPU72は、上記した通常どおりの制御を以下に示す如く行う。すなわち、まず、回転数センサなどから車内LAN80を通じて供給される機械式オイルポンプ22の回転数rpmを示す情報に基づいて、その機械式オイルポンプ22の回転数rpmを検出する。そして、その検出回転数rpmを、不揮発性メモリに格納されている機械式オイルポンプ22の回転数と吐出オイル流量との関係に照らし合わせて、その検出回転数rpmにて機械式オイルポンプ22が賄える吐出オイル流量(以下、メカ側オイル流量と称す。)を算出する。次に、不揮発性メモリに格納されている必要オイル流量L0から、その算出したメカ側オイル流量を差し引くことにより、電動オイルポンプ24が賄うべき吐出オイル流量(以下、モータ側オイル流量と称す。)を算出する。
そして、CPU72は、その算出したモータ側オイル流量が発生するように電動オイルポンプ24を回転駆動させるのに必要なポンプ用モータ32に対する駆動信号を生成して、各スイッチング素子46,48をPWM駆動する。この場合、ポンプ用モータ32は、そのポンプ用PCU36からの指示に従って回転駆動される。ポンプ用モータ32が回転駆動されると、そのポンプ用モータ32の回転に従って電動オイルポンプ24が回転駆動されることで、その電動オイルポンプ24の回転数に比例した量のオイルが機械要素に向けて吐出される。
このように電動オイルポンプ24によるオイル吐出が行われると、自車両の有する機械要素に向けて吐出される吐出オイル流量が、機械式オイルポンプ22による吐出オイル流量と電動オイルポンプ24による吐出オイル流量との合算値となる。この合算値は、常に、自車両のオイル吐出対象の機械要素を潤滑/冷却するうえでその機械要素に向けてオイルを吐出するのに必要とされる必要オイル流量L0となる。従って、機械式オイルポンプ22の回転数rpmによらず常に、自車両の有する機械要素に向けて吐出される吐出オイル流量として必要オイル流量L0を確保することができる。
一方、CPU72は、ポンプ用インバータ60の電流が所定閾値以上である又は電圧Vbが所定閾値Vb0以上であると判別した場合は、ポンプ用インバータ60をシャットダウンするSD信号を生成して、そのポンプ用インバータ60内のすべてのスイッチング素子66,68をオフさせて駆動停止させる(ステップ104)。
スイッチング素子66,68が共にオフされれば、ポンプ用モータ32の回転駆動が停止されて電動オイルポンプ24によるオイル吐出が停止されると共に、各スイッチング素子66,68にそれ以上長い期間に亘って多くの電流が流れることは回避され、かつ、各スイッチング素子66,68のエミッタ−コレクタ間に耐電圧を超える電圧が印加されることは回避される。従って、本実施例によれば、ポンプ用インバータ60を過電流及び過電圧から保護することができる。
また、上記の如くポンプ用インバータ60内のすべてのスイッチング素子66,68がオフされれば、ポンプ用インバータ60全体の耐電圧、すなわち、スイッチング素子66のコレクタとスイッチング素子68のエミッタとの間における耐電圧が、それらのスイッチング素子66,68単体の耐電圧を2倍したものとなる。このため、過電圧からのポンプ用インバータ60の保護性能を向上させることができる。
また、駆動用PCU34側のCPU52は、ポンプ用PCU36側のCPU72にてポンプ用インバータ60の電圧Vbが所定閾値Vb0以上であると判別されることでそのスイッチング素子66,68がオフされた後も、通常どおり、駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0以上であるか否かの電圧判別を行う(ステップ106)。そして、駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0以上であると判別した場合は、駆動用インバータ40をシャットダウンするSD信号を生成して、その駆動用インバータ40内のすべてのスイッチング素子46,48を駆動停止させる(ステップ108)。
スイッチング素子46,48が共にオフされれば、駆動用モータ16の回転駆動が停止されると共に、各スイッチング素子46,48にそれ以上長い期間に亘って多くの電流が流れることは回避され、かつ、各スイッチング素子46,48のエミッタ−コレクタ間に耐電圧を超える電圧が印加されることは回避される。従って、本実施例によれば、駆動用インバータ40を過電流及び過電圧から保護することができる。
尚、CPU52は、上記ステップ108において駆動用インバータ40をシャットダウンしてスイッチング素子46,48を駆動停止させた場合、システム12(具体的には、駆動用インバータ40)に過電圧が生じたことを示すダイアグをメモリに記憶させる。
マイコン50は、電動オイルポンプ24によるオイル吐出が不要である機械式オイルポンプ22の回転数の最小値(最小閾値)rpm0を示す情報を不揮発性メモリに格納している。尚、この最小閾値rpm0は、自車両の有する機械式オイルポンプ22の回転数と吐出オイル流量との関係と、自車両のオイル吐出対象の機械要素を潤滑/冷却するうえでその機械要素に向けてオイルを吐出するのに必要とされる必要オイル流量L0と、に基づいて算出されるものであってもよい。また、マイコン50は、自車両の有するオイル吐出対象の機械要素の耐熱性が確保される上限温度T0を示す情報を不揮発性メモリに格納している。
CPU52は、上記ステップ106において駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0未満であることで駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0以上でないと判別した場合は、回転数センサなどから車内LAN80を通じて供給される機械式オイルポンプ22の回転数rpmを示す情報に基づいてその機械式オイルポンプ22の回転数rpmを検出し、その検出回転数rpmが上記した最小閾値rpm0未満であるか否かを判別する(ステップ110)。
CPU52は、上記ステップ110においてrpm<rpm0が成立しないと判別した場合は、機械式オイルポンプ22の回転駆動のみでオイル吐出対象の機械要素に対する必要オイル流量L0が確保されていると判断できるので、通常どおり駆動用インバータ40の駆動を制御する。この場合は、駆動用モータ16が通常どおり回転駆動される一方、電動オイルポンプ24の回転駆動が停止されるモード(EOP停止モード)が実現される(ステップ112)。
一方、CPU52は、上記ステップ110においてrpm<rpm0が成立すると判別した場合は、機械式オイルポンプ22の回転駆動のみではオイル吐出対象の機械要素に対する必要オイル流量L0が確保されないと判断できるので、次に、温度センサなどから車内LAN80を通じて供給される機械式オイルポンプ22及び電動オイルポンプ24によるオイル吐出対象である機械要素の少なくとも一つに生じている温度Tを示す情報に基づいてその温度Tを検出し、その温度Tが上記した上限温度T0を超えるか否かを判別する(ステップ114)。
CPU52は、上記ステップ114においてT>T0が成立しないと判別した場合は、機械式オイルポンプ22の回転駆動のみでオイル吐出対象の機械要素の耐熱性が確保されていると判断できるので、通常どおり駆動用インバータ40の駆動を制御する。この場合も、駆動用モータ16が通常どおり回転駆動される一方、電動オイルポンプ24の回転駆動が停止されるモード(EOP停止モード)が実現される(ステップ112)。
上記したEOP停止モードでは、電圧検出回路78にて検出されるポンプ用インバータ60の電圧Vbが少なくとも所定閾値Vb0未満となることを含む解除条件が成立すると、ポンプ用PCU36側のCPU72は、その解除条件が成立すると判定して、ポンプ用インバータ60のシャットダウンを解除する。具体的には、ポンプ用インバータ60に対するSD信号の生成を停止してそのポンプ用インバータ60の駆動を再開させ、通常どおり、スイッチング素子46,48に対するPWM駆動を実行する。
かかる処理においては、ポンプ用インバータ60に所定閾値Vb0を超える大電圧が発生したことに起因して電動オイルポンプ24によるオイル吐出が停止された後、そのポンプ用インバータ60に生ずる電圧が少なくともその所定閾値Vb0未満の所定値まで低下した場合に、ポンプ用インバータ60に対するシャットダウンが解除されて、電動オイルポンプ24によるオイル吐出が再開される。従って、本実施例によれば、ポンプ用インバータ60に一時的に大電圧が印加される場合、その大電圧からポンプ用インバータ60を保護しつつ、その大電圧解消後に直ちに電動オイルポンプ24によるオイル吐出を再開させることができる。
一方、CPU52は、上記ステップ114においてT>T0が成立すると判別した場合は、機械式オイルポンプ22の回転駆動のみではオイル吐出対象の機械要素の耐熱性が確保されていないと判断できるので、駆動用インバータ40をシャットダウンするSD信号を生成して、その駆動用インバータ40内のすべてのスイッチング素子46,48を駆動停止させる(ステップ108)。
かかる処理においては、駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0以上となる過電圧が発生していなくても、機械式オイルポンプ22の回転数rpmが電動オイルポンプ24によるオイル吐出が不要である機械式オイルポンプ22の回転数の最小閾値rpm0未満であり、かつ、オイル吐出対象の機械要素の温度Tがオイル吐出対象の機械要素の耐熱性が確保される上限温度T0を超える場合に、駆動用インバータ40がシャットダウンされる。
従って、本実施例によれば、ポンプ用インバータ60の電圧Vbが所定閾値Vb0以上である一方、駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0未満であるときは、機械式オイルポンプ22の回転数rpmが電動オイルポンプ24によるオイル吐出を必要とする領域にあり、かつ、オイル吐出対象の機械要素が上限温度T0を超えるまで温度上昇した場合に、駆動用インバータ40をシャットダウンすることで、その機械要素の更なる温度上昇を抑制することができる。
また逆に、ポンプ用インバータ60の電圧Vbが所定閾値Vb0以上である一方、駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0未満であっても、機械式オイルポンプ22の回転数rpmが電動オイルポンプ24によるオイル吐出を必要とする領域にない、或いは、オイル吐出対象の機械要素が上限温度T0以下に抑えられている場合は、駆動用インバータ40を通常どおり駆動することができるので、駆動用モータ16の通常作動を確保することができる。
このため、本実施例によれば、耐電圧の比較的高い駆動用インバータ40が、その耐電圧以下の電圧で正常に動作できるにもかかわらず、耐電圧の比較的低いポンプ用インバータ60側の大電圧発生に起因して動作できなくなる事態が発生するのを防止して、駆動用モータ16を駆動しかつポンプ用モータ32を駆動するシステム12のロバスト性の低下を防止することができる。
また、本実施例においては、ポンプ用インバータ60の電圧Vbが所定閾値Vb0以上となった場合に、そのポンプ用インバータ60がシャットダウンされることで、そのポンプ用インバータ60全体の耐電圧がスイッチング素子66,68単体の耐電圧を2倍したものとなる。上記の如く、スイッチング素子66,68の耐電圧は、駆動用インバータ40のスイッチング素子46,48の耐電圧に比して低く、かつ、そのスイッチング素子46,48の耐電圧を1/2倍した値に比して高い値に設定されている。
従って、ポンプ用インバータ60の電圧Vbが所定閾値Vb0未満であるときは、ポンプ用インバータ60側(すなわち、各スイッチング素子66,68)の耐電圧を、駆動用インバータ40側(すなわち、各スイッチング素子46,48)の耐電圧以下に抑えつつ、ポンプ用インバータ60の電圧Vbが所定閾値Vb0以上であるときは、ポンプ用インバータ60側(すなわち、その全体)の耐電圧を駆動用インバータ40側(すなわち、各スイッチング素子46,48)の耐電圧以上に上げることができる。このため、本実施例によれば、ポンプ用インバータ60の耐電圧を駆動用インバータ40の耐電圧に合わせて上げるために、ポンプ用インバータ60自体を大型化することは不要であるので、ポンプ用インバータ60の搭載スペースが制限されてその搭載性が損なわれるのを回避することができる。
従って、本実施例の電力変換装置10によれば、ポンプ用インバータ60自体を大型化することなく、電圧Vbが所定閾値Vb0以上となるときに一時的にポンプ用インバータ60の耐電圧を駆動用インバータ40の耐電圧に合わせて上げることで、過電圧からのシステム12全体での一括保護を図ることなく各インバータ40,60での過電圧保護を適切に図りつつ駆動用インバータ40を通常駆動させる機会を適切に確保することができる。
また、本実施例においては、上記の如く、駆動用インバータ40がシャットダウンされてスイッチング素子46,48が駆動停止された場合に、システム12(具体的には、駆動用インバータ40)に過電圧が生じたことを示すダイアグがメモリに記憶される。すなわち、Vb≧Vb0の成立によりポンプ用インバータ60がシャットダウンされてスイッチング素子66,68が駆動停止された際に直ちにダイアグ記憶がなされることはなく、Va≧Va0(>Vb0)の成立により駆動用インバータ40がシャットダウンされてスイッチング素子46,48が駆動停止された際に初めてダイアグ記憶がなされる。このため、ポンプ用インバータ60に所定閾値Vb0以上の大電圧が印加されること自体を、システム12全体に過電圧が生じたと誤判定するのを防止することができる。
尚、上記の実施例においては、スイッチング素子46,48が特許請求の範囲に記載した「第1スイッチング素子」に、スイッチング素子66,68が特許請求の範囲に記載した「第2スイッチング素子」に、マイコン70のCPU72が図4に示すルーチン中ステップ104においてポンプ用インバータ60に対してスイッチング素子66,68をオフするSD信号を供給してそのポンプ用インバータ60をシャットダウンさせることが特許請求の範囲に記載した「ポンプ側シャットダウン手段」に、マイコン50のCPU52が図4に示すルーチン中ステップ108において駆動用インバータ40に対してスイッチング素子46,48をオフするSD信号を供給してその駆動用インバータ40をシャットダウンさせるが特許請求の範囲に記載した「駆動側シャットダウン手段」に、所定閾値Vb0が特許請求の範囲に記載した「第1閾値」に、所定閾値Va0が特許請求の範囲に記載した「第2閾値」に、それぞれ相当している。
また、上記の実施例においては、CPU52が図4に示すルーチン中ステップ110において機械式オイルポンプ22の回転数rpmが最小閾値rpm0未満であるか否かを判別することが特許請求の範囲に記載した「ポンプ回転数判別手段」に、CPU52が図4に示すルーチン中ステップ114においてオイル供給対象の機械要素に生じる温度Tが上限温度T0を超えるか否かを判別することが特許請求の範囲に記載した「温度判別手段」に、CPU72がEOP停止モードにおいて電圧検出回路78にて検出されるポンプ用インバータ60の電圧Vbが少なくとも所定閾値Vb0未満となることを含む解除条件が成立すると判定した場合にポンプ用インバータ60のシャットダウンを解除することが特許請求の範囲に記載した「ポンプ側シャットダウン解除手段」に、CPU52が駆動用インバータ40をシャットダウンした場合にシステム12に過電圧が発生したとしてメモリにダイアグを記憶させることが特許請求の範囲に記載した「過電圧判定手段」に、それぞれ相当している。
ところで、上記の実施例においては、システム12として、各構成部品14〜28が図1に示す如く配置されるものを用いることとした。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、各構成部品14〜28の配置を他の配置に代えたシステム12に適用することとしてもよい。
また、上記の実施例においては、システム12が、エンジン14と駆動用モータ16とで動力が発生するハイブリッド車両に搭載されるものとした。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、駆動用モータのみで動力を発生する電気自動車に搭載されるシステムに適用することも可能である。
また、上記の実施例においては、ポンプ用インバータ60のシャットダウン後、駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0未満であるときにも、機械式オイルポンプ22の回転数rpmが最小閾値rpm0未満でありかつ機械要素の温度Tが上限温度T0を超える場合に、駆動用インバータ40のスイッチング素子46,48をオフするシャットダウンが行われる。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、ポンプ用インバータ60のシャットダウン後、駆動用インバータ40の電圧Vaが所定閾値Va0未満であるとき、機械式オイルポンプ22の回転数rpmが最小閾値rpm0未満であれば、機械要素の温度Tに関係なく、駆動用インバータ40のスイッチング素子46,48をオフするシャットダウンを行うものとしてもよい。
尚、以上の実施例に関し、更に以下を開示する。
[1]電力供給により車輪を駆動させる駆動用モータ(16)と電力供給によりオイルを吐出する電動オイルポンプ(24)とを有する車両に搭載される電力変換装置(10)であって、直流電源(30)と、それぞれ第1の耐電圧を有する、前記直流電源(30)の両端間に直列接続される一対の第1スイッチング素子(46,48)を含み、該直流電源(30)の直流電力を交流電力に変換して該交流電力を前記駆動用モータ(16)に供給する駆動用インバータ(40)と、それぞれ前記第1の耐電圧に比して低くかつ該第1の耐電圧を1/2倍した値に比して高い第2の耐電圧を有する、前記直流電源(30)の両端間に直列接続される一対の第2スイッチング素子(66,68)を含み、該直流電源(30)の直流電力を交流電力に変換して該交流電力を前記電動オイルポンプ(24)に供給するポンプ用インバータ(60)と、前記ポンプ用インバータ(60)の両端間に生ずる電圧(Vb)が第1閾値(Vb0)以上である場合に、該ポンプ用インバータ(60)を構成する前記第2スイッチング素子(66,68)をオフするシャットダウンを行うポンプ側シャットダウン手段(ステップ104)と、前記駆動用インバータ(40)の両端間に生ずる電圧Vaが前記第1閾値(Vb0)を超える第2閾値(Va0)以上である場合に、該駆動用インバータ(40)を構成する前記第1スイッチング素子(46,48)をオフするシャットダウンを行う駆動側シャットダウン手段(ステップ108)と、を備える電力変換装置(10)。
上記[1]記載の構成によれば、ポンプ用インバータの両端間に生ずる電圧が第1閾値以上に達すると、ポンプ用インバータを構成する第2スイッチング素子をオフするシャットダウンが行われる。第2スイッチング素子がオフされると、ポンプ用インバータ全体の耐電圧が第2スイッチング素子単体の耐電圧を2倍したものとなるので、そのポンプ用インバータ全体の耐電圧が駆動用インバータの第1スイッチング素子の耐電圧以上に上がる。このため、本発明によれば、ポンプ用インバータの耐電圧を駆動用インバータの耐電圧に合わせて上げるために、ポンプ用インバータ自体を大型化することは不要である。
また、駆動用インバータの両端間に生ずる電圧が第1閾値を超える第2閾値以上に達するまでは、第2スイッチング素子をオフするシャットダウンが行われても、駆動用インバータを構成する第1スイッチング素子の駆動は通常どおり行われる。そして、駆動用インバータの両端間に生ずる電圧が第2閾値以上に達すると、その第1スイッチング素子をオフするシャットダウンが行われる。このため、本発明によれば、各インバータでの過電圧保護が適切に図られつつ駆動用インバータを通常駆動させる機会が適切に確保される。
[2]上記[1]記載の電力変換装置(10)において、前記車両は、該車両における駆動回転数に応じて比例的にオイルを吐出する機械式オイルポンプ(22)を有し、前記機械式オイルポンプ(22)の回転数(rpm)が所定回転数(rpm0)未満であるか否かを判別するポンプ回転数判別手段(ステップ110)を備え、前記駆動側シャットダウン手段(ステップ108)は、前記ポンプ側シャットダウン手段(ステップ104)により前記第2スイッチング素子(66,68)がオフされた後、前記駆動用インバータ(40)の両端間に生ずる電圧(Va)が前記第2閾値(Va0)未満であっても、前記ポンプ回転数判別手段(ステップ110)により前記機械式オイルポンプ(22)の回転数(rpm)が前記所定回転数(rpm0)未満であると判別される場合に、前記第1スイッチング素子(46,48)をオフする電力変換装置(10)。
上記[2]記載の構成によれば、ポンプ用インバータのシャットダウン後、駆動用インバータの電圧が第2閾値未満であっても、機械式オイルポンプの回転数が所定回転数未満である場合に、第1スイッチング素子をオフするシャットダウンが行われる。機械式オイルポンプの回転数が所定回転数未満であると、機械要素に向けてオイルを吐出するのに必要とされる必要オイル流量を確保することができないので、そのまま駆動用モータの駆動が継続されると、機械要素の温度上昇を招くおそれがある。従って、本発明によれば、ポンプ用インバータのシャットダウン後、機械式オイルポンプの回転数が所定回転数未満である場合に、駆動用インバータをシャットダウンするので、駆動用モータの駆動を停止して機械要素の更なる温度上昇を抑制することができる。
[3]上記[2]記載の電力変換装置(10)において、前記電動オイルポンプ(24)及び前記機械式オイルポンプ(22)によるオイル供給対象の機械要素に生じる温度(T)が所定温度(T0)を超えるか否かを判別する温度判別手段(ステップ114)を備え、前記駆動側シャットダウン手段(ステップ108)は、前記ポンプ側シャットダウン手段(ステップ104)により前記第2スイッチング素子(66,68)がオフされた後、前記駆動用インバータ(40)の両端間に生ずる電圧(Va)が前記第2閾値(Va0)未満であっても、前記ポンプ回転数判別手段(ステップ110)により前記機械式オイルポンプ(22)の回転数(rpm)が前記所定回転数(rpm0)未満であると判別され、かつ、前記温度判別手段(ステップ114)により前記機械要素に生じる温度(T)が前記所定温度(T0)を超えると判別される場合に、前記第1スイッチング素子(46,48)をオフする電力変換装置(10)。
上記[3]記載の構成によれば、ポンプ用インバータのシャットダウン後、駆動用インバータの電圧が第2閾値未満であっても、機械式オイルポンプの回転数が所定回転数未満でありかつ機械要素の温度が所定温度を超える場合に、第1スイッチング素子をオフするシャットダウンが行われる。機械式オイルポンプの回転数が所定回転数未満であっても、機械要素が温度上昇していなければ、第1スイッチング素子をオフしない方が駆動用モータの駆動機会を確保するうえで有効である。従って、本発明によれば、ポンプ用インバータのシャットダウン後、機械式オイルポンプの回転数が所定回転数未満であっても、機械要素の温度が所定温度を超える場合に限り、駆動用インバータをシャットダウンするので、駆動用モータの駆動をできるだけ確保しつつ、機械要素が所定温度を超えるまで温度上昇するときにその駆動用モータの駆動を停止して機械要素の更なる温度上昇を抑制することができる。
[4]上記[3]記載の電力変換装置(10)において、前記ポンプ側シャットダウン手段(ステップ104)により前記第2スイッチング素子(66,68)がオフされた後、前記ポンプ回転数判別手段(ステップ110)により前記機械式オイルポンプ(22)の回転数(rpm)が前記所定回転数(rpm0)以上であると判別され、又は、前記温度判別手段(ステップ114)により前記機械要素に生じる温度(T)が前記所定温度(T0)以下であると判別される場合において、前記ポンプ用インバータ(60)の両端間に生ずる電圧(Vb)が少なくとも前記第1閾値(Vb0)未満であることを含む所定条件が成立することとなったときに、前記ポンプ側シャットダウン手段(ステップ104)による前記第2スイッチング素子(66,68)をオフするシャットダウンを解除するポンプ側シャットダウン解除手段(70)を備える電力変換装置(10)。
上記[4]記載の構成によれば、ポンプ用インバータに一時的に第1閾値以上となる大電圧が印加される場合、その大電圧からポンプ用インバータを保護しつつ、その大電圧解消後に直ちに電動オイルポンプによるオイル吐出を再開させることができる。
[5]上記[1]乃至[4]の何れか一項記載の電力変換装置(10)において、前記ポンプ側シャットダウン手段(ステップ104)により前記第2スイッチング素子(66,68)がオフされ、かつ、前記駆動側シャットダウン手段(ステップ108)により前記第1スイッチング素子(46,48)がオフされた場合に、過電圧が生じたと判定する過電圧判定手段(50)を備える電力変換装置(10)。
上記[5]記載の構成によれば、ポンプ用インバータに第1閾値以上となる大電圧が印加されること自体を、システム全体に過電圧が生じたと誤判定するのを防止することができる。
10 電力変換装置
12 システム
14 エンジン
16 駆動用モータ
18 クラッチ
20 トランスミッション
22 機械式オイルポンプ
24 電動オイルポンプ
30 直流電源
32 ポンプ用モータ
40 駆動用インバータ
46,48,66,68 スイッチング素子
50,70 マイコン
52,72 CPU
58,78 電圧検出回路
60 ポンプ用インバータ

Claims (5)

  1. 電力供給により車輪を駆動させる駆動用モータと電力供給によりオイルを吐出する電動オイルポンプとを有する車両に搭載される電力変換装置であって、
    直流電源と、
    それぞれ第1の耐電圧を有する、前記直流電源の両端間に直列接続される一対の第1スイッチング素子を含み、該直流電源の直流電力を交流電力に変換して該交流電力を前記駆動用モータに供給する駆動用インバータと、
    それぞれ前記第1の耐電圧に比して低くかつ該第1の耐電圧を1/2倍した値に比して高い第2の耐電圧を有する、前記直流電源の両端間に直列接続される一対の第2スイッチング素子を含み、該直流電源の直流電力を交流電力に変換して該交流電力を前記電動オイルポンプに供給するポンプ用インバータと、
    前記ポンプ用インバータの両端間に生ずる電圧が第1閾値以上である場合に、該ポンプ用インバータを構成する前記第2スイッチング素子をオフするシャットダウンを行うポンプ側シャットダウン手段と、
    前記駆動用インバータの両端間に生ずる電圧が前記第1閾値を超える第2閾値以上である場合に、該駆動用インバータを構成する前記第1スイッチング素子をオフするシャットダウンを行う駆動側シャットダウン手段と、
    を備えることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記車両は、該車両における駆動回転数に応じて比例的にオイルを吐出する機械式オイルポンプを有し、
    前記機械式オイルポンプの回転数が所定回転数未満であるか否かを判別するポンプ回転数判別手段を備え、
    前記駆動側シャットダウン手段は、前記ポンプ側シャットダウン手段により前記第2スイッチング素子がオフされた後、前記駆動用インバータの両端間に生ずる電圧が前記第2閾値未満であっても、前記ポンプ回転数判別手段により前記機械式オイルポンプの回転数が前記所定回転数未満であると判別される場合に、前記第1スイッチング素子をオフすることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記電動オイルポンプ及び前記機械式オイルポンプによるオイル供給対象の機械要素に生じる温度が所定温度を超えるか否かを判別する温度判別手段を備え、
    前記駆動側シャットダウン手段は、前記ポンプ側シャットダウン手段により前記第2スイッチング素子がオフされた後、前記駆動用インバータの両端間に生ずる電圧が前記第2閾値未満であっても、前記ポンプ回転数判別手段により前記機械式オイルポンプの回転数が前記所定回転数未満であると判別され、かつ、前記温度判別手段により前記機械要素に生じる温度が前記所定温度を超えると判別される場合に、前記第1スイッチング素子をオフすることを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
  4. 前記ポンプ側シャットダウン手段により前記第2スイッチング素子がオフされた後、前記ポンプ回転数判別手段により前記機械式オイルポンプの回転数が前記所定回転数以上であると判別され、又は、前記温度判別手段により前記機械要素に生じる温度が前記所定温度以下であると判別される場合において、前記ポンプ用インバータの両端間に生ずる電圧が少なくとも前記第1閾値未満であることを含む所定条件が成立することとなったときに、前記ポンプ側シャットダウン手段による前記第2スイッチング素子をオフするシャットダウンを解除するポンプ側シャットダウン解除手段を備えることを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。
  5. 前記ポンプ側シャットダウン手段により前記第2スイッチング素子がオフされ、かつ、前記駆動側シャットダウン手段により前記第1スイッチング素子がオフされた場合に、過電圧が生じたと判定する過電圧判定手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の電力変換装置。
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