JP2016082604A - 太陽電池モジュールの状態を示す状態値を送受信するマネジメントユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池モジュール以外の電力供給源から供給される電力を利用して太陽電池モジュールの状態値を送信するマネジメントユニットを提供する。【解決手段】マネジメントユニット130は、通信を行うための線路150を介して給電装置から電力を受電する線路受電部と、少なくとも1つの太陽電池モジュールの状態を示す状態値を受信する受信部と、状態値を線路を介して送信する送信部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュールの状態を示す状態値を管理サーバに送信するマネジメントユニットに関する。
太陽光発電システムは多数の太陽電池モジュールを用いて発電を行うため、保守員によって当該太陽電池モジュールの各々の点検を行うと膨大な手間がかかってしまう。そこで、太陽電池モジュールに接続されたセンサユニットにより当該太陽電池モジュールの発電電流や発電電圧等を測定し、その測定結果を遠隔に配置された管理サーバに送信し、当該管理サーバにおいて異常診断を行う異常診断システムが知られている(例えば、特開2010−123880号公報(引用文献1)及び特開2012−119632号公報(特許文献2)参照)。特許文献2に記載されているように、従来のセンサユニットを動作させるための電力は、太陽電池モジュールから供給されている。
特開2010−123880号公報 特開2012−119632号公報
しかしながら、太陽電池モジュールから動作電源の供給を受けると、当該太陽電池モジュールが故障したときに動作電力の供給が絶たれ、当該太陽電池モジュールの状態値を管理サーバに送信することができなくなるという問題がある。
多数の太陽電池モジュールを含む大規模な太陽光発電システム(「メガソーラーシステム」などと呼ばれる。)においては、各太陽電池モジュールの状態値は、センサユニットから管理サーバに対して直接送信されるのではなく、センサユニットと無線接続された通信親機において複数のセンサユニット(通信子機)からの状態値を集約し、当該通信装置から管理サーバに対して集約された状態値を送信することがある。この種の通信親機を「マネジメントユニット」と呼ぶことがある。このマネジメントユニットは、センサユニットの各々及び管理サーバと通信可能に接続され、当該各センサユニットからの測定情報を管理サーバに送信するように構成される。このマネジメントユニットは、各センサユニットと、Zigbee(登録商標、以下同じ。)等の近距離無線用の規格で無線接続されることが多く、無線通信の品質を確保するために各センサユニット及び当該センサユニットの監視対象である太陽電池モジュールの近傍に配置されることが多い。
このように太陽電池モジュールの近傍に配置されるマネジメントユニットに対して当該太陽電池モジュールから電力を供給することが考えられる。しかしながら、太陽電池モジュールから電源を供給すると、当該太陽電池モジュールが故障したときに当該マネジメントユニットに接続されているセンサユニットの全てについて測定した状態値を送信することができなくなる。この場合、管理サーバでは状態値を取得することができないため、故障原因の特定や、故障した太陽電池モジュールの特定が困難となる。
また、太陽電池モジュールは金属製のフレームを格子状に組み合わせて成る架台に設置されるため、太陽電池モジュールの近辺は電波環境が劣悪であることが多い。したがって、太陽電池モジュールから電力供給を受けるためにマネジメントユニットを太陽電池モジュールの近くに配置すると、状態値を送受信する際の通信品質が劣化するという問題がある。
このような問題があるため、マネジメントユニットに対しては、太陽電池モジュール以外の電源供給源から電力を供給することが望まれる。しかしながら、マネジメントユニットごとに給電装置を設置することは非効率である。
そこで、本明細書の開示は、太陽電池モジュール以外の電力供給源から供給される電力を利用して当該太陽電池モジュールの状態値を送信することができるマネジメントユニットを提供することを目的の一つとする。また、本明細書の開示は、マネジメントユニットへの電力供給を効率良く行えるようにすることを目的の一つとする。本発明のこれら以外の目的は、明細書全体の記載を通じて明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るマネジメントユニットは、通信を行うための線路を介して給電装置から電力を受電する線路受電部と、少なくとも1つの太陽電池モジュールの状態を示す状態値を受信する受信部と、前記状態値を前記線路を介して送信する送信部と、を備える。
当該実施形態に係るマネジメントユニットは、太陽電池モジュールの発電電力以外の電力、すなわち、通信を行うための線路を介して給電装置から供給される電力を利用して太陽電池モジュールの状態値を送信することができる。よって、太陽電池モジュールが故障した場合であっても、当該線路受電部によって受電した電力を利用して、当該故障した太陽電池モジュールに関する状態値を送信することができる。
本発明の一実施形態において、前記線路受電部は、IEEE802.3af規格又はIEEE802.3af規格において規定されているPoEに従って前記給電装置から電力を受電するように構成される。PoEでは、給電装置にLANケーブルを介して接続されているPoE受電デバイスに対して電力を供給することができる。よって、PoEを利用して電力を供給することにより、単一の給電装置を複数のマネジメントユニットで共用することができる。これにより、マネジメントユニットごとに個別の給電装置を設ける必要がなくなる。
本発明の一実施形態におけるマネジメントユニットは、前記少なくとも1つの太陽電池モジュールのうちの1つの太陽電池モジュールからその発電電力を受電するPV受電部をさらに備える。当該実施形態によれば、太陽電池モジュールが発電した電力も利用することができる。PoEに準拠して電力の供給を受ける場合には、PoE受電デバイスは給電装置から所定の距離(およそ100m)以内に配置される必要がある。したがって、マネジメントユニットへの給電方法がPoEを利用したものに限定されると、マネジメントユニットの配置が給電装置からの距離によって制約される。マネジメントユニットを太陽電池モジュールからの電力も受電できるように構成すれば、当該マネジメントユニットをPoEの給電装置(PoE送電デバイス)から遠方に配置せざるを得ない場合でも、太陽電池モジュールからの電力によって状態値を送信することができる。このように、PoE送電デバイスからの電力と太陽電池モジュールからの電力とをいずれも利用可能にマネジメントユニットを構成することにより、太陽光発電システムのレイアウトの自由度を向上させることができる。
本発明の一実施形態におけるマネジメントユニットは、前記線路受電部が受電した電力と前記PV受電部が受電した電力のうちの一方の電力を前記送信部に供給する切替回路をさらに備える。これにより、線路受電部からの電力とPV受電部からの電力のうちの一方を受電できれば(つまり、仮に一方が故障等により受電できなくとも)、状態値を送信することができる。
本明細書の開示によれば、太陽電池モジュール以外の電力供給源から供給される電力を利用して当該太陽電池モジュールの状態値を送信することができるマネジメントユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るマネジメントユニットが設けられた太陽光発電システムの機能を概略的に示すブロック図 図1の太陽光発電システムに設けられたセンサユニットの機能を概略的に示す模式図 図1の太陽光発電システムに設けられたマネジメントユニットの機能を概略的に示す模式図 本発明の他の実施形態に係るマネジメントユニットが設けられた太陽光発電システムの機能を概略的に示すブロック図 図4の太陽光発電システムに設けられたマネジメントユニットの機能を概略的に示す模式図
以下、適宜図面を参照し、本発明の様々な実施形態を説明する。なお、複数の図面において共通する構成要素には当該複数の図面を通じて同一の参照符号が付されている。
図1は、本発明の一実施形態に係るマネジメントユニットが設けられた太陽光発電システムの機能を概略的に示すブロック図である。図1に示す太陽光発電システムは、多数の太陽電池モジュール5を含むアレイ115と、当該アレイ115からの直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナ120と、マネジメントユニット130と、を備える。
アレイ115は、並列に接続された複数のストリング110を有する。当該複数のストリング110の各々は、直列に接続された複数の太陽電池モジュール5と、この複数の太陽電池モジュール5のうちの一つに接続されたセンサユニット10とを備える。この複数のストリング110が、パワーコンディショナ120に並列に接続される。
所定のストリング110に備えられているセンサユニット10は、同じストリングに含まれている太陽電池モジュール5が出力する電流、電圧、又は電力のうちの少なくとも一つを測定することができるように配置及び構成される。この測定により得られた測定値は、センサユニット10のアンテナからマネジメントユニット130に送信される。例えば、本発明の一実施形態に係るセンサユニット10は、太陽電池モジュール5と接続される複数の外部端子を有している。この外部端子には、当該センサユニット10よりも上流側に配置された太陽電池モジュール5の正電極5aに接続される外部端子22aと、当該所定の太陽電池モジュール5よりも下流側にある太陽電池モジュール5の負電極5bに接続される外部端子23aと、外部端子23aが接続された太陽電池モジュール5の正電極5aに接続される外部端子23bと、当該センサユニット10よりも下流側に配置された太陽電池モジュール5の負電極5bに接続される外部端子22bとが含まれる。
マネジメントユニット130は、複数のセンサユニット10と無線通信可能に構成されている。また、一実施形態におけるマネジメントユニット130は、管理サーバ140と通信用の線路150を介して通信可能に接続されており、センサユニット10から受信した太陽電池モジュール5の状態値を当該管理サーバ140に送信することができる。
管理サーバ140は、マネジメントユニット130を介して各センサユニット10から受信した各太陽電池モジュール5の状態値に基づいて、当該各太陽電池モジュールに異常がないか診断する。異常(故障)診断は、公知の任意のロジックを用いて実行することができる。例えば、異常判定ロジックの例が特開2010−123880号公報の段落[0034]等に記載されている。異常診断は、管理サーバ140ではなく、センサユニット10又はマネジメントユニット130で実行されてもよい。この場合、管理サーバ140には診断結果が送信され、当該管理サーバ140には、当該診断結果のログが蓄積される。
一実施形態における線路150は、IEEE802.3af規格又はIEEE802.3af規格において規定されているPoEに対応したイーサネット(登録商標、以下同じ。)ケーブルである。マネジメントユニット130は、この線路150を介して、管理サーバ140と様々な情報を送受信することができる。太陽電池モジュール5の状態値も、この経路150を介して管理サーバ140に送信される。また、マネジメントユニット130は、線路150を介して、管理サーバ130に備えられた給電装置から電力を受電するように構成される。
次に、図2を参照して、図1に示したセンサユニット10の機能を説明する。図2は、図1の太陽光発電システムに設けられたセンサユニット10の機能を概略的に示す模式図である。図2に示すとおり、本発明の一実施形態に係るセンサユニット10は、電源ユニット101と、マイクロコンピュータ102と、電流センサ103と、無線モジュール104とを備える。電源ユニット101は、外部端子23aと外部端子23bとの間に配置されており、例えば、これらの端子を介して太陽電池モジュール5から供給される電力で充電されるコンデンサを備える。電源ユニット101は、マイクロコンピュータ102、無線モジュール104等のセンサユニット10に設けられている電子部品に電気的に接続されており、これらの電子部品に対して電力を供給することができる。
電流センサ103は、外部端子22aと外部端子23aとの間に配置され、当該ストリング110を流れる電流を測定するように構成される。電流センサ103は、例えば、シャント抵抗とオペアンプとを備える公知の電流センサであってもよい。
上述したように、ストリング110に設けられているセンサユニット10は、当該ストリング110を構成する太陽電池モジュール5から供給される電流、電圧、及び電力や、当該太陽電池モジュール5の温度(本明細書においては、これらを「状態値」、「ストリングの状態値」、又は「太陽電池モジュールの状態値」と総称することがある。)のうちの少なくとも一つを測定するように構成される。図2には、電流センサ103のみが図示されているが、センサユニット10は、電流センサ103以外にも、電圧センサや温度センサを備えることができる。電圧センサや温度センサとしては、公知の各種センサを用いることができるので、詳細な説明は省略する。センサユニット10が生成する太陽電池モジュール5の状態値は上述した電流、電圧、電力、及び温度の測定値に限られず、本発明で用いることができる太陽電池モジュール5の状態値には太陽電池モジュール5の異常や故障の判定に用いることができる任意の測定値が含まれ得る。
本発明の一実施形態におけるマイクロコンピュータ102は、電流センサ103等の各種内蔵センサから受信したストリング110の状態値に基づいて、ストリング110に異常がないか診断する。異常(故障)診断は、公知の任意のロジックを用いて実行することができる。また、マイクロコンピュータ102は、測定されたストリング110の状態値の平均値算出やピーク値算出といった様々な演算処理を行うこともできる。本明細書においては、状態値に任意の演算を行って得られた演算値も、太陽電池モジュールの動作状況を示すことができる限り「状態値」に含められる。一実施形態において、太陽電池モジュール5の状態値の平均値やピーク値、及び、センサユニット10やマネジメントユニットで診断された太陽電池モジュール5の故障の有無を示すデータも「状態値」に含まれる。
無線モジュール104は、測定した状態値等の各種情報を他のセンサユニット10やマネジメントユニット130に無線送信するように構成される。この無線モジュール104は、例えば、Zigbee(商標)、Bluetooth(登録商標、以下同じ。)等の近距離無線用の規格や、IEEE802.11系の無線LANやWiMAX等の無線通信規格を用いた無線通信を行うように構成される。無線モジュール104は、これらの通信規格で用いられる周波数の電磁波を放射するアンテナを備える。無線モジュール104は、マネジメントユニット130との距離に応じて、マネジメントユニット130に対して情報を直接無線送信してもよいし、近傍にある他のセンサユニット10にまず送信し、当該他のセンサユニット10からマネジメントユニット130に対して送信するようにしてもよい(つまり、複数のセンサユニット10によりマルチホップ通信を行ってもよい)。
次に、図3を参照して、図1に示したマネジメントユニット130の機能を説明する。図3は、図1の太陽光発電システムに設けられたマネジメントユニット130の機能を概略的に示す模式図である。図3に示すとおり、本発明の一実施形態に係るマネジメントユニット130は、LANコネクタ131と、受電部132と、DC/DCコンバータ133と、送受信ドライバ134と、マイクロコンピュータ135と、無線モジュール136と、を備える。図3において、電力を供給するための電源ラインはブロック間を接続する点線で示されており、信号が伝送される信号ラインはブロック間を接続する実線で表されている。
LANコネクタ131は、線路150をマネジメントユニット130に結合するためのコネクタであり、例えば公知のRJ45コネクタである。一実施形態におけるLANコネクタ131は、例えば、ブリッジダイオード、信号絶縁用の絶縁トランス及び平滑用のチョークコイルを有する。このブリッジダイオードは、線路150のストレートケーブル及びクロスケーブルから供給される電圧の極性を揃えるために設けられる。
一実施形態における受電部132は、PoE送電デバイス(PoE−PSE又は給電装置)から線路150を介して送信される検出信号に応答して、マネジメントユニット130がPoE受電デバイス(PoE−PD)であることを認証し、当該認証結果を当該PoE送電デバイスに通知するように構成される。例えば、受電部132は、所定の抵抗値(例えば、25kΩ)の検出抵抗を有しており、PoE送電デバイスによって所定の電位差の電圧が線路150に印加されると、当該電位差に応じた電流をLANコネクタ131を介して線路150に流すように構成される。PoE送電デバイスは、この電流を検出することにより、マネジメントユニット130がPoE受電デバイス(PoE−PD)であることを検出することができる。また、一実施形態における受電部132は、PoE送電デバイスからのクラス検出用の検出信号に応答して所定の電流を線路150に流す。これにより、PoE送電デバイスは、マネジメントユニット130の消費電力クラスを検出することができる。また、一実施形態における受電部132は、ロードスイッチの機能を有する。図4に示す実施形態においては、管理サーバ140にPoE送電デバイスが設けられているが、PoE送電デバイスは管理サーバ140とは別体に設けられてもよい。
一実施形態におけるDC/DCコンバータ133は、PoE送電デバイスから線路150を介して供給される電圧を所定の回路駆動電圧に変換する降圧コンバータであり、この回路駆動電圧をマネジメントユニット130に備えられた回路の各々に供給する。例えば、DC/DCコンバータ133は、PoE送電デバイスからの48vの電圧を3.3vの回路駆動電圧に変換する。
一実施形態における送受信ドライバ134は、マイクロコンピュータ135からのMAC層情報を送信信号に変換し、この変換により得られた送信信号をLANコネクタ131を介して送信し、また、LANコネクタ131を介して受信した受信信号をMAC層情報に変換し、このMAC層情報をマイクロコンピュータ135に提供するように構成される。
一実施形態におけるマイクロコンピュータ135は、データを線路150を介して送受信するための様々な制御を行う。例えば、マイクロコンピュータ135は、イーサネットで使用するMACアドレスを管理する。
一実施形態における無線モジュール136は、センサユニット10と無線通信を行うように構成された無線通信モジュールである。無線モジュール136は、例えば、Zigbee(商標)、Bluetooth(商標)等の近距離無線用の規格や、IEEE802.11系の無線LANやWiMAX等の無線通信規格を用いた無線通信を行うように構成される。
このように構成された太陽光発電システムにおいては、センサユニット10において太陽電池モジュール5(又はストリング110)の状態値が測定され、当該状態値がマネジメントユニット130に対して無線送信される。マネジメントユニット130は、マイクロコンピュータ135の制御に従って、受信した状態値を線路150を介して管理サーバ140に送信する。管理サーバ140は、受信した状態値に基づいて太陽電池モジュール5(又はストリング110)における故障の有無を診断する。マネジメントユニット130は、線路150を介してPoE送電デバイスから供給される電力を利用して太陽電池モジュールの状態値を送信しているので、マネジメントユニット130(又はマネジメントユニット130に無線接続されているセンサユニット10)が監視対象としている太陽電池モジュール5が故障した場合であっても、当該太陽電池モジュール5の状態値を送信することができる。
また、管理サーバ140には、線路150を介して複数のマネジメントユニット130を接続することができるので、管理サーバ140に設けられた単一の給電装置(例えば、PoE送電デバイス)から複数のマネジメントユニットに対して電力を供給することができる。これにより、複数のマネジメントユニット130ごとに給電装置を設ける必要がなくなる。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の他の実施形態に係るマネジメントユニットについて説明する。図4は、本発明の他の実施形態に係るマネジメントユニットが設けられた太陽光発電システムの機能を概略的に示すブロック図である。図4に示す実施態様においては、センサユニット10からの状態値を管理サーバ140に送信するマネジメントユニットへの給電方法が図1に示す実施形態と異なっている。図4においては、ストリング210やマネジメントユニット230を一つのみ示しているが、図1の実施形態と同様に、ストリング210やマネジメントユニット230は複数設けられてもよい。
図4に示す太陽光発電システムにおいては、センサユニット10が取得した太陽電池モジュール5(ストリング210)の状態値はマネジメントユニット230に送信される。マネジメントユニット230の機能を図5を参照して説明する。図3において、電力を供給するための電源ラインはブロック間を接続する点線で示されており、信号が伝送される信号ラインはブロック間を接続する実線で表されている。図5に示すように、本発明の一実施形態に係るマネジメントユニット230は、マネジメントユニット130の構成要素に加えて、PVコネクタ231及びOR回路232を備える。PVコネクタ231は、所定の太陽電池モジュール5の正電極5aとそれよりも下流にある太陽電池モジュール5の負電極5bとを接続するケーブルに設けられた分岐コネクタC1、及び、当該下流の太陽電池モジュール5の正電極5aとそれよりもさらに下流にある太陽電池モジュール5の負電極5bとを接続するケーブルに設けられた分岐コネクタC2に電気的に接続されており、これらの分岐コネクタC1及び分岐コネクタC2を介して太陽電池モジュール5が発電した発電電力を受電する。このようにして、太陽電池モジュール5から供給された電力は、PVコネクタ231からOR回路232に出力される。
OR回路232は、太陽電池モジュールから供給された電力をPVコネクタ231から受けるとともに、PoE送電デバイスから供給された電力を受電部132から受け、この2つの電力のいずれかをDC/DCコンバータ133に出力するように構成される。OR回路232は、例えば、一組の定電圧ダイオードを備えるカソードコモン型のダイオードオア回路である。この場合、当該一組の定電圧ダイオードのうちの一方のダイオードのアノードが受電部132に接続されるとともに他方のダイオードのアノードがPVコネクタ231に接続され、これらのダイオードのコモンカソードがDC/DCコンバータ133に接続される。OR回路232は、半導体スイッチであってもよい。
このように、マネジメントユニット230は、PoE送電デバイスからの電力と太陽電池モジュール5からの電力とをいずれも利用可能に構成されている。これにより、マネジメントユニット230は、PoE送電デバイスから遠方にも配置することができるので、太陽光発電システムのレイアウトの自由度を向上させることができる。
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されない。上述した各部材の素材、形状、及び配置は、本発明を実施するための実施形態に過ぎず、発明の趣旨を逸脱しない限り、様々な変更を行うことができる。
5 太陽電池モジュール
10 センサユニット
110、210 ストリング
115、215 アレイ
120 パワーコンディショナ
130、230 マネジメントユニット
131 LANコネクタ
132 受電部
133 DC/DCコンバータ
134 送受信ドライバ
135 マイクロコンピュータ
136 無線モジュール
140 管理サーバ
150 線路
231 PVコネクタ
232 OR回路

Claims (5)

  1. 通信を行うための線路を介して給電装置から電力を受電する線路受電部と、
    少なくとも1つの太陽電池モジュールの状態を示す状態値を受信する受信部と、
    前記状態値を前記線路を介して送信する送信部と、
    を備えるマネジメントユニット。
  2. 前記線路受電部は、IEEE802.3af規格又はIEEE802.3af規格において規定されているPoEに従って前記給電装置から電力を受電することを特徴とする請求項1に記載のマネジメントユニット。
  3. 前記少なくとも1つの太陽電池モジュールのうちの1つの太陽電池モジュールからその発電電力を受電するPV受電部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマネジメントユニット。
  4. 前記線路受電部が受電した電力と前記PV受電部が受電した電力のうちの一方の電力を前記送信部に供給する切替回路をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載のマネジメントユニット。
  5. 前記太陽電池モジュールの状態を示す状態値は、当該太陽電池モジュールに接続されたセンサユニットから送信されたものであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のマネジメントユニット。
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