JP2016081344A - Icカード、携帯可能電子装置、及び、icカード処理装置 - Google Patents

Icカード、携帯可能電子装置、及び、icカード処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一連の処理の途中から処理を再開することができるICカード、携帯可能電子装置、及び、ICカード処理装置を提供する。
【解決手段】
実施形態によれば、ICカードは、通信部と、記憶部と、送信処理部と、実行部と、更新部と、を備える。通信部は、外部装置とデータを送受信する。記憶部は、所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を格納する。送信処理部は、前記通信部を通じて、前記処理完了済情報を要求するコマンドを受信した場合に、受信された前記コマンドに応じて、前記通信部を通じて、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を含むレスポンスを送信する。実行部は、前記通信部を通じて、前記所定の一連の処理に関する処理コマンドを受信した場合に、受信された前記処理コマンドを実行する。更新部は、前記実行部が前記処理コマンドの実行に成功した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ICカード、携帯可能電子装置、及び、ICカード処理装置に関する。
ICカードなどの携帯可能電子装置は、上位端末からコマンドを受信し、コマンドに応じた処理を実行する。ICカードは、発行時などにおいて一連の処理を実行するために、上位端末から、一度の通信中に複数のコマンドを受信することがある。しかしながら、従来、ICカードは、一連の処理が途中で中断した場合、最初の処理からやり直す必要がある。
特開2011−13830
上記の課題を解決するために、一連の処理の途中から処理を再開することができるICカード、携帯可能電子装置、及び、ICカード処理装置を提供する。
実施形態によれば、ICカードは、通信部と、記憶部と、送信処理部と、実行部と、更新部と、を備える。通信部は、外部装置とデータを送受信する。記憶部は、所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を格納する。送信処理部は、前記通信部を通じて、前記処理完了済情報を要求するコマンドを受信した場合に、受信された前記コマンドに応じて、前記通信部を通じて、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を含むレスポンスを送信する。実行部は、前記通信部を通じて、前記所定の一連の処理に関する処理コマンドを受信した場合に、受信された前記処理コマンドを実行する。更新部は、前記実行部が前記処理コマンドの実行に成功した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を更新する。
図1は、第1実施形態に係るICカードとICカード処理装置とを有するICカード処理システムの構成例を示す図である。 図2は、第1実施形態に係るICカードの構成例を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態に係るICカードが格納する処理完了済情報の構成例を示す図である。 図4は、第1実施形態に係るICカード処理装置が送信するコマンドの構成例を示す図である。 図5は、第1実施形態に係るICカード処理システムの動作例を示すシーケンシャル図である。 図6は、第1実施形態に係るICカードの動作例を示すフローチャートである。 図7は、第2実施形態に係るICカード処理システムの動作例を示すシーケンシャル図である。 図8は、第2実施形態に係るICカードの動作例を示すフローチャートである。 図9は、第3実施形態に係るICカード処理システムの動作例を示すシーケンシャル図である。 図10は、第3実施形態に係るICカードの動作例を示すフローチャートである。 図11は、第4実施形態に係るICカード処理装置が格納する処理完了済情報データベースの構成例を示す図である。 図12は、第4実施形態に係るICカード処理システムの動作例を示すシーケンシャル図である。 図13は、第4実施形態に係るICカードの動作例を示すフローチャートである。 図14は、第4実施形態に係るICカード処理装置の動作例を示すフローチャートである。 図15は、第4実施形態に係るICカード処理装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係る携帯可能電子装置としてのICカード2と、ICカード2と通信を行う外部装置としてのICカード処理装置1とを備えるICカード処理システム10の構成例について説明するためのブロック図である。
図1が示す構成例において、ICカード処理装置1(外部装置)は、基本的な構成として、CPU11、ROM12、RAM13、NVM14、カードリーダライタ15、操作部16、及び、ディスプレイ17などを有する。これらの各部は、データバスを介して互いに接続されている。なお、ICカード処理装置1は、図1が示すような構成の他に、必要に応じた構成を具備したり特定の構成を除外したりしてもよい。
CPU11は、ICカード処理装置1全体の動作を制御する機能を有する。CPU11は、内部キャッシュおよび各種のインターフェースなどを備えても良い。CPU11は、内部メモリ、ROM12あるいはNVM14に予め記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。
CPU11は、カードリーダライタ15によりICカード2へコマンドを送信する機能、ICカード2から受信するレスポンスなどのデータを基に種々の処理を行う機能などを有する。たとえば、CPU11は、カードリーダライタ15を介して、操作部16などに入力されたデータ又は所定のデータなどを含む書き込みコマンドをICカード2に送信することにより、ICカード2に当該データの書き込み処理を要求する制御を行う。
なお、CPU11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであっても良い。この場合、CPU11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM12は、予め制御用のプログラム及び制御データなどが記憶された不揮発性のメモリである。ROM12に記憶される制御プログラム及び制御データは、予めICカード処理装置1の仕様に応じて組み込まれる。ROM12は、たとえば、ICカード処理装置1の回路基板を制御するプログラム(例えば、BIOS)などを格納している。
RAM13は、揮発性のメモリである。RAM13は、CPU11の処理中のデータなどを一時的に格納する。RAM13は、CPU11からの命令に基づき種々のアプリケーションプログラムを格納している。また、RAM13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
NVM14は、データの書き込み及び書き換えが可能な不揮発性のメモリである。NVM14は、例えば、ハードディスク、SSD、EEPROM又はフラッシュメモリなどにより構成される。NVM14は、ICカード処理装置1の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション、及び種々のデータを格納する。
カードリーダライタ15(請求項11乃至13の通信部に対応)は、ICカード2との通信を行うためのインターフェース装置である。カードリーダライタ15は、ICカード2の通信方式に応じたインターフェースにより構成される。たとえば、ICカード2が接触型のICカードである場合、カードリーダライタ15は、ICカード2のコンタクト部と物理的かつ電気的に接続するための接触部などにより構成される。
また、ICカード2が非接触型のICカードである場合、カードリーダライタ15は、ICカード2との無線通信を行うためのアンテナおよび通信制御部などにより構成される。カードリーダライタ15では、ICカード2に対する電源供給、クロック供給、リセット制御、データの送受信が行われるようになっている。
このような機能によってカードリーダライタ15は、CPU11による制御に基づいてICカード2に対する電源供給、ICカード2の活性化(起動)、クロック供給、リセット制御、種々のコマンドの送信、及び送信したコマンドに対する応答(レスポンス)の受信などを行なう。
操作部16は、ICカード処理装置1の操作者によって、種々の操作指示が入力される。操作部16は、操作者に入力された操作指示のデータをCPU11へ送信する。操作部16は、たとえば、キーボード、テンキー、及び、タッチパネルなどである。
ディスプレイ17は、CPU11の制御により種々の情報を表示する表示装置である。ディスプレイ17は、たとえば、液晶モニタなどである。なお、ディスプレイ17は、操作部16と一体的に形成されてもよい。
次に、ICカード2について説明する。
ICカード2は、ICカード処理装置1などの上位装置から電力などの供給を受けて活性化される(動作可能な状態になる)ようになっている。例えば、ICカード2が接触型の通信によりICカード処理装置1と接続される場合、つまり、ICカード2が接触型のICカードで構成される場合、ICカード2は、通信インターフェースとしてのコンタクト部を介してICカード処理装置1からの動作電源及び動作クロックの供給を受けて活性化される。
また、ICカード2が非接触型の通信方式によりICカード処理装置1と接続される場合、つまり、ICカード2が非接触式のICカードで構成される場合、ICカード2は、通信インターフェースとしてのアンテナ及び変復調回路などを介してICカード処理装置1からの電波を受信し、その電波から図示しない電源部により動作電源及び動作クロックを生成して活性化するようになっている。
次に、ICカード2の構成例について説明する。
図2は、実施形態に係るICカード2の構成例を概略的に示すブロック図である。
ICカード2は、プラスチックなどで形成されたカード状の本体Cを有する。ICカード2は、本体C内にモジュールMが内蔵されている。モジュールMは、1つまたは複数のICチップCaと通信部としての外部インターフェース(通信インターフェース)とが接続された状態で一体的に形成され、ICカード2の本体C内に埋設されている。
図2に示す構成例において、ICカード2は、CPU21、ROM22、RAM23、NVM24、及び、通信部25などを備えている。これらの各部は、データバスを介して互いに接続されている。また、CPU21、ROM22、RAM23、およびNVM24は、1つ又は複数のICチップCaにより構成され、通信部25に接続された状態でモジュールMを構成している。
CPU21は、ICカード2全体の制御を司る制御部として機能する。CPU21は、ROM22あるいはNVM24に記憶されている制御プログラム及び制御データに基づいて種々の処理を行う。たとえば、CPU21は、ROM22に記憶されているプログラムを実行することにより、ICカード2の動作制御あるいはICカード2の運用形態に応じた種々の処理を行う。
なお、各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであっても良い。この場合、CPU21は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
ROM22は、予め制御用のプログラム及び制御データなどを記憶する不揮発性のメモリである。ROM22は、製造段階で制御プログラム及び制御データなどを記憶した状態でICカード2に組み込まれる。即ち、ROM22に記憶される制御プログラム及び制御データは、予めICカード2の仕様に応じて組み込まれる。
RAM23は、揮発性のメモリである。RAM23は、CPU21の処理中のデータなどを一時的に格納する。たとえば、RAM23は、計算用バッファ、受信用バッファ及び送信用バッファとして機能する。計算用バッファとしては、CPU21が実行する種々の演算処理の結果などを一時的に保持する。受信用バッファとしては、通信部25を介してICカード処理装置1から受信するコマンドデータなどを保持する。送信用バッファとしては、通信部25を介してICカード処理装置1へ送信するメッセージ(レスポンスデータ)などを保持する。また、RAM23は、動作状態を示すフラグを記憶する。
NVM24は、例えば、EEPROMあるいはフラッシュROMなどのデータの書き込み及び書換えが可能な不揮発性のメモリにより構成される。NVM24は、ICカード2の運用用途に応じて制御プログラム、アプリケーション、及び種々のデータを格納する。例えば、NVM24では、プログラムファイル及びデータファイルなどが作成される。作成された各ファイルは、制御プログラム及び種々のデータなどが書き込まれる。
NVM24は、処理完了済情報を格納する記憶領域24a(請求項1乃至10の記憶部に対応)などを備える。
処理完了済情報は、所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す。即ち、処理完了済み情報は、一連の処理についてICカード2がどの処理までを完了しているかを示す。一連の処理は、複数の処理コマンドを要する処理である。たとえば、一連の処理は、ICカード2の発行処理、又は、決済処理などである。なお、一連の処理は、特定の処理に限定されるものではない。
図3は、記憶領域24aが格納する処理完了済情報の構成例を示す。
処理完了済情報は、処理が完了している処理コマンドのコマンド識別子を示す。コマンド識別子は、各処理コマンドに処理の順序に従って割り振られる。図3が示す例において、処理完了済情報は、「na−1」を格納している。即ち、処理完了済情報は、コマンド識別子が「na−1」である処理コマンドまでの実行が終了しており、コマンド識別子が「na」であるコマンドから未実行であることを示す。
なお、処理完了済情報の構成は、特定の構成に限定されるものではない。
通信部25は、ICカード処理装置1のカードリーダライタ15との通信を行うためのインターフェースである。非接触型のICカードとしてのICカード2においては、通信部25は、ICカード処理装置1のカードリーダライタ15との無線通信を行うための変復調回路などの通信制御部とアンテナとにより構成される。
通信部25は、ICカード処理装置1のカードリーダライタ15との通信を行うためのインターフェースである。ICカード2が接触型のICカードとして実現される場合、通信部25は、ICカード処理装置1のカードリーダライタ15と物理的かつ電気的に接触して信号の送受信を行うための通信制御部とコンタクト部とにより構成される。また、ICカード2が非接触型のICカードとして実現される場合、通信部25は、ICカード処理装置1のカードリーダライタ15との無線通信を行うための変復調回路などの通信制御部とアンテナとにより構成される。
次に、ICカード処理装置1のCPU11が実現する機能について説明する。
CPU11は、ICカード2から処理完了済情報を取得する機能を有する。即ち、CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、処理完了済情報を要求するコマンドをICカード2へ送信する(請求項12の第1送信処理部に対応)。たとえば、CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、処理完了済情報を読み取るリードコマンドをICカード2へ送信する。CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、処理完了済情報を含むレスポンスをICカード2から受信する。
また、CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、所定の一連の処理に関するコマンドを所定の順序に従ってICカード2へ送信する機能を有する(請求項11の送信処理部に対応)。
図5は、CPU11が送信するコマンドの構成例を示す。
図5が示すように、コマンドは、コマンドヘッドとデータとを備える。
コマンドヘッドは、コマンドの種類、又は、パラメータなどを格納する。
データは、コマンド識別子などを格納する。
コマンド識別子は、前述の通り、実行する順序に従って各処理コマンドに割り振られた値である。たとえば、コマンド識別子が「1」である場合、コマンド識別子は、処理コマンドが最初に実行されることを示す。
また、CPU11は、処理完了済情報に基づいて、未処理の処理コマンドを生成する機能を有する(請求項12の生成部に対応)。即ち、CPU11は、処理完了済情報が格納するコマンド識別子に1を加えたコマンド識別子に対応する処理コマンドを生成する。たとえば、処理完了済情報が「5」を格納する場合、CPU11は、未処理の処理コマンドとして、コマンド識別子が「6」であるコマンドを生成する。
次に、ICカード2のCPU21が実現する機能について説明する。
CPU21は、通信部25を通じて、処理完了済情報をICカード処理装置1へ送信する機能を有する。即ち、CPU21は、通信部25を通じて、処理完了済情報を要求するコマンドをICカード処理装置1から受信する。CPU21は、通信部25を通じて、記憶領域24aが格納する処理完了済情報をICカード処理装置1へ送信する(請求項1、7又は9の送信処理部に対応)。
また、CPU21は、処理完了済情報を更新する機能を有する(請求項1乃至10の更新部に対応)。即ち、CPU21は、ICカード処理装置1からのコマンドを実行すると、処理完了済情報を、実行されたコマンドのコマンド識別子に書き換える。
次に、ICカード処理システム10の動作例について説明する。
図5は、ICカード処理システム10の動作例を説明するためのシーケンシャル図である。
ここでは、ICカード処理装置1とICカード2とは、通信可能な状態であるものとする。また、ICカード処理装置1は、所定の一連の処理をICカード2に実行させるものとする。
まず、ICカード処理装置1は、カードリーダライタ15を通じて、処理完了済情報を要求するコマンドをICカード処理装置1へ送信する(ステップS11)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該コマンドを受信する。当該コマンドを受信すると、CPU21は、通信部25を通じて、記憶領域24aが格納する処理完了済情報を含むレスポンスをICカード処理装置1へ送信する(ステップS12)。なお、CPU21は、ICカード2を識別するICカード識別子を同時に送信してもよい。
ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、ICカード処理装置1は、RAM13などにレスポンスが含む処理完了済情報を格納する(ステップS13)。
処理完了済情報を格納すると、CPU11は、処理完了済情報に基づいて、処理コマンドを生成する(ステップS14)。ここでは、処理完了済情報は「na−1」を格納しているので、CPU11は、コマンド識別子「na」の処理コマンドを生成する。
処理コマンドを生成すると、CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、生成された処理コマンドをICカード2へ送信する(ステップS15)(請求項12の第2送信処理部に対応)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該処理コマンドを受信する。当該処理コマンドを受信すると、CPU21は、受信された処理コマンドを実行する(ステップS16)。ここでは、CPU21は、処理コマンドの実行に成功したものとする。
処理コマンドを実行すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理コマンドの実行に成功したことを示す処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1に送信する(ステップS17)。
ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、次の処理コマンド(即ち、コマンド識別子が「na+1」である処理コマンド)をICカード2へ送信する(ステップS18)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該処理コマンドを受信する。当該処理コマンドを受信すると、CPU21は、当該処理コマンドを実行する(ステップS19)。
当該処理コマンドを受信すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1へ送信する(ステップS20)。
ICカード処理システム10は、ステップS15〜17(又は、ステップS18〜20)を繰り返すことで、ICカード2に一連の処理を実行させる。
ICカード処理装置1のCPU21は、カードリーダライタ15を通じて最後の処理コマンドに対するレスポンスを受信すると、動作を終了する。
次に、ICカード2の動作例について説明する。
図6は、ICカード2の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、コマンドを受信する(ステップS20)。
コマンドを受信すると、CPU21は、処理コマンドを正常に受信したか判定する(ステップS22)。たとえば、CPU21は、冗長化検査符号などをチェックする。
コマンドを正常に受信したと判定すると(ステップS22、YES)、CPU21は、コマンドが処理完了済情報を要求しているか判定する(ステップS23)。
コマンドが処理完了済情報を要求していると判定すると(ステップS23、YES)、CPU21は、通信部25を通じて、記憶領域24aが格納する処理完了済情報をICカード処理装置1へ送信する(ステップS24)。
コマンドが処理完了済情報を要求してないと判定すると(即ち、コマンドが一連の処理に関する処理コマンドであると判定すると)(ステップS23、NO)、CPU21は、受信された処理コマンドを実行する(ステップS25)(請求項1、7又は9の実行部に対応)。
受信された処理コマンドを実行すると、CPU21は、記憶領域24aが格納する処理完了済情報を更新する(ステップS26)。即ち、CPU21は、処理完了済情報を、実行された処理コマンドのコマンド識別子に書き換える。
処理完了済情報を更新すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1へ送信する(ステップS27)。
当該レスポンスを送信すると、CPU21は、実行された処理コマンドが最後のコマンドであるか判定する(ステップS28)。たとえば、CPU21は、処理コマンドが格納するデータに基づいて処理コマンドが最後のコマンドであるか判定する。また、NVM24が処理コマンドのリストを格納し、CPU21は、当該リストに基づいて、処理コマンドが最後のコマンドであるか判定してもよい。
処理完了済情報をICカード処理装置1へ送信した場合(ステップS24)、又は、処理コマンドが最後のコマンドでないと判定した場合(ステップS28、NO)、CPU21は、ステップS21へ戻る。
処理コマンドを正常に受信していないと判定すると(ステップS22、NO)、CPU21は、処理を中断する(ステップS29)。
処理コマンドが最後のコマンドであると判定した場合(ステップS28、YES)、又は、処理を中断した場合(ステップS29)、CPU21は、処理を終了する。
以上のように構成されたICカード処理システムは、一連の処理を途中で中断したICカードに対して、途中から処理を再開させることができる。その結果、ICカード処理システムは、一連の処理を中断したICカードを容易に再利用することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係るICカード処理システム10は、ICカード2が実行済みの処理コマンドを識別する点で、第1実施形態に係るICカード処理システム10と異なる。従って、その他の点については、同様の符号を付して、詳細な説明を省略する。
ICカード処理装置1及びICカード2の構成は、第1実施形態のそれらと同様であるので説明を省略する。
次に、ICカード2のCPU21が実現する機能について説明する。
CPU21は、記憶領域24aが格納する処理完了済情報に基づいて、受信された処理コマンドが処理済みであるか判定する機能を有する(判定部に対応)。即ち、CPU21は、処理完了済情報が格納するコマンド識別子よりも若いコマンド識別子を有する処理コマンドを処理済みであると判定する。
また、CPU21は、処理済みであると判定された処理コマンドを実行せずに、通信部25を通じて、当該処理コマンドに対する処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1へ送信する機能を有する(請求項2、8又は10の送信処理部に対応)。CPU21は、処理済みであると判定された処理コマンドが適切であるか判定してもよい。たとえば、CPU21は、当該処理コマンドが書き込もうとしているデータと、すでに書き込まれたデータとを比較して、処理済みであると判定された処理コマンドが適切であるか判定する。
次に、ICカード処理システム10の動作例について説明する。
図7は、実施形態に係るICカード処理システム10の動作例を示すシーケンシャル図である。
ここでは、ICカード処理装置1とICカード2とは、通信可能な状態であるものとする。また、ICカード処理装置1は、所定の一連の処理を最初からICカード2に実行させるものとする。
まず、ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、コマンド識別子が「1」である処理コマンドをICカード2に送信する(ステップS31)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該処理コマンドを受信する。当該処理コマンドを受信すると、CPU21は、記憶領域24aが格納する処理完了済情報に基づいて、当該処理コマンドが処理済みであるか判定する(ステップS32)。ここでは、処理完了済情報は、「na−1」を格納しているので、CPU21は、当該処理コマンドを処理済みと判定する。
当該処理コマンドを処理済みと判定すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1に送信する(ステップS33)。
ICカード処理装置1とICカード2とは、ステップS31〜33までの処理をコマンド識別子が「na−2」である処理コマンドを送信するまで繰り返す。
次に、ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、コマンド識別子が「na−1」である処理コマンドをICカード2に送信する(ステップS34)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該処理コマンドを受信する。当該処理コマンドを受信すると、CPU21は、記憶領域24aが格納する処理完了済情報に基づいて、当該処理コマンドが処理済みであるか判定する(ステップS35)。ここでは、処理完了済情報は、「na−1」を格納しているので、CPU21は、当該処理コマンドを処理済みと判定する。
当該処理コマンドを処理済みと判定すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1に送信する(ステップS36)。
ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、コマンド識別子が「na」である処理コマンドをICカード2に送信する(ステップS37)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該処理コマンドを受信する。当該処理コマンドを受信すると、CPU21は、記憶領域24aが格納する処理完了済情報に基づいて、当該処理コマンドが処理済みであるか判定する(ステップS38)。ここでは、処理完了済情報は、「na−1」を格納しているので、CPU21は、当該処理コマンドを処理済みでないと判定する。
当該処理コマンドを処理済みと判定すると、CPU21は、当該処理コマンドを実行する。ここでは、CPU21は、当該処理コマンドの実行に成功したものとする。
当該処理コマンドを実行すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1に送信する(ステップS39)。
ICカード処理システム10は、ステップS37〜39を繰り返すことで、ICカード2に一連の処理を実行させる。
ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて最後の処理コマンドに対するレスポンスを受信すると、動作を終了する。
次に、ステップS32、35、又は、38におけるICカード2の動作例について説明する。
図8は、ステップS32、35、又は、38におけるICカード2の動作例について説明するためのフローチャートである。
第2実施形態に係るICカード2の動作例は、ステップS23並びに24がない点、及び、ステップS41並びに42が追加される点で、第1実施形態に係るICカード2の動作例と異なる。従って、他のステップについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
CPU21は、通信部25を通じてコマンドを受信する(ステップS21)。ここでは、CPU21が受信するコマンドは、一連の処理に関する処理コマンドである。処理コマンドを受信すると、CPU21は、処理コマンドを正常に受信したか判定する(ステップS22)
処理コマンドを正常に受信したと判定すると(ステップS22、YES)、CPU21は、記憶領域24aが格納する処理完了済情報に基づいて、受信された処理コマンドが処理済みであるか判定する(ステップS41)。処理コマンドが処理済みでないと判定すると(ステップS41、NO)、CPU21は、ステップS25に進む(請求項2、8又は10の実行部に対応)。
処理コマンドが処理済みであると判定すると(ステップS41、YES)、CPU21は、受信された処理コマンドが書き込もうとするデータと、すでにNVM24などに書き込まれているデータとが整合するか判定する(ステップS42)。なお、処理コマンドが書込みコマンドでない場合は、CPU21は、ステップS25に進んでもよい。
両データが整合すると判定すると(ステップS42、YES)、CPU21は、ステップS27に進む。
両データが整合しないと判定すると(ステップS42、NO)、CPU21は、ステップS29に進む。
なお、ICカード処理装置1のCPU11は、処理コマンドにコマンド識別子を格納しなくともよい。この場合、ICカード2のNVM24は予め処理コマンドが送信される順序を示すリストを格納する。また、処理完了済情報は、処理が完了した処理コマンドを示す情報を格納する。CPU21は、当該リストと当該処理完了済情報とに基づいて、受信された処理コマンドが処理済みであるか判定する。
以上のように構成されたICカード処理システムは、ICカード処理装置が処理完了済情報を取得しない。その結果、ICカード2は、外部にどこまで処理が進んでいるかを知らせる必要がなく、より安全なシステムを実現することができる。また、ICカード処理システムは、ICカード処理装置の負担を軽減することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態に係るICカード処理システム10は、ICカード2が処理を中断した際に処理完了済情報をリセットする点で、第2実施形態に係るICカード処理システム10と異なる。従って、その他の点については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
ICカード処理装置1及びICカード2の構成は、第1実施形態のそれらと同様であるので説明を省略する。
ICカード2の記憶領域24aが格納する処理完了済情報は、リセットされているものとする。
次に、ICカード2のCPU21が実現する機能について説明する。
CPU21は、ICカード処理装置1との通信中にエラーが生じた場合に、処理完了済情報をリセットする機能を有する(リセット部に対応)。たとえば、CPU21は、処理コマンドを適切に受信していないと判定した場合、又は、受信された処理コマンドが書き込もうとするデータと、すでにNVM24などに書き込まれているデータとが整合しないと判定した場合などに、処理完了済情報をリセットする。
たとえば、CPU21は、処理完了済情報を初期値に書き換えることで、処理完了済情報をリセットする。また、CPU21は、処理完了済情報を削除してもよい。
次に、ICカード処理システム10の動作例について説明する。
図9は、実施形態に係るICカード処理システム10の動作例を示すシーケンシャル図である。
ここでは、ICカード処理装置1とICカード2とは、通信可能な状態であるものとする。また、ICカード処理装置1は、所定の一連の処理を最初からICカード2に実行させるものとする。
まず、ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、コマンド識別子が「1」である処理コマンドをICカード2に送信する(ステップS51)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該処理コマンドを受信する。処理完了済情報がリセットされているため、当該処理コマンドを受信すると、CPU21は、当該処理コマンドを実行する(ステップS52)。ここでは、CPU21は、当該処理コマンドの実行に成功したものとする。
当該処理コマンドを実行すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1に送信する(ステップS53)。
ICカード処理装置1とICカード2とは、ステップS51〜53までの処理をコマンド識別子が「na−1」である処理コマンドを送信するまで繰り返す。
次に、ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、コマンド識別子が「na」である処理コマンドをICカード2に送信する(ステップS54)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該処理コマンドを受信する。ここでは、CPU21は、当該処理コマンドを正常に受信できなかったと判定するものとする(ステップS55)。当該処理コマンドを正常に受信できなかったと判定すると、CPU21は、処理完了済情報をリセットする(ステップS56)。
当該処理コマンドを実行すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理に失敗したことを示す処理失敗情報を含むレスポンスをICカード処理装置1に送信する(ステップS57)。
ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて当該レスポンスを受信すると、動作を終了する。
次に、ICカード2の動作例について説明する。
図10は、ICカード2の動作例について説明するためのフローチャートである。
第3実施形態に係るICカード2の動作例は、ステップS43が追加される点で、第3実施形態に係るICカード2の動作例と異なる。従って、他のステップについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
両データが整合しないと判定すると(ステップS42、NO)、CPU21は、記憶領域24aが格納する処理完了済情報をリセットする(ステップS43)。
処理完了済情報をリセットすると、CPU21は、ステップS29に進む。
なお、CPU21は、処理コマンドの実行に失敗した場合に、処理完了済情報をリセットしてもよい。
また、CPU21は、必要に応じて処理完了済情報をリセットしてもよい。たとえば、CPU21は、ICカード処理装置1からの指示に基づいて、処理完了済情報をリセットしてもよい。
以上のように構成されたICカード処理システムは、ICカード2が格納する処理完了済情報をリセットすることができる。その結果、ICカード処理システムは、一連の処理を最初からICカードに実行させることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。
第4実施形態に係るICカード処理システム10は、ICカード処理装置1が処理完了済情報を格納する点で、第1実施形態に係るICカード処理システム10と異なる。従って、その他の点については同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
まず、ICカード処理装置1の構成について説明する。
図1の破線が示すように、ICカード処理装置1のNVM14は、処理完了済情報を格納する記憶領域14a(請求項13の記憶部に対応)などを備える。
図11は、記憶領域14aが格納する処理完了済情報の例を示す。
図11が示すように、記憶領域14aは、複数個の処理完了済情報を格納する。
記憶領域14aは、ICカード識別子と処理完了済情報とを対応付けて格納する。
ICカード識別子は、ICカード処理装置1が管理するICカードを識別するために各ICカードに固有に割り振られた識別子である。
処理完了済情報は、前述の通りである。初期値を格納する場合、処理完了済情報は、対応するICカードが処理コマンドを実行していないことを示す。
図11が示す例において、たとえば、ICカード識別子が「x」であるICカードの処理完了済情報は、コマンド識別子が「nx−1」である処理コマンドまで当該ICカードが実行していることを示す。
記憶領域14aが格納する処理完了済情報の個数は、特定の個数に限定されるものではない。
次に、ICカード2の構成について説明する。
図2の破線が示すように、ICカード2のNVM24は、ICカード2のICカード識別子を格納する記憶領域24bなどを備える。
記憶領域24bは、予めICカード識別子を格納する。たとえば、記憶領域24bは、ICカード2の製造時などにICカード識別子を格納する。また、記憶領域24bは、CPU21からの信号に従って、ICカード識別子を更新してもよい。
なお、記憶領域24bは、ROM22内にあってもよい。
次に、ICカード処理装置1のCPU11が実現する機能について説明する。
CPU11は、ICカード2からICカード識別子を取得する機能を有する。即ち、CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、ICカード識別子を要求するコマンドをICカード2へ送信する(請求項13の第1送信処理部に対応)。たとえば、CPU11は、ICカード識別子を読み出すリードコマンドを送信する。CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、ICカード識別子を含むレスポンスをICカード2から受信する。
また、CPU11は、ICカード識別子に対応する処理完了済情報を検索する機能を有する(請求項13の検索部に対応)。即ち、CPU11は、ICカード識別子に対応する処理完了済情報を記憶領域14b内から検索する。
また、CPU11は、検索された処理完了済情報に基づいて、ICカード2が実行していない処理コマンドを生成する機能を有する(請求項13の生成部に対応)。
また、CPU11は、ICカード2からのレスポンスに基づいて、当該ICカード2に対応する処理完了済情報を更新する機能を有する(請求項13の更新部に対応)。たとえば、レスポンスが処理完了済情報を含む場合に、CPU11は、当該ICカード2に対応する処理完了済情報を、直前に送信された処理コマンドのコマンド識別子に書き換える。
次に、ICカード処理システム10の動作例について説明する。
図12は、ICカード処理システム10の動作例を説明するためのシーケンシャル図である。
ここでは、ICカード処理装置1とICカード2とは、通信可能な状態であるものとする。また、ICカード処理装置1は、所定の一連の処理をICカード2に実行させるものとする。
まず、ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、ICカード識別子を要求するコマンドをICカード2へ送信する(ステップS61)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該コマンドを受信する。当該コマンドを受信すると、CPU21は、通信部25を通じて、記憶領域14bが格納するICカード識別子を含むレスポンスをICカード処理装置1へ送信する(ステップS62)。ここでは、CPU21は、ICカード識別子として「x」を送信するものとする。
ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、ICカード識別子をICカード2から受信する。ICカード識別子を受信すると、CPU11は、受信されたICカード識別子に基づいて、未処理の処理コマンドを生成する(ステップS63)。ICカード識別子「x」に対応する処理完了済情報が「nx−1」であるため、CPU11は、コマンド識別子が「nx」である処理コマンドを生成するものとする。
未処理の処理コマンドを生成すると、CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、生成された処理コマンドをICカード2へ送信する(ステップS64)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該処理コマンドを受信する。当該処理コマンドを受信すると、CPU21は、受信された当該処理コマンドを実行する(ステップS65)。ここでは、CPU21は、当該処理コマンドの実行に成功したものとする。
当該処理コマンドを実行すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1へ送信する(ステップS66)。
ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、当該レスポンスを受信する。当該レスポンスを受信すると、CPU11は、次の処理コマンドを生成する(ステップS67)。ここでは、CPU11は、コマンド識別子が「nx+1」である処理コマンドを生成する。
処理コマンドを生成すると、CPU11は、カードリーダライタ15を通じて、生成された処理コマンドをICカード2へ送信する(ステップS68)。
ICカード2のCPU21は、通信部25を通じて、当該処理コマンドを受信する。当該処理コマンドを受信すると、CPU21は、受信された当該処理コマンドを実行する(ステップS69)。ここでは、CPU21は、当該処理コマンドの実行に成功したものとする。
当該処理コマンドを実行すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1へ送信する(ステップS70)。
ICカード処理システム10は、ステップS67〜70を繰り返すことで、ICカード2に一連の処理を実行させる。
ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて最後の処理コマンドに対するレスポンスを受信すると、動作を終了する。
次に、ステップS65、又は、69におけるICカード2の動作例について説明する。
図13は、ステップS65、又は、69におけるICカード2の動作例について説明するためのフローチャートである。
第4実施形態に係るICカード2の動作例は、ステップS24がない点で、第1実施形態に係るICカード2の動作例と異なる。従って、他のステップについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
処理コマンドを正常に受信したと判定すると(ステップS22、YES)、CPU21は、受信された処理コマンドを実行する(ステップS23)。
受信された処理コマンドを実行すると、CPU21は、通信部25を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード処理装置1へ送信する(ステップS25)。
次に、ステップS63におけるICカード処理装置1の動作例について説明する。
図14は、ステップS63におけるICカード処理装置1の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、ICカード識別子を含むレスポンスをICカード2から受信する(ステップS71)。
ICカード識別子を含むレスポンスを受信すると、CPU11は、当該ICカード識別子に対応する処理完了済情報を記憶領域14bから検索する(ステップS72)。
処理完了済情報を検索すると、CPU21は、検索された処理完了済情報が初期値を格納しているか判定する(ステップS73)。
処理完了済情報が初期値を格納していないと判定すると(ステップS73、NO)、CPU11は、処理完了済情報に基づいて、一連の処理が完了しているか判定する(ステップS74)。たとえば、CPU11は、処理完了済情報が最後の処理コマンドのコマンド識別子を格納しているか判定する。
一連の処理が完了していないと判定すると(ステップS74、NO)、CPU11は、処理完了済情報に基づいて、未処理の処理コマンドを生成する(ステップS75)。即ち、CPU11は、処理完了済情報が格納するコマンド識別子に1を加えたコマンド識別子に対応する処理コマンドを生成する。
処理完了済情報が初期値を格納していると判定すると(ステップS73、YES)、CPU11は、最初の処理コマンド(即ち、コマンド識別子が「1」である処理コマンド)を生成する(ステップS76)。
一連の処理が完了していると判定した場合(ステップS74、YES)、未処理の処理コマンドを生成した場合(ステップS75)、又は、最初の処理コマンドを生成した場合(ステップS76)、CPU11は、動作を終了する。
次に、ステップS65におけるICカード処理装置1の動作例について説明する。
図15は、ステップS65におけるICカード処理装置1の動作例について説明するためのフローチャートである。
まず、ICカード処理装置1のCPU11は、カードリーダライタ15を通じて、処理成功情報を含むレスポンスをICカード2から受信する(ステップS81)。
処理成功情報を含むレスポンスを受信すると、CPU11は、記憶領域14bが格納する処理完了済情報を更新する(ステップS82)。即ち、CPU11は、処理完了済情報を、レスポンスに対応する処理コマンド(即ち、直前に送信された処理コマンド)のコマンド識別子に書き換える。
処理完了済情報を更新すると、CPU11は、一連の処理が完了したか判定する(ステップS83)。
一連の処理が完了していないと判定すると(ステップS83、NO)、CPU11は、次の処理コマンド(即ち、処理完了済情報が格納するコマンド識別子に1を加えたコマンド識別子に対応する処理コマンド)を生成する(ステップS84)。
一連の処理が完了していると判定した場合(ステップS83、YES)、又は、次の処理コマンドを生成した場合(ステップS84)、CPU11は、処理を終了する。
以上のように構成されたICカード処理システムは、ICカード処理装置が処理完了済情報を管理する。その結果、ICカードは、処理完了済情報を格納するメモリを節約することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ICカード処理装置、2…ICカード、10…ICカード処理システム、11…CPU、14…NVM、14a…記憶領域、15…カードリーダライタ、21…CPU、124…NVM、24a及びb…記憶領域、25…通信部、M…モジュール、C…本体。

Claims (13)

  1. 外部装置からのコマンドを実行するICカードであって、
    外部装置とデータを送受信する通信部と、
    所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を格納する記憶部と、
    前記通信部を通じて、前記処理完了済情報を要求するコマンドを受信した場合に、受信された前記コマンドに応じて、前記通信部を通じて、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を含むレスポンスを送信する送信処理部と、
    前記通信部を通じて、前記所定の一連の処理に関する処理コマンドを受信した場合に、受信された前記処理コマンドを実行する実行部と、
    前記実行部が前記処理コマンドの実行に成功した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を更新する更新部と、
    を備えるICカード。
  2. 外部装置からのコマンドを実行するICカードであって、
    外部装置とデータを送受信する通信部と、
    所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を格納する記憶部と、
    通信部を通じて、前記所定の一連の処理に関する処理コマンドを受信した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報に基づいて、受信された前記処理コマンドが処理済みであるか判定する判定部と、
    前記判定部が前記処理コマンドが処理済みであると判定した場合に、通信部を通じて、前記処理コマンドの実行が成功したことを示す処理成功情報を示すレスポンスを送信する送信処理部と、
    前記判定部が前記処理コマンドが処理済みでないと判定した場合に、前記処理コマンドを実行する実行部と、
    前記実行部が前記処理コマンドの実行に成功した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を更新する更新部と、
    を備えるICカード。
  3. 前記判定部は、前記所定の一連の処理で実行される処理コマンドの順序を示すリストにさらに基づいて、前記処理コマンドが処理済みであるか判定する、
    前記請求項2に記載のICカード。
  4. エラーが生じた場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報をリセットするリセット部を備える、
    前記請求項2又は3に記載のICカード。
  5. 前記処理完了済情報は,処理済みの処理コマンドを識別するコマンド識別子である、
    前記請求項1乃至4の何れか1項に記載のICカード。
  6. 前記コマンド識別子は、前記所定の一連の処理の順序に従って各処理コマンドに割り振られる、
    前記請求項5に記載のICカード。
  7. 外部装置からのコマンドを実行するICカードであって、
    外部装置とデータを送受信する通信部と、所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を格納する記憶部と、前記通信部を通じて、前記処理完了済情報を要求するコマンドを受信した場合に、受信された前記コマンドに応じて、前記通信部を通じて、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を含むレスポンスを送信する送信処理部と、前記通信部を通じて、前記所定の一連の処理に関する処理コマンドを受信した場合に、受信された前記処理コマンドを実行する実行部と、
    前記実行部が前記処理コマンドの実行に成功した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を更新する更新部と、を備えるモジュールと、
    前記モジュールを内蔵した本体と、
    を備えるICカード。
  8. 外部装置からのコマンドを実行するICカードであって、
    外部装置とデータを送受信する通信部と、所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を格納する記憶部と、通信部を通じて、前記所定の一連の処理に関する処理コマンドを受信した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報に基づいて、受信された前記処理コマンドが処理済みであるか判定する判定部と、前記判定部が前記処理コマンドが処理済みであると判定した場合に、通信部を通じて、前記処理コマンドの実行が成功したことを示す処理成功情報を示すレスポンスを送信する送信処理部と、前記判定部が前記処理コマンドが処理済みでないと判定した場合に、前記処理コマンドを実行する実行部と、前記実行部が前記処理コマンドの実行に成功した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を更新する更新部と、を備えるモジュールと、
    前記モジュールを内蔵した本体と、
    を備えるICカード。
  9. 外部装置からのコマンドを実行する携帯可能電子装置であって、
    外部装置とデータを送受信する通信部と、
    所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を格納する記憶部と、
    前記通信部を通じて、前記処理完了済情報を要求するコマンドを受信した場合に、受信された前記コマンドに応じて、前記通信部を通じて、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を含むレスポンスを送信する送信処理部と、
    前記通信部を通じて、前記所定の一連の処理に関する処理コマンドを受信した場合に、受信された前記処理コマンドを実行する実行部と、
    前記実行部が前記処理コマンドの実行に成功した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を更新する更新部と、
    を備える携帯可能電子装置。
  10. 外部装置からのコマンドを実行する携帯可能電子装置であって、
    外部装置とデータを送受信する通信部と、
    所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を格納する記憶部と、
    通信部を通じて、前記所定の一連の処理に関する処理コマンドを受信した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報に基づいて、受信された前記処理コマンドが処理済みであるか判定する判定部と、
    前記判定部が前記処理コマンドが処理済みであると判定した場合に、通信部を通じて、前記処理コマンドの実行が成功したことを示す処理成功情報を示すレスポンスを送信する送信処理部と、
    前記判定部が前記処理コマンドが処理済みでないと判定した場合に、前記処理コマンドを実行する実行部と、
    前記実行部が前記処理コマンドの実行に成功した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を更新する更新部と、
    を備える携帯可能電子装置。
  11. ICカードに対してコマンドを供給するICカード処理装置であって、
    ICカードとデータを送受信する通信部と、
    前記通信部を通じて、所定の一連の処理の順序に従って割り振られるコマンド識別子を含む処理コマンドを送信する送信処理部と、
    を備えるICカード処理装置。
  12. ICカードに対してコマンドを供給するICカード処理装置であって、
    ICカードとデータを送受信する通信部と、
    前記通信部を通じて、所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を要求するコマンドを送信する第1送信処理部と、
    前記通信部を通じて、前記処理完了済情報を含むレスポンスを受信した場合に、受信された前記レスポンスが含む前記処理完了済情報に基づいて、未処理の処理コマンドを生成する生成部と、
    前記通信部を通じて、前記生成部が生成した前記未処理の処理コマンドを送信する第2送信処理部と、
    を備えるICカード処理装置。
  13. ICカードに対してコマンドを供給するICカード処理装置であって、
    ICカードとデータを送受信する通信部と、
    所定の一連の処理に関する複数の処理コマンドの中で処理済みの処理コマンドを示す処理完了済情報を格納する記憶部と、
    前記通信部を通じて、ICカード識別子を要求するコマンドを送信する第1送信処理部と、
    前記通信部を通じて、前記ICカード識別子を含むレスポンスを受信した場合に、前記記憶部から、受信された前記レスポンスが含む前記ICカード識別子に対応する処理完了済情報を検索する検索部と、
    前記検索部が検索した前記処理完了済情報に基づいて、未処理の処理コマンドを生成する生成部と、
    前記通信部を通じて、前記生成部が生成した前記未処理の処理コマンドを送信する第2送信処理部と、
    前記通信部を通じて、前記処理コマンドの実行が成功したことを示す処理成功情報を含むレスポンスを受信した場合に、前記記憶部が格納する前記処理完了済情報を更新する更新部と、
    を備えるICカード処理装置。
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