JP2016080453A - 地図ファイル取得システム - Google Patents

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【課題】本願発明の課題は、従来が抱える問題を解決することであり、すなわち衛星測位システムGNSSが利用できない屋内においても、途切れることなく連続して地図を確認することができる地図ファイル取得システムを提供することである。【解決手段】本願発明の地図ファイル取得システムは、複数の分割地図ファイル(所定範囲を平面分割した地図ファイル)を記憶する「地図記憶手段」と、アクセスポイントに接続可能な「端末機」を備えたものである。このうち端末機は、アクセスポイントに接続すると接続点識別子(アクセスポイントを特定するもの)を取得し、その接続点識別子を地図記憶手段に送信する。さらに端末機は、接続点識別子に対応する分割地図ファイルを地図記憶手段からダウンロードする。【選択図】図3

Description

本願発明は、地図の取得に関するものであり、より具体的には、自身の現在位置を正確に把握することなく周辺の地図ファイルをダウンロードすることができる地図ファイル取得システムに関するものである。
不案内な土地で移動する際、地図は欠かせない物として従来から利用されてきたが、その媒体は大きく様変わりしている。すなわち、以前は紙媒体を用いた地図が主流であったが、昨今では電子媒体としての地図が主流となりつつある。さらに、紙媒体の地図は手にとって見ることが多いが、電子媒体の地図は、パーソナルコンピュータ(PC)で利用されるほか、iPad(登録商標)といったタブレット型端末やスマートフォン、あるいはPDA(Personal Data Assistance)などによって利用される。
例えば、訪日外国人等がスマートフォンを利用する場合、渡航先通信キャリアと契約したSIM(Subscriber Identity Module)を利用するか、定住国の通信キャリアと契約したSIMを用いたデータローミングによるモバイルデータ通信を利用することが考えられる。しかしながら、SIMを利用するには所定の手続きが必要となるうえ別途費用がかかり、データローミングによるモバイルデータ通信を利用する場合は高額なデータ通信費を支払わなければならない。そこで、SIMやモバイルデータ通信に頼ることなくスマートフォンの利用を可能にする無線LAN(Local Area Network)が有力な手法として期待されるが、あらゆる場所で快適に利用できるほど我が国では無線LAN通信網が未だ十分に整備されていない。
ところで、スマートフォンで周辺地図を確認しようとする場合、現在地を含む地図ファイルをダウンロードして利用することになる。あるいは、広範囲の地図が既にスマートフォンに格納されている場合、現在地周辺を指定して拡大する。しかしながら、外国人観光客等その土地に不案内な者が自身の現在地を把握することは容易ではなく、つまり現在地周辺の地図をダウンロードすることも、現在地周辺を拡大することも、それほど容易なことではない。
もちろん、GPS(Global Positioning System)をはじめとする衛星測位システムGNSS(Global Navigation Satellite System)を利用すれば、ユーザの知識や判断を必要とすることなく現在地を特定することはできるが、衛星測位システムGNSSを利用できる範囲は、屋外など衛星電波の受信が可能な領域に限られており、屋内などでは衛星測位システムGNSSによって現在地を特定することは難しい。
一方、昨今では屋内におけるナビゲーションのニーズが高まっており、これに応えるべく種々の屋内測位技術が研究開発されている。屋内測位の手法としては、例えば、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントを利用する測位方法、室内に電波発信機を配置して測位するIMES(Indoor Messaging System)、LEDの高速点滅を信号として伝送する可視光通信を利用した測位方法、赤外線通信を利用した測位方法などが挙げられる。
また、特許文献1では、無線LANのアクセスポイントから得られるMAC(Media Access Control)アドレスやSSID(Service Set Identifier)を利用することで、現在地に関連するwebサイトを携帯端末に取得させる技術を提案している。
特開2014−123842号公報
特許文献1は、無線LANアクセスポイントのMACアドレスと、その無線LANアクセスポイント周辺にある店舗のwebサイトページとを、あらかじめ対応付けた「アドレス対応テーブル」を利用するもので、携帯端末が取得したMACアドレスをプロキシサーバが受け付け、そのMACアドレスに対応するwebサイトページを携帯端末に送信する、という技術である。
特許文献1のように無線LANアクセスポイントに割り当てられたMACアドレスやSSIDを利用する手法は、現在地を高精度で計測することは難しいものの、特殊な機器やアプリケーションを必要とせず比較的容易に概略位置を計測できるという点では、有効な手法といえる。しかしながら、現状における無線LANアクセスポイントの配置密度は十分とはいえず、移動する者が利用するときその接続は断続的なものとなってしまう。
既述のとおり、スマートフォン等で周辺地図を確認しようとする場合、地図ファイルをダウンロードするか、格納された広範囲地図を拡大して利用するのが一般的である。ところが、無線LANアクセスポイントへの接続が断続的であるが故に、接続されないエリアでは地図をダウンロードすることができず、あるいは現在地が把握できないためどこを拡大すべきか判断することができない。その結果、その土地に不案内な者は、目的の場所へ円滑に移動することができないわけである。
本願発明の課題は、従来が抱える問題を解決することであり、すなわち衛星測位システムGNSSが利用できない屋内においても、途切れることなく連続して地図を確認することができる地図ファイル取得システムを提供することである。
本願発明は、アクセスポイントと接続可能な間はそのアクセスポイントの周辺にいるものと考え、接続可能な間に当該アクセスポイント周辺の地図をダウンロードする、という点に着目したものであり、従来にはなかった発想に基づいてなされた発明である。
本願発明の地図ファイル取得システムは、複数の分割地図ファイル(所定範囲を平面分割した地図ファイル)を記憶する「地図記憶手段」と、アクセスポイントに接続可能な「端末機」を備えたものである。このうち端末機は、アクセスポイントに接続すると接続点識別子(アクセスポイントを特定するもの)を取得し、その接続点識別子を地図記憶手段に送信する。さらに端末機は、接続点識別子に対応する分割地図ファイルを地図記憶手段からダウンロードする。
本願発明の地図ファイル取得システムは、地図記憶手段と端末機に加え、接続点情報記憶手段を備えたものとすることもできる。この接続点情報記憶手段は、接続点情報(アクセスポイントの接続点識別子及び設置位置情報を含む)を記憶するものである。この場合の端末機は、アクセスポイントに接続すると接続点識別子を取得し、その接続点識別子を接続点情報記憶手段に送信し、そして接続点情報記憶手段からアクセスポイントの設置位置情報を取得する。さらに端末機は、取得した設置位置情報を地図記憶手段に送信し、設置位置情報に対応する分割地図ファイルを地図記憶手段からダウンロードする。
本願発明の地図ファイル取得システムは、目的地入力手段及び経路探索手段を具備する端末機を備えたものとすることもできる。目的地入力手段は、目的地を入力するもので、経路探索手段は、目的地及びアクセスポイントの設置位置情報に基づいて目的地までの経路を探索するものである。この場合の端末機は、探索した経路情報を地図記憶手段に送信し、この経路を含む分割地図ファイルを地図記憶手段からダウンロードする。
本願発明の地図ファイル取得システムは、目的地入力手段を具備する端末機を備えたものとすることもできる。この場合の端末機は、入力した目的地情報を地図記憶手段に送信し、当該目的地を含む分割地図ファイルを地図記憶手段からダウンロードする。
本願発明の地図ファイル取得システムは、目的地記憶手段と目的地候補案内手段をさらに備えたものとすることもできる。目的地記憶手段は、目的地入力手段で入力された目的地とその入力順序を記憶するもので、目的地候補案内手段は、入力された目的地に基づいて次の目的地候補を案内するものである。目的地候補案内手段は、目的地入力手段で目的地を入力すると、記憶された目的地と入力順序に基づいて次の目的地候補を検索し、その目的地候補を端末機に案内するものである。
本願発明の地図ファイル取得システムは、目的地記憶手段と目的地候補検索手段をさらに備えたものとすることもできる。目的地記憶手段は、目的地入力手段で入力された目的地とその入力順序を記憶するもので、目的地候補検索手段は、入力された目的地に基づいて次の目的地候補を検索するものである。目的地候補検索手段は、目的地入力手段で目的地を入力すると、記憶された目的地と入力順序に基づいて次の目的地候補を検索し、その目的地候補を含む分割地図ファイルを地図記憶手段からダウンロードするものである。
本願発明の地図ファイル取得システムは、大小異なる2種類以上の縮尺の分割地図ファイルを記憶する地図記憶手段を備えたものとすることもできる。この場合の端末機は、接続点識別子(又は設置位置情報)に対応する複数種類の縮尺の分割地図ファイルを、地図記憶手段からダウンロードする。
本願発明の地図ファイル取得システムは、さらに特徴を備えた端末機を備えたものとすることもできる。この場合の端末機は、接続点識別子(又は設置位置情報)に対応する分割地図ファイルと、分割地図ファイルに対してあらかじめ設定された周辺の分割地図ファイルを地図記憶手段からダウンロードする。
本願発明の地図ファイル取得システムには、次のような効果がある。
(1)特殊な機器やアプリケーションを必要とせず、比較的容易に概略の現在地を把握することができ、さらに現在地周辺の地図を取得することができる。
(2)地図ファイルをダウンロードすることで、移動中、アクセスポイントに接続できない状況でも地図を確認することができる。
(3)目的地入力手段と経路探索手段を具備することにより、目的地までの必要な地図ファイルを取得することができるので、不案内な土地でも確実に目的地まで移動することができる。
本願発明の地図ファイル取得システムの主な処理の流れを示すフロー図。 本願発明の地図ファイル取得システム100の基本的な構成を示すブロック図。 ユーザの現在地付近の分割地図ファイルを取得する状況を示す説明図。 現在地付近の分割地図の周辺の分割地図を示す説明図。 小縮尺の地図を示す説明図。 移動したユーザが、異なる場所の分割地図ファイルを取得する状況を示す説明図。 目的地入力手段を備えた地図ファイル取得システムの主な処理の流れを示すフロー図。 目的地入力手段を備えた地図ファイル取得システムの構成を示すブロック図。 表示された地図上の点を指定して目的地を入力した状態を示す説明図。 経路探索手段によって探索された経路を含む複数の分割地図ファイルを示す説明図。
本願発明の地図ファイル取得システムの実施形態の一例を、図1に示す流れに沿って説明する。図1は、本願発明の地図ファイル取得システムの主な処理の流れを示すフロー図である。なお、ここでは便宜上、iPad(登録商標)といったタブレット型端末やスマートフォン、あるいはPDAなど(以下、これらを総称して「携帯型端末機」という。)を持つ者(以下、「ユーザ」という。)が、目的地まで移動する場合を例に説明する。
ユーザが無線アクセスポイントに近づくと、携帯型端末機はその無線アクセスポイントに接続される(Step10)。図2は、本願発明の地図ファイル取得システム100の基本的な構成を示すブロック図である。この図では、地図ファイル取得システム100を構成する携帯型端末機101が、無線アクセスポイント200と接続している。なお、無線アクセスポイント200としては、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の無線LANのほか、WiMAX(登録商標)やZIGBEE(登録商標)などが挙げられる。
ところで、携帯型端末機101と接続可能な無線アクセスポイント200は、一つだけとは限らない。ここでは、無線アクセスポイント200の設置位置をユーザの現在地とみなすわけであるから、接続可能な複数の無線アクセスポイント200がある場合、ユーザから最も近くに設置された無線アクセスポイント200に接続するとよい。しかしながら、ユーザ位置と各々の無線アクセスポイント200との距離は得られていない。そこで、各々の無線アクセスポイント200からの受信信号の強度(レベル)を比較し、受信レベルが最も高いものを最も近い無線アクセスポイント200と推定する。この場合、携帯型端末機101が具備する無線アクセスポイント選択手段により、最高の受信レベルを自動抽出し、その受信レベルに対応する無線アクセスポイント200と接続することができる。あるいは、各々の受信レベルを携帯型端末機101に一覧表示し、そのうちの一つをユーザが指定することで、所望の無線アクセスポイント200と接続することもできる。
携帯型端末機101が無線アクセスポイント200に接続されると、図2に示すように、携帯型端末機101は無線アクセスポイント200の接続点識別子を取得する(Step20)。この接続点識別子は、無線アクセスポイント200固有のもので、MACアドレスやSSIDなどを例示することができる。
携帯型端末機101が無線アクセスポイント200の接続点識別子を取得すると、その接続点識別子に対応する「アクセスポイントの設置位置情報」を、接続点情報記憶手段102に問い合わせる(Step30)。接続点情報記憶手段102には、無線アクセスポイント200の接続点識別子とその設置位置情報(つまり、接続点情報)を対応付けた表(テーブル)が格納されており、携帯型端末機101又は接続点情報記憶手段102、あるいは他のデバイスが具備する制御手段が、接続点識別子を基に対応する無線アクセスポイント200の設置位置情報を選出し、携帯型端末機101に取得させる(Step40)。
携帯型端末機101が無線アクセスポイント200の設置位置情報を取得すると、その設置位置情報に対応する「分割地図ファイル」を、地図記憶手段103に問い合わせる(Step50)。ここで分割地図ファイルについて説明する。図3は、ユーザの現在地付近の分割地図ファイルを取得する状況を示す説明図である。この図に示すように、所定範囲を複数に平面分割(この図では16分割)した結果得られる図が分割地図であり、コンピュータで処理可能な形式としたものが分割地図ファイルである。
地図記憶手段103には、設置位置情報と分割地図ファイルを対応付けた表(テーブル)が格納されており、携帯型端末機101又は地図記憶手段103、あるいは他のデバイスが具備する制御手段が、設置位置情報を基に対応する分割地図ファイルを選出し、携帯型端末機101にダウンロードさせる(Step60)。図3では、ユーザがA地点にある無線アクセスポイント200と接続し、その場所を含む分割地図ファイルMs11を取得している。
ここまで、接続点識別子を基に設置位置情報を取得し(Step30〜Step40)、設置位置情報を手がかりとして分割地図ファイルを取得するケースを説明したが、これに限らず、接続点識別子を手がかりとして直接、分割地図ファイルを取得することもできる。すなわち、携帯型端末機101が無線アクセスポイント200に接続され(Step10)、接続点識別子を取得すると(Step20)、その接続点識別子に対応する分割地図ファイルを地図記憶手段103に問い合わせ(Step50)、所定の分割地図ファイルをダウンロードするわけである。この場合、地図記憶手段103には、接続点識別子と分割地図ファイルを対応付けた表(テーブル)が格納される。
現在地付近の分割地図ファイルが携帯型端末機101にダウンロードされると、この分割地図ファイルは携帯型端末機101が具備する記憶手段に記憶され、ディスプレイなどの表示手段に表示される(Step70)。このとき、図3に示すように現在地付近の分割地図ファイルひとつをダウンロードすることもできるが、図4に示すように周辺の分割地図ファイルも合わせてダウンロードすることもできる。図4では、現在地付近の分割地図ファイルMs11と、その周辺の分割地図ファイルMs12、Ms21、Ms22をダウンロードしている。なおこの場合、それぞれの分割地図ファイルに対して、合わせてダウンロードする周辺の分割地図ファイルをあらかじめ設定しておくとよい。
また、ダウンロードする分割地図ファイルは1つの縮尺のものに限らず、2種類以上の縮尺の分割地図ファイルをダウンロードすることもできる。図5に示す分割地図は、例えば1/1,000の縮尺であり、広範囲の情報を有する反面、詳細な情報は得られない。一方、図3に示す分割地図は、例えば1/500の縮尺であり、詳細な情報が得られるものの、その範囲は限定的である。これら、小縮尺(1/1,000)と大縮尺(1/500)の両方の分割地図ファイルがダウンロードできれば、広範囲を確認できるうえ詳細な情報も得られて好適となる。この場合、地図記憶手段103には、同じ場所に対して大小異なる2種類以上の縮尺の分割地図ファイルが格納される。
現在地付近や周辺の分割地図ファイルがダウンロードされ、さらには携帯型端末機101の記憶手段に記憶されると、その情報を頼りにユーザは移動することができる。移動中、無線アクセスポイント200との接続が途切れたとしても、携帯型端末機101には既に分割地図ファイルが格納されているので、常にその情報を確認することができるわけである。移動を続け、異なる場所の無線アクセスポイント200に接続できるようになると、図1のStep10〜Step70が繰り返され、異なる場所の分割地図ファイルがダウンロードされる。図6では、B地点付近まで移動したユーザが、その付近の分割地図ファイルMs33を取得している。
移動するたびにダウンロードした分割地図ファイルを記憶していくと、携帯型端末機101の記憶手段の容量が不足することも考えられる。そこで、携帯型端末機101のキャッシュ容量を超える程度に分割地図ファイルが記憶されると、古い分割地図ファイルから順に削除するよう携帯型端末機101を設定しておくとよい。
本願発明の地図ファイル取得システム100は、指定した目的地周辺の地図をダウンロードする仕組みを、取り入れることもできる。図7は、目的地入力手段を備えた地図ファイル取得システム100の主な処理の流れを示すフロー図で、図8は、その主な構成を示すブロック図である。以下、目的地を指定する仕組みについて説明する。
ユーザが無線アクセスポイント200に近づき、これに携帯型端末機が接続すると(Step10)、ユーザは当面の移動先である目的地を指定する(Step80)。目的地の指定は、携帯型端末機101が具備する目的地入力手段を使用して行い、その手法としては、リストから所望の店舗を選択したり、携帯型端末機101の表示手段に表示された地図上の点を指定したり、従来から行われてきた種々の手法を採用することができる。図9は、表示された地図上の点を指定して目的地を入力した状態を示す説明図である。そして、目的地が入力されると、その地点の座標(緯度・経度)など位置情報を取得する(Step90)。
本願発明の地図ファイル取得システム100は、図8に示すように、入力した目的地を記憶する目的地記憶手段104を設けることもできる。通常、「A地点移動後にはB地点に向かい、その後C地点で食事を取る」といったように、移動中には複数の目的地が設定される。つまり、ひとつの行程(例えば、所定時間内の移動)において、目的地入力手段によって入力される目的地の数は複数個に及ぶわけである。この目的地と、目的地の入力順序(A地点の後はB地点など)を、目的地記憶手段104に記憶させておけば、次回からは目的地の候補(1又は2以上)を提示し、あるいは当該目的地候補を含む分割地図ファイルをダウンロードすることができる。
例えば、図8に示す目的地候補案内手段が、入力された目的地(あるいは推定されたユーザの現在地)に応じて、当該目的地の次に入力された過去の履歴を目的地記憶手段104から検索し、入力回数が多い順に「目的地候補」としてリスト表示することができる。その他、目的地候補案内手段は、接続した無線アクセスポイント200(つまりユーザの現在地)に近い(例えば、所定範囲内にある)無線アクセスポイント200を目的地候補として提示することもできる。この場合、入力された目的地に関係なく近傍の無線アクセスポイント200を目的地候補とすることもできるし、入力された目的地に基づいて(例えば、その方向にある)無線アクセスポイント200を目的地候補とすることもできる。
あるいは、図8に示す目的地候補検索手段が、入力された目的地(あるいは推定されたユーザの現在地)に応じて、当該目的地の次に入力された過去の履歴を目的地記憶手段104から検索し、入力回数が多い「目的地候補」を抽出するとともに、この目的地候補を含む分割地図ファイルを、地図記憶手段103から携帯型端末機101にダウンロードさせる。
携帯型端末機101が、接続した無線アクセスポイント200の設置位置情報を取得し(Step40)、さらに目的地の位置情報を取得すると(Step90)、これらを起点・終点として経路探索を行う(Step100)。この経路探索を行うのは、携帯型端末機101に具備される経路探索手段である(図8)。このとき、あらかじめ整備された道路や通路などの情報に基づいて、起点・終点を結ぶ「経路」を選定するとよい。
携帯型端末機101が経路探索手段によって経路を探索すると、その経路を含む分割地図ファイルを地図記憶手段103に問い合わせ(Step50)、該当する分割地図ファイルをダウンロードし(Step60)、表示手段に表示させる(Step70)。この場合、図10に示すように複数の分割地図ファイル(図では、Ms12、Ms13、Ms23、Ms33、Ms34)がダウンロードされることがある。図10は、経路探索手段によって探索された経路を含む複数の分割地図ファイルを示す説明図である。
ここまでは、探索された経路を含む複数の分割地図ファイルがダウンロードされる場合について説明したが、図9にも示すように単に入力された目的地を含む分割地図ファイルのみをダウンロードすることとし、途中の分割地図ファイルはダウンロードしない仕組みとすることもできる。したがってこの場合は、携帯型端末機101が必ずしも路探索手段を備える必要はない。
本願発明の地図ファイル取得システムは、屋内に限らず屋外の広い範囲でも利用可能である。携帯型の端末機を有する様々な者にとって有効に利用でき、特にその土地に不案内な者、例えば外国人観光客等が利用する場合、より効果的となる。
100 地図ファイル取得システム
101 携帯型端末機
102 接続点情報記憶手段
103 地図記憶手段
104 目的地記憶手段
200 無線アクセスポイント

Claims (8)

  1. 所定範囲を平面分割した複数の分割地図ファイルを記憶する地図記憶手段と、
    アクセスポイントに接続可能な端末機と、を備え、
    前記端末機は、前記アクセスポイントに接続すると、当該アクセスポイントを特定する接続点識別子を取得し、さらに、該接続点識別子を前記地図記憶手段に送信するとともに、該接続点識別子に対応する前記分割地図ファイルを前記地図記憶手段からダウンロードする、ことを特徴とする地図ファイル取得システム。
  2. 所定範囲を平面分割した複数の分割地図ファイルを記憶する地図記憶手段と、
    アクセスポイントに接続可能な端末機と、
    前記アクセスポイントを特定する接続点識別子、及びアクセスポイントの設置位置情報を含む接続点情報を、記憶する接続点情報記憶手段と、を備え、
    前記端末機は、前記アクセスポイントに接続すると、当該アクセスポイントに係る前記接続点識別子を取得するとともに、該接続点識別子を前記接続点情報記憶手段に送信して、アクセスポイントの前記設置位置情報を取得し、
    さらに、前記端末機は、取得した前記設置位置情報を前記地図記憶手段に送信するとともに、該設置位置情報に対応する前記分割地図ファイルを前記地図記憶手段からダウンロードする、ことを特徴とする地図ファイル取得システム。
  3. 前記端末機は、目的地を入力する目的地入力手段と、該目的地及び前記アクセスポイントの設置位置情報に基づいて目的地までの経路を探索する経路探索手段と、を具備し、
    さらに、前記端末機は、探索した経路情報を前記地図記憶手段に送信するとともに、当該経路を含む前記分割地図ファイルを前記地図記憶手段からダウンロードする、ことを特徴とする請求項2記載の地図ファイル取得システム。
  4. 前記端末機は、目的地を入力する目的地入力手段を具備するとともに、入力した目的地情報を前記地図記憶手段に送信し、当該目的地を含む前記分割地図ファイルを前記地図記憶手段からダウンロードする、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の地図ファイル取得システム。
  5. 前記目的地入力手段で入力された目的地、及び入力された順序を記憶する目的地記憶手段と、
    入力された前記目的地に基づいて、次の目的地候補を案内する目的地候補案内手段と、をさらに備え、
    前記目的地候補案内手段は、前記目的地入力手段で目的地を入力すると、記憶された目的地と入力順序に基づいて次の目的地候補を検索するとともに、該目的地候補を前記端末機に案内する、ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の地図ファイル取得システム。
  6. 前記目的地入力手段で入力された目的地、及び入力された順序を記憶する目的地記憶手段と、
    入力された前記目的地に基づいて、次の目的地候補を検索する目的地候補検索手段と、をさらに備え、
    前記目的地候補検索手段は、前記目的地入力手段で目的地を入力すると、記憶された目的地と入力順序に基づいて次の目的地候補を検索するとともに、該目的地候補を含む前記分割地図ファイルを前記地図記憶手段からダウンロードする、ことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の地図ファイル取得システム。
  7. 前記地図記憶手段は、大小異なる2種類以上の縮尺の前記分割地図ファイルを記憶し、
    前記端末機は、前記接続点識別子又は前記設置位置情報に対応する、複数種類の縮尺の前記分割地図ファイルを前記地図記憶手段からダウンロードする、ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の地図ファイル取得システム。
  8. 前記端末機は、前記接続点識別子又は前記設置位置情報に対応する前記分割地図ファイル、及び分割地図ファイルに対してあらかじめ設定された周辺の分割地図ファイルを前記地図記憶手段からダウンロードする、ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の地図ファイル取得システム。
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