JP2016080081A - シフト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の機会にシフト体を所定シフト位置に移動させる。【解決手段】シフトレバー装置10では、エンジンスタートストップスイッチが操作された際に、復帰リンク32が、前側に回動されて、レバー14のディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに係合不能にする。このため、ディテントピン18がディテント溝20Aに係止されてディテントプレート20がレバー14の回動を規制することを防止でき、復帰リンク32がレバー14を「P」位置まで回動させることができる。【選択図】図1
Description
本発明は、シフト体がシフト位置間で移動されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載のシフトレバー装置では、シフトレバーのディテントプレートが規制リンクに係止されることで、シフトレバーの例えば「R」シフト位置から「P」シフト位置への移動が規制される。
ここで、このようなシフトレバー装置では、所定の機会にシフトレバーを例えば「R」シフト位置から「P」シフト位置に移動させることができることが望まれている。
本発明は、上記事実を考慮し、所定の機会にシフト体を所定シフト位置に移動させることができるシフト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシフト装置は、シフト位置間で移動可能にされるシフト体と、前記シフト体の移動を規制する規制手段と、所定の機会に前記規制手段による前記シフト体の移動の規制を解除して前記シフト体を所定シフト位置に移動させる移動手段と、を備えている。
請求項2に記載のシフト装置は、請求項1に記載のシフト装置において、前記シフト体をシフト位置に保持すると共に、前記移動手段が前記シフト体のシフト位置への保持を解除して前記シフト体を所定シフト位置に移動させる保持手段を備えている。
請求項3に記載のシフト装置は、請求項2に記載のシフト装置において、前記移動手段が前記規制手段による前記シフト体の移動の規制を解除した後に前記保持手段による前記シフト体のシフト位置への保持を解除して前記シフト体を所定シフト位置に移動させる。
請求項4に記載のシフト装置は、請求項2又は請求項3に記載のシフト装置において、前記移動手段が前記シフト体を所定シフト位置に移動させた際に前記保持手段が前記シフト体を所定シフト位置に保持した後に前記規制手段が前記シフト体の移動を規制する。
請求項5に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のシフト装置において、前記移動手段に設けられ、前記移動手段が前記シフト体に移動力を伝達して前記シフト体を所定シフト位置に移動させる際に前記シフト体の移動が制限された場合に前記移動手段の前記シフト体への移動力の伝達を制限する制限手段を備えている。
請求項6に記載のシフト装置は、請求項2〜請求項5の何れか1項に記載のシフト装置において、前記規制手段に設けられると共に、前記シフト体及び車体側の一方に配置され、変位されることで前記規制手段による前記シフト体の移動の規制が解除される規制部材と、前記保持手段に設けられると共に、前記シフト体及び車体側の一方に配置され、変位されることで前記保持手段による前記シフト体のシフト位置への保持が解除される保持部材と、を備えている。
請求項1に記載のシフト装置では、シフト体がシフト位置間で移動可能にされており、規制手段がシフト体の移動を規制する。
ここで、所定の機会に、移動手段が、規制手段によるシフト体の移動の規制を解除して、シフト体を所定シフト位置に移動させる。このため、所定の機会にシフト体を所定シフト位置に移動させることができる。
請求項2に記載のシフト装置では、保持手段がシフト体をシフト位置に保持する。
ここで、移動手段が、シフト体のシフト位置への保持を解除して、シフト体を所定シフト位置に移動させる。このため、シフト体を所定シフト位置にスムーズに移動させることができる。
請求項3に記載のシフト装置では、移動手段が、規制手段によるシフト体の移動の規制を解除した後に、保持手段によるシフト体のシフト位置への保持を解除して、シフト体を所定シフト位置に移動させる。このため、保持手段がシフト体をシフト位置に保持した状態で、移動手段が規制手段によるシフト体の移動の規制を解除する。これにより、移動手段が規制手段によるシフト体の移動の規制を適切に解除できる。
請求項4に記載のシフト装置では、移動手段が、シフト体を所定シフト位置に移動させた際に、保持手段がシフト体を所定シフト位置に保持した後に、規制手段がシフト体の移動を規制する。このため、保持手段がシフト体を所定シフト位置に保持した状態で、規制手段がシフト体の移動を規制する。これにより、規制手段がシフト体の移動を適切に規制できる。
請求項5に記載のシフト装置では、移動手段に制限手段が設けられており、移動手段がシフト体に移動力を伝達してシフト体を所定シフト位置に移動させる際に、シフト体の移動が制限された場合に、移動手段のシフト体への移動力の伝達を制限手段が制限する。このため、移動手段に負荷が掛かることを抑制できる。
請求項6に記載のシフト装置では、規制手段に設けられる規制部材が変位されることで、規制手段によるシフト体の移動の規制が解除される。さらに、保持手段に設けられる保持部材が変位されることで、保持手段によるシフト体のシフト位置への保持が解除される。
ここで、規制部材及び保持部材がシフト体及び車体側の一方に配置されている。このため、シフト体が移動されても、規制部材と保持部材との距離の変動を抑制でき、規制手段によるシフト体の移動の規制及び保持手段によるシフト体のシフト位置への保持を解除する移動手段の構成を簡単にできる。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置10が左方から見た側面図にて示されている。なお、図面では、シフトレバー装置10の前方を矢印FRで示し、シフトレバー装置10の左方を矢印LHで示し、シフトレバー装置10の上方を矢印UPで示す。
図1には、本発明の第1実施形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置10が左方から見た側面図にて示されている。なお、図面では、シフトレバー装置10の前方を矢印FRで示し、シフトレバー装置10の左方を矢印LHで示し、シフトレバー装置10の上方を矢印UPで示す。
本実施形態に係るシフトレバー装置10は、所謂ストレート式かつバイワイヤ式のものにされている。シフトレバー装置10は、フロア式のものにされて、車両(自動車)の運転席(図示省略)の車幅方向内側における車室の床部に設置されており、シフトレバー装置10の前方、左方及び上方は、車両の前方、左方及び上方に向けられている。
シフトレバー装置10には、車体側である直方体形箱状のハウジング(図示省略)が設けられており、ハウジングは、車室の床部に固定されている。
図1に示す如く、ハウジング内の下端には、円柱状の支持軸12が支持されており、支持軸12の中心軸線は、左右方向に平行に配置されている。
支持軸12には、シフト体としての略棒状のレバー14の下端(基端)が支持されており、レバー14は、支持軸12を中心軸として前後方向(所定方向)に回動(移動)可能にされている。レバー14は、ハウジングの上壁に回動可能に貫通されており、レバー14は、上端部(先端部)において、運転席に着座する乗員(特に運転手)が回動操作可能にされている。レバー14は、前後方向に所定範囲で回動可能にされて、シフト位置を変更可能にされており、レバー14は、前側から後側に向けて、所定シフト位置としての「P」位置(パーキング位置)、「R」位置(リバース位置)、「N」位置(ニュートラル位置)、「D」位置(ドライブ位置)に配置可能にされている。
ハウジング内には、シフト検出手段としてのシフトセンサ(図示省略)が設けられており、シフトセンサは、レバー14の回動位置を検出して、レバー14のシフト位置を検出する。シフトセンサは、車両の制御装置(図示省略)に電気的に接続されると共に、制御装置には、車両の自動変速機(図示省略)が電気的に接続されており、レバー14のシフト位置が変更されることで、制御装置の制御により自動変速機がレバー14のシフト位置に対応するシフトレンジ(「P」レンジ(パーキングレンジ)、「R」レンジ(リバースレンジ)、「N」レンジ(ニュートラルレンジ)、「D」レンジ(ドライブレンジ))に変更される。
制御装置には、操作部としてのエンジンスタートストップスイッチ(図示省略)が電気的に接続されており、さらに、制御装置には、車両のエンジン(図示省略)が電気的に接続されている。エンジンが停止された状態で、乗員によってエンジンスタートストップスイッチが操作された際には、エンジンが始動される。一方、エンジンが駆動された状態で、乗員によってエンジンスタートストップスイッチが操作された際には、エンジンが停止される。
レバー14の上端部には、解除部としてのボタン(図示省略)が設けられており、ボタンは、乗員が操作可能にされている。
シフトレバー装置10には、規制手段としての規制機構16が設けられており、規制機構16は、ハウジング内に配置されている。
規制機構16では、レバー14の下側部分に、規制部材としての棒状のディテントピン18が設けられており、ディテントピン18は、レバー14を左右方向に貫通されると共に、レバー14の長手方向に変位可能にされている。レバー14内には、規制付勢手段としての規制スプリング(図示省略)が設けられており、規制スプリングは、ディテントピン18を上側(レバー14の上側)に付勢している。ディテントピン18は、レバー14のボタンに機械的に接続されており、ディテントピン18は、ボタンが操作されることで、ディテントピン18が規制スプリングの付勢力に抗して下側(レバー14の下側)に変位される。
ハウジング内には、規制体としての板状のディテントプレート20が固定されており、ディテントプレート20は、レバー14の下側部分の左側及び右側の少なくとも一方に配置されている。ディテントプレート20には、所定形状のディテント溝20Aが形成されており、ディテント溝20Aは、ディテントプレート20の下側に開放されている。ディテント溝20Aの下側には、ディテントピン18が配置されており、ディテント溝20Aには、ディテントピン18が規制スプリングの付勢力によって係合されている。
レバー14が回動される際に、ディテントピン18がディテント溝20Aに係止される場合には、ディテントプレート20がレバー14の回動を規制(係止)可能にされており、ディテントプレート20は、例えば、レバー14の「D」位置から「N」位置への回動、「N」位置から「R」位置への回動、「R」位置から「P」位置への回動及び「P」位置から「R」位置への回動を規制する。
一方、レバー14が回動される際に、ボタンが操作されてディテントピン18が下側に変位された場合には、ディテントピン18がディテントプレート20の下側に変位されてディテント溝20Aに係合されないことで、ディテントプレート20がレバー14の回動を許容する。
シフトレバー装置10には、保持手段としての節度機構22が設けられており、節度機構22は、ハウジング内に配置されている。
節度機構22では、レバー14の下側部分に、ディテントピン18の後側において、保持部材としての断面L字状の節度リンク24が設けられており、節度リンク24は、基端部においてレバー14に回動可能に支持されると共に、先端側部分が下側に延出されている。節度リンク24とレバー14との間には、保持付勢手段としての節度スプリング26(捩りコイルスプリング)が掛渡されており、節度スプリング26は、節度リンク24を下側(レバー14の下側)に付勢している。
ハウジング内には、保持体としての板状の節度プレート28が固定されており、節度プレート28は、ディテントプレート20の後側において、レバー14の下側部分の左側及び右側の少なくとも一方に配置されている。節度プレート28には、複数の凹部28Aが形成されており、凹部28Aは、節度プレート28の上側に開放されている。節度プレート28には、凹部28A間において、凸部28Bが形成されており、凸部28Bは、断面略三角形状にされている。節度プレート28の上側には、節度リンク24が配置されており、凹部28A及び凸部28Bには、節度リンク24の先端部が節度スプリング26の付勢力によって係合される。
節度リンク24の先端部が節度スプリング26の付勢力によって凹部28Aに係合される際には、レバー14の回動が制限されて、レバー14がシフト位置に保持される。レバー14がシフト位置間を回動操作される際には、節度リンク24の先端部が節度スプリング26の付勢力に抗して凸部28Bを乗越えることで、レバー14の回動操作に節度感が作用される。
シフトレバー装置10には、移動手段としての復帰機構30が設けられており、復帰機構30は、ハウジング内に配置されている。
復帰機構30には、移動部材としての復帰リンク32が設けられており、復帰リンク32は、下端(基端)において支持軸12に支持されて、支持軸12を中心軸として前後方向に回動(移動)可能にされている。
復帰リンク32の前側上部(先端部)には、規制解除手段としての第1解除部34が設けられている。第1解除部34の下側面には、第1解除面34Aが設けられており、第1解除面34Aは、復帰リンク32の後側への回動周方向へ向かうに従い復帰リンク32の回動径方向内側へ向かう方向に傾斜されている。第1解除部34の下側面には、第1解除面34Aの下側かつ後側において、第1維持面34Bが設けられており、第1維持面34Bは、ほぼ復帰リンク32の回動周方向に沿って配置されている。
復帰リンク32の後側上部には、保持解除手段としての第2解除部36が設けられている。第2解除部36の上側面には、第2解除面36Aが設けられており、第2解除面36Aは、復帰リンク32の後側への回動周方向へ向かうに従い復帰リンク32の回動径方向外側へ向かう方向に傾斜されている。第2解除部36の上側面には、第2解除面36Aの上側かつ後側において、第2維持面36Bが設けられており、第2維持面36Bは、ほぼ復帰リンク32の回動周方向に沿って配置されている。
復帰リンク32の上下方向中間部には、ギア面38が形成されており、ギア面38には、キア歯が復帰リンク32の回動周方向に沿って複数形成されている。
図6に示す如く、復帰リンク32の左側には、駆動手段としてのモータ40が設けられており、モータ40は、ハウジング内に固定されている。モータ40は、制御装置に電気的に接続されており、モータ40は、制御装置の制御によって駆動される。モータ40の出力軸には、ウォーム42が同軸上に固定されており、モータ40が駆動されることで、ウォーム42が回転される。
ウォーム42の側方には、ギアシャフト44が設けられており、ギアシャフト44は、ハウジング内に回転可能に支持されている。ギアシャフト44の一側部分には、ウォームホイール部44Aが同軸上に設けられており、ギアシャフト44の他側部分には、ウォーム部44Bが同軸上に設けられている。ウォームホイール部44Aは、ウォーム42に噛合されており、ウォーム42が回転されることで、ギアシャフト44(ウォームホイール部44A及びウォーム部44B)が回転される。
ウォーム部44Bの側方には、略円柱状の回転軸46が設けられており、回転軸46は、ハウジング内に回転可能に支持されて、軸方向が左右方向に平行に配置されている。
回転軸46には、制限手段を構成する回転部材としてのウォームホイール48が同軸上に設けられており、ウォームホイール48には、ギアシャフト44のウォーム部44Bが噛合されている。ウォームホイール48は、回転軸46に対し、回転可能にされると共に、右方への移動が係止されている。ウォームホイール48の左面には、断面台形状の係合凹部48Aが複数形成されており、複数の係合凹部48Aは、ウォームホイール48の周方向に等間隔に配置されている。
回転軸46には、ウォームホイール48の左側において、制限手段を構成する係合部材としてのクラッチ50が同軸上に設けられており、クラッチ50は、回転軸46に対し、左右方向に移動可能にされると共に、相対回転が係止されている(一体回転可能にされている)。クラッチ50の右面には、断面台形状の係合凸部50Aが複数形成されており、複数の係合凸部50Aは、ウォームホイール48の周方向に等間隔に配置されている。
回転軸46には、クラッチ50の左側において、制限手段を構成する係合手段としてのクラッチスプリング52(圧縮コイルスプリング)が同軸上に設けられており、クラッチスプリング52は、クラッチ50を右方に付勢している。このため、クラッチスプリング52の付勢力によって、クラッチ50の係合凸部50Aがウォームホイール48の係合凹部48Aに係合(嵌合)されており、ウォームホイール48は、クラッチ50と一体回転可能にされている。これにより、ギアシャフト44が回転されることで、ウォームホイール48、クラッチ50、回転軸46及びクラッチスプリング52が一体回転される。
回転軸46には、ウォームホイール48の右側において、平歯ギ54が同軸上に設けられており、平歯ギ54は、回転軸46と一体回転可能にされている。平歯ギ54は、復帰リンク32(図1参照)のギア面38(キア歯)に噛合されており、平歯ギ54が回転されることで、復帰リンク32が回動される。
図1に示す如く、復帰リンク32の後側には、初期検出手段としての初期センサ56が設けられており、初期センサ56は、ハウジング内に固定されている。初期センサ56は、復帰リンク32が初期位置に配置されることを検出可能にされており、初期センサ56は、制御装置に電気的に接続されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフトレバー装置10では、レバー14が「P」位置以外のシフト位置(「R」位置、「N」位置又は「D」位置)に配置された状態(レバー14のシフト位置が「P」位置以外であることをシフトセンサが検出した状態)で、エンジンスタートストップスイッチが操作されてエンジンが停止された際には、制御装置の制御によって、自動変速機のシフトレンジが「P」レンジに変更される。さらに、この自動変速機のシフトレンジが「P」レンジに変更された状態は、次にエンジンスタートストップスイッチが操作されてエンジンが始動された後にレバー14が「P」位置以外のシフト位置に回動操作されるまで(レバー14のシフト位置が「P」位置以外に変更されたことをシフトセンサが検出するまで)、維持される。このため、エンジンスタートストップスイッチが操作された際には、常に、自動変速機のシフトレンジが「P」レンジにされる。
レバー14が「P」位置以外のシフト位置に配置された状態で、エンジンスタートストップスイッチが操作された際(エンジンが停止及び始動の少なくとも一方を行われた際である所定の機会)には、制御装置の制御によって、モータ40が正駆動されることで、ウォーム42、ギアシャフト44、ウォームホイール48、クラッチ50、回転軸46(クラッチスプリング52を含む)及び平歯ギ54が正回転されて、復帰リンク32が前側に回動される。
このため、図2に示す如く、復帰リンク32の第1解除部34が、第1解除面34Aにおいてレバー14のディテントピン18を規制スプリングの付勢力に抗してディテントプレート20の下側に変位させて、第1維持面34Bにおいてディテントピン18をディテントプレート20の下側に変位させた状態を維持する。このため、ディテントピン18がディテントプレート20のディテント溝20Aに係合不能にされる。
その後、図3に示す如く、復帰リンク32の第2解除部36が、第2解除面36Aにおいてレバー14の節度リンク24を節度スプリング26の付勢力に抗して節度プレート28の上側に変位させて、第2維持面36Bにおいて節度リンク24を節度プレート28の上側に変位させた状態を維持する。このため、節度リンク24の先端部が節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合不能にされる。
次に、図4に示す如く、復帰リンク32が、レバー14の下側部分に後側から当接されて、レバー14を前側に回動させる。さらに、復帰リンク32がレバー14を「P」位置まで回動させた際(レバー14のシフト位置が「P」位置に変更されたことをシフトセンサが検出した際)には、制御装置の制御によって、モータ40が逆駆動されることで、ウォーム42、ギアシャフト44、ウォームホイール48、クラッチ50、回転軸46(クラッチスプリング52を含む)及び平歯ギ54が逆回転されて、復帰リンク32が後側に回動される。
このため、図5に示す如く、復帰リンク32の第2解除部36が、第2維持面36Bにおいて節度リンク24を節度プレート28の上側に変位させた状態の維持を解除して、第2解除面36Aにおいて節度リンク24の下側への変位を許容する。これにより、節度リンク24が節度スプリング26の付勢力によって下側に変位されて、節度リンク24の先端部が節度プレート28の凹部28Aに係合される。
その後、復帰リンク32の第1解除部34が、第1維持面34Bにおいてディテントピン18をディテントプレート20の下側に変位させた状態の維持を解除して、第1解除面34Aにおいてディテントピン18の上側への変位を許容する。これにより、ディテントピン18が、規制スプリングの付勢力によって上側に変位されて、ディテントプレート20のディテント溝20Aに係合可能にされる。
復帰リンク32が初期位置まで回動された際(復帰リンク32が初期位置に配置されたことを初期センサ56が検出した際)には、制御装置の制御によって、モータ40の逆駆動が停止される。
ここで、上述の如く、エンジンスタートストップスイッチが操作された際には、復帰リンク32が前側に回動されることで、復帰リンク32の第1解除部34がディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに係合不能にする。このため、ディテントピン18がディテント溝20Aに係止されてディテントプレート20がレバー14の回動を規制することを防止でき、復帰リンク32がレバー14を「P」位置まで回動させることができる。これにより、エンジンスタートストップスイッチが操作された際に、レバー14を「P」位置に配置(復帰)でき、レバー14のシフト位置と自動変速機のシフトレンジとを一致させることができる。
さらに、上述の如く、エンジンスタートストップスイッチが操作された際には、復帰リンク32が前側に回動されることで、復帰リンク32の第2解除部36が節度リンク24の先端部を節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合不能にする。このため、節度リンク24の先端部が節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合してレバー14のの回動に節度感が作用することを防止でき、復帰リンク32がレバー14を「P」位置まで一定速度でスムーズに回動させることができる。
また、上述の如く、モータ40が正駆動されて、復帰リンク32が前側に回動される際には、復帰リンク32の第1解除部34がディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに係合不能にした後に、復帰リンク32の第2解除部36が節度リンク24の先端部を節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合不能にする。このため、節度リンク24の先端部が節度リンク24の凹部28Aに係合されてレバー14がシフト位置に保持された状態で、復帰リンク32の第1解除部34がディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに係合不能にする。これにより、復帰リンク32の第1解除部34が適切にディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに係合不能にできる。
さらに、上述の如く、モータ40が逆駆動されて、復帰リンク32が後側に回動される際には、復帰リンク32の第2解除部36が節度リンク24の先端部を節度プレート28の凹部28Aに係合させた後に、復帰リンク32の第1解除部34がディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに係合可能にする。このため、節度リンク24の先端部が節度リンク24の凹部28Aに係合されてレバー14がシフト位置(「P」位置)に保持された状態で、復帰リンク32の第1解除部34がディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに係合可能にする。これにより、復帰リンク32の第1解除部34がディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに適切に係合可能にできる。
また、ディテントピン18及び節度リンク24がレバー14に変位可能に設けられている。このため、レバー14が回動されても、ディテントピン18と節度リンク24との距離の変動を抑制でき、ディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに係合不能及び係合可能にすると共に節度リンク24の先端部を節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合不能及び係合可能にする構成を簡単にできる。これにより、例えば、本実施形態の如く、1部品の復帰リンク32によって、ディテントピン18をディテントプレート20のディテント溝20Aに係合不能及び係合可能にできると共に、節度リンク24の先端部を節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合不能及び係合可能にでき、シフトレバー装置10を小型化できる。
さらに、モータ40の正駆動によってウォーム42、ギアシャフト44、ウォームホイール48、クラッチ50、回転軸46及び平歯ギ54が正回転されて、復帰リンク32及びレバー14が前側に回動される際に、レバー14の前側への回動が制限された場合には、クラッチスプリング52の付勢力に抗して、クラッチ50が左側に移動されて、クラッチ50における係合凸部50Aのウォームホイール48における係合凹部48Aへの係合が解除されることで、ウォームホイール48のクラッチ50に対する回転が許容される。このため、モータ40の駆動力のウォームホイール48からクラッチ50への伝達が制限されることで、ウォーム42、ギアシャフト44及びウォームホイール48が回転(空転)できて、モータ40に負荷が掛かることを抑制できる。
[第2実施形態]
図7には、本発明の第2実施形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置60が左方から見た側面図にて示されている。
図7には、本発明の第2実施形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置60が左方から見た側面図にて示されている。
本実施形態に係るシフトレバー装置60は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図7に示す如く、本実施形態に係るシフトレバー装置60では、節度機構22において、節度リンク24が基端部においてハウジング内に回動可能に支持されており、節度リンク24は、ディテントプレート20の後側に配置されると共に、ハウジングとの間に節度スプリング26が掛渡されている。節度プレート28は、レバー14の下側部分に一体に設けられており、節度プレート28は、ディテントピン18の後側に配置されている。
復帰機構30では、復帰リンク32に第1解除部34及びギア面38が設けられていない。復帰リンク32の上下方向中間部には、円柱状の第2突起32Aが一体に設けられており、第2突起32Aは、復帰リンク32から左方に突出されている。復帰リンク32は、所定範囲で回動可能にされており、復帰リンク32は、後側に付勢されている。
復帰機構30には、ディテントプレート20の左方において、移動部材を構成する規制解除手段としてのL字形板状の第1解除板62が設けられており、第1解除板62の後端部は、下側に延出されている。第1解除板62の上側部分は、復帰リンク32の回動周方向に延伸されており、第1解除板62の上側部分は、ディテントピン18の上側に配置されている。第1解除板62は、上下方向にスライド可能にされており、第1解除板62は、上側に付勢されている。第1解除板62の後端部(下側部分)には、円柱状の第1突起62Aが一体に設けられており、第1突起62Aは、第1解除板62から左方に突出されている。
復帰リンク32及び第1解除板62の左方には、操作部材としての正面視J字形箱状のカムリンク64が設けられており、カムリンク64は、内部が右側に開放されると共に、平歯ギ54に一体回転可能に支持されている。カムリンク64の一側部分には、上部の内周面において、規制操作部としての操作面64Aが設けられており、操作面64Aは、後方へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜されている。カムリンク64の他側部分の内周面には、維持操作部としての維持面64Bが設けられており、維持面64Bは、操作面64Aに連絡されると共に、カムリンク64の回転周方向に沿って湾曲されている。カムリンク64の一側部分には、下側部において、保持操作部としての操作壁64Cが設けられており、操作壁64Cは、カムリンク64の回転径方向に延伸されている。
カムリンク64の操作面64Aには、第1解除板62の第1突起62Aが第1解除板62への付勢力によって下側から当接されている。カムリンク64の他側部分には、下側かつ後側の外周面において、復帰リンク32の第2突起32Aが後側から当接されている。
初期センサ56は、第1解除板62の後側に配置されており、初期センサ56は、第1解除板62が初期位置に配置されることを検出可能にされている。
ところで、レバー14が「P」位置以外のシフト位置に配置された状態で、エンジンスタートストップスイッチが操作された際(エンジンが停止及び始動の少なくとも一方を行われた際である所定の機会)には、制御装置の制御によって、モータ40が正駆動されることで、ウォーム42、ギアシャフト44、ウォームホイール48、クラッチ50、回転軸46(クラッチスプリング52を含む)、平歯ギ54及びカムリンク64が正回転される。
このため、図8及び図9に示す如く、カムリンク64が、操作面64Aにおいて第1解除板62の第1突起62Aを下側にスライドさせて、第1解除板62を付勢力に抗して下側にスライドさせることで、第1解除板62の上側部分がレバー14のディテントピン18を規制スプリングの付勢力に抗してディテントプレート20の下側に変位させる。さらに、カムリンク64が、維持面64Bにおいて第1解除板62の第1突起62Aを下側にスライドさせた状態を維持して、第1解除板62を下側にスライドさせた状態を維持することで、第1解除板62の上側部分がディテントピン18をディテントプレート20の下側に変位させた状態を維持する。このため、ディテントピン18がディテントプレート20のディテント溝20Aに係合不能にされる。
その後、図10及び図11に示す如く、カムリンク64が、操作壁64Cにおいて復帰リンク32の第2突起32Aを前側に回動させて、復帰リンク32を付勢力に抗して前側に回動させる。このため、復帰リンク32の第2解除部36が、第2解除面36Aにおいて節度リンク24を節度スプリング26の付勢力に抗して節度プレート28の上側に変位させて、第2維持面36Bにおいて節度リンク24を節度プレート28の上側に変位させた状態を維持する。これにより、節度リンク24の先端部が節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合不能にされる。
次に、図12に示す如く、復帰リンク32が、レバー14の下側部分に後側から当接されて、レバー14を前側に回動させる。このため、レバー14が「P」位置に到達する際には、ディテントピン18が第1解除板62の上側部分を通過することで、ディテントピン18が、規制スプリングの付勢力によって上側に変位されて、ディテントプレート20のディテント溝20Aに係合可能にされる。
さらに、復帰リンク32がレバー14を「P」位置まで回動させた際(レバー14のシフト位置が「P」位置に変更されたことをシフトセンサが検出した際)には、制御装置の制御によって、モータ40が逆駆動されることで、ウォーム42、ギアシャフト44、ウォームホイール48、クラッチ50、回転軸46(クラッチスプリング52を含む)、平歯ギ54及びカムリンク64が逆回転される。
このため、図13に示す如く、カムリンク64が操作壁64Cにおいて復帰リンク32の第2突起32Aの後側への回動を許容して、復帰リンク32が付勢力によって後側に回動される。これにより、復帰リンク32の第2解除部36が、第2維持面36Bにおいて節度リンク24を節度プレート28の上側に変位させた状態の維持を解除して、第2解除面36Aにおいて節度リンク24の下側への変位を許容する。したがって、節度リンク24が節度スプリング26の付勢力によって下側に変位されて、節度リンク24の先端部が節度プレート28の凹部28Aに係合される。
その後、カムリンク64が、維持面64Bにおいて第1解除板62の第1突起62Aを下側にスライドさせた状態の維持を解除して、第1解除板62を下側にスライドさせた状態の維持を解除する。さらに、カムリンク64が、操作面64Aにおいて第1解除板62の第1突起62Aの上側へのスライドを許容して、第1解除板62が付勢力によって上側にスライドされる。
第1解除板62が初期位置までスライドされた際(第1解除板62が初期位置に配置されたことを初期センサ56が検出した際)には、制御装置の制御によって、モータ40の逆駆動が停止される。
ここで、本実施形態でも、モータ40が逆駆動された際に節度リンク24を節度プレート28に係合させた後にディテントピン18をディテントプレート20に係合可能にすることによる作用効果、及び、ディテントピン18及び節度リンク24がレバー14に設けられることによる作用効果を除き、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
[第3実施形態]
図14には、本発明の第3実施形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置70が左方から見た側面図にて示されている。
図14には、本発明の第3実施形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置70が左方から見た側面図にて示されている。
本実施形態に係るシフトレバー装置70は、上記第1実施形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図14に示す如く、本実施形態に係るシフトレバー装置70では、規制機構16において、レバー14にディテントピン18及び規制スプリングが設けられていない。レバー14には、ディテントプレート20(図15及び図16参照)が一体に設けられており、ディテントプレート20のディテント溝20Aは、ディテントプレート20の上側に開放されている。
ハウジング内には、レバー14の前側かつディテントプレート20の上側において、規制部材としてのL字形板状のディテントリンク72(図15参照)が設けられており、ディテントリンク72は、基端部(前端部)においてハウジング内に回動可能に支持されると共に、先端部(後端部)が下側に延出されている。
ディテントリンク72の下側には、復帰機構30を構成する規制解除手段としてのソレノイド74(モータでもよい)が設けられており、ソレノイド74は、ハウジング内に固定されている。ソレノイド74のプランジャ74Aは、規制付勢手段としての規制スプリング76(圧縮コイルスプリング)内に挿通されており、規制スプリング76は、プランジャ74Aを後側(延出方向)に付勢している。
ディテントリンク72とソレノイド74のプランジャ74Aとの間には、L字形板状の連結リンク78が設けられており、連結リンク78は、中央部において、ハウジング内に回転可能に支持されている。連結リンク78の一端(上側端)は、ディテントリンク72に前後方向にスライド可能に連結されており、連結リンク78の他端(下側端)は、プランジャ74Aに上下方向にスライド可能に連結されている。ディテントリンク72は、ソレノイド74の規制スプリング76によって連結リンク78を介して下側に付勢されており、ディテントリンク72の先端部は、規制スプリング76の付勢力によってディテントプレート20のディテント溝20Aに係合されている。
ソレノイド74は、制御装置に電気的に接続されると共に、制御装置には、レバー14のボタンが電気的に接続されており、ボタンが操作されることで、制御装置の制御によって、ソレノイド74が作動されて、プランジャ74Aが規制スプリング76の付勢力に抗して前側に移動される(吸引される)。このため、連結リンク78を介してディテントリンク72が上側に回動されて、ディテントリンク72の先端部が上側に変位される。
レバー14が回動される際に、ディテントリンク72の先端部にディテントプレート20のディテント溝20Aが係止される場合には、ディテントリンク72がレバー14の回動を規制(係止)可能にされており、ディテントリンク72は、例えば、レバー14の「D」位置から「N」位置への回動、「N」位置から「R」位置への回動、「R」位置から「P」位置への回動及び「P」位置から「R」位置への回動を規制する。
一方、レバー14が回動される際に、ボタンが操作されてディテントリンク72の先端部が上側に変位された場合には、ディテントリンク72の先端部がディテントプレート20の上側に変位されてディテント溝20Aに係合されないことで、ディテントリンク72がレバー14の回動を許容する。
節度機構22では、節度リンク24が基端部においてハウジング内に回動可能に支持されており、節度リンク24は、ディテントリンク72の後側に配置されると共に、ハウジングとの間に節度スプリング26が掛渡されている。節度プレート28は、レバー14の下側部分に一体に設けられており、節度プレート28は、ディテントプレート20より後側に延伸されている。
復帰機構30では、復帰リンク32に第1解除部34が設けられていない。
ところで、レバー14が「P」位置以外のシフト位置に配置された状態で、エンジンスタートストップスイッチが操作された際(エンジンが停止及び始動の少なくとも一方を行われた際である所定の機会)には、制御装置の制御によって、ソレノイド74が作動されて、ソレノイド74のプランジャ74Aが規制スプリング76の付勢力に抗して前側に移動されることで、連結リンク78を介してディテントリンク72の先端部が上側に変位される。このため、ディテントリンク72の先端部にディテントプレート20のディテント溝20Aが係合不能にされる。
その後、制御装置の制御によって、モータ40が正駆動されることで、ウォーム42、ギアシャフト44、ウォームホイール48、クラッチ50、回転軸46(クラッチスプリング52を含む)及び平歯ギ54が正回転されて、復帰リンク32が前側に回動される。
このため、復帰リンク32の第2解除部36が、第2解除面36Aにおいて節度リンク24を節度スプリング26の付勢力に抗して節度プレート28の上側に変位させて、第2維持面36Bにおいて節度リンク24を節度プレート28の上側に変位させた状態を維持する。これにより、節度リンク24の先端部が節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合不能にされる。
次に、復帰リンク32が、レバー14の下側部分に後側から当接されて、レバー14を前側に回動させる。さらに、復帰リンク32がレバー14を「P」位置まで回動させた際(レバー14のシフト位置が「P」位置に変更されたことをシフトセンサが検出した際)には、制御装置の制御によって、モータ40が逆駆動されることで、ウォーム42、ギアシャフト44、ウォームホイール48、クラッチ50、回転軸46(クラッチスプリング52を含む)及び平歯ギ54が逆回転されて、復帰リンク32が後側に回動される。
このため、復帰リンク32の第2解除部36が、第2維持面36Bにおいて節度リンク24を節度プレート28の上側に変位させた状態の維持を解除して、第2解除面36Aにおいて節度リンク24の下側への変位を許容する。これにより、節度リンク24が節度スプリング26の付勢力によって下側に変位されて、節度リンク24の先端部が節度プレート28の凹部28Aに係合される。
その後、制御装置の制御によって、ソレノイド74の作動が停止されて、プランジャ74Aが規制スプリング76の付勢力によって後側に移動されることで、連結リンク78を介してディテントリンク72の先端部が下側に変位される。このため、ディテントリンク72の先端部にディテントプレート20のディテント溝20Aが係合可能にされる。
復帰リンク32が初期位置まで回動された際(復帰リンク32が初期位置に配置されたことを初期センサ56が検出した際)には、制御装置の制御によって、モータ40の逆駆動が停止される。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
特に、ディテントリンク72及び節度リンク24がハウジング(車体側)に変位可能に設けられている。このため、レバー14が回動されても、ディテントリンク72と節度リンク24との距離の変動を抑制でき、ディテントリンク72にディテントプレート20のディテント溝20Aを係合不能及び係合可能にすると共に節度リンク24の先端部を節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合不能及び係合可能にする構成を簡単にできる。これにより、例えば、本実施形態と異なり、1部品の復帰リンク(移動部材)によって、ディテントリンク72にディテントプレート20のディテント溝20Aを係合不能及び係合可能にできると共に、節度リンク24の先端部を節度プレート28の凹部28A及び凸部28Bに係合不能及び係合可能にでき、シフトレバー装置70を小型化できる。
なお、上記第1実施形態〜第3実施形態において、レバー14が「P」位置以外のシフト位置に配置された状態で、エンジンスタートストップスイッチが操作されてエンジンが停止された際には、自動変速機のシフトレンジが「P」レンジに変更された後にレバー14が「P」位置に配置されてもよく、また、レバー14が「P」位置に配置された後に自動変速機のシフトレンジが「P」レンジに変更されてもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第3実施形態では、レバー14の所定シフト位置を「P」位置にした。しかしながら、レバー14の所定シフト位置を「P」位置以外のシフト位置にしてもよい。
また、上記第1実施形態〜第3実施形態では、シフトレバー装置10、60、70をバイワイヤ式のものにした。しかしながら、シフトレバー装置10、60、70をバイワイヤ式以外(例えば機械的ケーブル式)のものにしてもよい。
さらに、上記第1実施形態〜第3実施形態では、シフトレバー装置10、60、70をフロア式のものにして車室の床部に設置した。しかしながら、シフトレバー装置10、60、70を車室のコラムカバーやインストルメントパネルに設置してもよい。
10 シフトレバー装置(シフト装置)
14 レバー(シフト体)
16 規制機構(規制手段)
18 ディテントピン(規制部材)
22 節度機構(保持手段)
24 節度リンク(保持部材)
30 復帰機構(移動手段)
48 ウォームホイール(制限手段)
50 クラッチ(制限手段)
52 クラッチスプリング(制限手段)
60 シフトレバー装置(シフト装置)
70 シフトレバー装置(シフト装置)
72 ディテントリンク(規制部材)
14 レバー(シフト体)
16 規制機構(規制手段)
18 ディテントピン(規制部材)
22 節度機構(保持手段)
24 節度リンク(保持部材)
30 復帰機構(移動手段)
48 ウォームホイール(制限手段)
50 クラッチ(制限手段)
52 クラッチスプリング(制限手段)
60 シフトレバー装置(シフト装置)
70 シフトレバー装置(シフト装置)
72 ディテントリンク(規制部材)
Claims (6)
- シフト位置間で移動可能にされるシフト体と、
前記シフト体の移動を規制する規制手段と、
所定の機会に前記規制手段による前記シフト体の移動の規制を解除して前記シフト体を所定シフト位置に移動させる移動手段と、
を備えたシフト装置。 - 前記シフト体をシフト位置に保持すると共に、前記移動手段が前記シフト体のシフト位置への保持を解除して前記シフト体を所定シフト位置に移動させる保持手段を備えた請求項1記載のシフト装置。
- 前記移動手段が前記規制手段による前記シフト体の移動の規制を解除した後に前記保持手段による前記シフト体のシフト位置への保持を解除して前記シフト体を所定シフト位置に移動させる請求項2記載のシフト装置。
- 前記移動手段が前記シフト体を所定シフト位置に移動させた際に前記保持手段が前記シフト体を所定シフト位置に保持した後に前記規制手段が前記シフト体の移動を規制する請求項2又は請求項3記載のシフト装置。
- 前記移動手段に設けられ、前記移動手段が前記シフト体に移動力を伝達して前記シフト体を所定シフト位置に移動させる際に前記シフト体の移動が制限された場合に前記移動手段の前記シフト体への移動力の伝達を制限する制限手段を備えた請求項1〜請求項4の何れか1項記載のシフト装置。
- 前記規制手段に設けられると共に、前記シフト体及び車体側の一方に配置され、変位されることで前記規制手段による前記シフト体の移動の規制が解除される規制部材と、
前記保持手段に設けられると共に、前記シフト体及び車体側の一方に配置され、変位されることで前記保持手段による前記シフト体のシフト位置への保持が解除される保持部材と、
を備えた請求項2〜請求項5の何れか1項記載のシフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014212431A JP2016080081A (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | シフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014212431A JP2016080081A (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | シフト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016080081A true JP2016080081A (ja) | 2016-05-16 |
Family
ID=55958050
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014212431A Pending JP2016080081A (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | シフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016080081A (ja) |
-
2014
- 2014-10-17 JP JP2014212431A patent/JP2016080081A/ja active Pending
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