JP2016079532A - 耳カバー付フェイスマスク - Google Patents
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Abstract
Description
また、頭部着用はゴムを耳に掛ける方法が大半だった。(特開2014−88650号、特開2012−149369号)
また、頭部着用は従来通りゴム紐を耳に掛ける方法が大半で、耳への負担や違和感があり、特にメガネを掛ける人にとっては、メガネとマスクの二重の負担がかかり、この違和感を嫌ってマスクの使用をためらう人もいた。
顔面を覆うフェイスカバーと耳を覆う耳カバーと着用具とを備え、
フェイスカバーの左右辺上端部分に耳カバーを取り付けていることを特徴とするフェイスマスクである。
また、第2の特徴の耳カバーは、巾着状の立体構成で着脱方式に取り付けていることである。
また、第3の特徴の着用具は、対となった係止具受と係止具、紐通し用ループ、着用紐A又は着用紐Bからなり、
係止具受と紐通し用ループはフェイスカバーの左右辺上端部分に、耳の縦幅位の間隔で設け、
係止具は着用紐Aの両端に設け、
係止具が係止具受に着脱可能に固着された着用紐A、又は紐通し用ループ間に通された着用紐Bを、頭又は耳にかけて、頭部に固定する構成となっていることである。
また、 第4の特徴のフェイスカバーは、鼻部分を覆うAパーツ、口部分を覆うBパーツ、顎から下部分を覆うCパーツからなり、前記各パーツを上からAパーツBパーツCパーツの順に重複部分をもたせて縦に下向きに並べて、前記各パーツの中央部分をフリーにして、前記各パーツを左右両側で固定していることである。
すなわち、耳カバーはフェイスカバーと別仕立てとなっているので、縫合等固定に限らず着脱方式にフェイスカバーと一体化することもできる。耳カバーに設けた係止具をフェイスカバーに設けた係止具受に固着させて脱着する。
また、耳カバーは巾着状になっており、この部分は生地が折り返されて袋状になる。着用時この部分を耳に引っ掛けると、折り返し部分が耳の裏面の根本まですっぽり包み込み、耳からずれなくなりめくれなくなり、耳カバーを安定して維持できるようになる。
また、第3の解決手段による作用は次の通りである。
フェイスカバーの左右辺上端部分に係止具受と紐通し用ループを設けているので、着用手段としてどちらでも用いることができる。
また、着用紐Aも着用紐Bも固定されていないので、耳掛式だけではなく耳に負担がかからない頭掛式にもできる。
すなわち、係止具受を用いる場合、着用紐Aが2個の係止具受間で、後頭部を横断するように、その両端の係止具を対応する係止具受に固着させて、この着用紐Aを頭に掛けて頭部に固定することができる。
ループを用いる場合も同様に、着用紐Bが後頭部を横断するように、対応する2個の紐通し用ループに通して繋ぎ、この着用紐Bを頭に掛けて頭部に固定することができる。
また、第4の課題解決手段による作用は次の通りである。
すなわち、フェイスマスクの中央部分が大きくフリーに構成されているので、着用すると、Aパーツの上辺は目の下で、Bパーツの上辺は鼻の下で、Cパーツの上辺は口の下で顔面に沿うようになる。そして、鼻の部分のAパーツの下辺とBパーツの上辺間、口の部分のBパーツの下辺とCパーツの上辺間には大きな隙間空間ができるようになる。その結果、鼻と口からの息はここから直接出て行くようになる。
着用手段として係止具受を使っても紐通し用ループを使っても、着用紐を頭に掛ける方法と耳に掛ける方法の2通りでき、全部で4通り可能になった。そこで、ヘアスタイルの乱れが気になる時や物干しでちょっとベランダにでる時等は耳掛け式に、長時間の屋外作業やテニス等スポーツする時は、耳が痛くならずしっかり固定維持できる頭掛け式にとTPOに合わせて選択できるようになった。
特に、耳カバーを係止具で留めて紐通し用ループを使って着用して、つまりは両方法を同時に使うことによって耳カバーを着脱方式にすることもできる。例えば防寒用として耳カバーが必要な時だけ耳カバーを取り付けて使用し、普段は一般的なフェイスカバーとして使用できる。防寒用にも紫外線防止にも乾燥防止にもアトピー症の傷隠し等いろんな用途に使えて、使用期間は長く、使用頻度は高い。
耳カバーが巾着状のため、着用時この部分を引っかけると、耳の表面だけではなく裏面まですっぽり覆いカバー範囲は拡大し、耳カバーのずれやめくれを防ぐこともできる。また、耳カバーを安定維持できるので、耳カバー部分の着用具は不要で、頭部の違和感が減り着用感はより良くなった。
また、鼻だけでなく口からも息が直接外に出ていくようになっているので、着用時のメガネの曇りや息苦しさやマスク内の蒸れによる不快感がなくなった。
今回のように、係止具と係止具受にプレス式ホックを採用した場合、ホックとフェイスカバーの間に紐通し用ループを挟みこんでプレスすると、ホックと紐通し用ループを同時に設けることができる。手間も時間も短縮できて効率がいい上に、紐通し用ループ取り付けの跡が全く残らないので仕上がりが綺麗で見栄えもいい。
なお、Aパーツ、Bパーツ、Cパーツ、耳パーツを組み当てて一体となったものが図2に示すフェイスマスク46である。
Bパーツ2は鼻の下から口の下までを覆うもので、口の出っ張りに沿うように下向きに略V字型になった短冊状のものである。上辺が約両耳間の距離、縦幅が鼻の下から口の下までの距離にCパーツ3と重複する分を足した距離となっている。
Cパーツ3は口の下から顎の下までを覆うもので、顎の出っ張りに沿うように下向きに略V字型になった短冊状のものである。上辺が約両耳間の距離、縦幅が口の下から下顎まで十分に覆う距離となっている。
つまり、鼻や口を覆う書くパーツの出っ張りのある部分が固定されておらず、かつ重複部分をもってフリーな状態となっている。着用時、鼻や口の出っ張り部分に大きな隙間空間ができる構造となっている。この鼻や口の隙間空間から息を直接外に放出できるのである。このようにして、息苦しくない楽な息づかいとマスク内の蒸れがないので、付け心地は快適となる。
また、フリーな部分からの通風通気もあり、綿素材を使用すると汗取り効果が大きく、流行りの吸湿速乾性等のスポーツ生地を使用すると爽やかな着用感となっている。
また、マスクを外さなくても口から飲食できるので取り外しの面倒さも少なくなる。
顔の大きさや鼻口の大きさ位置等に個人差があるが、中央部分のフリーな部分は縦方向にも微調整がきき、殆どの人に対応できるようになっている。
つまり、耳カバーの巾着状部分は、生地が折り返されて袋状になっていて、耳の縁部分を包むように折り返されている。着用時耳カバーは裏面根本まで包み込んで耳全体をすっぽり覆うようになり、耳の位置や形等で個人差があって従来の表面だけ覆う耳カバーではカバーしきれていなかった部分までしっかりカバーできるようになった。
耳カバーを縫合する場合は、係止具型かループ型のどちらか一方で事足りるので、使用者の選択幅が広がるメリットはあるが、必ずしも両方備える必要はない。
まず、係止具型ループ型共に、縫合の縫い代の左右辺の上端部分に、耳の縦幅位の間隔で、係止具受10〜13とループ14〜17を設ける。
対の係止具と係止具受は、マジックテープ等でもよいが、ここではプレス式ホックを採用し、係止具受がホック凹で対の係止具がホック凸となっている。着用紐Aに幅7ミリのゴム紐、着用紐Bに幅3ミリのゴム紐、ループにはノンレッチテープを使用し、紐の長さはアジャスターで調整可能になっている。そして、ホック凹10〜13をプレスする際、ホック凹と生地との間にループ14〜17を挟みこんでいる。
アジャスター等で長さ調整ができる頭掛け用着用紐A26、27の両端にホック凸18〜21を設け、同様に耳掛け用着用紐A28、29の両端にホック凸22〜25を設ける。
ここでは耳掛用と頭掛用とでは紐の長さに差があるので、別々にしているが、同一紐を使って長さの調整はアジャスター等で行う方法でも良い。また、着用紐が伸縮紐の場合、アジャスターはなくても間に合うが、好みのフィット感を出したりするにはあった方がよい。
頭掛け方式の場合
着用紐A26,27が後頭部を平行に横断するようにホック凸18と19をホック凹10と11に、ホック凸20と21をホック凹12と13に固着させ、その紐を頭にかけてフェイスマスクを頭部に固定させる。(図10)勿論後頭部をクロスして横断するようにしても良い。
耳掛け方式の場合
着用時着用紐A28,29が耳を縦断するようにホック凸22と23をホック凹10と12に、ホック凸24と25をホック凹11と13に固着させ、その紐を左右の耳にかけてフェイスマスクを頭部に固定させる。(図11)
また、ホック凹10〜13をプレスする際、頭掛け用又は耳掛け用に適当な長さの着用紐A26,27の両端を生地との間に直接挟み込むこともできる。この場合、ホック凸22〜25を設けなくても着用でき、ホック凹10〜13は着脱方式の耳カバーの脱着等に使用できる。
頭掛け用着用紐B30、31と耳掛け用着用紐B32、33を備える。着用時着用紐が二重になるので、着用紐Bは着用紐Aの約2倍の長さで細い紐の方が頭部違和感は少ない。また、ここでは耳掛用と頭掛用とでは長さに差があるので別々に準備しているが、同一紐を使っても良い。
頭掛け方式の場合
着用時着用紐Bが後頭部を平行に横断するように、着用紐B30をループ14と15区間,着用紐B31をループ16と17区間に通して両端を繋ぐと環状になる。2区間で二重になった着用紐B31,32を頭にかけてフェイスマスクを頭部に固定させる。(図9)勿論後頭部をクロスして横断するようにしても良い。
耳掛け方式の場合
着用時着用紐Bが耳を縦断するように、着用紐B32をループ14と16区間,着用紐B33をループ15と17区間に通して両端を繋いで環状にする。そして、2区間で二重になったそれぞれの紐を左右の耳にかけて頭部に固定させる。(図12)
ループ型の場合、環状の着用紐Bの周長はその一端と他端とをつなぐ位置で自由に変化することになる。この原理を利用して、耳や頭頸に合わせた最適な位置で着用紐Bをつなぐことで長さ調整でき、調整幅は制限ない位大きくなっている。
勿論、着用紐Bを往復させずにその両端を直接ループに繋いだり、ループにそれぞれ別の紐を通して2本の紐で長さ調整する等が考えられる。
係止具型ループ型共に着用の紐を耳又は頭に掛けてフェイスマスクを頭部に固定するまでは上述の通りである。
次に図3で示すように、フェイスマスクのBパーツ2の上辺を鼻の下、Cパーツ3の上辺を口の下にして顔面にフィットさせる。
アジャスターで紐の長さを頭頸や耳に合わせて調整して頭部にしっかりと又は好みの強さにしてフィットさせる。
ここで、頭掛け式の場合、着用紐Aを後頭部ではなく頭上を横断させて、又は二重になった着用紐Bを後頭部ではなく頭上を横断させるか頭上と後頭部に分けて着用すると耳への負担が減り違和感はなくなる。
最後に耳カバーの巾着状の袋部分を耳の上端出っ張り部分に引っかけて耳カバーを耳に安定させる。耳に引っかけると、袋状の巾着裏面が耳の裏側根本部分にしっかり引っかかる構造となっているので、引っかけて着用するだけで耳の表面だけでなく耳の縁から裏面全体まで広範囲にカバーするようになる。
また、耳カバーがずれたりめくれたりするのを防止し、耳カバーを安定して維持できるようになる。そこで、フェイスマスクの着用具の他に耳カバーを安定させる工作は不要、その分頭部違和感が減るので着用感は更によくなる。
耳カバーがフェイスカバーと縫合されていない点とホック凹をフェイスカバーの表側に設ける点と着用手段の違い以外は(実施形態1)と同様である。
具体的には、耳カバー4のホック凸38と39をホック凹10と12、耳カバー5のホック凸36と37をホック凹11と13に固着させてフェイスカバーと耳カバーを一体としたものがフェイスマスク46となる。
上述のように、一体化のためにホック凹10〜13を使用するので、着用手段として係止具型を選択することは不可能な状態となっている。
そこで、着用手段はループ型に限定されることになり、(0017)の頭掛け方式又は耳掛け方式の方法で頭部に固定することになる。
この場合、使用するループはフェイスカバーの14〜17でも耳カバーの34〜37でも構わない。耳カバーの34〜37を使うメリットは、耳カバーを使うときに紐のセットをやり直す手間暇がいらないことである。
つまり、フェイスカバーとしてループ型で着用していた場合、空いているホック凹10〜13に耳カバーのホック凸38〜41を固着すると同時に着用準備完了となる。ホック凸をプレスする際耳かけ方式又は頭かけ方式に適した長さの伸縮紐Aを直接挟み込んでいた場合も同様である。
逆にフェイスカバーとして係止具型で着用していた場合は、耳カバー取付けにはホック凹が必要で、ループ型で着用せざるを得なく着用紐Bをループに通す作業をしなければならなくなる。
そこで、あらかじめ耳カバーのループに着用紐Bを通しておくと、その作業が省けるので耳カバーが必要な時に瞬時に使用できるようになる。更に両耳カバーを頭掛け方式に繋いでおくと片方の耳カバーだけ紛失してしまう心配がない。
両方備えることを考え付いたのは、耳カバーを着脱方式にするために他ならない。作業手間と見栄えを考慮してプレス式ホックを採用し、生地とホックの間にループ又は着用紐を挟み込でプレスすることにしたものである。
特に寝る前乾燥防止のクリームを塗る機会が増える冬場、クリームが布団につくのが気になるが、口と鼻から息が楽にできるフェイスカバーを着けることで、汚れ防止だけでなく防寒対策にもなるのである。
そして必要な時だけ、例えば防寒用の耳カバーが必要な時期だけ、ロングヘアーの人が髪を結んでスポーツする時だけ耳カバーを付けて使用するのである。
TPOにあわせて耳カバーを付けたり外したりして楽しみながら、年間を通して使用できるので経済的でもある。
紫外線アレルギー症のように耳カバーが付いているのが当たり前の人用にはマスク主部に耳カバーやネックカバーを縫合したりして最初から一体となったものが良い。ロングヘアーの人等耳カバーが不要な人やあまり凝らしくしたくない人は着脱式にしてもよい。
防寒用には耳カバーだけをフリース生地等を使ったり、フェイスカバー部分はピンク等かわいい色にして耳カバーは目立たないように髪と同じ黒色を使ったりと、色々楽しむことができる。
しかし、(0017)で述べたように、着用手段として4通りできるようになった。更に着用紐がアジャスター等で長さの調節ができるので、個々別に用途別にTPOにあわせて着用手段を選択して、頭頚や耳に合わせてピッタリまたは好みの強さにフィットさせることができるようになった。
ここで採用しているように、ネックカバーは横中心で2分割して後頭部中央で閉じるようにしてもよい。この場合、着脱式の耳カバー同様フェイスカバーを頭部に固定した後、最後に後頭部中央で2分割されたネックカバーを合わせるので着用が楽になる。
耳の下部分の固定は係止具型ループ型いずれかの頭かけ方法ができる。いずれかの耳掛け式でも構わない。
耳から上が筒状になっているので被って着用となり、その上辺のゴム紐やアジャスター等の調整機能が耳上部分の着用紐26又は30の役割を果たすことになる。耳の下部分の固定は係止具型ループ型いずれかの方法でできる。ループ型の耳掛け式でも構わない。その他の着用方法等は耳カバーを着脱方式にした場合と同様である。
普段は顔面を覆う一般的なネックカバーとして使い、必要なときだけ耳を含めた後頭部全体をカバーすることが出来るようになる。
ネックカバー大のホック凸をゴム紐のホック凹に固着させると全体が環状となる。ゴム紐部分を手持ちのサンバイザー等の前方にかけて、耳から後頭部全体をカバーする単体のネックカバーとして使用する。フィット感等細かな調整はネックカバー上辺の中に入ったゴム紐やアジャスター等の調整機能で行う。
ホック凹10〜13は耳カバー用となり、頭部着用具としては使えなくなるので、(0017)のループ型の耳掛け式または頭掛け式によって着用が可能となる。耳の下部分の着用はネックカバー小の上辺のゴム紐やアジャスター等の調整機能だけでもできるが、紐通し用ループ16と17を使って(0017)の頭掛け方式と併用するとより安定する。耳の上部分の着用は紐通し用ループ14と15を使って(0017)の頭掛け方式で行う。ループ型耳掛け方式でもよい。
耳カバーのホック凸と生地との間に、耳かけ方式又は頭かけ方式に適した長さの伸縮紐を、直接挟み込んでおく場合も着用可能である。
そして、必要なときだけ耳カバーを取り付けて、普段はネックカバー付のフェイスカバーとして使うようになる。
ネックカバー小の左右辺の上端部分にホック凸51〜54を設けておく。ホック凹12と13に固着したホック凸51と52がネックカバー小の上辺の調整機能が耳下部の着用維持の役割を果たすことになる。紐通し用ループ16と17を使って(0017)の頭掛け方式と併用するとより安定する。耳上部の着用は係止具型ループ型いずれかの頭掛け方法でできる。ループ型の耳掛け式でも構わない。
また、ホック凸53〜54に対応するフェイスカバーの位置にホック凹を2戸追加したほうが合体したときに安定する。
そして、必要なときだけ耳だけでなく後ろ首をもカバーするようにして、普段は顔面を覆う耳カバー付のフェイスカバーとして使うようになる。
耳カバーとネックカバー小を1枚仕立てで合体したもの(耳ネックカバー)を縫合又は着脱方式にフェイスカバーの左右辺に取り付けて一体とした場合である。
図7で示すように、耳ネックカバーは、ネックカバー小の上辺に巾着状にした耳カバーを継ぎ足したような形で、左右それぞれ1枚仕立てとなっている。耳カバー同様、着用時巾着状部分が耳の上端出っ張り部分に引っかかるようになっている。左右2枚に分かれた耳ネックカバーは後頭部でマジックテープ(登録商標)又はホックなどでとじ合わせて着用する。
縫合の場合の着用方法は、縫合の際の縫い代にホック凹とループを設けると、(0017)と同様である。
耳下部分の着用具受から下はフェイスカバーと耳ネックカバーは閉じられていないのでひらひらと開放的になっている。夏場は首元からの熱がここから抜けるので涼しく蒸れず快適な着け心地となる。
2 Bパーツ
3 Cパーツ
4〜5 耳カバー
6〜7 ネックカバー大
8〜9 ネックカバー小
10〜13 係止具受
14〜17 紐通し用ループ
18〜25 着用紐A・係止具
26〜27 頭掛け・着用紐A
28〜29 耳掛け・着用紐A
30〜31 頭掛け・着用紐B
32〜33 耳掛け・着用紐B
34〜37 紐通し用ループ
38〜41 耳カバー・係止具
42〜45 アジャスター
47〜50 ネックカバー大・係止具
51〜54 ネックカバー小・係止具
46 フェイスマスク
顔面を覆うフェイスカバーと耳を覆う耳カバーと着用具とを備え、
前記フェイスカバーの左右辺上端部に前記耳カバーを取り付け、
耳カバーは、耳全体を後頭部側から覆うように、顔面側開口の1枚仕立ての巾着状袋に形成すると共に、顔面側開口の裏側縁部は三日月形に形成したことを特徴とするフェイスマスクである。
また、第2の特徴の着用具は、対となった係止具受と係止具、紐通し用ループ、着用紐Aを備え、
係止具受はフェイスカバーの左右辺上端部に設け、
係止具は着用紐Aの両端に設け、
係止具が係止具受に着脱可能に固着された、係止具付の着用紐Aを、耳又は頭に掛けて、頭部に固定することである。
また、第3の特徴は、係止具受又は係止具を取り付ける際、フェイスカバーと係止具受との間又は耳カバーと係止具との間に、紐通し用ループ又は着用紐Aを挟みこむことである。
すなわち、耳カバーは裏面まで含めた耳全体を余裕もって包めるほどの布の周囲の一部を縫い縮めて巾着状にし、この部分は生地が折り返されて袋状になっている。折り返し部分が耳の縁を密着して包み込むようになる。
かつ、耳全体を後頭部側から覆う顔面側開口の裏側縁部は三日月形になっている。着用時この部分を耳に引っ掛けると、三日月形の裏側縁部が同様に三日月形の耳裏面の耳付け根部分に適合し、耳の裏面まですっぽり包みこむようになる。
また、袋状部分を耳の根元から耳の縁の出っ張り部分に引っかけるので、耳カバーが耳からずれなくなりめくれなくなる。
また、第2の解決手段による作用は次の通りである。
すなわち、係止具受を用いる場合、係止具付の着用紐Aが2個の係止具受間で、後頭部を横断するように又は耳を縦断するように、その両端の係止具を対応する係止具受に固着させて、この着用紐Aを耳又は頭に掛けて頭部に固定することになる。
また、第3の解決手段による作用は次の通りである。
すなわち、挟み込まれた紐通し用ループを用いる場合、着用紐Aが2個の紐通し用ループ間で、後頭部を横断するように又は耳を縦断するように紐通し用ループに通して固定し、この着用紐Aを耳又は頭に掛けて頭部に固定することになる。
また、着用紐Aを直接挟み込んで固定した場合、この着用紐Aを直接耳又は頭に掛けて頭部に固定することになる。
このように、着用方法が固定式か着脱式かの選択、着用手段として係止具使用か紐通し用ループ使用かの選択、更に耳に掛けるか頭に掛けるかの選択ができるようになる。
また、耳カバーはフェイスカバーと別仕立てとなっており、耳カバーに係止具を設けて、その係止具をフェイスカバーの係止具受に固着させて、耳カバーを着脱方式にもできる。この場合、頭部着用手段として係止具受は使えなくなっているので、第3の解決手段の中の1つを選択することになる。
顔面を覆うフェイスカバーと耳を覆う耳カバーと着用具とを備え、
フェイスカバーの左右辺上端部に耳カバーを取り付け、
耳カバーは、耳全体を後頭部側から覆うように、顔面側開口の巾着状袋に形成すると共に、顔面側開口の裏側縁部は円弧状に形成したことを特徴とするフェイスマスクである。
また、第2の特徴の着用具は、対となった係止具受と係止具、着用紐Aからなり、
係止具受は、フェイスカバーの左右辺上端部に設け、
係止具は、着用紐Aの両端に設け、
係止具が係止具受に着脱可能に固着された、係止具付の着用紐Aを、耳又は頭に掛けて、頭部に固定することである。
また、第3の特徴の着用具は、更に紐通し用ループ、着用紐Bを備え、
係止具受を取り付ける際、フェイスカバーと係止具受との間に、紐通し用ループを挟み込み、
紐通し用ループ間に通された着用紐Bを、耳又は頭に掛けて、頭部に固定することである。
すなわち、耳カバーは裏面まで含めた耳全体を余裕もって包めるほどの布の周囲の一部を縫い縮めて巾着状にし、この部分は生地が折り返されて袋状になっている。折り返し部分が耳の縁を密着して包み込むようになる。
かつ、耳全体を後頭部側から覆う顔面側開口の裏側縁部は、円弧状になっている。着用時この部分を耳に引っ掛けると、円弧状の顔面側開口の裏側縁部が、同様に円弧状の耳裏側の耳付け根部分に適合し、耳の裏面まですっぽり包みこむようになる。
また、袋状部分を耳の根元から耳の縁の出っ張り部分に引っかけるので、耳カバーが耳からずれなくなりめくれなくなる。
また、第2の解決手段による作用は次の通りである。
すなわち、係止具受を用いる場合、係止具付の着用紐Aが2個の係止具受間で、後頭部を横断するように又は耳を縦断するように、その両端の係止具を対応する係止具受に固着させて、この着用紐Aを耳又は頭に掛けて、頭部に固定することになる。
また、第3の解決手段による作用は次の通りである。
すなわち、挟み込まれた紐通し用ループを用いる場合、2個の紐通し用ループ間で、着用紐Bが後頭部を横断するように又は耳を縦断するように、紐通し用ループに通して固定し、この着用紐Bを耳又は頭に掛けて、頭部に固定することになる。
このように、着用手段として係止具使用か紐通し用ループ使用かの選択、更に耳に掛けるか頭に掛けるかの選択ができるようになる。
また、耳カバーはフェイスカバーと別仕立てとなっており、耳カバーに係止具を設けて、その係止具をフェイスカバーの係止具受に固着させて、耳カバーを着脱方式にもできる。この場合、頭部着用手段として係止具受は使えなくなっているので、第3の解決手段の中の1つを選択することになる。
Claims (7)
- 顔面を覆うフェイスカバーと耳を覆う耳カバーと着用具とを備え、
前記フェイスカバーの左右辺上端部分に前記耳カバーを取り付けていることを特徴とするフェイスマスク。 - 前記耳カバーは巾着状であることを特徴とする請求項1のフェイスマスク。
- 前記耳カバーを着脱方式に取り付けたことを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載のフェイスマスク。
- 前記着用具は、対となった係止具受と係止具、着用紐Aを備え、
前記係止具受は前記フェイスカバーの左右辺上端部分に、耳の縦幅位の間隔で設け、
前記係止具は前記着用紐Aの両端に設け、
前記係止具が前記係止具受に着脱可能に固着された前記着用紐Aを、耳又は頭に掛けて、頭部に固定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のフェイスマスク。 - 前記着用具は、紐通し用ループ、着用紐Bを備え、
前記紐通し用ループは前記フェイスカバーの左右辺上端部分に、耳の縦幅位の間隔で設け、
前記紐通し用ループ間に通された前記着用紐Bを、耳又は頭に掛けて、頭部に固定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のフェイスマスク。 - フェイスカバーの左右辺上端部分と前記係止具受との間に、前記紐通し用ループ又は前記着用紐Aを挟みこんだことを特徴とする請求項4に記載のフェイスマスク。
- 前記フェイスカバーは、鼻部分を覆うAパーツ、口部分を覆うBパーツ、顎から下部分を覆うCパーツからなり、各パーツを上からAパーツBパーツCパーツの順に重複部分をもたせて縦に下向きに並べて、中央部分をフリーにして、前記各パーツを左右両側で固定していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のフェイスマスク。
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