JP2016077393A - 面発光するランドセル及びバッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】早朝及び夕方から夜間における視認性に優れたランドセル及びバッグであって、目的や嗜好の変化に合わせて視認部のデザインを容易に変更することができるランドセル及びバッグを提供する。【解決手段】蓋板部及び/又は襠板部に面接した可撓性面発光体と、可撓性面発光体の短辺側端面の少なくとも一方に配置された光源と、光源用電源と、を備えること、を特徴とするランドセル、及び、本体部と、本体部の一部に面接した可撓性面発光体と、可撓性面発光体の短辺側側面の少なくとも一方に配置された光源と、光源用電源と、を備えること、を特徴とするバッグ。【選択図】図1
Description
本発明は、早朝及び夕方から夜間における視認性に優れたランドセル及びバッグに関し、より具体的には、面発光するランドセル及びバッグに関する。
登下校時における児童の安全性確保やファッション性等の観点から、発光体を有するランドセルやバッグが提案されている。
例えば、特許文献1(特開2013−42897号公報)においては、発光体と振動スイッチと当該振動スイッチの信号を受けて当該発光体を点灯または点滅させる制御回路部と電池とをそれぞれケース部材に収納して発光ユニットを形成し、ケース部材に光が透過する透光性領域を形成すると共に当該透光性領域と対向して発光体を配置し、当該発光ユニットは適宜固定手段により着脱自在に取着されていることを特徴とするランドセル、が提案されている。
上記特許文献1に記載のランドセルにおいては、周囲が暗く視界が悪い場合でも歩行中に発光体が点灯または点滅することにより、自動車のドライバーが簡単に気付いて児童を視認し易く、児童を交通事故から守るに相応しいランドセルを提供することができる、としている。
また、特許文献2(特開2009−13538号公報)においては、ランドセル本体、かぶせカバー、発光体、及び光源とコントローラで構成された発光体付きランドセル、が提案されている。
上記特許文献2に記載のランドセルにおいては、かぶせカバーの表面に装着されたコントローラのスイッチをONにすることにより、光源に制御信号が流れ、コントローラからの制御信号により、光源はあらかじめ設定された常時発光又は点滅発光を生じる。光源からの光は光伝送部材の端部から光伝送部材全体を通り、かぶせカバーの縁部に設けられた発光体が発光し、外部からの発光体付きランドセル及びそれを背負う学童の視認性が良好となる、としている。
しかしながら、上記特許文献1に記載のランドセルは、単に発光ダイオードチップを発光させて視認させるものであり、発光ダイオードの光は直進性が強く広角度の視認性に乏しい。加えて、目的や嗜好の変化に合わせて視認部(発光部)のデザインを変更することができない。また、上記特許文献2に記載のランドセルは棒状の発光体が用いられており、当該ランドセルにおいても視認部のデザインを変更することはできず、単に棒状の発光体が光を発するのみである。
これらの従来技術の問題点を鑑み、本発明の目的は、早朝及び夕方から夜間における視認性に優れたランドセル及びバッグであって、目的や嗜好の変化に合わせて視認部(発光部)のデザインを容易に変更することができるランドセル及びバッグを提供することにある。
本発明者は上記目的を達成すべく、ランドセル及びバッグの発光方法等について鋭意研究を重ねた結果、適切に選定した可撓性面発光体を利用することが極めて有効であることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、
蓋板部及び/又は襠板部に面接した可撓性面発光体と、
前記可撓性面発光体の短辺側端面の少なくとも一方に配置された光源と、
前記光源用電源と、を備えること、
を特徴とするランドセルを提供する。
蓋板部及び/又は襠板部に面接した可撓性面発光体と、
前記可撓性面発光体の短辺側端面の少なくとも一方に配置された光源と、
前記光源用電源と、を備えること、
を特徴とするランドセルを提供する。
本発明のランドセルは、前記可撓性面発光体が面発光加工を施したポリカーボネートシートであること、が好ましい。ポリカーボネートシートは厚さ略0.1mm以上で面発光させることができることに加え、優れた耐衝撃性を有しており、不意の事故等による衝撃から使用者の身を守ることができる。加えて、ポリカーボネートは穴加工、溶着、融着等が容易であるという利点を有する。
前記可撓性面発光体の厚さは0.5〜1.0mmであること、が好ましい。可撓性面発光体の厚さを0.5mm以上とすることで、可撓性面発光体に適度の素材弾性を具備させることができ、1.0mm以下とすることで、可撓性面発光体に優れた屈曲性を具備させることができ、R面、波型及び変形面等の種々の曲面形状にフィットさせることができる。
また、本発明のランドセルにおいては、前記可撓性面発光体にシート材の挿入部を有すること、が好ましい。当該挿入部に種々のデザインを有する透明シートを挿入することで、極めて簡便に面発光体(視認部)のデザインを変更することができる。当該透明シートには本発明の効果を損なわない範囲で従来公知の種々の透明シート(軟質材か硬質材かを問わない)を用いることができ、当該透明シートには各種ロゴやマーク等を印刷したり、カッティングシートや紙貼付け等を施したりすることができる。
また、本発明のランドセルに用いる前記光源は発光ダイオードであること、が好ましい。発光ダイオードの光は直進性が強く広角度の視認性に乏しいが、可撓性面発光体を発光させることで広角度の視認性を確保することができる。また、発光ダイオードは長寿命かつ省エネルギーであり、電源及び光源の交換回数を低減することができる。
また、本発明のランドセルは、更に、照度センサーを備え、当該照度センサーの測定値によって前記電源のON−OFFの切り替えが可能であること、が好ましい。電源のON−OFFの切り替えを照度センサーと連動させることで、薄暗い環境において可撓性面発光体を発光し忘れることを防止することができる。
また、本発明のランドセルにおいては、配線接続部に防水コネクタを用い、少なくとも前記可撓性面発光体及び前記光源にシリコン防滴型のパフィースプレイが塗布されていること、が好ましい。配線接続部に防水コネクタを用い、少なくとも前記可撓性面発光体及び前記光源にシリコン防滴型のパフィースプレイが塗布されていることでランドセルを生活防水クラスの防滴仕様とすることができ、軽度の降雨環境下等においてもランドセルを使用することができる。
また、本発明は、
本体部と、
前記本体部の一部に面接した可撓性面発光体と、
前記可撓性面発光体の短辺側側面の少なくとも一方に配置された光源と、
前記光源用電源と、を備えること、
を特徴とするバッグも提供する。
本体部と、
前記本体部の一部に面接した可撓性面発光体と、
前記可撓性面発光体の短辺側側面の少なくとも一方に配置された光源と、
前記光源用電源と、を備えること、
を特徴とするバッグも提供する。
本発明のバッグにおいては、前記可撓性面発光体が面発光加工を施したポリカーボネートシートであり、前記可撓性面発光体の厚さが0.5〜1mmであり、前記光源が発光ダイオードであること、が好ましい。
ポリカーボネートシートは厚さ略0.1mm以上で面発光させることができることに加え、優れた耐衝撃性を有しており、不意の事故等による衝撃から使用者の身を守ることができる。また、可撓性面発光体の厚さを0.5mm以上とすることで、可撓性面発光体に適度の素材弾性を具備させることができ、1.0mm以下とすることで、可撓性面発光体に優れた屈曲性を具備させることができ、R面、波型及び変形面等の種々の曲面形状にフィットさせることができる。更に、発光ダイオードの光は直進性が強く広角度の視認性に乏しいが、可撓性面発光体を発光させることで広角度の視認性を確保することができる。また、発光ダイオードは長寿命かつ省エネルギーであり、電源及び光源の交換回数を低減することができる。
また、本発明のバッグにおいては、前記可撓性面発光体にシート材の挿入部を有すること、が好ましい。当該挿入部に種々のデザインを有する透明シートを挿入することで、極めて簡便に面発光体(視認部)のデザインを変更することができる。当該透明シートには本発明の効果を損なわない範囲で従来公知の種々の透明シート(軟質材か硬質材かを問わない)を用いることができ、当該透明シートには各種ロゴやマーク等を印刷したり、カッティングシートや紙貼付け等を施したりすることができる。
更に、本発明のバッグにおいては、配線接続部に防水コネクタを用い、少なくとも前記可撓性面発光体及び前記光源にシリコン防滴型のパフィースプレイが塗布されていること、が好ましい。配線接続部に防水コネクタを用い、少なくとも前記可撓性面発光体及び前記光源にシリコン防滴型のパフィースプレイが塗布されていることでバッグを生活防水クラスの防滴仕様とすることができ、軽度の降雨環境下等においてもバッグを使用することができる。
本発明の面発光するランドセル及びバッグによれば、早朝及び夕方から夜間における視認性に優れたランドセル及びバッグであって、目的や嗜好の変化に合わせて視認部のデザインを容易に変更することができるランドセル及びバッグを提供することができる。また、本発明の面発光するランドセル及びバッグは、災害時等における電源喪失時の非常用照明としても活用することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の面発光するランドセル及びバッグの代表的な実施形態について詳細に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。また、図面は、本発明を概念的に説明するためのものであるから、表された各構成要素の寸法やそれらの比は実際のものとは異なる場合もある。
(1)可撓性面発光体の製造方法
本発明の面発光部を有するランドセル及びバッグに用いる可撓性面発光体は、透明又は半透明のシート材に対し、当該シート材の下面側から塗材組成物を噴霧、積層及び重合させることにより、当該シート材の表面に反射層を形成させることで製造することができる。
本発明の面発光部を有するランドセル及びバッグに用いる可撓性面発光体は、透明又は半透明のシート材に対し、当該シート材の下面側から塗材組成物を噴霧、積層及び重合させることにより、当該シート材の表面に反射層を形成させることで製造することができる。
より具体的には、透明又は半透明材のポリカーボネートやPMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)等のシート材の下面側から、特殊用途流体スプレーノズル(例:充円錐、扇形、広角扇形ノズル等)を使用して、塗材組成物を空圧により噴霧、積層及び重合させる(面発光処理)。シート端面側より入射した発光ダイオード(LED)の光を当該シート面全体へと導光することで、面発光が可能となる。
ここで、塗材組成物は揮発性剤(シンナー等)との混合剤(以下、混合剤と称す)として、空気圧により噴霧され、シート材の下面に塗布層が形成される。その際、塗布された混合剤は重力の影響によって半円形から喫形状へと変化し、面発光体反射効率が高い形状となる。
可撓性面発光体の素材として一般的なのは、熱可塑性樹脂であるアクリル、ポリカーボネート等の光透過性に優れた素材であるが、透明又は半透明性を有する素材であれば、上記積層重合方式を使用することで表層側一面の面発光が可能となる。また、当該積層重合方式を用いることで連続的な積層重合が可能となり、効率的に量産を行うことができる。
また、上記積層重合方式においては、可撓性面発光体素材への反射用塗材を一般的な圧縮空気(ブロアーや酸素ボンベ等)を利用して塗布することができる。また、様々な噴霧対応型先端ノズルを利用することができ、各積層重合噴霧ノズルユニット部や各ノズルへの圧力を容易に調整することができる。更に、シート材の下面側より積層重合噴霧を行うことで、塗片断面形状が平面形状から喫形形状の状態となり、光量の増幅にも効果的な面発光体を得ることができる(入射光により有効な反射光が得られる)。
積層重合に用いる噴霧塗布方法としては、シート材の下面と噴霧ノズルとの距離を100〜200mm(より近接させることも可能)とし、当該距離の制御によって多層重合度の調整を行うことで、面発光体の入射光に対する面均精度(通称グラデーション)を調整することができる。また、単体試作の場合は、噴霧塗布用ノズルガンを用いることもできる。
積層重合方式における噴霧塗料素材としては白色顔料が好ましく、例えば、二酸化チタン(TiO2)、酸化亜鉛(ZnO)、硫酸バリウム(BaSO4)、炭酸カルシウム(CaCO3)等の無機顔料を用いることができる。また、金、白金、アルミニウム等の、より遮蔽性が高く、光の反射特性に優れた金属粉末を用いることもできる。
積層重合噴霧加工方法における発光面の面均一性の確保は、入光側からの距離に応じて圧縮空気圧力を調整することにより、噴霧塗布量を増減させることによって達成される。また、部分発光面の製造に関しては、制御された指示に従って部分発光させる領域に積層重合噴霧塗布させることが可能であり、かつ、部分発光面内部における噴霧塗布量の増減も可能である。量産時においては、多孔形状板(一搬的名称:パンチングメタル)を面接した状態での積層重合噴霧塗布加工方式も可能であり、積層重合噴霧塗布セクション内に多孔形状板を機械的に自動セッティングする方式の導入も可能である。
(2)面発光するランドセル
本発明のランドセルは、蓋板部及び/又は襠板部に面接した可撓性面発光体と、可撓性面発光体の短辺側端面の少なくとも一方に配置された光源と、光源用電源と、を備えている。本発明のランドセルの概略斜視図及び概略側面図を図1及び図2にそれぞれ示す。なお、ここでは蓋板部の略全面及び襠板部の一部が可撓性面発光体で覆われている場合について説明する。
本発明のランドセルは、蓋板部及び/又は襠板部に面接した可撓性面発光体と、可撓性面発光体の短辺側端面の少なくとも一方に配置された光源と、光源用電源と、を備えている。本発明のランドセルの概略斜視図及び概略側面図を図1及び図2にそれぞれ示す。なお、ここでは蓋板部の略全面及び襠板部の一部が可撓性面発光体で覆われている場合について説明する。
本発明のランドセル1は、可撓性面発光体2がランドセルの蓋板部4及び襠板部6に面接されている。ここで、可撓性面発光体2を蓋板部4及び襠板部6に面接させる方法は特に限定されないが、蓋板部4に面接させる場合は適当な箇所をハトメホック8で留めるのが簡便である。可撓性面発光体2は良好な可撓性を有するため、適当な箇所をハトメホック8で留めることで可撓性面発光体2を蓋板部4の曲線に沿って容易に面接させることができる。なお、ハトメホック8以外には、マジック式テープやジッパー等の簡便かつ安価な方法を用いて可撓性面発光体2をランドセル1本体に面接してもよい。
可撓性面発光体2には面発光加工(積層重合加工)を施した透明樹脂シートを用いることができ、当該透明樹脂シートにはポリカーボネート樹脂、メタアクリル樹脂、PET樹脂、PVC樹脂等を用いることができるが、耐衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂を用いることが好ましい。ここで、可撓性面発光体2は十分な透明性を有しており、可撓性面発光体2を面接させた状態においてもランドセル本来の質感を損なうことがない。
また、可撓性面発光体2に用いる透明樹脂シートの厚さは0.5〜1mmとし、光源には発光ダイオードを用いることが好ましい。ポリカーボネートシートは厚さ略0.1mm以上で面発光させることができることに加え、優れた耐衝撃性を有しており、不意の事故等による衝撃から使用者の身を守ることができる。また、可撓性面発光体の厚さを0.5mm以上とすることで、可撓性面発光体に適度の素材弾性を具備させることができ、1.0mm以下とすることで、可撓性面発光体に優れた屈曲性を具備させることができ、R面、波型及び変形面等の種々の曲面形状にフィットさせることができる。更に、発光ダイオードの光は直進性が強く広角度の視認性に乏しいが、可撓性面発光体を発光させることで広角度の視認性を確保することができる。また、発光ダイオードは長寿命かつ省エネルギーであり、電源及び光源の交換回数を低減することができる。
可撓性面発光体2はシート材挿入部10を有している。シート材挿入部10の少なくとも一片はシート材の挿入口である開口部(シート材挿入部10と可撓性面発光体2との間の隙間)を有しており、当該開口部から種々のデザインを有する透明シートを挿入することで、極めて簡便に可撓性面発光体2(視認部)のデザインを容易に変更することができる。当該透明シートには本発明の効果を損なわない範囲で従来公知の種々の透明シート(軟質材か硬質材かを問わない)を用いることができ、当該透明シートには各種ロゴやマーク等を印刷したり、カッティングシートや紙貼付け等を施したりすることができる。
可撓性面発光体2の短辺側側面の少なくとも一方には光源が配置され、ランドセル1の底部近傍には当該光源用の電源12が備わっている。光源には発光ダイオード(LED)を用いることが好ましく、電源12には多回数の充放電が可能なバッテリーを用いることが好ましい。電源12にはACアダプターコンセント14が備わっており、容量低下時には自宅等のコンセントから充電することができる。
ランドセル1は光源からの発光をON−OFFするためのスイッチ16を有しており、使用者の要望に応じて可撓性面発光体2の発光を制御することができる。また、ランドセル1は照度センサー18を備え、照度センサー18の測定値によって電源12のON−OFFの切り替えを行うことも可能である。電源12のON−OFFの切り替えを照度センサー18の測定値と連動させることで、薄暗い環境において可撓性面発光体2を確実に発光させることができる。
シート材が挿入されていない場合と挿入されている場合のシート材挿入部10の概略図を図3及び図4にそれぞれ示す。図3において、シート材挿入部10は透明ポケットフィルムの貼付によって形成されており、上部に開口部を有している。図4は当該開口部から「こうつうあんぜん 危険徐行」と印刷された透明シートを挿入した状態であり、薄暗い環境において当該文字が発光することで、自動車や自動二輪車の運転手に対して効果的に注意喚起することができる。
また、ランドセル1は、配線接続部に防水コネクタを用い、少なくとも可撓性面発光体2及び光源にシリコン防滴型のパフィースプレイが塗布されている。配線接続部に防水コネクタを用い、少なくとも可撓性面発光体2及び光源にシリコン防滴型のパフィースプレイが塗布されていることでランドセル1を生活防水クラスの防滴仕様とすることができ、軽度の降雨環境下等においてもランドセル1を使用することができる。なお、要望に応じてはシリコンチューブ等を用いてランドセル1を完全防水仕様とすることも可能である。
(3)面発光するバッグ
本発明のバッグは、本体部と、本体部の一部に面接した可撓性面発光体と、可撓性面発光体の短辺側側面の少なくとも一方に配置された光源と、光源用電源と、を備えるものである。本発明の各種バッグ(リュックサック、ビジネスバッグ、ショルダバッグ、手提げバッグ)の概略外観図を図5〜8にそれぞれ示す。本発明のバッグの基本的な構成は本発明のランドセルと類似するため、重複する説明は省略し、主に可撓性面発光体の取り付け位置等について説明する。
本発明のバッグは、本体部と、本体部の一部に面接した可撓性面発光体と、可撓性面発光体の短辺側側面の少なくとも一方に配置された光源と、光源用電源と、を備えるものである。本発明の各種バッグ(リュックサック、ビジネスバッグ、ショルダバッグ、手提げバッグ)の概略外観図を図5〜8にそれぞれ示す。本発明のバッグの基本的な構成は本発明のランドセルと類似するため、重複する説明は省略し、主に可撓性面発光体の取り付け位置等について説明する。
リュックサック20は背面部に可撓性面発光体2が面接されており、可撓性面発光体2を発光させることでユニークな意匠性を付与できるだけでなく、ランドセル1と同様に、早朝及び夕方から夜間における視認性を向上させることができる。
ビジネスバッグ30は側面部及び正面部に可撓性面発光体2が面接されており、可撓性面発光体2を発光させることでユニークな意匠性を付与できるだけでなく、ランドセル1と同様に、早朝及び夕方から夜間における視認性を向上させることができる。
ショルダバッグ40は蓋板部に可撓性面発光体2が面接されており、可撓性面発光体2を発光させることでユニークな意匠性を付与できるだけでなく、ランドセル1と同様に、早朝及び夕方から夜間における視認性を向上させることができる。ここで、図7に示すように可撓性面発光体2の形状そのものに意匠性を持たせることで、より効果的に美観及び視認性等を向上させることができる。
手提げバッグ50は正面部に可撓性面発光体2が面接されており、可撓性面発光体2を発光させることでユニークな意匠性を付与できるだけでなく、ランドセル1と同様に、早朝及び夕方から夜間における視認性を向上させることができる。ここで、可撓性面発光体2は緩やかな凸形状を有していると共に、発光部と非発光部とが市松模様となっている。このように可撓性面発光体2の形状及び発光部と非発光部との配置に意匠性を持たせることで、より効果的に美観及び視認性等を向上させることができる。
可撓性面発光体をハトメホックで市販の黒色ランドセル(幅:260mm,長さ:400mm,厚さ:150mm)の蓋板部に面接させ、図9に示す本発明の実施例であるランドセルを得た。可撓性面発光体は面発光加工(積層重合加工)を施した厚さ0.5mmのポリカーボネート製であり、短辺側にサイドビュー型発光ダイオード(SMD335P8×30PS)が設置されている。
薄暮状況(平成26年9月14日17時30分頃,奈良県奈良市芝辻町506番地,照度230lx)及び漆黒状況(平成26年9月14日19時05分頃,奈良県奈良市芝辻町506番地,照度0lx)において、直線距離1〜350mにおける上記ランドセルの目視視認状況を調査した。結果を表1に示す。なお、用いた可撓性面発光体の照度は750lxである。
本発明のランドセルは、面発光させた状態で、薄暮状況で200mまで、漆黒状況で250mまで明瞭に視認することができる。当該結果より、本発明のランドセルはこれらの状況において自動車や自動二輪車の運転手に対して効果的に注意喚起を行うことができることが分かる。
可撓性面発光体にデザインを付された透明シートを挿入して漆黒環境下で面発光させた状態のランドセルの外観写真を図10に示す。発光による注意喚起と共に、意匠の任意の変更が可能であることが分かる。
1・・・ランドセル、
2・・・可撓性面発光体、
4・・・蓋板部、
6・・・襠板部、
8・・・ハトメホック、
10・・・シート材挿入部、
12・・・電源、
14・・・ACアダプターコンセント、
16・・・スイッチ、
18・・・照度センサー、
20・・・リュックサック、
30・・・ビジネスバッグ、
40・・・ショルダバッグ、
50・・・手提げバッグ。
2・・・可撓性面発光体、
4・・・蓋板部、
6・・・襠板部、
8・・・ハトメホック、
10・・・シート材挿入部、
12・・・電源、
14・・・ACアダプターコンセント、
16・・・スイッチ、
18・・・照度センサー、
20・・・リュックサック、
30・・・ビジネスバッグ、
40・・・ショルダバッグ、
50・・・手提げバッグ。
Claims (11)
- 蓋板部及び/又は襠板部に面接した可撓性面発光体と、
前記可撓性面発光体の短辺側端面の少なくとも一方に配置された光源と、
前記光源用電源と、を備えること、
を特徴とするランドセル。 - 前記可撓性面発光体が面発光加工を施したポリカーボネートシートであること、
を特徴とする請求項1に記載のランドセル。 - 前記可撓性面発光体の厚さが0.5〜1mmであること、
を特徴とする請求項1又は2に記載のランドセル。 - 前記可撓性面発光体にシート材の挿入部を有すること、
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のランドセル。 - 前記光源が発光ダイオードであること、
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のランドセル。 - 更に、照度センサーを備え、
前記照度センサーの測定値によって前記電源のON−OFFの切り替えが可能であること、
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のランドセル。 - 配線接続部に防水コネクタを用い、
少なくとも前記可撓性面発光体及び前記光源にシリコン防滴型のパフィースプレイが塗布されていること、
を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のランドセル。 - 本体部と、
前記本体部の一部に面接した可撓性面発光体と、
前記可撓性面発光体の短辺側側面の少なくとも一方に配置された光源と、
前記光源用電源と、を備えること、
を特徴とするバッグ。 - 前記可撓性面発光体が面発光加工を施したポリカーボネートシートであり、
前記可撓性面発光体の厚さが0.5〜1mmであり、
前記光源が発光ダイオードであること、
を特徴とする請求項8に記載のバッグ。 - 前記可撓性面発光体にシート材の挿入部を有すること、
を特徴とする請求項8又は9に記載のバッグ。 - 配線接続部に防水コネクタを用い、
少なくとも前記可撓性面発光体及び前記光源にシリコン防滴型のパフィースプレイが塗布されていること、
を特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のバッグ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019506188A (ja) * | 2016-11-23 | 2019-03-07 | タババ カンパニー リミテッド | 多機能スマートバックパック |
KR102494549B1 (ko) * | 2022-09-28 | 2023-02-06 | 주식회사 보니앤코 | 공정 효율이 개선된 반사 필름 적용 친환경 어린이용 가방 및 이의 제조방법 |
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- 2014-10-14 JP JP2014209646A patent/JP2016077393A/ja active Pending
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KR102494549B1 (ko) * | 2022-09-28 | 2023-02-06 | 주식회사 보니앤코 | 공정 효율이 개선된 반사 필름 적용 친환경 어린이용 가방 및 이의 제조방법 |
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