JP3074523B2 - 反射体 - Google Patents

反射体

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JP3074523B2
JP3074523B2 JP09193324A JP19332497A JP3074523B2 JP 3074523 B2 JP3074523 B2 JP 3074523B2 JP 09193324 A JP09193324 A JP 09193324A JP 19332497 A JP19332497 A JP 19332497A JP 3074523 B2 JP3074523 B2 JP 3074523B2
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道明 苅田
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道明 苅田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の反射を利用し
て、特に夜間での交通安全や歩行者誘導や避難誘導等の
ための反射標示手段として使用する反射体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ステッキ、傘等の携行品や自転車
や車椅子などに、交通安全等の目的をもって反射体や発
光体を内蔵又は外部に付設する技術は知られている。例
えば、特開平7−313229号公報には、透光性の再
帰性反射シートを用い、これを、その保護のために透明
中空パイプによるステッキ本体内に配設するとともに、
更にこのステッキ本体内に、照明のための発光ダイオー
ドを配設し、またステッキ本体の握り部内には、発光ダ
イオードのための電源電池と通電スイッチとを配設した
ステッキが開示されている。また、特開平8−323号
公報には、同様の構造を組み込んだ傘が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造では、再帰性反射シートや発光体を透明中空パイプに
よる本体内に組み込むため、ステッキや傘の本体自体が
特殊な構造となり、その製造が難しく、高価になるばか
りでなく、強度が弱くなってしまう。また、透明中空パ
イプ内の透光性の再帰性反射シートに所期の反射効果を
期待できない。
【0004】これとは別に、軟質樹脂を素材とした既製
の反射テープや硬質樹脂を素材とした既製の反射板を用
い、それを単に外部に付設したものもあるが、既製の反
射テープや反射板は概して反射性が弱く、夜間での交通
安全や歩行者誘導や避難誘導等のための反射標示手段と
しては標示性能不足である。
【0005】本発明の目的は、夜間での交通安全や歩行
者誘導や避難誘導等のための反射標示手段とするのに、
十分な標示性能を期待できるとともに、既製の反射シー
トや反射板に比べ、経済性や汎用性や使い勝手の面で有
利な反射体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による反射体は、
表層となる反射層と、中間層で全体の基材となる蛍光層
と、裏層となる接着層とによる3層構造で、この接着層
の裏面に剥離紙を剥離自在に付着させ、全体として可撓
性を有する接着テープ状又は接着シート状としたもの
で、反射層は、ガラスを細かく粉砕した無数の粉砕ガラ
ス粉粒を透明又は半透明軟質樹脂に混入させて形成さ
れ、また蛍光層は、反射層と同材質の透明又は半透明軟
質樹脂に蛍光剤及び着色剤を混入させて形成され、反射
層の表面は、その一端部を重合縁部とするため該一端部
を残してダイヤモンドカット様の凹凸面にされ、この重
合縁部上に接着層の裏面を接着させて曲面に巻き付けて
使用できるようになっている。
【0007】このような反射体によると、表面の反射層
には粉砕ガラス粉粒が混入されているため、粉砕ガラス
粉粒の乱反射により反射性が高く、このような反射と裏
面の蛍光層による蛍光効果との相乗作用により、鮮やか
な輝きを呈する。全体としては、可撓性を有する接着テ
ープ状又は接着シート状であるので、任意のサイズ及び
形状にカットして曲面や凹凸面に対しても自由に付設で
きる。
【0008】反射層の表面はダイヤモンドカット様の凹
凸面になっているので、反射性が一層高まる。反射層の
表面の一端縁部は、ダイヤモンドカット様の凹凸面にし
ない重合縁部としてあるので、曲面に巻き付けて使用す
る場合に便利である。反射層と蛍光層は同材質の透明又
は半透明軟質樹脂で、これらは材質的には一体であるの
で、層間分離の問題はない。蛍光層に着色剤を混入して
あるので、色付きの反射体とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。
【0010】図1及び図2に本発明の一例の反射体を示
す。この反射体Aは、表層となる反射層1と、中間層と
なる蛍光層2と、裏層となる接着層3とを重合形成し、
この接着層3の裏面に、剥離紙4を剥離自在に付着さ
せ、全体として可撓性を有する接着テープ状又は接着シ
ート状としたもので、通常のハサミやカッタ等を用いて
任意のサイズ及び形状に容易にカットできるようになっ
ている。
【0011】反射層1は、図2に示すように、軟質塩化
ビニール等の透明又は半透明軟質樹脂に、光の乱反射を
大きくするためガラスを粉砕した無数の粉砕ガラス粉粒
5を混入させたもので、粉砕ガラス粉粒5の一つ一つ
が、外部からの光を透明又は半透明軟質樹脂を透して乱
反射するようになっている。粉砕ガラス粉粒5は細かく
粉砕されているので、軟質樹脂と一体化され、軟質樹脂
表面から突出したり分離することはない。粉砕ガラス粉
粒5としては、廃品回収された各種のガラス製品を粉砕
したものが、資源の再利用の観点及び経済性の面で有利
である。
【0012】反射層1の表面は、反射性を高めるため、
ダイヤモンドカット様の凹凸面6に成形されている。本
反射体Aを曲面に巻き付けて使用する際に、接着層3で
両縁部を接着させるのに便利なように、反射層1の表面
の一端縁部は、ダイヤモンドカット様の凹凸面にしない
重合縁部7としてある。また、反射層1の表面に、ダイ
ヤモンドカット様の凹凸面とした部分と、しない部分と
を形成すれば、このような二様の部分で反射効果が異な
るので、そのいずれかの部分を文字や図形などに合わせ
た形状とすれば、その形状が浮き出し又はくぼんだ状態
で立体的に見えることになる。
【0013】なお、ダイヤモンドカット様の凹凸面6を
表面に形成する場合、成形の関係から裏面も凹凸面とな
ったとしても、反射層1と蛍光層2とを同材質の基材と
すれば、これらの層を一体化できるので層間分離の問題
はなく、また裏面の凹凸面により反射効果が一層高ま
る。
【0014】蛍光層2は、反射層1と同材質、つまり軟
質塩化ビニール等の透明又は半透明軟質樹脂に蛍光剤を
混入させたものである。その蛍光効果は、無数の粉砕ガ
ラス粉粒5が乱反射する反射層1を透して行われ、更に
これにダイヤモンドカット様の凹凸面6による乱反射も
加わるので、その相乗効果により、表面から見ると鮮や
かに輝いて見え、その効果は夜間において一層顕著とな
る。蛍光層2は、本反射体Aにおける基材としての機能
も有しており、その厚さと材質は、本反射体Aの使用目
的や使用条件等を考慮して適宜選択する。
【0015】接着層3は、接着剤そのものを熱圧着して
形成するか、又は蛍光層2の裏面に既製の両面接着テー
プを接着して形成したものである。
【0016】本反射体Aを使用するには、ハサミやカッ
タ等を用いて任意のサイズ及び形状にカットし、剥離紙
4を剥離して接着層3により使用対象面に接着する。用
途としては、例えばステッキや傘や鞄などの携行品や、
車椅子や乳母車や自転車などに接着した場合には、交通
安全標示手段となり、廊下や階段等の床面又は壁面に接
着した場合には、避難誘導手段や夜間歩行誘導手段とな
る。その他、装飾手段などとしても利用でき、用途は広
範で接着する使用対象も多様である。
【0017】図3ないし図7は本反射体Aの使用例をそ
れぞれ示し、図3はステッキ、図4は車椅子、図5は自
転車、図6は階段、図7は廊下に使用した例である。
【0018】反射層1、或いは蛍光層2に着色剤を混入
すれば、色付きの反射体とすることができる。例えば、
赤に着色すれば注意喚起効果が良く、白に着色すれば盲
人用ステッキに使用するのに良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の反射体によ
れば、透明又は半透明軟質樹脂による反射層(表層)中
の粉砕ガラス粉粒による乱反射と、同じ材質の透明又は
半透明軟質樹脂に蛍光剤を混入させた蛍光層(中間層)
の蛍光効果とによる相乗作用により、夜間においても鮮
やかな輝きを呈するので、反射標示性能が従来よりも高
く、使用対象物の外面に単に接着しただけでも、交通安
全標示手段や避難誘導手段や夜間歩行誘導手段等として
十分な効果がある。
【0020】全体として可撓性を有する接着テープ状又
は接着シート状であるので、使い勝手がよく、また粉砕
ガラス粉粒を利用するので、資源の再利用及び経済性に
おいて有益である。
【0021】反射層の表面をダイヤモンドカット様の凹
凸面にすることにより、反射性を一層向上させることが
できる。反射層の表面の一端縁部は、ダイヤモンドカッ
ト様の凹凸面にしない重合縁部としてあるので、曲面に
巻き付けて使用する場合に便利である。反射層と蛍光層
は同材質の透明又は半透明軟質樹脂で、これらは材質的
には一体であるので、層間分離の問題はない。
【0022】蛍光層に着色剤を混入すれば、色付きの反
射体とすることができる。例えば、赤に着色すれば注意
喚起効果が良く、白に着色すれば盲人用ステッキに使用
するのに良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】本実施例の反射体をステッキに使用した例を示
す図である。
【図4】車椅子に使用した例を示す図である。
【図5】自転車に使用した例を示す図である。
【図6】階段に使用した例を示す図である。
【図7】廊下に使用した例を示す図である。
【符号の説明】
A 反射体 1 反射層 2 蛍光層 3 接着層 4 剥離紙 5 粉砕ガラス粉粒 6 ダイヤモンドカット様の凹凸面 7 重合縁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09F 13/16 G09F 13/20 D 13/20 F21Q 1/00 A (56)参考文献 特開 昭57−70647(JP,A) 特開 平5−1247(JP,A) 特開 平4−286615(JP,A) 特開 平5−188863(JP,A) 特開 平8−129351(JP,A) 特開 平7−199844(JP,A) 特開 平8−171005(JP,A) 特開 平5−188863(JP,A) 特開 平6−318041(JP,A) 実開 平3−117267(JP,U) 実開 平6−87975(JP,U) 実開 平4−117750(JP,U) 実開 平7−24949(JP,U) 実開 平4−73010(JP,U) 実開 平7−2517(JP,U) 実開 昭57−115078(JP,U) 実開 昭60−161389(JP,U) 実開 昭63−140589(JP,U) 実開 昭59−126375(JP,U) 実開 平6−16977(JP,U) 登録実用新案3023488(JP,U) 登録実用新案3037779(JP,U) 登録実用新案3028207(JP,U) 登録実用新案3023639(JP,U) 登録実用新案3010131(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 3/02 G09F 3/10 G09F 7/18 G09F 13/00 - 13/46 B60Q 1/26 B32B 1/00 - 35/00 C09J 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表層となる反射層と、中間層で全体の基材
    となる蛍光層と、裏層となる接着層とによる3層構造
    で、この接着層の裏面に剥離紙を剥離自在に付着させ、
    全体として可撓性を有する接着テープ状又は接着シート
    状としたもので、前記反射層は、ガラスを細かく粉砕し
    た無数の粉砕ガラス粉粒を透明又は半透明軟質樹脂に混
    入させて形成され、また前記蛍光層は、反射層と同材質
    の透明又は半透明軟質樹脂に蛍光剤及び着色剤を混入さ
    せて形成され、前記反射層の表面は、その一端部を重合
    縁部とするため該一端部を残してダイヤモンドカット様
    の凹凸面にされ、この重合縁部上に前記接着層の裏面を
    接着させて曲面に巻き付けて使用できるようになってい
    ることを特徴とする反射体。
JP09193324A 1997-07-04 1997-07-04 反射体 Expired - Lifetime JP3074523B2 (ja)

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