JP2016077009A - 通信方法及びシステム、アクセスネットワーク装置、並びにアプリケーションサーバ - Google Patents

通信方法及びシステム、アクセスネットワーク装置、並びにアプリケーションサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ要求の応答時間を改善し、サービス遅延を減らし、サービスのQoSを改善することにより、ユーザ経験を改善する方法を提供する。【解決手段】アクセスネットワーク装置がサービスパケットを受信するステップと、アクセスネットワーク装置が、受信したサービスパケットをポリシーに従ってアプリケーションサーバへ送信するステップであり、アプリケーションサーバは、アクセスネットワーク側に配置され、アクセスネットワーク装置からは独立しているか、または、アクセスネットワーク装置の中にあり、アプリケーションサーバは、少なくとも1つのサービスの運用をサポートする、送信ステップと、を含む。UEがアクセスネットワーク側とのサービス相互作用を直接実行することができるように、サードパーティアプリケーションの運用をサポートするアプリケーションサーバがアクセスネットワーク側に導入される。【選択図】図2

Description

本発明の実施例は、移動通信技術の分野に関し、また、より具体的には、通信方法及びシステム、アクセスネットワーク装置、並びにアプリケーションサーバに関する。
移動通信技術の分野において、ユーザ装置(User Equipment、UE)は、ワイヤレスネットワークを介して外部ネットワーク(例えば、インターネット(Internet))と接続を確立する必要があり、そして、外部ネットワークまたはリモートサーバを介して、サードパーティアプリケーションサービスのサービスを享受する。
図1に示されるように、ワイヤレスネットワークは主に、アクセスネットワーク110とコアネットワーク(Core Network、CN)120とを含み、無線リソースの管理機能は主に、アクセスネットワーク110の中で、中央集中方式で実現され、サービス及びアプリケーションに関する機能は主に、コアネットワーク120の中で、中央集中方式で実現される。したがって、アクセスネットワーク110は、UE130とコアネットワーク120とを接続する橋である。UE130の外部ネットワークとのサービス相互作用は、UEとアクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続に基づいており、最終的には、コアネットワーク側のゲートウェイ121を介して実現される。リモートサーバ140は、コアネットワークのゲートウェイ121の後ろに配置されており、UE130からずっと離れている。その結果、サービスの遅延の拡張や低いサービス品質(Quality of Service、QoS)等の問題が起こり、それによってユーザ経験に影響を与えている。
本発明の実施例は、サービスの遅延の拡大や、サービスの低いQoS等の問題を解決し、それによってユーザ経験を改善するような通信方法及びシステム、アクセスネットワーク装置、並びにアプリケーションサーバを提供する。
一態様では、本発明の一実施例は、通信方法であって、アクセスネットワーク装置が、サービスパケットを受信するステップと、アクセスネットワーク装置が、受信したサービスパケットを、ポリシーに従ってアプリケーションサーバに送信するステップであり、アプリケーションサーバは、アクセスネットワーク側に配置され、アクセスネットワーク装置から独立しているか、または、アクセスネットワーク装置の中にあり、アプリケーションサーバは、少なくとも1つのサービスの運用をサポートする、送信ステップと、を含む通信方法を提供する。
別の一態様では、本発明の一実施例は、通信方法であって、アプリケーションサーバが、アクセスネットワーク装置から送信されたサービスパケットを受信するステップであり、アプリケーションサーバはアクセスネットワーク側に配置され、アクセスネットワーク装置から独立しているか、または、アクセスネットワーク装置の中にあり、アプリケーションサーバは少なくとも1つのサービスの運用をサポートとする、受信ステップを含み、アプリケーションサーバはサービスパケットを処理する、通信方法を提供する。
別の一態様では、本発明の一実施例は、アクセスネットワーク装置であって、ユーザ装置と通信するように構成された第1のインタフェースユニットと、コアネットワークと通信するように構成された第2のインタフェースユニットと、アプリケーションサーバと通信するように構成された第3のインタフェースユニットと、を備え、アプリケーションサーバは、アクセスネットワーク側に配置され、アクセスネットワーク装置から独立しているか、または、アクセスネットワーク装置の中にあり、第1のインタフェースユニット、第2のインタフェースユニット、および、第3のインタフェースユニットのそれぞれに接続され、第3のインタフェースユニットを介して、ポリシーに従って、受信したサービスパケットをアプリケーションサーバに送信するように構成されたプロセッサを含む、アクセスネットワーク装置を提供する。
別の一態様では、本発明の一実施例は、アプリケーションサーバであって、少なくとも1つのサービスの運用をサポートし、アクセスネットワーク側に配置され、アクセスネットワーク装置から独立しているか、または、アクセスネットワーク装置の中にある、アプリケーションサーバを提供する。アプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置と通信するように構成されたインタフェースユニットと、アプリケーションサーバによってサポートされるサービスデータを格納するように構成された記憶ユニットと、インタフェースユニットと記憶ユニットのそれぞれに接続され、インタフェースユニットを介して、アクセスネットワーク装置によって送信されたサービスパケットを受信し、サービスパケットを処理するように構成された処理ユニットと、を含む。
別の一態様では、本発明の一実施例は、通信システムであって、上述のアクセスネットワーク装置と上述のアプリケーションサーバが、通信システムのアクセスネットワーク側に配置されている、通信システムを提供する。
別の一態様では、本発明の一実施例は、コンピュータ可読記憶媒体であって、請求項1から請求項7のいずれか1つに従った方法を実行するために利用されるプログラムを含む、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
別の一態様では、本発明の一実施例は、請求項8から請求項16のいずれか1つに従った方法を実行するために利用されるプログラムを含む、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
本発明の実施例によれば、アクセスネットワーク側とのサービス相互作用をUEが直接実行できるように、サードパーティアプリケーションの運用をサポートするアプリケーションサーバがアクセスネットワーク側に導入され、大いに、ユーザ要求の応答時間が改善され、サービス遅延が減り、サービスのQoSが改善され、それによってユーザ経験が改善されることがわかる。
本発明の実施例における技術的ソリューションをより明確に示すために、実施例を説明するために必要な添付図面を以下簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は、単に本発明のいくつかの実施例を示すに過ぎず、当業者は、これらの添付図面から他の図面を容易に導出することができる。
先行技術における通信システムの概略構成図 本発明の一実施例において提供される通信システムの概略構成図 本発明の一実施例において提供されるアクセスネットワーク装置の概略構成図 本発明の一実施例において提供されるアプリケーションサーバの概略構成図 本発明の一実施例において提供される、サービスパケットを処理するアプリケーションサーバの概略フローチャート 本発明の一実施例において提供される、サービスパケットを処理するアプリケーションサーバの、他の概略フローチャート 本発明の一実施例において提供される、アプリケーション・無線ネットワークインターフェイスプロトコルの概略構成図 本発明の一実施例において提供されるアプリケーションサーバのソフトウェアアーキテクチャ図 本発明の一実施例において提供される通信方法のフローチャート 本発明の一実施例において提供される他の通信方法のフローチャート 本発明の一実施例において提供される他の通信方法の概略図 本発明の一実施例において提供される一LTEシステムの概略構成図 本発明の一実施例において提供される一LTEシステムにおけるユーザプレーンデータストリームの概略図 本発明の一実施例において提供される一LTEシステムにおけるユーザプレーンインターフェイスの概略図 本発明の一実施例において提供される一LTEシステムにおける制御プレーンデータストリームの概略図
本発明の実施例の目的、技術的ソリューション、および利点が、より分かりやすくなるように、本発明の実施例における添付図面を参照して、本発明の実施例に従った技術的ソリューションを明確且つ完全に以下説明する。明らかに、以下の説明における実施例は、本発明の実施例のすべてではなく、単なる一部に過ぎない。本発明の実施例に基づいて当業者が容易に得ることのできるすべての他の実施例は、本発明の保護範囲に入る。
本発明の一実施例において、既存のサードパーティアプリケーションのサービス相互作用の処理における問題は、十分に考慮され、サードパーティアプリケーションの運用をサポートする論理ネットワーク要素が、アクセスネットワーク側に導入される。このようにして、UEは、アクセスネットワーク側とのサービス相互作用を直接実行することができ、それは大いに、ユーザ要求の応答時間を改善し、サービス遅延を減少させ、サービスのQoSを改善する、そしてそれによってユーザ経験を改善する。添付図面を参照して以下において詳細な説明がなされる。
図2は、本発明の一実施例において提供される通信システムの概略構成図である。図1を参照してわかるのは、アクセスネットワーク210側に導入された論理ネットワーク要素が本発明の実施例におけるアプリケーションサーバ212であり、アプリケーションサーバ212が、少なくとも1つのサービスの運用をサポートすることである。物理的に、アプリケーションサーバ212は、アクセスネットワーク装置211の外にある独立した装置であり得るか、または、アクセスネットワーク装置211において統合され得る。このことは、この実施例によっていかなる制限を受けるものではない。
もともとの機能に加えて、アクセスネットワーク装置211は、UE230またはコアネットワークからのサービスパケットを、アプリケーションサーバ212へ迂回させて処理させるように、追加的なパケット迂回機能を実装する必要がある。アクセスネットワーク装置211のもともとの機能には、無線リソースの管理、無線インターフェイスデータの転送、およびUEの状態の維持が含まれ、これらは、当業者によく知られており、本明細書内で再度詳しく説明しない。
留意すべきことは、アクセスネットワーク装置211は、ノードB(Node B)、進化したノードB(evolved Node B、eNB)、ホームノードB(Home Node B、HNB)/(Home eNode B、HeNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、基地局コントローラ(Base Station Controller、BSC)、およびベース送受信局(Base Transceiver Station、BTS)を含むが、これに限定されない、ワイヤレスネットワークにUEがアクセスできるようにする装置であるということである。
加えて、この実施例によるサードパーティアプリケーションには、ウェブページに関するキャッシュ(Cache)加速、ビデオトランスコーディング、マシン・ツー・マシン(Machine-to-Machine、M2M)ハンドシェイクシグナリング終端、およびコンテンツ格納と配信が含まれるが、これに限定されない。これらは、サードパーティによって提供され得、この実施例によっていかなる限定もされない。加えて、アプリケーションサーバ212は、サードパーティアプリケーション提供者のためのオープンプラットフォームを提供し、様々なサードパーティアプリケーションの拡張をサポートするオープンアプリーケーションサーバであり得、これによって、さらにユーザ体験を改善する。アクセスネットワーク装置211及びアプリケーションサーバ212についてのより詳細な説明が、添付図面を参照して以下においてなされる。
図3は、本発明の一実施例において提供されるアクセスネットワーク装置の概略構成図である。図3に示されるように、アクセスネットワーク装置211は、第1のインタフェースユニット310と、第2のインタフェースユニット320と、第3のインタフェースユニット330と、および、第1のインタフェースユニット310、第2のインタフェースユニット320、および第3のインタフェースユニット330のそれぞれに接続されたプロセッサ340と、を含む。第1のインタフェースユニット310は、UE230と通信するように構成され、第2のインタフェースユニット320は、コアネットワークと通信するように構成され、第3のインタフェースユニット330は、アプリケーションサーバ212と通信するように構成され、プロセッサ340は、第1のインタフェースユニット310または第2のインタフェースユニット320を介してサービスパケットを受信し、第3のインタフェースユニットを介して、受信したサービスパケットをポリシーに従ってアプリケーションサーバ212に送信するように構成されている。上述の通り、アプリケーションサーバ212は、少なくとも1つのサービスの運用をサポートし、アプリケーションサーバ212は、アクセスネットワーク側に、アクセスネットワーク装置211から独立して、または、アクセスネットワーク装置の中に、配置される。
アクセスネットワーク装置211によってサービスパケットをアプリケーションサーバ212に送信するためのポリシーには、アクセスネットワーク装置211によって受信された全てのサービスパケットをアプリケーションサーバ212に送信すること、または、識別情報を用いてサービスパケットがアプリケーションサーバ212に送信できるか否かを識別し、アプリケーションサーバ212に送信できるサービスパケットをアプリケーションサーバ212に送信し、アプリケーションサーバ212に送信できないサービスパケットをコアネットワーク220に送信すること、が含まれる。識別情報は、加入者プロファイル識別(Subscriber Profile ID、SPID)情報、サービス品質クラス識別子(QoS class identifier、QCI)情報、ステートフルパケット検査(Stateful Packet Inspection、SPI)情報、または、ディープパケット検査(Deep Packet Inspection、DPI)を含むが、これに限定されない。識別情報とサービスパケットがアプリケーションサーバ212に送信できるか否かとの対応は、事業者によって定義され得るが、このことは、この実施例によっていかなる制限を受けるものではない。
SPIDに従って、サービスパケットの一部がアプリケーションサーバ212に送信されて処理される状況が例として取り上げられる。ここで、SPIDは、事業者によって定義される加入者識別であり、現在1から256までの範囲の値を持ち、特定の意味が事業者によって定義され得る(現在、単にいくつかの値が、キャンピング優先度(camping priority)、および、周波数間/RAT間ハンドオーバ優先度(inter-frequency/inter-RAT handover priority)のために定義されている)。事業者は、加入者のどのベアラが、または、サービスパケットのどのような種類が、アプリケーションサーバ212に送信して処理させることができるかを表すように、いくつかのSPIDを予め定義し得る。そうすることにより、サービスパケットの受信後、アクセスネットワーク装置211は、加入者のSPIDに従って、受信したサービスパケットをアプリケーションサーバ212に送信するか否かを判断することができる。
QCIに従って、サービスパケットの一部がアプリケーションサーバ212に送信されて処理される状況が例として取り上げられる。ここで、QCIは、9個のクラスを含み、事業者は、サービスのどのクラスが、アプリケーションサーバ212に送信されて処理される必要があるかを予め定義し得る。そうすることにより、サービスパケットの受信後、アクセスネットワーク装置211は、サービスパケットのQCIに従って、受信したサービスパケットをアプリケーションサーバ212に送信するか否かを判断することができる。
SPIまたはDPIに従って、サービスパケットの一部がアプリケーションサーバ212に送信されて処理される状況が例として取り上げられる。ここで、事業者は、サービスパケットをアプリケーションサーバ212に転送するためのいくつかのルールを予め定義し得る。例えば、パケットは、パケットの5タプル(5-tuple)(元IP、宛先IP、元ポート、宛先ポート、およびプロトコル種別)に従って転送される。そうすることにより、サービスパケットの受信後、アクセスネットワーク装置211は、転送ルールに従って、受信したサービスパケットをアプリケーションサーバ212に送信するか否かを判断することができる。
図4は、本発明の一実施例において提供されるアプリケーションサーバの概略構成図である。図4に示されるように、アプリケーションサーバ212は、上述の通り、少なくとも1つのサービスの運用をサポートし、アクセスネットワーク側に配置され、そして、アクセスネットワーク装置から独立し得るか、または、アクセスネットワーク装置の中にあり得る。アプリケーションサーバ212は、インタフェースユニット410と、記憶ユニット420と、インタフェースユニット410と記憶ユニット420のそれぞれに接続された処理ユニット430と、を含む。インタフェースユニット410は、アクセスネットワーク装置211と通信するように構成され、記憶ユニット420は、アプリケーションサーバ212によってサポートされるサービスのサービス日付を格納するように構成され、処理ユニット430は、インタフェースユニット410を介してアクセスネットワーク装置211によって送信されたサービスパケットを受信し、サービスパケットを処理するように構成される。
留意されるべきことは、処理ユニット430はプロセッサであり得、また、記憶ユニット420は、メモリであり得る、ということである。もし、アプリケーションサーバ212がアクセスネットワーク装置211において統合されているならば、アプリケーションサーバ212の処理ユニット430の機能は、アクセスネットワーク装置211のプロセッサ340において実装されることができる。すなわち、アプリケーションサーバ212は、アクセスネットワーク装置211とプロセッサを共有する。
処理ユニット432による、対応するサービスパケットの処理手順は、処理ユニット430によって受信されるサービスパケットによって変わる。手順は、以下の場合を含むが、これに限定されない。
アクセスネットワーク装置211がサービスパケットをアプリケーションサーバ212に送信するポリシーが予め設定されているとき、アプリケーションサーバ212によって現在サポートすることができるサービス種別に従ってポリシーは設定されており、アプリケーションサーバ212によってサポートされているサービスのサービスパケットだけがアプリケーションサーバ212に送信される。このようにして、アプリケーションサーバ212は、受信したサービスパケットをサポートしているか否かを判断する必要がない。サービスパケットを処理する処理ユニット430の手順が図5に示されており、以下を含む。
ステップS510:サービスパケットを構文解析する。構文解析は、アプリケーション層のデータを得るために、他のプロトコル層の情報をはがすプロセスである。
ステップS520:構文解析されたサービスパケットに従って、サービスパケットに対応するサービスを実行する。
ステップS530:実行結果をアクセスネットワーク装置にフィードバックする。
アクセスネットワーク装置211がサービスパケットをアプリケーションサーバ212に送信するポリシーが予め設定されているとき、もし、ポリシーが、アプリケーションサーバによって現在サポートされているサービス種別に従って設定されていないならば、サービスパケットを処理する処理ユニット430の手順は、図6に示されるように、以下のステップを含む。
ステップS610:サービスパケットを構文解析する。構文解析は、ステップS510と同様であり、ここで再度詳しく説明されることはない。
ステップS620:構文解析されたサービスパケットに従って、サービスパケットに対応するサービスの運用を処理ユニットがサポートするか否かを判断する。そして、もし、処理ユニットがサービスパケットに対応するサービスの運用をサポートするならば、ステップS630を実行する。もし、処理ユニットがサービスパケットに対応するサービスの運用をサポートしないならば、ステップS640、ステップS650、またはステップS660を実行する。
もし、サービスパケットに対応するサービスの運用を処理ユニットがサポートすることを構文解析の結果が示すならば、構文解析されたサービスパケットに従って、サービスパケットに対応するサービスが実行される。そして、実行結果は、アクセスネットワーク装置にフィードバックされる(ステップS630)。もし、サービスパケットに対応するサービスの運用を処理ユニットがサポートしないことを構文解析の結果が示すならば、サービスパケットはアクセスネットワーク装置に返され(ステップS640)、アクセスネットワーク装置は、サービスパケットを従来のチャネルを介して送出する、すなわち、サービスパケットはコアネットワークに送信される(ステップS650)。そしてこのとき、アプリケーションサーバからコアネットワークへの直接のチャネルが必要になる。すなわち、命令シグナリングがアクセスネットワーク装置に送信される(ステップS660)。ここで、命令シグナリングは、サービスパケットをコアネットワークに送信するようにアクセスネットワーク装置に命令するために使われる。アクセスネットワーク装置は、既にサービスパケットを受信しているので、アクセスネットワーク装置はサービスパケットをキャッシュする必要があるだけであり、命令情報に従って、サービスパケットを従来のチャネルを介して送出する。アプリケーションサーバがサービスを提供できないとき、上述のステップS640、ステップS650、またはステップS660が提供され、従来の方法でサービスがUEに提供され、サービスが中断しないことを確実にする。
加えて、もし、構文解析されたサービスパケットが、処理ユニットによってサポートされるサービスの更新データを含むならば、更新データは、記憶ユニットに格納される。
サービスパケットが、アクセスネットワーク装置211とアプリケーションサーバ212との間で伝送されることを考慮すると、アクセスネットワーク装置211とアプリケーションサーバ212との間で、ユーザプレーンチャネルが確立される必要がある。1つの方法は以下の通りである。ユーザプレーンチャネルは予め設定されている。そして、このとき、ユーザプレーンプロトコルだけが定義される必要があり、そして、ユーザプレーンプロトコルに従って、予め設定されたユーザプレーンチャネルを介してサービスパケットが伝送される。別の方法は、以下の通りである。アクセスネットワーク装置211の第3のインタフェースユニット330のプロトコルと、インタフェースユニット330と相互作用するアプリケーションサーバ212のインタフェースユニット410のプロトコルとが構成され、構成されたプロトコルに従って、必要に応じて、アクセスネットワーク装置211とアプリケーションサーバ212との間にユーザプレーンチャネルが確立され、ユーザプレーンチャネルを介してサービスパケットが送信される。
第3のインタフェースユニット330とインタフェースユニット410のプロトコルのそれぞれは、アプリケーション・無線ネットワークインターフェイスプロトコルであり、したがって、アプリケーション・無線ネットワークインターフェイスプロトコルに従って、アクセスネットワーク装置211とアプリケーションサーバ212との間にユーザプレーンチャネルが確立される。
図7は、アプリケーション・無線ネットワークインターフェイスプロトコルの概略構成図である。図7に示されるように、アプリケーション・無線ネットワークインターフェイスプロトコルは、制御プレーンプロトコル710とユーザプレーンプロトコル720とを含む。ユーザプレーンプロトコル720は、ユーザプレーンチャネル上の情報伝送のために使用され、制御プレーンプロトコル710は、ユーザプレーンチャネルを確立するために使用される。そして、ユーザプレーンチャネルを確立するステップは、制御プレーンプロトコルに従って、アクセスネットワーク装置とアプリケーションサーバとの間に制御プレーンリンクを確立するサブステップ、および、制御プレーンリンクによって運ばれる制御情報に従って、アクセスネットワーク装置とアプリケーションサーバとの間にユーザプレーンチャネルを確立するサブステップ、を含む。
制御プレーンプロトコル710は、サービスネットワーク層プロトコルと伝送ネットワーク層プロトコルとを含む。ここで、サービスネットワーク層プロトコルは、制御情報を含み、伝送ネットワーク層プロトコルは、物理層プロトコル、データリンク層プロトコル、ネットワーク層プロトコル、およびトランスポート層プロトコルとを含む。ユーザプレーンプロトコルは、サービスネットワーク層プロトコルおよび伝送ネットワーク層プロトコルを含む。サービスネットワーク層プロトコルは、UEとリモートサーバとの間のサービスパケット伝送のために使用される既存のサービスネットワーク層プロトコルと類似しており、アクセスネットワークは、プロトコルのこの部分は処理をせず、単に、透過的伝送を実行するが、これは、当業者によってよく知られており、この実施例において再度詳しく明細書で説明されることはない。伝送ネットワーク層プロトコルは、サービスパケットの伝送を実現するために使用される。伝送ネットワーク層プロトコルはまた、物理層プロトコル、データリンク層プロトコル、ネットワーク層プロトコル、および、トランスポート層プロトコルとを含む。
制御プレーンプロトコルの伝送ネットワーク層プロトコルにおいて、ネットワーク層プロトコルは、インターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)であり得、トランスポート層プロトコルは、ストリーム制御伝送プロトコル(Stream Control Transmission Protocol、SCTP)、伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)、または、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol、UDP)であり得る。ユーザプレーンプロトコルのトランスポートネットワーク層プロトコルにおいて、ネットワーク層プロトコルはIPであり得、トランスポート層プロトコルは、UDP、および、GPRSトンネリングプロトコル−ユーザプレーン(GPRS Tunneling Protocol-User plane、GTP-U)を含み得る。ここで、GTP−Uは、UDPトンネリングプロトコル、IPトンネリングプロトコル、または、データリンク層トンネリングプロトコルで置き換えられ得る。このようなケースは、明細書における単なる例示に過ぎず、本発明を限定することを意図するものではない。
上述の制御情報は、リセット情報と、オープンAPIインターフェイス設定要求メッセージと、および、基地局構成更新メッセージであり、例えばロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)アクセス技術とともに説明される基地局構成更新メッセージとを含むが、これに限定されない。他のアクセス技術、例えば、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、はこれと似ているが、明細書で再度詳しく説明されることはない。
好ましくは、制御情報は、アプリケーションサーバにワイヤレスネットワークの状態情報を送信するように、アクセスネットワーク装置に命令するために使用される、状態情報購読要求メッセージを含む。このようにして、サードパーティアプリケーションは、状態情報に従ってサービスパケットの処理を柔軟に調整することができる。例えば、もし、状態情報が無線インターフェイスの輻輳を示すならば、高精細度ビデオソースが、通常のビデオソースに調整されてUEに送信される。別の例では、サービスパケットの大部分が関係するサービスがポイントツーポイント(P2P)通信であり、サービスの小さい部分がビデオサービスであるとき、より多くの無線リソースが割り当てられてビデオ品質を確保し得る。
好ましくは、制御情報は、アクセスネットワーク装置がサービスパケットをアプリケーションサーバに送信するポリシーを示すために使用される、ポリシー変更要求メッセージを含む。このようにして、オペレータは、サードパーティアプリケーションの要件に従って、アクセスネットワーク装置がサービスパケットをアプリケーションサーバに送信するポリシーを柔軟に調整することができる。
アクセスネットワーク装置211のプロセッサ340はさらに、第3のインタフェースユニット330を介して、アクセスネットワーク装置211とアプリケーションサーバ212との間のユーザプレーンチャネルを確立するように構成され、アプリケーションサーバ212の処理ユニット430はさらに、インタフェースユニット410を介して、アクセスネットワーク装置211とアプリケーションサーバ212との間のユーザプレーンチャネルを確立するように構成されていることがわかる。
なお、サービスパケットは、UEから来てもよく、または、コアネットワーク側から来てもよい。したがって、ユーザプレーンチャネルは、上りリンクと下りリンクのそれぞれにおいて確立されてもよい。もちろん、独立したユーザプレーンチャネルが確立されてもよい。このとき、サービスパケットがUE側からのデータか、コアネットワーク側からのデータかを区別するために、サービスパケットのソース方向を識別できるように、方向識別フィールドがサービスパケットの中に加えられる必要がある。
加えて、アプリケーションサーバによってサポートされるサービスの数は通常1より大きいことを考慮して、1方向に1つのユーザチャネル(上りリンク方向、または、下りリンク方向)が考えられるとき、もし、全てのサービスが1つのユーザプレーンチャネルを共有するならば、転送方向を識別するために、すなわち、サービスパケットがどのサービスに提供され実行されるかを識別するために、サービスパケットの中に識別が加えられる必要がある。もし、フィールドが加えられないならば、アプリケーションサーバがサービスパケットを識別し、分配する必要がある。
アプリケーションサーバのハードウェア構成が上記のとおり説明されている。そして、アプリケーションサーバのソフトウェア構成が添付図面を参照して、以下の通り説明される。サーバの処理ユニットは、以下のソフトウェア構成を介して、アプリケーションサーバの他のユニットを管理し、アプリケーションサーバ全体の機能を実現する。図8は、本発明の一実施例において提供されるアプリケーションサーバのソフトウェアアーキテクチャを示している。図8に示されるように、処理ユニット430は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であり、その上で、オペレーティングシステム(Operating System、OS)が、ボードサポートパッケージ(board support package、BSP)を介して実行される。このようにして、制御プレーン処理プログラム、ユーザプレーン処理プログラム、サードパーティアプリケーションプログラム、オペレーションマネージャ(Operation Manager、OM)プログラムが、OSによって提供されるプラットフォーム上で実行される。
制御プレーン処理プログラムは、アプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間の制御プレーンメッセージを処理するために使用され、以下の3つの基本的種類の制御プロセス、すなわち、基本管理プロセス、サービスベアラ管理プロセス、および、オープン情報取得プロセス、が存在する。基本管理プロセスは、アプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間の制御プレーンリンクを確立し維持するために使用される。サービスベアラ管理プロセスは、アプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のユーザプレーンチャネルを確立し維持するために使用される。オープン情報取得プロセスは、アプリケーションサーバが、ワイヤレスネットワークの状態情報(アクセスネットワーク装置側の無線インターフェイスの状態情報、または、アクセスネットワーク装置の状態情報を含む)を購読するために使用され、アクセスネットワーク装置からの状態情報を報告するために使用される。
ユーザプレーン処理プログラムは、アプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のユーザプレーンチャネルの処理を提供し、アクセスネットワーク装置とアプリケーションサーバとの間のサービスパケットの相互作用のために使用される。
サードパーティアプリケーションプログラムは、ユーザのアプリケーション層データを終端または転送する、または、特定のアプリケーションに従って特定のサービスを提供する。
OMプログラムは、ユーザプレーン処理と、制御プレーン処理と、そして、サードパーティアプリケーションとを協調させ管理するために使用され、少なくとも、ログ/試験/バージョン管理機能を有する。
上述の説明からわかるように、もともとの機能に加えて、アクセスネットワーク装置は、以下の追加機能を実装する必要がある。
1.サービスパケットをアプリケーションサーバに送信して処理させる。もし、各サードパーティアプリケーションに対する独立したユーザプレーンチャネルが確立されているならば、パケットは単に、対応するユーザプレーンチャネルに転送される(もし、ユーザプレーンチャネルが、上りリンクと下りリンクのそれぞれにおいて確立されているならば、各チャネルは方向を示している。そうでなければ、データがUEからのデータか、または、コアネットワークからのデータかを識別するために、方向識別フィールドが使用される必要がある。)。もし、サードパーティアプリケーションが1つのユーザプレーンチャネルを共有するならば、識別(送信方向を識別するために使用される)が付加される必要がある。そして、パケットは送信される。もし、識別が付加されていないならば、パケットは、受信端で識別され分配される必要がある(もし、ユーザプレーンが、上りリンクと下りリンクの各々において確立されているならば、各チャネルは方向を示す。そうでなければ、方向識別フィールドが使用される必要がある。)。
2.パケットをアプリケーションサーバから受信後、パケットを転送する。もし、各サードパーティアプリケーションが、独立したユーザプレーンチャネルを確立するならば、パケットは、方向に従って、UEまたはコアネットワークへ送信される必要がある(もし、チャネルが、上りリンクと下りリンクの各々において確立されているならば、各チャネルは、方向を示す。そうでなければ、方向識別フィールドが使用される必要がある。)。もし、サードパーティアプリケーションが、1つのユーザプレーンチャネルを共有するならば、パケットは、ポリシーに従って転送される必要がある。オプションのポリシーは、パケットをDPIに従って転送すること、識別(送信方向を識別するために使用される−特定のベアラ)に従ってパケットを識別し転送すること(もし、チャネルが、UE方向とコアネットワーク方向の各々において確立されているならば、各チャネルは方向を示す。そうでなければ、方向識別フィールドが使用される必要がある。)、を含むがこれに限定されない。
3.ユーザプレーンチャネルを確立する。
アプリケーションサーバの機能は、以下のものを含む:
1.アクセスネットワーク装置によって送信されたサービスパケットを構文解析する。
2.ユーザプレーンチャネルを確立する。
3.サードパーティアプリケーションを実行する。
4.処理のためにパケットを、アクセスネットワーク装置から受信し、サービスパケットを特定のサードパーティアプリケーションへ転送する。もし、各サードバーティアプリケーションが独立したユーザプレーンチャネルを確立しているならば、対応するチャネル上のパケットは、単に、対応するサードパーティアプリケーションへ転送される(もし、チャネルが、上りリンクと下りリンクのそれぞれにおいて確立しているならば、各チャネルは方向を示す。そうでないならば、方向識別フィールドが使用される必要がある。)。もし、サードパーティアプリケーションが1つのユーザプレーンチャネルを共有するならば、パケットは、ポリシーに従って転送される必要がある。オプションのポリシーは、パケットをDPIに従って転送すること、転送識別(もし、チャネルが、上りリンクと下りリンクのそれぞれにおいて確立されているならば、各チャネルは方向を示す。そうでなければ、方向識別フィールドが使用される必要がある。)、を含むがこれに限定されない。
5.処理のためにパケットを、アクセスネットワーク装置に送信する。すなわち、サードパーティアプリケーションのユーザプレーンパケットをユーザプレーンチャネルに転送する。もし、各サードパーティアプリケーションが、独立したユーザプレーンチャネルを確立しているならば、パケットは、単に、対応するチャネルに転送される必要がある(もし、チャネルが、上りリンクと下りリンクのそれぞれにおいて確立しているならば、各チャネルは方向を示す。そうでなければ、方向識別フィールドが使用される必要がある。)。もし、サードパーティアプリケーションが、1つのユーザプレーンチャネルを共有するならば、識別(転送方向を識別するために使用される)がパケットに付加される必要がある。そして、パケットは転送される(もし、識別が付加されていなければ、パケットは、受信端において識別され、分配される必要がある。もし、チャネルが、上りリンクと下りリンクのそれぞれにおいて確立しているならば、各チャネルは、方向を示す。そうでなければ、方向識別フィールドが使用される必要がある。)。
前述のアクセスネットワーク装置に対応して、本発明の一実施例は、さらに、通信方法を提供する。図9に示されるように、該方法は、以下のステップを含む:
S910:アクセスネットワーク装置は、サービスパケットを受信する。そして、
S920:アクセスネットワーク装置は、ポリシーに従って、受信したサービスパケットをアプリケーションサーバに送信する。
前述の説明において説明されたように、アプリケーションサーバは、アクセスネットワーク側に配置されており、アクセスネットワーク装置からは独立しているか、または、アクセスネットワーク装置の中にある。そして、アプリケーションサーバは、少なくとも1つのサービスの運用をサポートする。
UE側からのサービスパケットは、アクセスネットワーク装置を通してアプリケーションサーバへ転送され、アプリケーションサーバによって処理されることができることがわかる。このようにして、UE側からのサービスパケットに対する応答は、アクセスネットワーク側において実装されることができる。これは、ユーザ要求の応答時間を大いに改善し、サービス遅延を減らし、そして、サービスのQoSを改善する。これによって、ユーザ経験を改善する。
前述の実施例と同様に、ステップS910において、アクセスネットワーク装置によって受信されるサービスパケットは、UE側から、または、コアネットワーク側から来得る。
前述の実施例と同様に、ステップS920において、サービスパケットがアクセスネットワーク装置によってアプリケーションサーバに送信されるポリシーは、アクセスネットワーク装置によって受信される全てのサービスパケットをアプリケーションサーバに送信する、または、識別情報を用いて、サービスパケットがアプリケーションサーバに送信されることができるか否かを識別し、アプリケーションサーバに送信されることができないサービスパケットを、コアネットワークに送信することを含むが、これに限定されない。識別情報の設定は、前述の実施例と同様であり、ここで再度詳しく説明されない。
前述のアプリケーションサーバに対応して、本発明の一実施例はさらに、他の通信方法を提供する。図10に示されるように、該方法は以下のステップを含む:
S101:アプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置によって送信されたサービスパケットを受信する。ここで、アプリケーションサーバはアクセスネットワーク側に配置され、そして、アクセスネットワーク装置から独立しているか、または、アクセスネットワーク装置の中にあり、アプリケーションサーバは、少なくとも1つのサービスの運用をサポートする。そして、
S102:アプリケーションサーバは、サービスパケットを処理する。
サービスの運用をサポートするアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク側に配置され、そして、アクセスネットワーク装置からサービスパケットを受信し、処理する。このようにして、UE側のサービスパケットに対する応答は、アクセスネットワーク側において実装されることができる。これは、ユーザ要求の応答時間を大いに改善し、サービス遅延を減らし、そして、サービスのQoSを改善する。これによって、ユーザ経験を改善する。
ステップS102における対応するサービスパケットの処理手順は、アプリケーションサーバによって受信されたサービスパケットに伴って変化する。その手順は、図5および図6に示された手順を含むがこれに限定されない。
加えて、もし、構文解析されたサービスパケットが処理ユニットによってサポートされるサービスの更新データを含むならば、更新データは記憶ユニットに格納される。
アクセスネットワーク装置がサービスパケットをアプリケーションサーバに送信し、アプリケーションサーバがサービスパケットをアクセスネットワーク装置から受信する前に、ユーザプレーンチャネルがアクセスネットワーク装置とアプリケーションサーバとの間に確立されている必要がある。ユーザプレーンチャネルを確立する方法は、上記と同様であり、ここで再度詳しく説明されない。
上述の通信システムに対応して、本発明の一実施例はさらに、通信方法を提供する。図11に示されるように、該方法は、以下のステップを含む:
S111:アクセスネットワーク装置は、UEまたはコアネットワークから送信されたサービスパケットを受信する。
S112:アクセスネットワーク装置は、ポリシーに従って、受信したサービスパケットをアプリケーションサーバへ送信する。
ステップS112の前に、ユーザプレーンチャネルが、アクセスネットワーク装置とアプリケーションサーバとの間に確立されている必要がある。
上記のとおり、ユーザプレーンチャネルは、アクセスネットワーク装置とアプリケーションサーバがパワーオンされるとユーザプレーンチャネルがユーザプレーン情報を運搬できるように、予め設定され得る。あるいは、アクセスネットワーク装置とアプリケーションサーバとの間のインターフェイスプロトコルに従って、アクセスネットワーク装置とアプリケーションサーバがパワーオンされた後に、または、アクセスネットワーク装置が、アプリケーションサーバに転送される必要のあるサービスパケットを受信した後に、ユーザプレーンチャネルが確立される。
加えて、確立されるユーザプレーンチャネルの数は、1以上であり得る。例えば、もし、上りリンクおよび下りリンクのサービスデータの送信が考慮されるならば、ユーザプレーンチャネルは、上りリンクおよび下りリンクのそれぞれにおいて確立され得る。または、1つのユーザプレーンチャネルだけが確立され、サービスパケットにおいて方向識別フィールドが付加される。他の例では、アプリケーションサーバ上で動作しているサードパーティアプリケーションのデータを考慮して、ユーザプレーンチャネルは、各サードパーティアプリケーションに対して確立され得る。または、すべてのサードパーティアプリケーションによって共有される1つのユーザプレーンチャネルだけが確立され得、このときは、受信されたサービスパケットは、受信端において、識別され、分配される必要がある。または、サービスパケットにおいて、方向を識別する識別フィールドが付加される必要がある。
S113:アプリケーションサーバは、サービスパケットを処理する。
もし、サービスパケットがUEから来たならば、サービスパケットは通常、UEのサービス要求を含む。そして、もし、アプリケーションサーバが、UEによって要求されたサービス資源を持っているならば、アプリケーションサーバはサービス資源をアクセスネットワーク装置に送信する(S114)。もし、アプリケーションサーバが、UEによって要求されたサービス資源を持っていないならば、アプリケーションサーバはサービスパケットをアクセスネットワーク装置に戻し、アクセスネットワーク装置が、従来のチャネルを通してサービスパケットを送出できるようにする(S115)。または、アプリケーションサーバは、サービスパケットを直接コアネットワークに送信する。そして、このときは、アプリケーションサーバからコアネットワークへの直接のチャネルが必要となる(S116)。または、アプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置に命令シグナリングを送る(S117)。ここで、命令シグナリングは、サービスパケットをコアネットワークへ送信するように、アクセスネットワーク装置に命令するために使用される。アクセスネットワーク装置は、ステップS111においてサービスパケットを受信しているので、アクセスネットワーク装置は、サービスパケットをキャッシュし、命令情報に従って、アプリケーションサーバがサービスを提供できないときは従来の方法でUEにサービスが提供されるように、サービスパケットを従来のチャネルを通して送出するだけでよい。
UEから要求されたサービス資源を受信したときは、アクセスネットワーク装置は、サービス資源をUEに送信する(S118)。戻されたサービスパケット、または、命令シグナリングを受信したときは、アクセスネットワーク装置は、引き続きサービスパケットをコアネットワークに送信する(S119)。
なお、もし、アプリケーションサーバが、UEによって要求されたサービスをサポートはしているけれども、UEによって要求されたサービス資源は持っていないならば、サービス要求は引き続きコアネットワークを通して外部ネットワークへ送信され得、そして、要求されたサービス資源は、外部ネットワークを通して取得され得る。要求されたサービス資源がコアネットワークを通してアクセスネットワーク装置に送信され、そして、アクセスネットワーク装置がサービス資源をアプリケーションサーバに転送するとき、アプリケーションサーバは、ステップS113において、サービス資源を格納し、アプリケーションサーバにおけるサービス資源を更新する。もちろん、更新のためのサービス資源はまた、コアネットワークおよびアクセスネットワーク装置を通して、定期的またはリアルタイムに、外部ネットワークからアプリケーションサーバに送信され得る。
UEのサービス要求を受信したとき、アクセスネットワーク装置は、サービス要求をアプリケーションサーバに送信し、もし、UEによって要求されたサービス資源をアプリケーションサーバが持っているならば、アプリケーションサーバはUEのためのサービスを直接提供することができ、サービスのためのやりとりの経路を大いに縮め、サービスのためのやりとりにおいて関連するネットワーク要素の数を減らす、ということがわかる。従って、サービス遅延は減り、サービスのQoSは改善され、ユーザ経験が改善される。たとえアプリケーションサーバがUEによって要求されたサービスをサポートしていなくても、あるいは、サービス資源を持っていなくても、ユーザのサービス利用への影響を避けられるように、アプリケーションサーバはまた引き続き、コアネットワークを通して、サービス要求をリモートサーバに送信し得る。システム全体の観点から、各アクセスネットワーク装置は通常、複数のUEのアクセスを許容し、各UEは通常、複数のサービス要件を持っている。従って、必ずや、アプリケーションサーバによってサポートされることができるサービスがあり、それによって、サービス遅延が減り、全体的にサービスのQoSが改善する。特に、複数のUEの同じサービス要求に対して、帰路(Backhaul)資源を上述の方法を用いて節することもできる。例えば、アプリケーションサーバがウェブ関連のキャッシュ加速(Cache acceleration)をサポートし、多くのユーザが、注目のビデオ、マイクロブログ、等に対するアクセスまたはダウンロードの必要を持っているとき、アプリケーションサーバは、この種類のサービスをこのときは直接提供する。これは、帰路資源を大いに節し、不十分な資源のせいで一部のユーザがアクセスを実行できないという問題を解決し、ダウンローディングおよびアクセスの遅延を減少し、それによって、ユーザ経験を大いに改善する。
他の例では、ステップS111において、アクセスネットワーク装置は、UEのM2Mハンドシェイク要求を受信し、UEによって要求された先方UEもまたアクセスネットワーク装置にアクセスする。従来の処理においては、サービス要求は、コアネットワークを通過する必要があり、アクセスネットワーク装置によって先方UEへ戻され供給される。この実施例において提供される方法を使用することにより、アプリケーションサーバがM2Mハンドシェイクサービスをサポートする限り、サービス要求は、コアネットワークを通過する必要がなく、これにより、サービス遅延が減少し、帰路資源が節せられる。
実施例において提供される通信方法、アクセスネットワーク装置、アプリケーションサーバ、および通信システムの特徴および長所は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)通信システムを例として説明される。他の通信システム(例えば、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)および移動通信のためのグローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM(登録商標)))はLTE通信システムに似ており、以下の実施例においては再度詳細は説明されない。
図12は、本発明の一実施例において提供されるLTE通信システムの概略構成図である。図12に示されるように、eNB121およびアプリケーションサーバ122はアクセスネットワーク側に配置されており、アプリケーションサーバ122は、サードパーティアプリケーションサービスを実行するように構成され、eNB121は、受信したサービスパケットをアプリケーションサーバ122にバイパスさせて処理させる必要がある。バイパスさせられたサービスパケットは、無線インターフェイス(UU)からのサービスパケット(すなわち、UEによって送信されたサービスパケット)であり得、または、S1−Uインターフェイスからのサービスパケットであり、GTP−Uにおいて運ばれ得る。サービングゲートウェイ(serving gateway、S-GW)123、パケットデータネットワークゲートウェイ(Packet Data Network (PDN) gateway、P-GW)124、および、移動管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)125は、コアネットワーク側に配置されている。P−GW124は、異なるネットワーク間のサービスデータストリームを検出し、ポリシーを実行し、ストリームベースの課金を実行するように構成されており、3GPPアクセスネットワークと非3GPPアクセスネットワークとの間のユーザプレーンアンカーポイントであり、コアネットワークパケット交換ドメインを外部PDNに接続するインターフェイスである。一方、P−GW124は、ポリシーおよび課金施行機能(Policy and Charging Enforcement Function、PCEF)エンティティとして機能し得、Gxインターフェイスを通して、ポリシーおよび課金ルール機能(Policy and Charging Rules Function、PCRF)エンティティ126に接続され得る。S−GW123は、eNB121とP−GWとの間のユーザプレーントンネルを確立するように構成される。MME125の責任は、非アクセス層シグナリングの終端(例えば、移動管理およびセッション管理)、ゲートウェイ選択、およびUE認証を含む。
なお、HNB/HeNBシナリオについては、サイトのカバレージが小さすぎるので、アプリケーションサーバは、コストを下げるために、HNB/HeNBゲートウェイ(GW)において展開され得る。UMTSおよびGSMについては、アプリケーションサーバは、RNC/BSCにおいて、または、の近くにおいて展開され得る。HNB/HeNB GWまたはRNC/BSCは、受信したサービスパケットを、アプリケーションサーバにバイパスさせて処理させる必要がある。ここでバイパスされるパケットは、異なる規格/インターフェイスモードに伴って変化する。UMTSについては、バイパスされるパケットは、無線インターフェイス方向からのパケットおよびIu−PSインターフェイス方向からのパケットである。そして、GSMについては、バイパスされるパケットは、無線インターフェイス方向からのパケットおよびA/Iu−PSインターフェイス方向からのパケットである。図13は、図12に示された通信システムのユーザプレーンデータストリームの概略図である。実線は、アプリケーションサーバによって終端されることができるユーザプレーンデータストリームを表す。すなわち、もし、ユーザプレーンデータストリームが終端されることができるならば、サードパーティアプリケーションは直接下りリンクパケットを生成し、確立されたGTP−Uを使用することができる。点線は、アプリケーションサーバによっては終端できないユーザプレーンデータストリームを表す。本発明の実施例において、実線で表されるユーザプレーンデータストリームは、アプリケーションサーバによってサポートされるサードパーティアプリケーションに従って、好適に選択され得る。点線で表されるユーザプレーンデータストリームだけが存在する従来のケースに比較して、サービス遅延が減少し、そして、サービスのQoSが改善される。そしてそれによってユーザ経験が改善される。
更に図14を参照して、eNB121とアプリケーションサーバ122との間のパケット送信を容易にするために、この実施例においては、上りリンク方向と下りリンク方向のそれぞれにおいてユーザプレーンチャネルが確立され、それぞれ、無線インターフェイス方向におけるサービスパケットとS1方向におけるサービスパケットを運ぶ。説明を明確にするために図14においてeNBは別々に示されているが、実際は、図14の2つのeNBは物理的には1つのエンティティである。加えて、無線インターフェイス方向におけるチャネルと、S1方向におけるチャネルとは、同じであるかもしれないし、別々であるかもしれない。そして、ユーザプレーンチャネルはS1チャネルとは異なり、そして、サービスパケットは、eNBによって転送される必要がある。
アプリケーション・無線ネットワークインターフェイスプロトコルは、上述されたものと似ており、アプリケーション・無線ネットワークインターフェイスプロトコルの制御プレーンプロトコルにおける制御情報のリストが以下に提供される(表1、表2に示されるとおり、表1における処理は応答を必要とする処理であり、表2における処理は、応答を必要としない処理である。)。
Figure 2016077009
Figure 2016077009
なお、UMTSおよびGSMは、表におけるメッセージ種別を再利用し得るが、その名前および意味は修正される必要がある。例えば、eNB関連の語は特定のネットワーク要素名に修正される必要があり(例、UMTSにおけるRNC)、他の意味は同じまま残るが、しかし、特定のセルは異なる。
ユーザプレーンチャネルを確立するプロセスの詳細が、上述の制御情報に従って、図15を参照して、以下において説明される。図15に示されるとおり:
eNBとアプリケーションサーバがパワーオンされた後、eNBとアプリケーションサーバとの間に制御プレーンリンクが確立される。具体的には、eNBは、SCTPリンクを確立する処理を開始する。そして、SCTPリンクが成功裏に確立された後、オープンアプリケーションプログラミングインターフェイス(Open API Interface)を確立するプロセスが開始される。オープンAPIインターフェイスが成功裏に確立された後、制御プレーンリンクの確立は完了する。
ユーザプレーンチャネルが、eNBとアプリケーションサーバとの間に確立される。UEの専用ベアラが確立されたとき、もし、eNBが、MMEによって送信されたサービスベアラ確立要求を受信すると、eNBは、ユーザプレーンチャネルの確立処理を完成させるように、アプリケーションサーバへのサービスベアラの確立処理のトリガーをかける。無線インターフェイス方向とS1方向のために、2つのユーザプレーンチャネルまたは1つのユーザプレーンチャネルが確立され得る。もし、1つのユーザプレーンチャネルだけが確立されるならば、チャネルまたはサービスパケットが無線インターフェイス方向からかS1方向からかを識別することが要求される。処理が成功するか否かにかかわらず、S1トンネル(すなわち、eNBとコアネットワークとの間のトンネル)が確立される。しかしながら、もし、ユーザプレーンチャネルが成功裏に確立されないならば、eNBは、サービスパケットをアプリケーションサーバに転送することができない。加えて、サービスベアラを確立する処理が成功するか否かにかかわらず、ユーザプレーンチャネルが確立されたか否かを知らせるために、サービスベアラ確立応答がMMEに送信される必要がある。サービスベアラ、セッション管理、および、無線資源配布は当業者にとって周知であり、ここで再度詳しく説明されない。
もし、eNBが、MMEから送信されたベアラ更新要求を受信するならば、eNBは、アプリケーションサーバのベアラ情報が更新される必要があるか否かを判断し、そして、もし、必要があるならば、eNBはベアラ更新を開始する。そうでなければ、eNBはベアラ更新を開始しない。この処理は図15には示されていない。
もし、eNBが自ら、または、MMEからメッセージを受信後に、ベアラ解放のトリガーをかけるならば、eNBは、サービスベアラを解放するようにアプリケーションサーバに命令する必要がある。そして、サービスベアラ解放の状況をMMEに知らせるために、サービスベアラ解放応答がMMEに送信される。
加えて、もし、アプリケーションサーバが、eNBの状態情報の購読を意図するならば、アプリケーションサーバは、状態情報の購読処理を開始し得る。もし、購読が成功したならば、eNBは、周期方式において、または、イベント方式において、購読された状態情報を報告する必要がある。
要約すると、本発明の実施例において、UEがアクセスネットワーク側とサービス相互作用を直接実行できるように、サードパーティアプリケーションの運用をサポートするアプリケーションサーバがアクセスネットワーク側に導入され、これは、ユーザ要求の応答時間を大いに改善し、サービス遅延を減らし、サービスのQoSを改善する。これによって、ユーザ経験が改善される。アクセスネットワーク側にアプリケーションサーバを加えるための実現可能なネットワーキングソリューションは、単一サイトのネットワーキング構造、または、クラウド(Cloud)ネットワークシナリオにおけるネットワーキング構造を含むが、これに限定されない。詳細な説明は以下において提供される:
単一サイトのネットワークソリューション:アクセスネットワーク装置から独立したアプリケーションサーバが、アクセスネットワーク側に直接加えられる。別の方法として、アプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置の1つの構成要素ユニットとして機能する。例えば、アプリケーションサーバは、ベースバンドボードと同じような方式で、ベースバンドユニット(BaseBand Unit、BBU)の中に直接組み込まれる。このとき、アプリケーションサーバユニットは、ボードの設計基準に準拠すべきであり、BBUの中に組み込まれ、バックボードを通してリンクチャネルを提供する。
クラウドネットワークシナリオに基づくネットワーキングソリューション:クラウドBBの標準ユニットとして機能するアプリケーションサーバが、クラウドベースステーション(Cloud BB)のキャビネットの中に組み込まれ、サードパーティアプリケーションサービスを提供する。
現在、従来技術においては、リモートサーバからUEへの距離を縮めてサービス遅延をさらに減らすために、例えば、ゲートウェイをS−GWに、または、アクセスネットワーク側等に移動させる等、ゲートウェイを移動させるソリューションが提唱されている。このソリューションは、長いサービス時間およびサービスの低いQoSの問題を解決することができるが、モビリティ、合法的傍受(lawful interception)、課金、帯域幅の節約、および他の観点とのバランスを達成することはできない。特に、モビリティの処理については、ひとたびUEが移動し、他のアクセスネットワーク装置からのアクセスを実行すると、ゲートウェイの背後のサードパーティサービスは、変化を検出することができず、従って、サービスの連続性を確保することができない。
本発明の実施例において、特定のサードパーティアプリケーションと組み合せて、モビリティ、合法的傍受、課金、帯域幅の節約、および他の観点を解決することができる。一例が以下で与えられる:
モビリティ処理
本発明の一実施例において提供されるアーキテクチャにおいて、eNBおよびアプリケーションサーバは、UEが移動するとき、ユーザチャネルの確立と維持を実現することができる。これにより、サードパーティサービスと連携してサービス連続性を確保する。その状況が一例を用いて説明される:
例えば、ウェブ関連のサービスのために、このタイプのサービスのローカルキャッシュはアプリケーションサーバ上に展開され、このタイプのサービスのリモートキャッシュとサービス連続性制御機能エンティティは、コアネットワークの背後で展開される。そして、サービス終端機能エンティティは、P−GWとS−GWとの間で展開される。アプリケーションサーバ上のローカルキャッシュの内容は、リモートキャッシュの対応するコピーを持つかもしれないし持たないかもしれない。しかし、すべてのローカルキャッシュのインデックスはリモートサービス連続制御機能エンティティにおいて格納されている。すなわち、リモートキャッシュ機能エンティティは、計算を通じて、ローカルキャッシュがヒットしているかを取得することができる。
HTTP要求を受信するとき、アプリケーションサーバは、ローカルキャッシュがヒットしたか否かにかかわらず、S1−Uトンネルを通して、HTTPシグナリングをコアネットワークへ転送する。リモートサービス連続性制御機能エンティティは、要求をリモートサーバへ転送する。要求を受信後、リモートサーバは、データをUEへ送信する。サービス連続性制御機能エンティティは、データがエンティティを通過するときに決定をする;もし、キャッシュがヒットしていないならば、データはキャッシュされ、キャッシュインデックス(Index)が生成される。キャッシュがヒットしているか否かにかかわらず、コンテンツはUEへ転送され続ける。そして、同時に、コンテンツがアプリケーションサーバ上のキャッシュによってヒットしたか否かが、TCP拡張ヘッダによって定義されるプライベート関連情報によって示される。コンテンツがP−GWを通してサービス終端機能エンティティに到達後、該関連情報が該エンティティによってチェックされる;もし、コンテンツがアプリケーションサーバによってヒットしたことを関連情報が示すならば、コンテンツは廃棄される。そうでなければ、コンテンツは引き続きUEへ転送される。もし、コンテンツが、S−GWおよびeNBを通してアプリケーションサーバへ転送され続けるならば、前回ローカルキャッシュによってヒットしなかったコンテンツはキャッシュされる。そして、キャッシュインデックスが生成される。もし、コンテンツがキャッシュによってヒットしているならば、元のコンテンツは置き換えられる(フォールトトレランス処理(fault tolerance processing))。
HTTP要求を転送するとき、ローカルアプリケーションサーバは、ローカルアプリケーション識別を示すために、アプリケーションパケットを運ぶGTP−Uパケットの中にプライベート拡張ヘッダを付加し得る。そして、もし、コンテンツがヒットしているならば、GTP−Uパケットは、キャッシュインデックスを運ぶ必要がある。サービス終端機能エンティティを通過するとき、キャッシュインデックスは、プライベートTCP拡張ヘッダによって運ばれるように変更され得る。サービス連続性制御機能エンティティを通過するとき、サービス連続性制御機能エンティティは、上記要求と、キャッシュインデックスのようなTCP拡張ヘッダ内の情報とに対応するアプリケーションサーバを記録する。UEが、あるeNBから別のeNBへ移動するとき、もし、アプリケーションサーバが変わると、リモートサービス連続性制御機能エンティティは、アプリケーションサーバが変わったことを知り、新しいアプリケーションサーバの中のコンテンツが、ローカルアプリケーションサーバの中にキャッシュされているか否かを知る。なぜならば、UEのすべての要求情報はアプリケーションサーバを通過し、ローカルアプリケーション識別とキャッシュインデックスはGTP−Uの拡張ヘッダによって運ばれるからである。このようにして、サービスは連続的に送信されることができる。UEが、アプリケーションサーバが利用可能な地域からアプリケーションサーバが利用可能でない地域へ移動するとき、または、アプリケーションサーバが利用可能でない地域からアプリケーションサーバが利用可能な地域へ移動するとき、UEの制御情報はローカルに送信されるのではないので、リモートサービス連続性制御の機能は、変化を検出することができ、コンテンツを転送すべきか否かを知る。その結果、サービス連続性はまた、確保されることができる。
課金と合法的傍受処理に対しては2つのソリューションがある。
1.コアネットワークにおいてアプリケーションサーバゲートウェイが展開され、そして、課金ゲートウェイおよび合法的傍受ゲートウェイとの協調を実現する。課金に対しては、呼詳細記録がアプリケーションサーバによって生成され、アプリケーションサーバゲートウェイに報告される。そして、アプリケーションサーバゲートウェイは呼詳細記録をまとめて、課金ゲートウェイに報告する。合法的傍受に対しては、合法的傍受の開始後、アプリケーションサーバによってパケットがコピーされ、アプリケーションサーバゲートウェイに報告される。そして、アプリケーションサーバゲートウェイがパケットをまとめて、合法的傍受ゲートウェイに報告する。
2.モビリティ処理において説明されたサービスのような特定のサービスに対しては、アプリケーション層の制御情報は絶えずアプリケーションサーバへ送信され、アプリケーションサーバの全てのパケットはP−GWを通過するので、3GPPの元の標準のソリューションが課金および合法的傍受に対して利用されることができる。課金および合法的傍受はP−GWによって実現され、従って、既存のネットワーク要素には殆ど影響は生じない。
上述の方法を実現するステップの全てまたは一部は、関連するハードウェアに命令するプログラムによって実現することができることを当業者は理解することができる。該プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体に格納され得る。読み取り可能な媒体は、ROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク、等であり得る。
例えば、本発明の一実施例は、コンピュータ読み取り可能な媒体を含む、コンピュータプログラムプロダクトを提供する。読み取り可能な媒体は、上述の実施例において説明されたいかなる通信方法を実行するために使用される、プログラムコードのグループを含む。
添付された図は、本発明の単なる例示の実施例を示すだけであり、図において示されたユニットおよび処理は、本発明において必ずしも必須のものではないことを、当業者は理解すべきである。
実施例において提供された装置の中のユニットは、実施例の説明に従って装置の中に分散され得、または、実施例において説明されたものとは異なる1以上の装置の中に配置され得ることを、当業者は理解すべきである。上述の実施例におけるユニットは、1モジュールの中へ組み合わされ得、または、複数のサブユニットへ分割され得る。
最後に、留意されるべきは、本発明の上記実施例は、本発明を制限することを意図するものではなく、本発明の技術的ソリューションを説明することを意図するだけのものである、ということである。本発明は、上述の実施例を参照して詳細に説明されているが、上述の実施例において説明された技術的ソリューションに対して変更を加えることができること、または、その技術的特徴に対する均等な置換をすることができること、および、そのような変更または置換は、対応する技術的ソリューションのエッセンスを、本発明の実施例の技術的ソリューションのアイデアおよび範囲から離れさせることはできないことを、当業者は理解すべきである。

Claims (34)

  1. アクセスネットワーク側に配置されるアクセスネットワーク装置によって実行される通信方法であって、アプリケーションサーバが前記アクセスネットワーク側に配置され、前記アプリケーションサーバは前記アクセスネットワーク装置から独立するか、又は前記アクセスネットワーク装置内にあり、前記アプリケーションサーバは少なくとも1つのサービスタイプの処理をサポートし、
    当該方法は、
    サービスパケットを受信するステップと、
    前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているか判断するステップと、
    前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているとき、前記サービスパケットを前記アプリケーションサーバに送信するか、又は、前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされていないとき、前記サービスパケットをコアネットワークに送信するステップと、
    を有する方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記サービスパケットは、前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているか特定するのに使用される識別情報を有し、
    前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているか判断するステップは、
    前記識別情報に従って、前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているか判断するステップを有する、方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、
    前記識別情報は、加入者プロファイル識別(SPID)情報、サービス品質クラス識別子(QCI)情報、ステートフルパケット検査(SPI)情報、又はディープパケット検査(DPI)を含む、方法。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の方法であって、
    前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間にユーザプレーンチャネルを確立し、前記ユーザプレーンチャネルを介し前記サービスパケットを送信するステップを更に有する、方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、
    前記ユーザプレーンチャネルはアプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルに従って確立され、前記アプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルは、制御プレーンプロトコルとユーザプレーンプロトコルとを含み、前記ユーザプレーンプロトコルは、前記ユーザプレーンチャネル上の情報伝送のために使用され、前記制御プレーンプロトコルは、前記ユーザプレーンチャネルの確立のために使用され、
    前記ユーザプレーンチャネルの確立は、
    前記制御プレーンプロトコルに従って、前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間に制御プレーンリンクを確立し、
    前記制御プレーンリンクによって運ばれる制御情報に従って、前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間に前記ユーザプレーンチャネルを確立する、ことを含む、方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、
    前記制御情報は、前記アクセスネットワーク装置から無線ネットワークの状態情報を要求するのに使用される状態情報購読要求メッセージを含む、方法。
  7. 請求項5又は6に記載の方法であって、
    前記制御情報は、前記サービスパケットを前記アプリケーションサーバに送信するためのポリシーを示すために使用されるポリシー変更要求メッセージを含む、方法。
  8. アクセスネットワーク側に配置されたアプリケーションサーバによって実行される通信方法であって、前記アプリケーションサーバは少なくとも1つのサービスタイプの処理をサポートし、前記アプリケーションサーバはアクセスネットワーク装置から独立するか、又は前記アクセスネットワーク装置内にあり、
    当該方法は、
    サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされるとき、前記アクセスネットワーク装置から前記サービスパケットを受信するステップと、
    前記サービスパケットを処理するステップと、
    を有する方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    前記サービスパケットは、前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているか特定するのに使用される識別情報を有する、方法。
  10. 請求項8又は9に記載の方法であって、
    前記識別情報は、加入者プロファイル識別(SPID)情報、サービス品質クラス識別子(QCI)情報、ステートフルパケット検査(SPI)情報、又はディープパケット検査(DPI)を含む、方法。
  11. 請求項8乃至10の何れか一項に記載の方法であって、
    前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間にユーザプレーンチャネルを確立し、前記ユーザプレーンチャネルを介し前記サービスパケットを受信するステップを更に有する、方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、
    前記ユーザプレーンチャネルはアプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルに従って確立され、前記アプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルは、制御プレーンプロトコルとユーザプレーンプロトコルとを含み、前記ユーザプレーンプロトコルは、前記ユーザプレーンチャネル上の情報伝送のために使用され、前記制御プレーンプロトコルは、前記ユーザプレーンチャネルの確立のために使用され、
    前記ユーザプレーンチャネルの確立は、
    前記制御プレーンプロトコルに従って、前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間に制御プレーンリンクを確立し、
    前記制御プレーンリンクによって運ばれる制御情報に従って、前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間に前記ユーザプレーンチャネルを確立する、ことを含む、方法。
  13. 請求項12に記載の方法であって、
    前記制御情報は、前記アクセスネットワーク装置から無線ネットワークの状態情報を要求するのに使用される状態情報購読要求メッセージを含む、方法。
  14. 請求項12又は13に記載の方法であって、
    前記制御情報は、前記サービスパケットを前記アプリケーションサーバに送信するためのポリシーを示すために使用されるポリシー変更要求メッセージを含む、方法。
  15. 請求項8乃至14の何れか一項に記載の方法であって、
    前記サービスパケットを処理するステップは、
    前記サービスパケットを構文解析するステップと、
    前記構文解析されたサービスパケットに従って、前記サービスパケットに対応するサービスを実行するステップと、
    実行結果を前記アクセスネットワーク側にフィードバックするステップと、
    を含む、方法。
  16. 請求項8乃至15の何れか一項に記載の方法であって、
    コアネットワークからサービスパケットを受信するステップと、
    前記サービスパケットが前記アプリケーションサーバによりサポートされるサービスの更新データを有するとき、前記更新データを記憶するステップと、
    を更に有する、方法。
  17. アクセスネットワーク側に配置されるアクセスネットワーク装置であって、アプリケーションサーバが前記アクセスネットワーク側に配置され、前記アプリケーションサーバは前記アクセスネットワーク装置から独立するか、又は前記アクセスネットワーク装置内にあり、前記アプリケーションサーバは少なくとも1つのサービスタイプの処理をサポートし、
    端末と通信するよう構成される第1のインタフェースユニットと、
    コアネットワークと通信するよう構成される第2のインタフェースユニットと、
    前記アプリケーションサーバと通信するよう構成される第3のインタフェースユニットと、
    前記第1のインタフェースユニット、前記第2のインタフェースユニット及び前記第3のインタフェースユニットに接続され、
    前記第1のインタフェースユニットを介しサービスパケットを受信するステップと、
    前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているか判断するステップと、
    前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているとき、前記サービスパケットを前記アプリケーションサーバに送信するか、又は、前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされていないとき、前記サービスパケットをコアネットワークに送信するステップと、
    を実行するよう構成されるプロセッサと、
    を有するアクセスネットワーク装置。
  18. 請求項17に記載のアクセスネットワーク装置であって、
    前記サービスパケットは、前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているか特定するのに使用される識別情報を有する、アクセスネットワーク装置。
  19. 請求項17又は18に記載のアクセスネットワーク装置であって、
    前記識別情報は、加入者プロファイル識別(SPID)情報、サービス品質クラス識別子(QCI)情報、ステートフルパケット検査(SPI)情報、又はディープパケット検査(DPI)を含む、アクセスネットワーク装置。
  20. 請求項17乃至19の何れか一項に記載のアクセスネットワーク装置であって、
    前記プロセッサは更に、前記第3のインタフェースユニットを介し前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間にユーザプレーンチャネルを確立し、前記ユーザプレーンチャネルを介し前記サービスパケットを送信するよう構成される、アクセスネットワーク装置。
  21. 請求項20に記載のアクセスネットワーク装置であって、
    前記第3のインタフェースユニットのプロトコルは、アプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルであり、
    前記プロセッサは、前記アプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルに従って前記ユーザプレーンチャネルを確立し、
    前記アプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルは、制御プレーンプロトコルとユーザプレーンプロトコルとを含み、前記ユーザプレーンプロトコルは、前記ユーザプレーンチャネル上の情報伝送のために使用され、前記制御プレーンプロトコルは、前記ユーザプレーンチャネルの確立のために使用され、
    前記ユーザプレーンチャネルの確立は、
    前記制御プレーンプロトコルに従って、前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間に制御プレーンリンクを確立し、
    前記制御プレーンリンクによって運ばれる制御情報に従って、前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間に前記ユーザプレーンチャネルを確立する、ことを含む、アクセスネットワーク装置。
  22. 請求項21に記載のアクセスネットワーク装置であって、
    前記制御情報は、前記アクセスネットワーク装置から無線ネットワークの状態情報を要求するのに使用される状態情報購読要求メッセージを含む、アクセスネットワーク装置。
  23. 請求項21又は22に記載のアクセスネットワーク装置であって、
    前記制御情報は、前記サービスパケットを前記アプリケーションサーバに送信するためのポリシーを示すために使用されるポリシー変更要求メッセージを含む、アクセスネットワーク装置。
  24. 少なくとも1つのサービスタイプの処理をサポートし、アクセスネットワーク側に配置され、アクセスネットワーク装置から独立するか、又は前記アクセスネットワーク装置内にあるアプリケーションサーバであって、
    前記アクセスネットワーク装置と通信するよう構成されるインタフェースユニットと、
    前記アプリケーションサーバによってサポートされるサービスのサービスデータを記憶するよう構成される記憶ユニットと、
    前記インタフェースユニットと前記記憶ユニットとに接続される処理ユニットと、
    を有し、
    前記処理ユニットは、
    サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされるとき、前記インタフェースユニットを介し前記アクセスネットワーク装置から前記サービスパケットを受信するステップと、
    前記サービスパケットを処理するステップと、
    を実行するよう構成されるアプリケーションサーバ。
  25. 請求項24に記載のアプリケーションサーバであって、
    前記サービスパケットは、前記サービスパケットのサービスタイプが前記アプリケーションサーバによりサポートされているか特定するのに使用される識別情報を有する、アプリケーションサーバ。
  26. 請求項24又は25に記載のアプリケーションサーバであって、
    前記識別情報は、加入者プロファイル識別(SPID)情報、サービス品質クラス識別子(QCI)情報、ステートフルパケット検査(SPI)情報、又はディープパケット検査(DPI)を含む、アプリケーションサーバ。
  27. 請求項24乃至26の何れか一項に記載のアプリケーションサーバであって、
    前記処理ユニットは更に、前記インタフェースユニットを介し前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間にユーザプレーンチャネルを確立し、前記ユーザプレーンチャネルを介し前記サービスパケットを受信するよう構成される、アプリケーションサーバ。
  28. 請求項27に記載のアプリケーションサーバであって、
    前記インタフェースユニットのプロトコルはアプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルであり、前記処理ユニットは、前記アプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルに従って前記ユーザプレーンチャネルを確立し、前記アプリケーション・無線ネットワークインタフェースプロトコルは、制御プレーンプロトコルとユーザプレーンプロトコルとを含み、前記ユーザプレーンプロトコルは、前記ユーザプレーンチャネル上の情報伝送のために使用され、前記制御プレーンプロトコルは、前記ユーザプレーンチャネルの確立のために使用され、
    前記ユーザプレーンチャネルの確立は、
    前記制御プレーンプロトコルに従って、前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間に制御プレーンリンクを確立し、
    前記制御プレーンリンクによって運ばれる制御情報に従って、前記アクセスネットワーク装置と前記アプリケーションサーバとの間に前記ユーザプレーンチャネルを確立する、ことを含む、アプリケーションサーバ。
  29. 請求項28に記載のアプリケーションサーバであって、
    前記制御情報は、前記アクセスネットワーク装置から無線ネットワークの状態情報を要求するのに使用される状態情報購読要求メッセージを含む、アプリケーションサーバ。
  30. 請求項28又は29に記載のアプリケーションサーバであって、
    前記制御情報は、前記サービスパケットを前記アプリケーションサーバに送信するためのポリシーを示すために使用されるポリシー変更要求メッセージを含む、アプリケーションサーバ。
  31. 請求項24乃至30の何れか一項に記載のアプリケーションサーバであって、
    前記処理ユニットは、
    前記サービスパケットを構文解析するステップと、
    前記構文解析されたサービスパケットに従って、前記サービスパケットに対応するサービスを実行するステップと、
    実行結果を前記アクセスネットワーク側にフィードバックするステップと、
    を実行し、前記サービスパケットを処理するよう構成される、アプリケーションサーバ。
  32. 請求項24乃至31の何れか一項に記載のアプリケーションサーバであって、
    前記処理ユニットは更に、
    コアネットワークからサービスパケットを受信するステップと、
    前記サービスパケットが前記アプリケーションサーバによりサポートされるサービスの更新データを有するとき、前記更新データを記憶するステップと、
    を実行するよう構成される、アプリケーションサーバ。
  33. 請求項17乃至23の何れか一項に記載のアクセスネットワーク装置と、
    請求項24乃至32の何れか一項に記載のアプリケーションサーバと、
    を有する通信システム。
  34. 請求項1乃至16の何れか一項に記載の方法を実行するためのプログラムを有するコンピュータ可読記憶媒体。
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