JP2016076349A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】非常用光源として用いられる半導体発光素子を備えた直管形ランプをソケットから不所望に取り外されないようにしたランプシステムを提供する。【解決手段】直管形ランプ11の半導体発光素子21は、少なくとも外部電源による電力供給が停止した際に、バッテリの電力供給により点灯する。直管形ランプ11の透光性カバー15は、半導体発光素子21を収容するとともにガラスにより形成される。一対のソケット32a,32bは、所定の間隔をあけて対向配置される。一対のソケット32a,32bは、直管形ランプ11のランプピンが挿入され、直管形ランプ11が回動されることにより、直管形ランプ11が着脱されるとともに、少なくともいずれかがスリット46を備える。被覆部材33は、スリット46に挿入されることで、直管形ランプ11のソケット32a,32bに対する回動を規制する挿入部材67を備えるとともに、少なくとも一部が直管形ランプ11の口金17a,17bを覆う。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、非常用光源として用いられる発光素子を収容したカバーを備えた直管形ランプを装着する照明装置に関する。
従来、例えば非常時に点灯する光源として、直管形ランプを用いる非常用照明器具は、直管形ランプが蛍光灯である場合、カバー内部での放電によって蛍光体を発光させる構造であるため、カバーがガラス製であり、使用者がランプあるいはバッテリの交換の際に容易に交換できるようになっている。
近年、LEDなどの発光素子を光源とする直管形ランプが普及してきている。このような直管形ランプの場合、カバー内での放電や気体の封止が不要であるため、カバーとしてはガラス製に限らず、樹脂製のものが用いられることがある。
しかしながら、非常用照明器具の場合、外部からの火気などに対する耐久性を確保するために、ガラス製のカバーを備えた直管形ランプを用いる必要がある。このような場合に、樹脂製のカバーを用いた直管形ランプを使用者が誤って非常時に点灯する光源として取り付けないようにすることが望まれる。
本発明が解決しようとする課題は、非常用光源として用いられる発光素子を備えた直管形ランプをソケットから不所望に取り外されないようにした照明装置を提供することである。
実施形態の照明装置は、バッテリと、直管形ランプと、一対のソケットと、被覆部材とを有する。バッテリは、外部電源により充電される。直管形ランプは、発光素子と、カバーと、口金と、ランプピンとを備える。発光素子は、少なくとも外部電源による電力供給が停止した際に、バッテリの電力供給により点灯する。カバーは、発光素子を収容するとともにガラスにより形成される。口金は、カバーの両端に配置される。ランプピンは、口金に配置される。一対のソケットは、所定の間隔をあけて対向配置される。また、一対のソケットは、直管形ランプのランプピンが挿入され、直管形ランプが回動されることにより、直管形ランプが着脱されるとともに、少なくともいずれかが挿入部を備える。被覆部材は、ソケットの挿入部に挿入されることで、直管形ランプのソケットに対する回動を規制する挿入部材を備えるとともに、少なくとも一部が直管形ランプの口金を覆う。
本発明によれば、少なくとも一部により直管形ランプの口金を覆う被覆部材の挿入部材がソケットの挿入部に挿入されることで直管形ランプのソケットに対する回動が規制されるため、被覆部材を取り外さない限り、直管形ランプを取り外すためにソケットに対して回動させることができないので、非常用光源として用いられる発光素子を備えた直管形ランプをソケットから不所望に取り外されないようにすることが期待できる。
以下、第1の実施形態の構成を図1ないし図6を参照して説明する。
図1ないし図6において、10はランプシステムで、このランプシステム10は、直管形ランプ11を照明装置本体12に取り付けて使用する例えば天井直付形の1灯式照明器具、すなわち照明装置である。
図4および図6に、直管形ランプ11を示す。この直管形ランプ11は、ガラス製で円筒状の発光管部としてのカバーである透光性カバー15、この透光性カバー15内に収容された光源ユニット16、および透光性カバー15の両端部にそれぞれ設けられた口金17a,17bを備えている。
光源ユニット16は、例えばLED素子やEL素子などの複数の発光素子である半導体発光素子21が実装された基板を備えている。半導体発光素子21の実装方式には、LED素子の場合、基板上にLEDチップが搭載された接続端子付きの複数のSMD(Surface Mount Device)パッケージを実装する方式や、基板上に複数のLED素子を実装するCOB(Chip On Board)方式が用いられている。なお、光源ユニット16の発光素子には、例えば有機ELが用いられてもよい。
また、口金17a,17b(図4(a)および図4(b))は、日本工業規格JIS C8159-1「一般照明用 GX16t-5 口金付直管LEDランプ−第1部:安全仕様」、日本工業規格JIS C8159-2「一般照明用 GX16t-5 口金付直管LEDランプ−第2部:性能要求事項」、日本照明工業会規格JEL801「一般照明用 GX16t-5 口金付直管LEDランプシステム」などに準拠しており、一端側の口金17aは給電側であり、他端側の口金17bは、非給電側である。給電側の口金17aの端面には、一対のランプピン25が突設されている。一対のランプピン25には光源ユニット16が電気的に接続されている。また、アース側の口金17bの端面には、その端面の管軸中心から照明装置本体12への取付用であるとともにアース接続にも利用可能な1本のランプピン(アースピン)26が突出されている。このランプピン26の先端はランプ長手方向に対して直交する方向に横長の抜止部である楕円部26aが設けられている。
なお、直管形ランプ11は、一対のランプピン25が並ぶ方向と、ランプピン26の楕円部26aの長手方向とが一致されているとともに、これらの方向に平行な面と光源ユニット16の半導体発光素子21の発光面とが平行になるように設けられている。
また、図1、図2、図5および図6に示す照明装置本体12は、器具本体31、この器具本体31の両端に互いに対向して配置された一対のソケット32a,32b、及び、直管形ランプ11の一部である口金17a,17bをそれぞれ覆う被覆部材33を備えている。また、器具本体31内には一対のソケット32a,32b間に配置された直管形ランプ11の点灯電力を供給する電源装置34が配置されている。具体的に、この電源装置34には、外部電源からの電力供給により半導体発光素子21を点灯させる常用点灯用の点灯回路(図示せず)、半導体発光素子21を非常点灯させる非常用点灯用の非常点灯回路(図示せず)、外部電源により充電されて非常点灯回路に非常点灯用の電力を供給するバッテリB、および、このバッテリBを充電する充電回路(図示せず)などが備えられている。そして、この電源装置34により、直管形ランプ11の半導体発光素子21が、外部電源からの電力供給により点灯回路により点灯されるとともに、外部電源による電力供給が停止した際にバッテリBからの電力供給により点灯されるようになっている。
器具本体31は、長手状に形成されたシャーシ部35と、このシャーシ部35の下部に取り付けられ直管形ランプ11の上方に対向してこの直管形ランプ11(半導体発光素子21)からの光を反射および拡散させる平板長手状の反射板36とを備えている。
ソケット32a,32b(図5(a)ないし図5(c))は、直管形ランプ11を配置可能とする所定の間隔をあけて器具本体31の下部のシャーシ部35両端にそれぞれ配置されている。そして、これらソケット32a,32bは、ソケット32a,32bの先端部からランプピン25、ランプピン26を挿入し、直管形ランプ11の管軸を中心として所定角度、例えば90°回転させることにより所定の装着位置に装着する回転装着式が用いられている。
また、ソケット32a,32bは、ソケット本体41をそれぞれ備え、ソケット32a(図5(a)および図5(b))のソケット本体41には、回転可能に取り付けられた回転子42、およびソケット本体41内に配置された一対の端子などが配置されており、ソケット32b(図5(c))のソケット本体41には、直管形ランプ11を下方から支持するための支持部44が内部に設けられている。
ソケット本体41は、例えば絶縁性を有する合成樹脂製で、上端部が器具本体31に取り付けられる基部となっている。また、このソケット本体41の下端部には、被覆部材33をソケット32a,32bに対して回り止めするための挿入部であるスリット46が直管形ランプ11側に切り欠き形成されている。
スリット46は、上下方向、すなわち直管形ランプ11の装着時の回動方向に対して交差(直交)する方向に沿って溝状に形成されている。
回転子42は、絶縁性を有する合成樹脂製で、ソケット32aのソケット本体41に回転可能に取り付けられている。そして、回転子42には、スリット46と連通してソケット32aの先端部から挿入されるランプピン25が挿入される溝部42a,42aがそれぞれ形成されている。
そして、スリット46を介して回転子42の溝部42a,42aにランプピン25が挿入されスリット46にランプピン26が挿入された直管形ランプ11を管軸を中心として90°回転(回動)させることにより、直管形ランプ11が所定の装着位置に装着されるとともに、ランプピン25がソケット本体41内の端子に接続される。
また、被覆部材33は、直管形ランプ11の照明装置本体12からの取り外しを阻害するもので、図1ないし図3に示すように、例えば一対の部品48,49により構成されており、ソケット32a,32b間に装着された直管形ランプ11の口金17a,17bを上下から挟み込んで覆った状態で、固定部材であるねじ50を用いて互いに固定されて取り付けられる。したがって、この被覆部材33は、ねじ50を締め付け方向および緩め方向に回動させる工具によって直管形ランプ11に対して着脱可能となっている。
(一方の)部品48は、上側部品とも呼び得るもので、ソケット本体41の近傍にて口金17a,17bの上側の略半分を覆うものである。すなわち、この部品48は、例えば金属などの不燃性部材により一体に形成され、口金17a,17bよりも僅かに大きい径寸法を有する半円筒状の(一方の)部品本体51と、この部品本体51の一端部に設けられた固定部材固定部としてのねじ固定部52と、部品本体51の他端部に設けられた(一方の)引っ掛け部53とを備えている。
部品本体51の内面、すなわち口金17a,17bの外周面と対向する下側には、これら口金17a,17bの外周面との隙間を弾性的に閉塞する(一方の)閉塞部材である(一方の)パッキン55が取り付けられている。このパッキン55は、例えば弾性を有する合成樹脂などにより板状に形成され、部品本体51の内面の略全体を覆っている。したがって、このパッキン55により、口金17aの上側が部品48(部品本体51)によって弾性的に保持されるようになっている。
ねじ固定部52は、部品本体51の一端部から外方に向けて舌片状に切り起こし形成されて、部品48(部品本体51)の軸方向に対して交差(直交)する方向に沿う四角形板状となっている。このねじ固定部52には、ねじ50が締め付けられる固定孔52aが厚さ方向である上下方向に貫通して設けられている。そして、このねじ固定部52が切り起こされた部品本体51の一端部は、ねじ固定部52の両側が、部品48と部品49との位置決めをする位置決め片部56,56となっている。
引っ掛け部53は、部品本体51の他端部から延出する延出部53aと、この延出部53aの両側から部品48(部品本体51)の軸方向に対して略平行にそれぞれ突出する突出部53b,53bとを有する略T字状に形成されている。
(他方の)部品49は、下側部品とも呼び得るもので、ソケット本体41の近傍にて口金17a,17bの下側の略半分を覆うものである。すなわち、この部品49は、例えば金属などの不燃性部材により一体に形成され、口金17a,17bよりも僅かに大きい径寸法を有する半円筒状の(他方の)部品本体61と、この部品本体61の一端部に設けられた固定部材挿通部としてのねじ挿通部62と、部品本体61の他端部に設けられた(他方の)引っ掛け部63,63とを備えている。
部品本体61の内面、すなわち口金17a,17bの外周面と対向する上側には、これら口金17a,17bの外周面との隙間を弾性的に閉塞する(他方の)閉塞部材である(他方の)パッキン65が取り付けられている。このパッキン65は、例えば弾性を有する合成樹脂などにより板状に形成され、部品本体61の両端間の略中央部を、この部品本体61の軸方向に略平行な方向に沿って直線状(短冊状)に覆っている。したがって、このパッキン65により、口金17aの下側の一部が部品49(部品本体61)によって弾性的に保持されるようになっている。そして、この部品本体61は、部品本体51とともに、口金17a,17b全体を覆う円筒状をなすように構成されている。さらに、この部品本体61のソケット32a,32b側に対向する側部には、部品本体61(部品49)の軸方向に沿って四角形板状に突出する突出片部66が一体に設けられており、この突出片部66には、スリット46に挿入されることで直管形ランプ11のソケット32a,32bに対する回動を規制する挿入部材67が取り付けられている。この挿入部材67は、例えば合成樹脂により成形されており、突出片部66から上方すなわち部品48側へと、すなわち部品49(部品本体61)の軸方向に対して交差(直交)する方向に突出している。
ねじ挿通部62は、部品48,49をねじ50で固定することでねじ固定部52の下部に対向する部分であり、部品本体61の一端部から外方に向けて舌片状に延出されて、部品49(部品本体61)の軸方向に対して交差(直交)する方向に沿う四角形板状となっている。このねじ挿通部62には、ねじ50が挿通される挿通孔62aが厚さ方向である上下方向に貫通して設けられているとともに、ねじ固定部52との間に挟持される例えば円環状のスペーサ69が配置されている。
引っ掛け部63,63は、部品48の引っ掛け部53の突出部53b,53bにそれぞれ引っ掛けられる部分であり、それぞれ部品本体61側へと外方に折り返されるように湾曲されている。
ねじ50は、部品49のねじ挿通部62の挿通孔62a、スペーサ69および部品48のねじ固定部52の固定孔52aに下方から上方へと挿入されるとともに、この固定孔52aに締め付けられることで部品48,49を共締めするものである。このねじ50は、ねじ溝を外周に備えた円柱状の軸部50aと、この軸部50aの一端部(下端部)に拡径状に設けられたねじ頭部50bとを一体に供えているとともに、このねじ頭部50bに、工具の先端部を嵌着する嵌着溝50cが設けられている。本実施形態では、嵌着溝50cは、例えば六角形状の星形に形成されており、ねじ50を特殊工具でのみ締め付けおよび緩め可能となっている。すなわち、このねじ50は、いわゆるいじり止めねじとなっている。
次に、ランプシステム10の作用を説明する。
直管形ランプ11の装着について説明すると、まず、直管形ランプ11の口金17a,17bから突出するランプピン25、ランプピン26をそれぞれソケット32a,32bのスリット46,46から挿入し、ランプピン25,25を回転子42の溝部42a,42aに嵌着して、直管形ランプ11をソケット32a,32bの間に配置する。次いで、直管形ランプ11を90°回動させ、直管形ランプ11をソケット32a,32bの所定の装着位置に装着する。
さらに、被覆部材33の部品48を口金17a,17bの上部と反射板36との間にそれぞれ挿入して、パッキン55を取り付けた部品本体51を口金17a,17bの外周面に対して上方から被せ(図1)、パッキン65、挿入部材67およびスペーサ69を取り付けた部品49を部品48に対して下方から接近させ、引っ掛け部53の突出部53b,53bにそれぞれ他方の引っ掛け部63,63を引っ掛けるとともに、位置決め片部56,56間にねじ挿通部62を挿入する。このとき、挿入部材67がソケット32a,32bのスリット46,46に対して挿入されて、各被覆部材33がソケット32a,32bに対して位置決めされる。そして、ねじ固定部52とねじ挿通部62との間にスペーサ69を介在させつつ、ねじ固定部52の固定孔52a、スペーサ69およびねじ挿通部62の挿通孔62aにねじ50の軸部50aを挿入し、特殊工具を用いてねじ50を締め付けることで、部品48,49が共締めされて、直管形ランプ11の口金17a,17bを上下に挟持する。
この状態で、被覆部材33,33は、挿入部材67とスリット46との嵌合により、それぞれソケット32a,32bに対して直管形ランプ11の周方向への回動が規制された状態となり(図2)、これら被覆部材33,33により口金17a,17bがソケット32a,32bに接続固定された直管形ランプ11を回動させることができず、直管形ランプ11をソケット32a,32bに対して取り外しできなくなっている。
したがって、本実施形態によれば、直管形ランプ11の口金17a,17bを覆う被覆部材33の挿入部材67がソケット32a,32bのスリット46に挿入されることで直管形ランプ11のソケット32a,32bに対する回動(直管形ランプ11の着脱方向への回動)が規制されるため、特殊工具によってねじ50を緩めて直管形ランプ11の口金17a,17bを覆う被覆部材33,33を取り外さない限り、直管形ランプ11をソケット32a,32bに対して回動させることができないので、非常用光源として用いられる半導体発光素子21を備えた直管形ランプ11をソケット32a,32bから不所望に取り外されないようにできる。
このため、ガラス製の透光性カバー15を有する直管形ランプ11を使用者が誤って樹脂製のカバーを用いた直管形ランプに容易に交換してしまうことを抑制でき、外部からの火気などに対する耐久性を確保したランプシステム10を提供できる。
特に、長寿命の半導体発光素子21を用いた非常点灯用の直管形ランプ11は、頻繁に交換を行うものではないため、被覆部材33,33によって直管形ランプ11のソケット32a,32b(照明装置本体12)からの容易な取り外しが阻害されていても、実質的な使用に不便を来たすことはない。
また、被覆部材33,33は、ソケット32a,32bの近傍にて口金17a,17bの位置を直管形ランプ11の長手方向と交差する上下方向に挟んで覆っているので、透光性カバー15を透過して照射される半導体発光素子21の光を被覆部材33,33によって遮ることがなく、発光時の外観の暗がりが抑制されるとともに、仮に直管形ランプ11がソケット32a,32bから外れた場合でも直管形ランプ11の両端が被覆部材33により支持され、脱落することがない。
さらに、金属などの難燃性部材により形成した複数の部品48,49によって口金17a,17bを挟み込んで覆うので、火気などに対する口金17a,17bの耐久性をより向上できる。
しかも、被覆部材33,33は、部品48,49の側部に設けた引っ掛け部53,63を互いに引っ掛けるとともに、その反対側の側部を特殊工具によって操作されるねじ50により互いに固定することで直管形ランプ11の口金17a,17bの少なくともいずれかを直管形ランプ11の長手方向と交差する方向に挟んで覆って取り付けられるので、作業性が良好で、容易に取り付けできる。
なお、スリット46は、少なくともいずれかのソケット32a,32bに備えられていればよい。したがって、挿入部材67も、スリット46が設けられたソケット32a,32bに対応する被覆部材33に備えられていればよい。
次に、第2の実施形態を図7ないし図9を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成および作用については、同一符号を用いてその説明を省略する。
この第2の実施形態は、上記第1の実施形態の被覆部材33に代えて、被覆部材71を備えるものである。
被覆部材71は、図7ないし図9に示すように、例えば一対の部品73,74により構成されており、ソケット32a,32b間に装着された直管形ランプ11の口金17a,17bを上下から挟み込んで覆った状態で、ねじ50を用いて互いに固定されて取り付けられる。したがって、この被覆部材71は、ねじ50を締め付け方向および緩め方向に回動させるドライバなどの工具によって直管形ランプ11に対して着脱可能となっている。
(一方の)部品73は、上側部品あるいは取付ブラケットとも呼び得るもので、ソケット本体41の近傍にて器具本体31に取り付けられているものである。すなわち、この部品73は、例えば金属などの不燃性部材により一体に形成され、器具本体31(シャーシ部35)に取り付けられる被取付部76と、この被取付部76から下方に向けて突出する接続部77と、この接続部77の下端部から被取付部76に対向してこの被取付部76と略平行、すなわち水平状にソケット32a,32bから離反する方向に突出する取付片部78とを備えている。
被取付部76は、板状に形成され、器具本体31(シャーシ部35)の天面の下部に取り付けられており、器具本体31(シャーシ部35)の内部に収容されている。
接続部77は、被取付部76より小さい幅寸法に形成され、被取付部76に対して略垂直に下方へと延びている。この接続部77は、下端部が反射板36よりも下方へと延出している。
取付片部78は、略四角形板状に形成されており、反射板36よりも下方に突出して直管形ランプ11の口金17a,17bの上部に露出している。この取付片部78には、ソケット32a,32bと反対側の両側近傍にスリット状の(一方の)切込部81,81が形成されており、これら切込部81,81よりも両側の四角形状(舌片状)の部分が、部品74を係止する(一方の)引っ掛け部としての支持部係止部82,82となっている。また、この取付片部78の切込部81,81間には、口金17a,17bの外周面に向けて、突出板部83が突設されている。
一方の支持部係止部82には、ねじ50の軸部50aを締め付け固定する固定孔82aが厚さ方向である上下方向に貫通して設けられている。
突出板部83の下端部には、口金17a,17bの上側の外周面に沿って湾曲する円弧状の切欠部83aが形成されており、この切欠部83aに口金17a,17bの上側が嵌合するようになっている。
(他方の)部品74は、下側部品とも呼び得るもので、ソケット本体41の近傍にて口金17a,17bを下側から略全体を覆うものである。すなわち、この部品74は、例えば金属などの不燃性部材により一体に形成され、口金17a,17bよりも僅かに大きい径寸法を有する断面U字状(他方の)部品本体85と、この部品本体85の両端部に設けられた(他方の)引っ掛け部としての被係止部である係止片部86,86とを備えている。
部品本体85は、下端側が口金17a,17bに沿って円弧状に湾曲されているとともに、上端側が部品73に向けて直線状となっている。
係止片部86,86は、支持部係止部82,82上に重ねられて支持される部分であり、部品本体85の上端部から外方へとそれぞれ舌片状に延びて形成されている。これら係止片部86,86には、部品本体85と連続する部分のソケット32a,32bに対向する側部に、切込部81,81と嵌合する(他方の)切込部87,87がそれぞれ形成されている。そして、一方の係止片部86には、ねじ50の軸部50aが挿通される挿通孔86aが厚さ方向である上下方向に貫通して設けられている。
そして、直管形ランプ11の装着について説明すると、まず、被覆部材71の部品73は、被取付部76を器具本体31(シャーシ部35)にねじ止めなどにより固定しておく。次いで、上記第1の実施形態と同様に直管形ランプ11をソケット32a,32bの所定の装着位置に装着することで、口金17a,17bの上側が切欠部83aに嵌合される。この後、部品74を部品73の取付片部78に対して下方から接近させ、切込部87,87を切込部81,81に嵌合させるように部品74の係止片部86,86を部品73の支持部係止部82,82の上部に重ねるように引っ掛ける(図7)。そして、部品74の挿通孔86aと部品73の固定孔82aとにねじ50の軸部50aを挿入し、特殊工具を用いてねじ50を締め付けることで、部品73,74が共締めされて、直管形ランプ11の口金17a,17bを上下に覆う(図8)。
このように、特殊工具によってねじ50を緩めて直管形ランプ11の口金17a,17bを覆う被覆部材71,71を取り外さない限り、直管形ランプ11をソケット32a,32bに対して回動させにくいので、非常用光源として用いられる半導体発光素子21を備えた直管形ランプ11をソケット32a,32bから取り外しにくくできる。
また、部品73を器具本体31に固定し、部品74を特殊工具によって締め付けおよび緩め操作されるねじ50により部品73に対して着脱可能に固定されるので、直管形ランプ11の容易な取り外しを阻害する構造を維持しながら、被覆部材71の着脱の施工性が向上する。
なお、上記各実施形態において、直管形ランプ11は、半導体発光素子21を少なくとも非常用に用いるものであれば、常時点灯しないものでもよい。
また、被覆部材33,71は、一対の部品により構成したが、3以上の部品により構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 照明装置であるランプシステム
11 直管形ランプ
15 カバーである透光性カバー
17a,17b 口金
21 発光素子である半導体発光素子
25,26 ランプピン
32a,32b ソケット
33 被覆部材
46 挿入部であるスリット
48,49 部品
50 固定部材としてのねじ
53,63 引っ掛け部
67 挿入部材
B バッテリ
11 直管形ランプ
15 カバーである透光性カバー
17a,17b 口金
21 発光素子である半導体発光素子
25,26 ランプピン
32a,32b ソケット
33 被覆部材
46 挿入部であるスリット
48,49 部品
50 固定部材としてのねじ
53,63 引っ掛け部
67 挿入部材
B バッテリ
Claims (3)
- 外部電源により充電されるバッテリと;
少なくとも外部電源による電力供給が停止した際に、前記バッテリの電力供給により点灯する発光素子と、この発光素子を収容するとともにガラスにより形成されるカバーと、このカバーの両端に配置された口金と、この口金に配置されたランプピンとを備えた直管形ランプと;
所定の間隔をあけて対向配置され、前記直管形ランプのランプピンが挿入され、前記直管形ランプが回動されることにより、前記直管形ランプが着脱されるとともに、少なくともいずれかが挿入部を備えた一対のソケットと;
前記ソケットの挿入部に挿入されることで、前記直管形ランプの前記ソケットに対する回動を規制する挿入部材を備えるとともに、少なくとも一部が前記直管形ランプの口金を覆う被覆部材と;
を具備していることを特徴とする照明装置。 - 被覆部材は、複数の部品を備え、これら部品を工具によって操作される固定部材により着脱可能に固定することで直管形ランプの口金の少なくともいずれかを直管形ランプの長手方向と交差する方向に挟んで覆う
ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。 - 被覆部材は、一対の部品を備え、
一方および他方の前記部品は、互いに引っ掛けられる一方および他方の引っ掛け部を側部に有し、これら一方および他方の引っ掛け部を互いに引っ掛けるとともに、これら一方および他方の引っ掛け部と反対側の側部を工具によって操作される固定部材により着脱可能に互いに固定することで直管形ランプの口金の少なくともいずれかを直管形ランプの長手方向と交差する方向に挟んで覆う
ことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014204992A JP2016076349A (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014204992A JP2016076349A (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016076349A true JP2016076349A (ja) | 2016-05-12 |
Family
ID=55951621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014204992A Pending JP2016076349A (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016076349A (ja) |
-
2014
- 2014-10-03 JP JP2014204992A patent/JP2016076349A/ja active Pending
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