JP2016075508A - 包埋装置 - Google Patents
包埋装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016075508A JP2016075508A JP2014204574A JP2014204574A JP2016075508A JP 2016075508 A JP2016075508 A JP 2016075508A JP 2014204574 A JP2014204574 A JP 2014204574A JP 2014204574 A JP2014204574 A JP 2014204574A JP 2016075508 A JP2016075508 A JP 2016075508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cassette
- embedding
- holding member
- hot air
- tissue piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
Description
このようにすれば、ミクロトームで薄切りする際もカセットを保持することができ、また組織片に関する種々のデータをカセットに記載させておくことができる。
特許文献2の包埋装置では、全工程を自動で包埋するように考慮されており、組織片処理装置によって包埋材が浸透包埋された組織片を柔らかい樹脂で形成されたメッシュ状の保持部材で挟みこみ、これをカセットに取り付けておく。この組織片が収納された状態のカセットをあらかじめ作成しておき、特許文献2の包埋装置にセットすると、包埋装置はカセットに記載されているデータを読み取って、該当する大きさの包埋皿の上部にカセットを移送する。
なお、包埋された組織片を薄切りする際には、まずメッシュ状の保持部材を薄切りすることになる。
この原因としては、保持部材のメッシュの間に、組織片周囲の包埋材が付着しているため、ここに新たに包埋材を分注した場合に、柔らかい状態の包埋材と固化している包埋材との間の隙間に気泡が生じるものと考えられる。
この構成を採用することによって、保持部材に付着している包埋材を熱風によって溶かして吹き飛ばすことができ、保持部材に詰まった包埋材をなくすことができるので、分注する包埋材がスムーズに全体に流れるので、気泡の発生を防止することができる。
この構成によれば、上から熱風を吹き付けて、保持部材に詰まった包埋材を下方に吹き飛ばして包埋材貯留部に貯留することができる。
保持部材11は、柔らかい樹脂製であり、メッシュ状に形成されている。保持部材11は、組織片が収納される収納凹部12が形成された本体部11aと、本体部11aの上部に被せることができる蓋部11bとを有する。保持部材11は、厚さが1mm程度かそれ以下であり、極めて容易に変形する。
なお、カセット14の正面14aは傾斜面となっており、ここに組織片に関するデータが記述される。
本願の包埋装置によって包埋される組織片は、このようにあらかじめカセット12に装着された保持部材11に収納された状態で包埋材によって包埋されている。
包埋装置30は、組織片が保持部材11を介して装着されたカセット14が複数収納されるカセット収納部32と、カセット収納部32から取り出した1つのカセット14に記述されているデータやカセットの種類をセンサ35によって読み取るデータ読み取り部33と、カセット14の保持部材11に熱風を吹き付ける熱風吹付部34と、熱風が吹き付けられたカセット14が載置される包埋皿36と、作製された包埋ブロック(図3参照)を複数収納可能な包埋ブロック収納部39とを備えている。包埋皿36は、大きさが異なるように複数個設けられている。
なお、カセット収納部32、データ読み取り部33、熱風吹付部34、包埋皿36との間でカセットを移動させるカセット搬送装置48(図6参照)が設けられている。
なお、この状態においても保持部材11の周縁部は、カセット14の内側の突起15間に挟み込まれており、保持部材11とカセット14は一体となっている。
包埋ブロック収納部39に収納された包埋ブロックは、作業者によって取り出される。
この包埋ブロック42は、カセット14の下部に保持部材11に挟み込まれた組織片が包埋材によって包埋されている。このように、包埋された組織片がカセット14と一体となっているので、組織片を薄切する際にはカセット14の側面を保持できるので、薄切が容易に行える。また、カセット14には組織片に関する管理データなどを記述しておくことができ、トレースも容易に行える。
なお、このような包埋ブロック42を薄切する際には、まず包埋材ごと保持部材11を薄切していく必要がある。
包埋装置30は、上述したような組織片を装着したカセット14に対して、カセット14と組織片とを包埋材で一体となるように包埋する。組織片自体は、上述したように組織片処理装置によって既に包埋材が浸透して包埋処理されているものである。
本実施形態におけるカセット収納部32は、包埋装置30の正面に配置されている。カセット収納部32は、正面に引き出すことによって内部に複数のカセット14を収納できる。なお、カセット収納部32の内部構成についてはここでは図示しない。
また、データ読み取り部33は熱風吹付部34の近傍に設けられている。
熱風吹付部34は、カセット14が位置する場所の上方に配置された熱風噴射装置44と、カセット14が位置する場所の下方に配置された包埋材貯留部46とを有している。
包埋材貯留部46は上面が開口した箱状であって、且つ取り外し可能となっている。作業者は、包埋材貯留部46を取り外して溜まった包埋材を廃棄することができる。
圧縮空気は、エアコンプレッサ50により生成され、エアタンク52内に貯留される。エアタンク52は、圧力容器であり所定量の圧縮空気を貯留させておくことができる。このため、エアコンプレッサ50は常時運転させておく必要がなく、エアタンク52内の圧縮空気がなくなったときに運転させるようにすればよい。
また、エアタンク52及びエアフィルタ56にはドレンバルブ60が接続されており、ドレンを排出可能となっている。
11a 本体部
11b 蓋部
12 収納凹部
14 カセット
14a カセットの正面
15 突起
30 包埋装置
31 カバー
32 カセット収納部
33 データ読み取り部
34 熱風吹付部
35 センサ
36 包埋皿
38 押圧部
39 包埋ブロック収納部
40 分注装置
42 包埋ブロック
44 熱風噴射装置
46 包埋材貯留部
48 カセット搬送装置
49 アーム
50 エアコンプレッサ
52 エアタンク
54 エア管路
55 圧力計
56 エアフィルタ
57 レギュレータ
58 ブローバルブ
59 バイパスバルブ
60 ドレンバルブ
Claims (3)
- 包埋材によって包埋された組織片を収納するメッシュ状の保持部材が装着されているカセットが収納されるカセット収納部と、
カセット収納部からカセットを取り出して次工程に搬送させるカセット搬送装置と、
カセット収納部から取り出されたカセットに対して熱風を吹き付ける熱風吹付部と、
熱風が吹き付けられたカセットが、前記カセット搬送装置によって搬送されて、上面に載置される包埋皿と、
包埋皿に載置されたカセットの上方から、前記保持部材を押圧して、保持部材を包埋皿内部に配置させる押圧部と、
保持部材が配置された包埋皿内部に包埋材を分注する分注装置と、
前記押圧部及び前記分注装置によって作製完了した包埋ブロックを収納する包埋ブロック収納部とを具備することを特徴とする包埋装置。 - 前記熱風吹付部は、
カセットの上方に配置された熱風噴射装置と、
カセットの下方に配置された包埋材貯留部とを有することを特徴とする請求項1記載の包埋装置。 - 前記熱風吹付部は、
カセットに装着された保持部材の表面に対して直交する方向から熱風を吹き付けて、保持部材に付着している包埋材を溶かして吹き飛ばすことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の包埋装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014204574A JP6383625B2 (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 包埋装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014204574A JP6383625B2 (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 包埋装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016075508A true JP2016075508A (ja) | 2016-05-12 |
JP6383625B2 JP6383625B2 (ja) | 2018-08-29 |
Family
ID=55951138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014204574A Active JP6383625B2 (ja) | 2014-10-03 | 2014-10-03 | 包埋装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6383625B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110018321A (zh) * | 2018-03-26 | 2019-07-16 | 南京永耀激光科技有限公司 | 一种包埋盒自动收集装置及其方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4354111A1 (en) | 2022-10-13 | 2024-04-17 | Inpeco SA | Apparatus and process for embedding a histological sample in an embedding material |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006500585A (ja) * | 2002-09-26 | 2006-01-05 | バイオパス・オートメーション・エル・エル・シー | 組織標本のハンドリングおよび包埋を自動化する機器および方法 |
JP2006500584A (ja) * | 2002-09-26 | 2006-01-05 | バイオパス・オートメーション・エル・エル・シー | 処理、包埋、およびミクロトームによる切片化手順中に組織標本をハンドリングし保持するカセットおよび包埋アセンブリ、そのための載置装置、およびそのための方法 |
JP2012032237A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Sakura Seiki Kk | 組織アレイの組織片形成方法及び組織アレイの組織片形成装置 |
US20120271450A1 (en) * | 2011-04-20 | 2012-10-25 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | Tissue sample handling apparatus |
JP2013185920A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Pathology Institute | 組織アレイシートの製造方法およびその製造装置 |
-
2014
- 2014-10-03 JP JP2014204574A patent/JP6383625B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006500585A (ja) * | 2002-09-26 | 2006-01-05 | バイオパス・オートメーション・エル・エル・シー | 組織標本のハンドリングおよび包埋を自動化する機器および方法 |
JP2006500584A (ja) * | 2002-09-26 | 2006-01-05 | バイオパス・オートメーション・エル・エル・シー | 処理、包埋、およびミクロトームによる切片化手順中に組織標本をハンドリングし保持するカセットおよび包埋アセンブリ、そのための載置装置、およびそのための方法 |
JP2012032237A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Sakura Seiki Kk | 組織アレイの組織片形成方法及び組織アレイの組織片形成装置 |
US20120271450A1 (en) * | 2011-04-20 | 2012-10-25 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | Tissue sample handling apparatus |
JP2012225919A (ja) * | 2011-04-20 | 2012-11-15 | Leica Biosystems Nussloch Gmbh | 組織試料ハンドリング装置 |
JP2013185920A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Pathology Institute | 組織アレイシートの製造方法およびその製造装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110018321A (zh) * | 2018-03-26 | 2019-07-16 | 南京永耀激光科技有限公司 | 一种包埋盒自动收集装置及其方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6383625B2 (ja) | 2018-08-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI543278B (zh) | 壓縮成形裝置之樹脂材料供給方法及供給機構、以及壓縮成形方法及壓縮成形裝置 | |
JP6383625B2 (ja) | 包埋装置 | |
US20210001541A1 (en) | Stereolithography Method and Apparatus, and Holder for Use in Such a Method | |
JP2014523514A5 (ja) | ||
US9228925B2 (en) | Automated vitrification device | |
CN104297041B (zh) | 多功能组织脱水定位包埋全自动包埋机及其使用方法 | |
US9518902B2 (en) | Embedder | |
JP2010054480A (ja) | 包埋カセット印字装置 | |
JP2015535600A (ja) | 組織検査のためのエンベディングカセット、エンベディングモールド及びエンベディング組立体 | |
JP6952450B2 (ja) | 包埋媒体内に組織サンプルを包埋する方法及び自動装置 | |
CN105008892A (zh) | 利用吹气方式的检查对象物附着装置 | |
JP2012231700A (ja) | 選択吸引装置 | |
ES2807537T3 (es) | Procedimiento para el intercambio de una placa de filtro de una instalación de moldeado de machos | |
JP2019202495A (ja) | 樹脂成形装置、及び樹脂成形品の製造方法 | |
JP2013532842A5 (ja) | ||
JP6692252B2 (ja) | カバースリップ貼着装置 | |
CN204247172U (zh) | 一种组织包埋机熔蜡装置 | |
JP2009264878A (ja) | 液分注装置、液分注方法、液採取システム、及び、液採取プログラム | |
JP2013039693A (ja) | 樹脂供給装置、樹脂モールド装置および樹脂供給方法 | |
JPH0479877A (ja) | 植物裁断移植装置 | |
ATE469748T1 (de) | Zuführeinrichtung für flache substrate, spritzgussvorrichtung und verfahren zum zuführen von flachen substraten | |
CN109850213A (zh) | 一种自动包装机 | |
JP2012032373A (ja) | 包埋剤除去装置及び包埋剤除去方法 | |
CN207081602U (zh) | 一种用于石蜡切片机的协助蜡块保持硬度的降温装置 | |
CN107105581B (zh) | 对fpc进行不锈钢补强片自动贴合的方法及治具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180625 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6383625 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |