JP2016070790A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP2016070790A
JP2016070790A JP2014200542A JP2014200542A JP2016070790A JP 2016070790 A JP2016070790 A JP 2016070790A JP 2014200542 A JP2014200542 A JP 2014200542A JP 2014200542 A JP2014200542 A JP 2014200542A JP 2016070790 A JP2016070790 A JP 2016070790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflected
cantilever
probe microscope
scanning probe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014200542A
Other languages
English (en)
Inventor
堀尾 浩司
Koji Horio
浩司 堀尾
隆史 森居
Takashi Morii
隆史 森居
孝夫 岡田
Takao Okada
孝夫 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RES INST OF BIOMOLECULE METROLOGY CO Ltd
Research Institute of Biomolecule Metrology Co Ltd
Original Assignee
RES INST OF BIOMOLECULE METROLOGY CO Ltd
Research Institute of Biomolecule Metrology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RES INST OF BIOMOLECULE METROLOGY CO Ltd, Research Institute of Biomolecule Metrology Co Ltd filed Critical RES INST OF BIOMOLECULE METROLOGY CO Ltd
Priority to JP2014200542A priority Critical patent/JP2016070790A/ja
Publication of JP2016070790A publication Critical patent/JP2016070790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】装置を大型化することなく検出感度を向上させることが可能な走査型プローブ顕微鏡を提供する。【解決手段】透明な材質で形成され、カンチレバー21,22で反射した反射光をカンチレバー21,22から走査面方向に遠ざかるように導くプリズム41a,41bと、プリズム41a,41bの内部で反射した反射光の光路の終端部位に設けられ、反射光を検出する光ダイオード検出器42a,42bと、光ダイオード検出器42a,42bで検出された反射光の振幅或いは周波数に基づいて、カンチレバーの動作を検出する制御部43を備える。また、プリズム41a,41bは、表面の少なくとも一部となる面にARコートが形成され、その他の面の少なくとも一部に誘電体多層膜コートが形成される。そして、反射光をARコートを介して導入し、誘電体多層膜コートで反射させて、反射光を光ダイオード検出器42a,42bに導入する。【選択図】 図1

Description

本発明は、原子間力顕微鏡等の走査型プローブ顕微鏡に係り、特に、高検出感度を保持した装置の小型化、及び多探針化を実現する技術に関する。
力学的特性、電気物性、磁気物性、熱物性測定等の微細な試料をナノメートルの分解能で観察可能な走査型プローブ顕微鏡 (SPM;Scanning Probe Microscope)として、例えば、原子間力顕微鏡(AFM;Atomic Force Microscope)が知られている。原子間力顕微鏡は、光テコ方式のカンチレバーの先端に探針を設け、該探針を用いて試料を走査する。この際、カンチレバーに光を照射し、カンチレバーでの反射光を光検出器で検出して反射光の振幅或いは周波数の変動を測定する。試料と探針が接近すると分子間力が作用することにより、反射光の振幅或いは周波数が変動する。光検出器は、振幅或いは周波数の変動に基づいて探針の微細な動きを検出する。この検出結果をマッピングして試料の凹凸を認識する(例えば、特許文献1参照)。
このような原子間力顕微鏡では、カンチレバーから光検出器までの距離が長いほど検出感度が向上する。ところが、カンチレバーから光検出器までの距離を長くすると、装置全体が大型化するという問題が生じる。更に、感度を保持したまま多探針化及び探針間の接近を実現するとなると、空間的に光テコ方式は不利であるという問題が生じていた。
特開2006−138821号公報
上述したように、従来における原子間力顕微鏡等の走査型プローブ顕微鏡は、検出感度を向上させようとすると、カンチレバーから光検出器までの距離を長くする必要があり、装置が大型化するという問題があった。また、感度を保持したまま多探針化及び探針間の接近を実現するとなると、空間的に光テコ方式は不利であるという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、装置を大型化することなく検出感度を向上させることが可能な走査型プローブ顕微鏡を提供することにある。また、システム全体の小型化に伴い、低共振周波数ノイズを抑えることが可能な走査型プローブ顕微鏡を提供することにある。更に、本発明は、多探針化を光テコ方式にて実現するにあたり、必要な空間が確保でき、且つ、探針間を接近させることが可能な走査型プローブ顕微鏡を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、少なくとも一つのカンチレバーを有し、前記カンチレバーで試料を走査すると共に、前記カンチレバーに照射した光の反射光を検出して、試料の形状を検出する走査型プローブ顕微鏡において、透明な材質で形成され、厚みを有し前記カンチレバーの近傍に設けられて前記反射光を前記カンチレバーから走査面方向に遠ざかるように導く導光部材と、前記導光部材の内部で反射した前記反射光の光路の終端部位に設けられ、該反射光を検出する光検出部と、前記光検出部で検出された反射光の振幅或いは周波数から、前記カンチレバーの変位を検出する制御部と、を備え、前記導光部材は、表面の少なくとも一部となる面に光透過膜が施され、その他の面の少なくとも一部に光反射膜が施され、前記反射光を光透過膜を介して導入し、光反射膜で反射させて、該反射光を前記光検出部に導くことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、試料台に置かれた試料に光を照射し、この反射光を検出して、前記試料の形状を検出する走査型プローブ顕微鏡において、透明な材質で形成され、厚みを有し前記試料台の近傍に設けられて前記反射光を前記試料台から走査面方向に遠ざかるように導く導光部材と、前記導光部材の内部で反射した前記反射光の光路の終端部位に設けられ、該反射光を検出する光検出部と、前記光検出部で検出された反射光の照射位置から、前記試料の変位を検出する制御部と、を備え、前記導光部材は、表面の少なくとも一部となる面に光透過膜が施され、その他の面の少なくとも一部に光反射膜が施され、前記反射光を光透過膜を介して導入し、光反射膜で反射させて、該反射光を前記光検出部に導くことを特徴とする。
請求項1に係る走査型プローブ顕微鏡(例えば、原子間力顕微鏡)では、カンチレバーの近傍に厚みを有する導光部材(例えば、プリズム)を設置し、カンチレバーにて反射した光(例えば、レーザ光)を導光部材内に導入して反射させ、光検出部(例えば、光ダイオード検出器)に導入する。そして、該光検出部で検出される光の振幅或いは周波数に基づいて、カンチレバーの変位を検出する。この際、導光部材内部で光が反射することにより、カンチレバーから光検出部までの光路を長くすることができるので、装置を大型化することなく検出感度を向上させることが可能となる。更に、多探針化を光テコ方式にて進めるにあたり、必要な空間を確保でき、且つ、探針間を接近させることが可能となる。また、多探針化が可能となれば、走査型プローブ顕微鏡の大きな欠点であった走査速度を速くすることが可能となり、ひいては、広領域に対する走査が可能となる。このことは、観たいところを早く探すことができる(試料測定の高速化)という利点を提供する。
請求項7に係る走査型プローブ顕微鏡(例えば、レーザ変位計)では、試料台の近傍に導光部材(例えば、プリズム)を設置し、試料にて反射した光(例えば、レーザ光)を導光部材内に導入して反射させ、光検出部(例えば、光ダイオード検出器)に導入する。そして、該光検出部で検出される光の照射位置に基づいて、試料の変位を検出する。この際、導光部材内部で光が反射することにより、試料から光検出部までの光路を長くすることができるので、装置を大型化することなく検出感度を向上させることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の、光学系及びカンチレバーの構成を模式的に示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡にて用いられるプリズムの構成を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 レーザ光の反射点から光ダイオード検出器までの距離と、検出感度の関係を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡にて用いられるプリズムの個数を変更した場合の平面図である。 第1実施形態の変形例に係る走査型プローブ顕微鏡にて用いられるプリズムの構成を示す側面図である。 第1実施形態の変形例に係り、ペンタプリズムを用いた場合の構成を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡にて用いられるプリズムの構成を示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 第2実施形態の変形例に係る走査型プローブ顕微鏡にて用いられるプリズムの構成を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の、光学系の構成及び試料を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態の説明]
図1は、本発明の第1実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の、光学系及び走査部の構成を模式的に示す説明図である。図1に示すように、この走査型プローブ顕微鏡は、2つのカンチレバー21,22を備えている。該カンチレバー21,22は、片持ち支持されており、先端部に探針21a,22aが設けられている。そして、試料台(図示省略)の走査面上に置かれた試料を探針21a,22aで走査することにより、該試料の形状を検出する。形状検出以外にも、2つの探針21a,22aに電圧を印加して電気特性を測定する等の用途として用いることもできる。
更に、走査型プローブ顕微鏡は、レーザ光(光)を照射するレーザダイオード11と、該レーザダイオード11より出射されたレーザ光を導光する光ファイバ12と、該光ファイバ12の先端部に設けられたコリメータレンズ13と、を有している。コリメータレンズ13は、光ファイバ12により導光されたレーザ光を対物レンズ15の前側焦点F1にフォーカスを結ぶように調整し、対物レンズ15の透過後は、平行光として出力する。或いは、カンチレバー21,22の背面に対して可能な限りNA(numerical aperture)を小さくした状態でレーザ光をフォーカスさせる。
コリメータレンズ13の出射側には、コリメータレンズ13より出射されたレーザ光を略90°の方向へ反射させるミラー14と、該ミラー14で反射したレーザ光を平行な光に変換する対物レンズ15が設けられている。対物レンズ15より出射したレーザ光は、カンチレバー21の先端部に照射される。
上記と同様に、本実施形態の走査型プローブ顕微鏡は、レーザダイオード31、光ファイバ32、コリメータレンズ33、及び、ミラー34を備えており、ミラー34で反射したレーザ光は、対物レンズ15に入射する。従って、レーザダイオード31より出射したレーザ光は、平行な光としてカンチレバー22の先端部に照射される。
また、カンチレバー21,22上方の近傍には、水平方向に厚みを有するプリズム41a,41b(厚みを有する導光部材)が設けられており、カンチレバー21,22で反射したレーザ光は、該プリズム41a,41b内に導入される。導入されたレーザ光は、プリズム41a,41bの表面適所に接して設けられ、且つ、レーザ光の光路の終端部位に設けられたレーザ光検出用の光ダイオード検出器42a,42b(光検出部)で検出される。プリズム41a,41bの詳細については、後述する。
各光ダイオード検出器42a,42bは、一例として4分割とされた光ダイオード検出器が用いられ、各光ダイオード検出器42a,42bで検出された検出信号は、制御部43に出力される。制御部43は、入力された検出信号に基づいて、レーザ光の変位を算出し、算出された変位に基づいて、カンチレバー21,22の移動量を求め、ひいては試料の凹凸を求める。具体的には、光ダイオード検出器42a,42bは、4つの受光領域を備えており、各受光領域で検出された反射光の振幅或いは周波数を検出する。そして、制御部43は、光ダイオード検出器42a,42bで検出される反射光の振幅或いは周波数が一定値を保持するように、試料台のステージの上下方向位置を移動させる。そして、この移動量をマッピングして、試料の凹凸を検出する。
制御部43は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク、制御用ボード、各種ドライバ等の記憶手段からなる一体型のコンピュータシステムとして構成することができる。
また、ミラー14の上方には、撮像光学系16が設置されており、該撮像光学系16にてカンチレバー21,22の状況を撮像し、撮像した画像をモニタ(図示省略)に表示することにより、操作者にカンチレバー21,22の状況を視認できるようにしている。
次に、プリズム41a,41bの詳細な構成について説明する。図2は、プリズム41a,41bの構成を示す説明図であり、図2(a)は平面図(図1の上方から見た図)、図2(b)は側面図である。プリズム41a,41bは、ガラス、或いは透明なプラスチック等の材質で構成することができる。図2(a)に示すように、プリズム41a,41bは、上方から見た際に二等辺三角形と正方形を組み合わせた五角形状をなしている。そして、各プリズム41a,41bの正方形となる領域の表面には、全体が円形状をなす4分割の光ダイオード検出器42a,42bが設けられている。
また、図2(b)に示すように、プリズム41a,41bは、欠切面c1,c2を有する側面視五角形状をなしており、カンチレバー21,22で反射した光は、欠切面c1,c2からプリズム41a,41b内に入射する。この際、欠切面c1,c2は、カンチレバー21,22で反射したレーザ光がほぼ直交するように形成されている。換言すれば、反射光の入射面として形成された欠切面c1,c2は、反射光が入射する方向が、屈折を抑えられる法線方向となるように形成されている。勿論、カンチレバー21,22で反射する反射光の光路は該カンチレバー21,22の変位に伴って変化するので、カンチレバー21,22が変位していない状態での反射光等、任意の状態の反射光の方向を基準として法線方向を決定する。
更に、プリズム41a,41bの上面及び下面の適所には、ARコートf1(光透過膜)、または、誘電体多層膜コートf2(光反射膜)が施されている。詳細には、欠切面c1,c2、光ダイオード検出器42a,42bの取り付け面となる領域は、可視光及び光テコ用の光源波長を透過する特性を有するARコートf1とされている。それ以外の上面、及び下面は、光テコ用の光源波長を反射する特性を有する誘電体多層膜コートf2とされている。
従って、カンチレバー21,22で反射したレーザ光は、光路L1,L2に示すように欠切面c1,c2からプリズム41a,41b内に入射し、その後、誘電体多層膜コートf2が施された表面で反射し、走査面方向(カンチレバー21,22に照射されるレーザ光の方向に対して直交する面の方向)に遠ざかるように導かれて、光ダイオード検出器42a,42bに入射することになる。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の作用について説明する。それぞれのレーザダイオード11,31よりレーザ光を照射すると、各レーザ光は、光ファイバ12,32、コリメータレンズ13,33、ミラー14,34、対物レンズ15を経由して、カンチレバー21,22に照射される。この際、カンチレバー21,22に照射されるレーザ光は、該カンチレバー21,22の背面の幅よりも幅狭の平行光である。すると、該カンチレバー21,22で反射した反射光は、図2(b)に示した光路L1,L2を経由して光ダイオード検出器42a,42bに照射される。図1に示した制御部43は、4分割の光ダイオード検出器42a,42bに照射された反射光に基づいて、反射光の照射位置を精密に検出することができる。また、検出した反射光の振幅或いは周波数を検出することができる。
この状態で、制御部43の制御により、2つのカンチレバー21,22に所望の周波数となる参照信号を与えて各カンチレバー21,22を振動させる。この際、各カンチレバー21,22に与える参照信号の周波数或いは波長が異なるように制御すれば、双方の参照信号による干渉を防止できる。即ち、カンチレバー21に第1の周波数で振動する第1参照信号を与え、カンチレバー22に第2の周波数で振動する第2参照信号を与える。
次いで、試料を載置した試料台を走査し、試料がカンチレバー21,22に接近すると、探針21a,22aと試料との分子間力等により、カンチレバー21,22の振幅或いは共振周波数が変化する。その結果、光ダイオード検出器42a,42bで検出される反射光の振幅或いは周波数が変化する。制御部37は、光ダイオード検出器42a,42bで検出される反射光の振幅或いは周波数を検出し(これを、検出振幅、検出周波数という)、該検出振幅、或いは検出周波数が一定値となるように、試料台の高さ方向のステージを移動させる。そして、このステージの移動量をマッピングすることにより、試料の凹凸を求める。
カンチレバー21,22を振動させる際の励振振幅を大きくすると、試料から得られる信号は励振振幅信号に埋もれてしまう。よって、探針の励振振幅以下の高さを持つ試料を測定することは難しい。そのため、探針21a,22aの振幅をできる限り小さくすることにより、試料の検出感度を向上させることができる。
この際、レーザ光の反射面から光ダイオード検出器42a,42bまでの光路L1,L2が長いほど、試料の検出感度が向上する。以下、図3を参照して、図2に示した光路L1,L2と検出感度の関係について説明する。図3に示すように、レーザ光x1が照射され、カンチレバーy1でレーザ光が反射すると、カンチレバーy1が通常状態(変位していない状態)である場合には、光路x2の方向にレーザ光が反射する。一方、カンチレバーy1に変位が生じてレーザ光の反射角度が変化すると、例えば光路x3の方向にレーザ光が反射する。光路x2とx3のなす角度をΔθとすると(図3では、理解を容易にするために変位角度Δθを誇張して示している)、カンチレバーy1から光ダイオード検出器の入射面までの距離Lxが長いほど、光ダイオード検出器に入射するレーザ光の変位Δxは大きくなる。即ち、距離Lxを大きくすることにより、検出感度を向上させることができる。
しかし、距離Lxを長く設定すると、設置スペースが大型化するので、装置構成として距離Lxを長く設定することには限界がある。本実施形態では、プリズム41a,41bを用いて、カンチレバー21,22で反射したレーザ光をプリズム41a,41b内で反射させることにより、装置を大型化することなく、カンチレバー21,22から光ダイオード検出器42a,42bまでの距離を長くしている。こうして、カンチレバー21,22の変位を高い感度で検出することが可能となり、試料の検出感度を向上させることが可能となる。
このようにして、本実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡では、カンチレバー21,22の近傍にプリズム41a,41b(導光部材)を設置し、レーザダイオード11,31より照射され、カンチレバー21,22にて反射したレーザ光をプリズム41a,41b内に導入する。レーザ光は、プリズム41a,41b内にて走査面の外側に向けて反射し、プリズムの外周面側の表面に設けられた光ダイオード検出器42a,42bにて検出される。制御部43は、各光ダイオード検出器42a,42bで検出されたレーザ光の照射位置に基づいて、カンチレバー21,22の変位を検出する。
この際、レーザ光がプリズム41a,41b内を反射することにより、カンチレバー21,22から光ダイオード検出器42a,42bまでの距離を長く設定することができ、試料の検出感度を向上させることができる。
また、図2(b)に示したように、プリズム41a,41bには、欠切面c1,c2が形成されており、カンチレバー21,22で反射したレーザ光は、欠切面c1,c2の表面に対して略直交するように入射するので、光路を安定させることができ、反射光の検出感度を向上させることが可能となる。
また、プリズム41a,41bを用いることにより、光テコ方式を用いた場合の光学系を小型化することができ、その結果、ノイズとなる低周波共振周波数を抑制できる。換言すれば、光学系を小型することにより、低周波共振周波数を抑制できるので、ノイズの影響を低減でき、感度を向上させることができる。
更には、ノイズの低減化により、多探針化を図ることができ、ひいては、試料検出の高速化、及び広領域化を図ることができる。また、様々な機能性を持ったカンチレバーを使用することにより、複数の物性特性を同時に測定することが可能となる。
更に、図2(a)に示したように、平面視五角形状のプリズム41a,41bを用いている。詳細には、各プリズム41a,41bは、平面視した際に一方の端部が幅狭とされ、他方の端部が幅広とされた形状を有し、カンチレバー21,22の先端部を中心とし、この中心に幅狭とされた端部が位置するように、配置されている。従って、カンチレバーの個数が3以上となり、これに応じて3以上のプリズムを配置する必要が生じた場合であっても、プリズムを設置する個数を容易に増加することが可能となる。
例えば、カンチレバーを3個搭載する場合には、図4(a)に示すように、平面視した際に、角度120度毎にずらした位置となるようにプリズムPを配置すればよい。同様に、カンチレバーを4個搭載する場合、及び8個搭載する場合には、図4(b),(c)に示すように、プリズムPを配置すればよい。即ち、同一の構成で複数個のカンチレバー及びプリズムを設置することができるので、大きな設計変更を要せずにカンチレバーの個数変更が可能となる。
更に、図2(b)に示したように、光ダイオード検出器42a,42bは、走査面方向の外側(カンチレバー21,22の先端から離れた位置)に設けられるので、検出感度を向上させる目的で大きめの光ダイオード検出器を用いた場合でも、機構的な干渉(衝突)を回避することができる。
また、プリズム41a,41bの表面に、ARコートf1(光透過膜)、誘電体多層膜コートf2(光反射膜)を施すことにより、プリズム表面でのレーザ光を透過する領域と反射する領域を設定しているので、容易な方法でレーザ光を反射させて、走査面方向の外側にレーザ光を導くことが可能となる。更に、レーザ光を走査面方向の外側に導くことにより、光ダイオード検出器42a,42bをカンチレバー21,22に対して離れた場所に設置することができるので、光ダイオード検出器42a,42bを小型化する必要がない。換言すれば、大型の光ダイオード検出器を採用することにより、反射光を検出する面積が増加するので、対物レンズ15を透過後の平行光が拡がった場合でもこれを確実に検出することが可能となる。
更に、プリズム41a,41b、及び光ダイオード検出器42a,42bが装置全体の下方に設けられるので、装置の重心を低くすることができ、装置を重量的に安定化させることが可能となる。
また、プリズム41a,41bの表面に光ダイオード検出器42a,42bが接して設けられるので、検出感度を向上させることができ、且つ、取り付ける作業を容易に行うことが可能となる。
更に、カンチレバー21,22に照射する光は、該カンチレバー21,22の背面の幅よりも幅狭の平行光であるので、確実にカンチレバー21,22の背面にレーザ光を照射することができる。
また、多探針化をテコ方式にて進めるにあたり、必要な空間が確保でき、且つ、探針を接近させることが可能となる。
[第1実施形態の変形例の説明]
次に、上述した第1実施形態の変形例について説明する。第1実施形態では、図2(b)に示したように、欠切面c1,c2を有する側面視が五角形状のプリズム41a,41bを用いる場合について説明した。本発明はこれに限られるものではなく、図5に示すように、側面視長方形状とされたプリズム41c,41dを用いることもできる。この構成は、カンチレバーの取り付け角度をより水平にすることにより、実現可能となる。この場合、反射光の入射方向がプリズム41c,41dの表面に対して直交しないことになるが、プリズム41c,41dの構成を簡素化できるので、製造コストの削減を図ることができる。また、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、図6に示すように、ペンタプリズム17a,17bを用いることも可能である。図6に示すように、ペンタプリズム17a,17bは、反射光がほぼ直交して入射する入射面c3,c4を備えている。また、5つの面のうち、レーザ光を透過させる面には、ARコートf1が施されている。また、レーザ光を反射させる面には、誘電体多層膜コートf2が施されている。従って、カンチレバー21,22で反射した反射光は、光路L21,L22を経由して光ダイオード検出器42a,42bに照射されることになる。
そして、このようなペンタプリズム17a,17bを用いる場合においても、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第2実施形態の説明]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。光学系は、前述した図1と同一であり、プリズムの構成のみが相違する。図7は、第2実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡に用いられるプリズム51の構成を示す説明図であり、図7(a)は平面図、(b)は側面図である。図7(a),(b)に示すように、プリズム51(導光部材)は、円柱形状をなしている。そして、該円柱形状の中心軸が図1に示したカンチレバー21,22の先端部と一致するように配置される。また、第1実施形態と同様に、プリズム51は、ガラス、或いは透明なプラスチック等で構成されている。
プリズム51の上面及び下面の中心部近傍には、可視光及び光テコ用の光源波長を透過するARコートf1(光透過膜)が施されている。プリズム51の上面の外周部には、2つの光ダイオード検出器42a,42bが設置されている。そして、プリズム51表面の、光ダイオード検出器42a,42bが設置される領域にはARコートが施されている。また、ARコートが施されている表面以外の領域には、光テコ用の光源波長を反射する誘電体多層膜コートf2(光反射膜)が施されている。
そして、このように構成された第2実施形態に係るプリズム51では、レーザダイオード11,31(図1参照)より照射されたレーザ光は、プリズム51の中央部のARコートf1が施された領域を通過して、カンチレバー21,22に照射される。そして、該カンチレバー21,22で反射したレーザ光は、ARコートf1が施された表面からプリズム51内に導入され、更に、誘電体多層膜コートf2が施された表面で反射して、走査面の外側方向へ導光され、光ダイオード検出器42a,42bに照射される。従って、上述した第1実施形態と同様に、カンチレバー21,22から光ダイオード検出器42a,42bまでのレーザ光の光路長を長くすることができる。その結果、装置を大型化することなくカンチレバー21,22による試料の検出感度を向上させることができる。
また、第2実施形態に係るプリズム51では、円柱形状をなすプリズム51の、中心軸近傍の表面には、レーザ光を透過するARコートf1が施されているので、図1に示したレーザダイオード11,31より照射されたレーザ光はこのARコートf1が施されている領域を通過してカンチレバー21,22に照射される。
また、円柱形状のプリズム51を用いることにより、撮像光学系16(図1参照)にてカンチレバー21,22を撮像する際に、可視光がプリズム51を透過することになる。この際、撮像光学系16にて撮像される画像にひずみ(ディストーション)が生じることになる。しかし、ソフト的にディストーション補正を行うことにより、ひずみを解消することができる。即ち、可視光がプリズム51を透過することによる画像ひずみの影響を回避することができ、プリズム51を設置することによる影響を防止できる。
[第2実施形態の変形例の説明]
次に、第2実施形態の変形例について説明する。第2実施形態では、図7(a)に示したように、円柱形状のプリズム51の上面の2箇所に光ダイオード検出器42a,42bを設置する例について説明したが、カンチレバーの個数を3以上とした場合には、この個数に応じて光検出器を設けることができる。例えば、カンチレバーの個数を8個とした場合には、図8の平面図に示すように、円柱形状のプリズム51の上面の8箇所にそれぞれ等間隔で光ダイオード検出器Qを設置すればよい。このように、第2実施形態に係る円柱形状のプリズム51では、カンチレバーの個数が変更された場合でもプリズム51自体を変更せずに、光ダイオード検出器の個数を変更すればよいので、融通性に富み、設計変更等を容易に行うことが可能となる。
[第3実施形態の説明]
図9は、本発明の第3実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の、光学系の構成及び試料を模式的に示す説明図である。図9に示す走査型プローブ顕微鏡は、前述した図1に示した走査型プローブ顕微鏡と対比して、カンチレバー21,22を備えないレーザ変位計である点で相違している。それ以外の構成は、図1と同一であるので、同一符号を付して構成説明を省略する。
次に、第3実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の作用について説明する。この走査型プローブ顕微鏡では、試料台の上に試料50を載置し、この試料を水平方向に走査する。こうすることにより、対物レンズ15より出力される平行なレーザ光が試料50に照射され、該試料50で反射することになる。そして、試料50にて反射する反射光は光路が変化するので、光ダイオード検出器42a,42bで反射光の照射位置を検出することにより、試料の凹凸を検出することができる。
この場合においても、試料50で反射した反射光が光ダイオード検出器42a,42bに到達するまでの光路長を長くすることができるので、試料50の検出感度を向上させることができる。
そして、高速で広範囲を走査する際には、初めに、第3実施形態で示したレーザ変位計(図9)を用いて試料を走査し、試料の存在位置を絞り込んだ後に、第1,第2実施形態に示した走査型プローブ顕微鏡を用いて試料50を走査することにより、短時間で高い感度での検出が可能となり、測定効率を向上させることが可能となる。
上述した実施形態では、本発明に係る走査型プローブ顕微鏡の一例として、原子間力顕微鏡を実施例として説明した。本発明は、光テコ方式であるため、既に販売されているカンチレバーの交換及び適用制御機材を使用することにより、多くのアプリケーションに適用することができる。具体的には、プローブと試料との間の電流測定に使用される電流測定AFM(C−AFM、Conductive-AFM)、表面電位を観察するために使用されるケルビンプローブフォース顕微鏡(KFM;Kevin Force Probe Microscope)、強誘電体マッピング・キャパシタンス測定等に使用される電気力顕微鏡(EFM:Electric Force Microscopy)、磁性材料をコーティングしたプローブを使用した磁化分布を観察することに使用される走査型磁気力顕微鏡(MFM:Magnetic Force)、プローブの左右のねじれを同時に観察することで、試料表面の相対的な摩擦力を観察する摩擦力顕微鏡(FFM:Friction Force)、複素インピーダンスの測定が可能な走査型マイクロ波顕微鏡(SMM:Microwave and Millimeter-Wave Microscopy)、近接場光学顕微鏡(SNOM:Scanning near field optical Microscopy)等、種々の原子間力顕微鏡に適用可能である。
これらに加えて、一般的な走査型プローブ顕微鏡にも適用可能であるため、高周波信号を使ったRF(Radio Frequency)−STM技術を使った走査型トンネル顕微鏡(特開2012−181015号公報「走査型トンネル顕微鏡およびこれを用いたナノスケール表面観察法」を参照)においても適用することが可能である。
以上、本発明の走査型プローブ顕微鏡を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、レーザダイオード11,31の代わりに、スーパールミネッセンスダイオードやファイバーレーザダイオード等を用いることもできる。また、反射光を検出するための検出部として、光ダイオード検出器の代わりに、PSD(半導体位置検出素子)や、CCD(電荷結合素子)、或いはCMOS(シーモスイメージセンサ)を用いることも可能である。
更に、上記した第1,第2実施形態では、2個以上のカンチレバーを備える例について説明したが、本発明は、これに限定されず、1個のカンチレバーを備えた走査型プローブ顕微鏡についても適用可能であることは勿論である。
また、プリズムの構成は、前述した各実施形態、変形例で示した構成に限定されるものではなく、カンチレバー、或いは試料で反射した反射光を少なくとも1回反射させて反射光の光路を長くすることができる構成のものであれば、適用することが可能である。
更に、レーザ変位計等に適用することにより、容易に光路長を長くすることができ、検出感度を向上させることに寄与することができる。
11 レーザダイオード
12 光ファイバ
13 コリメータレンズ
14 ミラー
15 対物レンズ
16 撮像光学系
17a,17b ペンタプリズム
21,22 カンチレバー
21a,22a 探針
31 レーザダイオード
32 光ファイバ
33 コリメータレンズ
34 ミラー
41a,41b プリズム
41c,41d プリズム
42a,42b 光ダイオード検出器
43 制御部
50 試料
51 プリズム
Δθ 変位角度
Δx 変位
L1,L2 光路
L21,L22 光路
c1,c2 欠切面
c3,c4 入射面
f1 ARコート(可視光及び光テコ用の光源波長を透過する)
f2 誘電体多層膜コート(光テコ用の光源波長を反射する)

Claims (7)

  1. 少なくとも一つのカンチレバーを有し、前記カンチレバーで試料を走査すると共に、前記カンチレバーに照射した光の反射光を検出して、試料の形状を検出する走査型プローブ顕微鏡において、
    透明な材質で形成され、厚みを有し前記カンチレバーの近傍に設けられて前記反射光を前記カンチレバーから走査面方向に遠ざかるように導く導光部材と、
    前記導光部材の内部で反射した前記反射光の光路の終端部位に設けられ、該反射光を検出する光検出部と、
    前記光検出部で検出された反射光の振幅或いは周波数から、前記カンチレバーの変位を検出する制御部と、を備え、
    前記導光部材は、表面の少なくとも一部となる面に光透過膜が施され、その他の面の少なくとも一部に光反射膜が施され、前記反射光を光透過膜を介して導入し、光反射膜で反射させて、該反射光を前記光検出部に導くこと
    を特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 前記導光部材は、前記反射光が入射する方向が法線方向となる入射面を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 前記導光部材は複数設けられ、各導光部材は、平面視した際に、一方の端部が幅狭とされ、他方の端部が幅広とされた形状を有し、前記カンチレバーの先端部を中心とし、この中心に前記幅狭とされた端部が位置するように、各導光部材を配置したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  4. 前記導光部材は円柱形状を成し、該導光部材の外周部表面に、前記光検出部を搭載したこと
    を特徴とする請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  5. 前記光検出部は、前記導光部材の表面に接して設けられることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  6. 前記カンチレバーに照射する光は、前記カンチレバーの背面に対して平行光、或いはカンチレバーの背面に対してNA(numerical aperture)を小さくした状態で光をフォーカスさせること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  7. 試料台に置かれた試料に光を照射し、この反射光を検出して、前記試料の形状を検出する走査型プローブ顕微鏡において、
    透明な材質で形成され、厚みを有し前記試料台の近傍に設けられて前記反射光を前記試料台から走査面方向に遠ざかるように導く導光部材と、
    前記導光部材の内部で反射した前記反射光の光路の終端部位に設けられ、該反射光を検出する光検出部と、
    前記光検出部で検出された反射光の照射位置から、前記試料の変位を検出する制御部と、を備え、
    前記導光部材は、表面の少なくとも一部となる面に光透過膜が施され、その他の面の少なくとも一部に光反射膜が施され、前記反射光を光透過膜を介して導入し、光反射膜で反射させて、該反射光を前記光検出部に導くこと
    を特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
JP2014200542A 2014-09-30 2014-09-30 走査型プローブ顕微鏡 Pending JP2016070790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014200542A JP2016070790A (ja) 2014-09-30 2014-09-30 走査型プローブ顕微鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014200542A JP2016070790A (ja) 2014-09-30 2014-09-30 走査型プローブ顕微鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016070790A true JP2016070790A (ja) 2016-05-09

Family

ID=55864505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014200542A Pending JP2016070790A (ja) 2014-09-30 2014-09-30 走査型プローブ顕微鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016070790A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5994691A (en) Near-field scanning optical microscope
KR100192097B1 (ko) 원자간력현미경
US7323684B2 (en) Scanning probe microscope and specimen observation method and semiconductor device manufacturing method using said scanning probe microscope
US20040129858A1 (en) Automatic focussing device for an optical appliance
JP6581790B2 (ja) 走査プローブ顕微鏡
KR20110041459A (ko) 탐침 검출 시스템
JP2008051602A (ja) 測定装置
EP2163906A1 (en) Method of detecting a movement of a measuring probe and measuring instrument
US7581438B2 (en) Surface texture measuring probe and microscope utilizing the same
US8209767B1 (en) Near field detection for optical metrology
JP5305650B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡用変位検出機構およびこれを用いた走査型プローブ顕微鏡
JP2009128139A (ja) 走査プローブ顕微鏡及び走査プローブ顕微鏡用探針ユニット
JP4009197B2 (ja) 走査型近接場光学顕微鏡
US20130145505A1 (en) Near field optical microscope with optical imaging system
JP2010096570A (ja) 表面形状測定装置
JP2006029831A (ja) 光ファイバプローブ、光検出装置、及び光検出方法
JP2016070790A (ja) 走査型プローブ顕微鏡
Manske et al. Multisensor technology based on a laser focus probe for nanomeasuring applications over large areas
Michihata et al. Microdisplacement sensor using an optically trapped microprobe based on the interference scale
JPH09325278A (ja) 共焦点型光学顕微鏡
US9063335B2 (en) Apparatus and method for examining a specimen by means of probe microscopy
US8724116B2 (en) Scanning mirrors in near field optical microscope having super resolution
JP3953914B2 (ja) 透光孔付きカンチレバー及びその製造方法並びにそれを用いたビーム測定方法
JP2008175651A (ja) 近接場光探針、光学装置、プローブ顕微鏡、及びプローブ顕微鏡型記録再生ヘッド装置
JP3874685B2 (ja) 走査型プローブ顕微鏡