JP2016070552A - 乾燥機およびそれを用いた磁石片の乾燥方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で、かつ、効率よく加工品を乾燥させることが可能な乾燥機を提供する。
【解決手段】ある実施形態の乾燥機100は、互いに略対向する位置に設けられた少なくとも1つの加圧気体導入口12a、12b、12cまたは12dを有する筒状の内壁12と、加圧された気体が供給される供給口14aを有し、内壁12との間に、加圧された気体を一時的に貯える空間10sを形成する外壁14とを有する。内壁12によって画定される筒内の磁石片52に、少なくとも1つの加圧気体導入口12aまたは12bから気体を吹き付けることによって、磁石片52を乾燥させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾燥機に関し、特に、磁石片の乾燥に好適に用いられる乾燥機およびそれを用いた磁石片の乾燥方法に関する。
永久磁石(以下、単に「磁石」という。)は、種々の形状の磁石片として用いられる。例えば、希土類焼結磁石の磁石片は、以下の方法で製造される。希土類焼結磁石として、ネオジム磁石として知られているR−Fe−B系磁石(Rは希土類元素のうち少なくとも一種でありNdを必ず含む。)を例示する。なお、本明細書において、着磁していない状態のものも磁石という。
所望の組成を有するR−Fe−B系合金の粉末を用意する。合金粉末をプレス成形によって、所望の形状の成形体を得る。成形体を焼結することによって焼結体を得る。必要に応じて、焼結体は、熱処理を受ける。熱処理の前または後に、機械加工を受けて、所望の大きさおよび形状の磁石片となる。機械加工を受けた磁石片は、さらに複数回の機械加工を受ける場合がある。例えば、最初の機械加工で粗加工を行い、次の機械加工で特定の面を加工し、さらに次の機械加工により別の特定の面を加工して最終形状にする場合などがある。
また、機械加工は、例えば、直方体に切り出された磁石片の対向する主面(面積が最も大きい面)の少なくとも一方を曲面に加工にする工程および/または直方体の角部(稜線を含む)の面取り加工を含む。機械加工の後、磁石片の耐食性を向上させるために表面処理が施される。表面処理としては、例えば、めっき、アルミニウムの蒸着、化成処理などが行われている。
上記の製造プロセスにおける焼結体の機械加工は、切断、切削、研削および研磨などを含む。したがって、上記の製造プロセスにおいて、機械加工を受けた磁石片には、磁石片の加工性向上や磁石片の冷却等の目的で使用される加工液(例えば研削液)および加工粉(例えば切削粉、研削粉、研磨粉)が付着している。加工液として水系の加工液を用い、加工後に乾燥させずに放置すると磁石片がさびるという問題があるので、工程間を移送する際には、磁石片の錆を防止するために防錆液に浸漬されることが多い。しかしながら、防錆液は、製造プロセスの途中の磁石片を一時的に保存するためだけのものであり、防錆液自身が無駄であり、また、一時的な保存のために工場内に設けるスペースも防錆液の分だけ余分にとる必要があり、重量も重くなる。すなわち、加工液が付着した磁石片を効率よく乾燥させることができれば、防錆液は不要となり、一時保存のスペースの拡大や重量増を防止できる。
また、乾燥後の磁石片に加工粉が大量に付着していると、例えば、ベルトコンベアで磁石片を移送する際、乾燥した加工粉の一部がベルトコンベアに付着し、ベルトコンベアが汚れる。ベルトコンベアが汚れると、次に移送されてきた磁石片にベルトコンベアの汚れ(加工粉)が付着し、磁石片にさらに多くの加工粉が付着することになる。例えば、次工程が機械加工の場合、磁石片に大量の加工粉が付着していると、加工粉により加工精度が低下したり、加工機の汚れが増加し加工機の故障の原因となる。
また、パーツフィーダー(例えば、ボウル・フィーダー)を用いて、磁石片を整列させて、例えば機械加工工程に供する際に、パーツフィーダの壁面に加工粉が付着、凝集し、パーツフィーダ内で、磁石片が所望の動きをしなくなるという問題が生じることがある。
例えば、特許文献1に記載されているように、磁石片をメッシュベルト上に載置し、移動させながら、磁石片の上方から130℃〜200℃の温熱風を噴射して、磁石片を乾燥させるという方法では、メッシュベルトの網目部分(ワイヤが交差する部分)に加工液が溜まり、磁石片上にしみができることがある。また、乾燥した加工粉の一部が網目部分に蓄積され、その蓄積された加工粉が磁石片に再付着することがある。さらに、乾燥のために大型の設備が必要となり、コストおよびスペースの負担が大きい。なお、磁石片をベルト上に載置した状態で移動させながら乾燥するのは、磁石片は硬くて脆いので、乾燥中に欠けや割れが発生することを防止するためである。
防錆液が必要とされるのは、金属に限られるが、上記の他の問題は、磁石片の乾燥に限られず、特に硬くて脆い、金属片やセラミック片などの加工品の乾燥に共通の課題である。
特開2000−294440号公報
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、例えば、磁石片の乾燥方法に好適に用いられる、小型で、かつ、効率よく加工品を乾燥させることが可能な乾燥機を提供することを主な目的とする。
本発明のある実施形態による乾燥機は、少なくとも1つの加圧気体導入口を有する、筒状の内壁と、加圧された気体が供給される供給口を有し、前記内壁との間に、加圧された気体を一時的に貯える空間を形成する外壁とを有し、前記内壁によって画定される筒内の加工品に、前記少なくも1つの加圧気体導入口から気体を吹き付けることによって、前記加工品を乾燥させる。
ある実施形態において、前記少なくとも1つの加圧気体導入口は、互いに略対向する位置に設けられた少なくとも一対の加圧気体導入口を含む。
ある実施形態において、前記少なくとも一対の加圧気体導入口は、垂直方向に沿って設けられている。前記少なくとも一対の加圧気体導入口の直径は、例えば、1.8mmである。
ある実施形態において、前記少なくとも一対の加圧気体導入口は、前記筒の幅方向におけるほぼ中央に設けられている。
ある実施形態において、前記筒内における加工品の移動をガイドするレールをさらに有する。
ある実施形態において、前記筒の開口は、2以上の加工品が同時に侵入しない形状および大きさを有している。前記筒の前記開口の形状および大きさは、加工品の形状および大きさに応じて適宜設定される。
ある実施形態において、一列に配列され、互いに密着している加工品を前記筒内に順次供給する装置をさらに備える。前記加工品を順次供給する装置は、例えば、機械加工を受けた加工品を移送するベルトコンベアである。
ある実施形態において、前記空間に加圧された気体を送る装置をさらに備える。前記気体を送る装置は、例えば、工場エアーの供給装置である。前記工場エアーは必要に応じて乾燥され得る。
ある実施形態において、前記加圧された気体の温度は15℃以上35℃以下である。前記加圧された気体を加熱する必要はなく、工場内の気温と同じであってよい。
ある実施形態において、上記のいずれかに記載の乾燥機を用意する工程と、前記空間に加圧された気体を供給しながら、加工粉を含む加工液が付着した複数の磁石片を一列に配列し、互いに密着した状態で、前記筒内に順次供給する工程と、前記筒内において、前記少なくとも一対の加圧気体導入口から吹き付けられる気体によって、前記磁石片に付着した前記加工液を除去しつつ、1つの磁石片を分離し、前記筒外に移動させる工程とを包含する。
ある実施形態において、前記磁石片は、上面または下面が曲面である。前記磁石片は、例えば、姿機械加工を受けた磁石片である。
本発明の他の実施形態による乾燥機は、少なくとも1つの加圧気体導入口を有する、筒状の壁と、前記少なくとも1つの加圧気体導入口に加圧された気体を送る装置とを有し、前記筒内の加工品に、前記少なくも1つの加圧気体導入口から気体を吹き付けることによって、前記加工品を乾燥させる。
本発明の他の実施形態による磁石片の乾燥方法は、上記の乾燥機を用意する工程と、前記少なくとも1つの加圧気体導入口に加圧された気体を供給しながら、加工粉を含む加工液が付着した複数の磁石片を一列に配列し、互いに密着した状態で、前記筒内に順次供給する工程と、前記筒内において、前記少なくとも1つの加圧気体導入口から吹付られる気体によって、前記磁石片に付着した前記加工液を除去しつつ、1つの磁石片を分離し、前記筒外に移動させる工程とを包含する。
本発明の実施形態による乾燥機は、比較的小型で、かつ、効率よく加工品を乾燥させることができる。本発明の実施形態による乾燥方法によると、磁石片を効率よく乾燥させることができる。
本発明のある実施形態による乾燥機100を示す模式図であり、(a)は、(b)の1Aー1A’線に沿った)模式的な断面図であり、(b)は平面図である。 機械加工工程から供給される磁石片52を乾燥するように配置された乾燥装置100Aを示す模式的な平面図である。 機械加工工程から供給される磁石片52を乾燥するように配置された乾燥装置100Bを示す模式的な側面図である。 (a)〜(d)は、本発明の実施形態による乾燥機を用いて乾燥される磁石片52の形状および磁石片52が移送される状態を示す模式図である。 本発明の他の実施形態による乾燥機100Cを示す模式図であり、図1(a)に対応する断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による乾燥機を説明する。以下では、R−Fe−B系焼結磁石の磁石片を乾燥する例について説明するが、本発明の実施形態による乾燥機は、これに限られず、サマリウムコバルト系の希土類焼結磁石や、フェライト磁石、さらには、他の金属またはセラミックの加工品の乾燥に用いられる。
ここでは、公知の方法で作製されたR−Fe−B系焼結磁石を例えば、外周刃を用いて切断した後、姿機械加工された磁石片を乾燥する。姿機械加工された磁石片は、例えば、図4(a)に示す磁石片52のように、瓦形をしている。磁石片52は、直方体(例えば、幅10mm×高さ5mmm×長さ30mm)に切断された磁石片に姿機械加工を施すことによって、外周面(半径15mm)および内周面(半径12mm)、幅10mm、長さ30mmを有する瓦形にしたものである。本発明の実施形態による乾燥機を用いて乾燥される磁石片の形状は、例示するものに限定されない。なお、例示する瓦形やかまぼこ形などの上面または下面が曲面である磁石片は、特に乾燥し難い。以下に説明するように、本発明の実施形態による乾燥機を用いると、曲面を有する磁石片を効率よく乾燥できる。
図1(a)および(b)に、本発明の実施形態による乾燥機100の模式図を示す。図1(a)は、乾燥機100の模式的な断面図であり、図1(b)の1Aー1A’線に沿った断面図である。図1(b)は乾燥機100の模式的な平面図である。ただし、図1(a)および(b)における磁石片52の位置は異なっている。
本発明の実施形態による乾燥機100は、互いに略対向する位置に設けられた一対の加圧気体導入口12aと12b、および一対の加圧気体導入口12cと12dとを有する、筒状の内壁12と、加圧された気体が供給される供給口14aを有し、内壁12との間に、加圧された気体を一時的に貯える空間10sを形成する外壁14とを有する。内壁12によって画定される筒内の磁石片52に、加圧気体導入口12aと12b、および加圧気体導入口12cと12dから気体を吹き付けることによって、磁石片52を乾燥させる。内壁12によって画定される空間を筒内空間13sということにする。
本体10は、例えば、厚さが約3mmのステンレス鋼で形成されている。内壁12によって画定される筒内空間13sの大きさは、例えば、幅(図1における左右方向)は約12mm、高さ(図1における上下方向)は約7mm、長さ(奥行)は約40mmであり、外壁14によって画定される外縁の大きさは、例えば、幅は35mm、高さは約20mmである。筒内空間13sの開口の形状および大きさは、2以上の磁石片52が同時に侵入しない形状および大きさにすることが好ましい。2以上の磁石片52が重なると、磁石片52の間に存在する加工液(加工粉を含む)を十分に除去できないことがある。もちろん、筒内空間13sの開口の形状および大きさは、加工品の形状および大きさに応じて適宜設定される。例えば、筒内空間13sを磁石片52の形状および大きさを考慮して円形や楕円形にすることもできる。
さらに好ましくは、筒内空間13sの開口の大きさを、磁石片52の、移動方向に垂直な断面形状における最上下端および最左右端に対して一回り大きい大きさに設定する。例えば、筒内空間13sの開口の大きさは、磁石片52の高さおよび幅のそれぞれの最大寸法より1mm〜4mm程度大きいことが好ましい。筒内空間13sの開口の大きさを磁石片52の断面形状の寸法と近い大きさに設定すると、磁石片52と内壁12との間に形成される空間が小さくなるので、筒内空間13sに供給されたエアーによって生じる気流の速度を比較的大きくできる。したがって、磁石片52に付着している加工液(加工粉を含む)を効果的に除去することができる。
筒内空間13sの開口の大きさを調整する代わりに、内壁12と磁石片52との間にできる隙間を適度に埋めるスペーサを挿入してもよい。ただし、スペーサには、後述する加圧気体導入口の12aと12bおよび/または加圧気体導入口12cと12dの位置に合せて加圧気体導入口を設ける。磁石片52の断面形状および/または断面積に応じたスペーサを用いることによって、共通の乾燥機100で、種々の磁石片52を効率よく乾燥することができる。
筒内空間13sの長さは、特に限定されないが、磁石片52の長さよりも大きいことが好ましい。すなわち、磁石片52の全体が筒内空間13s内で一定時間にわたって気流にさらされることによって、磁石片52を確実に乾燥することができる。もちろん、磁石片52より短い円筒空間13sを有する乾燥機100を用いても磁石片52を乾燥させることができる。例えば、乾燥に必要な時間に応じて、磁石片52の供給速度、すなわち、筒内空間13sを個々の磁石片52が通過するのに要する時間を調整すればよい。
内壁12は、少なくとも1つの加圧気体導入口12a、12b、12cまたは12dを有せばよい。少なくとも1つの加圧気体導入口12a、12b、12cまたは12dから気体を吹き付けることによって、磁石片52を乾燥させることができる。少なくとも1つの加圧気体導入口から筒内空間13sに供給される気体は、加圧気体導入口を境に、磁石片52が筒内空間13sへ侵入する入口方向および出口方向へ気流を生成し、磁石片52の全体を乾燥させることができる。前記入口方向の気流により、磁石片52に付着している加工液(加工粉を含む)を入口より外に押し戻し、筒内空間13sには、加工液(加工粉を含む)が溜まらない。また、複数の加圧気体導入口を設ける場合は、磁石片52に供給される気体が略均等に加わるように位置を決めればよい。
内壁12は、互いに略対向する位置に設けられた少なくとも一対の加圧気体導入口12aと12bまたは、加圧気体導入口12cと12dを有することが好ましい。ここで、略対向する位置とは、図1に示す加圧気体導入口12aと12bまたは加圧気体導入口12cと12dのように、筒内空間13sに供給された磁石片52を間に介して互いに対向することをいう。例えば、図1(a)に示すように、内壁12が4つの面を有する角管(筒内空間13sの断面形状が矩形)の場合、一対の加圧気体導入口12aと12bまたは、加圧気体導入口12cと12dは、互いに対向する面に設けられる。このとき、内壁12は、垂直方向に沿って設けられた一対の加圧気体導入口12aと12bを有することが好ましい。ここで、垂直方向とは、水平方向に対する垂直方向を意味し、図1中の上下方向である。垂直方向に沿って設けられた一対の加圧気体導入口12aと12bから吹き付ける気体によって、磁石片52を十分に乾燥できる。また、一対の加圧気体導入口12aと12bとを垂直方向に設けると、加圧気体導入口12bから磁石片52の下側に吹き付けられる気体によって、磁石片52が飛ばされ、内壁12に衝突することを抑制できるという利点が得られる。磁石片52が内壁12に衝突すると、磁石片52が欠ける、亀裂が入る、または割れることがある。加圧気体導入口12bから磁石片52の下側に吹き付けられる気体によって磁石片52に作用する力の方向は、重力および加圧気体導入口12aから磁石片52の上側に吹き付けられる気体によって磁石片52に作用する力の方向と逆だからである。
一対の加圧気体導入口12aと12bは、図1(a)に示すように、筒内空間13sの幅方向のほぼ中央に設けられることが好ましい。筒内空間13sの幅を略二等分する中心線上に一対の加圧気体導入口12aと12bとを配置することによって、筒内空間13s内の磁石片52に均等に気体が当たりやすく(吹き付けやすく)なり、磁石片52を十分に乾燥できるとともに、筒内空間13sにおいて磁石片52が気体の勢いで飛ばされて、内壁12に衝突することをより効果的に防止できる。気体の圧力および/または加圧気体導入口12aおよび12bの直径も内壁12に衝突することを防止するように調整すればよい。加圧気体導入口12aおよび12bの直径は、例えば、1.8mmである。
また、加圧気体導入口12aと12bは、図1(b)に示すように、長さ(奥行)方向もほぼ中央に配置されることが好ましい。加圧気体導入口12aと12bが筒内空間13sのほぼ中央に配置されることによって、筒内空間13s内の気流が安定する。なお、加圧気体導入口12aと12bの長さ方向の位置は、中央から外れてもよく、加圧気体導入口を磁石片52が筒内空間13sへ侵入する入口付近に配置してよいし、出口付近に配置してもよい。ただし、加圧気体導入口12aと12bが筒内空間13sの出口に近すぎると、後述するように、磁石片52同士が密着した状態で筒内空間13sに供給された場合に、気流によって分離した2つの磁石片52の端面が筒内空間13s内で気流にさらされる時間が短くなるので、十分に乾燥できない場合がある。
さらに、加圧気体導入口12aと12bから磁石片52に気体を当てる方向は、磁石片52の移動方向に対して直角であることが好ましい。磁石片52の移動方向に対して直角に気体を当てることにより、磁石片52の幅方向に対して、均等に気体が当たりやすくなり、筒内空間13sにおいて磁石片52が気体の勢いで飛ばされて、内壁12に衝突することを防止できる。
乾燥機100は、筒内における磁石片52の移動をガイドするレール32をさらに有する。レール32は、乾燥させる加工品に応じて省略できる。ここで例示する磁石片52は、欠けやすいので、レール32を設けることによって、磁石片52の移動がスムーズになり、欠けなどの発生を防止することができる。また、レール32を設けることによって、磁石片52の下側の面を効率よく乾燥することができる。
乾燥機100は、本体10の空間10sに加圧された気体を送る装置(不図示)をさらに備えている。気体を送る装置は、例えば、工場エアーの供給装置であり、配管22を介して外壁14の供給口14aに接続されている。工場エアーは必要に応じて乾燥され得る。乾燥に用いられる気体の温度は工場内の気温と同じであってよく、典型的には、15℃以上35℃以下である。すなわち、乾燥機100は、工場エアーを用いて乾燥することが可能であり、加熱装置を必要としないので、小型かつ低コストの乾燥機である。また、工場エアーの圧力は、一般に5kg/cm2程度であり、これ以上の圧力も必要ない。なお、空間10sに供給される工場エアーの量は、例えば、バルブ24に調整され得る。工場エアーの供給量を調整することによって、空間10s内の圧力を調整することもできる。もちろん、工場エアーに限られず、乾燥空気や窒素などを用いてもよい。空間10sを形成することによって、内壁12が有する複数の加圧気体導入口12aおよび12bに掛かる気体の圧力を均一にできるという利点が得られる。これは、内壁12に3以上の加圧気体導入口を設けた場合も同様である。
機械加工を受けた磁石片52には、加工粉を含む加工液が付着している。乾燥機100の筒内空間13sに配置された磁石片52に、加圧気体導入口12aと12bから、エアーが吹き付けられる。加圧気体導入口12aと12bの直径をほぼ同じにしておけば、磁石片52の上下から吹き付けられるエアーの勢いはほぼ等しく、磁石片52が飛び跳ねることはない。エアーは、磁石片52の上面、下面だけでなく、側面に沿って流れ、筒内空間13sの外へ出る。このエアーの流れによって、磁石片52の表面の加工液(加工粉を含む)が除去される。
磁石片52は、例えば、図1(b)に模式的に示すように、一列に配列され、互いに密着している状態で、筒内空間13sに順次供給される。図1(b)中の矢印は、磁石片52が供給される方向(進行方向)を示しており、図1(b)の下が磁石片52の列の先頭であり、上が列の後方である。列の最後部に、前の工程の機械工加工を受けた磁石片が供給されると、直前の磁石片52が矢印の方向に押し出され、磁石片52の列は矢印の方向に進むことになる。したがって、磁石片52は互いに密着した状態で前進することになる。
互いに密着した磁石片52の間には加工液(加工粉を含む)が存在するので、密着力が強く、通常、互いに密着した磁石片52をそのままの状態で乾燥しても、磁石片52は離れず、むしろ、最終的に残る加工粉の影響で、より強固に密着することがある。また、加工粉を含まないあるいは、加工粉が少ない場合でも、磁石片52の間に存在する加工液を乾燥させるのに比較的長い時間を要することになる。
乾燥機100を用いると、一対の加圧気体導入口12aと12bから吹き付けられるエアーによって、図1(b)に示すように、磁石片52の列の先頭の磁石片52を分離することもできる。すなわち、磁石片52の列の先頭の磁石片52と次の磁石片52との境界が、一対の加圧気体導入口12aと12bを結ぶ直線と交差する位置の近傍に到達すると、加圧気体導入口12aと12bから吹き付けられるエアーによって、先頭の磁石片52には下向き(矢印で表される進行方向)の力が作用し、次の磁石片52には上向き(矢印で表される進行方向と逆向き)の力が作用する。その結果、先頭の磁石片52は、磁石片52の列から分離され、筒内空間13sから外に移動させられる。このとき、2つの磁石片52が密着していた表面に付着していた加工液が除去される。
上記では、内壁12が垂直方向に沿って設けられた一対の加圧気体導入口12aと12bのみを有する場合について説明したが、磁石片52の形状等によっては、内壁12は、水平方向に沿って設けられた一対の加圧気体導入口12cと12dのみを有してもよい。この場合、一対の加圧気体導入口12cと12dは、上述した一対の加圧気体導入口12aと12bと同様に配置すればよい。ただし、一対の加圧気体導入口12aと12bが筒内空間13sの幅方向のほぼ中央に設けられることが好ましいのに対し、一対の加圧気体導入口12cと12dは、筒内空間13sの高さ方向のほぼ中央に設けられることが好ましい。このとき、磁石片52の高さ方向に対して、気体が均等に当たるように、筒内空間13sの磁石片52の最上端と最下端とを略二等分する高さに設けることが好ましい。
さらに、加圧気体導入口12cと12dから磁石片52に気体を当てる方向は、磁石片52の移動方向に対して直角であることが好ましい。磁石片52の移動方向に対して直角に気体を当てることにより、磁石片52の高さ方向に対して、均等に気体が当たりやすくなり、筒内空間13sにおいて磁石片52が気体の勢いで飛ばされて、内壁12に衝突することを防止できる。
もちろん、図1(a)および(b)に示したように、垂直方向に沿った一対の加圧気体導入口12aと12bおよび、水平方向に沿った一対の加圧気体導入口12cと12dの両方を設けてもよい。このとき、筒空間13s内の気流を安定させるという観点からは、図1(a)および(b)に示したように、一対の加圧気体導入口12a、12bと一対の加圧気体導入口12c、12dとは、筒空間13sの長さ方向に位置は一致していることが好ましい。
内壁12に設ける加圧気体導入口は上記の例に限られず、5個以上の加圧気体導入口を設けてもよい。この場合、加圧気体導入口の直径や配置を上述の効果が得られるように調整すればよい。
なお、ここでは、磁石片52が一列で供給される例を示したが、もちろん、磁石片52を2列にして供給するように構成することもできるし、3以上の列にして供給することもできる。磁石片52を2以上の列で供給する場合にも、列ごとに、独立した筒内空間13sを設けることが好ましい。
図2に示す乾燥機100Aは、一列に配列され、互いに密着している磁石片52を筒内空間13sに順次供給する装置をさらに有している点で、図1に示した乾燥機100と異なる。以下の図において、図1に示した乾燥機100の構成要素と実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、その説明を省略する。
乾燥機100Aは、支持台40と、支持台40に支持された溝42とを有している。溝42の両側には、側壁44が形成されている。例えば、姿機械加工によって、瓦形に加工された磁石片52は、溝42内に磁石片52が互いに密着した状態で供給される。磁石片52は、側壁44でガイドされ、溝42内を加工液が付着した状態で、乾燥機100Aの本体10内に導かれる。乾燥された磁石片52は、上述したように、下に(進行方向に)本体10から外に移動させられる。
磁石片52の供給方法は、上記の例に限られない。図3に示す乾燥機100Bは、磁石片52を筒内空間に順次供給するベルトコンベア46を有している点で、図1に示した乾燥機100と異なる。
乾燥機100Bのベルトコンベア46には、例えば、図3に示すように、機械加工を受けた磁石片52が移送ベルト60によって供給される。機械加工を受けた磁石片52は、ベルトコンベア46へ互いに密着した状態で順次供給される。移送ベルト60からコンベア46に落下した磁石片は、例えば、図4(b)に示す磁石片52のように、曲面の内側(内周面)を上に向けた状態となる。あるいは、逆に、図4(c)に示す磁石片52のように、曲面の外側(外周面)を上に向けた状態となる。さらには、図4(d)に示すように、2つの磁石片52が密着した状態であったり、1つの磁石片52が孤立した状態であったりする。
このように、乾燥機100Bの本体10に供給される磁石片52の状態は様々であり得るが、図1(a)に示した断面図から理解されるように、筒内空間13sにおける磁石片52の配置に関わらず、加圧気体導入口12aおよび12bから供給されるエアーによって、加工液(加工粉を含む)を効率よく除去することができる。また、上述したように、互いに密着した磁石片52は、筒内空間13sにおいて分離される。したがって、乾燥機100Bを用いると、個々の磁石片52を効率よく乾燥させることができる。
上記の説明から明らかなように、例えば、機械加工を受けた磁石片を移送する経路に、図1に示した乾燥機100を設置するだけで、機械加工を受けた磁石片に付着している加工液(加工粉を含む)を効率よく除去することができる。
上述の実施形態の乾燥器100、100Aおよび100Bは、内壁12と、内壁12との間に、加圧された気体を一時的に貯える空間10sを形成する外壁14とを有しているが、図5に示す乾燥機100Cのように、外壁14を省略することができる。
図5に示す、本発明の他の実施形態による乾燥機100Cは、互いに略対向する位置に設けられた一対の加圧気体導入口12aおよび12bを有する、筒状の壁12Wと、少なくとも一対の加圧気体導入口12aおよび12bに加圧された気体を送る装置(不図示)とを有し、筒内の磁石片52に、少なくも一対の加圧気体導入口12aおよび12bから気体を吹き付けることによって、磁石片52を乾燥させる。
空間13sに気体を送る装置は、上述の実施形態の乾燥機について説明したのと同様に、例えば、工場エアーの供給装置であり、配管22a、22bを介して壁12Wの加圧気体導入口12a、12bに接続されている。乾燥装置100Cにおいては、それぞれの加圧気体導入口12a、12bに供給される工場エアーの量は、例えば、それぞれに対応して設けられたバルブ24a、24bで調整される。また、バルブ24a、24bの代わりに、リザーブタンクを設けてここから分岐配管することで加圧気体導入口12a、12bへ供給する工場エアーの量を調整することもできる。
上述の実施形態の乾燥機100等の内壁12と同様に、壁12Wは、少なくとも1つの加圧気体導入口を有せばよく、略対向する位置に設けられた一対の加圧気体導入口12aおよび12bを有することが好ましい。一対の加圧気体導入口は、加圧気体導入口12aおよび12bのように垂直方向に沿って設けられていることが好ましいが、上述の乾燥機100について説明したように、水平方向に沿って設けられた加圧気体導入口12cと12dを有してもよい。
乾燥機100Cを用いて、上述の実施形態の乾燥機100、100Aおよび100Bと同様にして、磁石片52を乾燥することができる。
本発明の実施形態による乾燥機は、加工粉を含まない加工液または洗浄液などの液体を除去するためにも用いることができる。また、必要に応じて、加熱した気体を用いてもよい。
本発明による乾燥機は、磁石片に限られず、特に硬くて脆い、金属片やセラミック片などの加工品の乾燥に用いられ得る。
10 本体
10s 空間
12 内壁
12a、12b、12c、12d 加圧気体導入口
12W 壁
13s 筒内空間
14 外壁
14a 供給口
22、22a、22b 配管
24、24a、24b バルブ
52 磁石片
100、100A、100B、100C 乾燥機

Claims (13)

  1. 少なくとも1つの加圧気体導入口を有する、筒状の内壁と、
    加圧された気体が供給される供給口を有し、前記内壁との間に、加圧された気体を一時的に貯える空間を形成する外壁とを有し、
    前記内壁によって画定される筒内の加工品に、前記少なくも1つの加圧気体導入口から気体を吹き付けることによって、前記加工品を乾燥させる、乾燥機。
  2. 前記少なくとも1つの加圧気体導入口は、互いに略対向する位置に設けられた少なくとも一対の加圧気体導入口を含む、請求項1に記載の乾燥機。
  3. 前記少なくとも一対の加圧気体導入口は、垂直方向に沿って設けられている、請求項2に記載の乾燥機。
  4. 前記少なくとも一対の加圧気体導入口は、前記筒の幅方向におけるほぼ中央に設けられている、請求項2または3に記載の乾燥機。
  5. 前記筒内における加工品の移動をガイドするレールをさらに有する、請求項1から4のいずれかに記載の乾燥機。
  6. 前記筒の開口は、2以上の加工品が同時に侵入しない形状および大きさを有している、請求項1から5のいずれかに記載の乾燥機。
  7. 一列に配列され、互いに密着している加工品を前記筒内に順次供給する装置をさらに備える、請求項1から6のいずれかに記載の乾燥機。
  8. 前記空間に加圧された気体を送る装置をさらに備える、請求項1から7のいずれかに記載の乾燥機。
  9. 前記加圧された気体の温度は15℃以上35℃以下である、請求項8に記載の乾燥機。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の乾燥機を用意する工程と、
    前記空間に加圧された気体を供給しながら、加工粉を含む加工液が付着した複数の磁石片を一列に配列し、互いに密着した状態で、前記筒内に順次供給する工程と、
    前記筒内において、前記少なくとも1つの加圧気体導入口から吹付られる気体によって、前記磁石片に付着した前記加工液を除去しつつ、1つの磁石片を分離し、前記筒外に移動させる工程と
    を包含する、磁石片の乾燥方法。
  11. 前記磁石片は、上面または下面が曲面である、請求項10に記載の磁石片の乾燥方法。
  12. 少なくとも1つの加圧気体導入口を有する、筒状の壁と、
    前記少なくとも1つの加圧気体導入口に加圧された気体を送る装置と
    を有し、
    前記筒内の加工品に、前記少なくも1つの加圧気体導入口から気体を吹き付けることによって、前記加工品を乾燥させる、乾燥機。
  13. 請求項12に記載の乾燥機を用意する工程と、
    前記少なくとも1つの加圧気体導入口に加圧された気体を供給しながら、加工粉を含む加工液が付着した複数の磁石片を一列に配列し、互いに密着した状態で、前記筒内に順次供給する工程と、
    前記筒内において、前記少なくとも1つの加圧気体導入口から吹付られる気体によって、前記磁石片に付着した前記加工液を除去しつつ、1つの磁石片を分離し、前記筒外に移動させる工程と
    を包含する、磁石片の乾燥方法。
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